【発明の詳細な説明】 【0001】 【発明の属する技術分野】本発明は、歯の間に残存する食物の残滓や歯垢の除去に使用する歯間ブラシに関し、 特にブラシ部を交換可能な歯間ブラシに関する。 【0002】 【従来の技術】従来より、口腔内の清潔さを維持するための衛生具として、歯ブラシが広く使用されている。 しかし歯ブラシは歯の表面の洗浄には適するものの歯と歯の間に挟まった食物残滓等の除去には問題があり、虫歯の1つの原因となっていた。 かかる歯と歯の間の清掃方法として、いわゆるデンタルフロスと呼ばれる細い丈夫な糸や、細い金属線にブラシ毛を挟持させた歯間ブラシなどがある。 デンタルフロスはその操作に習熟すれば歯と歯の間の清掃に極めて適するのであるが、習熟までに時間がかかること、糸が比較的切れやすいこと、などの問題点があった。 この点ブラシ部を歯と歯の間の空隙に挿入して使用する歯間ブラシは使いやすく広く使用されている。 かかる歯間ブラシの例を図5および図6に示す。 図5はブラシ把持部の長さ方向とブラシの軸方向を平行にした例である(特開平4−241805、特開平6−70812)。 かかる歯間ブラシにおいても、ブラシのフィラメントが切れたり、すり減ったりし、またフィラメントを挟持している金属線が曲がったり捻りがゆるんだりして、柄部に比較してブラシ部の損耗が大きく、ブラシ部は数度の使用により廃棄せざるを得ず、同時に柄も廃棄していた。 しかしブラシ部以外の柄部などはさらに使用することができる状態であり、省資源、低コスト化などの要求から、ブラシ部のみを交換可能な歯間ブラシも既に提案されている。 図6はかかるブラシ部の交換が可能な歯間ブラシの一例であり、ブラシ把持部の長さ方向とブラシの軸方向を、ほぼ直角方向にした例である。 【0003】ブラシ部を交換可能な歯間ブラシの他の例として、図7に示す方式の歯間ブラシがある(特開昭5 9−232506)。 この歯間ブラシは、2つ折りした金属ワイヤーの間にフィラメントを捻り込んでブラシ4 2を形成し、そのワイヤー端を軸体40に固定し、その他端に円筒部43を設け、柄の先端長軸方向に設けた取付穴44に差し込んで使用する。 そしてブラシ部を交換する場合には、ブラシ部を引き抜き、別のブラシ部を取付穴に差し込んで交換する。 【0004】 【発明が解決しようとする課題】しかし従来のブラシ部を交換可能な歯間ブラシにおいては、ブラシ部交換時の挿入方向と、ブラシの軸方向が共通するため、ブラッシングの際ブラシ部が抜けやすいという問題があった。 例えば図6の歯間ブラシでは、ブラシ方向と、ブラシ部を柄部に装着する方向が一致しているため、ブラシを歯間に入れて清掃中にその抵抗でブラシ部が歯間にある間に柄部から離脱しがちであった。 また図7の場合にも、同様の理由で使用中にブラシ部が離脱しがちであった。 かかる使用中のブラシ部の離脱を防止するために、これらの例においてもブラシ交換操作が煩雑となりがちであり、さらに図7の例のようにブラシの軸方向のほぼ延長方向に把持部を設けた場合には、そのままでは口腔内の奥に入れることが困難で、特に臼歯の歯間の清掃において、操作性が悪く、ブラシの軸を屈曲させる等の必要があり、歯間ブラシの耐久性をかえって損なっていた。 またブラシ部をセットするときに、ブラシに手指が触れる場合が多く、ブラシを汚したり、清潔さを害しがちであった。 また使用後、ブラシ部を交換する際には、歯垢などで汚れたブラシにさわらざるを得ないため、手指を汚しがちであった。 さらに使用中のブラシ部の離脱を防止するために、柄部のブラシ部取付部分を強化するために該取付部分が大きくなったり、複雑な形状となり、ブラシ部を口腔内に入れたときに口腔内を刺激したり、異物感が大きく、使い心地が悪かった。 【0005】 【課題を解決するための手段】本発明は上記実状に鑑み、特に臼歯の歯間の清掃が容易で、ブラッシングの際もブラシ部が抜け落ちることのない歯間ブラシの提供を目的とし、さらに、柄部へのブラシ部装着の際、手指の接触によりブラシの清潔さを損なうことなく、またブラシ部廃棄の際、ブラシに付着している歯垢などで手指を汚すことのないよう、ブラシに手指を触れることなくワンタッチで簡便にブラシの着脱が可能な、使用時にはコンパクトな形状で口腔内において刺激が少なく使い心地の良好な歯間ブラシの提供を目的としている。 【0006】即ち本発明は、ブラシ部と柄部からなる、 ブラシ部を交換可能な歯間ブラシであって、該ブラシ部はブラシ軸方向と70゜〜110゜の角度に配置された平面を有する嵌合溝を有し、該柄部はその一端に該嵌合溝が嵌合するブラシ保持部を有する歯間ブラシに関し、 さらにブラシ部を交換可能な歯間ブラシおよびブラシ収納容器からなる歯間ブラシセットであって、該歯間ブラシはブラシ部と柄部からなり、該ブラシ部はブラシ軸方向と70゜〜110゜の角度に配置された平面を有する嵌合溝と、ブラシ軸を被覆してブラシ方向に延びる首部であって、その断面形状が該嵌合溝方向に長径を有する首部を有し、該柄部はその一端に該嵌合溝が嵌合するブラシ保持部を有し、該ブラシ収納容器は複数の交換用ブラシ部を首部挿入溝で首部を支持して収納するブラシ収納室とブラシ離脱室を有し、該ブラシ収納室の首部挿入溝の溝幅が、首部の短径よりも大きく、かつ長径よりも小さい歯間ブラシセットに関する。 【0007】従来の歯間ブラシでは、ブラシ部交換時の挿入方向と、ブラシ軸の方向が共通するため、ブラッシングの際ブラシ部が抜けやすいという問題があった。 これに対し、本発明の歯間ブラシは、ブラシ部と柄部から構成され、該ブラシ部はブラシ軸方向と70゜〜110 ゜の角度に配置された平面15を含む嵌合溝14を有している。 嵌合溝が平面15を有することにより、柄部と嵌合したときに、該平面15が柄部20のブラシ保持部側の平面25と隙間なくぴったりとはまりこみ、柄部と一体化して使用時の柄部20とブラシ部10の間のがたつきを防止する。 該密着した平面15と平面25を、ブラシ軸方向に対して70゜〜110゜の角度とすることにより、2つの平面がそれぞれブラッシング時のブラシ部の柄部からの離脱を防止する。 この角度は好ましくは80゜〜100゜であり、さらに好ましくは85゜〜9 5゜である。 かかる使用時の離脱をさらに完全に防止するため、該嵌合溝14の平面15と保持部22の平面2 5には、それぞれ相互に組み合わされる凹部と凸部を設けることができる。 これにより、両者の組合せ保持力はより強固になる。 該平面15,25のいずれに凹部を設けてもよく、他方の平面には必ず凸部が両者がはめこまれるように設けられる。 該凹部と凸部は、嵌合溝と保持部が組み合わされたときにその間に空間ができないように形成されることが好ましいが、両平面が密着しているため、凸部の突出長さよりも凹部の深さをより大きくし、該凹部底付近に空間ができるようにしても差し支えない。 逆に凸部の突出長さを凹部深さよりあまり大きくし、対応する2つの平面が密着できなくなるのは好ましくない。 凹部および凸部の形状に特に制限はないが、成形の容易さ、嵌合溝と保持部の組合せ時に要する力などを考慮すると、線状あるいは球面の部分形状を採用することができる。 該凹部および凸部は、2つの平面の組合せのうち、一方に設けても、両方に設けても良く、また、1つの組合せ平面中に複数設けてもよい。 【0008】該柄部は、使用時に使用者が歯間ブラシを把持する把持部と、その一端に該嵌合溝が嵌合するブラシ保持部からなっている。 把持部は、使用に差し支えない限り、任意形状を採用することができる。 ブラシ保持部は、ブラシ部の嵌合溝と組み合わされて一体化して歯間ブラシを形成する。 ブラシ保持部の形状は嵌合溝と組み合わされたとき、ガタツキが生じるような隙間ができないことを要する。 かかる要件を充足する限り任意の形状を採用することができる。 該保持部の外側には、嵌合溝の2つの平面と隙間なく組み合わされる2つの保持部の平面が形成される。 かかる該ブラシ部と該柄部が組み合わされると、例えば球形、回転楕円体、半球体、立方体、直方体、各種多面体など、任意の一体化された統一的形状を構成する。 【0009】次に本発明ブラシセットにおいては、上記歯間ブラシにブラシ収納容器が組み合わされる。 該ブラシ収納容器は、複数の交換用ブラシ部を、嵌合溝と、首部を首部挿入溝で支持して収納するブラシ収納室と、必要によりブラシ離脱室を有することができる。 該首部の断面は、嵌合溝方向と同方向に配置された長径Rを有する、例えば、楕円形、長円形、多角形であり、かつ該ブラシ収納室の首部挿入溝の溝幅は、ブラシ部の首部の短径rよりも大きく、かつ長径Rよりも小さい。 かかる首部の長径、短径と溝幅を採用することにより、それらの嵌合溝が上を向くように整理して収容することができる。 これにより該ブラシ収納容器中の全ての交換用ブラシの嵌合溝が上を向くので、どのブラシ部をも柄部にワンタッチでセットすることが可能となる。 【0010】該ブラシ収納容器には、ブラシ離脱室を付随させることができる。 このブラシ離脱室壁に設けられたブラシ離脱溝を使用すると、ブラシに一切手を触れることなくワンタッチでブラシ部を柄部から離脱、廃棄することが可能となる。 該ブラシ収納容器には蓋を設けることができる。 該蓋の形状は任意である。 例えばスライド可能な、いわゆるマッチ箱形式のスリーブを採用する場合、該スリーブを少しずらしたときに前記ブラシ離脱室のみを全部開くことができるようにブラシ離脱室の位置を設定することができる。 これによりブラシを廃棄するときに、ブラシ離脱室のみを開き、ブラシを離脱し、 使用済みブラシのみを廃棄することができるため、同時にブラシ収納室の交換用ブラシが廃棄されるのを防止することができる。 同様にブラシ収容室とブラシ離脱室に独立に蓋を設けてもよい。 またヒンジにより開閉する蓋としてもよい。 【0011】 【発明の実施の態様】以下本発明を図面によりさらに詳細に説明する。 本発明の歯間ブラシのブラシ部10を図1に示す。 図1(b)が本発明歯間ブラシの正面図であり、図1(a)が左側面図、図1(c)が右側面図、図1(d)が図1(b)のA−A断面図、図1(e)が図1(b)のB−B断面図を表す。 本発明歯間ブラシは、 図1のブラシ部10と、図2に示す柄部20からなっている。 また本発明の歯間ブラシセットは、さらに図4に示すブラシ着脱収納容器30からなっている。 図1に示すブラシ部10は、ブラシ11と、ブラシ支持部13 と、該ブラシ11とブラシ支持部13を結ぶ首部12、 柄部と嵌合するための嵌合溝14および嵌合溝中で相対する2つの平面15を有する。 なお該2つの平面15には、前記凹部または凸部のいずれかを設けることができる。 ブラシ11は、歯間を清掃する部分であるから、歯間に容易に挿入できるものでなければならない。 該ブラシは例えば、フィラメントとワイヤーからなり、ワイヤーを二つ折りし、その間にフィラメントを並べ、撚り込んで形成される。 ブラシのフィラメント素材は、ナイロン、ポリエチレン、ポリエステルなどで形成することができる。 ワイヤーは、鋼鉄、ステンレス鋼などの素材のものを使用することができる。 図1(d)に示す首部1 2の断面形状は任意であるが、本発明のブラシ収納容器を使用する場合には、嵌合溝方向に長径Rを有する例えば楕円形、長円形、多角形などが好ましい。 なお図1ではブラシ支持部13は球形から嵌合溝部分を切り出した形状であり、該嵌合溝部分が、後述する柄部のブラシ保持部22の形状となり、柄部20と組み合わせされたときに全体として球形となるように形成されている。 無用な突起や段差のない球形となることで、口腔内を刺激することなく快適に使用しうる歯間ブラシとなる。 【0012】該ブラシ11はブラシ支持部13に固着され、嵌合溝14は、図1(b)ではブラシ11の軸方向と直角方向から柄部と嵌合するように設けられている。 図2に本発明歯間ブラシの柄部20を示す。 図2(a) は左側面図、図2(b)は正面図を表す。 柄部20は、 把持部21とその先端に位置するブラシ保持部22から構成され、ブラシ保持部は前記嵌合溝14の形状に対応する。 その端部にブラシ部10の嵌合溝14が嵌合するように形成されたU字状の切り込み23が設けられている。 図3にブラシ保持部およびそれと嵌合するブラシ支持部の拡大図を示す。 図3(a)は正面図、図3(b) は平面図であり、図3(c)はブラシ支持部の拡大図である。 該ブラシ保持部22の2つの平面25には、前記嵌合溝の平面15に凸部を設けた場合には凹部を、また凹部を設けた場合には凸部を設けることができ、両者が組み合わされてその保持力を高めることができ、口腔内でのブラシ部の脱落などを防止する。 図3の例においては、平面25に凹部26、ブラシ保持部側の平面15に凸部27が設けられている。 ブラシ保持部22と把持部21は一体的に製造されても、別個独立に製造し、後に結合してもよい。 これらはポリエチレン、ポリプロピレン、ポリエチレンテレフタレート、ポリブチレンテレフタレート等のポリエステル、ナイロン、ABS、ポリスチレン、ポリカーボネートなどの合成樹脂を使用して成形することができるが、これら素材に限定されない。 【0013】嵌合溝14は、柄部のブラシ保持部22の切り込み23に正しく嵌合する。 嵌合溝が嵌合する保持部22内の切り込み23の断面形状は、嵌合部がはめ込まれたときに無用の空間ができない形状であって、かつブラシ部が容易に離脱しないことを要し、例えば、図3 (a)に示すような中心角Wの範囲が、180゜<W≦ 200゜の円弧と、平行な面24から構成される。 なお図3(a)では説明のためにWの角度を極端に大きく表示している。 ここに中心角Wが180゜以下の場合には、ブラシ部の柄部長さ方向における保持力が小さくなり、使用中に抜け落ちたり、支障が生じる場合がある。 200゜を越えるとブラシの取り付けが困難となり、ブラシ取り付け時に保持部に割れが生じる場合がある。 W の範囲は好ましくは182゜≦W≦195゜である。 1 82゜以上あれば使用時のブラシ部の口腔内での脱落はほとんどなくなる。 195゜以下であればブラシの取り付け時に強い力を要することがなくなる。 さらにブラシ部の脱着の容易さ、操作性等を配慮すると184゜〜1 90゜が特に好ましい。 かかる柄部とブラシ保持部の嵌合をより強固なものとし、口腔内でのブラシ部の無用の離脱を防止するために、両平面に前記凹部および凸部を設けることができる。 【0014】図4に本発明ブラシ収納容器の一実施例を示す。 図4(a)はその平面図、図4(b)は側面図、 図4(c)は正面図、図4(d)はブラシ収納室の首部挿入溝にブラシ部の首部を収納した状態を示している。 ブラシ収納容器30は、ブラシ収納室31のみから構成してもよいが、さらにブラシ離脱室34を有することが好ましい。 ブラシ収納室には首部挿入溝32が設けられ、ブラシ部の首部を挿入してブラシを収納する。 首部挿入溝32の溝幅は、首部断面の短径rより大きく、長径Rより小さく設定されている。 これにより嵌合溝14 が横向きに収納されることがなくなる。 なおブラシ収納容器30に交換ブラシを収納するときには嵌合溝14が上になるように方向付けするので、これによりブラシ部の嵌合溝14が必ず上に向いて収納される。 これによりワンタッチでブラシ部を取り付けことが可能となる。 【0015】ブラシ離脱室34は、ブラシ部が容易に入る容積と形状を有し、その室壁に離脱溝33を有する。 この離脱溝33の幅は、柄部20は通過しうるが、ブラシ部10は通過しえないように設定され、通常は図2 (a)に示す柄部のブラシ保持部22の厚さDより大きく、かつブラシ支持部13が通らないように設定する。 これにより使用後のブラシ部をブラシ離脱部の中、ブラシ柄を外になるように、離脱溝33に差し入れ、柄をブラシ離脱部から引き離すことによりブラシ部10を柄部20から除くことができる。 【0016】次に本発明の歯間ブラシセットの使用方法を説明する。 柄部にブラシ部を取り付ける場合、ブラシ収納容器に蓋を設けたときには、まずブラシ収納室部分の蓋をあける。 ブラシ保持部へのブラシ部の取り付けは、嵌合溝が上になるように置かれている収納容器内の交換用ブラシのブラシ部に、ブラシ保持部が嵌合溝に嵌合するように、単に柄部を押し込めばよい。 これでワンタッチで歯間ブラシが完成する。 従って使用者は直接手を触れて新しいブラシを汚すことなく、清潔な歯間ブラシで歯の清掃をすることができる。 【0017】ブラッシング時には、ブラッシング方向とブラシ部の嵌合溝14の2つの平行する平面15がほぼ直角に柄部を保持するため、ブラシ部10の柄部20からの離脱が防止される。 またブラシ部を交換するために柄部からブラシ部を離脱する場合には、蓋がある場合にはブラシ離脱室34の蓋を開き、ブラシ部10を離脱室34内に入れ、離脱溝33に柄部20を通して、そのまま柄部を引くとブラシ部のみが離脱室に残り、ワンタッチで離脱が完了する。 離脱室に残った使用済みブラシはそのまま前記のように廃棄すればよい。 従って使用者は歯垢などで汚れたブラシ部に全く手を触れることなく使用済みブラシ部の廃棄が可能となる。 そしてそのまま持ち手を代えることなく、前記のようにしてブラシ部の取付もできる。 従って使用者は、ブラシ部に全く触れることなくブラシの取り付け、廃棄交換が可能となる。 【0018】本発明の主たる態様を以下に示す。 1. ブラシ部と柄部からなる、ブラシ部を交換可能な歯間ブラシであって、該ブラシ部はブラシ軸方向と70゜〜110゜の角度に配置された平面を有する嵌合溝を有し、該柄部はその一端に該嵌合溝が嵌合するブラシ保持部を有することを特徴とする歯間ブラシ。 2. 該平面が、ブラシ軸方向と80゜〜100゜の角度である1記載の歯間ブラシ。 3. 該平面が、ブラシ軸方向と85゜〜95゜の角度である1記載の歯間ブラシ。 4. 嵌合させたときにブラシ部と柄部が一体形状をなす1から3までのいずれか1に記載の歯間ブラシ。 5. 一体形状が球形である4記載の歯間ブラシ。 6. 一体形状が楕円形である4記載の歯間ブラシ。 7. 一体形状が多面体である4記載の歯間ブラシ。 8. 柄部の該ブラシ保持部が、ブラシ部の該嵌合溝と、柄部の長さ方向と0゜から20゜未満の角度方向から嵌合する1から7までのいずれか1 に記載の歯間ブラシ。 9. 柄部の該ブラシ保持部が、ブラシ部の該嵌合溝と、柄部の長さ方向と20゜〜90゜の角度方向から嵌合する1から7までのいずれか1に記載の歯間ブラシ。 10. 嵌合部の平面および保持部平面に相互に組み合わさる凸部および凹部を設けた1から9 までのいずれか1に記載の歯間ブラシ。 【0019】20. ブラシ部を交換可能な歯間ブラシおよびブラシ収納容器からなる歯間ブラシセットであって、該歯間ブラシはブラシ部と柄部からなり、該ブラシ部はブラシ軸方向と70゜〜110゜の角度に配置された平面を有する嵌合溝と、ブラシを被覆してブラシ方向に延び、その断面形状が該嵌合溝方向に長径を有する首部を有し、該柄部はその一端に該嵌合溝が嵌合するブラシ保持部を有し、該ブラシ収納容器は複数の交換用ブラシ部を首部挿入溝で首部を支持して収納するブラシ収納室を有し、該ブラシ収納室の首部挿入溝の溝幅が、首部の短径よりも大きく、かつ長径よりも小さい歯間ブラシセット。 21. 該歯間ブラシが前記1から9までのいずれか1に記載の歯間ブラシである歯間ブラシセット。 2 2. ブラシ収納容器がさらにブラシ離脱室を有する20 又は21の歯間ブラシセット。 【0020】 【発明の効果】本発明の歯間歯ブラシおよび歯間ブラシセットは、ブラシ部を交換することができ、かつブラシ部の柄部への取り付け方法を特定することにより、コンパクトで口腔内で異物感のない歯間ブラシを提供する。 またブラシ部の柄部への取付および廃棄を、ブラシに一切手を触れることなくワンタッチで簡便に実施でき、さらにブラッシングの際もブラシ部が抜け落ちることがない。 【図面の簡単な説明】 【図1】 本発明歯間ブラシのブラシ部の1実施例である。 【図2】 本発明歯間ブラシの柄部の1実施例である。 【図3】 ブラシ保持部およびブラシ支持部の拡大図であり、嵌合用凸部および凹部の説明図である。 【図4】 本発明歯間ブラシのブラシ収納容器の1実施例である。 【図5】 従来の歯間ブラシの1例である。 【図6】 従来の歯間ブラシの他の1例である。 【図7】 従来の歯間ブラシの他の1例である。 【符号の説明】 10・・・ブラシ部、11・・・ブラシ、12・・・首部、13・ ・・ブラシ支持部、14・・・嵌合溝、15・・・平面、20・・ ・柄部、21・・・把持部、22・・・ブラシ保持部、23・・・ 切り込み、24・・・平行な面、25・・・平面、26・・・凹部、27・・・凸部、30・・・ブラシ収納容器、31・・・ブラシ収納室、32・・・首部挿入溝、33・・・離脱溝、34 ・・・離脱室。 |