Device for supplying the treatment liquid to the instrument for medical

申请号 JP2002520726 申请日 2000-08-22 公开(公告)号 JP2004506473A 公开(公告)日 2004-03-04
申请人 ジロナ デンタール システムス ゲゼルシャフト ミット ベシュレンクテル ハフツングSIRONA Dental Systems GmbH; 发明人 ヴォルフガング ベーリンガー;
摘要 本発明は、処置液のための流出開口を備えた医療用の器具に処置液を供給するための装置、特にデンタル装置に 水 を供給するための装置であって、処置液のための供給管路(2)と、処置液に滅菌剤を導入するための手段と、前記流出開口に前置された切換弁(9)とが設けられており、該切換弁(9)に前記供給管路(2)が接続されている形式のものに関する。
权利要求
  • 処置液のための流出開口を備えた医療用の器具に処置液を供給するための装置、特にデンタル装置に水を供給するための装置であって、
    ―処置液のための供給管路(2)が設けられており、
    ―処置液に滅菌剤を導入するための手段が設けられており、
    ―前記流出開口に前置された切換弁(9)が設けられており、該切換弁(9)に前記供給管路(2)が接続されている形式のものにおいて、
    前記切換弁(9)に、すすぎ戻し弁(11)を備えたすすぎ戻し管路(10)が接続されており、処置液のためのリザーブタンク(6)が設けられており、該リザーブタンク(6)からポンプ(7)によって処置液が輸送されるようになっており、前記すすぎ戻し管路(10)が流出弁(12)を介して択一的に流出部(13)に接続可能であるか、または前記リザーブタンク(6)に接続可能であって、処置液が択一的に前記流出部(13)へポンプ輸送されるか、または循環路の形で前記リザーブタンク(6)から前記供給管路(2)を介して前記切換弁(9)へポンプ輸送され、さらに前記すすぎ戻し管路(10)を介して再び前記リザーブタンク(6)へポンプ輸送されるようになっていることを特徴とする、医療用の器具に処置液を供給するための装置。
  • 前記切換弁(9)と前記すすぎ戻し弁(11)とが、前記流出開口に前置された1つの3方弁の形で実現されている、請求項1記載の装置。
  • 前記すすぎ戻し弁(11)がすすぎ戻し管路(10)に配置されており、前記切換弁(9)が圧力制御されており、前記すすぎ戻し弁(11)が閉鎖された状態では、前記すすぎ戻し管路(10)に形成されるよどみ圧に基づいて前記切換弁(9)が開放されるようになっており、前記すすぎ戻し弁(11)が開放された状態では前記切換弁(9)が閉鎖されるようになっている、請求項1記載の装置。
  • 前記切換弁(9)が逆止弁として実現されている、請求項1から3までのいずれか1項記載の装置。
  • 存在する病原菌の種類および/または量を測定するための手段が設けられていて、混加されるべき滅菌剤の種類や調量ならびにすすぎ戻し時間が個別に決定されるようになっている、請求項1から4までのいずれか1項記載の装置。
  • 処置液中の滅菌剤の濃度および場合によっては種類を測定するための手段が設けられていて、処置液に混加された滅菌剤の調量が監視され、かつ場合によっては制御されるようになっている、請求項1から5までのいずれか1項記載の装置。
  • 前記リザーブタンクに少なくとも1種の滅菌剤のための調量装置が対応していて、該滅菌剤がリザーブタンク内の処置液に混加されるようになっている、請求項1から6までのいずれか1項記載の装置。
  • 前記リザーブタンク(6)に滅菌装置(5)が前置されている、請求項1から7までのいずれか1項記載の装置。
  • ドレーン弁(15)が設けられており、該ドレーン弁(15)を介して前記リザーブタンク(6)が直接に排出されるようになっている、請求項1から8までのいずれか1項記載の装置。
  • 医療用の器具の複数のハンドピースが、対応する接続弁(4)を介して処置液のための供給管路(2)に並列に接続されており、個々のハンドピースに対応する前記切換弁(9)から出発するすすぎ戻し管路区分(10a)が共通のすすぎ戻し管路(10)に開口している、請求項1から9までのいずれか1項記載の装置。
  • 各ハンドピースに固有のすすぎ戻し弁が対応配置されている、請求項10記載の装置。
  • 共通のすすぎ戻し管路(10)に、接続された全てのハンドピースのための共通のすすぎ戻し弁(11)が設けられている、請求項10記載の装置。
  • 说明书全文

    【0001】
    本発明は、トリートメント液もしくは処置液(Behandlungsfluessigkeit)のための流出開口を備えた医療用の器具に処置液を供給するための装置、特にデンタル装置にを供給するための装置であって、処置液のための供給管路と、処置液に滅菌剤を導入するための手段とが設けられている形式のものに関する。
    【0002】
    実際の医療現場では、種々様々な用途のために、処置液を適用する医療用の器具が知られている。 特に医療分野では、処置液の病原菌汚染が絶対に回避されなければならない。 以下において、これに関連して生じる問題を、冷却・洗浄液供給を行う歯科用の治療ユニット、つまり「デンタル装置」を例にとって詳しく説明する。
    【0003】
    デンタル装置は一般に冷却・洗浄液として、公共の飲料水用の水道管網から取り出される飲料水を使用する。 既に飲料水用の水道管網とデンタル装置との接続範囲において、しばしば、飲料水の水質基準により定められた100CFU/mlの限界値を上回る、極めて高い細菌数(Keimzahlen)が観察され、またしばしば「緑膿菌(Pseudomonas aeruginosa)」または「レジオネラ属菌類(Legionellen)」のような問題菌が検出される。 さらに、歯科用の治療ユニットは飲料水系に比べて、細菌増殖を助成し、ひいてはこれにより生じる高い細菌数を助成する幾つかの特殊性を有している。 歯科用の治療ユニットは一般に、種々異なる治療アタッチメントを備えた複数のハンドピースを有しており、この場合、各ハンドピースは専用の給水栓に接続されている。 個々のハンドピースの種々異なる使用形態、治療休止あるいはまた週末にわたる水の停滞が原因で、しばしば治療ユニット内での水の比較的長い滞留時間が生じる。 このとき、停滞する水は室温にまで昇温する。 さらに、この水は適用前に体温にまで加熱される。 病原菌増殖はさらに小径のホース、横断面狭隘部およびデッドスペースによって、たとえば弁内で助成される。 これに加えて、歯科用の治療ユニットの、水を案内するたいていの構成部分およびホースはプラスチックから形成されているので、これらの構成部分およびホースは単位水容量当たりの大きな表面積に基づいても、病原菌増殖のための理想的な培地を形成している。
    【0004】
    したがって、適用前に水道水を滅菌することが、絶対に必要であるとは言えないまでも推奨に値する行為であると言える。 このためには、実際の現場では滅菌装置または滅菌セルが取り付けられる。 この滅菌装置は水道水に適当な滅菌剤を調量するか、またはたとえば電解により滅菌剤を発生させる。
    【0005】
    しかし、公知の滅菌装置を用いると、病原菌増殖を完全に阻止することができず、それどころか滅菌装置からの管路の距離が増大するにつれて病原菌増殖が増大してしまうことが判った。 全体的に言えば、公知の滅菌装置を用いても、病原菌による再汚染を信頼性良く阻止することはできない。
    【0006】
    それゆえに、幾つかのデンタル装置製造者により、衛生管理のためのいわゆる「サニテーションプログラム(Sanierungsprogramme)」が提示されている。 このサニテーションプログラムの枠内では、高濃縮された滅菌剤がデンタル装置全体や各給水栓および各ハンドピースを通じてポンプ輸送され、そして数時間デンタル装置の管路内に放置される。 その後に、デンタル装置は、滅菌剤の濃度が患者にとって有害でなくなる程度に減少するまで水道水を用いてすすがれる。
    【0007】
    前で説明したようなサニテーションプログラムの実施は一般に12〜24時間かかる。 この時間の間、デンタル装置を使用することはできない。 これまでは、衛生化が実際に必要であるのかどうかを認識するためにデンタル装置の病原菌汚染度を測定するための手段が存在していないので、前で説明したサニテーションプログラムの規則的な使用によってしか病原菌再汚染を有効に阻止することができない。
    【0008】
    ドイツ連邦共和国特許出願公開第3246266号明細書およびドイツ連邦共和国特許出願公開第3635568号明細書に基づき、歯科医療用の器具における水路を消毒するための装置が公知である。 この装置では、水路に消毒剤が周期的に注入される。 両ドイツ連邦共和国特許出願公開明細書に記載の構成の場合では、処置液のための供給管路と、処置液に滅菌剤を導入するための手段とが設けられている。 公知の装置における供給管路の流出開口には、弁が対応配置されている。
    【0009】
    ドイツ連邦共和国特許出願公開第19509180号明細書の対象は、医療用、特に歯科用のハンドピースに通じた少なくとも1つの媒体通路と、「駆動通路(Antriebskanal)」とを清浄化するための装置である。 この公知の装置では、それぞれ供給管路のための弁が設けられている。 さらに、接続管路には特別な逆止弁が配置されている。
    【0010】
    米国特許第5087198号明細書の対象は、歯科医療用の器具である。 この器具には、やはり処置液を供給することができる。 この器具は上流側に処置液を切り換えるための3方切換弁を有している。
    【0011】
    本発明の課題は、冒頭で述べた形式の、医療用の器具に処置液を供給するための装置を改良して、病原菌による汚染もしくは病原菌による再汚染を簡単に、しかも有効に阻止することのできるような装置を提供することである。
    【0012】
    上記課題は、請求項1の特徴部に記載の特徴を有する本発明による装置により解決される。 本発明の構成では、冒頭で述べた形式の装置において、流出開口に切換弁が前置されており、すなわち流出開口の上流側に切換弁が接続されており、この切換弁に前記供給管路が接続されており、前記切換弁に、すすぎ戻し弁(Rueckspuelventil)を備えたすすぎ戻し管路が接続されている。
    【0013】
    本発明によれば、医療用の器具を通って案内されかつ滅菌剤を添加された処置液が必ずしも医療用の器具の流出開口を介して放出されるのではなく、択一的に医療用の器具を十分に洗浄するためにも使用され得る場合に、公知の滅菌装置を用いても、病原菌による再汚染を有効に回避することができることが判った。 このためには、本発明によれば流出開口に切換弁が前置される。 すなわち、流出開口の上流側に切換弁が接続される。 この切換弁には、供給管路も、すすぎ戻し弁を備えたすすぎ戻し管路も接続されているので、供給管路を択一的に流出開口に接続するか、またはすすぎ戻し管路に接続することができる。 医療用の器具を十分に洗浄するためには、滅菌剤を添加された処置液が供給管路を介して切換弁にまで案内され、そしてこの切換弁を介してすすぎ戻し管路内に案内される。 このときに、すすぎ戻し弁は開放されている。
    【0014】
    滅菌剤を添加された処置液は本発明により提案された構成に基づいて簡単に流出開口を介して適用され得るか、またはすすぎ洗浄のために使用され得るので、医療用の器具を必要に応じて、たとえば処置液の適用の直前に、または治療休止時あるいは日常の運転開始前に、処置液によってすすぎ洗浄することも可能となる。
    【0015】
    原則的に、処置液を供給するための本発明により提案された装置の弁コンセプトは種々異なる弁タイプを用いて実現され得る。
    【0016】
    すなわち、切換弁とすすぎ戻し弁とを、流出開口に前置された1つの3方弁の形で構造的に1つにまとめることができる。 この3方弁を用いて選択的に流出開口を供給管路に接続するか、またはすすぎ戻し管路を供給管路に接続することができる。
    【0017】
    たいていの医療用の器具の場合、特にデンタル装置の場合にも、ちょうど切換弁を配置したい流出開口の範囲にできるだけ小さな構成寸法を実現することが目標とされている。 このためには、すすぎ戻し弁をすすぎ戻し管路内に、すなわち切換弁とは切り離して配置することが有利であることが判った。 この場合には、切換弁として圧制御される弁を使用することができる。 この弁はすすぎ戻し管路内のすすぎ戻し弁の切換状態およびこれにより生ぜしめられるすすぎ戻し管路内での圧力特性に関連して開閉する。 別の弁形状、たとえば電気的に切り換えられる弁とは異なり、圧力制御される弁の場合には、切換弁の構成寸法に不都合な影響を与える恐れのある付加的な制御手段、たとえば線材等が必要とならない。
    【0018】
    切換弁が逆止弁として実現されると特に有利であることが判った。 すなわち、こうして簡単に流出開口を介して行われる逆吸込みを阻止し、ひいては医療用の器具内への液体およびバクテリアの侵入を阻止することができる。
    【0019】
    既に述べたように、医療用の器具に処置液を供給するための本発明による装置は処置液に滅菌剤を導入するための手段を有している。 この場合、この手段は実際の使用から知られている滅菌装置であってよい。 本発明による装置の特に有利な変化形では、付加的に、処置液中もしくは医療用の器具内に存在する病原菌の種類および/または量を測定するための手段が設けられているので、混加されるべき滅菌剤の種類や調量ならびにすすぎ戻し時間を個別に決定することができる。 さらに、処置液中の滅菌剤の濃度および場合によっては種類を測定するための手段が設けられていてよいので、処置液に混加された滅菌剤の調量を監視し、かつ場合によっては制御することもできる。 これによって、たとえば休止時間中に滅菌剤が消耗によって使い果たされてしまったかどうかを簡単に確認することができる。 処置液中の滅菌剤の濃度を制御するための手段も設けられている場合には、意図的に適用のための濃度よりも高い濃度の滅菌剤が混加されている処置液を用いて医療用の器具を十分に洗浄することもできる。
    【0020】
    さらに、処置液のためのリザーブタンクを設け、このリザーブタンクからポンプを用いて処置液を輸送することが有利であることが判った。 この場合には、リザーブタンクに対応配置された、少なくとも1種の滅菌剤のための調量装置を用いて既にリザーブタンク内で処置液に滅菌剤を添加することができるので、供給管路に配置される付加的な滅菌装置を不要にすることができる。 しかし、リザーブタンクに前置された付加的な滅菌装置を用いた場合には、リザーブタンクとポンプも滅菌されるという利点が得られる。 このように配置された滅菌装置は、リザーブタンクに対応配置された調量装置に対して択一的に使用することもできる。
    【0021】
    本発明による装置では、すすぎ戻し管路が流出弁を介して択一的に流出部に接続可能であるか、またはリザーブタンクに接続可能であるので、医療用の器具の洗浄時では処置液を択一的に流出部へポンプにより輸送するか、またはリザーブタンクから供給管路を介して切換弁へ輸送し、そしてすすぎ戻し管路を介して再びリザーブタンク内へ循環輸送することができる。 滅菌剤を添加された処置液をポンプにより当該装置と医療用の器具とを通って循環輸送する手段は、より高く濃縮された滅菌剤を用いた十分な洗浄過程が必要とされる場合に特に有利であることが判った。
    【0022】
    たとえばリザーブタンク内の沈積物をすすぎ出すためにリザーブタンクを直接に排出することもできると有利である。 本発明による装置の有利な変化形では、このためにドレーン弁が設けられていてよい。
    【0023】
    本発明の思想を有利に実施しかつ改良するためには種々の可能性が存在している。 本発明のさらに別の有利な構成は請求項2以下に記載されている。
    【0024】
    以下に、本発明の有利な実施例を図面につき詳しく説明する。
    【0025】
    図1には、種々異なる歯科用器械1のための3つのハンドピースを備えた歯科用の治療ユニットに水を供給するための本発明による装置が概略的に図示されている。 これらの歯科用器械1はそれぞれ1つの流出開口を有しており、この流出開口を介して、患者の治療中に冷却液および/またはすすぎ液として水を適用することができる。 したがって、歯科用器械1には少なくとも患者の治療中に水が供給されなければならない。
    【0026】
    このためには、図面には図示していない歯科用の治療ユニットが供給管路2を介して公共の飲料水用の水道管網3に接続されている。 個々のハンドピースもしくは歯科用器械1は、それぞれ対応する接続弁4と供給管路区分2aとを介して供給管路2に並列に接続されている。
    【0027】
    図示の実施例では、水道管網3から取り出された飲料水がまず、供給管路2に配置された滅菌装置5を介してリザーブタンク6内へ案内される。 この場合、滅菌装置5では飲料水に滅菌剤が添加される。 リザーブタンク6から、飲料水はポンプ7を用いて別の滅菌装置8を介して個々の歯科用器械1に供給される。
    【0028】
    本発明によれば、各歯科用器械1の流出開口にそれぞれ切換弁9が前置されている。 すなわち、各歯科用器械1の流出開口の上流側に切換弁9が接続されている。 この切換弁9には、供給管路2もしくは各供給管路区分2aが接続されている。 供給管路2の他に、すすぎ戻し弁(Rueckspuelventil)11を備えたすすぎ戻し管路(Rueckspuelleitung)10a,10が切換弁9に接続されている。
    【0029】
    図示の実施例では、個々の歯科用器械1の切換弁9がそれぞれ流出開口の極めて近傍に位置しているので、各歯科用器械1には固有のすすぎ戻し管路区分10aが対応している。 このすすぎ戻し管路区分10aは各供給管路区分2aに対して平行に、対応するハンドピースホース内に案内されている。 個々の歯科用器械1のすすぎ戻し管路区分10aは1つの共通のすすぎ戻し管路10に接続されており、このすすぎ戻し管路10にはすすぎ戻し弁11も配置されている。 これに対して択一的に、各すすぎ戻し管路区分10aに、各歯科用器械1に対応するすすぎ戻し弁が配置されていてもよい。
    【0030】
    個々の歯科用器械1の切換弁9はこの場合、逆止弁として設計されているので、歯科用器械1の流出開口による液体の吸込みが阻止され、ひいては治療ユニット内部への細菌の侵入が阻止される。 さらに、切換弁9は図示の実施例では全て圧力制御されている。 すなわち、切換弁9の切換状態は、一方では各歯科用器械1に対応した接続弁4の切換状態に、他方ではすすぎ戻し弁11の切換状態に、それぞれ関連している。 存在する3つの歯科用器械1のうちの1つを使用するためには、まず、使用したい歯科用器械1に所属する接続弁4が開放される。 それと同時にすすぎ戻し弁11が閉鎖されていると、当該歯科用器械1のすすぎ戻し管路10内もしくはすすぎ戻し管路区分10a内に停滞圧(Rueckstaudruck)が生ぜしめられ、この停滞圧により、対応する切換弁9が開放されるので、当該歯科用器械1の流出開口を介して水を適用することができる。 接続弁4が開放された状態ですすぎ戻し弁11が同じく開放されると、切換弁9は自動的に閉鎖される。 その場合、滅菌剤を添加された水が供給管路2と接続弁4とを介して歯科用器械1内の切換弁9にまでポンプ輸送され、そしてこの切換弁9からすすぎ戻し管路10a,10とすすぎ戻し弁11と、流出弁12とを介して択一的に流出部13内へ流入するか、あるいは流出弁12の切換位置に応じてリザーブタンク6内へ戻る。 この水はリザーブタンク6から再び歯科用器械1へポンプ輸送され、かつ再びリザーブタンク6内へ戻されて循環輸送され得る。 このような洗浄過程(Durchspuelvorgang)は、滅菌剤を供給された供給水を常時または所定のインターバルで、治療ユニットの管路システムを通じてポンプ輸送することにより任意の回数繰り返すことができる。
    【0031】
    リザーブタンク6は図示の実施例では、さらにオーバフロー部14を備えている。 このオーバフロー部14を介して水は同じく流出部13に供給される。 ドレーン弁15を介して、リザーブタンク6内の水を直接に流出部13へ排出することができる。
    【0032】
    さらに、供給管路2には滅菌装置5とリザーブタンク6との間で測定プローブ16が配置されている。 この測定プローブ16は処置液中の滅菌剤の濃度を測定し、かつ場合によっては処置液中の滅菌剤の種類を測定するために働くので、処置液に混加された滅菌剤の調量を監視し、かつ場合によって制御することもできる。 相応する設計において、測定プローブ16は存在する病原菌の種類および/または量を測定するために設けられていてよく、これにより混加されるべき滅菌剤の種類および調量ならびにすすぎ戻し時間を個別に決定することができる。
    【0033】
    治療ユニットのスイッチオンの後に管路システム全体の十分な洗浄を行うためには、まず、すすぎ戻し弁11が開放される。 その後に、滅菌装置8から最も大きく遠ざけられた接続弁4が開放され、これにより供給管路2と、供給管路区分2aと、滅菌ユニット8から最も大きく遠ざけられた歯科用器械1のすすぎ戻し管路区分10aと、すすぎ戻し弁11を備えたすすぎ戻し管路10とが、十分に長い時間すすがれる。 次いで、第1の歯科用器械1の接続弁4が再び閉鎖され、次の歯科用器械1の接続弁4が開放される。 このすすぎ過程では、所属の供給管路区分2aおよびすすぎ戻し管路区分10a内の容量が交換されるだけでよい。 この過程は、全ての歯科用器械1の供給管路区分2aおよびすすぎ戻し管路区分10aがすすがれるまで継続される。 これにより、管路システム全体に滅菌剤が供給されていることが確保される。 前で説明した十分な洗浄過程は、滅菌剤に適合された休止時間内で十分に長い時間、作動させられなかった全てのハンドピースもしくは歯科用器械において繰り返される。
    【0034】
    上で説明した装置を用いると、滅菌剤を比較的小さな用量で混加されている処置液を用いて管路システム全体をすすぐことにより、治療ユニットの管路システム全体内での病原菌増殖を簡単に、しかも信頼性良く阻止することができる。
    【図面の簡単な説明】
    【図1】
    本発明の1実施例を示す概略的な回路図である。

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