レーザー手術装置

申请号 JP2011221632 申请日 2011-10-06 公开(公告)号 JP2014239706A 公开(公告)日 2014-12-25
申请人 パナソニック株式会社; Panasonic Corp; 发明人 MIZUUCHI KIMINORI; HIRATSUKA TAKASHIGE;
摘要 【課題】本発明は、レーザー手術装置の構成の簡素化を図ることを目的とするものである。【解決手段】そしてこの目的を達成するために本発明は、そしてこの目的を達成するために本発明は、可視光領域の特定の波長を有するレーザー光を発生させる治療用レーザー 光源 1と、この治療用レーザー光源からの前記レーザー光を導くファイバー2と、このファイバーの先端側に設けたハンドピース3と、このハンドピースの先端側のファイバー先端部目視用として、前記レーザー光の波長領域の光を減衰させる減衰フィルター10と、を備えた。【選択図】図1
权利要求
  • 可視光領域の特定の波長を有するレーザー光を発生させる治療用レーザー光源と、
    この治療用レーザー光源からの前記レーザー光を導くファイバーと、
    このファイバーの先端側に設けたハンドピースと、
    このハンドピースの先端側のファイバー先端部目視用として、前記レーザー光の波長領域の光を減衰させる減衰フィルターと、
    を備えたレーザー手術装置。
  • 前記ファイバーは、コアと、このコアの外周部に設けたクラッドと、このクラッドの外周部に設けたファイバージャケットと、を備え、
    前記ファイバーの先端側においては、ファイバージャケットを除去し、クラッドを表出させた請求項1に記載のレーザー手術装置。
  • 前記レーザー光は緑色レーザー光である請求項1または2に記載のレーザー手術装置。
  • 前記レーザー光は青色レーザー光である請求項1または2に記載のレーザー手術装置。
  • 说明书全文

    本発明は、例えば、歯科や内科や外科において使用するレーザー手術装置に関するものである。

    従来、この種のレーザー手術装置の構成は、以下のようになっていた。

    すなわち、レーザー光を発生させる治療用レーザー光源と、この治療用レーザー光源からのレーザー光を導くファイバーと、このファイバー内にガイド光を入射させるガイド光用レーザー光源と、このファイバーの先端側に設けたハンドピースと、を備えた構成となっていた(例えば下記特許文献1)。

    特開平11−123199号公報

    上記従来のレーザー手術装置においては、患部にガイド光を照射することで、治療用のレーザー光を照射する部分を確認し、その後、このレーザー光を照射し、これにより患部の切開を行っていた。 つまり、レーザー光は、可視光ではないので、これを患部に照射しても、切開すべき適切な位置にレーザー光を照射することができるか否かの判断が行えない。

    このため、従来は可視光であるガイド光を患部に照射するようにしていたのであるが、このようなガイド光用レーザー光源、および、ガイド光をファイバーに入射させるための手段が必要となり、その結果として、構成が複雑なものとなっていた。

    そこで本発明は、構成の簡素化を図ることを目的とするものである。

    そしてこの目的を達成するために本発明のレーザー手術装置は、可視光領域の特定の波長を有するレーザー光を発生させる治療用レーザー光源と、この治療用レーザー光源からの前記レーザー光を導くファイバーと、このファイバーの先端側に設けたハンドピースと、
    このハンドピースの先端側のファイバー先端部目視用として、前記レーザー光の波長領域の光を減衰させる減衰フィルターと、を備えたものであり、これにより所期の目的を達成するものである。

    以上のように、本発明のレーザー手術装置は、可視光領域の特定の波長を有するレーザー光を発生させる治療用レーザー光源と、この治療用レーザー光源からの前記レーザー光を導くファイバーと、このファイバーの先端側に設けたハンドピースと、
    このハンドピースの先端側のファイバー先端部目視用として、前記レーザー光の波長領域の光を減衰させる減衰フィルターと、を備えたものであるので、構成の簡素化を図ることができる。

    すなわち、本発明においては、治療用レーザー光源としては、例えば、緑色のレーザー光を発生させるものとしたので、この治療用レーザー光源としては、半導体素子で容易に構成でき、しかも、切開部位を確認するためのガイド光用レーザー光源、および、ガイド光をファイバーに入射させるための手段が不要となり、この結果として、構成の簡素化を図ることができる。

    具体的には、本発明において、緑色のレーザー光をファイバー先端から患部に照射した場合には、患部からは、例えば、黄色から赤色の自家蛍光が発せられることとなるので、この自家蛍光を確認することで切開部位の確認をすることができ、これにより上述したガイド光用レーザー光源、および、ガイド光をファイバーに入射させるための手段が不要となり、この結果として、構成の簡素化を図ることができる。

    なお、本発明においては、例えば、黄色から赤色の自家蛍光を確認するために、ファイバー先端部目視用の緑色減衰フィルターを設けるが、これは、ファイバーとは別体の例えば、メガネタイプのものとすることができるので、構成の煩雑化とはならず、しかも、これを用いるだけで、上述した自家蛍光を容易に確認することができ、その結果として、手術の効率を高めることもできる。

    本発明の実施の形態1にかかるレーザー手術装置の構成図

    同要部の正面

    同動作状態を示す図

    同動作状態を示す図

    同動作状態を示す図

    同動作状態を説明する特性図

    同動作状態を説明する特性図

    同使用状態を説明する正面図

    同使用状態を説明する正面図

    同使用状態を説明する正面図

    同使用状態を説明する正面図

    同使用状態を説明する正面図

    本発明の実施の形態2にかかるレーザー手術装置の構成図

    本発明の実施の形態3にかかるレーザー手術装置の構成図

    本発明の実施の形態4にかかるレーザー手術装置の構成図

    以下、本発明にかかるレーザー手術装置の実施の一形態について、添付図面を用いて説明する。 なお添付図面は、理解を容易にするために模式的な図を示している。
    (実施の形態1)
    図1において、1は主として緑色のレーザー光を発生させる治療用レーザー光源で、この治療用レーザー光源1は、半導体素子によって構成されている。 また、この治療用レーザー光源1で発せられた緑色のレーザー光は、ファイバー2によって、その先端側に導かれるようになっている。 ファイバー2の先端側には、図2に示すごとく、円筒状のハンドピース3が設けられており、このハンドピース3内には円筒状のガイド4が設けられている。

    この図2に示すごとく、ファイバー2は、円柱状のコア5と、このコア5の外周部に設けたクラッド6と、このクラッド6の外周部に設けたファイバージャケット7とにより構成されており、この図2に示すごとく、ファイバー2の先端側においては、ファイバージャケット7は除去され、クラッド6が表出された状態となっている。

    以上の構成において、図1に示す患部8の切開を行うときには、ハンドピース3を持って、図3のごとくファイバー2の先端側を患部8に接近させる。 このとき、ファイバー2のコア5先端側からは、このコア5内を導かれてきた前記治療用レーザー光源1からの緑色のレーザー光が患部8に向けて照射される。

    このとき、患部8は、緑色のレーザー光の照射により、図6に示すごとく、緑色に隣接する黄色から赤色(橙色が最もレベルが高い)の自家蛍光が発せられることとなり、本実施形態では、この黄色から赤色(橙色が最もレベルが高い)の自家蛍光を確認することでレーザー光の照射部位を確認するようにしている。

    具体的には、図1に示すごとく、医師9は、ファイバー2先端部目視用の緑色減衰フィルター(メガネタイプ)10を装着している。 この緑色減衰フィルター(メガネタイプ)10の特性は、図7に示すように緑色を大きく減衰させ、それに隣接する黄色から赤色は、ほとんど減衰させないものとしている。 緑色のレーザー光を直視することは目の安全上問題となるため、減衰フィルターが必要となる。 自家蛍光はレーザー光とは異なりコヒーレンスが低いため、目に対する刺激が少なく長時間使用しても目が疲れにくいという利点もある。 このため、上述したようにハンドピース3を持って、図3のごとくファイバー2の先端側を患部8に接近させ、治療用レーザー光源1からの緑色のレーザー光を患部8に向けて照射し、それによって患部8から、黄色から赤色(橙色が最もレベルが高い)の自家蛍光が発せられた場合には、医師9は、この黄色から赤色(橙色が最もレベルが高い)の自家蛍光を確認することでレーザー光の照射部位を確認することができる。

    そして、この確認の後、医師9は、図4のごとく、ファイバー2の先端を患部8に接近させることで患部8の切開を進めることとなる。 この切開が進むと患部8からの飛散物がファイバー2の先端外周にも飛散し、その一部が図5のAに示すごとく、クラッド6の外周部に付着することになる。

    そして、この状態になると、このクラッド6のA部分が黄色から赤色(橙色が最もレベルが高い)の自家蛍光色となり、これを医師9が確認することで、切開が順調に進んでいることが確認できる。 この点についてさらに詳細に説明すると、患部8での黄色から赤色(橙色が最もレベルが高い)の自家蛍光の一部は、クラッド6の先端面から入射することになるのであるが、このクラッド6の外周部(A部)に患部8からの飛散物が付着するとその部分におけるクラッド6の外周部の屈折率が変化し、その結果としてクラッド6内に入射した前記自家蛍光の一部がこの部分(A部)からクラッド6外に進行し、その結果として医師9がそれを確認することができるようになるのである。

    このようにして、患部8の切開が終了した後に、再び患部8の切開を行うときには、図8から図12に示すようにファイバー2の更新を行う。 具体的には、まず、図8に示すごとく、ファイバージャケット7を持って、ファイバー2を先端側に所定寸法引き出し、次に図9に示すごとく、先端側のファイバージャケット7、クラッド6、コア5を切断し、その後、図10に示すごとく、ファイバージャケット7をさらに引き出す。

    次に、図11に示すごとく、ファイバージャケット7の先端側をクラッド6外表面から剥がし、次に、ファイバーカッター11によってクラッド6の外表面に傷をつけ、その後、図12に示すごとく、クラッド6とコア5を破断すればコア5、クラッド6の新生面を表出させることができる。 したがって、この状態で図3から図5に示した患部8の切開が行われることとなる。

    以上のごとく、本実施形態においては、治療用レーザー光源1としては、緑色のレーザー光を発生させるものとしたので、この治療用レーザー光源1としては、半導体素子で容易に構成でき、しかも、切開部位を確認するためのガイド光用レーザー光源、および、ガイド光をファイバーに入射させるための手段が不要となり、この結果として、構成の簡素化を図ることができる。
    具体的には、本実施形態において、緑色のレーザー光をファイバー2先端から患部に照射した場合には、患部8からは、例えば、黄色から赤色の自家蛍光が発せられることとなるので、この自家蛍光を確認することで切開部位の確認をすることができ、これにより、上述したガイド光用レーザー光源、および、ガイド光をファイバーに入射させるための手段が不要となり、この結果として、構成の簡素化を図ることができる。

    なお、本実施形態においては、例えば、黄色から赤色の自家蛍光を確認するために、ファイバー先端部目視用の緑色減衰フィルター10を設けるが、これは、ファイバー2とは別体の例えば、メガネタイプのものとすることができるので、構成の煩雑化とはならず、しかも、これを用いるだけで、上述した自家蛍光を容易に確認することができ、その結果として、手術の効率を高めることもできる。

    なお、本実施形態においては、レーザー光として緑色のレーザー光を用いたが、青色領域のレーザー光を用いることも可能である。

    青色のレーザー光を用いると、緑色領域の自家蛍光が発生するので、減衰フィルターとしては青色を減衰し、緑色領域を透過するフィルターを用いることで、緑色の自家蛍光を観測することが可能になる。 青色レーザーを用いると直接発振の高出半導体レーザーの使用が可能となるので、装置の小型化にはさらに有利である。
    (実施の形態2)
    図13は、本発明の実施の形態2を示し、この実施形態では、ハンドピース3の先端側にレーザー光の揺動手段12を設けたものである。 つまり、実施の形態1では、患部8の切開作業を行うときには、医師9は、ハンドピース3の先端側を指で揺動させることになるのであるが、この実施の形態2では、この揺動を揺動手段12によって行わせるものである。
    (実施の形態3)
    図14は、本発明の実施の形態3を示し、この実施形態では、内視鏡型のものに適応した例を示している。 つまり、人体への挿入筒13内にファイバー2と、内視鏡用光路体14を設けたものである。 このため、ファイバー2からのレーザー光の照射状態や患部の切開状態は内視鏡用光路体14を介して緑色減衰フィルター10を透過した自家蛍光を撮像素子15によって確認されるようになっている。
    (実施の形態4)
    図15は、本発明の実施の形態4を示し、この実施形態では、実施の形態3の方のファイバー2の先端側にレーザー光の揺動手段12を設けたものである。 つまり、実施の形態3では、患部8の切開作業を行うときには、医師9は、ファイバー2の先端側を指で揺動操作させることになるのであるが、この実施の形態4では、この揺動を揺動手段12によって行わせるものである。

    以上のように、本発明のレーザー手術装置は、主として緑色のレーザー光を発生させる治療用レーザー光源と、この治療用レーザー光源からの緑色のレーザー光を導くファイバーと、このファイバーの先端側に設けたハンドピースと、このハンドピースの先端側のファイバー先端部目視用の緑色減衰フィルターと、を備えたものであるので、構成の簡素化を図ることができる。

    すなわち、本発明においては、治療用レーザー光源としては、緑色のレーザー光を発生させるものとしたので、この治療用レーザー光源としては、半導体素子で容易に構成でき、しかも、切開部位を確認するためのガイド光用レーザー光源、および、ガイド光をファイバーに入射させるための手段が不要となり、この結果として、構成の簡素化を図ることができる。

    具体的には、本発明において、緑色のレーザー光をファイバー先端から患部に照射した場合には、患部からは、例えば、黄色から赤色の自家蛍光が発せられることとなるので、この自家蛍光を確認することで切開部位の確認をすることができ、これにより上述したガイド光用レーザー光源、および、ガイド光をファイバーに入射させるための手段が不要となり、この結果として、構成の簡素化を図ることができる。

    なお、本発明においては、例えば、黄色から赤色の自家蛍光を確認するために、ファイバー先端部目視用の緑色減衰フィルターを設けるが、これは、ファイバーとは別体の例えば、メガネタイプのものとすることができるので、構成の煩雑化とはならず、しかも、これを用いるだけで、上述した自家蛍光を容易に確認することができ、その結果として、手術の効率を高めることもできる。

    したがって、レーザー手術装置への適用が大いに期待されるものである。

    1 治療用レーザー光源 2 ファイバー 3 ハンドピース 4 ガイド 5 コア 6 クラッド 7 ファイバージャケット 8 患部 9 医師 10 緑色減衰フィルター 11 ファイバーカッター 12 揺動手段 13 挿入筒 14 内視鏡用光路体 15 撮像素子

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