ハンドヘルド電気機械的外科手術システム

申请号 JP2016253146 申请日 2016-12-27 公开(公告)号 JP2017119107A 公开(公告)日 2017-07-06
申请人 コヴィディエン リミテッド パートナーシップ; 发明人 ジョン ビアーズリー; ラッセル プリバニック; ポール リナルディー; マシュー チョワニク;
摘要 【課題】外科手術手技を実施するためのハンドヘルド電気機械的外科手術システムを提供する。 【解決手段】ハンドヘルド電気機械的外科手術デバイスは、外科手術付属品と選択的に接続するように構成される。この外科手術デバイスは、パワーパック101と、外側シェル筐体10と、ガスケットとを含む。このパワーパックは、外科手術付属品を選択的に制御するように構成される。外側シェル筐体は、遠位半区分10aと、近位半区分10bとを含み、遠位半区分および近位半区分はともに、実質的にパワーパック全体を選択的にその中に 包装 するように構成される、キャビティ10cを画定する。上記ガスケットは、外側シェル筐体と、外側シェル筐体の遠位半区分と近位半区分との間に 位置 する。このガスケットは、前記遠位半区分と前記近位半区分との間にシールを生成するように構成され、パワーパックと外側シェル筐体の外側の環境との間に滅菌バリアを提供する。 【選択図】図3
权利要求

ハンドヘルド電気機械的外科手術デバイスであって、 外科手術付属品を選択的に制御するように構成される、パワーパックと、 遠位半区分と、近位半区分とを含み、前記遠位半区分および前記近位半区分はともに、実質的に前記パワーパック全体を選択的にその中に包装するように構成される、キャビティを画定する、外側シェル筐体と、 前記外側シェル筐体の遠位半区分と近位半区分との間に位置する、ガスケットであって、前記遠位半区分と前記近位半区分との間にシールを生成し、前記パワーパックと前記外側シェル筐体の外側の環境との間に滅菌バリアを提供するように構成される、ガスケットと、 を備える、ハンドヘルド電気機械的外科手術デバイス。前記遠位半区分は、近位対向縁を含み、前記近位半区分は、遠位対向縁を含み、第1の位置では、前記近位対向縁および前記遠位対向縁は、離間され、第2の位置では、前記近位対向縁および前記遠位対向縁は、接近させられ、それらの間に界面を画定する、請求項1に記載の電気機械的外科手術デバイス。前記ガスケットは、前記外側シェル筐体の近位半区分の遠位対向縁と、前記外側シェル筐体の遠位半区分の近位対向縁との間に画定される、前記界面に配置される、請求項2に記載の電気機械的外科手術デバイス。前記外側シェル筐体の遠位半区分の近位対向縁は、前記ガスケットを受容するように構成される、溝を画定する、請求項2または請求項3に記載の電気機械的外科手術デバイス。前記近位半区分の遠位対向縁は、前記ガスケットに係合するように構成される、突起を画定し、前記第2の位置では、前記ガスケットの少なくとも一部は、前記近位半区分および前記遠位半区分が接近させられると、前記遠位半区分において画定される溝内で入子になる、請求項4に記載の電気機械的外科手術デバイス。前記ガスケットは、前記遠位半区分と前記近位半区分との間の前記シールを強化するように構成される、補強部材を含む、前記請求項のいずれかに記載の電気機械的外科手術デバイス。前記補強部材は、前記近位半区分および前記遠位半区分が接近させられると、前記外側シェル筐体の遠位半区分において画定される溝内で入子になるように構成される、請求項6に記載の電気機械的外科手術デバイス。前記近位半区分は、ヒンジによって前記遠位半区分に枢動可能に接続される、前記請求項のいずれかに記載の電気機械的外科手術デバイス。前記遠位および近位半区分は、前記半区分を相互に選択的に固着させるためのスナップ閉鎖特徴を備える、請求項8に記載の電気機械的外科手術デバイス。ハンドヘルド電気機械的外科手術デバイスを組み立てる方法であって、 ハンドヘルド電気機械的外科手術デバイスの外側シェル筐体の近位半区分上にガスケットを設置するステップと、 前記外側シェル筐体の滅菌状態を維持しながら、前記外側シェル筐体の受容キャビティ中にパワーパックを挿入するステップと、 実質的に前記パワーパック全体を前記外側シェル筐体内に包装するために、前記近位半区分を前記外側シェル筐体の遠位半区分と接近させることによって、前記外側シェル筐体を閉鎖するステップであって、前記ガスケットは、前記遠位半区分と前記近位半区分との間にシールを生成し、前記パワーパックと前記外側シェル筐体の外側の環境との間に滅菌バリアを提供する、ステップと、を含む、方法。前記外側シェル筐体上にガスケットを設置するステップは、 前記ガスケットの第2の側から除去可能なコーティングを除去することと、 前記ガスケットの第2の側を前記外側シェル筐体の近位半区分上に位置付けることと、を含む、請求項10に記載の方法。前記外側シェル筐体上にガスケットを設置するステップは、 前記外側シェル筐体の受容キャビティ中への前記パワーパックの挿入を誘導するように構成される、挿入ガイド内に画定される軌道中に前記ガスケットを挿入することと、 前記ガスケットが前記外側シェル筐体の近位半区分の遠位対向縁上に位置するように、前記外側シェル筐体の近位半区分上に前記挿入ガイドを位置付けることと、 前記挿入ガイドが前記外側シェル筐体の近位半区分から除去されると、前記ガスケットが前記外側シェル筐体の近位半区分の遠位対向縁上に位置したままであるように、前記挿入ガイド内に画定される軌道から前記ガスケットを解放することと、を含む、請求項10に記載の方法。キットであって、 パワーパックと、 遠位半区分と、近位半区分とを有する外側シェル筐体を含み、前記遠位半区分および前記近位半区分はともに、実質的に前記パワーパック全体を選択的にその中に包装するように構成される、キャビティを画定する、電気機械的外科手術デバイスと、 挿入ガイドであって、前記挿入ガイドは、前記外側シェル筐体の近位半区分の遠位対向縁上に位置付け可能であり、前記パワーパックが前記外側シェル筐体のキャビティ中に挿入されているとき、前記パワーパックから前記外側シェル筐体の外面を遮蔽するように構成される、挿入ガイドと、 を備える、キット。前記挿入ガイドは、軌道を画定する本体を含み、前記軌道は、前記外側シェルの近位半区分の遠位対向縁に係合するように構成される、請求項13に記載のキット。ガスケットをさらに含み、前記ガスケットは、前記挿入ガイドが前記外側シェル筐体の近位半区分の遠位対向縁上に配置されると、前記ガスケットが前記外側シェル筐体の近位半区分の遠位対向縁上に配置されるように、前記挿入ガイドの軌道内に位置付けられる、請求項13または請求項14に記載のキット。前記挿入ガイドは、前記ガスケットをその中の前記軌道から解放するように構成される、機械的リリースを含む、請求項13〜15のうちのいずれか1つに記載のキット。

说明书全文

(背景) (1.技術分野) 本開示は、外科手術デバイスに関する。より具体的には、本開示は、外科手術手技を実施するためのハンドヘルド電気機械的外科手術システムに関する。

(2.関連技術の背景) 概して、ハンドヘルド電気機械的外科手術システムは、再使用可能である電動ハンドルアセンブリと、使用に先立って電動ハンドルアセンブリに選択的に接続され、次いで、処分される、またはいくつかの事例では、再使用のために滅菌されるために、使用に続いて電動ハンドルアセンブリから切り離される、使い捨てエンドエフェクタまたは同等物とを含む。電動ハンドルアセンブリは、滅菌外側シェル筐体と、外側シェル筐体中に選択的に装填可能なパワーパックとを含み得る。

手術室内の滅菌環境を維持するために、パワーパックと手術室との間に改良されたシールを組み込むシェル筐体の必要性が存在する。

(要旨) 本開示のある側面によると、外科医手術付属品と選択的に接続するように構成されるハンドヘルド電気機械的外科手術デバイスが、パワーパックと、外側シェル筐体と、ガスケットとを含む。パワーパックは、外科手術付属品を選択的に制御するように構成される。外側シェル筐体は、遠位半区分と、近位半区分とを含み、遠位半区分および近位半区分はともに、実質的にパワーパック全体を選択的にその中に包装するように構成される、キャビティを画定する。ガスケットは、外側シェル筐体の遠位半区分と近位半区分との間に位置し、ガスケットは、シールを生成し、パワーパックと外部環境との間に滅菌バリアを提供するように構成される。

遠位半区分は、近位対向縁を含んでもよく、近位半区分は、遠位対向縁を含んでもよい。第1の位置では、近位対向縁および遠位対向縁は、離間され、第2の位置では、近位対向縁および遠位対向縁は、接近させられ、その間に界面を画定する。ガスケットは、外側シェル筐体の近位半区分の遠位対向縁と、外側シェル筐体の遠位半区分の近位対向縁との間に画定される、界面に配置されてもよい。

外側シェル筐体の遠位半区分の近位対向縁は、ガスケットを受容するように構成される、溝を画定してもよい。近位半区分の遠位対向縁は、第2の位置では、近位半区分および遠位半区分が接近させられると、ガスケットの少なくとも一部が遠位半区分において画定される溝内で入子になるように、ガスケットに係合するように構成される突起を画定してもよい。

ガスケットは、遠位半区分と近位半区分との間のシールを強化するように構成される、補強部材を含んでもよい。補強部材は、近位半区分および遠位半区分が接近させられると、外側シェル筐体の遠位半区分において画定される溝内で入子になるように構成されてもよい。

外側シェル筐体の近位半区分の遠位対向縁上に位置付け可能な挿入ガイドが、電気機械的外科手術デバイスに提供されてもよい。挿入ガイドは、パワーパックが外側シェル筐体のキャビティ中に挿入されているとき、パワーパックから外側シェル筐体の外面を遮蔽するように構成される。挿入ガイドは、軌道を画定する本体を含み、軌道は、外側シェルの近位半区分の遠位対向縁に係合するように構成されてもよい。ガスケットは、挿入ガイドが外側シェル筐体の近位半区分の遠位対向縁上に配置されると、ガスケットが外側シェル筐体の近位半区分の遠位対向縁上に配置されるように、挿入ガイドの軌道内に位置付け可能であってもよい。挿入ガイドは、軌道からガスケットを解放するように構成される、機械的リリースを含んでもよい。

本開示のある側面によると、ハンドヘルド電気機械的外科手術デバイスを組み立てる方法が、外側シェル筐体を含むハンドヘルド電気機械的外科手術デバイスを提供するステップと、外側シェル筐体上にガスケットを設置するステップと、外側シェル筐体の滅菌状態を維持しながら、外側シェル筐体の受容キャビティ中にパワーパックを挿入するステップと、外側シェル筐体を閉鎖し、その中にパワーパックを包装するステップとを含む。

外側シェル筐体上にガスケットを設置するステップは、ガスケットの第2の側から除去可能なコーティングを除去するステップと、ガスケットの第2の側を外側シェル筐体の近位半区分上に位置させるステップとを含んでもよい。外側シェル筐体上にガスケットを設置するステップはさらに、外側シェル筐体の受容キャビティ中へのパワーパックの挿入を誘導するように構成される、挿入ガイド内に画定される軌道中にガスケットを挿入するステップと、ガスケットが外側シェル筐体の近位半区分の遠位対向縁上に位置するように、外側シェル筐体の近位半区分上に挿入ガイドを位置させるステップと、挿入ガイドが外側シェル筐体の近位半区分から除去されると、ガスケットが外側シェル筐体の近位半区分の遠位対向縁上に位置したままであるように、挿入ガイド内に画定される軌道からガスケットを解放することとを含んでもよい。

本開示のある側面によると、パワーパックと、電気機械的外科手術デバイスと、挿入ガイドとを含むキットが、提供される。電気機械的外科手術デバイスは、遠位半区分と、近位半区分とを有する外側シェル筐体を含み、遠位半区分および近位半区分はともに、実質的にパワーパック全体を選択的にその中に包装するように構成される、キャビティを画定する。挿入ガイドは、外側シェル筐体の近位半区分の遠位対向縁上に位置付け可能であり、挿入ガイドは、パワーパックが外側シェル筐体のキャビティ中に挿入されているとき、パワーパックから外側シェル筐体の外面を遮蔽するように構成される。

挿入ガイドは、軌道を画定する本体を含み、軌道は、外側シェルの近位半区分の遠位対向縁に係合するように構成されてもよい。

キットはまた、ガスケットも含み、ガスケットは、挿入ガイドが外側シェル筐体の近位半区分の遠位対向縁上に配置されると、ガスケットが外側シェル筐体の近位半区分の遠位対向縁上に配置されるように、挿入ガイドの軌道内に位置付けられる。

挿入ガイドは、その中の軌道からガスケットを解放するように構成される、機械的リリースを含んでもよい。 例えば、本発明は以下を提供する。 (項目1) ハンドヘルド電気機械的外科手術デバイスであって、 外科手術付属品を選択的に制御するように構成される、パワーパックと、 遠位半区分と、近位半区分とを含み、上記遠位半区分および上記近位半区分はともに、実質的に上記パワーパック全体を選択的にその中に包装するように構成される、キャビティを画定する、外側シェル筐体と、 上記外側シェル筐体の遠位半区分と近位半区分との間に位置する、ガスケットであって、上記遠位半区分と上記近位半区分との間にシールを生成し、上記パワーパックと上記外側シェル筐体の外側の環境との間に滅菌バリアを提供するように構成される、ガスケットと、 を備える、ハンドヘルド電気機械的外科手術デバイス。 (項目2) 上記遠位半区分は、近位対向縁を含み、上記近位半区分は、遠位対向縁を含み、第1の位置では、上記近位対向縁および上記遠位対向縁は、離間され、第2の位置では、上記近位対向縁および上記遠位対向縁は、接近させられ、それらの間に界面を画定する、上記項目に記載の電気機械的外科手術デバイス。 (項目3) 上記ガスケットは、上記外側シェル筐体の近位半区分の遠位対向縁と、上記外側シェル筐体の遠位半区分の近位対向縁との間に画定される、上記界面に配置される、上記項目のいずれかに記載の電気機械的外科手術デバイス。 (項目4) 上記外側シェル筐体の遠位半区分の近位対向縁は、上記ガスケットを受容するように構成される、溝を画定する、上記項目のいずれかに記載の電気機械的外科手術デバイス。 (項目5) 上記近位半区分の遠位対向縁は、上記ガスケットに係合するように構成される、突起を画定し、上記第2の位置では、上記ガスケットの少なくとも一部は、上記近位半区分および上記遠位半区分が接近させられると、上記遠位半区分において画定される溝内で入子になる、上記項目のいずれかに記載の電気機械的外科手術デバイス。 (項目6) 上記ガスケットは、上記遠位半区分と上記近位半区分との間の上記シールを強化するように構成される、補強部材を含む、上記項目のいずれかに記載の電気機械的外科手術デバイス。 (項目7) 上記補強部材は、上記近位半区分および上記遠位半区分が接近させられると、上記外側シェル筐体の遠位半区分において画定される溝内で入子になるように構成される、上記項目のいずれかに記載の電気機械的外科手術デバイス。 (項目8) 上記近位半区分は、ヒンジによって上記遠位半区分に枢動可能に接続される、上記項目のいずれかに記載の電気機械的外科手術デバイス。 (項目9) 上記遠位および近位半区分は、上記半区分を相互に選択的に固着させるためのスナップ閉鎖特徴を備える、上記項目のいずれかに記載の電気機械的外科手術デバイス。 (項目10) ハンドヘルド電気機械的外科手術デバイスを組み立てる方法であって、 ハンドヘルド電気機械的外科手術デバイスの外側シェル筐体の近位半区分上にガスケットを設置するステップと、 上記外側シェル筐体の滅菌状態を維持しながら、上記外側シェル筐体の受容キャビティ中にパワーパックを挿入するステップと、 実質的に上記パワーパック全体を上記外側シェル筐体内に包装するために、上記近位半区分を上記外側シェル筐体の遠位半区分と接近させることによって、上記外側シェル筐体を閉鎖するステップであって、上記ガスケットは、上記遠位半区分と上記近位半区分との間にシールを生成し、上記パワーパックと上記外側シェル筐体の外側の環境との間に滅菌バリアを提供する、ステップと、を含む、方法。 (項目11) 上記外側シェル筐体上にガスケットを設置するステップは、 上記ガスケットの第2の側から除去可能なコーティングを除去することと、 上記ガスケットの第2の側を上記外側シェル筐体の近位半区分上に位置付けることと、を含む、上記項目のいずれかに記載の方法。 (項目12) 上記外側シェル筐体上にガスケットを設置するステップは、 上記外側シェル筐体の受容キャビティ中への上記パワーパックの挿入を誘導するように構成される、挿入ガイド内に画定される軌道中に上記ガスケットを挿入することと、 上記ガスケットが上記外側シェル筐体の近位半区分の遠位対向縁上に位置するように、上記外側シェル筐体の近位半区分上に上記挿入ガイドを位置付けることと、 上記挿入ガイドが上記外側シェル筐体の近位半区分から除去されると、上記ガスケットが上記外側シェル筐体の近位半区分の遠位対向縁上に位置したままであるように、上記挿入ガイド内に画定される軌道から上記ガスケットを解放することと、を含む、上記項目のいずれかに記載の方法。 (項目13) キットであって、 パワーパックと、 遠位半区分と、近位半区分とを有する外側シェル筐体を含み、上記遠位半区分および上記近位半区分はともに、実質的に上記パワーパック全体を選択的にその中に包装するように構成される、キャビティを画定する、電気機械的外科手術デバイスと、 挿入ガイドであって、上記挿入ガイドは、上記外側シェル筐体の近位半区分の遠位対向縁上に位置付け可能であり、上記パワーパックが上記外側シェル筐体のキャビティ中に挿入されているとき、上記パワーパックから上記外側シェル筐体の外面を遮蔽するように構成される、挿入ガイドと、 を備える、キット。 (項目14) 上記挿入ガイドは、軌道を画定する本体を含み、上記軌道は、上記外側シェルの近位半区分の遠位対向縁に係合するように構成される、上記項目のいずれかに記載のキット。 (項目15) ガスケットをさらに含み、上記ガスケットは、上記挿入ガイドが上記外側シェル筐体の近位半区分の遠位対向縁上に配置されると、上記ガスケットが上記外側シェル筐体の近位半区分の遠位対向縁上に配置されるように、上記挿入ガイドの軌道内に位置付けられる、上記項目のいずれかに記載のキット。 (項目16) 上記挿入ガイドは、上記ガスケットをその中の上記軌道から解放するように構成される、機械的リリースを含む、上記項目のいずれかに記載のキット。 (摘要) ハンドヘルド電気機械的外科手術デバイスが、外科手術付属品と選択的に接続するように構成される。外科手術デバイスは、パワーパックと、外側シェル筐体と、ガスケットとを含む。パワーパックは、外科手術付属品を選択的に制御するように構成される。外側シェル筐体は、遠位半区分と、近位半区分とを含み、遠位半区分および近位半区分はともに、実質的にパワーパック全体を選択的にその中に包装するように構成される、キャビティを画定する。ガスケットは、外側シェル筐体の遠位半区分と近位半区分との間に位置する。ガスケットは、遠位半区分と近位半区分との間にシールを生成し、パワーパックと外側シェル筐体の外側の外部環境との間に滅菌バリアを提供するように構成される。

本開示の実施形態が、付随の図面を参照して本明細書に説明される。

図1は、エンドエフェクタとのその接続を例証する、本開示のある実施形態による、電気機械的ハンドヘルド外科手術デバイスおよびアダプタアセンブリの斜視図である。

図2は、図1の電気機械的ハンドヘルド外科手術デバイスの外側シェル筐体の斜視図である。

図3は、図1および2の電気機械的ハンドヘルド外科手術デバイスの外側シェル筐体の部品が分離された正面斜視図である。

図4は、図1の電気機械的ハンドヘルド外科手術デバイスの外側シェル筐体において画定される界面のある実施形態の断面図である。

図5Aは、電気機械的ハンドヘルド外科手術デバイスの外側シェル筐体において画定される界面の別の実施形態の断面図である。図5Bは、電気機械的ハンドヘルド外科手術デバイスの外側シェル筐体において画定される界面のさらに別の実施形態の断面図である。図5Cは、電気機械的ハンドヘルド外科手術デバイスの外側シェル筐体において画定される界面のさらに別の実施形態の断面図である。図5Dは、電気機械的ハンドヘルド外科手術デバイスの外側シェル筐体において画定される界面のさらなる実施形態の断面図である。図5Eは、電気機械的ハンドヘルド外科手術デバイスの外側シェル筐体において画定される界面の別の実施形態の断面図である。図5Fは、電気機械的ハンドヘルド外科手術デバイスの外側シェル筐体において画定される界面のさらに別の実施形態の断面図である。

図6は、電気機械的ハンドヘルド外科手術デバイスの外側シェル筐体中へのパワーパックの挿入を例証する、斜視図である。

図7は、ハンドヘルド外科手術デバイスの外側シェル筐体中に入子になるパワーパックを例証する、斜視図である。

図8は、ハンドヘルド外科手術デバイスと併用するための挿入ガイド中へのガスケットの挿入を例証する、斜視図である。

図9は、ハンドヘルド外科手術デバイスの外側シェル筐体中に入子になるパワーパックと、外側シェル筐体において画定される界面上に位置するガスケットとを例証する、正面図である。

図10は、図1による、電気機械的ハンドヘルド外科手術デバイスと、本開示による、ガスケットおよび挿入ガイドとを含む、キットである。

図11Aおよび11Bは、本開示のある実施形態による、再使用可能外科手術器具モジュールの斜視図を例証する。

図12は、本開示のある実施形態による、ヒンジ付き器具カバーシェルを有する外側筐体シェル中に挿入される、再使用可能外科手術器具モジュールを例証する。

図13は、本開示の別の実施形態による、スナップ可能器具カバーシェルを有する外側筐体シェル中に挿入される、再使用可能外科手術器具モジュールを例証する。

図14は、外側筐体シェル中に挿入される再使用可能外科手術器具モジュールを例証し、再使用可能外科手術器具モジュールの駆動シャフトの周りに配置されるシールを示す、拡大概略長手方向断面図である。

(実施形態の詳細な説明) 本開示される外科手術デバイスの実施形態、ならびに外科手術デバイスのためのアダプタアセンブリおよび/またはハンドルアセンブリが、同様の参照番号がいくつかの図のそれぞれにおける同じまたは対応する要素を指定する、図面を参照して、詳細に説明される。本明細書で使用されるように、用語「遠位」は、ユーザからより遠いアダプタアセンブリまたは外科手術デバイスもしくはその構成要素を指す一方、用語「近位」は、ユーザにより近いアダプタアセンブリまたは外科手術デバイスもしくはその構成要素のその部分を指す。

本開示のある実施形態による外科手術デバイスが、概して、100と指定され、電動ハンドヘルド電気機械的器具の形態である。電動ハンドヘルド電気機械的器具は、それへのエンドエフェクタの選択的取付のために構成される。エンドエフェクタは、電動ハンドヘルド電気機械的外科手術器具によって作動および操作されることができる。

図1に例証されるように、外科手術デバイス100は、アダプタ200との選択的接続のために構成され、順に、アダプタ200は、エンドエフェクタまたは単回使用装填ユニット(「SULU」)400との選択的接続のために構成される。

図1−3に例証されるように、外科手術デバイス100は、エンドエフェクタ400を選択的に制御するように構成されるパワーパック101と、パワーパック101を選択的に受容し、実質的に包装するように構成される外側シェル筐体10とを含む。パワーパック101は、エンドエフェクタ400を作動させるために、バッテリと、制御回路と、モータとを含む。パワーパック101の構成要素の詳細な説明に関して、2014年10月7日に出願された、米国仮特許出願第62/060,734号、現在では、2015年9月24日に出願された、米国特許出願第14/863,558号(現在では、米国特許出願公開第2016/0095585号)(それらの全内容は、この参照によって本明細書に組み込まれる)を参照されたい。

外側シェル筐体10は、遠位半区分10aと、遠位半区分10aおよび近位半区分10bの上縁に沿って位置するヒンジ16によって遠位半区分10aに枢動可能に接続される、近位半区分10bとを含む。遠位および近位半区分10a、10bは、外科手術デバイス100の長手方向軸「X−X」を横断する平面に沿って分割される。

遠位半区分10aは、近位対向縁10dを含み、近位半区分10bは、遠位対向縁10eを含む(図3参照)。遠位および近位半区分10a、10bが継合されると、遠位半区分10aの近位対向縁10dおよび近位半区分10bの遠位対向縁10eは、近位および遠位対向縁10d、10eの周辺に沿って界面11(図2参照)を画定する。同時に、遠位および近位半区分10a、10bは、その中にパワーパック101が選択的に置かれる、シェルキャビティ10cを画定する。

外側シェル筐体10はまた、遠位半区分10a内に選択的に支持される、滅菌バリア板アセンブリ60を含んでもよい。具体的には、滅菌バリア板アセンブリ60は、遠位半区分10aの接続部分20の後方かつシェル筐体10のシェルキャビティ10c内に配置される。

外側シェル筐体10の遠位および近位半区分10a、10bはそれぞれ、それぞれの上側シェル部分12a、12bと、それぞれの下側シェル部分14a、14bとを含む。下側シェル部分14a、14bは、下側シェル部分14a、14bを相互に選択的に固着させ、外側シェル筐体10を閉鎖状態に維持するためのスナップ閉鎖特徴18を画定する。

外側シェル筐体10が閉位置にあるとき、界面11は、遠位半区分10aと近位半区分10bとの間にシールまたはガスケットを採用し、望ましくない物質が外側シェル筐体10のシェルキャビティ10c中に、そして次に、パワーパック101に導入されないか、または汚染物質がシェルキャビティ10cから逃散し、滅菌外科手術環境中に導入されないように防止し得ることが想定される。したがって、実施形態では、それぞれ、遠位および近位半区分10a、10bの近位および遠位対向縁10d、10eは、図4に示されるように、シールまたはガスケットを含んでもよい。

特に、長手方向軸「X−X」に沿って界面11の断面を例証する図4は、近位半区分10bの遠位対向縁10eがタング13aを画定し、そして遠位半区分10aの近位対向縁10dがタング13aを受容するように構成および成形される溝13bを画定する、タングおよび溝幾何学形状を示す。タングおよび溝幾何学形状が示されているが、任意の好適なシール幾何学形状が、界面11にシールを提供するために使用され得ることが想定される。

実施形態では、外側シェル筐体10の遠位半区分10aおよび近位半区分10bは、ポリカーボネートまたは類似するポリマーから製作されてもよい。実施形態では、材料は、透明剛性ポリマーであってもよい。実施形態では、外側シェル筐体10の遠位半区分10aおよび近位半区分10bは、基板上にオーバーモールドされてもよい。図4のタングおよび溝幾何学形状の実施例によって示されるようなシールはまた、遠位半区分10aおよび近位半区分10bと同様に、本プロセス中にポリカーボネートまたは類似するポリマーから製作され得ることが想定される。

図5A−5Fを参照すると、外部シールインサートまたはガスケット40が、図4に示される界面構成とともに、またはその代わりに(図5F参照)使用され、パワーパック101と手術室との間に滅菌バリアを提供し得ることがさらに想定される。実施形態では、ガスケット40は、事前判定された使用量まで使い捨てまたは再使用可能であってもよく、その中に組み込まれる1つまたはそれを上回る抗菌物質を含んでもよい。

ガスケット40は、例えば、図5A−5Eに示されるタングおよび溝幾何学形状等の界面11の幾何学形状中に圧縮するように構成され得ることが想定される。その目的のために、ガスケット40は、低粘度および低デュロメータ材料であり、ガスケット40が界面11の幾何学形状に一致することを可能にしてもよい。

ガスケット40は、第1の側41aと、第2の側41bとを有する本体40aを含む。実施形態では、第1の側41aは、外側シェル筐体10の遠位半区分10aに隣接して位置し、第2の側41bは、外側シェル筐体10の近位半区分10bに隣接して位置する。しかしながら、実施形態では、逆配向も、可能である。ガスケット40を界面11に固着させるために、第1および第2の側41a、41bが、例えば、接着剤または任意の好適な締結具等の固定機構を含み得ることが想定される。

実施形態では、ガスケット40は、例えば、図5Cおよび5Eに示されるようなロッド42等の補強部材を含んでもよい。ロッド42は、ガスケット40の本体40a中に埋め込まれてもよい。実施形態では、ロッド42は、ガスケット40に剛性を追加するように構成されてもよい。

実施形態では、例えば、図5Cおよび5Eに示されるように、界面11が表面幾何学形状または微細構成を含む場合、ロッド42は、界面11の表面幾何学形状中に統合されるような構成およびサイズにされてもよい。例えば、図5Cおよび5Eでは、外側シェル筐体10の遠位半区分10aの溝32bは、直径「D1」を含んでもよく、ロッド42は、直径「D2」を含んでもよく、直径「D1」は、直径「D2」に等しい。したがって、遠位および近位半区分10a、10bが接近させられると、近位半区分10bのタング13aは、ガスケット40のロッド42が溝13b内で入子になり得る一方、ガスケット40の本体40aが界面11の周辺幾何学形状に一致するように、ガスケット40のロッド42を溝13bに向かって押勢する。

図5A−5Cおよび5Fを具体的に参照すると、実施形態では、ガスケット40は、界面11の幾何学形状に事前形成されてもよい。例えば、図5B、5C、および5Fに示されるように、ガスケット40は、実質的にH型断面外形を含んでもよい。事前形成されたガスケット40は、それぞれ、遠位および近位半区分10a、10bの近位または遠位対向縁10d、10e上に位置させることがより容易であり得ることが想定される。

図5Aに示されるような実施形態では、ガスケット40は、ガスケット40が界面11に位置した後、ガスケット40のフランジ部分40cがミシン目線40bに沿って除去され得るように、本体40aにおいて画定される、太さが低減された線またはミシン目線40bを含んでもよい。

種々の方法およびデバイスが、遠位および近位半区分10a、10b間の界面11上にガスケット40を位置させるときに採用され得ることが想定される。実施形態では、例えば、看護師等の医療従事者が、自身の手を用いてガスケット40を設置してもよい。その目的のために、ガスケット40は、ガスケット40の第1の側41および第2の側41b(図8参照)のそれぞれに、例えば、フィルム44等の除去可能なコーティングを含み得ることが想定される。

動作時、ガスケット40の側のうちの1つから、例えば、側41bからフィルム44を除去した後、医療従事者は、外側シェル筐体10の近位半区分10bの遠位対向縁10eに対して側41bを置くであろう。パワーパック101がシェル筐体10のシェルキャビティ10c中に挿入されると、医療従事者は、次いで、反対の側、例えば、側41aから残りのフィルム(明示的に図示せず)を除去し、外側シェル筐体10の遠位および近位半区分10a、10bを接近させるであろう。

代替として、ガスケット40は、界面11に位置することに先立って、以下に詳述されるように、挿入ガイド50中に組み込まれてもよい。図6−8を参照すると、近位半区分10bの遠位対向縁10e(図3参照)上に着座し、それを完全に取り囲むように構成および成形される挿入ガイド50が、外科手術デバイス100に提供されてもよい。挿入ガイド50は、パワーパック101と外側シェル筐体10の外面10f(図6および7参照)を離間するように構成され、パワーパック101と外面10fとの間の望ましくない接触を防止する。

挿入ガイド50は、実質的にU型の横断面外形を有する本体部分52と、本体部分52の底部から延在するスタンドオフ54とを含む。スタンドオフ54は、シェル筐体10のそれぞれの遠位および近位半区分10a、10bの下側シェル部分14a、14bのそれぞれのスナップ閉鎖特徴18に係合するように構成される。

使用時、挿入ガイド50の本体部分52が近位半区分10bの遠位対向縁10e上に着座されると、遠位半区分10aの下側シェル部分14aのスナップ閉鎖特徴18が、スタンドオフ54の第1の端部に係合し、近位半区分10bの下側シェル部分14bのスナップ閉鎖特徴18が、スタンドオフ54の第1の端部に係合する。

本体部分52はまた、挿入ガイド50の近位対向側58上に軌道56も含む。軌道56は、近位半区分10bの遠位対向縁10eに係合するように構成される。実施形態では、軌道56はまた、図8に示されるように、ガスケット40を受容するように構成されてもよい。挿入ガイド50の軌道56中にガスケット40を組み込むことは、界面11にガスケット40を位置させるプロセスを簡略化するだけではなく、ガスケット40が医療従事者によって取り扱われる時間を制限することによって、ガスケット40の改良された滅菌状態を助長し得ることが想定される。いったんガスケット40が所望される場所に位置付けられると、ガスケット40は、例えば、ラッチまたはエジェクタ58(図8参照)等の機械的リリースを使用して、または重を通して挿入ガイド50から解放され、外側シェル筐体10の近位半区分10bの遠位対向縁10e上にガスケット40を残し得ることが想定される(図9参照)。

動作時、ガスケット40は、挿入ガイド50の軌道56中に圧接され、フィルム44が、第2の側41bから除去される。次に、開放構成(すなわち、遠位半区分10aがヒンジ16を中心として近位半区分10bから分離される)における新しい、および/または滅菌外側シェル筐体10と、シェル筐体10の近位半区分10bの遠位縁に対して定位置にガスケット40を含む挿入ガイド50とを用いて、パワーパック101が、シェル筐体10のシェルキャビティ10c中に挿入される。パワーパック101がシェル筐体10のシェルキャビティ10c中に挿入されると、挿入ガイド50は、近位半区分10bから除去され、近位半区分10bの遠位対向縁10e上にガスケット40を残す。ガスケット40の第1の側41a上のフィルム(明示的に図示せず)を除去すると、外側シェル筐体10の遠位半区分10aは、ヒンジ16を中心として閉鎖構成に枢動される。閉鎖構成では、遠位半区分10aの下側シェル部分14aのスナップ閉鎖特徴18が、近位半区分10bの下側シェル部分14bのスナップ閉鎖特徴18に係合する。閉鎖構成では、ガスケット40は、図5A−5Fに示されるように、圧縮および移動し、界面11の幾何学形状内を充填する。

動作時、外科手術手技に続いて、遠位半区分10aの下側シェル部分14aのスナップ閉鎖特徴18が、近位半区分10bの下側シェル部分14bのスナップ閉鎖特徴18から係合解除され、遠位半区分10aが、ヒンジ16を中心として近位半区分10bから離れるように枢動され、シェル筐体10を開放する。外側シェル筐体10が開放すると、パワーパック101が、外側シェル筐体10のシェルキャビティ10cから(具体的には、シェル筐体10の近位半区分10bから)除去され、外側シェル筐体10が、破棄される。使用されるガスケット40のタイプに応じて、ガスケット40は、外側シェル筐体10とともに破棄されるか、または滅菌された後で再使用されるかのいずれかである。パワーパック101は、次いで、消毒および洗浄される。パワーパック101は、没または滅菌されるべきではない。

本開示によると、図10に示されるようなキット500が、提供され得ることがさらに想定される。キット500は、外側シェル筐体10の遠位および近位半区分10a、10bと、滅菌バリア板アセンブリ60と、パワーパック101とを有する、電気機械的外科手術デバイス100を含んでもよい。キット500はまた、ガスケット40と、挿入ガイド50とを含んでもよい。キット500はさらに、電気機械的外科手術デバイス100の組立および電気機械的外科手術デバイス100の使用に関する説明書と、同一物を保持するように構成されるパッケージ、容器、またはボックスとを含んでもよい。

図11Aおよび11Bを参照すると、図1−3のパワーパック101と類似性を共有する、再使用可能外科手術器具モジュール110の実施形態が、例証される。器具モジュール110は、上側器具モジュール半分110Aおよび下側器具モジュール半分110Bを画定し、上側器具モジュール半分110Aは、長手方向軸「B」を画定する。器具モジュール110はまた、以下に説明されるように、その中に複数の構成要素を組み込むための内側筐体シェル111も含む。

上側器具モジュール半分110Aは、少なくとも1つのモータ140ならびにディスプレイ画面160を含む。少なくとも1つのモータ140は、内側筐体シェル111内に配置される。上側器具モジュール半分110Aの遠位端102は、エンドエフェクタアセンブリを受容するように構成される。エンドエフェクタアセンブリは、顎部材、クリップアプライヤ、血管シーリングデバイス、円形ステープル留めデバイス、解剖器具、開創器、切断器、把持器、およびドリルのうちの少なくとも1つであってもよい。

下側器具モジュール半分110Bは、バッテリ120(またはエネルギー源)と、少なくとも1つの制御盤130とを含む。バッテリ120および少なくとも1つの制御盤130は、内側筐体シェル111内に配置される。下側器具モジュール半分110Bは、外科手術手技中に外科医等のユーザによって握持されるように構成される。加えて、上側器具モジュール半分110Aおよび下側器具モジュール半分110Bは、実質的にL型の、またはピストルグリップ構成を形成するように組み合わせられてもよい。

少なくとも1つの制御盤130は、一方ではバッテリ120に電気的に、他方では少なくとも1つのモータ140に接続される。本目的のために、電気接点(図示せず)が、少なくとも1つの制御盤130との電気接続を確立するために、バッテリ120の上側に提供される。加えて、少なくとも1つの制御盤130は、エネルギー源(例えば、バッテリ120)と各モータ140との間に電気外科手術エネルギーの流動を可能にするために、少なくとも1つのプロセッサ(図示せず)と電気的に連通する。

各モータ140は、例えば、駆動シャフト142を含むように構成される。駆動シャフト142は、動作可能な回転軸「B」を画定する。各モータ140は、限定されないが、関節運動、回転、顎部材の閉鎖、ファスナの射出、切断、および同等物を含む、エンドエフェクタアセンブリ(図示せず)の機能または動作を作動させるように構成される。

器具モジュール110は、外科手術手技中に測定される組織パラメータおよび外科手術器具パラメータに関するフィードバック情報を提供するために、その近位端104にスピーカ150(図11B参照)を含んでもよい。スピーカ150は、可聴フィードバックを提供するために使用されてもよい。可聴フィードバックは、視覚出力と併せて、またはその代わりに使用されてもよい。

器具モジュール110は、その中に配置され、外科手術手技中に測定される組織パラメータおよび外科手術器具パラメータに関する情報を表示する、ディスプレイ画面160を含んでもよい。ディスプレイ画面160は、外科医に種々の好適な出力情報を提供するように構成されてもよい。ディスプレイ画面160は、数字インジケータおよび色インジケータのうちの少なくとも1つを含んでもよい。

器具モジュール110はまた、クランプボタン170と、戻りボタン180とを含んでもよい。クランプボタン170は、器具モジュール110の遠位端102に接続されるエンドエフェクタアセンブリ(図示せず)を第1の位置に作動させるように構成されてもよい。エンドエフェクタアセンブリは、第1の位置において組織を咬持するための顎部材の対であってもよい。戻りボタン180は、顎部材を開放された咬持されていない位置(または第2の位置)に戻すように構成されてもよい。

図12を参照すると、本開示のある実施形態による、ヒンジ付き器具カバーシェル290を有する外側筐体シェル280中に再使用可能外科手術器具モジュール110を挿入する方法が、提示される。

外側筐体シェル280は、その中にキャビティ282を画定する。外側筐体シェル280は、上側外側筐体半分280Aおよび下側外側筐体半分280Bを画定する。上側外側筐体半分280Aは、そこを通して延在する長手方向軸「A」を画定する。外側筐体シェル280はまた、ヒンジ接続292を介して下側外側筐体半分280Bに接続される、器具シェルカバー290も含む。器具シェルカバー290は、以下に説明されるように、器具モジュール110が外側筐体シェル280中に完全に挿入された後、方向「C」に回転または枢動し得る。本開示のある実施形態によると、外側筐体シェル280は、移動可能スイッチが欠如してもよい。

動作または使用時、器具モジュール110は、少なくとも1つのモータ140の動作可能な軸「B」が上側外側筐体半分280Aの長手方向軸「A」に実質的に平行であるような様式で、外側筐体シェル280のキャビティ282中に挿入される。別の言い方をすれば、器具モジュール110は、器具モジュール110が少なくとも1つのモータ140の動作の軸に沿って、または長手方向軸「B」に沿って挿入および抜出されるように、再使用可能外側筐体シェル280中に挿入されるように構成される。上側器具モジュール半分110Aは、上側外側筐体半分280Aの下になるか、またはそれと入子になるように構成される一方、下側器具モジュール半分110Bは、下側外側筐体半分280Bの下になるか、またはそれと入子になるように構成される。いったん器具シェル110が外側筐体シェル280中に完全に挿入されると、器具シェルカバー290は、外側筐体シェル280との確実なシールを生成するために、方向「C」に回転される。

外科手術手技に続いて、外側筐体シェル280およびシェルカバー290が、当分野で公知の方法および手技、例えば、滅菌、加圧滅菌、蒸気洗浄、洗浄製品/溶剤を用いた拭き取り、および同等物に従って洗浄され得るように、器具シェルカバー290は、開放され、器具モジュール110は、外側筐体シェル280のキャビティ282から抜去または除去される。したがって、外側筐体シェル280およびシェルカバー290は、その中に挿入される器具モジュール110を損なうことなく洗浄および滅菌され得る。いったん洗浄または滅菌が完了すると、器具モジュール110は、さらなる外科手術手技の実施に先立って、外側筐体シェル280のキャビティ282中に再導入されてもよい。

図13を参照すると、本開示の別の実施形態による、スナップ可能器具カバーシェル390を有する外側筐体シェル380中に再使用可能外科手術器具モジュール110を挿入する方法が、例証される。

外側筐体シェル380は、その中にキャビティ382を画定する。外側筐体シェル380は、上側外側筐体半分380Aおよび下側外側筐体半分380Bを画定する。上側外側筐体半分380Aは、そこを通して延在する長手方向軸「D」を画定する。外側筐体シェル380の下側外側筐体380Bが、例えば、締結具(図示せず)を含むスナップ可能機構を介して、器具シェルカバー390に接続するか、または取り付けられてもよい。加えて、透明の視認ウィンドウ385が、(例えば、図11Aおよび11Bを参照して上記に説明されるように)ディスプレイ画面にオーバーレイするように構築されてもよい。視認ウィンドウ385は、その中に配置され、外科手術手技中に測定される組織パラメータおよび外科手術器具パラメータに関する情報を表示する、ディスプレイ画面を視認するために設計される。

本開示によると、外側筐体シェル380(ならびに外側筐体シェル180、280)が、例えば、ポリカーボネート樹脂熱可塑性プラスチック等の半透明または透明材料から製作され得ることが想定される。そのように構築されるため、器具モジュール110のディスプレイ画面160から、印または同等物が、視認される。外側筐体シェル380の少なくとも一部が、半透明または透明であり得ることがさらに想定される。

動作または使用時、器具モジュール110は、少なくとも1つのモータ140の(または少なくとも1つの駆動シャフト142の)動作可能な軸「E」が上側外側筐体半分110Aの長手方向軸「D」に実質的に平行であるような様式で、外側筐体シェル380のキャビティ382中に挿入される。別の言い方をすれば、器具モジュール110は、器具モジュール110が少なくとも1つのモータ140の動作の軸に沿って、または長手方向軸「E」に沿って挿入および抜出されるように、器具外側筐体シェル380中に挿入されるように構成される。上側器具モジュール半分110Aは、上側外側筐体半分380Aの下になるか、またはそれと入子になるように構成される一方、下側器具モジュール半分110Bは、下側外側筐体半分380Bの下になるか、またはそれと入子になるように構成される。いったん器具シェルカバー390が下側外側筐体半分380Bの一部に取り付けられると、器具モジュール110は、上側外側筐体半分380Aおよび下側外側筐体半分380Bの残りの部分が接続領域395に沿って器具シェルカバー390と係止または固着またはシールするように、外側筐体シェル380中に挿入される。

外科手術手技に続いて、外側筐体シェル380およびシェルカバー390が当分野で公知の方法および手技に従って洗浄され得るように、器具シェルカバー390が、(接続領域395において)下側外側筐体半分380Bから抜去またはスナップ取り外しされ、器具モジュール110が、外側筐体シェル380のキャビティ382から抜去または除去される。したがって、外側筐体シェル380は、その中に挿入される器具モジュール110を損なうことなく洗浄および滅菌され得る。いったん洗浄または滅菌が完了すると、器具モジュール110は、さらなる外科手術手技の実施に先立って、外側筐体シェル380のキャビティ382中に再導入されてもよい。

ここで図14に目を向けると、本開示に従って、外側筐体シェル280、380が、各駆動シャフト142が通過する複数の開口150を画定し得ることが想定される。シール152が、各開口150に提供され、その中への/それからの器具モジュール110の挿入/後退中に外側筐体シェル280、380と残るように、その中に支持される。シール152は、Oリングまたは同等物の形態をとってもよく、例えば、ゴム等の弾性ポリマー材料から構築されてもよい。シール152は、外側筐体シェル280、380と駆動シャフト142との間に液密シールを確立するような構成および寸法にされる。加えて、シール152は、駆動シャフト142が回転することを可能にするように構成および定寸される。使用時、シェルカバー290、390がそれぞれの外側筐体シェル280、380に対して閉鎖されると、力が、器具モジュール110に対して、実質的に「B」に沿って、または方向「B」に付与され、それによって、上側器具モジュール半分110Aの遠位表面をシール152に対して圧接し、駆動シャフト142の外面に対して液密シールを確立する。

種々の修正が、上記に開示される実施形態に成され得ることを理解されたい。例えば、図1−10のガスケット40は、挿入ガイド50の代わりに、特殊化ツールまたは軌道を使用して位置してもよい。特殊化ツールまたは軌道は、オートクレーブまたは類似するデバイスを使用して滅菌され得ることが想定される。

したがって、上記の説明は、限定としてではなく、単に、実施形態の例示として解釈されるべきである。当業者は、本開示の範囲および精神内の他の修正も想起するであろう。

QQ群二维码
意见反馈