Impeller shaft assembly of the rotating liquid pump and for that and flexible impeller pump assembly

申请号 JP86089999 申请日 1999-11-11 公开(公告)号 JP3068887U 公开(公告)日 2000-05-26
申请人 アイテイテイ インダストリーズ インコーポレイテッド; 发明人 ピー.ホーウィッツ ロバート;
摘要 (57)【要約】 【課題】 特に舶用ディーゼル機関の冷却に適する乾状態で自吸できる新規の改良型大能 力 回転液体ポンプと、
そのための新規のインペラ・軸組立体と、可撓インペラポンプ組立体とを提供する。 【解決手段】 新規の回転液体ポンプ10のハウジング12には入口導管14と出口導管16とが結合され、ハウジング12の内部に複数の室34、52が形成され、
そしてキー留めされたインペラ32、60が軸42上にジャーナルで支持される。 室34内に配置された第1のインペラ32は主液体作用要素として働き、剛性羽根を有し、それらの横縁は包囲する室壁から約3mm以上離される。 室52内に配置された第2のインペラ60は可撓羽根61を有し、呼び 水 要素として働き、室52内で親密な嵌合を維持でき、出口フラッパ弁と協働して液体入口に 真空 圧を生じさせ得る。 従って、本ポンプは絶対乾状態下においてすら自吸作用を発揮できる。
权利要求 【実用新案登録請求の範囲】
  • 【請求項1】 可撓インペラポンプ組立体であって、前記リングの半径方向中心から引かれた複数の半径と、前記中心から片寄った点から引かれた複数の半径で画成された内周面を有するリングと、可撓フィンガを有し所定軸線上において前記リング内に配置されたインペラと、
    前記リングの両側に固定された壁にして、前記内周面と協働して前記リング内であって且つ前記壁の間にポンプ室を画定する、前記壁とを有し、前記内周面がとぎれずに連続しており、前記壁の一方が流体を前記ポンプ室内に軸線方向に導入するための、該壁に形成された吸込ポートを有しており、前記壁の他方が流体を前記ポンプ室から軸線方向に排出するための、該壁に形成された吐出ポートを有しており、前記内周面がそこに形成された複数の尖点を有していて、前記インペラの可撓フィンガを前記ポンプ室内の複数の場所で突然屈曲させるようになっている可撓インペラポンプ組立体。
  • 【請求項2】 請求項1に記載の可撓インペラポンプ組立体において、前記壁の各々はそれに形成された1対のポートを有している可撓インペラポンプ組立体。
  • 【請求項3】 請求項2に記載の可撓インペラポンプ組立体において、各対の前記ポートが等間隔に離されている可撓インペラポンプ組立体。
  • 【請求項4】 請求項2に記載の可撓インペラポンプ組立体において、一方の対の前記ポートが、その他方の対から、前記軸線に対して90度の円弧のところに配置されている可撓インペラポンプ組立体。
  • 【請求項5】 請求項1に記載の可撓インペラポンプ組立体において、前記内周面が複数の半径から形成されている可撓インペラポンプ組立体。
  • 说明书全文

    【考案の詳細な説明】

    【0001】

    【考案の属する技術分野】

    本考案は例えば舶用ディーゼル機関で使用される渦型冷却ポンプのごとき回転 液体ポンプと、可撓インペラポンプ組立体とに係るものである。

    【0002】

    【考案が解決しようとする課題】

    従来の回転自吸液体ポンプであって乾状態のとき自動呼び作用を生じる可撓 インペラを有するものは、毎分最大473リットル(125ガロン)の液体をポ ンピングすることができ、そのようなポンプは最大1200馬を有する舶用デ ィーゼル機関などで使用するのに適している。 毎分約2100〜2500回転の 機関速度において、比較的大形の可撓インペラポンプはそのような環境下でキャ ビテーションを生じる。 最大約2500馬力の機関の冷却に使用するための毎分 最大約1514リットル(400ガロン)の液体流量を処理する能力を有する回 転自吸液体ポンプに対する需要が長年にわたって存在する。 したがって、また、 前記要求される大能力ポンプのための新規インペラ・軸組立体と、ポンプ呼び水 その他に用いる改良された可撓インペラポンプ組立体とに対する付帯的需要も存 在する。

    【0003】 先行技術においては舶用ディーゼル機間冷却のために現在利用できる再生ター ビンおよび/またはサイドチャンネル(side channel)水リングポ ンプが存在する。 しかし、そのようなポンプは極めて非効率的であり、その効率 は20%台である。 これら先行技術ポンプは絶対的乾状態のときは自吸できず、 それらが完全に機能するためには約0.15mm(0.006インチ)〜0.2 5mm(0.01インチ)のインペラ隙間を有しなくてはならない。 そのような 微小隙間はこれらポンプの製作を困難且つ高価にし、また、それらの砂と破片と に対する許容度が小さい。 さらにまた、既知ポンプは、インペラを横断しての差 圧の故に、インペラに対する大きな半径方向水圧荷重を有する。 このことは軸の 破損、シール漏れ、そして軸受故障を起こすおそれがある。

    【0004】

    【課題を解決するための手段】

    既知のポンプが遭遇する前記諸問題と、より大きい能力を備えたポンプを求め る需要とに鑑みて、新規の改良された回転液体ポンプであって乾状態のとき自吸 できそして特に舶用ディーゼル機関に対して適しているものを提供することが本 発明の目的である。

    【0005】 本明細書には、1対の液体作用室が内部に形成されているハウジングと、該ハ ウジング内にジャーナルで支持された軸と、該軸と一緒に回転するように、相互 に離間された配置で、前記軸に取付けられた1対のインペラと、前記ハウジング 内に液体を導入する装置と、推進された液体を前記ハウジングから排出する装置 とを有する回転液体ポンプであって、前記インペラの一方が剛性羽根を有し、且 つ前記液体作用室の一方の内部に閉じ込められており、前記インペラの他方が可 撓羽根を有し、且つ液体作用室の他方の内部に閉じ込められており、 前記液体作用室の他方は内面を有し、該内面は、該内面に沿った複数の位置に おいて該内面に形成された尖点を有することを特徴とする回転液体ポンプが説明 されている。

    【0006】 この回転液体ポンプにおいて使用されるインペラ・軸組立体についても、後に 詳述されている。

    【0007】 本考案によれば、可撓インペラポンプ組立体であって、前記リングの半径方向 中心から引かれた複数の半径と、前記中心から片寄った点から引かれた複数の半 径で画成された内周面を有するリングと、可撓フィンガを有し所定軸線上におい て前記リング内に配置されたインペラと、前記リングの両側に固定された壁にし て、前記内周面と協働して前記リング内であって且つ前記壁の間にポンプ室を画 定する、前記壁とを有し、前記内周面がとぎれずに連続しており、前記壁の一方 が流体を前記ポンプ室内に軸線方向に導入するための、該壁に形成された吸込ポ ートを有しており、前記壁の他方が流体を前記ポンプ室から軸線方向に排出する ための、該壁に形成された吐出ポートを有しており、前記内周面がそこに形成さ れた複数の尖点を有していて、前記インペラの可撓フィンガを前記ポンプ室内の 複数の場所で突然屈曲させるようになっている可撓インペラポンプ組立体が提供 される。

    【0008】 本考案のさらなる目的とその新規の特徴は、添付図面と関連して以下に記述す る説明を参照することによって明らかになるであろう。

    【0009】

    【考案の実施の形態】

    図1から図4に示されているように、新規の回転液体ポンプ10はハウジング 12を有する。 ハウジング12はそれにボルト留めされた入口導管14と、それ から延びた出口導管16とを有し、出口導管16はハウジング12の本体18と 一体に形成されている。 スペーサ20がハウジング12に固定されておりそして 、その最外端に、入力歯車22を担持している。 入力歯車22は原動機(図示せ ず)と係合するように配置されている。 さらに、ハウジング12はそれから延び ている傾斜した短いシリンダ24を有し、シリンダ24は第2の出口導管を構成 している。 出口導管16の最外端部内にはフラッパ弁型の逆止め弁28が据付け られている。

    【0010】 図5は回転液体ポンプ10の内部構造を示している。 図5において、入口導管 14はパドルホイール型のインペラ32のハブ30に対して開口していることが 見られる。 インペラ32は、この実施例においては、約15cm(6インチ)の 直径を有し、約30cm(12インチ)の直径を有する液体作用室34内で回転 するように配置されている。 インペラ32と羽根36は剛性である。 羽根36は まっすぐであり、平らな端部で終わっている。 液体作用室34は平行した対向す る壁38、40を有し、そして羽根36の横縁は約3mm(1/8インチ)前記 壁から離されている。 インペラ32のハブ30は回転軸42と係合しており、回 転軸42の終端部はねじ切りされていて、それにナット44が締結されている。 ナット44は座金46と止め座金48とをハブ10に対して固く保持している。 回転軸42とハブ30はそれらに形成されたキー溝を有しており、これらキー溝 はキー50を受容してインペラ32と回転軸42とを一緒に回転するように結合 している。

    【0011】 液体作用室34の内側に、ハウジング12は室52を有する。 室52は介在リ ング58によって並行して離間された1対の円形の板54、56によって形成さ れている。 第2のインペラ60が室52内に閉込められていて回転軸42に対し てキーの差込みによって結合されている。 インペラ60は可撓(すなわちゴム) 羽根61を有し、インペラ60の幅と直径はインペラに室52内における親密な 嵌合を与えるように選ばれている。 インペラ60は室52内でその壁と周縁とに 対して微小隙間を有して回転できる。 インペラ32はポンプの主ポンピング要素 であり、一方、インペラ60は呼び水インペラである。

    【0012】 インペラ60は複動式である。 板54、56は、図7と図8に示されるように 、それらに形成された対のポートを有する。 板54のポート62、64は呼び水 インペラ60のための液体入口を構成し、一方、板56のポート66、68は呼 び水インペラ60のための液体出口を構成している。 呼び水インペラ60は、そ れの一回転あたり、シリンダ24を通じて液体を2度吐き出す。 したがって、呼 び水インペラ60は生来的にバランスされている。

    【0013】 始動時において、回転軸42の回転によって、インペラ60は乾(非液体)状 態下においてすら呼び水を行う。 より詳細に図6に示されている逆止め弁すなわ ちフラッパ弁28は入口導管14内に真空圧を生じさせるようにインペラ60と 協働する。 インペラ60は、真空圧が液体を吸引するにいたるまで、図5に矢印 で示される通路に沿って空気を吸い込む。 このように呼び水が行われるとき、回 転液体ポンプ10はシリンダ24によって構成された呼び水インペラ排出導管を 通じてかつ出口導管16を通じて液体を排出する。 排出圧力は定速液体作用室3 4内の急回転渦流によって生成される。

    【0014】 本考案のこの実施例において渦巻型のものとして示される回転液体ポンプ10 は、毎分液体約1514リットル(400ガロン)に達する流量を有することが 可能でありそして概ね2500馬力までの機関の冷却を行うことができる。 それ は極めて効率的である。 呼び水インペラ60の寄生荷重によってすら、それは概 ね50〜60%の効率範囲で作動する。 既に言及されたごとく、可撓羽根を有す る呼び水インペラ60を備えた回転液体ポンプ10は、それが作動し始める環境 が絶対乾状態であるときですら自動呼び水を行い得る。 パドルホイール型主イン ペラ32は、その室34内の限定された隙間によって煩わされず、したがってそ れは顕著には摩耗されない。 それは砂と砕片を非常に良く処理できる。 また、呼 び水インペラ60は可撓羽根61を備えているから、砂とその他の破片を良く処 理できる。 インペラ32のラジアル荷重は本質的にゼロである。 インペラ32の 周縁のまわりに発生される定速渦流は圧力がそのまわりにおいてやはり等しいこ とを意味する。 呼び水インペラ60のラジアル荷重もその半径方向対称の故に本 質的にゼロである。 したがって、回転液体ポンプ10は高負荷におけるそのシー ルと軸受のための長寿命と、時間についてのインペラ32、60の最小の交換と を保証する。

    【0015】 第2の室52内で回転するインペラ60を有しそして可撓羽根61を備えた回 転液体ポンプ10の始動部分は複動式である(すなわち、一回転につき2ポンピ ングサイクルを生じさせる)から、それは特定インペラ寸法に対する流量を効果 的に2倍にするとともに、既に言及されたように、全半径方向力がバランスされ るから半径方向推力を排除する。 通常、ポンプ10の呼び水部分は圧力能力に犠 牲を生じさせるが、本考案のこの実施例においては、呼び水部分のための排出圧 力の生成は必要条件ではない。 その排出水は単純に船外へまたは排出系統へ所定 ルートを経由して送られ、したがって背圧は最小である。

    【0016】 先行技術による可撓インペラポンプは、インペラの半径方向に配置されている 吸込ポートと吐出ポートとを有する。 本考案においては、板54の吸込ポート6 2、64と板56の吐出ポート66、68は軸方向に配置されていて、回転液体 ポンプ10の呼び水部分を通る軸方向流路を構成している。 この構成は連続した カムリング58を考慮に入れている。 羽根61はリング58内のいかなる不連続 部分上をも通過することを要しない。 したがって、インペラの寿命および羽根の 寿命は著しく延ばされる。

    【0017】 回転液体ポンプ10の呼び水部分、すなわちリング58と可撓羽根61を備え たインペラ60とポート付き板54、56とから成る部分、は開示された回転液 体ポンプ10に組込むためまたはその他の同様な用途のための新規の呼び水ポン プ70をそれ自体で且つ単独で構成する。 被駆動回転軸にキー結合によって取付 け可能のユニットとして、それは独立して使用できる。 既に言及されたように、 この呼び水ポンプ70は、包囲リング58を有し、このリングにはその両側に板 54と板56が取付けられている。 リング58はとぎれずに連続した内周面72 を有する。 板54と板56はリング58と協働してそれらの内部にポンピング室 52を画定する。 呼び水ポンプ70は半径方向ポートを有しない。 吸込ポート6 2、64と吐出ポート66、68は、呼び水ポンプ70を通る軸方向流路を形成 する。 板54の吸込ポート62と64は呼び水ポンプ70の回転軸線74に関し て等しく離されて、すなわち180度の円弧に離されて配置されており、そして 吐出ポート66と68も同様に離されて配置されている。 また、吸込ポート62 と64は吐出ポート66と68から90度の円弧に離されて配置されている。 半 径方向配置に関して、吸込ポート62と64は、ボルト穴78によって構成され る垂直基準点76から、約45度の円弧と約225度の円弧のところに配置され ており、そして吐出ポート66と68は垂直基準点76から約315度の円弧と 約135度の円弧のところに配置されている。 そのような位置決めは呼び水ポン プ70の内周面72と協働して呼び水ポンプ70の最も効率的な性能を引き出し 得る。

    【0018】 リング58の内周面72は複数の半径により新規に画定される。 呼び水ポンプ 70の頂および底に存在する半径80と内周面72の対向側面に存在する短い半 径82とが半径方向中心すなわち軸線74から引かれ、そして軸線74すなわち 半径方向中心から片寄った4つの場所における指定点(それらの1つが示されて いるに過ぎない)から引かれた第3の半径84が、半径80と82によって形成 される面と接合する内周面72の部分を画定する。 また、半径84は内周面72 上の4つの位置において尖点86を画定する。 これら尖点86はフィンガまたは 羽根61が尖点86上を通過して次の隣接面へ移動するにつれて羽根61を外方 または内方へ突然屈曲させる手段を構成する。 その結果として、羽根またはフィ ンガ61には、これら位置において流体吸込量を増すためおよび流体吐出量を増 すため、いわば“バンプ”(bump)が与えられる。 例えば、図11を参照す ると、フィンガ88は著しく曲げられてそこの尖点86上へ移動しつつあり、一 方、フィンガ90は尖点86を通過して外方へ回動しそこに拡大された副室を画 定し、この拡大された副室はその内部に著しい量の流体を引き入れるため吸込ポ ート62に対して開いていることが認められる。 同様に、インペラ60の反対側 において、フィンガ92はそこの尖点86上へ移動しており、その結果として、 著しく曲げられて、その捕捉された流体を該フィンガが吐出ポート66上を通過 するにつれて吐出ポート66内へ駆逐させる。 後続するフィンガ94もまたそれ がそこの尖点86上へ移動するにつれてその閉じ込められた流体を搾り出すよう に強いられる。

    【0019】 以上において回転液体ポンプ10と、インペラ32、60および回転軸42の 組立体と、可撓インペラポンプ組立体70の特定実施例と関連して本考案を説明 したが、これは単に例としてなされたものであり、その諸目的においてそして前 掲実用新案登録請求の範囲の諸請求項において記述されたごとき本考案の範囲に 対する限定としてなされたものではない。 前記ポンプは渦型のものとして例示お よび説明されたが、それは単に適例であるに過ぎない。 また、呼び水ポンプ60 の羽根61はゴムであると記述されているが、それは耐久性のある可撓プラスチ ックまたは同様のものから形成され得ることは明らかである。 本明細書による開 示から教示を得ることによって他者の心に浮かぶ本考案のすべてのそのような代 替実施例は、本考案の範囲内にあると考えられ、そして前掲実用新案登録請求の 範囲の諸請求項に包含される。

    【図面の簡単な説明】

    【図1】本考案の一実施例による新規の回転液体ポンプの前面図。

    【図2】図1のポンプの側面図。

    【図3】図1のポンプの後面図。

    【図4】図3から取られた本発明のポンプの上面図。

    【図5】図1の5−5断面に沿って取られた本発明のポンプの縦断面図。

    【図6】図1の6−6断面に沿って取られた部分縦断面図。

    【図7】図2の7−7断面に沿って取られた横断面図。

    【図8】図2の8−8断面に沿って取られた横断面図。

    【図9】本回転液体ポンプに一例として組込まれる新規の可撓インペラポンプ組立体の斜視図。

    【図10】包囲リング内の可撓フィンガ付きインペラを示すため側壁が取外された可撓インペラポンプ組立体の別の斜視図。

    【図11】点線でポートの配列が示されている可撓インペラポンプ組立体の側面図。

    【符号の説明】

    10 回転液体ポンプ 12 ハウジング 14 入口導管 16 出口導管 18 本体 24 シリンダ 30 ハブ 32 インペラ 34 液体作用室 38 壁 40 壁 42 回転軸 50 キー 52 室 54,56 板 58 リング 60 インペラ 61 羽根 62,64 吸込ポート 66,68 吐出ポート

    QQ群二维码
    意见反馈