Screw compressor

申请号 JP2008111337 申请日 2008-04-22 公开(公告)号 JP2009002326A 公开(公告)日 2009-01-08
申请人 Daikin Ind Ltd; ダイキン工業株式会社; 发明人 GOTO HIDEYUKI; GOTO NOZOMI; MIYAMURA HARUNORI;
摘要 PROBLEM TO BE SOLVED: To provide a screw compressor capable of restraining contact between a casing and a gate rotor while preventing leakage of gas from the clearance between the casing and the gate rotor. SOLUTION: With respect to the width of the seal surface 11 of the casing, the width Wd on the gas discharge side of a screw rotor 2 is larger than the width Ws on the gas suction side of the screw rotor 2. COPYRIGHT: (C)2009,JPO&INPIT
权利要求
  • シリンダ(10)を有するケーシング(1)と、
    このシリンダ(10)に嵌合される円筒状のスクリューロータ(2)と、
    このスクリューロータ(2)に噛合するゲートロータ(3)とを備え、
    上記ケーシング(1)における上記ゲートロータ(3)の一面(30)に対向するシール面(11,16,17,18,19)の幅に関して、上記スクリューロータ(2)のガスの吐出側の幅(Wd)は、上記スクリューロータ(2)のガスの吸入側の幅(Ws)よりも、大きいことを特徴とするスクリュー圧縮機。
  • 請求項1に記載のスクリュー圧縮機において、
    上記シール面(17)は、上記スクリューロータ(2)側の第1端縁(17a)と、この第1端縁(17a)に対向する第2端縁(17b)とを有し、
    上記第1端縁(17a)は、上記スクリューロータ(2)の軸(2a)に平行に、形成され、
    上記第2端縁(17b)は、上記スクリューロータ(2)のガスの吸入側から吐出側に向かって順に、第1部分(171)と第2部分(172)とを有し、
    上記第1部分(171)は、上記第1端縁(17a)に対して吐出側が離隔するように、形成されている一方、
    上記第2部分(172)は、上記第1端縁(17a)に対して平行になるように、形成されていることを特徴とするスクリュー圧縮機。
  • 請求項2に記載のスクリュー圧縮機において、
    上記スクリューロータ(2)および上記ゲートロータ(3)の相互の噛合によって形成される圧縮室(C)内のガスの圧力は、上記スクリューロータ(2)のガスの吐出側で、一定であり、
    上記第2部分(172)は、上記圧縮室(C)内のガスの圧力が一定である部分に対応した位置に、設けられていることを特徴とするスクリュー圧縮機。
  • 請求項1から3の何れか一つに記載のスクリュー圧縮機において、
    上記ゲートロータ(3)の上記一面(30)と上記シール面(18,19)との間の隙間に関して、上記スクリューロータ(2)のガスの吐出側の隙間(H2)は、上記スクリューロータ(2)のガスの吸入側の隙間(H1)よりも、小さいことを特徴とするスクリュー圧縮機。
  • 請求項4に記載のスクリュー圧縮機において、
    上記シール面(19)は、上記スクリューロータ(2)のガスの吸入側から吐出側に向かって順に、第1平面部(191)と第2平面部(192)とを有し、
    上記第1平面部(191)は、上記ゲートロータ(3)の上記一面(30)に対して吐出側が接近するように、形成されている一方、
    上記第2平面部(192)は、上記ゲートロータ(3)の上記一面(30)に対して平行になるように、形成されていることを特徴とするスクリュー圧縮機。
  • 说明书全文

    この発明は、例えば、冷媒等のガスを圧縮するスクリュー圧縮機に関する。

    従来、スクリュー圧縮機としては、図8の拡大断面図に示すように、ケーシング101のシリンダ110内に、スクリューロータ102が収納され、このスクリューロータ102にゲートロータ103が噛合され、上記スクリューロータ102および上記ゲートロータ103の相互の噛合によって形成される圧縮室にて、ガスを圧縮するものがある(特許第3731399号公報:特許文献1参照)。

    つまり、図9の図8のB−B方向矢視図に示すように、上記スクリューロータ102の溝部121と、上記ゲートロータ103の歯部131とが、噛合して、上記圧縮室を形成する。 そして、上記圧縮室に、上記スクリューロータ102の軸102a方向の一端側から、低圧のガスを吸入し、この低圧のガスを上記圧縮室にて圧縮してから、この圧縮された高圧のガスを、上記スクリューロータ102の軸102a方向の他端側から、吐出する。

    図9では、上記スクリューロータ102の紙面左側を、上記圧縮室へガスを吸入する吸入側とし、上記スクリューロータ102の紙面右側を、上記圧縮室からガスを吐出する吐出側とする。

    図8と図9に示すように、上記ゲートロータ103の一面130と、この一面130に対向する上記ケーシング101のシール面111との間には、僅かな隙間があり、上記ケーシング101の上記シール面111と、上記ゲートロータ103の上記一面130との接触を、防止している。 上記シール面111の幅Wは、上記スクリューロータ102の吸入側から吐出側まで、均一である。

    特許第3731399号公報

    しかしながら、上記従来のスクリュー圧縮機では、図9に示すように、上記シール面111の幅Wは、上記スクリューロータ102の吸入側から吐出側まで、均一であるので、上記スクリューロータ102の吐出側で、上記圧縮室内のガスが、上記ケーシング101の上記シール面111と、上記ゲートロータ103の上記一面130との間から、矢印L方向に、上記ゲートロータ103を収納する低圧の空間(以下、この空間の圧をPgとする)へ、漏れ出す問題があった。

    つまり、上記圧縮室内のガスの圧力は、上記スクリューロータ102の吐出側で、高くなる(図9のPs<Pd)一方、上記シール面111の幅Wは一定であるため、上記スクリューロータ102の吐出側で、上記シール面111と上記一面130との間の圧力勾配(dP/dx=(Pd−Pg)/W)が、大きくなって、上記スクリューロータ102の吐出側で、上記圧縮室内のガスが、漏れだしていた。

    一方、上記ケーシング101と上記ゲートロータ103との間からのガスの漏れを防止するために、上記シール面111の幅Wを均一に大きくすると、上記シール面111の平面度を出す面積が大きくなって、上記ケーシング101と上記ゲートロータ103とが接触する問題があった。

    そこで、この発明の課題は、ケーシングとゲートロータとの間からのガスの漏れを防止しつつ、ケーシングとゲートロータとの接触を防止できるスクリュー圧縮機を提供することにある。

    上記課題を解決するため、この発明のスクリュー圧縮機は、
    シリンダを有するケーシングと、
    このシリンダに嵌合される円筒状のスクリューロータと、
    このスクリューロータに噛合するゲートロータとを備え、
    上記ケーシングにおける上記ゲートロータの一面に対向するシール面の幅に関して、上記スクリューロータのガスの吐出側の幅は、上記スクリューロータのガスの吸入側の幅よりも、大きいことを特徴としている。

    この発明のスクリュー圧縮機によれば、上記ケーシングの上記シール面の幅に関して、上記スクリューロータのガスの吐出側の幅は、上記スクリューロータのガスの吸入側の幅よりも、大きいので、上記スクリューロータおよび上記ゲートロータの相互の噛合によって形成される圧縮室内のガスの圧力は、上記スクリューロータのガスの吐出側で、高くなるが、上記シール面の吐出側の幅は、大きく、上記ケーシングの上記シール面と、上記ゲートロータの上記一面との間から、上記圧縮室内のガスの漏れを防止できる。

    また、上記シール面の吸入側の幅は、小さいままでよく、上記シール面の平面度を出す面積を小さくできて、上記ケーシングの上記シール面と、上記ゲートロータの上記一面との接触を、防止できる。

    また、一実施形態のスクリュー圧縮機では、
    上記シール面は、上記スクリューロータ側の第1端縁と、この第1端縁に対向する第2端縁とを有し、
    上記第1端縁は、上記スクリューロータの軸に平行に、形成され、
    上記第2端縁は、上記スクリューロータのガスの吸入側から吐出側に向かって順に、第1部分と第2部分とを有し、
    上記第1部分は、上記第1端縁に対して吐出側が離隔するように、形成されている一方、
    上記第2部分は、上記第1端縁に対して平行になるように、形成されている。

    この実施形態のスクリュー圧縮機によれば、上記第1部分は、上記第1端縁に対して吐出側が離隔するように、形成されている一方、上記第2部分は、上記第1端縁に対して平行になるように、形成されているので、上記シール面の吐出側の幅を小さくできて、上記シール面の平面度を出す面積を小さくできて、上記ケーシングの上記シール面と、上記ゲートロータの上記一面との接触を、防止できる。

    また、一般的に、上記スクリューロータおよび上記ゲートロータの相互の噛合によって形成される圧縮室内のガスの圧力は、上記スクリューロータのガスの吐出側で、一定であるため、吐出側の上記第2部分を、上記第1端縁に対して平行になるように、形成しても、上記ケーシングの上記シール面と、上記ゲートロータの上記一面との間から、上記圧縮室内のガスの漏れを防止できる。

    また、一実施形態のスクリュー圧縮機では、
    上記スクリューロータおよび上記ゲートロータの相互の噛合によって形成される圧縮室内のガスの圧力は、上記スクリューロータのガスの吐出側で、一定であり、
    上記第2部分は、上記圧縮室内のガスの圧力が一定である部分に対応した位置に、設けられている。

    この実施形態のスクリュー圧縮機によれば、上記第2部分は、上記圧縮室内のガスの圧力が一定である部分に対応した位置に、設けられているので、上記圧縮室内のガスの漏れを、有効に、防止できる。

    また、一実施形態のスクリュー圧縮機では、
    上記ゲートロータの上記一面と上記シール面との間の隙間に関して、上記スクリューロータのガスの吐出側の隙間は、上記スクリューロータのガスの吸入側の隙間よりも、小さい。

    この実施形態のスクリュー圧縮機によれば、上記ゲートロータの上記一面と上記シール面との間の隙間に関して、上記スクリューロータのガスの吐出側の隙間は、上記スクリューロータのガスの吸入側の隙間よりも、小さいので、上記スクリューロータおよび上記ゲートロータの相互の噛合によって形成される圧縮室内のガスの圧力は、上記スクリューロータのガスの吐出側で、高くなるが、上記ゲートロータの上記一面と上記シール面との間の吐出側の隙間は、小さく、上記ケーシングの上記シール面と、上記ゲートロータの上記一面との間から、上記圧縮室内のガスの漏れを防止できる。

    また、上記ゲートロータの上記一面と上記シール面との間の吸入側の隙間は、大きいままでよく、上記ケーシングの上記シール面と、上記ゲートロータの上記一面との接触を、防止できる。

    また、一実施形態のスクリュー圧縮機では、
    上記シール面は、上記スクリューロータのガスの吸入側から吐出側に向かって順に、第1平面部と第2平面部とを有し、
    上記第1平面部は、上記ゲートロータの上記一面に対して吐出側が接近するように、形成されている一方、
    上記第2平面部は、上記ゲートロータの上記一面に対して平行になるように、形成されている。

    この実施形態のスクリュー圧縮機によれば、上記第1平面部は、上記ゲートロータの上記一面に対して吐出側が接近するように、形成されている一方、上記第2平面部は、上記ゲートロータの上記一面に対して平行になるように、形成されているので、上記ゲートロータの上記一面と上記シール面との間の吐出側の隙間を大きくできて、上記ケーシングの上記シール面と、上記ゲートロータの上記一面との接触を、防止できる。

    また、一般的に、上記スクリューロータおよび上記ゲートロータの相互の噛合によって形成される圧縮室内のガスの圧力は、上記スクリューロータのガスの吐出側で、一定であるため、吐出側の上記第2平面部を、上記ゲートロータの上記一面に対して平行になるように、形成しても、上記ケーシングの上記シール面と、上記ゲートロータの上記一面との間から、上記圧縮室内のガスの漏れを防止できる。

    この発明のスクリュー圧縮機によれば、上記ケーシングの上記シール面の幅に関して、上記スクリューロータのガスの吐出側の幅は、上記スクリューロータのガスの吸入側の幅よりも、大きいので、上記ケーシングと上記ゲートロータとの間からのガスの漏れを防止しつつ、上記ケーシングと上記ゲートロータとの接触を防止できる。

    以下、この発明を図示の実施の形態により詳細に説明する。

    (第1の実施形態)
    図1は、この発明のスクリュー圧縮機の一実施形態である横断面図を示している。 このスクリュー圧縮機は、シングルスクリュー圧縮機であり、シリンダ10を有するケーシング1と、このシリンダ10に嵌合される円筒状のスクリューロータ2と、このスクリューロータ2に噛合するゲートロータ3とを備える。

    上記スクリューロータ2は、この外周面に、複数の螺旋状の溝部21を有する。 上記ゲートロータ3は、円盤状であり、この外周面に、歯車状に複数の歯部31を有する。 上記スクリューロータ2の上記溝部21と、上記ゲートロータ3の上記歯部31とは、互いに、噛合する。

    上記スクリューロータ2および上記ゲートロータ3の相互の噛合によって、圧縮室Cが、形成される。 つまり、この圧縮室Cは、上記スクリューロータ2の上記溝部21と、上記ゲートロータ3の上記歯部31と、上記ケーシング1の上記シリンダ10の内面とによって、区画された空間である。

    上記ゲートロータ3は、上記スクリューロータ2の軸2aを点対称として、上記スクリューロータ2の左右に一対配置されている。 上記ケーシング1には、上記シリンダ10に貫通する貫通孔12が設けられ、上記ゲートロータ3は、この貫通孔12から、上記シリンダ10内に進入している。

    上記スクリューロータ2は、上記軸2aを中心として、矢印S方向に、回転し、このスクリューロータ2の回転に伴って、上記ゲートロータ3が、回転して、上記圧縮室C内のガスを圧縮する。 上記スクリューロータ2は、上記ケーシング1に収納された(図示しない)モータにより、回転される。

    つまり、上記圧縮室Cに、上記スクリューロータ2の軸2a方向の一端側から、低圧のガスを吸入し、この低圧のガスを上記圧縮室Cにて圧縮してから、この圧縮された高圧のガスを、上記スクリューロータ2の軸2a方向の他端側にある吐出口13から、吐出する。

    図2の拡大断面図、および、図3の図2のA−A方向矢視図に示すように、上記ゲートロータ3の一面30に、上記ケーシング1のシール面11が、対向している。

    図3では、上記スクリューロータ2の紙面左側を、上記圧縮室Cへガスを吸入する吸入側とし、上記スクリューロータ2の紙面右側を、上記圧縮室Cからガスを吐出する吐出側とする。

    上記ケーシング1の上記シール面11は、上記シリンダ10の内面に、連接される面である。 上記ケーシング1の上記シール面11は、上記スクリューロータ2の軸2aに平行な方向に延在している。

    上記ゲートロータ3の上記一面30は、上記圧縮室Cの内面の一部を形成している。 上記ケーシング1の上記シール面11と上記ゲートロータ3の上記一面30との間には、例えば60μm程度の隙間がある。

    上記ケーシング1の上記シール面11の幅に関して、上記スクリューロータ2のガスの吐出側の幅Wdは、上記スクリューロータ2のガスの吸入側の幅Wsよりも、大きい。

    具体的に述べると、上記シール面11における上記スクリューロータ2側の第1端縁11aは、直線状で、上記スクリューロータ2の軸2aに平行に、形成される。 上記シール面11における上記第1端縁11aに対向する第2端縁11bは、直線状で、上記第1端縁11aに対して吐出側が離隔するように傾斜して、形成される。 つまり、上記シール面11の幅は、吐出側に次第に、大きくなっている。

    上記構成のスクリュー圧縮機によれば、上記ケーシング1の上記シール面11の幅に関して、上記スクリューロータ2のガスの吐出側の幅Wdは、上記スクリューロータ2のガスの吸入側の幅Wsよりも、大きいので、上記スクリューロータ2および上記ゲートロータ3の相互の噛合によって形成される圧縮室C内のガスの圧力は、上記スクリューロータ2のガスの吐出側で、高くなるが、上記シール面11の吐出側の幅Wdは、大きく、上記ケーシング1の上記シール面11と、上記ゲートロータ3の上記一面30との間から、上記圧縮室C内のガスの漏れを防止できる。

    つまり、上記圧縮室C内のガスの圧力は、上記スクリューロータ2の吐出側で、高くなる(図3のPs<Pd)が、上記シール面11の吐出側の幅Wdは、上記シール面11の吸入側の幅Wsよりも、大きいため、上記スクリューロータ2の吐出側で、上記シール面11と上記一面30との間の圧力勾配(dP/dx=(Pd−Pg)/Wd)が、小さくなって、上記スクリューロータ2の吐出側で、上記圧縮室C内のガスが、上記ゲートロータ3を収納する低圧の空間へ、漏れ出ることを防止できる。 なお、上記圧力Psは、上記圧縮室C内の吸入側のガスの圧力であり、上記圧力Pdは、上記圧縮室C内の吐出側のガスの圧力であり、上記圧力Pgは、上記ゲートロータ3を収納する低圧の空間の圧力である。

    また、上記構成のスクリュー圧縮機によれば、上記シール面11の吸入側の幅Wsは、小さいままでよく、上記シール面11の平面度を出す面積を小さくできて、上記ケーシング1の上記シール面11と、上記ゲートロータ3の上記一面30との接触を、防止できる。

    なお、図4に示すように、シール面16における(図3参照の)上記スクリューロータ2側の第1端縁16aは、直線状で、上記スクリューロータ2の軸2aに平行に、形成される一方、上記シール面16における上記第1端縁16aに対向する第2端縁16bは、凹曲線状で、上記第1端縁16aに対して吐出側が離隔するように、形成されるようにしてもよい。

    (第2の実施形態)
    図5は、この発明のスクリュー圧縮機の第2の実施形態を示している。 上記第1の実施形態と相違する点を説明すると、この第2の実施形態では、ケーシングのシール面の形状が相違する。 なお、この第2の実施形態において、上記第1の実施形態と同一の部分には、同一の参照番号を付して、詳細な説明を省略する。

    図5に示すように、シール面17は、スクリューロータ2側の第1端縁17aと、この第1端縁17aに対向する第2端縁17bとを有している。

    上記第1端縁17aは、上記スクリューロータ2の軸2aに平行に、直線状に形成されている。

    上記第2端縁17bは、上記スクリューロータ2のガスの吸入側から吐出側に向かって順に、第1部分171と第2部分172とを有する。

    上記第1部分171は、上記第1端縁17aに対して吐出側が離隔するように、直線状に形成されている。 なお、上記第1部分171は、曲線状に形成されていてもよい。

    上記第2部分172は、上記第1端縁17aに対して平行になるように、直線状に形成されている。

    詳しく述べると、上記スクリューロータ2およびゲートロータ3の相互の噛合によって形成される圧縮室C内のガスの圧力は、上記スクリューロータ2のガスの吐出側で、一定である。 上記第2部分172は、上記圧縮室C内のガスの圧力が一定である部分に対応した位置に、設けられている。

    上記構成のスクリュー圧縮機によれば、上記第1部分171は、上記第1端縁17aに対して吐出側が離隔するように、形成されている一方、上記第2部分172は、上記第1端縁17aに対して平行になるように、形成されているので、上記シール面17の吐出側の幅を小さくできて、上記シール面17の平面度を出す面積を小さくできて、上記ケーシング1の上記シール面17と、上記ゲートロータ3の上記一面30との接触を、防止できる。

    また、一般的に、上記スクリューロータ2および上記ゲートロータ3の相互の噛合によって形成される圧縮室C内のガスの圧力は、上記スクリューロータ2のガスの吐出側で、一定であるため、吐出側の上記第2部分172を、上記第1端縁17aに対して平行になるように、形成しても、上記ケーシング1の上記シール面17と、上記ゲートロータ3の上記一面30との間から、上記圧縮室C内のガスの漏れを防止できる。

    また、上記第2部分172は、上記圧縮室C内のガスの圧力が一定である部分に対応した位置に、設けられているので、上記圧縮室C内のガスの漏れを、有効に、防止できる。

    (第3の実施形態)
    図6は、この発明のスクリュー圧縮機の第3の実施形態を示している。 上記第1の実施形態と相違する点を説明すると、この第3の実施形態では、ケーシングのシール面の形状が相違する。 なお、この第3の実施形態において、上記第1の実施形態と同一の部分には、同一の参照番号を付して、詳細な説明を省略する。

    図6に示すように、ゲートロータ3の一面30とシール面18との間の隙間に関して、スクリューロータ2のガスの吐出側の隙間H2は、上記スクリューロータ2のガスの吸入側の隙間H1よりも、小さい。

    上記シール面18は、上記ゲートロータ3の上記一面30に対して吐出側が次第に接近するように、形成されている。

    上記構成のスクリュー圧縮機によれば、上記ゲートロータ3の上記一面30と上記シール面18との間の隙間に関して、上記スクリューロータ2のガスの吐出側の隙間H2は、上記スクリューロータ2のガスの吸入側の隙間H1よりも、小さいので、上記スクリューロータ2および上記ゲートロータ3の相互の噛合によって形成される圧縮室C内のガスの圧力は、上記スクリューロータ2のガスの吐出側で、高くなるが、上記ゲートロータ3の上記一面30と上記シール面18との間の吐出側の隙間は、小さく、上記ケーシング1の上記シール面18と、上記ゲートロータ3の上記一面30との間から、上記圧縮室C内のガスの漏れを防止できる。

    また、上記ゲートロータ3の上記一面30と上記シール面18との間の吸入側の隙間は、大きいままでよく、上記ケーシング1の上記シール面18と、上記ゲートロータ3の上記一面30との接触を、防止できる。

    (第4の実施形態)
    図7は、この発明のスクリュー圧縮機の第4の実施形態を示している。 上記第3の実施形態と相違する点を説明すると、この第4の実施形態では、ケーシングのシール面の形状が相違する。 なお、この第4の実施形態において、上記第3の実施形態と同一の部分には、同一の参照番号を付して、詳細な説明を省略する。

    図7に示すように、シール面19は、スクリューロータ2のガスの吸入側から吐出側に向かって順に、第1平面部191と第2平面部192とを有する。

    上記第1平面部191は、ゲートロータ3の一面30に対して吐出側が接近するように、形成されている。

    上記第2平面部192は、上記ゲートロータ3の上記一面30に対して平行になるように、形成されている。

    なお、上記スクリューロータ2および上記ゲートロータ3の相互の噛合によって形成される圧縮室C内のガスの圧力は、上記スクリューロータ2のガスの吐出側で、一定であり、上記第2平面部192は、上記圧縮室C内のガスの圧力が一定である部分に対応した位置に、設けられていてもよい。

    上記構成のスクリュー圧縮機によれば、上記第1平面部191は、上記ゲートロータ3の上記一面30に対して吐出側が接近するように、形成されている一方、上記第2平面部192は、上記ゲートロータ3の上記一面30に対して平行になるように、形成されているので、上記ゲートロータ3の上記一面30と上記シール面19との間の吐出側の隙間を大きくできて、上記ケーシング1の上記シール面19と、上記ゲートロータ3の上記一面30との接触を、防止できる。

    また、一般的に、上記スクリューロータ2および上記ゲートロータ3の相互の噛合によって形成される圧縮室C内のガスの圧力は、上記スクリューロータ2のガスの吐出側で、一定であるため、吐出側の上記第2平面部192を、上記ゲートロータ3の上記一面30に対して平行になるように、形成しても、上記ケーシング1の上記シール面19と、上記ゲートロータ3の上記一面30との間から、上記圧縮室C内のガスの漏れを防止できる。

    なお、この発明は上述の実施形態に限定されない。 例えば、ケーシングのシール面の幅は、吐出側に段階的に、大きくなるように形成してもよく、シール面の吐出側の幅が、シール面の吸入側の幅よりも、大きければ、シール面は、どのような形状であってもよい。

    また、ゲートロータの一面とシール面との間の隙間は、吐出側に段階的に、小さくなるように形成してもよく、吐出側の隙間が、吸入側の隙間よりも、小さければ、シール面は、どのような形状であってもよい。

    本発明のスクリュー圧縮機の第1実施形態を示す横断面図である。

    スクリュー圧縮機の拡大断面図である。

    図2のA−A方向矢視図である。

    シール面の他の実施形態を示す断面図である。

    本発明のスクリュー圧縮機の第2実施形態を示す平面図である。

    本発明のスクリュー圧縮機の第3実施形態を示す側面図である。

    本発明のスクリュー圧縮機の第4実施形態を示す側面図である。

    従来のスクリュー圧縮機の拡大断面図である。

    図8のB−B方向矢視図である。

    符号の説明

    1 ケーシング 10 シリンダ 11 シール面 11a 第1端縁 11b 第2端縁 12 貫通孔 13 吐出口 16 シール面 16a 第1端縁 16b 第2端縁 17 シール面 17a 第1端縁 17b 第2端縁 171 第1部分 172 第2部分 18 シール面 19 シール面 191 第1平面部 192 第2平面部 2 スクリューロータ 2a 軸 21 溝部 3 ゲートロータ 30 一面 31 歯部 C 圧縮室 H1 ゲートロータの一面とシール面との間の吸入側の隙間 H2 ゲートロータの一面とシール面との間の吐出側の隙間 Ws シール面の吸入側の幅 Wd シール面の吐出側の幅

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