Screw compressor

申请号 JP2006218438 申请日 2006-08-10 公开(公告)号 JP2008038877A 公开(公告)日 2008-02-21
申请人 Hitachi Appliances Inc; 日立アプライアンス株式会社; 发明人 YONEMOTO RYUICHIRO; IIZUKA YASUNARI; TOJO KENJI;
摘要 PROBLEM TO BE SOLVED: To provide efficient operation as a screw compressor for a screw chiller.
SOLUTION: The screw compressor is for the screw chiller, and it is provided with a pair of screw rotors, a housing housing the pair, a capacity control valve capable of varying a capacity ratio, a motor driving the screw rotors, and an inverter capable of varying a rotational frequency of the motor. In the screw compressor, control is carried out by singularly using or using both of a rotation frequency control means by the inverter in response to a load and a mechanical capacity control means by the capacity control valve, a maximum efficiency point is set to a lower rotational frequency side than a rated driving point when carrying out singular capacity control by the inverter, and control by only the inverter is carried out until a higher rotational frequency side than a rated rotational frequency in an area of a higher rotational frequency than the maximum efficiency point.
COPYRIGHT: (C)2008,JPO&INPIT
权利要求
  • 一対のスクリューロータとこれを収納するケーシング、容積比を可変する容量制御弁、前記スクリューロータを駆動するモータ及びこのモータの回転数を可変するインバータを備えるスクリューチラー用のスクリュー圧縮機において、
    負荷に応じて前記インバータによる回転数制御手段と前記容量制御弁による機械的容量制御手段とを単独あるいは併用して制御すると共に、前記インバータによる単独容量制御した場合の最高効率点を定格運転点より低い回転数側に設定し、当該最高効率点より回転数大の領域は定格回転数より高回転数側まで前記インバータのみで制御すること特徴とするスクリュー圧縮機。
  • 請求項1において、前記最高効率点以下の回転数域での運転が要求されるときには、能力に応じて、前記インバータによる回転数制御手段と前記容量制御弁による機械的容量制御手段とを併用して効率が最大になるよう運転することを特徴とするスクリュー圧縮機。
  • 請求項1において、前記容量制御弁は前記ケーシングに設けられた圧縮開始位置を可変するものであることを特徴とするスクリュー圧縮機。
  • 請求項1または2において、前記インバータによる単独容量制御した場合の最高効率点を定格冷凍能力の80%付近に設定したことを特徴とするスクリュー圧縮機。
  • 請求項2において、前記一対のスクリューロータの吸入側圧力及び吐出側圧力と負荷とに応じて、前記モータの回転数に基づいて前記容量制御弁の位置を制御することを特徴とするスクリュー圧縮機。
  • 請求項1において、前記インバータに異常が発生して当該インバータによる前記モータの運転継続が不可能になった場合に、応急的に当該モータを商用電源に直結してそれまで通りの前記容量制御弁による容量制御運転を継続することを特徴とするスクリュー圧縮機。
  • 说明书全文

    本発明は、スクリュー圧縮機に係り、特にスクリューチラー用のスクリュー圧縮機に好適なものである。

    従来の冷凍装置に用いられるクリュー圧縮機として、特開昭和59−211790号公報(特許文献1)に記載されたものがある。 この特許文献1のスクロールラップ圧縮機は、冷凍機容量が100〜75%の容量制御範囲では容量制御弁(スライド弁)によるアンロード制御によって容積比を可変する運転を行う。 また、冷凍機容量が75〜37.5%の容量制御範囲ではインバータによりスクリュー圧縮機の回転数を1.5倍に増速し、容量制御弁を冷凍機容量が50〜25%の範囲で使用することで容積比を可変とする運転を行う。 かかる運転を行うことで100%負荷運転よりも良い効率になるようにしている。

    また、従来の別のスクリュー圧縮機として、特開2004−137934号公報(特許文献2)に記載されたものがある。 この特許文献2のスクリュー圧縮機は、スクリュー圧縮機の運転状況に応じた最適な圧縮機効率になるように、能調整時に、インバータによる回転数制御と可変VI弁により圧縮工程終了時点を変更して容積比を可変する圧縮比制御とを併用するようにしている。

    特開昭59−211790号公報

    特開2004−137934号公報

    上述した特許文献1のスクリュー圧縮機では、回転数を一定回転数に増速し、容量制御弁を50〜25%の範囲で使用する運転方法としているので、増速による機械損失の増加と容量制御弁によるバイパスにより大幅な性能向上は見込めないという問題がある。

    そして、特許文献1、2におけるスクリュー圧縮機では、スクリューチラー用として効率よく用いることについて開示されていない。 即ち、スクリューチラー用の圧縮機では、定格冷凍能力比100%で運転されるよりも低い冷凍能力比、例えば定格の80%付近で運転されることが多いが、特許文献1、2におけるスクリュー圧縮機では、定格運転で最高効率点となるように制御されるため、スクリューチラー用の圧縮機として効率の良い運転が行われていなかった。

    本発明の目的は、スクリューチラー用として効率の良い運転が可能なスクリュー圧縮機を得ることにある。

    前述の目的を達成するために、本発明は、一対のスクリューロータとこれを収納するケーシング、容積比を可変する容量制御弁、前記スクリューロータを駆動するモータ及びこのモータの回転数を可変するインバータを備えるスクリューチラー用のスクリュー圧縮機において、負荷に応じて前記インバータによる回転数制御手段と前記容量制御弁による機械的容量制御手段とを単独あるいは併用して制御すると共に、前記インバータによる単独容量制御した場合の最高効率点を定格運転点より低い回転数側に設定し、当該最高効率点より回転数大の領域は定格回転数より高回転数側まで前記インバータのみで制御する構成にしたことにある。

    係る本発明のより好ましい具体的な構成例は次の通りである。
    (1)前記最高効率点以下の回転数域での運転が要求されるときには、能力に応じて、前記インバータによる回転数制御手段と前記容量制御弁による機械的容量制御手段とを併用して効率が最大になるよう運転すること。
    (2)前記容量制御弁は前記ケーシングに設けられた圧縮開始位置を可変するものであること。
    (3)前記インバータによる単独容量制御した場合の最高効率点を定格冷凍能力の80%付近に設定したこと。
    (4)前記一対のスクリューロータの吸入側圧力及び吐出側圧力と負荷とに応じて、前記モータの回転数に基づいて前記容量制御弁の位置を制御すること。
    (5)前記インバータに異常が発生して当該インバータによる前記モータの運転継続が不可能になった場合に、応急的に当該モータを商用電源に直結してそれまで通りの前記容量制御弁による容量制御運転を継続すること。

    本発明によれば、スクリューチラー用として効率の良い運転が可能なスクリュー圧縮機を得ることができる。

    以下、本発明の一実施例について図1から図3を用いて説明する。 図1は本発明の一実施例を示すスクリュー圧縮機の断面図、図2は図1の容量制御弁の作動説明図、図3は図1のスクリュー圧縮機における冷凍能力比に対する圧縮機効率の特性曲線を示す図である。

    本実施形態のスクリュー圧縮機50は、圧縮機部17、モータ部18及び制御装置23からなるスクリューチラー用スクリュー圧縮機で構成されている。 圧縮される冷媒ガスは、モータ部18を経て圧縮機部17へ流れ、圧縮機部17で圧縮された後に圧縮機外に吐出される。 容量制御を行うスクリュー圧縮機50は、圧力が一定になるように回転数と容量制御弁の位置を変化させる運転を行うが、この制御圧力は任意の圧力に設定される。

    圧縮機部17は、メインケーシング1、スクリューロータ2、容量制御弁11、ロッド12、油圧ピストン13、コイルばね14、吐出ケーシング21、ころ軸受6、7及び玉軸受8などを備えている。

    メインケーシング1は、吸入ポート9、吐出ポート10及び吐出口19などを形成している。 吸入ポート9はスクリューロータ2への吸込み流路を形成するものであり、吐出ポート10はスクリューロータ2からの吐出通路を形成するものであり、吐出口19は外部への吐出流路を形成するものである。 吐出ケーシング21は、メインケーシング1の反モータ側に配置され、メインケーシング1に固定されている。

    スクリューロータ2は、互いに噛合わされた一対の雄ロータ2A及び雌ロータ(図示せず)から構成され、一対の円筒状ボア(図示せず)に収納されている。 雄ロータ2Aの両側に設けられた軸部は、メインケーシング1に設置されたころ軸受6と吐出ケーシング21に設置されたころ軸受7及び玉軸受8とにより支持されている。

    容量制御弁11は、スクリューロータ2の噛合い部に吸込まれた吸入冷媒ガスの一部を吸入側へバイパスして容量制御するためのものであり、横方向に延びる凹部1bに移動可能に収納されている。 インバータ5によって制御されたモータ回転周波数に応じ、最高効率となるような容量制御弁11の位置が制御される。 そして、吸入冷媒ガスの一部を吸入側へバイパスする容量制御は、吐出ガスの一部を吐出側にバイパスする容量制御に比較して、効率よく容量制御できる。 油圧ピストン13は、ロッド12を介して容量制御弁11を左右に駆動するものであり、横方向に延びるシリンダ15に摺動可能に収納されている。 コイルばね14は、シリンダ15の容量制御弁室側に配置され、油圧ピストン13を常に容量制御弁側に押圧する力を付与している。 容量制御弁11、ロッド12、油圧ピストン13、及びコイルばね14により容量制御機構(機械的容量制御手段)を構成している。

    モータ部18は、モータケーシング16及び駆動用モータ22などを備え、モータ部18の駆動力を圧縮機部17に伝達するように設置されている。 モータケーシング16とメインケーシング1とは、端面同士が密着して固定されると共に、互いの内部が連通されている。 モータケーシング16の反圧縮機部側の側面には、圧縮される冷媒ガスを吸入するための吸入口20が形成されている。

    駆動用モータ22は、モータステータ3及びモータロータ4から構成され、モータケーシング16内に配置されている。 モータステータ3はモータケーシング16の内周面に装着されている。 モータロータ4は、雄ロータ2Aの一側に形成された軸部に固着され、モータステータ3内に回転自在に配置されている。 係る構成によって、駆動用モータ22の駆動力は雄ロータ2Aに伝達される。 なお、雌ロータは雄ロータ2Aにより駆動される。

    制御装置23は、駆動用モータ22を回転数制御するためのインバータ5と、容量制御弁11の位置を制御するための弁制御部26とを備えている。

    インバータ5はモータ部22の回転周波数を負荷に応じて制御する。 制御装置23には、電源、吸入圧力センサー24及び吐出圧力センサー25が接続されている。 吸入圧力センサー24は、圧縮機の吸入側圧力、例えば吸入口20の圧力を検出して制御装置23に入力するものである。 吐出圧力センサー25は、圧縮機の吐出側圧力、例えば吐出口20の圧力を検出して制御装置23に入力するものである。

    スクリュー圧縮機50は、負荷に応じてインバータ5による回転数制御手段と容量制御弁11による機械的容量制御手段とを単独あるいは併用して制御するように構成されている。 また、スクリュー圧縮機50は、インバータ5による単独容量制御した場合の最高効率点を定格運転点より低い回転数側に設定し、当該最高効率点より回転数大の領域は定格回転数より高回転数側までインバータのみで制御するように構成されている。 さらには、スクリュー圧縮機50は、最高効率点以下の回転数域での運転が要求されるときには、能力に応じて、インバータ5による回転数制御手段と容量制御弁11による機械的容量制御手段とを併用して効率が最大になる運転をするように構成されている。

    弁制御部26は、インバータ5に何らかの異常が発生し、インバータ5による運転継続が不可能になった場合でも、容量制御弁11による容量制御が有効となるように応急的にモータ22を商用電源に直結し、それまで通りの容量制御弁11による容量制御運転を継続するように制御する。 これによって、スクリュー圧縮機50の運転信頼性を向上することができる。

    かかる構成のスクリュー圧縮機50において、駆動用モータ22にインバータ5を通して電力を供給することにより、インバータ5による所定回転数で駆動用モータ22が回転され、さらには圧縮機部17が回転される。 これによって、圧縮される冷媒ガスは、吸入口20を通してモータケーシング16の内部に吸入され、駆動用モータ22を冷却した後、吸入ポート9を通してスクリューロータ2に吸込まれ、スクリューロータ2で圧縮された後、吐出ポート10より吐出流路に吐出され、さらには吐出口19から外部流路に吐出される。

    スクリューチラーを構成する冷凍サイクルは、図1に示すように、スクリュー圧縮機50、凝縮器27、膨張弁28および蒸発器29が順次環状に接続されて構成されている。 そして、スクリュー圧縮機50から吐出された高温高圧の冷媒は凝縮器27でファン30による空気との熱交換によって凝縮され、低温高圧の液冷媒となって膨張弁28に供給される。 そして、膨張弁28で減圧された低温低圧の液冷媒は、蒸発器29の冷媒配管29aで冷配管29bの水と熱交換して蒸発し、低圧の気体となってスクリュー圧縮機50に戻る。 そして、冷水配管29b冷却された冷水が冷房に用いられる。

    蒸発器34の冷水配管29bには温度センサー35が取り付けられ、この温度センサー31からの冷却水温を表す検出信号が制御装置23に入力される。 そうすると、制御装置23は、入力された検出信号に基づく冷却水温を負荷側の情報として、インバータ5及び容量制御弁11を制御することにより、負荷に対する能力調整を行う。

    上記構成の容量制御弁式インバータスクリュー圧縮機50において、負荷に対する能力調整は、吸入圧力センサー24からの信号と吐出圧力センサー25からの信号とを制御装置23に入力すると共に、温度センサー31からの信号を制御装置23に入力し、これらの信号に基づいてインバータ5による駆動用モータ22の回転数制御と弁制御部26による容量制御弁11の位置制御とを行うことによってなされる。

    この負荷に対する能力調整は、上述したように、インバータ5による単独容量制御した場合の最高効率点より回転数大の領域は定格回転数より高回転数側までインバータ5のみで制御することにより行われ、最高効率点以下の回転数域では、能力に応じて効率が最大になるようにインバータ5による回転数制御と容量制御弁11による機械的容量制御とを併用することにより行なわれる。

    ここで、最高効率点となる冷凍能力比(本実施例では定格の80%の冷凍能力比)より冷凍能力比大の領域では、図2(a)に示すように、容量制御弁11を軸方向のモータ側に移動して冷媒ガスをバイパスしないようにし、駆動モータ22の回転数をインバータ5で制御する。 また、最高効率点以下の回転数域では、図2(b)に示すように、容量制御弁11を軸方向の反モータ側に移動して冷媒ガスを吸込み側にバイパスすると共に、駆動モータ22の回転数をインバータ5で制御する。

    スクリュー圧縮機50の全断熱効率と冷凍能力に関し、図3を参照しながら説明する。 図3に本発明の全断熱効率を図に示し、横軸は冷凍能力比を示す。 図中の一点鎖線はインバータによる回転制御による効率曲線であり、破線はインバータ駆動で回転数を変え、それぞれの回転数に固定し、同時に容量制御弁による容量制御を行った場合での効率曲線を示す。 なお、図中実線はインバータによる回転数制御と容量制御弁による容量制御を組合せ最高効率と成るよう制御を行った場合での効率曲線を示す。

    図3より明らかなように本実施例でのインバータ5による制御と容量制御弁11による制御とを併用したインバータ駆動スクリュー圧縮機50の場合は、80%以下の冷凍能力比において圧縮機効率を高めることができ、特に冷凍能力比が低い領域においては大きく圧縮機効率を高めることができる。

    本実施例によれば、スクリューチラー用として効率の良い運転が可能なスクリュー圧縮機を得ることできる。

    本発明の一実施例を示すスクリュー圧縮機の断面図である。

    図1の容量制御弁の作動説明図である。

    図1のスクリュー圧縮機における冷凍能力比に対する圧縮機効率の特性曲線を示す図である。

    符号の説明

    1…メインケーシング、1b…凹部、2…スクリューロータ、2A…雄ロータ、3…モータステータ、4…モータロータ、5…インバータ、6、7…ころ軸受、8…玉軸受、9…吸入ポート、10…吐出ポート、11…容量制御弁、12…ロッド、13…油圧ピストン、14…コイルばね、15…シリンダ、16…モータケーシング、17…圧縮機部、18…モータ部、19…吐出口、20…吸入口、21…吐出ケーシング、22…モータ部、23…制御装置、24…吸入圧力センサー、25…吐出圧力センサー、26…弁制御部、27…凝縮器、28…膨張弁、29…蒸発器、29a…冷媒配管、29b…冷水配管、30…ファン、31…温度センサー。

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