Rotary fluid pressure device equipped with a modular multi-speed control mechanism

申请号 JP2009528806 申请日 2007-09-20 公开(公告)号 JP2010504467A 公开(公告)日 2010-02-12
申请人 イートン コーポレーションEaton Corporation; 发明人 ミラー,アンドルー,ティー.;
摘要 回転型 流体 圧 力 装置(11)であってプレートアセンブリ(17)を含み、プレート部材(71)と、プレート部材(71)の外面(77)と密着係合する取付面(107)を定める少なくとも一つのカバープレート(105)、又は外面(77)と密着係合する取付面(117)を定める少なくとも一つの制御弁アセンブリ(105)を含む。 カバープレートアセンブリ(105)を外面(77)に取付ける時、上流と下流の流路(91、93)の開口部(95、97)間を流通させ、単一速度機能を提供する。 制御弁アセンブリ(115)を外面(77)に取付ける時、上流と下流の流路(91、93)の開口部(95、97)間を選択的に流通させ、多速度機能を提供する。
【選択図】図1
权利要求
  • 流体入口及び流体出口を定めるハウジング手段と、第一部材及び該第一部材に対して操作可能に関連付けられた第二部材を含む流体エネルギー移送用変位手段を有するタイプの回転型流体圧力装置であって、
    前記第一部材と前記第二部材は相対移動して、この相対移動に従って、複数Nの膨張及び収縮する流体ボリュームチャンバを定めるように相互作用し、
    前記ハウジング手段と共に作用する弁手段を有して、前記流体入口及び前記膨張するボリュームチャンバ間と、前記流体出口及び前記収縮するボリュームチャンバ間に流通を提供して、
    前記弁手段は、前記ハウジング手段に対して回転できないように固定された固定弁部材と、該固定弁部材に対して移動するように操作可能な可動弁部材を含み、前記固定弁部材は、前記可動弁部材と流通し、
    前記弁手段と流通するように複数Nの上流の流体通路と、複数Nの下流の流体通路を定めるプレート部材を有し、前記下流の流体通路の各々を前記複数のボリュームチャンバのいずれかと開放して流通させ、
    複数Mの上流の流体通路を、直接的に、比較的に制限されないように、複数Mの下流の流体通路と連続して流通させ、この特徴として、
    (a)前記プレート部材と、カバープレートアセンブリ及び制御弁アセンブリを含むグループから選ばれた少なくとも一つのアセンブリを含むプレートアセンブリを有し、
    (b)前記プレート部材は、複数Mの上流のマニホールド通路を含み、該複数の上流のマニホールド通路の各々を複数Mの上流の流体通路のいずれかと開放して流通させ、前記プレート部材の外面に開口部を有し、さらに、複数Mの下流のマニホールド通路を含み、該複数の下流のマニホールド通路の各々を複数Mの下流の流体通路のいずれかと流通させ、前記プレート部材の前記外面に開口部を有し、さらに、
    (i)前記カバープレートアセンブリは、前記プレート部材の前記外面と密着係合するように取付け面を定め、前記カバープレートアセンブリは、前記プレート部材の前記複数の下流のマニホールド通路の少なくとも一つと前記複数の上流のマニホールド通路の少なくとも一つの間に制限されない流通を提供し、
    (ii)前記制御弁アセンブリは、前記プレート部材の前記外面と密着係合するように取付け面を定め、前記制御弁アセンブリは、前記プレート部材の前記複数の下流のマニホールド通路の少なくとも一つと前記複数の上流のマニホールド通路の少なくとも一つの間に比較的に制限のない流通を提供する第一位置と、前記プレート部材の前記複数の下流のマニホールド通路の少なくとも一つと前記複数の上流のマニホールド通路の少なくとも一つの間の流通を防止する第二位置に操作可能であることを特徴とする回転型流体圧力装置。
  • 前記流体変位手段は、ジェローター型であることを特徴とする請求項1に記載の回転型流体圧力装置。
  • 前記弁手段は、ディスク弁型であることを特徴とする請求項2に記載の回転型流体圧力装置。
  • 前記プレート部材の横方向の表面は、前記回転型弁部材と直接的に流通することを特徴とする請求項1に記載の回転型流体圧力装置。
  • 前記制御弁アセンブリは、前記複数の下流のマニホールド通路の間に比較的に制限のない流通を提供する前記第二位置に操作可能であることを特徴とする請求項1に記載の回転型流体圧力装置。
  • 前記制御弁アセンブリは、加圧流体源と流通する通路を定めることを特徴とする請求項5に記載の回転型流体圧力装置。
  • 前記制御弁アセンブリ内の前記通路は、前記プレート部材内の加圧流体通路と流通することを特徴とする請求項6に記載の回転型流体圧力装置。
  • 単一速度用の回転型流体圧力装置を多速度用の回転型流体圧力装置に替える方法であって、前記回転型流体圧力装置は、流体入口及び流体出口を定めるハウジング手段と、第一部材及び該第一部材に対して操作可能に関連付けられた第二部材を含む流体変位手段を有し、
    前記第一部材と前記第二部材は相対移動して、この相対移動に従って複数の膨張及び収縮する流体ボリュームチャンバを定めるように相互作用し、
    前記ハウジング手段と共に作用する弁手段を有して、前記流体入口及び前記膨張するボリュームチャンバ間に流通を提供させて、
    プレート部材を含むプレートアセンブリを有するタイプであって、前記方法は、特徴として、
    (a)前記プレート部材の少なくとも一つの外面から少なくとも一つのカバープレートアセンブリを取除き、前記外面が、前記プレート部材内の少なくとも一つの上流のマニホールド通路と流通する少なくとも一つの開口部と、前記プレート部材内の少なくとも一つの下流のマニホールド通路と流通する少なくとも一つの開口部を定めて、
    (b)取付け面を有する少なくとも一つの制御弁アセンブリを提供して、
    (c)前記制御弁アセンブリの前記取付け面を前記プレート部材の前記外面に取付けて、前記制御弁を、前記プレート部材内の前記下流のマニホールド通路の少なくとも一つと前記上流のマニホールド通路の少なくとも一つの間に比較的に制限のない流通を提供する第一位置と、前記プレート部材内の前記下流のマニホールド通路の少なくとも一つと前記上流のマニホールド通路の少なくとも一つの間の流通を防止する第二位置に操作可能にすることを特徴とする方法。
  • 流体入口及び流体出口を定めるハウジング手段と、第一部材及び該第一部材に対して操作可能に関連付けられた第二部材を含む流体エネルギー移送用変位手段を有するタイプの回転型流体圧力装置であって、
    前記第一部材と前記第二部材は相対移動して、この相対移動に従って複数Nの膨張及び収縮する流体ボリュームチャンバを定めるように相互作用し、
    前記ハウジング手段と共に作用する弁手段を有して、前記流体入口及び前記膨張するボリュームチャンバ間と、前記流体出口及び前記収縮するボリュームチャンバ間に流通を提供させて、
    前記弁手段は、前記ハウジング手段に対して回転できないように固定された固定弁部材と、該固定弁部材に対して移動するように操作可能な可動弁部材を含み、
    前記弁手段と流通するように複数Nの上流の流体通路と、複数Nの下流の流体通路を定めるプレート部材を有し、前記下流の流体通路の各々を前記複数のボリュームチャンバのいずれかと開放して流通させ、
    複数Mの上流の流体通路を有し、直接的に、比較的に制限されないように、複数Mの下流の流体通路と連続して流通させ、この特徴として、
    (a)前記プレート部材と、少なくとも一つのカバープレートアセンブリと、少なくとも一つの制御弁アセンブリを含むプレートアセンブリを有し、
    (b)前記プレート部材は、複数Mの上流のマニホールド通路を含み、複数Mの上流の流体通路と開放して流通させ、前記プレート部材の外面に開口部を有し、さらに複数Mの下流のマニホールド通路を含み、複数Mの下流の流体通路と流通させ、前記プレート部材の前記外面に開口部を有し、さらに、
    (i)前記カバープレートアセンブリは、前記プレート部材の前記外面と密着係合するように取付け面を定めて、前記カバープレートアセンブリは、前記プレート部材内の前記下流の通路の少なくとも一つと前記上流の通路の少なくとも一つの間に制限されない流通を提供し、
    (ii)前記制御弁アセンブリは、前記プレート部材の前記外面と密着係合するように取付け面を定めて、前記制御弁アセンブリは、前記プレート部材内の前記下流のマニホールド通路の少なくとも一つと前記上流のマニホールド通路の少なくとも一つの間に比較的に制限のない流通を提供する第一位置と、前記プレート部材内の前記下流のマニホールド通路の少なくとも一つと前記上流のマニホールド通路の少なくとも一つの間の流通を防止する第二位置に操作可能であることを特徴とする回転型流体圧力装置。
  • 前記カバープレートアセンブリは、複数のセパレートプレートを有し、各々、前記プレート部材の前記外面と密着係合するように取付け面を定めることを特徴とする請求項9に記載の回転型流体圧力装置。
  • 前記流体変位手段は、ジェローター型であることを特徴とする請求項9に記載の回転型流体圧力装置。
  • 前記弁手段は、ディスク弁型であることを特徴とする請求項11に記載の回転型流体圧力装置。
  • 前記プレート部材の横方向の表面は、前記回転型弁部材と直接的に流通することを特徴とする請求項9に記載の回転型流体圧力装置。
  • 前記制御弁アセンブリは、前記複数の下流のマニホールド通路の各々の間に比較的に制限のない流通を提供する前記第二位置に操作可能であることを特徴とする請求項9に記載の回転型流体圧力装置。
  • 前記制御弁アセンブリは、加圧流体源と流通する通路を定めることを特徴とする請求項14に記載の回転型流体圧力装置。
  • 前記制御弁アセンブリ内の前記通路は、前記プレート部材内の加圧流体通路と流通することを特徴とする請求項15に記載の回転型流体圧力装置。
  • 说明书全文

    本発明は、回転型流体装置に関し、より具体的には、単一速度と多速度の選択を備えた上記装置に関する。

    本発明は、様々なポンプ及びモーター構造と組合わせて用いることができ、これにはカムローブ型のような様々なタイプの流体変位(ディスプレースメント)機構が含まれるが、特に、ジェローター型の流体変位機構を有する流体モーターとともに用いる時に利点があり、これについては以下に記載する。 本発明は、様々なタイプの弁機構を有する流体モーターと組合わせて用いることもでき、特に、ディスク弁型の流体モーターと組合わせて用いる時に利点がある。 従って、以下、ディスク弁ジェローターモーターと組合わせて本発明について説明するが、これは、本発明の範囲を制限することを意図したものではない。

    スキッド−ステアー−ローダーのような、様々な低速度、高トルクの商業分野では、流体圧力を回転出力に変えるために、ジェローター変位機構を利用したタイプの流体モーターが広く用いられている。 低速度、高トルクの商業分野での流体モーターの一般的な例として、自動車の推進があるが、この際、自動車はエンジン駆動型のポンプを含み、一対の流体モーターに加圧された流体を送り、各モーターには駆動車輪のいずれかが割り当てられる。

    長い間、自動車の製造者達は、流体モーターの選択を自動車に提供して、低速度、高トルクモードだけで操作可能な流体モーター(単一速度のモーター)、又は低速度、高トルクモードと、高速度、低トルクモードの双方で操作可能な流体モーター(二速度のモーター)を選択できるようにしている。 自動車分野では、単一速度の推進モーターと二速度の推進モーターのいずれかを自動車に選択する際、自動車製造者達の顧客達が特定の要求に最適な自動車を選択できるようにしているが、この推進モーターの選択が自動車の製造者達に幾つかの問題を与えていた。 このような問題の一つとして、製造者は、同じ自動車のモデル用のモーターに、二つの部品数を確保することが求められていた。 換言すると、製造者は、顧客の選択を適用できるように、単一速度型の推進モーター用と、二速度型の推進モーター用に、部品数を確保しなければならなかった。 単一速度モーターと二速度モーターは同一ではなく、一方は単一速度の機能に限られ、他方は二速度の機能が可能だが、モーターの取付け、変位、弁のタイプ、出力軸、及びポートのタイプは、典型的に同じである。

    上記選択を顧客達に提供する自動車の製造者達の他の問題として、この選択のため、製造者達は、組付け工程の初期に精確な製造オーダーを持つことが求められていた。 典型的に、流体モーターは、組付け工程のかなり初期に自動車のフレーム上に組付けられる。 何度も、製造オーダーが置かれる前に自動車のフレーム上に流体モーターが組付けられる。 従って、組付け者達が単一速度型の自動車を形成し、製造オーダーが入って、組付けが開始した後に、二速度型の自動車が求められる場合には、部分的に組付けられた自動車から単一速度用の流体モーターを取除いて、二速度用の流体モーターに置き換えなければならなかった。 このことは、フレームに対して流体モーターと他の自動車部品が組み付けられた後は、流体モーターの取付け面に対するアクセスが限定されるため、困難であった。

    上記問題に加えて、自動車の製造者達の中には、顧客達から、単一速度機能に合せて構成された現行の自動車を、二速度機能の自動車に替える「アップグレード」が求められることがあった。 従前、自動車の製造者達はこのことを満足いくように行っているが、単一速度用の流体モーターを取除いて、二速度用の流体モーターに置き換えることは、労力の大きな仕事であった。

    従って、本発明は、上述した従来技術の問題を克服するように、回転型の流体圧力装置を提供することを目的とする。

    また、本発明は、上述した従来技術の問題を克服するように、回転型の流体圧力装置を替える方法を提供することを目的とする。

    上記目的を達成するため、本発明は回転型流体圧力装置を提供するが、これは、流体入口及び流体出口を定めるハウジング手段と、第一部材及び該第一部材に対して操作可能に関連付けられた第二部材を含む流体エネルギー移送用変位手段を有する。 この流体エネルギー移送用変位手段の前記第一部材と前記第二部材は相対移動して、この相対移動に従って、複数Nの膨張及び収縮する流体ボリュームチャンバを定めるように相互作用する。 また、回転型流体圧力装置は、前記ハウジング手段と共に作用する弁手段を有して、前記流体入口及び前記膨張するボリュームチャンバ間と、前記流体出口及び前記収縮するボリュームチャンバ間に流通を提供する。 前記弁手段は、前記ハウジング手段に対して回転できないように固定された固定弁部材と、該固定弁部材に対して移動するように操作可能な可動弁部材を含む。 前記弁手段と流通するように複数Nの上流の流体通路と、複数Nの下流の流体通路を定めるセレクタープレート部材を有し、前記下流の流体通路の各々を前記複数のボリュームチャンバのいずれかと開放して流通させる。 複数の上流の流体通路を、直接的に、比較的に制限されないように、複数の下流の流体通路と連続して流通させる。

    前記回転型流体圧力装置は、この特徴として、前記セレクタープレート部材と、カバープレートアセンブリ及び制御弁アセンブリを含むグループから選ばれたアセンブリを含むセレクタープレートアセンブリを有する。 前記セレクタープレート部材は、複数Mの上流の通路を含み、複数Mの上流の流体通路と開放して流通させ、前記セレクタープレート部材の外面に開口部を有する。 さらに、前記セレクタープレート部材は、複数Mの下流の通路を含み、複数Mの下流の流体通路と流通させ、前記セレクタープレート部材の前記外面に開口部を有する。 前記カバープレートアセンブリは、前記セレクタープレート部材の前記外面と密着係合するように表面を定め、前記カバープレートアセンブリは、前記セレクタープレート部材内の前記下流の通路と前記上流の通路の間に制限されない流通を提供する。 前記制御弁アセンブリは、前記セレクタープレート部材の前記外面と密着係合するように表面を定め、前記制御弁アセンブリは、前記セレクタープレート部材内の前記下流の通路と前記上流の通路の間に比較的に制限のない流通を提供する第一位置と、前記セレクタープレート部材内の前記下流の通路と前記上流の通路の間の流通を防止する第二位置に操作可能であることを特徴とする。

    さらに上記目的を達成するため、本発明は、単一速度用の回転型流体圧力装置を多速度用の流体圧力装置に替える方法も提供するが、この際、前記回転型流体圧力装置は、流体入口及び流体出口を定めるハウジング手段と、第一部材及び該第一部材に対して操作可能に関連付けられた第二部材を含む流体変位手段を有する。 前記第一部材と前記第二部材は相対移動して、この相対移動に従って複数の膨張及び収縮する流体ボリュームチャンバを定めるように相互作用する。 また、前記回転型流体圧力装置は、前記ハウジング手段と共に作用する弁手段を有して、前記流体入口及び前記膨張するボリュームチャンバ間に流通を提供させて、また、セレクタープレート部材を含むセレクタープレートアセンブリを有する。

    前記単一速度用の回転型流体圧力装置を多速度用の流体圧力装置に替える方法は、この特徴として、前記セレクタープレート部材の少なくとも一つの外面から少なくとも一つのカバープレートアセンブリを取除き、前記外面が、前記セレクタープレート部材内の複数の上流の通路と流通する複数の開口部と、前記セレクタープレート部材内の複数の下流の通路と流通する複数の開口部を定めて、表面を有する少なくとも一つの制御弁アセンブリを提供して、前記制御弁アセンブリの前記表面を前記セレクタープレート部材の前記外面に取付けて、前記制御弁を、前記セレクタープレート部材内の前記下流の通路と前記上流の通路の間に比較的に制限のない流通を提供する第一位置と、前記セレクタープレート部材内の前記下流の通路と前記上流の通路の間の流通を防止する第二位置に操作可能にすることを特徴とする。

    単一速度用の回転型流体圧力装置の軸方向断面図である。

    図1の2−2線に沿った、流体変位機構の横方向の平面図である。

    図1の3−3線に沿った、セレクタープレートの横方向の平面図である。

    図1の4−4線に沿った、セレクタープレートの横方向の平面図である。

    図1の5−5線に沿った、セレクタープレートの横方向の断面図であって、図3のマニホールド通路を重ねて、破線で示した図である。

    図1の6−6線に沿った、セレクタープレートの横方向の断面図である。

    図1の7−7線に沿った、セレクタープレートのマニホールド面の横方向の平面図である。

    カバープレートの取付け面を主に示したカバープレートの斜視図である。

    二速度用の回転型流体圧力装置の軸方向断面図である。

    図9の10−10線に沿った、制御弁アセンブリの軸方向断面図であって、制御弁スプールを低速度モード位置で示した図である。

    図10と同様の制御弁アセンブリの軸方向断面図だが、制御弁スプールを高速度モード位置で示した図である。

    図5と同様に、図1の12−12線に沿った、セレクタープレートの他の実施形態の横方向の断面図である。

    図7と同様に、図1の13−13線に沿った、セレクタープレートの他の実施形態のマニホールド面の横方向の平面図である。

    カバープレートの取付け面を主に示した、カバープレートの他の実施形態の斜視図である。

    図10と同様に、制御スプールアセンブリの他の実施形態の軸方向の断面図であって、制御弁スプールを低速度モード位置で示した図である。

    添付した図を参照すると、本発明に従う二方向のディスク弁モーターの軸方向断面図が示されているが、これは、本発明を限定することを意図したものではない。 符号11で概略的に示しているディスク弁モーターは、取付けプレート13と、符号15で概略的に示しているジェローター変位機構と、符号17で概略的に示しているセレクタープレートアセンブリと、弁ハウジング19を含んでいる。 複数のボルト21を取付けプレート13に螺合させることで、複数の区間をしっかりした密着係合で一体に保持している。

    図1及び2を参照すると、ジェローター変位機構15が示されているが、これは従来技術で十分公知であるので、ここでは簡単にだけ説明する。 具体的には、本施形態のジェローター変位機構15はジェローラー(登録商標)変位機構であって、内歯状のリングアセンブリ23を含む。 この内歯状のリングアセンブリ23は、複数の略半円筒形状の開口部27を定めている固定リング部材25を含む。 従来技術で十分公知なように、各半円筒形状の開口部27内には、円筒形状部材29が回転可能に配置される。 内歯状のリングアセンブリ23内には、以下、「スター」部材として参照される外歯状のローター部材31が偏心状に配置され、これは典型的に円筒形状部材29の数よりも一つ少ない数だけ外歯を有して、内歯状のリングアセンブリ23に対してスター部材31が軌道及び回転を行えるようにする。 内歯状のリングアセンブリ23とスター部材31間の相対的な軌道及び回転移動によって、複数の膨張及び収縮するボリュームチャンバ33が定められる。 スター部材31は、この内径側に、内歯スプライン35のセットを定める。 スター部材31の内歯スプライン35は、主駆動軸39の外側のクラウン(冠)状スプライン37のセットと噛合する。 主駆動軸39の反対側の端部には、他の外側のクラウン状スプライン41のセットが設けられて、顧客に供給される出力装置、例えば、軸(図示せず)の内歯スプラインのセット(図示せず)と噛合する。

    また、スター部材31の内歯スプライン35と噛合するように、弁駆動軸45の一方の端部側に外歯スプライン43のセットを設け、反対側の端部には外歯スプライン47の他のセットを設けて、回転可能な弁部材51の内周側に形成された内歯スプライン49のセットと噛合させる。 この弁部材51は、弁ハウジング19内に回転可能に配置されて、適当な弁タイミングを確保するため、弁駆動軸45をスター部材31と回転可能な弁部材51の双方とスプライン結合させるが、このことは従来技術で公知である。

    図1を再度参照すると、弁ハウジング19は第一流体ポート53を定めて、第一流体通路55と開放して流通させる。 第一流体通路55は、環状の流体チャンバ57と開放して流通する。 弁ハウジング19はさらに、第二流体ポート(図示せず)を定めて、第二流体通路(図示せず)と開放して流通させる。 第二流体通路は、弁ハウジング19の内側の環状面と、回転可能な弁部材51によって共に作用して定められる環状のキャビティー(空洞部)59と開放して流通する。

    回転可能な弁部材51は、複数の交互の弁の通路61と63を定める。 弁の通路61は、弁ハウジング19内の環状の流体チャンバ57と連続して流通し、弁の通路63は、環状のキャビティー59と連続して流通する。 この実施形態では、例示的にのみ示すが、スター部材31上の8つの外歯又は突出部(ローブ)と対応して、8つの弁の通路61と、8つの弁の通路63がある。

    図1を参照すると、符号65で概略的に示す弁座(シート)機構があり、回転可能な弁部材51とスライド状に密着して係合する。 弁座機構65の目的は、回転可能な弁部材51によって定められる弁と直面する表面67とセレクタープレートアセンブリ17によって定められる横方向(横断方向)の弁の表面69の間で密着係合を保つことである。 図1に示した弁座機構65は、本発明の出願人に譲受けられて、内容が参照として本発明に含まれている、2006年6月15日に出願された「二方向ディスク弁モーターと、このために改良された弁座機構」に関する米国特許出願第11/453,490号に開示されている。 従って、ここでは、弁座機構65についての詳細な説明は行わない。 しかしながら、当該技術分野における当業者であれば、上記米国特許出願第11/453,490号には本実施形態に関する改良された弁座機構65が説明されて、図示されているものの、本発明は、このような弁座機構を用いた回転型流体圧力装置に限定されないことを理解するであろう。

    ここで図1〜3を参照すると、セレクタープレートアセンブリ17はセレクタープレート71を含み、このセレクタープレート71を軸方向に貫通するように中央の開口部73を定める。 セレクタープレート71は、さらに複数の表面を定めるが、これらには、横方向の弁の表面69、横方向のジェローター面75(図1及び4参照)、及びマニホールド面77が含まれる。 セレクタープレート71の横方向の弁の表面69は、符号79で概略的に示す複数の流体通路を定めており(添付した特許請求の範囲では、「上流の流体通路」と参照される)、回転可能な弁部材51内の弁の通路61と63と流通させる。 流体通路79は、複数のマニホールド通路79mと複数の貫通通路79tを含む。 この実施形態では、例示的にのみ示すが、9つの流体通路79があり、このうち3つはマニホールド通路79mで、6つは貫通通路79tである。 マニホールド通路79mと貫通通路79tについては、以下において詳述する。 横方向の弁の表面69はさらに、複数の流体スロット81を定め、流体通路79とともに横方向の弁の表面69上に交互に配置する。 当該技術分野の当業者には公知なように、流体スロット81は、ブラインドスロットで、回転可能な弁部材51の弁の直面する面67と横方向の弁の表面69の間で均一な接触を保つように機能する。 この実施形態では、流体通路79と流体スロット81をセレクタープレート71と一体の特徴部として示したが、当該技術分野の当業者ならば、本発明は、このように流体通路79と流体スロット81をセレクタープレート71と一体にするものに限定されないことを理解するであろう。 また、本発明は、セレクタープレート71と流通して、流体通路79と流体スロット81を定めるセパレートプレートの実施形態も含む。

    横方向の弁の表面69は、さらに、ケースのドレイン通路83と加圧流体通路85を定める。 ケースのドレイン通路83は、セレクタープレート71を軸方向に貫通するように延びて、弁ハウジング19のケースのドレインポート87(図1にだけ示している)と流通する。 セレクタープレート71内の加圧流体通路85は、弁ハウジング19内の流体通路(図示せず)と開放して流通する。 この弁ハウジング19内の流体通路(図示せず)はシャトル弁構成(図示せず)と流通するが、これは、流体通路(図示せず)と、第一流体ポート53又は第二流体ポート(図示せず)のいずれかの間の流通を許容し、このことは、弁ハウジング19内のこれら流体ポートのうちで高圧流体が供給されるものに基づく。 従って、操作中、弁ハウジング19内の第一流体ポート53又は第二流体ポート(図示せず)からの加圧流体が、セレクタープレート71内の加圧流体通路85に供給される。 当該技術分野の当業者には、上述のように機能するシャトル弁アセンブリは公知であるため、ここでは、このようなアセンブリについては説明しない。

    図4を参照すると、セレクタープレート71の横方向のジェローター面75は、符号89で概略的に示す複数の流体ポートを含む(添付した特許請求の範囲では、「下流の流体通路」として参照される)。 各流体ポート89は、ジェローター変位機構15内の近くのボリュームチャンバ33と開放して流通する。 流体ポート89は、複数の流体マニホールドポート89mと複数の流体貫通ポート89tを含む。 この実施形態では、例示的にのみ示すが、9つの流体通路89があり、このうち3つは流体マニホールドポート89mで、6つは流体貫通ポート89tである。 流体貫通ポート89tは開放して、貫通通路79tと比較的に非制限的に流通する。

    図5を参照すると、セレクタープレート71の断面図が示されている。 説明を容易にするため、セレクタープレート71の断面図にマニホールド通路79mを重ねて、破線で示している。 各マニホールド通路79mは、複数の流体通路91a、91b、及び91cのいずれかと開放して流通する(添付した特許請求の範囲では、「上流のマニホールド通路」として参照される)。 各流体通路91a、91b、及び91cは、各マニホールド通路79mからセレクタープレート71のマニホールド面77まで延びる。

    図6を参照すると、各流体マニホールドポート89mは、複数の流体通路93a、93b、及び93cのいずれかと開放して流通する(添付した特許請求の範囲では、「下流のマニホールド通路」として参照される)。 各流体通路93a、93b、及び93cは、対応する流体マニホールドポート89mからセレクタープレート71のマニホールド面77まで延びる。

    図7を参照すると、セレクタープレート71のマニホールド面77が示されている。 マニホールド面77は、複数の流体通路の開口部95a、95b、及び95cを定め、各流体通路の開口部95a、95b、及び95cを夫々、複数の流体通路91a、91b、及び91c(図5参照)のいずれかと開放して流通させる。 マニホールド面77はさらに、複数の流体通路の開口部97a、97b、及び97cを定め、各流体通路の開口部97a、97b、及び97cを、複数の流体通路93a、93b、及び93c(図6参照)のいずれかと開放して流通させる。 また、複数の螺合用の取付け孔99がマニホールド面77に定められている。 マニホールド面77は、ドレイン通路101と流体通路103も定めている。 マニホールド面77内のドレイン通路101と流体通路103は、夫々、ケースのドレイン通路83と加圧流体通路85と開放して流通する。

    図1、7及び8を参照すると、ディスク弁モーター11の単一速度機能だけが求められる時にカバープレート105が用いられる。 カバープレート105は、取付け面107を定め、ここに複数の流体用の溝109a、109b、及び109cを配置する。 複数のボルト111(図1にだけ示している)を、カバープレート105の複数の孔113を通して、セレクタープレート71の取付け面77にある取付け用の孔99内に螺合させることで、カバープレート105をセレクタープレート71としっかりと密着係合して保持させる。 カバープレート105の取付け面107をセレクタープレート71のマニホールド面77としっかりと密着係合させながら、流体用の溝109a、109b、及び109cによって、流体通路の開口部95a、95b、及び95cと流体通路の開口部97a、97b、及び97cの間に、夫々、開放した流通を提供する。 当該技術分野の当業者ならば、ここではカバープレート105を単一のプレートとして説明し、図示したけれども、本発明はこの構成に限定されないことを理解するであろう。 当該技術分野の当業者ならば、カバープレート105は複数のセパレートプレートを含むことができ、セレクタープレート71のマニホールド面77内に、流体通路の開口部95a、95b、及び95cと、流体通路の開口部97a、97b、及び97cの間に流通を提供してもよいことを理解するであろう。

    図1〜8を参照すると、操作中、第一流体ポート53に流入する加圧流体は、流体通路55を通って、環状の流体チャンバ57に流入する。 加圧流体は、次に、セレクタープレート71内の流体通路79と流通する、回転可能な弁部材51内の弁の通路61内に流れる。 セレクタープレート71内の流体通路79tに流入する加圧流体は、セレクタープレート71内の流体貫通ポート89tと、ジェローター変位機構15内の近くの膨張するボリュームチャンバ33に開放して流通する。 セレクタープレート71内の流体通路79mに流入する加圧流体は、セレクタープレート71のマニホールド面77内にある、対応する流体通路91a、91b、及び91cと、流体通路の開口部95a、95b、及び95c内に、夫々、流れる。 加圧流体は、次に、流体通路の開口部95a、95b、及び95cから、カバープレート105の取付け面107内の流体用の溝109a、109b、及び109cと、セレクタープレート71のマニホールド面77内の流体通路の開口部97a、97b、及び97c内に、夫々、流れる。 加圧流体は、次に、流体通路93a、93b、及び93cと、対応する流体マニホールドポート89mに流れて、ここから、加圧流体は、ジェローター変位機構15内の近くの膨張するボリュームチャンバ33に流入する。 ジェローター変位機構15内の収縮するボリュームチャンバ33から出る流体は、上述した経路を逆に流れて、セレクタープレート71を通って、回転可能な弁部材51内の弁の通路63と弁ハウジング19内の第二流体ポート(図示せず)に流れる。

    上述したように、カバープレート105は、ディスク弁モーター11の単一速度の機能だけが求められる時に用いられる。 しかしながら、商業分野の製造者達が、ディスク弁モーター11の単一速度の機能の替わりに多速度の機能を求める場合、以下において詳述するように、カバープレート105を符号115で概略的に示す制御弁アセンブリ(図9参照)と置き換えることで、この変換を達成できる。 図1、8及び9を参照すると、単一速度のディスク弁モーター11を多速度のディスク弁モーター11に替えるためには、カバープレート105の取付け面107とセレクタープレート71のマニホールド面77の間でしっかりとした密着係合を保持している複数のボルト111を取除き、セレクタープレート71のマニホールド面77からカバープレート105を取除くことを必要とする。 そして、カバープレート105を取除いた後、セレクタープレート71のマニホールド面77に制御弁アセンブリ115を取付ける。 そして、複数のボルト116(図9にだけ示している)を用いて、セレクタープレート71のマニホールド面77と制御弁アセンブリ115の取付け面117の間でしっかりした密着係合を保持させる。

    ここで、図9と10を参照して、制御スプールアセンブリ115について説明する。 この実施形態では、例示的にのみ示すと、制御スプールアセンブリ115は二つの操作モード、つまり、低速度「lo-speed」モード及び高速度「hi-speed」モードを提供する。 図10を参照すると、制御スプールアセンブリ115を低速度モードで示している。

    図10を主に参照すると、制御スプールアセンブリ115は、スプールブロック119、制御弁スプール121、及びばね部材123を含む。 スプールブロック119は、スプールボア125を定め、この中に制御弁スプール121を収容する。 スプールブロック119はさらに、複数の弁の制御通路127a、127b、及び127c、複数のジェローター制御通路129a、129b、及び129c、複数の高圧通路131a、131b、及び131cを定めて、スプールボア125と流通させる。 理解を容易にするため、弁の制御通路127、ジェローター制御通路129、及び高圧通路131を、図10と11に平面状に示している。 しかしながら、当該技術分野における当業者ならば、弁の制御通路127、ジェローター制御通路129、及び高圧通路131は、スプールブロック119内の異なる平面に配置できることを理解するであろう。 弁の制御通路127とジェローター制御通路129に相当する平面は、セレクタープレート71のマニホールド面77とスプールブロック119のスプールボア125内で、夫々、流体通路の開口部95と流体通路の開口部97の位置で定められる。 ジェローター制御通路129の方向は、図9に示している。 しかしながら、当該技術分野における当業者であれば、本発明は、平面状ではない、弁の制御通路127、ジェローター制御通路129、及び高圧通路131に限定されないことを理解するであろう。

    また、スプールブロック119によって圧力通路133が定められて、高圧通路131a、131b、及び131cの各々と流通する。 図10に示すように、高圧通路131a、131b、及び131cは、圧力通路133と相互連通するが、当該技術分野における当業者ならば、加圧流体を各高圧通路131a、131b、及び131cに個別に提供できるため、この実施形態は、スプールブロック119内にこのような通路を設ける形態に限定されないことを理解するであろう。 スプールボア125は、第一軸方向端部135と第二軸方向端部137を含む。 第一軸方向端部135は、パイロット圧力ポート139と流通し、第二軸方向端部137は、マニホールド面77内のドレイン通路101と流通し、流体通路141を通る。

    図10を続けて主に参照すると、制御弁スプール121は、複数の平坦部(ランド)143、145、147、及び149と、制御弁スプール121の軸方向端部153から延びる突出部151を定める。 制御弁スプール121の軸方向端部153と、スプールボア125の第二軸方向端部137と螺合されるプラグ部材155は、ばね部材123用のシート(弁座)として作用して、制御弁スプール121を図10の左側に、即ち低速度操作モード側に向って付勢する。

    本発明の譲受人に譲受られた米国特許第6,099,280号には、本実施形態の制御弁スプール121と類似した制御弁スプールの操作が詳細に説明されており、この内容は本明細書に参照として含まれるため、制御弁スプール121の操作については、ここでは簡単に済ませる。 しかしながら、当該技術分野における当業者であれば、この制御弁スプール121の操作の詳細は、以下で説明される内容や特許請求の範囲のものを除き、本発明にとって重大な特徴ではないことを理解するであろう。

    低速度操作モードでは、ばね部材123は、制御弁スプール121を図10の左に向って付勢する。 この位置では、制御弁スプール121は、複数の弁の制御通路127a、127b、及び127cとジェローター制御通路129a、129b、及び129cの夫々の間で開放した流通を許容する一方、制御弁スプール121の平坦部145、147、及び149によって、高圧通路131a、131b、及び131cを夫々閉鎖させる。

    図2〜7、9、及び10を参照すると、操作中、第一流体ポート53に流入する加圧流体は、流体通路55を流れて、環状の流体チャンバ57に流入する。 加圧流体は、次に、回転可能な弁部材51内の弁の通路61に流れるが、これは、セレクタープレート71内の流体通路79と流通する。 セレクタープレート71内の流体通路79tに流入する加圧流体は、セレクタープレート71内の対応する流体貫通ポート89tと、ジェローター変位機構15内の近くの膨張するボリュームチャンバ33と開放して連通する。 セレクタープレート71内の流体通路79mに流入する加圧流体は、セレクタープレート71内の対応する流体通路91a、91b、及び91cを通って、セレクタープレート71のマニホールド面77内の対応する流体通路の開口部95a、95b、及び95cを流れて、対応する弁の制御通路127a、127b、及び127cを流れる。 上述したように、制御弁スプール121を低速度操作モードに向って付勢しながら、弁の制御通路127a、127b、及び127cとジェローター制御通路129a、129b、及び129cが開放して流通する。 従って、弁の制御通路127a、127b、及び127c内の加圧流体は、対応するジェローター制御通路129a、129b、及び129cと連通して、セレクタープレート71のマニホールド面77内の対応する流体通路の開口部97a、97b、及び97c内を通る。 加圧流体は、次に、対応する流体通路93a、93b、及び93cと対応する流体マニホールドポート89mに流れて、ここから、ジェローター変位機構15内の近くの膨張するボリュームチャンバ33に流入する。 ジェローター変位機構15内の収縮するボリュームチャンバ33からの流体は、上述したものと似た逆の経路を通り、セレクタープレート71を通って、回転可能な弁部材51内の弁の通路63と、弁ハウジング19内の第二流体ポート(図示せず)に向う。

    図11を参照すると、制御スプールアセンブリ115が高速度操作モードで示されている。 この操作モードでは、パイロット圧力ポート139に供給されるパイロット圧力によって、制御弁スプール121が図11の右側に向って付勢されるため、ばね部材123を圧縮させる結果になる。 例示的にのみ示すと、閉ループ推進システムでは、チャージポンプからの圧力(典型的に、200〜400psi)をパイロット圧力として用いることができる。 制御弁スプール121の軸方向端部153から延びる突出部151は、プラグ部材155と操作可能に関連付けられて、制御弁スプール121が所定の軸方向距離を移動した後、制御弁スプール121の突出部151用の確実に動作する停止部(ストップ)をプラグ部材155が提供する。 スプールボア125の第二軸方向端部137内に流体が溜まることを防止するため、スプールボア125の第二軸方向端部137内に漏れる任意の流体を、スプールブロックのドレイン通路141内に流して、マニホールド面77内のドレイン通路101を介して、セレクタープレート71内のケースのドレイン通路83内に流して、ここで、流体を、弁ハウジング19内のケースドレイン流体ポート87と流通させる。

    制御弁スプール121を高速度モード位置にすると、制御弁スプール121の平坦部143、145、及び147が弁の制御通路127a、127b、及び127cを閉鎖する。 セレクタープレート71内の加圧流体通路85からの加圧流体は、マニホールド面77内の流体通路103と、高圧通路131b内に流れて、ここで、加圧流体は、他の高圧通路131a及び131cと流通し、スプールブロック119内の圧力通路133を通る。 制御弁スプール121によって弁の制御通路127a、127b、及び127cを閉鎖して、高圧通路131a、131b、及び131cは対応するジェローター制御通路129a、129b、及び129cと開放して流通する。

    図2〜7、9、及び11を参照すると、操作中、第一流体ポート53に流入する加圧流体は、流体通路55と環状の流体チャンバ57内に流れる。 加圧流体は、次に、回転可能な弁部材51内の弁の通路61内に流れるが、これは、セレクタープレート71内の流体通路79と流通する。 セレクタープレート71内の流体通路79tに流入する加圧流体は、セレクタープレート71内の流体貫通ポート89tと、ジェローター変位機構15内の膨張するボリュームチャンバ33と開放して連通する。 セレクタープレート71内の流体通路79mに流入する加圧流体は、セレクタープレート71内の対応する流体通路91a、91b、及び91cを流れて、セレクタープレート71のマニホールド面77内の対応する流体通路の開口部95a、95b、及び95cと、対応する弁の制御通路127a、127b、及び127cを流れる。 上述したように、制御弁スプール121を高速度操作モードに向って付勢させて、弁の制御通路127a、127b、及び127cを閉鎖させる。 セレクタープレート71内の加圧流体通路85からの加圧流体は、マニホールド面77内の流体通路103と、高圧通路131b内に流れて、ここで、加圧流体は、他の高圧通路131a及び131cと連通し、スプールブロック119内の圧力通路133を通る。 高圧通路131a、131b、及び131cは、対応するジェローター制御通路129a、129b、及び129cと開放して流通する。 この加圧流体通路85からの加圧流体は、次に、セレクタープレート71のマニホールド面77内の対応する流体通路の開口部97a、97b、及び97cを通って、対応する流体通路93a、93b、及び93cに向う。 セレクタープレート71内の加圧流体通路85からの加圧流体は、次に、対応する流体マニホールドポート89mに流れて、ここから、ジェローター変位機構15内の近くのボリュームチャンバ33に流入するが、この際、ボリュームチャンバ33が膨張しているか収縮しているかを問題にしない。 当該技術分野における当業者には公知なように、収縮するボリュームチャンバ33に加圧流体を供給することで、ジェローター変位機構15の効果的な変位が減り、この結果、流体の与えられたフローレート用により高速になる。

    流体の貫通ポート89tの近くにある収縮するボリュームチャンバからの流体は、セレクタープレート71を通って、貫通通路79tに向う。 流体は、次に、回転可能な弁部材51内の弁の通路63を通って流れて、弁ハウジング内の第二流体ポート(図示せず)に向う。

    次に、図4に示したものと似た、図12を主に参照すると、セレクタープレート271の他の実施形態が例示されているが、同一又は類似の部品については、同じ参照番号に「200」を加えたものが示されている。 このセレクタープレート271の実施形態と、上述したセレクタープレート71の実施形態の主な相違として、このセレクタープレート271の他の実施形態では、複数のマニホールド面277a、277b、及び277cが定められている。 複数のマニホールド面277a、277b、及び277cを設ける結果、セレクタープレート271はさらに、複数のケースのドレイン通路283a、283b、及び283cを定めて、これらを弁ハウジング19内のケースのドレインポート87(図1にだけ示している)と流通させ、また複数の加圧流体通路285a、285b、及び285cを定めて、シャトル弁構成(図示せず)を介して、第一流体ポート53と第二流体ポート(図示せず)と流通させる。 複数のマニホールド通路279mの各々は、理解を容易にするため、図12に重ねて、破線で示しており、複数の流体通路291a、291b、及び291cのいずれかと流通する。 各流体通路291a、291b、及び291cは、夫々、マニホールド通路279mの一方から、マニホールド面277a、277b、及び277cの対応する一方まで延びる。

    ここで図13を参照すると、セレクタープレート271のマニホールド面277a、277b、及び277cが示されている。 各マニホールド面277a、277b、及び277cは、複数の流体通路の開口部295a、295b、及び295cのいずれかを定めて、これらの各々は、夫々、流体通路291a、291b、及び291cのいずれかと、複数の流体通路の開口部297a、297b、及び297cのいずれかと流通して、これら各々は、夫々、流体通路293a、293b、及び293cのいずれかと流通する。 また、マニホールド面277a、277b、及び277cには、複数の加工された取付け孔299が定められる。 各マニホールド面277a、277b、及び277cは、さらに、複数のドレイン通路301a、301b、及び301cのいずれかと、複数の流体通路303a、303b、及び303cのいずれかを定めて、これらは、夫々、ケースのドレイン通路283a、283b、及び283cと、加圧流体通路285a、285b、及び285cと開放して流通する。

    次に図14を参照すると、カバープレート305の他の実施形態が示されている。 カバープレート305は、取付け面307を定め、この中に流体用の溝309を設ける。 カバープレート305はさらに、複数の孔313を定めて、これを通って、複数のボルト(図示していないが、参照番号111を用いて、図1で参照したものと似ている)を通して、通したマニホールド面277a、277b、及び277c内の取付け孔299に螺合させる。 カバープレート305を、セレクタープレート271の取付け面277bとしっかり密着係合させて、流体用の溝309によって、流体通路の開口部295bと流体通路の開口部297bの間に開放した流通を提供する。 同様に、カバープレート305を、取付け面277a及び277cとしっかり密着係合させて、流体用の溝309によって、流体通路の開口部295a及び295cと流体通路の開口部297a及び297cの間に、夫々、開放した流通を提供する。

    次に図15を参照すると、低速度モードの制御スプールアセンブリ315の他の実施形態が示されている。 制御スプールアセンブリ315は、スプールブロック319、制御弁スプール321、及びばね部材323を含む。 スプールブロック319はスプールボア325を定め、この中に制御弁スプール321を収容する。 スプールブロック319は、さらに、弁の制御通路327、ジェローター制御通路329、及び高圧通路331を定め、スプールボア325と流通させる。 図10と同様に、弁の制御通路327、ジェローター制御通路329、及び高圧通路331は、説明を容易にするために、平面状に示している。 制御スプールアセンブリ315の操作は、上述した制御スプールアセンブリ115の操作と類似するため、制御スプールアセンブリ315の操作に関する詳細な説明は省略する。

    他の実施形態では、ディスク弁モーター11の単一速度の機能だけが求められる時、複数のカバープレート305を複数の取付け面277a、277b、及び277cとしっかり密着係合して取付ける。 しかしながら、商業分野の製造者が、ディスク弁モーター11の単一速度の機能に替えて、多速度の機能を求める場合には、この変換は、複数のカバープレート305の少なくとも一つを制御弁アセンブリ315に替えることで行うことができる。 制御弁アセンブリ315と替えられるカバープレート305の数は、ディスク弁モーター11の低速度モードと高速度モードの間の速度比にだけ影響を及ぼす。 単一速度のディスク弁モーター11を多速度のディスク弁モーター11に替えるためには、複数のカバープレート305の少なくとも一つの取付け面307とセレクタープレート271のマニホールド面277a、277b、及び277cの少なくとも一つの間でしっかりした密着係合を保持している複数のボルト(図示せず)を取除いて、カバープレート305の少なくとも一つを、セレクタープレート271のマニホールド面277a、277b、及び277cの少なくとも一つから取除くことを要する。 制御弁アセンブリ315は、セレクタープレート271のマニホールド面277a、277b、及び277cに取付けられて、ここからカバープレート305が取除かれる。 そして、複数のボルト(図示していないが、参照番号116を用いて、図9で参照したものと類似する)を用いて、セレクタープレート271のマニホールド面277a、277b、及び277cと、制御弁アセンブリ315の取付け面317の間でしっかりした密着係合を保持させる。

    以上、本明細書について詳細に説明したが、当該技術分野における当業者ならば、本明細書を読み、理解することで、本発明の様々な変更や修正について明らかになると思われる。 このような変更や修正の全ては、添付した特許請求の範囲に収まる限り、本発明に含まれることを理解されたい。

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