Method of manufacturing scroll wings

申请号 JP30572187 申请日 1987-12-04 公开(公告)号 JP2547801B2 公开(公告)日 1996-10-23
申请人 株式会社東芝; 发明人 HATSUTORI HITOSHI; SAKATA KANJI; HAYANO MAKOTO; MOROZUMI NAOYA; SUZUKI ISAO; SONE JUNJI;
摘要
权利要求 (57)【特許請求の範囲】
  • 【請求項1】スクロール溝を有する鏡板を金型中に収容しこの鏡板の裏面側から射出成形によりスクロールラップを前記鏡板と一体となるように形成することを特徴とするスクロール翼の製造方法。
  • 【請求項2】上記鏡板は複数板の薄板を積層することにより形成されていることを特徴とする特許請求の範囲第1項記載のスクロール翼の製造方法。
  • 【請求項3】上記鏡板はスクロール溝全長の略中央部に裏面側より射出口が形成されていることを特徴とする特許請求の範囲第1項または第2項記載のスクロール翼の製造方法。
  • 【請求項4】上記スクロール溝はスクロールラップと異なる幅で形成されていることを特徴とする特許請求の範囲第1項乃至第3項のいずれかに記載のスクロール翼の製造方法。
  • 【請求項5】上記スクロール溝はアリ溝状に形成されていることを特徴とする特許請求の範囲第1項乃至第4項のいずれかに記載のスクロール翼の製造方法。
  • 说明书全文

    【発明の詳細な説明】 [発明の目的] (産業上の利用分野) この発明は、コンプレッサやポンプのようなスクロール流体機械に用いるスクロール翼の製造方法に関するものである。

    (従来の技術) 従来、スクロール流体機械のスクロール翼は、第7図に示すように1対の部材よりなる金型1中にアリ溝2を有する鏡板3を収容し、射出成形によりスクロールラップを形成することにより製造されていた。 図中4はスクロールラップを形成するための空隙部であり、5は射出口、6はガスぬき用の孔を示している。

    (発明が解決しようとする問題点) しかし、この方法によるとスクロールラップの端面に相当する部分に射出口5やガスぬき用の孔6を設けているので、これが隙害となり成形により得られたスクロールラップ端面の精度を悪化させる問題があった。 そこで端面を切削加工により仕上げていたが充分な精度のものは得られなかった。

    また、スクロールラップの底面は射出材料によって形成されるため鏡板3の材料に比して磨耗が大きいので、
    この部分に対向スクロール翼の精度の悪いラップ端面を接触させるとこの端面からのガス漏れが大きくなり体積効率を低下させる原因となっていた。

    この発明は上記の問題点を解決するためになされたもので、スクロールラップの精度を向上し運転時のガス漏れが少なく体積効率を向上させることのできるスクロール翼の製造方法を提供することを目的とする。

    [発明の構成] (問題点を解決するための手段および作用) 上記の目的を達成するため、この発明の製造方法はスクロール溝を有する鏡板を金型中に収容しこの鏡板の裏面側(スクロール溝を有しない側)から射出成形によりスクロールラップを形成することを特徴としている。

    このような構成をとり、射出口およびガスぬき用の孔を鏡面の裏面側からこの鏡板を貫通して形成するようにしているので、スクロールラップの端面精度が良好でかつ高さが一定となり旋回スクロールと固定スクロールを噛み合せた際、スクロール端面からのガス漏れを防止することができしたがって体積効率が向上する。

    (実施例) 以下、図面を参照してこの発明の一実施例を説明する。

    第1図において、11は1対の部材よりなる金型であり、この金型11中に円板状の鏡板12が収容される。 この鏡板12の一方の面にはインボリュートまたは円弧の組合せからなるスクロール溝13が予め形成されている。 鏡板
    12の裏面側には、スクロール溝13の全長の略中央部に当る位置に金型11の一方の部材および鏡板12を貫通して注入具14が形成され、またスクロール溝13の両端部に当る位置にはガスぬき用の孔15が同様に金型11の一方の部材および鏡板12を貫通して形成されている。 第2図は鏡板
    11を裏面側から見た側面図である。

    この状態で、注入口14を通じ鏡板12の裏面側から射出成形によりスクロールラップ16を形成する。

    このようにして得たスクロールラップ16は注入口14およびガスぬき用の孔15が障害となることがないので、端面および高さが金型11により精度よく形成される。 第3
    図はこの発明によって得たスクロール翼の斜視図を示すものである。 したがって、このスクロール翼を用いてスクロール流体機械を構成すれば、スクロールラップ16端面からのガス漏れを減少させることができるので流体機械の体積効率が向上する。

    第4図はこの発明の第2の実施例を示すものである。
    この実施例は金型11中に収容する鏡板12として予め複数枚の薄板を積層することにより形成した積層板を用いている。 鏡板12の裏面側から注入口14およびガスぬき用の孔15を形成することは第1図の実施例と同様であり、同一部分は同一符号によって表示した。 この実施例は、鏡板12に積層板を用いているので一部を除き複数板の薄板に打ちぬきにより溝孔を形成しこれらを積層することにより容易にスクロール溝13が形成でき、製造が容易でコストを低減できる特長がある。

    第5図はこの発明の第3の実施例を示すもので、形成するスクロールラップ16よりスクロール溝13の幅を予め大きく形成したものである。

    このようにすると、スクロールラップ16と鏡板12との結合を強固にすることができ、機械的強度の大きなスクロール翼を得ることができる。

    さらに、第6図はこの発明の第4の実施例を示すもので、鏡板20として積層板を用いるとともにスクロール溝
    13の一部の幅をスクロールラップ16と異なるようにしたものであり、第4図および第5図の実施例の長所を併せ持ったものである。 特に、第6図の場合にはスクロール溝13をアリ溝状に形成することができるので、スクロールラップ16と鏡板12の結合を一層強固にできる利点がある。

    なお、この発明は上記実施例に限定されるものではなく要旨を変更しない範囲において異なる構成をとることができる。

    [発明の効果] この発明によれば、スクロールラップの精度を向上し運転時のガス漏れが少なく体積効率を向上させることのできるスクロール翼の製造方法を提供することができる。

    【図面の簡単な説明】

    第1図はこの発明の一実施例を説明するための縦断面図、第2図は同実施例によって得たスクロール翼の斜視図、第3図は同実施例において用いる鏡板の裏面側を示す側面図、第4図乃至第6図はそれぞれこの発明の他の実施例を説明するための縦断面図、第7図は従来のスクロール翼の製造方法を説明するための縦断面図である。 11……金型、12……鏡板 13……スクロール溝、14……注入口 15……ガスぬき用の孔 16……スクロールラップ

    ───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 早野 誠 神奈川県横浜市磯子区新杉田町8番地 株式会社東芝横浜事業所家電技術研究所 内 (72)発明者 両 尚哉 神奈川県横浜市磯子区新杉田町8番地 株式会社東芝横浜事業所家電技術研究所 内 (72)発明者 鈴木 勲 神奈川県横浜市磯子区新杉田町8番地 株式会社東芝横浜事業所家電技術研究所 内 (72)発明者 曽根 順治 神奈川県横浜市磯子区新杉田町8番地 株式会社東芝横浜事業所家電技術研究所 内

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