Rotary injection pump

申请号 JP2013501348 申请日 2011-03-21 公开(公告)号 JP2013521990A 公开(公告)日 2013-06-13
申请人 バクスター・インターナショナル・インコーポレイテッドBaxter International Incorp0Rated; バクスター・ヘルスケヤー・ソシエテ・アノニムBaxter Healthcare S.A.; 发明人 ジョージ エー. デルカスティリョ,; ロンシェン リン,; ホン ズー,; トーマス イー. ドューダー,;
摘要 注入ポンプ(110)は、筐体(112)と、筐体内に挿入されるロータ(230)であって、ロータは、筐体とともにチャネルを形成する表面(236a)の第1のリング(38a)、および筐体とともにチャネルを形成する表面(236b)の第2のリング(38b)を含み、第2のチャネル形成表面は、第1のチャネル形成表面から半径方向にオフセットされている、ロータと、ロータを回転させ、第1および第2のチャネル形成表面が 流体 の流動を圧送するようにさせるように動作可能に係合されるモータ(40)とを含み、第1のチャネル形成表面からの第2のチャネル形成表面の半径方向オフセットは、流体の流動の拍動性を抑制する。
权利要求
  • 注入ポンプ(10、110、310、410、510、610、710、810、910a、910b)であって、該注入ポンプは、
    筐体(12、112、312、412、512、612a/612b、712、812)と、
    該筐体の中に挿入されているロータ(30、130、230、330、430、530、630、730、830)であって、該ロータは、該筐体とともにチャネルを形成する表面(36a、136a、236a、336、436、536、636、736、836)の第1のリング(38a、138a)、および該筐体とともにチャネルを形成する表面(36b、136b、236b、336、436、536、636、736、836)の第2のリング(38b、138b)を含み、第2のチャネル形成表面が、第1のチャネル形成表面から半径方向にオフセットされている、ロータと、
    該ロータを回転させるために動作可能に係合されるモータ(40)であって、係合されることにより、該モータは、該第1および第2のチャネル形成表面が流体の流動を圧送するようにさせる、モータと を備え、該第1のチャネル形成表面からの該第2のチャネル形成表面の半径方向オフセットは、該流体の流動の拍動性を抑制する、注入ポンプ。
  • 前記第1のチャネル形成表面(36a、136a、236a、336、436、536、636、736、836)は、第1の流速を生成するようにサイズ設定され、前記第2のチャネル形成表面(36b、136b、236b、336、436、536、636、736、836)は、該第1の流速と異なる第2の流速を生成するようにサイズ設定される、請求項1に記載の注入ポンプ(10、110、310、410、510、610、710、810、910a、910b)。
  • 前記ロータ(30、130、230、330、430、530、630、730、830)は、前記筐体(12、112、312、412、512、612a/612b、712、812)とともにチャネルを形成する表面(36c、136c、236c、336、436、536、636、736、836)の第3のリング(38c、138c)を含み、第3のチャネル形成表面が、前記第1および第2の流速と異なる第3の流速を生成するようにサイズ設定される、請求項1または2に記載の注入ポンプ(10、110、310、410、510、610、710、810、910a、910b)。
  • 前記ロータ(30、130、230、330、430、530、630、730、830)は、前記筐体(12、112、312、412、512、612a/612b、712、812)とともにチャネルを形成する表面(36c、136c、236c、336、436、536、636、736、836)の第3のリング(38c、138c)を含み、前記第3のチャネル形成表面は、前記第1および第2のチャネル形成表面から半径方向にオフセットされて、前記流体の流動の拍動性をさらに抑制する、請求項1〜3のいずれかに記載の注入ポンプ(10、110、310、410、510、610、710、810、910a、910b)。
  • セレクタ(56、154/156/168)を含み、該セレクタは、直線的に摺動することにより、(i)前記チャネル形成表面(36a、136a、236a、336、436、536、636、736、836)の第1のリング(38a、138a)および前記チャネル形成表面(36b、136b、236b、336、436、536、636、736、836)の第2のリング(38b、138b)の両方への流動を閉塞すること、(ii)該チャネル形成表面の第2のリングへの流動のみを閉塞すること、または(iii)該チャネル形成表面の第1のリングおよび該チャネル形成表面の第2のリングの両方への流動を可能にすることを選択的に行うように構成される、請求項1〜4のいずれかに記載の注入ポンプ(10、110、310、410、510、610、710、810、910a、910b)。
  • セレクタ(56、154/156/168)を含み、該セレクタは、直線的に摺動することにより、(i)前記チャネル形成表面(36a、136a、236a、336、436、536、636、736、836)の第1のリング(38a、138a)のための第1の膜弁(24i)および前記チャネル形成表面の第2のリングのための第2の膜弁(24a)とを閉鎖すること、(ii)該チャネル形成表面(36b、136b、236b、336、436、536、636、736、836)の第2のリング(38b、138b)のための該第2の膜弁のみ閉鎖すること、または(iii)該第1および第2の弁の両方の開放を可能にすることを選択的に行うように構成される、請求項1〜5のいずれかに記載の注入ポンプ(10、110、310、410、510、610、710、810、910a、910b)。
  • セレクタ(56、154/156/168)を含み、該セレクタは、回転することにより、(i)前記チャネル形成表面(36a、136a、236a、336、436、536、636、736、836)の第1のリング(38a、138a)および前記チャネル形成表面(36b、136b、236b、336、436、536、636、736、836)の第2のリング(38b、138b)の両方への流動を閉塞すること、(ii)該チャネル形成表面の第2のリングへの流動のみを閉塞すること、または(iii)該チャネル形成表面の第1のリングおよび該チャネル形成表面の第2のリングの両方への流動を可能にすることを選択的に行うように構成される、請求項1〜6のいずれかに記載の注入ポンプ(10、110、310、410、510、610、710、810、910a、910b)。
  • セレクタ(56、154/156/168)を含み、該セレクタは、回転することにより、(i)前記チャネル形成表面(36a、136a、236a、336、436、536、636、736、836)の第1のリング(38a、138a)のための第1の管(114a/116a)および前記チャネル形成表面(36b、136b、236b、336、436、536、636、736、836)の第2のリング(38b、138b)のための第2の管(114b/116b)を閉鎖すること、(ii)該チャネル形成表面の第2のリングのための該第2の管のみを閉鎖すること、または(iii)該第1および第2の管の両方の開放を可能にすることを選択的に行うように構成される、請求項1〜7のいずれかに記載の注入ポンプ(10、110、310、410、510、610、710、810、910a、910b)。
  • セレクタ(56、154/156/168)を含み、該セレクタは、回転することにより、(i)前記チャネル形成表面(36a、136a、236a、336、436、536、636、736、836)の第1のリング(38a、138a)および前記チャネル形成表面(36b、136b、236b、336、436、536、636、736、836)の第2のリング(38b、138b)の両方のための第1の管(114a、116a)を閉鎖すること、(ii)該チャネル形成表面の第2のリングのための第2の管(114b、116b)のみを閉鎖すること、または(iii)該第1および第2の管の両方の開放を可能にすることを選択的に行うように構成される、請求項1〜8のいずれかに記載の注入ポンプ(10、110、310、410、510、610、710、810、910a、910b)。
  • セレクタ(56、154/156/168)を含み、該セレクタは、回転することにより、(i)前記チャネル形成表面(36a、136a、236a、336、436、536、636、736、836)の第1のリング(38a、138a)のための第1の膜弁(24i)および前記チャネル形成表面(36b、136b、236b、336、436、536、636、736、836)の第2のリング(38b、138b)のための第2の膜弁(24a)を閉鎖すること、(ii)該チャネル形成表面の第2のリングのための該第2の膜弁のみを閉鎖すること、または(iii)該第1および第2の弁の両方の開放を可能にすることを選択的に行うように構成される、請求項1〜9のいずれかに記載の注入ポンプ(10、110、310、410、510、610、710、810、910a、910b)。
  • 前記筐体(12、112、312、412、512、612a/612b、712、812)およびロータ(30、130、230、330、430、530、630、730、830)は、前記注入ポンプの使い捨て部分の一部である、請求項1〜10のいずれかに記載の注入ポンプ(10、110、310、410、510、610、710、810、910a、910b)。
  • 前記筐体(12、112、312、412、512、612a/612b、712、812)は、供給バッグライン、患者ライン916、および供給バッグ(740、840、940)のうちの少なくとも1つに接続される、請求項1〜11のいずれかに記載の注入ポンプ(10、110、310、410、510、610、710、810、910a、910b)。
  • 前記モータ(40)および前記筐体(12、112、312、412、512、612a/612b、712、812)のうちの少なくとも1つは、前記注入ポンプの再使用可能部分の一部である、請求項1〜12のいずれかに記載の注入ポンプ(10、110、310、410、510、610、710、810、910a、910b)。
  • 前記筐体(12、112、312、412、512、612a/612b、712、812)および前記ロータ(30、130、230、330、430、530、630、730、830)は、前記注入ポンプの第1の部分の一部であり、閉塞セレクタ(56、154/156/168)および前記モータ(40)は、前記注入ポンプの第2の部分の一部であり、該第1および第2の部分は、接続されることにより、(i)該筐体が、該セレクタと動作的に連絡している状態になること、および(ii)該ロータが、該モータと動作的に連絡している状態になることを行うように構成される、請求項1〜13のいずれかに記載の注入ポンプ(10、110、310、410、510、610、710、810、910a、910b)。
  • 前記第1および第2の部分は、接続されることにより、(i)前記筐体(12、112、312、412、512、612a/612b、712、812)が、前記セレクタ(56、154/156/168)と動作的に連絡している状態になること、および(ii)前記ロータ(30、130、230、330、430、530、630、730、830)が、前記モータ(40)と動作的に連絡している状態になることが、事実上、同時に生じるように構成される、請求項14に記載の注入ポンプ(10、110、310、410、510、610、710、810、910a、910b)。
  • 前記第1および第2の部分は、接続されることにより、(i)前記筐体(12、112、312、412、512、612a/612b、712、812)が、前記セレクタ(56、154/156/168)と動作的に連絡している状態になること、および(ii)前記ロータ(30、130、230、330、430、530、630、730、830)が、前記モータ(40)と動作的に連絡している状態になることが、単一の移動軸に沿って生じるように構成される、請求項14に記載の注入ポンプ(10、110、310、410、510、610、710、810、910a、910b)。
  • 前記筐体が、(i)第1の位置において、薬物を患者に重力送りするように動作可能であり、(ii)第2の位置において、前記ロータ(30、130、230、330、430、530、630、730、830)および前記モータ(40)とともに、該薬物を該患者に圧送するように動作可能であるように構成される、請求項1〜16のいずれかに記載の注入ポンプ(10、110、310、410、510、610、710、810、910a、910b)。
  • 前記第2の位置は、前記第1の位置から回転して得られる、請求項17に記載の注入ポンプ(10、110、310、410、510、610、710、810、910a、910b)。
  • 前記第2の位置は、前記第1の位置から並進して得られる、請求項17に記載の注入ポンプ(10、110、310、410、510、610、710、810、910a、910b)。
  • 最初に前記第1の位置にある前記筐体(12、112、312、412、512、612a/612b、712、812)が提供される、請求項17に記載の注入ポンプ(10、110、310、410、510、610、710、810、910a、910b)。
  • 直接、溶液バッグ(740、840、940)に連結される、請求項1〜20のいずれかに記載の注入ポンプ(10、110、310、410、510、610、710、810、910a、910b)。
  • 前記筐体が、(i)第1の位置において、薬物を患者に重力送りするように動作可能であり、(ii)第2の位置において、前記ロータ(30、130、230、330、430、530、630、730、830)および前記モータ(40)とともに、該薬物を該患者に圧送するように動作可能であるように構成される、請求項21に記載の注入ポンプ(10、110、310、410、510、610、710、810、910a、910b)。
  • 注入ポンプ(10、110、310、410、510、610、710、810、910a、910b)であって、該注入ポンプは、
    筐体(12、112、312、412、512、612a/612b、712、812)と、
    該筐体の中に挿入されているロータ(30、130、230、330、430、530、630、730、830)であって、該ロータは、該筐体とともにチャネルを形成する表面(36a、136a、236a、336、436、536、636、736、836)の第1のリング(38a、138a)であって、第1のチャネル形成表面が、第1の流速を生成するようにサイズ設定される、第1のリングと、該筐体とともにチャネルを形成する表面(36b、136b、236b、336、436、536、636、736、836)の第2のリング(38b、138b)であって、第2のチャネル形成表面が、第1の流速と異なる第2の流速を生成するようにサイズ設定される、第2のリングとを含む、ロータと、
    該ロータを回転させるように動作可能に係合されるモータ(40)と、
    セレクタ(56、154/156/168)であって、該セレクタは、該ロータが該第1および第2の流速のうちの少なくとも1つを達成するように回転することを可能にするように移動可能である、セレクタと を備える、注入ポンプ。
  • 前記セレクタ(56、154/156/168)は、前記ロータが前記第1の流速または該第1の流速と前記第2の流速とから組み合わされた流速で圧送することを可能にするように移動可能である、請求項23に記載の注入ポンプ(10、110、310、410、510、610、710、810、910a、910b)。
  • 说明书全文

    医療患者は、時として、連続的な薬剤の送達または設定された定期的間隔における薬剤の送達を必要とする。 薬物注入ポンプは、制御された薬物注入を提供するために開発されており、薬物は、治療限界内であって、かつ不必要または可能性のある毒性範囲外の薬剤濃度を維持する設定速度で投与することができる。 薬物注入ポンプは、制御された速度において薬物を患者に送達し、典型的には、頻繁に注意を払うことを必要としない。

    薬物注入ポンプは、臨床環境内および外の両方の患者に、静脈内(「IV」)療法を送達するために開発された。 臨床環境外では、医師は、多くの場合、患者が、定期的または継続的に薬剤のIV投与を受けることを前提として、実質的に、通常の生活に戻ることができると理解している。 この種の投与を必要とする療法の種類には、抗生物質療法、化学療法、疼痛管理療法、食事療法、および当業者に周知のいくつかの他の種類がある。 多くの場合、患者は、日々、複数の療法を受ける。 ある病状は、30分から2時間等、比較的短期間にわたって、溶液中の薬物の注入を必要とする。 これらの症状およびその他が組み合わせられ、患者によって装着することができ、かつ所望の速度で薬剤の継続的供給量を投与することが可能であるか、または決められた間隔で薬剤のいくつかの用量を提供することができる、さらに軽量、可搬性のある、あるいは携帯型の注入ポンプの開発が推進されている。

    注入ポンプは、患者への送達のために、バルーン等の可撓性容器からIV管類内に溶液を圧搾するエラストマーポンプを含む。 代替として、バネ荷重ポンプは、溶液容器またはリザーバを加圧する。 あるポンプ設計は、溶液を排出するために、圧ローラによって圧搾される可撓性区画を含有するカートリッジを使用する。 他の注入ポンプは、ローラを使用して、事前に充填された単回投与量IVバッグを圧搾する。 ある周知の注入ポンプは、注射器と、注射器のプランジャを移動させ、流体を患者に送達する駆動機構とを使用する。 典型的注射器注入ポンプは、注射器アセンブリを受容するように適応される筐体と、注射器プランジャを移動させるように適応される駆動機構と、種々の動作制御を有するポンプ制御ユニットと、駆動機構および制御を含むポンプに給電するための電源とを含む。

    前述の先行技術および他の設計は、携帯用途のために、より小型かつよりコンパクトである、注入ポンプの必要性を認識しているが、それぞれ、特に、新興国における、外部の競争および償却制約からの圧力のため、携帯型ポンプ市場の価格敏感性に適切に対処できていない。

    従って、コスト効果があり、かつ操作性要件を満たす可搬性携帯型注入ポンプの必要性が存在する。

    本明細書に説明される主題の側面は、単独において、または本明細書に説明される1つ以上の他の側面と組み合わせて、有用となり得る。 以下の説明を限定するわけではないが、本開示の第1の側面では、注入ポンプは、筐体と、筐体内に挿入されるロータであって、ロータが、筐体とチャネルを形成する表面の第1のリング、および筐体とチャネルを形成する表面の第2のリングを含み、第2のチャネル形成表面が、第1のチャネル形成表面から半径方向にオフセットされる、ロータと、ロータを回転させ、第1および第2のチャネル形成表面に、流体の流動を圧送させるように、動作可能に係合される、モータとを含み、第1のチャネル形成表面からの第2のチャネル形成表面の半径方向オフセットは、流体の流動の拍動性を抑制する。

    第1の側面と組み合わせて使用され得る、本開示の第2の側面では、第1のチャネル形成表面は、第1の流速を生成するようにサイズ設定され、第2のチャネル形成表面は、第1の流速と異なる第2の流速を生成するようにサイズ設定される。

    第2の側面と組み合わせて使用され得る、本開示の第3の側面では、ロータは、表面の第3のリングを含み、筐体とチャネルを形成する、第3のチャネル形成表面は、第1および第2の流速と異なる第3の流速を生成するようにサイズ設定される。

    前述の側面のうちの任意の1つ以上と組み合わせて使用され得る、本開示の第4の側面では、ロータは、表面の第3のリングを含み、筐体とチャネルを形成する第3のチャネル形成表面は、第1および第2のチャネル形成表面から半径方向にオフセットされ、流体の流動の拍動性をさらに抑制する。

    前述の側面のうちの任意の1つ以上と組み合わせて使用され得る、本開示の第5の側面では、セレクタが提供され、直線的に摺動するように構成され、選択的に、(i)チャネル形成表面の第1のリングおよびチャネル形成表面の第2のリングの両方への流動を閉塞する、(ii)チャネル形成表面の第2のリングへの流動のみ閉塞する、または(iii)チャネル形成表面の第1のリングおよびチャネル形成表面の第2のリング両方への流動を可能にする。

    前述の側面のうちの任意の1つ以上と組み合わせて使用され得る、本開示の第6の側面では、セレクタが提供され、直線的に摺動するように構成され、選択的に、(i)チャネル形成表面の第1のリングのための第1の膜弁およびチャネル形成表面の第2のリングのための第2の膜弁を閉鎖する、(ii)チャネル形成表面の第2のリングのための第2の膜弁のみ閉鎖する、または(iii)第1および第2の膜弁の両方を開放させる。

    前述の側面のうちの任意の1つ以上と組み合わせて使用され得る、本開示の第7の側面では、セレクタが提供され、回転するように構成され、選択的に、(i)チャネル形成表面の第1のリングおよびチャネル形成表面の第2のリングの両方への流動を閉塞する、(ii)チャネル形成表面の第2のリングへの流動のみ閉塞する、または(iii)チャネル形成表面の第1のリングおよびチャネル形成表面の第2のリング両方への流動を可能にする。

    前述の側面のうちの任意の1つ以上と組み合わせて使用され得る、本開示の第8の側面では、セレクタが提供され、回転するように構成され、選択的に、(i)チャネル形成表面の第1のリングのための第1の管およびチャネル形成表面の第2のリングのための第2の管を閉鎖する、(ii)チャネル形成表面の第2のリングのための第2の管のみ閉鎖する、または(iii)第1および第2の管両方を開放させる。

    前述の側面のうちの任意の1つ以上と組み合わせて使用され得る、本開示の第9の側面では、セレクタが提供され、回転するように構成され、選択的に、(i)チャネル形成表面の第1のリングおよびチャネル形成表面の第2のリング両方のための第1の管を閉鎖する、(ii)チャネル形成表面の第2のリングのための第2の管のみ閉鎖する、または(iii)第1および第2の管両方を開放させる。

    前述の側面のうちの任意の1つ以上と組み合わせて使用され得る、本開示の第10の側面では、セレクタが提供され、回転するように構成され、選択的に、(i)チャネル形成表面の第1のリングのための第1の膜弁およびチャネル形成表面の第2のリングのための第2の膜弁を閉鎖する、(ii)チャネル形成表面の第2のリングのための第2の膜弁のみ閉鎖する、または(iii)第1および第2の膜弁の両方を開放させる。

    前述の側面のうちの任意の1つ以上と組み合わせて使用され得る、本開示の第11の側面では、筐体およびロータは、注入ポンプの使い捨て部分の一部である。

    前述の側面のうちの任意の1つ以上と組み合わせて使用され得る、本開示の第12の側面では、筐体は、供給バッグライン、患者ライン、および供給バッグのうちの少なくとも1つに接続される。

    前述の側面のうちの任意の1つ以上と組み合わせて使用され得る、本開示の第13の側面では、モータおよび筐体のうちの少なくとも1つは、注入ポンプの再使用可能部分の一部である。

    前述の側面のうちの任意の1つ以上と組み合わせて使用され得る、本開示の第14の側面では、筐体およびロータは、注入ポンプの第1の部分の一部であって、閉塞セレクタおよびモータは、注入ポンプの第2の部分の一部であって、第1および第2の部分は、(i)筐体が、セレクタと動作的に連絡している状態になり、(ii)ロータが、モータと動作的に連絡している状態に入るように、接続されるように構成される。

    第14の側面と組み合わせて使用され得る、本開示の第15の側面では、第1および第2の部分は、(i)筐体が、セレクタと動作的に連絡している状態になるのと、(ii)ロータが、モータと動作的に連絡している状態になるのが、事実上、同時に生じるように、接続されるように構成される。

    第14の側面と組み合わせて使用され得る、本開示の第16の側面では、第1および第2の部分は、(i)筐体が、セレクタと動作的に連絡している状態になるのと、(ii)ロータが、モータと動作的に連絡している状態になるのが、単一の移動軸に沿って生じるように、接続されるように構成される。

    前述の側面のうちの任意の1つ以上と組み合わせて使用され得る、本開示の第17の側面では、注入ポンプは、筐体が、(i)第1の位置では、薬物を患者に重力送りするように動作可能であり、(ii)第2の位置では、ロータおよびモータによって薬物を患者に圧送するように動作可能であるように構成される。

    第17の側面と組み合わせて使用され得る、本開示の第18の側面では、第2の位置は、第1の位置から回転して得られる。

    第17の側面と組み合わせて使用され得る、本開示の第19の側面では、第2の位置は、第1の位置から並進して得られる。

    第17の側面と組み合わせて使用され得る、本開示の第20の側面では、注入ポンプは、最初に、第1の位置にある、筐体を具備する。

    前述の側面のうちの任意の1つ以上と組み合わせて使用され得る、本開示の第21の側面では、注入ポンプは、直接、溶液バッグに連結される。

    第21の側面と組み合わせて使用され得る、本開示の第22の側面では、注入ポンプは、筐体が、(i)第1の位置において、薬物を患者に重力送りするように動作可能であり、(ii)第2の位置において、ロータおよびモータによって薬物を患者に圧送するように動作可能であるように構成される。

    前述の側面のうちの任意の1つ以上と組み合わせて使用され得る、本開示の第23の側面では、注入ポンプは、筐体と、筐体内に挿入される、ロータであって、筐体とチャネルを形成する、第1のチャネル形成表面が、第1の流速を生成するようにサイズ設定される、表面の第1のリングと、筐体とチャネルを形成する、第2のチャネル形成表面が、第1の流速と異なる第2の流速を生成するようにサイズ設定される、表面の第2のリングと、を含む、ロータと、ロータを回転させるように、動作可能に係合される、モータと、第1および第2の流速のうちの少なくとも1つを達成するように、ロータを回転させるように移動可能なセレクタと、を含む。

    前述の側面のいずれかと組み合わせて、第23の側面と併用され得る、本開示の第24の側面では、セレクタは、ロータに、第1の流速または第1および第2の流速から組み合わせられた流速を圧送させるように移動可能である。

    故に、本開示の利点は、比較的に低コストの携帯型注入ポンプを提供することである。

    本開示の別の利点は、可変流速携帯型注入ポンプを提供することである。

    本開示のさらなる利点は、拍動性流動を抑制することができる、携帯型注入ポンプを提供することである。

    本開示のさらに別の利点は、重力流動モードと圧送モードとの間で選択可能である、携帯型注入ポンプを提供することである。

    本開示のなおもさらなる実施形態は、直接、静脈内(「IV」)注入バッグに接続することができる、携帯型注入ポンプを提供することである。

    付加的特徴および利点を本明細書に記載するが、それらは、以下の発明を実施するための形態および図面から明白となるであろう。

    図1は、本開示の回転式携帯型注入ポンプの一実施形態の部分断面平面図である。

    図2は、図1の回転式携帯型注入ポンプ実施形態のための再使用可能部分の一実施形態の平面図である。

    図3は、図1の回転式携帯型注入ポンプ実施形態の側部断面図である。

    図4は、本開示の回転式携帯型注入ポンプの第2の実施形態の平面図である。

    図5は、図4の回転式携帯型注入ポンプ実施形態の側部断面図である。

    図6は、図4の回転式携帯型注入ポンプ実施形態の上部平面図である。

    図7は、非拍動性流動のための交互に配列されたチャンバ形成ロータ表面を有する、本開示のロータの一実施形態の上部平面図である。

    図8および9は、重力送りの流動と選択可能に組み合わせて、圧送される流動を提供する、本開示の回転式携帯型注入ポンプの一実施形態を例示する、断面立面図である。

    図8および9は、重力送りの流動と選択可能に組み合わせて、圧送される流動を提供する、本開示の回転式携帯型注入ポンプの一実施形態を例示する、断面立面図である。

    図10および11は、重力送りの流動と選択可能に組み合わせて、圧送される流動を提供する、本開示の回転式携帯型注入ポンプの第2の実施形態を例示する、断面立面図である。

    図10および11は、重力送りの流動と選択可能に組み合わせて、圧送される流動を提供する、本開示の回転式携帯型注入ポンプの第2の実施形態を例示する、断面立面図である。

    図12および13は、重力送りの流動と選択可能に組み合わせて、圧送される流動を提供する、本開示の回転式携帯型注入ポンプの第3の実施形態を例示する、断面立面図である。

    図12および13は、重力送りの流動と選択可能に組み合わせて、圧送される流動を提供する、本開示の回転式携帯型注入ポンプの第3の実施形態を例示する、断面立面図である。

    図14および15は、重力送りの流動と選択可能に組み合わせて、圧送される流動を提供する、本開示の回転式携帯型注入ポンプの第4の実施形態を例示する、上部平面図である。

    図14および15は、重力送りの流動と選択可能に組み合わせて、圧送される流動を提供する、本開示の回転式携帯型注入ポンプの第4の実施形態を例示する、上部平面図である。

    図16は、静脈内(「IV」)バッグが、直接、回転式携帯型注入ポンプに連結される、本開示のシステムの一実施形態を例示する、断面立面図である。

    図17および18は、静脈内(「IV」)バッグが、直接、回転式携帯型注入ポンプに連結され、ここでは、重力流動能力を提供する、本開示のシステムの第2の実施形態を例示する、断面立面図である。

    図17および18は、静脈内(「IV」)バッグが、直接、回転式携帯型注入ポンプに連結され、ここでは、重力流動能力を提供する、本開示のシステムの第2の実施形態を例示する、断面立面図である。

    図19および20は、静脈内(「IV」)バッグが、直接、回転式携帯型注入ポンプに連結され、ここでは、再び、重力流動能力を提供する、本開示のシステムの第3の実施形態を例示する、断面立面図である。

    図19および20は、静脈内(「IV」)バッグが、直接、回転式携帯型注入ポンプに連結され、ここでは、再び、重力流動能力を提供する、本開示のシステムの第3の実施形態を例示する断面立面図である。

    (スライド動作式)
    次に、図面、特に、図1〜3を参照すると、ポンプ10は、本開示の注入ポンプの一実施形態を例示する。 ポンプ10は、参照することによって、PDD Innovations Ltdに譲渡された米国特許第7,674,100号(「第'100号特許」)の全内容を組み込む(例えば、その図1〜4において、ポンプが、流体源に接続するための入口(11)と、圧送される流体のための出口(12)とを有する筐体(10)によって形成されることを教示する)。 ロータ(15)は、筐体内で回転可能であって、入口(11)および出口(12)は、筐体内のロータ(15)の経路周囲に離間される。 ロータ(15)は、筐体(10)と、閉鎖チャンバ(18a、18b、18c、18d)を形成する、表面(16a、16b、16c、16d)を有し、筐体(10)の周囲を進行し、入口(11)から出口(12)に流体を伝達する。 筐体(10)は、ロータ(15)の進行方向に、入口(11)と出口(12)との間に位置する、密閉部(14)を担持する。 密閉部(14)は、表面(16a、16b、16c、16d)が、口(12)と入口(11)との間を通過し、通過の間、チャンバの形成を防止し、出口(12)から入口(11)への流体流動を防止することに伴って、ロータ表面(16a、16b、16c、16d)と連動する。 そのようなポンプは、容易かつ安価に生産される。 しかしながら、第'100号特許の開示のいずれも、本請求される発明を支持するために必要とされないことを理解されたい。

    本出願人のポンプ10は、この図1に見られるように、同様に、筐体12と、筐体12内に密閉され、かつ取外し可能に嵌合されるロータ30とを含む。 筐体12は、ある実施形態では、単回使用、または例えば、薬物の供給量が使い尽くされるまでの複数回の連続使用後に廃棄される使い捨て部品であって、例えば、ポリ塩化ビニル(「PVC」)またはシリコーン等、任意の好適な医療的に容認されたプラスチックから作製することができる。 使い捨て筐体12は、薬物の供給口(図示せず)に通じる薬物入口管(図示せず)に接続することができる入口14を含むまたは画定する。 使い捨て筐体12は、患者接続、例えば、針、カテーテル、またはカニューレ(図示せず)に通じる薬物出口管(図示せず)に接続することができる出口16を含むまたは画定する。

    入口14および出口16は、薬物の滅菌性が、任意の介在接続点において、侵害される機会がないように、常時、薬物供給口に接続される入口管(図示せず)と、療法が完了されるまで、常時、患者に接続される出口管(図示せず)に、常時、接続される。 ある実施形態では、ロータ30もまた、使い捨て部品であって、膜またはカバー18を介して筐体12内に密閉される。 可撓性、半剛性、および/または剛性であり得る膜またはカバー18は、完全に封入し、ポンプ10を通して圧送される流体薬物の滅菌性を維持するようにロータ30の非回転内側カラー32に密閉される。

    使い捨て筐体12は、第'100号特許のロータ表面(16a、16b、16c、16d)に類似する、それぞれ、平坦化されたチャンバ形成ロータ表面36a〜36eを有する、それぞれ、ロータリング38a〜38eと流動的に連通する流路20a〜20eを画定する。 5つの流路20a〜20eおよびロータリング38a〜38eが、例示されるが、ポンプ10は、任意の好適な数のそのような対を有することができる。 筐体12はまた、以下により詳細に論じられるように、入口経路14の一部を形成し、所望の完全に開放された流動のために、弁閉鎖機構または閉塞器56を切欠き内に摺動させる切欠き14aを画定する。

    流路20a〜20eは、使い捨て筐体12とともに形成される、それぞれ、隔壁22a〜22dによって分離される。 弁口領域または弁座24a〜24dは、直接、隔壁22a〜22dに隣接して位置する。 初期弁口領域または弁座24iは、流路20aから直ぐ上流に位置する。 弁口領域24iおよび24a〜24dは、可撓性膜26(図3)の領域であって、そのうちの1つは、所与の時間において、オペレータによって、弁閉鎖機構または閉塞器56によって圧縮され、流路20a〜20eのうちの1つ以上のいずれへの流動も遮断するように選択される。 可撓性膜26(図3)は、可撓性PVCまたはシリコーンシート等の任意の医療的に容認された伸縮性ポリマーであることができ、所望に応じて、使い捨て筐体12に、超音波溶接、溶媒接合、または熱密閉することができる。

    ロータ30は、カバー18を介して、筐体12に密閉される定常カラー32の周りを回転するヘッド34を含む。 ヘッド34は、表面リング38a〜38eに沿って位置する、異なってサイズ設定された平坦化された表面36a〜36eを画定する。 例示される実施形態では、各リング38(集合的に、リング38a〜38e、または個別にであるが、概して、任意のリングと称する)は、4つの平坦化された表面36(集合的に、平坦化された表面36a〜36e、または個別にであるが、概して、任意の平坦化された表面と称する)を含むが、しかしながら、リング38は、代替として、2つ、3つ、または4つを超える平坦化された表面36を含み得る。

    モータ40は、定常カラー32を通って延在し、モータ40が、ヘッド34を転動させることができるように、ロータヘッド34に取外し可能に係止する(例えば、ロータヘッド34内側に位置する、戻り止め陥凹内にスナップ留めされる、バネ荷重軸受(図示せず)を介して)シャフト(図示せず)を含む。 ある実施形態では、モータ40は、ACまたはDCモータ等の低コスト、単一速度、および単一方向のモータである。 モータ40は、次に、ユーザインターフェース46と通信するプロセッシングおよびメモリ44を介して制御することができるモータ駆動部42から電流を受ける。 ユーザインターフェース46は、所望に応じて、ビデオ読出と、膜スイッチまたはタッチスクリーン等の1つ以上の電気機械的入力デバイスとを含むことができる。

    一低コスト実施形態では、ユーザインターフェース46は、プロセッシングおよびメモリ44を排除可能であり得るように、オン/オフスイッチ48と、情報的標識(図2参照)とを含む。 ここでは、オン/オフスイッチ48は、モータ駆動部42に電力を印加させるか、または印加させず、これは、次に、モータ40に電力を印加させるか、または印加させないことになる。

    直前に説明された制御構造および代替はそれぞれ、本明細書に説明される回転式携帯型注入ポンプの実施形態それぞれに適用可能である。 故に、制御構造および代替は、本明細書では、モータ40または他の移動制御を採用する、他の実施形態に対して反復されない。

    図2は、ポンプ10の再使用可能構成要素50を例示する。 再使用可能構成要素50は、モータ40、駆動42、プロセッシングおよびメモリ44(必要に応じて)、ならびにユーザインターフェース46(例えば、スイッチ48)が、反復使用のために搭載される再使用可能筐体52を含む。 図示されないが、外部電源および/またはバッテリ電源のためのプラグまたはコードもまた、筐体52によって担持される。 好適なバッテリ動作式注入ポンプシステムの1つは、2009年10月5日出願の米国特許出願第12/573,620号「Infusion Pump With Battery Operation Capability」に記載されており、その全内容は、参照することによって、本明細書に組み込まれ、信頼される。 再使用可能構成要素50によって担持されるモータ40が、動作のために、回転式ヘッド34内に係止すると、再使用可能筐体52は、対応して、すなわち、弁閉鎖機構が、弁座24iおよび使い捨て筐体12の24a〜24dとともに適切に位置付けられるように、使い捨て筐体12と動作位置まで摺動する。

    再使用可能構成要素50のための直ぐ上で説明された構造および代替はそれぞれ、モータ40を使用する、本明細書に説明される回転式携帯型注入ポンプの実施形態のそれぞれに適用可能である。 故に、再使用可能構成要素50のための構造および代替は、再使用可能構成要素を採用する、さらなる実施形態に対して、反復されない。

    筐体12のために説明された材料のいずれか、または金属等のより頑丈な材料から作製することができる、再使用可能筐体52は、その中で、オペレータ(例えば、患者、看護士または臨床医)が、前述の弁閉鎖機構、セレクタ、または閉塞器56(図2の断面に示される)を移動させる、伸長スロット54を画定する。 戻り止めハブ陥凹58iおよび58a〜58dは、スロット54の伸長辺に沿って位置し、それぞれ、弁座24iおよび24a〜24d上方の対応する場所において、弁閉鎖機構または閉塞器56の戻り止めハブ56aを適所に係止する。 付加的戻り止めハブ陥凹58eは、同様に、弁閉鎖機構が、入口経路の切欠き14a内側に静置すると、完全に開放された流動位置において、弁閉鎖機構56を適所に取外し可能に保持するように位置する。 ユーザは、異なる戻り止め陥凹58a〜58e内に、弁閉鎖機構56を垂直に下方へ(図2の例示される配向に)摺動させ、薬物流動を増加させる。 ユーザは、異なる戻り止め陥凹58iおよび58a〜58d内に、弁閉鎖機構56を垂直に上方へ(図2の例示される配向に)摺動させ、薬物流動を減少または停止させる。

    図3に見られるように、弁閉鎖機構56は、ユーザが、把持し、弁閉鎖機構を移動させる、ギザギザまたは別様に表面加工されたタブ56bを含む。 ステム部分56cは、タブ56bから、伸長スロット54を通して、使い捨て筐体12の入口経路14内に、下方に延在する。 ステム部分56cが、スロット54および経路14内で摺動される場合、ステムは、可撓性膜26の対応する部分を流路14の底部へと押動させ、その場所で流動を遮断する。 図1では、出口経路16は、回転式ヘッド34の周囲に、入口経路14から180度に位置するように示されており、これは、ポンプ10を例示することに有用である。 図3では、出口経路16は、代替として、入口経路14に度的により近接して示される。 同様に、密閉部60は、入口経路14と出口経路16との間の使い捨て筐体12内に位置し、シリコーン等の好適な医療等級材料の圧縮性密閉部であることができる。

    平坦化された表面36a〜36eは、それぞれ、表面リング38a〜38eに沿って、サイズ設定および番号付与され、モータ40の所与の単一の一定速度に対して、それぞれ、ある流路20a〜20eを通るある流動を可能にする。 このように、低コストモータ40を使用して、所望の変動薬物流速を達成することができる。 これは、弁閉鎖機構または閉塞器56およびオン/オフスイッチ48の手動制御と組み合わせて、低コストであるが、効果的携帯型注入ポンプ10を提供すると考えられる。 例示される実施形態では、平坦化された表面36aは、所望に応じて、かつ弁閉鎖機構56のハブ56aが、戻り止め陥凹58a内に係止するように摺動される場合、薬物流速1ミリリットル(「ml」)/分を提供するように、サイズ設定および番号付与される。 平坦化された表面36bは、所望に応じて、かつ弁閉鎖機構56が、戻り止め陥凹58b内に係止するように摺動される場合、薬物流速4ml/分を提供するように、サイズ設定および番号付与され、これは、流路20aを通る1ml/分と組み合わせて、合計流速5ml/分を提供する。 平坦化された表面36cは、所望に応じて、かつ弁閉鎖機構56が、戻り止め陥凹58c内に係止するように摺動される場合、薬物流速5ml/分を提供するように、サイズ設定および番号付与され、これは、流路20aを通る1ml/分および流路20bを通る4ml/分と組み合わせて、合計流速10ml/分を提供する。 平坦化された表面36dは、所望に応じて、かつ弁閉鎖機構または閉塞器56が、戻り止め陥凹58d内に係止するように摺動される場合、薬物流速15ml/分を提供するように、サイズ設定および番号付与され、これは、流路20aを通る1ml/分、流路20bを通る4ml/分、および流路20cを通る5ml/分と組み合わせて、合計流速25ml/分を提供する。 最後に、平坦化された表面36eは、所望に応じて、かつ弁閉鎖機構56が、最後の戻り止め陥凹58e内に係止するように摺動される場合、薬物流速25ml/分を提供するように、サイズ設定および番号付与され、これは、流路20aを通る1ml/分、流路20bを通る4ml/分、流路20cを通る5ml/分、および流路20dを通る15ml/分と組み合わせて、合計流速50ml/分を提供する。

    例示される実施形態では、平坦化された表面36a〜36eは、故に、合計薬物流速1ml/時、5ml/時、10ml/時、25ml/時、または50ml/時、あるいは任意の他の好適な、もしくは所望の流速を提供するように、サイズ設定および番号付与される。 しかしながら、平坦化された表面36a〜36eは、他の好適かつ所望の流速を可能にするように、サイズ設定および番号付与されることができることを理解されたい。

    ポンプ10は、オン/オフスイッチ48が、オンのままにされ、弁閉鎖機構56が、初期戻り止め陥凹58i内に係止するように摺動される場合、アイドリングすることができる。 ポンプ10を止めるためには、一実施形態では、ユーザは、オン/オフスイッチ48をオフ位置に止める。 ロータヘッド34は、定常時、閉鎖弁または閉塞器として作用する。 閉鎖機構または閉塞器56と弁座24iおよび24a〜24dは、代替として、または加えて、所望に応じて、出口経路16内にすることができる。

    注入ポンプ10は、所望の流速、例えば、1、5、10、25、および50ml/分を設定するよう異なってサイズ設定された平坦化された部分36を使用するが、他の回転式携帯型構造が、代わりに、使用され得ることを理解されたい。 例えば、多フィンガ動作式回転式携帯型注入ポンプは、ユーザ制御された流速を提供するように想定され、ユーザは、1つのフィンガを作動させ、ある流速を選択する、または複数のフィンガを作動させ、流速の組み合わせを選択する。 一実施例では、フィンガは、ユーザがボタンを押下することによって、作動される。

    (ダイヤル動作式)
    次に、図4〜6を参照すると、代替のダイヤル動作式回転式携帯型注入ポンプ110が、例示されている。 図4は、使い捨て筐体112を封入する貝殻形筐体152を含む、再使用可能構成要素150の一実施形態を例示する。 貝殻型筐体152は、前述のように、ロータ130をモータ40のシャフト上に係止させ、矢印Aによって示される方向から、単一ステップにおいて、使い捨て筐体112を貝殻筐体152内に装填させる開口154を画定する。 再使用可能構成要素150および使い捨て筐体152は、ポンプ10に対して前述の材料のいずれかから作製することができる。

    図5は、使い捨て筐体112が、環状部分112aと、封入ロータ130と、管誘導部分112bとを含むことを例示する。 環状部分112aは、入口経路124と出口経路126との間に密閉部120を格納し、それはポンプ10の密閉部60に類似する。 密閉部120(密閉部60と同様に)は、チャンバ形成ロータ表面136a〜136eのそれぞれのために使用される連続的可撓性密閉部であることができることを理解されたい。 代替として、個々の可撓性密閉部(例えば、120a〜120e、図示せず)に分割される密閉部120はそれぞれ、それぞれ、リング138a〜138cの対応するサイズのチャンバ形成ロータ表面136a〜136eとともに動作するようにサイズ設定される。 例えば、密閉部120bは、密閉部120aより大きく、密閉部120cは、密閉部120bより大きく、密閉部120dは、密閉部120cより大きく、密閉部120eは、密閉部120dより大きいであろう。

    管誘導部分112bは、(i)入口管114a〜114e(図5の側面図には、114aのみ示される)を誘導し、使い捨て筐体112の環状部分112aから延在する、対応する入口ポート124a〜124e(図5の側面図には、124aのみ示される)と密閉して接続させ、(ii)出口管116a〜116e(図6の上面図にすべて示される)を誘導し、使い捨て筐体112の環状部分112aから延在する、対応する出口ポート126a〜126e(図6の上面図にすべて示される)と密閉して接続させる。 入口管114a〜114eは、全体にわたった入口マニホールド114に接続し、流動的かつ密閉して、薬物の供給口(図示せず)に接続する。 出口管116a〜116eは、全体にわたった出口マニホールド116に接続し、流動的かつ密閉して、患者カテーテル、針、またはカニューレ(図示せず)に接続する。

    図5では、出口管類は、管誘導部分112bの上部にまとめられ、入口管類は、管誘導部分112bの底部にまとめられる。 代替実施形態では、出口管類の管類は、管誘導部分112bの上部にまとめられ、管誘導部分112b内に成形された流路と置換され、経路閉塞は、代替として、ポンプ10の動作に類似する伸縮性膜を移動させることによって行われる。

    使い捨て筐体112の管誘導部分112bまた、例えば、スナップ嵌合式に、下側回転閉塞器ダイヤル154および上側回転閉塞器ダイヤルまたはセレクタ156(再使用可能構成要素150の全部)に固定される、回転ピン158を受容する、開口118を画定する。 回転ピン158は、貝殻筐体152と単一配列において、下側回転閉塞器ダイヤル154および上側回転閉塞器ダイヤル156を保持するように、貝殻筐体152から延在する、延長プレート160に回転可能に固定されて保持される。 下側回転閉塞器ダイヤル154および上側回転閉塞器ダイヤル156は、使い捨て筐体112、貝殻筐体152、および延長プレート160に対して、回転することを理解されたい。

    貝殻筐体152は、(i)使い捨て筐体112が、下側貝殻152aに固定される、モータ40に嵌合され、(ii)管誘導部分112bが、回転ピン158上に嵌合またはスナップ留めされると、上側貝殻152bから離れて下側貝殻152aを蝶着させる、蝶番162を具備する。 次いで、上側貝殻152bは、使い捨て筐体112を覆って閉鎖され、動作の間、ロータ130を安定化することを支援する。

    下側回転閉塞器ダイヤル154および上側回転閉塞器ダイヤル156は、それぞれ、半円閉塞器164および166を具備し、ある実施形態では、それらとともに形成される。 半円閉塞器164および166は、ある実施形態では、管類114および116が完全に閉塞されると、圧縮された管厚のための余地をもたらすように、管類114および116(全ポート管114a〜114eおよび116a〜116eを含む)の外径未満の垂直距離に延在する。 半円閉塞器164および166の円周長は、一実施形態では、ハンドル168が、例示される実施形態では、定常管誘導部分112b内に印刷または形成される「オフ」位置に反時計回りに転動されると、全ポート管114a〜114eおよび116a〜116eを閉塞可能であるように設定される。 しかしながら、「オフ」位置では、マニホールド管類114および116が閉塞される場合、半円閉塞器164および166が、短縮および/またはカスタマイズされ、例えば、ハンドル168のある位置に、個々の管のための個々の歯を具備し得るようにポート管114a〜114eおよび116a〜116eのいくつかが、開放したままであっても、全流動が停止されることを理解されたい。

    図6に例示されるように、ハンドル168が「オフ」位置を指すと、いかなる流動も、ポンプ10内にまたはそこから流動し得ないように、全管類114および116(全ポート管114a〜114eおよび116a〜116eを含む)が閉塞される。 下側閉塞器164または上側閉塞器166の一方のみが必要とされることが見出され得るが、その場合、所望の入口または出口閉塞器164あるいは166のみを提供することが想定される。 図示されないが、戻り止め陥凹(例えば、管誘導部分112bの上部および底部に形成される)は、設定流動位置のうちの所望の1つに、回転閉塞器ダイヤル154を解除可能に保持するために、嵌着戻り止めハブ(例えば、下側回転閉塞器ダイヤル154の上側表面に1つ、上側回転閉塞器ダイヤル156の下側表面に1つ、形成される)を受容することができる。

    ユーザが、「オフ」位置から「1ml/分」位置に、ハンドル168を回転させると、1ml/分生成チャンバ形成ロータ表面136aと流動的に連通する入口管114aおよび出口管116aは、ロータ130の一定角速度が、所望の流動1ml/分を生成するように開放される。 ユーザが、「1ml/分」位置から「5ml/分」位置までハンドル168を回転させると、4ml/分生成チャンバ形成ロータ表面136bと流動的に連通する入口管114bおよび出口管116bもまた、ロータ130の一定角速度が、所望の全体流動5ml/分(以前に開放された管はすべて、開放したままである)を生成するように開放される。 ユーザが、「5ml/分」位置から「10ml/分」位置に、ハンドル168を回転させると、5ml/分生成チャンバ形成ロータ表面136cと流動的に連通する入口管114cおよび出口管116cは、ロータ130の一定角速度が、所望の全体流動10ml/分(以前に開放された管はすべて、開放したままである)を生成するように開放される。 ユーザが、「10ml/分」位置から「25ml/分」位置に、ハンドル168を回転させると、15ml/分生成チャンバ形成ロータ表面136dと流動的に連通する入口管114dおよび出口管116dは、ロータ130の一定角速度が、所望の全体流動25ml/分(以前に開放された管はすべて、開放したままである)を生成するように開放される。 最後に、ユーザが、「25ml/分」位置から「50ml/分」位置にハンドル168を回転させると、25ml/分生成チャンバ形成ロータ表面136eと流動的に連通する入口管114eおよび出口管116eは、ロータ130の一定角速度が、所望の全体流動50ml/分(以前に開放された管はすべて、開放したままである)を生成するように開放される。

    (非拍動性流動)
    ポンプ10またはポンプ110のいずれかについて、より速い流速に対してより多くの流路が開放されることによって、より連続的な流動を生成するために、異なるリング内にチャンバ形成ロータ表面36および136(集合的に、それぞれ、表面36a〜36eおよび136a〜136eと称する)を交互配列することが想定される。 例えば、図1において、表面36a〜36eのそれぞれの4つの方向は、すべてが同一の4つの方向を向いており、すなわち、90度ずつ離間した、表面36a〜36eに直交する軸線は、すべて整列している。 例えば、45度だけ表面36aと位相がずれるように表面36bを回転させることが想定される。 したがって、ユーザが、1ml/分から5ml/分に流動を増加させると、現時点では、4回とは対照的に、ロータ30の1回転あたり8回の出力ストロークとなるので、流動はより連続的となる。 同様に、表面36cは、22.5度、表面36aおよび36cと位相がずれるように22.5度回転させることができる。 ここでは、ユーザが、5ml/分から10ml/分に流動を増加させると、現時点では、8回とは対照的に、ロータ30の1回転あたり12回の出力ストロークとなるので、流動はさらにより連続的となる。 さらに、表面36dは、22.5度、表面36aおよび36cと位相がずれるように、かつ45度、表面36bと位相がずれるように、67.5度回転させることができる。 ここで、ユーザが、10ml/分から15ml/分に流動を増加させると、8回とは対照的に、ロータ30の1回転あたり16回の出力ストロークとなるので、流動はなおさらにより連続的となる。 表面36dおよび36eは、全体流動に応じて、最大量の全体流速を提供するため、90度、表面36dと位相がずれるように表面36eを回転させることが想定され、これは、前述の実施例では、表面36eを表面36cと整列させるであろう。 それでもなお、流動拍動性は、さらに抑制されるであろう。

    チャンバ形成ロータ表面を交互に配列することは、表面の異なるリングが、ポンプ10および110について示されたように、異なる、例えば、増加するサイズを有する場合に限定されない。 図7は、代替ロータ230を例示しており、チャンバ形成ロータ表面の各リングまたは層は、同一サイズの表面を含む。 本明細書に説明される材料のいずれかから作製することができるロータ230は、チャンバ形成ロータ表面の各リングまたはレベルのための入口232および出口234を含む。 ロータ230はまた、チャンバ形成ロータ表面の各リングまたはレベルに対して連続的であるか、または各チャンバ形成ロータ表面の別個の密閉部として提供することができる密閉部260、例えば、圧縮性プラスチックまたはシリコーンを格納する。 例示される入口232および出口234は、現時点では軸a−aに直交して例示されているチャンバ形成ロータ表面236aの最上レベルと動作する。 例示されていない入口(232等)および出口(234等)は、現時点では、軸b−bに直交して例示されるチャンバ形成ロータ表面236bの中間(ページの中に向けて)リングまたはレベルと動作する。 さらに、例示されていない入口(232等)および出口(234等)は、現時点では、軸c−cに直交して例示されるチャンバ形成ロータ表面236cの最低(ページの中に向けて)レベルと動作する。

    図7において、チャンバ形成ロータ表面236bは、30度だけチャンバ形成ロータ表面236aと位相がずれている。 チャンバ形成ロータ表面236cは、また、30度だけチャンバ形成ロータ表面236bと位相がずれている。 チャンバ形成ロータ表面236aは、同様に、30度だけチャンバ形成ロータ表面236cと位相がずれている。 したがって、チャンバ形成ロータ表面236a〜236cの3つだけのリングが提供され、表面236a〜236cのサイズは比較的に小さいが、各軸a−a、b−b、およびc−cのための出口234は、組み合わせにおいて、垂直の連続的な流動を提供する。 (i)薬物が、常時、各軸a−a、b−b、およびc−cのチャネルを通って流動している場合、あるいは(ii)軸a−a、b−b、およびc−cのチャネルが、ポンプ10および110と同様に、弁で調節されるか、または閉塞可能である場合のいずれにおいても、図7のロータを使用することが想定される。

    (重力送りの流動と選択可能に組み合わせて圧送される流動)
    多くの薬物注入用途において、薬物を患者に重力送りさせることが望ましい。 重力流動は、多くの場合、薬物およびその目的に対して十分である。 重力流動は、ポンプの欠如によって、患者を過度に加圧することがないシステムをもたらす、すなわち、遮断または閉塞を介して競合しようとするポンプが存在しないので有利である。 重力送りの流動と選択可能に組み合わせて圧送される流動を提供する、以下に示される圧送システムは、それぞれ、ポンプおよび重力組み合わせの例示の容易性のために、単一のポンプ流路とともに示される。 しかしながら、重力送りの流動と選択可能に組み合わせて圧送される流動を提供する、以下に示される圧送システムのいずれも、代替として、その代替のそれぞれを含む、前述の多流路可変流動実施形態と組み合わせることができることを理解されたい。

    次に、図8および9を参照すると、回転式携帯型注入ポンプ310は、重力送りの流動と選択可能に組み合わせて、圧送される流動を提供する圧送システムの一実施形態を例示する。 本明細書に説明される材料のいずれかで作製することができる、注入ポンプ310は、薬物供給源に接続するための入口314と、患者に接続するための出口316とを有する使い捨て筐体312を含む。 使い捨て筐体312は、前述に詳細に説明されたように、薬物の回転式圧送のためのチャンバ形成ロータ表面336を有する使い捨てロータ330に緊密に嵌合される。

    注入ポンプ310はまた、使い捨て筐体312の一部または注入ポンプ310の再使用可能部分の一部、例えば、モータ40(図示せず)が搭載される壁であることができる隔壁340を提供する。 いずれの場合も、剥離式Oリングスペーサ320は、最初に、隔壁340に対して離間されるように、筐体312(入口314および出口316を含むように例示される、少なくとも筐体112の一部)を保持するために提供される。 図8に見られるように、スペーサ320が、適所にあって、筐体312が、隔壁340から離間されると、薬物は、入口経路314から、重力流路318を通して、および出口経路316を通して、患者へと重力流動させられる。

    図9に見られるように、ユーザが、スペーサ320を除去すると、筐体312は、ロータ330上に圧壊し、隔壁340に当接し得る。 図示されないが、嵌着戻り止め陥凹およびハブを筐体312と隔壁340との間に提供し、筐体312を圧壊位置に保持することができる。 または、筐体312は、入口314および出口316が、注入ポンプ310の残部に対して所望の整列状態にあるように、隔壁340に螺着され、筐体312を圧壊位置に保持することができる。 いずれの場合も、図9に見られるように、筐体312が、ロータ330上に圧壊されると、(i)重力送り経路318は、閉鎖され、(ii)チャンバ形成ロータ表面336は、入口314および出口316と流体的に連絡し、流動の圧送を可能にする。 ここで、薬物は、患者に圧送され、ロータ330の回転を介する重力送りはされない。

    代替実施形態では、筐体312およびロータ330は、スペーサ320が、筐体312を隔壁314から隔離する適所にあるとき、チャンバ形成ロータ表面336が、入口314および出口316と流体的に連絡しないように構築される。 ここでは、薬物は、スペーサ320が適所にあるとき、ポンプ310が、誤って励起される場合でも、圧送されることができない。

    次に、図10および11を参照すると、回転式携帯型注入ポンプ410は、重力送りの流動と選択可能に組み合わせて、圧送される流動を提供するポンプ310に非常に類似して動作する、圧送システムの第2の実施形態を例示する。 本明細書に説明される材料のいずれかから作製することができる注入ポンプ410は、薬物供給源に接続するための入口414と、患者に接続するための出口416とを有する使い捨て筐体412を含む。 使い捨て筐体412は、前述に詳細に説明されたように、薬物の回転式圧送のためのチャンバ形成ロータ表面436を有する、使い捨てロータ430に緊密に嵌合される。

    注入ポンプ410は、ポンプ310の隔壁またはOリングスペーサを使用しない。 代わりに、筐体412は、筐体412に螺着されたブッシング440の外部ネジ山442と嵌着する、内部ネジ山422を具備する。 ブッシング440は、ある実施形態では、ポンプ410の再使用可能部分の一部であって、いずれの場合も、ブッシング440に対する筐体412の移動が、ポンプ410全体に対する筐体412の移動をもたらすように、ポンプ410の主要本体に固定される。

    図10に見られるように、筐体412が、ブッシング440に対して上側の第1の並進場所にあるとき、薬物は、入口経路414から、重力送り流路418を通して、および出口経路416を通して、患者に重力流動される。 図11に見られるように、筐体412が、ブッシング440に対して下側の第2の並進場所に回転させられると、(i)重力経路418は閉鎖され、(ii)チャンバ形成ロータ表面436は、入口414および出口416と流体的な連絡を維持し、流動を圧送させる。 ここでは、薬物は、患者に圧送され、重力送りされない。

    代替実施形態では、筐体412およびロータ430は、筐体412が、ブッシング440に対して上側の第1の並進場所にあるとき、チャンバ形成ロータ表面436が、入口414および出口416と流体的に連絡しないように構築される。 ここでは、薬物は、筐体412が、上側の第1の並進場所にあるとき、ポンプ410が、誤って、励起される場合でも、圧送することができない。

    次に、図12および13を参照すると、回転式携帯型注入ポンプ510は、重力送りの流動と選択可能に組み合わせて、圧送される流動を提供する圧送システムの第3の実施形態を例示する。 本明細書に説明される材料のいずれかから作製することができる、注入ポンプ510は、薬物供給源に接続するための入口経路514と、患者に接続するための出口経路516とに接続される外側壁512aを有する、使い捨て筐体512を含む。 使い捨て筐体512は、外側壁512aに圧縮密閉されるか、または代替として、ルアーロック式の配列において、外側壁512aに螺着される内側壁512bを含む。

    使い捨て内側壁512bは、前述に詳細に説明されたように、薬物の回転式圧送のための下側チャンバ形成ロータ表面536を有する使い捨てロータ530に緊密に嵌合される。 使い捨てロータ530はまた、内側壁512bの入口524aが、内側壁512bに対するロータ530の回転位置に関わらず、常時、内側壁512bの出口526aと連通するように、ロータ530の周囲に360度延在する上側環状リング538を画定する。 内側壁512bはまた、表面が、入口524bおよび出口526bと連通するように回転させられると、チャンバ形成ロータ表面536と連通する入口524bおよび出口526bを画定する。

    使い捨て外側壁512aは、入口経路514と連通する入口544と、出口経路516と連通する出口546とを画定する。 図12に見られるように、内側壁512bが、外側壁512aに対して第1の並進状態にあるとき、薬物は、入口管514から、外側壁入口544を通して、内側壁入口524aを通して、環状溝538の周囲、内側壁入口526aから、外側壁入口546、出口管516を通して、患者に重力送りされる。

    図13に見られるように、内側壁512bが、例えば、摺動圧縮密閉移動を介して、または螺着ルアーロック密閉移動を介して、外側壁512aに対して上方に並進させられると、内側壁入口524a、環状溝538、および内側壁出口526aは、外側壁入口544、入口経路514、外側壁出口546、および出口経路516との流体連通から外れるように移動される。 同時に、内側壁圧送入口524b、チャンバ形成ロータ表面536、および内側壁圧送出口526bは、薬物が、現時点において、患者に圧送することができるように、外側壁入口544、入口経路514、外側壁出口546、および出口経路516との流体連通に入るように移動される。 外側壁512aと内側壁512bとの間の圧縮密閉またはルアーロック密閉は、図12における薬物の重力送りと図13における薬物の圧送との間を交互に複数回切り替えることができるように、維持されることが想定される。

    次に、図14および15を参照すると、回転式携帯型注入ポンプ610は、重力送りの流動と選択可能に組み合わせて、圧送される流動を提供する圧送システムの第4の実施形態を例示する。 本明細書に説明される材料のいずれかから作製することができる注入ポンプ610は、薬物供給源に接続するための入口614、重力送りされる薬物流動を患者に接続するための第1の出口616a、および圧送される薬物流動を患者を接続するための第2の出口616bを画定する外側壁612aを有する使い捨て筐体を含む。

    使い捨て筐体はまた、ストッパ622および624を介して、外側壁612a内に回転可能に固定されるように保持される内側壁612bを含む。 内側壁612bは、本明細書に説明されるように、圧縮密閉部660を含み、本明細書に説明されるように、圧送される流動のためのチャンバ形成ロータ表面636を画定するロータ630と動作する。 内側壁612bはまた、ポンプ入口644およびポンプ出口646を含むか、または画定する。

    図14において、薬物は、重力送りされる。 ここでは、外側壁入口614は、内側壁612bと外側壁612aとの間に位置し、およびストッパ622および624を介して設定される空間640内に薬物を送達する。 流体は、空間640を通って、内側壁612bおよびストッパ624の周囲から重力流動出口616aへと流動する。 図14では、ストッパ622は、圧送流動出口616bに栓をし、したがって、その出口を通して、薬物は、流動しない。 また、内側壁612bのポンプ入口644およびポンプ出口646は、外側壁612aの内側表面に対して密閉される。

    図15において、薬物は、患者に圧送される。 ここでは、内側壁612bは、約45度、外側壁612aに対して転動されている。 現時点では、内側壁612bのポンプ入口644は、外側壁入口614と連通している。 また、内側壁612bのポンプ出口646は、現時点では、外側壁ポンプ出口616bと連通している。 さらに、ストッパ624は、外側壁重力流動出口616aに栓をするように回転させられる。 ストッパ622は、経路から外れるように回転させられる。 図15において、モータ40が、ロータ630を駆動すると、薬物は、外側壁入口614を通して、および内側壁ポンプ入口644を通して圧送され、ロータ表面636によって、内側壁ポンプ出口646へと、外側壁ポンプ出口616bからスピンされ、それによって患者に圧送される。

    代替実施形態では、図14および15に示される第1の出口616aおよび第2の出口616b等の2つの出口を有する回転式携帯型注入ポンプの代わりに、回転式携帯型注入ポンプは、1つのみの出口を有することを理解されたい。 例えば、一実施形態では、図15に示される回転式携帯型注入ポンプの第2の出口616b、ならびにストッパ622および624が除去される。 本実施形態では、流体空間640を通って流動する流体は、ポンプ出口646で遮断されず、ポンプ出口646を通って、残りの外側壁出口616aへと圧送されることができる。

    (静脈内(「IV」)バッグへの直接連結)
    次に、図16を参照すると、回転式携帯型注入ポンプアセンブリ710は、回転式携帯型注入ポンプの静脈内(「IV」)バッグ、すなわち、IVバッグ740への直接連結の一実施形態を例示する。 バッグ740は、バッグポート742を画定する。 ポンプアセンブリ710の筐体712は、バッグポート742に恒久的に固着される(例えば、それとともに形成されるか、それに溶接されるか、それに溶媒接合されるか、またはそれに熱シールされる)、または解除可能に固着される(例えば、スナップ嵌合を介して)。 例えば、ポンプアセンブリ710の使い捨て部分は、バッグポート742とともに形成することができる一方、ポンプアセンブリ710の再使用可能部分は、例えば、モータ40とロータの接続を介して、ポンプの使い捨て部分に解除可能に固着することができる。

    チャンバ形成ロータ表面736を含むポンプアセンブリ710のロータ730は、本明細書に反復的に説明される教示に従って、ポンプ動作のために、筐体712内に密閉して嵌合される。 入口経路714は、バッグ740からチャンバ形成ロータ表面736に通じている。 出口経路716は、チャンバ形成ロータ表面736から患者に通じている。 図16は、出口経路716への患者接続が、出口経路716から半径方向(「r」)に、または出口経路から縦方向(「l」)に延在し得ることを例示する。

    ポンプアセンブリ710は、IVバッグからポンプへの入口管類を排除し、さらにコストを削減する。 ポンプアセンブリ710はまた、邪魔にならない所に、注入ポンプを搭載するための効率的場所を提供する。 ポンプアセンブリ710は、チャンバ形成ロータ表面736の単一リングのみ有する、回転式ポンプを示すが、複数列のチャンバ形成ロータ表面736が、代替として可変流動および/または拍動性抑制目的のために、前述の教示に従って提供され得ることを理解されたい。

    次に、図17および18を参照すると、回転式ポンプアセンブリ810は、回転式携帯型注入ポンプのIVバッグへの直接連結の別の実施形態を例示しており、ここでは、代替重力流動能力を追加する。 アセンブリ810は、例示される実施形態において、IVバッグ840とともに形成されるか、またはそれに溶接されるか、使い捨て筐体812を含む。 筐体812は、ポンプ510に対して、例えば、同様に前述の摺動圧縮密閉配列または螺着ルアーロック配列を介して、外側筐体部分812aに並進されて係合される外側筐体部分812aおよび内側筐体部分812bを含む。 外側筐体部分812aは、入口経路814および出口経路816を画定する。 入口経路814は、IVバッグ840内に貯蔵された薬物と流動的に連通し、これは、再び、別個の入口管類の必要を排除する。 出口経路816は、例えば、針、カテーテル、またはカニューレを介して、患者と流動的に連通する。 出口経路816はまた、密閉された内側筐体部分812bに通じる二重通路818および820を含む。

    内側筐体部分812bは、第1の上側入口824、第1の上側出口826、第2の下側入口844、および第2の下側出口846を画定する。 ロータ830は、本明細書に反復的に提供される教示に従って、内側筐体部分812b内側に密閉嵌合され、内側筐体部分812bとともに移動する。 ロータ830は、ロータ830が、回転させられると、下側入口844および下側出口846と連通するように配置されるチャンバ形成ロータ表面836を含む。 ロータ830はまた、1つ以上の垂直チャネルを介して、流動的に連通する二重環状チャネル838を画定する。 環状チャネル838は、ロータ830の周囲360度に及び、ロータ830の回転位置に関わらず、上側入口824を上側出口826と連通させる。

    圧送薬物流動を患者が所望するか、または処方箋が要求するとき、患者は、内側筐体812bを図17に見られる位置に残留させると、内側筐体部分812bは、薬物が、バッグ840から、入口経路814および入口844を通して、チャンバ形成ロータ表面836の回転を介して、ロータ830の周囲、出口846および出口経路816のチャネル820から患者へと圧送されるように、外側筐体部分812aに対して、下側並進位置に来る。 この下側並進位置において、バッグ840からの薬物は、圧送流動のみ生じるように、内側筐体部分812bの上側入口824に到達することができない。

    重力ポンプ流動を患者が所望するか、または処方箋が要求するとき、患者は、図18に示される位置に残留または配置すると、内側筐体部分812bは、入口824および上側環状溝838が、バッグ840内側にあって、薬物が、バッグ840から、(i)内側筐体部分812bの入口824を通して、かつ環状溝838を通して、出口826および出口経路816のチャネル818から、患者に重力送りされ得るように、外側筐体部分812aに対して、上側並進位置に来る。 この上側並進位置では、内側筐体部分812bの入口844および出口846は、重力流動のみ生じるように、遮断される。

    ある実施形態では、内側筐体部分812bおよびロータ830は、図18に例示されるように、バッグ840内へと上方に押動されると、バッグ840の密閉を破壊する。 そのような場合、入口824および上側と下側環状溝838を接続する上側環状溝838および垂直溝は、除去することができる。 代わりに、1つ以上の垂直溝(図示せず)は、下側(残りの)環状溝838から、ロータ830の上部を通して、上方に延在して提供することができる。 図17では、1つ以上の垂直溝の上部は、バッグフィルムによって被覆される。 バッグフィルムが、図18において穿刺されると、薬物は、前述のように、1つ以上の垂直溝を下方に、残りの環状溝838内へ、かつ筐体812から、重力流動することができる。

    図示されないが、内側筐体部分812bおよび外側筐体部分812aは、図17および18に示される外側筐体部分812aに対して、内側筐体部分812bを個別の位置に解除可能に固着するように、嵌着戻り止め陥凹およびハブまたはルアーロック位置の行程端を有することができる。

    次に、図19および20を参照すると、アセンブリ900aおよび900bは、本開示の回転式ポンプをIVバッグ940に継合するための異なる組み合わせを例示する。 図19のアセンブリ900aでは、モータ40は、ポンプ910aに事前に嵌合され、次いで、両方とも、例えば、ルアーロック接続を介して、IVバッグ940に接続される。 図20のアセンブリ900bでは、ポンプ910bの使い捨て部分は、最初に、例えば、ルアーロック接続を介して、IVバッグ940に接続される。 次いで、モータ40は、動作のために、ポンプ910bのロータ内に摺動される。 例示されるように、アセンブリ900aおよび900bは両方とも、患者ライン916(類似患者ラインは、本明細書に説明される各実施形態によって提供される)を介して、患者に圧送する。 モータ40を除く、ポンプ910bの他の再使用可能部品は、所望に応じて、ポンプ910bの使い捨て部分またはモータ40に事前に嵌合することができる。

    (本開示の付加的側面)
    図1〜3の注入ポンプ10と関連して開示される構造および機能性のいずれかを、適用可能である場合、本明細書に論じられる他の注入ポンプおよび他の構造のいずれかと併用することが、明示的に想定される。

    図4〜6の注入ポンプ110と関連して開示される構造および機能性のいずれかを、適用可能である場合、本明細書に論じられる他の注入ポンプおよび他の構造のいずれかと併用することが、明示的に想定される。

    図7のロータ230と関連して開示される構造および機能性のいずれかを、適用可能である場合、本明細書に論じられる他の注入ポンプおよび他の構造のいずれかと併用することが、明示的に想定される。

    図8および9の注入ポンプ310と関連して開示される構造および機能性のいずれかを、適用可能である場合、本明細書に論じられる他の注入ポンプおよび他の構造のいずれかと併用することが、明示的に想定される。

    図10および11の注入ポンプ410と関連して開示される構造および機能性のいずれかを、適用可能である場合、本明細書に論じられる他の注入ポンプおよび他の構造のいずれかと併用することが、明示的に想定される。

    図12および13の注入ポンプ510と関連して開示される構造および機能性のいずれかを、適用可能である場合、本明細書に論じられる他の注入ポンプおよび他の構造のいずれかと併用することが、明示的に想定される。

    図14および15の注入ポンプ610と関連して開示される構造および機能性のいずれかを、適用可能である場合、本明細書に論じられる他の注入ポンプおよび他の構造のいずれかと併用することが、明示的に想定される。

    図16の注入ポンプ710と関連して開示される構造および機能性のいずれかを、適用可能である場合、本明細書に論じられる他の注入ポンプおよび他の構造のいずれかと併用することが、明示的に想定される。

    図17および18の注入ポンプ810と関連して開示される構造および機能性のいずれかを、適用可能である場合、本明細書に論じられる他の注入ポンプおよび他の構造のいずれかと併用することが、明示的に想定される。

    図19のアセンブリ900aと関連して開示される構造および機能性のいずれかを、適用可能である場合、本明細書に論じられる他の注入ポンプおよび他の構造のいずれかと併用することが、明示的に想定される。

    図20のアセンブリ900b関連して開示される構造および機能性のいずれかを、適用可能である場合、本明細書に論じられる他の注入ポンプおよび他の構造のいずれかと併用することが、明示的に想定される。

    本明細書に説明される、現在好ましい実施形態に対する種々の変更および修正が、当業者に明白となるであろうことを理解されたい。 そのような変更および修正は、本主題の精神および範囲から逸脱することなく、かつその意図する利点を損なうことなく、行うことが可能である。 したがって、そのような変更および修正は、添付の請求項によって網羅されることが意図される。

    本開示のなおもさらなる実施形態は、直接、静脈内(「IV」)注入バッグに接続することができる、携帯型注入ポンプを提供することである。
    例えば、本発明は以下の項目を提供する。
    (項目1)
    注入ポンプ(10、110、310、410、510、610、710、810、910a、910b)であって、該注入ポンプは、
    筐体(12、112、312、412、512、612a/612b、712、812)と、
    該筐体の中に挿入されているロータ(30、130、230、330、430、530、630、730、830)であって、該ロータは、該筐体とともにチャネルを形成する表面(36a、136a、236a、336、436、536、636、736、836)の第1のリング(38a、138a)、および該筐体とともにチャネルを形成する表面(36b、136b、236b、336、436、536、636、736、836)の第2のリング(38b、138b)を含み、第2のチャネル形成表面が、第1のチャネル形成表面から半径方向にオフセットされている、ロータと、
    該ロータを回転させるために動作可能に係合されるモータ(40)であって、係合されることにより、該モータは、該第1および第2のチャネル形成表面が流体の流動を圧送するようにさせる、モータと
    を備え、該第1のチャネル形成表面からの該第2のチャネル形成表面の半径方向オフセットは、該流体の流動の拍動性を抑制する、注入ポンプ。
    (項目2)
    前記第1のチャネル形成表面(36a、136a、236a、336、436、536、636、736、836)は、第1の流速を生成するようにサイズ設定され、前記第2のチャネル形成表面(36b、136b、236b、336、436、536、636、736、836)は、該第1の流速と異なる第2の流速を生成するようにサイズ設定される、項目1に記載の注入ポンプ(10、110、310、410、510、610、710、810、910a、910b)。
    (項目3)
    前記ロータ(30、130、230、330、430、530、630、730、830)は、前記筐体(12、112、312、412、512、612a/612b、712、812)とともにチャネルを形成する表面(36c、136c、236c、336、436、536、636、736、836)の第3のリング(38c、138c)を含み、第3のチャネル形成表面が、前記第1および第2の流速と異なる第3の流速を生成するようにサイズ設定される、項目1または2に記載の注入ポンプ(10、110、310、410、510、610、710、810、910a、910b)。
    (項目4)
    前記ロータ(30、130、230、330、430、530、630、730、830)は、前記筐体(12、112、312、412、512、612a/612b、712、812)とともにチャネルを形成する表面(36c、136c、236c、336、436、536、636、736、836)の第3のリング(38c、138c)を含み、前記第3のチャネル形成表面は、前記第1および第2のチャネル形成表面から半径方向にオフセットされて、前記流体の流動の拍動性をさらに抑制する、項目1〜3のいずれかに記載の注入ポンプ(10、110、310、410、510、610、710、810、910a、910b)。
    (項目5)
    セレクタ(56、154/156/168)を含み、該セレクタは、直線的に摺動することにより、(i)前記チャネル形成表面(36a、136a、236a、336、436、536、636、736、836)の第1のリング(38a、138a)および前記チャネル形成表面(36b、136b、236b、336、436、536、636、736、836)の第2のリング(38b、138b)の両方への流動を閉塞すること、(ii)該チャネル形成表面の第2のリングへの流動のみを閉塞すること、または(iii)該チャネル形成表面の第1のリングおよび該チャネル形成表面の第2のリングの両方への流動を可能にすることを選択的に行うように構成される、項目1〜4のいずれかに記載の注入ポンプ(10、110、310、410、510、610、710、810、910a、910b)。
    (項目6)
    セレクタ(56、154/156/168)を含み、該セレクタは、直線的に摺動することにより、(i)前記チャネル形成表面(36a、136a、236a、336、436、536、636、736、836)の第1のリング(38a、138a)のための第1の膜弁(24i)および前記チャネル形成表面の第2のリングのための第2の膜弁(24a)とを閉鎖すること、(ii)該チャネル形成表面(36b、136b、236b、336、436、536、636、736、836)の第2のリング(38b、138b)のための該第2の膜弁のみ閉鎖すること、または(iii)該第1および第2の弁の両方の開放を可能にすることを選択的に行うように構成される、項目1〜5のいずれかに記載の注入ポンプ(10、110、310、410、510、610、710、810、910a、910b)。
    (項目7)
    セレクタ(56、154/156/168)を含み、該セレクタは、回転することにより、(i)前記チャネル形成表面(36a、136a、236a、336、436、536、636、736、836)の第1のリング(38a、138a)および前記チャネル形成表面(36b、136b、236b、336、436、536、636、736、836)の第2のリング(38b、138b)の両方への流動を閉塞すること、(ii)該チャネル形成表面の第2のリングへの流動のみを閉塞すること、または(iii)該チャネル形成表面の第1のリングおよび該チャネル形成表面の第2のリングの両方への流動を可能にすることを選択的に行うように構成される、項目1〜6のいずれかに記載の注入ポンプ(10、110、310、410、510、610、710、810、910a、910b)。
    (項目8)
    セレクタ(56、154/156/168)を含み、該セレクタは、回転することにより、(i)前記チャネル形成表面(36a、136a、236a、336、436、536、636、736、836)の第1のリング(38a、138a)のための第1の管(114a/116a)および前記チャネル形成表面(36b、136b、236b、336、436、536、636、736、836)の第2のリング(38b、138b)のための第2の管(114b/116b)を閉鎖すること、(ii)該チャネル形成表面の第2のリングのための該第2の管のみを閉鎖すること、または(iii)該第1および第2の管の両方の開放を可能にすることを選択的に行うように構成される、項目1〜7のいずれかに記載の注入ポンプ(10、110、310、410、510、610、710、810、910a、910b)。
    (項目9)
    セレクタ(56、154/156/168)を含み、該セレクタは、回転することにより、(i)前記チャネル形成表面(36a、136a、236a、336、436、536、636、736、836)の第1のリング(38a、138a)および前記チャネル形成表面(36b、136b、236b、336、436、536、636、736、836)の第2のリング(38b、138b)の両方のための第1の管(114a、116a)を閉鎖すること、(ii)該チャネル形成表面の第2のリングのための第2の管(114b、116b)のみを閉鎖すること、または(iii)該第1および第2の管の両方の開放を可能にすることを選択的に行うように構成される、項目1〜8のいずれかに記載の注入ポンプ(10、110、310、410、510、610、710、810、910a、910b)。
    (項目10)
    セレクタ(56、154/156/168)を含み、該セレクタは、回転することにより、(i)前記チャネル形成表面(36a、136a、236a、336、436、536、636、736、836)の第1のリング(38a、138a)のための第1の膜弁(24i)および前記チャネル形成表面(36b、136b、236b、336、436、536、636、736、836)の第2のリング(38b、138b)のための第2の膜弁(24a)を閉鎖すること、(ii)該チャネル形成表面の第2のリングのための該第2の膜弁のみを閉鎖すること、または(iii)該第1および第2の弁の両方の開放を可能にすることを選択的に行うように構成される、項目1〜9のいずれかに記載の注入ポンプ(10、110、310、410、510、610、710、810、910a、910b)。
    (項目11)
    前記筐体(12、112、312、412、512、612a/612b、712、812)およびロータ(30、130、230、330、430、530、630、730、830)は、前記注入ポンプの使い捨て部分の一部である、項目1〜10のいずれかに記載の注入ポンプ(10、110、310、410、510、610、710、810、910a、910b)。
    (項目12)
    前記筐体(12、112、312、412、512、612a/612b、712、812)は、供給バッグライン、患者ライン916、および供給バッグ(740、840、940)のうちの少なくとも1つに接続される、項目1〜11のいずれかに記載の注入ポンプ(10、110、310、410、510、610、710、810、910a、910b)。
    (項目13)
    前記モータ(40)および前記筐体(12、112、312、412、512、612a/612b、712、812)のうちの少なくとも1つは、前記注入ポンプの再使用可能部分の一部である、項目1〜12のいずれかに記載の注入ポンプ(10、110、310、410、510、610、710、810、910a、910b)。
    (項目14)
    前記筐体(12、112、312、412、512、612a/612b、712、812)および前記ロータ(30、130、230、330、430、530、630、730、830)は、前記注入ポンプの第1の部分の一部であり、閉塞セレクタ(56、154/156/168)および前記モータ(40)は、前記注入ポンプの第2の部分の一部であり、該第1および第2の部分は、接続されることにより、(i)該筐体が、該セレクタと動作的に連絡している状態になること、および(ii)該ロータが、該モータと動作的に連絡している状態になることを行うように構成される、項目1〜13のいずれかに記載の注入ポンプ(10、110、310、410、510、610、710、810、910a、910b)。
    (項目15)
    前記第1および第2の部分は、接続されることにより、(i)前記筐体(12、112、312、412、512、612a/612b、712、812)が、前記セレクタ(56、154/156/168)と動作的に連絡している状態になること、および(ii)前記ロータ(30、130、230、330、430、530、630、730、830)が、前記モータ(40)と動作的に連絡している状態になることが、事実上、同時に生じるように構成される、項目14に記載の注入ポンプ(10、110、310、410、510、610、710、810、910a、910b)。
    (項目16)
    前記第1および第2の部分は、接続されることにより、(i)前記筐体(12、112、312、412、512、612a/612b、712、812)が、前記セレクタ(56、154/156/168)と動作的に連絡している状態になること、および(ii)前記ロータ(30、130、230、330、430、530、630、730、830)が、前記モータ(40)と動作的に連絡している状態になることが、単一の移動軸に沿って生じるように構成される、項目14に記載の注入ポンプ(10、110、310、410、510、610、710、810、910a、910b)。
    (項目17)
    前記筐体が、(i)第1の位置において、薬物を患者に重力送りするように動作可能であり、(ii)第2の位置において、前記ロータ(30、130、230、330、430、530、630、730、830)および前記モータ(40)とともに、該薬物を該患者に圧送するように動作可能であるように構成される、項目1〜16のいずれかに記載の注入ポンプ(10、110、310、410、510、610、710、810、910a、910b)。
    (項目18)
    前記第2の位置は、前記第1の位置から回転して得られる、項目17に記載の注入ポンプ(10、110、310、410、510、610、710、810、910a、910b)。
    (項目19)
    前記第2の位置は、前記第1の位置から並進して得られる、項目17に記載の注入ポンプ(10、110、310、410、510、610、710、810、910a、910b)。
    (項目20)
    最初に前記第1の位置にある前記筐体(12、112、312、412、512、612a/612b、712、812)が提供される、項目17に記載の注入ポンプ(10、110、310、410、510、610、710、810、910a、910b)。
    (項目21)
    直接、溶液バッグ(740、840、940)に連結される、項目1〜20のいずれかに記載の注入ポンプ(10、110、310、410、510、610、710、810、910a、910b)。
    (項目22)
    前記筐体が、(i)第1の位置において、薬物を患者に重力送りするように動作可能であり、(ii)第2の位置において、前記ロータ(30、130、230、330、430、530、630、730、830)および前記モータ(40)とともに、該薬物を該患者に圧送するように動作可能であるように構成される、項目21に記載の注入ポンプ(10、110、310、410、510、610、710、810、910a、910b)。
    (項目23)
    注入ポンプ(10、110、310、410、510、610、710、810、910a、910b)であって、該注入ポンプは、
    筐体(12、112、312、412、512、612a/612b、712、812)と、
    該筐体の中に挿入されているロータ(30、130、230、330、430、530、630、730、830)であって、該ロータは、該筐体とともにチャネルを形成する表面(36a、136a、236a、336、436、536、636、736、836)の第1のリング(38a、138a)であって、第1のチャネル形成表面が、第1の流速を生成するようにサイズ設定される、第1のリングと、該筐体とともにチャネルを形成する表面(36b、136b、236b、336、436、536、636、736、836)の第2のリング(38b、138b)であって、第2のチャネル形成表面が、第1の流速と異なる第2の流速を生成するようにサイズ設定される、第2のリングとを含む、ロータと、
    該ロータを回転させるように動作可能に係合されるモータ(40)と、
    セレクタ(56、154/156/168)であって、該セレクタは、該ロータが該第1および第2の流速のうちの少なくとも1つを達成するように回転することを可能にするように移動可能である、セレクタと
    を備える、注入ポンプ。
    (項目24)
    前記セレクタ(56、154/156/168)は、前記ロータが前記第1の流速または該第1の流速と前記第2の流速とから組み合わされた流速で圧送することを可能にするように移動可能である、項目23に記載の注入ポンプ(10、110、310、410、510、610、710、810、910a、910b)。

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