Gear pump

申请号 JP14144794 申请日 1994-06-23 公开(公告)号 JPH084663A 公开(公告)日 1996-01-09
申请人 Sekisui Chem Co Ltd; 積水化学工業株式会社; 发明人 HASEGAWA HITOSHI;
摘要 PURPOSE:To eliminate the use of equipment such as a temperature controller for cooling and heating medium, a heat exchanger and piping without any need for additional manufacture of a bearing even if the working condition of resin or a gear pump is changed. CONSTITUTION:This gear pump, whose bearing is lubricated with resin, is provided with corresponding tapered parts 6, 5 formed respectively at a gear shaft 3 and a bearing 2 which form a bearing part, whereas the bearing 2 is mounted so as to reciprocate in the axial direction (arrowed direction X) of the gear shaft 3.
权利要求 【特許請求の範囲】
  • 【請求項1】 軸受部が樹脂で潤滑されるギアポンプにおいて、軸受部を構成する歯車軸と軸受とにそれぞれ対応するテーパ部が設けられ、軸受が歯車軸の軸方向に往復動可能となされていることを特徴とするギアポンプ。
  • 说明书全文

    【発明の詳細な説明】

    【0001】

    【産業上の利用分野】本発明は、合成樹脂の押出成形の際などに用いられるギアポンプに関する。

    【0002】

    【従来の技術】従来、合成樹脂の押出成形においては、
    樹脂の流れを安定させるためにギアポンプが用いられており、特に熱に敏感な硬質塩化ビニル樹脂の押出成形においては、ギアポンプとして、図2に示すように、軸受部21が樹脂で潤滑されるギアポンプ22が用いられることがある。 このギアポンプ22は、内周面が溝状に形成された軸受23と歯車軸24との隙間に押出機から押出された樹脂の一部を流入させて軸受部21の潤滑を行なっている。

    【0003】そして、このギアポンプ22においては、
    潤滑に用いられた樹脂は劣化を防ぐために製品樹脂には戻されず潤滑後外部に排出されており、その潤滑樹脂量の調整は、1)軸受の溝の大きさと歯車軸−軸受間の隙間を調整する方法、2)ジャケットまたはドリルド方式による軸受ケーシングの温度調節により樹脂の粘度を変化させて調整する方法で行なわれている。

    【0004】

    【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記1)の方法では、樹脂やギアポンプの使用条件に合わせて軸受23と歯車軸24との隙間が適正になるように軸受23を設計しなければならず、また、ギアポンプ22
    の回転数が変化した場合等においては潤滑樹脂量が変化して適正な潤滑樹脂量が得られないという欠点がある。

    【0005】また、上記2)の方法では、冷却、加熱媒体の温度調節機や熱交換機、配管等の設備費が必要であるという欠点がある。

    【0006】本発明は、従来の上記欠点に鑑みなされたもので、樹脂やギアポンプの使用条件を変更しても軸受を新たに製作する必要がなく、冷却、加熱媒体の温度調節機や熱交換機、配管等の設備を必要としないギアポンプを提供することを目的とする。

    【0007】

    【課題を解決するための手段】本発明ギアポンプは、軸受部が樹脂で潤滑されるギアポンプにおいて、軸受部を構成する歯車軸と軸受とにそれぞれ対応するテーパ部が設けられ、軸受が歯車軸の軸方向に往復動可能となされていることを特徴とするものである。

    【0008】

    【作用】本発明ギアポンプにおいては、軸受部を構成する歯車軸と軸受とにそれぞれ対応するテーパ部が設けられ、軸受が歯車軸の軸方向に往復動可能となされているので、軸受の往復動により、軸受と歯車軸の隙間が増減する。 この隙間の増減により軸受部を潤滑し外部に排出される潤滑樹脂量が適正な潤滑樹脂量に調節される。 これにより、新たに軸受等を製作しなくても樹脂やギアポンプの使用条件の変更に対応可能となる。

    【0009】

    【実施例】本発明ギアポンプの実施例を図を参照して説明する。 図1は本発明ギアポンプの一例を示した断面図である。 図1において、1はギアポンプ、2はギアポンプ1の軸受、3は図示していない歯車が装着されている歯車軸、4は軸受2のケーシングである。 5は溝状の内周面がテーパに形成された軸受2のテーパ部、6は外周面がテーパに形成された歯車軸3のテーパ部であり、テーパ部5とテーパ部6とはそれぞれ相対応するテーパに形成されている。 αはテーパ部5のテーパ度、βはテーパ部6のテーパ角度であり、α≒βとされている。 7
    は軸受2に固定されたナットである。

    【0010】軸受2は、スライドキー8によりケーシング4に歯車軸3の軸方向(矢印X方向)に往復動可能に取付けられ、ケーシング4はサイドプレート9にボルトで固定されている。

    【0011】10は軸受2の押えボルト、11は抜きボルトであり、押えボルト10は軸受2のボルト孔12を通り、ケーシング4のネジ孔13にネジ込まれ、抜きボルト11はナット7に螺合されている。 Hは歯車軸3と軸受2との間に形成された隙間である。

    【0012】隙間Hを少なくしようとするときは、押えボルト10を回転させて軸受2を矢印X方向の右方向に移動させ、隙間Hを大きくしようとするときは、押えボルト10を緩めた後、抜きボルト11を回転させ、軸受2を矢印X方向の左方向に移動させる。 これにより、隙間Hが増減されて軸受を新たに製作しなくても押えボルト10と抜きボルト11を使用することにより潤滑樹脂量を、例えば、硬質塩化ビニル樹脂などの熱劣化が激しい樹脂においては隙間Hを増加させて潤滑樹脂量を増加させるなど、調整することができる。

    【0013】

    【発明の効果】本発明ギアボンプは、上記のように構成されているので、テーパ状に形成された軸受を往復動させることにより軸受と歯車軸の隙間を増減させ、この隙間を通り外部に排出される軸受部の潤滑樹脂量を適正に調節することができる。 これにより、新たに軸受等を製作しなくても樹脂やギアポンプの使用条件の変更に対応して軸受部の潤滑樹脂量を適正に調節することができる。

    【図面の簡単な説明】

    【図1】本発明ギアポンプの一例を示した断面図。

    【図2】従来のギアポンプを示した斜視図。

    【符号の説明】

    1 ギアボンプ 2 軸受 3 歯車軸 4 ケーシング 5、6 テーパ部 7 ナット 8 スライドキー 9 サイドプレート 10 押えボルト 11 抜きボルト 12 ボルト孔 13 ネジ孔

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