Hydraulic pump with variable flow and variable pressure and its electronic control unit

申请号 JP2006315170 申请日 2006-11-22 公开(公告)号 JP2007146839A 公开(公告)日 2007-06-14
申请人 Borgwarner Inc; ボーグワーナー・インコーポレーテッド; 发明人 HUNTER DOUGLAS G; JANNAUSCH MATTHEW J;
摘要 PROBLEM TO BE SOLVED: To provide a pump system including a control system for controlling a variable flow pump for controlling an oil flow and oil pressure in a hydraulic circuit in an engine. SOLUTION: This pump system includes a pump member 50, an actuating member 51 capable of controlling a flow generated by the pump member 50, and a solenoid valve system 60 including a solenoid valve portion 70 and a pressure regulating valve portion 80. The solenoid valve system 60 is operably associated with the pump member 50 and the pressure regulating valve portion 80 is operably associated with the actuating member 51 for selectively controlling the flow generated by the pump member 50. An electronic control unit 30 is operably associated with the solenoid valve portion 70, wherein the electronic control unit 30 is selectively operable to provide an input control signal to the solenoid valve portion 70 for controlling the oil flow and oil pressure. COPYRIGHT: (C)2007,JPO&INPIT
权利要求
  • エンジンの液圧回路(10)のオイルの流れ及び油圧力を制御するため、可変流ポンプを制御するための制御システムを備えたポンプシステムにおいて、
    ポンプ部材(50)と、
    前記ポンプ部材(50)によって発生した流れを制御できる作動部材(51)と、
    ソレノイドバルブ部分(70)及び圧力調整バルブ部分(80)を含むソレノイドバルブシステム(60)とを含み、
    前記ソレノイドバルブシステム(60)は、前記ポンプ部材(50)と作動的に関連しており、
    前記圧力調整バルブ部分(80)は、前記ポンプ部材(50)によって発生した流れを選択的に制御するため、前記作動部材(51)と作動的に関連している、ポンプシステム。
  • 請求項1に記載のポンプシステムにおいて、更に、
    前記ソレノイドバルブ部分(70)と作動的に関連した電子式制御ユニット(30)を含み、
    前記電子式制御ユニット(30)は、オイルの流れ及び油圧力を制御するため、前記ソレノイドバルブ部分(70)に入力制御信号を提供するように選択的に作動できる、ポンプシステム。
  • 請求項2に記載のポンプシステムにおいて、
    前記電子式制御ユニット(30)は、前記液圧回路(10)の一部と作動的に関連しており且つ前記回路の一部の圧力を監視し、
    前記電子式制御ユニット(30)は、前記ポンプ部材(50)によって発生した流れを制御するため、前記液圧回路(10)の前記一部内の圧力条件に応じて、前記ソレノイドバルブ部分(70)への入力信号を生成する、ポンプシステム。
  • 請求項2に記載のポンプシステムにおいて、
    前記電子式制御ユニット(30)は、エンジン速度(31)、エンジン温度(32)、エンジン負荷(33)、及びこれらの組み合わせからなる群から選択的されたエンジン状態を監視し、これらに基づいて油圧力を選択的に調節する、ポンプシステム。
  • 請求項2に記載のポンプシステムにおいて、
    前記ソレノイドバルブシステム(60)は、前記ソレノイドバルブ部分(60)に供給された電流に応じて、供給圧力を制御圧力まで低下させるように調整するように選択的に作動できる、ポンプシステム。
  • 請求項1に記載のポンプシステムにおいて、
    前記ポンプ部材(50)は、ベーンポンプであり、前記アクチュエータ部材(51)は、前記ベーンポンプの偏心リングの少なくとも部分であり、
    前記ベーンポンプ及び前記偏心リングは、エンジンへのオイルの流れを制御するように作動する、ポンプシステム。
  • 請求項1に記載のポンプシステムにおいて、更に、
    前記作動部材(51)と作動的に関連した第1の付勢可能部材(54)を有し、
    前記第1の付勢可能部材(54)は、前記ポンプ部材(50)によって発生した流れを前記作動部材(51)によって制御するように選択的に作動できる、ポンプシステム。
  • 請求項1に記載のポンプシステムにおいて、
    前記圧力調整バルブ部分(80)は、流れ制御スプールバルブ(81)を含み、
    前記流れ制御スプールバルブ(81)は、前記ソレノイドバルブ部分と作動的に関連しており、
    前記流れ制御スプールバルブ(81)は、前記作動部材(51)への流れを制御するように選択的に作動できる、ポンプシステム。
  • 請求項8に記載のポンプシステムにおいて、更に、
    前記流れ制御スプールバルブ(81)の第1端と作動的に関連した第2の付勢可能部材(82)を有し、
    前記第2の付勢可能部材(82)は、通常の作動中、前記流れ制御スプールバルブ(81)に作用する圧力を維持し、低供給圧力状態が存在する場合に、前記流れ制御スプールバルブ(81)に戻し圧力を提供する、ポンプシステム。
  • 請求項1に記載のポンプシステムにおいて、
    前記油圧力は、前記作動部材(51)に油圧力を加えることによって、前記液圧回路の複数の位置で制御される、ポンプシステム。
  • 請求項10に記載のポンプシステムにおいて、
    前記複数の位置は、ポンプ内の箇所、エンジンへのポンプの吐出箇所、エンジンの主オイル通路内の箇所、及びこれらの箇所の組み合わせからなる群から選択される、ポンプシステム。
  • 請求項1に記載のポンプシステムにおいて、
    油圧力を前記液圧回路(10)内の複数の位置から前記ソレノイドバルブシステム(60)に供給できる、ポンプシステム。
  • 請求項12に記載のポンプシステムにおいて、
    前記複数の位置は、ポンプ内の箇所、エンジンへのポンプの吐出箇所、エンジンの主オイル通路内の箇所、及びこれらの箇所の組み合わせからなる群から選択される、ポンプシステム。
  • 請求項1に記載のポンプシステムにおいて、
    前記ソレノイドバルブ部分(70)は、電気的作動、液圧による作動、及びこれらの組み合わせからなる群から選択された技術によって選択的に作動できる、ポンプシステム。
  • 請求項1に記載のポンプシステムにおいて、
    前記ソレノイドバルブシステム(60)は、可変力ソレノイドを含む、ポンプシステム。
  • エンジンの液圧回路(10)のオイルの流れ及び油圧力を制御するため、可変流ポンプを制御するための制御システムを備えたポンプシステムにおいて、
    ポンプ部材(50)と、
    前記ポンプ部材(50)によって発生した流れを制御できる作動部材(51)と、
    ソレノイドバルブ部分(70)及び圧力調整バルブ部分(80)を含むソレノイドバルブシステム(60)と、
    前記ソレノイドバルブ部分(70)と作動的に関連した電子式制御ユニット(30)とを含み、
    前記ソレノイドバルブシステム(60)は、前記ポンプ部材(50)と作動的に関連しており、
    前記圧力調整バルブ部分(80)は、前記ポンプ部材(50)によって発生した流れを選択的に制御するため、前記作動部材(51)と作動的に関連しており、
    前記電子式制御ユニット(30)は、オイルの流れ及び油圧力を制御するため、前記ソレノイドバルブ部分(70)に入力制御信号を提供するように選択的に作動できる、ポンプシステム。
  • 請求項16に記載のポンプシステムにおいて、
    前記電子式制御ユニット(30)は、前記液圧回路(10)の一部と作動的に関連しており且つ前記回路の一部の圧力を監視し、
    前記電子式制御ユニット(30)は、前記ポンプ部材(50)によって発生した流れを制御するため、前記液圧回路(10)の前記一部内の圧力条件に応じて、前記ソレノイドバルブ部分(70)への入力信号を生成する、ポンプシステム。
  • 請求項16に記載のポンプシステムにおいて、
    前記ソレノイドバルブシステム(60)は、前記ソレノイドバルブ部分(60)に供給された電流に応じて、供給圧力を制御圧力まで低下させるように調整するように選択的に作動できる、ポンプシステム。
  • 請求項16に記載のポンプシステムにおいて、
    前記油圧力は、前記作動部材(51)に油圧力を加えることによって、液圧回路(10)の複数の位置で制御でき、
    油圧力を前記液圧回路(10)内の複数の位置から前記ソレノイドバルブシステム(60)に供給できる、ポンプシステム。
  • エンジンの液圧回路(10)のオイルの流れ及び油圧力を制御するため、可変流ポンプを制御するための制御システムを備えたポンプシステムにおいて、
    ポンプ部材(50)と、
    前記ポンプ部材(50)によって発生した流れを制御できる作動部材(51)と、

    ソレノイドバルブ部分(70)及び圧力調整バルブ部分(80)を含むソレノイドバルブシステム(60)と、
    前記ソレノイドバルブ部分(70)と作動的に関連した電子式制御ユニット(30)とを含み、
    前記ポンプ部材(50)は、ベーンポンプであり、前記作動部材(51)は、前記ベーンポンプの偏心リングの少なくとも部分であり、
    前記ベーンポンプ及び前記偏心リングは、エンジンへのオイルの流れを制御するように作動し、
    前記ソレノイドバルブシステム(60)は、前記ポンプ部材(50)と作動的に関連しており、
    前記圧力調整バルブ部分(80)は、前記ポンプ部材(50)によって発生した流れを選択的に制御するため、前記作動部材(51)と作動的に関連しており、
    前記電子式制御ユニット(30)は、オイルの流れ及び油圧力を制御するため、前記ソレノイドバルブ部分(70)に入力制御信号を提供するように選択的に作動できる、ポンプシステム。
  • 说明书全文

    本発明は、全体として、可変流ポンプの出の制御に係り、更に詳細には、内燃エンジンやトランスミッション等の油圧力制御のためのオイルポンプ用制御システムに関する。

    内燃エンジンの可動部品を適切に潤滑し、液圧出力を適切に提供するのが要求される。 代表的には、エンジンで使用されるオイルポンプは、エンジンのクランクシャフト(例えば直接駆動式、チェーン駆動式、ギヤ駆動式、等)と作動的に関連しており、比較的簡単な固定圧力調整システムを有する。 これらのシステムは一般的には適当であるけれども、幾つかの欠点がある。 例えば、特定の/所与の作動状態では、実際の吐出圧力が、エンジンによって必要とされる圧力に対して十分には制御されない場合がある。 特に限定する目的ではない例として、現在入手可能なポンプ技術は、通常は、エンジンの全ての作動状態において高い油圧力を提供する。 これらのエンジン作動状態の幾つかでは、低い油圧力が適当である。

    一般に譲渡された米国特許第6,896,489号には、可変容量形ベーンポンプを制御するための機械式液圧装置が示してある。 同特許に触れたことにより、この特許に開示された内容は本明細書中に含まれたものとする。 これにより、エンジンの油圧力が更に最適に制御される。 しかしながら、更に、エンジンの必要及び/又は変量に応じて、更なる制御を行うのが望ましい。

    従って、エンジン制御ユニットを使用することによって、可変流ポンプ(例えば、ベーンポンプ)を制御する方法及び制御するためのシステムが必要とされている。 エンジン制御ユニットは、可変流ポンプの流量を直接的に及び/又は間接的に制御するためにソレノイドを操作する。

    本発明の全体としての教示によれば、可変流液圧ポンプ用の制御システムが提供され、このシステムでは、エンジン制御ユニットからの電気入力がソレノイドを動作させ、エンジンの油圧力を広範な作動条件で所望のレベルに制御する。

    第1実施形態によれば、エンジンの液圧回路のオイルの流れ及び油圧力を制御するため、可変流ポンプを制御するための制御システムを備えたポンプシステムにおいて、(1)ポンプ部材と、(2)ポンプ部材が発生した流れを制御できる作動部材と、(3)ソレノイドバルブ部分及び圧力調整バルブ部分を含むソレノイドバルブシステムとを含み、ソレノイドバルブシステムは、ポンプと作動的に関連しており、圧力調整バルブ部分は、ポンプ部材が発生した流れを選択的に制御するため、作動部材と作動的に関連している、ポンプシステムが提供される。

    第2実施形態によれば、エンジンの液圧回路のオイルの流れ及び油圧力を制御するため、可変流ポンプを制御するための制御システムを備えたポンプシステムにおいて、(1)ポンプ部材と、(2)ポンプ部材が発生した流れを制御できる作動部材と、(3)ソレノイドバルブ部分及び圧力調整バルブ部分を含むソレノイドバルブシステムと、(4)ソレノイドバルブ部分と作動的に関連した電子式制御ユニットとを含み、ソレノイドバルブシステムは、ポンプ部材と作動的に関連しており、圧力調整バルブ部分は、ポンプ部材が発生した流れを選択的に制御するため、作動部材と作動的に関連しており、電子式制御ユニットは、オイルの流れ及び油圧力を制御するため、ソレノイドバルブ部分に入力制御信号を提供するように選択的に作動できる、ポンプシステムが提供される。

    第3実施形態によれば、エンジンの液圧回路のオイルの流れ及び油圧力を制御するため、可変流ポンプを制御するための制御システムを備えたポンプシステムにおいて、(1)ポンプ部材と、(2)ポンプ部材が発生した流れを制御できる作動部材と、(3)ソレノイドバルブ部分及び圧力調整バルブ部分を含むソレノイドバルブシステムと、(4)ソレノイドバルブ部分と作動的に関連した電子式制御ユニットとを含み、ポンプ部材は、ベーンポンプであり、アクチュエータ部材は、ベーンポンプの偏心リングの少なくとも部分であり、ベーンポンプ及び偏心リングは、エンジンへのオイルの流れを制御するように作動し、ソレノイドバルブシステムは、ポンプ部材と作動的に関連しており、圧力調整バルブ部分は、ポンプ部材が発生した流れを選択的に制御するため、作動部材と作動的に関連しており、電子式制御ユニットは、オイルの流れ及び油圧力を制御するため、ソレノイドバルブ部分に入力制御信号を提供するように選択的に作動できる、ポンプシステムが提供される。

    本発明の1つの特徴によれば、ソレノイドバルブ部分と作動的に関連した電子式制御ユニットを含み、この電子式制御ユニットは、オイルの流れ及び油圧力を制御するため、ソレノイドバルブ部分に入力制御信号を提供するように選択的に作動できる。

    本発明の1つの特徴によれば、電子式制御ユニットは、液圧回路の一部と作動的に関連しており且つ回路の一部の圧力を監視し、電子式制御ユニットは、ポンプ部材が発生した流れを制御するため、液圧回路の一部内の圧力条件に応じて、ソレノイドバルブ部分への入力信号を発生する。

    本発明の1つの特徴によれば、電子式制御ユニットは、エンジン速度、エンジン温度、エンジン負荷、及びこれらの組み合わせからなる群から選択的されたエンジン状態を監視し、これらに基づいて油圧力を選択的に調節する。

    本発明の1つの特徴によれば、ポンプ部材は、ベーンポンプであり、作動部材は、ベーンポンプの偏心リングの少なくとも部分であり、ベーンポンプ及び偏心リングは、エンジンへのオイルの流れを制御するように作動する。

    本発明の1つの特徴によれば、ソレノイドバルブシステムは、ハウジング部材内に配置されている。
    本発明の1つの特徴によれば、ソレノイドバルブシステムは、供給圧力を制御圧力まで低下するように調整するように作動できる。

    本発明の1つの特徴によれば、ソレノイドバルブシステムは、ソレノイドバルブ部分に供給された電流に応じて、供給圧力を制御圧力まで低下させるように調整するように選択的に作動できる。

    本発明の1つの特徴によれば、第1の付勢可能部材が作動部材と作動的に関連しており、第1の付勢可能部材は、ポンプ部材が発生した流れを作動部材によって制御するように選択的に作動できる。

    本発明の1つの特徴によれば、圧力調整バルブ部分は、流れ制御スプールバルブを含み、流れ制御スプールバルブは、ソレノイドバルブ部分と作動的に関連しており、流れ制御スプールバルブは、作動部材への流れを制御するように選択的に作動できる。

    本発明の1つの特徴によれば、第2の付勢可能部材が流れ制御スプールバルブの第1端と作動的に関連しており、第2の付勢可能部材は、通常の作動中、流れ制御スプールバルブに作用する圧力を維持し、低供給圧力状態が存在する場合に、流れ制御スプールバルブに戻し圧力を提供する。

    本発明の1つの特徴によれば、油圧力は、作動部材に油圧力を加えることによって、液圧回路の複数の位置で制御できる。
    本発明の1つの特徴によれば、複数の位置は、ポンプ内の箇所、エンジンへのポンプの吐出箇所、エンジンの主オイル通路内の箇所、及びこれらの箇所の組み合わせからなる群から選択される。

    本発明の1つの特徴によれば、油圧力を液圧回路内の複数の位置からソレノイドバルブシステムに供給できる。
    本発明の1つの特徴によれば、複数の位置は、ポンプ内の箇所、エンジンへのポンプの吐出箇所、エンジンの主オイル通路内の箇所、及びこれらの箇所の組み合わせからなる群から選択される。

    本発明の1つの特徴によれば、ソレノイドバルブ部分は、電気的作動、液圧による作動、及びこれらの組み合わせからなる群から選択された技術によって選択的に作動できる。
    本発明の1つの特徴によれば、ソレノイドバルブシステムは、可変力ソレノイドを含む。

    本発明は、図面の説明及び本発明の詳細な説明を、添付の特許請求の範囲と関連して見たとき、更に良く理解されるであろう。
    本発明は、詳細な説明及び添付図面から更に完全に理解されるであろう。

    本発明の以下の説明は、単なる例であって、本発明、その用途、又は使用を限定しようとするものではない。
    添付図面全体を、及び特に図1及び図2を参照すると、可変容量形ポンプ要素又は可変出力ポンプ要素のいずれかを備えたオイルポンプ40を制御するためのシステム及び方法が提供される。 本発明では、他の種類のベーンポンプ、ギヤポンプ、ピストンポンプ等の、しかしこれらに限定されないこの他の種類のポンプシステムを使用できるということは理解されるべきである。

    本発明のエンジンシステムには、少なくとも、潤滑回路10、オイルサンプ20、エンジン制御ユニット(即ちECU)又はコンピュータ30、及びオイルをオイルサンプ20から引き出してこれを潤滑回路10に高圧で送出するオイルポンプ40が設けられている。

    本発明の一つの特徴によれば、潤滑回路10は、少なくとも、オイルフィルタ11と、ロッドとカムシャフトとを連結するエンジンのクランクシャフトを支持するジャーナルベアリング12とを含み、可変圧力トランスジューサ13及び/又はオイルクーラー14を含んでいてもよい。 潤滑回路10は、更に、随意であるが、当該技術分野で周知のように、ピストン冷却ジェット、チェーンオイラー、可変カムタイミングフェーザー、及びシリンダ消勢システム等の部品を含んでいてもよい。

    本発明の一つの特徴によれば、ECU30は、計測したエンジン速度31、エンジン温度32、及びエンジン負荷、トルク又はスロットル33用の電機入力部を含む。 ECU30は、更に、トランスジューサ13からの計測した油圧力34用の電気入力部を備えていてもよい。 ECU30は、更に、電気制御信号をオイルポンプ40に送出するための出力部35を有する。

    本発明の一つの特徴によれば、オイルポンプ40は、吸引通路42と、吐出通路及びマニホールド43とを持つハウジング41を備えている。 オイルポンプ40は、更に、圧力逃がしバルブ44及び/又はオイルポンプ40の内部で使用するために吐出オイルのクリーニングを行うための内部オイルフィルタ45を備えていてもよい。

    本発明の一つの特徴によれば、オイルポンプ40は、可変流ポンプ要素50を備えており、この要素は、更に、偏心リング51等の位置決め可能な要素を含む。 偏心リング51の位置により、ポンプ要素50が所与の駆動速度で吐出する理論流量が決まる。 編心リング51は、ハウジング41と関連して、偏心リング51の両側に2つの制御チャンバを形成する。 これらのチャンバは、偏心リング51の一つの領域に制御力を及ぼす所期の目的のため、圧力が制御された流体を収容する。 第1チャンバ、例えば減少チャンバ52は、可変流ポンプ要素50の流量を減少させるために偏心リング51に加えられる圧力を収容し、第2チャンバ、例えば増大チャンバ53は、可変流ポンプ要素50の流量を増大するために偏心リング51に加えられる圧力を収容する。 ハウジング41と、偏心リング51との間にばね54が追加に位置決めされている。 このばねは、可変流ポンプ要素50の流量を増大できるように、偏心リング51に力を加える。 減少チャンバ52には、オイルポンプ吐出マニホールド43からチャンネル56を介して、又は潤滑回路10の下流の何らかの他の箇所(例えば、通常は主オイル通路15)からチャンネル55を介してのいずれかで油圧力を供給できる。

    本発明の一つの特徴によれば、オイルポンプ40は、更に、ソレノイドバルブモジュール60を含む。 このバルブモジュールは、ソレノイドバルブステージ70及び圧力調整バルブステージ80を含む。

    本発明の一つの特徴によれば、ソレノイドバルブステージ70は、ソレノイド71と、ばね72と、ハウジング73とを含む。 ソレノイド71は、電線でできたコイル74と、鉄アーマチュア75とを含み、コイル74を通過する電流が電磁場を発生し、この電磁場がアーマチュアを圧縮ばね72に抗して移動させ、ハウジング73のバルブ穴76を開放し、これによってバルブ穴76を通して流体を流すことができるように形成されている。

    本発明の一つの特徴によれば、圧力調整バルブステージ80は、スプール81、ばね82、及びスプール81を半径方向で拘束するためのボア83(即ち、ハウジング73内のボア)を形成する領域を含む。 スプール81は、その外径に2つの環状溝を有する。 即ち、ハウジング供給ポート86と連続的に流体連通したスプール供給ポート84と、ハウジング制御ポート87と連続的に流体連通したスプール制御ポート85とを備えている。 ハウジング供給ポート86には、オイルポンプ吐出マニホールド43からフィルタ45及びチャンネル62を介して、又は潤滑回路10の下流の何らかの他の箇所(例えば、通常は主オイル通路15)からチャンネル61を介してのいずれかで、油圧力を供給できる。 スプール供給ポート84は、更に、夫々のオリフィス穴88を介して流体チャンバ89と連続的に流体連通している。 スプール制御ポート85は、更に、穴91を介して流体チャンバ90と連続的に流体連通している。 スプール81は、流体チャンバ90内の制御圧力、ばね82、及び流体チャンバ89内の供給圧力によって結果的に及ぼされた力によって、ボア83内で軸線方向に位置決めされる。

    スプール81の軸線方向位置が変化すると、スプール制御ポート85と、ハウジング供給ポート86及びハウジングドレンポート92の両方との間を流体連通するための開放した領域が増大したり減少したりする。 その結果、スプール制御ポート85及び通路87内の制御圧力(例えば、図3の参照番号61を参照されたい)が、供給通路86内の圧力(例えば、図3の参照番号62を参照されたい)よりも或る程度低い所定のレベルに調整される。 この低い圧力レベルは、ばね82のばね係数及びこのばねの組み立て長さ、及びスプール81の各端の面積によって決定される。 低い圧力レベルは、通路87を通して増大チャンバ53に供給され、ここで、ばね54とともに偏心リング51に作用を及ぼし、可変流ポンプ要素50の流量を増大する。 低い圧力レベルは、ばね54とともに、偏心リング51についての基準力として機能し、その結果、減少チャンバ52内の圧力がこれらの力を超えると、減少チャンバ52内の圧力が偏心リング51を移動し、ポンプの流れを減少し、これにより、減少チャンバ52内の圧力を、この圧力が増大チャンバ53内の圧力及びばね54と力的に均衡するまで減少させる。

    逆に言うと、減少チャンバ52内の圧力が基準圧力よりも低い場合には、増大チャンバ53内の圧力及びばね54により偏心リングを移動させ、ポンプの流れを増大させる。 圧力調整バルブステージ80は、本発明の一つの特徴に従って、全部で3つの流体連通ポート、即ち供給ポート84と、制御ポート85と、ドレンポート92とを持つように示してある。

    図3は、縦軸のソレノイドバルブ制御圧力61(例えば、ポート85及び通路87内の圧力)を、横軸の供給圧力62(例えば、ポート84及び通路86内の圧力)及びECU電気出力ライン/ワイヤ35を通したソレノイドバルブ70に供給された電流の両方の関数としてグラフで示す。

    本発明の一つの特徴によれば、曲線には3つの特徴的なゾーン、例えば、ゼロ制御圧力ゾーン63、オフセット制御圧力ゾーン64、及び可変制御圧力ゾーン65がある。 ゼロ制御圧力ゾーン63は、ソレノイドバルブ70に供給された全ての電流について同じである。 オフセット制御圧力ゾーン64から可変制御圧力ゾーン65までの移行は、ソレノイドバルブ70に供給される電流が増大するとき、減少する供給圧力で生じる。 圧力調整ステージ80は、供給圧力62と制御圧力61との間に特性オフセット66を有する。 本発明の作動を特定の理論で括ろうとするものではないが、このオフセット66は、ゼロ制御圧力ゾーン63があるために生じるものと考えられる。 これは、供給圧力62が未だオフセット66のレベルに達しておらず、そして制御圧力61が負(例えば真空)ではあり得ないためである。

    供給圧力62が低い場合には、スプール81の端部に流体チャンバ89から制限通路88を介して作用する供給圧力62以上の圧力をばね82が作用することにより、スプール81を右方に保持する。 これにより、供給ポート84と制御ポート86との間の流体連通領域を閉鎖し、制御ポート86とドレンポート92との間の流体連通領域を開放する。 供給圧力62が増大するにつれて、この供給圧力により、スプール81をばね82に抗して左方に移動し、最終的には、制御ポート86とドレンポート92との間の流体連通領域を閉鎖する。 その時点で、スプール81と供給ポート84から制御ポート86までのハウジングボア83との間の漏れによって、圧力が制御ポート86内で上昇し始める。 供給圧力62が上昇し続けにつれて、スプール81がこの圧力により、供給ポート84と制御ポート86との間の流体連通領域を開放する点まで移動し、これにより、制御圧力61を供給圧力62のレベルまで上昇させることができる。 その時点で、ばね力82は、流体チャンバ90、例えば通路91を介して連通したチャンバ内の制御圧力による力とともに、流体チャンバ89内の供給圧力による力以上になり、スプール81を右方に移動させる。 スプール81は、均衡位置に達する。 この均衡位置では、制御圧力による力は、供給圧力による力よりも、ばね82によってスプール81に加えられた力の量だけ小さく、これによって、オフセット制御圧力ゾーン64での特性オフセット66が決定される。

    供給圧力62が上昇し続けるにつれて、流体チャンバ89内の圧力がこれに従って上昇し、最終的には、ソレノイドのアーマチュア75をハウジング73に当てた状態に保持するばね72に打ち勝ち、これによってバルブ穴76を開放し、供給圧力62がこれ以上上昇しないようにする。 バルブ穴76が開放しており、制限通路88を通る流体流れが制限されている場合には、流体チャンバ89内の圧力は、もはや、供給ポート84のところでの供給圧力62と等しくなく、この圧力以下に低下している。 ECU30が電気出力部35を介して電流をソレノイドコイル74に選択的に送ったとき、ソレノイドアーマチュア75もまた、結果的に発生した電磁場によって、ばね72に抗して右方に押圧される。 これは、更に、流体チャンバ89内の圧力を減少させ、これによって、制御圧力61を減少させるように作用する。 ばね72は、電流が増大するとバルブの開放度が増大するように、ソレノイドバルブシステムに比例特性を提供し、例えば可変力ソレノイドを提供する。 制御圧力61は、通路88を通る流れが制限されているために供給圧力62から減少した流体チャンバ89内の圧力に合わせて特性オフセット66を維持する。

    本発明の一つの特徴によれば、オイルポンプ40は、ECUなしで作動できる。 これは、図3の第3作動ゾーン65に示すように、ソレノイドバルブモジュール60が、電力がない場合でも、幾らかの圧力調整作用を発揮するためである。

    本発明の一つの特徴によれば、オイルポンプ40は、ECU30によって、開放ループ制御モードで作動できる。 これは、ECU30は、潤滑回路10内の油圧力を、トランスジューサ13によって油圧力を計測しなくても、電気出力部35を通してソレノイド71に送られた電流の関数として、ECU30の内部「参照」表から或る程度確認できるためである。

    本発明の一つの特徴によれば、オイルポンプ40は、ECU30によって、閉ループモードで作動できる。 閉ループモードでは、電気出力部35を通してソレノイド71に送られる電気信号を、ECU30にプログラムされたソフトウェア論理制御、及びトランスジューサ13によって計測された潤滑回路10内の油圧力に従って調節することによって、油圧力を積極的に制御する。 ECU30は、更に、潤滑回路10でのオイル要求の上昇を予測できる。 これは、ポンプと、可変カムタイミングフェーザーやシリンダ消勢システム等の、オイルを消費するエンジンサブシステムとを同時に作動することによって行うことができる。 ECU30は、本発明により、計測されたエンジン速度31、エンジン温度32、及び/又はエンジン負荷33を含むがこれらに限定されない任意の周知の状態に応じて、潤滑回路10について比較的高い又は低い圧力を選択することによって、圧力の影響を受け易い特定のエンジンサブシステムを選択的に作動させることができる。

    本発明の一つの特徴によれば、オイルポンプ40は、上述の3つの作動モードの要素を組み合わせることによって、混合制御モードで作動できる。 限定するものではない例として、通常のパラメータの範囲外の状態では、オイルポンプ40が、ECUなしで、ポンプ自体で調整でき、次いで開放ループ制御を使用して油圧力を迅速に所望の値近くにした後、閉ループ制御を使用して正確に所望の油圧力にするのが有用である。

    本発明の説明は単なる例示であり、及びかくして本発明の範囲から逸脱しない変更は、本発明の範囲内に含まれる。 このような変更は、本発明の精神及び範囲から逸脱するとはみなされない。

    図1は、本発明の概略的教示による可変容量形ポンプシステムの液圧回路の概略図である。

    図2は、本発明の第1実施形態によるポンプ要素要素の断面図である。

    図3は、本発明の第2実施形態によるソレノイドバルブモジュールの性能特性を示すグラフである。

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