Method for manufacturing semiconductor integrated circuit device

申请号 JP2002101586 申请日 2002-04-03 公开(公告)号 JP2003297762A 公开(公告)日 2003-10-17
申请人 Hitachi Ltd; Renasas Northern Japan Semiconductor Inc; 株式会社ルネサス北日本セミコンダクタ; 株式会社日立製作所; 发明人 HONMA KIYOHIRO;
摘要 PROBLEM TO BE SOLVED: To provide a technology capable of easily recovering an original condition when the rotor of a vacuum pump in a CVD device becomes non- rotatable due to the adhesion of reaction by-products.
SOLUTION: At least either a reverse gear RGER for reversing the rotation of a rotor or a reduction LGER gear for rotating a rotor by decreasing a gear ratio is formed between a motor MOT and a rotor so that the non-rotatable rotor can be rotated into a rotatable condition again. Thus, it is possible to peel reaction by-products adhered to the inside of a casing CAS due to the rotation of the rotor.
COPYRIGHT: (C)2004,JPO
权利要求
  • 【特許請求の範囲】 【請求項1】 化学的成膜手段により半導体基板上に薄膜を成膜する工程を含み、前記工程に用いる成膜装置は、前記薄膜の成膜を行う反応室と前記反応室内の圧力を下げるポンプとを有し、前記ポンプは、(a)筐体内に設けられた少なくとも1個以上のローターと、(b)
    前記筐体外に設けられ前記ローターを回転させるモーターと、(c)前記モーターおよび前記ローターを機械的に接続し前記モーターの回転力を前記ローターに伝達する第1ギアおよび第2ギアの少なくとも一方とを含み、
    前記ポンプの補修時において前記第1ギアは前記ローターの回転方向を逆転し、前記第2ギアはギア比の変更により前記ローターの回転力を変更することを特徴とする半導体集積回路装置の製造方法。 【請求項2】 化学的成膜手段により半導体基板上に薄膜を成膜する工程を含み、前記工程に用いる成膜装置は、前記薄膜の成膜を行う反応室と前記反応室内の圧力を下げるポンプとを有し、前記ポンプは、(a)筐体内に設けられた少なくとも1個以上のローターと、(b)
    前記筐体外に設けられ前記ローターを回転させるモーターとを含み、前記筐体の外周部には第1加熱機構または第1冷却機構が設けられていることを特徴とする半導体集積回路装置の製造方法。 【請求項3】 化学的成膜手段により半導体基板上に薄膜を成膜する工程を含み、前記工程に用いる成膜装置は、前記薄膜の成膜を行う反応室と前記反応室内の圧力を下げるポンプとを有し、前記ポンプは、(a)筐体内に設けられた少なくとも1個以上のローターと、(b)
    前記筐体外に設けられ前記ローターを回転させるモーターとを含み、前記ローターは、内部に第2加熱機構または第2冷却機構を含むことを特徴とする半導体集積回路装置の製造方法。 【請求項4】 化学的成膜手段により半導体基板上に薄膜を成膜する工程を含み、前記工程に用いる成膜装置は、前記薄膜の成膜を行う反応室と前記反応室内の圧力を下げるポンプとを有し、前記ポンプは、(a)筐体内に設けられた少なくとも1個以上のローターと、(b)
    前記筐体外に設けられ前記ローターを回転させるモーターとを含み、前記ローターは内部に第2加熱機構を含み、前記筐体の外周部には第1冷却機構が設けられていることを特徴とする半導体集積回路装置の製造方法。
  • 说明书全文

    【発明の詳細な説明】 【0001】 【発明の属する技術分野】本発明は、半導体集積回路装置の製造技術に関し、特に、CVD(Chemical Vapor D
    eposition)装置の補修工程に適用して有効な技術に関するものである。 【0002】 【従来の技術】CVD法による薄膜の製造技術は、成膜する薄膜の膜厚および膜質などの制御性に優れていることから、半導体集積回路装置の歩留り向上を目的として半導体製造プロセスに大きく取り入れられている。 種々のCVD装置については、たとえば2000年11月2
    1日、株式会社日刊工業新聞社発行、社団法人日本半導体製造装置協会編集、「半導体製造装置用語辞典 第5
    版」、p191〜p194に記載がある。 【0003】 【発明が解決しようとする課題】本発明者は、CVD法による薄膜の制膜技術について検討している。 その中で、本発明者は、CVD装置に含まれる真空ポンプの補修工程において以下のような課題が存在することを見出した。 【0004】すなわち、CVD法は、形成しようとする薄膜材料を構成する元素を含む反応性ガスをCVD装置における反応室内に供給し、気相または半導体基板の表面における化学反応によって解離もしくは反応させ、所望の薄膜を形成する方法である。 また、上記真空ポンプによって反応室内を低圧状態に保つことから、半導体基板の表面で均一な反応が行われ、ステップカバレージの良い薄膜を形成することができる。 【0005】ところで、上記真空ポンプは、たとえばケーシング内に設けられたローターの回転により排気を行っている。 上記反応性ガスの化学反応時には、所望の薄膜以外に副生成物も形成され、この副生成物は、そのケーシングおよびローターに付着する。 その副生成物の付着によりローターは回転し難くなり、ローターを回転させるモーターは過負荷状態となる。 その過負荷状態が検出されると、たとえばモーターは自動的に停止する。 この時、ローターが複数段に設けられている場合には、後段になるにしたがって圧縮比が高くなり反応性ガスの反応度が高くなることから、最後段のローターに最も多くの副生成物が付着することになる。 ここで、その副生成物に付着によって、ケーシングとローターとの隙間およびローター間の隙間がなくなってしまった場合には、ローターは回転不可能となる。 このような状況下では、真空ポンプによる排気ができなくなる。 つまり、排気されるべきガスが上記反応室内へ逆流してしまうことから、
    前記副生成物が半導体基板にも付着し半導体集積回路装置の歩留りを低下させてしまう課題があった。 【0006】また、ローターを回転させているモーターの回転速度および回転方向は固定されており、モーターの起動および停止は、スイッチのオン・オフによって行っている。 そのため、上記副生成物の付着によってモーターが自動的に停止した場合には、真空ポンプそのものの交換および動作確認が必要となり、それに要する時間が長くなることから、半導体集積回路装置の製造が長時間停止してしまう課題がある。 さらに、副生成物の付着によってモーターが停止した場合には、ポンプメーカーに真空ポンプを修理してもらう必要が発生し、それに要する費用が発生してしまう課題がある。 【0007】本発明の目的は、CVD装置における真空ポンプが有するローターが、反応副生成物の付着によって回転不能となった場合において、容易に原状回復することのできる技術を提供することにある。 【0008】本発明の前記ならびにその他の目的と新規な特徴は、本明細書の記述および添付図面から明らかになるであろう。 【0009】 【課題を解決するための手段】本願において開示される発明のうち、代表的なものの概要を簡単に説明すれば、
    次のとおりである。 【0010】すなわち、本発明は、化学的成膜手段により半導体基板上に薄膜を成膜する工程を含み、前記工程に用いる成膜装置は、前記薄膜の成膜を行う反応室および前記反応室内の圧を下げるポンプを有し、前記ポンプは、筐体内に設けられた少なくとも1個以上のローターと、前記筐体外に設けられ前記ローターを回転させるモーターと、前記モーターおよび前記ローターを機械的に接続し前記モーターの回転力を前記ローターに伝達する第1ギアおよび第2ギアのうちの少なくとも一方とを含み、前記ポンプの補修時において前記第1ギアは前記ローターの回転方向を逆転し、前記第2ギアはギア比の変更により前記ローターの回転力を変更するものである。 【0011】また、本発明は、化学的成膜手段により半導体基板上に薄膜を成膜する工程を含み、前記工程に用いる成膜装置は、前記薄膜の成膜を行う反応室および前記反応室内の圧力を下げるポンプを有し、前記ポンプは、筐体内に設けられた少なくとも1個以上のローターと、前記筐体外に設けられ前記ローターを回転させるモーターとを含み、前記筐体の外周部には第2加熱機構または第2冷却機構が設けられているものである。 【0012】また、本発明は、化学的成膜手段により半導体基板上に薄膜を成膜する工程を含み、前記工程に用いる成膜装置は、前記薄膜の成膜を行う反応室および前記反応室内の圧力を下げるポンプを有し、前記ポンプは、筐体内に設けられた少なくとも1個以上のローターと、前記筐体外に設けられ前記ローターを回転させるモーターとを含み、前記ローターは、内部に第1加熱機構または第1冷却機構を含むものである。 【0013】 【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて詳細に説明する。 なお、実施の形態を説明するための全図において、同一の機能を有する部材には同一の符号を付し、その繰り返しの説明は省略する。 【0014】(実施の形態1)図1は、本実施の形態1
    のCVD装置(成膜装置)の概略を示す説明図である。
    図1に示すように、本実施の形態1のCVD装置は、たとえばプラズマCVD装置である。 形成しようとする薄膜の材料となる反応性ガスは、配管PIPを通じて反応室RC内へ供給される。 反応室RC内には、上部電極J
    Dおよび下部電極KDが設けられ、下部電極KD上には薄膜が成膜される半導体基板1が配置されている。 真空ポンプVPにより反応室RC内を減圧した状況下において、この上部電極JDおよび下部電極KDに、たとえばそれぞれ高周波電圧を印加することで反応室RC内の反応性ガスに高電界を印加することにより、反応室RC内にプラズマを発生することができる。 これによって、反応性ガスをプラズマ放電分解し、所望の薄膜を半導体基板1上に成膜することができる。 【0015】図2は図1中に示した真空ポンプVPの斜視図であり、図3はその真空ポンプVPの要部断面図である。 真空ポンプVPは、ケーシング(筐体)CAS内に設けられたローターの回転により、反応室RC(図1
    参照)と接続された吸気口KYKIからケーシングCA
    S内へガスを取り込み、そのガスを排気口HIKIから排出することによって反応室RC内の減圧を行っている。 前記ローターは、ローターRT1、RT2、RT3
    の3段のローターから形成され、これらローターRT
    1、RT2、RT3は、吸気口KYKIから排気口HI
    KIへ向かって順次配列されている。 また、そのローターは、ケーシングCASの外部に設けられたモーターM
    OTの動力によって回転を行う。 【0016】真空ポンプVPの作動中、すなわち上記薄膜の成膜中においては、上記反応性ガスのプラズマ放電分解によって所望の薄膜以外に副生成物も生成される。
    たとえば、シラン(SiH 4 )ガスおよび亜酸化窒素(N 2 O)の混合ガスを反応性ガスとして用い、酸化シリコン(SiO 2 )膜を成膜しようとする時には、副生成物としてSiO XYZ (X,Y,Zは所定の数)が生成される。 この副生成物は、主に吸気口KYKIよりケーシングCAS内に吸い込まれ、ケーシングCASの内壁およびローターに付着する。 ケーシングCASの内壁およびローターへの副生成物の付着量が増加し、ローター間の隙間(約0.5mm)およびローターとケーシングCASとの間の隙間がその副生成物によって埋まってしまうと、モーターMOTにかかる負荷が増大し、モーターMOTは過負荷状態となって自動的に停止する。
    このようにモーターMOTが停止してしまった場合には、CVD装置の稼動を停止してケーシングCAS内部に付着した副生成物を除去する必要があり、そのために停止してしまったモーターMOTを再び回転させる必要がある。 しかしながら、モーターMOTの回転をそのままローターに伝達し順方向に回転させることは困難となっている。 そこで、本実施の形態1においては、モーターMOTとローターとの間にローターの回転を逆転させるための逆転ギア(第1ギア)RGER(図2参照)を設ける。 これにより、モーターMOTが停止してしまった場合でも、ローターを逆転させるように逆転ギアRG
    ERを切り替えることにより、モーターMOTを再び回転させることが可能となる。 すなわち、モーターMOT
    を再び回転させることにより、ローターを再び回転させ、ケーシングCAS内部に付着した副生成物を剥がして除去することができる。 その結果、稼動を停止した真空ポンプVPの交換および動作確認を省略できるようになるので、半導体集積回路装置の製造を容易に再開できるようになる。 さらに、稼動を停止した真空ポンプVP
    の修理にかかる費用を削減することが可能となる。 【0017】また、本実施の形態1のCVD装置を一定期間(たとえば1年程度)使用した後に、CVD装置の稼動を停止した状態で上記ローターを順方向および逆方向の双方向に回転させることで、ケーシングCAS内部に付着した副生成物を除去する。 これにより、モーターMOTが過負荷状態となって停止してしまうことを防ぐことができる。 すなわち、真空ポンプVPより排気されるべきガスが反応室RC(図1参照)へ逆流してしまうことを防ぐことができるので、上記副生成物が半導体基板1(図1参照)にも付着し本実施の形態1の半導体集積回路装置の歩留りを低下させてしまうことを防ぐことができる。 【0018】また、本実施の形態1の真空ポンプVPにおいては、ギア比を下げて上記ローターを回転させるための減速ギア(第2ギア)LGER(図2参照)を、モーターMOTとローターとの間に設けてもよい。 このような減速ギアLGERを設けることによってローターの回転トルク(回転力)を上昇することができるので、ケーシングCAS内に副生成物が付着しモーターMOTが停止してしまった場合でも、ギア比を下げてローターを回転させるように減速ギアLGERを操作し、モーターMOTを再び回転させることが可能となる。 これにより、ローターを回転させ、ケーシングCAS内部に付着した副生成物を剥がして除去することができる。 さらに、減速ギアLGERと逆転ギアRGERとを併用してもよく、この場合にはケーシングCAS内に付着した副生成物をさらに効率的に除去することができる。 【0019】次に、本実施の形態1の半導体集積回路装置の製造工程について図4〜図8を用いて説明する。 【0020】まず、図1に示すように、比抵抗が10Ω
    cm程度の単結晶シリコンからなる半導体基板1を85
    0℃程度で熱処理して、その主面に膜厚10nm程度の薄い酸化シリコン膜(パッド酸化膜)を形成する。 次いで、この酸化シリコン膜の上に膜厚120nm程度の窒化シリコン膜をCVD法(化学的成膜手段)で堆積する。 この窒化シリコン膜を堆積する工程においては、図1〜図3を用いて説明した本実施の形態1のCVD装置を用いることができる。 続いて、フォトレジスト膜をマスクにしたドライエッチングで素子分離領域の窒化シリコン膜と酸化シリコン膜とを除去する。 酸化シリコン膜は、後の工程で素子分離溝の内部に埋め込まれる酸化シリコン膜をデンシファイ(焼き締め)するときなどに基板に加わるストレスを緩和する目的で形成される。 また、窒化シリコン膜は酸化されにくい性質を持つので、
    その下部(活性領域)の基板表面の酸化を防止するマスクとして利用される。 【0021】続いて、窒化シリコン膜をマスクにしたドライエッチングで素子分離領域の半導体基板1に深さ3
    50nm程度の素子分離溝2を形成した後、エッチングで素子分離溝2の内壁に生じたダメージ層を除去するために、半導体基板1を1000℃程度で熱処理して溝の内壁に膜厚10nm程度の薄い酸化シリコン膜を形成する。 【0022】続いて、CVD法にて半導体基板1上に酸化シリコン膜3を堆積する。 この酸化シリコン膜3を堆積する工程においては、図1〜図3を用いて説明した本実施の形態1のCVD装置を用いることができる。 次いで、酸化シリコン膜3の膜質を改善するために、半導体基板1を熱処理して酸化シリコン膜3をデンシファイ(焼き締め)する。 その後、窒化シリコン膜をストッパに用いた化学的機械研磨(Chemical Mechanical Polish
    ing;CMP)法でその酸化シリコン膜3を研磨して素子分離溝2の内部に残すことにより、表面が平坦化された素子分離領域を形成する。 【0023】続いて、熱リン酸を用いたウェットエッチングで半導体基板1の活性領域上に残った窒化シリコン膜を除去した後、半導体基板1のnチャネル型MISF
    ETを形成する領域にB(ホウ素)をイオン注入してp
    型ウエル4を形成する。 次いで、半導体基板1のpチャネル型MISFETを形成する領域にP(リン)をイオン注入してn型ウエル5を形成する。 【0024】次に、図5に示すように、半導体基板1を熱処理することによって、p型ウェル4およびn型ウェル5の表面にゲート酸化膜6を形成する。 続いて、半導体基板1上に、たとえばPをドープした低抵抗の多結晶シリコン膜7、WSi x (タングステンシリサイド)膜8および酸化シリコン膜9を順次堆積する。 これら多結晶シリコン膜7、WSi x膜8および酸化シリコン膜9
    を堆積する工程においては、図1〜図3を用いて説明した本実施の形態1のCVD装置を用いることができる。 【0025】次に、図6に示すように、フォトリソグラフィ技術によりパターニングされたフォトレジスト膜(図示は省略)をマスクとしたドライエッチングにより酸化シリコン膜9、WSi x膜8、多結晶シリコン膜7
    およびゲート酸化膜6をパターニングすることにより、
    WSi x膜8および多結晶シリコン膜7からなるゲート電極10を形成する。 続いて、p型ウェル4にPまたはAs(ヒ素)をイオン注入することよってn型半導体領域(ソース、ドレイン)11を形成し、n型ウェル5にBをイオン注入することによってp型半導体領域(ソース、ドレイン)12を形成する。 ここまでの工程によって、p型ウェル4にnチャネル型MISFETQnが形成され、n型ウェル5にpチャネル型MISFETQp
    を形成することができる。 次いで、nチャネル型MIS
    FETQnおよびpチャネル型MISFETQpの上部に、たとえば酸化シリコン膜からなる層間絶縁膜13を形成する。 この層間絶縁膜13を形成する工程においては、図1〜図3を用いて説明した本実施の形態1のCV
    D装置を用いることができる。 【0026】次に、図7に示すように、フォトレジスト膜をマスクにして層間絶縁膜13をドライエッチングすることにより、n型半導体領域(ソース、ドレイン)1
    1およびp型半導体領域(ソース、ドレイン)12の上部にコンタクトホール15を形成する。 続いて、コンタクトホール15内を含む半導体基板1上に、スパッタリング法により、たとえば窒化チタン膜を堆積する。 次いで、CVD法により、半導体基板1上にW(タングステン)膜を堆積し、コンタクトホール15をそのW膜で埋め込む。 このW膜を堆積する工程においては、図1〜図3を用いて説明した本実施の形態1のCVD装置を用いることができる。 その後、コンタクトホール15以外の絶縁膜13上の窒化チタン膜およびW膜を、たとえばC
    MP法により除去し、プラグ16を形成する。 【0027】次に、層間絶縁膜13の上部にTi(チタン)膜、Al合金膜および窒化チタン膜を順次堆積する。 続いて、フォトリソグラフィ技術によりパターニングされたフォトレジスト膜(図示は省略)をマスクとしたドライエッチングによりそのTi膜、Al合金膜および窒化チタン膜をパターニングすることにより、Ti
    膜、Al合金膜および窒化チタン膜の積層膜からなる配線18を形成することができる。 【0028】次に、図8に示すように、たとえばCVD
    法によって半導体基板1上に酸化シリコン膜20を堆積する。 この酸化シリコン膜20を堆積する工程においては、図1〜図3を用いて説明した本実施の形態1のCV
    D装置を用いることができる。 続いて、その酸化シリコン膜20の表面をCMP法で研磨することによって平坦化する。 【0029】次に、フォトレジスト膜(図示は省略)をマスクにして酸化シリコン膜20をドライエッチングすることにより、配線18の上部にコンタクトホール21
    を形成する。 続いて、コンタクトホール21の内部を含む酸化シリコン膜20の上部にTi(チタン)膜、Al
    合金膜および窒化チタン膜を順次堆積する。 次いで、フォトリソグラフィ技術によりパターニングされたフォトレジスト膜(図示は省略)をマスクとしたドライエッチングによりそのTi膜、Al合金膜および窒化チタン膜をパターニングすることにより、Ti膜、Al合金膜および窒化チタン膜の積層膜からなる配線22を形成し、
    本実施の形態1の半導体集積回路装置を製造する。 なお、上記図8に示した工程を繰り返すことによって、さらに多層に配線を形成してもよい。 【0030】(実施の形態2)図9は、前記実施の形態1において図1中に示した真空ポンプVPの他の例を示す斜視図である。 【0031】図9に示す本実施の形態2の真空ポンプV
    Pは、前記実施の形態1の真空ポンプVPに設けられていた逆転ギアRGERおよび減速ギアLGERの代わりに、ケーシングCASの外周に冷却機構(第1冷却機構)RK1を設けるものである。 この冷却機構RK1
    は、たとえばケーシングCASの外周に配置された配管に冷を通水させることでケーシングCASを冷却するものである。 ケーシングCASを形成する材質とCVD
    法による成膜工程で発生しケーシングCAS内壁に付着した副生成物とは、熱膨張率に差がある。 そのため、ケーシングCAS内部への副生成物の付着によってケーシングCAS内部のローターの回転が停止してしまった場合において、冷却機構RK1によりケーシングCASを冷却し、その際のケーシングCASと副生成物との間の熱膨張率の差を利用してケーシングCASの内壁に付着した副生成物を剥がすことができる。 これにより、ケーシングCAS内部のローターは再び回転できるようになるので、モーターMOTを再び回転させることにより、
    ローターを再び回転させ、ケーシングCAS内部に付着した副生成物を剥がして除去することが可能となる。 【0032】上記冷却機構RK1の代わりに加熱機構(第1加熱機構)NK1を設け、加熱によって生じるケーシングCASと副生成物との間の熱膨張率の差を利用する手段を用いてもよい。 この場合、上記冷却機構RK
    1と同様にケーシングCASの外周に配管を配置し、この配管に温水を通水することで加熱機構NK1とすることができる。 また、配管の代わりに電源供給によって稼動するヒーターをケーシングCASの外周に配置し、ケーシングCASを加熱することで加熱手段NK1としてもよい。 電源供給によって稼動するヒーターを用いる場合には、本実施の形態2のCVD装置の稼動が停止している時のみヒーターに電源供給するものとする。 【0033】上記のような本実施の形態2の真空ポンプVPによっても、前記実施の形態1の真空ポンプVPと同様の効果を得ることができる。 【0034】(実施の形態3)図10は、前記実施の形態1において図1中に示した真空ポンプVPの他の例を示す斜視図である。 【0035】図10に示す本実施の形態2の真空ポンプVPは、前記実施の形態1の真空ポンプVPに設けられていた逆転ギアRGERおよび減速ギアLGERの代わりに、ローターの内部に加熱機構(第2加熱機構)NK
    2を設けるものである。 この加熱機構NK2は、たとえば、ローターRT1、RT2、RT3から形成されたローターの内部に電源供給によって稼動するヒーターを配置し、ローターを加熱するものである。 このようなヒーターを用いる場合には、本実施の形態3のCVD装置の稼動が停止している時のみヒーターに電源供給するものとする。 この加熱により、ローターとCVD法による成膜工程で発生してローターに付着した副生成物とを膨張させる。 この時、ローターおよび副生成物の膨張率の差を利用してローターに付着した副生成物を剥がすことができる。 これにより、ケーシングCAS内部のローターは再び回転できるようになるので、モーターMOTを再び回転させることにより、ローターを再び回転させ、ケーシングCAS内部に付着した副生成物を剥がして除去することが可能となる。 また、本実施の形態3では、ローターの内部に電源供給によって稼動するヒーターを配置することで加熱機構NK2を形成する場合について例示したが、ローターの内部を中空状態とし、この中空部分に温水を通水することで加熱機構NK2を形成してもよい。 【0036】また、上記加熱機構NK2の代わりに冷却機構(第2冷却機構)RK2を設け、冷却によって生じるローターと副生成物との間の熱膨張率の差を利用する手段を用いてもよい。 この場合、たとえばローターの内部を中空状態とし、この中空部分に冷水を通水することで冷却機構RK2を形成することができる。 【0037】上記のような本実施の形態3の真空ポンプVPによっても、前記実施の形態1の真空ポンプVPと同様の効果を得ることができる。 【0038】(実施の形態4)図11は、前記実施の形態1〜実施の形態3において示した真空ポンプVP(図1、図2、図9および図10参照)の応用例である。 【0039】図11に示す本実施の形態4の真空ポンプVPは、前記実施の形態2の真空ポンプVP(図9参照)に設けられていた冷却機構RK1と、前記実施の形態3の真空ポンプVPに設けられていた加熱機構NK2
    とが設けられたものである。 冷却機構RK1によってケーシングCASを縮めると共に、加熱機構NK2によってローターを膨張させることにより、前記実施の形態2
    および前記実施の形態3の場合よりローターおよびケーシングCASの内壁に付着した副生成物を剥がしやすくすることができる。 この状況下でモーターMOTを再び回転させてローターを回転させることによって、前記実施の形態2および前記実施の形態3の場合よりも効率的にケーシングCASの内部に付着した副生成物を除去することが可能となる。 【0040】また、前記実施の形態1の真空ポンプに設けられていた逆転ギアRGER(図2参照)または低速ギアLGER(図2参照)の一方もしくは両方を上記の本実施の形態3の真空ポンプVPに設けてもよい。 逆転ギアRGERを設けた場合には、冷却機構RK1および加熱機構NK2の使用によってローターとケーシングC
    ASとの間の隙間が減少していることから、ローターの逆回転による副生成物の除去効率をさらに向上することができる。 これにより、本実施の形態3の真空ポンプV
    Pにおいては、さらに効率的にケーシングCASの内部に付着した副生成物を除去することが可能となる。 【0041】以上、本発明者によってなされた発明を発明の実施の形態に基づき具体的に説明したが、本発明は前記実施の形態に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲で種々変更可能であることは言うまでもない。 【0042】たとえば、前記実施の形態においては、真空ポンプが有するローターは3段である場合について示したが、3段以上または3段以下の段数であってもよい。 【0043】また、たとえば前記実施の形態においては、本発明をプラズマCVD装置における真空ポンプに対して適用した場合について示したが、プラズマCVD
    装置以外の減圧CVD装置などが有する真空ポンプに対して適用してもよい。 【0044】 【発明の効果】本願によって開示される発明のうち、代表的なものによって得られる効果を簡単に説明すれば以下の通りである。 (1)CVD装置(成膜装置)が有する真空ポンプにおいて、モーターとローターとの間にローターの回転を逆転させるための逆転ギア(第1ギア)およびギア比を下げてローターを回転させるための減速ギア(第2ギア)
    のうちの少なくとも一方を設けるので、成膜工程において真空ポンプのケーシング(筐体)内へ副生成物が付着することによってローター(モーター)が停止してしまった際に再びローター(モーター)を回転させることが可能となる。 その結果、ケーシング内部に付着した副生成物をローターの回転によって剥がして除去することができる。 (2)CVD装置(成膜装置)が有する真空ポンプにおいて、ケーシング(筐体)の外周に冷却機構(第1冷却機構)もしくは加熱機構(第1加熱機構)を設けるので、成膜工程において真空ポンプのケーシング内へ副生成物が付着することによってローター(モーター)が停止してしまった際に、ケーシングの熱膨張率と前記副生成物の熱膨張率との差を利用してケーシングの内壁に付着した副生成物を剥がすことが可能となる。 その結果、
    ローターを再び回転させて、ケーシング内部に付着した副生成物を剥がして除去することができる。 (3)CVD装置(成膜装置)が有する真空ポンプにおいて、ローターの内部に加熱機構(第2加熱機構)もしくは冷却機構(第2冷却機構)を設けるので、成膜工程において真空ポンプのケーシング(筐体)内へ副生成物が付着することによってローター(モーター)が停止してしまった際に、ローターの熱膨張率と前記副生成物の熱膨張率との差を利用してローターに付着した副生成物を剥がすことが可能となる。 その結果、ローターを再び回転させて、ケーシング内部に付着した副生成物を剥がして除去することができる。 (4)CVD装置(成膜装置)が有する真空ポンプにおいて、ケーシング(筐体)内部に付着した副生成物をローターの回転によって剥がして除去することができるので、稼動を停止した真空ポンプの交換および動作確認の省略が可能となる。 その結果、半導体集積回路装置の製造を容易に再開できる。

    【図面の簡単な説明】 【図1】本発明の一実施の形態である半導体製造装置の概略を示す説明図である。 【図2】本発明の一実施の形態である半導体製造装置が有する真空ポンプの斜視図である。 【図3】図2に示した真空ポンプの要部断面図である。 【図4】本発明の一実施の形態である半導体集積回路装置の製造方法を説明する要部断面図である。 【図5】図4に続く半導体集積回路装置の製造工程中の要部断面図である。 【図6】図5に続く半導体集積回路装置の製造工程中の要部断面図である。 【図7】図6に続く半導体集積回路装置の製造工程中の要部断面図である。 【図8】図7に続く半導体集積回路装置の製造工程中の要部断面図である。 【図9】本発明の他の実施の形態である半導体製造装置が有する真空ポンプの斜視図である。 【図10】本発明の他の実施の形態である半導体製造装置が有する真空ポンプの斜視図である。 【図11】本発明の他の実施の形態である半導体製造装置が有する真空ポンプの斜視図である。 【符号の説明】 1 半導体基板2 素子分離溝3 酸化シリコン膜4 p型ウェル5 n型ウェル6 ゲート酸化膜7 多結晶シリコン膜8 WSi x膜9 酸化シリコン膜10 ゲート電極11 n型半導体領域(ソース、ドレイン) 12 p型半導体領域(ソース、ドレイン) 13 層間絶縁膜15 コンタクトホール16 プラグ18 配線20 酸化シリコン膜21 コンタクトホール22 配線CAS ケーシング(筐体) HIKI 排気口JD 上部電極KD 下部電極KYKI 吸気口LGER 減速ギア(第2ギア) MOT モーターNK1 加熱機構(第1加熱機構) NK2 加熱機構(第2加熱機構) PIP 配管Qn nチャネル型MISFET Qp pチャネル型MISFET RC 反応室RGER 逆転ギア(第1ギア) RK1 冷却機構(第1冷却機構) RK2 冷却機構(第2冷却機構) RT1〜RT3 ローターVP 真空ポンプ

    ───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 3H029 AA06 AB06 BB34 BB44 4K030 CA04 CA12 EA11 JA09 KA22 KA26 LA15 4M104 BB01 DD44 5F033 JJ19 JJ33 KK01 PP06 PP15 QQ09 QQ11 QQ37 QQ48 5F045 AA04 AA06 BB08 BB10 EG04

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