電気モータ及び歯車系を備える操作可能なインプラント

申请号 JP2015562199 申请日 2014-03-14 公开(公告)号 JP2016509917A 公开(公告)日 2016-04-04
申请人 ミルックス・ホールディング・エスエイ; 发明人 フォーセル,ペーター;
摘要 患者の身体に埋入されるよう適合された、操作可能なインプラント。操作可能なインプラントは操作デバイス及び身体係合部分を備え、操作デバイスは、複数のコイルを備える静止部と、複数の磁石を備える可動部とを備え、これにより、上記コイルに順次エネルギ供給することで磁石を推進し、これに伴って可動部を推進できる。操作デバイスは更に、静止部のコイルを密閉状態で取り囲むよう適合されたエンクロージャを備え、これにより、静止部と、含まれている磁石を有する推進された可動部との間にシールが生成され、これにより、埋入時に静止部のコイルは体液から密閉される。【選択図】図20
权利要求

患者の身体に埋入されるよう適合された、操作可能なインプラントであって、 前記操作可能なインプラントは、操作デバイス及び身体係合部分を備え、 前記操作デバイスは、複数のコイルを備える静止部及び複数の磁石を備える可動部を備える電気モータを備え、これにより、前記コイルに順次エネルギ供給することによって前記磁石を磁によって推進し、これに伴って前記可動部を推進し、 前記操作デバイスは更に、前記静止部の前記コイルを密閉状態で取り囲むよう適合されたエンクロージャを備え、これにより、埋入時に前記静止部の前記コイルを身体由来の流体から密閉できるように、前記静止部と、前記含まれている磁石を有する前記推進された可動部との間にシールが生成され、 前記操作可能なインプラントは更に、前記電気モータの前記可動部から第1の力及び速度を入力として有する機械的仕事を受信し、かつ異なる力及び速度を有する機械的仕事を出力するよう適合された、歯車系を備え、 前記歯車系は: ・操作可能な要素; ・第1の個数の歯を外側の周上に備える、中空円筒形状の第1の歯車;及び ・前記第1の歯車より多数の歯を内側表面上に備える、中空円筒形状の第2の歯車 を備え、 前記操作可能な要素は、前記第1の歯車の内側に係合するよう適合され、これによって前記第1の歯車の外側は、前記第2の歯車の内側に対して押圧され、これによって前記第1の歯車の前記歯は、前記歯が相互係合しない位置によって隔てられた少なくとも1つの位置において前記第2の歯車の前記歯と相互係合し、 前記操作可能な要素の操作は、前記位置を前進させることによって、前記第1の歯車と前記第2の歯車との間の相対回転を発生させる、操作可能なインプラント。前記操作デバイスは更に、前記操作デバイス及び前記身体係合部分のうちの少なくとも1つを制御するための制御ユニットを備え、 前記エンクロージャは、前記コイル及び前記制御ユニットを取り囲むよう適合される、請求項1に記載の操作可能なインプラント。前記操作デバイスは更に、前記患者の前記身体の外側から供給される無線エネルギから得られるエネルギを間接的に受信するよう適合された、少なくとも1つの電気回路を備え、 前記エンクロージャは、前記コイル及び前記電気回路を取り囲むよう適合される、請求項1又は2に記載の操作可能なインプラント。磁場、電場又は静電場の形態で受信した無線エネルギを電気エネルギに変換するよう適合された少なくとも1つのコイルを備える別個の無線エネルギ受信ユニットを備える、請求項1〜3のいずれか1項に記載の操作可能なインプラント。前記受信ユニットが、前記電気モータの前記静止部又は前記可動部の金属及び/又は磁性部品によって実質的に影響されないままとなるように、前記受信ユニットと前記電気モータとの間にある距離を生成するよう適合された距離要素を更に備える、請求項4に記載の操作可能なインプラント。前記電気モータはアキシャル型電気モータであり: a.前記コイルは、前記埋入可能な電気モータの回転軸の周囲に円形に分散され、これによって前記コイルの螺旋の中心軸は前記埋入可能な電気モータの軸方向に、前記回転軸に対して平行に延在し; b.前記可動部は径方向に延在する回転子を備え、前記回転子上において、前記磁石が前記回転軸の周囲に円形に分散され、前記磁石は軸方向において前記コイルに面し、これによって前記磁石は前記コイルに少なくとも部分的に径方向に重なり、これにより、前記コイルに順次エネルギ供給することによって前記磁石を磁力によって軸方向に推進し、前記電気モータの前記回転軸の周囲での前記回転子の回転を発生させる、 請求項1〜5のいずれか1項に記載の操作可能なインプラント。前記電気モータはラジアル型電気モータであり: a.前記コイルは、前記埋入可能な電気モータの回転軸の周囲に円形に分散され、これによって前記コイルの螺旋の中心軸は前記埋入可能な電気モータの回転軸の径方向に、前記回転軸に対して略垂直に延在し; b.前記可動部は軸方向に延在する回転子を備え、前記回転子上において、前記磁石が前記回転軸の周囲に円形に分散され、前記磁石は径方向において前記コイルに面し、これによって前記磁石は前記コイルに少なくとも部分的に軸方向に重なり、これにより、前記コイルに順次エネルギ供給することによって前記磁石を磁力によって推進し、前記電気モータの前記回転軸の周囲での前記回転子の回転を発生させる、 請求項1〜6のいずれか1項に記載の操作可能なインプラント。前記電気モータはリニア型電気モータであり: a.前記コイルは、前記可動部の運動方向に沿って直線状に分散され; b.前記可動部は、前記可動部の運動方向に沿って直線状に分散された磁石を備え、これにより、前記コイルに順次エネルギ供給することによって前記磁石を磁力によって推進し、前記可動部の直線運動を発生させる、 請求項1〜7のいずれか1項に記載の操作可能なインプラント。前記埋入可能な電気モータは、交番電流(AC)電気モータであり、 前記制御ユニットは、前記交番電流電気モータを制御するための交番電流の周波数を変更するための、周波数コンバータを備える、請求項2〜8のいずれか1項に記載の操作可能なインプラント。前記埋入可能な電気モータは更に、埋入時に身体由来の流体から前記可動部を密閉できるように、前記可動部を取り囲むよう適合された第2のエンクロージャを備える、請求項2〜9のいずれか1項に記載の操作可能なインプラント。前記第2のエンクロージャは前記第1のエンクロージャに密閉状態で接続され、これによって、前記可動部と前記静止部との間の前記エンクロージャの壁は、前記第1のエンクロージャ及び前記第2のエンクロージャ両方の密閉に関わる、請求項10に記載の操作可能なインプラント。前記第1及び第2のエンクロージャのうちの少なくとも一方は: a.炭素材料; b.ホウ素材料; c.材料の混合物; d.Peek(登録商標)材料; e.材料の合金; f.金属材料; g.チタン; h.アルミニウム; i.セラミック材料; j.ポリマー材料; k.ポリウレタン; l.ポリエーテルエーテルケトン; m.シリコーン;及び n.Parylene(登録商標)被覆シリコーン から選択される材料を含む、請求項1〜11のいずれか1項に記載の操作可能なインプラント。前記第2のエンクロージャは前記第1のエンクロージャに密閉状態で接続され、これにより、前記可動部と、前記可動部と前記静止部との間の距離要素との両方は、前記第2のエンクロージャによって密閉される、請求項1〜12のいずれか1項に記載の操作可能なインプラント。前記第2の歯車は比較的小さい直径を有し、また少なくとも部分的に、前記可動部及び前記静止部のうちの少なくとも1つと同一の軸平面内に配置され、これにより、前記可動部及び前記静止部のうちの少なくとも1つは前記第2の歯車と少なくとも部分的に軸方向に重なり、これにより前記歯車系は少なくとも部分的に前記電気モータの内側に配置される、請求項1〜13のいずれか1項に記載の操作可能なインプラント。前記操作可能な要素は、前記第1の歯車の前記歯が前記第2の歯車の前記歯と、1つの位置、2つの位置、3つの位置、4つ以上の位置のうちの少なくとも1つで相互係合するように、前記第1の歯車を偏向させるよう、及び前記第1の歯車を偏向したまま維持するよう適合され、 前記2つ、3つ及び4つの位置は、前記歯が相互係合しない位置によって隔てられた、度的に離間した位置である、請求項1〜14のいずれか1項に記載の操作可能なインプラント。前記操作可能な要素は、前記第1の歯車の前記歯が前記第2の歯車の前記歯と、前記歯が相互係合しない位置によって隔てられた少なくとも2つの角度的に離間した位置で相互係合するように、前記第1の歯車を偏向させるよう、及び前記第1の歯車を偏向したまま維持するよう適合される、請求項1〜15のいずれか1項に記載の操作可能なインプラント。前記操作デバイスは更に: ・操作可能な要素; ・第1の個数の歯を外側の周上に備える、中空円筒形状の第1の歯車;及び ・前記第1の歯車より多数の歯を内側表面上に備える、中空円筒形状の第2の歯車 を備える、第2の歯車系を備え、 前記操作可能な要素は、前記第1の歯車の内側に係合するよう適合され、これによって前記第1の歯車の外側は、前記第2の歯車の内側に対して押圧され、これによって前記第1の歯車の前記歯は、前記歯が相互係合しない位置によって隔てられた少なくとも1つの位置において前記第2の歯車の前記歯と相互係合し、 前記操作可能な要素の操作は、前記位置を前進させることによって、前記第1の歯車と前記第2の歯車との間の相対回転を発生させ、 前記第1の歯車系の前記第1の歯車は、前記第2の歯車系の前記操作可能な要素に直接又は間接的に接続され、これによって前記第1の歯車系は前記第2の歯車系に直列に接続され、これにより、前記第1の歯車系は、第1の力及び第1の速度を有する機械的仕事を受信して、第2の異なる力及び第2の異なる速度を有する機械的仕事を出力し、前記第2の歯車系は、前記第1の歯車系からの前記出力された機械的仕事を入力として受信して、第3の異なる力及び第3の異なる速度を有する機械的仕事を出力する、請求項1〜16のいずれか1項に記載の操作可能なインプラント。前記第1の歯車系及び前記第2の歯車系は、前記第1の歯車系及び前記第2の歯車系の回転軸に沿って同軸に位置決めされる、請求項17に記載の操作可能なインプラント。前記可動部は回転可能な構造体を備え、 前記第1の歯車系及び前記第2の歯車系のうちの少なくとも1つの前記第2の歯車は、前記回転可能な構造体より小さな直径を有し、少なくとも部分的に同一の軸平面内に配置され、これによって前記回転可能な構造体は、前記第1の歯車系及び前記第2の歯車系のうちの少なくとも1つの前記第2の歯車と少なくとも部分的に軸方向に重なり、これにより前記第1の歯車系及び前記第2の歯車系のうちの少なくとも1つは少なくとも部分的に前記電気モータの内側に配置される、請求項18に記載の操作可能なインプラント。前記可動部は回転可能な構造体を備え、 前記第2の歯車系の前記第1の歯車及び前記第2の歯車は、前記回転可能な構造体より大きな直径を有し、少なくとも部分的に同一の軸平面内に配置され、これによって前記第2の歯車系の前記第1の歯車及び前記第2の歯車は、前記回転可能な構造体と少なくとも部分的に軸方向に重なり、これにより前記電気モータは少なくとも部分的に前記第2の歯車系の内側に配置される、請求項18に記載の操作可能なインプラント。前記第1の歯車系から前記第2の歯車系に力を伝送するために、前記第1の歯車系の前記第1の歯車を、請求項17の前記第2の歯車系の前記操作可能な要素に直接又は間接的に接続する、径方向に延在する接続構造体を更に備える、請求項17〜20のいずれか1項に記載の操作可能なインプラント。前記第1の歯車系は第3の歯車を備え、 前記第3の歯車の内側は、前記第1の歯車の外側と同数の歯を備え、 前記第3の歯車の前記歯は、前記第1の歯車の前記歯と相互係合するよう適合され、これによって前記第3の歯車は前記第2の歯車に対して、角度的に離間した位置に沿って回転する、請求項1〜21のいずれか1項に記載の操作可能なインプラント。前記第1の歯車系の前記第1の歯車は、請求項22の前記第3の歯車を介して、前記第2の歯車系の前記操作可能な要素に間接的に接続される、請求項17〜22のいずれか1項に記載の操作可能なインプラント。前記可動部は回転可能な構造体を備え、 前記回転可能な構造体は、前記円形に分散されたコイルの内側に径方向に配置される、請求項1〜23のいずれか1項に記載の操作可能なインプラント。前記可動部は回転可能な構造体を備え、 前記回転可能な構造体は、前記円形に分散されたコイルの外側に径方向に配置される、請求項1〜24のいずれか1項に記載の操作可能なインプラント。前記コイルは、前記操作デバイスの操作中、取り囲まれたままとなる、請求項1〜25のいずれか1項に記載の操作可能なインプラント。前記第1の歯車系及び前記第2の歯車系のうちの少なくとも1つの前記第1の歯車は、径方向回転力を軸方向往復力に変換するよう適合されたねじ山付き部材に直接又は間接的に接続される、請求項1〜26のいずれか1項に記載の操作可能なインプラント。前記ねじ山付き部材は、リザーバの可動壁部分に直接又は間接的に接続される、請求項27に記載の操作可能なインプラント。前記操作可能なインプラントの少なくとも一部を、線維症、筋膜及び筋層のうちの少なくとも1つに、前記患者の皮下空間の内側に向けて固定するための、少なくとも1つの固定部分を備える、請求項1〜28のいずれか1項に記載の操作可能なインプラント。身体の外側から伝送される無線エネルギを受信するよう適合された受信ユニットを備える別個のユニットを更に備える、請求項1〜29のいずれか1項に記載の操作可能なインプラント。液圧によって操作可能な前記身体係合部分と流体連通した第1のリザーバを備え、 前記操作デバイスは: ・前記第1のリザーバから前記液圧によって操作可能な身体係合部分への流体の輸送 を引き起こすよう適合される、請求項1〜30のいずれか1項に記載の操作可能なインプラント。前記リザーバの壁の一部は:ベロー構造;線維症に被覆されていても運動を可能とするよう適合された形状;及びプレート状表面のうちの少なくとも1つを備え、 全ての場合において、前記少なくとも1つの可動壁部分の運動が可能であり、前記リザーバの圧縮及び/又は膨張が可能である、請求項28〜31のいずれか1項に記載の操作可能なインプラント。前記操作デバイスは、前記第1のリザーバから前記液圧によって操作可能な身体係合部分への前記流体の輸送のための、液圧ポンプを備える、請求項31に記載の操作可能なインプラント。前記液圧ポンプは: ・ポンプとして作用する機械的仕事によって運動する壁を有する少なくとも1つのリザーバ; ・ポンプとして作用する流体を運動させるために容積が変化する、少なくとも1つのリザーバ; ・少なくとも1つの無弁ポンプ; ・少なくとも1つの弁ポンプ; ・少なくとも1つの蠕動ポンプ; ・少なくとも1つの膜ポンプ; ・少なくとも1つの歯車ポンプ;及び ・少なくとも1つのベローポンプ から選択される液圧ポンプである、請求項33に記載の操作可能なインプラント。前記電気モータは: ・交番電流(AC)電気モータ; ・直流電流電気モータ; ・リニア型電気モータ; ・アキシャル型電気モータ; ・圧電モータ; ・3相モータ; ・2相以上のモータ; ・バイメタルモータ;及び ・形状記憶金属モータ から選択される電気モータを含む、請求項1〜34のいずれか1項に記載の操作可能なインプラント。前記操作デバイスは: ・第1のユニットであって: ○無線エネルギを受信するための受信ユニット;及び ○第1の力及び速度を有する機械的仕事を受信し、第2の異なる力及び第2の異なる速度を有する機械的仕事を出力するよう適合された、第1の歯車系 を備える、第1のユニット; ・電気エネルギを前記機械的仕事に変換するよう適合された電気モータを備える、第2のユニット;並びに ・距離要素であって: ○前記第1のユニットから前記第2のユニットに前記電気エネルギを伝送するための導線;及び 前記第2のユニットの前記電気モータから前記第1のユニットの前記歯車系へ前記機械的仕事を伝送するよう適合された、機械的伝送部材 を備える、距離要素 を備え、 前記距離要素は、無線エネルギ受信時に前記受信ユニットが前記第2のユニットによって実質的に影響されないよう、前記第1のユニット及び前記第2のユニットを分離するよう適合される、請求項1〜35のいずれか1項に記載の操作可能なインプラント。前記第2のユニットは、前記第1の歯車系からの、前記異なる第2の力及び前記異なる第2の速度を有する機械的仕事出力を、入力として受信し、第3の異なる力及び第3の異なる速度を有する機械的仕事を出力するよう適合され、 前記第2のユニットの前記歯車系は、前記距離要素の前記機械的伝送部材を介して、前記第1のユニットの前記歯車系に直列に接続される、請求項35に記載の操作可能なインプラント。前記第1のユニットは、第1の力及び速度の機械的仕事を入力として受信し、異なる力及び速度を有する機械的仕事を出力するよう適合された第2の歯車系を備え、 前記第2の歯車系は、前記第1の歯車系に直列に接続される、請求項35〜37のいずれか1項に記載の操作可能なインプラント。前記第1のユニットは:皮下;腹壁の皮下;及び腹部内のうちの少なくとも1つに配置されるよう適合される、請求項35〜38のいずれか1項に記載の操作可能なインプラント。前記モータは磁性材料を備え、 前記第1のユニットは、無線エネルギ伝送中に、前記第2のユニットの前記磁性材料によって実質的に影響されないか、又は重大な影響を受けない、請求項35〜39のいずれか1項に記載の操作可能なインプラント。前記第1のユニットは、液圧によって操作可能な前記身体係合部分に流体を供給するためのリザーバを備える、請求項35〜40のいずれか1項に記載の操作可能なインプラント。前記第1のユニットは、前記液圧によって操作可能な身体係合部分に動力供給するために、機械的仕事を液圧動力に変換するよう適合された、液圧ポンプを備え、 前記液圧ポンプは、前記第1の歯車系又は前記第2の歯車系の前記力の出力に接続される、請求項35〜41のいずれか1項に記載の操作可能なインプラント。前記操作可能な要素は、遊星歯車、及び前記第1の歯車と相互接続するために少なくとも部分的に摩擦を用いる構造体又はホイールのうちの少なくとも1つを備える、請求項1〜42のいずれか1項に記載の操作可能なインプラント。前記コイルは、磁化可能なコア構造体上において前記電気モータの回転軸の周囲に円形に分散され、 前記操作可能なインプラントは更に、回転可能なディスクを備える、径方向に延在する回転可能な構造体を備え、 前記磁化可能なコア構造体の表面部分及び前記回転可能なディスクは、同軸に位置決めされ、 前記回転可能なディスクは、前記操作可能な要素に接続された駆動シャフトに接続される、請求項1〜43のいずれか1項に記載の操作可能なインプラント。

说明书全文

本発明は、操作可能なインプラント、並びに操作可能なインプラントにエネルギ供給し、かつ操作可能なインプラントと通信する、デバイス、システム及び方法の分野に関する。

エネルギ供給されかつ操作可能なインプラントのための、信頼性の高い操作デバイスを提供することは、困難であることが分かっている。身体の不利な環境はインプラントの全ての部品に影響を与え、可動部品は特に身体由来の流体及び線維化組織成長に対して感受性を有する。線維化組織は最終的に、身体内に配置された全ての異物を包囲して封入し、これはインプラントの機能に影響を与える恐れがある。従って、操作可能なインプラントのための、更に信頼性の高い汎用の操作デバイスが有利となる。

患者の身体に埋入されるよう適合された操作可能なインプラントを提供する。上記操作可能なインプラントは、操作デバイス及び身体係合部分を備える。操作デバイスは:無線エネルギを受信するための受信ユニット;第1の及び速度を有する機械的仕事を受信し、第2の異なる力及び第2の異なる速度を有する機械的仕事を出力するよう適合された第1の歯車系を備える、第1のユニットを備える。操作デバイスは更に、電気エネルギを機械的仕事に変換するように適合された電気モータを備える第2のユニットと、第1のユニットから第2のユニットに電気エネルギを伝送するための導線、及び第2のユニットの電気モータから第1のユニットの歯車系へ機械的仕事を伝送するよう適合された、機械的伝送部材を備える、距離要素とを備える。距離要素は、無線エネルギ受信時に受信ユニットが第2のユニットによって実質的に影響されないよう、第1のユニット及び第2のユニットを分離するよう適合される。

一実施形態によると、受信ユニットは、磁場の形態で受信した無線エネルギを電気エネルギに変換するよう適合された少なくとも1つのコイルを備える。受信ユニットは、少なくとも第1の巻付け数を有する第1のコイル、及び少なくとも第2の異なる巻付け数を有する第2のコイルを備えてよい。

一実施形態によると、歯車系は:操作可能な要素;第1の個数の歯を外側の周上に備える、中空円筒形状の第1の歯車;及び第1の歯車より多数の歯を内側表面上に備える、中空円筒形状の第2の歯車を備える。操作可能な要素は、第1の歯車の内側に係合するよう適合されてよく、これによって第1の歯車の外側は、第2の歯車の内側に対して押圧され、これによって第1の歯車の歯は、歯が相互係合しない位置によって隔てられた少なくとも1つの位置において第2の歯車の歯と相互係合し、また操作可能な要素の操作は、上記位置を前進させることによって、第1の歯車と第2の歯車との間の相対回転を発生させる。

一実施形態によると、操作可能な要素は;遊星歯車、及び第1の歯車と相互接続するために少なくとも部分的に摩擦を用いる構造体又はホイールのうちの少なくとも1つを備える。

一実施形態によると、第2のユニットは、第1の歯車系からの、異なる第2の力及び異なる第2の速度を有する機械的仕事出力を、入力として受信し、第3の異なる力及び第3の異なる速度を有する機械的仕事を出力するよう適合される。第2のユニットの歯車系は、距離要素の機械的伝送部材を介して、第1のユニットの歯車系に直列に接続されてよい。

一実施形態によると、第1のユニットは、第1の力及び速度を有する機械的仕事を入力として受信し、異なる力及び速度を有する機械的仕事を出力するよう適合された第2の歯車系を備えてよい。第2の歯車系は、第1の歯車系に直列に接続されてよい。

以上の実施形態のいずれによると、第1のユニットは以下の場所:皮下;腹壁の皮下;及び腹部内のうちの少なくとも1つに配置されるよう適合されてよい。

以上の実施形態のいずれにおける電気モータは磁性材料を備えてよく、第1のユニットは、無線エネルギ伝送中に、第2のユニットの磁性材料によって実質的に影響されなくてよい。

以上の実施形態のいずれにおける第1の歯車系は第3の歯車を備えてよく、第3の歯車の内側は、第1の歯車の外側と同数の歯を備えてよく、第3の歯車の歯は、第1の歯車の歯と相互係合するよう適合され、これによって第3の歯車は第2の歯車に対して、少なくとも1つの相互係合する位置に沿って回転する。

以上の実施形態のいずれにおける第2のユニットは、第2のユニットを;線維症、筋膜及び筋層のうちの少なくとも1つに、患者の皮下空間の内側に向けて固定するための少なくとも1つの固定部分を備えてよい。

以上の実施形態のいずれにおける距離要素は;腹壁の筋層を介する配置、及び皮下空間に面する筋膜への固定のうちの少なくとも一方に適合されてよい。

一実施形態によると、距離要素は可撓性を有し、これによって第1及び第2ユニットは互いに対して可動である

以上の実施形態のいずれにおける機械的伝送部材は:液圧力を伝送するための液圧チューブ;回転力を伝送するための回転シャフト;回転力を伝送するための柔軟部材;ワイヤ;ベルト;ロッド;ウォーム歯車;及び回転力を約90度変更するための歯車 から選択される、機械的伝送部材を備えてよい。

操作可能なインプラントは、操作可能なインプラントを密閉状態で取り囲むよう適合されたエンクロージャを備えてよい。

一実施形態によると、医療デバイスは、第2のユニット及び距離要素のうちの少なくとも1つを取り囲むよう適合された金属製エンクロージャを更に備えてよい。金属製エンクロージャは:チタン製エンクロージャ及び/又はアルミニウム製エンクロージャ及び/又はステンレス鋼製エンクロージャのうちの少なくとも1つから成ってよい。

第1及び第2ユニットのうちの1つは、受信ユニットで受信された電気エネルギを保存するように適合された電池を備えてよい。

電気モータは:交番電流(AC)電気モータ;直流電流(DC)電気モータ;リニア型電気モータ;アキシャル型電気モータ;圧電モータ;3相モータ;2相以上のモータ;バイメタルモータ;及び形状記憶金属モータから選択される電気モータを含んでよい。

一実施形態によると、埋入可能な系は更に:操作デバイス、及び身体係合部分のうちの少なくとも1つに関する少なくとも1つのパラメータを制御するための制御ユニットを備える。

一実施形態において、電気モータは、交番電流(AC)モータであり、制御ユニットは交番電流モータを制御するために交番電流の周波数を変更するための、周波数コンバータを備えてよい。

操作可能なインプラントの第1のユニットは、液圧によって操作可能な身体係合部分に動力供給するために、機械的仕事を液圧動力に変換するよう適合された、液圧ポンプを備えてよい。液圧ポンプは、第1の歯車系又は第2の歯車系の力の出力部に接続されてよい。液圧ポンプは:機械的仕事により運動する壁によってポンプとして作用する少なくとも1つのリザーバ;容積の変化によって流体を運動させためにポンプとして作用する少なくとも1つのリザーバ;少なくとも1つの無弁ポンプ;少なくとも1つの弁ポンプ;少なくとも1つの蠕動ポンプ;少なくとも1つの膜ポンプ;少なくとも1つの歯車ポンプ;及び少なくとも1つのベローポンプから選択される液圧ポンプであってよい。

一実施形態によると、第1のユニットは、液圧によって操作可能な身体係合部分に流体を供給するためのリザーバを備える。

操作可能なインプラントは、液圧によって操作可能な身体係合部分に流体を供給するための第2のリザーバを備える第3のユニットを備えてよい。上記リザーバは操作可能であり、少なくとも1つの可動壁部分を備える。

少なくとも1つの可動壁部分の運動が可能である全ての場合において、リザーバは:少なくとも1つのベロー形状部分、線維症に被覆されていても運動を可能とするよう適合された形状;及びプレート状表面のうちの少なくとも1つを備えてよい。

以上の実施形態のいずれにおけるリザーバは、液圧によって操作可能な身体係合部分と流体連通してよく、リザーバは少なくとも1つの可動壁部分の運動により、液圧によって操作可能な身体係合部分を操作するよう適合されてよい。リザーバは、円形及びドーナツ状のうちの少なくとも1つの形状であってよい。

操作可能なインプラントは、リザーバの壁部分を運動させるように配置されたねじ山付き部材を更に備えてよい。

一実施形態では、操作可能なインプラントは、リザーバ内の圧力及び/又は容積並びに液圧ポンプからの圧力又は流量を測定するため、ポンプ及びリザーバのうちの少なくとも1つと接続して配置された圧力センサ、流量センサ及び位置センサのうちの少なくとも1つを更に備える。

以上の実施形態のいずれの操作可能なインプラントの第1のユニットは、上記以外の/上記のリザーバ、及び上記以外の/上記の液圧によって操作可能な身体係合部分のうちの少なくとも1つに流体を供給するための注入口を備えてよい。

一実施形態によると、第1のユニット及び距離要素のうちの少なくとも1つには:金属製及び磁化可能な部品のうちの少なくとも1つが備えられていなくてよい。

第1のユニット及び距離要素のうちの少なくとも1つには磁性部品が備えられていなくてよい。

操作可能なインプラントの第1のユニットは、患者の身体の外部にある外部ユニットと無線通信するように適合された通信ユニットを備えてよい。

操作可能な要素は、第1の歯車の歯が第2の歯車の歯と、1つの位置、2つの位置、3つの位置、4つ以上の位置のうちの少なくとも1つで相互係合するように、第1の歯車を偏向させるよう、及び第1の歯車を偏向したまま維持するよう適合されてよい。上記2つ、3つ又は4つの位置は、歯が相互係合しない位置によって隔てられた、度的に離間した位置である。

患者の身体に埋入するための操作可能なインプラントを提供する。上記操作可能なインプラントは、操作デバイス及び身体係合部分を備える。操作デバイスは電気モータを備え、この電気モータは:電気モータの回転軸の周囲に円形に分散されたコイルのセット;上記コイルと少なくとも部分的に軸方向に重なる回転可能な構造体に接続された磁石のセットを備え、これにより、上記コイルに順次エネルギ供給することによって磁石を磁力によって推進し、回転可能な構造体を回転軸の周囲で回転させ、また操作デバイスは歯車系を備え、この歯車系は:操作可能な要素;第1の個数の歯を外側の周上に備える、中空円筒形状の第1の歯車;及び第1の歯車より多数の歯を内側表面上に備える、中空円筒形状の第2の歯車を備える。操作可能な要素は、第1の歯車の内側に係合するよう適合されてよく、これによって第1の歯車の外側は、第2の歯車の内側に対して押圧され、これによって第1の歯車の歯は、歯が相互係合しない位置によって隔てられた少なくとも1つの位置において第2の歯車の歯と相互係合し、操作可能な要素の操作は、上記位置を前進させることによって、第1の歯車と第2の歯車との間の相対回転を発生させる歯車系を備える。第2の歯車は回転可能な構造体より小さい直径を有し、少なくとも部分的に同一の軸平面内に配置され、これによって、回転可能な構造体は第2の歯車と少なくとも部分的に軸方向に重なり、これによって歯車系は電気モータの内側に少なくとも部分的に配置される。歯車系を少なくとも部分的に電気モータの内側に配置することによって、極めて小型で効率のよい設計が得られる。

操作可能な要素は、第1の歯車の歯が第2の歯車の歯と;1つの位置、2つの位置、3つの位置、4つ以上の位置のうちの少なくとも1つで相互係合するように、第1の歯車を偏向させるよう、及び第1の歯車を偏向したまま維持するよう適合されてよく、上記2つ、3つ及び4つの位置は、歯が相互係合しない位置によって隔てられた、角度的に離間した位置である。

操作可能なインプラントの一実施形態によると、操作可能な要素は、第1の歯車の歯が第2の歯車の歯と、歯が相互係合しない位置によって隔てられた少なくとも2つの角度的に離間した位置で相互係合するように、第1の歯車を偏向させるよう、及び第1の歯車を偏向したまま維持するよう適合されてよい。

操作可能な要素は、;星歯車、及び第1の歯車と相互接続するために少なくとも部分的に摩擦を用いる構造体又はホイールのうちの少なくとも1つを備えてよい。

一実施形態によると、操作デバイスは第2の歯車系を更に備え、第2の歯車系は:操作可能な要素;第1の個数の歯を外側の周上に備える、中空円筒形状の第1の歯車;及び第1の歯車より多数の歯を内側表面上に備える、中空円筒形状の第2の歯車を備え、操作可能な要素は、第1の歯車の内側に係合するよう適合され、これによって第1の歯車の外側は、第2の歯車の内側に対して押圧され、これによって第1の歯車の歯は、歯が相互係合しない位置によって隔てられた少なくとも1つの位置において第2の歯車の歯と相互係合し、操作可能な要素の操作は、上記位置を前進させることによって、第1の歯車と第2の歯車との間の相対回転を発生させ、第1の歯車系の第1の歯車は、第2の歯車系の操作可能な要素に直接又は間接的に接続され、これによって第1の歯車系は第2の歯車系に直列に接続され、これにより、第1の歯車系は、第1の力及び第1の速度を有する機械的仕事を受信して、第2の異なる力及び第2の異なる速度を有する機械的仕事を出力し、第2の歯車系は、第1の歯車系からの出力された機械的仕事を入力として受信して、第3の異なる力及び第3の異なる速度を有する機械的仕事を出力する。

以上の実施形態のいずれにおける第1の歯車系及び第2の歯車系は、第1の歯車系及び第2の歯車系の回転軸に沿って同軸に位置決めされてよい。

第1の歯車系及び第2の歯車系のうちの少なくとも1つの第2の歯車は、回転可能な構造体より小さな直径を有してよく、少なくとも部分的に同一の軸平面内に配置されてよく、これによって回転可能な構造体は、第1の歯車系及び第2の歯車系のうちの少なくとも1つの第2の歯車と少なくとも部分的に軸方向に重なり、これにより第1の歯車系及び第2の歯車系のうちの少なくとも1つは少なくとも部分的に電気モータの内側に配置される。

第2の歯車系の第1の歯車及び第2の歯車は、回転可能な構造体より大きな直径を有してよく、少なくとも部分的に同一の軸平面内に配置されてよく、これによって第2の歯車系の第1の歯車及び第2の歯車は、回転可能な構造体と少なくとも部分的に軸方向に重なり、これにより電気モータは少なくとも部分的に第2の歯車系の内側に配置される。

一実施形態によると、第1の歯車系から第2の歯車系に力を伝送するために、第1の歯車系の第1の歯車を第2の歯車系の操作可能な要素に直接又は間接的に接続する、径方向に延在する接続構造体を更に備える。

操作可能なインプラントの第1の歯車系は第3の歯車を備えてよく、第3の歯車の内側は、第1の歯車の外側と同数の歯を備えてよい。第3の歯車の歯は、第1の歯車の歯と相互係合するよう適合され、これによって第3の歯車は第2の歯車に対して、角度的に離間した位置に沿って回転する。

第1の歯車系の第1の歯車は、第3の歯車を介して、第2の歯車系の操作可能な要素に間接的に接続されてよい。

操作可能な要素の回転可能な構造体は、円形に分散されたコイルの内側に径方向に配置されてよいか、又は円形に分散されたコイルの外側に径方向に配置されてよい。

一実施形態によると、操作可能なインプラントは、コイルが操作デバイスの操作中に取り囲まれたままとなるようにコイルを取り囲むよう適合されたコイルエンクロージャを更に備える。

一実施形態によると、第1の歯車系及び第2の歯車系のうちの少なくとも1つの第1の歯車は、径方向回転力を軸方向往復力に変換するよう適合されたねじ山付き部材に直接又は間接的に接続されてよい。

操作可能なインプラントのねじ山付き部材は、第1のリザーバの容積を変えるための第1のリザーバの可動壁部分に直接又は間接的に接続されてよい。

ねじ山付き部材は、第2のリザーバの容積を変えるための第2のリザーバの可動壁部分に直接又は間接的に接続されてよい。ねじ山付き部材により、第1の方向に第1のリザーバの可動壁部分を運動させると、第1のリザーバは膨張してリザーバの容積は増加し、一方、ねじ山付き部材により、第1の方向に第2のリザーバの可動壁を運動させると、第2のリザーバは収縮して第2のリザーバの容積は減少する。

以上の実施形態のいずれにおける第1のリザーバは、第1の液圧によって操作可能な身体係合部分と流体連通してよく、第2のリザーバは第2の液圧によって操作可能な身体係合部分と流体連通してよい。歯車系、及びねじ山付き部材との歯車系の直接又は間接的接続を介して、第1の方向へ電気モータを操作すると:第1のリザーバから、第1の液圧によって操作可能な身体係合部分へ流体が輸送され、第2の液圧によって操作可能な身体係合部分から、第2のリザーバへ流体が輸送される。

以上の実施形態のいずれにおけるリザーバは:円形及びドーナツ状のうちの少なくとも1つの形状であってよい。

医療デバイスの一実施形態によると、操作デバイスは操作デバイスを取り囲む円形リザーバを備えてよく、円形リザーバは、円形リザーバを圧縮及び膨張させるように適合された可動壁部分を備えてよく、これによってリザーバの容積を変え、可動壁部分は操作デバイスに接続されてよく、操作デバイスの操作は円形リザーバの容積を変える。

操作可能なインプラントの一実施形態によると、リザーバの壁の一部は:ベロー構造;線維症に被覆されていても運動を可能とするよう適合された形状;及びプレート状表面のうちの少なくとも1つを備え、全ての場合において、少なくとも1つの可動壁部分の運動が可能であり、リザーバの圧縮及び/又は膨張が可能である。

一実施形態によると、操作可能なインプラントは蠕動ポンプを更に備え、この蠕動ポンプは流体輸送用の中空部材、及び中空部材と係合し、圧縮するように適合された操作可能な圧縮部材を備える。操作可能なインプラントの第1の歯車は圧縮部材と直接又は間接的に接続されてよく、電気モータの操作は流体が中空部材へ輸送されるように圧縮部材を操作する。操作可能な圧縮部材は以上の実施形態のいずれの第3の歯車に接続してよい。

蠕動ポンプの中空部材は、少なくとも部分的に同一の軸平面内にある操作デバイスを少なくとも部分的に取り囲むよう適合されたループ又はループの一部を形成してよい。操作デバイスは圧縮部材を推進するよう適合されてよく、これによって圧縮部材はループ又はループの一部の外周に向けて中空部材を圧縮する。

一実施形態によると、操作デバイスは交番電流(AC)モータを備え、操作デバイスは更に、交番電流モータを制御するために交番電流の周波数を変更するための周波数コンバータを備える。

操作可能なインプラントの一実施形態によると、操作可能なインプラントは、身体の外側から伝送される無線エネルギを受信するよう適合された受信ユニットを備える別個のユニットを更に備える。受信ユニットは、磁場、電場又は電磁場の形態で受信した無線エネルギを電気エネルギに変換するよう適合された少なくとも1つのコイルを備えてよい。

以上の実施形態における受信ユニットは、少なくとも第1の巻付け数を有する第1のコイル、及び少なくとも第2の異なる巻付け数を有する第2のコイルを備えてよい。

一実施形態によると、別個のユニットは皮下、及び腹壁の皮下のうちの少なくとも1つに配置されるよう適合されてよい。

以上の実施形態のいずれか1つによる操作可能なインプラントは、操作可能なインプラントの少なくとも一部を線維症、筋膜及び筋層のうちの少なくとも1つに、患者の皮下空間の内側に向けて固定するための少なくとも1つの固定部分を更に備えてよい。

以上の実施形態のいずれか1つによる操作可能なインプラントは、操作デバイスと、別個のユニットとを接続している距離要素を備えてよく、距離要素は別個のユニットと操作デバイスとの間で電気エネルギを伝送するように適合された導線を更に備えてよい。距離要素は、腹壁の筋層を介して配置されるように、及び/又は、皮下空間に面する筋膜へ固定されるように適合されてよい。

一実施形態によると、距離要素は可撓性を有してよく、これによって第1及び第2ユニットは互いに対して可動である。

以上の実施形態のいずれにおける別個のユニットは。液圧式インプラントに流体を供給するためのリザーバを備えてよい。

以上の実施形態のいずれにおける距離要素は、リザーバの寸法を制御するために操作デバイスから別個のユニットへ、又はその逆方向に流体を輸送するための流体導管を備えてよい。距離要素は更に、操作デバイスから別個のユニットへ機械的仕事を伝送するよう適合された機械的伝送部材を備えてよい。機械的伝送部材は:液圧力を伝送するための液圧チューブ;回転力を伝送するための回転シャフト;回転力を伝送するための柔軟部材;ワイヤ;ベルト;ロッド;ウォーム歯車;及び回転力を約90度変更するための歯車から選択される機械的伝送部材を備えてよい。

操作可能なインプラントは、埋入時に操作デバイス及び別個のユニットが体液から密閉されるように、操作デバイス及び別個のユニットを密閉状態で取り囲むよう適合されたエンクロージャを更に備えてよい。

操作デバイス及び別個のユニットのうちの少なくとも1つは、受信ユニットで受信された電気エネルギを保存するように適合された電池を備えてよい。別個のユニットは:リザーバ、及び/又は液圧によって操作可能な身体係合部分のうちの少なくとも1つに流体を供給するための注入口を更に備えてよい。

エネルギ受信ユニットから離れた別個のユニットは、無線エネルギ伝送と干渉しないよう。金属製部品及び/又は磁化可能部品及び/又は磁性部品を備えなくてよい。

別個のユニットは更に:操作デバイス;及び身体係合部分のうちの少なくとも1つに関する少なくとも1つのパラメータを制御するための制御ユニットを備えてよい。

別個のユニットは、患者の身体の外部にある外部ユニットと無線通信するように適合された通信ユニットを備えてよい。

一実施形態では、操作可能なインプラントは液圧ポンプを備えてよく、液圧ポンプは:ポンプとして作用する機械的仕事によって運動する壁を有する少なくとも1つのリザーバ;ポンプとして作用する流体を運動させるために容積が変化する、少なくとも1つのリザーバ;少なくとも1つの無弁ポンプ;少なくとも1つの弁ポンプ;少なくとも1つの蠕動ポンプ;少なくとも1つの膜ポンプ;少なくとも1つの歯車ポンプ;及び少なくとも1つのベローポンプ から選択される。

操作可能なインプラントは電気モータを備えてよく、電気モータは:交番電流(AC)電気モータ;直流電流電気モータ;リニア型電気モータ;アキシャル型電気モータ;圧電モータ;3相モータ;2相以上のモータ;バイメタルモータ;及び形状記憶金属モータから選択される。

患者の身体に埋入するように適合された操作可能なインプラント。上記操作可能なインプラントは、操作デバイス及び身体係合部分を備え、操作デバイスはアキシャル型電気モータを備え、このアキシャル型電気モータは:電気モータの回転軸の周囲に円形に分散されたコイルのセット;上記磁石と少なくとも部分的に径方向に重なり径方向に延在する回転可能な構造体に接続された磁石のセットを備え、これにより、上記コイルに順次エネルギ供給することによって磁石を磁力によって軸方向に推進し、回転可能な構造体を回転軸の周囲で回転させる。操作可能なインプラントは歯車系を更に備え、この歯車系は:操作可能な要素;第1の個数の歯を外側の周上に備える、中空円筒形状の第1の歯車;及び第1の歯車より多数の歯を内側表面上に備える、中空円筒形状の第2の歯車を備え、操作可能な要素は、第1の歯車の内側に係合するよう適合され、これによって第1の歯車の外側は、第2の歯車の内側に対して押圧され、これによって第1の歯車の歯は、歯が相互係合しない位置によって隔てられた少なくとも1つの位置において第2の歯車の歯と相互係合し、操作可能な要素の操作は、上記位置を前進させることによって、第1の歯車と第2の歯車との間の相対回転を発生させる。歯車系及びアキシャル型電気モータは、電気モータの回転軸に沿って同軸に配置され、可動部品の個数が少ない小型の設計を生成する。

操作可能な要素は:遊星歯車、及び第1の歯車と相互接続するために少なくとも部分的に摩擦を用いる構造体又はホイールのうちの少なくとも1つを備えてよい。

一実施形態によると、第1のコイルのセットは、電気モータの回転軸の周囲に円形に分散され、磁化可能なコア構造体上に位置決めされる。径方向に延在する回転可能な構造体は回転可能なディスクを備え、磁化可能なコア構造体及び回転可能なディスクは、同軸に位置決めされ、回転可能なディスクは、操作可能な要素に接続された駆動シャフトに接続される。

一実施形態によると、操作デバイスは更に、第2のコイルのセットを備える第2の磁化可能なコア構造体を備え、第2の磁化可能なコア構造体は回転可能なディスクの磁石と少なくとも部分的に重なるように同軸に位置決めされ、これによって第1のコイルのセットはその第1の側に磁石を推進し、第2のコイルのセットはその第2の側に磁石を推進する。

一実施形態によると、第1及び第2のコイルのセットのうちの少なくとも1つの円形形状の周径は、第1の歯車の内径より小さく、第1及び第2のコイルのセットは第1の歯車と同一の軸平面内に位置決めされ、これによりアキシャル型電気モータは歯車系の内側に少なくとも部分的に配置される。

一実施形態によると、回転ディスクは操作可能な要素に直接接続される。

操作可能なインプラントは、コイルが操作デバイスの操作中に磁石から離されて取り囲まれたままとなるように、コイルを取り囲むよう適合されたコイルエンクロージャを更に備えてよい。

一実施形態によると、操作可能な要素は、第1の歯車の歯が第2の歯車の歯と、1つの位置、2つの位置、3つの位置、4つ以上の位置のうちの1つで相互係合するように、第1の歯車を偏向させるよう、及び第1の歯車を偏向したまま維持するよう適合される。上記2つ、3つ及び4つの位置は、歯が相互係合しない位置によって隔てられた、角度的に離間した位置である。

操作可能なインプラントの操作デバイスは第2の歯車系を更に備えてよく、第2の歯車系は:操作可能な要素;第1の個数の歯を外側の周上に備える、中空円筒形状の第1の歯車;及び第1の歯車より多数の歯を内側表面上に備える、中空円筒形状の第2の歯車を備え、操作可能な要素は、第1の歯車の内側に係合するよう適合され、これによって第1の歯車の外側は、第2の歯車の内側に対して押圧され、これによって第1の歯車の歯は、歯が相互係合しない位置によって隔てられた少なくとも1つの位置において第2の歯車の歯と相互係合し、操作可能な要素の操作は、上記位置を前進させることによって、第1の歯車と第2の歯車との間の相対回転を発生させる。第1の歯車系の第1の歯車は、第2の歯車系の操作可能な要素に直接又は間接的に接続され、これによって第1の歯車系は第2の歯車系に直列に接続され、これにより、第1の歯車系は、第1の力及び第1の速度を有する機械的仕事を受信して、第2の異なる力及び第2の異なる速度を有する機械的仕事を出力し、第2の歯車系は、第1の歯車系からの出力された機械的仕事を入力として受信して、第3の異なる力及び第3の異なる速度を有する機械的仕事を出力する。

第1の歯車系及び第2の歯車系は、第1の歯車系及び第2の歯車系の回転軸に沿って同軸に位置決めされてよい。

操作可能なインプラントは、第1の歯車系から第2の歯車系に力を伝送するために、第1の歯車系の第1の歯車を第2の歯車系の操作可能な要素に直接又は間接的に接続する、径方向に延在する接続構造体を更に備えてよい。

以上の実施形態のいずれにおける第1の歯車系は第3の歯車を備え、第3の歯車の内側は、第1の歯車の外側と同数の歯を備てよい。第3の歯車の歯は、第1の歯車の歯と相互係合するよう適合されてよく、これによって第3の歯車は第2の歯車に対して、角度的に離間した位置に沿って回転する。

一実施形態によると、第1の歯車系の第1の歯車は、以上の実施形態のいずれにおける第3の歯車を介して、第2の歯車系の操作可能な要素に間接的に接続される。

第1の歯車系第1の歯車は、径方向回転力を軸方向往復力に変換するよう適合されたねじ山付き部材に直接又は間接的に接続されてよい。

一実施形態によると、ねじ山付き部材は、リザーバの容積を変えるために第1又は第2のリザーバの可動壁に直接又は間接的に接続されてよい。

一実施形態によると、ねじ山付き部材により、第1の方向に第1のリザーバの可動壁を運動させると、第1の流体リザーバは膨張して第1の流体リザーバの容積は増加し、一方、ねじ山付き部材により、第1の方向に第2のリザーバの可動壁を運動させると、第2のリザーバは収縮して第2のリザーバの容積は減少する。

操作可能なインプラントの第1のリザーバは、第1の液圧によって操作可能な身体係合部分と流体連通してよく、第2のリザーバは第2の液圧によって操作可能な身体係合部分と流体連通し、ここでは、歯車系、及びねじ山付き部材との歯車系の直接又は間接的接続を介して、第1の方向へ電気モータを操作すると:第1のリザーバから、第1の液圧によって操作可能な身体係合部分へ流体が輸送され、第2の液圧によって操作可能な身体係合部分から、第2のリザーバへ流体が輸送される。

以上の実施形態のいずれにおけるリザーバは、円形及びドーナツ状のうちの少なくとも1つの形状であってよい。一実施形態では、操作デバイスは操作デバイスを取り囲む円形リザーバを備え、円形リザーバは、円形リザーバを圧縮及び膨張させるように適合された可動壁部分を備えることによってリザーバの容積を変え、可動壁部分は操作デバイスに接続され、操作デバイスの操作は円形リザーバの容積を変える。

リザーバの壁の一部は:ベロー構造;線維症に被覆されていても運動を可能とするよう適合された形状;及びプレート状表面のうちの少なくとも1つを備えてよく、全ての場合において、少なくとも1つの可動壁部分の運動が可能であり、リザーバの圧縮及び/又は膨張が可能である。

操作可能なインプラントは蠕動ポンプを更に備え、蠕動ポンプは流体輸送用の中空部材、及び中空部材と係合し、圧縮するように適合された操作可能な圧縮部材を備える。第1の歯車は圧縮部材と直接又は間接的に連通しており、これによって電気機械の操作は流体が中空部材へ輸送されるように圧縮部材を操作する。

操作可能な圧縮部材は、以上の実施形態のいずれの第3の歯車に接続する、実施形態22に記載の操作可能なインプラント。

蠕動ポンプの中空部材は、少なくとも部分的に同一の軸平面内にある操作デバイスを少なくとも部分的に取り囲むよう適合されたループ又はループの一部を形成する。操作デバイスは圧縮部材を推進するよう適合されており、これによって圧縮部材はループ又はループの一部の外周に向けて中空部材を圧縮する。

一実施形態によると、操作デバイスは交番電流(AC)モータを備え、操作デバイスは更に、交番電流モータを制御するために交番電流の周波数を変更するための周波数コンバータを備える。

以上の実施形態のいずれにおける操作可能なインプラントは、身体の外側から伝送される無線エネルギを受信するよう適合された受信ユニットを備える別個のユニットを更に備えてよい。上記別個のユニットは、皮下、及び腹壁の皮下のうちの少なくとも1つに配置されるよう適合されてよい。上記別個のユニットは、液圧式インプラントに流体を供給するためのリザーバを備えてよい。

一実施形態によると、受信ユニットは、磁場、電磁場の形態で受信した無線エネルギを電気エネルギに変換するよう適合された少なくとも1つのコイルを備える。受信ユニットは、少なくとも第1の巻付け数を有する第1のコイル、及び少なくとも第2の異なる巻付け数を有する第2のコイルを備えてよい。

操作可能なインプラントは、操作可能なインプラントの少なくとも一部を線維症、筋膜及び筋層のうちの少なくとも1つに、患者の皮下空間の内側に向けて固定するための少なくとも1つの固定部分を備えてよい。

操作可能なインプラントは更に、操作デバイスと、別個のユニットとを接続している距離要素を備えてよく、距離要素は別個のユニットと操作デバイスとの間で電気エネルギを伝送するように適合された導線を備えてよい。

距離要素は、腹壁の筋層を介して配置されるように、及び/又は、皮下空間に面する筋膜へ固定されるように適合されてよい。

距離要素は可撓性を有してよく、これによって第1及び第2ユニットは互いに対して可動である。

以上の実施形態のいずれにおける距離要素は、リザーバの寸法を制御するために操作デバイスから、又はその逆方向に流体を輸送するための流体導管を備えてよい。

距離要素は更に、操作デバイスから別個のユニットへ機械的仕事を伝送するよう適合された機械的伝送部材を備えてよい。機械的伝送部材は:液圧力を伝送するための液圧チューブ;回転力を伝送するための回転シャフト;回転力を伝送するための柔軟部材;ワイヤ;ベルト;ロッド;ウォーム歯車;及び回転力を約90度変更するための歯車から選択される機械的伝送部材であってよい。

操作可能なインプラントは、埋入時に操作デバイス及び別個のユニットが体液から密閉されるように、操作デバイス及び別個のユニットを密閉状態で取り囲むよう適合されたエンクロージャを更に備えてよい。

操作デバイス及び別個のユニットのうちの少なくとも1つは、受信ユニットで受信された電気エネルギを保存するように適合された電池を備えてよい。

以上の実施形態のいずれにおける別個のユニットは、上記以外又は上記のリザーバ及び液圧によって操作可能な身体係合部分のうちの少なくとも1つに流体を供給するための、注入口を備えてよい。

一実施形態では、エネルギ受信ユニットから離れた別個のユニットは:金属製部品、磁化可能部品及び磁性部品のうちの少なくとも1つを備えなくてよい。

別個のユニットは更に:操作デバイス;及び身体係合部分のうちの少なくとも1つに関する少なくとも1つのパラメータを制御するための制御ユニットを備えてよい。

別個のユニットは、患者の身体の外部にある外部ユニットと無線通信するように適合された通信ユニットを備えてよい。

一実施形態によると、以上の実施形態のいずれにおけるコイルエンクロージャは:炭素材料;ホウ素材料;材料の混合物;Peek(登録商標)材料;材料の合金;金属材料;チタン;アルミニウム;セラミック材料;ポリマー材料;ポリウレタン;ポリエーテルエーテルケトンシリコーン;及びParylene(登録商標)被覆シリコーンから選択される材料を含んでよい。

以上の実施形態のいずれにおける操作可能なインプラントの操作デバイスは:交番電流(AC)電気モータ;直流電流電気モータ;リニア型電気モータ;アキシャル型電気モータ;圧電モータ;3相モータ;2相以上のモータ;バイメタルモータ;及び形状記憶金属モータから選択される電気モータを備えてよい。

患者の身体に埋入されるよう適合された、操作可能なインプラントを更に提供する。上記操作可能なインプラントは、操作デバイス及び身体係合部分を備える。操作デバイスは、複数のコイルを備える静止部及び複数の磁石を備える可動部を備える電気モータを備えてよく、これにより、上記コイルに順次エネルギ供給することによって磁石を磁力によって推進し、これに伴って可動部を推進する。操作デバイスは更に、静止部のコイルを密閉状態で取り囲むよう適合されたエンクロージャを備えてよく、これにより、埋入時に静止部のコイルを身体由来の流体から密閉できるように、静止部と、含まれている磁石を有する推進された可動部との間にシールが生成される。

一実施形態によると、操作デバイスは更に、操作デバイス及び身体係合部分のうちの少なくとも1つを制御するための制御ユニットを備え、エンクロージャは、コイル及び制御ユニットを取り囲むよう適合される。

操作可能なインプラントの操作デバイスは更に、患者の身体の外側から供給される無線エネルギから得られるエネルギを間接的に受信するよう適合された、少なくとも1つの電気回路を備えてよく、エンクロージャは、コイル及び電気回路を取り囲むよう適合される。

一実施形態によると、操作可能なインプラントは、磁場、電場又は電磁場の形態で受信した無線エネルギを電気エネルギに変換するよう適合された少なくとも1つのコイルを備える別個の無線エネルギ受信ユニットを備える。

一実施形態によると、操作可能なインプラントは、受信ユニットが電気モータの静止部又は可動部の金属及び/又は磁性部品によって実質的に影響されないままとなるように、受信ユニットと電気モータとの間にある距離を生成するよう適合された距離要素を備える。

以上の実施形態のいずれにおける電気モータはアキシャル型電気モータであってよく、このモータにおいて:コイルは、埋入可能な電気モータの回転軸の周囲に円形に分散され、これによってコイルの螺旋の中心軸は埋入可能な電気モータの軸方向に、回転軸に対して平行に延在し;可動部は径方向に延在する回転子を備え、回転子上において、磁石が回転軸の周囲に円形に分散され、磁石は軸方向においてコイルに面し、これによって磁石は上記コイルに少なくとも部分的に径方向に重なり、これにより、上記コイルに順次エネルギ供給することによって磁石を磁力によって軸方向に推進し、電気モータの回転軸の周囲での回転子の回転を発生させる。

代替実施形態では、電気モータはラジアル型電気モータであってよく:コイルは、埋入可能な電気モータの回転軸の周囲に円形に分散され、これによってコイルの螺旋の中心軸は埋入可能な電気モータの回転軸の径方向に、回転軸に対して略垂直に延在し;可動部は軸方向に延在する回転子を備えてよく、回転子上において、磁石が回転軸の周囲に円形に分散され、磁石は径方向においてコイルに面し、これによって磁石は上記コイルに少なくとも部分的に軸方向に重なり、これにより、上記コイルに順次エネルギ供給することによって磁石を磁力によって推進し、電気モータの回転軸の周囲での回転子の回転を発生させる。

代替実施形態では、電気モータはリニア型電気モータであり:コイルは、可動部の運動方向に沿って直線状に分散され;可動部は、可動部の運動方向に沿って直線状に分散された磁石を備え、これにより、コイルに順次エネルギ供給することによって磁石を磁力によって推進し、可動部の直線運動を発生させる。

埋入可能な電気モータは、交番電流(AC)電気モータであってよく、制御ユニットは、交番電流電気モータを制御するために交番電流の周波数を変更するための、周波数コンバータを備えてよい。

一実施形態によると、埋入可能な電気モータは更に、埋入時に身体由来の流体から可動部を密閉できるように、可動部を取り囲むよう適合された第2のエンクロージャを備える。

第2のエンクロージャは第1のエンクロージャに密閉状態で接続されてよく、これによって、可動部と静止部との間のエンクロージャの壁は、第1のエンクロージャ及び第2のエンクロージャ両方の密閉に関わる。第1及び/又は第2のエンクロージャは:炭素材料;ホウ素材料;材料の混合物;Peek(登録商標)材料;材料の合金;金属材料;チタン;アルミニウム;セラミック材料;ポリマー材料;ポリウレタン;ポリエーテルエーテルケトン;シリコーン;及びParylene(登録商標)被覆シリコーンから選択される材料を含んでよい。

一実施形態によると、第2のエンクロージャは第1のエンクロージャに密閉状態で接続され、これにより、可動部及び、可動部と静止部との間の距離要素の両方は、第2のエンクロージャによって密閉される。

電気モータの回転部から第1の力及び速度を有する機械的仕事を入力として受信し、異なる力及び速度を有する機械的仕事を出力するよう適合された歯車系を更に備えてよい。

歯車系は:操作可能な要素;第1の個数の歯を外側の周上に備える、中空円筒形状の第1の歯車;及び第1の歯車より多数の歯を内側表面上に備える、中空円筒形状の第2の歯車を更に備えてよい。操作可能な要素は、第1の歯車の内側に係合するよう適合されてよく、これによって第1の歯車の外側は、第2の歯車の内側に対して押圧され、これによって第1の歯車の歯は、歯が相互係合しない位置によって隔てられた少なくとも1つの位置において第2の歯車の歯と相互係合し、操作可能な要素の操作は、上記位置を前進させることによって、第1の歯車と第2の歯車との間の相対回転を発生させる。

一実施形態によると、第2の歯車は比較的小さい直径を有し、また少なくとも部分的に、可動部及び静止部のうちの少なくとも1つと同一の軸平面内に配置され、これにより、可動部及び静止部のうちの少なくとも1つは第2の歯車と少なくとも部分的に軸方向に重なり、これにより歯車系は少なくとも部分的に電気モータの内側に配置される。

操作可能なインプラントは、操作可能な要素は、第1の歯車の歯が第2の歯車の歯と、1つの位置、2つの位置、3つの位置、4つ以上の位置のうちの少なくとも1つで相互係合するように、第1の歯車を偏向させるよう、及び第1の歯車を偏向したまま維持するよう適合されてよく、上記2つ、3つ及び4つの位置は、歯が相互係合しない位置によって隔てられた、角度的に離間した位置である。

一実施形態によると、操作可能な要素は、第1の歯車の歯が第2の歯車の歯と、歯が相互係合しない位置によって隔てられた少なくとも2つの角度的に離間した位置で相互係合するように、第1の歯車を偏向させるよう、及び第1の歯車を偏向したまま維持するよう適合される。

以上の実施形態のいずれにおける操作デバイスは更に:操作可能な要素;第1の個数の歯を外側の周上に備える、中空円筒形状の第1の歯車;及び第1の歯車より多数の歯を内側表面上に備える、中空円筒形状の第2の歯車を備える、第2の歯車系を備えてよく、操作可能な要素は、第1の歯車の内側に係合するよう適合され、これによって第1の歯車の外側は、第2の歯車の内側に対して押圧され、これによって第1の歯車の歯は、歯が相互係合しない位置によって隔てられた少なくとも1つの位置において第2の歯車の歯と相互係合し、操作可能な要素の操作は、上記位置を前進させることによって、第1の歯車と第2の歯車との間の相対回転を発生させる。第1の歯車系の第1の歯車は、第2の歯車系の操作可能な要素に直接又は間接的に接続され、これによって第1の歯車系は第2の歯車系に直列に接続され、これにより、第1の歯車系は、第1の力及び第1の速度を有する機械的仕事を受信して、第2の異なる力及び第2の異なる速度を有する機械的仕事を出力し、第2の歯車系は、第1の歯車系からの出力された機械的仕事を入力として受信して、第3の異なる力及び第3の異なる速度を有する機械的仕事を出力する。

以上の実施形態のいずれにおける第1の歯車系及び第2の歯車系は、第1の歯車系及び第2の歯車系の回転軸に沿って同軸に位置決めされる。

第1の歯車系及び第2の歯車系のうちの少なくとも1つの第2の歯車は、以上の実施形態のいずれの回転可能な構造体より小さな直径を有してよく、少なくとも部分的に同一の軸平面内に配置され、これによって回転可能な構造体は、第1の歯車系及び第2の歯車系のうちの少なくとも1つの第2の歯車と少なくとも部分的に軸方向に重なり、これにより第1の歯車系及び第2の歯車系のうちの少なくとも1つは少なくとも部分的に電気モータの内側に配置される。

一実施形態では、第2の歯車系の第1の歯車及び第2の歯車は、回転可能な構造体より大きな直径を有してよく、少なくとも部分的に同一の軸平面内に配置され、これによって第2の歯車系の第1の歯車及び第2の歯車は、回転可能な構造体と少なくとも部分的に軸方向に重なり、これにより電気モータは少なくとも部分的に第2の歯車系の内側に配置される。

操作可能なインプラントは、第1の歯車系から第2の歯車系に力を伝送するために、第1の歯車系の第1の歯車を、第2の歯車系の操作可能な要素に直接又は間接的に接続する、径方向に延在する接続構造体を更に備えてよい。

第1の歯車系は第3の歯車を備えてよく、第3の歯車の内側は、第1の歯車の外側と同数の歯を備えてよく、第3の歯車の歯は、第1の歯車の歯と相互係合するよう適合されてよく、これによって第3の歯車は第2の歯車に対して、角度的に離間した位置に沿って回転する。

一実施形態によると、第1の歯車系の第1の歯車は、実施形態の第3の歯車を介して、第2の歯車系の操作可能な要素に間接的に接続される。

以上の実施形態のいずれにおける回転可能な構造体は、円形に分散されたコイルの内側に径方向に配置されてよい。

回転可能な構造体は、円形に分散されたコイルの外側に径方向に配置されてよい。

以上の実施形態のいずれにおいて、コイルは、操作デバイスの操作中、取り囲まれたままとなってよい。

第1の歯車系及び第2の歯車系のうちの少なくとも1つの第1の歯車は、径方向回転力を軸方向往復力に変換するよう適合されたねじ山付き部材に直接又は間接的に接続されてよい。ねじ山付き部材は、リザーバの可動壁部分に直接又は間接的に接続されてよい。

以上の実施形態のいずれにおいて、操作可能なインプラントは、操作可能なインプラントの少なくとも一部を、線維症、筋膜及び筋層のうちの少なくとも1つに、患者の皮下空間の内側に向けて固定するための少なくとも1つの固定部分を備えてよい。

操作可能なインプラントは、身体の外側から伝送される無線エネルギを受信するよう適合された受信ユニットを備える別個のユニットを更に備えてよい。

操作可能なインプラントは、液圧によって操作可能な身体係合部分と流体連通した第1のリザーバを更に備えてよい。操作デバイスは:第1のリザーバから液圧によって操作可能な身体係合部分への流体の輸送を引き起こすよう適合されてよい。

リザーバの壁の一部は:ベロー構造、線維症に被覆されていても運動を可能とするよう適合された形状、及びプレート状表面のうちの少なくとも1つを備えてよく、全ての場合において、少なくとも1つの可動壁部分の運動が可能であり、リザーバの圧縮及び/又は膨張が可能である。

一実施形態によると、操作デバイスは、第1のリザーバから液圧によって操作可能な身体係合部分への流体の輸送のための液圧ポンプを備える。液圧ポンプは:ポンプとして作用する機械的仕事によって運動する壁を有する少なくとも1つのリザーバ;ポンプとして作用する流体を運動させるために容積が変化する、少なくとも1つのリザーバ;少なくとも1つの無弁ポンプ;少なくとも1つの弁ポンプ;少なくとも1つの蠕動ポンプ;少なくとも1つの膜ポンプ;少なくとも1つの歯車ポンプ;及び少なくとも1つのベローポンプから選択される液圧ポンプであってよい。

電気モータは:交番電流(AC)電気モータ;直流電流電気モータ;リニア型電気モータ;アキシャル型電気モータ;圧電モータ;3相モータ;2相以上のモータ;バイメタルモータ;及び形状記憶金属モータから選択される電気モータであってよい。

操作デバイスは:無線エネルギを受信するための受信ユニットと、第1の力及び速度を有する機械的仕事を受信し、第2の異なる力及び第2の異なる速度を有する機械的仕事を出力するよう適合された、第1の歯車系とを備える、第1のユニット;電気エネルギを機械的仕事に変換するよう適合された電気モータを備える、第2のユニット;並びに第1のユニットから第2のユニットに電気エネルギを伝送するための導線と、第2のユニットの電気モータから第1のユニットの歯車系へ機械的仕事を伝送するよう適合された、機械的伝送部材とを備える、距離要素を備え、この距離要素は、無線エネルギ受信時に受信ユニットが第2のユニットによって実質的に影響されないよう、第1のユニット及び第2のユニットを分離するよう適合される。

一実施形態によると、第2のユニットは、第1の歯車系からの、異なる第2の力及び異なる第2の速度を有する機械的仕事出力を、入力として受信し、第3の異なる力及び第3の異なる速度を有する機械的仕事を出力するよう適合され、第2のユニットの歯車系は、距離要素の機械的伝送部材を介して、第1のユニットの歯車系に直列に接続される。

第1のユニットは、第1の力及び速度を有する機械的仕事を入力として受信し、異なる力及び速度を有する機械的仕事を出力するよう適合された第2の歯車系を備えてよい。第2の歯車系は、第1の歯車系に直列に接続されてよい。

操作可能なインプラントの第1のユニットは、次の部位:皮下;腹壁の皮下;及び腹部内のうちの少なくとも1つに配置されるよう適合されてよい。

モータは磁性材料を備えてよく、第1のユニットは、無線エネルギ伝送中に、第2のユニットの磁性材料によって実質的に影響されないか、又は重大な影響を受けないよう適合されてよい。

第1のユニットは、液圧によって操作可能な身体係合部分に流体を供給するためのリザーバを備えてよい。

第1のユニットは、液圧によって操作可能な身体係合部分に動力供給するために、機械的仕事を液圧動力に変換するよう適合された、液圧ポンプを備えてよく、液圧ポンプは、第1の歯車系又は第2の歯車系の力の出力部に接続される。

操作可能なインプラントは歯車系を更に備えてよく、上記歯車系は:操作可能な要素;第1の個数の歯を外側の周上に備える、中空円筒形状の第1の歯車;及び第1の歯車より多数の歯を内側表面上に備える、中空円筒形状の第2の歯車を備える。操作可能な要素は、第1の歯車の内側に係合するよう適合され、これによって第1の歯車の外側は、第2の歯車の内側に対して押圧され、これによって第1の歯車の歯は、歯が相互係合しない位置によって隔てられた少なくとも1つの位置において第2の歯車の歯と相互係合する。操作可能な要素の操作は、上記位置を前進させることによって、第1の歯車と第2の歯車との間の相対回転を発生させる。歯車系及びアキシャル型電気モータは電気モータの回転軸に沿って同軸に配置されている。

一実施形態によると、操作可能な要素は、遊星歯車、及び第1の歯車と相互接続するために少なくとも部分的に摩擦を用いる構造体又はホイールのうちの少なくとも1つを備える。

電気モータの回転軸の周囲に円形に分散された第1のコイルのセットは、磁化可能なコア構造体上に位置決めされてよく、径方向に延在する回転可能な構造体は回転可能なディスクを備えてよい。磁化可能なコア構造体の表面部分及び回転可能なディスクは、同軸に位置決めされ、回転可能なディスクは、操作可能な要素に接続された駆動シャフトに接続される。

一実施形態では、操作デバイスは:力の出力部を有する電気モータ;電気モータの力の出力部に接続された歯車系であって、操作可能な要素と、第1の個数の歯を外側の周上に備える中空円筒形状の第1の歯車と、第1の歯車より多数の歯を内側表面上に備える中空円筒形状の第2の歯車とを備え、操作可能な要素は、第1の歯車の内側に係合するよう適合され、これによって第1の歯車の外側は、第2の歯車の内側に対して押圧され、これによって第1の歯車の歯は、歯が相互係合しない位置によって隔てられた少なくとも1つの位置において第2の歯車の歯と相互係合し、操作可能な要素の操作は、上記位置を前進させることによって、第1の歯車と第2の歯車との間の相対回転を発生させる、歯車系;並びに歯車系の第1歯車に接続され、身体係合部分に直接又は間接的に動力を供給するように適合された歯車系の力の出力部であって、歯車系の力の出力部は、動力供給するため身体係合部分に磁気的に直接又は間接的に接続するための磁性連結器を備えている歯車系の力の出力部;並びに 操作デバイスを密閉状態で取り囲むためのエンクロージャを備えてよい。

一実施形態によると、磁性連結器は、少なくとも1つの磁石、又は磁性材料又は磁化可能材料を備える部分を備えるエンクロージャの内側に設置された内側回転可能な構造体を備える。磁石、又は磁性材料若しくは磁化可能材料を備える部分は、密閉されたエンクロージャを介して身体係合部分に動力を直接又は間接的に供給するため、密閉エンクロージャの外側の対応する回転可能な構造体に動力を伝送するために回転するよう適合されてよい。

一実施形態によると、操作可能なインプラントは、身体係合部分に動力を直接又は間接的に供給するため、密閉エンクロージャの外側の対応する回転可能な構造体を更に備えてよい。

一実施形態によると、操作可能なインプラントは、作動液を保持するためのリザーバを更に備える。リザーバはリザーバの容積を変えるように適合された可動壁部分を備え、可動壁部分は歯車系の力の出力部に直接又は間接的に接続されてよく、これによって電気モータの操作は歯車系を介してリザーバの容積を変える。

一実施形態によると、密閉エンクロージャの外側の対応する回転可能な構造体を更に備える。対応する回転可能な構造体は、径方向回転力を軸方向往復力に変換するよう適合されたねじ山付き部材に直接又は間接的に接続される。

以上の実施形態のいずれにおいて、ねじ山付き部材は、リザーバの容積を変えるための実施形態4のリザーバの可動壁に直接又は間接的に接続されてよい。

操作可能なインプラントは蠕動ポンプを更に備えてよく、蠕動ポンプは流体輸送用の中空部材、及び中空部材と係合し、圧縮するように適合された操作可能な圧縮部材を備てよい。歯車系の力の出力部は磁性連結器を介して圧縮部材と接続し、これによって電気モータの操作は、流体が中空部材へ輸送されるように歯車系を介して圧縮部材を操作する。

一実施形態によると、操作デバイスは更に、操作デバイス及び身体係合部分のうちの少なくとも1つを制御するための制御ユニットを備え、エンクロージャは、制御ユニットを備える操作デバイスを取り囲むよう適合される。

操作可能なインプラントの操作デバイスは更に、患者の身体の外側から供給される無線エネルギを受信するよう適合された少なくとも1つの受信ユニットを備え、受信ユニットは操作デバイスから離して設置され、エンクロージャは、操作デバイス、並びに操作デバイスと受信ユニットとを接続する距離要素及び受信ユニットの両方を収容するよう適合される。

操作可能なインプラントの距離要素は、無線エネルギ受信体と、電気モータ及び磁性連結器のうちの少なくとも1つとの間に距離を設けるように適合され、これによって無線エネルギ受信体は、電気モータ及び磁性連結器の金属及び/又は磁性部品によって実質的に影響されないか、又は重大な影響を受けない。

受信ユニットは、磁場、電場又は電磁場の形態で受信した無線エネルギを電気エネルギに変換するよう適合された少なくとも1つのコイルを更に備える。

操作可能なインプラントの電気モータは:電気モータの回転軸の周囲に円形に分散された複数のコイルであって、これによってコイルの螺旋の中心軸は電気モータの軸方向に、電気モータの回転軸に対して平行に延在する、複数のコイル;及び径方向に延在する回転可能な構造体上に円形に分散された磁石であって、回転可能な構造体上において、磁石が回転軸の周囲に円形に分散され、磁石は軸方向においてコイルに面し、これによって磁石はコイルに少なくとも部分的に径方向に重なり、これにより、コイルに順次エネルギ供給することによって磁石を磁力によって軸方向に推進し、電気モータの回転軸の周囲での回転可能な構造体の回転を発生させる、磁石を備える、アキシャル型電気モータであってよい。

一実施形態では、電気モータは:埋入可能な電気モータの回転軸の周囲に円形に分散された複数のコイルであって、これによってコイルの螺旋の中心軸は埋入可能な電気モータの径方向に、モータの回転軸に対して略垂直に延在する、複数のコイル;及び軸方向に延在する回転可能な構造体に円形に分散された複数の磁石であって、この磁石において、磁石が回転軸の周囲に円形に分散され、磁石は径方向においてコイルに面し、これによって磁石はコイルに少なくとも部分的に軸方向に重なり、これにより、上記コイルに順次エネルギ供給することによって磁石を磁力によって推進し、電気モータの回転軸の周囲での回転可能な構造体の回転を発生させる、複数の磁石を備える、ラジアル型電気モータである。

以上の実施形態のいずれにおける電気モータはリニア型電気モータであってよく:コイルは、リニア型電気モータの可動部の運動方向に沿って直線状に分散され;可動部は、可動部の運動方向に沿って直線状に分散された磁石を備え、これにより、コイルに順次エネルギ供給することによって磁石を磁力によって推進し、可動部の直線運動を発生させる。

操作デバイスの電気モータは、交番電流(AC)電気モータであってよく、制御ユニットは、交番電流電気モータを制御するために交番電流の周波数を変更するための、周波数コンバータを備えてよい。

一実施形態によると、エンクロージャは:炭素材料;ホウ素材料;材料の混合物;Peek(登録商標)材料;材料の合金;金属材料;チタン;アルミニウム;セラミック材料;ポリマー材料;ポリウレタン;ポリエーテルエーテルケトン;シリコーン;及びParylene(登録商標)被覆シリコーンから選択される材料を含んでよい。

操作デバイスは、リザーバから液圧によって操作可能な身体係合部へ作動液を輸送するための液圧ポンプを備えてよい。

一実施形態によると、電気モータは:交番電流(AC)電気モータ;直流電流電気モータ;リニア型電気モータ;アキシャル型電気モータ;圧電モータ;3相モータ;2相以上のモータ;バイメタルモータ;及び形状記憶金属モータから選択される電気モータを含む。

電気モータは:ポンプとして作用する機械的仕事によって運動する壁を有する少なくとも1つのリザーバ;ポンプとして作用する流体を運動させるために容積が変化する、少なくとも1つのリザーバ;少なくとも1つの無弁ポンプ;少なくとも1つの弁ポンプ;少なくとも1つの蠕動ポンプ;少なくとも1つの膜ポンプ;少なくとも1つの歯車ポンプ;及び少なくとも1つのベローポンプ から選択される、備えられた液圧ポンプを駆動するよう適合されてよい。

一実施形態によると、電気モータは:電気モータの回転軸の周囲に円形に分散されたコイルのセット;及び上記コイルと少なくとも部分的に軸方向に重なる回転可能な構造体に接続された磁石のセットを備え、これにより、上記コイルに順次エネルギ供給することによって磁石を磁力によって推進し、回転可能な構造体を回転軸の周囲で回転させる。第2の歯車は回転可能な構造体より小さい直径を有し、少なくとも部分的に同一の軸平面内に配置され、これによって、回転可能な構造体は第2の歯車と少なくとも部分的に軸方向に重なり、これによって歯車系は電気モータの内側に少なくとも部分的に配置される。

一実施形態によると、操作可能な要素は、第1の歯車の歯が第2の歯車の歯と、1つの位置、2つの位置、3つの位置、4つ以上の位置のうちの少なくとも1つで相互係合するように、第1の歯車を偏向させるよう、及び第1の歯車を偏向したまま維持するよう適合され、上記2つ、3つ及び4つの位置は、歯が相互係合しない位置によって隔てられた、角度的に離間した位置である。

操作可能な要素は、第1の歯車の歯が第2の歯車の歯と、歯が相互係合しない位置によって隔てられた角度的に離間した位置である少なくとも2つの位置で相互係合するように、第1の歯車を偏向させるよう、及び第1の歯車を偏向したまま維持するよう適合されてよい。

操作デバイスは第2の歯車系を更に備えてよく、第2の歯車系は:操作可能な要素;第1の個数の歯を外側の周上に備える、中空円筒形状の第1の歯車;及び第1の歯車より多数の歯を内側表面上に備える、中空円筒形状の第2の歯車を備え、操作可能な要素は、第1の歯車の内側に係合するよう適合され、これによって第1の歯車の外側は、第2の歯車の内側に対して押圧され、これによって第1の歯車の歯は、歯が相互係合しない位置によって隔てられた少なくとも1つの位置において第2の歯車の歯と相互係合し、操作可能な要素の操作は、上記位置を前進させることによって、第1の歯車と第2の歯車との間の相対回転を発生させる。第1の歯車系の第1の歯車は、第2の歯車系の操作可能な要素に直接又は間接的に接続され、これによって第1の歯車系は第2の歯車系に直列に接続され、これにより、第1の歯車系は、第1の力及び第1の速度を有する機械的仕事を受信して、第2の異なる力及び第2の異なる速度を有する機械的仕事を出力し、第2の歯車系は、第1の歯車系からの出力された機械的仕事を入力として受信して、第3の異なる力及び第3の異なる速度を有する機械的仕事を出力する。

第1の歯車系及び第2の歯車系は、第1の歯車系及び第2の歯車系の回転軸に沿って同軸に位置決めされてよい。

一実施形態によると、第1の歯車系及び第2の歯車系のうちの少なくとも1つの第2の歯車は、回転可能な構造体より小さな直径を有し、少なくとも部分的に同一の軸平面内に配置され、これによって回転可能な構造体は、第1の歯車系及び第2の歯車系のうちの少なくとも1つの第2の歯車と少なくとも部分的に軸方向に重なり、これにより第1の歯車系及び第2の歯車系のうちの少なくとも1つは少なくとも部分的に電気モータの内側に配置される。

第2の歯車系の第1の歯車及び第2の歯車は、実施形態20から組み入れられた回転可能な構造体より大きな直径を有してよく、少なくとも部分的に同一の軸平面内に配置されてよく、これによって第2の歯車系の第1の歯車及び第2の歯車は、回転可能な構造体と少なくとも部分的に軸方向に重なり、これにより電気モータは少なくとも部分的に第2の歯車系の内側に配置される。

操作可能なインプラントは、第1の歯車系から第2の歯車系に力を伝送するために、第1の歯車系の第1の歯車を実施形態23の第2の歯車系の操作可能な要素に直接又は間接的に接続する、径方向に延在する接続構造体を更に備えてよい。

第1の歯車系は第3の歯車を備えてよく、第3の歯車の内側は、第1の歯車の外側と同数の歯を備えてよい。第3の歯車の歯は、第1の歯車の歯と相互係合するよう適合されてよく、これによって第3の歯車は第2の歯車に対して、角度的に離間した位置に沿って回転する。

第1の歯車系の第1の歯車は、第3の歯車を介して、第2の歯車系の操作可能な要素に間接的に接続されるよう適合されてよい。

以上の実施形態のいずれの回転可能な構造体は、円形に分散されたコイルの内側又は外側に径方向に配置されてよい。

操作可能なインプラントのコイルは、操作デバイスの操作中に取り囲まれたままとなるよう適合されてよい。

一実施形態によると、第1の歯車系及び第2の歯車系のうちの少なくとも1つの第1の歯車は、径方向回転力を軸方向往復力に変換するよう適合されたねじ山付き部材に直接又は間接的に接続される。ねじ山付き部材は、リザーバの可動壁部分に直接又は間接的に接続されてよい。

操作可能なインプラントは、操作可能なインプラントの少なくとも一部を、線維症、筋膜及び筋層のうちの少なくとも1つに、患者の皮下空間の内側に向けて固定するための少なくとも1つの固定部分を更に備えてよい。

一実施形態によると、第1のリザーバは、液圧によって操作可能な身体係合部分と流体連通し、操作デバイスは:第1のリザーバから液圧によって操作可能な身体係合部分への流体の輸送を引き起こすよう適合される。

リザーバの壁の一部は:ベロー構造;線維症に被覆されていても運動を可能とするよう適合された形状;及びプレート状表面のうちの少なくとも1つを備えてよく、全ての場合において、少なくとも1つの可動壁部分の運動が可能であり、リザーバの圧縮及び/又は膨張が可能である。

操作デバイス及び身体係合部分を備えてよい操作可能なインプラントを更に提供する。操作デバイスは:力の出力を有する電気モータ;及び電気モータの力の出力と身体係合部分との間に位置決めされた開始抵抗遅延部材を備え、開始抵抗遅延部材は、一定時間、身体係合部分と直接又は間接的に接続することによって誘発される弱い力又は弱い摩擦力のうちの少なくとも一方により電気モータを操作可能にするよう適合され、これによって、電気モータは弱い抵抗力でも開始することができる。

一実施形態によると、電気モータの力の出力部は歯車系の力の入力部に直接又は間接的に接続されてよい。歯車系は:操作可能な要素;第1の個数の歯を外側の周上に備える、中空円筒形状の第1の歯車;及び第1の歯車より多数の歯を内側表面上に備える、中空円筒形状の第2の歯車を備えてよく、操作可能な要素は、第1の歯車の内側に係合するよう適合され、これによって第1の歯車の外側は、第2の歯車の内側に対して押圧され、これによって第1の歯車の歯は、歯が相互係合しない位置によって隔てられた少なくとも1つの位置において第2の歯車の歯と相互係合し、操作可能な要素の操作は、上記位置を前進させることによって、第1の歯車と第2の歯車との間の相対回転を発生させ、歯車系は第1の歯車に接続された力の出力部を備える。

以上の実施形態のいずれにおいて、操作可能なインプラントは、第1の歯車系と開始抵抗遅延部との間に位置決めされた第2の歯車系を更に備える。第2の歯車系は:第1の歯車系の力の出力部に直接又は間接的に接続された操作可能な要素に接続された力の入力部;第1の個数の歯を外側の周上に備える、中空円筒形状の第1の歯車;及び第1の歯車より多数の歯を内側表面上に備える、中空円筒形状の第2の歯車を備えてよく、操作可能な要素は、第1の歯車の内側に係合するよう適合され、これによって第1の歯車の外側は、第2の歯車の内側に対して押圧され、これによって第1の歯車の歯は、歯が相互係合しない位置によって隔てられた少なくとも1つの位置において第2の歯車の歯と相互係合し、操作可能な要素の操作は、上記位置を前進させることによって、第1の歯車と第2の歯車との間の相対回転を発生させ、第2の歯車系は第2の歯車系の第1の歯車に接続された力の出力部を備える。

開始抵抗遅延部材は、電気モータの力の出力部と歯車系の力の入力部との間、又は歯車系の力の出力部と身体係合部分との間に位置決めされてよい。

代替実施形態では、開始抵抗遅延部材は:第1の歯車系の力の出力部と第2の歯車系の力の入力部との間;及び第2の歯車系の力の出力部と身体係合部分との間のうちの1つに位置決めされる。

一実施形態によると、開始抵抗遅延部材はバネを備え、このバネはつる巻バネ又は板バネであってよい。

代替実施形態では、開始抵抗遅延部材は機械的遊びを含み、この機械的遊びは:径方向の機械的遊び及び直線的な機械的遊びのうちの1つであってよい。

開始抵抗遅延部材は、力の出力部が駆動部材に直接又は間接的に係合する前に電気モータの力の出力部が1/10回転速度、1/8回転速度、1/6回転速度、1/4回転速度、1/2回転速度、及び1回転速度のうちの少なくとも1つを遂行することを可能にする径方向の機械的遊びを含んでよい。

一実施形態によると、開始抵抗遅延部材は:第1の歯車系の力の出力部と第2の歯車系の力の入力部との間;及び第2の歯車系の力の出力部と身体係合部分との間のうちの少なくとも1つの間に位置決めされる。開始抵抗遅延部は、力の出力部が駆動部材に係合する前に歯車系の力の出力部が1/10回転速度、1/8回転速度、1/6回転速度、1/4回転速度、1/2回転速度、及び1回転速度のうちの少なくとも1つを遂行することを可能にする径方向の機械的遊びを含んでよく、これによって電気モータの力の出力部が1/10回転速度*歯車系のトランスミッション、1/8回転速度*歯車系のトランスミッション、1/6回転速度*歯車系のトランスミッション、1/4回転速度*歯車系のトランスミッション、1/2回転速度*歯車系のトランスミッション、及び1回転速度*歯車系のトランスミッションのうちの少なくとも1つを遂行することが可能になる。

代替実施形態では、開始抵抗遅延デバイスは摩擦クラッチを備えてよい。

更なる代替実施形態では、開始抵抗遅延デバイスは遠心力によって操作されるように適合された少なくとも1つの要素を備えてよい。上記少なくとも1つの要素は電気モータに接続されてよく、要素上に掛かる遠心力が遠心遅延力を越えたときに身体係合部分と直接又は間接的に係合するように適合される。

一実施形態によると、第1及び/又は第2の歯車系の操作可能な要素は、遠心力に操作されるように適合された要素を備えてよく、これによって歯車系の操作可能な要素は、要素上に掛かる遠心力が遠心遅延力を越えたときに第1の歯車と係合する。

電気モータは:交番電流(AC)電気モータ;直流電流電気モータ;リニア型電気モータ;アキシャル型電気モータ;圧電モータ;3相モータ;2相以上のモータ;バイメタルモータ;及び形状記憶金属モータから選択される電気モータであってよい。

一実施形態によると、身体係合部分は、液圧によって操作可能な身体係合部分を操作するために作動液を輸送する液圧ポンプに接続された液圧操作可能な身体係合部分である。液圧ポンプは少なくとも1つの可動壁部分を備えるリザーバを備えてよく、上記少なくとも1つの可動壁部分は電気モータと直接又は間接的に接続されてよく、これによって電気モータはリザーバの容積を変えるための可動壁部分を操作するように配置される。

一実施形態によると、電気モータの力の出力部は、電気モータの径方向回転力を軸方向往復力に変換するように適合されたねじ山付き部材に直接又は間接的に接続される。ねじ山付き部材は、リザーバの容積を変えるためのリザーバの可動壁部分に直接又は間接的に接続されてよい。

操作可能なインプラントの一実施形態によると、ねじ山付き部材は、第2のリザーバの容積を変えるための第2のリザーバの可動壁部分に直接又は間接的に接続される。

ねじ山付き部材により、第1の方向に第1のリザーバの可動壁部分を運動させると、第1の流体リザーバは膨張して第1のリザーバの容積は増加てよい。一方、ねじ山付き部材により、第1の方向に第2のリザーバの可動壁部分を運動させると、第2のリザーバは収縮して第2のリザーバの容積は減少する。

一実施形態によると、第1のリザーバは第1の液圧によって操作可能な身体係合部分と流体連通し、第2のリザーバは第2の液圧によって操作可能な身体係合部分と流体連通する。ねじ山付き部材との接続によって第1の方向へ電気モータを操作すると:第1のリザーバから、第1の液圧によって操作可能なインプラントへ流体が輸送され、第2の液圧操作可能な身体係合部分から、第2の流体リザーバへ流体が輸送される。

リザーバは、例えば円形又はドーナツ状であってよい。操作可能なインプラントの一実施形態によると、操作可能なインプラントは操作デバイスを取り囲む円形リザーバを備える。円形リザーバは、円形リザーバを圧縮及び膨張させるように適合された可動壁部分を備えることによってリザーバの容積を変え、可動壁部分は電気モータに接続され、これによって電気モータの操作は円形リザーバの容積を変える。

リザーバの壁の一部は:ベロー構造;線維症に被覆されていても運動を可能とするよう適合された形状;及びプレート状表面のうちの少なくとも1つを備えてよく、全ての場合において、少なくとも1つの可動壁部分の運動が可能であり、リザーバの圧縮及び/又は膨張が可能である。

一実施形態では、操作可能なインプラントは液圧ポンプを備え、この液圧ポンプは:流体輸送用中空部材;及び中空部材と係合し、それを圧縮するように適合された操作可能な圧縮部材を備える蠕動ポンプを備えてよく、電気モータは圧縮部材と直接又は間接的に接続されており、これによって電気機器の操作は流体が中空部材に輸送されるように圧縮部材を操作する。

患者の身体に埋入されるよう適合された操作可能なインプラントを更に提供する。この操作可能なインプラントは、操作デバイス及び身体係合部分を備える。操作デバイスは:操作可能な要素と、第1の個数の歯を外側の周上に備える中空円筒形状の第1の歯車と、第1の歯車より多数の歯を内側表面上に備える中空円筒形状の第2の歯車とを備える、第1の歯車系を備える。操作可能な要素は、第1の歯車の内側に係合するよう適合され、これによって第1の歯車の外側は、第2の歯車の内側に対して押圧され、これによって第1の歯車の歯は、歯が相互係合しない位置によって隔てられた少なくとも1つの位置において第2の歯車の歯と相互係合する。操作可能な要素の操作は、上記相互係合位置を前進させることによって、第1の歯車と第2の歯車との間の相対回転を発生させる。操作デバイスは更に:操作可能な要素と、第1の個数の歯を外側の周上に備える中空円筒形状の第1の歯車と、第1の歯車より多数の歯を内側表面上に備える中空円筒形状の第2の歯車とを備える、第2の歯車系を備える。操作可能な要素は、第1の歯車の内側に係合するよう適合され、これによって第1の歯車の外側は、第2の歯車の内側に対して押圧され、これによって第1の歯車の歯は、歯が相互係合しない位置によって隔てられた少なくとも1つの位置において第2の歯車の歯と相互係合する。操作可能な要素の操作は、上記少なくとも1つの位置を前進させることによって、第1の歯車と第2の歯車との間の相対回転を発生させる。

第1の歯車系の第1の歯車は、第1及び第2の歯車系が単一の歯車系として機能するように第2の歯車系の操作可能な要素に直接又は間接的に接続されている。

一実施形態によると、第1及び第2の歯車系の第1の歯車は偏向可能な壁を備える。操作可能な要素は第1の歯車を偏向させるよう、及び第1の歯車を偏向したまま維持するよう適合され、これによって第1の歯車の歯は、歯が相互係合しない位置によって隔てられた少なくとも1つの角度的に離間した位置で第2の歯車の歯と相互係合する。押圧要素の操作は角度的に離間した位置を回転により前進させることによって、第1の歯車と第2の歯車との間の相対回転を発生させる。

一実施形態によると、操作可能な要素は、第1の歯車を偏向させるよう、及び第1の歯車を偏向したまま維持するよう適合され、これによって第1の歯車の歯は、歯が相互係合しない位置によって隔てられた少なくとも2つの角度的に離間した位置及び少なくとも3つの角度的に離間した位置のうちの少なくとも1つにおいて第2の歯車の歯と相互係合する。

操作可能なインプラントの一実施形態では、第1及び第2歯車系のうちの少なくとも1つは中空円筒形状の第3の歯車を備える。第3の歯車の内側は第1の歯車の外側と同数の歯を備え、第3の歯車の歯は第1の歯車の歯と相互係合するよう適合され、これによって第3の歯車は第2の歯車に対して、少なくとも1つの相互係合する位置に沿って回転する。

操作可能なインプラントの一実施形態では、第1の歯車系は中空円筒形状の第3の歯車を備え、第3の歯車の内側は第1の歯車系の第1の歯車の外側と同数の歯を備える。第3の歯車の歯は第1の歯車の歯と相互係合するように適合され、これによって第3の歯車は第2の歯車に対して少なくとも1つの相互係合する位置に沿って回転し、第2の歯車系の操作可能な要素は第1の歯車系の第3の歯車に直接又は間接的に接続された。

第1の歯車系は少なくとも部分的に、第2の歯車系の内側に径方向に位置決めされてよく、これによって第2の歯車系は第1の歯車系と軸方向に、少なくとも部分的に重なる。代替実施形態では、第1及び第2の歯車系は第1及び第2の歯車系の回転軸に沿って同軸に位置決めされてよい。

一実施形態によると、操作可能なインプラントは、第1の歯車系から第2の歯車系に力を伝送するために、第1の歯車系の第1の歯車を第2の歯車系の操作可能な要素に直接又は間接的に接続する、径方向に延在する接続構造体を更に備える。

埋入時に第1及び第2の歯車系が体液から密閉されるように、第1及び第2の歯車系を密閉状態で取り囲むよう適合されたエンクロージャを更に備えてよい。

以上の実施形態のいずれの第1及び第2の歯車系の操作可能な要素は;遊星歯車、及び摩擦面接続部を備える構造体又はホイールのうちの少なくとも1つを更に備えてよい。

一実施形態では、操作可能なインプラントは、電気モータを更に備える。電気モータは:交番電流(AC)電気モータ;直流電流電気モータ;リニア型電気モータ;アキシャル型電気モータ;圧電モータ;3相モータ;2相以上のモータ;バイメタルモータ;及び形状記憶金属モータから選択される電気モータを含んでよい。

以上の実施形態のいずれにおける操作可能なインプラントは、第1の歯車系及び電気モータを密閉状態で取り囲むよう適合されたエンクロージャを更に備えてよい。このエンクロージャは、密閉状態で取り囲まれた第1の歯車系から第2の歯車系へ力が伝送されるように、回転力のための密閉された出力部を更に備えてよい。

以上の実施形態のいずれにおける操作可能なインプラントは、第1の歯車系、第2の歯車系及び電気モータを密閉状態で取り囲むよう適合された系エンクロージャを更に備えてよい。

操作可能なインプラントは、密閉状態で取り囲まれた第2の歯車系から操作可能なインプラントへ力が伝送されるように、回転力のための密閉された出力部を更に備えてよい。

操作可能なインプラントは、電気モータを密閉状態で取り囲むよう適合されたエンクロージャを更に備えてよく、このエンクロージャは、密閉状態で取り囲まれたモータから第1の歯車系へ力が伝送されるように、回転力のための密閉された出力部を更に備えてよい。

操作可能なインプラントは、少なくとも2つのコイル、及び少なくとも1つのコイル;のうちの少なくとも1つを備える電気モータの静止部を密閉状態で取り囲むよう適合されたエンクロージャを更に備えてよい。

一実施形態によると、モータの静止部のエンクロージャは壁を備えてよく、操作可能なインプラントは、密閉された壁を介して密閉状態で取り囲まれた静止部から無線で回転力を形成し、少なくとも1つの磁石、磁化可能材料及び少なくとも1つのコイルのうちの少なくとも1つを備えるモータの回転子部を回転させる回転力を形成するように適合されてよく、回転子は第1の歯車系に直接又は間接的に更に接続されるよう適合される。

一実施形態によると、操作可能なインプラントは、電気モータの回転子部、並びに第1の歯車系及び第1と第2の歯車系のうちの少なくとも1つを密閉状態で取り囲むよう適合されたエンクロージャを更に備える。

患者の身体に埋入されるよう適合された操作可能なインプラントを更に提供する。この操作可能なインプラントは、操作デバイス及び身体係合部分を備える。操作デバイスは:磁石又は磁性若しくは磁化可能材料が外部ユニットの可動磁場に沿って運動できるように、埋入時に外部ユニットによって形成された可動磁場に影響を受けるよう適合された少なくとも1つの磁石、少なくとも1つの磁性材料、及び少なくとも1つの磁化可能材料のうちの少なくとも1つを備える。操作デバイスは:外部ユニットの可動磁場に沿って運動する磁石又は磁性材料に推進されるように、少なくとも1つの磁石、磁性材料又は磁化可能材料に直接又は間接的に接続された操作可能な要素と、第1の個数の歯を外側の周上に備える、中空円筒形状の第1の歯車と、第1の歯車より多数の歯を内側表面上に備える中空円筒形状の第2の歯車とを備える、歯車系を更に備える。操作可能な要素は、第1の歯車の内側に係合するよう適合され、これによって第1の歯車の外側は、第2の歯車の内側に対して押圧され、これによって第1の歯車の歯は、歯が相互係合しない位置によって隔てられた少なくとも1つの位置において第2の歯車の歯と相互係合する。操作可能な要素の操作は、上記位置を前進させることによって、第1の歯車と第2の歯車との間の相対回転を発生させる。

以上の実施形態のいずれの操作デバイスは、皮下に埋入されるよう適合されてよく、これは腹部で皮下に埋入するものであってよい。

以上の実施形態のいずれにおいて、操作デバイスは第1のユニット及び第2のユニットを備えてよく、少なくとも1つの磁石、磁性材料又は磁化可能材料が第1のユニットに設置され、歯車系が第2のユニットに設置される。

操作可能なインプラントは、第1及び第2のユニットの間に一定の距離を設けるよう適合された距離要素を更に備えてよい。距離要素は;腹壁の筋層を介する設置、及び皮下空間の内側の筋膜への固定のうちの少なくとも一方に適合される。距離要素は可撓性を有してよく、これによって第1及び第2のユニットは互いに対して可動である。距離要素は;腹壁の筋膜及び筋層のうちの少なくとも一方に固定するよう適合されてよく、これによって操作デバイスの第1の部分と患者の皮膚との間の距離が制御される。距離要素は、第1のユニットから第2のユニットへ力を伝送するよう適合された機械的伝送部材を備えてよく、これによって力は少なくとも1つの磁石、磁性材料又は磁化可能材料から歯車系の操作可能な要素へ伝送される。

一実施形態では、操作可能なインプラントは、患者の体液から密閉するために;操作可能なインプラント、操作デバイス、身体係合部分、第1のユニット、第2のユニット及び距離要素のうちの少なくとも1つを密閉状態で取り囲むよう適合されたエンクロージャを更に備える。

一実施形態では、エンクロージャは、液圧によって操作可能な身体係合部分に流体を供給するためのリザーバを構成し、これによって少なくとも1つの磁石、磁性材料又は磁化可能材料及び歯車系はリザーバの内側に設置される。

操作可能なインプラントは、リザーバの容積を変えるよう適合された可動壁部分を備えるリザーバを更に備え、可動壁部分は歯車系の第1歯車に直接又は間接的に接続され、これによって歯車系の操作はリザーバの容積を変える。

歯車系の第1の歯車は、回転力を往復力に変換するよう適合されたねじ山付き部材に直接又は間接的に接続されてよい。

ねじ山付き部材は、リザーバの容積を変えるためのリザーバの可動壁部分に直接又は間接的に接続されてよい。

操作可能なインプラントは蠕動ポンプを更に備えてよい。この蠕動ポンプは流体輸送用の中空部材、及び中空部材に係合し圧縮するよう適合された操作可能な圧縮部材を備え、歯車系の第1歯車は圧縮部材と直接又は間接的に接続され、これによって歯車系の操作は、流体が中空部材に輸送されるように圧縮部材を操作する。

以上の実施形態のいずれにおける操作可能なインプラントは:操作可能な要素;第1の個数の歯を外側の周上に備える、中空円筒形状の第1の歯車;及び第1の歯車より多数の歯を内側表面上に備える、中空円筒形状の第2の歯車を備える、第2の歯車系を更に備えてよい。操作可能な要素は第1の歯車の内側に係合するよう適合されてよく、これによって第1の歯車の外側は、第2の歯車の内側に対して押圧され、これによって第1の歯車の歯は、歯が相互係合しない位置によって隔てられた少なくとも1つの位置において第2の歯車の歯と相互係合し、操作可能な要素の操作は、少なくとも1つの位置を前進させることによって、第1の歯車と第2の歯車との間の相対回転を発生させ、第1の歯車系の第1の歯車は、第2の歯車系の操作可能な要素に直接又は間接的に接続され、これによって第1及び第2の歯車系が単一の歯車系として機能する。

第1及び第2の歯車系のうちの1つの操作可能な要素は、遊星歯車、及び回転力を輸送可能にするために少なくとも部分的に摩擦を用いる構造体又はホイールのうちの少なくとも1つを備えてよい。

以上の実施形態のいずれにおける操作可能なインプラントは:外部ユニットからの無線通信信号の受信;及び外部ユニットへの無線通信信号の送信のうちの少なくとも1つに適合された、無線通信ユニットを更に備えてよい。

埋入された操作デバイスに力を供給するための外部ユニットを更に提供する。この外部ユニットは:埋入された操作デバイスのうちの少なくとも1つの磁石又は磁性材料又は磁化可能材料に影響を与えるよう適合された、患者の皮膚の外側に可動磁場を形成するよう適合された外部駆動ユニットを備え、これによって磁石又は磁性材料は外部駆動ユニットの可動磁場に沿って運動する。

外部駆動ユニットは、外部ユニットの回転軸の周囲に円形に分散されたコイルのセットを更に備えてよく、これによってコイルへの順次エネルギ供給は、埋入された操作デバイスの磁石又は磁性材料又は磁化可能材料に影響を与えるよう適合された回転磁場を形成し、これによって磁石又は磁性材料は外部駆動ユニットの可動磁場に沿って運動する。

外部デバイスユニットは、少なくとも1つの磁石又は磁性材料を備える回転構造を更に備えてよく、回転可能な構造体の回転は、埋入された操作デバイスの磁石又は磁性材料又は磁化可能材料に影響を与えてそれを回転させてよく、これによって磁石又は磁性材料又は磁化可能材料は外部ユニットの回転可能な構造体に沿って回転する。

一実施形態によると、外部ユニットは無線通信ユニットを更に備え、この無線通信ユニットは:埋入可能なユニットからの無線通信信号の受信;及び埋入可能なユニットへの無線通信信号の送信のうちの少なくとも1つに適合される。

医療システムを更に提供する。この医療デバイスは:以上の実施形態のいずれか1つによる操作可能なインプラント;及び以上の実施形態のいずれか1つによる外部ユニットを備える。

以上の実施形態のうちの1つにおいて、操作デバイスは、少なくとも1つの磁石、少なくとも1つの磁性材料、及び少なくとも1つの磁化可能材料のうちの少なくとも1つを保持するように適合され、更に外部で形成された可動な磁場に影響されるよう適合された回転可能な構造体を備え、これによって回転可能位構造体は回転する。

操作可能なインプラントは、患者の体液から密閉するために;以上の実施形態のいずれによる回転可能な構造体、以上の実施形態のいずれによるリザーバ、及び以上の実施形態のいずれによるねじ山付き部材のうちの少なくとも1つを密閉状態で取り囲むよう適合されたエンクロージャを更に備えてよい。

以上の実施形態のいずれにおいて、操作デバイスは、作動液を収容するよう適合されたリザーバ、及びリザーバの容積を変えるための少なくとも1つの可動壁部分を備えてよい。操作デバイスはリザーバの可動壁を操作するよう適合され、操作デバイスはリザーバ内に配置された歯車系を備え、歯車系は:操作可能な要素;第1の個数の歯を外側の周上に備える、中空円筒形状の第1の歯車;及び第1の歯車より多数の歯を内側表面上に備える中空円筒形状の第2の歯車を備え、操作可能な要素は、第1の歯車の内側に係合するよう適合され、これによって第1の歯車の外側は、第2の歯車の内側に対して押圧され、これによって第1の歯車の歯は、歯が相互係合しない位置によって隔てられた少なくとも1つの位置において第2の歯車の歯と相互係合し、操作可能な要素の操作は、上記位置を前進させることによって、第1の歯車と第2の歯車との間の相対回転を発生させる。

患者の身体に埋入するよう適合された操作可能なインプラントを更に提供する。この操作可能なインプラントは、液圧力を供給するための液圧操作デバイス及び液圧力を受信するよう適合された身体係合部分を備える。液圧操作デバイスは:作動液を含むよう適合され、リザーバの容積を変えるために少なくとも1つの可動壁部分を備えるリザーバ、及び可動壁を操作するよう適合され、リザーバ内に配置された歯車系を備える操作デバイスを備える。歯車系は:操作可能な要素;第1の個数の歯を外側の周上に備える、中空円筒形状の第1の歯車;及び第1の歯車より多数の歯を内側表面上に備える中空円筒形状の第2の歯車を備え、操作可能な要素は、第1の歯車の内側に係合するよう適合され、これによって第1の歯車の外側は、第2の歯車の内側に対して押圧され、これによって第1の歯車の歯は、歯が相互係合しない位置によって隔てられた少なくとも1つの位置において第2の歯車の歯と相互係合し、操作可能な要素の操作は、上記位置を前進させることによって、第1の歯車と第2の歯車との間の相対回転を発生させる。

操作可能なインプラントの第1の歯車は、回転力を往復力に変換するよう適合されたねじ山付き部材に直接又は間接的に接続する。

ねじ山付き部材は、リザーバの可動壁部分に直接又は間接的に接続してよく、これによって操作デバイスの操作はリザーバの容積を変える。

以上の実施形態のいずれか1つによる操作可能なインプラントは、リザーバの内側に配置されて歯車系の操作可能な要素に接続された回転可能な構造体を更に備え、回転可能な構造体は、リザーバの外側の回転磁場と磁気連結するよう適合された少なくとも1つの磁石、少なくとも1つの磁性材料、又は少なくとも1つの磁化可能材料を備え、これによってリザーバの外側の回転磁場はリザーバの内側の回転可能な構造体を推進する。

操作可能なインプラントの回転可能な構造体は、複数の磁石を備えた径方向に延在するディスクを備えてよく、複数の磁石は回転磁場と軸方向に磁気連結するよう適合されてよい。

一実施形態によると、操作可能なインプラントは、リザーバの内側に位置決めされた回転可能な構造体の回転軸の周囲に円形に分散されて軸方向に位置決めされた複数のコイルを備える駆動ユニットを更に備え、これによってコイルの螺旋の中心軸は軸方向に延在し、回転可能な構造体の回転軸の中心と実質的に平行であるか、又は実質的にその中心に配置され、コイルの順次エネルギ供給は回転可能な構造体を軸方向に推進させる回転磁場を形成する。

操作可能なインプラントは、回転可能な構造体の回転軸の周囲に円形に分散された複数の磁石を備える駆動回転可能構造体を備える磁気連結器を更に備えてよい。駆動回転可能構造体は、リザーバの内側に位置決めされた回転可能な構造体と磁気連結するよう適合されてよく、また駆動回転可能構造体は、駆動回転可能構造体を推進するよう適合された電気モータに接続し、これによってリザーバの内側に位置決めされた回転可能構造体は駆動回転可能構造体に沿って回転する。

回転可能な構造体は、シリンダの周囲表面に位置決めされた複数の磁石を備える軸方向に延在するシリンダを備えてよく、複数の磁石は回転磁場と径方向に磁気連結するように適合される。

操作可能なインプラントは、リザーバの内側に位置決めされた回転可能な構造体の回転軸の周囲に円形に分散されて径方向に位置決めされた複数のコイルを備える駆動ユニットを更に備えてよく、これによってコイルの螺旋の中心軸は径方向に延在し、回転可能な構造体の回転軸と実質的に平行であり、コイルの順次エネルギ供給は回転可能な構造体を推進させる回転磁場を形成する。

操作可能なインプラントは、回転可能な構造体の回転軸の周囲に円形に分散された複数の磁石を備える駆動回転可能構造体を備える駆動ユニットを更に備えてよい。駆動回転可能構造体は、リザーバの内側に位置決めされた回転可能な構造体と径方向に磁気連結するよう適合されてよい。駆動回転可能構造体は、駆動回転可能構造体を推進するよう適合された電気モータに接続してよく、これによってリザーバの内側に位置決めされた回転可能な構造体は、その外側に径方向に回転するよう適合された駆動回転可能構造体に沿って回転する。

一実施形態によると、駆動ユニットは患者の皮膚の外部に位置決めされ、液圧操作デバイス内の回転可能な構造体を推進するよう適合された外部駆動ユニットである。

一実施形態によると、液圧操作デバイスは歯車系の操作可能な要素を推進するよう適合された電気モータを備える。電気モータは:交番電流(AC)電気モータ、直流電流電気モータ、リニア型電気モータ、アキシャル型電気モータ、ラジアル型モータ、3相モータ、2相以上のモータ、圧電モータ、バイメタルモータ、及び形状記憶金属モータから選択される電気モータであってよい。

電気モータはリザーバの内側に位置決めされるよう適合されてよい。

以上の実施形態のいずれか1つによる操作可能なインプラントは:流体リザーバの壁を貫通すること、リザーバの壁を貫通しないこと、リザーバの外側からリザーバの内側に力を伝送すること、及びモータとリザーバの内側の歯車系との間で力を伝送すること;のうちの少なくとも1つに適合された動力伝送部材を更に備えてよい。

動力伝送部材は埋入可能な電気モータ及び歯車系の操作可能な要素に接続されてよく、回転力を電気モータから操作可能な要素へ伝送するよう適合されてよい。

操作可能なインプラントは、第2の歯車系を更に備てよく、この第2の歯車系は:操作可能な要素;第1の個数の歯を外側の周上に備える中空円筒形状の第1の歯車;及び第1の歯車より多数の歯を内側表面上に備える中空円筒形状の第2の歯車を備え、操作可能な要素は、第1の歯車の内側に係合するよう適合され、これによって第1の歯車の外側は、第2の歯車の内側に対して押圧され、これによって第1の歯車の歯は、歯が相互係合しない位置によって隔てられた少なくとも1つの位置において第2の歯車の歯と相互係合し、操作可能な要素の操作は、少なくとも1つの位置を前進させることによって、第1の歯車と第2の歯車との間の相対回転を発生させる。第1の歯車系の第1の歯車は第2の歯車系の操作可能な要素に接続してよく、これによって第1及び第2の歯車系は単一の歯車系として機能する。

一実施形態によると、第1及び第2の歯車系のうちの少なくとも1つの操作可能な要素は;遊星歯車、及び操作可能な要素と第1の歯車との間の直接的又は間接的な摩擦接続を利用するよう適合されたホイール又は構造体のうちの少なくとも1つを備える。

液圧操作デバイスは、患者の身体の外側から供給された無線エネルギを受信するよう適合された少なくとも1つの受信ユニットを更に備える。

操作可能なインプラントの受信ユニットは、磁場又は電磁場の形態で受信された無線エネルギを電気エネルギに変換するよう適合された少なくとも1つのコイルを備える。

操作可能なインプラントは、受信ユニットと、リザーバ及び電気モータのうちの少なくとも1つとの間に距離を設けるよう適合された距離要素を更に備えてよく、これによって受信ユニットはリザーバ及び/又は電気モータの金属及び/又は磁性部品に実質的に影響を受けないままである。距離要素は、腹壁の筋層を介した配置、及び皮下空間の内側に面した筋肉の筋膜への固定;のいずれか一方に適合する。

一実施形態によると、距離要素は可撓性を有し、これによって無線エネルギリザーバはリザーバ及び/又は電気モータに対して可動である。距離要素は腹壁のうちの少なくとも1つの筋層に固定するよう適合されてよく、これによって埋入可能なユニットの第1の部分と患者の皮膚との間の距離が制御可能になるか、若しくは回転を含む距離要素の運動が最小化されるか、又はその両方が達成される。

操作可能なインプラントは、流体をリザーバ、又は液圧によって操作される操作可能なインプラントに直接又は間接的に供給するための注入口を更に備えてよい。

機械的仕事を電気エネルギに変換するための埋入可能な発電機を更に提供する。この埋入可能な発電機は:少なくとも1つの磁石、少なくとも1つの磁性材料、又は少なくとも1つの磁化可能材料を備え、可動磁場を形成する外部駆動ユニットと磁気連結するよう適合され、これによって可動磁場に沿って運動する可動構造体を備える。埋入可能な発電機は、可動構造体に接続し、可動構造体の運動を電気エネルギに変換するよう適合された発電機ユニットを更に備える。

発電機ユニットは:少なくとも1の磁石を備え、可動構造体に接続された可動発電部分、及び少なくとも1つの磁石と磁気連結している少なくとも1つのコイルを備え、コイルに対する可動発電部分の運動によりコイル内で電流が誘導される。

一実施形態によると、可動構造体は回転可能なディスクを備え、少なくとも1つの磁石又は磁性材料は回転可能なディスクに位置決めされ、回転磁場を形成する外部ユニットと磁気連結するよう適合される。発電ユニットは回転可能なディスクに接続された回転発電ユニットであり、これによって、電流を誘導するために回転発電ユニットは回転可能なディスクに沿って回転するか、又はその一部となる。

可動構造体は往復運動を行うよう適合され、外部ユニットと磁気連結して往復運動する磁場を形成するよう適合され、これによって往復する磁場に沿って往復運動を行う。

一実施形態によると、可動構造体は弾性要素又はバネに接続し、これによって可動構造体は外部ユニットにより供給される磁力によって第1の方向に、また、弾性要素又はバネによって第2の方向に操作可能である。

弾性要素は;弾性材料、可撓性材料、弾性の運動を生じさせるよう適合された構造物、及びバネのうちの少なくとも1つを備えてよい。

一実施形態では、発電ユニットはリニア型発電ユニットであってよく、リニア型発電ユニットは:少なくとも1つの磁石を備え、往復運動を行うよう適合された可動構造体に連結されている可動発電部分;及び少なくとも1つの磁石と磁気連結し、これによって可動構造体の往復運動が可動発電部分に伝わり、少なくとも1つのコイルに電流を誘導する少なくとも1つのコイルを備える。

一実施形態によると、埋入可能な発電機は、発電ユニットに接続された電池を更に備え、電池は発電ユニットで発生した電気エネルギを保存するよう適合される。

埋入可能な発電機は、埋入可能な発電機を密閉状態で取り囲むよう適合されたエンクロージャを更に備えてよく、これによって埋入可能な発電機が患者の体液から密閉される。

埋入可能な発電機は、無線通信ユニットを更に備えてよく、無線通信ユニットは:外部ユニットからの無線通信信号の受信、及び外部ユニットへの無線通信信号の送信のうちの少なくとも1つを行うよう適合される。

埋入可能な発電機は、皮下に埋入するよう適合されてよく、これは腹部内の皮下のものであってよい。

埋入可能な発電機に力を供給するための外部ユニットを更に提供する。この外部ユニットは、埋入可能な発電機のうちの少なくとも1つの磁石、少なくとも1つの磁性材料、又は少なくとも1つの磁化可能材料に影響を与えるよう適合された患者の皮膚の外部にある可動磁場を形成するよう適合された外部駆動ユニットを備え、これによって磁石又は磁性材料は外部駆動ユニットの可動磁場に沿って運動する。

一実施形態によると、外部駆動ユニットは、交互にエネルギ供給されるよう適合された電磁石及びエネルギ供給されないよう適合された電磁石のうちの少なくとも1つを備え、これによって埋入可能な発電機のうちの少なくとも1つの磁石又は磁性材料に影響を与えるために交番磁場が形成される。

外部駆動ユニットは少なくとも1つの永久磁石を備えてよく、永久磁石の正極は埋入可能な発電機の永久磁石に影響を与えるよう適合され、永久磁石の負極は埋入可能な発電機の永久磁石に影響を与えるよう適合されてよい。少なくとも1つの永久磁石は、正極及び負極が交互に埋入可能発電機の永久磁石に影響を与えるために運動するよう適合されてよい。

一実施形態によると、外部駆動ユニットは円形に分散されたコイルのセットを備え、これによってコイルの順次エネルギ供給は、埋入可能な発電機の磁石、磁性材料又は磁化可能材料に影響を与えるよう適合された回転磁場を形成し、これによって磁石、磁性材料又は磁化可能材料は外部駆動ユニットの回転磁場に沿って回転する。

一実施形態では、外部ユニットは直線状に分散されたコイルのセットを備え、これによってコイルの順次エネルギ供給は、埋入可能な発電機の磁石又は磁性材料又は磁化可能材料に影響を与えるよう適合された直線可動磁場を形成し、これによって磁石、磁性材料又は磁化可能材料は外部ユニットの直線磁場に沿って運動する。

外部ユニットは、少なくとも1つの磁石又は磁性材料を備える回転可能構造体を備えてよく、回転可能構造体の回転は、その回転を発生させる埋入可能な発電機の磁石又は磁性材料に影響を与えてよく、これによって磁石又は磁性材料は外部ユニットの回転可能構造体に沿って回転する。

外部駆動ユニットは:磁性材料、永久磁石及び電磁石のうちの少なくとも1つを備える往復運動構造体を備えてよく、往復運動構造体は;a)患者の皮膚に近い第1の部分と患者の皮膚から離れた第2の部分との間で磁性材料、永久磁石若しくは電磁石を運動させ、これによって埋入可能な発電機の磁石若しくは磁性材料に影響を与えるよう適合された往復運動磁場が形成される;又は、b)往復運動構造体が実質的に静止している間に、少なくとも1つの電磁石への電気パルスを間欠的に受信し、磁場の運動を発生させるように適合されてよい。

一実施形態によると、外部ユニットは無線通信ユニットを更に備え、無線通信ユニットは:埋入可能な発電機からの無線通信信号の受信、及び埋入可能な発電機への無線通信信号の送信のうちの少なくとも1つを行うよう適合される。

患者の身体の内側に電流を発生させるためのシステムを更に提供する。このシステムは:以上の実施形態のいずれか1つによる埋入可能な発電機、及び以上の実施形態のいずれか1つによる外部ユニットを備える。

液圧式操作デバイスを備える操作可能な液圧式インプラントを更に提供する。この液圧式操作デバイスは:操作可能な液圧式インプラントを操作するための作動液を含むよう適合されたリザーバ、及び第1の力及び速度の機械的仕事を入力として受信し、異なる力及び速度を有する機械的仕事を出力するよう適合された歯車系を、密閉状態で取り囲むよう適合されたエンクロージャを備える。リザーバ及び歯車系は埋入時に体液から密閉される。

リザーバは、リザーバの容積を変えるための少なくとも1つの可動壁部分を備えてよい。

一実施形態では、歯車系はリザーバの容積を変えるための可動壁に接続する。一実施形態では、操作可能な液圧式インプラントは、歯車系に接続され、エンクロージャに取り囲まれた電気モータを更に備える。

以上の実施形態のうちの1つにおいて、歯車系は:操作可能な要素、第1の個数の歯を外側の周上に備える中空円筒形状の第1の歯車;及び第1の歯車より多数の歯を内側表面上に備える、中空円筒形状の第2の歯車を備え、操作可能な要素は、第1の歯車の内側に係合するよう適合され、これによって第1の歯車の外側は、第2の歯車の内側に対して押圧され、これによって第1の歯車の歯は、歯が相互係合しない位置によって隔てられた少なくとも1つの位置において第2の歯車の歯と相互係合し、操作可能な要素の操作は、上記位置を前進させることによって、第1の歯車と第2の歯車との間の相対回転を発生させる。

操作可能な液圧式インプラントの1つの実施形態では、歯車系の操作可能な要素は電気モータから第1の力及び速度の機械的仕事を受信するよう適合される。歯車系の第1の歯車は、異なる第2の力及び速度を有する機械的仕事を少なくとも1つの壁部分に供給するための少なくとも1つの可動壁部分に直接又は間接的に接続し、これによって電気モータの操作は可動壁部分を運動させ、リザーバの容積を変える。

一実施形態では、歯車系の第1の歯車は、径方向回転力を軸方向往復力に変換するよう適合されたねじ山付き部材に直接又は間接的に接続し、ねじ山付き部材はリザーバの容積を変えるための可動壁部分に直接又は間接的に接続する。一実施形態では、ねじ山付き部材は、第2のリザーバの容積を変えるための第2の流体リザーバの可動壁部分に直接又は間接的に接続してよい。

第1のリザーバの可動壁部分の運動は、第1の方向のねじ山付き部材によって、第1のリザーバを膨張させ、第1のリザーバの容積を増加させ、第2のリザーバの可動壁部分の運動は、第1の方向のねじ山付き部材によって、第2のリザーバを収縮させ、第2のリザーバの容積を減少させる。

第1のリザーバは、第1の液圧によって操作可能な身体係合部分と流体連通してよく、第2のリザーバは、第2の液圧によって操作可能な身体係合部分と流体連通してよく、第1の方向の電気モータユニットの操作は、ねじ山付き部材との接続によって:第1のリザーバから第1の液圧によって操作可能な身体係合部分への流体の輸送、及び第2の液圧によって操作可能な身体係合部分から第2のリザーバへの流体の輸送を行ってよい。

操作可能な液圧式インプラントの一実施形態によると、エンクロージャの壁はリザーバの壁の少なくとも一部を構成し、少なくとも1つの可動壁部分はリザーバと歯車系との間に位置決めされてよく、これによって少なくとも1つの可動壁部分の一部は歯車系を取り囲むエンクロージャの一部からリザーバを分離し、これによって歯車系はリザーバから密閉される。

操作可能な液圧式インプラントは、エンクロージャによって取り囲まれた第2の歯車系を更に備え、第2の歯車系は、第1の歯車系の出力部から、異なる第2の力及び速度の機械的仕事を受信し、異なる第3の力及び速度を有する機械的仕事を出力するよう適合された。

第2の歯車系は:操作可能な要素と、第1の個数の歯を外側の周上に備える、中空円筒形状の第1の歯車と、第1の歯車より多数の歯を内側表面上に備える、中空円筒形状の第2の歯車とを備え、操作可能な要素は、第1の歯車の内側に係合するよう適合され、これによって第1の歯車の外側は、第2の歯車の内側に対して押圧され、これによって第1の歯車の歯は、歯が相互係合しない位置によって隔てられた少なくとも1つの位置において第2の歯車の歯と相互係合し、操作可能な要素の操作は、上記位置を前進させることによって、第1の歯車と第2の歯車との間の相対回転を発生させ、第1の歯車系の第1の歯車は第2の歯車系の操作可能な要素に直接又は間接的に接続し、これによって第1及び第2の歯車系は単一の歯車系として機能する。

一実施形態によると、第1及び第2の歯車系のうちの少なくとも1つの操作可能な要素は;遊星歯車、及び摩擦接続を利用するホイール又は構造体のうちの少なくとも1つを備えてよい。

操作可能な液圧式インプラントは、エンクロージャに取り囲まれ、電気モータにエネルギ供給するよう適合された、少なくとも1つの電池を更に備えてよい。

一実施形態によると、操作可能な液圧式インプラントは、患者の身体の外側から伝送される無線エネルギを受信するよう適合された受信ユニットを更に備える。

受信ユニットはエンクロージャに取り囲まれるよう適合され、これによって受信ユニットは体液から密閉される。

操作可能な液圧式インプラントは、受信ユニットと、歯車系及び電気モータのうちの少なくとも1つとの間に一定の距離を設けるよう適合された距離要素を更に備えてよく、これによって、受信ユニットは歯車系及び/又は電気モータの金属及び/又は磁性部品から離される。

受信ユニットは、以上の実施形態のいずれか1つによる電池を充電するよう適合されてよい。

一実施形態では、操作可能な液圧式インプラントは磁気連結器を更に備え、この磁気連結器は、歯車系の操作可能な要素に接続され、エンクロージャに取り囲まれた第1の部分と、第2の部分とを備え、この第2の部分は:エンクロージャの外側に位置決めされ、電気モータの操作が磁気連結器の第2の部分を操作できるように位置決めされた電気モータに接続され、磁気連結器の第1の部分が磁気連結器の第2の部分に沿って回転し、これによって電気モータがエンクロージャの壁を介して歯車系を推進するように磁気連結器の第1の部分に磁気的に接続する。

一実施形態によると、操作可能な液圧式インプラントは、埋入された電気モータを更に備えてよく、第2の部分は埋入可能な電気モータに接続してよい。磁気連結器の第2の部分は、患者の身体の外側から第1ユニットを推進するよう適合された外部駆動ユニットに接続してよい。

電気モータは:交番電流(AC)電気モータ、直流電流電気モータ、リニア型電気モータ、アキシャル型電気モータ、ラジアル型モータ、3相モータ、2相以上のモータ、圧電モータ、バイメタルモータ、及び形状記憶金属モータから選択される電気モータであってよい。

埋入可能な液圧式ユニットのエンクロージャは:炭素材料;ホウ素材料;材料の混合物;Peek(登録商標)材料;材料の合金;金属材料;チタン;アルミニウム;セラミック材料;ポリマー材料;ポリウレタン;ポリエーテルエーテルケトン;シリコーン;及びParylene(登録商標)被覆シリコーンから選択される材料を含んでよい。

患者の身体に埋入するための操作可能なインプラントを提供する。操作可能なインプラントは、身体内のうちの少なくとも1つの筋膜、少なくとも1つの骨筋膜、少なくとも1つの皮質骨層、少なくとも1つの筋層、線維化組織、腹壁のいずれの部位、皮下空間のいずれの部位、及びその周辺領域のうちの少なくとも1つに対して操作可能なインプラントを直接又は間接的に固定するよう適合された少なくとも1つの固定部材と、少なくとも1つの調整可能な距離要素であって、その一端において、操作可能なインプラントの少なくとも一部に直接又は間接的に接続され、その他端において、固定部材に直接又は間接的に接続され、また調整可能な距離要素に接続された操作可能なインプラントの一部と固定部材との間の距離を調製するよう適合された、少なくとも1つの調整可能な距離要素とを備える。

操作可能なインプラントは、以下のリスト:操作デバイス;制御ユニット;無線エネルギを受信するための受信ユニット;無線エネルギを受信するためのコイル;磁場又は電磁場を受信するための受信ユニット;磁力伝送連結器;電気回路;操作可能なインプラントの機能を制御するための押しボタン;エネルギ保存デバイス;調整可能な距離要素を調整するための押圧可能な構造物;運動エネルギを発生させるために適合された無線エネルギ、磁場、又は電磁場を受信するための統合された操作デバイス及び受信ユニット;操作可能なインプラントの異なる部分のうちの少なくとも1つを取り囲むためのケース;各ケース内の操作可能なインプラントの異なる部分のうちの少なくとも1つを取り囲むための2つ以上のケースより選択される少なくとも一つの部品を備えてよい。少なくとも1つの調整可能な距離要素は:固定部材と、上述の部品のうちの少なくとも1つとの間の距離を調整するよう適合されてよい。

操作可能なインプラントの一実施形態によると、少なくとも1つの固定部材は:操作デバイス;制御ユニット;無線エネルギを受信するための受信ユニット;無線エネルギを受信するためのコイル;磁場又は電磁場を受信するための受信ユニット;磁力伝送連結器;電気回路;操作可能なインプラントの機能を制御するための押しボタン;エネルギ保存デバイス;調整可能な距離要素を調整するための押圧可能な構造物;運動エネルギを発生させるために適合された無線エネルギ、磁場、又は電磁場を受信するための統合された操作デバイス及び受信ユニット;操作可能なインプラントの異なる部分のうちの少なくとも1つを取り囲むためのケース;各ケース内の操作可能なインプラントの異なる部分のうちの少なくとも1つを取り囲むための2つ以上のケース;以上の部品のうちの2つ以上を備える統合ユニットのうちの少なくとも1つと統合する。少なくとも1つの調整可能な距離要素は:操作可能なインプラントの1つ以上の部品と統合された固定部材と、操作可能なインプラントの1つ以上の部品との間の距離を調整するよう適合される。

一実施形態によると、少なくとも1つの調整可能な距離要素は患者の身体の外側から調製可能である。

一実施形態によると、少なくとも1つの調整可能な距離要素は患者の身体の外側から電気的に、又は手動で調製可能である。少なくとも1つの調整可能な距離要素は2、3、4つ、又はそれ以上の調整可能な距離要素を備えてよい。

一実施形態によると、少なくとも1つの調整可能な距離要素は、距離を調整するために回転運動を直線運動に変換するためのねじ山付き部材を備える。

少なくとも1つの調整可能な距離要素若しくは操作可能なインプラントはX線検出可能要素を備えてよく、これによって、少なくとも1つの調整可能な距離要素に調整された距離はX線画像で測定でき、及び/又は、少なくとも1つの調整可能な距離要素若しくは操作可能なインプラントは超音波により検出可能な要素を備えてよく、これによって、少なくとも1つの調整可能な距離要素に調整された距離は超音波により測定できる。

操作可能なインプラントのうちの少なくとも1つの部品は皮下に配置するよう適合されてよく、及び/又は操作デバイスは皮下に配置するよう適合されてよい。

操作可能なインプラントの操作デバイスは、腹壁のうちの少なくとも1つの筋膜層及び少なくとも1つの筋層のうちの少なくとも1つに固定されるよう適合されてよい。

少なくとも1つの調整可能な距離要素は、腹壁のうちの少なくとも1つの筋膜層及び少なくとも1つの筋層のうちの少なくとも1つを介して配置されるよう適合されてよい。

以上の実施形態のいずれにおける少なくとも1つの調整可能な距離要素は、操作可能なインプラントの異なる部品が互いに対して屈曲できるように可撓性を有してよい。

一実施形態では、受信ユニットは、電場、磁場又は電磁場の形態で受信された無線エネルギを電気エネルギに変換するよう適合された少なくとも1つのコイルを備える。あるいは受信ユニットは、少なくとも第1の巻付け数を有する第1のコイル、及び少なくとも第2の異なる巻付け数を有する第2のコイルを備える。

操作可能なインプラントは、操作可能なインプラントの少なくとも1つの部品及び/又は調整可能な距離要素を密閉状態で取り囲むよう適合された少なくとも1つのエンクロージャを更に備えてよい。

以上の実施形態のいずれにおける少なくとも1つの調整可能な距離要素は、電流を受信ユニットから操作デバイスへ伝送するための導線を備えてよい。

操作可能なインプラントは、操作可能なインプラントのうちの少なくとも1つのパラメータを制御するための制御ユニットを更に備えてよい。制御ユニットは外部ユニットと無線通信するよう適合されてよく、これによって制御ユニットは身体の外側から無線で制御することが可能となる。

一実施形態によると、記載の受信ユニット、及び少なくとも1つの調整可能な距離要素のうちの少なくとも1つは磁性部品を備えていなくてよい。

以上の実施形態のいずれにおける少なくとも1つのエンクロージャは2つ以上のエンクロージャを備えてよく、少なくとも1つの調整可能な距離要素はエンクロージャ間の距離を調整するよう適合されてよい。

操作可能なインプラントのうちの少なくとも1つの固定部材と操作可能なインプラントのうちの少なくとも1つの部品との間の距離を調整可能にする操作可能なインプラントのための外科手術用キットを更に提供する。この外科手術用キットは:操作可能なインプラントの少なくとも一部に直接又は間接的に接続するよう適合された第1の接続部と、操作可能なインプラントの少なくとも一部と操作可能なインプラントのうちの少なくとも1つの固定部材との間に第1の距離を設けるための操作可能なインプラントのうちの少なくとも1つの固定部材に直接又は間接的に接続するよう適合された第2の接続部とを備える、少なくとも1つの第1の距離要素;及び操作可能なインプラントの少なくとも一部に直接又は間接的に接続するよう適合された第1の接続部と、操作可能なインプラントの少なくとも一部と操作可能なインプラントのうちの少なくとも1つの固定部材との間に、より長い第2の距離を設けるための操作可能なインプラントのうちの少なくとも1つの固定部材に直接又は間接的に接続するよう適合された第2の接続部とを備える、少なくとも1つの第2の距離要素を備える。

外科手術用キットの一実施形態によると、少なくとも1つの第1の距離要素及び少なくとも1つの第2の距離要素のうちの少なくとも1つはX線検出可能要素を備え、これによって操作可能なインプラントの少なくとも一部と操作可能なインプラントのうちの少なくとも1つの固定部材との間の距離がX線画像で測定可能となる。

外科手術用キットの一実施形態では、少なくとも1つの第1の距離要素及び少なくとも1つの第2の距離要素;のうちの少なくとも1つは超音波により検出可能な要素を備え、これによって操作可能なインプラントの少なくとも一部と操作可能なインプラントのうちの少なくとも1つの固定部材との間の距離が超音波により測定可能となる。

一実施形態によると、少なくとも1つの第1の距離要素及び少なくとも1つの第2の距離要素のうちの少なくとも1つは皮下に配置するよう適合されてよい。

少なくとも1つの第1の距離要素及び少なくとも1つの第2の距離要素のうちの少なくとも1つは、身体内のうちの少なくとも1つの筋膜、少なくとも1つの骨筋膜、少なくとも1つの皮質骨層、少なくとも1つの筋層、線維化組織、腹壁のいずれの部位、皮下空間のいずれの部位、及びその周辺領域のうちの少なくとも1つに固定するよう適合されてよい。

外科手術用キットの以上の実施形態のいずれにおける第1及び第2の距離要素のうちの少なくとも1つは、腹壁の筋層と操作可能なインプラントの操作デバイスとの間に距離を設けるよう適合されてよい。

外科手術用キットの第1及び第2の距離要素のうちの少なくとも1つは、腹壁のうちの少なくとも1つの筋膜層及び少なくとも1つの筋層、のうちの少なくとも1つを介して配置するよう適合されてよい。

第1及び第2の距離要素のうちの少なくとも1つは、操作可能なインプラントの異なる部品が互いに対して可動であるように可撓性を有してよい。

以上の実施形態のいずれにおいて、第1及び第2の距離要素のうちの少なくとも1つは磁性部品を備えていなくてよい。

第1及び第2の距離要素のうちの少なくとも1つは、電流を無線エネルギ受信ユニットから操作可能なインプラントの操作デバイスへ伝送するための導線を案内するよう適合されてよい。

第1及び第2の距離要素のうちの少なくとも1つは、患者の身体内の無線エネルギ受信ユニットを適切な位置に固定し、身体が無線エネルギ受信ユニットを拒絶することを防止するよう適合されてよい。

操作可能なインプラントの距離を調整するためのシステムを更に提供する。このシステムは、以上の実施形態のいずれか1つによる外科手術用キットを備え、操作可能なインプラントは少なくとも1つの固定部材、並びに:操作デバイス、制御ユニット、無線エネルギを受信するための受信ユニット、無線エネルギを受信するためのコイル、磁場又は電磁場を受信するための受信ユニット、磁力伝送連結器、電気回路、操作可能なインプラントの機能を制御するための押しボタン、エネルギ保存デバイス、調整可能な距離要素を調整するための押圧可能な構造物、運動エネルギを発生させるために適合された無線エネルギ、磁場、又は電磁場を受信するための統合された操作デバイス及び受信ユニット、操作可能なインプラントの異なる部分のうちの少なくとも1つを取り囲むためのケース、並びに各ケース内の操作可能なインプラントの異なる部分のうちの少なくとも1つを取り囲むための2つ以上のケースからなるリストより選択される少なくとも1つの部品を備える。第1及び第2の距離要素のうちの少なくとも1つは、固定部材と上記の部品のうちの少なくとも1つとの間に距離を設けるよう適合されてよい。

少なくとも1つの固定部材は:操作デバイス、制御ユニット、無線エネルギを受信するための受信ユニット、無線エネルギを受信するためのコイル、磁場又は電磁場を受信するための受信ユニット、磁力伝送連結器、電気回路、操作可能なインプラントの機能を制御するための押しボタン、エネルギ保存デバイス、調整可能な距離要素を調整するための押圧可能な構造物、運動エネルギを発生させるために適合された無線エネルギ、磁場、又は電磁場を受信するための統合された操作デバイス及び受信ユニット、操作可能なインプラントの異なる部分のうちの少なくとも1つを取り囲むためのケース、並びに各ケース内の操作可能なインプラントの異なる部分のうちの少なくとも1つを取り囲むための2つ以上のケースのうちの少なくとも1つと統合してよい。第1及び第2の距離要素のうちの少なくとも1つは:、上記の部品のうちの1つ以上と統合された固定部材と、以上の実施形態のいずれの1つ以上の他の部品との間に距離を設けるよう適合されてよい。

一実施形態によると、第1及び第2の距離要素のうちの少なくとも1つは、電流を無線エネルギ受信ユニットから操作デバイスに伝送するための導線を備える。

操作可能なインプラントの少なくとも一部は皮下に配置するよう適合されてよく、又うあ操作デバイスは皮下に配置するよう適合されてよい。

一実施形態によると、操作デバイスは、腹壁のうちの少なくとも1つの筋膜層及び少なくとも1つの筋層のうちの少なくとも1つに固定されるよう適合される。

受信ユニットは、電場、磁場又は電磁場の形態で受信された無線エネルギを電気エネルギに変換するよう適合された少なくとも1つのコイルを更に備えてよい。受信ユニットは、少なくとも第1の巻付け数を有する第1のコイル、及び少なくとも第2の異なる巻付け数を有する第2のコイルを備えてよい。

システムは、以上の実施形態のいずれによる少なくともいずれの1つの部品及び調整可能な距離要素を密閉状態で取り囲むよう適合された少なくとも1つのエンクロージャを更に備えてよい。

一実施形態によると、システムは、以上の実施形態のいずれの部品のうちの少なくとも1つを密閉状態で取り囲むよう適合された少なくとも1つのエンクロージャを更に備える。

システムの制御ユニットは、操作可能なインプラントのうちの少なくとも1つのパラメータを制御するよう適合されてよく、制御ユニットは外部ユニットと無線通信するよう適合されてよく、これによって制御ユニットは身体の外側から無線で制御することが可能となる。

一実施形態によると、少なくとも1つのエンクロージャは2つ以上のエンクロージャを備え、第1及び第2の距離要素のうちの1つは2つのエンクロージャ間の距離を調整するよう適合されてよい。

患者に埋入するための操作可能なインプラントを提供する。この操作可能なインプラントは、身体係合部分、及び身体係合部分に力を供給するための操作デバイスを備える。操作デバイスは、力の入力部では第1の力及び速度の機械的仕事を受信し、力の出力部では異なる第2の力及び第2の速度を有する機械的仕事を供給し、身体係合部分を操作するよう適合された埋入可能な歯車系を備える。歯車系は、力の入力部に接続された操作可能な要素と、力の出力部に接続され、第1の個数の歯を外側の周上に備える中空円筒形状の第1の歯車と、第1の歯車より多数の歯を内側表面上に備える、中空円筒形状の第2の歯車とを備える。操作可能な要素は、第1の歯車の内側に係合するよう適合されてよく、これによって第1の歯車の外側は、第2の歯車の内側に対して押圧され、これによって第1の歯車の歯は、歯が相互係合しない位置によって隔てられた少なくとも1つの位置において第2の歯車の歯と相互係合し、操作可能な要素の操作は、上記位置を前進させることによって、第1の歯車と第2の歯車との間の相対回転を発生させる。

一実施形態によると、操作可能な要素は第1の歯車を偏向させ、第1の歯車を偏向したまま維持するよう適合され、これによって、歯が相互係合しない位置によって隔てられた角度的に離間した1つ以上の位置で第1の歯車の歯が第2の歯車の歯と相互係合する。

操作可能な要素は第1の歯車を偏向させ、第1の歯車を偏向したまま維持するよう適合されてよく、これによって、歯が相互係合しない位置によって隔てられた角度的に離間した少なくとも2つ以上の位置で第1の歯車の歯が第2の歯車の歯と相互係合する。

一実施形態によると、操作デバイスは電気エネルギを機械的仕事に変換するための埋入可能な電気モータを備える。電気モータは力の入力部に接続されてよい。

電気モータは:交番電流(AC)電気モータ;直流電流電気モータ;リニア型電気モータ;アキシャル型電気モータ;圧電モータ;3相モータ;2相以上のモータ;バイメタルモータ;及び形状記憶金属モータから選択される電気モータであってよい。

以上の実施形態のいずれか1つによる操作可能なインプラントは、力の入力部に接続された磁気連結器を更に備えてよく、これによって第1の力及び速度の機械的仕事が磁気連結器により歯車系に供給される。磁気連結器が力の出力部に接続されてよく、これによって第2の力及び速度の機械的仕事が磁気連結器により身体係合部分に供給される。

一実施形態によると、磁気連結器は回転力及び往復力のうちの少なくとも1つを伝送するよう適合される。

磁気連結器は、操作可能なインプラントの少なくとも歯車系を取り囲む密閉されたエンクロージャの内側に配置された回転要素を備えてよく、この回転要素は、少なくとも1つの磁石又は磁性若しくは磁化可能材料を含む部位を備える。密閉されたエンクロージャを介して力を身体係合部分に直接又は間接的に供給するために、磁石又は磁性若しくは磁化可能材料を含む部位は回転し、密閉されたエンクロージャの外側の対応する回転要素に力を伝送するよう適合されてよい。

磁力連結器は回転要素を備えてよく、この回転要素は、少なくとも1つの磁石又は磁性若しくは磁化可能材料を含む部位を備える密閉されたエンクロージャの内側に配置され、密閉されたエンクロージャの内側に配置された回転要素に力を直接供給するために、密閉状態のエンクロージャの外側及び身体の外側に配置された対応する外部回転要素から伝送力を受信したときに回転されるよう適合される。

操作可能なインプラントは、操作可能なインプラントを密閉状態で取り囲むよう適合されたエンクロージャを更に備えてよい。

以上の実施形態のいずれにおける歯車系は、中空円筒形状の第3の歯車を更に備えてよい。第3の歯車の内側は、第1の歯車の外側と同数の歯を備えてよく、第3の歯車の歯は、第1の歯車の歯と相互係合するよう適合されてよく、これによって第3の歯車は第2の歯車に対して、少なくとも1つの相互係合する位置に沿って回転する。

一実施形態によると、第3の歯車は第2の歯車系に接続し、これによって第1及び第2の歯車系は単一の歯車系として機能する。第2の歯車系は、第1の歯車系の力の出力部から、第2の力及び第2の速度の機械的仕事を受信するよう適合された力の入力部、並びに第3の力及び第3の速度を有する身体係合部分に機械的仕事を供給するよう適合された力の出力部を備える。第2の歯車系は、第2の歯車系の力の入力部に接続された操作可能な要素と、第1の個数の歯を外側の周上に備える、中空円筒形状の第2の歯車系の力の出力部に接続された第1の歯車と、第1の歯車より多数の歯を内側表面上に備える、中空円筒形状の第2の歯車とを備えてよい。操作可能な要素は、第1の歯車の内側に係合するよう適合されてよく、これによって第1の歯車の外側は、第2の歯車の内側に対して押圧され、これによって第1の歯車の歯は、歯が相互係合しない位置によって隔てられた少なくとも1つの位置において第2の歯車の歯と相互係合し、操作可能な要素の操作は、少なくとも1つの位置を前進させることによって、第1の歯車と第2の歯車との間の相対回転を発生させる。

一実施形態によると、第1及び第2歯車系のうちの少なくとも1つの操作可能な要素は;遊星歯車、及び回転力を輸送可能にする摩擦力を少なくとも部分的に使用する構造体又はホイールのうちの少なくとも1つを備える。

以上の実施形態のいずれにおいて、第1及び第2歯車系の力の出力部は、回転力を直線的力に変換するよう適合されたねじ山付き部材に直接又は間接的に接続してよい。

別の実施形態によると、操作可能なインプラントは、リザーバの容積を変えるよう適合された可動壁部分を備えるリザーバを更に備える。ねじ山付き部材は可動壁部分に直接又は間接的に接続してよく、これによってねじ山付き部材の操作はリザーバの容積を変える。

いくつかの実施形態では、操作可能なインプラントは可動壁部分を備える第2のリザーバを備え、ねじ山付き部材は、第2のリザーバの容積を変えるための第2のリザーバの可動壁部分に直接又は間接的に接続してよい。第1のリザーバの可動壁部分の運動は、ねじ山付き部材により第1の方向に第1のリザーバを膨張させて、第1の流体リザーバの容積を増加させてよく、第2のリザーバの可動壁部分の運動は、ねじ山付き部材により第1の方向に第2のリザーバを収縮させて、第2のリザーバの容積を減少させてよい。

第1のリザーバは、第1の身体係合部分と流体連通してよく、第2のリザーバは、第2の身体係合部分と流体連通してよく、第1の方向の操作デバイスの操作は、ねじ山付き部材との接続によって:第1のリザーバから第1の身体係合部分への流体の輸送、及び第2の身体係合部分から第2のリザーバへの流体の輸送を行ってよい。

以上の実施形態のいずれにおけるリザーバは、円形及びドーナツ状のうちの少なくとも1つの形状であってよい。

以上の実施形態のいずれにおける操作可能なインプラントは蠕動ポンプを更に備えてよく、この蠕動ポンプは流体輸送用の中空部材、及び中空部材と係合し、圧縮するように適合された操作可能な圧縮部材を備える。力の出力部は圧縮部材と直接又は間接的に接続されてよく、これによって操作デバイスの操作は流体が中空部材へ輸送されるように圧縮部材を操作する。

操作可能なインプラントは、操作デバイスにより供給可能な回転力を制限するよう適合された摩擦連結器を更に備えてよい。摩擦連結器は、操作デバイスと身体係合部分との間に位置決めされてよく、これによって操作デバイスを始動するために必要な回転力が削減される。

操作可能なインプラントは、作動液を保持するためのリザーバを更に備えてよい。リザーバはリザーバの容積を変えるよう適合された可動壁部分を備える。可動壁部分は歯車系の力の出力部に直接又は間接的に接続されてよく、これによって歯車系の操作はリザーバの容積を変える。

以上の実施形態のいずれか1つにおける電気モータは、アキシャル型電気モータ、ラジアル型電気モータ、及びリニア型電気モータのうちの少なくとも1つを備える1相、2相、3相又はそれ以上の相のモータであってよい。

操作可能なインプラントは、無線エネルギを受信するよう適合された別個の受信ユニットを更に備えてよく、受信ユニットは、磁場、電場又は電磁場の形態で受信された無線エネルギを電気エネルギに変換するよう適合された少なくとも1つのコイルを備えてよい。

操作可能なインプラントは、受信ユニットと、患者の皮膚及び操作可能なインプラントのいずれの金属部、磁性部又は磁化可能部のうちの少なくとも1つとの間に距離を設けるよう適合された少なくとも1つの距離要素を更に備えてよく、これによって、受信ユニットは操作可能なインプラントの金属部及び/又は磁性部に実質的に影響されないまま維持される。

少なくとも1つの距離要素は調整可能であってよい。

操作可能なインプラントは、操作可能なインプラントの少なくとも一部を筋膜、骨筋膜、皮質骨、筋層、線維化組織、及び患者の皮下空間の内側に向いている少なくとも1つの層、のうちの少なくとも1つに固定するための少なくとも1つの固定部材を更に備えてよい。

エネルギを患者の身体の外側から、患者の身体の内側に配置された操作可能なインプラントへ伝送するための医療システムを更に提供する。この医療システムは:外部駆動ユニット、及び操作可能なインプラントを備える。外部駆動ユニットは、外部駆動ユニットから、患者の身体内のインプラントの磁石又は磁性材料へ力を伝送するための操作可能なインプラントの磁石、磁化可能材料又は磁性材料と、患者の身体内に電流を誘導するための操作可能なインプラントのうちの少なくとも1つのコイルとのうちの少なくとも1つに磁気的に接続するよう適合された、回転磁場を形成するための少なくとも1つの磁石を備える外部回転構造体を備える。提供される医療システムは、医療用インプラントに直接又は間接的に動力供給するために、動的回転力を伝送できる。

操作可能なインプラントの磁石又は磁性材料は、操作可能なインプラントを操作するための外部駆動ユニットの回転磁場に沿って回転するよう適合された内部回転構造体に固定してよい。

一実施形態によると、操作可能なインプラントの磁石又は磁性材料は、操作可能なインプラントを操作するための外部駆動ユニットの回転磁場と一致するように適合された内部往復運動構造体に固定してよい。

内部往復運動構造体は極性を転換する磁場との磁気連結により往復運動するよう適合されてよく、これによって、内部往復運動構造体の磁石は外部駆動ユニットにより形成された回転磁場により誘引と反発とが交互に行われる。

外部回転構造体は内部回転構造体より大きい直径を有してよく、磁石は、内部回転構造体の磁石が外部回転構造体の磁石に沿って回転することを可能にする径方向の力が磁石によって発揮され、外部構造体に対して内部構造体を押圧し、これによって磁力が患者の皮膚を損傷するリスクを低減できるよう配置されてよい。

一実施形態によると、内部回転構造体及び外部回転構造体のうちの少なくとも1つは、内部及び外部磁石及び/又は磁性材料間の磁気連結器により形成された軸方向の力を減少するよう適合された反発磁石を備えてよく、これによって患者の皮膚に及ぶスクイーズ効果が軽減される。

反発又は誘引磁石の力は調整可能であってよく、これによって患者の皮膚に及ぶスクイーズ効果が調整できる。

以上の実施形態のいずれの誘引磁石は誘引電磁石であってよく、反発電磁石の力は電磁石への電流を変えることで調整してよい。

一実施形態によると、反発磁石は永久磁石であり、反発永久磁石の力は、永久磁石の、患者の皮膚との間の距離又はそれに対する位置を変えることで調整してよい。

内部回転構造体は内部球状キャップを備えてよく、内部回転構造の磁石又は磁性材料は上記内部球状キャップの外側に位置決めされてよい。外部回転構造体は外部球状キャップを備えてよく、外部回転構造体の磁石又は磁性材料は上記外部球状キャップの内側に位置決めされてよく、これによって回転力は内部及び外部球状キャップ間の磁気連結器によって径方向に伝送され得る。

一実施形態によると、内部球状キャップは中心に配置された磁石を備え、外部球状キャップは中心に配置された磁石を備え、内部及び外部球状キャップの磁石は互いに斥力を示すように適合され、これによって、内部の磁石及び/又は磁性材料と外部の磁石及び/又は磁性材料との間の磁気連結器により形成された軸方向力は減少し、これによって患者の皮膚に及ぶスクイーズ効果が軽減される。

医療システムは、内部回転構造体に接続された歯車系を更に備えてよい。歯車系は第1の力及び速度の機械的仕事を受信し、異なる力及び速度を有する機械的仕事を供給するよう適合されてよい。

歯車系は:操作可能な要素;第1の個数の歯を外側に備える第1の歯車;及び.第1の歯車より多数の歯を内側に備える第2の歯車を備えてよい。操作可能な要素は、操作可能な要素は第1の歯車の外側を第2の歯車の内側に対して押圧するように適合されてよく、これによって第1の歯車の歯は、歯が相互係合しない位置によって隔てられた少なくとも1つの位置において第2の歯車の歯と相互係合し、操作可能な要素の操作は、上記位置を前進させることによって、第1の歯車と第2の歯車との間の相対回転を発生させる。

一実施形態によると、操作可能なインプラントは操作デバイス及び身体係合部分を備える。操作デバイスは液圧式操作デバイスを備えてよい。身体係合部分は液圧によって操作可能な身体係合部分であってよく、操作可能なインプラントは液圧式ポンプ、及び作動液を保持するよう適合されたリザーバを更に備えてよく、リザーバは液圧式ポンプに接続される。液圧式ポンプは、作動液をリザーバから身体係合部分へ輸送するよう適合されてよい。

液圧式ポンプはリザーバの可動壁部分を備えてよく、液圧式ポンプは、可動壁部分を運動させてリザーバの容積を変えることによって、作動液をリザーバから液圧操作可能な身体係合部分へ輸送するよう適合されてよい。

一実施形態によると、操作デバイスは複数のコイルを備える静止部及び複数の磁石を備える可動部を備える電気モータを備え、これによって上記コイルの順次エネルギ供給は磁石を磁気的に推進し、それにより可動部を推進する。操作デバイスは静止部のコイルを密閉状態で取り囲むよう適合されたエンクロージャを更に備えてよく、これによって静止部と、磁石を収容している推進された可動部との間が封止され、これによって静止部のコイルは埋入時に体液から密閉される。

医療システムは埋入可能な発電機を更に備えてよく、埋入可能な発電機は:操作可能なインプラントの磁石又は磁性材料に接続された少なくとも1つの発電磁石が備られ、これによって磁石又は磁性材料の運動は可動発電部分を運動させる、可動発電機と、少なくとも1つの発電磁石と磁気連結している少なくとも1つのコイルとを備え、これによってコイルに対する可動発電部分の運動によりコイルに電流が誘導される。

一実施形態によると、可動発電部分は回転運動を行うよう適合される。

埋入可能な発電機は埋入可能な回転発電機であってよく、可動発電部分は回転運動を行うよう適合されてよく、少なくとも1つのコイルは少なくとも1つの磁石と磁気連結してよく、これによって可動発電部分の回転運動は少なくとも1つのコイルに電流を誘導する。

可動発電部分は往復運動を行うよう適合されてよい。

埋入可能な発電機は埋入可能なリニア型発電機であってよく、可動発電部分は往復運動を行うよう適合されてよく、少なくとも1つのコイルは少なくとも1つの磁石と磁気連結してよく、これによって可動発電部分の往復運動は少なくとも1つのコイルに電流を誘導する。

一実施形態によると、操作可能なインプラントは円形に配列された複数のコイルを備え、これによって、外部駆動ユニットにより回転している磁場は複数のコイルに電流を逐次誘導する。

医療システムは、少なくとも1つのコイルに接続された少なくとも1つの電池又はエネルギ保存デバイスを更に備えてよく、これによって少なくとも1つのコイルに誘導された電流は電池に電気エネルギとして保存することが可能となる。

医療システムは、操作可能なインプラントを密閉状態で取り囲むよう適合されたエンクロージャを更に備えてよく、これによって操作可能なインプラントは患者の体液から密閉される。以上の実施形態のいずれか1つによる医療システムは、無線通信ユニットを更に備えてよく、この無線通信ユニットは、外部ユニットから無線通信信号を受信する、及び外部ユニットに無線通信信号を送信する、のうちの少なくとも1つに適合される。

実施形態のいずれにおける操作可能なインプラントは、皮下に埋入されるよう適合されてよい。

一実施形態によると、操作可能なインプラントは、操作デバイス及び身体係合部分を備える。操作デバイスは:身体係合部分に直接又は間接的に接続される可動部を備え、この可動部は、少なくとも1つの磁石、磁化可能材料又は磁性材料に接続される。可動部は、患者の身体の外側で可動磁場に磁気連結するよう適合されてよく、これによって可動部は可動磁場に沿って運動する。操作デバイスは埋入可能な発電機を更に備え、この埋入可能な発電機は可動部に接続され、運動を電流に変換するよう適合され、これによって可動部の運動は身体係合部分を操作し、電流を発生させる。

少なくとも1つの磁石、磁化可能材料又は磁性材料は回転構造体に接続されてよく、患者の皮膚の外側で回転磁場に磁気連結するよう適合され、これによって回転構造体は回転磁場に沿って回転する。

少なくとも1つの磁石、磁化可能材料又は磁性材料は往復運動に適合された構造体に接続してよく、患者の皮膚の外側で往復運動磁場に磁気連結するよう適合され、これによって往復運動のための構造体は往復運動磁場に沿って運動する。

埋入可能な発電機は少なくとも1つの磁石及び少なくとも1つのコイルを更に備えてよく、少なくとも1つのコイルに対する少なくとも1つの磁石の運動は少なくとも1つのコイルに電流を誘導してよい。可動部のうちの少なくとも1つの磁石は患者の身体の外側で可動磁場に磁気連結するよう適合されてよく、埋入可能な発電機で少なくとも1つの磁石としても機能する。

一実施形態によると、埋入可能な発電機により充電されるよう適合された電池又はエネルギ貯蔵手段を更に備える。電池又はエネルギ貯蔵手段は身体係合部分に動力供給するよう適合されてよい。

操作可能なインプラントは、操作可能なインプラントのうちの少なくとも1つのパラメータを制御するための制御ユニットを更に備えてよい。

制御ユニットは電池又はエネルギ貯蔵手段に接続され、これによって電池は制御ユニットに動力供給する。

操作デバイスは液圧式操作デバイスを備えてよい。

一実施形態によると、身体係合部分は液圧によって操作可能な身体係合部分であってよく、操作可能なインプラントは液圧式ポンプ、及び作動液を保持するよう適合されたリザーバを更に備えてよく、リザーバは液圧式ポンプに接続される。液圧式ポンプは作動液をリザーバから身体係合部分へ輸送するよう適合されてよい。

液圧式ポンプはリザーバの可動壁部分を備えてよく、液圧式ポンプは、可動壁部分を運動させてザーバの容積を変えることで、作動液をリザーバから液圧操作可能な身体係合部分に輸送するよう適合されてよい。

一実施形態によると、液圧式ポンプは:蠕動ポンプ、膜ポンプ、歯車ポンプ、及びベローポンプから選択された液圧式ポンプであってよい。

以上の実施形態のいずれにおける操作デバイスは、第1の力及び速度の機械的仕事を入力として受信し、異なる力及び速度を有する機械的仕事を出力するよう適合された歯車系を備えてよい。

操作デバイスの歯車系は:操作可能な要素;第1の個数の歯を外側の周上に備える、中空円筒形状の第1の歯車;及び第1の歯車より多数の歯を内側表面上に備える、中空円筒形状の第2の歯車を備えてよい。操作可能な要素は、第1の歯車の内側に係合するよう適合されてよく、これによって第1の歯車の外側は、第2の歯車の内側に対して押圧され、これによって第1の歯車の歯は、歯が相互係合しない位置によって隔てられた少なくとも1つの位置において第2の歯車の歯と相互係合する。操作可能な要素の操作は、上記位置を前進させることによって、第1の歯車と第2の歯車との間の相対回転を発生させる。

一実施形態によると、操作可能な要素は可動部分に接続し、これによって可動部分の運動は歯車系を操作する。

一実施形態によると、操作可能なインプラントは操作可能なインプラントを取り囲むよう適合されたエンクロージャを更に備える。

以上の実施形態のいずれにおいて、歯車系の可動部分は皮下に配置するよう適合されてよい。

操作デバイスは、少なくとも1つの筋膜、線維化組織、皮膚、筋層、又は腹壁若しくは腹部内の皮下にあるいずれの組織に固定するよう適合されてよい。

操作デバイスは、操作デバイスと可動部分との間に距離を設けるよう適合された距離要素を更に備えてよい。

距離要素は、身体が可動部分を拒絶することを防止する可動部分の位置を制御するよう適合されてよい。

操作可能なインプラントの一実施形態によると、操作可能なインプラントは、外部ユニットと無線通信するよう適合された無線通信ユニットを更に備える。

一実施形態によると、システムは、操作可能なインプラントに駆動力を供給するための外部駆動ユニットを備える外部ユニットを更に備える。

外部駆動ユニットは可動磁場を形成するよう適合された可動磁石を備えてよく、又はコイルを備えてよく、コイルの順次エネルギ供給は可動磁場を形成する。

一実施形態によると、外部駆動ユニットは、操作可能なインプラントと無線通信するよう適合された無線通信ユニットを更に備える。

操作可能な液圧式インプラントを更に提供する。この操作可能な液圧式インプラントは、身体係合部分と、身体係合部分と流体連通する動力供給された操作デバイスを備える。操作デバイスは:作動液を保持し、リザーバの容積を変えるために運動するよう適合された可動壁部分を備え、それにより作動液をリザーバから身体係合部分へ輸送するリザーバ、及び可動壁部分に接続された操作部材であって、操作部材の操作がリザーバの容積を変える操作部材を備え、またその外寸及び形状の変更により変化する容積を有し、可動壁部分及び操作部材を取り囲むよう適合された可撓性エンクロージャを備える。可動壁部分はエンクロージャの内側を運動するよう適合されてよく、これによってリザーバの容積は、エンクロージャの内側の可動壁部分の運動により、操作可能な液圧式インプラントの外寸に影響を与えることで変更可能となる。

リザーバは患者の身体の外側から手動で押圧されるよう適合された手動部分を備え、これによって流体は、リザーバから、手動で操作可能な液圧式インプラントの身体係合部分へ輸送され、一時的に身体係合部分の液圧を増加させることが可能となる。手動部分は、手動オーバライド及び/又はリザーバに対する圧力の追加及び/又は非常時操作を可能としてよい。

以上の実施形態のいずれにおけるリザーバは、実質的に円形又は楕円形であってよい。

一実施形態によると、可動壁部分の平均厚はリザーバの手動部分の平均厚より小さい。

操作可能な液圧式インプラントの一実施形態によると、リザーバはParylene(登録商標)で被覆されたシリコーンを含む。

一実施形態では、操作デバイスは径方向回転力を軸方向往復力に変換するよう適合されたねじ山付き部材に接続され、ねじ山付き部材は操作部材に接続されてよい。

操作可能な液圧式インプラントは、電気回路、及び操作可能な液圧式インプラントを制御するための制御ユニットを更に備えてよい。

操作可能な液圧式インプラントは、患者の身体の外側からリザーバ内に作動液を注入するための注入口を更に備えてよい。

操作可能な液圧式インプラントの少なくとも一部は皮下に埋入されるよう適合されてよい。

操作可能な液圧式インプラントは、身体内のうちの少なくとも1つの筋膜、少なくとも1つの骨筋膜、少なくとも1つの皮質骨層、少なくとも1つの筋層、線維化組織、腹壁のいずれの部位、皮下空間のいずれの部位、及びその周辺領域のうちの少なくとも1つに対して操作可能な液圧式インプラントの少なくとも一部を直接又は間接的に固定するよう適合された少なくとも1つの固定部材を更に備えてよい。

操作可能な液圧式インプラントは、第2の身体係合部分及び第2の身体係合部分と流体連通している第2のリザーバを更に備えてよい。第2のリザーバは、第2のリザーバの容積を変えるために運動するよう適合された可動壁部分を備えてよく、それにより作動液を第2のリザーバから第2の身体係合部分へ輸送する。

第1及び第2のリザーバの可動壁はリザーバの寸法を増加又は減少させるよう適合された同じ操作部材に接続してよく、第1のリザーバの容積は第2のリザーバとは逆方向に変化するよう適合されてよい。

一実施形態によると、操作デバイスは操作部材に接続された電気モータを備える。電気モータは:交番電流(AC)電気モータ;直流電流電気モータ;リニア型電気モータ;アキシャル型電気モータ;圧電モータ;2相以上のモータ;3相モータ;バイメタルモータ;及び形状記憶金属モータから選択される電気モータであってよい。

一実施形態によると、電気モータの操作は、第1及び第2のリザーバの両方の可動壁に影響を与える。

操作デバイスは、第1の力及び速度の機械的仕事を受信し、異なる第2の力及び速度を有する機械的仕事を供給するよう適合された、歯車系を備えてよい。歯車系は電気モータに接続された力の入力部及び操作部材に直接又は間接的に接続された力の出力部を備えてよい。

歯車系は:操作可能な要素;第1の個数の歯を外側の周上に備える、中空円筒形状の第1の歯車;及び第1の歯車より多数の歯を内側表面上に備える、中空円筒形状の第2の歯車を備え、操作可能な要素は、第1の歯車の内側に係合するよう適合され、これによって第1の歯車の外側は、第2の歯車の内側に対して押圧され、これによって第1の歯車の歯は、歯が相互係合しない位置によって隔てられた少なくとも1つの位置において第2の歯車の歯と相互係合し、操作可能な要素の操作は、上記位置を前進させることによって、第1の歯車と第2の歯車との間の相対回転を発生させる。

歯車系は、径方向回転力を軸方向往復力に変換するよう適合されたねじ山付き部材に接続されてよく、ねじ山付き部材は操作部材に接続される。

一実施形態によると、操作デバイスは、患者の身体の外側に位置決めするよう適合された磁気連結器の外部部位と磁気連結するよう適合された磁気連結器を備え、これによって磁気連結器の内部部位は磁気連結器の外部部位に沿って運動し、可動壁部分を操作する。

操作可能な液圧式インプラントは、患者の身体の外部に位置決めされた外部ユニットと無線通信するための無線通信ユニットを更に備えてよい。

操作可能な液圧式インプラントは、患者の身体に電気エネルギを保存するよう適合された少なくとも1つの電池を更に備えてよい。

患者の身体の内側に配置するよう適合された操作可能なインプラントを備える医療システムを更に提供する。操作可能なインプラントは往復運動するよう適合された可動構造体を備え、可動構造体は少なくとも1つの磁石又は磁性材料を備え、可動構造体は、往復運動する磁場又は電磁場を形成する外部ユニットと磁気連結するよう適合されてよく、これによって可動構造体は往復運動する磁場又は電磁場に沿って往復運動する。

一実施形態によると、操作可能なインプラントは、可動構造体に接続されて可動構造体の往復運動を電気エネルギに変換するよう適合された発電機を更に備える。

発電機は:少なくとも1つの磁石を備え、可動構造体に接続される可動発電部分、及び少なくとも1つの磁石と磁気連結している少なくとも1つのコイルを備えてよい。コイルに対する可動発電部分の運動によりコイルに電流が誘導される。

一実施形態によると、可動発電部分のうちの少なくとも1つの磁石は可動構造体の磁石である。

操作可能なインプラントは、往復力を回転力に変換するよう適合された動力変換部材を更に備えてよい。発電機は動力変換部材に接続された回転発電機であってよい。

発電機は:少なくとも1つの磁石を備え、往復運動を行うよう適合された可動構造体に接続されている往復運動発電部分、及び少なくとも1つの磁石と磁気連結し、これによって往復運動発電部分の往復運動により電流が誘導される少なくとも1つのコイルを備える、リニア型発電機であってよい。

一実施形態によると、可動構造体は1つの方向に負荷を掛けられたバネであり、これによって、1つの方向の外部ユニットと接続された磁気連結器からの磁力、及び逆方向に負荷を掛けられたバネである可動部分により往復運動が起こる。

操作可能なインプラントは発電機ユニットに接続された電池又はエネルギ保存デバイスを更に備えてよく、電池は発電機ユニット内で発生した電気エネルギを保存するよう適合されてよい。

一実施形態によると、操作可能なインプラントは可動構造体に接続された身体係合部分を更に備えてよく、これによって可動構造体の運動は身体係合部分を操作する。

以上の実施形態のいずれにおける医療システムは、操作可能なインプラントを密閉状態で取り囲むよう適合されたエンクロージャを更に備えてよく、これによって埋入可能な発電機は患者の体液から密閉される。

以上の実施形態のいずれか1つによる医療システムは:外部ユニットからの無線通信信号の受信、及び外部ユニットへの無線通信信号の送信のうちの少なくとも1つを行うよう適合された無線通信ユニットを更に備えてよい。

以上の実施形態のいずれにおける操作可能なインプラントは、皮下に埋入されるよう適合されてよく、これは腹部の皮下のものであってよい。

一実施形態によると、操作可能なインプラントは、操作可能なインプラントのうちの少なくとも1つの磁石又は磁性材料に影響を与えるよう適合された患者の皮膚の外側に往復運動磁場を形成するよう適合された外部駆動ユニットを備える外部ユニットを更に備え、これによって磁石又は磁性材料は外部ユニットの往復運動磁場に沿って往復運動する。

外部駆動ユニットは少なくとも1つの磁石、電磁石、磁性材料を備える往復運動構造体を更に備えてよく、往復運動構造体の往復運動は埋入可能な発電機の可動構造体の磁石又は磁性材料に影響を与えてそれを往復運動させてよい。

一実施形態によると、外部駆動ユニットは少なくとも1つの磁石、電磁石又は磁性材料を備える回転可能構造体を備えてよい。回転可能構造体の回転は埋入可能な発電機の可動構造体の磁石又は磁性材料に影響を与えてそれを往復運動させる。

外部駆動ユニットの回転可能構造体は:正磁場を形成する第1の磁石又は電磁石、及び負磁場を形成する第2の磁石又は電磁石を備えてよく、これによって、回転可能構造体の回転により第1及び第2の磁石又は電磁石が操作可能なインプラントの磁石又は磁性材料に交互に影響を与え、それを往復運動させる。

一実施形態によると、外部駆動ユニットは正極性及び負極性を有する磁場を交互に形成するための電磁石を備え、埋入可能な発電機の磁石又は磁性材料を往復運動させる。

一実施形態によると、操作可能なインプラントは、第1の力及び速度の機械的仕事を入力として受信し、異なる力及び速度を有する機械的仕事を出力するよう適合された歯車系を更に備え、この歯車系は:操作可能な要素、第1の個数の歯を外側の周上に備える、中空円筒形状の第1の歯車、及び第1の歯車より多数の歯を内側表面上に備える、中空円筒形状の第2の歯車を備え、操作可能な要素は、第1の歯車の内側に係合するよう適合され、これによって第1の歯車の外側は、第2の歯車の内側に対して押圧され、これによって第1の歯車の歯は、歯が相互係合しない位置によって隔てられた少なくとも1つの位置において第2の歯車の歯と相互係合し、操作可能な要素の操作は、上記位置を前進させることによって、第1の歯車と第2の歯車との間の相対回転を発生させる。

一実施形態によると、操作可能なインプラントは、操作デバイス及び身体係合部分を備え、操作デバイスは複数のコイルを備える静止部及び複数の磁石を備える可動部を備える電気モータを備え、これによって上記コイルの順次エネルギ供給は磁石を磁気的に推進し、それにより可動部を推進する。操作デバイスは静止部のコイルを密閉状態で取り囲むよう適合されたエンクロージャを更に備え、これによって、静止部と、磁石を収容している推進された可動部との間が封止され、これによって静止部のコイルは埋入時に体液から密閉される。

一実施形態によると、外部ユニットは:操作可能なインプラントからの無線通信信号の受信、及び ・操作可能なインプラントへの無線通信信号の送信のうちの少なくとも1つを行うよう適合された無線通信ユニットを更に備える。

外部ユニットと操作可能なインプラントとの磁気連結を形成するための医療システムを提供する。この医療システムは:磁石、磁性材料及び磁化可能材料のうちの少なくとも1つを備える操作可能なインプラント、及び操作可能なインプラントの磁石、磁性材料及び磁化可能材料のうちの少なくとも1つと磁気連結するよう適合された外部永久磁石及び外部電磁石のうちの少なくとも1つを備える外部ユニットを備える。外部磁石の磁力は修整又は調整可能であり、これによって患者の皮膚に及ぶスクイーズ力が修整又は調整可能になる。このようにして医療システムは、患者の皮膚を損傷するリスクを低減する。

一実施形態によると、外部磁石は少なくとも1つの永久磁石を備え、外部ユニットは:皮膚接触部分、及び皮膚接触部分との永久磁石の距離、又は皮膚接触部分に対する位置を調整するための調整デバイスを更に備える。

一実施形態によると、操作可能なインプラントは:第1の磁石、第1の磁性材料の部位及び第1の磁化可能材料の部位のうちの少なくとも1つ;並びに第2の磁石、第2の磁性材料の部位及び第2の磁化可能材料の部位のうちの少なくとも1つを備える。外部ユニットは:少なくとも1つの第1の磁石又は第1の電磁石、及び少なくとも第2の磁石又は第2の電磁石を備え、操作可能なインプラントの第1の磁石、磁性材料及び磁化可能材料の一部のうちの少なくとも1つは、外部ユニットの第1の磁石又は第1の電磁石に誘引されるよう適合され、操作可能なインプラントの第2の磁石、磁性材料及び磁化可能材料の一部のうちの少なくとも1つは、患者の皮膚に及ぶスクイーズ力の均衡を取るために、外部ユニットの第2の磁石又は第2の電磁石に反発されるよう適合されてよい。

一実施形態によると、外部ユニットは、異なる位置で、又は同一位置の異なる時間で、異なる極性を有する第1及び第2の磁場を形成するよう適合される。操作可能なインプラントは異なる位置で、異なる極性を有する第1及び第2の磁場を形成するよう適合されてよく、第1の磁場は、第2の磁場に形成された操作可能なインプラントと外部ユニットとの間の引力を減少させるよう適合され、これによって患者の皮膚に及ぶスクイーズ効果が軽減される。

一実施形態によると、外部ユニットは少なくとも1つの電磁石を備え、外部ユニットは電磁石の磁力を制御するための制御ユニットを備える。

一実施形態によると、医療システムは、磁気連結により外部ユニットから操作可能なインプラントへ運動力を伝送するよう適合され、外部ユニットは、外部駆動ユニットから、操作可能なインプラントの磁石、磁性材料及び磁化可能材料のうちの少なくとも1つへ力を伝送するために、操作可能なインプラントに磁気連結するよう適合された可動磁場を形成するよう適合された外部駆動ユニットを備える。

一実施形態によると、医療システムは、患者の皮膚を介して回転力を伝送するよう適合され、外部駆動ユニットは、内部回転構造体に磁気連結するよう適合された回転磁場を形成するために少なくとも1つの永久磁石及び少なくとも1つの電磁石のうちの少なくとも1つを備える外部回転構造体を備え、これによって内部回転構造体は外部回転構造体に沿って回転する。内部及び外部回転構造体の磁石により誘発される患者の皮膚へのスクイーズ力は調整されてよく、これによって患者の皮膚に過剰な力が付与されることなく回転力は伝送可能となる。

一実施形態によると、外部回転構造体は内部回転構造体より大きい直径を有し、内部回転構造の磁石が外部回転構造体の磁石に沿って回転させることを可能にする径方向力が内部構造体を外部構造体に対して押圧する軸方向力より強くなるよう磁石を配置する。

一実施形態によると、外部ユニットは、以上の実施形態のいずれによる第1及び第2の磁場の両方を有する回転磁場を形成するよう適合され、回転磁場は以下の選択肢のうちの少なくとも1つの形態で存在する。

1.第1の磁場は、少なくとも実施形態7に記載の外部回転構造体を回転させる場合に形成され、角度的に断続的な第1の磁場、中心の第1の磁場、及び周囲にある実質的に連続的な第1の磁場のうちの少なくとも1つを有し、内部回転構造体の回転を可能にする磁気結合力の少なくとも一部を追加的に形成しており、外部回転構造体の回転運動及び回転構造体により形成された磁場の回転運動のうちの少なくとも1つに関与し、患者の皮膚をスクイーズする力が第1の磁場により軽減される、第1の磁場。

2.第1の磁場は、内部及び外部回転構造体の両方に配置された1つ以上の負極永久磁石により形成され、角度的に断続的な第1の磁場、中心の第1の磁場、及び周囲にある実質的に連続的な第1の磁場のうちの少なくとも1つを有し、実施形態7に記載の内部回転構造体の回転を可能にする磁気結合力の少なくとも一部を追加的に形成しており、外部回転構造体の回転運動及び静止状態の回転構造体により形成された磁場の回転運動のうちの少なくとも1つに関与し、患者の皮膚をスクイーズする力が第1の磁場により軽減される、第1の磁場。

3.第1の磁場は、内部及び外部回転構造体の両方に配置された1つ以上の負極永久磁石により形成され、内部及び外部回転構造体の間に反発する磁力を形成し、永久磁石は角度的に断続的な第1の磁場、中心の第1の磁場、及び周囲にある実質的に連続的な第1の磁場のうちの少なくとも1つを形成するよう適合された、第1の磁場。

4.第1の磁場は、内部回転構造体に配置された1つ以上の負極永久磁石により形成され、永久磁石は角度的に断続的な第2の磁場、中心の第2の磁場、及び周囲にある実質的に連続的な第2の磁場のうちの少なくとも1つを形成するよう適合され、内部回転構造体により形成された磁場は、外部ユニットに向かう磁気結合力を形成するよう適合された、第1の磁場。

5.第2の磁場は、2つ以上のコイル及び2つ以上の正極永久磁石のうちの少なくとも1つを備える外部構造体によって形成されるよう適合され;2つ以上の永久磁石が備えられ、外部回転構造体は回転して実施形態7に記載の回転磁場により内部回転構造体を回転させ、磁気結合力を形成する場合;及び2つ以上のコイルが備えられ、外部回転構造体は静止し、その間、コイルへの順次エネルギ供給により外部回転構造体の磁場は回転し、回転磁場により内部回転構造体を回転させ、内部回転構造体の回転を可能にする磁気結合力の少なくとも一部を形成する場合、のうちの少なくとも1つの状況で、角度的に断続的な第2の磁場、中心の第2の磁場、及び周囲にある実質的に連続的な第2の磁場のうちの少なくとも1つを形成する、第2の磁場。

6.第2及び第1の磁場は、少なくとも部分的に外部構造体に形成されるよう適合され、角度的に断続的な第2及び第1の磁場、中心の第2又は第1の磁場、及び周囲にある実質的に連続的な第2又は第1の磁場のうちの少なくとも1つを形成するよう適合された1つ以上のコイル、1つ以上の正極永久磁石及び1つ以上の負極永久磁石のうちの少なくとも1つが備えられ、第2及び第1の磁場の両方は内部回転構造体に配置された1つ以上の負極永久磁石により形成され、永久磁石は角度的に断続的な第2の磁場、中心の第2の磁場、及び周囲にある実質的に連続的な第2の磁場のうちの少なくとも1つを形成するよう適合され、内部回転構造体により形成された磁場は以下の選択肢;内部構造体の2つ以上の負極永久磁石と磁気連結している2つ以上の正極永久磁石が備えられ、外部回転構造体は回転して、回転磁場により内部回転構造体を回転させ、磁気結合力の少なくとも一部を形成する場合;内部構造体の2つ以上の負極永久磁石と磁気連結している2つ以上の負極永久磁石が備えられ、外部回転構造体は回転して、実施形態7に記載の回転磁場により内部回転構造体を回転させ、磁気結合力の少なくとも一部を形成する場合;並びに実施形態7に記載の内部構造体の2つ以上の負極永久磁石と磁気連結している2つ以上のコイルが備えられ、外部回転構造体は静止し、外部回転構造体の磁場はコイルへの順次エネルギ供給により回転し、実施形態7に記載の回転磁場により内部回転構造体を回転させ、内部回転構造体の回転を可能にする磁気結合力の少なくとも一部を形成する場合、のうちの少なくとも1つの状況で、外部ユニットに向かう磁気結合力を形成するよう適合された、第2及び第1の磁場。

7.第2及び第1の磁場は、少なくとも部分的に内部構造体によって回転されるよう適合され、角度的に断続的な第2及び第1の磁場、中心の第2又は第1の磁場、並びに周囲にある実質的に連続的な第2又は第1の磁場のうちの少なくとも1つを形成するよう適合された1つ以上のコイル、1つ以上の正極永久磁石及び1つ以上の負極永久磁石のうちの少なくとも1つを備える第2及び第1の磁場。

一実施形態によると、内部回転構造体は内部球状キャップを備え、内部回転構造体の磁石又は磁性材料は前記内部球状キャップの外部に配置される。外部回転構造体は外部球状キャップを備え、外部回転構造体の磁石は上記外部球状キャップの内側に配置され、これによって回転力は内部及び外部球状キャップの間の磁気連結により径方向に伝送することが可能となる。

一実施形態によると、医療システムは埋入可能な発電機を更に備え、埋入可能な発電機は:操作可能なインプラントの磁石、磁性材料及び磁化可能材料のうちの少なくとも1つに磁気連結するよう適合された少なくとも1つの発電磁石を備え、これによって磁石、磁性材料及び磁化可能材料のうちの少なくとも1つの運動は可動発電部分を運動させるか、あるいは発電部分となる、少なくとも1つの可動発電部分、並びに少なくとも1つの発電磁石に磁気連結され、これによってコイルに対して可動発電部分の運動によりコイルに電流が誘導される、少なくとも1つのコイルを備える。

一実施形態によると、可動発電部分は回転運動を行うよう適合される。

一実施形態によると、埋入可能な発電機は埋入可能な回転発電機であり、可動発電部分は内部回転構造体に配置されて回転運動を行うよう適合され、少なくとも1つのコイルは少なくとも1つの磁石と磁気連結し、これによって可動発電部分の回転運動は少なくとも1つのコイルに電流を誘導する。

一実施形態によると、可動発電部分は往復運動を行うよう適合される。

一実施形態によると、埋入可能な発電機は埋入可能なリニア型発電機であり、可動発電部分は往復運動を行うよう適合される。少なくとも1つのコイルは少なくとも1つの磁石と磁気連結するよう適合され、これによって可動発電部分の往復運動は少なくとも1つのコイルに電流を誘導する。

一実施形態によると、外部ユニットは回転磁場を形成するよう適合され、操作可能なインプラントは、回転磁場と磁気連結するよう適合され、円形に配置された複数のコイルを備え、これによって回転磁場は逐次、複数のコイルに電流を誘導する。

一実施形態では、外部ユニットは無線エネルギ伝送器を備え、操作可能なインプラントは無線エネルギ受信体を更に備え、これによって無線エネルギは外部ユニットから内部ユニットへ伝送可能となる。無線エネルギ伝送器は無線エネルギ伝送コイルを備えてよく、無線エネルギ受信体は無線エネルギ受信コイルを備えてよい。

医療システムは、電気エネルギを保存するよう適合された少なくとも1つの電池を更に備えてよい。

一実施形態によると、外部ユニットは無線通信ユニットを備え、医療システムは無線通信ユニットを備え、これによって外部ユニット及び操作可能なインプラントは無線通信可能となる。

医療システムは、操作可能なインプラントを密閉状態で取り囲むよう適合されたエンクロージャを更に備えてよく、これによって操作可能なインプラントは患者の体液から密閉される。

一実施形態によると、操作可能なインプラントは皮下に埋入するよう適合されてよい。

操作可能なインプラントを更に提供する。操作可能なインプラントは:電気エネルギを機械的仕事に変換するよう適合され、第1の力及び速度の機械的仕事を出力するよう適合された電気モータと、電気モータから第1の力及び速度の機械的仕事を入力として受信し、第2の異なる力及び速度を有する機械的仕事を出力するよう適合された歯車系とを備える。医療システムは:第1の力及び速度を有する、電気モータからの機械的仕事を出力するよう適合された第1の力の出力部、並びに第2の力及び速度を有する、歯車系からの機械的仕事を出力するよう適合された第2の力の出力部を更に備える。

一実施形態によると、操作可能なインプラントは埋入可能な発電機を更に備え、患者の身体の内側に電流を発生させるために第1の力の出力部は埋入可能な発電機に接続する。

一実施形態によると、操作可能なインプラントは、操作デバイスの第2の力の出力部に接続され、それにより操作される操作可能な身体係合部分を更に備える。

操作可能な身体係合部分は、液圧によって操作可能な身体係合部分であってよく、操作デバイスは、液圧によって操作可能な身体係合部分に作動液を伝送するための液圧式ポンプを更に備えてよい。

操作可能なインプラントの液圧式ポンプは、作動液を収容するよう適合されたリザーバを備えてよく、リザーバはリザーバの容積を変えるための可動壁部分を備えてよく、可動壁部分は操作デバイスに接続されてよく、これによって操作デバイスは可動壁部分を操作する。

液圧ポンプは:少なくとも1つの無弁ポンプ;少なくとも1つの弁ポンプ;少なくとも1つの蠕動ポンプ;少なくとも1つの膜ポンプ;少なくとも1つの歯車ポンプ;及び少なくとも1つのベローポンプから選択される液圧ポンプであってよい。

一実施形態によると、第1及び第2の力の出力部のうちの少なくとも1つは径方向回転力を軸方向往復力に変換するよう適合されたねじ山付き部材に接続する。リザーバの容積を変えるため、ねじ山付き部材はリザーバの可動壁部分に直接又は間接的に接続されてよい。

ねじ山付き部材は身体係合部分に直接又は間接的に機械的に接続してよく、これによって身体係合部分はねじ山付き部材を介して操作される。

一実施形態によると、操作可能なインプラントの歯車系は:第1の力の出力部に接続された操作可能な要素;第1の個数の歯を外側の周上に備える中空円筒形状の第1の歯車;及び第1の歯車より多数の歯を内側表面上に備える中空円筒形状の第2の歯車を備え、操作可能な要素は第1の歯車の内側に係合するよう適合され、これによって第1の歯車の外側は、第2の歯車の内側に対して押圧され、これによって第1の歯車の歯は、歯が相互係合しない位置によって隔てられた少なくとも1つの位置において第2の歯車の歯と相互係合し、操作可能な要素の操作は、上記位置を前進させることによって、第1の歯車と第2の歯車との間の相対回転を発生させ、第1の歯車は、第2の力及び速度を有する機械的仕事を出力するための第2の力の出力部に接続される。

一実施形態によると、操作デバイスは第2の歯車系を更に備え、第2の歯車系は、第1の歯車系から第2の力及び速度の機械的仕事を入力として受信し、第3の異なる力及び速度を有する機械的仕事を出力するよう適合される。

一実施形態によると、操作デバイスは、第3の力及び速度を有する第2の歯車系からの機械的仕事を出力するよう適合された第3の力の出力部を更に備える。

第2の歯車系は:第2の出力部に接続された操作可能な要素と、第1の個数の歯を外側の周上に備える、中空円筒形状の第1の歯車と、第1の歯車より多数の歯を内側表面上に備える、中空円筒形状の第2の歯車とを備えてよく、操作可能な要素は第1の歯車の内側に係合するよう適合され、これによって第1の歯車の外側は、第2の歯車の内側に対して押圧され、これによって第1の歯車の歯は、歯が相互係合しない位置によって隔てられた少なくとも1つの位置において第2の歯車の歯と相互係合し、操作可能な要素の操作は、上記位置を前進させることによって、第1の歯車と第2の歯車との間の相対回転を発生させ、第1の歯車は、第3の力及び速度を有する機械的仕事を出力するための第3の力の出力部に接続される。

一実施形態によると、操作可能なインプラントは、操作デバイスを取り囲むよう適合されたエンクロージャを更に備える。

エンクロージャは第1及び第2の貫通部を備えてよく、第1の貫通部は第1の力の出力部に適合されてよく、第2の貫通部は第2の力の出力部に適合されてよい。

一実施形態によると、エンクロージャは第1、第2及び第3の貫通する出力部を備える。

一実施形態によると、エンクロージャは第1、第2及び第3の貫通部を備える。第1の貫通部は第1の力の出力部に適合され、第2の貫通部は第2の力の出力部に適合され、第3の貫通部は第3の力の出力部に適合される。第1の力の出力部は第1の身体係合部分を操作するための第1の液圧式ポンプに接続してよく、第2の力の出力部は第2の身体係合部分を操作するための第2の液圧式ポンプに接続してよい。

一実施形態によると、第1の力の出力部は第1の回転可能シャフトを備え、第2の力の出力部は第2の回転可能シャフトを備える。

エンクロージャは:エンクロージャと第1の回転可能シャフトとの間を密閉するよう適合された第1の密閉部材、及びエンクロージャと第2の回転可能シャフトとの間を密閉するよう適合された第2の密閉部材のうちの少なくとも1つを更に備えてよい。第1及び第2の密閉部材は回転可能シャフトを回転させてよい。

第1の回転可能シャフトは第2の回転可能シャフトの内側に位置決めするよう適合されてよく、又は第2の回転可能シャフトは第1の回転可能シャフトの内側に位置決めするよう適合されてよい。

一実施形態によると、第1の力の出力部は第1の回転可能シャフトを備え、第2の力の出力部は第2の回転可能シャフトを備え、第3の力の出力部は第3の回転可能シャフトを備える。

一実施形態によると、エンクロージャは:エンクロージャと第1の回転可能シャフトとの間を密閉するよう適合された第1の密閉部材、エンクロージャと第2の回転可能シャフトとの間を密閉するよう適合された第2の密閉部材、エンクロージャと第3の回転可能シャフトとの間を密閉するよう適合された第3の密閉部材のうちの少なくとも1つを備える。第1及び第2の密閉部材は回転可能シャフトを回転させる。

第1及び第2の回転可能シャフトは第3の回転可能シャフトの内側に位置決めするよう適合されてよく、又は第2及び第3の回転可能シャフトは第1の回転可能シャフトの内側に位置決めするよう適合されてよく、又は第1及び第3の回転可能シャフトは第2の回転可能シャフトの内側に位置決めするよう適合されてよい。

操作可能なインプラントは、電気モータにエネルギ供給するよう適合された少なくとも1つの埋入可能な電池を備えてよい。

操作可能なインプラントは、患者の身体の外側から伝送された無線エネルギを受信するよう適合された受信ユニットを更に備えてよい。受信ユニットは電池を充電するよう適合されてよい。

一実施形態によると、電気モータは:交番電流(AC)電気モータ、直流電流電気モータ、リニア型電気モータ、アキシャル型電気モータ、ラジアル型モータ、3相モータ、2相以上のモータ、圧電モータ、バイメタルモータ、及び形状記憶金属モータから選択される電気モータである。

エンクロージャは:炭素材料、ホウ素材料、材料の混合物、Peek(登録商標)材料、材料の合金、金属材料、チタン、アルミニウム、セラミック材料、ポリマー材料、ポリウレタン、及びParylene(登録商標)被覆シリコーンから選択される材料を含んでよい。

異なる複数の態様若しくはある態様のいずれの部分、又は異なる複数の実施形態若しくはある実施形態のいずれの部分は全て、いずれの可能な様式で組み合わせてよい。いずれの方法、又は方法のいずれのステップは、装置の説明、並びにいずれの装置の実施形態とも見なされ、実施形態の態様又は一部は方法の説明と見なし、これら全ては些細な細部に至るまで、いずれの実行可能な方法において併用可能である。いずれの詳細な説明は一般的な要約説明として最大限の大意において解釈すべきであり、またいずれの実施形態又は実施形態の一部及びいずれの方法又は方法の一部はいずれの様式で組み合わせてよい。

これより、添付の図面を参照して、例として本発明を説明する。

図1aは、操作可能なインプラントのある実施形態及び外部ユニットの概略図である。

図1bは、操作可能なインプラントのある実施形態及び外部ユニットの概略図である。

図2aは、歯車系のある実施形態の概略上面図である。

図2bは、歯車系のある実施形態の概略側面図である。

図2cは、歯車系のある実施形態の概略上面図である。

図3aは、歯車系のある実施形態の上面断面図である。

図3bは、歯車系のある実施形態の側面断面図である。

図3cは、歯車系のある実施形態の概略上面図である。

図3dは、歯車系のある実施形態の概略上面図である。

図4は、埋入可能な液圧式操作デバイスのある実施形態の側面断面図である。

図5は、埋入可能な液圧式操作デバイスのある実施形態の断面の立面斜視図である。

図6は、埋入可能な液圧式操作デバイスのある実施形態の側面断面図及び上面断面図である。

図7は、埋入可能な液圧式操作デバイスのある実施形態の側面断面図及び上面断面図である。

図8は、埋入可能な液圧式操作デバイスのある実施形態の側面断面図及び上面断面図である。

図9は、埋入可能な液圧式操作デバイスのある実施形態の側面断面図及び上面断面図である。

図10aは、埋入可能な液圧式操作デバイスのある実施形態の側面断面図及び上面断面図である。

図10bは、埋入可能な電気モータのある実施形態の、分解立面斜視図である。

図11aは、埋入可能な液圧式操作デバイスのある実施形態の側面断面図及び上面断面図である。

図11bは、埋入可能な電気モータのある実施形態の、分解立面斜視図である。

図12は、埋入可能な操作デバイスのある実施形態の側面断面図及び上面断面図である。

図13aは、歯車系が複数の歯車系からなる実施形態の概略図である。

図13bは、歯車系が複数の歯車系からなる実施形態の概略図である。

図14aは、歯車系が複数の歯車系からなる実施形態の概略図である。

図14aは、歯車系が複数の歯車系からなる実施形態の概略図である。

図15は、2つの歯車系を備える液圧式操作デバイスのある実施形態の側面断面図である。

図16は、2つの歯車系からなる歯車系の実施形態の左側部分の側面断面図である。

図17は、2つの歯車系を備える液圧式操作デバイスのある実施形態の断面の立面斜視図である。

図18aは、埋入可能な液圧式操作デバイスのある実施形態の側面断面図及び上面断面図である。

図18bは、埋入可能な操作デバイスのある実施形態の断面の分解側面斜視図である。

図19は、埋入可能な操作デバイスのある実施形態の立面斜視図、及びこの埋入可能な操作デバイスの断面の立面斜視図である。

図20は、埋入可能な操作デバイスのある実施形態の側面断面図及び上面断面図である。

図21は、磁気連結器を備える埋入可能な液圧式操作デバイスのある実施形態の側面断面図である。

図22は、磁気連結器を備える埋入可能な操作デバイスのある実施形態の側面断面図である。

図23は、蠕動ポンプの上面断面図である。

図24aは、蠕動ポンプを備える埋入可能な操作デバイスの立面斜視図である。

図24bは、蠕動ポンプを備える埋入可能な操作デバイスの側面断面図である。

図25aは、蠕動ポンプを備える埋入可能な操作デバイスの側面断面図である。

図25bは、蠕動ポンプを備える埋入可能な操作デバイスの上面断面図である。

図26は、埋入可能な液圧式操作デバイスのある実施形態の断面の立面斜視図である。

図27aは、埋入可能な液圧式操作デバイスの第1の状態における側面断面図である。

図27bは、埋入可能な液圧式操作デバイスの第2の状態における側面断面図である。

図28aは、埋入可能な液圧式操作デバイスの側面断面図である。

図28bは、埋入可能な液圧式操作デバイスの上面断面図である。

図29は、埋入可能な操作デバイスの断面の立面斜視図である。

図30aは、埋入可能な操作デバイスの第1の状態における立面斜視図である。

図30bは、図30aの埋入可能な操作デバイスの第1の状態における立面斜視図である。

図31aは、開始抵抗遅延を含む埋入可能な操作デバイスの分解斜視図である。

図31bは、開始抵抗遅延を含む埋入可能な操作デバイスの分解斜視図である。

図31cは、開始抵抗遅延を含む埋入可能な操作デバイスの分解斜視図である。

図31dは、開始抵抗遅延を含む埋入可能な操作デバイスの分解斜視図である。

図31eは、連結器を備える埋入可能な操作デバイスの分解斜視図である。

図32は、患者の皮膚の内側に配置された埋入可能な操作デバイスと、この埋入可能な操作デバイスに動力供給するための外部ユニットとの側面断面図である。

図33は、無線エネルギ伝送器及び埋入可能な無線エネルギ受信器の側面図である。

図34は、操作可能なインプラント及び無線エネルギ伝送器の側面図である。

図35aは、無線エネルギ伝送器の側面断面図、及び患者の皮膚の内側に配置された無線エネルギ伝送器の側面断面図である。

図35bは、無線エネルギ伝送器の側面断面図、及び患者の皮膚の内側に配置された無線エネルギ伝送器の側面断面図である。

図35cは、無線エネルギ伝送の代替コンセプトを示す。

図36は、操作可能なインプラント及び無線エネルギ伝送器の側面図である。

図37は、操作可能なインプラント及び無線エネルギ伝送器の側面図である。

図38aは、患者の皮膚を通した無線エネルギ伝送のための原理を図示する概略側面図である。

図38bは、患者の皮膚を通した無線エネルギ伝送のための原理を図示する概略側面図である。

図38cは、患者の皮膚を通した無線エネルギ伝送のための原理を図示する概略側面図である。

図39は、操作可能なインプラント及び無線エネルギ伝送器の側面図である。

図40は、操作可能なインプラント及び無線エネルギ伝送器の側面図である。

図41は、操作可能なインプラントの概略側面図である。

図42は、操作可能なインプラントの概略側面図である。

図43aは、固定及び距離生成要素を含む操作可能なインプラントの側面図である。

図43bは、固定及び距離生成要素を含む操作可能なインプラントの側面図である。

図43cは、距離要素のキットを構成する距離要素を示す。

図43dは、距離要素のキットを構成する別の距離要素を示す。

図44は、身体係合部分が注入デバイスである操作可能なインプラントのある実施形態を示す。

図45aは、身体係合部分が圧縮デバイスである操作可能なインプラントのある実施形態を示す。

図45bは、身体係合部分が2つの圧縮デバイスである操作可能なインプラントのある実施形態を示す。

図45cは、身体係合部分が機械的身係合号部分である操作可能なインプラントのある実施形態を示す。

[図面の詳細な説明] 以下において、添付の図面を参照して、本発明の実施形態の詳細な説明を行う。図面は例示のみを目的としており、本発明の範囲を一切制限しないことを理解されたい。従って、「上(up)」又は「下(down)」といった方向に関するいずれの言及は、単に図示された方向を表すだけである。同一の参照番号を有する特徴部分は同一の機能を有し、従って、そうでないことが明らかでない限り、ある実施形態におけるある特徴部分は、同一の参照番号を有する別の実施形態からの特徴部分と交換できることに留意されたい。よって、同一の参照番号を有する特徴部分に関する説明は、その特徴部分の基本的な概念を説明するにあたって互いに相補的なものであり、これら特徴部分を多面的に示すものであると理解するべきである。

操作可能なインプラントは、患者の身体に関して機能を実行するために操作できるだろう任意のインプラントであると理解されるべきである。操作されるとは、インプラントの一部分のサイズ及び/又は形状の変更、活性物質又は非活性物質の患者の身体への送達、患者の身体の一部分に電気的な刺激を与えること、操作可能なインプラントの物理的パラメータ若しくは機能的パラメータ、及び/又は患者の生理的パラメータ若しくは物理的パラメータを感知すること、患者の皮膚の外側の外部ユニットと通信し、外部ユニットから操作可能なインプラントでエネルギを受信若しくは伝達することを含む。操作可能なインプラントは、例えば、ペースメーカユニット、外部心臓圧迫装置、左心補助装置(LVAD)デバイス、操作可能な人工心臓弁等の心臓のポンプ機能を支援する装置、インシュリン若しくは化学療法剤を送達するための埋入可能なデバイス等の埋入可能な薬物送達デバイス、例えば:肛門失禁の治療のために腸管を収縮させる、ストーマを扱うために腸管を収縮させる、尿失禁を治療するために尿道を収縮させる、胆嚢の機能不全を治療するために胆管を収縮させる、生殖能力制御を目的として卵管を収縮させる、性的能力制御を目的として精管を収縮させる、勃起組織での血液量を増すために血管を収縮させる、又は動脈瘤の圧縮若しくは抑制のための液圧収縮インプラント、機械収縮インプラント、及び/又は電気収縮インプラントであるだろう。操作可能なインプラントは更に、胃の容積を削減するための操作可能な容積充填デバイス、食物の通路を制限するための操作可能な胃バンド、又は満腹感を生じさせるために胃壁を引き伸ばすための操作可能なインプラント等の肥満治療用の操作可能なインプラントであってよい。操作可能なインプラントは、胃食道逆流症(GERD)を治療するための操作可能なデバイス、操作可能な豊胸インプラント、又は身体の任意の骨部分を調整若しくは置換するためのインプラント等の操作可能な美容的インプラントであってよい。更に、インプラントが器官若しくは器官の部分を置換することだろう、又は器官の機能が調整若しくは置換されるだろう。インプラントの他の例は、埋入された薬物送達によって性交不能症を治療するインプラント、血流に影響するインプラント、血栓除去を含むことがある血管治療、生殖能力及び/又は不妊症に影響するインプラント、又は身体の内側で流体を移動するよう適応されるインプラントである。操作可能なインプラントの上記に一覧される例は、操作可能なインプラントの考えられる応用領域を決して制限しない例として見られるべきである。

体係合部分は、患者の身体に直接的若しくは間接的に接続される、患者の身体に関して機能を実行するための操作可能なインプラントの任意の要素又は部分として理解されるべきである。機能は、例えば、患者の身体の部分を押圧する及び/又は引くこと、患者の身体に物質を送達すること、患者の身体から標本を収集すること、患者の身体の一部分を電気的に刺激すること、及び/又は埋入可能な容積充填デバイスを作動液で充填若しくは空にすることであるだろう。

操作可能なインプラントの物理的パラメータ又は機能的パラメータは、例えば電圧、電流、又はインピーダンス等の電気パラメータ、圧力、流量、温度、容積、重量、若しくは粘度等の流体に関係するパラメータであろう。パラメータは操作可能なインプラントで受信されるエネルギ、患者の身体に送達されるエネルギ、操作可能なインプラントで受信される流体、患者の身体に送達される流体、患者の身体に対してかけられる力、又は患者の身体に関係して処置が実行されてから経過した時間に関係することがあるうだろう。

患者の生理的パラメータ又は物理的パラメータは、例えば患者の体圧、血流、血液飽和に関係するパラメータ、虚血マーカに関係するパラメータ、患者の体温、筋肉の活動に関係するパラメータ、又は消化器系の活動に関係するパラメータであるだろう。

本明細書に参照されるエンクロージャは、大部分の例で、埋入時に体液から操作可能なインプラントの構成要素を分離するよう適合される。ただし、エンクロージャは、流体を封じ込めるため、又は操作可能なインプラントの他の構成要素から操作可能なインプラントによって使用される流体を分離するために使用されてもよい。エンクロージャは、炭素系材料(黒鉛、炭化ケイ素、若しくは炭素繊維材料等)、ホウ素材料、ポリマー材料(シリコーン、Peek(登録商標)、ポリウレタン、UHWPE、若しくはPTFE等)、金属材料(チタン、ステンレス鋼、タンタル、白金、ニオブ、若しくはアルミニウム等)、セラミック材料(二酸化ジルコニウム、酸化アルミニウム、若しくは炭化タングステン等)、又はガラスのうちの1つ又はその組み合わせから作製されたエンクロージャであってもよい。どの場合も、エンクロージャは低浸透性の材料から作製されなければならず、結果として、エンクロージャの壁を通過する流体の移動が妨げられる。

操作可能なインプラントの操作デバイスは、電気エネルギを機械的仕事に変換するための電気モータを含んでよい。電気的モータは、例えば、例えば(可変周波数駆動を使用して制御されてよい)3相電気モータ等の交番電流(AC)電気モータ、直流電流(DC)電気モータ、リニア型電気モータ、AC又はDCアキシャル型電気モータ、圧電モータ、バイメタルモータ、又は形状記憶金属モータであるだろう。

概して、埋入可能な身体係合部分及び埋入可能な操作デバイスを含んだ操作可能なインプラント、並びに操作可能なインプラントの構成要素を含んだ医療システムが本明細書に説明される。埋入可能な操作デバイスは、身体係合部分を電気的に、機械的に、又は液圧によって操作するよう適合でき、患者の身体の外側からの無線エネルギ伝送の手段を用いて又は患者の身体の中に電気エネルギを保存するよう適合される埋入可能電池を用いて動力を供給できるだろう。操作デバイスは、電気エネルギを機械的仕事(力*距離)に変換するための電気モータを含んでよく、電気モータは、速度及び/又は力/トルク及び/又は供給される力の方向を変更するための1つ又は複数の歯車系に接続されてよい。操作可能なインプラントは更に、操作可能なインプラントの部分、他の操作可能なインプラント、及び/又は外部ユニットと通信するための通信ユニットを含んでもよい。外部ユニットとの通信は、操作可能なインプラントを制御するための外部ユニットからの制御信号を含むことがある、又は操作可能なインプラントからのフィードバック信号を含むことがあり、それらは、例えば患者の身体のステータスに関係する生理的なセンサパラメータ若しくは物理的なセンサパラメータ等のセンサパラメータ、又は操作可能なインプラントのステータスに関係する物理パラメータ若しくは機能パラメータであるだろう。

図1a及び図1bは、患者の身体に埋入されるよう適合される操作可能なインプラント100、及び操作可能なインプラント100にエネルギ供給する、及び/又は操作可能なインプラント100と通信するための外部ユニット200を含んだ医療システムの概要を示す。図1a及び図1bの概要は、それぞれ操作可能なインプラント100及び外部ユニット200に含まれてよい構成要素の例を示し、図中に示される構成要素が本発明を機能させるために必須として見なされないのと全く同じように、実施形態は完全として見られるべきではない。

図1aは、患者の皮膚Sの下で皮下に埋入される操作可能なインプラント100を示す。操作可能なインプラント100は、外部ユニット200から無線エネルギを受信する、又は情報を受信するよう適合される受信ユニット120を含んだ操作デバイス110を含む。無線エネルギは、操作可能なインプラント100及び互いに誘導結合される導電体として機能し、交流電気エネルギ信号を伝送するためのトランス状の回路を形成する外部ユニット200のコイルを用いて、外部ユニット200のコイルと操作可能なインプラント100のコイルとの間で伝送される電磁場の形態であってよい。無線エネルギは、代替実施形態では、磁石又は磁性材料を含んだ埋入可能な操作デバイス100の可動構造体に磁力によって連結される可動磁場の形態をとることがあり、これにより操作可能なインプラントの可動構造体は(例えば、図32〜図39に関して更に説明される)外部ユニットで生成される可動磁場に沿って移動する。受信ユニット120は更に、操作デバイスの可動構造体に影響する可動磁場の形態で、及び電気エネルギを消費する構成要素を操作する、若しくは電気エネルギを消費する操作可能なインプラント100の構成要素に間接的に動力供給するための電池(例えば、190a、190b)を充電するための、埋入可能な操作デバイス110で電流を生成する無線エネルギとしての両方で無線エネルギを受信するよう適合される結合ユニットであるだろう。

図1aに示される実施形態では、外部ユニット200は、磁石又は電磁石を含んだ回転可能な構造体を含んだ電磁継手220の外部部分を回転させる外部電気モータ230を用いて上述の回転する磁場を生成するための外部駆動ユニット210を含み、これにより外部電気モータ230の操作による回転可能な構造体の回転が(例えば、図35〜図36に関して更に開示される)可動磁場を生成する。

操作可能なインプラント100の操作デバイス110は更に、操作デバイス110の構成要素の主要な部分を含んだ操作デバイス110の第1のユニット110aと、受信ユニット120を含んだ操作デバイス110の第2のユニット110bとの間に距離を生じさせるよう適合される距離要素110cを含む。距離は、受信ユニット120が、第1のユニット110aの構成要素によって実質的に影響を受けないようにすることができ、該構成要素は、送信ユニット220と受信ユニット120との間で無線エネルギを伝送する磁場及び/又は電磁場を乱すことがある磁性材料又は磁化可能材料を含んだ構成要素であるだろう。

第1のユニット及び第2のユニット110a、110bを接続する距離要素110cは、第2のユニット110bから第1のユニット110aにエネルギ及び/又は情報を伝送するための電気リード線、及び/又は第2のユニット110bから第1のユニット110aに機械的な力を伝送するよう適合される機械力伝送部材を含むことがあるだろう。機械力伝送部材は、例えば、回転力を伝送するための回転シャフト、回転力を伝送するための可撓部材、例えばBowdenケーブル、ワイヤ、ベルト、ロッド、ウォーム歯車、又はBevelギヤ等の略90度受信ユニットで受信される回転力の方向を変更するよう適合されるギヤ等の開園力を伝送するための可撓部材のうちの少なくとも1つであるだろう。 図1の操作デバイスは更に、任意選択で電気エネルギを機械的仕事に変換するよう適合される電気モータ130を含む。電気モータ130は、外部ユニット200から直接的に伝達される電気エネルギを受信ユニットから受信してよい、又は埋入可能な電池190に保存される電気エネルギを受信してよい。電気モータ130は、例えば回転移動力等の外部駆動ユニット210から直接的に伝達される移動力が受信ユニット120で受信される実施形態では省略されてよい。電気モータ130は、例えば:交番電流(AC)電気モータ、直流電流(DC)電気モータ、リニア型電気モータ、アキシャル型電気モータ、圧電モータ、3相モータ等の多相モータ、バイメタルモータ、及び形状記憶金属モータから選択される電気モータ130であるだろう。

図1aに示される概要によると、電気モータ130の力の出力部は、歯車系140の力の入力部と接続している。歯車系140は、第1の力及び第1の速度を有する機械的仕事を受信し、異なる第2の力及び異なる第2の速度を有する機械的仕事を出力するよう適合され、これにより電気モータ130によって提供される高速運動及び/又は受信ユニット120との直接的な接続は、力の増大に伴い低速運動に伝送される。

歯車系140は、例えば図2〜図16に関して開示される歯車系等、例えば本明細書の歯車系のいずれか等の構成を有する歯車系を含んでよい。代替実施形態では、歯車系140が、従来の大歯車系、ウォーム歯車系、又はベルトトランスミッションシステム等のなんらかの他の構成のトランスミッションシステムを含むことが考えられる。図1aに示される実施形態では、歯車系140は、身体係合部分を操作するために、操作デバイス110の歯車系140を身体係合部分180に接続する接続部材182に接続される。図1aに示される実施形態では、歯車系140と身体係合部分180との間の接続は、回転力を伝送するための回転シャフト、ロッド、又はBrowdenケーブル等の回転力を伝送するための可撓部材等の機械接続部分181を含む。

操作デバイスは更に、(更に図36〜図4に関して説明される)電気回路を生成するための発電機170を含んでよい。操作可能なインプラント100の構成は、発電機170が受信ユニット120と歯車ユニット140との間に配置されるようであり、これにより発電機170は高速で力を受信する。受信ユニット120と身体係合部分180との間に直接的な機械的接続がない代替実施形態では、歯車系140は完全に省略されてよい。

操作可能なインプラントは、操作可能なインプラントを操作又は制御するために使用できるだろう少なくとも1つの埋入可能な電池190a、190bを含んでよい。電池190a、190bは、外部駆動ユニット210からの直接駆動と組み合わせて使用できるだろう。一例として、患者は、在宅時操作可能なインプラントを操作するために直接駆動を使用し、外出時に又は緊急の状況で電池電力を使用してよい。電池190a、190bは、操作可能なインプラント100の動作に動力を供給するよう適合できるだろう、及び/又は制御ユニット及び/又は通信ユニットに動力を供給するよう適合できるだろう。電池190a、190bは、無線エネルギを受信する受信ユニットによって、又は埋入可能な発電機170によってのどちらかで充電するよう適合できるだろう。電池は、例えばコンデンサ等、任意の形態のエネルギ保存デバイスによって置換できるだろう。

再び図1aを参照すると、操作可能なインプラント100は更に少なくとも1つの埋入可能電池190a、190bを含み、該埋入可能電池は、例えば電池190a等の分離したユニットに配置されてよい、又は例えば電池190b等の操作デバイス110に配置されてよい。操作可能なインプラント100は、受信ユニット120で受信される無線エネルギを電池190a、190bに保存することができるように電池190a、190bを受信ユニット120に接続するリード線122、又は発電機170で生成される電流を電池190a、190bで保存することができるように電気発電機70に電池190a、190bを接続するリード線172を含んでよい。少なくとも1つの電池190a、190bは、操作可能なインプラント100及び電気モータ130を制御するための制御システム195の内の少なくとも1つに動力を提供するよう適合されてよい。第1のリード線192は制御システム195に電池190a、190bを接続し、第2のリード線132は電池190a、190bに電気モータ130を接続する。

制御ユニット195は、例えば、電気モータに供給される交番電流の周波数を調整することによって、又は電気モータ130に供給される電圧を調整することによって電気モータ130を制御することを含んでよい、操作可能なインプラント100を制御するための要素を含んでよい。制御ユニット195は、操作可能なインプラント100の1台又は複数のセンサからのセンサ入力を受け取るよう適合されてよく、それらは操作可能なインプラント100の物理的パラメータ又は患者の生理的パラメータを監視するよう適合されるセンサであってよい。制御ユニット195は、いくつかの実施形態では、例えば弁又はリザーバの可動壁部分の作動を制御することによって液圧操作デバイスを制御するよう適合されてよい。制御ユニット195は、外部ユニット2000と通信するための通信ユニットを含んでよく、その場合、受信ユニット120は更に情報の送信のためのユニットを含んでよく、これにより操作可能なインプラントの物理パラメータ及び/又は患者の身体に関係する生理的パラメータは、操作可能なインプラント100と外部ユニット200との間で通信されてよい。必要な場合、制御ユニットは、受信ユニットで受信される交番電流を、操作可能なインプラント100の要素に動力を供給するために適切な直流に変換するため、又は操作可能なインプラント100の少なくとも1つの電池190a、190bを充電するための整流器回路を含んでよい。通信、情報、及び/又はデータを処理するためには、制御ユニット195は復調器及びマイクロプロセッサを更に含んでよい。復調器は、外部ユニット200から送信される信号を復調し、マイクロプロセッサは受信された信号を復号及び/又は解釈してよい。操作可能なインプラントの受信ユニット120及び外部ユニット200の送信ユニット220は、例えば無線信号、IR(赤外線)信号、超音波信号、磁気信号、誘導信号、又は容量信号を用いて通信するよう適合されるだろう。

操作可能なインプラント100又は操作可能なインプラントの部品は、埋入時、操作可能なインプラント100の構成要素を体液から分離するためのエンクロージャによって取り囲まれてよい。ただし、エンクロージャは、例えばリザーバ内に流体を封入するために、又は操作可能なインプラント100の他の構成要素から、例えば歯車系の潤滑流体等の操作可能なインプラント100により使用される流体を分離するために使用されてもよい。エンクロージャは、外部ユニット200と操作可能なインプラント100との間の電磁エネルギ伝送に影響しないように、非金属且つ非磁性の材料から作られてよい。エンクロージャは:(例えば、黒鉛、炭化ケイ素、若しくは炭素繊維材料等の)炭素ベースの材料、ホウ素材料、(例えば、シリコーン、Peek(登録商標)、ポリウレタン、UHWPE、若しくはPTFE等の)ポリマー材料、(例えば、チタニウム、ステンレス鋼、タンタル、プラチナ、ニオビウム、若しくはアルミニウム等の)金属材料、(例えば、二酸化ジルコニウム、酸化アルミニウム、及びタングステンカーバイド等の)セラミック材料、又はガラスのうちの1つ又は組合せから作られてよい。任意の例では、エンクロージャは、流体のエンクロージャの壁を通した移行が妨げられるように、低浸透性の材料から作られるべきである。

ここで外部ユニット200を参照すると、外部ユニット200は、操作可能なインプラント100を制御する、及び/又は操作可能なインプラント100と通信するよう適合される。外部ユニット200は、操作可能なインプラント100の受信ユニット120の磁石又は磁性材料と磁器連結するよう適合される可動磁場を生成するよう適合されてよい外部駆動ユニット210を含んでよく、これにより患者の身体の外側での可動磁場の生成が、外部駆動ユニット210と操作可能なインプラント100の可動構造体との間の磁気連結によって操作可能なインプラント100を操作する。可動磁場は、電磁石又は永久磁石であるだろう、少なくとも1つの磁石を含んだ可動構造体と接続する電気モータ230によって生成されてよい。代替実施形態では、可動磁場は、例えば電磁石への電流を変更することによって等、磁場を変更することによって生成され、これにより電磁石によって供給される力は交流で流れ、このようにして磁性材料又は磁化可能材料の往復運動を生じさせることができる。可動磁場の生成は、図32〜図39に関して更に説明される。

外部ユニット200は、送電網の電源出力との接続によって直接的にエネルギ供給されることがある、又は電気モータ230及び/又は電磁石に動力供給するための駆動ユニット210への導管292を用いて接続されてよい少なくとも1つの充電可能な電池又は使い捨て電池290を含んでよい。また、外部ユニット200は、操作可能なインプラント100の制御/通信ユニット195と通信するための外部制御/通信ユニットも含んでよい。外部制御/通信ユニットは、操作可能なインプラントから制御信号を受信し、受信された制御信号に応えて外部ユニット200の制御を調整するよう適合されてよい。

図1bは、図1aに図示される実施形態の代替策として見られるべきである、操作可能なインプラント100の実施形態を示す。相違点は、図1bの実施形態が、操作デバイス110から液圧によって操作可能な身体係合部分180’に作動液を伝送するための少なくとも1本の導管を含んだ接続部分182を用いて操作デバイス110に接続されるよう適合される液圧によって操作可能な身体係合部分180’を操作するよう適合される特定の液圧実施形態であるという点である。

図1bに示される実施形態の操作デバイス110は、作動液を保持するためのリザーバ160と接続する液圧ポンプ150を含む。リザーバ160は、(例えば図4又は図5に関して開示される、操作可能である可動壁によって)液圧ポンプ150を構成してよい少なくとも1つの可動壁部分163を含んでよい。代替実施形態では、液圧ポンプ150は、例えば:無弁ポンプ、少なくとも1つのバルブを含んだポンプ、蠕動ポンプ、膜ポンプ、歯車ポンプ、又はベローポンプであるだろう。液圧ポンプ150は、埋入可能な電気モータ130、又は患者の身体の外側から操作されるよう適合される可動構造体のどちらかとの接続によって操作される。液圧ポンプ150と電気モータ130又は可動構造体との間の接続は、高速及び低い力の運動を低速及び高い力の運動に変換するよう適合される歯車系140を介して作動する。

液圧身体係合部分180’は、例えば液圧収縮若しくは抑制デバイス、又は容積充填デバイスを含むだろう。

図2aは、操作デバイス110における操作のための埋入可能な歯車系140の一実施形態を示す。歯車系140は、第1の力及び第1の速度を有する機械的作用を受け、第2の異なる力及び第2の異なる速度を有する機械的作用を出力するように適合される。歯車系140は、その外側の周上に、例えば160の、第1の歯の数144tを含む中空円筒の形状を有した第1の歯車144、及びその内側の表面上に、例えば162の、第1の歯車より多い歯の数145tを含む、中空円筒の形状を有した第2の歯車145を係合させるように適合された操作可能な要素143’に接続された入力142を含む。操作可能な要素143’は、第1の歯車144の内側144aを係合するように適合され、その結果、第1の歯車144の歯144tが、歯が相互係合しない位置(例えば位置P2)によって相互に隔てられた位置P1において第2の歯車145の歯145tと相互係合されるように、第1の歯車144の外側144bが、第2の歯車145の内側145aに対して押圧される。操作可能な要素143’の動作は、位置P1を前進させ、それにより第1の歯車144と第2の歯車145との間に相対回転を発生させる。図2aに示される実施形態では、第2の歯車145は、第1の歯車144より2つ多い歯145tを含み、2/160又は1/80の、操作可能な要素143’が実行する各々の周回に対する周回で回転する第1の歯車144をもたらし、その結果80倍の伝送がもたらされ、すなわち出力(図2bの149)が80分の1の速度及び80倍の力を有する力を提供し、従って、80倍、例えば電気モータによって及ぼされ得る力を増加させる。図2aに示される実施形態では、操作可能な要素は、第1の歯車144の内表面に対して半径方向に摺動する。摩擦を低減させるために、潤滑流体が歯車系に存在してもよく、操作可能な要素143’又は操作可能なインプラント143’が摺動する表面が、Graphalloy、Nyliol、又はPTFE等の、自己潤滑材料を含んでもよいことが更に考えられる。

図2bは、断面側面図で歯車系140を示し、この実施形態では、歯車系140は、第1の歯車144の外側144bと同量の歯146tを含んだ内側146aを有する第3の歯車146を含む。第3の歯車146が、相互係合された位置(図2aのP1)と共に、第2の歯車145に対して回転するように、第3の歯車146の歯146tは、第1の歯車144の歯と相互係合するように適合される。第3の歯車146は、第3の歯車146から出力149へ力を伝達するための半径方向に延在する接続構造体147によって、歯車系140の出力149と接続している。

図2cは、医療デバイスの代替的な実施形態を示し、操作可能な要素143’’が、2つの正反対の配置位置で第1の歯車144の内側144aを係合するように適合される。操作可能な要素143’’は、軸方向断面で、第1の歯車144を撓ませ、第1の歯車144を長円形状とする。操作可能な要素143’’は、撓んだ第1の歯車144’を維持するように適合され、その結果、第1の歯車144の歯が、角度をとって間隔を置かれた、2つの正反対の配置位置P1’及びP1’’で第2の歯車145の歯と相互係合される。2つの位置P1’及びP1’’は、歯が相互係合しない位置、例えば2つの位置P2’及びP2’’によって相互に隔てられる。図2cの実施形態では、第1及び第2の歯車144、145の歯が2つの位置で相互係合するとき、第1の歯車144が等しく撓み結果として長円形状を形成するように、第1の歯車144と第2の歯車145との間の歯の数の差は2で割り切れる必要があり、その結果、第1及び第2の歯車144、145の歯が相互係合しない位置を伴う第1及び第2の歯車144、145の間の2つのエリアに、異なる歯の数が均等に分配され得る。数学的には、これは、第1の歯車がxの歯を有する場合には、第2の歯車はx+n*2の歯数を有する必要があると表すことができ、そのとき歯車系140によって提供される伝送は、伝送=x/(x+n*2)で計算される。第1の歯車144の均一な撓みをもたらすために、操作可能な要素が、第1及び第2の歯車144、145が3つ、4つ、又はそれ以上の位置で相互係合されるように第1の歯車144を撓ませるべく適合された操作可能な要素であってもよい代替的な実施形態(図示せず)では、第1の歯車144と第2の歯車145との間の歯の数の差は接触部分の数に対応する必要がある。より一般的な数式では、関係は、第2の歯車がx+n*mの歯の数を有する必要があると表すことができ、式中、nは所望の伝送に基づいて選択される定数であり、mは第1及び第2の歯車の歯が相互係合する位置の数である。

図3aは、入力142が第1及び第2の遊星歯車143’’’a、143’’’bに接続された中央の歯車を含む遊星歯車を操作可能な要素が含み、第1の歯車144の歯が、第1及び第2の位置P1’、P1’’で第2の歯車145の歯を相互係合するように。第1及び第2の遊星歯車143’’’a、143’’’bがまた、第1の歯車144を撓ませる一実施形態を示す。図2cを参照して先に説明されたものと類似して、第1の歯車144が等しく撓み結果として長円形状を形成するように、第1の歯車144と第2の歯車145との間の歯の数の差は2で割り切れる必要があり、その結果、第1及び第2の歯車144、145の歯が相互係合しない位置を伴う第1及び第2の歯車144、145の間の2つのエリアに、異なる歯の数が均等に分配され得る。

図3aの遊星歯車機構は、中央の歯車142と遊星歯車機構143’’’a、143’’’bとの間の歯の数の差から生じる伝送によって歯車系の伝送を更に増加させる、すなわち、歯車系140の全伝送は、遊星歯車機構によって提供される伝送プラス第1の歯車144と第2の歯車145との間の歯の数の差によって提供される伝送に等しい。

図3bは、断面側面図で歯車系140を示す。図3bに示される実施形態では、歯車系140はまた、図2bを参照して説明される第3の歯車と類似した第3の歯車146を含み、結果として、第3の歯車146は第1の歯車及び相互係合された位置P1’’、P1’’と共に回転する。第3の歯車146は、第3の歯車146から出力149へ力を伝達するための半径方向に延在する接続構造体147によって、歯車系140の出力149と接続している。

図3cは、遊星歯車機構が中央の歯車142と接続される1つの遊星歯車143’’’aを含むだけである、遊星歯車機構の代替的な実施形態を示す。実施形態は、図2aを参照して説明される実施形態と同様に機能し、相違点は、追加的な伝送が遊星歯車機構によって提供されることである。

図3dは、遊星歯車機構が3つの遊星歯車143’’’a、143’’’b、143’’’cを含む実施形態を示し、各々の遊星歯車が第1の歯車144’を撓ませ、結果として、第1の歯車144が、(各々の間が実質的に120度で)角度をとって間隔を置かれた、3つの接触位置P1’、P1’’、P1’’’で第2の歯車145に対して押圧される。説明される他の実施形態と類似して、第1の歯車144と第2の歯車145との間の歯の数の差は、接触部分の数に対応する必要があり、すなわち、図3dに示される実施形態では、第1の歯車144が均等に撓むように、差は3で割り切れる必要がある。

代替的な実施形態では、図2a〜図3dを参照して説明される実施形態のいずれかにおける遊星歯車機構の歯車は、歯なし歯車であり、従って、互いに相互係合するために摩擦を使用するだけである。そのため、中央の歯車は、摩擦に基づく接続によって、遊星歯車機構に接続され、遊星歯車機構を推進する。

図2a〜図3dの実施形態のうちのいずれかの歯車系140は、例えば、金属材料、プラスチック材料、又はセラミック材料で作製され得る。一実施形態では、歯車系は、非金属及び/又は非磁性材料で作製され、その結果、歯車系は、埋入可能なエネルギレシーバへのエネルギ伝達に影響を及ぼさない。歯車系は、ヒアルロン酸等の生体適合潤滑剤によって潤滑されてもよく、そのために、液圧流体を保持するように適合されたリザーバの内側に配置され、液圧流体が同様に潤滑剤の役割を果たしてもよい。歯車系は、体液が歯車系に、並びに/又は歯車系におけるヒト組織の内殖に、並びに/又は液圧流体及び/若しくは潤滑流体の漏れに影響を及ぼすのを妨げるためのエンクロージャによって封入されてもよい。エンクロージャは、非金属及び/又は非磁性エンクロージャであってもよく、結果として、エンクロージャの材料は、操作可能なインプラントの無線エネルギレシーバへ無線エネルギを伝達する能力に影響を及ぼさない。歯車系は、別々に封入されても、又は操作デバイスの電気モータ、若しくは操作デバイスの追加的な構成部品と共に封入されてもよい。

図4は、図3aに関して更に説明される歯車系140を含んだ操作可能なインプラント100の埋入可能な操作デバイス110の実施形態を示す。歯車系140は、例えば(本明細書に説明される電気モータのいずれか等の)機械的仕事に電気エネルギを変換するよう適合される電気モータに接続できるだろう力の入力部142を含む。力の入力部142は、(図4に関して更に説明される)歯車系140の第1の歯車144を同様に操作する遊星歯車143’’’a、143’’’bに接続される。力の出力部149は、歯車系140の第3の歯車146及び径方向に延在する接続構造体147を介して歯車系140に接続される。力の出力部149は、図4に説明される実施形態では、ねじ山付き部材441の外側ねじ山に係合するよう適合される内側ねじ山(不図示)を備える中空シャフトであり、これにより中空シャフト149とねじ山付き部材441との間の相互作用が、歯車系140の操作によって生成される径方向回転力を線形の軸方向往復力に変換する。ねじ山付き部材441は、図4に示される実施形態では、作動液を含むよう適合されるリザーバ160に係合するよう適合される径方向に延在する係合部材444に接続される。図4に示される実施形態では、リザーバ160は圧縮されるよう適合されるドーナス状のリザーバ160であり、これによりリザーバ内の容積は減少し、リザーバ160から流体導管162に、更に操作可能なインプラント100の液圧によって操作可能な身体係合部分180に作動液を押圧する。

操作デバイス110は、リザーバ160の圧縮に関係してアンビルとして機能し、同時に歯車系140を少なくとも部分的に取り囲むエンクロージャとしても機能するシート部分445を更に含む。シート部分445は、力の出力部149及びねじ山付き部材441を取り囲むよう適合されるエンクロージャ442の一部分に接続し、これによりねじ山付き部材441及び力の出力部149は体液から密閉される。出力149及びねじ山付き部材441を封包するエンクロージャ442の一部分と座部分445の接続は、座部分445と出力149との間の封止の必要性を除去して、歯車系140の動作を容易にしかつ歯車系140を密閉封包することを可能にする。力の出力部149及びねじ山付き部材441を取り囲むエンクロージャ442の部分は、ベローとして機能する襞のあるセクション443を含む。襞のあるセクション443は、襞のあるセクション443の可動性が影響されることなく、繊維性組織の内方成長を可能にするよう適合される。リザーバ160は、好ましくは例えばシリコーン等の弾力材及び/又は弾性材から作られ、Parylene(登録商標)コーティングで覆われて、リザーバ160の圧縮によって誘発される応力及び磨耗によりうまく抵抗してよい。力の入力部142は、エンクロージャの下部に対して密閉されてよい、又は代わりに電気モータ等の操作デバイスは同一の密閉環境に配置されてよく、これにより力の入力部142とエンクロージャとの間の密閉は不要になる。

図5は、歯車系がリザーバ160’の内側に配置され、これによりリザーバ160’が歯車系140を少なくとも部分的に取り囲む操作デバイス110の実施形態を示す。図5に示される実施形態は更に、歯車系140の力の入力部に接続される電気モータ130を含む。電気モータ130と歯車系140との間の力の伝送は、電気モータ130を取り囲む第1のエンクロージャを出て、リザーバ160’内部の歯車系140を取り囲む第2のエンクロージャに進入するシャフトを含んでよく、その場合、両方のエンクロージャともシャフトによって回転自在に貫通される必要があり、シールで摩擦を生じさせる。代替実施形態では、電気モータ130を取り囲むエンクロージャ及び歯車系140を取り囲むエンクロージャが接続され、これにより歯車系140と電気モータ130の両方を取り囲む単一の取り囲まれた空間が生じ、その場合、力を伝送するシャフトは密閉される必要はない。エンクロージャ445’は、このようにして電気モータ130を取り囲むエンクロージャに密閉接続する。ねじ山付き部材441と接続する力の出力部149は図4に関して説明されるのと同様に機能し、相違点は、リザーバ160’の容積がねじ山付き部材441によって変更され、可動壁部分を移動するようにねじ山付き部材441がリザーバ160の可動壁部分に直接的に接続される点である。リザーバ160’は流体導管162’に接続され、これによりリザーバ160’の流体は流体導管162’を通してリザーバ160’から、動作可能なインプラントの液圧によって操作可能な身体係合部分に輸送され、これによりリザーバ160’の圧縮は患者の身体の一部分に対して間接的に力をかける。

図5に示される実施形態では、操作可能な要素143’’’a、143’’’bは摩擦を用いて力の入力部及び第1の歯車によって接続される。つまり、操作可能な要素143’’’a、143’’’bは歯を含んでいない。

いくつかの実施形態では、リザーバの内側に歯車系を配置することによって、リザーバ160に含まれている作動液で歯車系140を潤滑できるようになる。流体は、ヒアルロン酸、等張液、又はグリセロールベースの流体等の生体適合性のある潤滑流体であってよい。

上述された歯車系140の基本的な原則は、本明細書の操作可能なインプラントのいずれかと組み合わせて実装されてよい。歯車系140の優位点は:低摩擦、コンパクトな形式での高いトランスミッション、良好な精度、低ノイズを含み、歯車系140は潤滑なしに機能してよい。

図6は、操作可能なインプラントを操作するための埋入可能な操作デバイス100の実施形態を示す。操作デバイス110は、コイル132及び磁石133を含んだ埋入可能な電気モータを含む。コイル132のエネルギ供給は、コイル巻線132’及びコイルコア132’’での電流によって磁場を生成し、磁石133と磁気的に連結する。磁石133は回転可能な構造体135に固着され、これによりコイル132に順次エネルギ供給することによって磁石133を推進し、回転可能な構造体135を回転させる。コイル132と磁石133との間の磁気連結は、生成されるトルクが可能な限り大きくなければならないように、操作デバイス110の周囲に配置される。回転可能な構造体135は、操作デバイス110の周囲においてコイル132及び磁石133によって生成される力を、操作可能な要素143’’’a、143’’’bと接続する歯車系の力の入力部142に伝送する径方向に延在する部分147を含む。操作可能な要素は、第1の歯車144の外側が第2の歯車145の内側に押圧され、これにより第1の歯車144の歯が、歯が相互係合していない位置によって隔てられた2つの位置において第2の歯車145の歯と相互係合するように、歯車系140の第1の歯車144に係合し、偏向する。第2の歯車145は、その内側表面で第1の歯車144よりも多い数の歯車を有するため、操作可能な要素143’’’a、143’’’bの操作は、相互係合される位置を前進させることによって、第1の歯車144と第2の歯車145との間の相対回転を発生させる。

歯車系は、中空円筒の形状を有した第3の歯車146を更に含む。第3の歯車146の内側は、第1の歯車144の外側と同じ量の歯を含み、第3の歯車146が、少なくとも1つの相互係合された位置と共に、第2の歯車145に対して回転するように、第3の歯車146の歯は、第1の歯車144の歯を相互係合するように適合される。第3の歯車146は、第3の歯車146と歯車系の中央に配置された出力149とを接続する半径方向に延在する部分147に接続される。

第1の歯車144、第2の歯車145、及び第3の歯車146はすべて、磁石133が固定された回転可能な構造体135の一部分より小さな直径、及びコイル133を固定するエンクロージャ111cの一部分より小さな直径を有する。従って、歯車系は電気モータの内側に配置され、その結果、コイル132及び磁石133は歯車系を軸方向に部分的に覆う。同一の軸方向平面に配置される電気モータ及び歯車系は、操作デバイス110を薄いエンクロージャ111内に包むことを可能にし、例えば、皮下埋入に好適な操作デバイス110を作製する。

図6を参照して説明される操作デバイスの実施形態は、第1の方向の第1の螺旋溝及び第2の方向の第2の螺旋溝を有したウォームシャフト441’の形態で、ねじ山付き部材を含む。ウォームシャフト441’は、リザーバ160を圧縮するように適合された半径方向に延在する係合部材444に次に接続される操作可能な部分446によって係合される。ウォームシャフト441’の回転は、第1の螺旋溝を係合する操作可能な部分446から、ウォームシャフト441’の端部分で第2の螺旋溝を係合する操作可能な部分446に切り替えることによって、螺旋溝における操作可能な部分446の往復を発生させる。ウォームシャフト441’は、同じ方向に常に回転する電気モータによってリザーバ160を圧縮及び拡大することを可能にして、制御を容易にし、かつ特定の回転方向にモータ、シール、及びベアリングを最適化することを可能にする。

図6の操作デバイス110では、コイル132は封止空間に配置され、電気モータに電力を供給するように適合された、バッテリ190の形態のエネルギ供給ユニット、及び操作可能なインプラントの電気モータ及び/又は追加的な操作可能な要素を制御するように適合された制御システム195を更に含む。バッテリ190及び/又は制御システム195は、無線エネルギレシーバ、及び/又は無線通信ユニット、及び/又は操作デバイスに追加的なエネルギを供給するための追加的なバッテリ190に、バッテリ190及び/又は制御システム195を接続するリード線192と接続している。電気モータが無線エネルギレシーバから直接電力を供給される代替的な実施形態では、バッテリ190は、制御システム195に電力を供給するように適合されるだけである。

図7は、図6を参照して示される制御ユニット20及び操作デバイス110と同様の、制御ユニット20及び操作デバイス110を示し、相違点は、図7の操作デバイスでは、磁石133が、回転可能な構造体135の周囲から電気モータ及び歯車系の下の回転可能な構造体135の中心まで力を伝達するように適合された半径方向に延在する部分147を含む回転可能な構造体135に固定されることである。半径方向に延在する部分147は歯車系の入力142へ力を伝達し、入力はまた操作可能な要素143’’’a、143’’’bを係合する。

図7の実施形態では、コイル132は、個別のコイルエンクロージャ131内に配置及び封止され、その結果、コイル132が、患者の体液から、及び/又は歯車系で使用される潤滑流体から、及び/又はリザーバ160から流体導管162を通って液圧で操作可能な身体係合部分へと力を伝達するように適合された液圧流体から、更に単離される。

図8は、図6及び図7を参照して示される制御ユニット20及び操作デバイス110と同様の、制御ユニット20及び操作デバイス110の代替的な実施形態を更に示す。図8を参照して示される実施形態では、磁石133を含む回転可能な構造体135は、磁石133が取り付けられる回転可能な構造体135の直径より大きな周径を有するエンクロージャ111の一部分111cに取り付けられたコイル132によって推進されるように適合される。従って、コイル132は、磁石133の半径方向外側に配置され、コイルエンクロージャ131によって、操作デバイス110の残りから、かつ患者の体液から封止される。回転可能な構造体135は、回転可能な構造体の中心で入力142に接続され、入力142もまた(本明細書における他の実施形態でより詳細に説明されるように)歯車系の操作可能な要素143’’’a、143’’’bを係合するように適合される。図8に示される実施形態は、操作デバイス110の回転部品を更に隔離する操作デバイス110の中央に操作デバイス110のすべての回転部品を配置し、その結果、移動部品によってもたらされるノイズは、操作デバイス110のエンクロージャ111及び患者の身体を通って伝播しにくい。

図9は、図6、図7、及び図8を参照して示される制御ユニット20及び操作デバイス110と同様の、制御ユニット20及び操作デバイス110の代替的な実施形態を更に示す。図9では、磁石133は、操作デバイス110の操作可能な要素143’’’a、143’’’b内に一体化される。操作可能な要素143’’’a、143’’’bは、接続構造体143cに回転可能に接続され、コイルによって生成される磁気引力が操作可能な要素143’’’a、143’’’bを推進する磁石133を順次引き寄せる際に、歯車系の第1の歯車144を係合し、撓ませる。磁石133が接続される操作可能な要素143’’’a、143’’’bの一部分は、歯車系の第1の歯車144を係合する操作可能な要素143’’’a、143’’’bの一部分より大きな直径を有し、その結果、磁石133は、コイル132と近接して配置され得る。コイル132と磁石133との間の距離は、例えば、50μm、100μm、200μm、400μm、600μm、800μm、1mm、2mm、3mm、又は5mmのうちの1つほどであり得、操作デバイス110の全体寸法、及びコイル132によってもたらされる磁力に左右される。

図10a及び図10bは、図6〜図9に関して示される実施形態に類似する操作デバイスの実施形態を示す。図6と図10aの実施形態の相違点は、図10aの実施形態は、歯車系の力の入力部142を推進するよう適合されるアキシャル型電気モータ130’を含む点である。アキシャル型電気モータ130’は、電気モータ130’の回転軸の回りで円形に分散されるコイル132のセット、及び磁石133に軸方向に重複する径方向に延在する回転可能な構造体135に接続される磁石133のセットを含み、これによりコイル132に順次エネルギ供給することによって磁石133を磁気的に軸方向に推進し、図10aに示される実施形態では遊星歯車143’’’a、143’’’bである操作可能な要素143’’’a、143’’’bに接続される歯車系の力の入力部142に接続される回転可能な構造体135を回転させる。歯車系及びアキシャル型電気モータ130’は、電気モータ130’の回転軸に沿って同軸で位置決めされる。

操作可能な要素143’’’a、143’’’bは歯車系の第1の歯車144に係合し、第1の歯車144を偏向させ、これにより第1の歯車144の外側が第2の歯車145の内側に押圧され、これにより第1の歯車144の歯が、歯が相互係合していない位置によって隔てられた2つの位置で第2の歯車145の歯と相互係合する。第2の歯車145は、その内側表面で第1の歯車144よりも多い数の歯車を有するため、操作可能な要素143’’’a、143’’’bの操作は、相互係合される位置を前進させることによって、第1の歯車144と第2の歯車145との間の相対回転を発生させる。

歯車系の力の出力部149は、図4及び図5に関して更に詳細に説明されるのと同じようにリザーバ160を圧縮する往復力を生成する。図10aの実施形態は更に、アキシャル型電気モータ130’に動力供給するよう適合される電池190、並びにアキシャル型電気モータ130’及び/又は操作可能なインプラントの追加の操作可能な要素を制御するよう適合される制御ユニット195を収容するアキシャル型電気モータ130’の下方に密閉空間を含む。電池190及び/又は制御ユニット195は、コイル132に順次エネルギ供給し、それによってアキシャル型電気モータ130’を操作するために電池190及び/又は制御ユニット195をコイル132に接続するリード線192と接続している。

図10bは、磁石133及び歯車系の力の入力部142が固着される回転可能な構造体133を示し、回転可能な構造体135は非金属の円板であり、これにより個々の磁石133はそれらが回転可能な構造体135に固着されていることによって影響されない。また、図10bは、コイル巻線132’と、磁石133を位置決めし、コイル132のそれぞれのコア132’’間の磁気相互接続として働くよう適合されるコア構造体132sに接続されるコイルコア132’’とを含んだコイル132を示す。コイル132は、操作デバイス110の回転軸の回りに円形に分散され、コア構造体132sに接続され、これにより個々のコア132のコア132’’及び巻線132’の螺旋が電気モータ及び歯車系の回転軸に平行に軸方向に延在する。

図11aは、図10aに示される実施形態に類似する実施形態を示し、相違点は、アキシャル型電気モータ130’が、それぞれがコア132’’に磁気的に連結する磁化可能なコア構造体132sに対して配置される2セットの円形に配置されるコイル132を含む点である。磁石133及び2セットのコイル132a、132bを含んだ回転可能な構造体135は、コイルの第1のセット及び第2のセット132a、132bの両方ともが回転可能な構造体135の磁石に重複するように同軸上に位置決めされ、これによりコイルの第1のセット132aがその第1の側で磁石133を推進し、コイルの第2のセット132bがその第2の側で磁石133を推進する。代替実施形態では、コイルのセット132a、132b間の回転可能な構造体/円板135が、各側に1セットずつ、2セットの磁石を含むことが考えられ、磁石の第1のセット及び第2のセットが径方向に偏位され、これにより電気モータの遅れをより小さくすることができることが考えられる。電池190及び/又は制御ユニット195は、順次コイルにエネルギ供給し、それによりアキシャル型電気モータ130’を操作するために、コイルの第1のセット及び第2のセットに電池190及び制御ユニット195を接続するリード線192と接続している。

図12は、コイル132が、コイル132並びに電池190及び制御ユニット195を含んだ密閉空間を取り囲む、鋳込材料から作られるエンクロージャ111の内部に位置決めされる操作デバイス110の実施形態を示す。コイル132は電池190及び制御ユニット195にリード線192によって接続され、これにより磁石133を推進するためにコイル132に順次エネルギ供給できる。磁石133は、ガイド凹部451によって誘導されるよう適合されるガイドシャフト450に固着される操作可能な要素143’’’’に統合される。個々のコイル132のコア132’’、及び巻線132’の螺旋が、操作デバイス110の回転軸に平行に軸方向に延在するように、コイル132は操作デバイス110の回転軸の回りに円形に分散される。

操作可能な要素143’’’’は、エンクロージャ111内のコイル132と磁石133との間の磁気連結によって推進されるよう適合される。操作可能な要素143’’’’は、例えば160等の第1の個数の歯144tを外側の周上に含んだ、中空円筒形状の第1の歯車144、及び例えば162等、第1の歯車144より多数の歯145tを内側表面に含んだ、中空円筒形状の第2の歯車145に係合する。第1の歯車144の外側は第2の歯車145の内側に押圧され、これにより第1の歯車144の歯144tが、歯144t、144tが相互係合していない位置(例えば、位置P2)によって隔てられた位置P1で第2の歯車145の歯145tと相互係合する。操作可能な要素143’の操作は、位置P1を前進させることによって、第1の歯車144と第2の歯車145との間の相対回転を発生させる。図12の操作デバイスの歯車系は更に、第1の歯車144の外側と同数の歯を含んだ内側を有する第3の歯車146を含む。第3の歯車146の歯146tは、第3の歯車146が相互係合位置P1に沿って第2の歯車145に対して回転するように第1の歯車144の歯144tと相互係合するよう適合される。第3の歯車146は、第3の歯車146から力の出力部149に力を伝送するための径方向に延在する接続構造体147を用いて歯車系140の力の出力部149と接続している。

図12に関して説明される埋入可能な操作デバイス110は、全ての電気構成要素、特にコイル132、電池190、及び制御ユニット195を周囲環境から、つまり埋入時、体液から、及び操作デバイスの追加構成要素からの両方から完全に密閉できるようにする。更に、埋入可能な操作デバイス110はほとんど可動部を有さず、磁石133は、腐食及び磨耗から磁石133を保護する操作可能な要素143’’’’によって完全に取り囲むことができる。操作可能な要素143’’’’に係合するエンクロージャ111の表面は、好ましくは、例えばセラミック材料等の耐摩耗材料から作られ、好ましくは、例えばセラミック材料等の耐摩耗材料から作られる磁石133を取り囲む操作可能な要素143’’’’である。コイル132と磁石133との間に配置されるエンクロージャの材料は、好ましくは非金属及び/又は非磁性の材料から作られ、これによりコイル32と磁石133との間の磁気連結の影響は最小となる。

図13aは、2つの歯車系140a、140bが、第1の歯車140a系のトランスミッション掛ける第2の歯車系140bのトランスミッションに等しくなるトランスミッションを有する単一の歯車系として機能するように、2つの歯車系140a、140bがどのようにして直列に位置決めされるのかを概略で示す。歯車系140a、140bは、例えば図2a〜図5に関して開示されるタイプの歯車系等、同じタイプであってよい。代わりに、歯車系140a、140bのうちの一方は、例えば図2a〜図5に関して説明されるタイプの歯車系であってよく、他方の歯車系140a、140bは遊星歯車系又は標準的な大歯車系等の異なるタイプの歯車系であってよい。第1の及び第2の歯鶴間敬140a、140bは、同じトランスミッションを有してよい、又は異なるトランスミッションを有してよい。

図13aの実施形態では、第1の歯車系及び第2の歯車系は、第1の歯車系140aが第2の歯車系140bに軸方向に力を伝送できるように、(例えば図8に関して更に説明される)同軸に位置決めされる。第1の歯車系と第2の歯車系との間で伝送される力は、好ましくは、両方の歯車系で中心に、両方の歯車系で周囲に、又は第1の歯車系140aの中心から第2の歯車系140bの周囲に伝送され得る回転力である。

図13bは、第1の歯車系及び第2の歯車系140a、140bが直列に接続される歯車系の代替実施形態を概略で示す。図13bに示される代替実施形態では、(例えば図16に関して更に説明される)第1の歯車系140aは第2の歯車系140bの「内側に」位置決めされる。図示されている代替策では、第1の歯車系及び第2の歯車系140a、140bの両方とも、図2a〜図5に関して説明されるタイプの歯車系であり、第1の歯車系の第1の歯車は第2の歯車系の操作可能な要素に接続され、これにより第1の歯車系の第2の歯車に対する第1の歯車系の第1の歯車の動きが第2の歯車系140bの操作可能な要素を推進する。第1の歯車系は、本明細書の実施形態のいずれか1つに記載の操作可能な要素を有することがあり、操作可能な要素が遊星歯車を含む実施形態では、総トランスミッションが、遊星歯車のトランスミッション掛ける第1の歯車系140aのトランスミッション掛ける第2の歯車系140bのトランスミッションとなってよい。

図14aは、トランスミッションを更に強化するように3つの歯車系が同軸で積み重ねられ、直列に接続され、これにより更に別の代替策を示す。総トランスミッションは、第1の歯車系のトランスミッション掛ける第2の歯車系のトランスミッション掛ける第3の歯車系のトランスミッションとなる。同様に、図14bは、第1の歯車系140a、第2の歯車系140b、及び第3の歯車系140cが互いの内側で径方向に配置され、第1の歯車系及び第2の歯車系が例えば図13b及び図16で接続されるのと同じように直列で結合される系を示す。

図15は、図4に関して説明される実施形態に類似する操作可能なインプラントの操作デバイス110の実施形態を示し、相違点は、図15に示される実施形態は、第1の歯車系及び第2の歯車系140a、140bの回転軸に沿って同軸で位置決めされ、直列で接続される第1の歯車系及び第2の歯車系140a、140bを含む点である。第1の歯車系及び第2の歯車系140a、140bの両方とも、遊星歯車系の部分である操作可能な要素143’’a、143’’bを推進する力の入力部142a、142bを含む。操作可能な要素143’’’a、143’’’bは、同様に、第1の個数の歯を外側の周上に含んだ、中空円筒形状の第1の歯車144に係合する。第1の歯車144は2つの操作可能な要素143’’’a、143’’’bによって係合され、偏向されるよう適合される偏向可能な壁を有し、これにより第1の歯車14の外側は第2の歯車145の内側に押圧され、これにより第1の歯車144の歯が、歯が相互係合していない位置によって隔てられた2つの位置で第2の歯車145の歯と相互係合する。第2の歯車145は、その内側表面で第1の歯車144よりも多い数の歯車を有するため、操作可能な要素143’’’a、143’’’bの操作は、相互係合される位置を前進させることによって、第1の歯車144と第2の歯車145との間の相対回転を発生させる。

第1の歯車系及び第2の歯車系140a、140bは更に、中空円筒形状の第3の歯車146を含む。第3の歯車146の内側146aは第1の歯車144の外側と同数の歯を含み、第3の歯車146の歯は、第1の歯車144の歯と相互係合するよう適合され、これにより第3の歯車146は第2の歯車145に対して少なくとも1つの相互係合された位置に沿って回転する。第1の歯車系140aの第3の歯車146は、周方向に配置される第3の歯車146及び第1の歯車系の中心に配置される力の出力部149a/第2の歯車系140bの力の入力部142bを接続する径方向に延在する構造体に接続される。第1の歯車系及び第2の歯車系140a、140bはこのようにして、第2の歯車系140bの力の入力部142bに接続される第1の歯車系140aの第3の歯車146によって直列で接続される。

図15に示される実施形態では、第2の歯車系140bの力の出力部149bは、同様にリザーバ16を操作するねじ山付き部材441に接続する中空軸を含む。ねじ山付き部材441の操作の詳細は図4に関して更に説明される。第1の歯車系及び第2の歯車系140a、140bが、液圧によって操作可能な身体係合部分に作動液を押すために容積を変更するドーナス形状のリザーバ160を有する液圧実施形態に関して説明されているとしても、直列で接続される第1の歯車系及び第2の歯車系140a、140bは本明細書に説明される他の実施形態のいずれかで使用されてよい。代替実施形態の例は:患者の身体に直接的に接続できるだろう身体係合部分に直接的に接続しているねじ山付き部材441、並びに作動液をくみ上げるためのポンプに接続される第1の歯車系及び第2の歯車系140a、140bを含む。ポンプは、例えば蠕動ポンプ又は膜ポンプであるだろう。

第1の歯車系及び第2の歯車系140a、140bは、同じ密閉空間で取り囲まれ、これにより第1の歯車系と第2の歯車系140a、140bとの間の力の伝送は密閉を通して力を伝送する必要なく行われることがある。図8に示される実施形態では、第1の歯車系140aの力の入力部142aはエンクロージャを貫通するが、代替実施形態では、電気モータ等の操作デバイスは、歯車系エンクロージャにしっかりと取り付けられる、又は第1の及び/又は第2の歯車系140a、140bに沿って取り囲まれ、これにより第1の歯車系と第2の歯車系140a、140bの間に貫通密閉は必要とされない。

図16は、図15に示される実施形態に類似する歯車系140の代替実施形態を含んだ操作デバイス110を示す。図16は、操作デバイス110の左半分を断面で示す。操作デバイスは、例えば堅いポリマー材料、セラミック材料、又は金属から作られる剛性部品であるハウジング111を含む。ハウジング111の一部分はコイルエンクロージャ131を構成し、コイル132を取り囲み、これにより埋入時、コイル132は体液及び瘢痕組織かあ密閉される。コイル132は電気モータの1つの要素であり、操作デバイスの周囲から操作デバイスの中心に力を伝送するよう適合される径方向に延在する部分147を有する回転可能な構造体135に取り付けられる磁石133を更に含む。回転可能な構造体135は、回転可能な構造体がハウジング110に対して回転できるように第1のベアリングBaを用いてハウジング110に回転自在に取り付けられる。回転可能な構造体135の中心部分は、操作可能な要素143’’’が第1の歯車系140aの第1の歯車114aに係合し、第1の歯車144aの歯に、第1の歯車系140aの第2の歯車及び第3の歯車145a、146aの歯に相互係合させるように、操作可能な要素143’’’を推進するよう適合される第1の歯車系140に対する力の入力部を構成する。第1の歯車系140aの第2の歯車145aは、第1の歯車系140aの第1の歯車144aより多い歯を有し、(更に上述されるように)第1の144a歯車及び第2の歯車145aとの間の接触部分を回転させる。第3の歯車146aは、第1の歯車144aと同数の歯を有するため、接触位置に沿って回転する。第3の歯車146aは、周囲から操作デバイスの中心部分に、及び第2の歯車系140bに対する力の入力部140aに力を伝送するよう適合される径方向に延在する部分147に接続される。第3の歯車、径方向に延在する構造147、及び第2の歯車系140bの力の入力部142bを含んだ構造体は、ベアリングBbを用いて第1の歯車系140aの力の入力部142aに、及びベアリングBcを用いて第2の歯車系140bから力の出力部149cに回転自在に接続される。第2の歯車系140bは第1の歯車系140aに同様に動作し、第2の歯車系140bの第3の歯車146b、半径方向に延在する部分147、及び第2の歯車系149cの力の出力部を含んだ構造は、ベアリングBdを用いて操作デバイス110のハウジング110に回転自在に接続される。

図16に示される操作デバイスでは、コイル132に順次エネルギ供給することによって、回転可能な構造体135に接続される磁石133は推進され、回転可能な構造体135は、同様に第1の歯車系140aを推進する。第1の歯車140a系は、操作デバイス110が使用される操作可能なインプラントの身体係合部分に動力供給するために使用できるだろう力の出力部149cを同様に提供する第2の歯車系140bと直列で接続される。第1の歯車系及び第2の歯車系140a、140bが直列で接続されるによって、操作デバイス110の総トランスミッションは、第1の歯車系140aのトランスミッション掛ける第2の歯車系140bのトランスミッションに等しくなる。従って、力の出力部149cは、磁石133を含んだ回転可能な構造体の速度掛ける第1の歯車系140aのトランスミッション掛ける第2の歯車系140bのトランスミッションの速度で力を出力する。

図17は、図16に関して説明される操作デバイスに類似する操作デバイス110の実施形態を示し、相違点は、図17の操作デバイスが操作デバイス110のエンクロージャ111の中から延在する第1の力の出力部及び第2の力の出力部149a、149を有し、これにより操作デバイス110は、第1のタイプ及び第2のタイプの機械的仕事、つまり第1の力及び第1の速度を有する第1の形態の機械的仕事、並びに第2の力及び第2の速度を有する第2の形態の機械的仕事を供給できる。

更に詳細には、コイルエンクロージャ131で取り囲まれるコイル132は、順次エネルギを供給され、このことが第1の歯車系の力の入力部142aに接続される回転可能な構造体135に固着される磁石133を推進する。また、回転可能な構造体135は、高速の力出力が操作デバイス110から提供されるように、操作デバイス110の力の出力部149aにも接続される。高速の力出力部149aは、例えば、患者の身体の内側で電流を発生するための発電機に結合されてよい。第1の歯車系は第2の歯車系に直列で連結されるので、第1の歯車系は、第2の歯車系の第3の歯車146aを用いて最終的に力の出力を提供する第2の歯車系、従って径方向に延在する回転可能な構造体147を介する接続を用いて低速の力の出力部149cを推進する。低速の力の出力部149cは、例えば患者の身体に係合し、低い速度及び高い力の機械的仕事を必要とする操作可能なインプラントの一部分に接続されてよい。

図18aは、第1の歯車系140aが第2の歯車系140bの径方向に内側に位置決めされ、これにより第2の歯車系140bが(操作デバイス110の回転軸に対して軸方向に第1の歯車系140aを軸方向に重複する操作デバイスの実施形態を示す。図16及び図17に関して説明される操作デバイスにおいてのように、操作デバイスは、コイル巻線132’及び例えば鉄心等のコイルコア132’’を含んだコイル132を含んだ電気モータを含む。コイルは、回転可能な構造体135に固着される磁石133に影響し、磁石133を推進するよう適合される磁場を生じさせるためにエネルギ供給されるよう適合される。代替実施形態では、磁石133は、コイル132によって生成される磁場によって吸引できるだろう任意の磁性材料によって置換できるだろう。回転可能な構造135は、同様に、第1の歯車系140aの力の入力部142aを推進し、第1の歯車系の第1の歯車144aの内側に同様に係合する操作可能な要素143’’’a、143’’’bに係合し、これにより第1の歯車144aは偏向され、上述された歯車系の機能性に同様に第3の歯車146aを操作する。第1の歯車系140aの第3の歯車146aは、第2の歯車系140bの操作可能な要素143:2を構成する径方向に延在する構造体147に接続される。第2の歯車系140bの操作可能な要素143:2は、第2の歯車系140bの第3の歯車146bの歯と相互係合する歯を有し、同様に機能する第2の歯車系140bの第1の歯車144bに係合する。第2の歯車系140bの第3の歯車146bは、操作デバイスの周囲から操作デバイス110の中心に力を伝送する半径方向にエンジする構造体147に同様に接続されて、第2の歯車系140bの力の出力部149cを推進する。電気モータ並びに第1の歯車系及び第2の歯車系140a、140bを同じ平面に有することによって、皮下移植に適した非常に薄い設計が可能になる。

第2の歯車系140bの力の出力部149cは、図4に関して更に説明されるように、ドーナツ状のリザーバ160を操作する線形往復力に回転力を変換するねじ山付き部材441と接続している。

操作デバイス111のハウジングは、体液が操作デバイス110に影響しないように操作可能デバイスを封入する。ハウジング/エンクロージャ111は、例えばチタン又はタンタル等の生体適合性のある金属材料から作られることがあり、体液の操作デバイス110の中への移行を妨げる。代替実施形態では、エンクロージャ111は、例えば炭化ケイ素若しくは炭化ジルコニウム等のセラミック材料、又はUHWPE若しくはPTFE等のポリマー材料、又はガラスから作られるだろう。任意の例では、体液のエンクロージャ111の壁を通した以降が妨げられるように、エンクロージャは低浸透性の材料から作られる必要がある。

図18aに示される実施形態では、コイル132は更にコイルエンクロージャ131内で取り囲まれ、これによりコイル132は更に操作デバイス110の他の構成要素及び/又は体液から密閉される。

図18aの操作デバイスは、電気モータに動力供給するよう適合される電池190、並びに電気モータ及び操作可能なインプラントの追加の操作可能な要素を制御するよう適合される制御ユニット195を含んだ密閉空間を更に含む。電池190及び/又は制御ユニット195は、電池190及び/又は制御ユニット195を、無線エネルギ受信器及び/又は無線通信ユニット及び/又は追加のエネルギを操作デバイスに供給するための追加の電池に接続するリード線192と接続している。電気モータが無線エネルギ受信器から直接的に動力を供給される実施形態では、電池190は制御ユニット195にだけ動力供給するよう適合されてよい。無線エネルギ受信器は、他の実施形態では、操作デバイス110を封入する同じエンクロージャ111に統合、及び封入されてよい。

図18bは、第1の歯車系及び第2の歯車系、並びに図11aの操作デバイス110の電気モータを展開図で示す。最下位の断片は、第1の歯車系の第2の歯車145a、及び第2の歯車系145bの第2の歯車145bを含む操作デバイス110の静止部である。最下位の断片は、コイルコア132’’及びコイル巻線132’’を含んだ、電気モータのコイル132、並びにコイル132を密閉封包するように適合された、コイルエンクロージャ131を更に含み、その結果、コイル132が、体液から、並びに/又は第1及び/若しくは第2の歯車系を潤滑するように適合された潤滑剤から、並びに/又は(本明細書において説明される他の実施形態に関連して更に説明される)操作デバイス110から操作可能なインプラントの液圧で操作可能な身体係合部分へ力を伝達するための液圧流体から封止される。静止部132、145a、145bの上には、回転可能な構造体135が描かれる。回転可能な構造体135は、コイル132と磁気的な接続をするように適合された磁石133を含み、その結果、コイル132の順次エネルギ供給は、磁石133を、つまり磁石133が固定された回転可能な構造体135を推進する。回転可能な構造体145はまた、第1の歯車系140aへの入力142aを含み、第1の歯車系の入力は、歯を相互係合するか、又は摩擦によって、第1の歯車系140aの操作可能な要素143:1である遊星歯車機構143’’’を推進するように適合される。第1の歯車144aの外側の歯144tが、静止部の一部である第1の歯車系の第2の歯車145aの内側の歯145tを相互係合するように、操作可能な要素143’’’は、第1の歯車系140aの第1の歯車144aを係合し、撓ませる。第1の歯車系の第1の歯車144aは、第2の歯車系の第2の歯車145bより少ない歯144tを含むので、第1及び第2の歯車144a、145aの間の相互係合位置は前進し、第1の歯車系の第3の歯車146aは、第1の歯車144aと同じ量の歯146tを含むので、第3の歯車146aは前進位置とともに移動する。第1の歯車系の第3の歯車146aは、第2の歯車系の操作可能な要素143:2の一体化部であり、従って、第2の歯車系の出力149b、及び第1の歯車系の第3の歯車146aと操作可能な要素143:2の回転する操作可能な要素143:2’とを接続する半径方向に延在する構造体147を同様に含む。

第2の歯車系の操作可能な要素143:2の回転する操作可能な要素143:2’は、第2の歯車系の第1の歯車144bを係合して撓ませ、その結果、第2の歯車系は、第1の歯車系と類似して、第2の歯車系の第3の歯車146bを推進する。第2の歯車系の第3の歯車146bは、第3の歯車146bと第2の歯車系の(及び操作デバイスの)出力149bとを接続する半径方向に延在する要素147を更に含む構造体(描かれた最上位の構造体)内で一体化され、その結果、電気モータ132、133によって生成される機械的作用が、出力149bを介して回転力として出力され得る。

図18bに示される実施形態では、第1及び第2の歯車系は、同一の伝送を有する。しかしながら、第2の歯車系が第1の歯車系より大きな伝送を有すること、すなわち、第1及び第2の歯車系の第1及び第2の歯車144a、144b、145a、145bの歯の数の差は同じであるが、第2の歯車系の歯車が第1の歯車系の歯車より多くの歯を有することが考えられる。例えば、98の歯を有する第1の歯車系の第1の歯車144a、100の歯を有する第1の歯車系の第2の歯車145、198の歯を有する第2の歯車系の第1の歯車144b、及び200の歯を有する第2の歯車系の第2の歯車144bは、結果として、1:50の伝送(プラス操作可能な要素によって提供される遊星歯車系の伝送)を有する第1の歯車系、及び1:100の伝送を有する第2の歯車系をもたらす。いくつかの適用では、第2の歯車系の歯車は低い速度で大きな力を伝達することを必要とするので、第2の歯車系の歯車は第1の歯車系の歯車と同じ数の(従って大きい)歯を有することが有利である。

図19は、図18に関して説明されている操作デバイスと同様の代替形態を示した図である。違いは、第1の歯車系140aは周縁に配置される歯車系であり、第2の歯車系140bは中心に配置される歯車系であるという点である。図19に示されている実施形態では、コイル132は、磁石133を備えた回転可能な構造体135の内側に配置される。図19に示されている実施形態では、回転可能な構造体135は、第1の歯車系140aの操作可能な要素143:1と一体構造である。図19に示されている実施形態では、操作可能な要素143:1は、第1の歯車144aを偏向させるために第1の歯車144aの内側に係合するように適合された回転操作可能な要素143:1’を備える。第1の歯車系140aの第1の歯車144aと第3の歯車146aとが相互係合することにより、操作可能な要素143’’’を推進するように適合された動力入力部142bと接続している第1の歯車系140aの第3の歯車146aを推進し、操作可能な要素143’’’は、操作デバイス110の動力出力部としての機能を果たす第2の歯車系140bの第3の歯車146bを推進するために第2の歯車系140bの第1の歯車144bを偏向させる。コイル132を取り囲む構造体131、145bは、操作デバイス110の静止部を構成し、第1の歯車系140aの第2の歯車145aに直接又は間接的に接続され、そのことにより、第1の歯車系140aの第2の歯車145aは第2の歯車系140bの第2の歯車145b及びコイルエンクロージャ131と共に固定される。

図20は、図19の操作デバイスの断面図である。コイル132を取り囲む構造体131、145bは、操作デバイス110の静止部を構成し、第1の歯車系140aの第2の歯車145aに接続され、そのことにより、第1の歯車系140aの第2の歯車145aは、第2の歯車系140bの第2の歯車145b及びコイルエンクロージャ131と共に固定される。図12及び図13の実施形態では、エンクロージャ111の下部111’全体は、操作デバイス110の周縁から操作デバイス110の中心へ力を伝送するために、ひいては、第1の歯車系140aから第2の歯車系140bへ力を伝送するために回転する。操作デバイス110は更に、追加のエンクロージャ(操作デバイスの静止部分131、145b、145aに接続されるのが好ましい)によって取り囲まれることにより、エンクロージャ111’の回転可能な下部を患者の身体に直接接続する必要がなくなる。

図20に示されている実施形態では、第2の歯車系140bの動力入力部142b(第1の歯車系の動力出力部149bと同じ構造体に含まれる)は、第2の歯車系140bの動力出力部149bと、第2の歯車系140bの第3の歯車146bと、第2の歯車系140bの第3の歯車146bを第2の歯車系140bの動力出力部149cに接続する径方向に延在する回転可能な構造体147とを備える構造体内の凹部rによって回転可能に固定される。

図21は、操作デバイス110の動力入力部142に接続される磁性連結器460を備える埋入可能な操作デバイス110の一実施形態を示した図である。磁性連結器460は、外側の回転可能な構造体463に接続される第1の組の磁石461a、461bを備え、外側の回転可能な構造体463は、回転構造体を電気モータ(図示せず)の動力出力部149aに接続する径方向に延在する部分147を備える。電気モータの動作は、動力出力部149aを回転させ、動力出力部149aが磁石461a、461bを備える回転可能な構造体463を推進する。外側磁石461a、461bは、歯車系140の動力入力部142に接続された内側の回転可能な構造体464に接続された内側磁石462a、462bと磁気的結合される。外側の回転可能な構造体463は、内側の回転可能な構造体464の径方向外側に配置される。歯車系140は、図3b又は図4に関して説明されている歯車系である。図21に示されている実施形態では、歯車系140の動力出力部149bは、流体導管162によってリザーバ160からリザーバ160に接続された液圧によって操作可能な前記身体係合部分に作動液を移動させるために、操作可能なリザーバ160を作動させる。操作可能なリザーバ160の操作は、図4に関して更に詳細に説明されている。代替形態では、動力出力部149bは、液圧によって操作可能な前記身体係合部分への作動液の輸送のための液圧ポンプ(例えば、無弁ポンプ、弁ポンプ、蠕動ポンプ、膜ポンプ、歯車ポンプ、又はベローポンプ)に接続されてもよい。更に、歯車系140の動力出力部149bは、身体係合部分を操作するための何らかの他の手段、例えば、機械的手段に接続される場合もある。

内側の回転可能な構造体464は、歯車系140及び内側の回転可能な構造体464が密閉状態で取り囲まれ、従って、埋入時に身体由来の流体から密閉できるように、エンクロージャ111mによって取り囲まれる。エンクロージャ111mは、ポリマー材料(例えば、UHMWPE、PEEK、又はPUR)のような非金属非磁性材料で作られるのが好ましい。しかし、エンクロージャ111mは、炭素材料、ホウ素材料、材料の混合物、材料の合金、金属材料、チタン、アルミニウム、セラミック材料、ポリマー材料、シリコーン、及びParylene(登録商標)被覆シリコーンのいずれかで作られる場合もある。

内側及び/又は外側の磁石461a、461b、462a、462bは、例えば、ネオジム磁石とすることができるが、内側の組の磁石431a、461b及び外側の組の磁石462a、462bの一方が磁石であり、内側の組の磁石461a、461b及び外側の組の磁石462a、462bの一方のみが磁力によって引き付けられるのに適した材料(例えば、鉄)で作られる場合もある。

外側の回転可能な構造体463に接続される電気モータ(図示せず)は、例えば、交番電流(AC)電気モータ、直流電流電気モータ、リニア型電気モータ、アキシャル型電気モータ、圧電モータ、3相モータ、2相以上のモータ、バイメタルモータ、及び形状記憶金属モータとすることができる。

図22は、操作デバイス110の動力出力部149bに接続される、又はより具体的には、操作デバイス110の第2の歯車系140bの動力出力部149bに接続される磁性連結器470を備えた埋入可能な操作デバイス110の一実施形態を示した図である。動力出力部149bに力を供給する操作デバイス110は、電気モータ130と第1及び第2の歯車系140a、140bとを備える操作デバイス110であり、図18aに関して詳細に説明されている。しかし、磁性連結器470は、図6、図7、図8、図9、図10、図11、図12、図16、図17、及び図19に関して説明されている操作デバイスのように本明細書に開示されている操作デバイスのいずれかに追加されてもよい。操作デバイス110の動作は、動力出力部149bを回転させ、動力出力部149bが磁石471a、471bを備える回転可能な構造体464を推進する。内側磁石471a、471bは、動力出力部149cに接続された外側の回転可能な構造体463に接続された外側磁石472a、472bと磁気的結合される。外側の回転可能な構造体463は、内側の回転可能な構造体464の径方向外側に配置される。

動力出力部149cは、操作デバイス110が磁性連結器470を介して操作可能な身体係合部分を操作することができるように、操作可能な身体係合部分と直接又は間接的に接続される。内側の回転可能な構造体464は、操作デバイス110、すなわち、電気モータ130と第1及び第2の歯車系140a、140bとが密閉状態で取り囲まれて、埋入時に身体由来の流体から密閉できるように、エンクロージャ111mによって取り囲まれる。エンクロージャ111mは、ポリマー材料(例えば、UHMWPE、PEEK、又はPUR)のような非金属非磁性材料で作られるのが好ましい。しかし、エンクロージャ111mは、炭素材料、ホウ素材料、材料の混合物、材料の合金、金属材料、チタン、アルミニウム、セラミック材料、ポリマー材料、シリコーン、及びParylene(登録商標)被覆シリコーンのいずれかで作られる場合もある。

図22の操作デバイス110では、操作デバイスエンクロージャ111内に、電気モータ130に電力を供給するように適合された電池190と、電気モータ130及び/又は操作可能なインプラントの追加の操作可能な要素を制御するように適合された制御ユニット195とを備える密閉空間更に設けられる。

電池190及び/又は制御ユニット195は、電池190及び/又は制御ユニット195を無線エネルギ受容体及び/又は無線連絡ユニット及び/又は操作デバイスに追加のエネルギを供給するための追加の電池190に接続する導線192に接続される。電気モータ130は、交番電流(AC)電気モータ130であり、制御ユニット195は、AC電気モータを制御するために交番電流の周波数を変更するための周波数コンバータを備える。電気モータ130に無線エネルギ受容体から直接動力が供給される代替形態では、電池190は単に制御ユニット195に動力を供給するように適合される。

図23は、操作可能なインプラントの液圧によって操作可能な身体係合部分に作動液を送り込んで、輸送するように適合された埋入可能な蠕動ポンプ150’の一実施形態を示した図である。蠕動ポンプ150’は、操作デバイス(例えば、本明細書で開示されている操作デバイス(110)のいずれか)の動力出力部に接続されるように適合される。埋入可能な蠕動ポンプ150’は、弾性材料(例えば、シリコーン、Parylene(登録商標)被覆シリコーン、NBR、ハイパロン、Viton、PVC、EPDM、ポリウレタン、又は天然ゴムのようなエラストマーポリマー材料)からなる管状の流体輸送のための偏向可能な中空部材152を備える。偏向可能な中空部材152は、中空部材152と係合して中空部材152を圧縮するように適合された操作可能な圧縮部材153a〜153c又はワイパーによって偏向されることにより、作動液を輸送するように適合される。圧縮部材153a〜153cは、操作デバイスによって推進される。中空部材152は、中空部材152が操作可能な圧縮部材153a〜153cの間で圧縮されるように蠕動ポンプハウジング151内部に配置される。蠕動ポンプ150’により、作動液が身体由来の流体から完全に分離され、その結果、作動液が流体リザーバ(例えば、本明細書の他の実施形態で示されている流体リザーバ160)から液圧によって操作可能な前記身体係合部分へと漏れることなく輸送される。

図24a及び図24bは、図23に関して説明されている蠕動ポンプ150’と同様の蠕動液圧ポンプ150’を備えた埋入可能な操作デバイス110を示した図である。違いは、操作可能な圧縮部材が歯車系140の動力出力部149によって推進される回転可能な構造体155に回転可能に接続されたローラ153a’〜153c’を備えるという点である。歯車系140は、歯車系140を推進するように適合された電気モータ130に接続される。電気モータ130は、図24に示されている実施形態では、操作デバイス110を取り囲むエンクロージャ111内に取り囲まれた電池190によってエネルギ供給される。

ローラ153a’〜153b’は、中空部材152を順次圧縮することによって、中空部材152内の流体を輸送する。図24bには、蠕動ポンプ150’を備えた操作デバイスの断面が示されており、中空部材152は、非圧縮状態152と、ローラ153c’が中空部材152’を蠕動ポンプ150’のハウジング151に押し付けて圧縮した時の圧縮状態152’とが示されている。電気モータ130及び歯車系140は、例えば、本明細書の実施形態のいずれかに示されている電気モータ(130)及び歯車系(140)とすることができる。ローラ153a’〜153c’は、中空部材152に接触して回転する時に、ワイピング又は摺動する操作可能な圧縮部材が中空部材152を摩耗又は破裂させてしまうように、中空部材152を摩耗又は破裂させることはないので、中空部材152の寿命が長くなる。

図25a及び図25bは、図23に関して更に詳細に説明されている蠕動ポンプのような蠕動液圧ポンプを備えた操作デバイス110の一実施形態を示した図である。蠕動ポンプは、流体輸送のための中空部材152と、中空部材152に係合して中空部材152を圧縮するように適合された操作可能な圧縮部材153a、153b、153cとを備える。図25a及び図25bに示されている操作デバイスでは、圧縮部材153a〜153cは、電気モータに接続された歯車系の動力出力部149に接続され、電気モータ及び歯車系は共に蠕動ポンプ内部に配置される。電気モータ及び歯車系は、図7に関して説明されている電気モータ及び歯車系と同様であるが、違いは、図25a及び図25bの歯車系の動力出力部149が操作可能な圧縮部材153aに接続されて、操作可能な圧縮部材153aを推進することにより、電気モータが歯車系を介して蠕動ポンプを作動させるという点である。

更に詳細には、電気モータのコイル132は、導線(図示せず)によって制御ユニット195に接続され、制御ユニット195は電池190に接続される。制御ユニットは、コンバータによって、コイルにエネルギ供給するのに使用される交番電流(AC)を発生させる。その結果、交番電流は、順次、コイル132にエネルギを供給し、回転可能な構造体135に固定された磁石133を推進するコイル132内に伝播磁場が生成される。回転可能な構造体135は、歯車系の動力入力部142に接続され、そのことにより、動力入力部は、歯車系の第1の歯車144を偏向させて第3の歯車146と第2の歯車145との相対回転を発生させることにより、操作可能な圧縮部材153a、153b、153cと直接接続された歯車系の動力出力部149を推進する操作可能な要素143’’’a、143’’’bを推進する。

従って、中空部材152は、電気モータ及び歯車系を取り囲むループの3/4を形成し、圧縮部材153a〜153cは、ループの外周に向かって、操作可能なデバイスのエンクロージャ111の一部であるハウジング151に押し付けて中空部材152を圧縮する。

中空部材152は、密閉部材157(例えば、接着剤)を使用して、操作デバイスのエンクロージャ111に対して密閉され、そのことにより、操作デバイス全体が密閉状態で取り囲まれて、身体由来の流体から密閉されると同時に、液圧系が中空部材内に密閉状態で取り囲まれて、作動液が患者の身体及び/又は操作デバイスに漏出できなくなる。更に、図25a及び図25bの実施形態では、蠕動ポンプが電気モータ及び歯車系と同じ平面内に配置されることにより、操作デバイス全体を非常に薄く、皮下埋入に適した形にすることができる。

図26は、作動液を収容するように適合されたドーナツ状リザーバ160を備えた液圧ポンプを備える操作デバイスの一実施形態を示した図である。ドーナツ状リザーバ160は、径方向に延在する係合部材444によって圧縮されるように適合され、係合部材444は、電気モータ及び歯車系(例えば、本明細書に記載されている電気モータ及び歯車系の組み合わせのいずれか)を備えた操作デバイス110’の一部によって作動される。図26に示されている操作デバイスの実施形態は、例えば、図4に関して説明した実施形態に非常に似ている。主な違いは、図26に示されている実施形態が、ドーナツ状リザーバ160及び径方向に延在する係合部材444を取り囲む追加のエンクロージャ161を更に備えるという点である。追加のエンクロージャ161は、追加のエンクロージャと、液圧によって操作可能な身体係合部分を操作するためにドーナツ状リザーバ160から液圧によって操作可能な身体係合部分に作動液を輸送するように適合された流体導管との間を密閉するように適合された密閉部材167を備える。追加のエンクロージャは更に、操作デバイス110を身体由来の流体から密閉して、線維性組織の内部成長が操作デバイス110の操作に影響を及ぼすリスクを低減する。

図27aは、作動液を収容するように適合された操作可能なリザーバ160を備えた一実施形態の操作デバイス110を示した図である。操作デバイスの電気モータ及び二重歯車系の部分は、図18b及び図19に関して説明されている操作デバイスのものと同様である。しかし、図27a及び図27bの操作デバイスは更に、操作デバイスを取り囲む円形リザーバ160を備える。円形リザーバ160は、円形リザーバ160を圧縮及び膨張させることによりリザーバ160の容積を変化させるように適合された可動壁部分を備える。第1の歯車144bと第2の歯車145bとの相互係合部分(図27a及び図27bに関して更に詳細に説明する)と共に回転する第2の歯車系の第3の歯車146bは、径方向に固定された対応する操作スパイラル473に係合するように適合された操作スパイラルに接続され、そのことにより、径方向に固定された操作スパイラル473に関連した操作スパイラル472の操作が径方向に固定された操作スパイラルを軸方向に移動させ、その結果、リザーバ160が圧縮される。

図27aは、操作スパイラル473が径方向に固定された対応する操作スパイラルに位置合わせされ、2つのスパイラルが合致して、できる限り薄い構造体を形成することにより、リザーバ160を最小限に圧縮した状態、すなわち、操作スパイラルの最も薄い部分472bが径方向に固定された操作スパイラルの最も厚い部分473aと係合した状態の操作デバイス110を示している。

図27bは、操作スパイラル472が360°近くまで回転されて、操作スパイラルの最も厚い部分472aが径方向に固定された操作スパイラルの最も厚い部分473aと係合し、2つのスパイラルが「合致せず」、できる限り厚い構造体を形成することにより、リザーバ160を最大限に圧縮した状態の操作デバイス110を示した図である。従って、操作スパイラル472が一回転することにより、リザーバ160が完全に膨張された状態から完全に圧縮された状態に変化し、その結果、操作デバイス110により作動液をリザーバから液圧によって操作可能な前記身体係合部分へと輸送することができる。

円形リザーバ160は、ひだ部分443によって圧縮可能であり、リザーバ160を非エラストマーポリマー材料のような弾性非伸縮性材料製にすることができる。

図28a及び図28bは、図27a及び図27bに関して説明されている操作デバイス110の実施形態と同様の操作デバイス110の一実施形態を示した図である。電気モータ130の部分と歯車系140の部分は同じである。操作デバイスの違いは、第2の(外側の)歯車系の第3の歯車146が、操作デバイス110の周囲の略半分に沿って径方向に延在する2つのリザーバ160a、160bに係合するように適合された径方向に操作可能な操作部材482a、482bに接続されるという点である。第1及び第2の径方向に延在するリザーバ160a、160bは、径方向に操作可能な操作部材482a、482bの径方向運動によりリザーバ160a、160bを圧縮することができるひだ部分442を有する壁を備える。第1のリザーバ160aの第1の端部160a’は、第1の径方向に操作可能な操作部材482aに接続され、第1のリザーバ160aの第2の端部160a’’は、第1の径方向に固定される部材483aに接続される。同様にして、第2のリザーバ160bの第1の端部160b’は、第2の径方向に操作可能な操作部材482bに接続され、第2のリザーバ160bの第2の端部160b’’は、第2の径方向に固定される部材483bに接続される。第1及び第2のリザーバ160a、160bはそれぞれ、径方向に操作可能な操作部材482a、482bと径方向に固定される部材483a、483bとの間で圧縮され、そのことにより、第1及び第2のリザーバの容積が変化する。リザーバの容積が減少すると、リザーバ内に収容されている流体は、流体導管162を介してリザーバ160a、160bから身体係合部分へと輸送される。

図29は、操作可能な液圧式インプラントの身体係合部分を操作するための埋入可能な操作デバイス110の断面図である。操作デバイスは、作動液を収容するためのリザーバ160aを備える。リザーバ160aは、リザーバ160aの容積を変更するために運動することによって作動液をリザーバ160aから身体係合部分へと輸送するように適合された可動壁部分163aを備える。操作デバイスは更に、径方向に延在し、可動壁部分163aに接続される操作部材444を備え、操作部材444の操作によりリザーバ160aの容積を変更することができる。操作デバイス110は更に、柔軟性を有するエンクロージャ111を備える。エンクロージャ111は、エンクロージャの外寸及び形状を変化させることによって容積が変更され、可動壁部分163a及び操作部材444を取り囲むように適合される。可動壁部分163aは、エンクロージャ111の内側で運動するように適合され、そのことにより、エンクロージャ111の内側での可動壁部分163aの運動によるリザーバ160aの容積変化より少なく、かつ反対方向に、操作デバイス110の外寸寸法に影響を与えることにより、リザーバ160aの容積が変更される。リザーバ160aは更に、患者の身体の外側から手動力によって圧縮されるように適合された可動壁部分163cを備えた手動部分(リザーバ)160bを備え、一時的に身体係合部分における液圧を上昇させるために、手動力によって第2の流体導管162bを介してリザーバ160bから身体係合部分に流体が輸送されるようにする。手動部分160bは、例えば、埋入可能な電池が切れた場合の非常時、又は患者が自動システムを無効にしたい場合に使用される。

更に詳細には、図29に示されている液圧式操作デバイス110は、電気モータ130を備える。電気モータ130は、図示されている実施形態では、静止構造体に接続される複数のコイル132と、回転可能な構造体135に接続される複数の磁石133とを備える交番電流(AC)電気モータである。複数のコイル132と複数の磁石133とは、磁気的結合され、コイル132に順次エネルギ供給することによって磁石133ひいては回転可能な構造体135を推進する。回転可能な構造体135の外周面は、電気モータ130の動作がベルト137を推進するようにベルト137と係合するプーリー138aを備える、又はプーリー138aのような機能を果たす。

更にベルト137は、歯車系140(例えば、図4〜図7に関して本明細書に記載されている複数の実施形態の歯車系である)の動力入力部142にプーリー138aを接続する径方向に延在する部分147に接続される第2のプーリー138bに接続される。動力入力部142は操作可能な要素143’’’を推進し、操作可能な要素143’’’は、第2の歯車145及び第3の歯車146と相互係合する歯を有する第1の歯車144と係合して第1の歯車を偏向させる。第2の歯車145よりも少ない数の歯を有する第1の歯車144は、第1の歯車144と第2の歯車145との相互係合位置における回転を発生させる。第3の歯車146は第1の歯車144と同じ数の歯を有するので、相互係合位置と共に回転する。第3の歯車146は、径方向に延在する部分147によって歯車系140の動力出力部149に接続される。動力出力部149は、リザーバ160aの可動壁部163aに係合するように適合された径方向に延在する操作部分444のねじ山付き部材441の内側のねじ山に係合するように適合されたねじ山付きシャフトである。ねじ山付きシャフト149とねじ山付き部材441との相互作用は、歯車系140の動作によって生成された径方向の回転力を直線軸方向往復力に変換する。可動壁部部分163aの平均厚さは、リザーバ160aの可動外側壁部分163bの平均厚さ未満である。リザーバ160aは、流体リザーバ160aから液圧によって操作可能なインプラント110の身体係合部分に流体を輸送するための流体導管162aに接続される。

径方向に延在する操作部材444は、流体リザーバ160aを圧縮するために可動壁部分163aを上方に押圧し、径方向に延在する操作部材444の下に真空空間が形成され、真空空間が外側可動壁163bを下方に移動させて、リザーバ160aを外側から圧縮する。従って、この操作は、操作デバイス110内で可動壁163aを運動させることにより操作デバイス110の外寸を変化させることになる。

リザーバ160aと同軸かつリザーバ160aの上に配置されるのは、第2の手動リザーバ160bである。手動リザーバ160bは、第1のリザーバ160aの壁と、患者の身体の外側から手動操作することにより圧縮されるように適合された外側可動壁163cとによって取り囲まれる。第2の手動リザーバ160bは、第2の手動リザーバ160bを身体係合部分に接続するように適合された第2の流体導管162bを備え、リザーバ160bの手動圧縮により第2の手動リザーバ160bから身体係合部分に流体を輸送することができる。手動部分は、例えば、埋入可能な電池が切れた場合の非常時、又は患者が自動システムを無効にしたい場合に使用される。

代替形態では、埋入可能な操作デバイス110は更に、作動液を患者の身体の外側からリザーバに注入するための注入口を備えてもよい。注入口は、リザーバの一体部分としてもよい、又は流体導管によってリザーバに接続されてもよい。注入口は、第1のリザーバ及び/又は手動リザーバ160bに流体を補充する、又は流体量を調整するように適合されてもよい。

埋入可能な操作デバイスは、皮下に埋入されてもよく、更に埋入可能な操作デバイスの少なくとも一部を身体の少なくとも1つの筋膜、及び/又は少なくとも1つの骨筋膜、及び/又は少なくとも1つの皮質骨層、及び/又は少なくとも1つの筋層、及び/又は線維性組織、及び/又は腹壁の任意の部分、及び/又は皮下空間の任意の部分及びその周囲に直接又は間接的に固定するように適合された固定部材(例えば、図43a〜43eに関して説明されている固定部材)を備えてもよい。

代替形態では、操作デバイスの電気モータ130は、交番電流(AC)電気モータ、直流電流電気モータ、リニア型電気モータ、アキシャル型電気モータ、圧電モータ、2相以上のモータ、3相モータ、バイメタルモータ、及び形状記憶金属モータから選択された電気モータとしてよい。

図30aは、図29に示されている液圧式操作デバイス110のリザーバ(図29の160a、160b)が完全に膨張した時、すなわち、可動壁163b、163cが圧縮されていない時の外観図である。エンクロージャ111は、弾性ポリマー材料(例えば、Parylene(登録商標)被覆シリコーン)で作られる。エンクロージャ111は、エンクロージャ111を貫通する第1及び第2の流体導管162a、162b以外に、電気モータ(図29の130)に動力を供給するために、導線をエンクロージャ111に貫通させる導線入口192iを備える。導線は、エンクロージャ111の外側に配置された電池に接続されてよいし、又はエンクロージャ111の外側に配置される無線エネルギを受信するための受信ユニット(本明細書内の他の実施形態で更に詳細に説明されている)に接続されてもよい。

図30bは、第1及び第2のリザーバの両方の容積が最小限にまで圧縮された完全圧縮状態の液圧式操作デバイス110を示した図である。図示されている実施形態では、第1のリザーバ(図29の160a)の周囲側壁は、第1のリザーバを圧縮できるように適合されたひだ部分443を備える。

図31a〜図31dは、電気モータの動力出力部と身体係合部分との間に位置決めされる開始抵抗遅延部材の様々な実施形態を示した図である。開始抵抗遅延部材は、電気モータが比較的小さい抵抗で始動することができるように、一定期間、身体係合部分と直接又は間接的に接続することによって発生する比較的小さい力又は比較的小さい摩擦力のうちの少なくとも1つによって電気モータを作動させることができるように適合される。

図31aは、電気モータ/歯車系130/140の動力出力部149と遅延動力出力部149dとの間に位置決めされる開始抵抗遅延部440を備え、遅延動力出力部149dが操作可能なインプラントの身体係合部分に直接又は間接的に接続される操作デバイス110の一実施形態を示した図である。図31aに示されている電気モータ/歯車系ユニット130/140は、図7に関して説明されている電気モータ/歯車系ユニットと同じである。

電気モータ/歯車系130/140の動力出力部149は、螺旋ばね492の中心に接続され、螺旋ばね492は、回転可能な遅延構造体491に接続されることにより、螺旋ばね492が接続される動力出力部149の接続点493における回転が、ばね492が接続される回転可能な遅延構造体491の回転を徐々に開始する。歯車系140の動力出力部149が十分な回転数回転すると、ばね492は、回転可能な遅延構造体491が歯車系140の動力出力部149と共に回転するように十分に巻回される。ばね492が回転可能な遅延構造体491の駆動を開始するのに必要な回転時に、電気モータは、遅延動力出力部が接続される身体係合部分を直接又は間接的に推進するのに十分な大きさのトルクを有する十分な回転量だけ回転する。開始抵抗遅延部440が電気モータ130を遅延させる回転量は、電気モータ130が十分なトルクを発生させるのに必要な速度に達するのにかかる時間によって決まる。ばね492は、例えば、鋼ばね、又は弾性ポリマー材料製のポリマーばねとすることができる。

図31bは、図31aに示されている実施形態と同様の操作デバイス110の代替形態を示した図であり、違いは、図31bに示されている実施形態では、遅延を発生させるばね492が電気モータ130と歯車系との間で、歯車系の内側の中心に位置決めされるという点である。歯車系の動力入力部142は、電気モータ130の動力出力部に接続される。ばね492の螺旋の中心は動力入力部142に固定されるので、電気モータ130の動作がばね492の中心部分を推進し、その結果、ばね492の巻回により、動力入力部から操作可能な要素143a、143bへと徐々に力が伝送される。操作可能な要素143a、143bは、ばね492の周縁部が接続点493で固定された回転可能な構造体491に接続される。ばね492が十分に巻回されると、電気モータ130の動作は、歯車系を介して、操作可能な要素143a、143bを推進し、その結果、第1の歯車144に係合して歯車144を偏向させることで、第3の歯車146が第1の歯車144と第2/第3の歯車(145は図示せず)146との間の相互係合位置と共に回転する。図31bに示されている実施形態では、電気モータ130は、歯車系の動力入力部が操作可能な要素143a、143bへ力を伝送する前に操作可能な要素143a、143bを推進するのに十分な速度に達することができる。

図31cは、遠心力によって操作される摩擦クラッチである開始抵抗遅延部440を備えた操作デバイス110の一実施形態を示した図である。開始抵抗遅延部440は、電気モータ/歯車系130/140の動力出力部149と遅延動力出力部149dとの間に位置決めされ、遅延動力出力部149dは、操作可能なインプラントの身体係合部分に直接又は間接的に接続される。図31aに示されている電気モータ/歯車系ユニット130/140は、図7に関して説明されている電気モータ/歯車系ユニットと同じである。開始抵抗遅延部440は、動力出力部149に係合する凹部又は穴部を備えた接続部分497によって、歯車系の動力出力部149に固定される。接続部分497から、2つのスリーブ496’は反対方向の径方向に延在する。スリーブ内には、ピストン状シャフト496’’が位置決めされる。ピストン状シャフト496’’の接続部分497の方に向けられた部分は、引張コイルばね499に接続され、引張コイルばね499の他端は、接続部分497に接続される。ピストン状シャフト496’’の操作デバイス110の周縁に向けられた部分は、遅延構造体491の内表面の対応する摩擦面に係合するように適合された摩擦面495sを備えた円弧状の回転可能な摩擦要素495に接続される。円弧状の回転可能な摩擦要素495が静止状態にある時、引張コイルばね499が円弧状の回転可能な摩擦要素495を操作デバイス110の中心に向かって引っ張ることにより、摩擦面495sは遅延構造体491の内表面の摩擦面に係合しないが、円弧状の回転可能な摩擦要素495が回転し始めると、円弧状の回転可能な摩擦要素495は遠心力により遅延構造体491の内表面に向かって径方向外側に押されることにより、円弧状の回転可能な摩擦要素495の摩擦面495sは遅延構造体491の摩擦面に係合し、その結果、遅延構造体491が推進される。遅延構造体491は、操作デバイスの遅延動力出力部149dに接続され、遅延動力出力部149dは操作可能なインプラントの身体係合部分に直接又は間接的に接続される。

図31dは、機械的遊びPによって操作される開始抵抗遅延部440を備えた操作デバイス110の一実施形態を示した図である。開始抵抗遅延部440は、電気モータ/歯車系130/140の動力出力部149と遅延動力出力部149dとの間に位置決めされ、遅延動力出力部149dは操作可能なインプラント110の身体係合部分に直接又は間接的に接続される。図31aに示されている電気モータ/歯車系ユニット130/140は、図7に関して説明されている電気モータ/歯車系ユニットと同じである。開始抵抗遅延部440は、動力出力部149に係合する凹部又は穴部を備えた接続部分497によって、歯車系の動力出力部149に固定される。接続部分497は、ばね499によって1/4円筒形ディスク498aに接続された半円筒形ディスク498bに接続される。半円筒形ディスク498bに対する1/4円筒形ディスク498aの位置により、1/4円筒形ディスク498aと半円筒形ディスク498bとの間に、半円筒形ディスク498bの1/4回転に対応する径方向の機械的遊びPが形成される。機械的遊びPにより、歯車系の動力出力部149が1/4回転することができ、そのことにより、電気モータは歯車系のトランスミッションを1/4回転数だけ回転させることができる。1/4円筒形ディスク498aは、1/4の円筒形ディスク498aの固定面F’’に固定される1/4円筒形ディスク498aの固定構造体F’によって、遅延構造体191に固定される。図31dに示されている実施形態では、ばね499は、電気モータが停止した時、すなわち、開始抵抗遅延部440をリセットする時に、半円筒形ディスク498aを開始位置まで戻すが、ばねは、電気モータが開始抵抗遅延部440をリセットするために停止された後に逆回転数だけ回転するようにプログラムされることで代替される場合もある。

図31eは、本明細書に示されている操作デバイスの実施形態のいずれかと共に使用される連結器を示した図である。連結器は、安全上の理由から操作デバイス110の出力を制限するのに使用され、そのことにより、操作デバイスによって操作されるデバイスの任意の部分の損傷のリスクが低減される。連結器は、歯車系の動力出力部から突出する突出部材486を備える。連結器は更に、歯車系の突出部材486に対応する凹部487を備えたディスク状部材を備える。突出部材487は、突出部材が凹部から滑り出て、ばね499の作用に逆らってディスク状部材を持ち上げて、ディスク状部材の動力出力部149dから歯車系を分離することができるように丸みを帯びている。

図32〜図40は、患者の身体の外側から患者の身体の内部へと力及び/又は電気エネルギを伝送するための代替方法及び代替デバイスを示した図である。様々な方法及びデバイスが本明細書に示されている実施形態のいずれかの操作可能なインプラントと共に使用されてもよい。例えば、無線エネルギの伝送のために往復動磁場を使用することで、エネルギ伝送の損失が低減される。それは、回転磁場の場合、伝送によって生じるせん断力によってエネルギが全く消費されないためである。

図32は、操作可能なインプラントのための操作デバイス110が患者の腹部の皮下に、すなわち、皮膚Sの下に埋入された状態を示した図である。操作デバイスは、複数の磁石133が固定された回転可能な構造体135を取り囲むエンクロージャ111を備える。磁石は、外部ユニット200のコイル232によって生成される可動磁場による影響を受けるように適合され、そのことにより、磁石133ひいては回転構造体135は外部ユニット200の可動磁場に沿って運動する。

操作デバイス110は更に、歯車系140(本明細書内に示されている他の実施形態について、例えば、図3a及び図3bに関して更に詳細に説明されている)を備える。歯車系140は、歯車系の動力入力部142に接続された操作可能な要素143’’’aを備え、動力入力部142は磁石133を備えた回転可能な構造体に接続される。操作可能な要素143’’’a、143’’’bは、回転可能な構造体135と間接的に接続することによって、外部ユニット200の可動磁場に沿って運動する磁石133によって推進される。歯車系は更に、中空円筒形状を有し、外側の周縁に第1の個数の歯を備えた第1の歯車144と、中空円筒形状を有し、内表面に第1の歯車144よりも多い個数の歯を備えた第2の歯車145とを備える。操作可能な要素143’’’a、143’’’bは、第1の歯車144の内側に係合し、第1の歯車144の外側が第2の歯車145の内側に押し付けられることにより、第1の歯車の144の歯は、第2の歯車145の歯と相互係合しない位置によって隔てられた2つの位置で第2の歯車145の歯と相互係合する。操作可能な要素143’’’a、143’’’bの動作は位置を前進させ、そのことにより、第1の歯車144と第2の歯車145との相対回転を発生させる。歯車系は更に、第1の歯車144と同じ個数の歯を備えた第3の歯車146を備え、そのことにより、第1の歯車144と第2の歯車145との間の相互係合位置と共に回転する。第3の歯車146は、径方向に延在する構造体147によって歯車系の動力出力部149に接続される。動力出力部149は、例えば、操作可能なインプラントの身体係合部分、又は回転力を往復力に変換するように適合されたねじ山付き部材に直接又は間接的に接続されてもよい。ねじ山付き部材は、(本明細書に示されている他の実施形態で更に詳細に説明されているように)リザーバの容積を変化させるためにリザーバの可動壁部分に直接又は間接的に接続されてもよい。

操作デバイス110は、エンクロージャ111によって密閉状態で取り囲まれる。エンクロージャは、例えば、炭化ケイ素若しくは炭化ジルコニウムのようなセラミック材料、又はUHWPE若しくはPTFEのようなポリマー材料、又はガラスで作られてもよい。いずれの場合も、エンクロージャは、身体由来の流体がエンクロージャの壁を通り抜けることができないように、低透性の材料で作られるべきである。

埋入可能な操作デバイス110は、更に、外部ユニットからの無線連絡信号の受信及び外部ユニットへの無線連絡信号の伝送の少なくとも一方に適合された無線連絡ユニットを備えてもよい。

埋入操作デバイス110に力を供給するための外部ユニット200は、患者の皮膚Sの外側に、埋入操作デバイス110の磁石133に影響を与えるように適合された可動磁場を生成するように適合された外部駆動ユニット210を備え、そのことにより、磁石133が外部駆動ユニット210の可動磁場に沿って運動することができる。外部駆動ユニットは、外部ユニット200の回転軸の周囲に円形に分散された1組のコイル232を備え、そのことにより、コイルの順次エネルギ供給が埋入操作デバイス110の磁石133に影響を与えるように適合された回転磁場を生成し、その結果、磁石133が外部駆動ユニット210の可動磁場に沿って運動することができる。

外部ユニット200は更に、埋入可能なユニットから無線連絡信号を受信し、及び/又は埋入可能なユニットへ無線連絡信号を伝送するための無線連絡ユニットを備えてもよい。

図33は、患者の身体の外側から患者の身体の内側に配置された操作可能なインプラント100へエネルギを伝送するためのシステムの代替形態を示した図である。代替形態では、デバイスは、外部駆動ユニット210を備えた外部ユニット200を備える。外部駆動ユニット210は、正極及び負極の永久磁石233p、233nを備えた外側の回転可能な構造体235を備える。回転可能な構造体235は、回転可能な構造体235を回転させるために、外部ユニット200の電気モータ230に接続されるシャフトに固定される。回転可能な構造体235の磁石233p、233nは、往復動構造体428の埋入磁石133p、133nに磁気的結合するように適合される。埋入磁石133pは、正極を有するので、患者の身体の外側の回転可能な構造体235に接続された正極及び負極の磁石233p、233nによって交互に引き付けられ、反発される。回転可能な構造体235が回転すると、交番磁場が生成され、埋入磁石133pの往復動、ひいては磁石133pが接続される往復動構造体428の往復動を発生させる。往復動構造体428は、操作可能なインプラントの身体係合部分に直接又は間接的に接続され、そのことにより、往復動構造体の往復運動が身体係合部分を操作する。

図34は、患者の身体の外側から患者の身体の内側に配置された操作可能なインプラント100へエネルギを伝送するためのシステムの代替形態であり、図34に関して説明されているシステムと同様のシステムを示した図である。違いは、往復動構造体428が、ヒンジ結合連接棒422に接続され、連接棒422の他端はフライホイール423に接続されるという点である。フライホイール423は、第1のシャフト142(液圧によって操作可能な前記身体係合部分180を操作するように適合された液圧ポンプの動力入力部142である)に供給される力の向きを変更するために、かさ歯車の形状の歯車系424に接続される。従って、外部ユニット200によって患者の皮膚Sの外側に生成された交番磁場は、液圧ポンプ150及び流体導管162によって身体係合部分を操作する。

図35aは、患者の皮膚Sの外側から患者の身体の中へ回転力を伝送するためのシステムの代替形態を示した図である。システムは、患者の皮膚Sの最小限の圧迫により回転力を伝送するように適合される。システムは、内側回転構造体135’より大きい直径を有する外側回転構造体235’を備える。外側回転構造体235’は、外側球状キャップ235’の内側に配置される磁石233を備え、そのことにより、内側回転構造体135’を回転させる径方向の力が磁石233による軸方向の力より大きくなる。磁石133、233による軸方向の力は、内側の回転可能な構造体135’を外側の回転可能な構造体235’に押し付けて、内側の回転可能な構造体135’と外側の回転可能な構造体235’との間で患者の皮膚Sを圧迫する。内側の磁石133は、回転可能な内側の球状キャップ135’の形状の回転可能な構造体135’に取り付けられる。

図35bは、医療システムの代替形態を示した図であり、この場合、内側回転構造体135’と外側回転構造体235’が共に、内側及び外側球状キャップ135’、235’の中心に配置された反発し合う磁石133c、233cを備える。反発し合う磁石133c、233cは、内側及び外側の磁石133、233間の磁気的結合によって生成された軸方向の力を低下させるように適合され、そのことにより、患者の皮膚Sへの圧迫作用が低減される。図35bに示されている実施形態では、反発し合う磁石133c、233cは、一定の磁力を有する永久磁石であるが、代替形態では、反発し合う磁石133’、233’は、電磁石に供給される電流を変化させることにより、反発し合う磁石133c、233cの磁力を調整することができる電磁石である。更に別の実施形態では、外側回転構造体235’の反発する磁石は、軸方向に可動な永久磁石とすることができるので、患者の皮膚Sと永久磁石との間の間隔を調整することができ、その結果、反発力(ひいては、圧迫力)を調整することができる。更に、磁石133、233及び反発し合う磁石133c、233cは、力の伝送が最適化されるように、受信ユニットと外部ユニット(又は外部ユニット200の伝送ユニット220)とを位置合わせするために使用されてもよい。

図35cは、患者の身体の外側から内側へ回転力を伝送する代替概念を示した図である。代替概念は、複数のサテライト永久磁石233と、患者の身体の内部の回転可能なディスク上に配置される複数の永久磁石133とを含む。複数の内側及び外側の永久磁石133、233は、正極133p、133pと負極133n、233nとを備える。外側サテライト磁石が回転すると、サテライト磁石の引き付け合う極233n、233pが回転可能なディスクの永久磁石133の極と交互に合致するので、サテライト磁石233との磁気的結合により回転ディスクを推進することになる。

図36は、操作可能なインプラント100の一実施形態を示した図であり、操作可能なインプラント100に送る電流を発生させるための埋入可能な発電機170を備えた実施形態を示した図である。操作可能なインプラント100は、ディスク上に円形に分散された複数のコイル132を備えた受信ユニット120を備える。コイル132は、磁石233が固定された回転可能な構造体235を備えた外部ユニット200と磁気的結合される。磁石233の回転により、コイル132に影響を与える可動磁場が生成され、その結果、コイル132に電流が誘起される。受信ユニット120又は発電機170は、導線192によって埋入可能な電池190に接続される。別の導線192’は、液圧ポンプ150(例えば、本明細書に開示されている液圧ポンプのいずれかとすることができる)を制御するように適合された制御ユニット195に電池190を接続する。液圧ポンプ150は、流体導管162によってリザーバ160から液圧によって操作可能な前記身体係合部分180に作動液を移送するように適合される。

外部ユニット200は、電気モータ230を備えた外部駆動ユニット210を備え、電気モータ230は、シャフトによって回転可能な構造体235に接続され、回転可能な構造体235には外側磁石233が接続される。

図37は、埋入可能な発電機170の代替形態を示した図であり、この場合、埋入可能な発電機170は、棒状磁石133がコイル132の巻線内で前後に運動されることにより電流が発生する埋入可能なリニア発電機である。外部ユニット200の外部駆動ユニット210は、正極及び負極の永久磁石233p、233nを備えた外側の回転可能な構造体235を備える。回転可能な構造体235は、回転可能な構造体235を回転させるために外部ユニット200の電気モータ230に接続されたシャフトに固定される。回転可能な構造体235の磁石233p、233nは、往復動構造体428の埋入磁石133pに磁気的結合するように適合される。埋入磁石133pは、正極を有するので、患者の身体の外側の回転可能な構造体235に接続された正極及び負極の磁石233p、233nによって交互に引き付けられ、反発される。回転可能な構造体235が回転すると、交番磁場が生成され、埋入磁石133pの往復動、ひいては磁石133pが接続される往復動構造体428の往復動を発生させる。往復動構造体428は、棒状磁石133に接続される。電流を励起させるコイル132は、導線192によって埋入可能な電池190に接続される。別の導線192’は、液圧ポンプ150(例えば、本明細書に開示されている液圧ポンプのいずれかとすることができる)を制御するように適合された制御ユニット195に電池190を接続する。液圧ポンプ150は、流体導管162によってリザーバ160から液圧によって操作可能な前記身体係合部分180に作動液を移送するように適合される。

図38a〜図38cは、発電機170によって患者の身体の内側で電流を発生させるために患者の身体の外側と患者の身体の内側との間で動力を伝送するための代替形態の概略図である。図38aは、永久磁石233が患者の身体の外側に配置され、患者の皮膚Sの内側の埋入可能な発電機の磁石133に磁気的結合される実施形態の概略図である。外側磁石233は、往復動して患者の皮膚Sの内側の磁石133に影響を与える往復動磁場を生成するように適合され、そのことにより、磁石133はコイル132の内側で往復動し、その結果、コイル132内で電流が発生する。

図38bは、図38aに示されている実施形態と同様の代替形態を示した図である。違いは、内側磁石133が螺旋ばね492によってばねで留められ、一方向の外部ユニット磁石233との磁気的結合による磁力と、反対方向のばね492の作用とによって内側磁石133の往復運動が生じるという点である。外側磁石は、内側磁石133を引き付ける、又は内側磁石133に反発するように適合されてもよい。

図38cは、図38cに示されているシステムと同様の力を伝送するためのシステムの一実施形態である。違いは、外側磁石233eが内側磁石133を引き付けるように適合された電磁石233eであるという点である。電磁石233eは、電磁石のコイルを流れる電流を変化させることによって、ひいては電磁石233eによって供給される磁力を変化させることによって交番磁場を生成する。図38bに関して説明した実施形態と同様に、内側磁石133は螺旋ばね492によってばねで留められる。

図39は、患者の身体に埋入されるように適合された操作可能なインプラント100の一実施形態を示した図である。操作可能なインプラント100は、図32に示されている操作デバイスと同様の操作デバイス110と、身体係合部分180とを備える。操作デバイス110は、液圧ポンプ150を介して身体係合部分180に接続される回転可能な構造体135の形態の可動部分を備える。回転可能な構造体135には、複数の磁石133が接続される。磁石133は、患者の皮膚Sの外側で外部ユニット200によって生成された可動磁場に磁気的結合されるように適合され、そのことにより、回転可能な構造体135は可動磁場に沿って回転する。操作デバイス110は更に、回転可能な構造体135に接続されて運動を電流に変換するように適合された埋入可能な発電機170を備え、そのことにより、回転可能な構造体135の運動が身体係合部分180を操作し、電流を発生させる。

埋入可能な発電機170は、2つのコイル132’と、埋入可能な発電機の動力入力部142’、142’’であるシャフトに取り付けられる複数の磁石133と、液圧ポンプ150とを備える。コイル132’に対する磁石133’の運動により、コイル133’内に電流が励起される。

操作デバイス110は更に、導線192によって埋入可能な発電機170に接続される電池190を備える。

代替形態では、回転可能な構造体135の磁石133は更に、発電機170のコイル132’に影響を与えてもよく、外部ユニット200に接続するために、及び埋入可能な発電機170内に電流を発生させるために、同じ磁石が使用されてもよい。

操作可能なインプラント100は更に、操作可能なインプラントの少なくとも1つのパラメータを制御するための制御ユニットを備えてもよく、制御ユニットは、電池190に接続されて、電池が制御ユニットに動力を供給するようにしてもよい。

図39に示されている実施形態では、身体係合部分180は、液圧ポンプ150に接続された液圧によって操作可能な身体係合部分180である。液圧ポンプ150は、作動液を収容するように適合され、液圧ポンプに接続されたリザーバを備え、そのことにより、液圧ポンプはリザーバから身体係合部分180へと作動液を輸送することができる。液圧ポンプ150は、リザーバの可動壁部分(本明細書内の他の実施形態に関して説明したように)を備えてもよい。この場合、流体は、可動壁部分を移動させてリザーバの容積を変化させることによって、リザーバから身体係合部分180に輸送される。

代替形態では、液圧ポンプは、例えば、無弁ポンプ、少なくとも1つの弁を備えたポンプ、蠕動ポンプ、膜ポンプ、歯車ポンプ、又はベローポンプとすることができる。

図40は、図39に関して説明されている実施形態と同様の操作可能なインプラントの代替形態を示した図である。違いは、図40の埋入可能な操作デバイスが磁石ガイド421内で往復運動するように適合された磁石132を備えるという点である。磁石133は、ヒンジ結合連接棒422に接続され、連接棒422の他端はフライホイール423に接続される。フライホイール423は、第1のシャフト(埋入可能な発電機170の動力入力部142’である)及び第2のシャフト(機械的に操作される身体係合部分180の動力入力部142’’である)に供給される力の向きを変更するために、かさ歯車の形状の歯車系424に接続される。磁石133は、患者の皮膚Sの外側で外部ユニット200によって生成された往復動磁場に磁気的結合され、そのことにより、往復運動する構造体(133、422)は往復動磁場に沿って運動する。往復動磁場は、外部ユニット200によって、交番磁場として生成される、すなわち、磁気強度が交互に強くなる磁場が生成される。

図41は、患者の身体に埋入するための操作可能なインプラント100の操作デバイス110a〜110cを示した図であり、この場合、操作デバイスは第1のユニット110aと第2のユニット110bとに分割される。第1のユニット110aは、無線エネルギを受信するための受信ユニット120と、第1の力及び第1の速度を有する機械的仕事を受信し、第2の力及び第2の速度を有する機械的仕事を出力するように適合された第1の歯車系140aとを備える。受信ユニット120は、磁場の形で受信した無線エネルギを誘導結合によって電気エネルギに変換するように適合されたコイルを備える。操作デバイスの第2のユニット110bは、電気エネルギを機械的仕事に変換するように適合された電気モータ130を備える。電気モータ130は、回転子の磁石の形状及びコイルの鉄心の形状の磁性材料を備える3相電気モータである。磁性材料は、近接した他の磁場を乱す磁場、例えば、外部ユニットの伝送ユニットから無線エネルギを操作デバイス110a〜110cの受信ユニット120へ伝送するのに使用される磁場を生成する。無線エネルギの伝送を妨げないために、第1のユニット110a及び距離ユニット110cには、金属部品及び磁化可能な部品は使用されない。第2のユニット110aに配置された電気モータ130の磁石が磁場による外部ユニットから埋入操作デバイスへの無線エネルギの伝送を妨げるリスクを低減するために、操作デバイスは更に、第1のユニット110aと第2のユニット110bとの間に一定の距離を生成するように適合された距離要素110cを備える。この距離は、例えば、1cm、2cm、3cm、4cm、又は5cmを超える距離とすることができる。距離要素110cは、第1のユニット110aの受信ユニット120で受信された電気エネルギを第2のユニット110bへ伝送するための導線122と、第2のユニット110bの電気モータ130から第1のユニット110aの歯車系140aへ機械的仕事を伝送するよう適合された機械的伝送部材412とを備える。距離要素110cにより、第1及び第2のユニット110a、110bは、受信ユニット120が無線エネルギを受信する時に、第2のユニット110bの磁性材料によって実質的に影響されない。

第2のユニット110bは更に、電気モータ130と第1の歯車系140aとの間で直列に配置された第2の歯車系140bを備える。第2の歯車系140bは、電気モータ130から第1の力及び速度を有する機械的仕事を受信し、第1の力及び速度と異なる力及び速度の機械的仕事を出力するように適合される。力は、機械的伝送部材412(例えば、ベルト又は回転シャフトとすることができる)によって第2の歯車系140bから第1の歯車系140aに伝送される。第1及び第2の歯車系140a、1140bは、一緒になって1つの歯車系としての機能を果たすように直列に接続される。第1及び第2の歯車系140a、140bは、例えば、本明細書に示されている実施形態のいずれかの歯車系、例えば、図2a〜図22に関して説明されている歯車系とすることができる。電気モータ130は、例えば、交番電流(AC)電気モータ、直流電流(DC)電気モータ、リニア型電気モータ、アキシャル型電気モータ、圧電モータ、3相モータ、2相以上のモータ、バイメタルモータ、及び形状記憶金属モータとすることができる。図41に示されている実施形態では、第2のユニット110bは更に、導線122によって受信ユニット120に接続されるように適合された電池190を備え、そのことにより、電池190は、受信ユニット120によって受信された無線エネルギによって充電される。

第1のユニットは更に、患者の身体の外側の外部ユニットと無線連絡するように適合された連絡ユニットを備える。

第1のユニット110aは、好ましくは、受信ユニット120が無線エネルギを操作可能なインプラント100に伝送する外部ユニットの伝送ユニットに近接して配置されるように、腹壁の皮下に埋入される。操作可能なインプラント100は更に、操作可能なインプラント100を患者の身体に固定するための少なくとも1つの固定部分を備える。固定は、例えば、第2のユニット110bを線維症、筋膜及び/又は筋層に、患者の皮下空間の内側に向けて固定すると同時に、第1のユニット110aが皮下に残るようにして行われてもよい。第2のユニット110bを患者の身体に固定することは、間接的に第1のユニット110aを固定することになり、第1のユニット110aが患者の皮膚を通り抜けるリスクを低減する。操作デバイス110a〜110cの代替固定方法は、腹壁の筋層又は筋膜の内側に第2のユニット110bを配置し、距離要素110cを筋層又は筋膜を通して配置して、第1及び第2のユニット110a、110bが筋層又は筋膜に形成された穴を貫通するのが妨げられることによって操作デバイスの運動が両方向に制限されるようにする方法である。

第1の歯車系140aは、何らかの方法で、例えば、管腔器官を収縮させることによって患者の身体に影響を与えるように適合された操作可能なインプラントの身体係合部分に直接又は間接的に接続される。操作デバイスと身体係合部分との接続については、本明細書の他の実施形態に関して詳細に説明されている。

図41に示されている実施形態では、操作デバイスは、密閉状態で操作可能なインプラントを取り囲むように適合されたエンクロージャによって取り囲まれる。エンクロージャは、例えば、炭化ケイ素若しくは炭化ジルコニウムのようなセラミック材料、又はUHWPE若しくはPTFEのようなポリマー材料、又はガラスのような非金属材料製のエンクロージャとすることができる。いずれの場合も、エンクロージャは、身体由来の流体がエンクロージャの壁を通り抜けることができないように、低透水性の材料で作られるべきである。

第1及び第2のユニットは、操作デバイス及び身体係合部分のうちの少なくとも一方の少なくとも1つのパラメータを制御するための制御ユニットを更に備えてもよい。図41に示されている実施形態では、電気モータ130は、交番電流(AC)モータであり、制御ユニットは、交番電流モータを制御するために交番電流の周波数を変更するための周波数コンバータを備える。

第1の歯車系140aの動力出力部は、例えば、液圧によって操作可能な身体係合部分に動力供給するために機械的仕事を液圧動力に変換するように適合された液圧ポンプに第1の歯車系140aを接続することによって、身体係合部分に間接的に接続されてもよい。液圧ポンプは、例えば、壁の運動(本明細書内の複数の実施形態に更に詳細に説明されている)によって液圧ポンプとして機能するリザーバ、無弁ポンプ、少なくとも1つの弁ポンプ、少なくとも1つの蠕動ポンプ、少なくとも1つの膜ポンプ、少なくとも1つの歯車ポンプ、及び少なくとも1つのベローポンプとすることができる。

皮下に配置される第1のユニットは更に、リザーバを補充する、又は何らかの形で操作可能なインプラントの液圧系の流体レベル(例えば、液圧によって操作可能な身体係合部分の流体レベル)を調整するための注入口を備えてもよい。

図42は、図42に関して説明されている実施形態と同様の操作デバイス110の一実施形態を示した図であり、主な違いは、図42に示されている実施形態の操作デバイスが柔軟性を有する距離要素110cを備えることにより、第1のユニット110aが第2のユニット110bに対して移動可能であるという点である。柔軟性を有する距離要素は、柔軟性を有する機械力伝送部材、例えば、液圧動力を伝送するための液圧管、回転力を伝送するための柔軟性を有する回転シャフト、ワイヤ、ベルト、ロッド、及びウォーム歯車、又は回転力を実質的に90°方向転換するための歯車を備える。図42に示されている操作デバイス110の第1のユニット110aは、第2の歯車系を備えないが、その代わりに、機械力伝送部材412が、患者の身体に接続する身体係合部分180に接続する接続部分182(例えば、機械力伝送部材又は液圧ポンプ)と直接接続され、そのことにより、患者の身体が操作デバイス110によって影響されるようになる。柔軟性を有する距離要素は、例えば、シリコーン又はポリウレタンのようなエラストマーポリマー材料製である。

図43aは、図41及び図42に関して説明されている実施形態と同様の操作デバイス110の一実施形態の図であり、患者の筋層Mに固定した時の図である。図43に示されている操作デバイス110は、腹壁の筋層M第1の内側に固定された第1のユニット110aと、皮下に配置された、すなわち患者の皮膚Sの下に配置された第2のユニット110bとを備える。操作デバイスの第1及び第2のユニット110a、110bは、筋層Mを貫通する距離要素110cによって接続される。第1のユニット110aは、筋層Mの内側に配置され、筋層Mの外側には、制限要素402’が位置決めされることにより、距離要素110cが筋層Mの穴の中で動くのが妨げられて、第1のユニット及び第2のユニット110a、110b両方が固定される。第2のユニット110bは、無線エネルギを受信するための受信ユニット120を備え、距離要素によって操作デバイスの残りの部分110aから分離され、そのことにより、操作デバイス110aの金属部品及び/又は磁性部品が患者の身体の外側から患者の身体の内側への無線エネルギの伝送は妨げられない。更に、第1のユニットを筋層Mに固定することにより、皮膚Sと第2のユニット110bとの間の距離が制御され、第2のユニット110bが患者の皮膚Sに非常に近接して配置されることで第2のユニット110bが患者の皮膚Sを通り抜けるリスクが生じるのを防ぐことができる。

図43bは、操作デバイス及び距離要素110cの代替形態を示した図であり、この場合、操作デバイスの第1のユニット110aは、腹壁の筋層Mの外側に配置される。距離要素110cは、腹壁の筋層Mを貫通し、筋層Mの内側に配置された制限要素402’’に接続される。従って、距離要素110cは、筋層Mの外側に配置された操作デバイスの第1のユニット110aと皮下に配置された受信ユニット120との間に距離を生成する。

図43c及び図43dは共に、操作デバイスの第1及び第2のユニット110a、110b間の距離又はユニットの一方の固定部材と受信ユニット120を備えたユニットとの間の距離の調整を可能にする外科用器具を表した図である。図43cは、2つの距離要素からなる外科用器具の第1の距離要素を示した図である。第1の距離要素は、操作可能なインプラントの操作デバイスの少なくとも1つの部品に直接又は間接的に接続するように適合された第1の接続部分110c’と、受信ユニット120を備えたユニット110bに直接接続するように適合された第2の接続部分110’’とを有する。第1の接続部分110c’は、操作可能なインプラントの固定部材110c’としての機能を果たし、そのことにより、操作デバイスは患者の筋層Mに固定された状態になる。図43dは、操作可能なインプラントの操作デバイスの少なくとも1つの部品に直接又は間接的に接続するように適合された第1の接続部分110c’と、受信部材120を備えるユニット110bに直接又は間接的に接続するように適合された第2の接続部分110c’’とを有する第2の距離要素を備えた外科用器具の第2の部品を示した図である。図43dに示されている第2の距離要素は、第1の距離要素の場合よりも長い第1及び第2のユニット110a、110b間の距離を生成するように適合される。外科医は、異なる距離要素の器具を選択することにより、受信ユニットが患者の皮膚を通り抜けるリスクを冒すことなく常に皮下に位置決めされるように距離を調整することができる。

図43eは、調整可能な距離要素110cを示した図であり、一端110c’が操作可能なインプラントの一部品に直接又は間接的に接続され、他端110c’’が固定部材に直接又は間接的に接続される距離要素110cを示した図である。調整可能な距離要素110cは、受信ユニットが患者の皮膚を通り抜けるリスクを冒すことなく皮下に配置されるように、操作可能なインプラントの部品と固定部材との間の距離を調整するように適合される。距離要素110cは、内側にねじ山が付けられたスリーブを備え、スリーブ内にネジ山付きシャフト408が位置決めされる距離要素によって調整可能であり、ネジ山付きシャフト408がネジ山付きスリーブ内で回転することで、距離要素の長さが長くなり、又は短くなり、その結果、操作デバイスの第1及び第2のユニット110a、110b間の距離が調整される。

操作デバイスの固定部材は、例えば、制御ユニット、無線エネルギを受信するための受信ユニット、無線エネルギを受信するためのコイル、磁場又は電磁場を受信するために受信ユニット、磁力伝送連結器、電気回路、操作可能な任意の機能を制御するための押しボタン、エネルギ蓄積装置、調整可能な距離要素を調整するための押しボタン式構造物、無線エネルギ又は磁場又は電磁場を受信して運動エネルギを発生させるように適合された操作デバイスと受信ユニットとの一体構造物、操作可能なインプラントの様々な部品の少なくとも1つを取り囲むためのケーシング、又は各ケーシングに操作可能なインプラントの様々な部品の少なくとも1つを取り囲むための2つ以上のケーシングと一体化されてもよい。

調整可能な距離要素は、距離が患者の身体の外側から調整できるように、患者の身体の外側から操作可能な要素としてもよい。調整可能な距離要素は、患者の身体の外側から電気的に又は手動で調整できるようにしてもよい。

調整可能な距離要素の第1の端部及び/又は第2の端部は、患者の身体の外側から検知可能で、例えば、X線又は超音波によって第1の端部と第2の端部との間の距離が決定されるようにしてもよい。

距離要素110cは、伸縮性及び/又は柔軟性を有する材料で作られるので、第1の端部110c’を第2の端部110bに対して曲げることができることにより、特に、患者が距離要素に影響を与える形で運動する時に、患者は比較的快適に運動することができる。

操作デバイス110の受信ユニット120に接続される調整可能な距離要素の端部は、調整可能な距離要素が外部ユニットと埋入操作デバイス110との間の無線エネルギ伝送に影響を与えないように、非金属非磁性材料で作られるのが好ましい。

無線エネルギを受信する受信ユニット120は調整可能な距離要素110の一端に位置決めされるので、調整可能な距離要素は、受信ユニット120から操作可能なインプラントの操作デバイスへ電流を伝送するための導線を備える。

図44は、患者の身体Bの一部に流体を注入するための操作可能なインプラントの一部の一実施形態を示した図である。埋入可能な操作デバイス110の一部が示されている。操作デバイスのこの部分は、回転力を発生させるように適合された操作デバイスの一部と接続することによって回転されるように適合されたねじ山付き部材441aを備える。ねじ山付き部材は、対応する雌ねじ山を備えたスリーブ149a内を案内され、そのことにより、ねじ山付き部材が回転することでねじ山付き部材を軸方向に前進させる。ねじ山付き部材は、ピストン426(作動液を収容するように適合されたリザーバ160の可動壁部分である)に接続される。ねじ山付き部材が回転することでピストンをリザーバの内側に押し込んで、リザーバ160の容積を減少させて、作動液を流体導管162へと流す。操作デバイス110は、流体導管162によって、内側スリーブ149bが取り付けられる外側スリーブ425を備えた身体係合部分180に接続される。内側スリーブ149bは、針427が位置決めされるねじ山付き部分441bの軸方向運動を引き起こすように回転するように適合される。針427は、患者の身体Bの一部に流体を注入するために前進するように適合される。針427は、前進すると、身体係合部分の膜417を貫通する。針427は、引っ込められた時には、膜417によって保護されるので、線維性組織の内部成長が身体係合部分180の機能を損なうことはない。

図44に示されている操作可能なインプラントは、患者の血管又は筋肉に治療効果のある薬剤を注入するのに使用されてもよい。あるいは、操作可能なインプラントは、患者の身体Bに力学的特性を付与するための流体、例えば、容積充填流体又は潤滑流体を送達するのに使用されてもよい。

操作デバイス110のねじ山付き部材441aは、例えば、本明細書に示されている電気モータのいずれかの歯車系を使用して又は使用せずに、本明細書に示されている電気モータのいずれかに接続されてもよい。操作可能なインプラントは、埋入可能な電池(本明細書に示されている他の実施形態に関して説明されている)によって、又は患者の身体の外側から供給される無線エネルギによって、動力供給されてもよい。

図45aは、患者の管腔器官L(例えば、尿道)を収縮させるように適合された身体係合部分180の一例を示した図である。身体係合部分180は、流体導管162によって操作デバイス110(例えば、本明細書に示されている操作デバイスのいずれか)に接続されるドーナッツ状の液圧によって膨張可能な身体係合部分である。身体係合部分180は、伸縮性のある、又は圧潰可能な部分であるので、膨張することにより管腔器官Lを収縮させる。管腔器官Lが尿道である場合、液圧によって操作可能な身体係合部分180の収縮が尿道を収縮させて、尿の流れを止めることにより、失禁を治療する。

図45bは、図45aに関して説明されている実施形態と同様の操作可能なインプラントの一実施形態を示した図であり、違いは、図45bに示されている実施形態は、第1及び第2の液圧によって操作可能な身体係合部分180a、180bを備え、身体係合部分180a、180bは共に、管腔器官Lを収縮させて、その中の流体の流れを止めるように適合されるという点である。従って、図45bに示されている実施形態は、2つの異なる場所で交互に管腔器官Lを収縮させることができ、そのことにより、管腔器官の特定の部分における負担が軽減される。第1及び第2の液圧によって操作可能な身体係合部分180a、180bは、それぞれ第1及び第2の流体導管162a、162bに接続され、流体導管162a、162bは、第1及び第2の液圧ポンプ又は液圧ポンプの第1及び第2の端部(例えば、蠕動液圧ポンプの第1及び第2の端部)に接続されてもよい。操作デバイス110は、操作可能なインプラントが、例えば、所定時間経過した後に、管腔器官Lの第1の部分と第2の部分とを交互に自動的に収縮させるようにプログラムされてもよい。

図45cは、操作可能なインプラントの代替形態を示した図であり、この場合、操作可能なインプラントは、患者の身体Bの一部と機械的に係合するように適合された身体係合部分を備える。患者の身体Bの一部は、例えば、患者の尿道としてもよく、機械的身体係合部分180は、例えば、尿道を持ち上げて患者を失禁から解放するように適合されてもよい。機械的身体係合部分180は、例えば、シリコーン製バンドのような柔軟性を有するバンドとしてもよい。機械的身体係合部分180に接続される操作デバイス110は、本明細書に示されている機械的操作デバイスのいずれかとしてもよく、電気モータ及び歯車系を備えることができるのが好ましい。身体係合部分180は、歯車系の動力出力部が身体係合部分180に係合するように、機械的操作デバイス110に接続されてもよい。

様々な態様若しくは一態様の任意の部分、又は様々な実施形態若しくは一実施形態の任意の部分は全て、可能な限りの方法で組み合わされてもよい。任意の方法又は任意の方法ステップは、装置の説明及び任意の装置形態とし、態様又は態様の一部又は実施形態の一部は、方法の説明とし、全てささいな細部に至るまで可能な限りの方法で組み合わされてもよい。任意の詳細な説明は、大筋において要約説明として解釈すべきであり、任意の実施形態又は実施形態の一部、及び任意の方法又は方法の一部は、何らかの形で組み合わされてもよいことに留意されたい。本明細書内の全ての例は、概要の一部と見なすべきであり、従って、一般的に何らかの形で組み合わされるべきである。

下記では、例示的な番号付き実施形態をA〜AK群に提供し、その群内で番号を付与している。番号付き実施形態は、添付の特許請求の範囲で定義した本発明の範囲を限定するものと考えるべきではない。異なる番号を付与された実施形態の参照番号は、番号付き実施形態に記載された要素に対応する添付図面の要素の例示としてのみ考えるべきである。

番号付き実施形態A1〜36: 1.患者の身体に埋入されるよう適合された操作可能なインプラントであって、 上記操作可能なインプラントは、操作デバイス及び身体係合部分を備え、 操作デバイスは: ・第1のユニットであって: ○無線エネルギを受信するための受信ユニット;及び ○第1の力及び速度を有する機械的仕事を受信し、第2の異なる力及び第2の異なる速度を有する機械的仕事を出力するよう適合された第1の歯車系 を備える第1のユニット; ・電気エネルギを機械的仕事に変換するように適合された電気モータを備える第2のユニット ・距離要素であって: ○第1のユニットから第2のユニットに電気エネルギを伝送するための導線;及び ○第2のユニットの電気モータから第1のユニットの歯車系へ機械的仕事を伝送するよう適合された、機械的伝送部材 を備える距離要素 を備え、 距離要素は、無線エネルギ受信時に受信ユニットが第2のユニットによって実質的に影響されないよう、第1のユニット及び第2のユニットを分離するよう適合される、操作可能なインプラント。 2.受信ユニットは、磁場の形態で受信した無線エネルギを電気エネルギに変換するよう適合された少なくとも1つのコイルを備える、実施形態1に記載の操作可能なインプラント。 3.受信ユニットは、少なくとも第1の巻付け数を有する第1のコイル、及び少なくとも第2の異なる巻付け数を有する第2のコイルを備える、実施形態2に記載の操作可能なインプラント。 4.歯車系は: ・操作可能な要素; ・第1の個数の歯を外側の周上に備える、中空円筒形状の第1の歯車;及び ・第1の歯車より多数の歯を内側表面上に備える、中空円筒形状の第2の歯車 を備え、 操作可能な要素は、第1の歯車の内側に係合するよう適合され、これによって第1の歯車の外側は、第2の歯車の内側に対して押圧され、これによって第1の歯車の歯は、歯が相互係合しない位置によって隔てられた少なくとも1つの位置において第2の歯車の歯と相互係合し、 操作可能な要素の操作は、上記位置を前進させることによって、第1の歯車と第2の歯車との間の相対回転を発生させる、実施形態1〜3のいずれか1つに記載の操作可能なインプラント。 5.操作可能な要素は;遊星歯車、及び第1の歯車と相互接続するために少なくとも部分的に摩擦を用いる構造体又はホイールのうちの少なくとも1つを備える、実施形態4に記載の操作可能なインプラント。 6.第2のユニットは、第1の歯車系からの、異なる第2の力及び異なる第2の速度を有する機械的仕事出力を、入力として受信し、第3の異なる力及び第3の異なる速度を有する機械的仕事を出力するよう適合され、 第2のユニットの歯車系は、距離要素の機械的伝送部材を介して、第1のユニットの歯車系に直列に接続される、実施形態1〜5のいずれか1つに記載の操作可能なインプラント。 7.第1のユニットは、第1の力及び速度を有する機械的仕事を入力として受信し、異なる力及び速度を有する機械的仕事を出力するよう適合された第2の歯車系を備え、 第2の歯車系は、第1の歯車系に直列に接続される、実施形態1〜6のいずれか1つに記載の操作可能なインプラント。 8.第1のユニットは以下の場所:皮下;腹壁の皮下;及び腹部内のうちの少なくとも1つに配置されるよう適合される、実施形態1〜7のいずれか1つに記載の操作可能なインプラント。 9.電気モータは磁性材料を備え、 第1のユニットは、無線エネルギ伝送中に、第2のユニットの磁性材料によって実質的に影響されない、実施形態1〜8のいずれか1つに記載の操作可能なインプラント。 10.第1の歯車系は第3の歯車を備え、 第3の歯車の内側は、第1の歯車の外側と同数の歯を備え、 第3の歯車の歯は、第1の歯車の歯と相互係合するよう適合され、これによって第3の歯車は第2の歯車に対して、少なくとも1つの相互係合する位置に沿って回転する、実施形態4〜9のいずれか1つに記載の操作可能なインプラント。 11.第2のユニットは、第2のユニットを;線維症、筋膜及び筋層のうちの少なくとも1つに、患者の皮下空間の内側に向けて固定するための、少なくとも1つの固定部分を備える、実施形態8に記載の操作可能なインプラント。 12.距離要素は;腹壁の筋層を介する配置、及び皮下空間に面する筋膜への固定のうちの少なくとも一方に適合される、実施形態1〜11のいずれか1つに記載の操作可能なインプラント。 13.距離要素は可撓性を有し、これによって第1及び第2ユニットは互いに対して可動である、実施形態1〜12のいずれか1つに記載の操作可能なインプラント。 14.機械的伝送部材は: ・液圧力を伝送するための液圧チューブ; ・回転力を伝送するための回転シャフト; ・回転力を伝送するための柔軟部材; ・ワイヤ; ・ベルト; ・ロッド; ・ウォーム歯車;及び ・回転力を約90度変更するための歯車 から選択される機械的伝送部材を備える、実施形態1〜13のいずれか1つに記載の操作可能なインプラント。 15.更に、操作可能なインプラントを密閉状態で取り囲むよう適合されたエンクロージャを備える、実施形態1〜14のいずれか1つに記載の操作可能なインプラント。 16.更に、第2のユニット及び距離要素のうちの少なくとも1つを取り囲むよう適合された金属製エンクロージャを備える、実施形態1〜15のいずれか1つに記載の操作可能なインプラント。 17.金属製エンクロージャは:チタン製エンクロージャ、アルミニウム製エンクロージャ及びステンレス鋼製エンクロージャのうちの少なくとも1つからなる、実施形態16に記載の操作可能なインプラント。 18.第1及び第2ユニットのうちの少なくとも1つは、受信ユニットで受信された電気エネルギを保存するように適合された電池を備える、実施形態1〜17のいずれか1つに記載の操作可能なインプラント。 19.電気モータは: ・交番電流(AC)電気モータ; ・直流電流(DC)電気モータ; ・リニア型電気モータ; ・アキシャル型電気モータ; ・圧電モータ; ・3相モータ; ・2相以上のモータ; ・バイメタルモータ;及び ・形状記憶金属モータ から選択される電気モータを含む、実施形態1〜18のいずれか1つに記載の操作可能なインプラント。 20.埋入可能な系は更に: ・操作デバイス、及び ・身体係合部分 の少なくとも1つに関する少なくとも1つのパラメータを制御するための制御ユニットを備える、実施形態1〜19のいずれか1つに記載の操作可能なインプラント。 21.電気モータは、交番電流(AC)モータであり、制御ユニットは交番電流モータを制御するために交番電流の周波数を変更するための、周波数コンバータを備える、実施形態20に記載の操作可能なインプラント。 22.第1のユニットは、液圧によって操作可能な身体係合部分に動力供給するために、機械的仕事を液圧動力に変換するよう適合された、液圧ポンプを備え、 液圧ポンプは、第1の歯車系又は第2の歯車系の力の出力部に接続される、実施形態1〜21のいずれか1つに記載の操作可能なインプラント。 23.液圧ポンプは: ・機械的仕事により運動する壁によってポンプとして作用する少なくとも1つのリザーバ; ・容積の変化によって流体を運動させためにポンプとして作用する少なくとも1つのリザーバ; ・少なくとも1つの無弁ポンプ; ・少なくとも1つの弁ポンプ; ・少なくとも1つの蠕動ポンプ; ・少なくとも1つの膜ポンプ; ・少なくとも1つの歯車ポンプ;及び ・少なくとも1つのベローポンプ から選択される液圧ポンプである、実施形態22に記載の操作可能なインプラント。 24.第1のユニットは、液圧によって操作可能な身体係合部分に流体を供給するためのリザーバを備える、実施形態1〜23のいずれか1つに記載の操作可能なインプラント。 25.操作可能なインプラントは、液圧によって操作可能な身体係合部分に流体を供給するための第2のリザーバを備える第3のユニットを備える、実施形態1〜24のいずれか1つに記載の操作可能なインプラント。 26.リザーバは操作可能であり、少なくとも1つの可動壁部分を備える、実施形態24又は25に記載の操作可能なインプラント。 27.少なくとも1つの可動壁部分の運動が可能である全ての場合において、リザーバは:少なくとも1つのベロー形状部分、線維症に被覆されていても運動を可能とするよう適合された形状;及びプレート状表面のうちの少なくとも1つを備える、実施形態26に記載の操作可能なインプラント。 28.リザーバは、液圧によって操作可能な身体係合部分と流体連通し、 リザーバは少なくとも1つの可動壁部分の運動により、液圧によって操作可能な身体係合部分を操作するよう適合されている、実施形態23〜27のいずれか1つに記載の操作可能なインプラント。 29.リザーバは、円形及びドーナツ状のうちの少なくとも1つの形状である実施形態23〜28のいずれか1つに記載の操作可能なインプラント。 30.リザーバの壁部分を運動させるように配置されたねじ山付き部材を更に備える実施形態23〜29のいずれか1つに記載の操作可能なインプラント。 31.リザーバ内の圧力又は容積、及び液圧ポンプからの圧力又は流量のうちの少なくとも1つを測定するため、ポンプ及びリザーバのうちの少なくとも1つと接続して配置された圧力センサ、流量センサ及び位置センサのうちの少なくとも1つを更に備える、実施形態22〜30のいずれか1つに記載の操作可能なインプラント。 32.第1のユニットは、上記以外の/上記のリザーバ、及び上記以外の/上記の液圧によって操作可能な身体係合部分のうちの少なくとも1つに流体を供給するための注入口を備える、実施形態1〜31のいずれか1つに記載の操作可能なインプラント。 33.第1のユニット及び距離要素のうちの少なくとも1つには:金属製及び磁化可能な部品のうちの少なくとも1つが備えられていない、実施形態1〜32のいずれか1つに記載の操作可能なインプラント。 34.第1のユニット及び距離要素のうちの少なくとも1つには磁性部品が備えられていない、実施形態1〜33のいずれか1つに記載の操作可能なインプラント。 35.第1のユニットは、患者の身体の外部にある外部ユニットと無線通信するように適合された通信ユニットを備える、実施形態1〜34のいずれか1つに記載の操作可能なインプラント。 36.操作可能な要素は、第1の歯車の歯が第2の歯車の歯と、1つの位置、2つの位置、3つの位置、4つ以上の位置のうちの少なくとも1つで相互係合するように、第1の歯車を偏向させるよう、及び第1の歯車を偏向したまま維持するよう適合され、 上記2つ、3つ又は4つの位置は、歯が相互係合しない位置によって隔てられた、角度的に離間した位置である、実施形態1〜35のいずれか1つに記載の操作可能なインプラント。

番号付き実施形態B1〜46: 1.患者の身体に埋入するための操作可能なインプラントであって、 上記操作可能なインプラントは、操作デバイス及び身体係合部分を備え、 操作デバイスは: ・電気モータであって: ○電気モータの回転軸の周囲に円形に分散されたコイルのセット; ○上記コイルと少なくとも部分的に軸方向に重なる回転可能な構造体に接続された磁石のセット を備え、これにより、上記コイルに順次エネルギ供給することによって磁石を磁力によって推進し、回転可能な構造体を回転軸の周囲で回転させる、電気モータ; ・歯車系であって: ○操作可能な要素; ○第1の個数の歯を外側の周上に備える、中空円筒形状の第1の歯車;及び ○第1の歯車より多数の歯を内側表面上に備える、中空円筒形状の第2の歯車 を備え、 操作可能な要素は、第1の歯車の内側に係合するよう適合され、これによって第1の歯車の外側は、第2の歯車の内側に対して押圧され、これによって第1の歯車の歯は、歯が相互係合しない位置によって隔てられた少なくとも1つの位置において第2の歯車の歯と相互係合し、操作可能な要素の操作は、上記位置を前進させることによって、第1の歯車と第2の歯車との間の相対回転を発生させる歯車系を備え、 第2の歯車は回転可能な構造体より小さい直径を有し、少なくとも部分的に同一の軸平面内に配置され、これによって、回転可能な構造体は第2の歯車と少なくとも部分的に軸方向に重なり、これによって歯車系は電気モータの内側に少なくとも部分的に配置されることを特徴とする操作可能なインプラント。 2.操作可能な要素は、第1の歯車の歯が第2の歯車の歯と;1つの位置、2つの位置、3つの位置、4つ以上の位置のうちの少なくとも1つで相互係合するように、第1の歯車を偏向させるよう、及び第1の歯車を偏向したまま維持するよう適合され、 上記2つ、3つ及び4つの位置は、歯が相互係合しない位置によって隔てられた、角度的に離間した位置である、実施形態1に記載の操作可能なインプラント。 3.操作可能な要素は、第1の歯車の歯が第2の歯車の歯と、歯が相互係合しない位置によって隔てられた少なくとも2つの角度的に離間した位置で相互係合するように、第1の歯車を偏向させるよう、及び第1の歯車を偏向したまま維持するよう適合される、実施形態2に記載の操作可能なインプラント。 4.操作可能な要素は、;星歯車、及び第1の歯車と相互接続するために少なくとも部分的に摩擦を用いる構造体又はホイールのうちの少なくとも1つを備える、実施形態1〜3のいずれか1つに記載の操作可能なインプラント。 5.操作デバイスは第2の歯車系を更に備え、第2の歯車系は: ・操作可能な要素; ・第1の個数の歯を外側の周上に備える、中空円筒形状の第1の歯車;及び ・第1の歯車より多数の歯を内側表面上に備える、中空円筒形状の第2の歯車 を備え、 操作可能な要素は、第1の歯車の内側に係合するよう適合され、これによって第1の歯車の外側は、第2の歯車の内側に対して押圧され、これによって第1の歯車の歯は、歯が相互係合しない位置によって隔てられた少なくとも1つの位置において第2の歯車の歯と相互係合し、 操作可能な要素の操作は、上記位置を前進させることによって、第1の歯車と第2の歯車との間の相対回転を発生させ、 第1の歯車系の第1の歯車は、第2の歯車系の操作可能な要素に直接又は間接的に接続され、これによって第1の歯車系は第2の歯車系に直列に接続され、これにより、第1の歯車系は、第1の力及び第1の速度を有する機械的仕事を受信して、第2の異なる力及び第2の異なる速度を有する機械的仕事を出力し、第2の歯車系は、第1の歯車系からの出力された機械的仕事を入力として受信して、第3の異なる力及び第3の異なる速度を有する機械的仕事を出力する、実施形態1〜4のいずれか1つに記載の操作可能なインプラント。 6.第1の歯車系及び第2の歯車系は、第1の歯車系及び第2の歯車系の回転軸に沿って同軸に位置決めされる、実施形態5に記載の操作可能なインプラント。 7.第1の歯車系及び第2の歯車系のうちの少なくとも1つの第2の歯車は、回転可能な構造体より小さな直径を有し、少なくとも部分的に同一の軸平面内に配置され、これによって回転可能な構造体は、第1の歯車系及び第2の歯車系のうちの少なくとも1つの第2の歯車と少なくとも部分的に軸方向に重なり、これにより第1の歯車系及び第2の歯車系のうちの少なくとも1つは少なくとも部分的に電気モータの内側に配置される、実施形態6に記載の操作可能なインプラント。 8.第2の歯車系の第1の歯車及び第2の歯車は、回転可能な構造体より大きな直径を有し、少なくとも部分的に同一の軸平面内に配置され、これによって第2の歯車系の第1の歯車及び第2の歯車は、回転可能な構造体と少なくとも部分的に軸方向に重なり、これにより電気モータは少なくとも部分的に第2の歯車系の内側に配置される、実施形態5に記載の操作可能なインプラント。 9.第1の歯車系から第2の歯車系に力を伝送するために、第1の歯車系の第1の歯車を第2の歯車系の操作可能な要素に直接又は間接的に接続する、径方向に延在する接続構造体を更に備える、実施形態5〜8のいずれか1つに記載の操作可能なインプラント。 10.第1の歯車系は第3の歯車を備え、 第3の歯車の内側は、第1の歯車の外側と同数の歯を備え、 第3の歯車の歯は、第1の歯車の歯と相互係合するよう適合され、これによって第3の歯車は第2の歯車に対して、角度的に離間した位置に沿って回転する、実施形態5〜9のいずれか1つに記載の操作可能なインプラント。 11.第1の歯車系の第1の歯車は、実施形態10の第3の歯車を介して、第2の歯車系の操作可能な要素に間接的に接続される、実施形態5〜9のいずれか1つに記載の操作可能なインプラント。 12.回転可能な構造体は、円形に分散されたコイルの内側に径方向に配置される、実施形態1〜11のいずれか1つに記載の操作可能なインプラント。 13.回転可能な構造体は、円形に分散されたコイルの外側に径方向に配置される、実施形態1〜11のいずれか1つに記載の操作可能なインプラント。 14.コイルが操作デバイスの操作中に取り囲まれたままとなるようにコイルを取り囲むよう適合されたコイルエンクロージャを更に備える実施形態1〜13のいずれか1つに記載の操作可能なインプラント。 15.第1の歯車系及び第2の歯車系のうちの少なくとも1つの第1の歯車は、径方向回転力を軸方向往復力に変換するよう適合されたねじ山付き部材に直接又は間接的に接続される、実施形態1〜14のいずれか1つに記載の操作可能なインプラント。 16.ねじ山付き部材は、第1のリザーバの容積を変えるための第1のリザーバの可動壁部分に直接又は間接的に接続される、実施形態15に記載の操作可能なインプラント。 17.ねじ山付き部材は、第2のリザーバの容積を変えるための第2のリザーバの可動壁部分に直接又は間接的に接続される、実施形態16に記載の操作可能なインプラント。 18.ねじ山付き部材により、第1の方向に第1のリザーバの可動壁部分を運動させると、第1のリザーバは膨張してリザーバの容積は増加し、一方、ねじ山付き部材により、第1の方向に第2のリザーバの可動壁を運動させると、第2のリザーバは収縮して第2のリザーバの容積は減少する、実施形態17に記載の操作可能なインプラント。 19.第1のリザーバは第1の液圧によって操作可能な身体係合部分と流体連通し、第2のリザーバは第2の液圧によって操作可能な身体係合部分と流体連通し、ここでは、歯車系、及びねじ山付き部材との歯車系の直接又は間接的接続を介して、第1の方向へ電気モータを操作すると: ・第1のリザーバから、第1の液圧によって操作可能な身体係合部分へ流体が輸送され、 ・第2の液圧によって操作可能な身体係合部分から、第2のリザーバへ流体が輸送される、実施形態18に記載の操作可能なインプラント。 20.リザーバは:円形及びドーナツ状のうちの少なくとも1つの形状である実施形態16〜19のいずれか1つに記載の操作可能なインプラント。 21.操作デバイスは操作デバイスを取り囲む円形リザーバを備え、円形リザーバは、円形リザーバを圧縮及び膨張させるように適合された可動壁部分を備え、これによってリザーバの容積を変え、可動壁部分は操作デバイスに接続され、操作デバイスの操作は円形リザーバの容積を変える、実施形態1〜20のいずれか1つに記載の操作可能なインプラント。 22.リザーバの壁の一部は:ベロー構造;線維症に被覆されていても運動を可能とするよう適合された形状;及びプレート状表面のうちの少なくとも1つを備え、 全ての場合において、少なくとも1つの可動壁部分の運動が可能であり、リザーバの圧縮及び/又は膨張が可能である、実施形態16〜21のいずれか1つに記載の操作可能なインプラント。 23.更に蠕動ポンプが備えられ、蠕動ポンプは流体輸送用の中空部材、及び中空部材と係合し、圧縮するように適合された操作可能な圧縮部材を備え、第1の歯車は圧縮部材と直接又は間接的に接続されており、これによって電気モータの操作は流体が中空部材へ輸送されるように圧縮部材を操作する、実施形態1〜22のいずれか1つに記載の操作可能なインプラント。 24.操作可能な圧縮部材は実施形態10の第3の歯車に接続する、実施形態23に記載の操作可能なインプラント。 25.蠕動ポンプの中空部材は、少なくとも部分的に同一の軸平面内にある操作デバイスを少なくとも部分的に取り囲むよう適合されたループ又はループの一部を形成し、操作デバイスは圧縮部材を推進するよう適合されており、これによって圧縮部材はループ又はループの一部の外周に向けて中空部材を圧縮する、実施形態23又は24に記載の操作可能なインプラント。 26.操作デバイスは交番電流(AC)モータを備え、操作デバイスは更に、交番電流モータを制御するために交番電流の周波数を変更するための周波数コンバータを備える、実施形態1〜25のいずれか1つに記載の操作可能なインプラント。 27.身体の外側から伝送される無線エネルギを受信するよう適合された受信ユニットを備える別個のユニットを更に備える、実施形態1〜26のいずれか1つに記載の操作可能なインプラント。 28.受信ユニットは、磁場、電場又は電磁場の形態で受信した無線エネルギを電気エネルギに変換するよう適合された少なくとも1つのコイルを備える、実施形態27に記載の操作可能なインプラント。 29.受信ユニットは、少なくとも第1の巻付け数を有する第1のコイル、及び少なくとも第2の異なる巻付け数を有する第2のコイルを備える、実施形態28に記載の操作可能なインプラント。 30.別個のユニットは皮下、及び腹壁の皮下のうちの少なくとも1つに配置されるよう適合される、実施形態27〜29のいずれか1つに記載の操作可能なインプラント。 31.操作可能なインプラントの少なくとも一部を線維症、筋膜及び筋層のうちの少なくとも1つに、患者の皮下空間の内側に向けて固定するための、少なくとも1つの固定部分を備える、実施形態1〜30のいずれか1つに記載の操作可能なインプラント。 32.更に、操作デバイスと、別個のユニットとを接続している距離要素が備えられ、距離要素は別個のユニットと操作デバイスとの間で電気エネルギを伝送するように適合された導線を備える、実施形態27〜31のいずれか1つに記載の操作可能なインプラント。 33.距離要素は、腹壁の筋層を介して配置されるように、及び/又は、皮下空間に面する筋膜へ固定されるように適合される、実施形態32に記載の操作可能なインプラント。 34.距離要素は可撓性を有し、これによって第1及び第2ユニットは互いに対して可動である、実施形態32又は33に記載の操作可能なインプラント。 35.別個のユニットは液圧式インプラントに流体を供給するためのリザーバを備える、実施形態27〜34のいずれか1つに記載の操作可能なインプラント。 36.距離要素は、リザーバの寸法を制御するために操作デバイスから別個のユニットへ、又はその逆方向に流体を輸送するための流体導管を備える、実施形態35に記載の操作可能なインプラント。 37.距離要素は更に、操作デバイスから別個のユニットへ機械的仕事を伝送するよう適合された機械的伝送部材を備える、実施形態32〜36のいずれか1つに記載の操作可能なインプラント。 38.機械的伝送部材は: ・液圧力を伝送するための液圧チューブ; ・回転力を伝送するための回転シャフト; ・回転力を伝送するための柔軟部材; ・ワイヤ; ・ベルト; ・ロッド; ・ウォーム歯車;及び ・回転力を約90度変更するための歯車 から選択される機械的伝送部材を備える、実施形態37に記載の操作可能なインプラント。 39.埋入時に操作デバイス及び別個のユニットが体液から密閉されるように、操作デバイス及び別個のユニットを密閉状態で取り囲むよう適合されたエンクロージャを更に備える、実施形態27〜38のいずれか1つに記載の操作可能なインプラント。 40.操作デバイス及び別個のユニットのうちの少なくとも1つは、受信ユニットで受信された電気エネルギを保存するように適合された電池を備える、実施形態27〜39のいずれか1つに記載の操作可能なインプラント。 41.別個のユニットは:上記以外又は上記のリザーバ、及び液圧によって操作可能な身体係合部分のうちの少なくとも1つに流体を供給するための注入口を備える、実施形態27〜40のいずれか1つに記載の操作可能なインプラント。 42.エネルギ受信ユニットから離れた別個のユニットには金属製部品、磁化可能部品及び磁性部品のうちの少なくとも1つが備えられていない、実施形態27〜41のいずれか1つに記載の操作可能なインプラント。 43.別個のユニットは更に: ・操作デバイス;及び ・身体係合部分 の少なくとも1つに関する少なくとも1つのパラメータを制御するための制御ユニットを備える、実施形態27〜42のいずれか1つに記載の操作可能なインプラント。 44.別個のユニットは、患者の身体の外部にある外部ユニットと無線通信するように適合された通信ユニットを備える、実施形態27〜43のいずれか1つに記載の操作可能なインプラント。 45.液圧ポンプが備えられ、液圧ポンプは: ・ポンプとして作用する機械的仕事によって運動する壁を有する少なくとも1つのリザーバ; ・ポンプとして作用する流体を運動させるために容積が変化する、少なくとも1つのリザーバ; ・少なくとも1つの無弁ポンプ; ・少なくとも1つの弁ポンプ; ・少なくとも1つの蠕動ポンプ; ・少なくとも1つの膜ポンプ; ・少なくとも1つの歯車ポンプ;及び ・少なくとも1つのベローポンプ から選択される、実施形態1〜44のいずれか1つに記載の操作可能なインプラント。 46.電気モータは: ・交番電流(AC)電気モータ; ・直流電流電気モータ; ・リニア型電気モータ; ・アキシャル型電気モータ; ・圧電モータ; ・3相モータ; ・2相以上のモータ; ・バイメタルモータ;及び ・形状記憶金属モータ から選択される電気モータを含む、実施形態1〜45のいずれか1つに記載の操作可能なインプラント。

番号付き実施形態C1〜45: 1.患者の身体に埋入するように適合された操作可能なインプラントであって、 上記操作可能なインプラントは、操作デバイス及び身体係合部分を備え、 操作デバイスは: ・アキシャル型電気モータであって: ○電気モータの回転軸の周囲に円形に分散されたコイルのセット; ○上記磁石と少なくとも部分的に径方向に重なり径方向に延在する回転可能な構造体に接続された磁石のセットを備え、これにより、上記コイルに順次エネルギ供給することによって磁石を磁力によって軸方向に推進し、回転可能な構造体を回転軸の周囲で回転させる、アキシャル型電気モータ; ・歯車系であって: ○操作可能な要素; ○第1の個数の歯を外側の周上に備える、中空円筒形状の第1の歯車;及び ○第1の歯車より多数の歯を内側表面上に備える、中空円筒形状の第2の歯車 を備え、 操作可能な要素は、第1の歯車の内側に係合するよう適合され、これによって第1の歯車の外側は、第2の歯車の内側に対して押圧され、これによって第1の歯車の歯は、歯が相互係合しない位置によって隔てられた少なくとも1つの位置において第2の歯車の歯と相互係合し、操作可能な要素の操作は、上記位置を前進させることによって、第1の歯車と第2の歯車との間の相対回転を発生させる歯車系 を備え、 歯車系及びアキシャル型電気モータは、電気モータの回転軸に沿って同軸に配置される、操作可能なインプラント。 2.操作可能な要素は:遊星歯車、及び第1の歯車と相互接続するために少なくとも部分的に摩擦を用いる構造体又はホイールのうちの少なくとも1つを備える、実施形態1に記載の操作可能なインプラント。 3.電気モータの回転軸の周囲に円形に分散された第1のコイルのセットは、磁化可能なコア構造体上に位置決めされ、 径方向に延在する回転可能な構造体は回転可能なディスクを備え、 磁化可能なコア構造体及び回転可能なディスクは、同軸に位置決めされ、 回転可能なディスクは、操作可能な要素に接続された駆動シャフトに接続される、実施形態1又は2に記載の操作可能なインプラント。 4.操作デバイスは更に、第2のコイルのセットを備える第2の磁化可能なコア構造体を備え、第2の磁化可能なコア構造体は回転可能なディスクの磁石と少なくとも部分的に重なるように同軸に位置決めされ、これによって第1のコイルのセットはその第1の側に磁石を推進し、第2のコイルのセットはその第2の側に磁石を推進する、実施形態3に記載の操作可能なインプラント。 5.第1及び第2のコイルのセットのうちの少なくとも1つの円形形状の周径は第1の歯車の内径より小さく、第1及び第2のコイルのセットのうちの少なくとも1つは第1の歯車と同一の軸平面内に位置決めされ、これによりアキシャル型電気モータは歯車系の内側に少なくとも部分的に配置される、実施形態3に記載の操作可能なインプラント。 6.回転ディスクは操作可能な要素に直接接続される、実施形態5に記載の操作可能なインプラント。 7.コイルが操作デバイスの操作中に磁石から離されて取り囲まれたままとなるように、コイルを取り囲むよう適合されたコイルエンクロージャを更に備える実施形態1〜6のいずれか1つに記載の操作可能なインプラント。 8.操作可能な要素は、第1の歯車の歯が第2の歯車の歯と、1つの位置、2つの位置、3つの位置、4つ以上の位置のうちの1つで相互係合するように、第1の歯車を偏向させるよう、及び第1の歯車を偏向したまま維持するよう適合され、 上記2つ、3つ及び4つの位置は、歯が相互係合しない位置によって隔てられた、角度的に離間した位置である、実施形態1〜7のいずれか1つに記載の操作可能なインプラント。 9.操作デバイスは第2の歯車系を備え、第2の歯車系は: ・操作可能な要素; ・第1の個数の歯を外側の周上に備える、中空円筒形状の第1の歯車;及び ・第1の歯車より多数の歯を内側表面上に備える、中空円筒形状の第2の歯車 を備え、 操作可能な要素は、第1の歯車の内側に係合するよう適合され、これによって第1の歯車の外側は、第2の歯車の内側に対して押圧され、これによって第1の歯車の歯は、歯が相互係合しない位置によって隔てられた少なくとも1つの位置において第2の歯車の歯と相互係合し、 操作可能な要素の操作は、上記位置を前進させることによって、第1の歯車と第2の歯車との間の相対回転を発生させ、 第1の歯車系の第1の歯車は、第2の歯車系の操作可能な要素に直接又は間接的に接続され、これによって第1の歯車系は第2の歯車系に直列に接続され、これにより、第1の歯車系は、第1の力及び第1の速度を有する機械的仕事を受信して、第2の異なる力及び第2の異なる速度を有する機械的仕事を出力し、第2の歯車系は、第1の歯車系からの出力された機械的仕事を入力として受信して、第3の異なる力及び第3の異なる速度を有する機械的仕事を出力する、実施形態8に記載の操作可能なインプラント。 10.第1の歯車系及び第2の歯車系は、第1の歯車系及び第2の歯車系の回転軸に沿って同軸に位置決めされる、実施形態9に記載の操作可能なインプラント。 11.第1の歯車系から第2の歯車系に力を伝送するために、第1の歯車系の第1の歯車を第2の歯車系の操作可能な要素に直接又は間接的に接続する、径方向に延在する接続構造体を更に備える、実施形態10に記載の操作可能なインプラント。 12.第1の歯車系は第3の歯車を備え、 第3の歯車の内側は、第1の歯車の外側と同数の歯を備え、 第3の歯車の歯は、第1の歯車の歯と相互係合するよう適合され、これによって第3の歯車は第2の歯車に対して、角度的に離間した位置に沿って回転する、実施形態8〜11のいずれか1つに記載の操作可能なインプラント。 13.第1の歯車系の第1の歯車は、実施形態12の第3の歯車を介して、第2の歯車系の操作可能な要素に間接的に接続される、実施形態9〜12のいずれか1つに記載の操作可能なインプラント。 14.第1の歯車系第1の歯車は、径方向回転力を軸方向往復力に変換するよう適合されたねじ山付き部材に直接又は間接的に接続される、実施形態8〜13のいずれか1つに記載の操作可能なインプラント。 15.ねじ山付き部材は、リザーバの容積を変えるためにリザーバの可動壁に直接又は間接的に接続される、実施形態14に記載の操作可能なインプラント。 16.ねじ山付き部材は、第2のリザーバの容積を変えるために第2のリザーバの可動壁に直接又は間接的に接続される、実施形態15に記載の操作可能なインプラント。 17.ねじ山付き部材により、第1の方向に第1のリザーバの可動壁を運動させると、第1の流体リザーバは膨張して第1の流体リザーバの容積は増加し、一方、ねじ山付き部材により、第1の方向に第2のリザーバの可動壁を運動させると、第2のリザーバは収縮して第2のリザーバの容積は減少する、実施形態16に記載の操作可能なインプラント。 18.第1のリザーバは第1の液圧によって操作可能な身体係合部分と流体連通し、第2のリザーバは第2の液圧によって操作可能な身体係合部分と流体連通し、ここでは、歯車系、及びねじ山付き部材との歯車系の直接又は間接的接続を介して、第1の方向へ電気モータを操作すると: ・第1のリザーバから、第1の液圧によって操作可能な身体係合部分へ流体が輸送され、 ・第2の液圧によって操作可能な身体係合部分から、第2のリザーバへ流体が輸送される、実施形態17に記載の操作可能なインプラント。 19.リザーバは、円形及びドーナツ状のうちの少なくとも1つの形状である実施形態15〜18のいずれか1つに記載の操作可能なインプラント。 20.操作デバイスは操作デバイスを取り囲む円形リザーバを備え、円形リザーバは、円形リザーバを圧縮及び膨張させるように適合された可動壁部分を備えることによってリザーバの容積を変え、可動壁部分は操作デバイスに接続され、操作デバイスの操作は円形リザーバの容積を変える、実施形態1〜19のいずれか1つに記載の操作可能なインプラント。 21.リザーバの壁の一部は:ベロー構造;線維症に被覆されていても運動を可能とするよう適合された形状;及びプレート状表面のうちの少なくとも1つを備え、 全ての場合において、少なくとも1つの可動壁部分の運動が可能であり、リザーバの圧縮及び/又は膨張が可能である、実施形態16〜20のいずれか1つに記載の操作可能なインプラント。 22.更に蠕動ポンプが備えられ、蠕動ポンプは流体輸送用の中空部材、及び中空部材と係合し、圧縮するように適合された操作可能な圧縮部材を備え、第1の歯車は圧縮部材と直接又は間接的に連通しており、これによって電気機械の操作は流体が中空部材へ輸送されるように圧縮部材を操作する、実施形態1〜21のいずれか1つに記載の操作可能なインプラント。 23.操作可能な圧縮部材は実施形態12の第3の歯車に接続する、実施形態22に記載の操作可能なインプラント。 24.蠕動ポンプの中空部材は、少なくとも部分的に同一の軸平面内にある操作デバイスを少なくとも部分的に取り囲むよう適合されたループ又はループの一部を形成し、 操作デバイスは圧縮部材を推進するよう適合されており、これによって圧縮部材はループ又はループの一部の外周に向けて中空部材を圧縮する、実施形態22又は23に記載の操作可能なインプラント。 25.操作デバイスは交番電流(AC)モータを備え、操作デバイスは更に、交番電流モータを制御するために交番電流の周波数を変更するための周波数コンバータを備える、実施形態1〜24のいずれか1つに記載の操作可能なインプラント。 26.身体の外側から伝送される無線エネルギを受信するよう適合された受信ユニットを備える別個のユニットを更に備える、実施形態1〜25のいずれか1つに記載の操作可能なインプラント。 27.受信ユニットは、磁場、電磁場の形態で受信した無線エネルギを電気エネルギに変換するよう適合された少なくとも1つのコイルを備える、実施形態26に記載の操作可能なインプラント。 28.受信ユニットは、少なくとも第1の巻付け数を有する第1のコイル、及び少なくとも第2の異なる巻付け数を有する第2のコイルを備える、実施形態27に記載の操作可能なインプラント。 29.別個のユニットは皮下、及び腹壁の皮下のうちの少なくとも1つに配置されるよう適合される、実施形態26〜28のいずれか1つに記載の操作可能なインプラント。 30.操作可能なインプラントの少なくとも一部を線維症、筋膜及び筋層のうちの少なくとも1つに、患者の皮下空間の内側に向けて固定するための、少なくとも1つの固定部分を備える、実施形態1〜29のいずれか1つに記載の操作可能なインプラント。 31.更に、操作デバイスと、別個のユニットとを接続している距離要素が備えられ、距離要素は別個のユニットと操作デバイスとの間で電気エネルギを伝送するように適合された導線を備える、実施形態26〜30のいずれか1つに記載の操作可能なインプラント。 32.距離要素は、腹壁の筋層を介して配置されるように、及び/又は、皮下空間に面する筋膜へ固定されるように適合される、実施形態31に記載の操作可能なインプラント。 33.距離要素は可撓性を有し、これによって第1及び第2ユニットは互いに対して可動である、実施形態31又は32に記載の操作可能なインプラント。 34.別個のユニットは液圧式インプラントに流体を供給するためのリザーバを備える、実施形態27〜34のいずれか1つに記載の操作可能なインプラント。 35.距離要素は、リザーバの寸法を制御するために操作デバイスから、又はその逆方向に流体を輸送するための流体導管を備える、実施形態34に記載の操作可能なインプラント。 36.距離要素は更に、操作デバイスから別個のユニットへ機械的仕事を伝送するよう適合された機械的伝送部材を備える、実施形態31〜35のいずれか1つに記載の操作可能なインプラント。 37.機械的伝送部材は: ・液圧力を伝送するための液圧チューブ; ・回転力を伝送するための回転シャフト; ・回転力を伝送するための柔軟部材; ・ワイヤ; ・ベルト; ・ロッド; ・ウォーム歯車;及び ・回転力を約90度変更するための歯車 から選択される機械的伝送部材を備える、実施形態36に記載の操作可能なインプラント。 38.埋入時に操作デバイス及び別個のユニットが体液から密閉されるように、操作デバイス及び別個のユニットを密閉状態で取り囲むよう適合されたエンクロージャを更に備える、実施形態26〜37のいずれか1つに記載の操作可能なインプラント。 39.操作デバイス及び別個のユニットのうちの少なくとも1つは、受信ユニットで受信された電気エネルギを保存するように適合された電池を備える、実施形態26〜38のいずれか1つに記載の操作可能なインプラント。 40.別個のユニットは:上記以外又は上記のリザーバ、及び液圧によって操作可能な身体係合部分のうちの少なくとも1つに流体を供給するための注入口を備える、実施形態26〜39のいずれか1つに記載の操作可能なインプラント。 41.エネルギ受信ユニットから離れた別個のユニットには:金属製部品、磁化可能部品及び磁性部品のうちの少なくとも1つが備えられていない、実施形態26〜40のいずれか1つに記載の操作可能なインプラント。 42.別個のユニットは更に: ・操作デバイス;及び ・身体係合部分 のうちの少なくとも1つに関する少なくとも1つのパラメータを制御するための制御ユニットを備える、実施形態26〜41のいずれか1つに記載の操作可能なインプラント。 43.別個のユニットは、患者の身体の外部にある外部ユニットと無線通信するように適合された通信ユニットを備える、実施形態26〜42のいずれか1つに記載の操作可能なインプラント。 44.コイルエンクロージャは: ・炭素材料; ・ホウ素材料; ・材料の混合物 ・Peek(登録商標)材料; ・材料の合金; ・金属材料; ・チタン; ・アルミニウム; ・セラミック材料; ・ポリマー材料; ・ポリウレタン; ・ポリエーテルエーテルケトン ・シリコーン;及び ・Parylene(登録商標)被覆シリコーン から選択される材料を含む、実施形態1〜43のいずれか1つに記載の操作可能なインプラント。 45.操作デバイスは: ・交番電流(AC)電気モータ; ・直流電流電気モータ; ・リニア型電気モータ; ・アキシャル型電気モータ; ・圧電モータ; ・3相モータ; ・2相以上のモータ; ・バイメタルモータ;及び ・形状記憶金属モータ から選択される上記以外/上記の電気モータを備える、実施形態1〜44のいずれか1つに記載の操作可能なインプラント。

番号付き実施形態D1〜47: 1.患者の身体に埋入されるよう適合された、操作可能なインプラントであって、 上記操作可能なインプラントは、操作デバイス及び身体係合部分を備え、 操作デバイスは、複数のコイルを備える静止部及び複数の磁石を備える可動部を備える電気モータを備え、これにより、上記コイルに順次エネルギ供給することによって磁石を磁力によって推進し、これに伴って可動部を推進し、 操作デバイスは更に、静止部のコイルを密閉状態で取り囲むよう適合されたエンクロージャを備え、これにより、埋入時に静止部のコイルを身体由来の流体から密閉できるように、静止部と、含まれている磁石を有する推進された可動部との間にシールが生成される、操作可能なインプラント。 2.操作デバイスは更に、操作デバイス及び身体係合部分のうちの少なくとも1つを制御するための制御ユニットを備え、エンクロージャは、コイル及び制御ユニットを取り囲むよう適合される、実施形態1に記載の操作可能なインプラント。 3.操作デバイスは更に、患者の身体の外側から供給される無線エネルギから得られるエネルギを間接的に受信するよう適合された、少なくとも1つの電気回路を備え、 エンクロージャは、コイル及び電気回路を取り囲むよう適合される、実施形態1又は2に記載の操作可能なインプラント。 4.磁場、電場又は電磁場の形態で受信した無線エネルギを電気エネルギに変換するよう適合された少なくとも1つのコイルを備える別個の無線エネルギ受信ユニットを備えている、実施形態1〜3のいずれか1つに記載の操作可能なインプラント。 5.受信ユニットが電気モータの静止部又は可動部の金属及び/又は磁性部品によって実質的に影響されないままとなるように、受信ユニットと電気モータとの間にある距離を生成するよう適合された距離要素を更に備える、実施形態4に記載の操作可能なインプラント。 6.電気モータはアキシャル型電気モータであり: a.コイルは、埋入可能な電気モータの回転軸の周囲に円形に分散され、これによってコイルの螺旋の中心軸は埋入可能な電気モータの軸方向に、回転軸に対して平行に延在し; b.可動部は径方向に延在する回転子を備え、回転子上において、磁石が回転軸の周囲に円形に分散され、磁石は軸方向においてコイルに面し、これによって磁石は上記コイルに少なくとも部分的に径方向に重なり、これにより、上記コイルに順次エネルギ供給することによって磁石を磁力によって軸方向に推進し、電気モータの回転軸の周囲での回転子の回転を発生させる、実施形態1〜5のいずれか1つに記載の操作可能なインプラント。 7.電気モータはラジアル型電気モータであり: a.コイルは、埋入可能な電気モータの回転軸の周囲に円形に分散され、これによってコイルの螺旋の中心軸は埋入可能な電気モータの回転軸の径方向に、回転軸に対して略垂直に延在し; b.可動部は軸方向に延在する回転子を備え、回転子上において、磁石が回転軸の周囲に円形に分散され、磁石は径方向においてコイルに面し、これによって磁石は上記コイルに少なくとも部分的に軸方向に重なり、これにより、上記コイルに順次エネルギ供給することによって磁石を磁力によって推進し、電気モータの回転軸の周囲での回転子の回転を発生させる、実施形態1〜6のいずれか1つに記載の操作可能なインプラント。 8.電気モータはリニア型電気モータであり: a.コイルは、可動部の運動方向に沿って直線状に分散され; b.可動部は、可動部の運動方向に沿って直線状に分散された磁石を備え、これにより、コイルに順次エネルギ供給することによって磁石を磁力によって推進し、可動部の直線運動を発生させる、実施形態1〜7のいずれか1つに記載の操作可能なインプラント。 9.埋入可能な電気モータは、交番電流(AC)電気モータであり、 制御ユニットは、交番電流電気モータを制御するために交番電流の周波数を変更するための、周波数コンバータを備える、実施形態2〜8のいずれか1つに記載の操作可能なインプラント。 10.埋入可能な電気モータは更に、埋入時に身体由来の流体から可動部を密閉できるように、可動部を取り囲むよう適合された第2のエンクロージャを備える、実施形態2〜9のいずれか1つに記載の操作可能なインプラント。 11.第2のエンクロージャは第1のエンクロージャに密閉状態で接続され、これによって、可動部と静止部との間のエンクロージャの壁は、第1のエンクロージャ及び第2のエンクロージャ両方の密閉に関わる、実施形態10に記載の操作可能なインプラント。 12.第1及び第2のエンクロージャのうちの少なくとも一方は: a.炭素材料; b.ホウ素材料; c.材料の混合物; d.Peek(登録商標)材料; e.材料の合金; f.金属材料; g.チタン; h.アルミニウム; i.セラミック材料; j.ポリマー材料; k.ポリウレタン; l.ポリエーテルエーテルケトン; m.シリコーン;及び n.Parylene(登録商標)被覆シリコーン から選択される材料を含む、実施形態1〜11のいずれか1つに記載の操作可能なインプラント。 13.第2のエンクロージャは第1のエンクロージャに密閉状態で接続され、これにより、可動部及び、可動部と静止部との間の距離要素の両方は、第2のエンクロージャによって密閉される、実施形態1〜12のいずれか1つに記載の操作可能なインプラント。 14.電気モータの回転部から第1の力及び速度を有する機械的仕事を入力として受信し、異なる力及び速度を有する機械的仕事を出力するよう適合された歯車系を更に備える、実施形態1〜13のいずれか1つに記載の操作可能なインプラント。 15.歯車系は: ・操作可能な要素; ・第1の個数の歯を外側の周上に備える、中空円筒形状の第1の歯車;及び ・第1の歯車より多数の歯を内側表面上に備える、中空円筒形状の第2の歯車 を備え、 操作可能な要素は、第1の歯車の内側に係合するよう適合され、これによって第1の歯車の外側は、第2の歯車の内側に対して押圧され、これによって第1の歯車の歯は、歯が相互係合しない位置によって隔てられた少なくとも1つの位置において第2の歯車の歯と相互係合し、 操作可能な要素の操作は、上記位置を前進させることによって、第1の歯車と第2の歯車との間の相対回転を発生させる、実施形態14に記載の操作可能なインプラント。 16.第2の歯車は比較的小さい直径を有し、また少なくとも部分的に、可動部及び静止部のうちの少なくとも1つと同一の軸平面内に配置され、これにより、可動部及び静止部のうちの少なくとも1つは第2の歯車と少なくとも部分的に軸方向に重なり、これにより歯車系は少なくとも部分的に電気モータの内側に配置される、実施形態15に記載の操作可能なインプラント。 17.操作可能な要素は、第1の歯車の歯が第2の歯車の歯と、1つの位置、2つの位置、3つの位置、4つ以上の位置のうちの少なくとも1つで相互係合するように、第1の歯車を偏向させるよう、及び第1の歯車を偏向したまま維持するよう適合され、 上記2つ、3つ及び4つの位置は、歯が相互係合しない位置によって隔てられた、角度的に離間した位置である、実施形態15に記載の操作可能なインプラント。 18.操作可能な要素は、第1の歯車の歯が第2の歯車の歯と、歯が相互係合しない位置によって隔てられた少なくとも2つの角度的に離間した位置で相互係合するように、第1の歯車を偏向させるよう、及び第1の歯車を偏向したまま維持するよう適合される、実施形態17に記載の操作可能なインプラント。 19.操作デバイスは更に: ・操作可能な要素; ・第1の個数の歯を外側の周上に備える、中空円筒形状の第1の歯車;及び ・第1の歯車より多数の歯を内側表面上に備える、中空円筒形状の第2の歯車 を備える、第2の歯車系を備え、 操作可能な要素は、第1の歯車の内側に係合するよう適合され、これによって第1の歯車の外側は、第2の歯車の内側に対して押圧され、これによって第1の歯車の歯は、歯が相互係合しない位置によって隔てられた少なくとも1つの位置において第2の歯車の歯と相互係合し、 操作可能な要素の操作は、上記位置を前進させることによって、第1の歯車と第2の歯車との間の相対回転を発生させ、 第1の歯車系の第1の歯車は、第2の歯車系の操作可能な要素に直接又は間接的に接続され、これによって第1の歯車系は第2の歯車系に直列に接続され、これにより、第1の歯車系は、第1の力及び第1の速度を有する機械的仕事を受信して、第2の異なる力及び第2の異なる速度を有する機械的仕事を出力し、第2の歯車系は、第1の歯車系からの出力された機械的仕事を入力として受信して、第3の異なる力及び第3の異なる速度を有する機械的仕事を出力する、実施形態15〜18のいずれか1つに記載の操作可能なインプラント。 20.第1の歯車系及び第2の歯車系は、第1の歯車系及び第2の歯車系の回転軸に沿って同軸に位置決めされる、実施形態19に記載の操作可能なインプラント。 21.第1の歯車系及び第2の歯車系のうちの少なくとも1つの第2の歯車は、回転可能な構造体より小さな直径を有し、少なくとも部分的に同一の軸平面内に配置され、これによって回転可能な構造体は、第1の歯車系及び第2の歯車系のうちの少なくとも1つの第2の歯車と少なくとも部分的に軸方向に重なり、これにより第1の歯車系及び第2の歯車系のうちの少なくとも1つは少なくとも部分的に電気モータの内側に配置される、実施形態20に記載の操作可能なインプラント。 22.第2の歯車系の第1の歯車及び第2の歯車は、回転可能な構造体より大きな直径を有し、少なくとも部分的に同一の軸平面内に配置され、これによって第2の歯車系の第1の歯車及び第2の歯車は、回転可能な構造体と少なくとも部分的に軸方向に重なり、これにより電気モータは少なくとも部分的に第2の歯車系の内側に配置される、実施形態19に記載の操作可能なインプラント。 23.第1の歯車系から第2の歯車系に力を伝送するために、第1の歯車系の第1の歯車を、実施形態19の第2の歯車系の操作可能な要素に直接又は間接的に接続する、径方向に延在する接続構造体を更に備える、実施形態16〜22のいずれか1つに記載の操作可能なインプラント。 24.第1の歯車系は第3の歯車を備え、 第3の歯車の内側は、第1の歯車の外側と同数の歯を備え、 第3の歯車の歯は、第1の歯車の歯と相互係合するよう適合され、これによって第3の歯車は第2の歯車に対して、角度的に離間した位置に沿って回転する、実施形態19〜23のいずれか1つに記載の操作可能なインプラント。 25.第1の歯車系の第1の歯車は、実施形態24の第3の歯車を介して、第2の歯車系の操作可能な要素に間接的に接続される、実施形態19〜24のいずれか1つに記載の操作可能なインプラント。 26.回転可能な構造体は、円形に分散されたコイルの内側に径方向に配置される、実施形態16〜25のいずれか1つに記載の操作可能なインプラント。 27.回転可能な構造体は、円形に分散されたコイルの外側に径方向に配置される、実施形態16〜25のいずれか1つに記載の操作可能なインプラント。 28.コイルは、操作デバイスの操作中、取り囲まれたままとなる、実施形態1〜27のいずれか1つに記載の操作可能なインプラント。 29.第1の歯車系及び第2の歯車系のうちの少なくとも1つの第1の歯車は、径方向回転力を軸方向往復力に変換するよう適合されたねじ山付き部材に直接又は間接的に接続される、実施形態16〜28のいずれか1つに記載の操作可能なインプラント。 30.ねじ山付き部材は、リザーバの可動壁部分に直接又は間接的に接続される、実施形態29に記載の操作可能なインプラント。 31.操作可能なインプラントの少なくとも一部を、線維症、筋膜及び筋層のうちの少なくとも1つに、患者の皮下空間の内側に向けて固定するための、少なくとも1つの固定部分を備える、実施形態1〜30のいずれか1つに記載の操作可能なインプラント。 32.身体の外側から伝送される無線エネルギを受信するよう適合された受信ユニットを備える別個のユニットを更に備える、実施形態1〜31のいずれか1つに記載の操作可能なインプラント。 33.液圧によって操作可能な身体係合部分と流体連通した第1のリザーバを備え、 操作デバイスは: ・第1のリザーバから液圧によって操作可能な身体係合部分への流体の輸送 を引き起こすよう適合される、実施形態1〜32のいずれか1つに記載の操作可能なインプラント。 34.リザーバの壁の一部は:ベロー構造、線維症に被覆されていても運動を可能とするよう適合された形状、及びプレート状表面のうちの少なくとも1つを備え、 全ての場合において、少なくとも1つの可動壁部分の運動が可能であり、リザーバの圧縮及び/又は膨張が可能である、実施形態30〜33のいずれか1つに記載の操作可能なインプラント。 35.操作デバイスは、第1のリザーバから液圧によって操作可能な身体係合部分への流体の輸送のための液圧ポンプを備える、実施形態33に記載の操作可能なインプラント。 36.液圧ポンプは: ・ポンプとして作用する機械的仕事によって運動する壁を有する少なくとも1つのリザーバ; ・ポンプとして作用する流体を運動させるために容積が変化する、少なくとも1つのリザーバ; ・少なくとも1つの無弁ポンプ; ・少なくとも1つの弁ポンプ; ・少なくとも1つの蠕動ポンプ; ・少なくとも1つの膜ポンプ; ・少なくとも1つの歯車ポンプ;及び ・少なくとも1つのベローポンプ から選択される液圧ポンプである、実施形態35に記載の操作可能なインプラント。 37.電気モータは: ・交番電流(AC)電気モータ; ・直流電流電気モータ; ・リニア型電気モータ; ・アキシャル型電気モータ; ・圧電モータ; ・3相モータ; ・2相以上のモータ; ・バイメタルモータ;及び ・形状記憶金属モータ から選択される電気モータを含む、実施形態1〜36のいずれか1つに記載の操作可能なインプラント。 38.操作デバイスは: ・第1のユニットであって: ○無線エネルギを受信するための受信ユニット;及び ○第1の力及び速度を有する機械的仕事を受信し、第2の異なる力及び第2の異なる速度を有する機械的仕事を出力するよう適合された、第1の歯車系 を備える、第1のユニット; ・電気エネルギを機械的仕事に変換するよう適合された電気モータを備える、第2のユニット;並びに ・距離要素であって: ○第1のユニットから第2のユニットに電気エネルギを伝送するための導線;及び ○第2のユニットの電気モータから第1のユニットの歯車系へ機械的仕事を伝送するよう適合された、機械的伝送部材 を備える、距離要素 を備え、 距離要素は、無線エネルギ受信時に受信ユニットが第2のユニットによって実質的に影響されないよう、第1のユニット及び第2のユニットを分離するよう適合される、実施形態1〜37のいずれか1つに記載の操作可能なインプラント。 39.第2のユニットは、第1の歯車系からの、異なる第2の力及び異なる第2の速度を有する機械的仕事出力を、入力として受信し、第3の異なる力及び第3の異なる速度を有する機械的仕事を出力するよう適合され、 第2のユニットの歯車系は、距離要素の機械的伝送部材を介して、第1のユニットの歯車系に直列に接続される、実施形態37に記載の操作可能なインプラント。 40.第1のユニットは、第1の力及び速度を有する機械的仕事を入力として受信し、異なる力及び速度を有する機械的仕事を出力するよう適合された第2の歯車系を備え、 第2の歯車系は、第1の歯車系に直列に接続される、実施形態37〜39のいずれか1つに記載の操作可能なインプラント。 41.第1のユニットは次の部位:皮下;腹壁の皮下;及び腹部内のうちの少なくとも1つに配置されるよう適合される、実施形態37〜40のいずれか1つに記載の操作可能なインプラント。 42.モータは磁性材料を備え、 第1のユニットは、無線エネルギ伝送中に、第2のユニットの磁性材料によって実質的に影響されないか、又は重大な影響を受けない、実施形態37〜41のいずれか1つに記載の操作可能なインプラント。 43.第1のユニットは、液圧によって操作可能な身体係合部分に流体を供給するためのリザーバを備える、実施形態37〜42のいずれか1つに記載の操作可能なインプラント。 44.第1のユニットは、液圧によって操作可能な身体係合部分に動力供給するために、機械的仕事を液圧動力に変換するよう適合された、液圧ポンプを備え、 液圧ポンプは、第1の歯車系又は第2の歯車系の力の出力部に接続される、実施形態37〜43のいずれか1つに記載の操作可能なインプラント。 45.更に歯車系が備えられ、上記歯車系は: ・操作可能な要素; ・第1の個数の歯を外側の周上に備える、中空円筒形状の第1の歯車;及び ・第1の歯車より多数の歯を内側表面上に備える、中空円筒形状の第2の歯車 を備え、 操作可能な要素は、第1の歯車の内側に係合するよう適合され、これによって第1の歯車の外側は、第2の歯車の内側に対して押圧され、これによって第1の歯車の歯は、歯が相互係合しない位置によって隔てられた少なくとも1つの位置において第2の歯車の歯と相互係合し、 操作可能な要素の操作は、上記位置を前進させることによって、第1の歯車と第2の歯車との間の相対回転を発生させ、 歯車系及びアキシャル型電気モータは電気モータの回転軸に沿って同軸に配置されている、実施形態6に記載の操作可能なインプラント。 46.操作可能な要素は、遊星歯車、及び第1の歯車と相互接続するために少なくとも部分的に摩擦を用いる構造体又はホイールのうちの少なくとも1つを備える、実施形態15〜45のいずれか1つに記載の操作可能なインプラント。 47.電気モータの回転軸の周囲に円形に分散された第1のコイルのセットは、磁化可能なコア構造体上に配置され、 径方向に延在する回転可能な構造体は回転可能なディスクを備え、 磁化可能なコア構造体の表面部分及び回転可能なディスクは、同軸に位置決めされ、 回転可能なディスクは、操作可能な要素に接続された駆動シャフトに接続される、実施形態45に記載の操作可能なインプラント。

番号付き実施形態E1〜37: 1.患者の身体に埋入されるよう適合された操作可能なインプラントであって、 上記操作可能なインプラントは、操作デバイス及び身体係合部分を備え、 操作デバイスは: a.力の出力部を有する電気モータ、 b.電気モータの力の出力部に接続された歯車系であって: i.操作可能な要素; ii.第1の個数の歯を外側の周上に備える中空円筒形状の第1の歯車;及び iii.第1の歯車より多数の歯を内側表面上に備える中空円筒形状の第2の歯車 を備え、操作可能な要素は、第1の歯車の内側に係合するよう適合され、これによって第1の歯車の外側は、第2の歯車の内側に対して押圧され、これによって第1の歯車の歯は、歯が相互係合しない位置によって隔てられた少なくとも1つの位置において第2の歯車の歯と相互係合し、操作可能な要素の操作は、上記位置を前進させることによって、第1の歯車と第2の歯車との間の相対回転を発生させる、歯車系、並びに、 c.歯車系の第1歯車に接続され、身体係合部分に直接又は間接的に動力を供給するように適合された歯車系の力の出力部であって、歯車系の力の出力部は、動力供給するため身体係合部分に磁気的に直接又は間接的に接続するための磁性連結器を備えている歯車系の力の出力部、並びに d.操作デバイスを密閉状態で取り囲むためのエンクロージャ を備える、操作可能なインプラント。 2.磁性連結器は、少なくとも1つの磁石、又は磁性材料又は磁化可能材料を備える部分を備えるエンクロージャの内側に設置された内側回転可能な構造体を備え、密閉されたエンクロージャを介して身体係合部分に動力を直接又は間接的に供給するため、磁石、又は磁性材料若しくは磁化可能材料を備える部分は、密閉エンクロージャの外側の対応する回転可能な構造体に動力を伝送するために回転するよう適合されている、実施形態1に記載の操作可能なインプラント。 3.身体係合部分に動力を直接又は間接的に供給するため、密閉エンクロージャの外側の対応する回転可能な構造体を更に備える、実施形態2に記載の操作可能なインプラント。 4.作動液を保持するためのリザーバが更に備えられ、リザーバはリザーバの容積を変えるように適合された可動壁部分を備え、 可動壁部分は歯車系の力の出力部に直接又は間接的に接続され、これによって電気モータの操作は歯車系を介してリザーバの容積を変える、実施形態1〜3のいずれか1つに記載の操作可能なインプラント。 5.密閉エンクロージャの外側の対応する回転可能な構造体が更に備えられ、 対応する回転可能な構造体は、径方向回転力を軸方向往復力に変換するよう適合されたねじ山付き部材に直接又は間接的に接続されている、実施形態2に記載の操作可能なインプラント。 6.ねじ山付き部材は、リザーバの容積を変えるための実施形態4のリザーバの可動壁に直接又は間接的に接続される、実施形態5に記載の操作可能なインプラント 7.更に蠕動ポンプが備えられ、蠕動ポンプは流体輸送用の中空部材、及び中空部材と係合し、圧縮するように適合された操作可能な圧縮部材を備え、 歯車系の力の出力部は磁性連結器を介して圧縮部材と接続し、これによって電気モータの操作は、流体が中空部材へ輸送されるように歯車系を介して圧縮部材を操作する、実施形態1〜6のいずれか1つに記載の操作可能なインプラント。 8.操作デバイスは更に、操作デバイス及び身体係合部分のうちの少なくとも1つを制御するための制御ユニットを備え、 エンクロージャは、制御ユニットを備える操作デバイスを取り囲むよう適合された、実施形態1〜7のいずれか1つに記載の操作可能なインプラント。 9.操作デバイスは更に、患者の身体の外側から供給される無線エネルギを受信するよう適合された少なくとも1つの受信ユニットを備え、 受信ユニットは操作デバイスから離して設置され、 エンクロージャは、操作デバイス、並びに操作デバイスと受信ユニットとを接続する距離要素及び受信ユニットの両方を収容するよう適合された、実施形態1〜8のいずれか1つに記載の操作可能なインプラント。 10.距離要素は、無線エネルギ受信体と、電気モータ及び磁性連結器のうちの少なくとも1つとの間に距離を設けるように適合され、これによって無線エネルギ受信体は、電気モータ及び磁性連結器の金属及び/又は磁性部品によって実質的に影響されないか、又は重大な影響を受けない、実施形態9に記載の操作可能なインプラント。 11.受信ユニットは、磁場、電場又は電磁場の形態で受信した無線エネルギを電気エネルギに変換するよう適合された少なくとも1つのコイルを備える、実施形態9又は10に記載の操作可能なインプラント。 12.電気モータは: a.電気モータの回転軸の周囲に円形に分散された複数のコイルであって、これによってコイルの螺旋の中心軸は電気モータの軸方向に、電気モータの回転軸に対して平行に延在する、複数のコイル;及び b.径方向に延在する回転可能な構造体上に円形に分散された磁石であって、回転可能な構造体上において、磁石が回転軸の周囲に円形に分散され、磁石は軸方向においてコイルに面し、これによって磁石はコイルに少なくとも部分的に径方向に重なり、これにより、コイルに順次エネルギ供給することによって磁石を磁力によって軸方向に推進し、電気モータの回転軸の周囲での回転可能な構造体の回転を発生させる、磁石 を備えるアキシャル型電気モータである、実施形態1〜11のいずれか1つに記載の操作可能なインプラント。 13.電気モータは: a.埋入可能な電気モータの回転軸の周囲に円形に分散された複数のコイルであって、これによってコイルの螺旋の中心軸は埋入可能な電気モータの径方向に、モータの回転軸に対して略垂直に延在する複数のコイル;及び b.軸方向に延在する回転可能な構造体に円形に分散された複数の磁石であって、この磁石において、磁石が回転軸の周囲に円形に分散され、磁石は径方向においてコイルに面し、これによって磁石はコイルに少なくとも部分的に軸方向に重なり、これにより、上記コイルに順次エネルギ供給することによって磁石を磁力によって推進し、電気モータの回転軸の周囲での回転可能な構造体の回転を発生させる複数の磁石 を備えるラジアル型電気モータである、実施形態1〜12のいずれか1つに記載の操作可能なインプラント。 14.電気モータはリニア型電気モータであり: a.コイルは、リニア型電気モータの可動部の運動方向に沿って直線状に分散され; b.可動部は、可動部の運動方向に沿って直線状に分散された磁石を備え、これにより、コイルに順次エネルギ供給することによって磁石を磁力によって推進し、可動部の直線運動を発生させる、実施形態1〜13のいずれか1つに記載の操作可能なインプラント。 15.電気モータは、交番電流(AC)電気モータであり、 制御ユニットは、交番電流電気モータを制御するために交番電流の周波数を変更するための、周波数コンバータを備える、実施形態8〜14のいずれか1つに記載の操作可能なインプラント。 16.エンクロージャは: a.炭素材料; b.ホウ素材料; c.材料の混合物; d.Peek(登録商標)材料; e.材料の合金; f.金属材料; g.チタン; h.アルミニウム; i.セラミック材料; j.ポリマー材料; k.ポリウレタン; l.ポリエーテルエーテルケトン; m.シリコーン;及び n.Parylene(登録商標)被覆シリコーン から選択される材料を含む、実施形態1〜15のいずれか1つに記載の操作可能なインプラント。 17.操作デバイスは、実施形態4に記載のリザーバから液圧によって操作可能な身体係合部へ作動液を輸送するための液圧ポンプを備える、実施形態1〜16のいずれか1つに記載の操作可能なインプラント。 18.電気モータは: ・交番電流(AC)電気モータ; ・直流電流電気モータ; ・リニア型電気モータ; ・アキシャル型電気モータ; ・圧電モータ; ・3相モータ; ・2相以上のモータ; ・バイメタルモータ;及び ・形状記憶金属モータ から選択される電気モータを含む、実施形態1〜17のいずれか1つに記載の操作可能なインプラント。 19.電気モータは: ・ポンプとして作用する機械的仕事によって運動する壁を有する少なくとも1つのリザーバ; ・ポンプとして作用する流体を運動させるために容積が変化する、少なくとも1つのリザーバ; ・少なくとも1つの無弁ポンプ; ・少なくとも1つの弁ポンプ; ・少なくとも1つの蠕動ポンプ; ・少なくとも1つの膜ポンプ; ・少なくとも1つの歯車ポンプ;及び ・少なくとも1つのベローポンプ から選択される、備えられた液圧ポンプを駆動するよう適合された、実施形態1〜18のいずれか1つに記載の操作可能なインプラント。 20.電気モータは: ・電気モータの回転軸の周囲に円形に分散されたコイルのセット; ・上記コイルと少なくとも部分的に軸方向に重なる回転可能な構造体に接続された磁石のセット を備え、これにより、上記コイルに順次エネルギ供給することによって磁石を磁力によって推進し、回転可能な構造体を回転軸の周囲で回転させ、 第2の歯車は回転可能な構造体より小さい直径を有し、少なくとも部分的に同一の軸平面内に配置され、これによって、回転可能な構造体は第2の歯車と少なくとも部分的に軸方向に重なり、これによって歯車系は電気モータの内側に少なくとも部分的に配置される、実施形態1〜18及び20のいずれか1つに記載の操作可能なインプラント。 21.操作可能な要素は、第1の歯車の歯が第2の歯車の歯と、1つの位置、2つの位置、3つの位置、4つ以上の位置のうちの少なくとも1つで相互係合するように、第1の歯車を偏向させるよう、及び第1の歯車を偏向したまま維持するよう適合され、 上記2つ、3つ及び4つの位置は、歯が相互係合しない位置によって隔てられた、角度的に離間した位置である、実施形態1〜20のいずれか1つに記載の操作可能なインプラント。 22.操作可能な要素は、第1の歯車の歯が第2の歯車の歯と、歯が相互係合しない位置によって隔てられた角度的に離間した位置である少なくとも2つの位置で相互係合するように、第1の歯車を偏向させるよう、及び第1の歯車を偏向したまま維持するよう適合された、実施形態21に記載の操作可能なインプラント。 23.操作デバイスは第2の歯車系を更に備え、第2の歯車系は: ・操作可能な要素; ・第1の個数の歯を外側の周上に備える、中空円筒形状の第1の歯車;及び ・第1の歯車より多数の歯を内側表面上に備える、中空円筒形状の第2の歯車 を備え、 操作可能な要素は、第1の歯車の内側に係合するよう適合され、これによって第1の歯車の外側は、第2の歯車の内側に対して押圧され、これによって第1の歯車の歯は、歯が相互係合しない位置によって隔てられた少なくとも1つの位置において第2の歯車の歯と相互係合し、 操作可能な要素の操作は、上記位置を前進させることによって、第1の歯車と第2の歯車との間の相対回転を発生させ、 第1の歯車系の第1の歯車は、第2の歯車系の操作可能な要素に直接又は間接的に接続され、これによって第1の歯車系は第2の歯車系に直列に接続され、これにより、第1の歯車系は、第1の力及び第1の速度を有する機械的仕事を受信して、第2の異なる力及び第2の異なる速度を有する機械的仕事を出力し、第2の歯車系は、第1の歯車系からの出力された機械的仕事を入力として受信して、第3の異なる力及び第3の異なる速度を有する機械的仕事を出力する、実施形態1〜22のいずれか1つに記載の操作可能なインプラント。 24.第1の歯車系及び第2の歯車系は、第1の歯車系及び第2の歯車系の回転軸に沿って同軸に位置決めされる、実施形態23に記載の操作可能なインプラント。 25.第1の歯車系及び第2の歯車系のうちの少なくとも1つの第2の歯車は、実施形態20の回転可能な構造体より小さな直径を有し、少なくとも部分的に同一の軸平面内に配置され、これによって回転可能な構造体は、第1の歯車系及び第2の歯車系のうちの少なくとも1つの第2の歯車と少なくとも部分的に軸方向に重なり、これにより第1の歯車系及び第2の歯車系のうちの少なくとも1つは少なくとも部分的に電気モータの内側に配置される、実施形態20〜24のいずれか1つに記載の操作可能なインプラント。 26.第2の歯車系の第1の歯車及び第2の歯車は、実施形態20から組み入れられた回転可能な構造体より大きな直径を有し、少なくとも部分的に同一の軸平面内に配置され、これによって第2の歯車系の第1の歯車及び第2の歯車は、回転可能な構造体と少なくとも部分的に軸方向に重なり、これにより電気モータは少なくとも部分的に第2の歯車系の内側に配置される、実施形態23〜25のいずれか1つに記載の操作可能なインプラント。 27.第1の歯車系から第2の歯車系に力を伝送するために、第1の歯車系の第1の歯車を実施形態23の第2の歯車系の操作可能な要素に直接又は間接的に接続する、径方向に延在する接続構造体を更に備える、実施形態1〜26のいずれか1つに記載の操作可能なインプラント。 28.第1の歯車系は第3の歯車を備え、 第3の歯車の内側は、第1の歯車の外側と同数の歯を備え、 第3の歯車の歯は、第1の歯車の歯と相互係合するよう適合され、これによって第3の歯車は第2の歯車に対して、角度的に離間した位置に沿って回転する、実施形態1〜22のいずれか1つに記載の操作可能なインプラント。 29.第1の歯車系の第1の歯車は、実施形態28の第3の歯車を介して、実施形態23の第2の歯車系の操作可能な要素に間接的に接続される、実施形態1〜28のいずれか1つに記載の操作可能なインプラント。 30.実施形態20の回転可能な構造体は、円形に分散されたコイルの内側に径方向に配置される、実施形態20〜25のいずれか1つに記載の操作可能なインプラント。 31.実施形態20の回転可能な構造体は、円形に分散されたコイルの外側に径方向に配置される、実施形態20〜25のいずれか1つに記載の操作可能なインプラント。 32.コイルが操作デバイスの操作中に取り囲まれたままとなる、実施形態1〜31のいずれか1つに記載の操作可能なインプラント。 33.第1の歯車系及び第2の歯車系のうちの少なくとも1つの第1の歯車は、径方向回転力を軸方向往復力に変換するよう適合されたねじ山付き部材に直接又は間接的に接続される、実施形態20〜32のいずれか1つに記載の操作可能なインプラント。 34.ねじ山付き部材は、実施形態4に記載のリザーバの可動壁部分に直接又は間接的に接続される、実施形態33に記載の操作可能なインプラント。 35.操作可能なインプラントの少なくとも一部を、線維症、筋膜及び筋層のうちの少なくとも1つに、患者の皮下空間の内側に向けて固定するための、少なくとも1つの固定部分を備える、実施形態1〜34のいずれか1つに記載の操作可能なインプラント。 36.実施形態4の第1のリザーバは、液圧によって操作可能な身体係合部分と流体連通し、 操作デバイスは: ・第1のリザーバから液圧によって操作可能な身体係合部分への流体の輸送 を引き起こすよう適合される、実施形態1〜35のいずれか1つに記載の操作可能なインプラント。 37.リザーバの壁の一部は:ベロー構造;線維症に被覆されていても運動を可能とするよう適合された形状;及びプレート状表面のうちの少なくとも1つを備え、 全ての場合において、少なくとも1つの可動壁部分の運動が可能であり、リザーバの圧縮及び/又は膨張が可能である、実施形態36に記載の操作可能なインプラント。

番号付き実施形態F1〜27: 1.患者の身体に埋入されるよう適合された操作可能なインプラントであって、 上記操作可能なインプラントは、操作デバイス及び身体係合部分を備え、 操作デバイスは: ・力の出力を有する電気モータ;及び ・電気モータの力の出力と身体係合部分との間に位置決めされた開始抵抗遅延部材を備え、 開始抵抗遅延部材は、一定時間、身体係合部分と直接又は間接的に接続することによって誘発される弱い力又は弱い摩擦力のうちの少なくとも一方により電気モータを操作可能にするよう適合され、これによって、電気モータは弱い抵抗力でも開始することができる、操作可能なインプラント。 2.電気モータの力の出力部は歯車系の力の入力部に直接又は間接的に接続され、歯車系は: a.操作可能な要素; b.第1の個数の歯を外側の周上に備える、中空円筒形状の第1の歯車;及び c.第1の歯車より多数の歯を内側表面上に備える、中空円筒形状の第2の歯車 を備え、 操作可能な要素は、第1の歯車の内側に係合するよう適合され、これによって第1の歯車の外側は、第2の歯車の内側に対して押圧され、これによって第1の歯車の歯は、歯が相互係合しない位置によって隔てられた少なくとも1つの位置において第2の歯車の歯と相互係合し、 操作可能な要素の操作は、上記位置を前進させることによって、第1の歯車と第2の歯車との間の相対回転を発生させ、 歯車系は第1の歯車に接続された力の出力部を備える、実施形態1に記載の操作可能なインプラント。 3.第1の歯車系と開始抵抗遅延部との間に位置決めされた第2の歯車系が更に備えられ、第2の歯車系は: a.第1の歯車系の力の出力部に直接又は間接的に接続された操作可能な要素に接続された力の入力部; b.第1の個数の歯を外側の周上に備える、中空円筒形状の第1の歯車;及び c.第1の歯車より多数の歯を内側表面上に備える、中空円筒形状の第2の歯車 を備え、 操作可能な要素は、第1の歯車の内側に係合するよう適合され、これによって第1の歯車の外側は、第2の歯車の内側に対して押圧され、これによって第1の歯車の歯は、歯が相互係合しない位置によって隔てられた少なくとも1つの位置において第2の歯車の歯と相互係合し、 操作可能な要素の操作は、上記位置を前進させることによって、第1の歯車と第2の歯車との間の相対回転を発生させ、 第2の歯車系は第2の歯車系の第1の歯車に接続された力の出力部を備える、実施形態1又は2に記載の操作可能なインプラント。 4.開始抵抗遅延部材は、電気モータの力の出力部と歯車系の力の入力部との間に位置決めされた、実施形態1〜3のいずれか1つに記載の操作可能なインプラント。 5.開始抵抗遅延部材は、歯車系の力の出力部と身体係合部分との間に位置決めされた、実施形態1〜3のいずれか1つに記載の操作可能なインプラント。 6.開始抵抗遅延部材は: a.第1の歯車系の力の出力部と第2の歯車系の力の入力部との間;及び b.第2の歯車系の力の出力部と身体係合部分との間 のうちの1つに位置決めされた、実施形態3に記載の操作可能なインプラント。 7.開始抵抗遅延部材はバネを備える、実施形態1〜6のいずれか1つに記載の操作可能なインプラント。 8.バネはつる巻バネ及び板バネのうちの少なくとも1つである、実施形態7に記載の操作可能なインプラント。 9.開始抵抗遅延部材は機械的遊びを含む、実施形態1〜8のいずれか1つに記載の操作可能なインプラント。 10.機械的遊びは:径方向の機械的遊び及び直線的な機械的遊びのうちの1つである、実施形態9に記載の操作可能なインプラント。 11.開始抵抗遅延部材は、力の出力部が駆動部材に直接又は間接的に係合する前に電気モータの力の出力部が1/10回転速度、1/8回転速度、1/6回転速度、1/4回転速度、1/2回転速度、及び1回転速度のうちの少なくとも1つを遂行することを可能にする径方向の機械的遊びを含む、実施形態10に記載の操作可能なインプラント。 12.開始抵抗遅延部材は: a.第1の歯車系の力の出力部と第2の歯車系の力の入力部との間;及び b.第2の歯車系の力の出力部と身体係合部分との間 のうちの少なくとも1つの間に位置決めされ、 開始抵抗遅延部は、力の出力部が駆動部材に係合する前に歯車系の力の出力部が1/10回転速度、1/8回転速度、1/6回転速度、1/4回転速度、1/2回転速度、及び1回転速度のうちの少なくとも1つを遂行することを可能にする径方向の機械的遊びを含み、これによって電気モータの力の出力部が1/10回転速度*歯車系のトランスミッション、1/8回転速度*歯車系のトランスミッション、1/6回転速度*歯車系のトランスミッション、1/4回転速度*歯車系のトランスミッション、1/2回転速度*歯車系のトランスミッション、及び1回転速度*歯車系のトランスミッションのうちの少なくとも1つを遂行することが可能になる、実施形態2〜11のいずれか1つに記載の操作可能なインプラント。 13.開始抵抗遅延デバイスは摩擦クラッチを備える、実施形態1〜12のいずれか1つに記載の操作可能なインプラント。 14.開始抵抗遅延デバイスは遠心力によって操作されるように適合された少なくとも1つの要素を備え、 少なくとも1つの要素は電気モータに接続され、要素上に掛かる遠心力が遠心遅延力を越えたときに身体係合部分と直接又は間接的に係合するように適合される、実施形態1〜13のいずれか1つに記載の操作可能なインプラント。 15.第1及び/又は第2の歯車系の操作可能な要素は、遠心力に操作されるように適合された要素を備え、これによって歯車系の操作可能な要素は、要素上に掛かる遠心力が遠心遅延力を越えたときに第1の歯車と係合する、実施形態14に記載の操作可能なインプラント。 16.電気モータは: ・交番電流(AC)電気モータ; ・直流電流電気モータ; ・リニア型電気モータ; ・アキシャル型電気モータ; ・圧電モータ; ・3相モータ; ・2相以上のモータ; ・バイメタルモータ;及び ・形状記憶金属モータ から選択される電気モータである、実施形態1〜15のいずれか1つに記載の操作可能なインプラント。 17.身体係合部分は、液圧によって操作可能な身体係合部分を操作するために作動液を輸送する液圧ポンプに接続された液圧操作可能な身体係合部分である、実施形態1〜16のいずれか1つに記載の操作可能なインプラント。 18.液圧ポンプは少なくとも1つの可動壁部分を備えるリザーバを備え、 少なくとも1つの可動壁部分は電気モータと直接又は間接的に接続されており、これによって電気モータはリザーバの容積を変えるための可動壁部分を操作するように配置される、実施形態17に記載の操作可能なインプラント。 19.電気モータの力の出力部は、電気モータの径方向回転力を軸方向往復力に変換するように適合されたねじ山付き部材に直接又は間接的に接続された、実施形態1〜18のいずれか1つに記載の操作可能なインプラント。 20.ねじ山付き部材は、リザーバの容積を変えるための実施形態17のリザーバの可動壁部分に直接又は間接的に接続された、実施形態19に記載の操作可能なインプラント。 21.ねじ山付き部材は、第2のリザーバの容積を変えるための第2のリザーバの可動壁部分に直接又は間接的に接続された、実施形態20に記載の操作可能なインプラント。 22.ねじ山付き部材により、第1の方向に第1のリザーバの可動壁部分を運動させると、第1の流体リザーバは膨張して第1のリザーバの容積は増加し、 一方、ねじ山付き部材により、第1の方向に第2のリザーバの可動壁部分を運動させると、第2のリザーバは収縮して第2のリザーバの容積は減少する、実施形態21に記載の操作可能なインプラント。 23.第1のリザーバは第1の液圧によって操作可能な身体係合部分と流体連通し、 第2のリザーバは第2の液圧によって操作可能な身体係合部分と流体連通し、 ねじ山付き部材との接続によって第1の方向へ電気モータを操作すると: ・第1のリザーバから、第1の液圧によって操作可能なインプラントへ流体が輸送され、 ・第2の液圧操作可能な身体係合部分から、第2の流体リザーバへ流体が輸送される、実施形態22に記載の操作可能なインプラント。 24.リザーバは、円形及びドーナツ状のうちの少なくとも1つの形状である実施形態18〜23のいずれか1つに記載の操作可能なインプラント。 25.操作可能なインプラントは操作デバイスを取り囲む円形リザーバを備え、 円形リザーバは、円形リザーバを圧縮及び膨張させるように適合された可動壁部分を備えることによってリザーバの容積を変え、 可動壁部分は電気モータに接続され、これによって電気モータの操作は円形リザーバの容積を変える、実施形態1〜24のいずれか1つに記載の操作可能なインプラント。 26.リザーバの壁の一部は:ベロー構造;線維症に被覆されていても運動を可能とするよう適合された形状;及びプレート状表面のうちの少なくとも1つを備え、 全ての場合において、少なくとも1つの可動壁部分の運動が可能であり、リザーバの圧縮及び/又は膨張が可能である、実施形態18〜25のいずれか1つに記載の操作可能なインプラント。 27.液圧ポンプは: a.流体輸送用中空部材;及び b.中空部材と係合し、それを圧縮するように適合された操作可能な圧縮部材 を備える蠕動ポンプを備え、 電気モータは圧縮部材と直接又は間接的に接続されており、これによって電気機器の操作は流体が中空部材に輸送されるように圧縮部材を操作する、実施形態17に記載の操作可能なインプラント。

番号付き実施形態G1〜21: 1.患者の身体に埋入されるよう適合された操作可能なインプラントであって、 上記操作可能なインプラントは、操作デバイス及び身体係合部分を備え、 操作デバイスは: a.第1の歯車系であって: i.操作可能な要素; ii.第1の個数の歯を外側の周上に備える中空円筒形状の第1の歯車;及び iii.第1の歯車より多数の歯を内側表面上に備える中空円筒形状の第2の歯車 を備え、操作可能な要素は、第1の歯車の内側に係合するよう適合され、これによって第1の歯車の外側は、第2の歯車の内側に対して押圧され、これによって第1の歯車の歯は、歯が相互係合しない位置によって隔てられた少なくとも1つの位置において第2の歯車の歯と相互係合し、操作可能な要素の操作は、上記位置を前進させることによって、第1の歯車と第2の歯車との間の相対回転を発生させる第1の歯車系、並びに、 b.第2の歯車系であって: i.操作可能な要素; ii.第1の個数の歯を外側の周上に備える中空円筒形状の第1の歯車;及び iii.第1の歯車より多数の歯を内側表面上に備える中空円筒形状の第2の歯車 を備え、操作可能な要素は、第1の歯車の内側に係合するよう適合され、これによって第1の歯車の外側は、第2の歯車の内側に対して押圧され、これによって第1の歯車の歯は、歯が相互係合しない位置によって隔てられた少なくとも1つの位置において第2の歯車の歯と相互係合し、操作可能な要素の操作は、少なくとも1つの位置を前進させることによって、第1の歯車と第2の歯車との間の相対回転を発生させる第2の歯車系、 c.第1及び第2の歯車系が単一の歯車系として機能するように第2の歯車系の操作可能な要素に直接又は間接的に接続されている第1の歯車系の第1の歯車 を備える、操作可能なインプラント。 2.第1及び第2の歯車系の第1の歯車は偏向可能な壁を備え、 操作可能な要素は第1の歯車を偏向させるよう、及び第1の歯車を偏向したまま維持するよう適合され、これによって第1の歯車の歯は、歯が相互係合しない位置によって隔てられた少なくとも1つの角度的に離間した位置で第2の歯車の歯と相互係合し、 押圧要素の操作は角度的に離間した位置を回転により前進させることによって、第1の歯車と第2の歯車との間の相対回転を発生させる、実施形態1に記載の操作可能なインプラント。 3.操作可能な要素は、第1の歯車を偏向させるよう、及び第1の歯車を偏向したまま維持するよう適合され、これによって第1の歯車の歯は、歯が相互係合しない位置によって隔てられた少なくとも2つの角度的に離間した位置及び少なくとも3つの角度的に離間した位置のうちの少なくとも1つにおいて第2の歯車の歯と相互係合する、実施形態2に記載の操作可能なインプラント。 4.第1及び第2歯車系のうちの少なくとも1つは中空円筒形状の第3の歯車を備え、 第3の歯車の内側は第1の歯車の外側と同数の歯を備え、 第3の歯車の歯は第1の歯車の歯と相互係合するよう適合され、これによって第3の歯車は第2の歯車に対して、少なくとも1つの相互係合する位置に沿って回転する、実施形態1〜3のいずれか1つに記載の操作可能なインプラント。 5.第1の歯車系は中空円筒形状の第3の歯車を備え、 第3の歯車の内側は第1の歯車系の第1の歯車の外側と同数の歯を備え、 第3の歯車の歯は第1の歯車の歯と相互係合するように適合され、これによって第3の歯車は第2の歯車に対して少なくとも1つの相互係合する位置に沿って回転し、 第2の歯車系の操作可能な要素は第1の歯車系の第3の歯車に直接又は間接的に接続された、実施形態4に記載の操作可能なインプラント。 6.第1の歯車系は少なくとも部分的に、第2の歯車系の内側に径方向に位置決めされ、これによって第2の歯車系は第1の歯車系と軸方向に、少なくとも部分的に重なる、実施形態1〜5のいずれか1つに記載の操作可能なインプラント。 7.第1及び第2の歯車系は第1及び第2の歯車系の回転軸に沿って同軸に位置決めされる、実施形態1〜6のいずれか1つに記載の操作可能なインプラント。 8.第1の歯車系から第2の歯車系に力を伝送するために、第1の歯車系の第1の歯車を第2の歯車系の操作可能な要素に直接又は間接的に接続する、径方向に延在する接続構造体を更に備える、実施形態1〜7のいずれか1つに記載の操作可能なインプラント。 9.埋入時に第1及び第2の歯車系が体液から密閉されるように、第1及び第2の歯車系を密閉状態で取り囲むよう適合されたエンクロージャを更に備える、実施形態1〜8のいずれか1つに記載の操作可能なインプラント。 10.第1及び第2の歯車系のうちの少なくとも1つの操作可能な要素は;遊星歯車、及び摩擦面接続部を備える構造体又はホイールのうちの少なくとも1つを備える、実施形態1〜9のいずれか1つに記載の操作可能なインプラント。 11.電気モータを更に備える実施形態1〜10のいずれか1つに記載の操作可能なインプラント。 12.電気モータは: ・交番電流(AC)電気モータ; ・直流電流電気モータ; ・リニア型電気モータ; ・アキシャル型電気モータ; ・圧電モータ; ・3相モータ; ・2相以上のモータ; ・バイメタルモータ;及び ・形状記憶金属モータ から選択される電気モータを含む、実施形態11に記載の操作可能なインプラント。 13.第1の歯車系及び電気モータを密閉状態で取り囲むよう適合されたエンクロージャを更に備える、実施形態11又は12に記載の操作可能なインプラント。 14.密閉状態で取り囲まれた第1の歯車系から第2の歯車系へ力が伝送されるように、回転力のための密閉された出力部を更に備える、実施形態13に記載の操作可能なインプラント。 15.第1の歯車系、第2の歯車系及び電気モータを密閉状態で取り囲むよう適合された系エンクロージャを更に備える、実施形態11又は12に記載の操作可能なインプラント。 16.密閉状態で取り囲まれた第2の歯車系から操作可能なインプラントへ力が伝送されるように、回転力のための密閉された出力部を更に備える、実施形態15に記載の操作可能なインプラント。 17.電気モータを密閉状態で取り囲むよう適合されたエンクロージャを更に備える、実施形態11又は12に記載の操作可能なインプラント。 18.密閉状態で取り囲まれたモータから第1の歯車系へ力が伝送されるように、回転力のための密閉された出力部を更に備える、実施形態17に記載の操作可能なインプラント。 19.少なくとも2つのコイル、及び少なくとも1つのコイル;のうちの少なくとも1つを備える電気モータの静止部を密閉状態で取り囲むよう適合されたエンクロージャを更に備える、実施形態11又は12に記載の操作可能なインプラント。 20.モータの静止部のエンクロージャは壁を備え、操作可能なインプラントは、密閉された壁を介して密閉状態で取り囲まれた静止部から無線で回転力を形成し、少なくとも1つの磁石、磁化可能材料及び少なくとも1つのコイルのうちの少なくとも1つを備えるモータの回転子部を回転させる回転力を形成するように適合され、回転子は第1の歯車系に直接又は間接的に更に接続されるよう適合された、実施形態19に記載の操作可能なインプラント。 21.電気モータの回転子部、並びに第1の歯車系及び第1と第2の歯車系のうちの少なくとも1つを密閉状態で取り囲むよう適合されたエンクロージャを更に備える、実施形態20に記載の操作可能なインプラント。

番号付き実施形態H1〜21: 1.患者の身体に埋入されるよう適合された操作可能なインプラントであって、 上記操作可能なインプラントは、操作デバイス及び身体係合部分を備え、 操作デバイスは: a.磁石又は磁性若しくは磁化可能材料が外部ユニットの可動磁場に沿って運動できるように、埋入時に外部ユニットによって形成された可動磁場に影響を受けるよう適合された少なくとも1つの磁石、少なくとも1つの磁性材料、及び少なくとも1つの磁化可能材料のうちの少なくとも1つ; b.歯車系であって: i.外部ユニットの可動磁場に沿って運動する磁石又は磁性材料に推進されるように、少なくとも1つの磁石、磁性材料又は磁化可能材料に直接又は間接的に接続された操作可能な要素; ii.第1の個数の歯を外側の周上に備える、中空円筒形状の第1の歯車;及び iii.第1の歯車より多数の歯を内側表面上に備える中空円筒形状の第2の歯車 を備える歯車系を備え、 操作可能な要素は、第1の歯車の内側に係合するよう適合され、これによって第1の歯車の外側は、第2の歯車の内側に対して押圧され、これによって第1の歯車の歯は、歯が相互係合しない位置によって隔てられた少なくとも1つの位置において第2の歯車の歯と相互係合し、 操作可能な要素の操作は、上記位置を前進させることによって、第1の歯車と第2の歯車との間の相対回転を発生させる、操作可能なインプラント。 2.操作デバイスは皮下に埋入されるよう適合された、実施形態1に記載の操作可能なインプラント。 3.操作デバイスは腹部で皮下に埋入するよう適合された、実施形態2に記載の操作可能なインプラント。 4.操作デバイスは第1のユニット及び第2のユニットを備え、少なくとも1つの磁石、磁性材料又は磁化可能材料を第1のユニットに設置し、歯車系を第2のユニットに設置する、実施形態1〜3のいずれか1つに記載の操作可能なインプラント。 5.第1及び第2のユニットの間に一定の距離を設けるよう適合された距離要素を更に備える、実施形態4に記載の操作可能なインプラント。 6.距離要素は;腹壁の筋層を介する設置、及び皮下空間の内側の筋膜への固定のうちの少なくとも一方に適合される、実施形態4又は5に記載の操作可能なインプラント。 7.距離要素は可撓性を有し、これによって第1及び第2のユニットは互いに対して可動である、実施形態5又は6に記載の操作可能なインプラント。 8.距離要素は;腹壁の筋膜及び筋層のうちの少なくとも一方に固定するよう適合され、これによって操作デバイスの第1の部分と患者の皮膚との間の距離が制御される、実施形態5〜7のいずれか1つに記載の操作可能なインプラント。 9.距離要素は、第1のユニットから第2のユニットへ力を伝送するよう適合された機械的伝送部材を備え、これによって力は少なくとも1つの磁石、磁性材料又は磁化可能材料から歯車系の操作可能な要素へ伝送される、実施形態5〜8のいずれか1つに記載の操作可能なインプラント。 10.患者の体液から密閉するために;操作可能なインプラント、操作デバイス、身体係合部分、実施形態4に記載の第1のユニット、実施形態4に記載の第2のユニット、及び実施形態5に記載の距離要素のうちの少なくとも1つを密閉状態で取り囲むよう適合されたエンクロージャを更に備える、実施形態1〜9のいずれか1つに記載の操作可能なインプラント。 11.エンクロージャは、液圧によって操作可能な身体係合部分に流体を供給するためのリザーバを構成し、これによって少なくとも1つの磁石、磁性材料又は磁化可能材料及び歯車系はリザーバの内側に設置される、実施形態10に記載の操作可能なインプラント。 12.リザーバの容積を変えるよう適合された可動壁部分を備えるリザーバが更に備えられ、 可動壁部分は歯車系の第1歯車に直接又は間接的に接続され、これによって歯車系の操作はリザーバの容積を変える、実施形態1〜10のいずれか1つに記載の操作可能なインプラント。 13.歯車系の第1の歯車は、回転力を往復力に変換するよう適合されたねじ山付き部材に直接又は間接的に接続される、実施形態1〜12のいずれか1つに記載の操作可能なインプラント。 14.ねじ山付き部材は、リザーバの容積を変えるための実施形態12のリザーバの可動壁部分に直接又は間接的に接続される、実施形態13に記載の操作可能なインプラント。 15.更に蠕動ポンプが備えられ、 蠕動ポンプは流体輸送用の中空部材、及び中空部材に係合し圧縮するよう適合された操作可能な圧縮部材を備え、歯車系の第1歯車は圧縮部材と直接又は間接的に接続され、これによって歯車系の操作は、流体が中空部材に輸送されるように圧縮部材を操作する、実施形態1〜14のいずれか1つに記載の操作可能なインプラント。 16.第2の歯車系であって: a.操作可能な要素; b.第1の個数の歯を外側の周上に備える、中空円筒形状の第1の歯車;及び c.第1の歯車より多数の歯を内側表面上に備える、中空円筒形状の第2の歯車 を備える第2の歯車系 が更に備えられ、 操作可能な要素は第1の歯車の内側に係合するよう適合され、これによって第1の歯車の外側は、第2の歯車の内側に対して押圧され、これによって第1の歯車の歯は、歯が相互係合しない位置によって隔てられた少なくとも1つの位置において第2の歯車の歯と相互係合し、 操作可能な要素の操作は、少なくとも1つの位置を前進させることによって、第1の歯車と第2の歯車との間の相対回転を発生させ、 第1の歯車系の第1の歯車は、第2の歯車系の操作可能な要素に直接又は間接的に接続され、これによって第1及び第2の歯車系が単一の歯車系として機能する、実施形態1〜15のいずれか1つに記載の操作可能なインプラント。 17.第1及び第2の歯車系のうちの少なくとも1つの操作可能な要素は、遊星歯車、及び回転力を輸送可能にするために少なくとも部分的に摩擦を用いる構造体又はホイールのうちの少なくとも1つを備える、実施形態1〜16のいずれか1つに記載の操作可能なインプラント。 18.無線通信ユニットであって: a.外部ユニットからの無線通信信号の受信;及び b.外部ユニットへの無線通信信号の送信 のうちの少なくとも1つに適合された無線通信ユニット を更に備える、実施形態1〜17のいずれか1つに記載の操作可能なインプラント。 19.埋入された操作デバイスに力を供給するための外部ユニットであって: a.埋入された操作デバイスの少なくとも1つの磁石又は磁性材料又は磁化可能材料に影響を与えるよう適合された、患者の皮膚の外側に可動磁場を形成するよう適合された外部駆動ユニットを備え、これによって磁石又は磁性材料は外部駆動ユニットの可動磁場に沿って運動する、外部ユニット。 20.外部駆動ユニットは外部ユニットの回転軸の周囲に円形に分散されたコイルのセットを備え、これによってコイルへの順次エネルギ供給は、埋入された操作デバイスの磁石又は磁性材料又は磁化可能材料に影響を与えるよう適合された回転磁場を形成し、これによって磁石又は磁性材料は外部駆動ユニットの可動磁場に沿って運動する、実施形態19に記載の操作可能なインプラントに力を供給するための外部ユニット。 21.外部デバイスユニットは少なくとも1つの磁石又は磁性材料を備える回転構造を備え、 回転可能な構造体の回転は、埋入された操作デバイスの磁石又は磁性材料又は磁化可能材料に影響を与えてそれを回転させ、これによって磁石又は磁性材料又は磁化可能材料は外部ユニットの回転可能な構造体に沿って回転する、実施形態19に記載の操作可能なインプラントに力を供給するための外部ユニット。 22.無線通信ユニットであって: a.埋入可能なユニットからの無線通信信号の受信;及び b.埋入可能なユニットへの無線通信信号の送信 のうちの少なくとも1つに適合された無線通信ユニット を更に備える、実施形態19〜21のいずれか1つに記載の操作可能なインプラントに力を供給するための外部ユニット。 23.医療システムであって: a.実施形態1〜18のいずれか1つに記載の操作可能なインプラント;及び b.実施形態19〜22のいずれか1つに記載の外部ユニット を備える医療システム。 24.操作デバイスは、少なくとも1つの磁石、少なくとも1つの磁性材料、及び少なくとも1つの磁化可能材料のうちの少なくとも1つを保持するように適合され、更に外部で形成された可動な磁場に影響されるよう適合された回転可能な構造体を備え、これによって回転可能位構造体は回転する、実施形態1〜23のいずれか1つに記載の操作可能なインプラント。 25.患者の体液から密閉するために;実施形態24に記載の回転可能な構造体、実施形態12に記載のリザーバ、及び実施形態13に記載のねじ山付き部材のうちの少なくとも1つを密閉状態で取り囲むよう適合されたエンクロージャを更に備える、実施形態1〜24のいずれか1つに記載の操作可能なインプラント。 26.リザーバは;実施形態25に記載のエンクロージャ、及び実施形態10に記載のエンクロージャのうちの少なくとも1つの壁部分を備える、実施形態11〜25のいずれか1つに記載の操作可能なインプラント。 27.作動液を収容するよう適合されたリザーバ、及びリザーバの容積を変えるための少なくとも1つの可動壁部分が備えられ、 操作デバイスはリザーバの可動壁を操作するよう適合され、 操作デバイスはリザーバ内に配置された歯車系を備え、歯車系は: i.操作可能な要素; ii.第1の個数の歯を外側の周上に備える、中空円筒形状の第1の歯車;及び iii.第1の歯車より多数の歯を内側表面上に備える中空円筒形状の第2の歯車 を備え、 操作可能な要素は、第1の歯車の内側に係合するよう適合され、これによって第1の歯車の外側は、第2の歯車の内側に対して押圧され、これによって第1の歯車の歯は、歯が相互係合しない位置によって隔てられた少なくとも1つの位置において第2の歯車の歯と相互係合し、 操作可能な要素の操作は、上記位置を前進させることによって、第1の歯車と第2の歯車との間の相対回転を発生させる、実施形態1〜26のいずれか1つに記載の操作可能なインプラント。

番号付き実施形態I1〜24: 1.患者の身体に埋入するよう適合された操作可能なインプラントであって、液圧力を供給するための液圧操作デバイス及び液圧力を受信するよう適合された身体係合部分が備えられ、液圧操作デバイスは: a.作動液を含むよう適合され、リザーバの容積を変えるために少なくとも1つの可動壁部分を備えるリザーバ、及び b.可動壁を操作するよう適合され、リザーバ内に配置された歯車系を備える操作デバイス を備え、 歯車系は: i.操作可能な要素; ii.第1の個数の歯を外側の周上に備える、中空円筒形状の第1の歯車;及び iii.第1の歯車より多数の歯を内側表面上に備える中空円筒形状の第2の歯車 を備え、 操作可能な要素は、第1の歯車の内側に係合するよう適合され、これによって第1の歯車の外側は、第2の歯車の内側に対して押圧され、これによって第1の歯車の歯は、歯が相互係合しない位置によって隔てられた少なくとも1つの位置において第2の歯車の歯と相互係合し、 操作可能な要素の操作は、上記位置を前進させることによって、第1の歯車と第2の歯車との間の相対回転を発生させる、操作可能なインプラント。 2.第1の歯車は、回転力を往復力に変換するよう適合されたねじ山付き部材に直接又は間接的に接続する、実施形態1に記載の操作可能なインプラント。 3.ねじ山付き部材は、リザーバの可動壁部分に直接又は間接的に接続し、これによって操作デバイスの操作はリザーバの容積を変える、実施形態2に記載の操作可能なインプラント。 4.リザーバの内側に配置されて歯車系の操作可能な要素に接続された回転可能な構造体が更に備えられ、回転可能な構造体は、リザーバの外側の回転磁場と磁気連結するよう適合された少なくとも1つの磁石、少なくとも1つの磁性材料、又は少なくとも1つの磁化可能材料を備え、これによってリザーバの外側の回転磁場はリザーバの内側の回転可能な構造体を推進する、実施形態1〜3のいずれか1つに記載の操作可能なインプラント。 5.回転可能な構造体は、複数の磁石を備えた径方向に延在するディスクを備え、複数の磁石は回転磁場と軸方向に磁気連結するよう適合された、実施形態4に記載の操作可能なインプラント。 6.リザーバの内側に位置決めされた回転可能な構造体の回転軸の周囲に円形に分散されて軸方向に位置決めされた複数のコイルを備える駆動ユニットが更に備えられ、これによってコイルの螺旋の中心軸は軸方向に延在し、回転可能な構造体の回転軸の中心と実質的に平行であるか、又は実質的にその中心に配置され、 コイルの順次エネルギ供給は回転可能な構造体を軸方向に推進させる回転磁場を形成する、実施形態5に記載の操作可能なインプラント。 7.回転可能な構造体の回転軸の周囲に円形に分散された複数の磁石を備える駆動回転可能構造体を備える磁気連結器が更に備えられ、 駆動回転可能構造体は、リザーバの内側に位置決めされた回転可能な構造体と磁気連結するよう適合され、 駆動回転可能構造体は、駆動回転可能構造体を推進するよう適合された電気モータに接続し、これによってリザーバの内側に位置決めされた回転可能構造体は駆動回転可能構造体に沿って回転する、実施形態5に記載の操作可能なインプラント。 8.回転可能な構造体は、シリンダの周囲表面に位置決めされた複数の磁石を備える軸方向に延在するシリンダを備え、 複数の磁石は回転磁場と径方向に磁気連結するように適合された、実施形態4に記載の操作可能なインプラント。 9.リザーバの内側に位置決めされた回転可能な構造体の回転軸の周囲に円形に分散されて径方向に位置決めされた複数のコイルを備える駆動ユニットが更に備えられ、これによってコイルの螺旋の中心軸は径方向に延在し、回転可能な構造体の回転軸と実質的に平行であり、 コイルの順次エネルギ供給は回転可能な構造体を推進させる回転磁場を形成する、実施形態8に記載の操作可能なインプラント。 10.回転可能な構造体の回転軸の周囲に円形に分散された複数の磁石を備える駆動回転可能構造体を備える駆動ユニットが更に備えられ、 駆動回転可能構造体は、リザーバの内側に位置決めされた回転可能な構造体と径方向に磁気連結するよう適合され、 駆動回転可能構造体は、駆動回転可能構造体を推進するよう適合された電気モータに接続し、これによってリザーバの内側に位置決めされた回転可能な構造体は、その外側に径方向に回転するよう適合された駆動回転可能構造体に沿って回転する、実施形態8に記載の操作可能なインプラント。 11.駆動ユニットは患者の皮膚の外部に位置決めされ、液圧操作デバイス内の回転可能な構造体を推進するよう適合された外部駆動ユニットである、実施形態6、7、9及び10のいずれか1つに記載の操作可能なインプラント。 12.液圧操作デバイスは歯車系の操作可能な要素を推進するよう適合された電気モータを備え、 電気モータは: a.交番電流(AC)電気モータ、 b.直流電流電気モータ、 c.リニア型電気モータ、 d.アキシャル型電気モータ、 e.ラジアル型モータ、 f.3相モータ、 g.2相以上のモータ、 h.圧電モータ、 i.バイメタルモータ、及び j.形状記憶金属モータ から選択される電気モータである、実施形態1〜11のいずれか1つに記載の操作可能なインプラント。 13.電気モータはリザーバの内側に位置決めされるよう適合された、実施形態12に記載の操作可能なインプラント。 14.流体リザーバの壁を貫通すること、リザーバの壁を貫通しないこと、リザーバの外側からリザーバの内側に力を伝送すること、及びモータとリザーバの内側の歯車系との間で力を伝送すること;のうちの少なくとも1つに適合された動力伝送部材を更に備える、実施形態1〜13のいずれか1つに記載の操作可能なインプラント。 15.動力伝送部材は埋入可能な電気モータ及び歯車系の操作可能な要素に接続され、回転力を電気モータから操作可能な要素へ伝送するよう適合された、実施形態14に記載の操作可能なインプラント。 16.第2の歯車系が更に備えられ、第2の歯車系は: i.操作可能な要素; ii.第1の個数の歯を外側の周上に備える中空円筒形状の第1の歯車;及び iii.第1の歯車より多数の歯を内側表面上に備える中空円筒形状の第2の歯車 を備え、 操作可能な要素は、第1の歯車の内側に係合するよう適合され、これによって第1の歯車の外側は、第2の歯車の内側に対して押圧され、これによって第1の歯車の歯は、歯が相互係合しない位置によって隔てられた少なくとも1つの位置において第2の歯車の歯と相互係合し、操作可能な要素の操作は、少なくとも1つの位置を前進させることによって、第1の歯車と第2の歯車との間の相対回転を発生させ、 b.第1の歯車系の第1の歯車は第2の歯車系の操作可能な要素に接続し、これによって第1及び第2の歯車系は単一の歯車系として機能する、実施形態1〜15のいずれか1つに記載の操作可能なインプラント。 17.第1及び第2の歯車系の少なくとも1つの操作可能な要素は;遊星歯車、及び操作可能な要素と第1の歯車との間の直接的又は間接的な摩擦接続を利用するよう適合されたホイール又は構造体のうちの少なくとも1つを備える、実施形態1〜16のいずれか1つに記載の操作可能なインプラント。 18.液圧操作デバイスは患者の身体の外側から供給された無線エネルギを受信するよう適合された少なくとも1つの受信ユニットを更に備える、実施形態1〜17のいずれか1つに記載の操作可能なインプラント。 19.受信ユニットは、磁場又は電磁場の形態で受信された無線エネルギを電気エネルギに変換するよう適合された少なくとも1つのコイルを備える、実施形態18に記載の操作可能なインプラント。 20.受信ユニットと、リザーバ及び電気モータのうちの少なくとも1つとの間に距離を設けるよう適合された距離要素が更に備えられ、これによって受信ユニットはリザーバ及び/又は電気モータの金属及び/又は磁性部品に実質的に影響を受けないままである、実施形態18又は19に記載の操作可能なインプラント。 21.距離要素は、腹壁の筋層を介した配置、及び皮下空間の内側に面した筋肉の筋膜への固定;のいずれか一方に適合された、実施形態20に記載の操作可能なインプラント。 22.距離要素は可撓性を有し、これによって無線エネルギリザーバはリザーバ及び/又は電気モータに対して可動である、実施形態20又は21に記載の操作可能なインプラント。 23.距離要素は腹壁の少なくとも1つの筋層に固定するよう適合され、これによって埋入可能なユニットの第1の部分と患者の皮膚との間の距離が制御可能になるか、若しくは回転を含む距離要素の運動が最小化されるか、又はその両方が達成される、実施形態19〜21のいずれか1つに記載の操作可能なインプラント。 24.流体をリザーバ、又は液圧によって操作される操作可能なインプラントに直接又は間接的に供給するための注入口を更に備える、実施形態1〜23のいずれか1つに記載の操作可能なインプラント。

番号付き実施形態J1〜21: 1.機械的仕事を電気エネルギに変換するための埋入可能な発電機であって: ・少なくとも1つの磁石、少なくとも1つの磁性材料、又は少なくとも1つの磁化可能材料を備え、可動磁場を形成する外部駆動ユニットと磁気連結するよう適合され、これによって可動磁場に沿って運動する可動構造体、及び ・可動構造体に接続し、可動構造体の運動を電気エネルギに変換するよう適合された発電機ユニット を備える埋入可能な発電機。 2.発電機ユニットは: ・少なくとも1の磁石を備え、可動構造体に接続された可動発電部分、及び ・少なくとも1つの磁石と磁気連結している少なくとも1つのコイル を備え、 コイルに対する可動発電部分の運動によりコイル内で電流が誘導される、実施形態1に記載の埋入可能な発電機。 3.可動構造体は回転可能なディスクを備え、 少なくとも1つの磁石又は磁性材料は回転可能なディスクに位置決めされ、回転磁場を形成する外部ユニットと磁気連結するよう適合され、 発電ユニットは回転可能なディスクに接続された回転発電ユニットであり、これによって、電流を誘導するために回転発電ユニットは回転可能なディスクに沿って回転するか、又はその一部となる、実施形態2に記載の埋入可能な発電機。 4.可動構造体は往復運動を行うよう適合され、外部ユニットと磁気連結して往復運動する磁場を形成するよう適合され、これによって往復する磁場に沿って往復運動を行う、実施形態1に記載の埋入可能な発電機。 5.可動構造体は弾性要素又はバネに接続し、これによって可動構造体は外部ユニットにより供給される磁力によって第1の方向に、また、弾性要素又はバネによって第2の方向に操作可能である、実施形態4に記載の埋入可能な発電機。 6.弾性要素は;弾性材料、可撓性材料、弾性の運動を生じさせるよう適合された構造物、及びバネのうちの少なくとも1つを備える、実施形態5に記載の埋入可能な発電機。 7.発電ユニットはリニア型発電ユニットであり、リニア型発電ユニットは: ・少なくとも1つの磁石を備え、往復運動を行うよう適合された可動構造体に連結されている可動発電部分、及び ・少なくとも1つの磁石と磁気連結し、これによって可動構造体の往復運動が可動発電部分に伝わり、少なくとも1つのコイルに電流を誘導する少なくとも1つのコイル を備える、実施形態4に記載の埋入可能な発電機。 8.発電ユニットに接続された電池が更に備えられ、 電池は発電ユニットで発生した電気エネルギを保存するよう適合された、実施形態1〜7のいずれか1つに記載の埋入可能な発電機。 9.埋入可能な発電機を密閉状態で取り囲むよう適合されたエンクロージャが更に備えられ、これによって埋入可能な発電機が患者の体液から密閉される、実施形態1〜8のいずれか1つに記載の埋入可能な発電機。 10.無線通信ユニットが更に備えられ、無線通信ユニットは: ・外部ユニットからの無線通信信号の受信、及び ・外部ユニットへの無線通信信号の送信 のうちの少なくとも1つを行うよう適合された、実施形態1〜9のいずれか1つに記載の埋入可能な発電機。 11.埋入可能な発電機は皮下に埋入するよう適合された、実施形態1〜10のいずれか1つに記載の埋入可能な発電機。 12.埋入可能な発電機は腹部内の皮下に埋入するよう適合された、実施形態11に記載の埋入可能な発電機。 13.埋入可能な発電機に力を供給するための外部ユニットであって、埋入可能な発電機の少なくとも1つの磁石、少なくとも1つの磁性材料、又は少なくとも1つの磁化可能材料に影響を与えるよう適合された患者の皮膚の外部にある可動磁場を形成するよう適合された外部駆動ユニットが備えられ、これによって磁石又は磁性材料は外部駆動ユニットの可動磁場に沿って運動する、外部ユニット。 14.外部駆動ユニットは、交互にエネルギ供給されるよう適合された電磁石及びエネルギ供給されないよう適合された電磁石のうちの少なくとも1つを備え、これによって埋入可能な発電機の少なくとも1つの磁石又は磁性材料に影響を与えるために交番磁場が形成される、実施形態13に記載の外部ユニット。 15.外部駆動ユニットは少なくとも1つの永久磁石を備え、 永久磁石の正極は埋入可能な発電機の永久磁石に影響を与えるよう適合され、永久磁石の負極は埋入可能な発電機の永久磁石に影響を与えるよう適合され、 少なくとも1つの永久磁石は、正極及び負極が交互に埋入可能発電機の永久磁石に影響を与えるために運動するよう適合された、実施形態13に記載の外部ユニット。 16.外部駆動ユニットは円形に分散されたコイルのセットを備え、これによってコイルの順次エネルギ供給は、埋入可能な発電機の磁石、磁性材料又は磁化可能材料に影響を与えるよう適合された回転磁場を形成し、これによって磁石、磁性材料又は磁化可能材料は外部駆動ユニットの回転磁場に沿って回転する、実施形態13に記載の外部ユニット。 17.外部ユニットは直線状に分散されたコイルのセットを備え、これによってコイルの順次エネルギ供給は、埋入可能な発電機の磁石又は磁性材料又は磁化可能材料に影響を与えるよう適合された直線可動磁場を形成し、これによって磁石、磁性材料又は磁化可能材料は外部ユニットの直線磁場に沿って運動する、実施形態13に記載の外部ユニット。 18.外部ユニットは少なくとも1つの磁石又は磁性材料を備える回転可能構造体を備え、 回転可能構造体の回転は、その回転を発生させる埋入可能な発電機の磁石又は磁性材料に影響を与え、これによって磁石又は磁性材料は外部ユニットの回転可能構造体に沿って回転する、実施形態13又は15に記載の外部ユニット。 19.外部駆動ユニットは:磁性材料、永久磁石及び電磁石のうちの少なくとも1つを備える往復運動構造体を備え、 往復運動構造体は;a)患者の皮膚に近い第1の部分と患者の皮膚から離れた第2の部分との間で磁性材料、永久磁石若しくは電磁石を運動させ、これによって埋入可能な発電機の磁石若しくは磁性材料に影響を与えるよう適合された往復運動磁場が形成される;又は、b)往復運動構造体が実質的に静止している間に、少なくとも1つの電磁石への電気パルスを間欠的に受信し、磁場の運動を発生させる、実施形態13に記載の外部ユニット。 20.無線通信ユニットが更に備えられ、無線通信ユニットは: ・埋入可能な発電機からの無線通信信号の受信、及び ・埋入可能な発電機への無線通信信号の送信 のうちの少なくとも1つを行うよう適合された、実施形態13〜19のいずれか1つに記載の外部ユニット。 21.患者の身体の内側に電流を発生させるためのシステムであって: ・実施形態1〜12のいずれか1つに記載の埋入可能な発電機、及び ・実施形態13〜20のいずれか1つに記載の外部ユニット を備えるシステム。

番号付き実施形態K1〜24: 1.液圧式操作デバイスを備える操作可能な液圧式インプラントであって、液圧式操作デバイスは: a.操作可能な液圧式インプラントを操作するための作動液を含むよう適合されたリザーバ、及び b.第1の力及び速度の機械的仕事を入力として受信し、異なる力及び速度を有する機械的仕事を出力するよう適合された歯車系 を密閉状態で取り囲むよう適合されたエンクロージャ を備え、 リザーバ及び歯車系は埋入時に体液から密閉される、操作可能な液圧式インプラント。 2.リザーバは、リザーバの容積を変えるための少なくとも1つの可動壁部分を備える、実施形態1に記載の操作可能な液圧式インプラント。 3.歯車系はリザーバの容積を変えるための可動壁に接続する、実施形態2に記載の操作可能な液圧式インプラント。 4.歯車系に接続され、エンクロージャに取り囲まれた電気モータを更に備える、実施形態1〜3のいずれか1つに記載の操作可能な液圧式インプラント。 5.歯車系は: a.操作可能な要素、 b.第1の個数の歯を外側の周上に備える中空円筒形状の第1の歯車;及び c.第1の歯車より多数の歯を内側表面上に備える、中空円筒形状の第2の歯車 を備え、 操作可能な要素は、第1の歯車の内側に係合するよう適合され、これによって第1の歯車の外側は、第2の歯車の内側に対して押圧され、これによって第1の歯車の歯は、歯が相互係合しない位置によって隔てられた少なくとも1つの位置において第2の歯車の歯と相互係合し、 操作可能な要素の操作は、上記位置を前進させることによって、第1の歯車と第2の歯車との間の相対回転を発生させる、実施形態1〜4のいずれか1つに記載の操作可能な液圧式インプラント。 6.歯車系の操作可能な要素は実施形態4に記載の電気モータから第1の力及び速度の機械的仕事を受信するよう適合され、 歯車系の第1の歯車は、異なる第2の力及び速度を有する機械的仕事を少なくとも1つの壁部分に供給するための少なくとも1つの可動壁部分に直接又は間接的に接続し、これによって電気モータの操作は可動壁部分を運動させ、リザーバの容積を変える、実施形態5に記載の操作可能な液圧式インプラント。 7.歯車系の第1の歯車は、径方向回転力を軸方向往復力に変換するよう適合されたねじ山付き部材に直接又は間接的に接続し、 ねじ山付き部材はリザーバの容積を変えるための可動壁部分に直接又は間接的に接続する、実施形態6に記載の操作可能な液圧式インプラント。 8.ねじ山付き部材は、第2のリザーバの容積を変えるための第2の流体リザーバの可動壁部分に直接又は間接的に接続する、実施形態7に記載の操作可能な液圧式インプラント。 9.第1のリザーバの可動壁部分の運動は、第1の方向のねじ山付き部材によって、第1のリザーバを膨張させ、第1のリザーバの容積を増加させ、 第2のリザーバの可動壁部分の運動は、第1の方向のねじ山付き部材によって、第2のリザーバを収縮させ、第2のリザーバの容積を減少させる、実施形態8に記載の操作可能な液圧式インプラント。 10.第1のリザーバは、第1の液圧によって操作可能な身体係合部分と流体連通しており、 第2のリザーバは、第2の液圧によって操作可能な身体係合部分と流体連通しており、 第1の方向の電気モータユニットの操作は、ねじ山付き部材との接続によって: a.第1のリザーバから第1の液圧によって操作可能な身体係合部分への流体の輸送、及び b.第2の液圧によって操作可能な身体係合部分から第2のリザーバへの流体の輸送 を行う、実施形態9に記載の操作可能な液圧式インプラント。 11.エンクロージャの壁はリザーバの壁の少なくとも一部を構成し、 少なくとも1つの可動壁部分はリザーバと歯車系との間に位置決めされ、これによって少なくとも1つの可動壁部分の一部は歯車系を取り囲むエンクロージャの一部からリザーバを分離し、これによって歯車系はリザーバから密閉される、実施形態1〜10のいずれか1つに記載の操作可能な液圧式インプラント。 12.エンクロージャによって取り囲まれた第2の歯車系が更に備えられ、 第2の歯車系は、第1の歯車系の出力部から、異なる第2の力及び速度の機械的仕事を受信し、異なる第3の力及び速度を有する機械的仕事を出力するよう適合された、実施形態1〜11のいずれか1つに記載の操作可能な液圧式インプラント。 13.第2の歯車系は: a.操作可能な要素、 b.第1の個数の歯を外側の周上に備える、中空円筒形状の第1の歯車;及び c.第1の歯車より多数の歯を内側表面上に備える、中空円筒形状の第2の歯車 を備え、 操作可能な要素は、第1の歯車の内側に係合するよう適合され、これによって第1の歯車の外側は、第2の歯車の内側に対して押圧され、これによって第1の歯車の歯は、歯が相互係合しない位置によって隔てられた少なくとも1つの位置において第2の歯車の歯と相互係合し、 操作可能な要素の操作は、上記位置を前進させることによって、第1の歯車と第2の歯車との間の相対回転を発生させ、 第1の歯車系の第1の歯車は第2の歯車系の操作可能な要素に直接又は間接的に接続し、これによって第1及び第2の歯車系は単一の歯車系として機能する、実施形態12に記載の操作可能な液圧式インプラント。 14.第1及び第2の歯車系の少なくとも1つの操作可能な要素は;遊星歯車、及び摩擦接続を利用するホイール又は構造体のうちの少なくとも1つを備える、実施形態1〜13のいずれか1つに記載の操作可能なインプラント。 15.エンクロージャに取り囲まれ、電気モータにエネルギ供給するよう適合された、少なくとも1つの電池を更に備える、実施形態4〜14のいずれか1つに記載の操作可能な液圧式インプラント。 16.患者の身体の外側から伝送される無線エネルギを受信するよう適合された受信ユニットを更に備える、実施形態1〜15のいずれか1つに記載の操作可能な液圧式インプラント。 17.受信ユニットはエンクロージャに取り囲まれ、これによって受信ユニットは体液から密閉される、実施形態16に記載の操作可能な液圧式インプラント。 18.受信ユニットと、歯車系及び電気モータのうちの少なくとも1つとの間に一定の距離を設けるよう適合された距離要素が更に備えられ、これによって、受信ユニットは歯車系及び/又は電気モータの金属及び/又は磁性部品から離される、実施形態16又は17に記載の操作可能な液圧式インプラント。 19.受信ユニットは実施形態15に記載の電池を充電するよう適合された、実施形態16〜18のいずれか1つに記載の操作可能な液圧式インプラント。 20.磁気連結器が更に備えられ、磁気連結器は、歯車系の操作可能な要素に接続され、エンクロージャに取り囲まれた第1の部分と、第2の部分とを備え、第2の部分は: a.エンクロージャの外側に位置決めされ、 b.電気モータの操作が磁気連結器の第2の部分を操作できるように位置決めされた電気モータに接続され、 c.磁気連結器の第1の部分が磁気連結器の第2の部分に沿って回転し、これによって電気モータがエンクロージャの壁を介して歯車系を推進するように磁気連結器の第1の部分に磁気的に接続する、実施形態1〜19のいずれか1つに記載の操作可能な液圧式インプラント。 21.埋入された電気モータが更に備えられ、 第2の部分は埋入可能な電気モータに接続する、実施形態20に記載の操作可能な液圧式インプラント。 22.磁気連結器の第2の部分は、患者の身体の外側から第1ユニットを推進するよう適合された外部駆動ユニットに接続する、実施形態20に記載の操作可能な液圧式インプラント。 23.電気モータは: a.交番電流(AC)電気モータ、 b.直流電流電気モータ、 c.リニア型電気モータ、 d.アキシャル型電気モータ、 e.ラジアル型モータ、 f.3相モータ、 g.2相以上のモータ、 h.圧電モータ、 i.バイメタルモータ、及び j.形状記憶金属モータ から選択される電気モータである、実施形態4〜22のいずれか1つに記載の埋入可能な液圧式ユニット。 24.エンクロージャは: a.炭素材料; b.ホウ素材料; c.材料の混合物; d.Peek(登録商標)材料; e.材料の合金; f.金属材料; g.チタン; h.アルミニウム; i.セラミック材料; j.ポリマー材料; k.ポリウレタン; l.ポリエーテルエーテルケトン; m.シリコーン;及び n.Parylene(登録商標)被覆シリコーン から選択される材料を含む、実施形態1〜23のいずれか1つに記載の埋入可能な液圧式ユニット。

番号付き実施形態L1〜23: 1.患者の身体に埋入するための操作可能なインプラントであって: a.身体内の少なくとも1つの筋膜、少なくとも1つの骨筋膜、少なくとも1つの皮質骨層、少なくとも1つの筋層、線維化組織、腹壁のいずれの部位、皮下空間のいずれの部位、及びその周辺領域のうちの少なくとも1つに対して操作可能なインプラントを直接又は間接的に固定するよう適合された少なくとも1つの固定部材、並びに b.少なくとも1つの調整可能な距離要素であって; i.その一端において、操作可能なインプラントの少なくとも一部に直接又は間接的に接続され、 ii.その他端において、固定部材に直接又は間接的に接続され、また iii.調整可能な距離要素に接続された操作可能なインプラントの一部と固定部材との間の距離を調製するよう適合された、少なくとも1つの調整可能な距離要素 を備える操作可能なインプラント。 2.以下のリスト: a.操作デバイス、 b.制御ユニット、 c.無線エネルギを受信するための受信ユニット、 d.無線エネルギを受信するためのコイル、 e.磁場又は電磁場を受信するための受信ユニット、 f.磁力伝送連結器、 g.電気回路、 h.操作可能なインプラントの機能を制御するための押しボタン、 i.エネルギ保存デバイス、 j.調整可能な距離要素を調整するための押圧可能な構造物、 k.運動エネルギを発生させるために適合された無線エネルギ、磁場、又は電磁場を受信するための統合された操作デバイス及び受信ユニット、 l.操作可能なインプラントの異なる部分のうちの少なくとも1つを取り囲むためのケース、 m.各ケース内の操作可能なインプラントの異なる部分のうちの少なくとも1つを取り囲むための2つ以上のケース、 n.上記のポイントa〜kに記載の2つ以上の部品を備える統合ユニット より選択される少なくとも一つの部品が備えられ、 少なくとも1つの調整可能な距離要素は: ・固定部材と、 ・上記のポイントa〜nのうちの少なくとも1つの部品 との間の距離を調整するよう適合された、実施形態1に記載の操作可能なインプラント。 3.少なくとも1つの固定部材は: a.操作デバイス、 b.制御ユニット、 c.無線エネルギを受信するための受信ユニット、 d.無線エネルギを受信するためのコイル、 e.磁場又は電磁場を受信するための受信ユニット、 f.磁力伝送連結器、 g.電気回路、 h.操作可能なインプラントの機能を制御するための押しボタン、 i.エネルギ保存デバイス、 j.調整可能な距離要素を調整するための押圧可能な構造物、 k.運動エネルギを発生させるために適合された無線エネルギ、磁場、又は電磁場を受信するための統合された操作デバイス及び受信ユニット、 l.操作可能なインプラントの異なる部分のうちの少なくとも1つを取り囲むためのケース、 m.各ケース内の操作可能なインプラントの異なる部分のうちの少なくとも1つを取り囲むための2つ以上のケース、 n.上記のポイントa〜kに記載の2つ以上の部品を備える統合ユニット のうちの少なくとも1つと統合し、 少なくとも1つの調整可能な距離要素は: ・上記のポイントa〜nに記載の操作可能なインプラントの1つ以上の部品と統合された固定部材と、 ・実施形態2に記載された操作可能なインプラントの1つ以上の部品 との間の距離を調整するよう適合された、実施形態1に記載の操作可能なインプラント。 4.少なくとも1つの調整可能な距離要素は患者の身体の外側から調製可能である、実施形態1〜3のいずれか1つに記載の操作可能なインプラント。 5.少なくとも1つの調整可能な距離要素は患者の身体の外側から電気的に、又は手動で調製可能である、実施形態4に記載の操作可能なインプラント。 6.少なくとも1つの調整可能な距離要素は2、3、4つ、又はそれ以上の調整可能な距離要素を備える、実施形態1〜5のいずれか1つに記載の操作可能なインプラント。 7.少なくとも1つの調整可能な距離要素は、距離を調整するために回転運動を直線運動に変換するためのねじ山付き部材を備える、実施形態1〜6のいずれか1つに記載の操作可能なインプラント。 8.少なくとも1つの調整可能な距離要素又は操作可能なインプラントはX線検出可能要素を備え、これによって、少なくとも1つの調整可能な距離要素に調整された距離はX線画像で測定できる、実施形態1〜7のいずれか1つに記載の操作可能なインプラント。 9.少なくとも1つの調整可能な距離要素又は操作可能なインプラントは超音波により検出可能な要素を備え、これによって、少なくとも1つの調整可能な距離要素に調整された距離は超音波により測定できる、実施形態1〜8のいずれか1つに記載の操作可能なインプラント。 10.操作可能なインプラントの少なくとも1つの部品は皮下に配置するよう適合された、実施形態2〜9のいずれか1つに記載の操作可能なインプラント。 11.操作デバイスは皮下に配置するよう適合された、実施形態2〜9のいずれか1つに記載の操作可能なインプラント。 12.操作デバイスは、腹壁の少なくとも1つの筋膜層及び少なくとも1つの筋層のうちの少なくとも1つに固定されるよう適合された、実施形態1〜11のいずれか1つに記載の操作可能なインプラント。 13.少なくとも1つの調整可能な距離要素は、腹壁の少なくとも1つの筋膜層及び少なくとも1つの筋層のうちの少なくとも1つを介して配置されるよう適合された、実施形態1〜12のいずれか1つに記載の操作可能なインプラント。 14.少なくとも1つの調整可能な距離要素は、操作可能なインプラントの異なる部品が互いに対して屈曲できるように可撓性を有する、実施形態1〜13のいずれか1つに記載の操作可能なインプラント。 15.受信ユニットは、電場、磁場又は電磁場の形態で受信された無線エネルギを電気エネルギに変換するよう適合された少なくとも1つのコイルを備える、実施形態2〜14のいずれか1つに記載の操作可能なインプラント。 16.受信ユニットは、少なくとも第1の巻付け数を有する第1のコイル、及び少なくとも第2の異なる巻付け数を有する第2のコイルを備える、実施形態15に記載の操作可能なインプラント。 17.実施形態2に記載の少なくとも1つの部品及び調整可能な距離要素を密閉状態で取り囲むよう適合された少なくとも1つのエンクロージャを備える、実施形態1〜16のいずれか1つに記載の操作可能なインプラント。 18.実施形態2に記載の少なくとも1つの部品を密閉状態で取り囲むよう適合された少なくとも1つのエンクロージャを備える、実施形態1〜17のいずれか1つに記載の操作可能なインプラント。 19.少なくとも1つの調整可能な距離要素は電流を受信ユニットから操作デバイスへ伝送するための導線を備える、実施形態1〜18のいずれか1つに記載の操作可能なインプラント。 20.操作可能なインプラントの少なくとも1つのパラメータを制御するための制御ユニットを更に備える、実施形態1〜19のいずれか1つに記載の操作可能なインプラント。 21.制御ユニットは外部ユニットと無線通信するよう適合され、これによって制御ユニットは身体の外側から無線で制御することが可能となる、実施形態20に記載の操作可能なインプラント。 22.実施形態2に記載の受信ユニット、及び少なくとも1つの調整可能な距離要素のうちの少なくとも1つは磁性部品を備えていない、実施形態1〜21のいずれか1つに記載の操作可能なインプラント。 23.少なくとも1つのエンクロージャは2つ以上のエンクロージャを備え、 少なくとも1つの調整可能な距離要素はエンクロージャ間の距離を調整するよう適合された、実施形態17又は18に記載の操作可能なインプラント。

番号付き実施形態M1〜24: 1.操作可能なインプラントの少なくとも1つの固定部材と操作可能なインプラントの少なくとも1つの部品との間の距離を調整可能にする操作可能なインプラントのための外科手術用キットであって、上記外科手術用キットは: a.以下を備える少なくとも1つの第1の距離要素であって: i.操作可能なインプラントの少なくとも一部に直接又は間接的に接続するよう適合された第1の接続部、及び ii.操作可能なインプラントの少なくとも一部と操作可能なインプラントの少なくとも1つの固定部材との間に第1の距離を設けるための操作可能なインプラントの少なくとも1つの固定部材に直接又は間接的に接続するよう適合された第2の接続部 を備える第1の距離要素、並びに b.以下を備える少なくとも1つの第2の距離要素であって: i.操作可能なインプラントの少なくとも一部に直接又は間接的に接続するよう適合された第1の接続部、及び ii.操作可能なインプラントの少なくとも一部と操作可能なインプラントの少なくとも1つの固定部材との間に、より長い第2の距離を設けるための操作可能なインプラントの少なくとも1つの固定部材に直接又は間接的に接続するよう適合された第2の接続部 を備える第2の距離要素、 を備える外科手術用キット。 2.少なくとも1つの第1の距離要素及び少なくとも1つの第2の距離要素のうちの少なくとも1つはX線検出可能要素を備え、これによって操作可能なインプラントの少なくとも一部と操作可能なインプラントの少なくとも1つの固定部材との間の距離がX線画像で測定可能となる、実施形態1に記載の外科手術用キット。 3.少なくとも1つの第1の距離要素及び少なくとも1つの第2の距離要素のうちの少なくとも1つは超音波により検出可能な要素を備え、これによって操作可能なインプラントの少なくとも一部と操作可能なインプラントの少なくとも1つの固定部材との間の距離が超音波により測定可能となる、実施形態1に記載の外科手術用キット。 4.少なくとも1つの第1の距離要素及び少なくとも1つの第2の距離要素のうちの少なくとも1つは皮下に配置するよう適合された、実施形態1〜3のいずれか1つに記載の外科手術用キット。 5.少なくとも1つの第1の距離要素及び少なくとも1つの第2の距離要素のうちの少なくとも1つは、身体内の少なくとも1つの筋膜、少なくとも1つの骨筋膜、少なくとも1つの皮質骨層、少なくとも1つの筋層、線維化組織、腹壁のいずれの部位、皮下空間のいずれの部位、及びその周辺領域のうちの少なくとも1つに固定するよう適合された、実施形態1〜4のいずれか1つに記載の外科手術用キット。 6.第1及び第2の距離要素のうちの少なくとも1つは、腹壁の筋層と操作可能なインプラントの操作デバイスとの間に距離を設けるよう適合された、実施形態5に記載の外科手術用キット。 7.第1及び第2の距離要素のうちの少なくとも1つは、腹壁の少なくとも1つの筋膜層及び少なくとも1つの筋層のうちの少なくとも1つを介して配置するよう適合された、実施形態1〜6のいずれか1つに記載の外科手術用キット。 8.第1及び第2の距離要素のうちの少なくとも1つは、操作可能なインプラントの異なる部品が互いに対して可動であるように可撓性を有する、実施形態1〜7のいずれか1つに記載の外科手術用キット。 9.第1及び第2の距離要素のうちの少なくとも1つは磁性部品を備えていない、実施形態1〜8のいずれか1つに記載の外科手術用キット。 10.第1及び第2の距離要素のうちの少なくとも1つは、電流を無線エネルギ受信ユニットから操作可能なインプラントの操作デバイスへ伝送するための導線を案内するよう適合された、実施形態1〜9のいずれか1つに記載の外科手術用キット。 11.第1及び第2の距離要素のうちの少なくとも1つは、患者の身体内の無線エネルギ受信ユニットを適切な位置に固定し、身体が無線エネルギ受信ユニットを拒絶することを防止するよう適合された、実施形態1〜10のいずれか1つに記載の外科手術用キット。 12.操作可能なインプラントの距離を調整するためのシステムであって、実施形態1〜11のいずれか1つに記載の外科手術用キットが備えられ、操作可能なインプラントは少なくとも1つの固定部材、並びに: a.操作デバイス、 b.制御ユニット、 c.無線エネルギを受信するための受信ユニット、 d.無線エネルギを受信するためのコイル、 e.磁場又は電磁場を受信するための受信ユニット、 f.磁力伝送連結器、 g.電気回路、 h.操作可能なインプラントの機能を制御するための押しボタン、 i.エネルギ保存デバイス、 j.調整可能な距離要素を調整するための押圧可能な構造物、 k.運動エネルギを発生させるために適合された無線エネルギ、磁場、又は電磁場を受信するための統合された操作デバイス及び受信ユニット、 l.操作可能なインプラントの異なる部分のうちの少なくとも1つを取り囲むためのケース、 m.各ケース内の操作可能なインプラントの異なる部分のうちの少なくとも1つを取り囲むための2つ以上のケース、 n.上記のポイントa〜kに記載の2つ以上の部品を備える統合ユニット からなるリストより選択される少なくとも1つの部品を備え、 第1及び第2の距離要素のうちの少なくとも1つは、固定部材と上記の部品a〜nのうちの少なくとも1つとの間に距離を設けるよう適合されたシステム。 13.少なくとも1つの固定部材は: a.操作デバイス、 b.制御ユニット、 c.無線エネルギを受信するための受信ユニット、 d.無線エネルギを受信するためのコイル、 e.磁場又は電磁場を受信するための受信ユニット、 f.磁力伝送連結器、 g.電気回路、 h.操作可能なインプラントの機能を制御するための押しボタン、 i.エネルギ保存デバイス、 j.調整可能な距離要素を調整するための押圧可能な構造物、 k.運動エネルギを発生させるために適合された無線エネルギ、磁場、又は電磁場を受信するための統合された操作デバイス及び受信ユニット、 l.操作可能なインプラントの異なる部分のうちの少なくとも1つを取り囲むためのケース、 m.各ケース内の操作可能なインプラントの異なる部分のうちの少なくとも1つを取り囲むための2つ以上のケース、 n.上記のa〜kに記載の2つ以上の部品を備える統合ユニット のうちの少なくとも1つと統合し、 第1及び第2の距離要素のうちの少なくとも1つは: ・上記の部品a〜nのうちの1つ以上と統合された固定部材と、 ・実施形態12の操作可能なインプラントの1つ以上の他の部品 との間に距離を設けるよう適合された、実施形態12に記載のシステム。 14.第1及び第2の距離要素のうちの少なくとも1つは、電流を無線エネルギ受信ユニットから操作デバイスに伝送するための導線を備える、実施形態12又は13に記載のシステム。 15.操作可能なインプラントの少なくとも一部は皮下に配置するよう適合された、実施形態12〜14のいずれか1つに記載のシステム。 16.操作デバイスは皮下に配置するよう適合された、実施形態12〜15のいずれか1つに記載のシステム。 17.操作デバイスは、腹壁の少なくとも1つの筋膜層及び少なくとも1つの筋層のうちの少なくとも1つに固定されるよう適合された、実施形態16に記載のシステム。 18.受信ユニットは、電場、磁場又は電磁場の形態で受信された無線エネルギを電気エネルギに変換するよう適合された少なくとも1つのコイルを備える、実施形態12〜17のいずれか1つに記載のシステム。 19.受信ユニットは、少なくとも第1の巻付け数を有する第1のコイル、及び少なくとも第2の異なる巻付け数を有する第2のコイルを備える、実施形態18に記載のシステム。 20.実施形態12に記載の少なくともいずれの1つの部品及び調整可能な距離要素を密閉状態で取り囲むよう適合された少なくとも1つのエンクロージャを備える、実施形態12〜19のいずれか1つに記載のシステム。 21.実施形態12に記載の部品の少なくとも1つを密閉状態で取り囲むよう適合された少なくとも1つのエンクロージャを備える、実施形態12〜20のいずれか1つに記載のシステム。 22.制御ユニットは、操作可能なインプラントの少なくとも1つのパラメータを制御するよう適合された、実施形態12〜21のいずれか1つに記載のシステム。 23.制御ユニットは外部ユニットと無線通信するよう適合され、これによって制御ユニットは身体の外側から無線で制御することが可能となる、実施形態22に記載のシステム。 24.少なくとも1つのエンクロージャは2つ以上のエンクロージャを備え、 第1及び第2の距離要素のうちの1つは2つのエンクロージャ間の距離を調整するよう適合された、実施形態20又は21に記載のシステム。

番号付き実施形態N1〜31: 1.患者に埋入するための操作可能なインプラントであって、身体係合部分、及び身体係合部分に力を供給するための操作デバイスが備えられ、操作デバイスは、力の入力部では第1の力及び速度の機械的仕事を受信し、力の出力部では異なる第2の力及び第2の速度を有する機械的仕事を供給し、身体係合部分を操作するよう適合された埋入可能な歯車系を備え、歯車系は: a.力の入力部に接続された操作可能な要素; b.力の出力部に接続され、第1の個数の歯を外側の周上に備える中空円筒形状の第1の歯車;及び c.第1の歯車より多数の歯を内側表面上に備える、中空円筒形状の第2の歯車 を備え、 操作可能な要素は、第1の歯車の内側に係合するよう適合され、これによって第1の歯車の外側は、第2の歯車の内側に対して押圧され、これによって第1の歯車の歯は、歯が相互係合しない位置によって隔てられた少なくとも1つの位置において第2の歯車の歯と相互係合し、 操作可能な要素の操作は、上記位置を前進させることによって、第1の歯車と第2の歯車との間の相対回転を発生させる、操作可能なインプラント。 2.操作可能な要素は第1の歯車を偏向させ、第1の歯車を偏向したまま維持するよう適合され、これによって、歯が相互係合しない位置によって隔てられた角度的に離間した1つ以上の位置で第1の歯車の歯が第2の歯車の歯と相互係合する、実施形態1に記載の操作可能なインプラント。 3.操作可能な要素は第1の歯車を偏向させ、第1の歯車を偏向したまま維持するよう適合され、これによって、歯が相互係合しない位置によって隔てられた角度的に離間した少なくとも2つ以上の位置で第1の歯車の歯が第2の歯車の歯と相互係合する、実施形態1に記載の操作可能なインプラント。 4.操作デバイスは電気エネルギを機械的仕事に変換するための埋入可能な電気モータを備え、 電気モータは力の入力部に接続された、実施形態1〜3のいずれか1つに記載の操作可能なインプラント。 5.電気モータは: ・交番電流(AC)電気モータ; ・直流電流電気モータ; ・リニア型電気モータ; ・アキシャル型電気モータ; ・圧電モータ; ・3相モータ; ・2相以上のモータ; ・バイメタルモータ;及び ・形状記憶金属モータ から選択される電気モータである、実施形態4に記載の操作可能なインプラント。 6.力の入力部に接続された磁気連結器が更に備えられ、これによって第1の力及び速度の機械的仕事が磁気連結器により歯車系に供給される、実施形態1〜5のいずれか1つに記載の操作可能なインプラント。 7.力の出力部に接続された磁気連結器が更に備えられ、これによって第2の力及び速度の機械的仕事が磁気連結器により身体係合部分に供給される、実施形態1〜5のいずれか1つに記載の操作可能なインプラント。 8.磁気連結器は回転力及び往復力のうちの少なくとも1つを伝送するよう適合された、実施形態6又は7に記載の操作可能なインプラント。 9.操作可能なインプラントを密閉状態で取り囲むよう適合されたエンクロージャを更に備える、実施形態1〜8のいずれか1つに記載の操作可能なインプラント。 10.歯車系は中空円筒形状の第3の歯車を備え、 第3の歯車の内側は、第1の歯車の外側と同数の歯を備え、 第3の歯車の歯は、第1の歯車の歯と相互係合するよう適合され、これによって第3の歯車は第2の歯車に対して、少なくとも1つの相互係合する位置に沿って回転する、実施形態1〜9のいずれか1つに記載の操作可能なインプラント。 11.第3の歯車は第2の歯車系に接続し、これによって第1及び第2の歯車系は単一の歯車系として機能し、第2の歯車系は: a.第1の歯車系の力の出力部から、第2の力及び第2の速度の機械的仕事を受信するよう適合された力の入力部、並びに b.第3の力及び第3の速度を有する身体係合部分に機械的仕事を供給するよう適合された力の出力部 を備える、実施形態10に記載の操作可能なインプラント。 12.第2の歯車系は: a.第2の歯車系の力の入力部に接続された操作可能な要素、 b.第1の個数の歯を外側の周上に備える、中空円筒形状の第2の歯車系の力の出力部に接続された第1の歯車、及び c.第1の歯車より多数の歯を内側表面上に備える、中空円筒形状の第2の歯車 を備え、 操作可能な要素は、第1の歯車の内側に係合するよう適合され、これによって第1の歯車の外側は、第2の歯車の内側に対して押圧され、これによって第1の歯車の歯は、歯が相互係合しない位置によって隔てられた少なくとも1つの位置において第2の歯車の歯と相互係合し、 操作可能な要素の操作は、少なくとも1つの位置を前進させることによって、第1の歯車と第2の歯車との間の相対回転を発生させる、実施形態11に記載の操作可能なインプラント。 13.第1及び第2歯車系のうちの少なくとも1つの操作可能な要素は;遊星歯車、及び回転力を輸送可能にする摩擦力を少なくとも部分的に使用する構造体又はホイールのうちの少なくとも1つを備える、実施形態1〜12のいずれか1つに記載の操作可能なインプラント。 14.第1及び第2歯車系の力の出力部は、回転力を直線的力に変換するよう適合されたねじ山付き部材に直接又は間接的に接続する、実施形態1〜13のいずれか1つに記載の操作可能なインプラント。 15.リザーバの容積を変えるよう適合された可動壁部分を備えるリザーバが更に備えられ、 ねじ山付き部材は可動壁部分に直接又は間接的に接続し、これによってねじ山付き部材の操作はリザーバの容積を変える、実施形態14に記載の操作可能なインプラント。 16.操作可能なインプラントは可動壁部分を備える第2のリザーバを備え、 ねじ山付き部材は、第2のリザーバの容積を変えるための第2のリザーバの可動壁部分に直接又は間接的に接続する、実施形態15に記載の操作可能なインプラント。 17.第1のリザーバの可動壁部分の運動は、ねじ山付き部材により第1の方向に第1のリザーバを膨張させ、第1の流体リザーバの容積を増加させ、 第2のリザーバの可動壁部分の運動は、ねじ山付き部材により第1の方向に第2のリザーバを収縮させ、第2のリザーバの容積を減少させる、実施形態16に記載の操作可能なインプラント。 18.第1のリザーバは、第1の身体係合部分と流体連通しており、 第2のリザーバは、第2の身体係合部分と流体連通しており、 第1の方向の操作デバイスの操作は、ねじ山付き部材との接続によって: a.第1のリザーバから第1の身体係合部分への流体の輸送、及び b.第2の身体係合部分から第2のリザーバへの流体の輸送 を行う、実施形態17に記載の操作可能な液圧式インプラント。 19.リザーバは、円形及びドーナツ状のうちの少なくとも1つの形状である実施形態15〜18のいずれか1つに記載の操作可能なインプラント。 20.更に蠕動ポンプが備えられ、 蠕動ポンプは流体輸送用の中空部材、及び中空部材と係合し、圧縮するように適合された操作可能な圧縮部材を備え、 力の出力部は圧縮部材と直接又は間接的に接続されており、これによって操作デバイスの操作は流体が中空部材へ輸送されるように圧縮部材を操作する、実施形態1〜19のいずれか1つに記載の操作可能なインプラント。 21.操作デバイスにより供給可能な回転力を制限するよう適合された摩擦連結器を更に備える、実施形態1〜20のいずれか1つに記載の操作可能なインプラント。 22.操作デバイスと身体係合部分との間に位置決めされた摩擦連結器が更に備えられ、これによって操作デバイスを始動するために必要な回転力が削減される、実施形態1〜21のいずれか1つに記載の操作可能なインプラント。 23.磁気連結器は操作可能なインプラントの少なくとも歯車系を取り囲む密閉されたエンクロージャの内側に配置された回転要素を備え、上記回転要素は、少なくとも1つの磁石又は磁性若しくは磁化可能材料を含む部位を備え、 密閉されたエンクロージャを介して力を身体係合部分に直接又は間接的に供給するために、磁石又は磁性若しくは磁化可能材料を含む部位は回転し、密閉されたエンクロージャの外側の対応する回転要素に力を伝送するよう適合された、実施形態6に記載の操作可能なインプラント。 24.磁力連結器は回転要素を備え、上記回転要素は、少なくとも1つの磁石又は磁性若しくは磁化可能材料を含む部位を備える密閉されたエンクロージャの内側に配置され、密閉されたエンクロージャの内側に配置された回転要素に力を直接供給するために、密閉状態のエンクロージャの外側及び身体の外側に配置された対応する外部回転要素から伝送力を受信したときに回転されるよう適合される、実施形態7に記載の操作可能なインプラント。 25.作動液を保持するためのリザーバが更に備えられ、リザーバはリザーバの容積を変えるよう適合された可動壁部分を備え、 可動壁部分は歯車系の力の出力部に直接又は間接的に接続され、これによって歯車系の操作はリザーバの容積を変える、実施形態1〜24のいずれか1つに記載の操作可能なインプラント。 26.電気モータは、アキシャル型電気モータ、ラジアル型電気モータ、及びリニア型電気モータのうちの少なくとも1つを備える1相、2相、3相又はそれ以上の相のモータである、実施形態1〜25のいずれか1つに記載の操作可能なインプラント。 27.操作デバイスは複数のコイルを備える静止部及び複数の磁石を備える可動部を備える電気モータを備え、これによって上記コイルの順次エネルギ供給は磁石を磁気的に推進し、それにより可動部を推進し、 操作デバイスは静止部のコイルを密閉状態で取り囲むよう適合されたエンクロージャを更に備え、これによって静止部と、磁石を備える推進された可動部との間が封止され、これによって静止部のコイルは埋入時に体液から密閉される、実施形態1〜26のいずれか1つに記載の操作可能なインプラント。 28.無線エネルギを受信するよう適合された別個の受信ユニットが備えられ、受信ユニットは、磁場、電場又は電磁場の形態で受信された無線エネルギを電気エネルギに変換するよう適合された少なくとも1つのコイルを備える、実施形態1〜27のいずれか1つに記載の操作可能なインプラント。 29.受信ユニットと、患者の皮膚及び操作可能なインプラントのいずれの金属部、磁性部又は磁化可能部のうちの少なくとも1つとの間に距離を設けるよう適合された少なくとも1つの距離要素が更に備えられ、これによって、受信ユニットは操作可能なインプラントの金属部及び/又は磁性部に実質的に影響されないまま維持される、実施形態28に記載の操作可能なインプラント。 30.少なくとも1つの距離要素は調整可能である、実施形態29に記載の操作可能なインプラント。 31.操作可能なインプラントの少なくとも一部を筋膜、骨筋膜、皮質骨、筋層、線維化組織、及び患者の皮下空間の内側に向いている少なくとも1つの層、のうちの少なくとも1つに固定するための少なくとも1つの固定部材を備える、実施形態1〜30のいずれか1つに記載の操作可能なインプラント。

番号付き実施形態O1〜27: 1.エネルギを患者の身体の外側から、患者の身体の内側に配置された操作可能なインプラントへ伝送するための医療システムであって: ・外部駆動ユニット、及び ・操作可能なインプラント を備え、 外部駆動ユニットは: ・外部駆動ユニットから、患者の身体内のインプラントの磁石又は磁性材料へ力を伝送するための操作可能なインプラントの磁石、磁化可能材料又は磁性材料、並びに ・患者の身体内に電流を誘導するための操作可能なインプラントの少なくとも1つのコイル のうちの少なくとも1つに磁気的に接続するよう適合された回転磁場を形成するための少なくとも1つの磁石を備える外部回転構造体を備える、医療システム。 2.操作可能なインプラントの磁石又は磁性材料は、操作可能なインプラントを操作するための外部駆動ユニットの回転磁場に沿って回転するよう適合された内部回転構造体に固定する、実施形態1に記載の医療システム。 3.操作可能なインプラントの磁石又は磁性材料は、操作可能なインプラントを操作するための外部駆動ユニットの回転磁場と一致するように適合された内部往復運動構造体に固定する、実施形態1に記載の医療システム。 4.内部往復運動構造体は極性を転換する磁場との磁気連結により往復運動するよう適合され、これによって、内部往復運動構造体の磁石は外部駆動ユニットにより形成された回転磁場により誘引と反発とが交互に行われる、実施形態3に記載の医療システム。 5.外部回転構造体は内部回転構造体より大きい直径を有し、 磁石は、内部回転構造体の磁石が外部回転構造体の磁石に沿って回転することを可能にする径方向の力が磁石によって発揮され、外部構造体に対して内部構造体を押圧するように配置される、実施形態2に記載の医療システム。 6.内部回転構造体及び外部回転構造体のうちの少なくとも1つは、内部及び外部磁石及び/又は磁性材料間の磁気連結器により形成された軸方向の力を減少するよう適合された反発磁石を備え、これによって患者の皮膚に及ぶスクイーズ効果が軽減される、実施形態1〜5のいずれか1つに記載の医療システム。 7.反発又は誘引磁石の力は調整可能であり、これによって患者の皮膚に及ぶスクイーズ効果が調整できる、実施形態6に記載の医療システム。 8.誘引磁石は誘引電磁石であり、 反発電磁石の力は電磁石への電流を変えることで調整する、実施形態7に記載の医療システム。 9.反発磁石は永久磁石であり、 反発永久磁石の力は、永久磁石の、患者の皮膚との間の距離又はそれに対する位置を変えることで調整する、実施形態7に記載の医療システム。 10.内部回転構造体は内部球状キャップを備え、 内部回転構造の磁石又は磁性材料は上記内部球状キャップの外側に位置決めされ、 外部回転構造体は外部球状キャップを備え、 外部回転構造体の磁石又は磁性材料は上記外部球状キャップの内側に位置決めされ、これによって回転力は内部及び外部球状キャップ間の磁気連結器によって径方向に伝送され得る、実施形態2及び5〜9のいずれか1つに記載の医療システム。 11.内部球状キャップは中心に配置された磁石を備え、外部球状キャップは中心に配置された磁石を備え、 内部及び外部球状キャップの磁石は互いに斥力を示すように適合され、これによって、内部の磁石及び/又は磁性材料と外部の磁石及び/又は磁性材料との間の磁気連結器により形成された軸方向力は減少し、これによって患者の皮膚に及ぶスクイーズ効果が軽減される、実施形態10に記載の医療システム。 12.内部回転構造体に接続された歯車系が更に備えられ、歯車系は第1の力及び速度の機械的仕事を受信し、異なる力及び速度を有する機械的仕事を供給するよう適合された、実施形態2〜11のいずれか1つに記載の医療システム。 13.歯車系は: a.操作可能な要素; b.第1の個数の歯を外側に備える第1の歯車;及び c.第1の歯車より多数の歯を内側に備える第2の歯車 を備え、 操作可能な要素は、操作可能な要素は第1の歯車の外側を第2の歯車の内側に対して押圧するように適合され、これによって第1の歯車の歯は、歯が相互係合しない位置によって隔てられた少なくとも1つの位置において第2の歯車の歯と相互係合し、 操作可能な要素の操作は、上記位置を前進させることによって、第1の歯車と第2の歯車との間の相対回転を発生させる、実施形態12に記載の医療システム。 14.操作可能なインプラントは操作デバイス及び身体係合部分を備える、実施形態1〜13に記載の医療システム。 15.操作デバイスは液圧式操作デバイスを備える、実施形態1〜14のいずれか1つに記載の操作可能なインプラント。 16.身体係合部分は液圧によって操作可能な身体係合部分であり、操作可能なインプラントは液圧式ポンプ、及び作動液を保持するよう適合されたリザーバを更に備え、リザーバは液圧式ポンプに接続され、 液圧式ポンプは、作動液をリザーバから身体係合部分へ輸送するよう適合された、実施形態15に記載の操作可能なインプラント。 17.液圧式ポンプはリザーバの可動壁部分を備え、 液圧式ポンプは、可動壁部分を運動させてリザーバの容積を変えることによって、作動液をリザーバから液圧操作可能な身体係合部分へ輸送するよう適合された、実施形態15のいずれか1つに記載の操作可能なインプラント。 18.操作デバイスは複数のコイルを備える静止部及び複数の磁石を備える可動部を備える電気モータを備え、これによって上記コイルの順次エネルギ供給は磁石を磁気的に推進し、それにより可動部を推進し、 操作デバイスは静止部のコイルを密閉状態で取り囲むよう適合されたエンクロージャを更に備え、これによって静止部と、磁石を収容している推進された可動部との間が封止され、これによって静止部のコイルは埋入時に体液から密閉される、実施形態14に記載の操作可能なインプラント。 19.埋入可能な発電機が更に備えられ、埋入可能な発電機は: ・操作可能なインプラントの磁石又は磁性材料に接続された少なくとも1つの発電磁石が備られ、これによって磁石又は磁性材料の運動は可動発電部分を運動させる、可動発電機、 ・少なくとも1つの発電磁石と磁気連結している少なくとも1つのコイル を備え、これによってコイルに対する可動発電部分の運動によりコイルに電流が誘導される、実施形態1〜18のいずれか1つに記載の医療システム。 20.可動発電部分は回転運動を行うよう適合された、実施形態19に記載の医療システム。 21.埋入可能な発電機は埋入可能な回転発電機であり、 可動発電部分は回転運動を行うよう適合され、 少なくとも1つのコイルは少なくとも1つの磁石と磁気連結しており、これによって可動発電部分の回転運動は少なくとも1つのコイルに電流を誘導する、実施形態20に記載の医療システム。 22.可動発電部分は往復運動を行うよう適合された、実施形態19に記載の医療システム。 23.埋入可能な発電機は埋入可能なリニア型発電機であり、 可動発電部分は往復運動を行うよう適合され、 少なくとも1つのコイルは少なくとも1つの磁石と磁気連結し、これによって可動発電部分の往復運動は少なくとも1つのコイルに電流を誘導する、実施形態22に記載の医療システム。 24.操作可能なインプラントは円形に配列された複数のコイルを備え、これによって、外部駆動ユニットにより回転している磁場は複数のコイルに電流を逐次誘導する、実施形態1に記載の医療システム。 25.少なくとも1つのコイルに接続された少なくとも1つの電池又はエネルギ保存デバイスが更に備えられ、これによって少なくとも1つのコイルに誘導された電流は電池に電気エネルギとして保存することが可能となる、実施形態19〜24のいずれか1つに記載の医療システム。 26.操作可能なインプラントを密閉状態で取り囲むよう適合されたエンクロージャが更に備えられ、これによって操作可能なインプラントは患者の体液から密閉される、実施形態1〜25のいずれか1つに記載の医療システム。 27.操作可能なインプラントは皮下に埋入されるよう適合された、実施形態1〜26のいずれか1つに記載の医療システム。

番号付き実施形態P1〜25: 1.患者の身体に埋入されるよう適合され、操作デバイス及び身体係合部分を備える操作可能なインプラントであって、操作デバイスは: ・身体係合部分に直接又は間接的に接続される可動部であって、この可動部は、少なくとも1つの磁石、磁化可能材料又は磁性材料に接続され、患者の身体の外側で可動磁場に磁気連結するよう適合され、これによって可動磁場に沿って運動する、可動部、 ・可動部に接続され、運動を電流に変換するよう適合され、これによって可動部の運動は身体係合部分を操作し、電流を発生させる、埋入可能な発電機 を備える、操作可能なインプラント。 2.少なくとも1つの磁石、磁化可能材料又は磁性材料は回転構造体に接続され、患者の皮膚の外側で回転磁場に磁気連結するよう適合され、これによって回転構造体は回転磁場に沿って回転する、実施形態1に記載の操作可能なインプラント。 3.少なくとも1つの磁石、磁化可能材料又は磁性材料は往復運動に適合された構造体に接続し、患者の皮膚の外側で往復運動磁場に磁気連結するよう適合され、これによって往復運動のための構造体は往復運動磁場に沿って運動する、実施形態1に記載の操作可能なインプラント。 4.埋入可能な発電機は少なくとも1つの磁石及び少なくとも1つのコイルを備え、 少なくとも1つのコイルに対する少なくとも1つの磁石の運動は少なくとも1つのコイルに電流を誘導し、可動部の少なくとも1つの磁石は患者の身体の外側で可動磁場に磁気連結するよう適合され、埋入可能な発電機で少なくとも1つの磁石としても機能する、実施形態1〜3のいずれか1つに記載の操作可能なインプラント。 5.埋入可能な発電機により充電されるよう適合された電池又はエネルギ貯蔵手段を更に備える実施形態1〜4のいずれか1つに記載の操作可能なインプラント。 6.電池又はエネルギ貯蔵手段は身体係合部分に動力供給するよう適合された、実施形態5に記載の操作可能なインプラント。 7.操作可能なインプラントの少なくとも1つのパラメータを制御するための制御ユニットを更に備える実施形態1〜6のいずれか1つに記載の操作可能なインプラント。 8.制御ユニットは実施形態5の電池又はエネルギ貯蔵手段に接続され、 電池は制御ユニットに動力供給する、実施形態7に記載の操作可能なインプラント。 9.操作デバイスは液圧式操作デバイスを備える、実施形態1〜8のいずれか1つに記載の操作可能なインプラント。 10.身体係合部分は液圧によって操作可能な身体係合部分であり、 操作可能なインプラントは液圧式ポンプ、及び作動液を保持するよう適合されたリザーバを更に備え、リザーバは液圧式ポンプに接続され、 液圧式ポンプは作動液をリザーバから身体係合部分へ輸送するよう適合された、実施形態9に記載の操作可能なインプラント。 11.液圧式ポンプはリザーバの可動壁部分を備え、 液圧式ポンプは、可動壁部分を運動させてザーバの容積を変えることで、作動液をリザーバから液圧操作可能な身体係合部分に輸送するよう適合された、実施形態9に記載の操作可能なインプラント。 12.液圧式ポンプは: ・蠕動ポンプ、 ・膜ポンプ、 ・歯車ポンプ、及び ・ベローポンプ から選択された液圧式ポンプである、実施形態10に記載の操作可能なインプラント。 13.操作デバイスは第1の力及び速度の機械的仕事を入力として受信し、異なる力及び速度を有する機械的仕事を出力するよう適合された歯車系を備える、実施形態1〜12のいずれか1つに記載の操作可能なインプラント。 14.歯車系は: ・操作可能な要素; ・第1の個数の歯を外側の周上に備える、中空円筒形状の第1の歯車;及び ・第1の歯車より多数の歯を内側表面上に備える、中空円筒形状の第2の歯車 を備え、 操作可能な要素は、第1の歯車の内側に係合するよう適合され、これによって第1の歯車の外側は、第2の歯車の内側に対して押圧され、これによって第1の歯車の歯は、歯が相互係合しない位置によって隔てられた少なくとも1つの位置において第2の歯車の歯と相互係合し、 操作可能な要素の操作は、上記位置を前進させることによって、第1の歯車と第2の歯車との間の相対回転を発生させる、実施形態13に記載の操作可能なインプラント。 15.操作可能な要素は可動部分に接続し、これによって可動部分の運動は歯車系を操作する、実施形態14に記載の操作可能なインプラント。 16.操作可能なインプラントは操作可能なインプラントを取り囲むよう適合されたエンクロージャを更に備える、実施形態1〜15のいずれか1つに記載の操作可能なインプラント。 17.可動部分は皮下に配置するよう適合された、実施形態1〜16のいずれか1つに記載の操作可能なインプラント。 18.操作デバイスは少なくとも1つの筋膜、線維化組織、皮膚、筋層、又は腹壁若しくは腹部内の皮下にあるいずれの組織に固定するよう適合された、実施形態1〜17のいずれか1つに記載の操作可能なインプラント。 19.操作デバイスは、操作デバイスと可動部分との間に距離を設けるよう適合された距離要素を更に備える、実施形態1〜18のいずれか1つに記載の操作可能なインプラント。 20.距離要素は、身体が可動部分を拒絶することを防止する可動部分の位置を制御するよう適合された、実施形態19に記載の操作可能なインプラント。 21.外部ユニットと無線通信するよう適合された無線通信ユニットを更に備える、実施形態1〜20のいずれか1つに記載の操作可能なインプラント。 22.システムは、操作可能なインプラントに駆動力を供給するための外部駆動ユニットを備える外部ユニットを更に備える、実施形態1〜21のいずれか1つに記載の操作可能なインプラントを取り入れたシステム。 23.外部駆動ユニットは可動磁場を形成するよう適合された可動磁石を備える、実施形態22に記載のシステム。 24.外部駆動ユニットはコイルを備え、コイルの順次エネルギ供給は可動磁場を形成する、実施形態22に記載のシステム。 25.外部駆動ユニットは、操作可能なインプラントと無線通信するよう適合された無線通信ユニットを更に備える、実施形態22〜24のいずれか1つに記載のシステム。

番号付き実施形態Q1〜21: 1.操作可能な液圧式インプラントであって: ・身体係合部分、 ・身体係合部分と流体連通し、以下の手段: i.作動液を保持し、リザーバの容積を変えるために運動するよう適合された可動壁部分を備え、それにより作動液をリザーバから身体係合部分へ輸送するリザーバ、及び ii.可動壁部分に接続された操作部材であって、操作部材の操作がリザーバの容積を変える操作部材 を備える動力供給された操作デバイス、 ・その外寸及び形状の変更により変化する容積を有し、可動壁部分及び操作部材を取り囲むよう適合された可撓性エンクロージャ が備えられ、 可動壁部分はエンクロージャの内側を運動するよう適合され、これによってリザーバの容積は、エンクロージャの内側の可動壁部分の運動により、操作可能な液圧式インプラントの外寸に影響を与えることで変更可能となり、 リザーバは患者の身体の外側から手動で押圧されるよう適合された手動部分を備え、これによって流体は、リザーバから、手動で操作可能な液圧式インプラントの身体係合部分へ輸送され、一時的に身体係合部分の液圧を増加させることが可能となる、操作可能な液圧式インプラント。 2.リザーバは実質的に円形又は楕円形である、実施形態1に記載の操作可能な液圧式インプラント。 3.可動壁部分の平均厚はリザーバの手動部分の平均厚より小さい、実施形態1又は2に記載の操作可能な液圧式インプラント。 4.リザーバはParylene(登録商標)で被覆されたシリコーンを含む、実施形態1〜3のいずれか1つに記載の操作可能な液圧式インプラント。 5.操作デバイスは径方向回転力を軸方向往復力に変換するよう適合されたねじ山付き部材に接続され、 ねじ山付き部材は操作部材に接続された、実施形態1に記載の操作可能な液圧式インプラント。 6.電気回路、及び操作可能な液圧式インプラントを制御するための制御ユニットを備える、実施形態1に記載の操作可能な液圧式インプラント。 7.患者の身体の外側からリザーバ内に作動液を注入するための注入口を更に備える、実施形態1〜6のいずれか1つに記載の操作可能な液圧式インプラント。 8.操作可能な液圧式インプラントの少なくとも一部は皮下に埋入されるよう適合された、実施形態1〜7のいずれか1つに記載の操作可能な液圧式インプラント。 9.身体内の少なくとも1つの筋膜、少なくとも1つの骨筋膜、少なくとも1つの皮質骨層、少なくとも1つの筋層、線維化組織、腹壁のいずれの部位、皮下空間のいずれの部位、及びその周辺領域のうちの少なくとも1つに対して操作可能な液圧式インプラントの少なくとも一部を直接又は間接的に固定するよう適合された少なくとも1つの固定部材を更に備える、実施形態1〜8のいずれか1つに記載の操作可能な液圧式インプラント。 10.第2の身体係合部分及び第2の身体係合部分と流体連通している第2のリザーバが更に備えられ、 第2のリザーバは、第2のリザーバの容積を変えるために運動するよう適合された可動壁部分を備え、それにより作動液を第2のリザーバから第2の身体係合部分へ輸送する、実施形態1〜9のいずれか1つに記載の操作可能な液圧式インプラント。 11.第1及び第2のリザーバの可動壁はリザーバの寸法を増加又は減少させるよう適合された同じ操作部材に接続し、 第1のリザーバの容積は第2のリザーバとは逆方向に変化するよう適合された、実施形態10に記載の操作可能な液圧式インプラント。 12.操作デバイスは操作部材に接続された電気モータを備える、実施形態1〜11のいずれか1つに記載の操作可能な液圧式インプラント。 13.電気モータは: o.交番電流(AC)電気モータ; p.直流電流電気モータ; q.リニア型電気モータ; r.アキシャル型電気モータ; s.圧電モータ; u.2相以上のモータ; t.3相モータ; v.バイメタルモータ;及び w.形状記憶金属モータ から選択される電気モータである、実施形態11に記載の操作可能な液圧式インプラント。 14.電気モータの操作は、第1及び第2のリザーバの両方の可動壁に影響を与える、実施形態11又は12に記載の操作可能な液圧式インプラント。 15.操作デバイスは第1の力及び速度の機械的仕事を受信し、異なる第2の力及び速度を有する機械的仕事を供給するよう適合された歯車系を備える、実施形態1〜14のいずれか1つに記載の操作可能な液圧式インプラント。 16.歯車系は電気モータに接続された力の入力部及び操作部材に直接又は間接的に接続された力の出力部を備える、実施形態15に記載の操作可能な液圧式インプラント。 17.歯車系は: ・操作可能な要素; ・第1の個数の歯を外側の周上に備える、中空円筒形状の第1の歯車;及び ・第1の歯車より多数の歯を内側表面上に備える、中空円筒形状の第2の歯車 を備え、 操作可能な要素は、第1の歯車の内側に係合するよう適合され、これによって第1の歯車の外側は、第2の歯車の内側に対して押圧され、これによって第1の歯車の歯は、歯が相互係合しない位置によって隔てられた少なくとも1つの位置において第2の歯車の歯と相互係合し、 操作可能な要素の操作は、上記位置を前進させることによって、第1の歯車と第2の歯車との間の相対回転を発生させる、実施形態15又は16に記載の操作可能な液圧式インプラント。 18.歯車系は、径方向回転力を軸方向往復力に変換するよう適合されたねじ山付き部材に接続され、 ねじ山付き部材は操作部材に接続された、実施形態17に記載の操作可能な液圧式インプラント。 19.操作デバイスは、患者の身体の外側に位置決めするよう適合された磁気連結器の外部部位と磁気連結するよう適合された磁気連結器を備え、これによって磁気連結器の内部部位は磁気連結器の外部部位に沿って運動し、可動壁部分を操作する、実施形態1〜11のいずれか1つに記載の操作可能な液圧式インプラント。 20.患者の身体の外部に位置決めされた外部ユニットと無線通信するための無線通信ユニットを更に備える、実施形態1〜19のいずれか1つに記載の操作可能な液圧式インプラント。 21.患者の身体に電気エネルギを保存するよう適合された少なくとも1つの電池を更に備える、実施形態1〜20のいずれか1つに記載の操作可能な液圧式インプラント。

番号付き実施形態R1〜22: 1.患者の身体の内側に配置するよう適合された操作可能なインプラントを備える医療システムであって、操作可能なインプラントは往復運動するよう適合された可動構造体を備え、可動構造体は少なくとも1つの磁石又は磁性材料を備え、 可動構造体は、往復運動する磁場又は電磁場を形成する外部ユニットと磁気連結するよう適合され、これによって可動構造体は往復運動する磁場又は電磁場に沿って往復運動する、医療システム。 2.操作可能なインプラントは、可動構造体に接続されて可動構造体の往復運動を電気エネルギに変換するよう適合された発電機を更に備える、実施形態1に記載の医療システム。 3.発電機は: ・少なくとも1つの磁石を備え、可動構造体に接続される可動発電部分、及び ・少なくとも1つの磁石と磁気連結している少なくとも1つのコイル を備え、 コイルに対する可動発電部分の運動によりコイルに電流が誘導される、実施形態2に記載の医療システム。 4.可動発電部分の少なくとも1つの磁石は可動構造体の磁石である、実施形態3に記載の医療システム。 5.操作可能なインプラントは、往復力を回転力に変換するよう適合された動力変換部材を更に備える、実施形態1〜4のいずれか1つに記載の医療システム。 6.発電機は動力変換部材に接続された回転発電機である、実施形態5に記載の医療システム。 7.発電機は: ・少なくとも1つの磁石を備え、往復運動を行うよう適合された可動構造体に接続されている往復運動発電部分、及び ・少なくとも1つの磁石と磁気連結し、これによって往復運動発電部分の往復運動により電流が誘導される少なくとも1つのコイル を備えるリニア型発電機である、実施形態2〜4のいずれか1つに記載の医療システム。 8.可動構造体は1つの方向に負荷を掛けられたバネであり、これによって、1つの方向の外部ユニットと接続された磁気連結器からの磁力、及び逆方向に負荷を掛けられたバネである可動部分により往復運動が起こる、実施形態1〜7のいずれか1つに記載の医療システム。 9.操作可能なインプラントは発電機ユニットに接続された電池又はエネルギ保存デバイスを更に備え、 電池は発電機ユニット内で発生した電気エネルギを保存するよう適合された、実施形態1〜8のいずれか1つに記載の医療システム。 10.操作可能なインプラントは可動構造体に接続された身体係合部分を更に備え、これによって可動構造体の運動は身体係合部分を操作する、実施形態1又は5に記載の医療システム。 11.操作可能なインプラントを密閉状態で取り囲むよう適合されたエンクロージャを更に備え、これによって埋入可能な発電機は患者の体液から密閉される、実施形態1〜10のいずれか1つに記載の医療システム。 12.操作可能なインプラントは: d.外部ユニットからの無線通信信号の受信、及び e.外部ユニットへの無線通信信号の送信 の少なくとも1つを行うよう適合された無線通信ユニットを更に備える、実施形態1〜11のいずれか1つに記載の医療システム。 13.操作可能なインプラントは皮下に埋入されるよう適合された、実施形態1〜12のいずれか1つに記載の医療システム。 14.操作可能なインプラントは腹部の皮下に埋入されるよう適合された、実施形態13に記載の医療システム。 15.操作可能なインプラントの少なくとも1つの磁石又は磁性材料に影響を与えるよう適合された患者の皮膚の外側に往復運動磁場を形成するよう適合された外部駆動ユニットを備える外部ユニットが更に備えられ、これによって磁石又は磁性材料は外部ユニットの往復運動磁場に沿って往復運動する、実施形態1〜14のいずれか1つに記載の医療システム。 16.外部駆動ユニットは少なくとも1つの磁石、電磁石、磁性材料を備える往復運動構造体を備え、 往復運動構造体の往復運動は埋入可能な発電機の可動構造体の磁石又は磁性材料に影響を与えてそれを往復運動させる、実施形態15に記載の医療システム。 17.外部駆動ユニットは少なくとも1つの磁石、電磁石又は磁性材料を備える回転可能構造体を備え、 回転可能構造体の回転は埋入可能な発電機の可動構造体の磁石又は磁性材料に影響を与えてそれを往復運動させる、実施形態15に記載の医療システム。 18.外部駆動ユニットの回転可能構造体は: ・正磁場を形成する第1の磁石又は電磁石、及び ・負磁場を形成する第2の磁石又は電磁石 を備え、これによって、回転可能構造体の回転により第1及び第2の磁石又は電磁石が操作可能なインプラントの磁石又は磁性材料に交互に影響を与え、それを往復運動させる、実施形態15に記載の医療システム。 19.外部駆動ユニットは正極性及び負極性を有する磁場を交互に形成するための電磁石を備え、埋入可能な発電機の磁石又は磁性材料を往復運動させる、実施形態18に記載の医療システム。 20.第1の力及び速度の機械的仕事を入力として受信し、異なる力及び速度を有する機械的仕事を出力するよう適合された歯車系が更に備えられ、歯車系は: ・操作可能な要素、 ・第1の個数の歯を外側の周上に備える、中空円筒形状の第1の歯車、及び ・第1の歯車より多数の歯を内側表面上に備える、中空円筒形状の第2の歯車 を備え、 操作可能な要素は、第1の歯車の内側に係合するよう適合され、これによって第1の歯車の外側は、第2の歯車の内側に対して押圧され、これによって第1の歯車の歯は、歯が相互係合しない位置によって隔てられた少なくとも1つの位置において第2の歯車の歯と相互係合し、 操作可能な要素の操作は、上記位置を前進させることによって、第1の歯車と第2の歯車との間の相対回転を発生させる、実施形態5に記載の操作可能なインプラント。 21.操作デバイス及び身体係合部分が備えられ、操作デバイスは複数のコイルを備える静止部及び複数の磁石を備える可動部を備える電気モータを備え、これによって上記コイルの順次エネルギ供給は磁石を磁気的に推進し、それにより可動部を推進し、 操作デバイスは静止部のコイルを密閉状態で取り囲むよう適合されたエンクロージャを更に備え、これによって、静止部と、磁石を収容している推進された可動部との間が封止され、これによって静止部のコイルは埋入時に体液から密閉される、実施形態5に記載の操作可能なインプラント。 22.外部ユニットは: ・操作可能なインプラントからの無線通信信号の受信、及び ・操作可能なインプラントへの無線通信信号の送信 のうちの少なくとも1つを行うよう適合された無線通信ユニットを更に備える、実施形態15〜19のいずれか1つに記載の医療システム。

番号付き実施形態S1〜22: 1.外部ユニットと操作可能なインプラントとの磁気連結を形成するための医療システムであって: ・磁石、磁性材料及び磁化可能材料のうちの少なくとも1つを備える操作可能なインプラント、及び ・操作可能なインプラントの磁石、磁性材料及び磁化可能材料のうちの少なくとも1つと磁気連結するよう適合された外部永久磁石及び外部電磁石のうちの少なくとも1つを備える外部ユニット が備えられ、 外部磁石の磁力は修整又は調整可能であり、これによって患者の皮膚に及ぶスクイーズ力が修整又は調整可能になる、医療システム。 2.外部磁石は少なくとも1つの永久磁石を備え、 外部ユニットは: ・皮膚接触部分、及び ・皮膚接触部分との永久磁石の距離、又は皮膚接触部分に対する位置を調整するための調整デバイス を更に備える、実施形態1に記載の医療システム。 3.操作可能なインプラントは: 第1の磁石、第1の磁性材料の部位及び第1の磁化可能材料の部位のうちの少なくとも1つ;並びに第2の磁石、第2の磁性材料の部位及び第2の磁化可能材料の部位のうちの少なくとも1つを備え、 外部ユニットは: ・少なくとも1つの第1の磁石又は第1の電磁石、及び ・少なくとも第2の磁石又は第2の電磁石 を備え、 操作可能なインプラントの第1の磁石、磁性材料及び磁化可能材料の一部のうちの少なくとも1つは、外部ユニットの第1の磁石又は第1の電磁石に誘引されるよう適合され、 操作可能なインプラントの第2の磁石、磁性材料及び磁化可能材料の一部のうちの少なくとも1つは、外部ユニットの第2の磁石又は第2の電磁石に反発されるよう適合され、患者の皮膚に及ぶスクイーズ力の均衡が取られる、実施形態1に記載の医療システム。 4.外部ユニットは、異なる位置で、又は同一位置の異なる時間で、異なる極性を有する第1及び第2の磁場を形成するよう適合され、 操作可能なインプラントは異なる位置で、異なる極性を有する第1及び第2の磁場を形成するよう適合され、 第1の磁場は、第2の磁場に形成された操作可能なインプラントと外部ユニットとの間の引力を減少させるよう適合され、これによって患者の皮膚に及ぶスクイーズ効果が軽減される、実施形態1〜3のいずれか1つに記載の医療システム。 5.外部ユニットは少なくとも1つの電磁石を備え、外部ユニットは電磁石の磁力を制御するための制御ユニットを備える、実施形態1〜4のいずれか1つに記載の医療システム。 6.医療システムは、磁気連結により外部ユニットから操作可能なインプラントへ運動力を伝送するよう適合され、 外部ユニットは、外部駆動ユニットから、操作可能なインプラントの磁石、磁性材料及び磁化可能材料のうちの少なくとも1つへ力を伝送するために、操作可能なインプラントに磁気連結するよう適合された可動磁場を形成するよう適合された外部駆動ユニットを備える、実施形態1〜5のいずれか1つに記載の医療システム。 7.医療システムは、患者の皮膚を介して回転力を伝送するよう適合され、 外部駆動ユニットは、内部回転構造体に磁気連結するよう適合された回転磁場を形成するために少なくとも1つの永久磁石及び少なくとも1つの電磁石のうちの少なくとも1つを備える外部回転構造体を備え、これによって内部回転構造体は外部回転構造体に沿って回転し、 内部及び外部回転構造体の磁石により誘発される患者の皮膚へのスクイーズ力は調整され、これによって患者の皮膚に過剰な力が付与されることなく回転力は伝送可能となる、実施形態6に記載の医療システム。 8.外部回転構造体は内部回転構造体より大きい直径を有し、 内部回転構造の磁石が外部回転構造体の磁石に沿って回転させることを可能にする径方向力が内部構造体を外部構造体に対して押圧する軸方向力より強くなるよう磁石を配置する、実施形態7に記載の医療システム。 9.外部ユニットは実施形態4に記載の第1及び第2の磁場の両方を有する回転磁場を形成するよう適合され、回転磁場は以下の選択肢; ・第1の磁場は、少なくとも実施形態7に記載の外部回転構造体を回転させる場合に形成され、角度的に断続的な第1の磁場、中心の第1の磁場、及び周囲にある実質的に連続的な第1の磁場のうちの少なくとも1つを有し、実施形態7に記載の内部回転構造体の回転を可能にする磁気結合力の少なくとも一部を追加的に形成しており、外部回転構造体の回転運動及び回転構造体により形成された磁場の回転運動のうちの少なくとも1つに関与し、患者の皮膚をスクイーズする力が第1の磁場により軽減される、第1の磁場、 ・第1の磁場は、実施形態7に記載の内部及び外部回転構造体の両方に配置された1つ以上の負極永久磁石により形成され、角度的に断続的な第1の磁場、中心の第1の磁場、及び周囲にある実質的に連続的な第1の磁場のうちの少なくとも1つを有し、実施形態7に記載の内部回転構造体の回転を可能にする磁気結合力の少なくとも一部を追加的に形成しており、外部回転構造体の回転運動及び静止状態の回転構造体により形成された磁場の回転運動のうちの少なくとも1つに関与し、患者の皮膚をスクイーズする力が第1の磁場により軽減される、第1の磁場、 ・第1の磁場は、実施形態7に記載の内部及び外部回転構造体の両方に配置された1つ以上の負極永久磁石により形成され、内部及び外部回転構造体の間に反発する磁力を形成し、永久磁石は角度的に断続的な第1の磁場、中心の第1の磁場、及び周囲にある実質的に連続的な第1の磁場のうちの少なくとも1つを形成するよう適合された、第1の磁場、 ・第1の磁場は、実施形態7に記載の内部回転構造体に配置された1つ以上の負極永久磁石により形成され、永久磁石は角度的に断続的な第2の磁場、中心の第2の磁場、及び周囲にある実質的に連続的な第2の磁場のうちの少なくとも1つを形成するよう適合され、内部回転構造体により形成された磁場は、外部ユニットに向かう磁気結合力を形成するよう適合された、第1の磁場、 ・第2の磁場は、2つ以上のコイル及び2つ以上の正極永久磁石のうちの少なくとも1つを備える外部構造体によって形成されるよう適合され; ・2つ以上の永久磁石が備えられ、外部回転構造体は回転して実施形態7に記載の回転磁場により内部回転構造体を回転させ、磁気結合力を形成する場合、及び ・2つ以上のコイルが備えられ、外部回転構造体は静止し、その間、コイルへの順次エネルギ供給により外部回転構造体の磁場は回転し、実施形態7に記載の回転磁場により内部回転構造体を回転させ、内部回転構造体の回転を可能にする磁気結合力の少なくとも一部を形成する場合 のうちの少なくとも1つの状況で、角度的に断続的な第2の磁場、中心の第2の磁場、及び周囲にある実質的に連続的な第2の磁場のうちの少なくとも1つを形成する、第2の磁場、 ・第2及び第1の磁場は、少なくとも部分的に実施形態7に記載の外部構造体に形成されるよう適合され、角度的に断続的な第2及び第1の磁場、中心の第2又は第1の磁場、及び周囲にある実質的に連続的な第2又は第1の磁場のうちの少なくとも1つを形成するよう適合された1つ以上のコイル、1つ以上の正極永久磁石及び1つ以上の負極永久磁石のうちの少なくとも1つが備えられ、 第2及び第1の磁場の両方は実施形態7に記載の内部回転構造体に配置された1つ以上の負極永久磁石により形成され、永久磁石は角度的に断続的な第2の磁場、中心の第2の磁場、及び周囲にある実質的に連続的な第2の磁場のうちの少なくとも1つを形成するよう適合され、内部回転構造体により形成された磁場は以下の選択肢; ・実施形態7に記載の内部構造体の2つ以上の負極永久磁石と磁気連結している2つ以上の正極永久磁石が備えられ、外部回転構造体は回転して、実施形態7に記載の回転磁場により内部回転構造体を回転させ、磁気結合力の少なくとも一部を形成する場合、 ・実施形態7に記載の内部構造体の2つ以上の負極永久磁石と磁気連結している2つ以上の負極永久磁石が備えられ、外部回転構造体は回転して、実施形態7に記載の回転磁場により内部回転構造体を回転させ、磁気結合力の少なくとも一部を形成する場合、並びに ・実施形態7に記載の内部構造体の2つ以上の負極永久磁石と磁気連結している2つ以上のコイルが備えられ、外部回転構造体は静止し、外部回転構造体の磁場はコイルへの順次エネルギ供給により回転し、実施形態7に記載の回転磁場により内部回転構造体を回転させ、内部回転構造体の回転を可能にする磁気結合力の少なくとも一部を形成する場合 のうちの少なくとも1つの状況で、外部ユニットに向かう磁気結合力を形成するよう適合された、第2及び第1の磁場、更に ・第2及び第1の磁場は、少なくとも部分的に実施形態7に記載の内部構造体によって形成されるよう適合され、角度的に断続的な第2及び第1の磁場、中心の第2又は第1の磁場、並びに周囲にある実質的に連続的な第2又は第1の磁場のうちの少なくとも1つを形成するよう適合された1つ以上のコイル、1つ以上の正極永久磁石及び1つ以上の負極永久磁石のうちの少なくとも1つを備える第2及び第1の磁場 のうちの少なくとも1つとして存在する、実施形態1〜8のいずれか1つに記載の医療システム。 10.内部回転構造体は内部球状キャップを備え、 内部回転構造体の磁石又は磁性材料は前記内部球状キャップの外部に配置され、 外部回転構造体は外部球状キャップを備え、 外部回転構造体の磁石は上記外部球状キャップの内側に配置され、これによって回転力は内部及び外部球状キャップの間の磁気連結により径方向に伝送することが可能となる、実施形態7〜9のいずれか1つに記載の医療システム。 11.埋入可能な発電機が更に備えられ、埋入可能な発電機は: ・操作可能なインプラントの磁石、磁性材料及び磁化可能材料のうちの少なくとも1つに磁気連結するよう適合された少なくとも1つの発電磁石を備え、これによって磁石、磁性材料及び磁化可能材料のうちの少なくとも1つの運動は可動発電部分を運動させるか、あるいは発電部分となる、少なくとも1つの可動発電部分、並びに ・少なくとも1つの発電磁石に磁気連結され、これによってコイルに対して可動発電部分の運動によりコイルに電流が誘導される、少なくとも1つのコイル を備える、実施形態7〜10のいずれか1つに記載の医療システム。 12.可動発電部分は回転運動を行うよう適合された、実施形態11に記載の医療システム。 13.埋入可能な発電機は埋入可能な回転発電機であり、可動発電部分は内部回転構造体に配置されて回転運動を行うよう適合され、 少なくとも1つのコイルは少なくとも1つの磁石と磁気連結し、これによって可動発電部分の回転運動は少なくとも1つのコイルに電流を誘導する、実施形態11に記載の医療システム。 14.可動発電部分は往復運動を行うよう適合された、実施形態11に記載の医療システム。 15.埋入可能な発電機は埋入可能なリニア型発電機であり、可動発電部分は往復運動を行うよう適合され、 少なくとも1つのコイルは少なくとも1つの磁石と磁気連結し、これによって可動発電部分の往復運動は少なくとも1つのコイルに電流を誘導する、実施形態14に記載の医療システム。 16.外部ユニットは回転磁場を形成するよう適合され、 操作可能なインプラントは、回転磁場と磁気連結するよう適合され、円形に配置された複数のコイルを備え、これによって回転磁場は逐次、複数のコイルに電流を誘導する、実施形態1〜5のいずれか1つに記載の医療システム。 17.外部ユニットは無線エネルギ伝送器を更に備え、 操作可能なインプラントは無線エネルギ受信体を更に備え、これによって無線エネルギは外部ユニットから内部ユニットへ伝送可能となる、実施形態1〜5のいずれか1つに記載の医療システム。 18.無線エネルギ伝送器は無線エネルギ伝送コイルを備え、無線エネルギ受信体は無線エネルギ受信コイルを備える、実施形態1〜17のいずれか1つに記載の医療システム。 19.操作可能なインプラントは、電気エネルギを保存するよう適合された少なくとも1つの電池を更に備える、実施形態11〜18のいずれか1つに記載の医療システム。 20.外部ユニットは無線通信ユニットを備え、操作可能なインプラントは無線通信ユニットを備え、これによって外部ユニット及び操作可能なインプラントは無線通信可能となる、実施形態1〜19のいずれか1つに記載の医療システム。 21.操作可能なインプラントを密閉状態で取り囲むよう適合されたエンクロージャが更に備えられ、これによって操作可能なインプラントは患者の体液から密閉される、実施形態1〜20のいずれか1つに記載の医療システム。 22.操作可能なインプラントは皮下に埋入するよう適合された、実施形態1〜21のいずれか1つに記載の医療システム。

番号付き実施形態T1〜29: 1.操作可能なインプラントを操作するための操作デバイスが備えられ、操作デバイスは: ・電気エネルギを機械的仕事に変換するよう適合され、第1の力及び速度の機械的仕事を出力するよう適合された電気モータ、 ・電気モータから第1の力及び速度の機械的仕事を入力として受信し、第2の異なる力及び速度を有する機械的仕事を出力するよう適合された歯車系、 ・第1の力及び速度を有する、電気モータからの機械的仕事を出力するよう適合された第1の力の出力部、並びに ・第2の力及び速度を有する、歯車系からの機械的仕事を出力するよう適合された第2の力の出力部 を備える、操作可能なインプラント。 2.埋入可能な発電機が更に備えられ、患者の身体の内側に電流を発生させるために第1の力の出力部は埋入可能な発電機に接続する、実施形態1に記載の操作可能なインプラント。 3.操作デバイスの第2の力の出力部に接続され、それにより操作される操作可能な身体係合部分を更に備える、実施形態1又は2に記載の操作可能なインプラント。 4.操作可能な身体係合部分は、液圧によって操作可能な身体係合部分であり、 操作デバイスは、液圧によって操作可能な身体係合部分に作動液を伝送するための液圧式ポンプを更に備える、実施形態3に記載の操作可能なインプラント。 5.液圧式ポンプは作動液を収容するよう適合されたリザーバを備え、 リザーバはリザーバの容積を変えるための可動壁部分を備え、 可動壁部分は操作デバイスに接続され、これによって操作デバイスは可動壁部分を操作する、実施形態4に記載の操作可能なインプラント。 6.液圧ポンプは: ・少なくとも1つの無弁ポンプ; ・少なくとも1つの弁ポンプ; ・少なくとも1つの蠕動ポンプ; ・少なくとも1つの膜ポンプ; ・少なくとも1つの歯車ポンプ;及び ・少なくとも1つのベローポンプ から選択される液圧ポンプである、実施形態4に記載の操作可能なインプラント。 7.第1及び第2の力の出力部の少なくとも1つは径方向回転力を軸方向往復力に変換するよう適合されたねじ山付き部材に接続する、実施形態1〜6のいずれか1つに記載の操作可能なインプラント。 8.リザーバの容積を変えるため、ねじ山付き部材は実施形態5のリザーバの可動壁部分に直接又は間接的に接続された、実施形態7に記載の操作可能なインプラント。 9.ねじ山付き部材は身体係合部分に直接又は間接的に機械的に接続し、これによって身体係合部分はねじ山付き部材を介して操作される、実施形態7に記載の操作可能なインプラント。 10.歯車系は: a.第1の力の出力部に接続された操作可能な要素; b.第1の個数の歯を外側の周上に備える中空円筒形状の第1の歯車;及び c.第1の歯車より多数の歯を内側表面上に備える中空円筒形状の第2の歯車 を備え、 操作可能な要素は第1の歯車の内側に係合するよう適合され、これによって第1の歯車の外側は、第2の歯車の内側に対して押圧され、これによって第1の歯車の歯は、歯が相互係合しない位置によって隔てられた少なくとも1つの位置において第2の歯車の歯と相互係合し、 操作可能な要素の操作は、上記位置を前進させることによって、第1の歯車と第2の歯車との間の相対回転を発生させ、 第1の歯車は、第2の力及び速度を有する機械的仕事を出力するための第2の力の出力部に接続された、実施形態1〜9のいずれか1つに記載の操作可能なインプラント。 11.操作デバイスは第2の歯車系を更に備え、第2の歯車系は、第1の歯車系から第2の力及び速度の機械的仕事を入力として受信し、第3の異なる力及び速度を有する機械的仕事を出力するよう適合された、実施形態1〜10のいずれか1つに記載の操作可能なインプラント。 12.操作デバイスは、第3の力及び速度を有する第2の歯車系からの機械的仕事を出力するよう適合された第3の力の出力部を更に備える、実施形態11に記載の操作可能なインプラント。 13.第2の歯車系は: ・第2の出力部に接続された操作可能な要素、 ・第1の個数の歯を外側の周上に備える、中空円筒形状の第1の歯車、及び ・第1の歯車より多数の歯を内側表面上に備える、中空円筒形状の第2の歯車 を備え、 操作可能な要素は第1の歯車の内側に係合するよう適合され、これによって第1の歯車の外側は、第2の歯車の内側に対して押圧され、これによって第1の歯車の歯は、歯が相互係合しない位置によって隔てられた少なくとも1つの位置において第2の歯車の歯と相互係合し、 操作可能な要素の操作は、上記位置を前進させることによって、第1の歯車と第2の歯車との間の相対回転を発生させ、 第1の歯車は、第3の力及び速度を有する機械的仕事を出力するための第3の力の出力部に接続された、実施形態12に記載の操作可能なインプラント。 14.操作デバイスを取り囲むよう適合されたエンクロージャを更に備える、実施形態1〜13のいずれか1つに記載の操作可能なインプラント。 15.エンクロージャは第1及び第2の貫通部を備え、 第1の貫通部は第1の力の出力部に適合され、第2の貫通部は第2の力の出力部に適合された、実施形態14に記載の操作可能なインプラント。 16.エンクロージャは第1、第2及び第3の貫通する出力部を備える、実施形態14に記載の操作可能なインプラント。 17.エンクロージャは第1、第2及び第3の貫通部を備え、 第1の貫通部は第1の力の出力部に適合され、第2の貫通部は第2の力の出力部に適合され、第3の貫通部は第3の力の出力部に適合された、実施形態16に記載の操作可能なインプラント。 18.第1の力の出力部は第1の身体係合部分を操作するための第1の液圧式ポンプに接続し、第2の力の出力部は第2の身体係合部分を操作するための第2の液圧式ポンプに接続する、実施形態1〜17のいずれか1つに記載の操作可能なインプラント。 19.第1の力の出力部は第1の回転可能シャフトを備え、第2の力の出力部は第2の回転可能シャフトを備える、実施形態1〜18のいずれか1つに記載の操作可能なインプラント。 20.実施形態15のエンクロージャは: a.エンクロージャと第1の回転可能シャフトとの間を密閉するよう適合された第1の密閉部材、及び b.エンクロージャと第2の回転可能シャフトとの間を密閉するよう適合された第2の密閉部材のうちの少なくとも1つを備え、 第1及び第2の密閉部材は回転可能シャフトを回転させる、実施形態19に記載の操作可能なインプラント。 21.以下の事項: a.第1の回転可能シャフトは第2の回転可能シャフトの内側に位置決めするよう適合されること、 b.第2の回転可能シャフトは第1の回転可能シャフトの内側に位置決めするよう適合されること のうちの少なくとも1つが行われる、実施形態19に記載の操作可能なインプラント。 22.第1の力の出力部は第1の回転可能シャフトを備え、第2の力の出力部は第2の回転可能シャフトを備え、第3の力の出力部は第3の回転可能シャフトを備える、実施形態12〜18のいずれか1つに記載の操作可能なインプラント。 23.実施形態15のエンクロージャは: a.エンクロージャと第1の回転可能シャフトとの間を密閉するよう適合された第1の密閉部材、 b.エンクロージャと第2の回転可能シャフトとの間を密閉するよう適合された第2の密閉部材、 c.エンクロージャと第3の回転可能シャフトとの間を密閉するよう適合された第3の密閉部材 のうちの少なくとも1つを備え、 第1及び第2の密閉部材は回転可能シャフトを回転させる、実施形態22に記載の操作可能なインプラント。 24.以下の事項: a.第1及び第2の回転可能シャフトは第3の回転可能シャフトの内側に位置決めするよう適合されること、 b.第2及び第3の回転可能シャフトは第1の回転可能シャフトの内側に位置決めするよう適合されること、並びに c.第1及び第3の回転可能シャフトは第2の回転可能シャフトの内側に位置決めするよう適合されること のうちの少なくとも1つが行われる、実施形態22に記載の操作可能なインプラント。 25.電気モータにエネルギ供給するよう適合された少なくとも1つの埋入可能な電池を更に備える、実施形態1〜24のいずれか1つに記載の操作可能なインプラント。 26.患者の身体の外側から伝送された無線エネルギを受信するよう適合された受信ユニットを更に備える、実施形態1〜25のいずれか1つに記載の操作可能なインプラント。 27.受信ユニットは実施形態25の電池を充電するよう適合された、実施形態26に記載の操作可能なインプラント。 28.電気モータは: a.交番電流(AC)電気モータ、 b.直流電流電気モータ、 c.リニア型電気モータ、 d.アキシャル型電気モータ、 e.ラジアル型モータ、 f.3相モータ、 g.2相以上のモータ、 h.圧電モータ、 i.バイメタルモータ、及び j.形状記憶金属モータ から選択される電気モータである、実施形態1〜27のいずれか1つに記載の操作可能なインプラント。 29.エンクロージャは: a.炭素材料、 b.ホウ素材料、 c.材料の混合物、 d.Peek(登録商標)材料、 e.材料の合金、 f.金属材料、 g.チタン、 h.アルミニウム、 i.セラミック材料、 j.ポリマー材料、 k.ポリウレタン、 l.ポリエーテルエーテルケトン、 m.シリコーン、及び n.Parylene(登録商標)被覆シリコーン から選択される材料を含む、実施形態14〜28のいずれか1つに記載の操作可能なインプラント。

異なる複数の態様若しくはある態様のいずれの部分、又は異なる複数の番号付き実施形態若しくはある実施形態のいずれの部分は全て、いずれの可能な様式で組み合わせてよい。いずれの方法の実施形態、又はいずれの方法の実施形態のいずれのステップは、装置の説明、並びにいずれの装置の実施形態とも見なされ、実施形態の態様又は一部は方法の説明と見なし、これら全ては些細な細部に至るまで、いずれの実行可能な方法において併用可能である。いずれの詳細な説明は一般的な要約説明として最大限の大意において解釈すべきである。

QQ群二维码
意见反馈