改善された結束装置

申请号 JP2016563269 申请日 2015-01-13 公开(公告)号 JP2017507864A 公开(公告)日 2017-03-23
申请人 アトリエ ドゥ ルシェルシュ エ コンセプシオン アー.エール.セー.Ateliers De Recherches Et Conceptions A.R.C.; アトリエ ドゥ ルシェルシュ エ コンセプシオン アー.エール.セー.Ateliers De Recherches Et Conceptions A.R.C.; 发明人 ルシュヴァリエ,エリック;
摘要 本発明は、スロットの形の開口部(11)を有する作業面(10)と、前記作業面(10)の第一の側で移送方向(A)に移動される物品(500)の周りに少なくとも一本の紐(400)を配置し、前記作業面(10)の第二の側に前記紐(400)の一部を移動して少なくとも一つのループを形成するよう作動が可能な結束部材(103)と、前記作業面(10)の前記第二の側で結び目(401)を用いて前記ループを閉じる結び目形成リップ(55)と、を備えている。前記スロット(17)は前記移送方向(A)に略延在し、前記ループを通過させるが、前記移送方向(A)における前記物品(500)の移動の少なくとも一部にわたって前記作業面(10)の前記第二の側で前記結び目(401)を保持するよう配置される、結束装置に関する。【選択図】図12
权利要求

‐ 開口部(11)を有する作業面(10)と、 ‐ 前記作業面(10)の第一の側から移送方向(A)に移動される物品(500)の周りに少なくとも一本の紐(400)を配置し、前記第一の側の反対側に位置する前記作業面(10)の第二の側から前記紐(400)の一部を移動して少なくとも一つのループを形成するよう作動が可能な結束部材(103)と、 ‐ 前記作業面(10)の前記第二の側で結び目(401)を用いて前記ループを閉じる結び目形成リップ(55)と、を備え、 ‐ 前記開口部(11)はスロット(17)として少なくとも部分的に構成され、前記スロット(17)は前記移送方向(A)に略延在し、前記ループを通過させるが、前記移送方向(A)における前記物品(500)の移動の少なくとも一部にわたって前記作業面(10)の前記第二の側で前記結び目(401)を保持するよう配置される、結束装置。前記作業面(10)は、略平方向に配置される作業テーブルによって支持され、前記作業面(10)の前記第一の側および前記作業面(10)の前記第二の側は、前記作業テーブルの上部および底部に夫々対応する、請求項1に記載の結束装置。前記開口部(11)は、前記スロット(17)が開口し、前記結び目(401)を通過させるために配置される拡張部分(21)を含み、前記拡張部分(21)は、前記移送方向(A)において前記結び目形成リップ(55)から離間している、請求項1または2に記載の結束装置。前記スロット(17)は、前記結び目形成リップ(55)の右側に部分的に延在する、請求項1から3までの何れか1項に記載の結束装置。前記開口部(11)は、前記紐(400)の通路部分(15)を更に有し、 前記スロット(17)は、前記結び目形成リップ(55)の略右側で前記通路部分(15)と合流される、請求項1から4までの何れか1項に記載の結束装置。前記結び目(401)が前記作業面(10)の前記第二の側によって保持されている場合に、前記移送方向(A)における前記物品(500)の移動中に前記結び目を前記物品(500)から遠ざかるように移動させるよう配置される偏向器(25)を備える、請求項1から5までの何れか1項に記載の結束装置。前記偏向器(25)は、前記移送方向(A)における前記物品(500)の移動中、前記スロット(17)の少なくとも一部の右側へ前記物品(500)を前記結び目(401)に対して偏向させるよう配置される、請求項6に記載の結束装置。前記偏向器(25)は、前記移送方向(A)における前記物品(500)の移動中、前記結び目(401)を前記物品(500)に対して偏向させるよう配置される、請求項6または7に記載の結束装置。前記作業面(10)は、板の一般形態を有する部分によって支持され、前記偏向器(25)は、前記板の主面に関してオフセットされた前記板の一部分として構成される、請求項6から8の何れか1項に記載の結束装置。前記スロット(17)は、前記第二の側にオフセットされた前記板の前記部分に少なくとも部分的に配置される、請求項9に記載の結束装置。ラベル(300)の分配器(200)を更に備え、前記分配器(200)の能動部分は、前記スロット(17)の少なくとも一部の右側に位置する、請求項1から10の何れか1項に記載の結束装置。前記結び目(401)と前記物品(500)との間で延在する前記紐(400)の一部分へのアクセスを有し、前記アクセスは、前記移送方向(A)を横断するように行われる、請求項1から11の何れか1項に記載の結束装置。移送方向(A)に移動する物品(500)の周りに少なくとも一本の紐(400)を配置することが可能な結束部材(103)と、結び目形成リップ(55)とを備える結束装置の付属品であって、前記付属品は、スロット(17)として少なくとも部分的に構成される開口部(11)を備える作業面(10)を形成するように前記結束装置への組み立てに好適であり、前記結束部材が前記作業面の第一の側から前記物品(500)の周りに前記紐(400)を配置し、前記作業面の第二の側から前記紐(400)の一部を移動して少なくとも一つのループを形成し、前記結び目形成リップ(55)が前記作業面の前記第二の側で結び目(401)を用いて前記ループを閉じ、前記スロット(17)が概して前記移送方向(A)に延在し、前記スロット(17)が前記ループの一部を通過させるが、前記移送方向(A)における前記物品(500)の移動の少なくとも一部にわたって前記作業面(10)の前記第二の側で前記結び目(401)を保持するよう配置される、付属品。スロット(17)として少なくとも部分的に構成される開口部(11)を含む作業面(10)の第一の側から移送方向(A)に物品(500)が移動され、前記作業面(10)の前記第一の側から前記物品(500)の周りに少なくとも一本の紐(400)が配置され、前記作業面(10)の第二の側から前記紐(400)の一部が移動されて少なくとも一つのループが形成され、前記ループが前記作業面(10)の前記第二の側で結び目(401)を用いて閉じられ、前記ループの一部は前記スロット(17)を通過できるが、前記移送方向(A)における前記物品(500)の前記移動の少なくとも一部にわたって前記スロット(17)により前記作業面(10)の前記第二の側で前記結び目(401)が保持され、前記物品(500)と前記結び目(401)との間にラベル(300)が配置されるように、前記物品(500)が前記スロット(17)から遠ざかる、自動ラベル付け方法。

说明书全文

特に、本発明は、結束を用いて物品を梱包する分野にある。

一般的な方法は、結束は物品の周りに紐を配置して一つの或いは幾つかのループを形成し、一つのまたは幾つかの結び目を用いてループを閉じることで紐を物品に対して締め付ける動作を含んでいる。

結束(tying)は、例えば多数の段ボール箱、多数の電線、または多数の雑誌の梱包に使用される。

特に、結束は、例えばアスパラガスのように茎を束にする、または例えば切り花のように花束にするなど、製品を一緒に合わせるために使用される。この場合、結束よりも束化(bundling)としばしば称される。そのため、束化は、束として或いは花束として構成される物品を結束することと考えられる。

本発明は、一般的な結束や特定の束化に適用されることを意図している。

梱包の専門家は、速さが求められるため、物品を結束するため一般的に特定の装置を用いている。結束装置は、一般的に、開口部が設けられた作業テーブルと、テーブルの上方で移送方向に移動される物品の周りに紐を配置して該紐の一部を作業テーブルの下方に移動させて一つのまたは幾つかのループを形成する結束部材と、作業テーブルの下方において紐で結び目を形成することでループを閉じる結び目形成リップを備えている。

この技術は、一般的に、結束部材および/または結び目形成リップが自動的に作動する間に物品が手動で移動される半自動装置と、従来ではコンベヤを用いて物品の移動も自動的に保証される自動装置とに区別される。

半自動結束装置では、例えば物品の存在が光電管を用いて検出されたことに応答して、または例えば物品と接触した場合の紐の締め付けに続いて、結束が手動でトリガされ得る。このトリガは、オペレータによって作動されるスイッチまたはペダルによって、あるいは物品との接触によって作動される接触器によってさえも制御され得る。

自動装置は、梱包ラインに組み込まれていることが多く、梱包ラインの異なるステーションは同じ物品搬送システムと協働される。したがって、物品が結束ステーションを通る度に結束がトリガされる。

例えば仏国公開公報FR2,903,668には自動結束機械が開示されている。

長い間、結束と平行して物品にラベル付けすることが通常となっている。

物品によっては、特に、土で覆われたネギや玉葱のような汚れた物品、或いは切り花のような傷みやすい物品の場合、接着タイプのラベルを使用できないこともある。

その代わりとして、ラベルを物品ではなく紐に取り付ける試みが一般的になされている。これは、一旦物品が束化/結束された後に手動で行われることが多い。

上述の手動動作は、益々速まっている梱包速度や、益々厳しくなっている安全条件の研究と実質的に相容れない。

オランダ公開公報NL2,007,872には、自動束化ラインと並置される空気アームが開示されている。空気アームは、紐が物品を包囲する前に、したがって、結び目が形成される前に紐に自動接着性ラベルを配置するよう展開され、その後、引き出される。

ラベルを物品に直接取り付ける代わりに紐に取り付けることで、物品への損傷が制限されている。

しかしながら、束化機械と空気アームは交互に動作されるため、サイクルの長さが結果として長くなる。束化機械の作業段階と空気アームの作業段階との間の無駄な時間を減少するため、複雑であるが、タイミングを精密に制御する必要がある。

また、物品に対するラベルの最終的な位置決めは、紐が巻き付けられる点での物品のサイズに依存している。サイズが物品間で変わる可能性がある場合、幾つかの物品に対してはラベルによって提供される情報が最終的に隠れるか、ラベルを上手く方向付けられない可能性がある。

また、空気アームの構成および駆動は、束化機械の特定の構成に特有である。所与の空気アームは、他の自動機械または他の用途に簡単に適応できない。

最後に、空気アームは、圧縮された空気供給を必要とするため、使用するのに費用がかかり、壊れやすく、面倒であり、騒々しい。

本願発明の目的は、このような状況の改善である。

本願発明は、開口部を有する作業面と、前記作業面の第一の側から移送方向に移動される物品の周りに少なくとも一本の紐を配置し、前記第一の側の反対側に位置する前記作業面の第二の側から前記紐の一部を移動して少なくとも一つのループを形成するよう作動が可能な結束部材と、前記作業面の前記第二の側で結び目を用いて前記ループを閉じる結び目形成リップと、を備える結束装置である。前記開口部はスロットとして少なくとも部分的に構成され、前記スロットは前記移送方向に略延在し、前記ループを通過させるが、前記移送方向における前記物品の移動の少なくとも一部にわたって前記作業面の前記第二の側で前記結び目を保持するよう配置される。

提案した装置では、紐と係合される物品の一部は、紐を閉じる結び目から簡単に離され得る。

中でも、ラベルは、例えば物品から離された紐の一部に固定、あるいは物品と結び目との間を通ってループ内に挿入されることにより、ループに取り付けられ得る。

提案した装置は、完全自動動作と半自動動作と互換性を有している。該装置により、物品が損傷することが回避される。物品に対するラベルの位置決めは正確であり、再現可能である。特に、物品間の寸法における変化とは無関係である。従来の結束機械の速度に匹敵する速度で動作することも可能である。

提案した装置は、幾つかの変更を加えた既存の結束機械を適合させることで実現され得る。

提案した装置は、物品のラベル付け以外にも幅広く使用されることが意図される。

例えば物品は異なる種類の製品、例えば付属品と組み合わされることが可能となる。特に、小さい物体が多数の大きい物体に挿入されることが可能となる。

例えば、提案した装置は、紐で保持された切り花の束に植物保護製品の小袋を組み合わせるために使用され得る。提案した装置は、花と小袋の形状およびサイズが異なるにも関わらず有効である。特に、該装置により、束化する前に花に対して小袋を保持しなくてはならない状況が回避される。紐を締め付けると、束化した後に紐と花との間に小袋を挿入することが難しくなる。

他の実施例では、提案した装置により、スプレーと組み合わされるスプレー・ヘッドにストローまたは延長部の固定が可能となる。提案した装置は、スプレーに対してストローが非常に小さいサイズにもかかわらず、有効である。

提案した装置により、結び目は物品からある距離を置いて維持され、紐の一部分は物品から間隔をあけて保持される。したがって、残りの梱包処理を妨害することなくラベルを固定することが容易となる。

紐の一部分が非係合となることにより、物品と結び目との間に自由空間が一時的に設けられる。したがって、該空間に物体を挿入することが容易に可能である。挿入された物体は、小袋、ラベル、ストロー等の形態を有し得る。より一般的には、結び目がスロットから解放される前に、上記自由空間に合う任意の物体が挿入され得る。結び目が解放されるとき、物品によって形成されるユニットおよび挿入された物体の周りに紐が再び締め付けられる。

結束に続く上記動作は、結束に好適な構成において搬送システムが物品や付属品を結束ステーションに移動させない場合に特に有利である。特に、物品や付属品が異なる性質、寸法、および/または重量の物体である場合に生じる。例えば既存の搬送システムで切り花を支持するフックやバケツは、一般的に束化する前に切り花の花束と同時に小袋を保持することができない。

本発明の第2の態様は、移送方向に移動する物品の周りに少なくとも一本の紐を配置することが可能な結束部材と、結び目形成リップとを備える結束装置の付属品である。この付属品は、スロットとして少なくとも部分的に構成される開口部を備える作業面を形成するように前記結束装置への組み立てに好適であり、前記結束部材が前記作業面の第一の側から前記物品の周りに前記紐を配置し、前記作業面の第二の側から前記紐の一部を移動して少なくとも一つのループを形成し、前記結び目形成リップが前記作業面の前記第二の側で結び目を用いて前記ループを閉じる。前記スロットは概して前記移送方向に延在している。前記スロットは前記ループの一部を通過させるが、前記移送方向における前記物品の移動の少なくとも一部にわたって前記作業面の前記第二の側で前記結び目を保持するよう配置される。

本発明の第3の態様は、自動ラベル付け方法である。この方法は、スロットとして少なくとも部分的に構成される開口部を含む作業面の第一の側から移送方向に物品が移動される。前記作業面の前記第一の側から前記物品の周りに少なくとも一本の紐が配置され、前記作業面の第二の側から前記紐の一部が移動されて少なくとも一つのループが形成され、前記ループが前記作業面の前記第二の側で結び目を用いて閉じられる。前記ループの一部は前記スロットを通過できるが、前記移送方向における前記物品の前記移動の少なくとも一部にわたって前記スロットにより前記作業面の前記第二の側で前記結び目が保持される。前記物品と前記結び目との間にラベルが配置されるように、前記物品が前記スロットから遠ざかる。

本発明の他の特徴、詳細、及び利点が、以下の詳細な説明や添付図面から明らかになる。

図1は、結束装置を示す斜視図である。

図2は、図1における装置の一部分の詳細斜視図である。

図3は、図1における装置の他の部分の側面図である。

図4は、図1における装置の更なる他の部分の上面図である。

図5は、結束装置の作業テーブルの上面図である。

図6は、図5におけるテーブルの斜視図を示す。

図7は、分離された状態にある、図5における作業テーブルの上面図である。

図8は、図7におけるテーブルの側面図である。

図9は、図5〜図8における作業テーブルの一部の斜視図である。

図10は、図6に対応し、ラベルが付与された状態の作業テーブルの斜視図である。

図11は、図10に対応する側面図である。

図12は、動作中の結束装置の側面図である。

図13は、動作中の結束装置の側面図である。

図14は、図11における細部XIの上面図である。

図15は、結束された物品を示す、図11における細部XIの側面図である。

添付図面は、ある特徴を有する要素を含んでいる。したがって、添付図面は、本発明を完成させるだけでなく、必要に応じてその定義付けに貢献している。

図1は、個々には図示されないが、周りで製品を締め付ける一つの或いは幾つかの紐の実現を目的とした結束装置1を示している。「物品」という用語は、結束/束化処理の終わりに紐によって保持されるユニットとして理解されるべきである。物品は、一つの単一の製品あるいはグループ化された一組の同様の製品での構成が可能である。例えばスプレーが単独で物品を構成してもよい。また、花束として纏められる数本の切り花で他の物品を構成してもよい。

結束装置1は、互いに並置される結束部100とラベル付け部とを備え、この実施例では、ラベル付け部はラベル付け機械200の形態にある。

結束部100は、ケーシング102によって少なくとも部分的に閉じられ、筐体を形成するフレーム101を備え、この場合、略平行六面体の形状を有している。

結束部100は、筐体によって支持される作業テーブル10を更に備えている。作業テーブル10は、筐体の上部の少なくとも一部を閉じている。

結束ステーション100は、作業テーブル10上に位置する物品500の周りに少なくとも一本の紐400を配置するために作動され得る結束部材を更に備えている。この場合、結束部材は関節アーム103を備え、該関節アーム103はブラケット104の端部に搭載され長手軸XXの回りで旋回される。

ブラケット104は、この場合、フレーム101から略垂直方向に延びるポストを用いて作業テーブル10の上方で平に固定的に保持されている。

アーム103は、ブラケット104に接続される第一の端部と、第一の端部の反対側にある第二の端部105とを備えている。第二の端部105は紐400を移動する機能を担う自由端部を形成し、この場合、紐400は弾性的または非弾性的な柔軟な紐である。例えば紐400は回転自在に搭載され、構造101に収容される供給リール(図示せず)から解かれる。

結束部100の初期状態に対応する図1および図2に示す状態では、紐400はロッカー・アーム103を囲み、自由端部105の近傍でロッカー・アーム103から離れ、作業テーブル10の下に配置される保持機構60によって回収されるように、作業テーブル10の開口部11を交差する。この場合、保持機構60は筐体に収容されている。

アーム103は初期状態から作動され、自由端部105が初期位置である上位置から離れて作業テーブル10の下に位置する保持機構60に近い底位置に向かうように、長手軸XXの回りで旋回される。この場合、上位置と底位置との間では、自由端部105は開口部11を通って作業テーブル10を交差する。これにより、自由端部105は紐400の一部を作業テーブル10の下に移動させ、物品500の回りにループを形成する。上記旋回運動は、図1では矢印Bによって示されている。

アーム103によって作業テーブル10の下に移動された紐400の一部は、保持機構60と係合される。紐400のループが物品500の回りに形成される。ここに記載した実施例では、紐400の一つのループが物品500の回りに形成される。変形例として、結び目が形成される前に、幾つかの連続するループが形成され得る。

結束部100は、結び目形成リップ55を含む結び目形成機構50を更に備えている。結び目形成機構50は、保持機構60の近傍に、この場合、作業テーブル10の下に配置されている。結び目形成機構50は、保持機構60において係合される紐400の部分と係合して該部分と結び目401を形成し、結び目401との係合を解くように作動され得る結び目形成リップ55を含んでいる。

このように、結び目形成リップは、作業テーブル10の下で結び目401を用いてループを閉じる。

ロッカー・アーム103、保持機構60、結び目形成機構50、および結束機械における夫々の相互協働は、例えば仏国公開公報FR2,790,732の特に5〜9ページや図1、図2、図5、図6、図7、図8(可動アーム)、および仏国公開公報FR2,736,618の特に7ページの28行目〜8ページの11行目(結び目形成機構)並びに8ページの16行目〜11ページの13行目(保持機構)から、本質的に公知である。これらの文献は必要に応じて参照可能である。

この場合、結び目形成機構50と保持機構60は、少なくとも大部分が筐体内に収容される。

装置1は作業テーブル10の上に自由領域を有し、紐400を巻き付けて結び目を形成するように物品500はアーム103に対して定位置に移動され、ラベル付け機械200に移動されることが、この自由領域によって可能となる。作業テーブル10に対する物品500の移動は、自由領域の一部または移送の領域に物品500を移送することと考えられる。上述の移送の領域は、矢印A(図1において左右に方向付けられる)によって示される物品の移送方向または前方に実質的に延在している。

ここに記載した実施例では、物品は、図1において左から右に向かう方向Aに概ね真っ直ぐ移送される。物品は、例えば曲げを有する、より複雑な路を辿ってテーブル10に対して移動されてもよい。つまり、方向という用語は、この場合、数学的な印象に制限される必要はない。

物品500の移送は、テーブル10に対する上記後者の移動を含み、該移動は少なくとも部分的に作業テーブル10と接触して行われ得るが、必須ではない。

ここで、作業テーブル10を示す透視図である図2を参照する。

作業テーブル10は、この場合、板金から実現される略平坦な本体23を備えている。本体23は略長方形である。

作業テーブル10における開口部11は移送方向Aに略細長い形状を有している。この場合、移送方向Aは本体23の長手軸方向に対応している。

本発明では、開口部11はスロット17として少なくとも部分的に構成され、スロット17は紐400のループの一部を通し、物品500の移動の少なくとも一部にわたって作業テーブル10の下で結び目401を保持するために設けられている。

図3により良く示されるように、スロット17は移送の領域の少なくとも一部に沿って、この場合、移送方向Aに延在している。スロット17は、移送方向Aにおいて結び目形成リップ55の右側から結び目形成リップ55から遠く離れた位置まで実質的に延在している。このように位置決めされることで、スロット17は、結び目401が結び目形成リップ55から解放されると直ぐに捕捉するのに適している。したがって、作業テーブル10の底側のスロット17の輪郭は、結び目401のための支持部や案内部を形成している。

スロット17は幅Lを有している。この場合、幅Lはスロット17に沿って略一定である。幅Lは紐400の直径よりも大きく、結び目401の直径よりも小さい。

一変形例では、スロット17の幅Lはオペレータによって調節可能である。スロット17は、使用される紐400の断面に適応される。スロット17は、例えばスロット17を開閉する作業テーブル10の可動部を制御する調節ねじを操作、または作業テーブル10を他の作業テーブルと交換することで調節され得る。スロット17の幅Lが夫々異なる幾つかの作業テーブルの組が設けられてもよい。

結び目形成工程では、ループに対応する紐400の部分が引っ張られる。結び目401が結び目形成リップ55から解放されるとき、結び目401は物品500の方に、つまり作業テーブル10の方に付勢される。この付勢により、結果として、紐400が後退および/または物品500が拡張される。

例えば、弾性紐400を用いることにより紐400の弾性的後退が実現される。物品500の拡張は、物品が、例えば一束の薔薇のように、自然に拡張する傾向を有する度に行われる。

結び目401は、作業テーブル10の本体23の底面にぶつかっている。したがって、結び目401は、案内部17の周囲において作業テーブルの下で支持される。結び目401は、結び目形成リップ55の略右側において作業テーブル10の下で保持されたままである。物品500は、作業テーブル10の上に配置されたままであり、例えば作業テーブル10の上部に配置されるか上方で保持される。紐400のループは、物品500と結び目401との間で結び目形成リップ55に近いスロット17の端部において開口部11を通って延在している。

物品500が作業テーブル10に対して移動されるとき、スロット17は結び目401を作業テーブル10の下で維持したまま紐400のループを案内する。

物品500が移送方向Aにおいて移送の領域およびスロット17に沿って移動されるとき、結び目401は作業テーブル10の下でスロット17の周囲に対して摺動される。物品500および結び目401は、移送方向Aにおいて並進的に移動可能であり、作業テーブル10の一部によって垂直方向に互いと離間されて保持される。この配置は、スロット17に沿った移動中の中間位置において、図12に概略的に示されている。

ここに記載した実施例では、開口部11は、スロット17の他に、実質的に移送方向Aにおいて以下のように配置される異なる連続部分、つまり、 ‐ ロッカー・アーム103の通路部分13と、 ‐ スロット17の上流における紐400の通路部分15と、 ‐ 間隙21の形態にある、スロット17の下流における結び目401を解放するための拡張部分、を備えている。

開口部11の各部はその近隣に開口している。つまり、移送方向Aに略平行な方向において、開口部11の一部から他の部分へと通ることが可能である。

アーム103の通路部分13は、アーム103が作業テーブル10を通ることができるように選択された形状および寸法を有している。矢印Bによって示される方向における軸XX回りの回転中、旋回アーム103の自由端部105は通路部分13を通って作業テーブル10の下方に突入される。変形例では、作業テーブル10とアーム103は、アームの移動が作業テーブル10を迂回するように相互に配置されている。この場合、開口部11は通路部分13を有さなくてもよい。

紐400の通路部分15は、結び目形成リップ55の上流で、且つロッカー・アーム103の通路部分13の下流で通路部分13に連続して形成される。通路部分15は、アーム103が下降する際の紐400の通路に適応される形状および寸法を有している。したがって、一本の紐400は、作業テーブル10の上における物品500と作業テーブル10の下におけるアーム103の自由端部105との間で引っ張られる。

スロット17は、紐400の通路部分15の下流で、該通路部分15に連続して延在する。スロット17は、結び目形成リップ55の略右側で通路部分15と再結合される。結び目形成リップ55の上流では、結び目が形成されていない紐400が、結び目形成リップ55と係合されるよう結び目形成リップ55まで通路部分15を通って正確に案内される。

通路部分15の方向付けは、旋回アーム103が保持機構60の方に下降する際に紐400を案内するよう、本実施例では、ブラケット104の支持部の側に向けられた方向に紐400を押すことにより案内するよう、構成されている。この場合、通路部分15およびスロット17は、作業テーブル10の主面における方向転換によって区別される。方向転換は、例えば図5から分かる。他の実施の形態では、通路部分15およびスロット17は互いの略延在上にあり位置合わせされる。スロット17は結び目形成リップ55の下流で通路部分15から延在される。

スロット17の下流では、間隙21は、ここではスロット17に関して開口部11の拡張部分の形態で設けられている。スロット17は間隙21に開口されている。この場合、間隙21は略円形の形状を有している。間隙21の形状および寸法は、作業テーブル10の底領域から作業テーブル10の上方に位置する領域までの結び目401の通路に適している。つまり、間隙21は結び目401の解放通路を形成している。

スロット17に沿った結び目401の摺動の終わりでは、結び目401が間隙21に到達して間隙21を交差する。紐400が後退および/または物品500が拡張される結果、紐400は、物品500の近傍に結び目401を付勢する。

間隙21は、移送方向Aにおいて結び目形成リップ55から遠く離れて位置している。物品500の移送方向Aにおいて、移送方向Aに結び目形成リップ55から間隙21を離す距離は、開口部11のスロット17の長さに実質的に対応している。図示した実施の形態では、スロット17の長さは約170ミリメートルである。変形例では、スロット17は35ミリメートル超過した長さを有している。

したがって、結び目は、物品が結び目形成リップから遠く離れている場合にだけ物品の方に作業テーブルを交差し得る。そのため、移送方向において結び目形成リップと結び目解放間隙との間に位置する空間は、追加的な梱包ステーション、例えば、ラベル付け機械200等を組み込むために使用され得る。

オプションとして、結び目形成機構55は、図示するように、結び目形成リップ55の上方に配置される板51を備えている。板51には、ノッチ53が設けられている。ノッチ53は、移送の領域(図2において左の方向)の上流の方に開口されている。ノッチ53の底は、結び目形成リップ55の略右側で、その上方に配置されている。アーム103が下降する前に、紐400はノッチ53を通って板51と交差する。

作業テーブル10は板51と平行に固定される。作業テーブル10は、板51と作業テーブル10との間に垂直ギャップが維持されるように、板51の略上方で保持されている。図3に示す該ギャップは、例えば作業テーブル10を結束部1の残りの部分に固定するために作業テーブル10に設けられるオリフィス12において、作業テーブル10とフレーム101との間に選択された厚さの座金を介在させることにより調整され得る。ギャップは結び目401の直径よりも大きい。

一旦結び目形成リップ55から解放されるとき、結び目401は、ノッチ53の底の近傍において板51のノッチ53を通過する。

ここに記載した実施例では、ノッチ53の輪郭は結び目形成工程中に紐400を支持する機能を有している。変形例として、紐400は、結び目形成工程中に他の部材によって保持されてもよい。結束部100は板51を有さなくてもよい。

図示した実施例では装置1は半自動式である。物品500の移動は、物品500を手動で移動させるオペレータによって行われる。

自動の実施の形態では、結束部100は機械または生産ライン内に組み込まれているため、結束ステーションを構成している。物品500は、搬送システムを用いて移動される。搬送システムは、一つずつ物品500を移動するために構成されている。物品500は、結束ステーションの移送の領域を通過する機械の移送路に沿って連続的にまたは少しずつ移動される。一般的に、動作や構造は同様のままである。しかしながら、結束機械は、搬送システムと協働するようある点では適応される。例えば、構造101およびケーシング102は、梱包ラインの他の部分と共通でもよい。

構成が自動式か半自動式かに関わらず、スロット17は、物品500がオペレータまたは搬送システムによって駆動されている間一旦紐400に結び目が形成されるとき、物品500の移動の案内を可能にする。

変形例では、スロット17は作業テーブル10の主面に含まれるが、移送方向Aに対して零以外の度を形成する方向に延在している。そのため、結び目401は、移送方向Aに対して略垂直な方向にオフセットされることで案内され得る。結び目401によって閉じられた紐400のループは、実質的に物品500の延在方向において物品500の周りで移動され得る。例えば紐400のループは、花束の花の茎の根元の周りに配置されて結び目が形成され、結び目が形成された後に花束の花の方に押し上げられてもよい。

作業テーブル10によって保持される結び目401を引っ張る紐400の引っ張りにより、結び目401自体の締め付けが増加される。これにより、結束の信頼性が改善される。誤って結び目を緩める可能性が減少される。

図示した実施例では、作業テーブル10には偏向器25が追加的に設けられている。偏向器25は、本体の23の面、この場合、底面から突出している。図8に示すように、偏向器25は、物品500の移送方向Aの方向に開口されることにより、本体23の面と角度αを形成している。この場合、角度αは18度〜25度、例えば約20度である。

作業テーブルは板の一般形態を有し、偏向器は板の主面に対して垂直方向にオフセットされた板の一部分として構成されている。したがって、作業テーブルの製造は簡単で安価である。例えば作業テーブルは、板金を構成することで得られ、偏向器25は板の一部を曲げることで得られる。生じ得る鋭利な縁は、紐400やユーザを誤って切るリスクを減少するために追加的に機械加工され得る。

開口部11のスロット17は、結び目形成リップまたは下流端部18から遠く離れた端部を備えている。偏向器25には、下流端部18に貫通孔が設けられている。下流端部18は偏向器25に沿って部分的に延在している。そのため、下流端部18は、物品500の移送方向Aと角度αを形成する方向に延在している。結び目401を解放するための間隙21は、偏向器25を通り、スロット17の下流端部18の下流端部で、偏向器25の自由端部の近傍に配置されている。

図8からより明らかなように、偏向器25とそこに配置されるスロット17の下流端部18は、本体23と空間Dを画成している。略垂直方向における空間Dのサイズは、角度αに対応して移送方向Aに進むにつれて略連続的に増加する。

ここに記載した実施例では、下流端部18は特定の構造を有している。下流端部は、間隙21を通って結び目401が解放される前に下方に結び目401を案内するよう配置されている。

動作中、一旦結び目401が結び目形成リップ55から解放されるとき、結び目401は案内スロット17に沿って案内される。結び目401が下流端部18に沿って偏向器25と接触するとき、偏向器25によって下方にオフセットされる。物品500は、例えば接触によって作業テーブル10の本体23の上方で保持されたままである。そのため、紐400のループは、略垂直方向に物品500と結び目401との間で引っ張られる。

したがって、動作中、結び目401は物品500から離れるように、この場合、下方に移動される。紐400のループにおける通路部は、例えば図15に示すように開口されている。したがって、例えばラベルを固定、および/または物品500とそれを囲う紐400との間に物体を挿入するために紐400の非係合部分に介入することが簡単である。このような動作は、作業テーブル10の上方での移動を妨害することなく作業テーブル10の下で実現され得る。

したがって、結び目401の近傍にある紐400のループの一部は、空間Dにおいてアクセス可能となる。上記構成は、図13および図15に概略的に示されている。作業テーブル10の下で保持されるループの部分は自由領域を画成している。自由領域の形状および寸法は、空間Dおよび紐400が周回される物品500の部分の関数である。空間Dは、結び目401と物品500との間に延在される紐400の一部へのアクセスを提供している。アクセスは、移送方向Aを横断するよう行われる。このようなアクセス可能性により、手動の動作または自動梱包ラインにおける補助的ステーションの追加の何れかにより、梱包中の紐400への介入が可能となる。

梱包サイクルにおける上記段階では、結束/束化のための様々な追加的な動作が実現される。

例えば花束を実現する場合、花の茎と結び目401との間の自由領域は、植物保護製品の小袋および/またはラベルを挿入するために利用され得る。他の実施例では、紐400と、紐400によって囲われる圧縮容器との間にストローが滑り込んでもよい。

一般的に、作業テーブル10の下に位置する空間は、上に位置する空間よりも乱雑でない。特に、自動設置において、物品500を搬送するシステムは、物品500に特異的に適応される支持部を支持するベルトまたはバンド・システムをしばしば有している。作業テーブル10の上方で行われる全ての動作は、物品500や支持部の通路を妨げるリスクを有している。結び目形成リップ55の下流にある作業テーブル10の下に位置する領域は、それほど乱雑でない。ここでは、結束手順のために追加的な梱包手段を設置するのがより簡単である。

図示した実施例では、略平坦な形状を有する本体23は、物品500を支持することを意図している。

ここに記載した実施例では、偏向器25は本体23から下方に突出し、結び目401を下方に引っ張ることを意図している。その結果、形成される空間Dは、移送領域に対して作業テーブル10の反対側に位置している。残りについては、作業テーブル10の上表面が略平坦なため、物品500の移送方向Aは水平方向に配置され得る。

変形例として、空間Dは作業テーブル10の上方に形成され得る。偏向器は、作業テーブル10の本体23の上面から突出するよう配置され得る。この場合、スロット17の下流端部18および結び目401を解放するための間隙21は、作業テーブル10の本体23に配置される。偏向器25は、物品500が進行するにつれて物品500をそらす、この場合、上昇させることに適している。移送されるとき、物品500は曲げられる。上記変形例により、作業テーブル10の主面の上方で動作する追加的な梱包ステーションが追加される。これは、例えば主面の下に位置する空間が占有されている場合に望ましい。

図1〜図5および図10〜図13に示す実施例では、形成された空間Dは、物品500を囲う紐400にラベル付けするために使用される。図1におけるラベル付け機械200は、ラベル300が空間Dに配置されるよう設けられる。

この場合、ラベル付け機械200は、ラベル300を用いて袋を閉じるために設けられ使用される半自動装置を備えている。例として、Kwik Lokから販売される参照番号「086A」または「086AS」として公知のタイプの装置がラベル付け機械200として使用され得る。既存の機械を使用することで、装置1の設計費用が低減される。更に、結束装置1は、要件についてラベル付け機械200を他の機械と置き換えることで簡単にモジュラー式にされ得る。変形例として、ラベル付けステーションは米国特許公報US4,171,602に記載されるものと同様でもよい。

ラベル300は、スロット17の一部の右側において、ラベル付け機械200の能動部分、この場合、結び目401を解放するための間隙21の上流において偏向器25と作業テーブル10の本体23との間に形成される空間Dに保持される。このような位置決めは、例えば図10および図11に示される。ラベル300は固定部301および本体302を有している。

固定部301は、この場合、結束ステーション100の上流側に向かって開口されているノッチを備えている。ラベル300は、作業テーブル10に関して不動となるよう保持されている。ラベル300は、ラベル付け機械200の能動領域によって保持されている。上記の位置では、ラベル300のノッチは、偏向器25と作業テーブル10の本体23との間の空間Dに配置されている。

物品500が進行するとき、結び目401が間隙21を通って解放される前に、空間Dにおいて保持される紐400のループの一部がラベル300のノッチに挿入される。ラベル付け機械200の止め具は、一本の紐400のループがノッチを貫通したとき、移送方向Aにおけるラベル300の移動を無効にする。

この場合、ラベル300のノッチは、一本の紐400がノッチを貫通することを容易にし、反対方向に紐400がノッチから誤って後退されることを防止するように配置される形態にある。ノッチの形態および寸法は使用される紐400に適応され得る。

ノッチの形態は、袋を閉じることを目的としたクロージャについて例えば欧州公開公報EP0053390に記載されている。紐400に適応される同様の形状および寸法のノッチが、結束装置1のラベル300に構成され得る。

移送方向Aに進行され続けるとき、一本の紐400は、間隙21に到達するまでノッチに挿入され、結び目401が解放される。それにより、物品500、それを囲う紐400、および一本の紐400に固定されるラベル300が、装置1から引き出され得る。

一旦紐400に結び目が形成された後に単に紐400にラベル300を取り付けることにより、物品500とラベル300の相対的な位置決めが正確になる。一旦ラベル300が引き出されるとき、ラベル付け機械200は、ラベル付け機械200の能動領域を用いて空間Dに新しいラベル300を配置する。新しいラベル300は、以下の動作サイクルにおいて物品500をラベル付けするために使用される。

ここに記載した実施例では、ラベル300における一本の単一の紐400の係合がラベル付けには十分である。変形例として、結び目401の両側にある二本の紐400のループがラベル300のノッチに係合され得る。このためには、ラベル付け機械200の能動領域によるラベル300と空間Dとの相対的な位置決めが移送方向Aにおいて調節される。ラベル300は、例えば移送方向Aにおいて更なる上流で保持される。この場合、結び目401は、二本の紐400のループがラベル300のノッチに一旦挿入された後にだけ間隙21と交差する。

このように束化された物品500は、物品500と結び目401との間に配置されるラベル300を有している。物品300の周りの紐400のループに沿ったラベル300の指標付けがこのように改善され、維持される。結び目401は、両方向における紐400に沿ったラベル300の滑りを無効にしている。

図1に示す実施の形態では、ラベル300は、リールの形態で貼り付けられた状態で事前に保管されている。リールのラベル300のノッチを開口する方向は整列している。つまり、ラベル300のノッチは、リールの巻き戻し方向Eに方向付けられ、任意の方向であるが移送方向Aとは反対の方向に方向付けられている。このような構成は、半自動設置に特に好適である。オペレータは、少なくとも一本の紐400がラベル300にロックされるまで物品500を移動し、ユニットを略上方向に、移送方向Aとは反対の方向に引っ張ることで、束化されてラベル付けされた物品500を引き出す。

搬送システムを備える梱包ラインの自動化された構成に好適な他の実施の形態では、ラベル付けステーションが適応される。ラベル300のリールの巻き戻し方向Eは、移送方向Aに対して略垂直方向に方向付けられる。そのため、ラベル付け機械200の位置は、方向Aにおける物品500の移動が妨害されない位置である。ラベル300は、ラベル300のノッチがリールの巻き戻し方向Eに対して垂直方向に方向付けられるようにしてリールに搭載される。つまり、結束ステーション100に関して長手軸方向に構成される代わりに、ラベル付けステーション200は結束ステーション100に対して横断するよう動作される。ラベル300は、移送方向Aに対して略垂直な方向において間隔Dで移動され保持される。

物品500が間隙21を超えて搬送されるとき、ラベル付け機械200の止め具は、少なくとも一本の紐400のループの周りに一旦係合された後にラベル300を剥がすために後退する。ラベル300は、紐400のループによってラベル付け機械200の能動部分から引き出される。束化されてラベル付けされた物品500は、移送方向Aにおいて梱包ラインに沿った経路を搬送され続ける。追加的なステーションが装置1に設けられてもよい。

ラベル付け機械200は、切るか破ることでラベル300をリールの残りから離し、配置してサイクル中に空間Dで保持するよう構成される。リールからのラベル300の分離は、紐400が挿入される前に実現されても、またはラベル300が空間Dから引き出されるときに行われてもよい。変形例では、ラベル300は例えば積層されて着脱式に保管される。ラベル付け機械200はラベル分配器と呼ばれ得る。

横断するように動作するラベル付けステーション200は、半自動結束装置において使用されてもよい。

これまで説明した実施例では、作業テーブルが作業面となり、該作業面は、作業面の第一の側(テーブルの上部)から移動する物品と、作業面の第二の側(テーブルの上部)にある結束部材との間に挿入される。テーブルの上部は、作業面の反対に位置する空間に対応する。テーブルの底部は、作業面の裏に位置する空間に対応する。作業面のスロットは、一般的に移送方向に延在している。スロットは、移動の少なくとも一部にわたって作業面の第二の側で結び目を保持するよう配置されている。

他の態様では、本発明は、作業面を実現するよう既存のラベル付け機械または袋を閉じるために設けられた機械と互換性があるように既存の結束/束化機械を具備することを意図する付属品も網羅する。例えば、このような付属品は図7〜図9に示すように構成され、例えば既存の作業テーブルを置き換えることで上述の作業テーブル10を形成するよう既存の結束機械に組み立てられることに好適な板の形状を有してもよい。

また、本発明は結束方法にも関わり、該結束方法では、公知の装置のように結び目が形成された後に結び目を完全に解放する代わりに、結び目形成工程に続く梱包動作を容易にするために、結び目は物品からある距離を置いて保持および/または離間される。

本発明による任意の部材によって支持される作業面に関して、作業テーブルは、略水平方向に方向付けられ、移送領域の最下限を定める特徴を追加的に有している。作業テーブルは、その上で移動する物品を支持するといった有利な追加的な機能を有し得る。それにも関わらず、作業テーブルの上記特徴は、本発明を実施するのに必要な特徴を有していない。

つまり、 ‐ 本発明による作業面は略水平でもよいが、その上方に配置される結束部材と移送領域の最上限を定める。 ‐ 作業面は、例えば垂直方向のように、水平方向に対して斜めに配置され得る。作業面が垂直方向に配置される場合、物品と結び目は横方向に分離される。

図示した実施の形態では、作業面および物品を支持する表面は同一または少なくとも同じレベルであり、作業テーブルによって支持される。変形例として、作業面および物品を支持する表面は、結束装置の異なるレベルで配置されることを含み、異なる構成要素の形態で実現され得る。

本発明は、例として前述した実施の形態に制限されないことは明らかであるが、特許請求の範囲の枠組み内で当業者が想定できる全ての変形例を組み込む。

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