Rotary piston drive mechanism

申请号 JP50582895 申请日 1994-07-29 公开(公告)号 JPH09500948A 公开(公告)日 1997-01-28
申请人 デリオ・メディカル・インストゥルメンツ・リミテッド; 发明人 シャー、エリエ;
摘要 (57)【要約】 駆動機構は、チャンバ(2)内のピストン(3)の連続した長手方向の往復運動を一方向の回転に変換する。 その機構は、シリンダ(1)またはチャンバ(2)のいずれかに形成され、そしてピストン(3)およびチャンバ(2)のうちの他方から突出するガイド部材(9)を受け入れるために適合した閉じた 波形 の溝(8)を利用している。 ピストン(3)がいずれかの方向に長手方向に移動させられるとき、溝(8)が、回転させるガイド部材上を滑る。 波形の溝(8)の頂点(13)は、ガイド部材が後戻りせずに、しかしその代わりに溝(8)を通る一方向に作動するのを保証するために、輪郭が描かれ、或はゲート構造(21)を備えるかのいずれかがなされている。
权利要求
  • 【特許請求の範囲】 1. ハウジング内のピストンの直線的な往復運動をその長手方向の軸の回りの一方向のみのそのピストンの回転に変換する装置であって、上記装置が、 上記ピストンおよび上記ハウジングのうちの一方に形成され、そして全体的に方向を交互に変える一連の溝セクションを備えた無端の波形のガイド溝と、 上記ハウジング内の上記ピストンの直線的な運動に応じて、上記ピストンを上記軸の回りに上記ハウジングに対して回転させる運動変換手段であって、上記ピストンおよび上記ハウジングのうちの他方に固定され、そして実質的に径方向に、そして上記ガイド溝内に突出する少なくとも一つのガイド部材を備えた運動変換手段と、 上記ピストンの直線的な往復運動に応じて、上記ガイド部材を相続く溝セクションの周囲への前方に上記ガイド部材を向ける一方、直前に進んできた溝セクション内へのそのガイド部材の逆方向の運動を防ぐ方向付け手段とを備え、 そこでは、上記溝セクションの相続く各対が、それぞれの頂点で交差し、そして、相続く頂点が、全体的に反対方向に向き、そして 加工ヘッド部が、直線的な往復動のそして一方向の回転の組合わされた上記ハウジングの外部作業を行うための上記ピストンに固定されている装置。 2. 上記溝セクションが、全体的に基部側そして全体的に末端側の方向に交互に傾斜している請求項1に記載の装置。 3. ハウジング内のピストンの直線的な往復運動をその長手方向の軸の回りの一方向のみのそのピストンの回転に変換する装置であって、上記装置が、 上記ピストンおよび上記ハウジングのうちの一方に形成され、そして全体的に方向を交互に変える一連の溝セクションを備えた無端の波形のガイド溝と、 上記ハウジング内の上記ピストンの直線的な運動に応じて、上記ピストンを上記軸の回りに上記ハウジングに対して回転させる運動変換手段であって、上記ピストンおよび上記ハウジングのうちの他方に固定され、そして実質的に径方向に、そして上記ガイド溝内に突出する少なくとも一つのガイド部材を備えた運動変換手段と、 上記ピストンの直線的な往復運動に応じて、上記ガイド部材を相続く溝セクションの周囲への前方に上記ガイド部材を向ける一方、直前に進んできた溝セクション内へのそのガイド部材の逆方向の運動を防ぐ方向付け手段とを備え、 そこでは、上記溝セクションの相続く各対が、それぞれの頂点で交差し、そして、相続く頂点が、全体的に反対方向に向き、そして 上記方向付け手段が、各頂点を越えて、上記溝を越えて上記前方にのみ上記ガイド部材を押しやるための各頂点に隣接した上記溝内に突出したピン部材を備えた装置。 4. 上記ピン部材が、上記各頂点を越えて上記ガイド部材を押しやるための、各溝セクションの端部に近接した上記溝内に弾性的に突出させられた請求項3に記載の装置。 5. 上記ピン部材が、これを越えた上記ガイド部材の通路を許容するために、上記溝から引っ込むことに抵抗させられる上記ガイド部材に応じ、かつ上記溝を介して上記の変えられた方向に上記ガイド部材を強制的に押しやるための上記ガイド部材の上記通路に応じる手段を含んだ請求項4に記載の装置。 6. ハウジング内のピストンの直線的な往復運動をその長手方向の軸の回りの一方向のみのそのピストンの回転に変換する装置であって、上記装置が、 上記ピストンおよび上記ハウジングのうちの一方に形成され、そして全体的に方向を交互に変える一連の溝セクションを備えた無端の波形のガイド溝と、 上記ハウジング内の上記ピストンの直線的な運動に応じて、上記ピストンを上記軸の回りに上記ハウジングに対して回転させる運動変換手段であって、上記ピストンおよび上記ハウジングのうちの他方に固定され、そして実質的に径方向に、そして上記ガイド溝内に突出する少なくとも一つのガイド部材を備えた運動変換手段と、 上記ピストンの直線的な往復運動に応じて、上記ガイド部材を相続く溝セクションの周囲への前方に上記ガイド部材を向ける一方、直前に進んできた溝セクション内へのそのガイド部材の逆方向の運動を防ぐ方向付け手段とを備え、 そこでは、上記溝セクションの相続く各対が、それぞれの頂点で交差し、そして、相続く頂点が、全体的に反対方向に向き、そして 上記溝が、第一および第二の対向する側壁を有し、上記ガイド部材が、各溝セクションにおける負荷軸受および無負荷軸受側壁を形成するために上記溝の相続くセクションにおける上記第一および第二の側壁に対して強制的に支え、そして上記方向付け手段が、 負荷軸受側壁上の各頂点における、上記ガイド部材の次の相続く溝セクションへのこれに沿った前方向の滑らかな再方向付けされた運動をさせるための、上記ピストンの長手方向軸に関して対称に位置する滑らかな弓形セクションと、 無負荷軸受側壁上の各頂点における、上記ガイド部材が上記の対称な弓形セクションによる次の相続く溝セクション内へ再方向付けされる前に、上記溝内にて上記ガイド部材による通過がなされるように、上記ピストンの長手方向軸に関して非対称に位置する不連続な方向移行部とを備えた装置。 7. 各溝セクションへの入口部における負荷軸受溝側壁が、各溝セクションへの上記ガイド部材の進入を容易にするために、上記溝セクションよりも小さい傾斜の短いカム面を有する請求項6に記載の装置。 8. 上記短いカム面が、直前に通って来た上記溝セクションの無負荷軸受側壁との交差部を形成し、この交差部が、上記の滑らかな弓形セクションに向けて突出した、そして上記ガイド部材が次の相続く溝セクションに向けられる前に、上記ガイド部材による通過がなされるように位置した尖った縁部を形成する請求項7に記載の装置。 9. 上記方向付け手段が、上記ガイド溝および上記ガイド部材から長手方向に間隔があけられた位置で、上記ピストンおよび上記ハウジングと係合している請求項6に記載の装置。 10. 上記ハウジングの外側に配置され、上記ピストンとともに往復運動および回転運動するために上記ピストンに固定された加工ヘッド部をさらに備えた請求項6に記載の装置。 11. 上記ハウジング内で上記ピストンを長手方向に往復運動させる駆動手段をさらに備え、この駆動手段が、第一の長手方向の方向に上記ピストンを押しやるために上記ピストンの一側の上記ハウジングに加圧された流体の相続くパルスを適用する流体駆動手段を備えた請求項6に記載の装置。 12. 上記駆動手段が、上記第一の長手方向の方向とは逆の第二の長手方向の方向に上記ピストンを進め、そして加圧された流体の上記パルスの間の区間の間、上記第二の長手方向の方向に上記ピストンを作動させる弾性手段をさらに備えた請求項11に記載の装置。 13. 上記流体駆動手段が、上記ピストンの対向する端部に差動的に流体の上記パルスを適用する手段を含んだ請求項11に記載の装置。 14. 上記ハウジングにて上記ピストンを長手方向に往復運動させる駆動手段をさらに備え、上記駆動手段が、上記ピストンと上記ハウジングの外側に配置された原動機との間に機械的結合部を備えた請求項6に記載の装置。 15. 上記溝が上記ピストンに形成され、そして上記ガイド部材が上記ハウジングから上記溝内への突出部である請求項6に記載の装置。 16. 上記溝セクションの各々が、相続く頂点間の実質的に全長にわたって一定の傾斜を有している請求項6に記載の装置。 17. ハウジング内のピストンの直線的な往復運動をその長手方向の軸の回りの一方向のみのそのピストンの回転に変換する装置であって、上記装置が、 上記ピストンおよび上記ハウジングのうちの一方に形成され、そして全体的に方向を交互に変える一連の溝セクションを備えた無端の波形のガイド溝と、 上記ハウジング内の上記ピストンの直線的な運動に応じて、上記ピストンを上記軸の回りに上記ハウジングに対して回転させる運動変換手段であって、上記ピストンおよび上記ハウジングのうちの他方に固定され、そして実質的に径方向に、そして上記ガイド溝内に突出する少なくとも一つのガイド部材を備えた運動変換手段と、 上記ピストンの直線的な往復運動に応じて、上記ガイド部材を相続く溝セクションの周囲への前方に上記ガイド部材を向ける一方、直前に進んできた溝セクション内へのそのガイド部材の逆方向の運動を防ぐ方向付け手段とを備え、 そこでは、上記溝セクションの相続く各対が、それぞれの頂点で交差し、そして、相続く頂点が、全体的に反対方向に向き、そして 上記溝が、第一および第二の対向する側壁を有し、上記ガイド部材が、各溝セクションにおける負荷軸受および無負荷軸受面を形成するために上記溝の相続くセクションにおける上記第一および第二の側壁に対して強制的に支え、 そして上記方向付け手段が、 各溝セクションの端部を分離する頂点に隣り合う負荷軸受面に各々形成される複数の凹所と、 各凹所内に配置された複数のゲート部材とを備え、各ゲート部材が、 上記凹所から上記溝内に突出するために弾力的に偏倚し、そして前方に上記溝を進み、そして上記凹所を通る上記ガイド部材による上記弾力的な偏倚に抗して上記凹所内に押しやられるために形成され、上記ゲート部材が、上記の逆方向の移動において上記溝を介する上記ガイド部材の作動を防ぐ装置。 18. ハウジング内のピストンの直線的な往復運動をその長手方向の軸の回りの一方向のみのそのピストンの回転に変換する装置であって、上記装置が、 上記ピストンおよび上記ハウジングのうちの一方に形成され、そして全体的に方向を交互に変える一連の溝セクションを備えた無端の波形のガイド溝と、 上記ハウジング内の上記ピストンの直線的な運動に応じて、上記ピストンを上記軸の回りに上記ハウジングに対して回転させる運動変換手段であって、上記ピストンおよび上記ハウジングのうちの他方に固定され、そして実質的に径方向に、そして上記ガイド溝内に突出する少なくとも一つのガイド部材を備えた運動変換手段と、 上記ピストンの直線的な往復運動に応じて、上記ガイド部材を相続く溝セクションの周囲への前方に上記ガイド部材を向ける一方、直前に進んできた溝セクション内へのそのガイド部材の逆方向の運動を防ぐ方向付け手段と、 上記ハウジングの外側に配置されたドリルの刃先の形式の加工ヘッド部と、 上記加工ヘッド部を上記ピストンと共に回転させるように上記加工へッド部を上記ピストンに固定するが、上記加工ヘッド部が上記ピストンと共に長手方向に往復運動するのを防ぐ手段とを備えた装置。 19. 基部側および末端側端部を有するハウジングと、 長手方向の軸を有し、長手方向の往復運動のための上記ハウジング内に配置されたピストンと、 上記ピストンに固定され、そして上記ハウジングの上記末端側端部から外側へ延在するロッドと、 上記ロッドに固定され、そして上記ハウジングの外側の長手方向に延びたドリルの刃先と、 上記ハウジングに対して上記ドリルの刃先を連続的に長手方向に往復運動させるために、上記ハウジング内にて上記ピストンを長手方向に連続的に往復運動させる手段と、 上記長手方向の往復運動の方向変化に拘わらず一方向にのみ上記軸の回りに上記ピストンおよび上記ドリルの刃先を回転させるために、上記ピストンの上記連続した長手方向の往復運動に応じる上記ハウジング内の変換手段とを備えているドリル装置。 20. 上記変換手段が、 上記ピストンおよび上記ハウジングのうちの一方に形成される無端波形のガイド溝と、 上記ピストンおよび上記ハウジングのうちの他方に固定され、そして実質的に径方向に上記ガイド溝内に突出する少なくとも一つのガイド部材とを備え、 そこでは、上記ガイド溝が、全体的に基部側、そして全体的に末端側の方向に交互に傾斜した一連のセクションからなり、相続く溝セクションの各対が、それぞれの頂点で交差し、 上記長手方向の軸の回りの相続く周囲の位置における頂点が、交互に逆の、全体的に長手方向に向き、そして 上記ガイド部材を周囲の相続く溝セクション内への前方に向けさせる一方、直前に通った溝セクションへの上記ガイド部材の逆方向の運動を防ぐために、上記溝内に配置され、上記ピストンの直線的な往復運動に応じる方向付け手段を備えた請求項19に記載の装置。 21. 上記溝セクションが、相続く頂点間の長さの実質的に全長にわたって一定の傾斜を有する請求項20に記載の装置。 22. 上記方向付け手段が、上記頂点で上記ガイド溝の幾何学的な形態を備えた請求項21に記載の装置。 23. 上記方向付け手段が、上記溝を越えて上記前方にのみ、上記各頂点を越えて上記ガイド部材を押しやるために、各頂点に隣り合った上記溝内に突出した部材を備えた請求項21に記載の装置。 24. 上記溝が、第一および第二の対向する側壁を有し、上記ガイド部材が、各溝セクションにおける負荷軸受および無負荷軸受側壁を形成するために上記溝の相続くセクションにおける上記第一および第二の側壁に対して強制的に支え、そして上記方向付け手段が、 負荷軸受側壁上の各頂点における、上記ガイド部材の次の相続く溝セクションへのこれに沿った前方向の滑らかな再方向付けされた運動をさせるための、上記長手方向軸に関して対称に位置する滑らかな弓形セクションと、 無負荷軸受側壁上の各頂点における、上記ガイド部材が上記の対称な弓形セクションによる次の相続く溝セクション内へ再方向付けされる前に、上記溝内にて上記ガイド部材による通過がなされるように、上記長手方向軸に関して非対称に位置する不連続な方向移行部とを備えた請求項21に記載の装置。 25. 各溝セクションへの入口部における負荷軸受溝側壁が、各溝セクションへの上記ガイド部材の進入を容易にするために、上記溝セクションよりも小さい傾斜の短いカム面を有する請求項24に記載の装置。 26. 上記短いカム面が、直前に通って来た上記セクションの無負荷軸受側壁との交差部を形成し、この交差部が、上記の滑らかな弓形セクションに向けて突出した、そして上記ガイド部材が次の相続く溝セクションに向けられる前に、 上記ガイド部材による通過がなされるように位置した尖った縁部を形成する請求項25に記載の装置。 27. (a)ロッドを、取付けられたドリルの刃先と共に連続して直線的に往復運動させ、 (b)上記ロッドおよびドリルの刃先の連続した直線的な往復運動を、このドリルの刃先の組合わされた往復運動と一方向の回転運動とに変換するステップからなる穿孔方法。 28. チャンバ内のピストンの長手方向の往復運動が、ドリルの刃先の組合わされた往復運動と一方向の回転とに変換される穿孔方法であって、この穿孔方法が、 (a)上記ピストンと上記チャンバのうちの一方にガイドチャネルを提供し、 (b)上記ガイド部材を上記ピストンと上記チャンバのうちの他方から突出させて上記ガイドチャネルと係合させ、 上記ガイド部材と上記ガイドチャネルとの間の係合が、上記ピストンの長手方向の方向の変化に拘わらず上記ピストンの長手方向の往復運動に応じて一方向のみに上記ピストンを回転させ、そして (c)上記ドリルの刃先を長手方向に往復運動および上記ピストンと共に回転させるために、上記ドリルの刃先を上記ピストンに固定するステップからなる穿孔方法。
  • 说明书全文

    【発明の詳細な説明】 回転ピストン駆動機構関連出願の相互参照本出願は、1993年6月30日付けで出願された私の同時係属米国特許出願第08/083,760号の一部継続出願であり、それは、1992年3月25 日付けで出願された米国特許出願第07/857,556号の継続出願である。 それらの出願のその全体の開示は、ここに明白に組入れられている。 発明の背景 技術分野本発明は、直線的な往復運動を回転運動に変換する機構に関し、さらに詳しくは、その結果生じる回転運動が一方向である斯る機構に関するものである。 本発明は、組合わされた直線的な往復運動と一方向の回転とが要求される適用において特別な有用性を有している。 先行技術の検討先行技術において、あるタイプの直線的な往復運動を回転振動に変換する機構が知られている。 斯る機構は、以下の文献、米国特許第1,173,326号( Taylor)、米国特許第308,523号(Sergeant)、米国特許第4,265 ,434号(Hami1ton 他)、米国特許第4,484,510号(Hirzel)、 国際公開WO82/04293号(Archer 他)、およびソヴィエト連邦特許第222,095号(Kheyfets)に開示された装置により例示されている。 このタイプの装置は、典型的なものは空気圧または液圧で駆動され、その周縁部に所定長さの螺旋状の溝を有する往復運動するピストンを含んでいる。 ピン、ボール或は他の突出部のようなガイド部材は、ピストンのハウジングから上記溝内に延び、直線的なピストンの変位に応じて、ピストンをその軸の回りに回転させる。 そのピストンが直線的に往復運動させられるのにしたがって、上記ガイド部材および溝の配置は、上記ピストンを振動させるように回転させ、即ち、そのピストンは、末端側へのピストンの変位に応じて一方向に、そして基部側へのピストンの変位に応じて第二の方向に回転する。 ある適用のためには、例えばインパクトドリルのように一方向の回転と組合わされた連続した直線的な往復運動を有することが好ましい。 上述した先行技術の機構は、そのピストンを一方向のみに回転させることができない。 他方、回転移動と直線的な往復移動とを組合わせる他の先行技術の駆動機構があるが、それらの機構は、連続した回転移動を、重畳した直線的な往復運動を作り出すための基本的な運動として使用している。 発明の目的および概要本発明の目的は、ピストンの反復性の直線的な往復運動に応じて、一方向にピストンを回転させる方法および装置を提供することにある。 本発明のもう一つの目的は、反復性の直線的な往復移動を一方向の回転移動に変換する機構を提供することにある。 本発明のもう一つの目的は、ピストンの直線的な往復運動をピストンの一方向の回転に変換する機構を提供することにあり、そこでは、その直線的な往復運動は、単一の流体ラインのみを必要とする流体圧によりもたらされている。 本発明のさらなる目的は、連続した直線的な往復運動を、組合わされた一方向の回転および往復運動に変換する駆動機構を提供することにある。 さらに、本発明のもう一つの目的は、ステッパーモータ(stepper motor)としての使用のために正確に定められたステップで回転できる機構を提供することにある。 また、本発明の目的は、組合わされた回転および直線的な往復運動を備えた先行技術の駆動機構よりも少ない構成要素を使用した機構を提供することにある。 本発明によれば、直線的に往復運動するピストンは、その周縁部に無端の波形即ちジグザグ形状の溝即ちチャネルを備え、即ち、その溝は、限定された端を持たないようにそれ自身で閉じている。 ピン、ベアリングボール等のようなーまたはそれより多くのガイド部材は、周囲の円筒形状のピストンハウジングから突出し、そしてその溝内に進み、それにより、直線的なピストンの変位に応じてピストンを回転させる。 このピストンは、溝を幾何学的に形成すること、或はピストンを一方向にのみ上記溝を介して作動させる機構を提供することにより、一方向に回転させられる。 このタイプの配置に係わらず、そのピストンは、ピストンの反復性の長手方向の往復運動に応じてその一方向に回転する。 それ故に、そのピストンに取付けられた加工ヘッド部(working head)は、穿孔、切断、或は他の加工機能を遂行するために同様に作動する。 もし望むならば、その加工ヘッド部は、加工ヘッド部の直線的な往復運動をすることなく回転を作り出すために、 長手方向において、ピストンロッドから結合を解くことができる。 いずれの場合においても、クランクシャフトのような機構とは異なり、本発明の機構は、ピストンの往復運動の長手方向の軸と同軸に配置された軸の回りに加工ヘッド部が回転するのを許容している。 上記ピストンの各長手方向のストロークの端で、上記ガイド部材は、上記溝の頂点に位置している。 相続く頂点はそれぞれ度を定め、それにより相続くピストンのストロークの間で上記ピストンが回転する。 従って、本発明の上記機構は、正確な角度ステップで回転することが要求されるステッパーモータに使用されるのが理想的で好都合である。 一つの開示された実施例では、上記ピストンは、上記溝の頂点の近傍の非対称な幾何学的形状のために、一方向に回転させられる。 上記ピストンを逆方向に回転させるために、180°だけ上記非対称性を変え得るように、上記頂点の形態を調節可能にすることができる。 典型的なものとしては、この調節は、切断、穿孔、或は他の処理の開始前になされ、そして機械的、液圧、或は電気的手段によりなされる。 上記ピストンの直線的即ち軸方向の運動は、流体動力(液体または気体)により、或は直接的な機械的駆動により達成され得る。 流体駆動は、リターンスプリングを備えた単一の流体ライン、或は上記ピストンの両端部に交互に加えられる差圧のいずれを利用してもよい。 図面の簡単な記述本発明の上述した、そしてさらなる目的、特徴および利点は、以下の特有の実施例の詳細な記述を考察することにより、特に、種々の図における同じ参照番号が同様な構成要素を示すために使われている添付図面とともに観察するとき明らかになるであろう。 図1は、本発明の回転ピストン駆動機構の実施例の縦断面図である。 図2は、図1の機構の一部破断斜視図である。 図3は、本発明の回転ピストン駆動機構の別の一実施例の縦断面図である。 図4は、本発明の回転ピストン駆動機構のさらなる実施例の一部の縦断面の詳細図である。 図5は、本発明の回転ピストン駆動機構のさらに別の一実施例の縦断面図である。 図6は、本発明の回転ピストン駆動機構に使用されるガイド溝の一実施例の一部の図式的に平面に投影した図である。 図7は、本発明の回転ピストン駆動機構に使用されるガイド溝の改良された形状の一部の図式的に平面に投影した図である。 図8は、本発明の回転ピストン駆動機構のさらなる実施例の一部の縦断面図である。 図9は、図8のA−A線横断面図である。 図10は、本発明の回転ピストン駆動機構のさらにもう一つの実施例の縦断面図である。 好ましい実施例の記述本発明の回転駆動ピストン機構の一実施例は、特にここで参照される図1、2 および6に示されている。 ハウジング1は、内部の円筒形状のチャンバ2を有し、チャンバは、内部に配置された長手方向に移動可能なピストン3を備えている。 このピストンは、そこから末端側に延び、そして上記ハウジングの末端側端部に形成された孔6を貫いて出た縮小された径のロッド5を含んでいる。 Oリング4或は同様なシール部材が、チャンバ2の末端側端部と基部側端部とを圧力遮断するために、ピストン本体の回りに配置されている。 ロッド5は、末端側のチャンバ端部に配置されている。 ロッド5の露出した末端側端部は、そこに固定された加工ヘッド部7を有し、 その加工ヘッド部は、特有なタイプのヘッド部が、それ自身本発明の一部でないことを示すために、図中破線で表されている。 加工ヘッド部7は、切削ヘッド部、ドリルの刃先、或は長手方向に往復運動し、一方向に回転することの双方が要求される他の加工ヘッド部であればよい。 無端の波形の溝即ちチャネル8は、ピストン3の表面に形成されている。 溝8 は、上記ピストンの周囲に連続して延在し、そして図示する実施例では、交互に前方に傾斜し、そして後方に傾斜したセクションからなっており、それらは、各部合流部にてそれぞれの頂点で交差している。 一またはそれより多くのガイド部材9は、ハウジング1にそれぞれ角度間隔をあけて配設された孔内に固定され、 そして圧力シールされ、チャンバ2内に径方向内方に突出している。 特に、ガイド部材9は、図1の実施例では釘或はピンの形状をしており、そして溝8内に突出している。 図示する実施例では、二つの間隔をあけて配置したピン9は、ハウジング1を横切って直径上で対向する位置に設けられている。 異なる数の斯るピンを望むように使用してもよいことは理解されるべきである。 ピストン3が、チャンバ2内で長手方向に移動するのにしたがって、上記ピンおよび溝の配置は、 ピンを支持する溝8の壁に対するピンにより伝えられる接線方向の力の成分のために、ピストン3をその長手方向の軸の回りに回転させる。 図6の溝8の平面投影において最もよく示されているように、上記溝は、実質的に一定の幅と深さを有し、ピストン3を長手方向に二等分し、そして上記ピストンの中心の長手方向の軸を組込むいずれの平面に関しても対称となっている。 図6の破線1−1、2−2は、ピストン3上の同一の長手方向の線を構成している。 図示する溝8には、二つの完全な波があり、各波は上記ピストンの周囲の1 80°を占めている。 いずれの溝でも、使用される波の数は、使用されるガイド部材9の数に依存し、対応している。 上記溝の傾斜部の軸方向の振幅(即ち、相続く反対側の頂点間の軸方向の間隔)は、チャンバ2内のピストン3の長手方向の変位の範囲に依存する。 特に、上記ピストンのより長い往復運動のストロークのためには、上記長手方向即ち軸方向の振幅は、それに対応してより長くなければならず、より短いストロークのためには、上記振幅はより短くなければならない。 上記溝セクションの傾斜(即ち、上記ピストンの軸に対するそれらの角度) は、上記振幅およびピッチ(即ち、波のサイクルの数)の双方により決定されている。 各ストロークの間の角運動に対するピストンの長手方向の移動の比は、上記ピッチおよび振幅により決定される。 図6の実施例では、ガイド溝8は、相続く溝セクションの各対を有するように形成され、この溝セクションは、その対を結合する頂点を通って引かれた長手方向の線に関して対称に配置されている。 さらに、各溝セクションの傾斜は、そのセクションの長さにわたって一定となっている。 その対称性は、相続く長手方向のピストンのストロークの間、ピストンの回転角を同一になるようにしている。 一定の上記傾斜は、ストロークの間、上記回転を一定の角速度(angular rate or speed)にさせている。 しかしながら、それらの最終的な結果は、本発明の全ての適用に関して要求されないことは理解されるであろう。 従って、異なる溝セクションは、特別なピストンのストロークの間で角速度を変化させるために同一、或は異なる湾曲部および屈曲部を含んでもよい。 同様に、相続く溝セクションは、それらを結合している頂点に関して対称である必要はなく、それにより相続くストロークの間で、異なった角回転の動きを許容している。 いずれの溝セクションにおいても、上記湾曲部および屈曲部の特性は、ある制限でもって殆どどのような形態をしていてもよい。 第一に、上記屈曲部は、上記ピストンの回転方向を逆にするようなものであってはならず、そして第二に、上記溝セクションは、ガイド部材9を、上記セクションの一部を介して後戻りさせる(即ち、その一部において逆方向)形態であってはならない。 後戻りを回避することについて、排除された、或は許されない形態は、頂点の代わりに、二つの傾斜した溝セクションが第三の長手方向のセクションにて合流するもので、この長手方向のセクションを通して上記ガイド部材がピストンのストロークの終わりで一方向に作動し、そして、最初に次のピストンのストロークの初めで後戻りして、逆方向に作動する。 流出入ポート(flow port)10は、ハウジング1の上流側端部に形成されている。 ポート10は、チャンバ2の上流側端部内に加圧された流体(例えば、液体または気体)のシーケンシャルなパルスを伝えることができる流路(flow li ne)の適切なねじが形成されたコネクタを受け入れるために、ねじが形成されている。 上記チャンバの下流側の部分には、ピストン3およびチャンバ2の下流側の壁に当接したその端部を備えるロッド5の回りに巻付けられた螺旋状のスプリング11のような、弾性のある偏倚部材がある。 特に、ロッド5とより大きな直径のピストン3との間の移行部は、スプリング11の一端部が当接する上記ピストンの末端側端部上に、末端側に面した環状の肩部を形成している。 上記スプリングの他端部は、孔6を囲むチャンバ2の末端側端壁の環状部に当接している。 ポート10を介してのチャンバ2の基部側端部への正の圧力パルスの適用は、 ピストン3をスプリング11の偏倚力に抗して末端側方向に駆動する。 溝8は、 ガイドピン9に沿って乗らされ、その結果、それが末端側に作動するのにしたがってピストン3を回転させる。 上記圧力パルスが終了すると、スプリング11により及ぼされる上記偏倚力は、ピストン3を基部側方向に向けさせる。 このことは、上記圧力パルスの除去により上記ピストンの基部側に生じる負圧によって促進される。 さらに、上記ピストンの長手方向の運動は、溝8をガイドピン9に沿って進ませ、上記ピストンを回転させる。 適切な低摩擦の軸受12が、上記溝を通る上記ピンの作動を容易にするために、溝8内のピン9の部分の回りに配置されている。 以下の記述では、上記溝の側壁の表面は、負荷軸受および無負荷軸受として記述されている。 その負荷軸受面は、上記ピストンが一方の或は他方の長手方向に作動するのにしたがって、ピン9に向けて押しやられる壁に対応している。 例えば、上記ピストンが末端側に押しやられるとき、その基部側の溝の壁は負荷軸受である一方、その末端側の溝の壁は無負荷軸受である。 長手方向の作動方向とは無関係に、上記ピストンを一方向に回転させるために、溝8の頂点は、特別に輪郭形成されている。 特に、各頂点における上記溝の負荷軸受側壁は、上記頂点を越えての上記ピンの一方向の作動を容易にするために、丸みが付けられている。 その結果生じる弓形の形態は、上記ピストンの長手方向の軸に関して対称になっている。 他方、上記頂点における上記溝の無負荷軸受壁は、上記ピストンが長手方向を変えるのにしたがって、上記頂点を通るピストン9の継続的な前方への作動を保証するために、非対称に形成されている。 特に、上記頂点における無負荷軸受面は、より急な方向移行部を有し、即ち、それは弓形よりも鋭く、そして対向する丸みを付けられた負荷軸受壁の前方に配置されている。 ”前方に(ahead of)”により、傾斜した溝セクションの端に接近しつつあるピン9が、上記壁がピンを次のチャネルセクションに向けて効果的に再度方向付けする対向する丸みを付けられた負荷軸受壁における弓形の中央に到達する前に、無負荷軸受壁の先端を越えて僅かに通過することを意味している。 従って、上記ピストンの長手方向が変化し、そして上記溝の対向する壁を負荷軸受になるようにするのにしたがって、ピン9は、上記壁の先端を越えて充分に移動し、次の溝セクションに向け方向付けさせられる。 次の溝セクションへの上記ピンのこの前進をさらに容易にするために、上記無負荷軸受壁の短いセグメント13は、その溝の残りの部分よりも、上記ピストンの軸に対してより大きな角度で傾斜させられ、その結果、 上記ピンをその溝セクション内に案内する。 このように、セグメント13は、上記ピンを上記溝を通して前方に向けるカム面として役立ち、そしてその対向する溝の壁の上記弓形の中心部と長手方向に整列して配置される。 溝8のその対向する壁が、交互に負荷軸受面と無負荷軸受面として働くので、 相続く溝の頂点におけるそれらの形態は、丸みを付けられた対称から鋭い非対称へと交代する。 (a)適用される圧力パルスとリターンスプリングの偏倚とにより、長手方向に往復運動させらる上記ピストン3、および(b)長手方向の往復運動に応じた上記ピストンの一方向の回転の結果として、加工ヘッド部7は、一方向に回転しつつ長手方向に前後に作動する。 図1、2に示される実施例は、ハウジング1内に配置され、そしてピストン3 の表面に形成された溝8内に突出するピン9を有している。 しかしながら、そのピンは、またピストンに配置され、そして上記チャンバの壁に形成された同様な溝内に突出してもよいことが認識されるであろう。 図3に示される実施例では、上記偏倚スプリングは取り去られ、そしてその場所には、チャンバ2の末端側端部と連通する第二の流体流出入ポート14がある。 流体の圧力は、ピストン3をチャンバ2内で最初に一方の方向に、そして他方の長手方向に作動させる周期的な方法で、ポート10、14間で差動的に適用されている。 Oリング15は、上記チャンバの末端側端部における流体の圧力損失がないことを保証するために、ロッド6に対するシールを提供するために、ハウジング1の上記末端側端部に設けられている。 交互に変わる差動的な圧力の供給源は、従来のシャトル弁、流体の発振器、或は差動的な圧力パルスのいずれの従来の供給源であってもよい。 図4に示す実施例は、取付けねじ17、或は同様なものによりそれらのそれぞれの孔内に固定されたベアリングボール16によって置換されるガイドピンを示している。 ガイド部材としてのベアリングボールの使用は、ピストンの移動を容易にするために摩擦を減らしている。 図5に示すように、本発明のさらなる実施例は、駆動ロッド18を有する往復動モータ(図示せず)のような原動機により生じる上記ピストンに対する往復動させる長手方向の力を含んでおり、上記駆動ロッド18は、そこから延び、そしてピストン3のねじが形成された基部側端部の取付け部(fitting)と螺合するカップ形状のアダプタ20に固定されている。 この実施例では、そのハウジングは、その基部側端部で開口しており、そして末端側の孔6内のロッド6の回りの圧力シールがない。 適切な軸受19は、アダプタ20の基部側端部の孔を貫いて延在し、そしてロッド18は、このロッドのねじが形成された末端側端部と係合する適切なナット、或は同様なものにより、上記アダプタの内側の軸受に固定されている。 図7は図6と同様な図であるが、溝8を介しての上記ガイド部材9の連続的な前方への移動を容易にする別の配置を示している。 特に、滑らかに湾曲した末端側端部を有し、スプリングが装填されたピン21は、各溝セクションの端部にて、そしてその頂点の丸みを付けられた壁の湾曲部の丁度前で、負荷軸受壁を介して溝8内に突出している。 一つの斯るスプリングが装填されたピン21は、各溝セクションの端部に設けられている。 上記ガイド部材が上記溝セクションを介して移動するのにしたがって、それは負荷軸受壁に向けて押しやられ、そしてその壁に対して反力の成分を向ける。 上記ガイド部材が上記ピンの湾曲した端部に到達すると、この反力は、ピン21をその凹所内に押し下げるための上記偏倚スプリングに抗して働き、そしてガイド部材が滑らかに上記ピンを通過させるのを許容する。 一旦上記ガイド部材が上記ピンを通過させると、上記スプリングの偏倚力は、上記ピンを溝内に戻らさせる。 ピン21上の上記偏倚力の方向は、次の溝セクションに向いており、そして丁度越えてきた溝セクションに対して実質的に垂直になっている。 上記ピストンの長手方向の変化の際に、上記溝の対向する表面は負荷軸受となり、その結果、上記ガイド部材からの反力は、表面に対して向けられ、ピン21が貫いて突出する対向する表面に対してではなくなる。 従って、上記ピンは、その凹所内に戻らされないが、その代わりに、以前に越えてきた溝セクションの方へ進路を戻すガイド部材による如何なる試みも阻止するのに役立っている。 さらに、上記スプリングが装填されたピン21は、それらのガイド部材9を次の溝セクションへ押し進めるために上記ガイド部材9に作用する。 このように、ピン21は、溝8を介して一方向にのみのガイド部材の通路を生じさせる強制部材(forcing member)およびゲート(gates)として役立っている。 これまで記述された実施例では、溝8を介するガイド部材9または16の一方向の運動を保証するために要求される構造または輪郭形状は、その溝自身に、或はその内部に配置されている。 このことは、必須ではない。 例えば、図8、9を参照すると、複数のくぼみ23が、ガイド溝8から長手方向に間隔をあけた位置にてピストンの周囲に形成されてもよい。 スプリングが装填された複数のピン2 2は、ハウジング1の角度間隔をあけた位置のそれぞれの凹所内に配置され、そして駆動くぼみ23内に突出するように配置されている。 重要なこととして、駆動ピン22は、くぼみ23内に径方向に突出していないが、その代わりに半径方向と接線方向との間の角度で、概して所望のピストンの回転の方向に突出している。 駆動ピン22の直径または幅は、そのくぼみ内の駆動ピン22からの干渉なしに上記ピストンの長手方向の往復運動を許容するために、くぼみ23の幅よりも充分小さい。 くぼみ23の深さは、スプリングが装填された駆動ピン22が、ピストン3を所望方向に回転させるのを許容するような輪郭に形成されている。 くぼみ23は、浅いセグメントが上記ピンと径方向に整列されたとき、駆動ピン22を、ハウジング1内のそれらの各凹所内に引っ込めさせるために充分浅い、浅いセグメントを有している。 これに関しては、その浅いくぼみのセグメント間の角度間隔は、ピン22間の角度間隔と対応し、その結果、すべての浅いセグメントは、各ピン22と同時に整列される。 上記くぼみは、先行する浅いセグメントの後部から上記ピストン内へと半径に近い方向に延びる比較的に短い前縁を含んでいる。 この短い前縁は、そのくぼみの最下点、即ち最も深い部分で終わっており、そこでそのくぼみは、後縁内に滑らかに湾曲させるために始まっている。 この後縁は、 上記前縁よりもかなり長く、そして上記前縁よりもかなり小さい急角度で次の浅いセグメントに向けて延びている。 ピストン3が、ガイド溝8内のガイド部材9 の運動量(impetus)の下で回転するのにしたがって、ガイド部材9がガイド溝8内のそれぞれの頂点に受け入れられるのと同時に、上記くぼみ23がそれぞれの駆動ピン22に到達する。 先に引っ込まされた駆動ピン22は、上記くぼみ内に弾き、即ちパチンと入り、望む方向への上記ピストンの連続した回転を促進するように、そのくぼみの鋭い前縁上に力を及ぼす。 上記くぼみの最下点部分を通過した後、上記駆動ピンは、カムのような方法でそのピンに作用するくぼみの徐々に傾斜した後縁により、それらのそれぞれの凹所内に戻らされる。 実際は、上記後縁は、傾斜路(ramp)のように作用し、これに沿ってピン22が、偏倚スプリングに抗してその凹所内に徐々に引っ込むのにしたがって進む。 ピン22は、 誤った回転方向に後ろのくぼみの縁を有効に押し進められず、なぜならその傾斜路がそうするように誤った方向に傾斜しているからであり、そしてさらに重要なことに、上記ガイドピン9が、ガイドチャネルの頂点を既に越え、そしてピストンを意図された回転方向に押し付けているからである。 その全体の効果は、望む回転方向に連続してピストンを押しやることである。 ここで、図10を参照して、本発明のもう一つの実施例は、加工ヘッド部が、 上記ピストンと共に回転するが、それと共に長手方向に往復運動しないようにピストンロッド5に取付けられている加工ヘッド部7を特徴としている。 特に、ピストンロッド5は、加工ヘッド部7の基部側端部の中心軸孔30内に配置された末端側端部を有している。 ロッド5の末端側部分に固定されたキー29は、上記加工ヘッド部内に形成された、そして上記孔の一側に沿った孔30の周縁部と連通する薄い長手方向に延在した溝31内で、長手方向に摺動可能となっている。 このように、キー29は、溝31内で加工ヘッド部7と係合し、ロッド5と上記加工ヘッド部と一緒に回転されるようになっている。しかしながら、ロッド5は、溝31内のキー29の許容された長手方向の作動の範囲で、加工ヘッド部7に対して長手方向(即ち、軸方向)に自由に作動できる。環状のフランジ28は、直径上の対向する位置で加工ヘッド部7から径方向に突出し、それにしっかりと固定されている。ハウジングの前方に突出し、それにしっかりと固定されているのは概して環状のブラケットである。ブラケット24 は、加工ヘッド部7の上記基部側端部に沿って長手方向に延在し、上記加工ヘッド部に向けて開口し、フランジ28を受け入れるために形成された環状の凹所を有している。上記ブラケットの凹所の前方側は、ねじ27によりブラケット24 の末端側端部に固定された環状プレート26によって閉じられている。フランジ28の厚さは、上記ブラケットの幅よりも僅かに小さく、その双方の寸法は上記ピストンロッド5に対して長手方向に延びている。多数のボールベアリング25 は、上記凹所内のフランジの回転滑り運動を容易にし、かつ上記凹所内のフランジの径方向および軸方向の双方の運動を防ぐために、フランジ28と、上記ブラケットの凹所内の対向する面とプレート26との間に配置されている。フランジ28は、ロッド5の上記長手方向の軸の回りに加工ヘッド部7と共に回転しながら、上記ブラケットの凹所を通って滑らかに通過する。従って、フランジ28とその取付けられた加工ヘッド部7とは、ブラケット24および取付けられたハウジング1に対して長手方向に作動するのを妨げられるが、上記加工ヘッド部はハウジング1に対して自由に回転できる。そして、ピストン3およびロッド5が、 上述したようにしてハウジング1内で往復運動させられているとき、ロッド5は、孔30内で作動するが、ハウジング1に対して上記加工ヘッド部7を長手方向に作動させない。上記加工ヘッド部は、それ故に、上記ピストンの直線的な往復運動に応じてピストンロッド5と共に回転するだけで、その結果生じる回転は一方向となる。他の実施例が開示されており、そこでは、ガイド部材がピン9またはベアリングボール16であるけれども、他の形態を有するガイド部材も疑いなく本発明の範囲内にある。同様に、往復運動するピストン3のための多様な技術がここに開示されているけれども、本発明の範囲は、斯る往復運動を作り出す実質的にいずれの技術も含んでいる。広く多様な波形が、ガイドまたはチャネル8に利用できるが、溝の形態に一定の制限がある。まず第一に、上記溝は無端でなければならず、即ち、その溝が上記ピストンの全周に連続し、そしてそれ自身で閉じなければならない。第二に、 上記溝は、それを通る上記ガイド部材の一方向の運動を許容しなければならない。この点に関して、その波形の頂点は、ガイド部材を前方へ案内し、そして先の溝セクションを通って後戻りするのを防ぐように、幾何学的に形成してもよい。これに代わって、ここに記述されたスプリングが装填されたピンゲート(pin g ate)に似た構造部材を、種々の頂点に設けてもよい。上記チャネルでのガイド部材の後戻りを防ぎ、そして上記ピストンの前方への運動をさせる他の技術を、 本発明の範囲内で利用してもよい。さらに、上述したように、個々の溝セクションは、望む回転の効果を達成する傾向にあってもよく、そしてこの溝セクションは、各々異なる形態を有してもよい。溝8の形態に関する別の考察は、上記ピストンの周囲における上記ガイド部材の運動の間、一またはそれよりも多くの箇所において上記ガイド部材をピストンに対して長手方向に作動させることにより、上記回転を終わらせる上記波形から延在する上記溝の長手方向に突出してはならないことである。例えば、米国特許第4,508,327号(Ersoy)には、揺動クランプが開示されており、そこでは長手方向に往復運動するピストンは、その周囲に延在し、長手方向の往復運動に応じてピストンの回転を作り出すためのガイド部材を受け入れるガイドチャネルを有している。しかしながら、このガイドチャネルは、そのガイド部材が長手方向の延長部にて後戻りするときの各長手方向の変位の部分の間、そのピストンの回転を終わらせるための合流部に、長手方向に延びるセグメントを有している。さらに、それらの延長部の幾つかは、そのピストンがハウジングから去るのを許容するために開口している。他方、本発明の目的は、クランプとして役立つことではなく、連続したピストンの長手方向の往復運動に応じて上記ピストンの一方向の回転を提供することにある。この結果を達成するために、本発明の上記ガイド溝は、開口端を有さず、往復動ピストンの長手方向が変化するのにしたがって連続した回転を許容し、そして上記溝のいずれかの部分を通る上記ガイド部材の後戻りを防ぐ頂点を有している。従って、本発明のガイド溝8の形態の上述した制約は、本発明の重要な面である。ピストン3の最も滑らかな可能な回転を達成するために、上記ピストンの各直線的なストロークのための長手方向の駆動力の適用の持続時間は、ガイドチャネル8内の相続く頂点間を進むためにガイド部材9、16に対して要求される時間に同期すべきであることは理解されるべきである。換言すれば、もし、上記ガイド部材が上記頂点に到達した後に、長手方向の駆動力が残っていれば、長手方向の力が逆転するまで回転は止まる。他方、もし、その長手方向の力が逆転するのが早すぎれば(即ち、上記ガイド部材が上記頂点に到達する前に)、その回転は逆転し、なぜならそのガイド部材が上記ガイド溝内で方向を変化させられるからであり、このことは本発明に対しては許されない。長手方向の駆動力の持続と頂点間の上記ガイド部材の推移時間の適切な同期は、多数の方法のいずれでも達成される。例えば、上記ガイド部材が所定の力のレベルに応じて頂点間を進むために要求される時間を、経験的に、或は理論的にいずれかによって、決定し、そしてその決定された時間に対して斯る力のレベルを適用するのは全く簡単である。これに代わって、長手方向の力の適用の持続は、上記ピストンが最大変位位置に接近するときに、信号を与えるようにピストンおよび/またはハウジングと共働するセンサにより自動的に制御されるようにしてもよい。斯るセンサは、位置検出に従来から使用されている磁気、電子、流体の或は他の媒体のいずれかを使用してもよい。先の記述より、本発明は利用可能な新規な回転ピストン駆動機構を形成し、そこでは長手方向の往復動ピストンは、駆動力の長手方向の変化に係わりなく、一方向にのみ回転させられることが認識されるであろう。本発明に従って構成された新規な改良された回転ピストン駆動機構の好ましい実施例が記述され、他の改良、変形および変更は、ここに述べられた教示に鑑み、当業者に示唆されるであろうことが信じられる。それ故に、全ての斯る改良、 変形および変更が、添付された請求の範囲により規定されるように、本発明の範囲内にあることが理解されるべきである。

    ───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (81)指定国 EP(AT,BE,CH,DE, DK,ES,FR,GB,GR,IE,IT,LU,M C,NL,PT,SE),OA(BF,BJ,CF,CG ,CI,CM,GA,GN,ML,MR,NE,SN, TD,TG),AP(KE,MW,SD),AM,AT, AU,BB,BG,BR,BY,CA,CH,CN,C Z,DE,DK,ES,FI,GB,GE,HU,JP ,KE,KG,KP,KR,KZ,LK,LT,LU, LV,MD,MG,MN,MW,NL,NO,NZ,P L,PT,RO,RU,SD,SE,SI,SK,TJ ,TT,UA,UZ,VN

    QQ群二维码
    意见反馈