掘削機取付用コアドリル装置

申请号 JP2017563904 申请日 2016-02-26 公开(公告)号 JP2018509547A 公开(公告)日 2018-04-05
申请人 パク,ジェ−ムン; 发明人 パク,ジェ−ムン;
摘要 本発明は掘削機の作業ブーム対に取り付けて岩盤またはコンクリート構造物を穿孔するコアドリル装置に関し、より詳しくは、掘削機作業ブーム台の端部に取り付けられる作業支持フレームにリングギアと多数個の昇降シリンダーを連結設置して、前記作業支持フレームを回転させることができるようにすると共に、傾斜した作業面に前記作業支持フレームが支持される時、昇降シリンダーを用いて傾斜面の高低を調節して支持するように構成することによって、穿孔しようとする作業面の傾斜度に関わらず、前記作業支持フレームに備えられた穿孔ビットが安定的に構造物に穴を開けることができるようにして穿孔作業の効率性を画期的に向上させることができるようにする掘削機取付用コアドリル装置に関する。【選択図】図7
权利要求

一側部が掘削機ブームの終端部に着脱可能に取り付けられる取付部と、 前記取付部の他側部に取り付けられて固定され、かつ上部フレームと、下部フレームと、前記上部フレームと前記下部フレームを上下に連結する支持フレームとを含んで少なくとも上下部が開放された四形ボックス構造からなる支持部と、 前記支持部を貫通する昇降ガイド棒と、前記支持部の一側に取り付けられた昇降駆動モータを含む昇降部と、 前記支持フレームと並んでいるように設置され、かつ上部が前記上部フレームに締結され、下部が前記下部フレームに各々締結される一対の昇降ガイド棒と、 前記昇降駆動モータの作動により前記昇降ガイド棒に沿って上下に昇降運動する昇降ブロックと、および、 前記昇降ブロックに取り付けられる回転駆動モータと、前記回転駆動モータの駆動軸に結合されて前記回転駆動モータにより回転する穿孔ビットを含む穿孔部と、から構成され、 前記取付部はその一端部に前記掘削機ブームを連結取付させるブーム連結部が備えられ、他端部には前記支持部を回転可能に連結させる回転連結部が備えられ、 前記支持部を構成する前記各支持フレームには穿孔作業面の傾斜面によって昇降または下降して穿孔作業面と密着支持され、1つの油圧ホースから分岐された複数個の油圧ラインが複数個に備えられた昇降シリンダーが結合される、掘削機取付用コアドリル装置。前記回転連結部は、前記支持部を回転可能にするリングギア部と、前記リングギア部が正逆回転するように駆動させるリングギア駆動モータとから構成される、請求項1に記載の掘削機取付用コアドリル装置。前記支持部の下部側には前記穿孔ビットが穿孔作業を施行する穿孔作業面を掘削機の運転席に設置されたモニター画面を通じて確認しながら進行できるようにする照明装置が備えられたカメラがさらに設置具備される、請求項2に記載の掘削機取付用コアドリル装置。前記支持部の下部側には前記穿孔ビットが穿孔する外部作業面にを噴射させる外側噴霧手段が連結設置され、前記穿孔ビットの上部面には前記穿孔ビットが穿孔する内側作業面に水を噴射させる内側噴霧手段が連結設置された、請求項3に記載の掘削機取付用コアドリル装置。前記1つの油圧ホースから分岐された複数個の油圧ラインの分岐点はいずれかの昇降シリンダーに近接し、他の昇降シリンダーとは遠く位置し、前記分岐点と昇降シリンダーと遠く位置した油圧ラインにはチェックバルブを含む、請求項1に記載の掘削機取付用コアドリル装置。

说明书全文

本発明は掘削機の作業ブーム台に取り付けて岩盤またはコンクリート構造物を穿孔するコアドリル装置に関し、より詳しくは、掘削機作業ブーム台の端部に取り付けられる作業支持フレームにリングギアと多数個の昇降シリンダーを連結設置して、前記作業支持フレームを回転させることができるようにすると共に、傾斜した作業面に前記作業支持フレームを支持させる時、昇降シリンダーを伸縮しながら傾斜面に対する高低を調節して支持するように構成することによって、穿孔しようとする作業面の傾斜度に関わらず、前記作業支持フレームに備えられた穿孔ビットが安定的に構造物に穴を開けることができるようにして、穿孔作業の効率性を画期的に向上させることができるようにする掘削機取付用コアドリル装置に関する。

一般に、各種の建設現場で岩盤掘削、コンクリート構造物の穿孔、またはコンクリート構造物を解体する時、バイブロハンマードリルなどを使用しているが、バイブロハンマードリルを用いて作業する場合、激しい振動と騷音が誘発されて周辺の作業者に多い被害を与えるだけでなく、作業速度が遅れて作業効率が低下する問題がある。

これによって、各種の建設現場では岩盤掘削を含んでコンクリート構造物に一定サイズの穴を穿孔した後、その穴に破砕機を入れて岩盤及びコンクリート構造物を亀裂させるか、またはコンクリート構造物の厚さ(コンクリート構造物の強度試験)を測定するために岩盤やコンクリート構造物に穴を開けることができる穿孔装置が必要となった。

穿孔装置の代表的な例には油圧式コアドリルがあり、油圧式コアドリルは掘削機に取り付けられる一対の支持板の間に上下に昇降可能にコアチューブが設置され、コアチューブの昇降を案内する一対のガイド棒が支持板の間に垂直方向に設置され、コアチューブの下部には穿孔ビットが油圧モータにより回転可能に結合される。

このような構成を有する従来技術に従う油圧式コアドリルの作動過程を説明すると、まず掘削機に取り付けられた後、シリンダーを通じてコアチューブを上昇させた状態でコアチューブの下端に穿孔ビットを結合する。そして、コアチューブと穿孔ビットを下降させて穿孔ビットを岩盤またはコンクリート構造物の表面に接触させた後、油圧モータを作動させてコアチューブと穿孔ビットを回転させながらシリンダーのピストンロッドを徐々に下降させれば、穿孔ビットで岩盤またはコンクリート構造物に一定直径の穴を開けることができるようになっている。

しかしながら、従来技術に従う油圧式コアドリルは、コアチューブと穿孔ビットを昇降させるシリンダーが上板の上部に突出設置される構造からなることによって、全体的な外観がよくなく、外部衝撃により外部に突出設置されたシリンダーが破損される虞があり、特に、全体の長さが長くなるようになって、製作及び取扱が非常に不便になる問題があった。

このような問題を解決するために、多数の先行技術が公知されており、これらにはシリンダーに代えて昇降チェーンとチェーン駆動モータを用いてコアチューブと穿孔ビットを昇降させる技術が提案されたことがあった。

前記先行技術で提案された油圧式コアドリルは、シリンダーに代えて昇降チェーンとチェーン駆動モータを設置してコアチューブと穿孔ビットを昇降させることによって外観美を向上させ、全体サイズを縮めることによって、より簡便に製作することができ、各部品に対する不必要な接触と外部衝撃が遮断できるようになるので、部品損傷の虞を低減することができ、各部品の耐久性を向上させることができるようになるので、寿命を格段に延長させることができた。

しかしながら、前記した先行技術を含んで従来技術に従う油圧式コアドリルは、チェーン駆動モータの速度を調整するための手段が設けられていないので、岩盤及びコンクリート構造物の強度によってコアチューブの下降速度を変動することが不可能であるので、コアチューブが容易に破損されるだけでなく、コアチューブが過度に上昇または下降することを遮断する手段が設けられていないので、チェーン駆動モータの誤動作によりコアチューブが過度に上昇または下降してコアチューブが破損されて寿命が短縮される問題が発生することがある。

前記問題を克服するために、本発明者は韓国登録実用新案第20−0478234号公報の‘掘削機取付用コアドリル装置’を出願した。

従来の前記掘削機取付用コアドリル装置は穿孔ビットを昇降させる昇降駆動モータの動作(回転速度及び回転方向)を掘削機の運転席に設置された制御パネルを通じて運転者が簡便に自動制御するようにすることによって、作業者の数を最小化しながら作業を単純化させることができるように構成されている。

韓国登録実用新案第20−0478234号公報

韓国登録実用新案第20−0361015号公報

韓国登録実用新案第20−0384177号公報

しかしながら、従来の掘削機取付用コアドリル装置は、掘削機作業ブーム台の端部に取り付けられる作業支持フレームの作業範囲が制限されており、また穿孔作業面が傾斜した場合には穿孔ビットの回転に無理があるので、作業効率性が落ちる問題がある。

また、従来の装置は1つの穿孔を完了し、度を変更して新たな穿孔をしようとする時に、掘削機と連結された部分のボルトとナットをその都度緩めて、角度を変更してボルトとナットを結合するので、時間が長くかかり、熟練した作業者が補助されなければならず、延いては、角度変更作業中に位置が変更される問題がある。

また、穿孔作業は地下で遂行される場合、暗く、運転室から作業空間まで距離が遠く、補助人員を作業の周辺に配置して作業内容を運転者に伝達しながら作業が遂行されて安全問題が発生し、正確な作業が実行できず、作業時間が長くなって作業性が落ち、コストが上昇する短所がある。

また、従来の装置は岩盤やコンクリート構造物に穿孔作業を進行する時、ホコリが多く発生して運転者が作業内容を正確に確認できなくて、作業の正確性と作業効率が落ちる短所もある。

ここに、本発明は前記のような問題を解決するために案出されたものであって、掘削機の作業ブーム台の端部に取り付けられる作業支持フレームにリングギアとモータを通じて前記作業支持フレームを360度回転させることができるので、1つの穿孔が終了した以後に新たな穿孔をしようとする時に、角度変更が容易であるので、別途の補助人員を必要とせず、時間が短くなる掘削機取付用コアドリル装置を提供することをその目的とする。

本発明の他の目的は、作業支持フレームに各々異なる長さで昇下降する多数個の昇降シリンダーを連結設置して、傾斜した作業面に前記作業支持フレームが支持される時、昇降シリンダーを用いて傾斜面の高低を調節して支持するように構成することによって、穿孔しようとする作業面の傾斜度に関わらず、作業面に密着して作業支持フレームが固定されるので、前記作業支持フレームに備えられた穿孔ビットが安定的に構造物に穴を開けることができるようにして、穿孔作業の効率性を画期的に向上させることができるようにする掘削機取付用コアドリル装置を提供することにある。

本発明の他の目的は、穿孔ビットが設置される作業支持フレームに照明装置が備えられたカメラを設置し、作業内容を運転室でモニター画面に表出させて、地下の奥深い作業または作業環境が暗い所でも作業内容を運転者が容易に確認することができる掘削機取付用コアドリル装置を提供することにある。

また、本発明の他の目的は、穿孔作業面の内外にを噴射して穿孔作業時にホコリが除去できるようにすることによって、作業内容を作業者が容易に確認することができる掘削機取付用コアドリル装置を提供することにある。

前記目的を達成するための本発明は、一側部が掘削機ブームの終端部に着脱可能に取り付けられる取付部;前記取付部の他側部に取り付けられて固定され、かつ上部フレームと、下部フレームと、前記上部フレームと前記下部フレームを上下に連結する支持フレームを含んで、少なくとも上下部が開放された四角形ボックス構造からなる支持部;前記支持部を貫通する昇降ガイド棒と、前記支持部の一側に取り付けられた昇降駆動モータを含む昇降部と、前記支持フレームと並んで設置され、かつ上部が前記上部フレームに締結されて、下部が前記下部フレームに各々締結される一対の昇降ガイド棒;前記昇降駆動モータの作動により前記昇降ガイド棒に沿って上下に昇降運動する昇降ブロック;前記昇降ブロックに取り付けられる回転駆動モータと、前記回転駆動モータの駆動軸に結合されて前記回転駆動モータにより回転する穿孔ビットを含む穿孔部;から構成され、前記取付部はその一端部に前記掘削機ブームを連結取付させるブーム連結部が備えられ、他端部には前記支持部が回転可能に連結させる回転連結部が備えられ、前記支持部を構成する前記各支持フレームには穿孔作業面の傾斜面によって昇降または下降して穿孔作業面と密着支持され、1つの油圧ホースから分岐された複数個の油圧ラインが複数個に備えられた昇降シリンダーが結合されることを特徴とする。

本発明に従う掘削機取付用コアドリル装置は、穿孔ビットが備えられた作業支持フレームを360度回転させることができるので、1つの穿孔が終了した以後に新たな穿孔をしようとする時、角度変更が容易であるので、別途の補助人員を必要とせず、時間が短くなる効果がある。

また、本発明は傾斜した作業面に前記作業支持フレームが支持される時、各々異なるように動く昇降シリンダーを用いて作業面の状態に関わらず、作業面に密着させることができるので、穿孔しようとする作業面の傾斜に関わらず、作業支持フレームに備えられた穿孔ビットが安定的に構造物に穴を開けることができるようにして、穿孔作業の効率性を画期的に向上させる効果がある。

また、本発明は1つの油圧ホースから分岐された複数個の油圧ラインが各昇降シリンダーと連結されて1回の動作で複数個の昇降シリンダーを同時に作動させ、このような油圧ホースが複数個に備えられて、作業面と各々の昇降シリンダーが密着支持される時間を短縮させることができる効果がある。

また、本発明は穿孔ビットが設置される作業支持フレームに照明装置が付着されたカメラを設置し、作業内容を運転室で画面で確認することができるようにすると共に、穿孔作業面に水を噴射することができるようにする噴霧手段を設置して穿孔作業時にホコリが除去できるようにすることによって、作業空間が地中の深い所であるので運転室から遠く離隔されても別途の補助人員の助け無しで運転者が正確に作業内容を確認することができるので、作業費用及び作業時間を短縮すると共に、作業環境を画期的に改善する効果もある。

本発明の実施形態に係る掘削機取付用コアドリル装置を説明するために図示した図である。

図1に図示された掘削機取付用コアドリル装置を正面一側部から眺めた斜視図である。

図2に図示されたコアドリル装置を背面一側部から眺めた斜視図である。

図2に図示されたコアドリル装置を一側面から眺めた側面図である。

図1に図示された制御パネルの内部構成を説明するために図示したブロック図である。

本発明の実施形態に従うコアドリル装置の動作特性を説明するために図示した断面図である。

本発明の実施形態に従う掘削機取付用コアドリル装置の概略的な斜視状態図である。

本発明の実施形態に従う掘削機取付用コアドリル装置のリングギアの作動により支持部が回転される作動状態図である。

本発明の実施形態に従う掘削機取付用コアドリル装置に備えられた昇降シリンダーの作動により支持部が傾斜穿孔面に支持される作動状態図である。

本発明の実施形態に従う掘削機取付用コアドリル装置に備えられた噴霧手段の作動により穿孔ビットに水が噴射される概略的な状態図である。

以下、本発明の好ましい実施形態を添付した図面を参照して当該分野の通常の知識を有する者が容易に実施することができるように説明する。

本発明に従う掘削機取付用コアドリル装置100は、図1から図10に図示されている通りである。

図1はリングギアが備えられた掘削機取付用コアドリル装置を説明するために図示した図であって、コアドリル装置が掘削機のブームに取り付けられた状態を図示した図である。

前記掘削機取付用コアドリル装置100は、掘削機ブーム2の終端部、即ち掘削機の作業バケット(図示せず)が取り付けられるブーム2の終端部に取り付けられる。

即ち、ブーム2の終端部から前記バケットを分離した後、前記掘削機取付用コアドリル装置100を取付固定する。

図2は図1に図示された掘削機取付用コアドリル装置100を正面一側部から眺めた斜視図で、図3は図2に図示されたコアドリル装置を背面一側部から眺めた斜視図で、図4は図2に図示されたコアドリル装置を一側面から眺めた側面図である。

図2から図4を参照すると、前記掘削機取付用コアドリル装置100は、取付部10、支持部20、一対の昇降ガイド棒30、昇降部40、昇降ブロック50、穿孔部60、リミットスイッチ70、及び制御パネル80を含む。

前記取付部10は、一側部が前記掘削機ブーム2(図1参照)の終端部に着脱可能に取り付けられる。

前記支持部20は、図2及び図3のように、前記取付部10の他側部に取り付けられて固定され、かつ上部フレーム21、下部フレーム22、及び前記上部フレーム21と前記下部フレーム22を上下に連結する支持フレーム23を含んで少なくとも上下部が開放されたボックス構造からなる。この際、前記下部フレーム22は、図4のように、下部に岩盤またはコンクリート構造物に安定的に固定されるように三角形構造の突起22aが形成されていることが好ましい。

そして、前記取付部10はその一端部側に前記掘削機ブーム2を連結取付させるブーム連結部11が備えられており、他端部には前記支持部20が回転可能に連結させる回転連結部12が備えられいる。

ここで、前記回転連結部12には前記支持部20を回転可能にするリングギア部13と前記リングギア部13が正逆回転するように駆動させるリングギア駆動モータ14が設置具備されている。

したがって、前記リングギア駆動モータ14が駆動するようになれば、前記リングギア部13が回転しながら前記支持部20が正回転または逆回転可能になる。

このような構成は、前記支持部20を底面に下降して支持した後、その底面に前記穿孔部60を下降して穿孔作業をした後、前記支持部20を上昇させながら、引き続いて前記リングギア部13を作動させて前記支持部20を回転させることによって、底面と直角になる作業面にも穿孔作業を容易にすることができるようになる。

前記一対の昇降ガイド棒30は、図2及び図3のように、前記支持フレーム23と並んで設置され、かつ上部が前記上部フレーム21に締結され、下部が前記下部フレーム22に各々締結される。

前記昇降部40は、図2及び図3のように、前記昇降ブロック50を昇降させるために、昇降駆動モータ41、主動ギア42、スクリュー棒43、従動ギア44、及びベルトまたはチェーン45を含む。

前記昇降駆動モータ41は、前記制御パネル80により制御されて正回転または逆回転し、前記上部フレーム21の一側部に取り付けられたブラケット25を通じて前記上部フレーム21に取り付けられる。

前記主動ギア42は、前記昇降駆動モータ41の駆動軸に結合されて前記昇降駆動モータ41の動作に連動して回転して、前記ベルトまたはチェーン45を介して前記従動ギア44に回転力を伝達する。

前記スクリュー棒43は、前記一対の昇降ガイド棒30と並んでいるように前記上部フレーム21と前記下部フレーム22との間に設置され、上部が前記上部フレーム21を貫通して上部に突出形成される。

前記従動ギア44は、前記上部フレーム21を貫通して上部に突出した前記スクリュー棒43の上部に結合され、前記主動ギア42と前記ベルトまたはチェーン45を介して連結されて前記ベルトまたはチェーン45を介して前記主動ギア42から伝達される回転力を前記スクリュー棒43に伝達する。

前記昇降ブロック50は、図2及び図4のように、前記スクリュー棒43と一対の前記昇降ガイド棒30に結合されて前記昇降駆動モータ41の作動によって回転する前記スクリュー棒43の回転により前記スクリュー棒43と一対の前記昇降ガイド棒30に沿って上下に昇降運動する。

前記穿孔部60は、図2から図4のように、前記昇降ブロック50に取り付けられる回転駆動モータ61、及び前記回転駆動モータ61の駆動軸に結合されて前記回転駆動モータ61により回転して岩盤またはコンクリート構造物に穴を開ける穿孔ビット62を含む。この際、前記回転駆動モータ61は油圧モータ(oil hydraulic motor)または電気モータを使用することができる。

前記リミットスイッチ70は、前記支持フレーム23のうち、前記支持部20の背面に設置された支持フレームの上下部に各々設置されて、前記昇降ブロック50の上昇高さと下降高さを感知する。

前記制御パネル80は、図1に図示したように、前記掘削機1の運転席3の内部に設置され、前記リミットスイッチ70の動作に応答して前記昇降駆動モータ41の動作を制御する。また、前記制御パネル80は前記リングギア駆動モータ14の駆動が制御できるように構成することが好ましい。

図5は、図1に図示された前記制御パネル80の内部構成を説明するために図示したブロック図である。

図2から図5を参照すると、前記制御パネル80は、前記リミットスイッチ70の動作に応答して前記昇降駆動モータ41の動作を制御する制御部81、電源スイッチ82、前記昇降駆動モータ41の回転方向を選択して前記昇降ブロック50の昇降方向を調整する昇降方向調整スイッチ83、及び前記昇降駆動モータ41の回転速度を調整して前記昇降ブロック50の昇降速度を調整する昇降速度調整スイッチ84を含む。また、運転者が前記昇降駆動モータ41の回転速度を設定するようにする設定部85をさらに含むことができる。

前記制御部81は、前記電源スイッチ82の動作に応答して前記昇降駆動モータ41に電源を供給し、前記昇降方向調整スイッチ83と前記昇降速度調整スイッチ84の動作に応答して前記昇降駆動モータ41の回転方向を選択し、前記昇降駆動モータ41の回転速度を調整する。

例えば、前記昇降方向調整スイッチ83の動作に応答して前記昇降駆動モータ41が正回転すれば前記昇降ブロック50は上昇し、逆回転すれば前記昇降ブロック50は下降する。また、前記昇降駆動モータ41は前記昇降速度調整スイッチ84の動作に応答して既に設定された速度で回転し、これによって前記昇降ブロック50も既に設定された速度で昇降する。

一方、前記コアドリル装置100は、図2のように、前記支持部20の正面部に設置された前記支持フレーム23に設置されて、前記穿孔ビット62により岩盤またはコンクリート構造物が穿孔される過程で発生する破片が前記穿孔ビット62の回転力により外部に分散されることを防止する破片分散防止カバー90をさらに含むことができる。

図6はコアドリル装置の動作特性を説明するために図示した断面図であって、図4に図示されたI−I'切取線に沿って図示した断面図である。

まず、図1のように、前記コアドリル装置100を前記掘削機ブーム2に取り付けた後、図6の(a)のように、前記回転駆動モータ61を動作させて前記穿孔ビット62を回転させた状態で前記制御パネル80の制御部81を通じて前記昇降駆動モータ41を設定された回転速度で回転させれば、図6の(b)のように、前記昇降駆動モータ41の動作に連動して前記昇降ブロック50が岩石またはコンクリート構造物に穴を開けながら徐々に下降するようになる。

このように、岩石またはコンクリート構造物に穴を開けながら徐々に下降する前記昇降ブロック50が図6の(b)のように、下降を持続して前記支持フレーム23の下部に設置された前記リミットスイッチ70に掛かれば、前記制御部81がこれをリアルタイムに感知して前記昇降駆動モータ41の動作を停止させる。これによって、前記昇降ブロック50も下降を止めるようになって、前記昇降ブロック50の過度な下降による損傷を基本的に防止することができる。

これとは反対に、岩石またはコンクリート構造物に穴を開けた後、前記昇降ブロック50が図6の(a)のように、前記昇降駆動モータ41の動作に対応して上昇して、前記支持フレーム23の上部に設置された前記リミットスイッチ70に掛かれば、前記制御部81がこれを感知して前記昇降駆動モータ41の動作を停止させる。これによって、前記昇降ブロック50も上昇を止めるようになって、前記昇降ブロック50の過度な上昇による損傷を根本的に防止することができる。

そして、前記支持部20は、前記上部フレーム21、前記下部フレーム22、及び前記上部フレーム21と前記下部フレーム22を上下に連結する支持フレーム23で構成され、かつ前記支持フレーム23には穿孔作業面の傾斜度によって前記支持部20の隅が伸縮されながら作業面に支持されるようにする昇降シリンダー24がさらに設置具備されている。

前記昇降シリンダー24は、前記支持部20の各隅部を形成する前記支持フレーム23の外部側に各々備えられて4個が設置されることが好ましいが、これに限定されるものでなく、作業環境や条件によって加減されて設置構成することができる。

ここで、前記昇降シリンダー24は空圧や油圧または電気などを通じて胴体の内部に備えられるシリンダーロッド24aが上下に上昇または下降するアクチュエータ手段で構成されればよい。

一例に、前記昇降シリンダー24には各々油圧ホース25が連結具備されており、前記油圧ホース25は油圧供給部(図示せず)と連結される構成からなるようになる。ここで、前記油圧供給部は通常的に掘削機の運転席に備えられいる。

前記支持部20の下端部に形成される前記突起22aが穿孔作業面に支持される時、該当底面がデコボコして支持が難しければ、前記穿孔ビット62を作動させることが非常に困難になる。

この際、前記支持部20の各隅部に設置された前記昇降シリンダー24を作動させるようになるが、この場合、油圧供給部から上部側油圧ホース25に油圧を供給するようになれば、前記昇降シリンダー24の内部に備えられた前記シリンダーロッド24aが支持面に下降しながら作業面に支持されるようになる。このような方法により前記支持部20の各隅部に備えられた前記昇降シリンダー24を全て作動させるようになれば、前記支持部20の各隅部がデコボコな支持面に安定的に支持できるようになる。

このように、前記昇降シリンダー24を作動させて前記支持部20の下端部を穿孔作業面に安定的に支持した後、前記穿孔ビット62を作動させるようになれば、前記穿孔ビット62が振動することなく穿孔作業が安定的になされるようになる。また、穿孔ビット62の耐久性も良くなる。

そして、上記のように前記昇降シリンダー24を用いて前記支持部20を穿孔作業面に安定的に支持した後、前記穿孔ビット62を作動させて穿孔作業を終えた後には、前記下部側油圧ラインに油圧を供給して前記シリンダーロッド24aを元の位置に上昇させる。

ここで、前記昇降シリンダー24に油圧を供給する前記油圧ホース25は、前記昇降シリンダー24に各々単一ラインに連結設置することができるが、前記昇降シリンダー24を2つずつ連結する構成とすることもでき、2つ以上に連結して構成することもできる。

そして、前記支持部20の下部側には前記穿孔ビット62が施行する穿孔作業面を掘削機の運転席に設置されたモニター画面(図示せず)を通じて確認しながら実施できるようにカメラ26がさらに設置具備されている。前記カメラは、レンズの周辺にLEDなどの照明装置が備えられいる。

したがって、前記カメラ26を用いて前記穿孔ビット62が施行する穿孔作業面を掘削機の運転席で容易に確認しながら施行できるので、作業効率が向上できるようになる。

ここで、前記カメラ26を作動させる作動部(図示せず)は、前記制御部81に含まれるように構成することが好ましい。

また、前記支持部20の下部側と前記穿孔ビット62の上部面には前記穿孔ビット62が穿孔する作業面に水を噴射させる外側噴霧手段27と内側噴霧手段28が各々連結設置されている。

即ち、前記外側噴霧手段27は、前記支持部20の下部側に設置具備されて前記穿孔ビット62が穿孔作業する時、その外部から水を噴射させることによって、ホコリなどの飛散を防ぐことができ、前記内側噴霧手段28は円筒形状の前記穿孔ビット62の上部面に設置されて、その内部に水を噴射させることができるようにすることによって、前記穿孔ビット62の内部面で発生するホコリなどの飛散を防ぐことができるようになる。

ここで、前記外側噴霧手段27と前記内側噴霧手段28には掘削機の運転席の側面に備えられる水貯蔵タンク(図示せず)の水が供給できるように、水供給ライン29が連結設置されている。また、前記水供給ライン29には前記水貯蔵タンクの水が前記外側噴霧手段27と前記内側噴霧手段28に供給噴射できるようにする噴霧装置(図示せず)が設置具備されている。

また、前記穿孔ビット62の上部面に設置されて、その内側に水を噴射させる前記内側噴霧手段28は、前記穿孔ビット62の上部面に120度間隔で3箇所に設置されることが好ましいが、設置位置や作業条件などを勘案して、それ以上またはそれ以下の個数に加減して設置構成できる。

また、前記外側噴霧手段27は前記支持部20の各側面の下部側に多数個設置することが好ましい。

したがって、前記外側噴霧手段27と前記内側噴霧手段28を通じて前記穿孔ビット62が作業する穿孔作業面で飛散されるホコリなどが容易に除去できるので、穿孔作業が親環境的になされるようになり、ホコリ発生を抑制して運転室で運転者が作業状態を容易に確認することができるようにする。

ここで、前記内外側噴霧手段27、28を作動させる前記噴霧装置の作動部は、前記制御部81に含んで設置具備されることが好ましい。

したがって、水平底面に穿孔作業する場合、前記ブーム2を用いて前記支持部20を底面に支持させた後、前記穿孔ビット62を下降しながら底面に穿孔作業を実施する。

この場合、前記穿孔ビット62が岩盤やコンクリート構造物を穿孔するようになる場合、穿孔部でホコリが飛散するようになるが、この際、前記水供給ライン29を通じて前記外側噴霧手段27と前記内側噴霧手段28により穿孔部に水を噴霧させる。

これで、前記穿孔ビット62が岩盤やコンクリート構造物を穿孔しながら発生するホコリを防ぐことができるようになる。

このように、照明装置が備えられたカメラと穿孔ビットの内部と外部に位置した噴霧手段は、作業者が運転室内で作業状況をリアルタイムにチェックしながら作業が可能であるので、作業安定性と作業環境が高まって、作業効率を格段に高めることができる。

このように、底面の穿孔作業を終えて前記底面と直角または斜めに傾斜して形成された壁面に引き続き穿孔作業を実施しようとする場合、前記リングギア駆動モータ14を作動して前記支持部20を所望の角度だけ回転させて前記下部フレーム22を垂直または傾斜した作業面に支持させる。

本発明での前記昇降シリンダー24は、前記各支持フレーム23に各々1つずつ4個の昇降シリンダー24−a、24−b、24−c、24−dが設置構成される実施形態により説明する。

即ち、垂直または傾斜した穿孔作業面がデコボコになっている場合、前記支持部20の各隅部である4個の支持フレーム23に結合して設置された昇降シリンダーのうち、前記昇降シリンダー24−aを最も先に作動させるようになるが、この場合、油圧供給部から上部側油圧ホース25に油圧を供給するようになれば、前記昇降シリンダー24−aの内部に備えられた前記シリンダーロッド24aが作業面に下降しながら支持される。

この際、前記油圧ホース25から複数個に分岐された油圧ライン25a、25bが各昇降シリンダーに連結されて油圧を提供する。このような油圧ホース25は、複数個に備えられる。このような構成により前記昇降シリンダー24は複数個を同時に駆動して下降または上昇するようになり、下降時に昇降シリンダーが下降してから、ある1つのシリンダーに強圧圧力が加えられれば、これ以上下降できず、他の昇降シリンダーは続けて下降するようになる。このように複数個の昇降シリンダーが全て供給油圧より大きい圧力が加えられれば、これ以上下降できず、複数の昇降シリンダーは全て作業面に強く接触する。

また、前記油圧ホース25から前記油圧ライン25a、25bに分岐される分岐点の位置は、昇降シリンダー24−a、24−bの間の中央点でない、どの一側に片寄っている。分岐点から昇降シリンダーまでの長さの長い油圧ライン25bにはチェックバルブ(図示せず)が内蔵されており、このチェックバルブは油圧がシリンダーが下降する程度の圧力より高い場合に開いて、先に下降した前記昇降シリンダー24−aが作業面に接触して、これ以上降りなければ、油圧のチェックバルブを介して他の油圧ライン25bに油圧が供給される。このようにして、残りの昇降シリンダー24−bが下降して作業面に接触して、これ以上降りなければ、油圧が供給されないようになる。

前記と同様に、残りの昇降シリンダー24−c、24−dも作動させて作業面に支持させる。

このような理由により1つの油圧ホースから分岐された油圧ラインにより下降するシリンダーは各々同一に下降せず、いずれかのシリンダーが先に下降して完全に下降した以後に他のシリンダーが下降するようになって、運転室の作業者が地面の傾斜度または平坦図に関わらず、先に1つのシリンダーが作業面と接触することを確認した後、他のシリンダーが下降して作業面に接触することが確認できるようになる。したがって、作業者が所望の位置と角度を正確に確認しながら作業を行うことができる。

このような昇降シリンダー及びリングギアは、作業面が傾斜するか、または平坦でない場合にも穿孔ビットを所望の方向と位置にやさしくて正確に密着して接触支持することができる長所がある。

このような方法により、前記支持部20の各隅部に備えられた前記昇降シリンダー24を全て作動させるようになれば、前記支持部20の各隅部がデコボコな支持面に安定的に支持できるようになる。

このように、垂直作業面に穿孔作業が終わるようになれば、前記下部側油圧ライン25に油圧を供給して前記シリンダーロッド24aを元の位置に上昇させた後、前記支持部20を元の位置に回転して作業を完成するようになる。

そして、前記穿孔ビット62を用いた穿孔作業は、前記カメラ26を通じて運転席に備えられたモニター画面に作業環境を見ながら実施できるので、作業の便宜性がより向上する。

以上のように、本発明に従う掘削機取付用コアドリル装置は、掘削機作業ブーム台の端部に取り付けられる作業支持フレームにリングギアと多数個の昇降シリンダーを連結設置して、前記作業支持フレームを回転させることができるようにすると共に、傾斜した作業面に前記作業支持フレームが支持される時、昇降シリンダーを用いて傾斜面の高低を調節して支持するように構成することによって、穿孔しようとする作業面の傾斜度に関わらず、前記作業支持フレームに備えられた穿孔ビットが安定的に構造物に穴を開けることができるようにして、穿孔作業の効率性を画期的に向上させることができるようになる。

また、本発明は穿孔ビットが設置される作業支持フレームにカメラを設置し、作業内容を運転室で画面により確認することができるようにすると共に、穿孔作業面に水が噴射できるようにする噴霧手段を設置して、穿孔作業時にホコリが除去できるようにすることによって、作業時間を短縮すると共に、穿孔作業が親環境的になされるようになる。

100 掘削機取付用コアドリル装置 1 掘削機 2 掘削機ブーム 3 運転席 10 取付部 11 ブーム連結部 12 回転連結部 13 リングギア部 14 リングギア駆動モータ 20 支持部 21 上部フレーム 22 下部フレーム 22a 突起 23 支持フレーム 24 昇降シリンダー 24a シリンダーロッド 25 油圧ホース 25a、25b 油圧ライン 26 カメラ 27 外側噴霧手段 28 内側噴霧手段 29 水供給ライン 30 昇降ガイド棒 40 昇降部 41 昇降駆動モータ 42 主動ギア 43 スクリュー棒 44 従動ギア 45 ベルトまたはチェーン 50 昇降ブロック 60 穿孔部 61 回転駆動モータ 62 穿孔ビット 70 リミットスイッチ 80 制御パネル 81 制御部 82 電源スイッチ 83 昇降方向調整スイッチ 84 昇降速度調整スイッチ 85 設定部 90 破片分散防止カバー

QQ群二维码
意见反馈