Underground drilling machine with a down hammer

申请号 JP32456293 申请日 1993-12-22 公开(公告)号 JPH0791931B2 公开(公告)日 1995-10-09
申请人 鎭模 全; 株式会社建調神戸; 发明人 鎭模 全;
摘要
权利要求 【特許請求の範囲】
  • 【請求項1】 車体の案内台上に、回転機とこの下部からスクリュー軸およびダウンハンマーが連設された構成の地下穿孔機において、回転機とスクリュー軸の間に供給体を継載し、スクリュー軸の中心に流体通路とその周囲に圧搾空気通路とを形成し、ダウンハンマーの中心に前記流体通路に連通する流体噴出管を設置し、それにより流体を圧搾空気と共にビット本体の下段面から機外に供給するようにした地下穿孔機。
  • 【請求項2】 前記供給体は、 上下にフランジを結合し
    た回転体を有していて、該フランジにより回転機とスクリュー軸の間へ連結できるように されており、かつ、前
    回転体の外周面に組み込まれた環体の上下に ベアリ<br>ングを 配置した状態でキャップが固定されていて、前記
    回転体が回転しても環体は回転しないようにされてお
    り、さらに、前記回転体と環体の接合面中央に 半円形の環状空間をそれぞれ対抗して配置し、一方の環状空間を圧搾空気供給源へ、他方の環状空間をスクリュー軸に形成し 圧搾空気通路へ、それぞれ連通させたことを特徴とする請求項1記載の地下穿孔機。
  • 【請求項3】 流体通路とその周囲に圧搾空気通路とを
    有する回転軸の下端に連設して用いるダウンハンマーで
    あって、該ダウンハンマーは本体とビットとを有し、該
    本体内部には本体の軸方向に延出する圧搾空気流路と流
    体噴出管が設けられ、さらに、該流体噴出管からの流体
    と圧搾空気流路からの圧搾空気の双方のための噴出路が
    その開放部をビットの下面に開放した状態でビットに形
    成されていることを特徴とするダウンハンマー。
  • 说明书全文

    【発明の詳細な説明】

    【0001】

    【産業上の利用分野】本発明はダウンハンマーを持つ地下穿孔機に関し、特にそのダウンハンマーの中心に流体噴出管を設置し、それにより流体を圧搾空気と共にビット本体の下段面から機外に供給するようにした地下穿孔機、及びそこに用いるダウンハンマーに関する。

    【0002】

    【従来の技術】従来のダウンハンマーを持つ地下穿孔機あるいはその工法として、特開昭55−119885号公報に示されるように昇降自在に吊支された油圧シリンダのラムにハンマ掘削ヘッドを連結し、その油圧シリンダに圧油を送るべき回路を接続すると共に、該回路に高圧用リリーフ弁と、切換弁を介して低圧用リリーフ弁とを接続し、両リリーフ弁の設定圧力を適正に定めることにより、打撃ビットの受ける接地圧を、該ビットが上下動できる接地圧に調整できるようにしたもの、あるいは、実開昭55−113786号公報に示されるようにスクリューオーガの先端に装着される打撃ビットを有するエアハンマの外周面に上方へ順次径の大きくなる螺旋状スクリュー羽根を取り付け、さらに該スクリュー羽根に掘削刃を取り付けるようにし、それによりエアハンマは小径かつ小型のものであっても大口径の孔を掘削できるようにしたもの、等が知られており、また、特開昭5
    5−23272号公報に示されるようにドリルパイプの下部に圧搾空気によって作動するピストンを取り付け、
    該ピストンにビットを取り付けてビットを上下動させるようにした穿孔機において、ドリルパイプの下端に横向きの逆止弁を持つノズルを配し、穿孔機による掘削に伴って、該ノズルから穿孔壁にモルタル類を吹き付けて圧着させるようにしたボーリング工法も知られている。

    【0003】

    【発明が解決しようとする課題】上記のように従来知られた地下穿孔機においては、圧搾空気の供給によりダウンハンマー内のビット本体が往復動し、そのハンマー作用により岩石を穿孔するようになっているが、いずれも、岩石等との磨擦熱によりビット本体の温度が上昇しビット本体の耐磨耗性が比較的短時間で低下するものであった。 また、掘進中に粉塵が発生し作業者はもとより周囲の環境を汚染するとともに、作業中にダウンハンマーは激しい騒音を発生することから、低粉塵、低騒音化が課題となっている。 さらに、掘進速度も必ずしも満足できるものでもない。

    【0004】本発明は従来知られた地下穿孔機の持つ上記のような不都合を解消することを目的としており、より具体的には、ダウンハンマーに用いられるビット本体の耐久性を向上させると共に低粉塵、低騒音化を可能としたダウンハンマーを持つ地下穿孔機、及びそこに用い
    るダウンハンマーを得ることを目的としている。 本発明はさらに、崩壊の可能性が有る穴の周辺を保完することをできるようにしたダウンハンマーを持つ地下穿孔機の流体供給装置を得ることを目的としている。

    【0005】

    【課題を解決するための手段】上記の課題を解決しかつ目的を達成するために、本発明によるダウンハンマーを持つ地下穿孔機は、基本的に、車体1の案内台2上に、
    回転機4とこの下部からスクリュー軸3およびダウンハンマーBが連設された構成において、回転機4とスクリュー軸3の間に供給体5を継載し、スクリュー軸3の中心に流体通路6とその周囲に圧搾空気通路7、7'とを形成し、ダウンハンマーBの中心に流体通路6に連通する流体噴出管8を、好ましくはビット本体9の内部にまで長く設置し、それにより流体を圧搾空気と共にビット本体の下段面から機外に供給するようにされる。 そして
    前記ダウンハンマーBは、本体とビットとを有し、該本
    体内部には本体の軸方向に延出する圧搾空気流路と流体
    噴出管が設けられ、さらに、該流体噴出管からの流体と
    圧搾空気流路からの圧搾空気の双方のための噴出路がそ
    の開放部をビットの下面に開放した状態でビットに形成
    されていることを特徴とする。

    【0006】なお、本発明において用いる流体通路に供給される流体の種類に特に制限はないく、、セメントミルク、ベントナイト、モルタル等であってよい。 前記供給体5の好ましい態様では、回転体11の上下にフランジ12、12'を結合し、回転機4とスクリュー軸3
    の間へ連結できるようにし、回転体11外周面に組み込まれた環体14の上下に、ベアリング15、15'を組み込み、キャップ16、16'をネジボルト17、1
    7'で固定し、回転体11と環体14の接合面中央に半円形の環状空間18、18'をそれぞれ対抗して配置し、一方の環状空間18'を圧搾空気供給源へ、他方の環状空間18をスクリュー軸3に形成し圧搾空気通路7、7'へ、それぞれ連通させてなる。

    【0007】

    【作用】本発明においては、上記のように、公知のダウンハンマーを持つ地下穿孔機のダウンハンマー下段から圧搾空気と共に流体を噴出させるようにしたことにより、流体が水の場合には、ビット本体の熱を冷却させることができてビット本体の耐磨耗性を増加させ、掘進中に発生する粉塵を解消し、穿孔中に発生する騒音も大きく減少させることができ、さらに、水を高圧搾空気と共に吐出させることにより、掘進速度も増加させることができる。

    【0008】また、流体がセメントミルク、ベントナイト、モルタル等である場合には、掘削穴の崩壊防止上の効果も得ることができる。

    【0009】

    【実施例】本発明によるダウンハンマーを持つ地下穿孔機を一実施例に基づきさらに詳細に説明する。 図1に示すように、車体1の前方には案内台2が縦設されており、該案内台2上にはスクリュー軸3と、これを回転させるための発電機Gにより稼動する回転機4が配置され、さらに、該スクリュー軸3の下段にはスクリュー刃が形成されたダウンハンマーBが連設されている。 そして、前記回転機4とスクリュー軸3の間には、エアーコンプレッサーCからスクリュー軸3側に圧搾空気を供給することができる供給体5が搭載される。

    【0010】また、スクリュー軸3には、その中央部に水供給機Sから供給される水を回転機4を通じてダウンハンマーBまで受け渡すための流体通路6が形成され、
    さらに、エアーコンプレッサーCからの圧搾空気を供給体5を通じてダウンハンマーBまで受け渡すための圧搾空気通路7、7'が形成される。 ダウンハンマーBは、
    周囲にスクリュー刃30を持つアウタースリーブ31
    A、前記圧搾空気通路7、7'から送給される圧搾空気の供給を断続するチェックバルブ32、圧搾空気により作動するピストン33、圧搾空気をピストン33の作用面に案内するためのインナースリーブ31B、該ピストン33の先端に配置されたビット本体9、ピストン33
    およびビット本体9の中央部を連通して設けられた圧搾空気噴出路10等から構成される従来知られたダウンハンマーであるが、下記の点において、本発明に固有の構成を有している。

    【0011】すなわち、ダウンハンマーBの中心部には、チェックバルブ32に形成した開孔34を通過する状態で流体噴出管8が取り付けられ、該流体噴出管8は前記圧搾空気噴出路10内をビット本体9の内部にまで延出している。 さらに、ダウンハンマーBの上方部位であって前記流体噴出管8の周囲には複数本の圧搾空気の供給路36、36'が形成されており、該供給路36、
    36'の下流側先端は前記チェックバルブ32の上方部位において一体となり、円環状の供給路37となっている。 該円環状の供給路37の下流端には前記チェックバルブ32が押圧されている。

    【0012】図4に示すように、スクリュー軸3にダウンハンマーBを装着した状態で、スクリュー軸3に形成した流体通路6とダウンハンマーBに形成した流体噴出管8は連通状態となり、そこに流体供給路が形成される。 また、スクリュー軸3に形成した圧搾空気通路7、
    7'とダウンハンマーBに形成した圧搾空気供給路3
    6、36'も連通状態となり、そこに圧搾空気噴出路1
    0が形成される。 そして、前記流体噴出管8の下端部3
    5から噴出する水とその周囲に圧搾空気噴出路10から供給される圧搾空気とによって、そこにウォータージェット現象が発生し、その状態で水は圧搾空気と共にビット本体9の下方から噴出するようになっている。

    【0013】次に、前記供給体5の構造について説明する。 この供給体5は、第2図に図示されているように回転体11を有し、その上下にフランジ12、12'をキー結合している。 そして、上方のフランジ12は回転機4側のフランジ13に、また下方のフランジ12'はスクリュー軸3側のフランジ13'に各々連結される。 さらに、上下フランジ12、12'間には環体14を組み込み、該環体14の上下にベアリング15、15'を配置してリング型キャップ16、16'をボルト17、1
    7'で固定している。 それにより、回転体11が回転しても、環体14は回転しないようになっている。

    【0014】図2および図3に詳細に示されるように、
    回転体11と環体14の接合面中央には、半円形の環状空間18、18'が別々に向かい合わせに置設されており、一方の環状空間18はスクリュー軸3に形成した圧搾空気通路7、7'へ連通しており、また、他方の環状空間18'は、圧搾空気の供給源であるエアーコンプレッサーCと連結している出入口19に連通している。 なお、符号20、20'はゴムリング等の密封材料であり、圧搾空気が洩れるのを防止する作用をしている。

    【0015】上記のように構成された本発明によるダウンハンマーを持つ地下穿孔機は、良く知られている通り、回転機4とダウンハンマーBを稼動し、掘進作業をしながら堅固な地質あるいは岩盤に到達したら、水供給機Sからスクリュー軸3の中心に形成された流体通路6
    へ水を供給する。 供給された水はダウンハンマーBに至りその流体噴出管8の下端部35へ吹き出される。 そこにおいて、圧搾空気噴出路10を流下する、ダウンハンマーBのピストン33およびビツト本体9を駆動させるための圧搾空気と一体となり、そこでウォータージェット現象が発生し、ビット本体9の下方に強く吹き出される。

    【0016】本発明によるダウンハンマーを持つ地下穿孔機において、流体供給路6を通じて前記のように水を供給する変わりにセメントミルク、ベントナイト、モルタル等を供給することも可能である。 また、図示の実施例では流体噴出管8はその先端が圧搾空気噴出路10内をビット本体9の内部にまで延出しているものとして説明したが、流体噴出管8の先端がビット本体9の内部にまで延出することは必ずしも必須でなく、ダウンハンマーBに形成される圧搾空気噴出路10内、例えば圧搾空気により作動するピストン33部分、であれば所期の目的を達成することは可能である。

    【0017】

    【発明の効果】本発明においては、上記のように、供給された流体(例えは、水)によりビット本体9下段面に多数、一部突出する状態で埋め込まれているチップ38
    等が、冷却されるので、耐磨耗性を増加し、また、破砕岩石塵が生じてもその粉塵が飛び散らないよう作業性を良くすることができる。 さらに、ハンマーが打撃作動をする時、その衝撃をやわらかく緩和し、ある程度の騒音を減少させ、流体と空気の噴射圧搾と岩盤に水が浸透し掘進速度が増大する等の作用効果がある。

    【0018】本発明において、流体供給路6を通じて流体として前記のように水を供給する変わりにセメントミルク類を供給する場合には、崩壊の可能性が有る掘削孔の周辺をセメントにより補強できるといった作用効果も奏する。

    【図面の簡単な説明】

    【図1】 本発明の全体側面図。

    【図2】 図1のA部分の一部断面拡大図。

    【図3】 図2のIII-III 線断面図。

    【図4】 図1のC部分に示されるダウンハンマーの拡大断面図。

    【符号の説明】 1…車体、2…案内台、3…スクリュー軸、4…回転機、5…供給体、6…流体通路、7、7'…圧搾空気通路、8…流体噴出管、9…ビット本体、10…圧搾空気噴出路、11…回転体、12、12'…フランジ、1
    3、13'…フランジ、14…環体、15、15'…ベアリング、16、16'…リング型キャップ、17、1
    7'…ボルト、18、18'…環状空間、19…出入口、20、20'…ゴムリング

    QQ群二维码
    意见反馈