Boring device and torque support therefor

申请号 JP1271098 申请日 1998-01-26 公开(公告)号 JPH10231675A 公开(公告)日 1998-09-02
申请人 Bauer Spezialtiefbau Gmbh; バウアー シュペチアルティーフバウ ゲーエムベーハー; 发明人 STOETZER ERWIN; HAGEMEYER CARL;
摘要 PROBLEM TO BE SOLVED: To take a boring device capable of simply and energy conservatively eliminating boring dust from a boring tool and driving torque out of a boring string in a ground bore hole.
SOLUTION: A hose 15 is held by a boring string 13 to prevent its rotation, a pump stator 30 can be flushed against the hose 15, and when the hose 15 is rotated together with the boring string 13, a stator arm 32 having the pump effect caused by rubbing the hose 15 is provided. A torque support 40 can be moved to the boring string 13 in the direction of the vertical axis, at least three holders having at least one rotatable roller body every each holder are provided, and the torque support 40 is fixed in the ground bore hole 20 by pushing the holders against the radial outside by a compression device.
COPYRIGHT: (C)1998,JPO
权利要求 【特許請求の範囲】
  • 【請求項1】 ボーリングストリングと、前記ボーリングストリングに取付けた捩り剛性ボーリングツールと、
    前記ボーリングストリングを回転駆動するためのドライブと、ポンプ機構と、前記ポンプ機構からボーリングツールにまで延び、ポンプ機構によってボーリングツールへの流体フローを生じさせる流体管路と、からなる地面ボアホール掘削のためのボーリング装置であって、 前記ポンプ機構が、回転を防止するようにボーリングストリングに保持されると共に、一定距離で少なくとも部分的にボーリングストリングのまわりに配置されるホースと、 一方側においてボーリングストリングのまわりで回転可能にされるように位置すると共に、他方側において地面ボアホールの壁に相対して位置し回転を防止されるポンプ固定子と、 前記ポンプ固定子においてボーリングストリングとホースとの間に配置され、ボーリングストリングに対して半径方向に延びる固定子アーム(32)と、 を含み、 前記固定子アームがホースに相対して帯状に押付けて存在し、そこで固定子アームがボーリングストリングと共に回転するホースをこすって通過することを特徴とする地面ボアホール掘削のためのボーリング装置。
  • 【請求項2】 ポンプ固定子がボーリングストリングの軸方向に固定されていることを特徴とする請求項1記載のボーリング装置。
  • 【請求項3】 ポンプ固定子が、回転方向において穿孔時に地面ボアホールの壁に相対して静止して配置されると共に、ボーリングストリングの縦軸方向でスライド可能なトルクサポートを有することを特徴とする請求項1
    または請求項2記載のボーリング装置。
  • 【請求項4】 ボーリングツールが、チャンネルを有するコアボア管を有すると共に、ホースとチャンネルが流体管路を形成するよう接続されていることを特徴とする請求項1から請求項3のいずれかに記載のボーリング装置。
  • 【請求項5】 パージ用流体と穿孔屑を入れるタンクがボーリングツール上に配置されると共に、ボーリングツール上のタンクと地面掘削装置との間に管が備えられていることを特徴とする請求項1から請求項4のいずれかに記載のボーリング装置。
  • 【請求項6】 固定子アームが、ボーリングストリングの縦軸方向に平行なローラシャフトのまわりで回転可能に位置しているホースを押付けるローラを自由端上に有することを特徴とする請求項1から請求項5のいずれかに記載のボーリング装置。
  • 【請求項7】 ポンプ固定子がその周辺にわたって均等に配置した複数の固定子アームをもつことを特徴とする請求項1から請求項6のいずれかに記載のボーリング装置。
  • 【請求項8】 複数のポンプ機構がボーリングストリングに配置されていることを特徴とする請求項1から請求項7のいずれかに記載のボーリング装置。
  • 【請求項9】 ボーリングツールから離れた地面ボアホールにおけるボーリングストリング上の点でトルクを取出すためのトルクサポートであって、 ボーリングストリングの通路に対して中央に配置されたオリフィスをもつ本体と、 ボーリングストリング上の本体が回転可能に位置するためのオリフィスにおけるベアリング機構と、 オリフィスを通過する施工ボーリングストリングの縦軸に対して半径方向に本体から離れて延びると共に、本体上に配置された互いが離れて据えられる少なくとも3つのホルダと、 ボーリングストリングの縦軸にそれぞれ垂直に配置され、ホルダ上での回転の方向に対し接線に沿ったシャフトのまわりで回転可能にローラボディが位置されている各ホルダにおける少なくとも1つのローラボディと、 本体から半径方向に離れたローラボディでホルダを本質的に押付ける圧力を生成するための圧縮装置と、 を含むことを特徴とするトルクサポート。
  • 【請求項10】 ホルダが本体に対してスライド可能なことを特徴とする請求項9記載のトルクサポート。
  • 【請求項11】 圧縮装置が、地面ボアホールの壁に相対して規定圧縮力でローラボディと共にホルダを押付けるスプリング機構を有することを特徴とする請求項9または請求項10記載のトルクサポート。
  • 【請求項12】 ホルダが、ボーリングストリングの縦軸に平行に向いているピンのまわりで本体においてそれぞれ摺動可能に位置していることを特徴とする請求項9
    または請求項11記載のトルクサポート。
  • 【請求項13】 各ホルダが、内側で半径方向に突出したレバーアームを有すると共に、半径方向で外側位置にホルダを押付ける圧縮スプリングがレバーアームと本体との間に配置されていることを特徴とする請求項9から請求項12のいずれかに記載のトルクサポート。
  • 【請求項14】 ストッパが、本体においてホルダごとに備えられ、穿孔時にストッパに相対してホルダが存在することを特徴とする請求項9から請求項13のいずれかに記載のトルクサポート。
  • 【請求項15】 調整機構が、各ストッパにおいて備えられ、調整機構によって穿孔時にそれぞれのホルダのスイングを設定することができることを特徴とする請求項14記載のトルクサポート。
  • 说明书全文

    【発明の詳細な説明】

    【0001】

    【発明の属する技術分野】本発明は、地面ボアホール掘削のためのボーリング装置に関し、特に、ボーリングツールから離れた地面ボアホール中のボーリングロッド上のある点でトルクを取出すボーリング装置及びそれに適応可能なトルクサポートに関する。

    【0002】

    【従来の技術】特にボーリングツールとして使用するローラビットによるボアホールの掘削とコア穿孔において、穿孔屑の経路において、地面を崩すために使用するボーリングツールを常時洗浄し、この屑をボアホールの底から出して輸送し、穿孔プロセスを最適に連続させることが必要である。

    【0003】このため、ボーリングツールを収容するボーリングヘッドを空気またはフラッシング流体いずれかで直接的に洗浄(パージ)するか、または空気式運搬プロセスまたは吸入穿孔プロセスによって間接的にパージすることが通例である。 このような処理を実施するに当たって、空気またはパージ用流体は、作業面からボアホールの底まで、ボーリングストリングに沿ったチャンネルを介してホースへ導かれる。 常設ポンプまたは圧縮機と、ボーリングツール内で回転する回転式ボーリングストリングとの間の異なった相対運動は、外置ロータリードライブ上のパージングヘッドによって処理される。 地面ボアホールを掘削するこれら周知の装置は、ボーリングストリング、それに取付けられた捩り剛性ボーリングツール、ボーリングストリング回転駆動のためのドライブ、ポンプ機構と、流体管路をもち、前記流体管路は、
    ポンプ機構からボーリングツールまで延びて、ボーリングツールの位置でポンプ機構による流体フローを生じさせる。

    【0004】

    【発明が解決しようとする課題】こうしたボーリング装置においては、パージングヘッドを介してボーリングツールまで加圧下のパージ用媒体を輸送しなければならないという欠点がある。 このため、パージングヘッドでのシール性の問題や対応する圧損失が起こり得る。 更に、ケリーボーリング等の間欠ボーリング操作のためのボーリング装置においては、ボーリングサイクルごとにパージング管路の設置や取り外しに多大な労力を必要としていた。

    【0005】本発明の目的は、ボーリングツールから穿孔屑を単純且つ省エネルギにて除去することを可能にするボーリング装置を考案することである。 別の目的は、
    補助装置の駆動用トルクを地面ボアホール中のボーリングストリングから取出すことができるボーリング装置のためのトルクサポートを提供することである。

    【0006】

    【課題を解決するための手段】本発明による装置は、ポンプ機構が、ボーリングストリングに保持されるホースを備え、前記ホースはボーリングストリングに対して回転が防止されるように固定されていると共に、一定距離で少なくとも部分的にボーリングストリングまわりに配置され、一方側においてボーリングストリングまわりで回転可能に位置され、他方側において地面ボアホールの壁に相対して位置されて回転を防止するポンプ固定子を備え、当該ポンプ固定子がボーリングストリングに対して半径方向に延びる固定子アームを備え、固定子アームがボーリングストリングとホースの間に配置され、固定子アームがホースに相対して帯状に押付けて存在し、そこで固定子アームがボーリングストリングと共に回転するホースをこすって通過する。

    【0007】本発明の基本的な着想によれば、単純なホースポンプは、ボアホール中のボーリングツールの後部に取付けられる。 このポンプはその後ボーリングストリング、例えば、ケリーロッドの回転によって駆動される。 ポンプ機構は適切な保持装置を介してボーリングストリングに取付けられるホースを備える。 こうしたホースは、ボーリングストリングと共に回転し、ポンプ機構の回転子を形成する。 ボーリングストリングが回転すれば、ホースは、ホースに相対して押付けるよう配置される固定子の固定子アーム上を通過する。 よって、固定子はボアホールの壁に相対して支持されて、回転運動しない。 固定子と回転子との相対的移動を通じて、ポンピング作用は穿孔時に発生する。 回転の方向に応じて、こうした圧力はボーリングツールをパージするために誘導でき、または吸引作用は穿孔屑を吸込むために誘導できる。

    【0008】ホースの一端はボーリングツールに導く流体管路に接続される一方で、ホースの他端は、周囲空気またはパージ用液体を溜めることのできる流体溜に接続される。 ホースの一端は、ボアホールの外部に配置されたタンクに接続することもできる。 いずれにしても、追加の固定エネルギ発生器からボーリング装置の回転するボーリングツールへのエネルギ輸送は、本発明によれば不要である。

    【0009】本発明の好ましい装置は、ポンプ固定子がボーリングストリング上で軸方向に固定されて位置することにある。 こうしてポンプ固定子は連続ボーリング時にホースをなぞることができる。

    【0010】ポンプ機構の特に単純な運転が行われるための装置が構成される。 つまり、ポンプ固定子はトルクサポートを備える。 ボーリング時にトルクサポートは地面ボアホールの壁に相対してしっかり接し、かつボーリングストリングの縦軸方向にスライドできる。 ポンプ固定子は、ボーリングストリング上に特に容易に取付けることができると共に、ボーリング操作の進行に応じてボーリングストリングに追随できる。

    【0011】ポンプ機構の適切なサイズと性能に関して、本発明によるボーリング装置の別の実施態様においては、ボーリングツールが、チャンネルを有するコアボーリング管を備えると共に、ホースとチャンネルを接続して流体管路を形成することが好ましい。

    【0012】パージ用流体および穿孔屑を入れるためのタンクがボーリングツール上に配置され、ボーリングツールにおいてタンクと地面掘削装置との間に管が備えられているのであるならば、穿孔時に特に良好な進行が保証される。 穿孔屑は、例えば、この管でタンクに吸込むことができる。 従って、よってタンクは準備されたボアホールからボーリングツールを取出せば、空にすることができる。 タンクはパージ用流体溜としても使用できる。

    【0013】本発明の別の好ましい実施態様は、固定子アームがその自由端でローラを備え、当該ローラはホースを押付け、ホースはボーリングストリングの縦軸方向に平行なローラシャフトのまわりで回転するよう位置している。 ローラによって、固定子アームに対する相対的な運動によって引き起こされるホースに発生する摩耗は大部分は防止される。

    【0014】ポンプ固定子がその周辺まわりに均等に配置された複数の固定子アームを有し、均一圧力生成のための装置が構成される。 特に2つの固定子アームは、互に180°の度で配置されて設けられる。

    【0015】本発明の更に別の実施態様では、複数のポンプ機構をボーリングストリングに配置することが有利である。 この場合、複数のホースと複数の固定子アームが軸方向で前後に配置される。 複数のポンプ機構によって、相対的に大きいポンプ能力を設定することができる。 このため、回転子として機能する共通のキャリアの上下に複数のホースを置くこともできる。

    【0016】本発明の第二の目的は、ボーリングツールから離れた地面ボアホールにおいてボーリングストリング上のある点でトルクを取出すためのボーリング装置のトルクサポートによって解決される。

    【0017】その構成は、ボーリングストリングの挿通部のための中央に配置されたオリフィスを備える本体と、ボーリングストリング上で本体を回転可能にするためにオリフィスに設けられたベアリング機構と、オリフィスを通過するボーリングストリングの縦軸に対して半径方向に離れて延びると共に、本体上に互いに離れて配置される少なくとも3つのホルダと、オリフィスを通して出て行くボーリングストリングの縦軸にそれぞれ垂直に配置され、ホルダの回転の方向に対する接線に沿ったシャフトのまわりで回転可能に位置されている各ホルダに設けられる少なくとも1つのローラボディと、本体から半径方向に離れたローラボディでホルダを本質的に押付ける圧力を生成するための圧力装置とから構成される。

    【0018】本発明によるトルクサポートに基づいて、
    有効なゾーンでボーリングストリングによって生成するトルクは、地面ボアホールの掘削時に消すことができる。 ボーリングストリングに取付けられ、さらに、ボーリングストリングに対して静止しているトルクサポートを通して、機械的動力を取出すことができ、必要に応じて、動力を必要な二次ドライブまたは補助装置に供給することができる。 こうした補助装置は、特にボアホールの底から穿孔屑を輸送するために使用されるポンプであり得る。 ボーリング装置または動力回転ヘッドの駆動力は、ボーリング工程で必要な動力より通常大きい。 結果として、ボーリングストリング自体を介して二次ドライブのために必要な動力の必要な量(パーセンテージ)を従属点まで送出すことが装置の変更なしに可能である。

    【0019】ドライブ用に必要な駆動力がボアホールに対し外部(の地点)から電気、空気または油圧エネルギの形で補助装置に供給される従来型の装置と対照的に、
    本発明によるトルクサポートは長所を明確に提供する。
    結果として、静止エネルギ発生器から回転ツールへのエネルギ伝達の高価な態様は必要でなくなる。 更に、本発明によるトルクサポートは、ボーリングツール後部のボアホール中で配置できることから、特に穿孔時にケリーロッドを使用する場合、ボアを深くする際の動力線の長さに関する適応問題は該当しなくなる。

    【0020】発明による装置においては、ボアの種々の直径に適応するためにホルダが本体に対してスライドできる。

    【0021】直径の変動への自動的適応は、本発明の実施態様によって達成される。 つまり、圧縮装置がスプリング機構を持ち、地面ボアホールの壁に対して所定圧縮力でそのスプリング機構がローラボディと共にホルダを押付けるものである。 本発明によるトルクサポートは、
    地面ボアホールの管状壁または非管状壁に接触してスプリング力によって常時保持される。 例えば、ボアパイプからボアホールの逃げまでの遷移における直径の変動は、ローラボディの半径方向動作ストロークによって補償することができる。

    【0022】ボーリングストリングの縦軸に平行に向いている本体上のピンのまわりにそれぞれ揺動可能にホルダが位置している。 ホルダの好ましい揺動可能性がこうして実現される。

    【0023】この設計態様は次に記載する有利な方法で更に改善される。 各ホルダは、内側に突出した半径方向突出アームを持ち、圧縮スプリングの半径方向で外側に位置するホルダを押付ける圧縮スプリングをレバーアームと本体との間に配置する方法である。 本発明によるトルクの伝達は、円周方向の摩擦による自動締まりの原理に基づいてこうして達成される。 これを実施するに当たって、この方法は、軸方向でローラボディによる自動締まりを利用しない従来型の機械機能、すなわち「フリーランニング」とは異なる。 圧縮スプリングにより発生する圧力は、トルクサポートの摩擦力をスラストの方向で可能な限り小さく維持するように設定される。 例えば、
    ケリーボアロッドの使用時の穿孔において、穿孔操作時に振動運動はほとんど目立たない。

    【0024】本発明による更に別の実施態様では、次のような装置が構成される。 本体上のホルダごとにストッパを組込み、穿孔時にそのストッパに相対してホルダが存在する。 このストッパはホルダをその位置に固定する。 ボーリングストリングの回転の方向を逆にすれば、
    ストッパに相対して位置するホルダのレバーアームはストッパから離れて摺動し、このため機構の自動締まり作用は開放される。 この結果として、ドライブ、例えば、
    ポンプは許された一つの回転方向でロックされるだけである。 更に、この設計形式では、トルクサポートは上方移動の前にボーリングストリングの短い逆回転により締め圧力(bracing strain)から開放される。

    【0025】ローラボディがスイングしてもよい最大許容直径を設定するために、本発明によるトルクサポートは更に改善されている。 調整機構が各ストッパで備えられ、それによりそれぞれのホルダのスイングは穿孔時に設定することができる。

    【0026】

    【発明の実施の形態】図1によれば、本発明によるボーリング装置10は、ポンプ機構11を備えている。 これには、図示した実施態様において、地面21において準備された地面ボアホール20内に存在するある点で、ケリーボーリングロッドであるボーリングストリング13
    が取付けられている。 ボーリングストリング13に接して、ボーリングツール14もポンプ機構11の下に取付けられている。 図示した実施態様において、ボーリングツール14は、地面掘削のためのローラビット22を有する円筒形コアボーリング管として設計されている。

    【0027】流体管路12は、ポンプ機構11からヘッドエンドに配置されたローラビット22までボーリングツール14に沿ったチャンネル19を経由して導かれている。 ローラビット22は、矢印P2で通り方向を示した流体のフローによって穿孔屑24をパージされる。

    【0028】穿孔屑24は矢印P3とP4で示すように、ボーリングストリング13に平行なボーリングツール14に取付けられた管25を経由してボーリングツール14上のタンク26に向け運び上げられる。 穿孔屑2
    4は、地面ボアホール20からボーリングツール14を抜き出す間にそこから除去することができる。

    【0029】ボーリングツール14の周辺でのローラビット22と吸込管25の配置は、図4によって図示できる。

    【0030】ポンプ機構11の構造と機能を図1、図2
    および図3によって更に説明する。 ポンプ機構11の回転子として、ボーリングストリング13に対してキャリア16を回転させないように取付けられているホース1
    5を使用する。 ホース15は、一定距離で本質的に部分円形状にボーリングストリング13を取囲んでいる。 ホース15の出口18は下方に向いており、流体管路12
    に接続している。 これに対して、ホース15の入口17
    は、ボアホールから離れる方向で上方に向けられ、矢印P1の方向で流体を輸送する。 流体は空気またはパージ用液体であってもよい。

    【0031】ホース15中にフローを起こすために、ベアリング装置31から半径方向に外側に延びる2つの固定子アーム32を有するポンプ固定子30が備えられている。 2つの固定子アーム32の自由端には、柔軟ホース15に相対して、当該柔軟ホース15を押付けるローラ33がそれぞれ配置されている。 ローラ33は、ボーリングストリング13の縦軸に平行に配置されると共に固定子アーム32に位置するシャフトによって回転可能である。

    【0032】ポンプ固定子30は、ベアリング装置31
    によってボーリングストリング13に沿って位置し、回転可能にするが、軸移動は起こさない。 ポンプ固定子3
    0は、地面ボアホール20の壁27に相対して支持されており、ベアリングスリーブ31から半径方向に外側に延びている互いに直角に配置された4つのホルダ41を有するトルクサポート40によって前記壁による回転を防止されている。 穿孔操作の深さの進行に合わせて地面ボアホール20中のトルクサポート40とポンプ固定子30を軸方向に移動させるために、ローラボディ42が4つのホルダ41の自由端上に配置され、ローラボディ42はそれぞれ、平に向いたシャフト43のまわりで回転可能である。 更に、ホルダ41は、それぞれのスプリング機構44によって半径方向に移動可能とし、地面ボアホール20の直径の変動を補償することができる。

    【0033】こうして支持されたポンプ固定子30とポンプ回転子としてボーリングストリング13と共に回転するホース15の間に相対的な運動がある。 このために、固定子アーム32上のローラ33は、ホースの押付けられた表面に沿って移動し、流体管路12への出口1
    8の方向にホース内部の流体を圧縮する。 このようにして、適切な流体圧が比較的遅い回転速度で本発明によって達成され、ボーリングツール14から穿孔屑24がパージされる。 その結果、流体圧を設けるための追加のエネルギー移動が必要ではない。 ポンプ能力を高めるために、ボーリングストリング13の前後にもう一つ必要であれば、追加のポンプ機構11を備えることができる。
    これを達成するために、ボーリングストリング13に合わせて適切に設計された接合部45が有効である。 ここで、追加のポンプ機構11はボーリングストリング13
    に簡単に取付けることができる。

    【0034】図5において、矢印Dで示した回転方向を有する図示した設計態様において、流体フローは、ボーリングツール14に向かって下向きに発生している。 回転の方向を逆にすれば、図示したボーリング装置10を用いて流体管路12で減圧さえも導くことができ、その結果、この減圧は、流体管路12を介してポンプ機構1
    1に向かった方向で穿孔屑24を吸い上げさせる。

    【0035】先に述べたボーリング装置10に使用できる他の構成のトルクサポート140を図5から図7と組合わせて説明する。 トルクサポート140は、中央オリフィス156を通るボーリングストリング113に関して、ベアリング119によって回転するよう位置している本体145からなっている。 ベアリング119は、スラストベアリングとラジアルベアリングであり、このためボーリングストリング113に対する本体145の軸ずれは防止されている。

    【0036】本体145は互いに平行に配置された2枚のプレート146,147から構成されており、それらの間にはローラボディ142を有するホルダ141が取付けられている。

    【0037】本体145の周辺まわりに均等に配置された全3つのホルダ141は、ローラボディ142の位置において、ボーリングストリング113の縦軸に垂直であると共に、ボーリングストリング113の回転運動の方向を向いているシャフト143を持っている。 したがって、穿孔Vの方向にトルクサポート140を動かすために必要な力は小さくてすむ。

    【0038】ホルダ141は本体145上に位置するピン148を介してそれぞれ揺動可能である。 それぞれのピン148の軸の中心は、ボーリングストリング113
    の縦軸からローラボディ142の中心まで引かれた半径方向線149に対して距離eだけ外れている共に、ボーリングストリング113の回転方向Dに対して逆方向の位置にある。 偏心距離eを設ける構造設計することで、
    押付力と摩擦力の大きささに容易に影響を与えることができる。

    【0039】図示した設計の実施態様において、地面2
    1の地面ボアホール20へと入っている間中、中空管である壁27とローラボディ142を接触させるために、
    圧縮スプリング150を有する圧縮装置144を設けている。 これらは、本体145上で支持プレート151に相対した一方側で支持されると共にそれぞれのホルダ1
    41の半径方向内側に突出したレバーアーム152に相対した他方側で押付ける。 したがって、ホルダ141の一定のスプリング事前の付勢力は、自動締め作用として機能する。

    【0040】ホルダ141の揺動軸の最長経路を設定するため、調整機構153が備えられている。 これは、本体145にしっかりと固定したストッパ154とその中に位置するセットスクリュー155からなる。 回転方向Dでのトルクサポート140の回転時に、レバーアーム152は、セットスクリュー155に相対して押え付け、このためローラボディ142を有するホルダ141
    は、それら半径方向に突出した位置で固定される。 回転方向とは逆に、ホルダ141は、圧縮スプリング150
    の押付方向に相対して引張られた位置から開放される。
    適切な接続装置を介して、カンチレバーは、トルクサポート140に取付けることができ、こうしてカンチレバーは、回転子に関してトルクを取出すための固定子の役をなす。

    【0041】

    【発明の効果】本発明によれば、ボーリングツールから穿孔屑を単純且つ省エネルギにて除去することのできるボーリング装置を得ることができる。 また、補助装置の駆動用トルクを地面ボアホール中のボーリングストリングから取出すことができるボーリング装置のためのトルクサポートを得ることができる。

    【図面の簡単な説明】

    【図1】 地面ボアホールにおける本発明によるボーリング装置の横断面図である。

    【図2】 図1の断面A−Aによる断面図である。

    【図3】 図1の断面B−Bによる断面図である。

    【図4】 図1の断面C−Cによる断面図である。

    【図5】 地面ボアホールにおける本発明によるトルクサポートに関する断片の断面図である。

    【図6】 図5の断面A−Aによる断面図である。

    【図7】 図5の断面B−Bによる断面図である。

    【符号の説明】

    10 ボーリング装置、11 ポンプ機構、12 流体管路、13 ボーリングストリング、14 ボーリングツール、15 ホース、16キャリア、17ホースの入口、18 ホースの出口、19 チャンネル、20 地面ボアホール、21 地面、22 ローラビット、24
    穿孔屑、25 管、26 タンク、27 壁、30
    ポンプ固定子、31 ベアリング装置、32 固定子アーム、33 ローラ、40 トルクサポート、41 ホルダ、42 ローラボディ、43 シャフト、45 接合部、113 ボーリングストリング、119 ベアリング、140 トルクサポート、141 ホルダ、14
    2 ローラボディ、143 シャフト、144 圧縮装置、145 本体、146,147 プレート、148
    ピン、149 半径方向線、150 圧縮スプリング、151 支持プレート、152 レバーアーム、1
    53 調整機構、154 ストッパ、155セットスクリュー、156 中央オリフィス。

    【手続補正書】

    【提出日】平成10年4月1日

    【手続補正1】

    【補正対象書類名】明細書

    【補正対象項目名】請求項1

    【補正方法】変更

    【補正内容】

    【手続補正2】

    【補正対象書類名】図面

    【補正対象項目名】全図

    【補正方法】変更

    【補正内容】

    【図1】

    【図2】

    【図3】

    【図4】

    【図5】

    【図7】

    【図6】

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