Consolidated system and method in the ocean

申请号 JP2011517236 申请日 2009-06-25 公开(公告)号 JP5501356B2 公开(公告)日 2014-05-21
申请人 ペラミス ウェーブ パワー リミテッドPelamis Wave Power Limited; 发明人 ウィリアム イェム リチャード; チャールズ メイコック エドワード; ゴールドマン シャウ マーティン; コルリー マイケル; アン ジェーン ディケンズ エリザベス;
摘要
权利要求
  • 第1本体に取り付け可能な第1ラッチ素子と、第2本体に取り付け可能な第2ラッチ素子と、前記第1ラッチ素子及び第2ラッチ素子をともに引き寄せて、第1本体と第2本体との連結を容易にする引き寄せ手段とを備え、前記引き寄せ手段は、浮揚型 ウィンチを有する構成とした、連結システム。
  • 請求項1に記載の連結システムにおいて、前記第1本体及び前記第2本体のうち一方を海洋構造物とし、前記浮揚型 ウィンチを前記海洋構造物に取り付け可能とした、連結システム。
  • 請求項2に記載の連結システムにおいて、前記浮揚型 ウィンチを、前記海洋構造物に着脱可能に取り付け可能とした、連結システム。
  • 請求項1〜3のいずれか一項に記載の連結システムにおいて、前記引き寄せ手段は、さらに、一方の端部を前記 ウィンチに取り付けたウィンチロープを有する構成とし、また前記ウィンチロープの他方の端部を 係留ロープに連結可能にし、前記 係留ロープに前記第2ラッチ素子を連結可能にした、連結システム。
  • 請求項4に記載の連結システムにおいて、前記ウィンチロープは 前記第1ラッチ素子を通過する構成とした、連結システム。
  • 請求項4または5に記載の連結システムにおいて、前記ウィンチロープの整然としたスプーリングを維持するための、軸線方向駆動手段をウィンチに設けた、連結システム。
  • 請求項4〜6に記載の連結システムにおいて、第1本体を曳航する曳航手段を備え、前記曳航手段は、前記第1本体と曳船との間に連結した曳航ロープを有し、また前記曳航ロープはウィンチロープよりも短くし、これにより前記ウィンチロープの自由端部が曳船に担持するとともに、前記曳航ロープに緊張状態にするとき、前記ウィンチロープには張力が作用しない状態となるようにした、連結システム。
  • 請求項1〜7のいずれか一項に記載の連結システムにおいて、前記第1ラッチ素子は、前記第1本体に取り付けたソケットを有する構成とし、前記第2ラッチ素子は、前記第1ラッチ素子のソケット内に配置可能なプラグを有する構成とした、連結システム。
  • 請求項1〜8のいずれか一項に記載の連結システムにおいて、前記第1ラッチ素子及び第2ラッチ素子を、軸線方向及び回転方向に適正に整列させることができる整列手段を備えた、連結システム。
  • 請求項1〜9のいずれか一項に記載の連結システムにおいて、前記第2ラッチ素子は、選択した深さで前記第2ラッチ素子を直立指向状態に維持して浮揚させる浮力を付与する手段を有する構成とした、連結システム。
  • 請求項1〜10のいずれか一項に記載の連結システムにおいて、第1及び第2のラッチ素子を互いに引き寄せる前記引き寄せ手段は、遠隔操作により動作可能にした、連結システム。
  • 請求項1〜11のいずれか一項に記載の連結システムにおいて、前記浮揚型 ウィンチは、前記第1本体又は第2本体の好適な位置に前記 ウィンチを設置することを容易にする巻き上げ手段を有する構成とした、連結システム。
  • 請求項1〜12のいずれか一項に記載の連結システムにおいて、前記第1ラッチ素子と第2ラッチ素子との間に、機械的ロック手段を備えた、連結システム。
  • 請求項13に記載の連結システムにおいて、前記第1ラッチ素子と第2ラッチ素子との間に、前記第1及び第2のラッチ素子の不慮の分離を防止する、他のロック手段を備えた、連結システム。
  • 請求項1〜14のいずれか一項に記載の連結システムにおいて、前記浮揚型 ウィンチは、電源及び/又は通信システムを有する構成とした、連結システム。
  • 請求項15に記載の連結システムにおいて、前記通信システムは、海洋構造物を経由させる、連結システム。
  • 請求項15に記載の連結システムにおいて、ウィンチの電源装置は、前記第1本体のための補助電源として作用する構成とした、連結システム。
  • 請求項1〜17のいずれか一項に記載の連結システムにおいて、前記第1本体及び第2本体は、電流を送電するための供給ライン光学的信号を搬送するための光ファイバ、流体伝送装置および機械的係留設備を含む機能のグループから選択した組み合わせ機能、又は単独の機能を含むものとした、連結システム。
  • 請求項1〜18のいずれか一項に記載の連結システムにおいて、連結システムは、視認システムを備えた、連結システム。
  • 請求項17に記載の連結システムにおいて、前記視認システムは、前記第1本体と第2本体との連結を操作するオペレータに画像を中継する構成とした、連結システム。
  • 第1ラッチ素子を担持する第1本体を、第2ラッチ素子を担持する第2本体に連結する連結方法であり、
    ウィンチロープを、 浮揚型ウィンチから、前記第1ラッチ素子 を経由して 、前記第2ラッチ素子に取り付けた係留ロープに連結する段階と、
    前記ウィンチを操作して、前記第1ラッチ素子及び第2ラッチ素子を互いに引き寄せて第1本体を第2本体に連結し、前記ウィンチロープの前記係留ロープに対する連結は、前記ウィンチロープに張力が作用しないように行う段階とを有する連結方法。
  • 請求項 21に記載の連結方法において、前記浮揚型 ウィンチは、前記第1本体に、取り付ける、連結方法。
  • 請求項 21または 22に記載の連結方法において、前記第1ラッチ素子及び第2ラッチ素子は、互いに引き寄せた後、機械的に互いにロックする、連結方法。
  • 請求項 2123のいずれか一項に記載の連結方法において、さらに、第1本体と第2本体が連結した後に、前記ウィンチの分離又は切り離しの段階を有する、連結方法。
  • 請求項 22 、又は請求項 22に従属している場合の請求項 23若しくは 24に記載の連結方法において、さらに、前記第1本体から前記浮揚型 ウィンチを取り外す段階を有する、連結方法。
  • 说明书全文

    本発明は、連結システムおよび連結方法に関し、より詳細には、海中において、第1本体を第2本体に連結及び/又は分離を容易にし得る連結システムと連結方法に関する。
    本発明は、沖合の環境で第1本体を第2本体に連結する特別な用途を見出し、また、特に、穏やかな海での使用に適合する。

    海洋構造物を、その機械式係留設備、電、通信信号及び/又は流体用の伝送装置に連結することは、一般的な沖合での行為である。 現在の方法は、連結作業が船のデッキ又は海洋構造物自体のいずれかで行うべき連結作業を必要とする。

    この連結行為は、天候条件に影響されやすく、また、係留ロープを連結する場合には、大きな負荷の下にぴんと張ったロープでの作業を伴うことがある。 このことは潜在的に危険な作業であり、この作業は船及び設備における限られた範囲、及び天候条件における限られた範囲で行われなければならず、全ての要因はプロジェクトの経費を増大させる。

    さらに、その連結プロセスは、係留ロープ、電力、通信信号および流体用の伝送ケーブルをそれぞれ構造物に連結することにより、しばしば時間がかかるプロセスである。 このことは、連結オペレーションに要する良い天候が持続する期間の長さにわたるものであり、作業遅延の可能性が増大し、ひいては費用を増加させる。

    場合によっては、海洋構造物は係留設備が既に繋がれた状態で、設置場所まで曳航することがある。 この場合、大型船を使用して現場の所定位置に係留設備のアンカーを引っ張る。

    あるいは、海洋構造物が要求された場所に到着するとき、ウィンチロープを海洋構造物から機械式係留設備に連結し、両者を機械的に連結するよう巻き上げる。 ウィンチは、海洋構造物に恒久的に取付けて、各連結プロセスに要する設備費用を増加させる連結を容易にする。 あるいは、ウィンチを曳航船に設け、この場合、連結を行う前に、ウィンチを海洋構造物及び機械式係留設備のそれぞれに連結しなければならない。 上述したように、このことは連結プロセスにかかる時間に悪影響を及ぼす。

    本発明は、これら問題に対処することを目的とし、特に、第1本体と第2本体との間、例えば海洋構造物と海中の供給ラインとの間、または浮遊ロープと係船設備との間における、より迅速な連結を、従来の方法にくらべて、より広い範囲の天候条件、船における要件に対するより少ない制約で、促進することを目的とする。

    さらに、本発明は、ぴんと張ったロープを取り扱う、又はデッキの上での複雑な連結作業を行う上での要件を排除することを目的とする。 このことは、このようなオペレーションの安全性を大いに改善するものである。

    本発明の一態様によれば、第1本体に取り付け可能な第1ラッチ素子と、第2本体に取り付け可能な第2ラッチ素子と、第1ラッチ素子及び第2ラッチ素子をともに引き寄せて、第1本体と第2本体との連結を容易にする引き寄せ手段と、を備えた連結システムを提供し、前記引き寄せ手段は、浮揚型ウィンチシステムを有する構成とする。

    好ましくは、前記第1本体及び第2本体のうち一方を海洋構造物とし、浮揚型ウィンチシステムを海洋構造物に取り付け可能とする。

    好適には、浮揚型ウィンチシステムを前記海洋構造物に着脱自在に取り付け可能とする。

    好ましくは、引き寄せ手段は、さらに、一方の端部を浮揚型ウィンチシステムにおけるウィンチに取り付けたウィンチロープを有する構成とし、またウィンチロープの他方の端部を曳航ロープに連結可能にし、曳航ロープに第2ラッチ素子を連結可能にする。

    有利には、ウィンチロープは第1本体のラッチ素子を通過する構成とする。

    好適には、ウィンチロープの整然としたスプーリングを維持するための、軸線方向駆動手段をウィンチに設ける。

    好ましくは、第1本体を曳航する曳航手段を備え、曳航手段は、第1本体と曳船との間に連結した曳航ロープを有し、また曳航ロープはウィンチロープよりも短くし、これによりウィンチロープの自由端部が曳船に担持するとともに、曳航ロープに緊張状態にするとき、ウィンチロープには張力が作用しない状態となるようにする。

    有利には、第1ラッチ素子は、第1本体に取り付けたソケットを有する構成とし、第2ラッチ素子は、第1ラッチ素子のソケット内に配置可能なプラグを有する構成とする。

    好ましくは、第1ラッチ素子及び第2ラッチ素子を、軸線方向及び回転方向に適正に整列させることができる整列手段を備える。

    好適には、第2ラッチ素子は、選択した深さで第2ラッチ素子を直立指向状態に維持して浮揚させる浮力を付与する手段を有する構成とする。

    好ましくは、ウィンチは遠隔操作可能とする。

    いくつかの実施例において、第1ラッチ素子と第2ラッチ素子との間におけるラッチ機構を遠隔操作可能とすることができる。

    有利には、浮き型ウィンチシステムは、浮揚型ウィンチシステムは、第1本体又は第2本体の好適な位置に浮揚型ウィンチシステムを設置することを容易にする巻き上げ手段を有する構成とする。

    好ましくは、第1ラッチ素子と第2ラッチ素子との間に、機械的ロック手段を備える。

    好ましくはまた、第1ラッチ素子と第2ラッチ素子との間に、第1及び第2のラッチ素子の不慮の分離を防止する、他のロック手段を備える。

    好適には、特に第1本体が海洋構造物である場合、浮揚型ウィンチシステムは、電源及び/又は通信システムを有する構成とする。

    有利には、ウィンチの電源装置は、第1本体のための補助電源として作用する構成とする。

    好ましくは、第1本体及び第2本体は、電流を送電するための供給ライン光学的信号を搬送するための光ファイバ、流体伝送装置および機械的係留設備を含む機能のグループから選択した組み合わせ機能、又は単独の機能を含むものとする。

    好適には、連結システムは視認システムを有する構成とする。 好ましくは、視認システムは第2本体に対する第1本体の連結を操作するオペレータに画像を中継する。

    本発明のさらに別の態様では、第1ラッチ素子を担持する第1本体を、第2ラッチ素子を担持する第2本体の連結方法を提供する。 この連結方法は、ウィンチロープを、ウィンチを有する浮揚型ウィンチシステムから第1ラッチ素子を経由して第2ラッチ素子に取り付けた係留ロープに連結する段階と、ウィンチを操作して、第1ラッチ素子及び第2ラッチ素子を互いに引き寄せて第1本体を第2本体に連結し、ウィンチロープの係留ロープに対する連結は、ウィンチロープに張力が作用しないように行う段階を有する。

    第1ロープと係留ロープの連結を行う際、第1ロープに緊張がないことに基因して、本発明による連結方法は、従来使用されている連結方法よりも、より荒れた海でも使用可能であり、したがって、連結が可能な天候の範囲を拡げることができる。

    好ましくは、浮揚型ウィンチシステムは前記第1本体に取り付ける。

    好ましくは、第1ラッチ素子及び第2ラッチ素子は、互いに引き寄せた後、機械的に互いにロックする。

    好適には、本発明方法は、さらに、第1本体及び第2本体が連結した後、ウィンチロープの分離もしくは切り離しの段階を有する。

    さらに好適には、本発明方法は、さらに第1本体から浮揚型ウィンチシステムを取り外す段階を有する。

    本発明の好適な実施形態を、実施例と、関連する図を用いて説明する。

    本発明の一実施形態による中における連結/分離システムのコンポーネントを示す線図的説明図である。

    本発明の一実施形態による水中における連結/分離システムのコンポーネントを示す線図的説明図である。

    本発明の一実施形態による水中における連結/分離システムのコンポーネントを示す線図的説明図である。

    図1の連結システムにおける浮揚型ウィンチシステムを上方から見た斜視図である。

    図2Aに示す浮揚型ウィンチシステムの端面図である。

    図2Aに示す浮揚型ウィンチシステムの側面図である。

    図1に示す連結システムのラッチ機構における第1素子の側面図である。

    図3Aの第1素子における内部構成を示す拡大詳細図である。

    図3Aの第1素子の正面図である。

    図3Aに示す第1素子のロック機構のロック状態を示す線図的説明図である。

    図3Aにおける第1素子のロック機構を解放した状態を示す線図的説明図である。

    図1の連結システムにおけるタレットを一方の側から見た側面図である。

    図4Aのタレットを他方の側から見た側面図である。

    図1に示す連結システムにおける、連結の順次の段階を示す説明図である。

    図1に示す連結システムにおける、連結の順次の段階を示す説明図である。

    図1に示す連結システムにおける、連結の順次の段階を示す説明図である。

    図1に示す連結システムにおける、連結の順次の段階を示す説明図である。

    図1に示す連結システムにおける、連結の順次の段階を示す説明図である。

    図1に示す連結システムにおける、連結の順次の段階を示す説明図である。

    図1に示す連結システムにおける、連結の順次の段階を示す説明図である。

    図1に示す連結システムにおける、連結の順次の段階を示す説明図である。

    図1に示す連結システムにおける分離の順次の段階を示す説明図である。

    図1に示す連結システムにおける分離の順次の段階を示す説明図である。

    図1に示す連結システムにおける分離の順次の段階を示す説明図である。

    図面につき説明すると、図1には、本発明の一実施形態による連結システム1を示す。 この連結システムは、ウィンチ9を有する浮揚型ウィンチシステム2を備え、このウィンチ9は、タグボート又は他の船で沖合まで曳航するよう構成する。 第1ケーブル又は本体3を第2ケーブル又は本体4に連結するためのラッチ機構を設ける。 ラッチ機構の第1素子5を、第1ケーブル又は本体取り付け、ラッチ機構の第2素子6を、第2ケーブル又は本体に連結し、この第2素子は恒久的に連結位置に配置しておく。

    浮揚型ウィンチシステムを、さらに詳細に図2に示し、この実施形態においては、2個の浮力ユニット8の間に取り付けたフレーム7を有するが、このフレームは他の実施形態においては、1個又はそれ以上の浮力ユニットに取り付けることもできる。 図示の実施形態においては、浮力ユニットはほぼ円筒形であり、フレームを2個の浮力ユニットの長手方向軸線間に取り付ける。 これら浮力ユニットは、フレームに対して、着脱可能に取り付け、ウィンチシステムを輸送するときの保管を容易にし、また損傷したユニットを交換可能にすることができる。 他の実施形態においては、浮揚型ウィンチシステム又はウィンチ構体自体が、もともと浮力を有する構成にすることができる。

    ウィンチ9はフレームに担持する。 ウィンチはリール10を備え、またウィンチロープ11の一方の端部をリールに連結し、ロープをリールの周りに巻き付け、これにより、以下に説明するように、リールの回転によって選択的に巻き上げ及び繰り出しを行うことができるようにする。 好適には、ウィンチロープは静的な索道器(フェアリード)を経て、リールに送給し、またリールを軸線方向に駆動し、リールに対するウィンチロープの整然とした巻き付け(スプーリング)を維持する。

    モータ12をフレームに取り付け、また好適な実施形態においては、モータをウィンチ9に対して取り付け、リール10の回転及び軸線方向駆動を行うようにする。 モータは、フレームに取り付けた局所的な電源によって給電する、あるいは船のような離れた位置からの供給ラインを介して給電する。

    ヨークを、フレーム又は第1本体の一方の端部、好ましくは使用時での前方端部に設け、ウィンチロープがヨークによって選択的に案内され、フレームを船によって曳航されているとき、ウィンチロープのもつれを防止するようにすることができる。

    さらに、連結操作が完了した後に、ウィンチロープを切り放す又は取り外しを行う機構(図示せず)を設けることもできる。

    図5に示す実施形態においては、浮揚型ウィンチシステム2を、海洋構造物3の頂部に取り付け、この海洋構造物3は、第2本体に連結すべき第1本体を有する。

    この実施形態における、ラッチ機構の第1素子5は、海洋構造物の下側でウィンチ9の真下に取り付ける。 第1素子は、以下に詳細に説明するように、第2ラッチ素子を収容する容器13を設けたドッキングポートを有する。

    この容器には、第2ラッチ素子を軸線方向及び回転方向の双方に整列させる支援を行うよう構成した内側輪郭14を有する。 その内側輪郭は溝孔により構成することができる。 容器を浮揚型ウィンチシステムのフレームに取付ける手段15を設けることができる。

    この容器は、さらにロック機構16を有し、このロック機構16は、第2ラッチ素子が、容器内に収容された後、第1及び第2のラッチ素子を互いに固定するよう、遠隔操作できるようにする。 ロック機構を図4D及び図4Eにおいて詳細に示す。 図4Dは開いた状態のロック機構を、図4Eは閉じた状態のロック機構を示す。

    ロック機構は、容器の頂部に回動可能に取り付けた1対の機械的アーム17を有する。 各アームは、内側縁端に凹面状の窪み18を設ける。 これらのアームを互いに対向する向きに取り付け、機械的アームを互いに閉じるとき、凹状内面がほぼ円形の開孔19を形成するように取り付ける。

    開いた位置と閉じた位置とのでアームを操作するための駆動手段を設ける。 図示の実施形態において、駆動手段は液圧又は空気圧式のラム20とし、このラム20は、各アームと容器本体との間に取り付けることができる。

    さらに、第2の機械的ロック機構21を容器に設け、第2ラッチ素子の、使用時における不慮のラッチ解除を防止するフェールセーフのシステムにする。

    本発明には、ラッチ機構の第2素子が、容器内部へのドッキングの成功を遠隔地から視認できる、又は他の方法で確認するための設備(図示せず)を設けることができる。

    さらに、海洋構造物に対するワイヤ、ホース、または他の供給ラインを容器に連結するための手段(図示せず)を設けることができる。

    ラッチ機構の第2素子からの海中供給ラインを容器に自動的に連結及び分離するための手段36を設けることもできる。 この手段は、湿式の整合コネクタまたは海中プラグとすることができる。 コネクタのドッキングは、さらに以下に説明するドッキング操作中又は操作後に行うことができる。

    緩衝装置22を容器本体に取り付け、ドッキングプロセス中における衝撃荷重を吸収する。

    索道器(フェアリード)23を容器13の底部に又は底部に隣接させて取り付け、連結操作中にウィンチロープの食い込みを防止する。

    ラッチ機構の第2素子を、 図4により詳細に示す。 第2素子は、テーパ付きの上側表面25を有する、整形した本体24を有し、この本体24は、第1素子の容器13内に収容するよう構成する。

    係留ロープ26の連結を可能にするアイボルト(図示せず)を、第2素子に、好ましくは整形した本体の頂部に設ける。

    ラッチ機構の第1素子に機械的な連結を行うための手段を、第2ラッチ素子の本体に設ける。 図示の実施形態において、整形した本体は、腰部27を形成する縮径領域を有し、この腰部27は、この実施形態において、テーパ付き本体の上側表面の下方に示す。

    キー28およびテーパ付き支柱28′を本体の側面に、容器の内側輪郭14に整列させて設け、第2素子を容器内での回転方向の整列を支援するようにする。

    第2素子の本体の下側部分には、機械的に係留ロープを取り付ける手段を設ける。 図示の実施形態における取り付け手段は、本体の下側部分に貫通する開孔29とする。

    さらに、供給ラインもしくはケーブルを取り付けるための、1個又はそれ以上のポート30を、第2素子の本体の下側部分に設ける。 さらにまた、ポート内にドッキングする、供給ラインをラッチ機構の第1素子に連結および分離するための手段31を、第2素子の本体に設けることができる。 この連結物としては、電気的接続部又は水中プラグとすることができる。 連結及び分離手段は、曳航船から遠隔操作することができる。

    ラッチ機構の第2素子には、使用していない時に海底を離れながらも水面よりも下側の所望の深さに第2素子を維持するために、元々のまたは内包させた浮力を持たせる、又は1個若しくはそれ以上の浮力モジュールを第2素子の本体に設ける。

    ラッチ機構の第1及び第2の要素を互いに連結する好適な方法における段階を、図5A〜5Hに示す。

    図5Aに示すように、最初の段階で、ケーブル又は本体4をラッチ機構の第2素子6に連結する。 このケーブル又は本体4は、第2素子の本体の下側部分における開孔29又はポート30のうち1つにドッキングさせる。

    ラッチ機構の第2素子6は、係留ロープ26を使用して、位置表示ブイ32に連結する。 位置表示ブイは、単に第2素子の位置を認識させるだけで、第2素子の重量を支持しない。 係留ロープは、遠隔操作の運搬手段を使用して、第2素子の本体の頂部におけるアイボルトに挿通する。 第2素子の浮力は、この第2素子を海底よりも上方であるが海面よりも下方の所望の位置に浮揚させることができる。

    図5Bに示す段階おいて、浮揚型ウィンチシステム2を海洋構造物の頂部に取り付け、またラッチ機構の第1素子5を海洋構造物の下側に、好ましくは、ウィンチのリール10の直下に取り付ける。 ウィンチロープ11は、リールに取り付け、リールの周りに巻き付け、海洋構造物、及びラッチ機構の第1素子における容器13の双方に通過させる。 海洋構造物に貫通する、ウィンチロープが通過できるI管を設けることができる。

    図5Cに示す次の段階では、曳航ロープ33により海洋構造物3から、タグボートのような船34に連結する。 回収のための第2ロープ35により、後述するように浮揚型ウィンチシステム2から船まで連結する。 ウィンチロープ11により、浮揚型ウィンチ構体と船を連結する。 ウィンチロープの自由端部は、船の固定ポイントに連結することができる。 図5B及び図5Cに示す段階は、好適には沿岸又は港湾で行うが、穏やかな天候の日に海上で行うこともできる。

    曳航ロープ33は、回収ロープ35及びウィンチロープ11の引き出された長さよりも短くし、ウィンチロープ及び回収ロープが弛み、ピンと張ったロープが曳航ロープのみとなるようにする。 海洋構造物3は曳航ロープによって船から最適な距離に維持され、連結操作中、ウィンチロープ及び回収ロープが弛んだ状態を確実に保つようにする。

    曳船は、位置表示ブイ32によって認識される連結位置まで、海洋構造物3を曳航する。 曳船は、位置表示ブイ32を回収し、取り外し、そして係留ロープ26の端部を図5Dに示すように、船上のウィンチロープ11の端部に連結する。

    図5Eにて示すように、次の段階において連結した係留ロープ26及びウィンチロープ11を船外に投ずる。 船上のオペレータは、海洋構造物上のウィンチ9を遠隔操作で動作させて、係留ロープおよび連結したウィンチロープをウィンチのリール10に対する巻き付けを開始し、これにより、ラッチ機構の第2素子6を第1素子の容器13に向けて上方に引き上げる。 好ましい実施形態においては、ウィンチリールをモータ12によって軸線方向に駆動し、リールに対する整然としたスプーリングを維持する。

    第2ラッチ素子が第1ラッチ素子の容器に接近するにつれて、第1素子のテーパ付きの頂部表面25が容器に進入し、第2ラッチ素子の本体におけるキー28が容器の内側輪郭14内に係合する。 したがって、第1及び第2のラッチ素子の軸線方向および回転方向の位置は、これら素子が一緒に引き寄せるとき制御される。

    第1ラッチ素子の容器に、第2ラッチ素子をドッキングさせる際、機械的アーム17を動作させ、第2ラッチ素子の本体におけるくびれた腰部領域27の部分を包囲して、第1及び第2ラッチ素子を確実に連結する。 つぎに、第2ロック機構を動作させ、より一層安全性を高める。

    図5Fに示す容器内への第2素子の整形した本体24のドッキングは、近傍の遠隔視認システムにより確認する。 電力、信号、流体源用の供給ラインの連結が同時に行われる。

    ウィンチ9は、ウィンチロープに対して緊張状態を保って引っ張り続ける。 張力は、ウィンチロープにおける脆弱な連結部が破壊する、又はウィンチロープが断裂するまで上昇する。

    つぎに、曳航ロープ33を、船上のオペレータが遠隔操作することにより海洋構造物3から釈放する(図5G参照)。

    浮揚型ウィンチシステム2は、ウィンチ回収ロープ35を使用し、海洋構造物3から引き離し、船33に回収する、又は代案として、船の後方で沿岸または港湾に帰還するまで曳航し、帰還した沿岸または港湾で次の海洋構造物に設置することができるようにする。 (図5H及び5F参照)。

    以下、連結システムの分離について説明する。

    船は、海洋構造物3の場所に航行し、曳航ロープ33を既知の方法により、船とフレームとの間に取り付ける。

    船上のオペレータは、遠隔操作によりラッチトリガーを動作させ、ラッチ機構の第2素子6を、第1素子の容器13から釈放する。 ラッチ機構の第2素子の固有の浮力によって、ラッチ機構が、上述したように海底よりも上方で海面よりも下方の所望の深さを維持することができる。 つぎに、海洋構造物3を曳航して沿岸または港湾に帰還する(図5K参照)。

    当業者には、本発明が、第1ケーブル又は本体を第2ケーブル又は本体に、弛んだロープを使用して連結でき、穏やかな海で運用できる、連結方法及び連結システムを提供することは明らかであろう。 このことは、連結方法および連結システムを運用可能な天候範囲を相当拡大する。

    さらに、浮遊プラットホームに着脱自在にウィンチを取り付けることによって、第1本体体と第2本体との連結を行った後、ウィンチは曳船に回収し、これにより他の連結作業に再利用することができるようになる。 このことは、多数回の連結作業に必要なコンポーネントの個数を減らすことによって、連結作業にかかる全体の費用を低減する。

    さらに、曳船から遠隔操作できる本発明の連結システムは、現在利用可能なシステムに比べて、より荒れた海、又は作業に適した天候期間がより短い場合でも使用できる。

    本発明に変更及び改変を加えることができ、例えばいくつかの実施形態では、フレーム上に局部的なモータを設ける代わりに、遠隔の船から供給ラインを通して電力を供給することができる。

    本発明の他の実施形態において、位置表示ブイは、整形した本体を容器から釈放する際に、ラッチ機構の第2素子に自動的に取り付けることができる。

    本発明のさらに他の実施形態において、ウィンチ構体および/または浮揚型ウィンチシステムには、オペレータによる制御の下で、海洋構造物における好適な位置に、自身を巻き上げる手段を設ける。

    浮揚型ウィンチシステム及び特に浮遊ウィンチは、連結および分離システムの一部として説明したが、この浮遊ウィンチは、他の海洋作業に使用することができ、この他の海洋作業においては、ウィンチを一時的に海洋構造物に取り付け、必要とされる操作をし、そして、海洋構造物から取り外すことができる。 場合によっては、ウィンチを曳航する、又は必要に応じて場所を移動するよう駆動することができる。

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