A method and apparatus for especially delve drilling for exploration drilling and harvesting bowling |
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申请号 | JP53146698 | 申请日 | 1997-11-25 | 公开(公告)号 | JP3302700B2 | 公开(公告)日 | 2002-07-15 |
申请人 | ビルト・マシーネン−ウント・ボールゲレーテ−ファブリーク・ゲーエムベーハー; | 发明人 | ツィブセク、フリッツ; ビルト、ヘルマン−ヨーゼフ フォン; | ||||
摘要 | |||||||
权利要求 | 【請求項1】ドリルストリング(5)は、除去されるべき底に向いた端部において、前記ドリルストリングの縦方向に固定されたガイドチップ(22)と、少なくとも1 つの切削要素(29)とを備えた掘削ヘッド(10)を有し、この掘削ヘッド(10)は、前記ドリルストリング(5)の縦方向に、前記ガイドチップ(22)が前記少なくとも1つの切削要素(29)から突出している上方位置と、前記少なくとも1つの切削要素(29)が前記ガイドチップ(22)の端部(21)と同一の高さにあるか、この端部から作用方向に突出する下方位置との間で、移動可能であり、前記ドリルストリング(5)は、前記掘削ヘッド(10)が上方位置にあるとき、前記ガイドチップ(22)が底との協働によってドリルストリング端部を固定するまで、形成されるべき孔の方向に移動され、続いて、前記掘削ヘッド(10)は、孔の形成のために下方位置に移動される、特に探査ボーリング及び採収ボーリング用に穿孔を掘り下げる方法。 【請求項2】前記ドリルストリング(5)を縦軸を中心として回転し、前記掘削ヘッド(10)及び前記ガイドチップ(22)を前記ドリルストリングに回転不能に取り付けていること、を特徴とする請求項1に記載の方法。 【請求項3】前記ドリルストリング(5)を駆動し、前記掘削ヘッド(10)を前記ドリルストリング(5)に回転不能に取り付けているが、前記ガイドチップ(22)を前記ドリルストリングの縦軸を中心にして前記ドリルストリング(5)に回転自在に取り付けていること、を特徴とする請求項1に記載の方法。 【請求項4】前記ドリルストリング(5)を回転不能に取り付けており、前記掘削ヘッド(10)を前記ドリルストリング(5)の縦軸(L)に対し回転させること、を特徴とする請求項1に記載の方法。 【請求項5】前記ガイドチップ(22)を、前記ドリルストリング(5)の縦軸(L)を中心として回転自在に取り付けており、前記掘削ヘッド(10)と共に回転させること、を特徴とする請求項4に記載の方法。 【請求項6】前記ガイドチップ(22)を前記ドリルストリング(5)の縦軸(L)を中心として回転自在に取り付けており、前記掘削ヘッド(10)が、上方位置から出て、前記少なくとも1つの切削要素(29)が前記ガイドチップ(22)の端部(21)の高さに少なくともほぼ達したときの位置を、占めるとき、前記掘削ヘッド(10)が前記ガイドチップ(22)を連行すること、を特徴とする請求項4に記載の方法。 【請求項7】前記掘削ヘッド(10)の端面を除去されるべき底に接触させる力を、前記掘削ヘッド(10)に設けられた少なくとも1つのフロート(32)によって、調節すること、を特徴とする請求項1乃至6のいずれか1に記載の方法。 【請求項8】ドリルストリング(5)と、このドリルストリング(5)の一端を支持する装置と、前記ドリルストリング(5)の他端に設けられており、掘削工具の作用方向に少なくとも1つの切削要素(29)が設けられてなる掘削ヘッド(10)と、を具備する、特に探査ボーリング及び採収ボーリング用に穿孔を掘り下げる装置において、 前記ドリルストリング(5)の、除去されるべき底(4 0)に向いた端部には、前記ドリルストリングの縦方向に取着されたガイドチップ(22)が設けられていること、及び、前記掘削ヘッド(10)は、前記ドリルストリング(5)の縦方向に、前記ガイドチップ(22)が前記少なくとも1つの切削要素(29)から突出している上方位置と、前記少なくとも1つの切削要素(29)が前記ガイドチップ(22)の端部(21)と同一の高さにあるか、 この端部から作用方向に突出する下方位置との間で、移動可能であること、を特徴とする装置。 【請求項9】前記ドリルストリングの一端は、このドリルストリングの縦軸を中心にして回転自在に取り付けられており、前記支持装置は、前記ドリルストリングを縦軸を中心にして回転駆動するための装置(トルク回転ヘッド)を有すること、を特徴とする請求項8に記載の装置。 【請求項10】前記掘削ヘッドは、前記ドリルストリングに回転不能に設けられていること、を特徴とする請求項9に記載の装置。 【請求項11】前記ガイドチップは、前記ドリルストリングの縦軸を中心にしてこのドリルストリングに回転自在に取り付けられていること、を特徴とする請求項10に記載の装置。 【請求項12】前記ドリルストリング(5)の一端は、 前記支持装置に回転不能に取り付けられていること、を特徴とする請求項8に記載の装置。 【請求項13】カルダン式の平衡回復装置(19)(「ジンバル」)は、取付のために用いられること、を特徴とする請求項12に記載の装置。 【請求項14】前記掘削ヘッド(10)を、前記ドリルストリング(5)に対して、このドリルストリングの縦軸(L)を中心にしてなされる回転分だけずらすことができる駆動装置(11)が、前記掘削ヘッド(10)に関連して設けられていること、を特徴とする請求項13に記載の装置。 【請求項15】前記駆動装置(11)は、前記掘削ヘッド(10)に設けられた回転モータ(11′)を有し、この回転モータ(11′)は、前記ドリルストリング(5)に設けられた、トルクを受け取るための装置と協働すること、を特徴とする請求項14に記載の装置。 【請求項16】トルクを受け取るための前記装置は、前記ドリルストリングに設けられた縦方向歯車装置(キャッチストリップ58)であって、駆動トルクを受け取るための前記回転モータは、この縦方向歯車装置において支持されること、を特徴とする請求項15に記載の装置。 【請求項17】前記回転モータは、液圧モータであること、を特徴とする請求項15又は16に記載の装置。 【請求項18】前記回転モータは、電動モータであること、を特徴とする請求項15又は16に記載の装置。 【請求項19】前記ガイドチップ(22)は、前記ドリルストリング(5)の縦軸(L)を中心にしてこのドリルストリングに回転自在に取り付けられており、前記掘削ヘッド(10)に設けられたカウンタキャッチ(51)に係合することができるキャッチ(50)を有すること、を特徴とする請求項12乃至18のいずれか1に記載の装置。 【請求項20】前記キャッチ(50)及びカウンタキャッチ(51)は、前記ガイドチップ(22)を連行する場合に互いに係合する縦方向歯車装置からなること、を特徴とする請求項19に記載の装置。 【請求項21】前記キャッチ(50)及びカウンタキャッチ(51)は、前記ドリルストリング(5)の縦方向(L)に対する前記掘削ヘッド(10)の位置に関係なく、前記ドリルストリング(5)の縦方向(L)に関連して係合していること、を特徴とする請求項19又は20に記載の装置。 【請求項22】前記キャッチ(50)及び/又はカウンタキャッチ(51)は、前記掘削ヘッド(10)が、前記少なくとも1つの切削要素(29)が前記ガイドチップ(22) の端部(21)の高さの手前にあるときの位置を占めるか、あるいは、前記少なくとも1つの切削要素(29)が前記ガイドチップ(22)の前記端部(21)から突出しているときの位置を占めるとき、係合しており、前記掘削ヘッド(10)が上方位置にあるとき、係合していないこと、を特徴とする請求項19又は20に記載の装置。 【請求項23】前記ガイドチップ(22)に設けられた前記縦方向歯車装置は、前記ガイドチップの下方領域においてのみ設けられており、対歯車装置は、前記掘削ヘッドの上方領域にのみ設けられていて、前記掘削ヘッドが前記ドリルストリングに沿って前記ガイドチップの方に移動する最中に、前記歯車装置の上端は、前記少なくとも1つの切削要素が前記ガイドチップの端部の高さに殆ど達するとき、前記対歯車装置の下端と係合すること、 を特徴とする請求項20又は22に記載の装置。 【請求項24】前記掘削ヘッド(10)の作用方向に作用する掘削力を調節するための少なくとも1つのフロート(32)が、前記掘削ヘッド(10)に設けられていること、を特徴とする請求項8乃至23のいずれか1項に記載の装置。 【請求項25】前記少なくとも1つのフロート(32) は、浮揚可能なタンク(33)が、ガス好ましくは、圧縮空気が充填可能なタンク(33)かどちらかを有すること、を特徴とする請求項24に記載の装置。 【請求項26】前記ドリルストリングの一端を支持する前記装置が、浮きプラットホーム(1)に設けられていること、を特徴とする請求項8乃至25のいずれか1に記載の装置。 【請求項27】前記ドリルストリング(5)は、このドリルストリングを支持する前記装置に取り付けられた上方のドリルストリング部分と、前記掘削ヘッド及びガイドチップを支持する下方のドリルストリング部分(7) と、を有し、上方の(6)及び下方の(7)ドリルストリング部分は、入れ子式に互いにスライド可能に係合していて、前記プラットホーム(1)の、例えば海のうねりによって引き起こされた垂直方向運動は、掘削力が著しい変化を被ることなしに、相殺されること、を特徴とする請求項26に記載の装置。 【請求項28】一方では、前記下方のドリルストリング部分(7)に取り付けられており、他方では、前記掘削ヘッド(10)に取り付けられている長さ可変の負荷発生器(ピストン/シリンダユニット66)が設けられており、この負荷発生器では、前記縦軸(L)の方向における長さの変化がなされること、を特徴とする請求項8乃至27のいずれか1に記載の装置。 【請求項29】前記掘削ヘッドの一端を支持する前記装置に作用する重力を減少させることができる少なくとも1つのフロート(70)が前記ドリルストリング(5)に設けられていること、を特徴とする請求項8乃至28のいずれか1項に記載の装置。 【請求項30】前記下方のドリルストリング部分(7) には、少なくとも1つのフロート(69)が設けられていること、を特徴とする請求項27乃至29のいずれか1に記載の装置。 |
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说明书全文 | 【発明の詳細な説明】 本発明は、特に探査ボーリング及び採収ボーリング用に穿孔を掘り下げるための方法及び装置に関する。 探査ボーリングは、鉱床の検査のために行なわれ、鉱床にある物質の試料採取を可能することを意図している。 探査ボーリングが掘り下げられるのは、特に、鉱床が比較的深い所にあり及び/又は鉱床の上面にある水域、例えば湖又は海が、探鉱縦坑の掘下げを妨げる場合である。 このような採収ボーリングは、底層から鉱床の中味を解し出すために用いられる。 採収ボーリングの実例として、海底にありかつダイヤモンド包有物を含んだ海の堆積物の除去を説明しよう。 ダイヤモンドを含んだ堆積物は、大抵は河口の手前で、岩石からなる底に分布している余りに厚くない層の形で、形成された。 ダイヤモンドを含む堆積物物質を採掘するためには、船から、延長可能なドリルストリングに沿って海底まで降下される、複数の装置が用いられる。 このような装置は比較的大きな直径の孔径用に設計されている掘削ヘッドを有する。 多数のこのような孔が隙間なく相並んで空けられるのは、ダイヤモンドを含む物質の全体を出来る限り広範囲に利用することができるためである。 事情によっては、非常に長いロッドに取着された掘削ヘッドがぶつかるときに、掘削工具の掘削ヘッドが、海底の、孔に掘り下げるべき箇所に直ぐに突進するのでなくて、特に、海底が僅かに傾斜しているときは、掘削ヘッドが、側方に避けて、螺旋状にぐるぐると回るという傾向を有する、という問題が生じる。 掘削ヘッドがこのように側方に逸れるのを防止するために、中心に据えるべきガイドチップを掘削ヘッドの下方に設置することは既に知られている。 このガイドチップは、掘削ヘッドの作用方法に作用する掘削力の下で、 掘削ヘッドが堆積層を殆ど貫通したとき、まず、先行するガイドチップが、その下方にありかつ大抵は岩石からなる底に当るが、底に突入できないか、あるいは、非常に緩慢にかつ高い摩擦の下でしか突入することができない。 そのとき、掘削ヘッドは堆積層にそれ以上突入することができない。 採収法の経済性は、大多数の相並んだ孔の即座の掘下げに依存しているので、その時々の穿孔過程は、これまでは、ガイドチップが堆積物の下にある底にぶつかる際に、ひどく遅らされ従って不経済になる。 US−PS3,277,972からは、掘削ヘッドが軟らかい堆積層への突入の際に降下されてなる装置が、公知である。 AT−PS379 863からは、穿孔内を案内するために、ドリルロッドを部分的に半径方向に囲撓するガイドスリーブ、つまりは、先行の掘削ヘッドの外径にほぼ対応する外径を有するガイドスリーブを具備するドリルロッドが公知である。 US−PS3,729,057からは、ドリルストリングに沿って上下可能である2部構成の掘削ヘッド装置が公知である。 掘削ヘッド装置は、掘削ヘッドの下端に設けられたプレートに取着されている掘削チップを有する。 プレートは、ドリルストリングの縦方向に対し直角に延びる軸を中心として回動自在に取り付けられており、掘削ヘッドは、プレートが回動退避しつつ、ドリルストリングに対し上方に移動可能である。 本発明の課題は、特に探査ボーリング及び採収ボーリングの用に穿孔を掘り下げるための上記タイプの方法及び装置を、鉱床が、余り硬くない岩石層を通って、直接に、岩石層の下にあってかつ大抵は岩石からなる基礎岩石へと、この場合この方法が不経済になることなく、下方に採掘されるように、更に開発することである。 更に、この装置は、種々の穿孔諸条件及び穿孔深さへの適合性において際立っており、出来る限り少ない製造コストを要する。 この課題は、方法の観点では、請求項1の主題によって解決される。 このためには、本発明に基づき、ドリルストリングの縦方向に固定されたガイドチップを除去されるべき底に向いた端部に有するドリルストリングが、孔を掘り下げるべき箇所に取着される。 この場合、ガイドチップは通常、少なくとも僅かな数値だけ、水積層に突入する。 続いて、底に向いた側に少なくとも1つの切削要素を有する掘削ヘッドであって、ドリルストリングの縦方向に、 本発明に係わる方法の第1の変更の実施の形態では、 しかし乍ら、請求項3に記載のように、ドリルストリングを駆動し、トルクを、ドリルストリングの縦軸を中心にして回転自在に取り付けられたガイドチップにではなく、回転不能に取り付けられた掘削ヘッドに伝達することは、同様に好都合である。 このことによって、ガイドチップが堆積物内で回転しないことが、引き起こされる。 これによって、ガイドチップは、堆積層に「穿孔」 請求項4に記載の方法の、つまり、ドリルストリングを回転不能に取り付けており、掘削ヘッドをドリルストリングの縦軸に対し回転する方法の実施の形態は、特に好都合である。 される。 何故ならば、この措置によって、ドリルストリングの、掘削ヘッドに対向している端部において通常は設けられた駆動装置と、場合によっては、コストのかかる複数の回転伝達手段とが省略されるからである。 この場合、ガイドチップをドリルストリングに回転不能に設けることが可能である。 しかし乍ら、比較的硬い堆積底の場合には、ガイドチップを、ドリルストリングの縦軸を中心として回転自在に取り付け、縦軸を中心として掘削ヘッドと共に回転させることは利点である。 何故ならば、このことによって、ガイドチップの堆積層への「穿孔」が、最初の案内作用を高めるために、可能となるからである。 本発明に係わる方法の特に好ましい他の変更の実施の形態は、請求項6の主題である。 この変更の実施の形態では、ガイドチップは同様にドリルストリングの縦軸を中心として回転自在に取り付けられており、掘削ヘッドが、上方位置から出て、少なくとも1つの切削要素がガイドチップの端部の高さに少なくともほぼ達したときの位置を、占めるとき、はじめて、ガイドチップは、掘削ヘッドによって連行される。 この措置によって引き起こされるのは、ガイドチップが掘削ヘッドの案内を引き起こし、堆積底にそれ以上突入することがない間は、ガイドチップが空回りによって堆積底に生起された摩耗に晒されてはいないが、しかし、掘削ヘッドの堆積底へのより深い突入の際に、少なくとも1つの切削要素によって覆われていない領域における「コア」の形態を確実に防止することである。 本方法の、特に好ましい実施の形態では、除去されるべき底に掘削ヘッドの端面を接触させる力を、掘削ヘッドに設けられた少なくとも1つのフロートによって、調節することができる。 装置の観点での課題は、ドリルストリングの、除去されるべき底に向いた端部には、ドリルストリングの縦方向に取着されたガイドチップが設けられていること、及び、掘削ヘッドは、ドリルストリングの縦方向に、ガイドチップが少なくとも1つの切削要素から突出している上方位置と、少なくとも1つの切削要素がガイドチップの端部と同一の高さにあるか、この端部から作用方向に突出する下方位置との間で、移動可能であること、を特徴とする請求項8に記載の装置によって解決される。 従って、本発明に係わる装置では、ガイドチップは、まず第1に穿孔のはじめに掘削ヘッドが移動するのを防止するために用いられる。 これに対し、ガイドチップは、掘削ヘッドの降下後には、ドリルストリングの方に、少なくとも1つの切削要素によって定められる面の後方に留まっており、穿孔過程を、先行によって引き起こされる、岩石からなる底層又は岩石からなる包有物に載ることによっても、妨げることがない。 本発明に係わる装置では、ドリルストリングの一端がこのドリルストリングの縦軸を中心にして回転自在に取り付けられており、この端部の領域でドリルストリングと協働する回転駆動ヘッドの使用が定められていることによって、掘削ヘッドを知られるように回転させることが可能である。 この場合、掘削ヘッドは、ドリルストリングに回転不能に設けられている必要がある(請求項1 ガイドチップを穿孔のはじめに堆積底に押し込むだけで、多くの場合に掘削ヘッドの案内のために十分であるので、ガイドチップの摩耗を減らすためには、ガイドチップをドリルストリングの縦軸を中心にしてこのドリルストリングに回転自在に取り付けられていること(請求項11)は、好都合であることができる。 しかし、請求項12に記載のように、ドリルストリングの、掘削ヘッドから離隔した端部が、ドリルストリングを支持する装置に回転不能に取着されていることは、特に好都合である。 このような取付のためには、請求項14に記載のように、カルダン式の平衡回復装置(「ジンバル」)が特に適切である。 この場合、掘削ヘッドが、この掘削ヘッドに関連して設けられている駆動装置によって、ドリルストリングに対して、このドリルストリングの縦軸を中心にしてなされる回転分だけずらされること(請求項14)は好ましい。 請求項15に記載のように、駆動装置が、ドリルストリングに設けられた、トルクを受け取るための手段と、しかも請求項16に記載のように好ましくは、縦方向歯車装置として形成されている手段と協働する回転モータを有することは、好ましい。 回転モータは、請求項17のように、液圧モータであってもよい。 しかし乍ら、回転モータを電動モータとして形成すること(請求項18)も、同様に可能である。 幾つかの実験は、ガイドピッチが、時らの縦軸を中心として回転していることなく、当該の堆積底に押し込まれさえすれば、所定の堆積底では、ガイドピッチの案内作用が十分であるが、しかし、他の堆積底が、ガイドピッチの、自らの縦軸を中心とした回転を要すること、を示した。 従って、請求項19に記載のように、ガイドチップを、ドリルストリングの縦軸を中心にしてこのドリルストリングに回転自在に取り付け、ガイドチップに、掘削ヘッドに設けられたカウンタキャッチに係合することができる複数のキャッチを設けることは、利点である。 請求項20に記載のように、キャッチ及びカウンタキャッチが、ガイドチップの駆動の場合に互いに係合する縦方向歯車装置からなることは、好ましい。 しかし乍ら、キャッチ及びカウンタキャッチが、ドリルストリングの縦方向に対する掘削ヘッドの位置に関係なく、係合してなる装置の実施の形態が、多数の堆積底にとって非常に適切であることが、明らかになった。 しかし、請求項22の特徴を有する装置は、他の堆積底に特に適切である。 この装置では、キャッチ及び/又はカウンタキャッチは、少なくとも1つの切削要素がガイドチップの端部の高さと同一の高さにあるか、掘削ヘッドの作用方向にガイドチップから突出しているときにのみ、ガイドチップが、回転している掘削ヘッドと係合しているように、構成されている。 この措置によって保証されているのは、掘削ヘッドの堆積底への更なる降下が、少なくとも1つの切削要素によって覆われていない領域において形成される「コア」によっても妨げられないことである。 キャッチ及びカウンタキャッチを形成する縦方向歯車装置の特に好ましい構成は、請求項23の主題である。 掘削ヘッドの作用方向に作用する掘削力を調節するための少なくとも1つのフロートが、掘削ヘッドに設けられていること場合に、種々の堆積底への装置の特に良好な適合性が与えられている。 この措置によって、掘削ヘッドの作用方向に作用する掘削力は、堆積底のその時々に存する性質に適合されることができて、これに伴って、ガイドチップを堆積底に押し付ける力の変化は生じない。 かくして、特に硬い堆積底の場合にガイドチップを大きな力で底に押圧して、十分な案内作用を達成するが、同時に掘削力を調節して、少なくとも1つの切削要素の係合が一方では、穿孔の逸脱をもたらさず、他方では、最適な掘進が達成されるようにすることが、特に可能である。 請求項25に記載のように、少なくとも1つのフロートが、浮揚可能なタンクか、ガス好ましくは、圧縮空気が充填可能なタンクかどちらかを有する場合、掘削力は、 本発明に拘わる装置は、ドリルストリングの、掘削ヘッドから離隔した端部を支持し、穿孔を海底に掘り下げるための、浮きプラットホームとの関連で、用いられること(請求項26)は好ましい。 プラットホームの、例えば海のうねり又は潮差によって引き起こされた垂直方向運動を相殺するためには、請求項27に記載のように、プラットホープラットホームに取り付けられた上方のドリルストリング部分と、掘削ヘッド及びガイドチップを支持する下方のドリルストリング部分とを分割すること、しかも、上方及び下方のドリルストリング部分は、ドリルストリングの縦方向に入れ子式に互いに係合していて、互いに相対的に移動可能であるので、掘削力が著しい変化を被ることなしに、プラットホームの垂直方向運動が相殺されることは、特に好都合である。 本発明に係わる装置の好ましい実施の形態では、請求項28に記載のように、一方では、下方のドリルストリング部分に取り付けられており、他方では、掘削ヘッドに取り付けられている長さ可変の負荷発生器、好ましくは、ピストン/シリンダユニットが設けられている。 この措置によって、掘削ヘッドがドリルストリングの方に移動されることができるが、このためには、プラットホームにあるウィンチ16の作動と、複数のケーブルの負荷とを必要としない。 このことは、掘削ヘッド10が例えば孔壁の崩壊によって孔内に「閉じ込められている」とき、特に利点である。 何故ならば、長さ可変の負荷発生器の相応の作動によって、掘削ヘッドがガイドチップの方に上方に動かされることができるからであって、しかも、このガイドチップは、特に、孔が堆積層全体の中を延びているとき、ガイドチップの下にある硬い岩石上に支持される。 従って、大抵の場合、掘削ヘッド10は、孔壁の崩壊後にも解放されることができる。 更に、この構成によって、ガイドチップの先行の長さを、底の性質によって設定された諸条件を適合させることは可能である。 下方のドリルストリング部分に、好ましくは、この部分の上端の領域には、制御可能な浮力を有する少なくとも1つのフロートが設けられているとき、ガイドピッチを底に立たせる力を、その時々に支配的な諸条件に適合させることができる。 この場合、掘削ヘッドが請求項28 図面には、本発明の複数の実施の形態が示されている。 図1は、ガイドチップが堆積底の上方にあって掘削ヘッドが上方の位置に移動されていることを示す、本発明に係わる装置の概略図である。 図2は、孔底まで降下された掘削ヘッドを用いた穿孔過程の終りにある本発明に係わる装置の、対応の概略図である。 図3は、上方の位置にある掘削ヘッドを有するドリルストリングの下部の拡大図である。 図4は、下方の位置にある、図3と同じ掘削ヘッドの図である。 図5は、図4の部分Vの拡大図である。 図6は、掘削ヘッドの部分(図3の部分VI)の拡大図である。 図7は、掘削ヘッドを駆動するための駆動装置の部分断面図(図5の部分VII)である。 図8は、ガイドチップに設けられたキャッチと、掘削ヘッドに設けられたカウンタキャッチとの拡大切欠図(図5の部分VIII)である。 図1及び2において全体として参照符号100が付された装置は、浮きプラットホーム1に設けられたマスト2 ドリルストリングセグメント4,4′を滑車3において準備するためには、この目的のために知られた図面に示唆されただけの複数の装置が用いられ、これらの装置は、通常「パイプエレクタ」又は「パイプハンドリングシステム」と呼ばれる。 ドリルストリングセグメント4, 既にはじめに説明したように、分解可能なセグメント 下方のドリルストリング部分7の下端には、掘削ヘッド10が設けられている。 この掘削ヘッド10は、実施の形態では、回転不能にプラットホームに取り付けられており、また、掘削ヘッドに統合された回転駆動装置11によって、反動トルクを吸収するドリルストリング5に対して、回転自在である。 図示した実施の形態では、動力源として液圧モータが用いられる。 この液圧モータには、 下方のドリルストリング部分7の下端には、制御可能な、浮力、即ち、液体の排出量を有する2つのフロート 上方のドリルストリング部分6をプラットホーム1に回転不能に取り付けるためには、垂直の中心面に沿って2分割されカルダン式に懸架された平衡回復装置19 上方のドリルストリング部分6には、必要な場合に、 前記掘削ヘッド10には、ドリルストリングの中心軸L 以下、まず、図1及び2を参照して本発明に係わる装置の図示の実施の形態の原理的な機能法を説明する。 図1に示した段階では、ドリルストリング5は、既に個々のセグメント4及び4′の螺着によって組み立てられて、完全な長さを有する。 ドリルストリング5の上端には、掘り出される被覆岩の排出に用いられる曲管17が設けられている。 ドリルストリング5の上方のドリルストリング部6は、既に、カルダン式の平衡回復装置19の2つの部分を閉じることによって、自らの作動位置において回転不能に取り付けられている。 曲管17は、端部でホッパ状に拡大された入口20に通じており、この入口20 図1に示された状態では、装置100は、掘削ヘッドが海底40の除去される箇所の上にあるように、位置決めされている。 実際の掘削過程が始まる前に、ウィンチ16が緩められる。 このことによって、下方のドリルストリング部分7 例えば海のうねり又は潮差によって引き起こされて、 掘削ヘッドを海底に降下させるために、まず、回転駆動装置11が作動される。 このことによって、後述のように、掘削ヘッド10のみか、掘削ヘッド10及びガイドチップ22かが、ドリルストリング5の縦軸Lを中心として回転される。 図1に示した上方の位置と、掘削ヘッド10の端面23がガイドチップ22の端部と少なくとも同じ高さにあるときの下方の位置との間で移動可能である掘削ヘッドは、ケーブル16′を更に緩めることによって、降下されて、遂に、端面23が海底40に載る。 海底の状態に応じて上層へ多かれ少なかれ押し入る、ガイドチップ22の端部21は、掘削過程の開始の際に、掘削のために考えられた箇所から掘削ヘッド10が渦巻状に逸脱するのを防止する。 複数のケーブル16′は更に緩められて、図2で掘削過程の終りに認められるように、ダラリと弛んでいるので、掘削ヘッド10の、結果として生じる重力は、掘削ヘッド10をドリルストリング5の縦方向Lで孔底41において支持する掘削力を規定している。 前記掘削ヘッド10の構造及び機能法を図3乃至8を参照して詳述する。 図3は、掘削ヘッド10を備えておりかつガイドチップ 図3で下から2番目のセグメント4′に示され、図5 ドリルストリングに入った堆積物が上方のドリルストリング部分6と下方のドリルストリング7との間の取付部分に入り込んで、部材相互の摩擦のない動きを妨げること、を防止するために、下方のドリルストリング部分7に入り込んでいる上方のドリルストリング部分6の下端には、内管46(「入れ子管」)がフランジを介して接合されている。 この内管46は、下方のドリルストリング部分7の、内管の下にある部分に突出しており、回転駆動装置11の直ぐ上方において、開いた状態で終わっている(図5を参照)。 下方のドリルストリング部分7は、 これらの措置によって、解された堆積物は、低圧がエアリフト法の使用により上方のドリルストリング部分内に支配的であるが故に、内管36の下方の開口部を通って、上方のドリルストリング部分6の内部に入り込むので、堆積物は、既に従って複数のローラの配列24又はレール26と接触することはない。 更に、一方のドリルストリング部分6の内部に支配的な低圧がもたらすのは、一定量の周辺の水が環状ギャップ49を通って下方のドリルストリング部分7の上端から常に吸引され、ローラの配列24及びレール26の周りを洗うので、堆積物成分が場合によって侵入してきても、堆積物成分が常に洗い出されることである。 実質的にシリンダ状のハウジング28を有する、図3及び4に概略で示された掘削ヘッド10は、孔底に向いた端面23において、ドリルストリング5の縦軸Lに対して設けられている複数の切削要素29を有する。 これらの切削要素29は、掘削本体ハウジング28の外周面から半径方向にガイドチップ22の外周面まで延びている。 切削要素29 掘削ヘッド10の上方領域に設けられた回転駆動装置11 更に、掘削ヘッド10は、フロート32として作用する、 図6の右半体が見られるように、装置は、ピストン/ ピストン/シリンダ装置66は、上方及び下方のシリンダ端部に設けられた2つの圧力接続部66′,66′′を有する。 図面で上方に示した圧力接続部66′′に、圧力下にある圧液が加えられると、掘削ヘッド10は、ドリルストリング5の下部7従ってまたガイドチップ22に対して下方に動かされる。 従って、続いての圧力接続部66′への加圧によって、掘削ヘッド10は、ガイドチップ22に対して上方に移動される。 この構成によって、掘削ヘッド10をその作用方向において孔底41に接触させる掘削力を高めることは原理的には可能ではあるが、特に、ドリルストリングがこの実施の形態で2部構成に入れ子式に相互に係合するように構成されているとき、通常は、ドリルストリング5は推進力の吸収には不適当である。 従って、ピストン/シリンダ装置66は、通常は、掘削ヘッド10の表面が、例えば孔壁の崩壊によって、孔内に挟まっているときに、用いられる。 このような場合に、ピストン/シリンダ装置66の接続部66′には圧力媒体が加えられるので、掘削ヘッド ドリルストリング5の下部7における掘削ヘッド10及びガイドチップの取着及び駆動の詳細は、図6乃至8に示されている。 ガイドチップ22は、上方が開いた管状のガイドスリーブ34を有する。 ガイドスリーブ34は、下から、下方のドリルストリング部分7の下端に押し被せられており、その下端において、ドリルストリング5の縦方向Lに互いに間隔をあけた半径方向取付ユニット35によって、下方のドリルストリング部分7の回りに回転自在に取り付けられている。 下方のドリルストリング部分7に形成された周囲溝36は、ガイドチップ22を縦軸Lの方向において軸方向に取り付けるために用いられる。 半径方向に突出する2部構成の軸受リングは、周囲溝36に嵌め込まれており、ガイドスリーブは、このガイドスリーブに設けられたショルダ38によって、孔底41の方向に、軸受リングの突出する領域において支持される。 対応のカウンタショルダ42は、逆方向での軸方向の取付けのために用いられ、ガイドチップ22の、実際の先端を形成する下方の部分39に設けられている。 この下方の部分39は、半径方向に張り出している周囲フランジ43において、ガイドスリーブ34と螺着されている。 ガイドスリーブ34は、その外周面に設けられた複数のキャッチ50を有する。 これらのキャッチ50は、図示の実施の形態では、ガイドスリーブ34の全長に亘って延びている縦方向歯車装置として形成されている。 カウンタキャッチ51は、キャッチ50と係合しており、掘削ヘッド10 掘削ヘッド10を駆動するためには、駆動装置11の複数の回転モータ11′(図7にはこれらのうちの例えば1つしか示されていない)の被駆動軸54には、夫々1つの歯車55が設けられている。 駆動モータ11′は、フランジを介して上方のハウジング部分56に回転不能に結合されている。 ハウジング部分56自体は、同様にスライドスリーブ57に結合されている。 スライドスリーブ57は、縦軸L 歯車55は、駆動歯車60と係合している。 駆動歯車60 掘削ヘッド10のハウジング壁部52は、蓋部64の、孔底 ───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 フォン ビルト、ヘルマン−ヨーゼフ ドイツ連邦共和国、デー―52445 ティ ッツ、シラーシュトラーセ 12 (56)参考文献 特開 昭53−106302(JP,A) 特公 昭42−9761(JP,B1) 特公 昭50−11321(JP,B1) 米国特許5035291(US,A) (58)調査した分野(Int.Cl. 7 ,DB名) E21B 7/12 - 7/136 E21C 50/00 |