Gas hydrate collecting method and gas hydrate collecting system |
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申请号 | JP2004219219 | 申请日 | 2004-07-27 | 公开(公告)号 | JP2006037518A | 公开(公告)日 | 2006-02-09 |
申请人 | Mitsubishi Heavy Ind Ltd; 三菱重工業株式会社; | 发明人 | ARIKAWA KIWAMU; YAMABE MASAKI; SASAKI KIYOMI; | ||||
摘要 | PROBLEM TO BE SOLVED: To provide a gas hydrate collecting method and a gas hydrate collecting system capable of stably collecting a gas hydrate in large quantity. SOLUTION: An excavation object including sediment and the gas hydrate is provided while advancing the boring of a hydrate layer G2 by an excavator-agitator 10. The excavation object is mechanically agitated by the excavator-agitator 10, and the gas hydrate (and seawater) are recovered from the inside of the excavation object, and recovered by a ship and a base positioned on the sea via a shaft 1. When agitating the excavation object, the gas hydrate, the seawater and the sediment can be separated by its specific gravity. COPYRIGHT: (C)2006,JPO&NCIPI |
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权利要求 | 海底地盤中に存在し、ガスハイドレートを含むハイドレート層から、前記ガスハイドレートを採集する方法であって、 前記ハイドレート層を掘削し、前記ガスハイドレートと土砂を含む掘削物を得る掘削工程と、 前記掘削物を機械的に撹拌し、前記ガスハイドレートと前記土砂の混在物を生成し、さらに前記ガスハイドレートと、前記土砂を分離する撹拌分離工程と、 分離された前記ガスハイドレートを回収する回収工程と、 を備えることを特徴とするガスハイドレートの採集方法。 前記撹拌分離工程では、前記ガスハイドレートと前記土砂の比重の違いにより、前記ガスハイドレートと前記土砂を分離することを特徴とする請求項1に記載のガスハイドレートの採集方法。 前記撹拌分離工程で分離された前記土砂を、前記ハイドレート層に埋め戻す工程をさらに備えることを特徴とする請求項1または2に記載のガスハイドレートの採集方法。 前記掘削工程では、前記ハイドレート層内を、横方向に連続して掘削していくことを特徴とする請求項1から3のいずれかに記載のガスハイドレートの採集方法。 前記掘削工程で前記ハイドレート層に形成した掘削坑の外周側をさらに掘削し、得られた掘削物からガスハイドレートを採集することを特徴とする請求項4に記載のガスハイドレートの採集方法。 前記掘削工程では、掘削機を前記ハイドレート層内で所定の位置を中心として横方向に旋回させることで、前記ハイドレート層を掘削し、得られた掘削物からガスハイドレートを採集することを特徴とする請求項1から4のいずれかに記載のガスハイドレートの採集方法。 海底地盤中に存在し、ガスハイドレートを含むハイドレート層から、前記ガスハイドレートを採集するためのガスハイドレート採集システムであって、 前記ハイドレート層を掘削し、前記ガスハイドレートと土砂を含む掘削物を得る掘削装置と、 前記掘削物を機械的に撹拌する撹拌装置と、 前記撹拌装置で撹拌されることで、前記掘削物から分離したガスハイドレートを回収する回収装置と、 を備えることを特徴とするガスハイドレート採集システム。 前記掘削装置は、前進しながら、前方の前記ハイドレート層を掘削していくものであることを特徴とする請求項7に記載のガスハイドレート採集システム。 前記撹拌装置は、前記掘削装置と一体に設けられていることを特徴とする請求項8に記載のガスハイドレート採集システム。 前記掘削装置は、スクリューコンベアであることを特徴とする請求項7に記載のガスハイドレート採集システム。 前記撹拌装置は、前記掘削装置の進行方向後方に設置され、搬送装置によって前記掘削装置から前記撹拌装置に前記掘削物が搬送されることを特徴とする請求項7または10に記載のガスハイドレート採集システム。 |
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说明书全文 | 本発明は、ガスハイドレードの採集方法、ガスハイドレード採集システムに関する。 近年、天然資源として、海底地盤中に存在するガスハイドレートが注目されている。 ガスハイドレートは、メタンを主成分とするガスである。 ガスハイドレートは、水深500〜1000m以上に位置する海底から、さらに数百m下方の海底地盤中の層厚10〜20mの砂層地盤(以下、これをハイドレート層と称することがある)中にて、砂等の粒子間の空隙に、シャーベット状に凝結した状態で存在している。 これまで、ガスハイドレートを海底地盤中から採集するには、ガスハイドレートが凝結する条件を崩すことにより、ガスハイドレートを分解させてガス化または液化した後、パイプ等を通して回収している。 ガスハイドレートが凝結する条件を崩すには、熱を加えて、温度を上昇させる、あるいは圧力を減少させる必要がある。 また、海上から導管を海底に到達させ、その先端部で、熱を加えたり減圧したりすることで、海底に露出したガスハイドレートを採集する方法が既に提案されている(例えば、特許文献1参照。)。 しかしながら、海底地盤に生産孔を構築し、この生産孔を減圧あるいは加熱する手法は、生産孔から離れた位置まで減圧あるいは加熱の効果が及びにくい。 また、例え、減圧あるいは加熱の効果が生産孔から離れた位置まで及んでガスハイドレートがガス化あるいは液化しても、ガスは、生産孔までハイドレート層中を伝播する必要があり、採集効率が極めて低い。 また、特許文献1に記載された手法は、あくまでも海底に露出したガスハイドレートを採集する方法であり、海底表面から数百m下方の海底地盤中に位置するハイドレート層からのガスハイドレートの採集を想定したものではない。 さらに、そもそもこれらの手法は、特定のポイントからガスハイドレートを採集するものである。 このような手法は、ガスハイドレートの存在を調査する場合等の調査・研究目的には適しているものの、商業ベースレベルの生産量を確保しようとする場合に用いるのは現実的ではない。 このような場合、広範囲からガスハイドレートを大量に採集する必要がある。 従来の手法では、採集するポイントを順次移動させていかなければならず、これには手間とコストがかかり、さらにはポイントの移動中に採集を行えないため、採集したガスの安定供給に支障をきたす恐れもあるからである。 かかる目的のもと、本発明のガスハイドレートの採集方法は、海底地盤中に存在し、ガスハイドレートを含むハイドレート層から、ガスハイドレートを採集する方法であって、ハイドレート層を掘削し、ガスハイドレートと土砂を含む掘削物を得る掘削工程と、掘削物を機械的に撹拌し、ガスハイドレートと土砂の混在物を生成し、さらにガスハイドレートと土砂を分離する撹拌分離工程と、分離されたガスハイドレートを回収する回収工程と、を備えることを特徴とする。 さらに、掘削工程では、ハイドレート層内を、横方向に連続して掘削していくのが好ましい。 これには、トンネルを掘削するのと同様に、横方向に連続して掘削するのが良い。 また、掘削機をハイドレート層内で所定の位置を中心として横方向に旋回させることで、ハイドレート層を掘削し、得られた掘削物からガスハイドレートを採集することもできる。 このようにして、広範囲のハイドレート層からガスハイドレートを採集できる。 本発明は、海底地盤中に存在し、ガスハイドレートを含むハイドレート層から、ガスハイドレートを採集するためのガスハイドレート採集システムとして捉えることもできる。 このシステムは、ハイドレート層を掘削し、ガスハイドレートと土砂を含む掘削物を得る掘削装置と、掘削物を機械的に撹拌する撹拌装置と、撹拌装置で撹拌されることで、掘削物から分離したガスハイドレートを回収する回収装置と、を備えることを特徴とする。 本発明によれば、ハイドレート層を掘削し、土砂とガスハイドレートを含む掘削物を得て、これを機械的に撹拌することで、掘削物からガスハイドレートを回収することができる。 そして、ハイドレート層の掘削を、トンネルを掘削するようにして横方向に連続的に行うことで、広範囲のハイドレート層から大量のガスハイドレートを連続的に採集することが可能となる。 その結果、ガスハイドレートを大量にかつ安定して採集することが可能となる。 以下、添付図面に示す実施の形態に基づいてこの発明を詳細に説明する。 なお、以下には、複数の実施の形態を示すが、各形態間で共通する構成については同符号を付し、その説明を省略することがある。 [第一の実施の形態] このように、いわば、トンネルを掘削するように、掘削撹拌機10をハイドレート層G2で横方向に推進させることで、ガスハイドレートを回収するのである。 また、掘削撹拌機10で掘削坑Tを形成した後、この掘削坑Tに熱を加えたり、あるいは減圧を行うことで、掘削坑Tの周囲のハイドレート層G2においてガスハイドレートの分解を生じさせることもできる。 分解したガスハイドレートは、掘削坑Tを通し、回収することができる。 さて、図3は、上記のようにしてガスハイドレートを採集する際に用いる掘削撹拌機10の例を示すものである。 この掘削撹拌機10Aは、ドリル11を回転させたときに、ドリル11の刃がハイドレート層G2に食い込む力により推進力を得る。 この推進力の反力を受けるため、掘削撹拌機10Aは、掘削によって形成された坑壁面100に押し付けられるグリッパ17を備えている。 また、掘削撹拌機10Aの前進に伴い、フレキシブルチューブ15は伸長できるようになっている。 このような掘削撹拌機10Aは、ドリル11で、進行方向前方のハイドレート層G2を掘削し、この地層から、土砂とガスハイドレートの掘削物を後方に取り込む。 なお、ドリル11自体の構成は、通常の地盤掘削用のドリルと同様の構成が適用でき、またその構成を特に限定する意図も無いことから、ここではその説明を省略する。 そして、ガスハイドレート、海水(氷)、土砂、それぞれの粒子は、撹拌を続けると、次第に、比重の違い(ガスハイドレート:0.9、海水:1.03、土砂:2.6程度)により、ガスハイドレートおよび海水と、土砂とに分離される。 これにより、撹拌装置13の上部にガスハイドレートおよび海水が浮上し、下部に土砂が沈降する。 土砂から分離されたガスハイドレートおよび海水は、撹拌装置13の上部に接続された配管18から、ポンプ16によって後方のフレキシブルチューブ15に送り出される。 そして、フレキシブルチューブ15を通し、縦坑1を介し、海上等へと送られる。 一方、残された土砂は、撹拌装置13の下部から後方に排出され、そのまま、ハイドレート層G2に形成された掘削坑Tを埋め戻す。 ところで、上記のような掘削・撹拌・分離は、掘削撹拌機10Aの掘進(前進)に並行して行われる。 したがって、例えば、ドリル11によって取り込まれた掘削物は、掘削撹拌機10Aの掘進によって、後方から撹拌装置13が掘削物の位置に到達することによって撹拌が開始され、掘削物の位置を撹拌装置13が通り過ぎることによって撹拌が終了する。 そして、撹拌によってガスハイドレートおよび海水が分離した土砂も、撹拌装置13が通り過ぎることで、そのまま掘削坑Tに残置されることになる。 もちろん、ポンプ等を用い、ドリル11から撹拌装置13に掘削物を送り込み、撹拌装置13から土砂を後方に排出することも可能ではあるが、上記のような構成とすることもできるのである。 このようにして、掘削撹拌機10Aで、ハイドレート層G2を掘削し、土砂とガスハイドレートを含む掘削物を得て、これを機械的に撹拌することで、掘削物中からガスハイドレート(と海水)を回収することができる。 掘削撹拌機10Aを前進させながら、トンネルを掘削するようにしてハイドレート層G2を掘削することで、広範囲のハイドレート層G2から大量のガスハイドレートを連続的に採集することが可能となる。 その結果、ガスハイドレートの生産性を大幅に向上させ、また安定した生産が可能となる。 図4は、図3の掘削撹拌機10Aの変形例である。 図4に示す掘削撹拌機(掘削装置、撹拌装置)10Bは、図3の掘削撹拌機10Aに、推進ジャッキ20を付加したものである。 この推進ジャッキ20は、ドリル11側と、グリッパ17、17間に設けられた受け部材21との間に、設けられている。 このような掘削撹拌機10Bでは、グリッパ17、17を坑壁面100に押し付けた状態で、推進ジャッキ20を油圧等によって伸ばすことで、ドリル11を前方に推進させることができる。 これにより、前方のハイドレート層G2の状況により、ドリル11の食い付き力のみでは推進力が不足するような場合であっても、掘削撹拌機10Bに大きな推進力を付与することができる。 図5は、ドリル11に代えて、カッターフェース30を備えた掘削撹拌機(掘削装置、撹拌装置)10Cの例である。 この掘削撹拌機10Cは、図3、図4に示した掘削撹拌機10A、10Bにおけるドリル11に代えて、円盤状のカッターフェース30を備えたものである。 カッターフェース30は、モータ12によって回転駆動され、その前面に複数(多数)の掘削ビット30aが備えられたものである。 このようなカッターフェース30は、シールド掘削機等で用いられているものと同様の構成が適用でき、またその構成を特に限定する意図も無いことから、ここではこれ以上の説明を省略する。 また、この掘削撹拌機10Cでは、互いに前後するグリッパ17f、17r間に、油圧等によって伸縮駆動される推進ジャッキ31を備えている。 前側のグリッパ17fは、カッターフェース30側に連結されており、後側のグリッパ17rは、撹拌装置13等の本体側に連結されている。 もちろん、図5に示したような構成は、カッターフェース30に代えてドリル11を備えた場合にも同様に適用できるが、カッターフェース30を備えることで、掘削の制御が容易となる。 図6に示す掘削撹拌機(掘削装置、撹拌装置)10Dは、グリッパ17に代えて、回転防止部材40を備えたものである。 この図6に示すように、回転防止部材40は、掘削撹拌機10Dの掘進方向(前後方向)に回転自在なコロ41を複数備えている。 ドリル11が回転してハイドレート層G2に食い込みつつハイドレート層G2を掘進するときには、コロ41が回転することでその推進抵抗を抑えつつ、ドリル11の回転反力に対してはコロ41と坑壁面100との摩擦により抗力を発揮し、後方の撹拌装置13等がとも回りしてしまうのを防止する。 [第二の実施の形態] 縦坑1には、ガスハイドレートおよび海水を海上等に回収するための配管52が設けられている。 また、撹拌装置60には、土砂を埋め戻すためのスクリューコンベア53が設けられている。 これにより、撹拌装置60で分離されたガスハイドレートおよび海水は、配管52を通して海上等に向けて送出される。 また、撹拌装置60でガスハイドレートおよび海水を分離することで残った土砂は、スクリューコンベア53により、海底地盤中に埋め戻される。 このような構成では、掘削装置50が撹拌装置13等を備えないため、図3〜図6に示した掘削撹拌機10A〜10Dに比較し、掘削装置50をコンパクトで軽量なものとすることができる。 掘削装置50がコンパクトになることで、掘削装置50のフレキシビリティ(掘進方向の自由度)が高まり、また軽量になることで、掘削装置50のハイドレート層G2への沈下リスクを低減することができる。 また、掘削装置50で掘削を行いつつ、発生した土砂は、掘削装置50の後方の掘削坑Tに埋め戻しながら掘進していくわけではなく、他の掘削坑T等に埋め戻すので、掘削中に掘削装置50に障害が生じた場合等には、掘削坑Tを通って掘削装置50に到達でき、修理や保守作業等を行うこともできる。 図9は、図8に示した構成の応用例である。 図9に示すように、縦坑1に設置した撹拌装置60から、ガスハイドレートと海水を海上等に向けて送り出すための配管52に、循環ポンプ70および循環用配管71を設けることもできる。 このような構成では、撹拌装置60から送り出されるガスハイドレートと水の一部を、循環用配管71に取り込み、循環ポンプ70で配管52内に循環させる。 さて、上記したような第一および第二の実施の形態において、さらに様々な構成の変更・追加・省略等が可能である。 [第三の実施の形態] ここで、大径掘削部83の後方に、撹拌部材85aを備えた撹拌装置85を備えておくことで、大径掘削部83でハイドレート層G2から削り取られたガスハイドレートと海水と土砂の掘削物を撹拌し、ガスハイドレートおよび海水を分離させることができる。 また、撹拌装置85では、ガスハイドレートおよび海水が分離することで残った土砂は、そのまま掘進方向後方に埋め戻す。 このような構成により、掘削坑Tの周囲の、より広い範囲を掘削することができ、ガスハイドレートを大量に採集できる。 また、先行して形成した掘削坑Tをパイロット坑とすることで、この掘削坑Tを、大径掘削装置80で用いる動力の供給、ガスハイドレート等の搬送ライン等のために利用することができる。 [第四の実施の形態] このような掘削装置90では、図14(a)に示すように、まず、スクリューカッター93を本体91に沿わせた状態で、本体91を図示しない回転駆動機構で回転駆動させながら、図示しない推進機構により前進させ、先端の掘削ビット92でハイドレート層G2を掘削していく。 このとき、掘削された掘削物は、図13(a)の回収チューブ98を通して回収され、後方の掘削坑Tを通し、縦坑1へと送出される。 そして、所定の位置まで掘進が完了した時点で、それぞれのスクリューカッター93をドライブ機構97で軸線回りに回転駆動させるとともに、本体91を回転駆動機構で回転駆動させながら、駆動シリンダ95を作動させて、二本のスクリューカッター93をピン94回りに回動させる。 すると、図14(b)に示すように、二本のスクリューカッター93は、本体91に対して開きながら、掘削坑Tの外周側のハイドレート層G2を掘削する。 このときに掘削された掘削物は、本体91の中間部に開口した回収チューブ99から回収され、後方の掘削坑Tを通し、縦坑1へと送出される。 二本のスクリューカッター93が所定の角度まで開いた時点で、今度は掘削装置90を後退させる。 すると、図14(c)に示すように、スクリューカッター93により、掘削坑Tの外周側が、より大断面で掘削され、掘削物を回収することができる。 上記したような構成においては、図8あるいは図9に示した構成、つまり、縦坑1に設置した撹拌装置60で掘削物を撹拌分離し、ガスハイドレートおよび海水を海上等へ送出することができる。 [第五の実施の形態] これには、掘削用として用いられるスクリューコンベア(掘削装置)200Aを図示しない推進機構で前進させながら、スクリュー部材201を回転駆動させ、スクリュー部材201の先端部で、前方のハイドレート層G2を掘削する。 掘削された掘削物は、回転するスクリュー部材201によって、後方に搬送される。 そして、縦坑1内に設置した撹拌装置60で、掘削物を撹拌・分離し、ガスハイドレートおよび海水を、縦坑1を通して海上等に向けて送出する。 さて、撹拌装置60でガスハイドレートおよび海水を分離することで残った土砂は、埋め戻し用のスクリューコンベア200Bに排出される。 埋め戻し用のスクリューコンベア200Bは、スクリュー部材201を回転駆動させることで、撹拌装置60から排出される土砂を搬送し、既に掘削された他の掘削坑T等に土砂を埋め戻すことができる。 [第六の実施の形態] このとき、例えば、埋め戻し用のスクリューコンベア200Bを複数台設けてもよいし、掘削用のスクリューコンベア200Aも複数台設けてもよい。 ただし、掘削用のスクリューコンベア200Aの台数を増やすと、掘削抵抗が増加し、これらスクリューコンベア200A、200Bを旋回させる駆動力に負荷がかかる。 このため、これらスクリューコンベア200A、200Bを旋回させるための駆動機構の出力等に応じ、これらの台数、長さ等を設定するのが好ましい。 さて、このような旋回によるハイドレート層G2の掘削は、例えば第五の実施の形態で示したように、掘削用のスクリューコンベア200Aを一方向に掘進させて掘削坑Tを形成した後、この掘削坑Tを基点として行うこともできる。 つまり、掘削坑Tの位置から、スクリューコンベア200Aを旋回させるのである。 上記第五あるいは第六の実施の形態において、図17に示すように、掘削用のスクリューコンベア200Aと、埋め戻し用のスクリューコンベア200Bを、上下に重ねて設け、掘進あるいは旋回掘削を行うことも可能である。 この場合、掘削用のスクリューコンベア200Aを上段に配置し、埋め戻し用のスクリューコンベア200Bを下段に配置し、双方の間に、仕切り部材210を設ける。 このとき、図18に示すように、仕切り部材210に代えて、多数の開口を有したメッシュ部材220を設けることもできる。 ところで、掘削用のスクリューコンベア200Aのスクリュー部材201は、通常のらせん状のスクリュー翼形状に限らず、他の様々なものとすることができる。 これ以外にも、本発明の主旨を逸脱しない限り、上記実施の形態で挙げた構成を取捨選択したり、他の構成に適宜変更することが可能である。 1…縦坑、10、10A、10B、10C、10D…掘削撹拌機(掘削装置、撹拌装置)、13…撹拌装置、15…フレキシブルチューブ(搬送装置)、16…ポンプ(回収装置)、50…掘削装置、51…スクリューコンベア(搬送装置)、60…撹拌装置、80…大径掘削装置(掘削装置)、85…撹拌装置、90…掘削装置、200A…スクリューコンベア(掘削装置、掘削機)、G1…海底地盤、G2…ハイドレート層、T…掘削坑 |