Drill for boring anchor fixing hole

申请号 JP2001256275 申请日 2001-08-27 公开(公告)号 JP2003062827A 公开(公告)日 2003-03-05
申请人 Munehito Uchino; 宗仁 内野; 发明人 UCHINO MUNEHITO; YANAGISAWA TSUGIO;
摘要 PROBLEM TO BE SOLVED: To provide a drill for boring an anchor fixing hole which can bore a bottom-expanded anchor fixing hole without using two kinds of drills.
SOLUTION: In the drill for boring the anchor fixing hole 72 with the neighborhood of its bottom part expanded, a stopper 4 having a diameter larger than the outside diameter of a drill main body 2 is formed on the shank 3 side of the drill main body 2, and the surface 41 on the tip side of the drill of the stopper 4 is formed to be a tapered, curved surface extending wider from the tip side of the drill toward the shank 3 side.
COPYRIGHT: (C)2003,JPO
权利要求
  • 【特許請求の範囲】 【請求項1】 孔の底部近傍が拡開した形状を有するアンカー固定孔を穿孔するアンカー固定孔穿孔用ドリルにおいて、 ドリル本体のシャンク寄りに、該ドリル本体の外径より大きな径を有するストッパーが設けられており、該ストッパーにおけるドリル先端側の面が、ドリル先端側からシャンク側に向けて拡がるテーパー曲面となっていることを特徴とするアンカー固定孔穿孔用ドリル。 【請求項2】 ドリルの軸線に対する直交線と前記テーパー曲面とのなす角が、6〜30°であることを特徴とする請求項1に記載のアンカー固定孔穿孔用ドリル。 【請求項3】 前記ドリル本体の先端寄りに設けられている切り刃の外径D1と、前記ドリル本体におけるスパイラル溝の設けられている部分の外径D2との差(D1
    −D2)が、0.5〜3mmであることを特徴とする請求項1又は2に記載のアンカー固定孔穿孔用ドリル。 【請求項4】 前記ドリル本体の先端から前記ストッパーのテーパー曲面までの距離が、30〜100mmであることを特徴とする請求項1〜3の何れかに記載のアンカー固定孔穿孔用ドリル。 【請求項5】 請求項1に記載のアンカー固定孔穿孔用ドリルを用いるアンカー固定孔穿孔方法であって、 前記アンカー固定孔穿孔用ドリルを用いて、前記ストッパーが被穿孔部材の表面に突き当たるまで穿孔した後、 前記アンカー固定孔穿孔用ドリルを軸中心に回転させた状態で、前記ストッパーの前記テーパー曲面を前記被穿孔部材の表面に当接させながら、該アンカー固定孔穿孔用ドリルを、該ストッパーを支点として歳差運動させて動かすことにより、前記アンカー固定孔の底部近傍を切削し、拡開した形状の拡底部を形成することを特徴とするアンカー固定孔の穿孔方法。
  • 说明书全文

    【発明の詳細な説明】 【0001】 【発明の属する技術分野】本発明は、アンカー部材を固定するためのアンカー固定孔、特に、孔の底部近傍が拡開した形状を有するアンカー固定孔を容易に穿孔できる、アンカー固定孔穿孔用ドリルに関する。 【0002】 【従来の技術及び発明が解決しようとする課題】アンカーボルト等のアンカー部材は、既設のコンクリート壁材等の被穿孔部材に穿孔されたアンカー固定孔に挿入された後、適宜な手段を併用して該孔に固定される。 このようなアンカー部材としては、その底部近傍(アンカー固定孔に挿入される側)が打撃等により拡開するようになされた「拡開アンカー部材」があり、この拡開アンカー部材によれば、アンカー固定孔に挿入後、その底部が拡開されることにより、拡開した該底部をアンカー固定孔の孔壁に食い込ませて、機械的に固着することができる。 また、上記拡開アンカー部材を、アンカー固定孔に一層強固に固着させるために、底部近傍が拡開した形状を有するアンカー固定孔(以下、拡底アンカー固定孔という、図5参照)を設けることが行われている。 このような拡底アンカー固定孔を穿孔する場合、通常、以下に説明するような第1工程及び第2工程を採用する必要があり、これらの工程においては、異なる2種類のドリルが用られる。 【0003】第1工程として、通常のドリルを用いて、
    通常の孔(断面積が均一の孔)を下孔として穿孔した後、第2工程として、ドリル先端近傍の切り刃が拡開するようになされている専用のドリル(以下、拡開ドリルという)を用いて、孔の底部近傍を拡開するように切削し、拡底部73(図5参照)を形成する。 尚、拡開ドリルを用いれば、技術的には1種類のドリルで拡底アンカー固定孔を穿孔することができるが、拡開ドリルは、構造が複雑なため通常のドリルに対し単価が高く、また、
    使用した際の消耗・劣化も激しいため、通常、拡開ドリルだけで拡底アンカー固定孔を穿孔することは行われていない。 【0004】従って、本発明の目的は、拡底アンカー固定孔を、2種類のドリルを用いることなく且つ低コストに穿孔することのできるアンカー固定孔穿孔用ドリルを提供することにある。 【0005】 【課題を解決するための手段】本発明は、孔の底部近傍が拡開した形状を有するアンカー固定孔を穿孔するアンカー固定孔穿孔用ドリルにおいて、ドリル本体のシャンク寄りに、該ドリル本体の外径より大きな径を有するストッパーが設けられており、該ストッパーにおけるドリル先端側の面が、ドリル先端側からシャンク側に向けて拡がるテーパー曲面となっていることを特徴とするアンカー固定孔穿孔用ドリルを提供することにより、上記目的を達成したものである。 また、本発明は、前記アンカー固定孔穿孔用ドリルを用いて、前記ストッパーが被穿孔部材の表面に突き当たるまで穿孔した後、前記アンカー固定孔穿孔用ドリルを軸中心に回転させた状態で、前記ストッパーの前記テーパー曲面を前記被穿孔部材の表面に当接させながら、該アンカー固定孔穿孔用ドリルを、該ストッパーを支点として歳差運動させて動かすことにより、前記アンカー固定孔の底部近傍を切削し、拡開した形状の拡底部を形成することを特徴とするアンカー固定孔の穿孔方法を提供することにより、上記目的を達成したものである。 【0006】 【発明の実施の形態】以下、本発明のアンカー固定孔穿孔用ドリルを、その好ましい一実施形態について、図1
    を参照して説明する。 本実施形態のアンカー固定孔穿孔用ドリル(以下、単にドリルともいう)1は、図1に示すように、底部近傍が拡開した形状を有するアンカー固定孔72を穿孔するアンカー固定孔穿孔用ドリルにおいて、ドリル本体2のシャンク3寄りに、該ドリル本体2
    の外径より大きな径を有するストッパー4が設けられており、該ストッパー4におけるドリル先端側の面41
    が、ドリル先端側からシャンク3側に向けて拡がるテーパー曲面となっているものである。 【0007】本実施形態のドリル1を詳述すると、該ドリル1は、図1に示すように、前記ストッパー4が設けられている以外の基本構成は、通常のドリルと同様であり、ドリルの主要部であるドリル本体2には、切り刃5
    や切り屑排出用のスパイラル溝6が設けられてあり、また、シャンク(柄)3には、ドリルを回転駆動させるための駆動源(図示せず)が取り付けられるようになっている。 また、ストッパー4は、ドリル本体2に溶接で接合固定されており、前記ストッパー4において、ドリルの軸線に対する直交線と前記テーパー曲面41とのなすθは、好ましくは6〜30°、更に好ましくは8°〜
    12°であり、ドリル本体2の先端からストッパー4のテーパー曲面41までの距離L2に応じて適宜設定される。 前記ドリル本体2の先端寄りに設けられている切り刃5の外径D1と、前記ドリル本体2におけるスパイラル溝6の設けられている部分の外径D2との差(D1−
    D2)は、好ましくは0.5〜3mmであり、前記距離L2に応じて適宜設定される。 また、切り刃5の設けられている部分のドリル軸線方向の有効長L1は、好ましくは10〜20mmであり、前記距離L2に応じて適宜設定される。 前記距離L2は、好ましくは30〜100
    mmである。 【0008】次に、本実施形態のアンカー固定孔穿孔用ドリル1を用いた、本発明のアンカー固定孔穿孔方法の好ましい一実施態様を、図2〜図5を参照して以下に説明する。 尚、本発明のドリルは、通常のドリルと同様に、ドリルをチャック可能な駆動源と組み合わせて用いられるが、本明細書及び図面においては、ドリルの駆動源の説明及び図示等を省略する。 先ず、前記アンカー固定孔穿孔用ドリル1を用いて、図2に示すように、前記ストッパー4が被穿孔部材であるコンクリート壁材7の表面71に突き当たるまで、下孔を穿孔する。 【0009】次に、ドリル1を軸中心に回転させた状態で、図3に示すように、ストッパー4のテーパー曲面4
    1をコンクリート壁材7の表面71に当接させながら、
    ドリル1を、ストッパー4を支点として歳差運動(回転体の回転軸の方向が変わる運動)させるように動かす。
    このようにドリル1を動かすと、ドリル先端に設けられている切り刃5により、下孔の底部近傍の孔壁が切削され、更に該孔壁の切削された部分が、ドリルに生じる小刻みな上下振動により上下方向にも切削されて、前記アンカー固定孔72の底部近傍に、拡開した形状の拡底部73を形成することができる。 【0010】このように、本実施形態のアンカー固定孔穿孔用ドリル1を用いた、本実施形態のアンカー固定孔穿孔方法によれば、2種類のドリルを用いることなく、
    1種類のドリルで拡底アンカー固定孔を穿孔することができる。 更に、本実施形態のドリル1は、通常のドリルに、ストッパー4を設けた構成であり、ドリル自体のコストが通常のドリルに比して特に高くないため、通常のドリルと拡開ドリルとを用いる従来の穿孔方法に比して、コストダウン効果が大きい。 更に、本実施形態のアンカー固定孔穿孔用ドリル1によれば、拡底アンカー固定孔72の下孔の深さ(長さ)は、ドリル先端からストッパー4のテーパー曲面41までの距離L2(図1参照)で決まるので、前記実施態様のように、ストッパー4が被穿孔部材7の表面71に突き当たるまで、下孔を穿孔すれば、該下孔を自ずと正確な深さで穿孔することができ、また、その後、ドリル1をストッパー4を支点として際差運動させるように動かせば、拡底アンカー孔72における拡底部73を、容易且つ確実に切削することができる。 【0011】以上、本発明のアンカー固定孔穿孔用ドリルを、その好ましい実施形態について説明したが、本発明のアンカー固定孔穿孔用ドリルは、前述した実施形態に制限されることなく、本発明の趣旨を逸脱しない限り、下記のように適宜変更が可能である。 【0012】例えば、ドリル本体の切り刃やスパイラル溝及びシャンクの形状や大きさは、適宜変更することができる。 前記実施形態においては、ストッパー4が、ドリル本体2のシャンク3寄りに溶接で接合されているが、本発明のドリルにおいては、ドリル全体を鍛造又は鋳造により一体的に成形することもできる。 また、ストッパーをボルトでドリル本体に固定する構造とすることもできる。 また、ストッパーをドリル本体に対してドリルの軸方向に摺動可能に設けることができ、また、ストッパーをドリル本体から着脱自在に設けることもできる。 ストッパーをドリル本体に対してドリルの軸方向に摺動可能に設けてあると、ドリル先端からストッパー4
    のテーパー曲面41までの距離L2(図1参照)を変更し、穿孔するアンカー固定孔の深さ(長さ)を変更することができる。 また、ストッパーをドリル本体から着脱自在に設けてあると、前記距離L2(図1参照)又はストッパーのテーパー曲面のテーパー角θ(図1参照)を変更し、穿孔するアンカー固定孔の深さ(長さ)又は拡底部73(図5参照)の大きさ等を変更することができる。 【0013】また、本発明のアンカー固定孔穿孔用ドリルにより穿孔される被穿孔部材は、コンクリート壁材以外にも、例えば、モルタル壁材、石材、煉瓦材、ブロック材等が挙げられる。 【0014】 【発明の効果】本発明のアンカー固定孔穿孔用ドリルによれば、拡底アンカー固定孔を、2種類のドリルを用いることなく且つ低コストに穿孔することができる。

    【図面の簡単な説明】 【図1】本発明の一実施形態のアンカー固定孔穿孔用ドリルを示す正面図である。 【図2】本発明の一実施形態のアンカー固定孔穿孔用ドリルを用いて、下孔を穿孔した状態を示す作業図である。 【図3】アンカー固定孔の拡底部を切削している状態の本発明の一実施形態のアンカー固定孔穿孔用ドリルにおけるストッパー近傍を示す作業図である。 【図4】アンカー固定孔の拡底部を切削している状態の本発明の一実施形態のアンカー固定孔穿孔用ドリルにおけるドリルの先端部近傍を示す作業図である。 【図5】本発明の一実施形態のアンカー固定孔穿孔用ドリルを用いて穿孔された拡底アンカー固定孔を示す断面図である。 【符号の説明】 1 アンカー固定孔穿孔用ドリル2 ドリル本体3 シャンク4 ストッパー41 テーパー面5 切り刃7 被穿孔部材(コンクリート壁材) 71 表面72 アンカー固定孔73 拡底部

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