Disk cutter attachment device of the tunnel boring machine

申请号 JP11092689 申请日 1989-09-25 公开(公告)号 JPH0748798Y2 公开(公告)日 1995-11-08
申请人 株式会社小松製作所; 发明人 好人 南; 敏夫 塚本;
摘要
权利要求 【実用新案登録請求の範囲】
  • 【請求項1】シールド本体の前部に回転自在に設けられたカッタヘッド1の面板1aに複数の筒状ケース2を設け,これらケース2の内面に対向するようボス3を突設し,これらボス3にカッタ本体5を回転自在に支承する軸杆7の両端に設けられたリテーナ4のU字溝4aを嵌入して,カッタ本体5をリテーナ4とともに軸杆7を中心に回動すると共に,上記リテーナ4に形成されたU字溝
    4aの開口部側にキーブロック10を取付けて,このキーブロック10とリテーナ4の間でボス3を挟着することにより,ケース2に対してカッタ本体5を取付けてなるシールド掘進機のディスクカッタ取付け装置。
  • 说明书全文

    【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) この考案はシールド掘進機のカッタヘッドに設けられて切羽を掘進するディスクカッタの取付け装置に関する。

    (従来の技術) 従来トンネルを掘進するシールド掘進機には,シールド本体の前部にカッタモータにより回転駆動されるカッタヘッドが設けられており,カッタヘッドの前面には多数のディスクカッタが回転自在に設けられていて,カッタヘッドの回転に伴いこれらディスクカッタで切羽を掘削するようになっている。

    また従来のディスクカッタは例えば特開昭58-189497号公報に開示されているように,取付け座に設けられた挿入溝より軸支承部を挿入した後ロータリディスクのU字状切欠部に嵌挿すると共に,軸支承部の後にスペーサを挿入し,そして回動部180°回動させてから,押え部材を取付けて,押え部材を取付け座にボルトで固定することにより,取付け座にロータリカッタを取付ける構成となっている。

    (考案が解決しようとする課題) しかし上記従来のディスクカッタでは,取付け座に挿入溝を設けているため,取付け座の強度を上げるために取付け座の高さを高くする必要があり,取付け部分が大型となる不具合がある。

    また取付け座に固定するのに多くの部品を必要として構造が複雑であると共に,回転方向の荷重でホイールが緩むとロータリカッタが脱落して掘削能率が低下したり,
    掘削できなくなるなどの不具合があった。

    この考案は上記不具合を改善する目的でなされたもので,簡単な構造でかつ取付け部の高さが低いため,多くのディスクカッタがカッタヘッドへ装着できるようにしたシールド掘進機のディスクカッタ取付け装置を提供しようとするものである。

    (課題を解決するための手段及び作用) この考案は上記目的を達成するために,シールド本体の前部に回転自在に設けられたカッタヘッドの面板に複数の筒状ケースを設け,これらケースの内面に対向するようボスを突設し,これらボスにカッタ本体を回転自在に支承する軸杆の両端に設けられたリテーナのU字溝を嵌入して,カッタ本体をリテーナとともに軸杆を中心に回動すると共に,上記リテーナに形成されたU字溝の開口部側にキーブロックを取付けて,このキーブロックとリテーナの間でボスを挟着することにより,ケースに対してカッタ本体を取付けるようにしたもので,ケースに挿入溝を設けることなくカッタ本体を取付け可能としたためケースの高さが低くでき,これによってカッタヘッドにより多くのカッタ本体が取付けられるようにしたシールド掘進機のディスクカッタ取付け装置を提供しようとするものである。

    (実施例) この考案の一実施例を図面を参照して詳述する。

    図において1はシールド本体(図示せず)の前部に回転自在に設けられたカッタヘッドで,このカッタヘッド1
    の面板1aに複数のケース2が固着されている。

    上記ケース2は第2図に示すように互に対向する部分に平面部2aを有する筒状となっていて,平面部2aの内側面には,カッタ挿入側に開口部を有するU字形の溝3aが形成された筒状のボス3が突設されていて,これらボス3
    にリテーナ4のU字溝4aが嵌入されるようになっている。

    5はカッタ本体で,ハブ5aとこのハブ5aの外周部に嵌合されたカッタリング56bとよりなり,カッタリング5bはスプリットリング5により係止されて抜け外れないようになっている。

    またカッタ本体5はハブ5aが軸受け6を介して軸杆7に回転自在に支承されていると共に,軸杆7の両端には上記リテーナ4がリテーナボルト8を介して取付けられている。

    そしてこれらリテーナ4と上記カッタ本体5のハブ5a両端間に軸受け6側へ土砂などが侵入するのを阻止するフローティングシール9が設けられている。

    一方10はキーブロックで,両端部にボルト挿入孔10aが穿設されていて,これらボルト挿入孔10aに挿入したボルト11の先端をリテーナ4に螺挿するようになっている。

    次に作用を説明すると,カッタ本体5をケース2に取付けるに当って,まず第3図に示すようにリテーナ4のU
    字溝4aの開口部をケース2側へ向け,この状態でカッタ本体5のカッタリング5bが地山と周接するまでケース2
    内にカッタ本体5を第4図に示すように挿入する。

    このときリテーナ4のU字溝4a内にケース2内面に突設されたボス3が嵌入され,またボス3のU字溝3a内にリテーナボルト8の頭部が嵌入される。

    次にこの状態で第5図に示すように軸杆7を中心にカッタ本体5を180°回動してリテーナ4のU字溝4aの開口部をカッタ本体5の挿入側へ向け,キーブロック10を第6図に示すように挿入したら,キーブロック10のボルト孔10aに第7図に示すようにボルト11を挿入して,ボルト11の先端をリテーナ4に螺挿し,リテーナ4にキーブロック10を第8図に示すように固定する。

    これによってリテーナ4とキーブロック10の間でボス3
    が挟着されるため,ケース2に対してリテーナ4及び軸杆7を固定することができ,カッタ本体5は軸杆7を中心に回転自在となる。

    なお上記実施例ではハブ5aの外周に1条のカッタリング
    5bを取付けたカッタ本体5の取付けについて説明したが,ハブ5aに複数条のカッタリング5bを取付けたカッタ本体5に対しても同様に取付けることが可能である。

    (考案の効果) この考案は以上詳述したようにケースの内面に突設されたボスにリテーナのU字溝を嵌挿して,リテーナに取付けたキーブロックとリテーナの間でボスを挟着することにより,カッタ本体を支承する軸杆をリテーナを介してケースに固定するようにしたことから,掘削中カッタ本体に加わる掘削反をキーブロックを介してケースで受けるため,キーブロックを取付けているボルトに加わる荷重を軽減することができる。

    これによって掘削中にボルトが緩んだり,破断してカッタ本体が脱落するなどの不具合を解消することができると共に,ケースに切欠を設ける必要がないためケースの高さを低くでき,これによって従来のものに比べてカッタヘッドにより多くのディスクカッタが取付けられるため掘削能力の大幅な向上が図れるようになる。

    またカッタリングが摩耗してもリテーナを分解することなく新しいカッタリングと交換できるため交換作業が容易であると共に,カッタ本体を支承する軸杆を中心にカッタ本体を回動して取付けるようにしたため,カッタ本体の取付作業が短時間で容易に行える。

    【図面の簡単な説明】

    図面はこの考案の一実施例を示し,第1図は組立て状態の断面図,第2図はケースの正面図,第3図ないし第8
    図はカッタ本体の組立て手順を示す説明図である。 1……カッタヘッド,1a……面板,2……ケース,3……ボス,4……リテーナ,4a……U字溝,5……カッタ本体,7…
    …軸杆,10……キーブロック。

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