地面及び道路の整地用牽引可能作業機械

申请号 JP2017541695 申请日 2016-02-02 公开(公告)号 JP2018504541A 公开(公告)日 2018-02-15
申请人 ビリャルバ ヘルナンデス ダニエル; 发明人 ビリャルバ ヘルナンデス ダニエル;
摘要 本発明は、トラクタ(200)又はトラクタユニットにより牽引可能であり、トラクタユニット(200)に取付けられたシャーシ(1)を備える、地面及び道路の整地用の牽引可能な作業機械(100)に関する。このシャーシ(1)は、掘り起こされた物質を整地ブレード(6)に差し向ける、スカリファイヤ形前方部分(5)を支持し、この物質は側壁(7)で区画された容器(20、21)内に集積され、スカリファイヤ形前方部分(5)は、3つのスカリファイヤ形ブレード(5a、5b、5c)によって形成され、これらは曲線的であって、前進移動方向に対してデルタ形に配置され、その下端には取替え可能なスパイク又は歯を有している。
权利要求

トラクタ(200)又はトラクタユニットにより牽引可能であり、前記トラクタユニット(200)に取付けられたシャーシ(1)を特徴とする、地面及び道路の整地用の牽引可能な作業機械(100)であって、 前記シャーシ(1)は、整地すべき道路又は土地の高い地点から掘り起こされた物質を整地ブレード(6)へ向かわせるスカリファイヤ形前方部分(5)を支持し、前記物質は側壁(7)で区画された容器(20、21)内に堆積し、 前記スカリファイヤ形前方部分(5)は3つのスカリファイヤ形ブレード(5a、5b、5c)で形成され、その内の2つの側部セクション(5a、5c)は、前進移動方向に対してデルタ形に配置され、 中央セクション(5b)は前記側部セクション(5a、5c)より前方にある、作業機械。前記スカリファイヤ形前方部分(5)は、前記スカリファイヤ形ブレード(5a、5b、5c)の下部に配置されるか、又は前記側壁(7)の間に一体的に取付けられた固定バー内に挿入された、複数の取替え可能かつ取り外し可能なスパイク又は歯を備える、請求項1に記載の作業機械(100)。前記シャーシ(1)は、前記トラクタ(200)自体の昇降アーム(201)に取付けられた連結器(2)、又は前記トラクタ(200)のピボット連結器(202)に取付けられた前方昇降ピストン(4)によって、前記トラクタユニット又はトラクタ(200)に取付けられた2本の長手ビームで構成されている、請求項1〜請求項2のいずれか一項に記載の作業機械(100)。地面に対する垂直軸上に装着され、油圧操作で右又は左へ回転する油圧作動式油圧前方ステアリング連結器を備える、請求項1〜請求項3のいずれか一項に記載の作業機械(100)。後方整地ブレード(6)は、後方シャフト(9)に取付けられ、第1の油圧シリンダ(10)によって操作される揺動支持体(8)によって高さと横方向に調節可能であり、横方向傾斜の調節は前記揺動支持体(8)と前記後方シャフト(9)の間に配置された第2の油圧シリンダ(11)によって決定され、 また、前記シャーシ(1)に関して平シャフト(13)を中心に枢動し、進行方向に関して整列した側部関節アーム(12)に一体的に取付けられた、少なくとも1つの側部ブレード(15)をさらに備える、請求項1に記載の作業機械(100)。後方コンパクタローラ(101)を備える、請求項1〜請求項2のいずれか一項に記載の作業機械(100)。後方シャフト(9)の後方に装着されたカルチベータ(102)を備える、請求項1〜請求項3のいずれか一項に記載の作業機械(100)。前記揺動側部ブレード(15)は前記作業機械(100)上のスタンバイ位置に配置されているか、あるいはそうでなければ前記進行方向に関して下側に降下していて、前記シャーシ(1)の水平面より下に降下することが可能であり、これは前記進行方向に整列した水平ボルト(14)と前記地面に関して垂直なもう1つのボルトとによって調整可能である、請求項1〜請求項7のいずれか一項に記載の作業機械(100)。前記進行方向で画定される前記水平線に対して約45°で配置された二重関節を有する、側部耕耘アーム(37)を備える、請求項1〜請求項8のいずれか一項に記載の作業機械(100)。前記作業機械が道路上を進行して道路を締め固めるという主目的のために使用されるときは前記作業機械(100)の本体上に折り畳まれ、または、スタンバイ位置から容易に180°回転をさせる2つの油圧シリンダ(25)と対応するコンロッド(27)とによって、2つの水平シャフト(26)の周りを進行方向に揺動する、側部延長部(90)を有する、請求項1〜請求項9のいずれか一項に記載の作業機械(100)。レーザ送受信機と、前記後方シャフト(9)の前記昇降シリンダ(10)に作用する電動弁によって自動化された、請求項1〜請求項10のいずれか一項に記載の作業機械(100)。前記連結器(2)にボルト装着された取外し可能な前方セクションであって、揺動アーム(308)及び伸縮アーム(303)上に装着されてピストン(305、304、308)によって高さを油圧調整される中央トリミング本体(312)と側部トリミング本体(318)が統合された、取外し可能な前方セクションを備える、請求項1〜請求項11のいずれか一項に記載の作業機械(100)。伝動シャフト(35)で連結された補助ディーゼルモータを備える、請求項1〜請求項12のいずれか一項に記載の作業機械(100)。前記トラクタのリフトバー及び第3のポイントから懸吊され、水平シャフトに関して関節結合可能であり、進行方向及び前記地面に垂直であって、前方部分との間の関節結合のためのシリンダ(28)によって枢動可能であり、 スカリファイヤ形セクション(5A、5B、5C)と、側部プレート(7)と、整地ブレード(6)とから構成され、前記整地ブレード(6)はその上部と中央に配置されたタレットを装備し、これが前記シリンダ(28)の支持体として、またレーザ受信機の支持体として作用するタレットベースとして作用する、請求項1〜請求項13のいずれか一項に記載の作業機械(100)。昇降運動が伸縮システムによって実行されるように、異なる部分の昇降運動は関節手段又は摺動システムによって実行可能である、請求項1〜請求項14のいずれか一項に記載の作業機械(100)。表層を改善するための添加剤及び液体(81、82、83、84、85)を計量供給するように構成された手段を備える、請求項1に記載の牽引可能な作業機械(100)。シャフトに装着された度測定計器と、前記地面に対する異なる部分の位置と定義すべき等級とをリアルタイムで見ることができる運転台内のディスプレイとを備える、請求項1〜請求項4のいずれか一項に記載の作業機械(100)。前記後方シャフト(9)において前記車輪は、ギヤを介して減速機に取付けられた電気モータによって駆動されて、グレーダを駆動するタイヤを支え、 速度は、前記トラクタユニットの車輪の電子式回転読取装置によって変調されてそれに同期させるか、又は回転読取装置をトレーラのシャフトに提供し、かつもう1つを前記トラクタユニットの駆動輪に提供して、回転比が変化するときに、前記グレーダの車輪に対して前記トラクタユニットの車輪を自動的、又はこれらのパラメータを考慮に入れるプロセッサが提供する指示で増加させて、トレーラを押す2つのギヤモータを作動させる、請求項1に記載の作業機械(100)。前方と頭上にチェーンで固定され、運転者の意思により油圧で昇降可能な中間浮動コールタを備える、請求項1〜請求項18のいずれか一項に記載の作業機械(100)。前記中間浮動コールタは、前方部分で前記中間浮動コールタに結合された一列のスパイクを有する、請求項19に記載の作業機械(100)。浮動位置に配置され、中央へ収束するV字形のレーキを備え、また、後方中央部に位置して前記トラクタの動取出し装置によって動かされる破砕ミルをさらに備える、請求項1〜請求項20のいずれか一項に記載の作業機械(100)。運転者の意思に従って油圧で上下に操作されて、前記道路の下層土を20〜30cmの深さで掘り起こすように構成された5本スパイクのスカリファイヤを備える、請求項1〜請求項21のいずれか一項に記載の作業機械(100)。前記作業機械の左側部に配置され、その関節部が油圧制御された、硬質土に溝を形成するための耕耘アームを備え、前記耕耘アームは硬質物質又は非常に硬質な物質を耕耘して溝を形成する、請求項1〜請求項22のいずれか一項に記載の作業機械(100)。進行方向に関する長手方向の2つのシャフト及び鉛直方向で地面に垂直な1つのシャフトの周りを枢動する、油圧制御の側部コールタを備え、前記3つのシャフトに関して地面への入射角を変化させることが可能である、請求項1〜請求項23のいずれか一項に記載の作業機械(100)。前記側部コールタは、可動域を大きくするための、又は大きな盛土又はV字形溝を形成する関節型延長部と称する油圧で関節結合される延長部を支持するための、ボルト装着可能な延長部を備える、請求項24に記載の作業機械(100)。前記作業機械の任意の高所に統合された小さい貯蔵器と、カルダンシャフトで駆動される圧力制御弁を有するポンプと、流量弁と、一つ又は複数の計量ノズルとからなる除草剤燻蒸設備を組み込んだ、請求項23〜請求項24のいずれか一項に記載の作業機械(100)。道路の外縁に沿って存在する植物片を切断して放逐し、骨材と混合するときに整地を阻害する境界上にあるすべての植物片を表層から取り除く前方トリミングアームを前記側部コールタ上に備え、 前記前方トリミングアームは、側部アームのコールタに関して、傾斜、高さ、アライメントにおいて油圧で枢動し、また複数の切断及び破砕用のチェーン又はコールタが取付けられたディスクを有し、外向きかつそのディスクが近接する地面にほぼ平行な回転方向に回転し、 前記側部アームは運転台から調節可能であり、その上部に配置されている油圧モータによって移動され、地面の上方で自由に回転する下部プレートによって地面から浮動して順応する、請求項23〜請求項24のいずれか一項に記載の作業機械(100)。前記コールタは、油圧作動の右側部アームに関連してボルト装着された、溝の締固め−形成用の重合体混合アームを備える、請求項27に記載の作業機械(100)。耕耘ユニット又は耕耘ホイールと、削土−形成ランナと、前記耕耘ホイールと前記削土−形成ランナの後ろの締固めホイールから成る、カルチベータユニットを備える、請求項1〜請求項28のいずれか一項に記載の作業機械(100)。前記作業機械の前方部分は、2つのモジュール、すなわち中央モジュールと、シャーシに装着されて約120°揺動する別の側部モジュール、からなる、少なくとも1つの、中央と側部のモジュール式トリマを含む、請求項1〜請求項29のいずれか一項に記載の作業機械(100)。振動型又は非振動型のコンパクタローラ、又は対応する計量システムを有する耕耘−添加剤混合ユニットを吊るすための、昇降可能連結器を有するタンク又は貯蔵器を備え、ここでこの場合又はこの目的のために、動力を提供するトラクタからカルダン型等速ジョイントによって関節結合されたシャフトがある、請求項1〜請求項30のいずれか一項に記載の作業機械(100)。油圧式の前記昇降可能連結器は、前記作業機械の長手軸に対して油圧シリンダにより関節型支持部に装着され、統合された貯蔵器と後方部に吊るされた器具を有するグレーダで形成されたアセンブリをより操縦しやすくさせる、請求項31に記載の作業機械(100)。関節部を動かす油圧システムが、電動リニアアクチュエータで置き換えられた、請求項1〜請求項32のいずれか一項に記載の作業機械(100)。各ホイールは揺動支持体(131)に取付けられてシャーシ(132)に取付けられ、かつホイール(134)の上側部分をシリンダ(133)で押されている、ソリッドタイヤの支持構造を備える、請求項1〜請求項33のいずれか一項に記載の作業機械(100)。

说明书全文

本発明の目的は、農業用トラクタ、小型園芸用トラクタ、トラック、又は他のタイプのトラクタユニットによって牽引され、地面の整地、路面の穴の修理、及び道路、境界、盛土、溝、植栽スペースの維持の方法を遂行可能とする、地面の整地及び道路保守のための牽引可能作業機械に関する。

本発明の別の目的は、表面にある岩を破砕し、また既存の土地に土壌搬出能と凝集力を改善する添加剤の混合を可能とする砕石ユニット、並びに、コンパクタローラ、溝形成用の側部カルチベータ、側部コールタ、及び前方中央部と側部に装着されたトリマ、を特徴とする、モジュール式作業機械に関する。本発明の別の目的では、本発明は散車を組み込むことも可能である。

本発明は、簡単、堅固かつコンパクトであり、公共作業業務に従事する非熟練労働者が操作可能であり、あらゆる非舗装道路保守のニーズをこれ自体で解決する。

他の仕事のために考案されたものであるが、土又は砂利骨材の道路の、開通、補修、及び保守のために使用される異なる作業機械が知られている。この機械類は次に述べるように異なるタイプに分けられる。

前方バケットローダ、及び前方ドーザブレードが、トラクタ車両に装着される。たとえはブルドーザである。このタイプの作業機械は、走行面に対して、均一で正確な水平仕上げ等級が画定されないという欠点があり、使用する動力に比べて生産性は最小である。

コールタの後ろに車輪のある農業用トラクタで駆動する整地ブレードは、スペイン実用新案出願公開第1073834(U)号明細書、スペイン実用新案出願公開第1060720(U)号明細書、スペイン実用新案出願公開第1060721(U)号明細書、及びスペイン実用新案出願公開第1060722(U)号明細書に開示されているように、道路の交叉水準を調節するために、場合によっては横方向に整地を行い得る。この場合には、ブレードは貫通能力が小さく、正確な作業を遂行できる可能性が非常に低い。

別の既知のタイプは、進行方向の前方と後方の両方に固定された容器から吊るされた、農業用トラクタの後ろで駆動される後方ドーザブレードであり、これも上記の作業機械と同様の限界がある。農業用トラクタで駆動されるが、油圧で傾斜及び移動可能な後方ドーザブレードは、場合によっては中心から外れて動作可能であり、道路の側部に存在する雑草や瓦礫を除去可能である。

農業用トラクタで駆動され、レーザシステムで制御される後方整地ブレードは、整地作業にのみ適しており、現状では硬質で岩を含む土壌には使用できない。

自己推進モータグレーダは高精度であるが、操作しにくい作業機械である。これらの作業機械は、特に、弱くて緩い物質でできた表面の仕上げ、画成、及び均し作業用に考案されている。これらは一度に2つ以上の機能を同時遂行することはできない。運転者には高度の技術が必要であり、複雑な油圧及び動力の伝達システムを特徴とし、地面の特性を改善するために化合物を噴霧、混合、及び添加することや、土壌を締固め、砕石し、また岩層の破壊や森林の伐採をすることはできない。さらに、極端条件で硬質物質に対して連続使用すると、整地ブレードは多数の可動部品と関節部で支持されているために、急速に調整不良が発生し、高価な修理が発生し、それと同時に自己駆動モータグレーダはこのようなタスク向けに設計されていないので、有効寿命が早期に終了してしまう。いずれにせよ、これらは高価な機械でありながら比較的性能が劣る。

上記の作業機械は、農業目的で使用される道路に存在するような硬い土又は非常に硬い土を貫通する能力はない。このタイプの作業機械の例は、従来技術文書である、アルゼンチン国特許第087358(A1)号明細書、イギリス国特許第1255959(A)号明細書、米国特許第5289880(A)号明細書、米国特許第6904979(B1)号明細書、米国特許第7017288(B1)号明細書、及び米国特許第8079425(B1)号明細書に記載されている。

さらに、コンパクタローラはバラスト安定化又は振動することができるが、それは踏固め及び締固めのためだけに使用される。それらは一般的な締固めの要求に従って設計、構築されており、材料を厚い層で供給するために非常に厚くなっている(そしてこの場合には振動ローラが使用される)か、耕地に現れる岩を破砕するための大面積を有し、この場合には、7〜10メートルの非常に幅広となっていて、運転するメータ当たりの荷重は非常に小さくなっているか、である。

表面にある石を粉砕し、又は森林被覆を破壊することができるカルチベータは、この目的のためだけに設計された極めて厚い材料で動作するために、極めて堅牢でありかつ非常に重い機械である。

雑草や様々な種類の植物片を摘み取り、裁断する目的のトリマはこれまでは、表面に残された以前の作物の植物片の裁断や、木立の間の清掃のためや、未耕作地から樹木を除去するためのような、特定の目的のために設計されてきた。しかし、狩猟保護区域、共有林、又は自然公園などの滅多に使用されない山道によく見られる、これまでに一度もグレーダで処理されたことのないような滅多に使用されない道路の2つの車線間に成長する植物帯、及び道路の端部に近い側部を同時に刈り込むことは、決して考えられていなかった。

除草機械は、幾つかの特定の雑草の処理と制御の目的では非常によく知られているが、いかなるタイプのグレーダとも結び付けられることはなかった。

添加剤ミキサを備えた、自走式又は吊下げ式の土壌安定化機は、最初に整地し、次に噴霧して、最後に土壌の締固めを行う必要のある、特定の作業機械である。これには通常、別の作業機械が付随し、それが固体添加物、石灰、又はセメントであれ、混合する添加剤を供給し分配する。すなわち、希釈された重合体の場合には、牽引可能又は自走式の計量タンク又は散水車である。この固体の非凝集性物質を散布する方法が、添加剤を散布し、その後安定化剤で混合するタンクで行われる場合には、その折の風の影響により、大量の空中塵埃を発生させ、法的に制定された制限の何倍にもなることが多い。同様に、安定化が、水で希釈された重合体又は共重合体を混合した後に土壌に混合することによって行われる場合には、この溶液を地面に噴霧し、噴霧した後にそれを安定化剤と混合するのが一般的なやり方である。ただし、この溶液が地面に接したときから乾燥は始まり、既定の反応が開始される。従って、時間が経つほど、この重合体溶液を用いる安定化方法は効果が小さくなるであろう。

特許文書の国際公開第2014202813(A1)号パンフレットには、土地の安定化、例えば土地の表面を安定化する方法が記載されている。これは、処理対象の土地の表面に不活性物質(これは石灰又はセメントであってよい)の層を堆積するステップと、その不活性物質の上に通常は合成重合体である液体安定化物質を塗布するステップと、その不活性物質層と液体安定化物質層を含む土地のその区域を様々な深さで掘り返すステップと、同時に混合される地面の高さに対して持ち上げて反転させるステップとを含み、これによって土と添加物の適切な混合を適切な深さで保証する。この方法は、モータ駆動ロールアセンブリで遂行される。ただし、この特許文書には、地面の整地システムや、盛土及び溝を形成可能なコールタを担持する側部アームの記載はない。ましてや二重関節を有するものなど全く記載されていない。また、運転者の意思での前方と後方の高さ調節の可能性や、添加物で混合された土地の整形と最終締固めについての記載もない。この特許文書は、計量と輸送と混合の方法は記載しているが、整地、斜面と盛土の提供、土地が硬い場合の削り落とし、及びその後のタイヤと振動ローラの作用の両方による締固めを、前端と後端の関節部を用いてすべて車両に統合して行う可能性は全く提供していない。

締固めをする土壌層の湿潤のための散水車は、トラック上に配置されているか、農業用のトラクタで駆動され、これは専らこの機能のみを実行する。グレーダやスタビライザやコンパクタに関連した散水車はない。これはそれが単一目的のために設計された作業機械だからである。

したがって、庭、公園、歩道又は自転車レーンなどの小さい面を、大表面で使用されるものと同じような精度で正確かつ機械化された方法で整地するには欠陥がある。

それにもかかわらず、最新技術に記載されている様々な特許文書には、本発明で述べる特徴が欠けている。一般的に、上記の各作業機械は、個別かつ特定の目的のために設計されたものであり、それらの目的に必要なすべての操作上の必要性を有する道路の補修および保守の課題の解決に使用されるようには設計されていない。

本発明は現状技術で述べた課題を解決する。より具体的には、本発明は、本発明の基本要素を構成する整地中央体(LCB)をベースとし、それに、本発明の作業機械の目的の異なる特定の実施形態を構成する異なる特定のアタッチメントが付加されて、いかなる道路に対してもすべての所要保守作業を完了可能とするような、モジュール式で、簡単で、堅牢かつ多目的設計の牽引可能作業機械に関する。

保守作業は、非限定的には、バケットローダ、伸縮マニピュレータ、ブルドーザ、軌道式バケットローダ、民生用又は軍用トラック、小型芝刈り用園芸トラクタなどの、任意の種類のトラクタ又はトラクタユニットで牽引される本発明の作業機械によって遂行される。本発明の1つの目的は、作業機械の取扱が容易であり、それに伴う操作上の利点により、保守担当作業者が専門家であること又は少なくとも公共事業作業の訓練を受けた者であることを必要としないことである。

本発明の目的には、土の道路又は砂利骨材の道路、さらには表面が風化作用にさらされて劣化した岩層を有する道路の、整地、穴の補修、修理、及び保守、並びに、雨水を側部から排水されやすくするための、(道路や溝に対して傾斜した盛土などの)側部スロープ仕上げ作業が含まれる。

本発明の具体的な実施形態では、作業機械は前方シャフトと後方シャフトの両方に関節手段を備え、これが油圧シリンダによって制御されて本発明の作業機械を非常に操縦しやすくさせ、また、曲がりくねって、当然回避すべき障害物を有する道路に効果的に適応可能とする。さらには、この機械は、都市の道路、公園、庭園、及び歩行者や自転車に乗った人が動き回るレクリエーションエリアにおいて、縦方向と横方向の整地を可能とする。また、より小さくでき、12CVの動力で起動する、トラクタに装着された刈り取り機で牽引することも可能である。

具体的な実施形態において、本発明は、整地及び道路形成と、整地の前後に噴霧と土地の湿潤とを同時に行って、この工程の間に発生する塵を除去し、土と砂利がより強固に付着するようにする。同様に、化学化合物を整地パスのときに既存の地面の、表層上に混ぜて、その層をより強固かつより耐久性の高いものにすることが可能である。

道路の保全と浄化をよりよくするために、本発明の目的は、道路の中央セクションと右側部のトリミングに関する。そこでは、整地と噴霧工程の間に燻蒸装置によって除草剤を同時に散布可能である。

本発明の目的は、自動レーザ送受信システムに関連させた、採土、天然土、粘土若しくは砂利骨材の配置、又は後続する自然流下灌漑のための農地の整地、に関係する。この特定の場合においては、整地中央体(LCB)には、それに関連する2つの側部延長部があって、幅を(各片側に半分の、実質的に2倍の幅に)広げさせる。これは2つの油圧シリンダによって整地中央体上に折り畳まれて、1つの農地から次の農地へ行くときには公道の走行を可能とする。

より具体的には、本発明の作業機械体は、以下では整地中央体(LCB)と称する主構造体で形成され、これは次のもので構成される。 a)作業機械本体の前方部分の3つのセクションに配置された、複数の取替え可能なスカリファイヤ形前方スパイク。これは高い点を、それが硬いか非常に硬いかに拘らず、掘り起こすだけで、大きな塊の岩を持ち上げることはしない。これにより表層の整地に好適な微細物質を提供する。 b)前方の歯で掘り起こされた物質を、窪み、穴、又は必要箇所に堆積させるために押しやる、後方コールタ。 c)取替え可能な閉鎖ランナを有する、2つ(各側に1つ)の側部ブレード。これは、スカリファイヤ形前方スパイクと後方コールタとともに、進行方向前方に開放され、側部と後部が閉鎖された容器を形成し、側部に溢れないようにして穴に堆積させるために、土や微細物質を押しやる。

特定の実施形態では、3つの要素が3つ同時にではないが、この整地中央体LCBの内部に収納可能である。 a)少量の移動物質を押しやって、それを穴に落とし込んで粗い物質を沈降させ、その後、後方コールタによって再度その上を通過するようにさせる、オプションの中間浮動コールタ。これにより、中間サイズの石を穴に適正に安定化させる効率が向上し、これらの石が微細物質と最適に混合されて、穴に供給された物質がよりよく固化する。これは前方と上方にチェーンで固定され、運転者が適当であると判断したときに運転者の意思で油圧を利用して持ち上げることができる。この中間浮動コールタは、前方部分の一列のスパイクにも関連し、スパイクの間の石を押し出す。そうして石をより簡単に落下させて窪み及び穴の中に沈降させ、微細物質を出て行かせて中間コールタを使用して沈降させることができる。したがってさらに効果的である。 b)浮動位置に配置され、中央へ向かって収束して、前方の歯で移動された中間サイズの石をその領域へ押しやる、オプションのV字形レーキ。V字形のレーキで押しやられるこれらの石は、機械の中央後方部分にある破砕ミルで破砕されて、トラクタの動力取出し装置によって移動させられる。そうして微細な砂利(直径30mm未満)になって、整地容器の中に落ち、そして地面に積もる。これは表層の改善に非常に有効である。これらはスカリファイヤ形前方スパイクと後方コールタの間にあって、中間浮動コールタとして同時には使用はできない。V字形レーキと破砕ミルで構成されるアセンブリは、シャーシを介して相互に取付けられるように特に設計されており、LCBの中央に位置するようになっている。ただし、別のオプションでは、それらとの併用ができないカルチベータ−ミキサを作業機械が牽引していなければ、これらを後方シャフトの後ろに取り付けることが可能である。 c)運転者の意思で上下に油圧操作できる、道路の下層土を深さ20〜30cmで掘り返すことができる、オプションの5本スパイクのスカリファイヤ。このスカリファイヤは主として、耕耘する前に、そして固体又は液体の骨材を添加して安定化する前に、土地の掘り起こしのために使用される。したがって、カルチベータ−ミキサユニットが使用される場合には、作業を複雑化させる固体形成がないことを確信でき、したがって作業はより迅速に行われる。 a.グレーダ−添加剤ミキサアセンブリの特殊な使用では、スカリファイヤは、整地中央体の内部で、スカリファイヤ形前方スパイクの直後、かつ後方コールタの前に配置される。中間浮動コールタ又はV字形レーキと破砕ミルの関連アセンブリと同時にその機械を使用することはできない。 b.5本スパイクのスカリファイヤが、道路の整地専用に設計されたグレーダに組み込まれた場合、その装着位置はグレーダのシャフトの後ろとなる。 c.5本スパイクのスカリファイヤが、大型貯蔵器を有するグレーダに統合される場合、その装着位置は貯蔵器のシャフトの後ろとなる

特定の実施形態では、以下の要素を、この整地中央体(LCB)の上部又は側部に組み込むことが可能である。 a)グレーダ作業機械の幅を各側部に約1m延長し、かつ、後続する灌漑に向けて土地の修復をするために、レーザ送受信機装置で制御される自動整地バケットとしてグレーダを使用するための、オプションの側部延長部。 b)作業機械の左側部に位置する、硬質土に溝を形成するための、オプションの耕耘アーム。その関節部は油圧制御され、溝形成のために、硬質物質又は非常に硬質な物質の耕耘を行う。 c)進行方向に関して長手方向の2つのシャフト及び鉛直方向で地面に垂直なシャフトの周りを枢動し、それにより、その3つのシャフトに関して地面への入射を変化させることが可能である、オプションの油圧制御される側部コールタ。

特定の実施形態においては、上記の側部コールタは、可動域を大きくするための、若しくは大きな盛土又はV字型溝を形成する、関節型延長部と称する油圧で関節結合される延長部を支持するための、ボルト装着可能な延長部を備えることができる。

特定の実施形態においては、上記コールタは、(型式に依存して)作業機械の任意の高所に統合された小さい貯蔵器と、カルダンシャフトで駆動される圧力制御弁を有するポンプと、流量弁と、一つ又は複数の計量ノズルとからなる除草剤燻蒸設備を組み込むことが可能である。それを利用して、保全と清浄化のために作業機械の右側ではなく作業機械の右側に除草剤を散布する。

オプションで非制限的な場合には、この側部コールタはその前方部分において前方トリミングアームに関連付けることが可能である。これは、道路の外縁沿いにある植物片を切断して放逐し、骨材と混合するときに整地を阻害する境界上にあるすべての植物片を表層から取り除く。このトリミングアームは、側部アームのコールタに関して、傾斜、高さ、アライメントにおいて油圧で枢動し、また複数の切断及び破砕用のチェーン又はコールタが取付けられたディスクを備えていて、それが、外向きかつディスクが近接する地面に対してほぼ平行な回転方向に回転する。トリミングアームは運転台から調節可能であり、その上部に配置されている油圧モータによって移動する。トリミングアームは、地面の上方で自由に回転する下部プレートによって地面から浮動して順応する。トリミングアームは側部アームに関連しているので、側部アームが上に動くと、トリミングアームもまた上に動く。

オプションで、非制限的な場合には、上記のコールタは、油圧作動の右側部アームに関連してボルト装着された、溝締固め−形成用の重合体混合アームに関連する。

このカルチベータユニットは、3つの異なる機能を遂行する3つの部品からなる。 a)耕耘ユニット又は耕耘ホイール:この部品は、最終的に溝に与えられる形状を有している。この溝は重合体水溶液で噴霧される。そして、耕耘ユニットが、溝(溝を形成しようとする表面)を掘り起こすためのスパイクを有し、油圧ギヤモータアセンブリにより耕耘ホイールに与えられた回転動作によって添加剤を土と効率的に混合する。複数のボルト取付け可能なカルチベータホイール(定義される等級の数だけのホイールがあり得る)、ミキサ、プリフォーマ、などがある。耕耘ユニットは油圧ギヤモータにボルトで装着される。 b)削土−形成ランナ:次に、耕耘ユニット(耕耘ホイール)と同じシャーシに統合して取付けられた後、取替え可能な削土−形成ランナが取付けられる。これは耕耘ホイールが通過した高さと同じ高さに配置され、そして溝に最終形状を与える。 c)耕耘ホイールと削土−形成ランナの後ろの締固めホイール:締固めホイールを支持する側部コールタにボルト装着可能な、主シャーシに関節結合された第2のシャーシがある。この締固めホイールは偏心した質量を有し、これが小さな油圧モータで回転すると、締固めに必要な振動を生成する。耕耘ホイール及び削土−形成ランナに対するこの締固めホイールの高さは、側部コールタにボルト装着可能なシャーシに対して第2のシャーシの角度を調節する油圧シリンダによって調節される。この油圧シリンダは、地面に対して所望の圧力を掛けることが可能な、振動吸収式窒素アキュムレータに関連付けられる。特定の場合にはこのアキュムレータは、この機能を同じように遂行するバネで置き換えることが可能である。

特定の実施形態において、この整地中央体(LCB)は、前方部分に以下の要素を組み込むことができる。 a)LCBをトラクタに接続する切頭ピラミッドの形をした部品である、前方連結器。これはボルト止め又は溶接で取り付けられ、それ自体が単一体をなす。そして前方のポイントは回転して、トラクタユニットがグレーダに関して異なる面上で揺動可能となるようになっている。これがトラクタを油圧リフトバーに接続し、LCBの前のスカリファイヤ形スパイクの高さを地面に対して制御する。 b)進行方向に直交する水平関節によって、トラクタ又はトラクタユニット(の揺動連結器)及びLCBに取付けられる、油圧前方連結器。LCBとの連結角度、及びそれによる前方スパイクの地面からの高さは、前方油圧昇降シリンダにより制御される。 c)さらに、油圧作動する油圧前方ステアリング連結器。これは地面に対する鉛直軸上に装着され、油圧操作で左右に回転する。これで、作業機械の前方部分を進行方向に対して整列させ、より操作しやすくする。作業機械の前方部分で支持された昇降シリンダが連結器に作用する。 d)追加かつモジュール方式において、2つのモジュール、すなわち中央モジュールとシャーシ上に装着されて120°揺動するもう一つの側部モジュールから成る、中央および側部モジュール式トリマ。その目的は、滅多に使用されない道路の中央および側部にあって、その道路を走行する車両の下部又は側部に損傷を与える草及び雑草を裁断することにある。浮動位置にあるこのトリマは、地面に関してトリマを支える役目をし、地面に関して事前設定された高さに適応できる後方ローラによって地面に適応する。中央セクションは、水平方向で進行方向に関する2つの軸上の関節アームによって側部セクションに接続され、このアームは、アームの可動域を少し調節するために伸縮性となっている。これはグレーダの前方油圧連結器にボルト装着することができる。この実施形態と、後方カルチベータ−ミキサ又は大型タンクに付随するグレーダを有する実施形態は、同時使用することはできない。外向きに回転し、3軸で調節可能なトリマもまた同時使用ができない。

具体的な解釈において、また特定の作業に対して、整地中央体は、オプション及び追加として付属可能な器具を有する前方下部にある大型タンクに関連させることが可能である。

この貯蔵器は、水、除草剤、又は希釈配位子添加剤のための複数の区画に分割可能である。

水は最大の区画に貯蔵され、液体添加剤(重合体又は共重合体)又は除草剤と水の混合物は他の小さい区画に保存される。したがって、水または液体添加剤の表面への噴霧と同時に整地作業を行うことができ、それが道路を強固にしかつ埃を除去する。事前に地面を軽く湿らすために水のみを使用し、グレーダが通過した後、グレーダにより生成された埃を除去する最終密閉噴霧を行う。そうして土又は砂利が穴に供給されて、迅速に高度の締固めを受け、強固に混合された道路の他の領域にしっかりと接着する。水に希釈された化学化合物の添加が遂行される。これは必要箇所(穴)に注ぎ、また整地容器内部の物質上に連続的に注いでこの物質が圧縮されて穴に接着するようにする。こうして、道路の走行面をより強固にし、埃を除去させる。同様に、水に希釈された除草剤を添加することも行われて、道路の端に散布される。

後方部分のこの大型貯蔵器は、オプションで昇降可能連結器を備え、振動型又は非振動型のコンパクタローラ、又は対応する計量システムを有する耕耘—添加剤混合ユニットを吊下げることができる。この場合には、そしてこのために、動力を提供するトラクタからカルダン型等速ジョイントによって関節結合されたシャフトがある。

特定の実施形態では、上記の油圧式昇降可能連結器は、作業機械の長手軸に対して(油圧シリンダにより)関節型支持部に装着され、統合された貯蔵器と後方部に吊るされた器具を有するグレーダで形成されたアセンブリをより操縦しやすくする。

この特定の車両は前方部分で油圧操作によるグースネック型アームにより関節結合され、より操縦しやすくなっている。ここでタンク荷重抑制機も装着される。

タンクの前方下部に装着される整地中央体は6つの接続体(tie)でこの前方下部に取付けられ、そのうちの4つが進行方向に整列して駆動し、2つが横向きに整列をガイドする。昇降は3つの垂直接続体で行われる。1つは整地中央体の前方の中心にあり(これは2つの場合もある)、残りの2つの接続体は後方部分(1つが左、もう1つが右)にある。これらはすべて関節結合とカムで取付けられ、それが最終的に1つのピストンに取付けられて作動して整地中央体を上下に移動させる。同様に、前方接続体及び1つの後方接続体は、油圧伸縮式の接続体であり、例えば前方の長さを変えると整地中央体の前方部分が多少とも上方向に移動し、後方の接続体を伸縮させると、整地中央体の横方向傾斜が変わる。そして主油圧シリンダが動作すると、主整地中央体はすべてを同じ傾斜角とする。

本発明の別の目的は、整地中央体を、滑らかな振動型又は非振動型のローラ、若しくはパッドフットローラ(pad foot roller)として知られているタイプのローラに関連付け、そこにある岩を粉砕、分割して表面の締固めを行う。ローラがパッドフットローラであれば、層から層へ締固めが行われ、これらの層は相互に強固に接着される。例えば堤防やダム建設における粘土のように物質が可塑性のものであれば、気密シールが得られる。このローラはLCBの後ろで、後方シャフトの前に装着される。ただしオプションによっては後方シャフトの後ろに装着されることもあり得る。

特定の実施形態において、作業機械はカルチベータ−ミキサユニットを組み込む。ここでカルチベータは、表面に岩があり、その表面を掘り起こして砕かなければならない場合に、地面の水平面より少し下げることができる。また、道路の走行を困難にする植物片は、粉砕が必要であり、この後方を走行するトラクタユニットを用いてすべて破壊することができる。このカルチベータ−ミキサユニットは、固体添加剤(セメント又は石灰)若しくは液体添加剤(重合体又は共重合体)で混合することも可能であって、耐荷重特性の改善し、表層の経時的保存をよりよくする。

実際の実施形態では、奇数個のソリッドタイヤ用の支持構造を組み込むことも可能である。これは油圧装置又は圧縮空気装置により相互連通して支持されて、同一の圧力を(油圧又は空気圧による手段で)掛けると、地面の最も締め固められていない領域が締め固められ、以前に穴であった領域が締め固められる。この圧力はオペレータの意思で変更可能である。1つのライン(前方のラインまたは後方のラインのいずれか)が偶数で構成され、次のラインが奇数からなり、道路の表面全体が1回の通過で突き固められる。各ホイールは、シャーシに取付けられた揺動支持体に取付けられて、ホイールの上部をシリンダで押し付けられる。ここで、すべてのシリンダは、アキュムレータ−レギュレータへの油圧接続で相互に接続され、そこで、地面により大きな又はより小さい圧力を掛けるように、油圧流体又は圧縮空気である流体の圧力が調整される。この締固め構造のシャーシは、作業機械の後方シャフトの後ろ、又はコンパクタローラの後ろにあるプレート搬送器具に連結される。後者は、可能な具体的な解釈ではグレーダ作業機械にモジュール式に連結される。

特定の実施形態において、本発明はカルチベータの上に配置された、固体添加剤(セメント又は石灰など)の計量貯蔵器を組み込んでいる。これには前方への動きに比例する計量のシステムと、必要とされる領域に正確にかつ重複させないで分配するための様々な下部排出ハッチを備える。このハッチは、油圧、空気圧、又は電気のいずれの方式でもよい、遠隔制御により操作される。また、運転台のディスプレイ上に表示器を有する。それはカルチベーターミキサの上に配置され、作業機械にそのユニットがある場合にのみ搭載可能である。

同様に、より大きな作業能力を要する型式では、それを必要とする作業に対するカルチベータにより大きな動力を提供する補助モータを搭載することができる。

特定の型式では、整地中央体と、整地中央体の後ろに装着されたコンパクタローラと、重合体を貯蔵するタンクとを構成するアセンブリが、整地中央体の全幅を平行に覆う4つのタイヤを有するステアリングシャフトを後から組み込むことができ、それによって整地中央体によって整地された土地全体が踏み固められ、土地の重力締固め及び表面平滑化、並びに表面密閉を達成することができる。このシャフトは中央体で形成可能であり、この本体に対して、互いに平行に配置された4つまたはそれ以上のタイヤが取付けられる。そしてタイヤは水平方向でかつ作業機械の前進運動に整列して油圧で枢動して、作業機械が側部に向けて傾斜して斜面を形成可能となる。また、進行方向に関して作業機械を後続の整列に向けるために地面に対して垂直方向に油圧で枢動して、より操作しやすくすることができる。

本発明は、シャフトに装着された角度測定電子ゲージ、又は可動部品(コールタ、可動部品、リッパ、作業機械の側方傾斜など)の各平面が地面の水準面に対して位置している角度を計測するための電子計測ゲージ、及びプロセッサをオプションで備えている。このプロセッサは、地面に対する種々の角度を計算及び比較して、異なる部品の地面に対する位置、貯蔵器のレベル、前進運動の速度、供給された添加物の平方メートル及び立方メートルの両方でのリアルタイム計測、固体貯蔵器の排出ハッチの状態を運転台のディスプレイ上に常時リアルタイムで表示する。

特定の発明において、そして関節部を動かすための油圧システムを持たない小型の園芸用トラクタユニットに関しては、油圧シリンダを電子リニアアクチュエータで置き換えることができる。

前述の説明はすべて本明細書に添付の独立請求項に従っており、参照により本明細書に援用する。異なる特定の実施形態は従属請求項に示されており、これらも同様に参照により本明細書に援用する。

明細書及び特許請求の範囲を通じて、「備える」という用語及びその変形は、他の技術的特徴、付加物、構成要素、又はステップの排除を意図するものではない。当業者にとっては、本発明の他の目的、利点および特徴が部分的には本明細書から、また部分的には本発明の実行から推定されるであろう。以下の実施例及び図面は例示のために提供されるものであり、本発明の限定を意図するものではない。さらに、本発明は、本明細書で示した特定かつ好適な実施形態の可能なあらゆる組合せを包含する。

本発明のよりよい理解を助け、本発明の非限定的な例として提示される本発明の実施形態に明示的に関係する一連の図面を、以下に簡単に説明する。

スローパ、側部カルチベータ及び中間浮動コールタを含む、本発明の作業機械体の概略平面図である。

コンパクタローラを含む、本発明の作業機械の概略平面図である。

後部カルチベータ及びローラを含む、本発明の作業機械の概略平面図である。

油圧回路及びシリンダの概略図である。

中央トリマを有する作業機械の概略平面図である。

図5の断面A−Aの詳細図である。

本発明の作業機械体の全体図である。

土壌締め固め用の水及び/又は添加剤の貯蔵器、並びにセメント又は石灰用の貯蔵器に関連する作業機械の実施形態の3つの概略図(8A、8B、8C)である。

本発明の作業機械体の説明による中間浮動コールタを有するモジュールの概略図である。

本発明の作業機械体の側部コールタに装着されたトリマモジュールの概略図である。

使用位置における図10のトリマの図である。

本発明の一実施形態による、5本スパイクのスカリファイヤモジュールの概略平面図と立面図である。

本発明により記載されたソリッドタイヤ用支持構造の概略図である。

添付の図面は本発明の異なる非制限的な実施形態を示し、本発明の作業機械体に組み込み可能な異なるオプション及びツールを表すモジュールの図を含む。これらの図面には以下の符号が使用される。

本発明は一般に、作業機械100の主構造を構成する整地中央体(LCB)によって形成される。添付の図面を参照すると、作業機械100は、トラクタ又はトラクタユニット200に取付けられた2つの長手ビームで構成されるシャーシ1を含む。本説明では、トラクタとトラクタユニットは同義語として互換的に使用される。

作業機械100とトラクタ200の間の取り付けにより、シャーシ1はトラクタ200の重量の一部を受け、以下のオプションによって、非常に硬質で岩のある地面への貫通が改善される。 a)トラクタ200自体の昇降アーム201に取付けられた連結器2によって。 b)トラクタ200の枢動連結器202に取付けられた昇降ピストン4によって。 c)伸縮性前方ステアリング連結器の取付けによって。

本発明の作業機械体100は、上記の取替え可能なスカリファイヤ形の歯を中に固定する曲線又は水平の支持体であり得る3つのセクション(5a、5b、5c)で形成される、スカリファイヤ形前方部分5を備える。このスカリファイヤ形前方部分5は、低い部分(30mm以下)での掘起し及び整地を可能とする。スカリファイヤ形前方部分5は、前進移動方向に関して逆デルタ形に配置され、その下端にタングステンカーバイド(焼結炭化物合金)又は同等の強度と硬度を有する別の材料から成る、取替え可能なスパイク又は歯を有する。スカリファイヤ形前方部分の中央セクションは、シャーシ1に対して固定されるか、高さを調節可能であってよい。地面に対する入射角は30°〜60°であり、好ましくは45°である。

スカリファイヤ形前方部分5は、それが硬いか非常に硬いかに拘らず、高い点のみを掘り返し、岩の大きな塊を持ち上げることはしない。これにより表層の整地に好適な微細物質を提供する。

スカリファイヤ形前方部分5によって掘り返された道路の高い部分からの物質は、スカリファイヤ形前方部分5の後ろに配置された後方整地ブレード6に集束する。この整地ブレード6は、土又は砂利骨材を貯蔵及び輸送するための特定の容量を有している。これは金属部品である2つの壁7で横方向に区画されて、作業機械100の各側部に1つの容器(20、21)を形成したもので、骨材(土又は砂利骨材)を駆動して、その前に掘り起こされた物質が側部へこぼれ出さないようにする。

摩耗部品84は側部プレート7にボルト装着され、これらの摩耗部品84は、整地ブレード6上にボルト装着して配置されたコールタが切り替えられるときに必ず交換される。したがって作業機械100の側部の下側部分から物質がこぼれだすことはない。

後方整地ブレード6は、揺動支持体8によって、高さと横方向に調節可能であり、後方シャフト9に取付けられている。支持体8は第1の油圧シリンダ10で作動される。横方向傾斜の調節は、支持体8と後方シャフト9との間に配置された油圧シリンダ11によって決定される。ここで、最大20%までの側部傾斜が作業機械100の両側に決定可能である。

これらの要素(シャーシ1、スカリファイヤ形前方部分5、後方整地ブレード6、及び側壁7)が作業機械100の基本的構造を形成し、これをこの後、整地中央体(LCB)と称する。これは、進行方向の前方に開放され、側部と後部が閉じた容器のように作用するアセンブリであり、掘り起こされた物質が駆動されて、これらの物質が今日発生しているように側部からこぼれることなしに、道路の穴に堆積されてその表面を整地できるようにする。

本発明の作業機械体100の異なる実際の形態を構成する、別のモジュール方式の解決策が、このLCB(1、5、6、7)の構造に基づいて確立される。

しかし、本発明の実際の実施形態で、作業機械100がパワーの非常に小さいトラクタ200で牽引される場合、スカリファイヤ形前方部分5を、取替え可能なスパイクが挿入された穴あきバーで構成して、上記の容器(20、21)を必要としないようにすることも可能である。スカリファイヤ形前方部分5の2つの側部セクション(5a、5b)は固定されて側壁7と中央シャーシ1に取付けられる。一方、スカリファイヤ5の前方セクション(5b)は、高さが固定されるか又は調節可能である。これは、後方整地ブレード6のコールタが摩耗にさらされて、それをスカリファイヤ形前方部分5の取替え可能なスパイクと同じ面となるようにしようとする場合には、スカリファイヤ形前方部分5のこの中央セクションの高さを調節しなければならないからである。

容器(20、21)は他の要素とともに、閉鎖された内部にバラストを積むことができる。この追加の重量はスカリファイヤ5の貫通を助ける。特に、特定のポイントにおいて道路の全断面を掘り起こす必要がなくて、スカリファイヤ形ブレード(5a、5b、5c)の1つにだけ重量がかかる場合には、岩層を含む硬質又は非常に硬質の土壌に最大の貫通をすることができる。したがって容器(20、21)は、作業機械をしっかりした頑丈なものにする。図8に示す、ミキサを有する実施形態では、側部容器(20、21)は液体貯蔵器81に統合される。

特定の実施形態において、作業機械は、盛土を形成し、側部溝を清掃し、あるいはその溝の掘削及び形成をも可能とする少なくとも1つの側部ブレード15を備えている。そのために、各側部ブレード15に関して、適切であると思われる場合にはユーザの意思で、作業機械100の右側部か左側部に少なくとも1つが当然配置される。すなわち、側部ブレード15が右側部か、左側部、あるいは両側にあり得る。しかしながら、以下で説明するもの以外の任意のモジュールが左側部に装着されている場合には、側部ブレード15は当然右側部にのみ取付け可能であることは考慮に入れるべきである。

側部ブレード15は、シャーシ(1)に関して水平シャフト13を中心に枢動し、進行方向に関して整列した側方関節アーム12に一体的に取付けられている。側部ブレード15は、ボルト装着されたコールタを備え、摩耗した場合の交換を容易にする。

この構成では、側部ブレード15が搖動可能となって、スタンバイ位置で作業機械100上に配置されるか、あるいは進行方向に対して下方向に下がってシャーシ1の水平面の下に下がることができて、進行方向に整列した水平ボルト14で取付けられる。そこで、側部ブレード15が地面の水平面に対して+45°の位置となって、前方のコールタは作業機械100の中央に集めるようになり、また−45°で、盛土を形成し、又は側溝を清掃し、さらにはその溝の掘削及び形成をも可能となるようにする。

この側部ブレード15が進行方向に関して整列しており、かつ側部ブレード15に作用し進行方向に対して垂直シャフト19を中心に枢動させる油圧ピストン18によって地面とブレード入射との傾斜が+60°である場合には、作業機械の右側の側部にある物質は、容器(20、21)の中央へ収束する。この特徴はこの走行領域の、土及び/又は砂利骨材の道路においては非常に有利である。車両が定常的にその上を走行することにより、微細物質が次第に道路の側部に沈降するために、それらを中央へ追いやることは、微細物質を走行領域の中央へ供給し、道路の側端を清浄にし、その後で、雨の多い季節での水はけをよくする。

同様に、側部ブレード15の油圧ピストン18が引き込まれると、物質が作業機械100から押し出され、それによって非常に効率的に道路端部が正常化され、岩又は交通を複雑にする要素を押しやる。側部ブレード15にはボルト装着可能な2つの延長部があってもよく、これで可動域と幅が広げられ、あるいは油圧で関節結合されて、V字形の溝やより大きな盛土を可能とする。

特定の実施形態においては、側部ブレード15は、側部ブレード15に関する前方トリミングアームに関連付けることができる(詳細を図11、図12に示す)。トリミングアームは3つの軸を中心に枢動する、油圧動作で関節接続されたトリミングアームである。1つの軸は側部ブレード15に関して水平方向であり、別の1つの軸は、油圧アームの垂直シャフトに関して右または左のアライメントに関するものであり、3番目の軸は側部アームのコールタに関する高さを画定するためのものである。このアームは、側部アームのコールタと同じ面上に装着されるトリマを支持する。ただしこれは約35°だけ枢動可能であり、油圧モータの動力を2つのプレートに伝達するシャフトを支える。プレートには4つの切断コールタが収容され、遠心力で回転すると地面にある草や藪を切断して破片を放逐する。その結果、それらの破片が道路の端部で骨材に混入されて中央へ押しやられる場合に工程がより困難になることを考えれば、破片が道路の整地作業の邪魔とならなくなる。シャフトはその上部分で、園芸用設備の油圧モータまたは電気モータで駆動され、モータとの間の支持体によってケースに取付けられる。そしてシャフトは振動を吸収する弾性アタッチメントである。シャフトはその下部に、ランナとして作用する自由回転プレートを持っている。

特定の解釈では、道路の境界の垂直面に侵入して走行を困難にする樹木や藪を切断可能とする、丸鋸ブレードがネジで取付けられてよい。

したがって、図10〜図11の実施形態では、作業機械100は、車両のホイールで踏みつけられない道路の中央および側部にある下生えを同時に裁断し、穴の修復と中央走行面の地均し並びに表面上の石の破砕をし、右側部に配置されたブレードで道路の側端を清掃することができる。そうしてその後の後方ローラ101によるそれらの締固めを可能とする。

これらのすべては、作業領域の近くに装着された、コールタのあり場所を相対的に解釈するために運転者に視覚的参照ポイントを提供する視覚的機械マーカ85で見ることができる。

作業機械100は、左側部に装着された複関節を有する側部耕耘アーム37を有する。第1のセグメントは前進移動に関して水平方向に、シャーシ1に関節結合されている。第2のセグメントは、2つの油圧シリンダの作用によって第1のセグメント上に同じように関節結合されている。この側部耕耘アーム37は、岩を含む物質が硬質又は非常に硬質な所で耕耘及び側溝の形成を行う。これは、運転者の意志で油圧により降下させ、油圧で調節可能である。そして、進行方向に関してセクション5bの後ろに取付けられ、溶融要素を有する2つの組込みプレート50を備えたギヤボックス34から力を引き出す、2つのカルダンジョイントにより関節結合された伝動シャフト35によって駆動される。

これは時には、側部トリマと同じ動力装置で油圧駆動されることもある。このときは油圧セレクタスイッチが機能のどちらかを選択する。

この側部カルチベータ37には、らせん状に配置された取替え可能なタングステンカーバイドの歯が装着されている。これらの歯は、地面を下から叩くように回転すると、すべてを一緒に回転させてスパイラルビットを形成し、これが耕耘された物質をその回転により押し出して上方に送り、表層に追いやってそこに堆積させる。これは一旦展開されると固体基材として役立つ。

さらに、表面上の岩を破砕する、後方の耕耘/破砕ユニット39を有してもよいし、または表面に岩があってそれを消失させなければならない場合に、これが画定すべき地面の水平面から少し降下してもよい。また逆走するトラクタユニットで、このカルチベータの後方部分を用いて、道路の側部にあってその道路の通行を困難にし、裁断が必要な松やその他の木を破砕することも可能である。この後方カルチベータ39は、トラクタの動力取出し装置に連結されている伝動シャフト35から力を引き出す。

このカルチベータ39は、取り付けて吊下げるために、後方シャフト9と昇降シリンダの後ろの2つのリフトバーによって取付けられる。この後方カルチベータ39は、裁断すべき物質に依存して、異なる種類の打込み歯が装着されてもよい。また同様に、前進移動に対して水平シャフト上を横方向に揺動する後方扉が装備されて、持ち上げられたときに森林や樹木の覆いにアクセスして裁断及び粉砕を可能とする。特定の実施形態では、この扉の制御装置は油圧シリンダで制御され得る。このカルチベータは、25〜30cm降下させて、耕耘された物質と、固体添加剤(石灰又はセメント)若しくは重合体又は共重合体などの液体添加剤とを混合できる。そして上部において石灰又はセメントの計量ホッパに関連付けることができる。

グレーダ上に畳み込まれる側部延長部90を、整地中央体(LCB)に取り付けることで、グレーダ作業機械をレーザ送受信機によって制御する自動整地ブレードに変換することが可能である。これは2つの油圧シリンダ25と180°回転を支援する接続ロッドとによって横方向に揺動して展開される。そして延伸されると、これらの側部延長部の幅の増加により、自然流下灌漑を意図した農業用途のための土地の掘り起しと整地、又は工業用地の掘り起しが、高い精度とオペレータの最小の熟練技術とで提供される。この側部延長部は、その下端に、これもネジ止めされたコールタを有する側部でネジ止めされた耐摩耗性コールタを有する。

本発明の特定の実施形態において、作業機械100は、シリンダ82の作用によってシャフト83の周りを枢動することでコールタに垂直に昇降されるように関節結合された、後方コンパクタローラ101を備えている。このシリンダ82が引き込められると、後方コンパクタローラ101は作業機械に荷重をかけ、そのバラスト安定化の目的を果たす。シリンダ82がローラ101を下に押す場合には、作業機械の全重量が後方コンパクタローラ101にかかり、これによりこのローラが道路上を通ると地面の石を粉砕するか、地面が固まっていればローラと作業機械100の重量で地面を破壊するかする。

特定の実施形態では、後方コンパクタローラ101は油圧モータによる振動ローラであってもよく、LCBに対して角度を変えずに後方コンパクタローラ101を上下させるための、減摩部品を有する2つの摺動板がオプションで組みこまれる。

別の特定の実施形態では、後方コンパクタローラ101は、作業機械100の後部と後方シャフト9の間に取り付けることができる。そうして、作業機械100の後方部を持ち上げるために、昇降シリンダ10が作業機械の後方の上部から、接続体として作用する平行四辺形部80に突き当たり、これが次にローラを後方シャフト9の支持体8に接続しているシャーシに当たる。あるいはローラを取り外すときは、後方シャフト9の支持体8を有する作業機械100は、後方ローラコンパクタ101、後方ローラの油圧昇降シリンダ82、作業機械80の昇降平行四辺形機構、及び平行四辺形80と後方シャフト9の間の接続体を直接省略する。したがって、作業機械100、後方シャフトの支持体8、及び後方シャフト9そのもののみが使用される。

この後方コンパクタローラ101は、車両用の道路の仕上げのために滑らかであってよい。又は、微細層をグレーダ作業機械で広げ、それらの層をローラで締固めて、物質が可塑性物質(例えば粘土)である場合にはそれらをしっかりと接着させるためのパッドフットローラであってもよい。これは堤防やダムの建設に必要とされる。

別の特定の実施形態では、コンパクタローラ101は、後方シャフトの後ろに装着されて、各端部に1つの、2つの玉継手を有する複動油圧シリンダによってLCBのシャーシの最頂部に取り付けられた2つの整列したボルトでそのシャフトに取り付けることができる。このシリンダが延びると、作業機械の重量がそこにかかり、結果として地面が均されて、表面の岩が押しつぶされるか砕かれる。シリンダが収縮すると、コンパクタローラ101はシャフトの周りを枢動して持ち上げられる。

別の特定の実施形態では、油圧シリンダには電気制御の油圧弁があり、シリンダを上昇させるためにオイルを流入させ、シリンダを下降させるためにオイルを流出させるように、運転台から連通可能として、浮動モードで運転を開始してコンパクタローラ101が自分の荷重のみで地面を締固めるようにすることができる。そうして重量は作業機械100からローラには移らない。もし道路に大きな石があって事前設定した道路の水平面より下に貫通できない場合には、ローラはコールタを持ち上げることができず、運転者が望まない高い点を平面に生成する。

後方カルチベータ39と後方コンパクタローラ101の両要素は、作業機械100に別々に組み込むことも、一緒に組み込むことも可能である。

様々な関節結合により作られるすべての運動は、運転者にとって快適な位置の右側ですべて目視可能な、調節可能な機械的マーカ85又は電子センサによって容易に解釈され、左側部に装着された関節式耕耘アーム37にこれらの参照を保存することが可能である。この機械的マーカ85は、視覚的参照を提供することで運転者を支援する。

図5〜図6に示すように、作業機械100にはオプションとして、シャフト及び平面に装着された角度測定のゲージ又は電子センサと、運転台内のディスプレイが備えられ、異なる部品の地面に対する位置が常時かつリアルタイムで示される。

特定の実施形態では、このグレーダ作業機械101は前方部分にモジュール方式の2ヘッドトリミングユニットを装備していてもよい。この2ヘッドトリミングユニットは、連結器2の前方に配置されてボルトで簡単に装着され、前方への長さを延長する。これは、シャーシ306と、それが取り付けられているカルチベータ中央体312の中央およびその下の支持体とからなり、油圧ピストン313によって昇降操作される。側部カルチベータ体318が、伸縮揺動アーム302によってシャーシ306に取り付けられ、この伸縮揺動アームは伸縮アーム303の雄型部形状であって、これらを両方のセクションに取り付ける。そして、操作者の意志で延長と収縮の機能を果たすために、油圧延長シリンダ308がある。

伸縮揺動アーム302は、それをシャーシ306に取り付けている油圧昇降シリンダ305によって昇降させられる。

側部トリマカルチベータ体318は、部品317を介して雄型伸縮アーム303に取り付けられる。この部品は関節及び支持体として作用し、また、アーム303に対する側部カルチベータ体318の角度に拘わらず運動を付与する、互いに対向した2対のベベルピニオンによって牽引力を伝達する。この関節運動は、油圧傾斜シリンダ304によって遂行される。この側部カルチベータ体は部品317を中心に揺動可能であって、地面に対して−30°の傾斜で下降し、+110°まで上昇する。

中央カルチベータ体312と側部カルチベータ体318は高さ調節ローラ311を有し、そこにかかるカルチベータ体の重量を調節できるようになっている。そうして、可逆鍬320の切断高さを常に同じにして地面近くとし、地面とは衝突しないでむしろ高精度で調節可能とする。

可逆鍬320の回転方向は、運転者の意志に従って交互にある方向またはその反対方向とすることができる。可逆鍬320は、シャフトネジを固定することでカルチベータ体のロータ319に取り付けられる。そうしてその周りを自由回転可能となり、石や枝のような1回当たっただけでは破壊できないような障害物に遭遇した場合に、鍬がアセンブリを損傷しないで、シャフトの周りを自由回転できるようになっている。

このカルチベータユニットを推進する駆動力は、トラクタの動力取出し装置からボックスへ来て、カルチベータ中央体312上のシャーシにある減速ギヤボックス311によって伝達される。このボックスは前方部分を介して駆動力を引き出し、それを両側部へ与える。すなわち、左側部では、中央カルチベータのロータ319を駆動する、プーリとベルトのアセンブリに一体的に取り付けられたシャフトへ与え、右側部では、部品317Aへ接続する伸縮カルダン型の伝達装置に与え、それによって、支持する伸縮アーム303に対するカルチベータ側部ヘッド318の角度に関係なしに駆動力を伝達可能とする。後方部では、カルチベータ側部アームと後方の裁断及び耕耘ユニットを動かす駆動力を与える。

減速ギヤボックス311は前方部分に、可溶性ネジで固定された統合プレートシステム50を有し、万一駆動力伝達システムがどこかのポイントで過大ひずみを受けたとすると、これが安全手段として作用する。このボックスは、ある回転方向を取り続け、かつ互換的に双方向となり得るタイプである。したがって、カルチベータヘッドは運転者の意志に従って、一方向または他の方向に回転する。

特定の実施形態において、LCBは前方部分に、3点連結器と称される連結器を有する。これはトラクタのリフトバーと第3の中央ポイントへ連結される。これは水平シャフトに関して関節結合可能であり、進行方向と地面に垂直であって、フロント部分との間の関節結合のためにシリンダ28によって枢動する。スカリファイヤ形セクション5A、5B、5Cと、側部プレート7と、後方整地ブレード6とから構成され、この後方整地ブレード6はその上部と中央に配置されたタレットを装備し、これがシリンダ28の支持体として、またレーザ受信機の支持体として作用するタレットベースとして作用する。前方部分には3点連結器と称される連結器があり、そこでトラクタのリフトバーと第3の中央点へ連結される。

同様に、この特定の実施形態では後方整地ブレード6はネジで装着可能な第2のコールタを有する。ここで、作業機械100はトラクタのリフトバーと第3の点から吊下げられ、またブルドーザのように押し戻されることを考慮して、ネジはヘッドが後方側部で隠されるように提供される。

図8は、土壌の締固めのための液体添加剤を計量供給する手段を含む実施形態を示す。これは現在まで、コンパクタローラとワゴンと整地安定化機などの別々の作業機械を必要とした作業が1台の作業機械でできるようにしたものである。そのために、この作業機械100は、水及び/又は添加剤溶液のためのタンク81又は貯蔵器を、作業機械100が非常に低速で道路の掘り起こしをしているときに供給タンク(添付図面には図示せず)を供給するための接続体82と共に、組み込んでいる。特定の実施形態では、この貯蔵器81の容量は、約1500m2までの処理を可能とする。

この実施形態では、前方関節システム83及び後方シャフト84の関節システムが、トラクタ作業機械のアセンブリを可能とする。これは、操縦及び操作される長さが約12.3m(これに限定されるものではない)まで到達可能であり、これにより切断ツールを道路端部に非常に正確に配置することが可能となる。これにより、レイアウトが通常非常に曲がりくねっている、庭園、自転車レーン、及び自然公園内の小道を、安定化して改善することが可能である。

したがって、土やほこりを除去することで土壌の地耐力を改善するために、地面の水平面より下に降下する耕耘ユニット85で、溶液中の液体骨材(重合体)又は固体骨材(セメント又は石灰)を混合することができる。オプションとして、幅(固定)、深さ(可変)、散布時の移動速度(可変)、及び単位時間あたりに添加される添加剤量のパラメータを制御する電子プロセッサから成る電子システムが含まれる。これらのパラメータはセンサで検出され、プロセッサがパラメータ間の関係を計算してデータをディスプレイに出力し、そこに単位m2又は単位m3当たりの添加剤濃度の形で表示される。そして、アラームを調節できる。したがって、運転者は、処理されている単位体積当たりの計量をリアルタイムで制御する。さらに、調節は常時行うことができ、それにより道路の特定領域に多少の抵抗を与える。したがって、砕石ユニットである。同じようにして、またオプションとして、作業機械100がこれまでに居た場所を考慮するGPSモジュールが含まれて、連続するパスにおける骨材の重複散布、すなわち既に散布された所に散布することが起きないようにする。したがって、電子プロセッサは、電動弁に、既に処理された表面の上を通過する計量ノズルの流れを遮断するように命令し、運転台でアクセス可能な移動ディスプレイ上に処理済み表面を異なる色で示す。

特定の解釈では、関節手段による異なる部分の昇降運動は、摺動システムの手段によって行われ、例えば昇降運動が伸縮システムによって遂行される。ローラをグレーダ本体と共に持ち上げるリフトシステム、操縦可能後方シャフトをローラと共に持ち上げるリフトシステム、及びカルチベータ−ミキサを操縦可能後方シャフトと共に持ち上げるリフトシステムは、上下に動き、相互の間に調節可能な合成耐摩耗部品を有する、互いに調節可能な摺動板システムによって遂行される。このシステムは油圧シリンダによって運転される。このシステムの目的は、作業機械100の全長を縮小して、アセンブリ全体が40”の容器に納まり、整地体とローラの間、ローラと操縦可能シャフトの間、及び操縦可能シャフトと耕耘/混合ユニットの間の角度が変わらないようにすることである。

図12に示す追加の特定の実施形態では、第2の5本歯のスカリファイヤの組み込みが可能である。ここで、歯はボルト装着可能であって、シャーシに取り付けられ、2つのボルトの周りを搖動し、油圧ピストンで上下動し、そして、安定化させる道路又は表面を開いて、安定化させる層を可能な限り分解して表面に障害物がないようにする。安定化は、カルチベータ−ミキサの作用と、固体又は液体の添加剤の供給によって遂行される。

したがって、第2の追加のスカリファイヤは、運転者の意思で油圧により上下に操作して、道路の下層土を20〜30cmの間の深さで掘り返す役目をする。この追加のスカリファイヤは主として、耕耘する前に、そして土地を安定化させる固体又は液体の骨材が添加される前に、土地の掘り起こしのために使用される。したがって、耕耘−混合ユニットを使用しようとするときは、作業を複雑化させる固体形成物がない事を確信でき、したがって従来技術で記述した作業機械を用いる場合よりもより迅速に作業を行える。

別の特定の実施形態では、後方整地ブレード6が、耐摩耗性スチールで作られ、埋め込みネジで装着された中間浮動コールタ(図9参照)を備える。

浮動コールタは、移動した物質を追いやって穴に落とし込んで粗い物質を沈降させ、その後でもう一度後方整地ブレード6が通過するようにする。微細物質と最適に混合することで、穴での中サイズの石の効率的かつ適正な沈降が増大し、穴に供給された物質がよりよく固化する。中間浮動コールタは、適切であると思われるときに運転者の意思で油圧により持ち上げることができる。この中間浮動コールタは、前方部分の一列のスパイクにも関連し、スパイクの間の石を押し出す。そうして石をより簡単に落下させて窪み及び穴の中に沈降させ、微細物質を出て行かせて中間コールタを使用して沈降させることができる。したがってさらに効果的である。

別の実際の実施形態では、中間浮動コールタは、浮動位置に配置され、中央へ向かって収束して、前方の歯で移動された中間サイズの石をその領域へ押しやる、V字形レーキで置き換えられる。V字形のレーキで押しやられるこれらの石は、機械の中央後方部分にある破砕ミルで破砕されて、トラクタの動力取出装置によって移動させられる。そうして微細な砂利(直径30mm未満)となって、整地容器の中に落ち、そして地面に積もる。これは表層の改善に非常に有効である。これらはスカリファイヤ形前方スパイクと後方コールタの間にあって、中間浮動コールタとしての同時使用はできない。V字形レーキと破砕ミルで構成されるアセンブリは、シャーシを介して取り付けられるように特に設計されており、LCBの中央に位置するようになっている。ただし、別のオプションでは、それらとの併用ができないカルチベータ−ミキサを作業機械が牽引していなければ、これらを後方シャフトの後ろに取り付けることが可能である。

最後に図13は、奇数個の相互連通したソリッドタイヤの支持構造を示す。これは油圧装置又は圧縮空気装置により支持されて、同一の圧力を(油圧又は空気圧による手段で)掛けると、地面のあまり締め固められていない領域がさらに締め固められ、以前に穴であった領域がそれによって締め固められる。この圧力はオペレータの意思で変更可能である。1つのライン(前方のラインまたは後方のラインのいずれか)が偶数で構成され、次のラインが奇数からなり、道路の表面全体が1回の通過で突き固められる。各ホイールは、シャーシ132に取り付けられた揺動支持体131に取り付けられて、ホイール134の上部をシリンダ133で押し付けられる。ここで、すべてのシリンダは、アキュムレータ−レギュレータへの油圧接続で相互に接続され、そこで、地面により大きい又はより小さい圧力を掛けるように、油圧流体又は圧縮空気である流体の圧力が調整される。この締固め構造のシャーシは、作業機械の後方シャフトの後ろ、又はコンパクタローラの後ろにあるプレート搬送器具に連結される。後者は、可能な具体的な解釈ではグレーダ作業機械にモジュール式に連結される。

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