Paper web coating line for assembly

申请号 JP51486695 申请日 1994-11-29 公开(公告)号 JPH09505518A 公开(公告)日 1997-06-03
申请人 ヴァルメット コーポレイション; 发明人 ヨルマ キンヌネン;
摘要 (57)【要約】 始動中、又はウェブの破断時、コーティングすべき紙ウェブ(1)の末端部をコーティングラインに通す方法である。 この方法は、ウェブの末端部として作用する端縁ストリップをウェブから切り裂いて形成し、まずこの端縁ストリップをラインに通し、次に端縁ストリップスリッタを動かすことによってこの端縁ストリップをウェブの正規の幅まで拡張する。 ウェブ(1)の移動方向に端縁ストリップ切裂き点の後に配置された移動可能な支持素子(12)に上記端縁ストリップをまず案内し、このストリップを上記移動可能な支持素子(12)に支持し、この移動可能な支持素子(12)によって支持されたままの端縁ストリップを次の支持素子(14)に通す。 案内補助支持素子(31)をウェブ支持通路の不連続部にもたらし、この案内補助支持素子の助けを借りて不連続点を越えて端縁ストリップを通し、順次の支持素子(2、12、14、18、19、22、25)、及び上記案内補助支持素子(31)に支持された状態で端縁ストリップを全体のコーティングラインに通す。
权利要求
  • 【特許請求の範囲】 1. ウェブ(1)にコーティングするための少なくとも1個のコーティングステーション(9)と、 前記コーティングステーションによってコーティングされたウェブ(1)を乾燥するためのドライヤセクション(13、15、16)とを具える紙ウェブコーティングライン用の組立体において、 ウェブ(1)を支持しながら前記コーティングステーション(9)に通すための第1ベルト状支持素子(2)と、 前記コーティングステーション(9)内のウェブ(1)を前記第1ベルト状支持素子(2)から受理し、前記コーティングステーション(9)の適用帯域を通じてウェブを支持しながら移送するための第2ベルト状支持素子(11)と、 前記第2ベルト状支持素子(11)からウェブ(1)を受理し、前記ドライヤセクション(13、15、16)を通じてウェブを支持しながら移送するための少なくとも1個のベルト状支持素子(12、14)と、 前記ベルト状支持素子(2、12、14)の少なくとも1個の表面にウェブ(1)を支持してこのウェブ(1)を前記ベルト状支持素子に付着保持する素子(13、15)とを少なくとも具え、コーティングライン内のウェブの全通路にわたりウェブ(1)を実質的に支持することを特徴とする紙ウェブコーティングライン用組立体。 2. 前記第1支持素子(2)が前記第2支持素子に接触した状態で、ウェブ(1 )を前記第2支持素子に送給するよう前記第1支持素子(2)を構成し、ウェブ(1)の支持に関して不連続部がないようにしたことを特徴とする請求項1に記載の組立体。 3. ウェブ(1)の支持される側を変更することなく維持するよう前記ドライヤセクション(13)の前記ベルト状支持素子(12)にウェブ(1)を送給するように前記第2支持素子(11)を構成し、ウェブ(1)の支持部に不連続部を形成することを特徴とする請求項1に記載の組立体。 4. ウェブ(1)に衝突する空気を吹き付ける空気ドライヤ(13)と、ドライヤシリンダ群(15、16)とを含む予乾燥ドライヤセクションを具えるコーティングラインであって、 前記予乾燥ドライヤセクション(13)を通じてウェブ(1)を支持しながら移送するようにした前記予乾燥ドライヤセクションのベルト状支持素子(12 )と、 前記ベルト状支持素子(12)からウェブ(1)を受理し、前記ドライヤシリンダ群(15、16)を通じてウェブ(1)を支持しながら移送するようにした前記ドライヤシリンダ群(15、16)のベルト状支持素子(14)とを具えることを特徴とする前記請求項のいずれか1項に記載の組立体。 5. 前記支持素子にウェブ(1)を支持する前記素子(13、15)がウェブ( 1)に衝突する空気を吹き付ける手段(13)、又は負圧によって前記支持素子にウェブ(1)を付着させて支持する手段(15)を具え、又は前記手段(13 )と手段(15)との両方を具えることを特徴とする前記請求項のいずれか1項に記載の組立体。 6. 少なくとも2個のコーティングステーション(5、6)と、カレンダ(7) と、ワインダ(8)とを具えるコーティングラインであって、前記カレンダ(7 )から入るウェブ(1)を受理し、このウェブを支持しながら前記ワインダ(8 )のロール(26)に移送するベルト状支持素子(25)を有することを特徴とする請求項4に記載の組立体。 7. 前記第1ベルト状支持素子(2)が製紙機械のワイヤであることを特徴とする請求項1に記載の組立体。 8. 前記第1ベルト状支持素子(2)が巻出機の支持ワイヤであることを特徴とする請求項1に記載の組立体。 9. 前記ベルト状支持素子(11、12)間にあるウェブ(1)の支持不連続部に動き得る移動可能なベルト状補助支持素子を設け、末端部を通している間、支持不連続部にわたり、ウェブの末端部として作用する端縁ストリップ切裂き部のための案内部になるようにしたことを特徴とする前記請求項のいずれか1項に記載の組立体。 10. 前記ベルト状支持素子(11、12)間にあるウェブ(1)の支持不連続部に空気ジェットを形成する手段を設け、末端部を通している間、支持不連続部にわたり、ウェブの末端部として作用する端縁ストリップ切裂き部のための案内部になるようにしたことを特徴とする請求項1〜8のいずれか1項に記載の組立体。 11. 前記コーティングライン内の前記コーティングステーション(9)の後に設置された少なくとも1個の前記ベルト状支持素子(12、14)に関連し、前記支持素子(12、14)を拡張させるのに適し前記支持素子によってウェブ(1 )を支持する少なくとも1個の通常のスプレッダ装置(4)を設けたことを特徴とする前記請求項のいずれか1項に記載の組立体。 12. 始動中、又はウェブが破断した時、コーティングすべき紙ウェブ(1)の末端部をコーティングラインに通すに当たり、ウェブの末端部として作用する端縁ストリップをウェブから切裂いて形成し、この端縁ストリップをラインに通し、 次に端縁ストリップスリッタを動かすことによってウェブの正規の幅まで端縁ストリップを拡張させて、紙ウェブの末端部をコーティングラインに通す方法において、 ウェブの移動方向に端縁ストリップ切裂き点の後に設置されウェブの幅に対応する幅を有する移動可能な支持素子に向けウェブ(1)の移動方向に前記端縁ストリップをまず案内し、この端縁ストリップを前記移動可能な支持素子に支持してこの支持された状態のまま次の支持素子に通し、 案内補助支持素子をウェブ支持通路の不連続点にもたらし、前記案内補助支持素子の助けを借りて前記不連続点を越えて前記端縁ストリップを案内し、 ウェブの幅に等しい幅を有する順次の前記支持素子(2、12、14、18 、19、22、25)により、また前記案内補助支持素子により支持される前記端縁ストリップを全体の前記コーティングラインに通し、次に前記ウェブ支持素子(2、12、14、18、19、22、25)によって支持された前記端縁ストリップの切裂き部を前記ウェブの正規の幅まで拡張することを特徴とするコーティングすべき紙ウェブ(1)をコーティングラインに通す方法。
  • 说明书全文

    【発明の詳細な説明】 紙ウェブコーティングライン用組立体 本発明は紙ウェブをコーティングラインに案内する請求項1の前文による組立体に関するものである。 また、本発明はコーティングライン、又はコーティングセクションにウェブの末端部を通す請求項12の前文による方法に関するものである。 現代の紙仕上げラインにおいては、種々の種類のロールの案内によってウェブをコーティングステーション、及びドライヤセクションに通すのが通常である。 ウェブが破断した時、又は装置の始動の時に、狭い端縁ストリップをウェブから切り裂いて形成し、次にウェブの傍らに走行するロープによって形成されたニップ内にこの端縁ストリップを吹き込み、ロープによって形成したニップ内でコーティングラインを通じてこの端縁ストリップを通す。 この稼働中、特にコーティングステーションでウェブに高い応が加わり、このコーティングステーションではウェブの分含有量が増大するため状態が一層複雑になる。 今日は薄いベースウェブが好まれ、目標は紙原材料として再生繊維の使用を増大することにあるから、ウェブは高い応力負荷に対し弱い。 強度が低いウェブは破断し易く、重要なのはベースウェブの臨界走行能力である。 ウェブの脆性のため、ウェブ張力差と速度差とを非常に良好に制御することが必要であり、このため製紙機械部の制御調整システムの実施は複雑となり、装置の稼働には最高効率を達成するために注意深い作動が必要である。 コーティングされた紙品種のために設計された高速製紙機械は明らかに軽量ベースウェブを有する軽量紙品種の生産に稼働するから、特に高速製紙機械ではウェブの破断の恐れが特に最も高く、ウェブの破断は収益に最も大きな損害を与える。 今日、最高速製紙機械は1200〜1500メートル/分のウェブ速度で稼働する。 また、製紙機械でのコーティングラインは製紙機械のウェブ速度に対応する必要があり、更にコーティングラインは製紙機械の信頼性と少なくとも同一程度までの信頼性があることが必要である。 製紙機械から切り離した場合、ウェブ速度は製紙機械の最高速度より10〜15%高いことが必要であり、これによりコーティングラインがミルの位置に障害物を形成するのを防止する。 ベース紙シートは35〜55g/m 2のような小さい坪量を有するから、破断することなく、コーティング装置を出る湿潤ウェブを走行させるのはこれ等の速度では非常に困難である。 ウェブが破断すると、常にウェブの末端部を製紙機械セクション全体に通すことが必要であり、末端部を好適に通した後に始めてウェブを正規の幅にひろげることができる。 末端部と呼ばれる狭い端縁ストリップをウェブ端縁から切り裂いて形成し、ウェブの傍らに走行するロープによって形成されたニップに空気ジェットによって端縁ストリップを案内してこのウェブの末端部をラインに通し、次にウェブを横切って端縁ストリップスリッタを動かすことによってウェブを全走行幅まで拡大させ、このようにして末端部をラインに通している。 しかし、このような機械速度では、なお変わらない空気による非常に高い抵抗を末端部が受けるから端縁ストリップをロープニップに案内することは非常に困難である。 実際上、端縁ストリップに剛さがないから、周囲の空気の抵抗に抗して端縁ストリップをニップ内に制御することは厄介であり、案内する空気ジェットによって端縁ストリップを正確に支持することが必要である。 現代の製紙機械における最高ウェブ速度で末端部を通す標準プラクチスは端縁ストリップをロープニップ内に吹き込み、必要に応じて多くの回数の末端部通し作業を繰り返し、ロープニップ内への吹込み工程と末端部通し工程とを有効に完了する。 各ウェブの破断について数十回のこのような試みが必要なため、ウェブの破断中、大量のウェブの破断部をパルパに戻さねばならず、ウェブの破断時間が長びき、これ等の欠点のためラインの作動効率を著しく減少させることが明らかである。 ウェブが破断する数が多く、破断時間が長びくと、機械の高速によって得られる利益が期待されるよりも低く留まることが明らかである。 上述の説明から、製紙機械の速度が現在の速度から本質的に上昇し、即ち非常に高い速度範囲まで上昇した場合には、ウェブの末端部を通す現代の装置を使用することができないことは明らかである。 非常に高い速度範囲の下限は1800m/ 分であり、設計上の目標値は2500m/分程度の高い値に設定される。 コーティング装置から出る湿潤したウェブはこのような高速の現代の機械内でいかなる場合でも走行させることができない。 空気の抵抗は速度の2乗に比例して増大するから、末端部を通す通常の方法は実際上不可能である。 高速範囲で高い効率を達成するためには、ウェブ破断の数を最少に維持すべきである。 また、ウェブの破断による停止時間、及び破断量を無理のないレベルに維持するため、末端部を通す工程を現代のものよりも著しく平滑にする必要がある。 迅速にウェブを動かすにはウェブの表面に沿って移動する気流が必要であり、気流は案内部と引張りロールとの間に入るから、空気がバックロールとウェブとの間、又はコーティング適用帯域に入ると、コーティング装置において攪乱と、コーティングの品質低下が起こる。 このような問題は一層高いウェブ速度と、これに付随する空気抵抗の増大とによって著しく増大する。 気流はウェブに振動を起こし、従ってウェブを破断する危険を増大する。 コーティング適用工程の直後に、ウェブの水分含有量が増大した時、応力に対するウェブの強度は最小となるから、ウェブに接触しない非接触ウェブ案内によってウェブに加わる応力を減らすことが試みられた。 この構成においては、ウェブの両側からウェブに吹き付けた空気ジェットのクッション間にウエブを通し、 ウェブとデフレクタとの間に空気のクッションを吹き付けるようにしたデフレクタによってウェブの移動方向を変更している。 しかし、このような非接触ウェブ案内の構成はなお数個の欠点がある。 即ち、この構成でのウェブの張力を引張りロールの速度差によって何らかの方法で制御することが必要である。 従って、ウェブの張力の制御、及びウェブの張力の変化を平滑化することは、ウェブがロールで案内される構成と同様、困難で厄介なままである。 実際上、ウェブの張力の変化はウェブ破断の主要な理由を形成している。 空気ジェットでウェブを案内する構成において末端部を通すことはまた困難であり、高速範囲でのウェブの移動の制御は非常に精密な空気ジェットシステムを必要とす。 従って、このようなウェブ支持システムは、ウェブの移動の制御の問題、又は高速製紙機械適用における末端部を通す問題のための有望な解決策でない。 本発明の目的はウェブの破断の数を特に高速範囲で本質的に減少させることができ、同時に末端部を通す工程を改良した組立体を得るにある。 本発明はワイヤ、又は同様のベルト状素子によって根本的に支持されるウェブを全コーティングラインにワインダまで通すことに基づいている。 また特に、本発明組立体は請求項1の特徴とするの部分に記載された構成を有することを特徴とする。 更に、本発明方法は請求項12の特徴とするの部分に記載された構成を有することを特徴とする。 本発明は次のような利点を有する。 ワイヤの助けを借りて製紙機械セクションの全長にわたりウェブをその移動路に沿って支持することにより、ウェブの破断の数を根本的に減少させることができる。 ワイヤによってウェブを支持する場合、ウェブの張力を変化させる遷移速度の変化はウェブを支持しているワイヤに伝達されるから、従来の構成でウェブを破断させていたウェブの張力の変化を無くし、ウェブ破断の原因を除去している。 ウェブは連続的に支持されて移動するから、ウェブの振動も減衰され、ウェブの破断の危険を更に減少させている。 移動する空気のフィルムはウェブの一側のみに形成されているから、ウェブに沿って移動する空気の量は大幅に減少する。 ウェブの反対側に沿って移動する空気の量は、ワイヤに向くサクションスロットを有するサクションボックス、及び空気ジェットドライヤ内でウェブに衝突する空気ジェットによって減少する。 ウェブの各面は開放空気内では短い距離を移動するに過ぎないから、ウェブの表面に沿って移動する高速の空気フィルムの発生を防止することができる。 ウェブを支持し、ウェブにコーティングすることに、この性質が本質的に貢献する。 ウェブが破断した時、ワイヤはその上に静止するウェブを製紙機械セクション内に前進させるから、任意適当な位置で、パルパへの破断部の除去を容易にする。 従って、このコーティングラインは自己清掃することができ、これによりウェブ破断に起因する停止時間を根本的に短くし、有害な破断部除去工程を無くすることができる。 端縁ストリップをワイヤで支持して製紙機械セクションの全体に通すことができるから、末端部を通す工程を容易に行うことができ、これによりワイヤはウェブの連続支持体となり、端縁ストリップは破断、又は側方への偏向の恐れがない。 更に、高速範囲では殆ど作動が不可能である別個のロープによるニップ、又はその他の輸送装置に端縁ストリップを送り込む必要がない。 ウェブが正規の作動状態にある時と同様に、末端部を通す工程中、端縁ストリップが製紙機械セクション内に移動するから、高速範囲でも末端部を通す工程を安全に行うことができ、末端部を通している間、速度を減少させる必要がない。 これにより装置の作動効率を本質的に改善することができる。 次に、添付図面を参照して本発明を一層詳細に説明する。 図1は本発明組立体を使用して具体化されたコーティングラインの線図的側面図である。 図2は図1に示すコーティングラインのドライヤを有する第1コーティングユニットの拡大側面図である。 図3は図1に示すコーティングラインのドライヤを有する第2コーティングユニットの拡大側面図である。 図4は図1に示すコーティングラインの出口端のカレンダ、及びワインダの側面図である。 図5はワイヤ支持組立体の不連続部におけるウェブの端縁ストリップを案内するのに適する装置の側面図である。 次の文章においては、「ワイヤ」の語は織った空気透過性支持素子を意味し、 「ベルト」の語は空気不透過性の平坦支持素子を意味する。 これ等の語は明瞭にするためにのみ使用したもので、これ等支持素子のいずれをも任意特定の技術実施例に限定するものでない。 図1〜図4において、本発明組立体を有利に実施するのに適するコーティングラインのレイアウトを示す。 このレイアウトは機械上でコーティングを行うラインから成り、送給ワイヤ2の助けを借りて製紙機械から直接コーティングラインに紙ウェブ1を通す。 ロール3によって送給ワイヤ2を駆動し案内する。 このラインのレイアウトはドライヤを有する2個のコーティングステーション5、6と、カレンダー7と、ワインダ8とを具える。 このコーティングラインレイアウトにおいては、単一のコーティングをウェブの両側に加え、コーティングされたウェブにカレンダ作用を加え、最終的にロールに巻き付ける。 この製紙機械のレイアウトの種々の部分、及び本発明組立体を有する部分を図2〜図4に拡大して示す。 図2に第1コーティングステーションを示す。 このコーティングステーションはコーティングユニット9と、ウェブの予乾燥に使用する空気ドライヤ13と、後乾燥に使用するドライヤシリンダ群15、16とを具える。 コーティングユニット9は無終端ベルト11を有し、この無終端ベルト1 1はコーティングユニットのバックロール10上を通り、コーティングユニットとバックロール10との適用帯域を通るように構成されている。 ベルト11は案内ロール3によって案内される。 この種の装置におけるコーティングは無終端ベルト11に向かって行われる。 またこの乾燥部の予乾燥ユニットには支持ワイヤ12を有するが、この支持ワイヤは案内ロール3によって無終端ループになるよう形成されている。 支持ワイヤ12を押圧するように2個のスプレッダロールユニット4を配置する。 支持ワイヤ12の付近に空気ドライヤユニット13を設置し、ワイヤ12とその上を走行するウェブ1とに乾燥用空気を吹き付ける。 この予乾燥ドライヤユニットを配置した後に、後乾燥ドライヤユニットを配置するが、図示のレイアウトではこの後乾燥ドライヤユニットはサクションロール15と加熱蒸気ロール16とを具える。 ロール15、16上に通過可能に支持ワイヤ14を配置して、案内ロール3の周りに無終端ループとして走行させる。 ドライヤシリンダ群15、16と予乾燥ドライヤユニットとの間に受理ロール17 を設置し、この受理ロールの周りにも支持ワイヤ14を通過させる。 シリンダ群15、16の後に、スプレッダロールユニット4を配置してワイヤに押し付ける。 一方のワイヤから次のワイヤに端縁ストリップが飛び移る際、ウェブ支持構成の不連続点を端縁ストリップが平滑に通過し得るようにするため、図5に示すような案内装置31をこの不連続点に設けることができる。 この装置は3形に配置された3個のロール29と、案内バンド30とから成り、ロール29のうちの2個は案内バンド30と共に支持面を形成しており、この支持面は端縁ストリップ送給ロール3から受理ロール17まで延在する。 支持構成の不連続点にこの案内装置を設置した時、末端部を通す操作中、この案内装置は端縁ストリップのための支持体になる。 この案内装置は不連続点に恒久的に設置し得るが、実際上、 移転可能とし、これにより、末端部を通す操作中のためにのみ不連続点に動かすことができる。 この案内装置内のロールの一方を引張りロールにすることができ、又は代案として、案内ベルト30を支持ワイヤ12、14に押しつけることができるようにして、支持ワイヤ12、14により案内ベルトを直接駆動できるようにすることができる。 この案内装置に更にサクションブロー構成を設け、端縁ストリップが案内ベルト上に確実に留まるようにすることもできる。 上述のレイアウトのコーティングステーションにおけるコーティング工程、及びウェブの移動の機能は次の通りである。 送給ワイヤ2上に担持されたコーティングすべきウェブ1はコーティングユニット9の支持ベルト11上に進む。 ワイヤ2の方に向いていないウェブの側を送給ワイヤ2によって支持ベルト11に押圧し、ウェブ1を移送して支持ベルト1 1上に移動させる。 従って、一方の支持素子から他方の支持素子へのウェブの通路の不連続部にも支持体が得られる。 支持ベルト11上に走行させてウェブ1をコーティングユニット9のバックロール10上に適用帯域まで通す。 この帯域で支持ベルト11の方に向いていないウェブ1の露出されている側に適当な量のコーティング混合物を使用してコーティングを行い平滑にする。 コーティング後、 予乾燥ドライヤ部の支持ワイヤ上にウェブ1を通す。 この時、ウェブ1の一側は湿潤しているから、この湿潤した側が支持ワイヤの方に向かないようにウェブ1 を支持ワイヤ12上に進ませる必要がある。 従って、送給ワイヤ2とコーティングユニット9の支持ベルト11との間におけるのと同様な方法で一方の支持素子から他方の支持素子への接触移送を使用することはできない。 従って、支持ベルト11から支持ワイヤ12まで支持しないでウェブ1を移送する必要がある。 しかし、支持されていない状態での移動は最少長さに保たれているから、この不連続部でウェブ11に大きな応力が加わるのを避けることができる。 コーティングを行った後は、ウェブ1は広がる傾向があるから、十分に支持された状態にウェブ1を維持するため、機械を横切る張力を加えることが必要である。 この目的のため設計されたスプレッダロール4の助けを借りて、支持ワイヤ12に張力を加えることによって、ウェブ1への機械を横切る張力の適用、即ち拡張が達成される。 例えば、弧状に配列した短いロールによって形成されたロールユニットによるスプレッダロール4を構成してもよい。 このようなスプレッダユニットはこの技術分野でよく知られている。 第1コーティングステーション5 の予乾燥ドライヤの支持ワイヤに2個のスプレッダユニット4を押し付けるようにし、これ等2個のスプレッダユニットをワイヤの機械方向に相互に或る距離に移動できるようにする。 支持ワイヤ12によるウェブ1の拡張を行うためには、 スプレッダユニット4によってワイヤの十分な拡張が行われ、次にワイヤの通路の1サイクル中にワイヤがその初期幅に収縮するようなワイヤ構造が必要である。 この実施例における予乾燥は、空気ドライヤ13によって成し遂げられ、この空気ドライヤ13によりウェブ1を支持ワイヤ12に押し付け、手で触れることができる乾燥状態にウェブ表面を乾燥する。 予乾燥の結果、ウェブ1は手で触れることができる乾燥表面を有しており、シリンダドライヤユニットの支持ワイヤ14上に通すことができる。 また、この場合、ウェブの移送は支持される側を変更することなく行われ、そのためウェブ1 は支持されていない短い間隙上を移動する。 移送されるウェブ1は受理ロール1 7を越えてシリンダドライヤユニットの支持ワイヤ14上に入る。 次に、ウェブ1と支持ワイヤ14とは第1サクションロール15に通り、ここで支持ワイヤ1 4は反転し、ウェブ1はワイヤ14とサクションロール15との間のニップ内に通る。 サクションロール15から、ウェブ1とワイヤ14とは加熱蒸気ロール1 6に通り、ここでウェブ1はロール16の周りに最外側に巻き付く。 蒸気ロール16によって与えられる熱により更にウェブ1から水分を除去する。 ウェブ1がシリンダドライヤユニット全体を通過した後、ウェブ1は乾燥しており、ウェブ1の反対側をコーティングするため次のコーティングステーション6に送られる。 ウェブ1を次の支持素子に移送する前に、スプレッダユニット4によってウェブとワイヤとの両方を再び拡張させる。 送給ワイヤ2から第1コーティングステーションの支持ベルト11にウェブを移送するのと同様に、第2コーティングステーション6の支持ベルト18へのウェブ移送が行われる。 第2コーティングステーションのコーティングユニット9 と支持ベルト18の通路とを第1コーティングステーションにおけるのと同様に配置する。 これに反し、予乾燥ドライヤユニットと、その支持ワイヤ19とは、 第1ステーションのものとは異なる構成を有する。 上述したように、ウェブ1の移送はウェブ1の支持される側を変化させることなく行われる。 ウェブ1がコーティングユニットの支持ベルト18を去った直後に、ウェブ1の移動方向に第1 空気ジェットドライヤ20を適合させ、これによりウェブ1を支持ワイヤ19に押し付ける。 支持ワイヤ19の反対側にスプレッダユニット4を設置する。 第1 ドライヤ20からウェブ1とワイヤ19とは大径の回転ロール21に通り、ここでウェブ1とワイヤ19との方向が反転する。 回転ロール21の次に第2スプレッダユニット4とウェブ案内ロール24とを設置する。 予乾燥ドライヤユニットの後に、支持ワイヤ19はウェブ案内ロール24上に接線方向に通る。 支持ワイヤが案内ロール24に接線方向に遭遇しているから、ウエブは案内ロール24上を第2ドライヤシリンダ群15、16の支持ワイヤ22上に移送される。 このようにして、ウェブの支持される側を変更する必要なく、ウェブ1は一方のワイヤから次のワイヤへ連続的に支持されて移送される。 一方のワイヤから次のワイヤへのウェブ移送のためのこのような構成が予め必要とする条件は、ウェブのコーティングされた表面が回転ロール21、又はウェブ案内ロールに向け反転する前に、手で触れることができる乾燥状態まで、ドライヤ20内でコーティングが乾燥していることである。 ドライヤシリンダ群の支持ワイヤ22が第2空気ドライヤ23を経てウェブを移送し、この第2空気ドライヤによって予乾燥を完了し、その後、ウェブ1はドライヤシリンダ群15、16に通る。 ドライヤシリンダ群15、16からウェブ1はカレンダ7に通る。 カレンダから、ウェブはワインダ8の支持ワイヤ25に送られ、ここでウェブはワイヤ上をロール26に移送されワインダに巻き取られる。 ワインダ8は連続的に作動するよう設計されており、保管位置から空のコア軸27を支持ワイヤ25に近い位置にもたらし、次に軸内でウェブ1に当てることによってロールの交換を行う。 一杯になったロール26に巻き取られているウェブを切断し、残りのウェブ1を案内して空のコア軸27の周りに巻き付け、既に一杯になったロール26を除去し終わっているワインダステーションに、このコア軸27を移送する。 この組立体に使用する支持素子のために種々の要件を設定する。 支持ワイヤは、スプレッデングロールの作用の許で、ウェブの拡張に対する十分な補償を達成し得る拡張能力を有する必要があると共に、ワイヤの移動の1サイクル中にその初期幅になることができることが必要である。 更に、ワイヤはワイヤを通じて水分をも除去し得る空気透過性を有すると共に、ワイヤに負圧を加えることによってワイヤにウェブを付着させ得るだけの高い空気透過性を有することが必要である。 このようなワイヤへのウェブの付着は非常に重要であり、このことはウェブに衝突させる圧縮空気ジェット、及び支持ワイヤの背後に設置されたサクションボックス28、及びサクションロールの助けを借りて確実なものになる。 図2にサクションボックスを線図的にのみ示す。 サクションボックスの構造はこの技術分野で良く知られているので詳細な説明を省略する。 空気ジェットによる支持構成に加えて、又はその代わりに、機械的支持手段を使用することができる。 コーティング装置に使用する支持ベルトは、コーティングの外観が欠点のないレベルを維持するため非常に平滑な表面を有することが必要である。 従って、支持ベルト材料は平滑な表面を有する必要があり、即ち小径の微小孔を最大限含むことが必要である。 このようなベルトへの付着は負圧によって達成されないが、 必要が生じた場合には、空気ジェットによって付加的支持体を設けることができ、またコーティングを加える前であれば機械的に付加的支持体を設けることができる。 しかし、実際上、コーティングされつつあるウェブは静電気によって、またコーティングを行った後のウェブは水分に起因する付着力によって、平滑な支持ベルトの表面に比較的強力に付着する傾向があるため、付加的な支持は必ずしも必要でない。 ウェブが破断した時、通常の方法でウェブを切断し、ラインに沿う適切な位置にあるパルパまでウェブを案内する。 連続的に走行させることによって、支持ベルトとワイヤとは破断したウェブが無くラインを自動的に取り払った状態となり、乱れた部分を整えた後、新たな末端部を通すことができる。 末端部を通すことを開始した時、端縁ストリップをウェブから切り出し、例えば空気ジェットによって端縁ストリップをワイヤに向け制御し、負圧、又は空気の吹付けによって端縁ストリップをこのワイヤに付着させる。 コーティング装置の支持ベルト、及び予乾燥ドライヤの支持ワイヤの端部のようなウェブの通路の不連続点に補助支持ベルト装置を設け、この補助支持ベルト装置により不連続点を越えて端縁ストリップを次の支持素子に案内する。 若干の支持素子により連続的に支持して端縁ストリップを連続的に移送し、末端部を通している間の端縁ストリップの破断を防止する。 端縁ストリップが全体のラインを通じて有効に通った後、ウェブがその正規の幅まで延びるよう、ウェブを横切って端縁ストリップスリッタを動かす。 従って、支持された端縁ストリップは破断せず、幅支持素子まで高いウェブ速度でも容易に案内されるから、末端部を通すのを非常に高い信頼性で、達成することができる。 本発明組立体は殆どいかなるコーティングラインレイアウトにも適用することができる。 困難を生ずるのは単一コーティング装置でウェブの両面にコーティングする時だけである。 使用するコーティング方法は、例えばドクタコーティング法、フィルム移送コーティング法、又は噴霧コーティング法の中から選択することができる。 乾燥、カレンダ作用、及び巻取りの方法は希望する方法で実施することができ、ライン内の種々のユニットの数も変化させることができる。 例えば、コーティングステーション、及びカレンダニップの数を4個まで増大することができる。 またカレンダ作用を省略することもできることは明らかである。 支持素子間の不連続部でウェブを機械的に支持してもよいし、空気ジェットによって支持してもよい。末端部を通している間に端縁ストリップを案内するため機械的又は空気ジェットを使用してもよい。本発明組立体は原理的に非常に高速で走行する製紙機械に適用することを意図したものであるが、任意の速度範囲で走行する製紙機械レイアウトにも適用することができる。また、この組立体は製紙機械を使用しないレイアウトに使用しても適することは明らかである。

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