飾りリボン作製具

申请号 JP2016100929 申请日 2016-05-19 公开(公告)号 JP2017206796A 公开(公告)日 2017-11-24
申请人 クロバー株式会社; 发明人 新田 久美子;
摘要 【課題】飾りリボンを簡単かつ効率よく作製することができる飾りリボン作製具を提供すること。 【解決手段】本発明の飾りリボン作製具Aは、円環形状をなすリング状板部1と、各々がリング状板部1の内側縁から内側に延びる複数の延出片2と、を備え、各延出片2は、リング状板部1の周方向における一方側端および他方側端において直線状に延びる第1の端縁2aおよび第2の端縁2bを有し、各延出片2のうち第1の端縁2aの少なくとも一部を含む第1部分21と、当該延出片2に対して上記周方向において上記一方側に隣接する延出片2のうち第2の端縁2bの少なくとも一部を含む第2部分22とは、リング状板部1の厚さ方向視において重なり、複数の延出片2それぞれにおける第1部分21は、これと重なり合う第2部分22に対して、上記厚さ方向の片方である第1方向側(図2における紙面の手前側)に 位置 する。 【選択図】図2
权利要求

円環形状をなすリング状板部と、各々が上記リング状板部の内側縁から内側に延びる複数の延出片と、を備え、 上記各延出片は、上記リング状板部の周方向における一方側端および他方側端において直線状に延びる第1の端縁および第2の端縁を有し、 上記各延出片のうち上記第1の端縁の少なくとも一部を含む第1部分と、当該延出片に対して上記周方向において上記一方側に隣接する上記延出片のうち上記第2の端縁の少なくとも一部を含む第2部分とは、上記リング状板部の厚さ方向視において重なり、 上記複数の延出片それぞれにおける上記第1部分は、これと重なり合う上記第2部分に対して、上記厚さ方向の片方である第1方向側に位置する、飾りリボン作製具。上記各延出片における上記第1の端縁および上記第2の端縁は、上記リング状板部の径方向内方に向かうにつれて互いが近づく、請求項1に記載の飾りリボン作製具。上記リング状板部の厚さ方向視において、上記第1の端縁の延長線が上記リング状板部の中心に最も近づく第1位置と上記第2の端縁の延長線が上記中心に最も近づく第2位置とは、上記中心を挟んで反対側に位置しており、 上記中心と上記第2位置との距離は、上記中心と上記第1位置との距離よりも小さい、請求項2に記載の飾りリボン作製具。上記各延出片は、その厚さ方向への曲げ変形とその復元とが可能に弾性を有している、請求項1ないし3のいずれかに記載の飾りリボン作製具。上記複数の延出片には、上記厚さ方向の片方である上記第1方向とは反対の第2方向に見て、上記リング状板部と同心円状の案内線が設けられている、請求項1ないし4のいずれかに記載の飾りリボン作製具。上記リング状板部は、その厚さ方向において重なり合う状態で接合された第1リング板部および第2リング板部からなり、 上記複数の延出片のうち、上記リング状板部の周方向において一つ置きに位置する半数のものは上記第1リング板部につながり、残り半数のものは上記第2リング板部につながる、請求項1ないし5のいずれかに記載の飾りリボン作製具。

说明书全文

本発明は、リボンテープから飾りリボンを作製するための飾りリボン作製具に関する。

優れた装飾効果を発揮する装飾用素材として、ロゼット(勲章)と呼称される飾りリボンが知られている。このロゼットは、一般に、ひだ状に形成されたプリーツ部に模様付きの生地を被せたくるみボタンが取り付けられた構成である。上記プリーツ部は、リボンテープをひだ状に折り返しながら縫製することにより作製される。プリーツの作製に際し、たとえば型紙等を用いて、リボンテープを一ひだ折り返す毎に適所を縫い、これを繰り返す。これにより、略円形状のプリーツ部が得られる(たとえば、非特許文献1を参照)。

プリーツを作製する際、完成形が略円形となるようにひだの形態を整えながら作業を進める必要があるが、これにはある程度の熟練が必要となる。また、一ひだ折り返す毎に縫い作業を行う必要があるので、作業効率が悪かった。

「てづくりロゼット」、文化出版局、2015年1月13日第6刷発行、p.44〜p.47

本発明はこのような事情のもとで考え出されたものであって、飾りリボンを簡単かつ効率よく作製することができる飾りリボン作製具を提供することを主たる課題とする。

上記の課題を解決するため、本発明では、次の技術的手段を講じている。

本発明によって提供される飾りリボン作製具は、円環形状をなすリング状板部と、各々が上記リング状板部の内側縁から内側に延びる複数の延出片と、を備え、上記各延出片は、上記リング状板部の周方向における一方側端および他方側端において直線状に延びる第1の端縁および第2の端縁を有し、上記各延出片のうち上記第1の端縁の少なくとも一部を含む第1部分と、当該延出片に対して上記周方向において上記一方側に隣接する上記延出片のうち上記第2の端縁の少なくとも一部を含む第2部分とは、上記リング状板部の厚さ方向視において重なり、上記複数の延出片それぞれにおける上記第1部分は、これと重なり合う上記第2部分に対して、上記厚さ方向の片方である第1方向側に位置することを特徴としている。

好ましい実施の形態においては、上記各延出片における上記第1の端縁および上記第2の端縁は、上記リング状板部の径方向内方に向かうにつれて互いが近づく。

好ましい実施の形態においては、上記リング状板部の厚さ方向視において、上記第1の端縁の延長線が上記リング状板部の中心に最も近づく第1位置と上記第2の端縁の延長線が上記中心に最も近づく第2位置とは、上記中心を挟んで反対側に位置しており、上記中心と上記第2位置との距離は、上記中心と上記第1位置との距離よりも小さい。

好ましい実施の形態においては、上記各延出片は、その厚さ方向への曲げ変形とその復元とが可能に弾性を有している。

好ましい実施の形態においては、上記複数の延出片には、上記厚さ方向の片方である上記第1方向とは反対の第2方向に見て、上記リング状板部と同心円状の案内線が設けられている。

好ましい実施の形態においては、上記リング状板部は、その厚さ方向において重なり合う状態で接合された第1リング板部および第2リング板部からなり、上記複数の延出片のうち、上記リング状板部の周方向において一つ置きに位置する半数のものは上記第1リング板部につながり、残り半数のものは上記第2リング板部につながる。

本発明のその他の特徴および利点は、添付図面を参照して以下に行う詳細な説明によって、より明らかとなろう。

本発明に係る飾りリボン作製具の一例を示す平面図である。

図1に示す飾りリボン作製具に補助的な線などを記入した図である。

図2のIII−III線に沿う断面図である。

図1に示す飾りリボン作製具を構成するプレート部材を示す平面図である。

図1に示す飾りリボン作製具の使用状態を説明するための平面図である。

図1に示す飾りリボン作製具の使用状態を説明するための平面図である。

図1に示す飾りリボン作製具の使用状態を説明するための平面図である。

図1に示す飾りリボン作製具の使用状態を説明するための平面図である。

以下、本発明の好ましい実施の形態について、図面を参照して具体的に説明する。

図1〜図4は、本発明に係る飾りリボン作製具の一実施形態を示している。図1および図2に表れているように、本実施形態の飾りリボン作製具Aは、リング状板部1と、複数の延出片2とを備えており、たとえば、リボンテープからロゼットなどの飾りリボンを作製するために用いるものである。詳細は後述するが、飾りリボン作製具Aは、特に、ロゼットを構成するプリーツ部を作製するために用いられる。

リング状板部1は、所定の厚みを有する板状であり、円環形状をなしている。

複数の延出片2は、各々、リング状板部1の内側縁から内側に延びている。複数の延出片2は、リング状板部1の周方向において一定ピッチで配されている。これら延出片2は、それぞれが実質的に同じ形状とされている。本実施形態において、飾りリボン作製具Aは、偶数枚の延出片2を備えている。図1に示した飾りリボン作製具Aは、24枚の延出片2を具備する。

各延出片2は、第1の端縁2aおよび第2の端縁2bを有する。第1の端縁2aは、リング状板部1の周方向における一方側端(図中反時計回り側の端)において直線状に延びる。第2の端縁2bは、リング状板部1の周方向における他方側端(図中時計回り側の端)において直線状に延びる。各延出片2と、これとリング状板部1の周方向において隣接する他の延出片2とは、それらの一部ずつが厚さ方向視において重なる。具体的には、各延出片2のうち第1の端縁2aの少なくとも一部を含む第1部分21と、当該延出片2に対してリング状板部1の周方向において一方側(図中反時計回り側)に隣接する延出片2のうち第2の端縁2bの少なくとも一部を含む第2部分22とが、リング状板部1の厚さ方向視において重なっている。

図2、図3から理解されるように、複数の延出片2それぞれにおける上記第1部分21は、これと重なり合う上記第2部分22に対して、リング状板部1の厚さ方向(図2において紙面の垂直方向)の片方である、図2における紙面の手前側(第1方向側)に位置する。

リング状板部1およびこれにつながる複数の延出片2は、たとえばポリプロピレンなどの樹脂材料により形成されたものである。各部の寸法の一例を挙げると、リング状板部1の外径寸法が6〜15cm程度、リング状板部1の厚さが0.6〜1.6mm程度、延出片2の厚さが0.3〜0.8mm程度、延出片2におけるリング状板部1周方向の幅が6〜12mm程度である。延出片2は、その厚さ寸法が適度に小さくされている。これにより、延出片2は、厚さ方向に適度なを加えることによって弾性変形(曲げ変形)可能である。

各延出片2における第1の端縁2aおよび第2の端縁2bは、リング状板部1の径方向内方に向かうにつれて互いが近づく。本実施形態では、図2に示すように、リング状板部1の厚さ方向視において、第1の端縁2aの延長線20aがリング状板部1の中心Oxに最も近づく第1位置P1と第2の端縁2bの延長線20bが上記中心Oxに最も近づく第2位置P2とは、上記中心Oxを挟んで反対側に位置する。また、リング状板部1の中心Oxと第2位置P2との距離は、上記中心Oxと第1位置P1との距離よりも小さい。なお、複数の延出片2には、リング状板部1の厚さ方向(図2において紙面の垂直方向)の片方である紙面の手前側(第1方向)とは反対の紙面の奥側(第2方向)に見て、リング状板部1と同心円状の案内線23が設けられている。案内線23は、複数の延出片2に跨って設けられており、全体として円形をなす。

本実施形態において、飾りリボン作製具Aは、実質的に同一な2つのプレート部材B1,B2によって構成される。図4は、プレート部材B1(B2)を示している。プレート部材B1(B2)は、円環状の第1リング板部11(第2リング板部12)と、複数の延出片2とを有する。複数の延出片2は、第1リング板部11(第2リング板部12)の周方向において一定ピッチで配されている。プレート部材B1(B2)は、12枚の延出片2を備え、これら延出片2は互いが重なっていない。

第1リング板部11および第2リング板部12は、厚さ方向においてぴったり重なり合う状態で溶着あるいは接着等の適宜手段によって接合されている。このようにして接合された第1リング板部11および第2リング板部12によってリング状板部1が構成される。

このとき、第1リング板部11および第2リング板部12それぞれに設けられた12枚ずつの延出片2については、周方向の配列ピッチの半分だけずらした状態とされる。そして、互いに隣接する延出片2においては、その一部が上記のように厚さ方向視において重なっており、図2に示したように、第1の端縁2aを含む第1部分21が紙面の手前側に位置するように、延出片2の重合部分が整えられる。なお、図4においても、図2に示した第1部分21、第2部分22、延長線20a,20b、第1位置P1、第2位置P2および中心Oxをそれぞれ表している。

図2、図4から理解されるように、飾りリボン作製具Aを構成する複数の延出片2のうち、リング状板部1の周方向において一つ置きに位置する半数のものは第1リング板部11につながっており、残り半数のものは第2リング板部12につながっている。

次に、本実施形態の飾りリボン作製具Aの使用方法および作用について、図5〜図8を参照して説明する。

飾りリボン作製具Aを用いて、ロゼットの構成部材であるプリーツ部を作製する。まず、図5に示すように、リボンテープRを準備し、リボンテープRの端部を飾りリボン作製具Aの裏側から隣接する一対の延出片2の間に差し込み、リボンテープRの長手方向の端縁R1を延出片2の第1の端縁2aと合わせる。ここで、リボンテープRの幅方向の端縁R2を案内線23に合わせておく。

次に、図6に示すように、リボンテープRを、リボンテープRの端縁R1を揃えた延出片2に対して時計回り方向に隣接する延出片2における第2の端縁2bで折り返す。リボンテープRの折り返した部分を一対の延出片2の間に差し込み、延出片2の第1の端縁2aに合わせて折り返す。このときも、リボンテープRの幅方向の端縁R2を案内線23に合わせておく。

次いで、図7に示すように、リボンテープRを、図6にて当該リボンテープRを第1の端縁2aに合わせて折り返す基準となった延出片2に対して、時計回り方向に隣接する延出片2における第2の端縁2bで折り返す。リボンテープRの折り返した部分を一対の延出片2の間に差し込み、延出片2の第1の端縁2aに合わせて折り返す。このときも、リボンテープRの幅方向の端縁R2を案内線23に合わせておく。

以降、時計回りに方向に隣接する延出片2についてリボンテープRの折り返し操作を順次繰り返す。そうすると、図8に示すように、略円形のプリーツ部Ptが形成される。その後、リボンテープRの余り部分を切断し、プリーツ部Ptの内周縁付近を1周縫うと、プリーツ部Ptの形態が保持される。そして、プリーツ部Ptのうち延出片2に挟まった部分から取り外し、リボン片やくるみボタン等の装飾物を取り付けることで、ロゼット(いずれも図示略)が得られる。

本実施形態の飾りリボン作製具Aにおいて、複数の延出片2については、隣接する延出片2の第1部分21および第2部分22がリング状板部1の厚さ方向視において重なっている。また、図3を参照したように、複数の延出片2それぞれにおける第1部分21は、これと重なり合う第2部分22に対して常に同じ側にある。これにより、隣接する一対の延出片2の間にリボンテープRを差し込みつつ当該リボンテープRを折り返す操作を繰り返すことで、プリーツ部Ptを形成することができる。そして、本実施形態によれば、リボンテープRを折り返す毎に縫い作業を行う必要がなく、プリーツ部Ptの形状が完成した後にまとめて縫い作業を行うことができるので、プリーツ部Ptを効率よく作製することができる。

第2の端縁2bは、リボンテープRを折り返す際に巻き付けられ、第1の端縁2aは、リボンテープRを折り返す際の位置合わせの基準となる。したがって、第1の端縁2aおよび第2の端縁2bは、いずれもリボンテープRの折り返しの際のガイドとして機能する。したがって、本実施形態によれば、プリーツ部Ptを簡単かつ効率よく作製することができる。

各延出片2における第1の端縁2aおよび第2の端縁2bは、リング状板部1の径方向内方に向かうにつれて互いが近づく。具体的には、リング状板部1の厚さ方向視において、第1の端縁2aの延長線20aがリング状板部1の中心Oxに最も近づく第1位置P1と第2の端縁2bの延長線20bが中心Oxに最も近づく第2位置P2とは、中心Oxを挟んで反対側に位置する。そして、中心Oxと第2位置P2との距離は、中心Oxと第1位置P1との距離よりも小さい。このような構成によれば、リボンテープRの折り返し操作を繰り返すと、折り返されたひだの配列が円形に近づくように方向付けられる。したがって、本実施形態によれば、形状の整ったプリーツ部Ptを簡単に作製することができる。

また、複数の延出片2には、リング状板部1と同心円状の案内線23が設けられている。この案内線23についても、折り返されたひだの配列が円形に近づくためのガイドとして機能する。このような構成によれば、作製されるプリーツ部Ptの形状をより整え易くなる。

以上、本発明の具体的な実施形態を説明したが、本発明はこれに限定されるものではなく、発明の思想から逸脱しない範囲内で種々な変更が可能である。本発明に係る飾りリボン作製具の具体的な形状や材質なども、上記実施形態に限定されるものではない。たとえば、複数の延出片の数量については、飾りリボン作製具のサイズ(即ち、作製されるプリーツ部のサイズ)に応じて適宜変更することができる。

A 飾りリボン作製具 B1,B2 プレート部材 Pt プリーツ部 R リボンテープ 1 リング状板部 11 第1リング板部 12 第2リング板部 2 延出片 2a 第1の端縁 2b 第2の端縁 20a,20b 延長線 21 第1部分 22 第2部分 23 案内線 231 単位円弧 24 非屈曲領域 3 開口 Ox 中心(リング状板部の中心) P1 第1位置 P2 第2位置

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