Splicing device

申请号 JP2009087148 申请日 2009-03-31 公开(公告)号 JP4987901B2 公开(公告)日 2012-08-01
申请人 カール マイヤー テクスティルマシーネンファブリーク ゲゼルシャフト ミット ベシュレンクター ハフツングKarl Mayer Textilmaschinenfabrik Gesellschaft Mit Beschrankter Haftung; 发明人 ロナルド コーン,; マルティン フール,;
摘要
权利要求
  • 操作員による移動制御を可能にするためのハンドル(3)が連結され 、前記ハンドル(3)によって所定の移動経路に沿って移動可能な走行装置(2)を有する糸継装置(1)であって、
    前記走行装置(2)上には、少なくとも1つの糸捕捉装置(15)と、少なくとも1つのノッタ(16)と、吸込み装置(17)と 、エネルギー蓄積装置(22)とが配置され、
    前記糸捕捉装置(15)は、吸引力により少なくとも2つの糸を捕捉し、
    前記ノッタ(16)は、前記糸捕捉装置(15)で捕捉した少なくとも2つの糸を糸継ぎし、
    前記吸込み装置(17)は、前記糸捕捉装置(15)に吸引力を付与するようになっている
    エネルギー蓄積装置(22)は、前記糸捕捉装置(15)、前記ノッタ(16)及び前記吸込み装置(17)を駆動するためのエネルギーを蓄積するようになっている
    ことを特徴とする糸継装置。
  • 前記走行装置(2)上には、支持体(11)が配置されており、
    該支持体(11)上には、前記複数の糸捕捉装置(15)と前記複数のノッタ(16)が上下に配置されている ことを特徴とする請求項1記載の糸継装置。
  • 前記糸捕捉装置(15)と前記ノッタ(16)とは、高さ調整が可能に構成されている ことを特徴とする請求項1又は2記載の糸継装置。
  • 前記エネルギー蓄積装置(22)は、充電端子(23)と電気的に接続されている ことを特徴とする請求項 1乃至3のいずれか1項記載の糸継装置。
  • 前記充電端子(23)は、前記走行装置(2)において、前記ハンドル(3)と反対側に配置されている ことを特徴とする請求項 記載の糸継装置。
  • 前記糸捕捉装置(15)及び前記ノッタ(16)を操作するための操作装置(24)を更に備えており、
    該操作装置(24)は、前記ハンドル(3)に隣接して配置されている ことを特徴とする請求項1乃至 のいずれか1項記載の糸継装置。
  • 前記走行装置(2)は、前記レール(7)内で案内される少なくとも2つの車輪(5,6)と、前記走行装置(2)の移動方向(4)を横切ってその横にずらして配置される少なくとも2つの支持車輪(8,9)とを有する ことを特徴とする請求項1乃至 のいずれか1項記載の糸継装置。
  • 前記支持車輪(8,9)が前記車輪(5,6)よりも大きな直径を有する ことを特徴とする、請求項 記載の糸継装置。
  • 前記走行装置(2)には、少なくとも1つの位置センサ(27)が配置されている ことを特徴とする、請求項1 乃至8のいずれか1項記載の糸継装置。
  • 说明书全文

    本発明は、糸継装置に関する。

    繊維織物を製造する際、まず始めに経糸(織成用又は編成用の所定幅を有する帯状になった経糸をいう)に整経し、その後、この経糸を他の装置で継続加工して繊維シート材にする必要がある。 織成又は編成するためには、経糸が必要である。

    1つの経糸を整経する際、1つのクリールから多くの糸が同時に引き出され、そして、これらの糸が整経ドラムに巻き取られる、又は整経ドラムを介さず直接整経ビームに巻き取られる。 一般的に、1つのクリールには、予め定められた数のボビンしか収容できない。 そのため、クリールから同時に引き出すことのできる糸の本数では、織成又は編成する際に必要な全幅の経糸を一度に生成するのに足りない場合がある。 それ故に、順次巻かれた所謂経糸帯を用いて経糸に整経する。 その時の個々の経糸帯は、互いに一致している。 その際、一般的に、すべての経糸帯を整経して経糸に仕上げる前に、クリール内のボビンが空になる場合がある。 この場合、空または略空になったボビンを、糸が十分巻かれたボビンに取り替えられねばならない。 ボビンを取替えた後、各ボビン位置に対して、取替え前のボビンから引き出された糸の終端を取替えた後のボビンから引き出した糸の始端に結ぶ必要がある。 この際、糸継装置が使用される。

    単純な糸継装置としては、操作員が手に持って使用するような工具がある。 操作員は、工具を片手に持った状態で、他方の手で2つの糸の端、即ち、途切れた糸の終端と新しい糸の始端とを掴み、それら2つの糸を糸継装置に挿入する。 次に糸継装置のレバーを押して、所望の糸継ぎを行なう。 この方法では、糸継ぎした後、その糸継ぎが正しく行なわれたか否かを操作員が確認することができる。 しかし、このような糸継ぎ方法では、極めて多くの時間を要し、操作員にとってかなりの負担となっている。

    それ故、クリールに自動糸継装置が設けられた。 この糸継装置は、クリール内の案内軌道上に掛けられており、様々な動作位置へと自動的に移動することができる。 そして、糸継装置は、各動作位置で所望の糸継ぎを行う。 (例えば、特許文献1参照)

    米国特許出願公開第3220758号明細書

    しかし、糸継装置では、行なわれた糸継ぎのうち数パーセントの糸継ぎで欠陥が生じ、その欠陥を監視すべく操作員が糸継装置にはり付くことが不可欠である。 操作員は、欠陥が生じると、手作業で欠陥を修正しなければならない。 また、比較的大きなクリールとしてV型クリールがあるが、このV型クリールの場合、V型クリールの各辺に対して独立した糸継装置を夫々設けておく必要がある。 このような糸継装置を使用することで、V型クリールは、きわめて高価なものとなる。

    そこで本発明の目的は、クリール内での糸の交換を簡単にする糸継装置を提供することである。

    本発明の糸継装置は、操作員による移動制御を可能にするためのハンドルが連結された走行装置を有する糸継装置であって、走行装置上には、少なくとも1つの糸捕捉装置と、少なくとも1つのノッタと、吸込み装置とが配置され、前記糸捕捉装置は、吸引により少なくとも2つの糸を捕捉し、前記ノッタは、前記糸捕捉装置で捕捉した2つの糸を糸継ぎし、前記吸込み装置は、前記糸捕捉装置に吸引力を付与するようになっているものである。

    本発明の糸継装置によれば、手動ノッタの様々な利点と完全自動化した糸継装置の様々な利点とが結び付けられ、しかも、コストを低減することができる。 例えば、複数のクリールに対して、又は二等分されたクリールに対して1つの糸継装置で十分であるという利点が1つある。 これにより、クリールにおいて糸継装置に必要な費用は、完全自動化した糸継装置と比べて半分以下になる。 他の利点としては、これまで完全自動化された糸継装置であっても、元来併走しなければならない操作員が移動制御を行うことにある。 つまり、操作員は、各糸継ぎ位置が配置されている所望の移動軌道に沿って走行装置を引っ張り又は押して、糸継装置を動かす。 一般的に、クリールは、平らな設置面上に設置されているので、糸継装置を移動するために、大きな力は必要なく、この程度の力であれば大抵の操作員が押したり引いたりすることができる。 また、糸捕捉装置を用いているため、糸継ぎに必要な時間は、操作員が手作業で行う場合に比べて短く抑えられる。 これらにより、クリール内の糸の交換が簡単になる。

    上記発明において、走行装置上には、支持体が配置されており、該支持体上には、前記複数の糸捕捉装置と前記複数のノッタが上下に配置されていることが好ましい。

    上記構成によれば、1つの糸継ぎ位置で複数の糸継ぎを行うことができる。 このような複数の糸継ぎは、複数のボビンが上下に配置されたクリールの場合に特に有効である。 複数のボビンが上下に配置されている場合、操作員は、上下に配置されるボビンの列に隣接するように糸継装置を押して動かすだけである。 次に、糸捕捉装置を作動して2つの糸の端を捕捉する。 一方の糸の端は、大抵、糸張力装置側にあり、他方の糸の端は、ボビン側にある。 ノッタを作動してこれら2つの糸の端を結び合わせる。 このように糸継装置では、複数のボビンに対して同時に糸継ぎを行うことができる。

    上記発明において、前記糸捕捉装置と前記ノッタとは、高さ調整が可能に構成されていることが好ましい。

    上記構成によれば、種々のクリールに対して適用することが可能となる。 例えば、ボビン位置の垂直方向(上下方向)の距離が互いに異なるように形成された種々のクリールに対して同じ糸継装置を使用することができる。

    上記発明において、前記糸捕捉装置、前記ノッタ及び前記吸込み装置を駆動するためのエネルギーを蓄積する前記エネルギー蓄積装置を更に備えており、該エネルギー蓄積装置は、前記走行装置上に配置されていることが好ましい。

    上記構成によれば、糸継装置は、その動作に不可欠なエネルギーの供給源を備え、移動時等においてエネルギー供給コードに拘束されない。 これにより、糸継装置を様々なクリールに対して適用することができるようになる。 また、例えばエネルギー蓄積装置として電池又はバッテリーを使用する場合、電池又はバッテリーは、糸継装置の重心が好ましい位置になるような位置に配置される。 これにより、糸継装置の安定性が改善される。

    上記発明において、前記エネルギー蓄積装置は、充電端子と電気的に接続されていることが好ましい。

    上記構成によれば、充電端子によりエネルギー蓄積装置に再びエネルギーを充填可能であり、エネルギー蓄積装置を糸継装置から取り外す必要はない。 エネルギー蓄積装置として電池又はバッテリーを使用する場合、充電端子は、例えばプラグ又はソケットで形成しておくことができる。

    上記発明において、前記充電端子は、前記走行装置において、前記ハンドルと反対側に配置されていることが好ましい。

    上記構成によれば、操作員にとって糸継装置を充電ステーションに接続するのが比較的簡単である。 操作員は、糸継装置を充電ステーションに単に押し動かして充電端子を充電ステーションに接続すればよい。

    上記発明において、前記糸捕捉装置及び前記ノッタを操作するための操作装置を更に備えており、前記操作装置は、前記ハンドルに隣接して配置されていることが好ましい。

    上記構成によれば、操作員は、糸継装置を所望の位置に運んだ後、操作装置を操作して糸継装置に所望の動作をさせることで、1又は複数のボビン位置で糸継ぎを行うことができる。

    上記発明において、前記走行装置は、前記レール内で案内される少なくとも2つの車輪と、前記走行装置の移動方向を横切ってその横にずらして配置される少なくとも2つの支持車輪とを有することが好ましい。

    上記構成によれば、糸継装置が使用されるクリール内において、糸継装置の移動経路に沿って延びるようにレールを配置することが望ましい。 その場合、糸継装置は、このレールによりクリール内を案内される。 そのレールを横切る横方向の安定性は、移動方向でレールに対して左右に設けられる支持車輪によって確保される。 これにより、十分な安定性が確保され、糸継装置を適当な速度でクリール内を移動させることができる。

    上記発明において、前記支持車輪が前記車輪よりも大きな直径を有することが好ましい。

    上記構成に従えば、例えば、安定性の問題を生じることなく、レールとの間隔を十分に保った状態で走行装置を配置することができる。

    上記発明において、前記走行装置には、少なくとも1つの位置センサが配置されていることが好ましい。

    上記構成に従えば、この位置センサは、床、レール又は別の好適な箇所に配置された位置セグメントと協動する。 例えば、糸継装置が正しい箇所に移されたとき、位置センサは、操作装置において信号を発生させる。 例えば、糸継装置が正しい箇所に移されたときに緑色光を発光し、他方、糸継装置が好適な箇所に配置されていないとき赤色光を発光する。 操作員は、緑色光が発光すること(又は別の信号が発生されること)により糸継装置が正しい位置にあることを知る。 そして、操作員は、その位置で糸継ぎを行うことができる。

    本発明によれば、クリール内での糸の交換が簡単になる。

    移動式糸継装置を示す。

    以下、好ましい実施形態に基づいて、図面と合わせて本発明を説明する。

    糸継装置1は、走行装置2を有し、この走行装置2は、ハンドル3と連結されている。 走行装置2は、操作員がハンドル3を持って走行装置2を図1に示す矢印4の方向に引っ張りまたはその逆方向に押して動かすことができるようになっている。

    走行装置2には、2つの車輪5,6が配置されており、この車輪5,6はレール7に嵌まり込んで該レール7によって案内されている。 このレール7は、糸継装置1が使用されるクリール内において、該糸継装置1の移動経路に沿って延びるように配置されることが望ましい。 前記走行装置2は、更に2つの支持車輪8,9を備えている。 支持車輪8,9は、車輪5,6よりも大きな直径を有する。 車輪5,6が移動方向(矢印4参照)である前後方向に設けられているに対して、支持車輪8,9は、その前後方向を横切る横方向(左右)に互いに間隔をあけて配置されている。 即ち、本実施形態において、前記走行装置2は、車輪5,6及び支持車輪8,9の4点で床又は別の土台に支持されている。

    このように4点で支持されることによって、糸継装置1を安定させることができ、該糸継装置1を適当な速度で移動させることが可能となる。 また、支持車輪8,9の径を大きな直径で形成することで、走行装置2とレール7との間隔を十分に保つことが可能である。 なお、土台に凸凹がある場合、3点支持となることがある。

    ハンドル3に隣接して配置される車輪6は、スイベル機構10を介して走行装置2に支承されている。 それ故、糸継装置1は、レール7から外すと、曲線的に移動することができる。

    走行装置2上には、柱のような支持体11が配置されている。 この支持体11には、複数の吸込み口部12が上下に並べて配置されており、各吸込み口部12は、吸込み口13を有する。 詳しくは図示しない回転駆動装置でもって前記吸込み口部12は、軸14を中心に回すことができる。 該吸込み口部12は、吸込み口13及び回転駆動装置とで糸捕捉装置15を形成する。

    支持体11には、さらにノッタ16が設けられており、このノッタ16は、糸捕捉装置15の近傍に配置されている。 該ノッタ16は、詳しくは図示しない操作装置を有しており、この操作装置は、糸捕捉装置15の前記回転駆動装置と同期している。

    支持体11には、複数群の糸捕捉装置15及びノッタ16が上下方向に並べて配置されている。 本実施形態では、前記支持体11に6つの群の糸捕捉装置15及びノッタ16が設けられている。 但し、群の数は使用目的に合わせて決められる。 即ち、糸継装置1が配置されるクリールの形態に応じて決められる。 例えば、クリールにおいて、上下方向に8つのボビン列が設けられている場合、糸捕捉装置15とノッタ16とから成る群を8つ設けておくことが好ましい。

    吸込み口部12は、吸込み装置17によって負圧(吸引力)状態になっている。 この吸込み装置17は、支持体11を介して糸捕捉装置15と反対側に配置されている。 該吸込み装置17は、糸張力装置19から垂れ下がる1本の糸の終端18と、ボビン21から引出された1本の糸の始端20とを取り込むのに十分な吸引力を吸込み口部12に発生させる。 この吸引力により、終端18と始端20とを吸込み口部12に吸い込ませる。 次に、吸込み口部12を軸14の中心を回すと、終端18と始端20とはノッタ16に挿入される。 そして、このノッタ16により、終端18と始端20とを互いに結び合わせる。

    糸張力装置19は、当然、図示したように空中にぶら下がっているのでなく、クリールにおいて、その支持フレームに固定されている。 ボビン21もまた、空中にぶら下がっているのでなく、クリール内にあるボビン位置にてクリールに掛けられている。 かかる支持フレーム及びクリールは、糸継装置1を見易くするために、図1において省略している。

    走行装置2上には、2つのバッテリー22が配置されている。 これらバッテリー22は、エネルギー蓄積装置の役割を果たす。 バッテリー22は、例えば吸込み装置17の吸込みファン、並びに吸込み口部12及びノッタ16の駆動装置に駆動エネルギー若しくは制御エネルギーを供給するようになっている。 このようなバッテリー22を搭載することで、走行装置2を移動させる際、前記駆動装置に電気を供給するための供給線(コード)に拘束されることはない。 これにより、糸継装置1を様々なクリールに対して適用することができるようになる。 また、バッテリー22は、糸継装置1の重心が好ましくなるような位置、例えば低い位置に配置される。 これにより、糸継装置1の安定性が改善される。

    バッテリー22は、プラグ又はソケット等の充電端子23と電気的に接続されている。 充電端子23は、走行装置2において、支持体11を介してハンドル3と反対側に配置されている。 それ故、バッテリー22を再度充電する場合、操作員は、詳しくは図示しない充電ステーションにハンドル3によって糸継装置1を移動させ、糸継装置1の充電端子23を充電ステーションに接続すればよい。 従って、充電を比較的簡単な動作で行うことができ、充電に際してバッテリー22を糸継装置1から取り外す必要がなく、操作員の負担が低減される。

    操作装置24は、ハンドル3に隣接して配置される。 操作装置24は、複数の操作エレメント25と、少なくとも1つの表示部26とを有する。 走行装置2には、少なくとも1つの位置センサ27が配置されている。 位置センサ27は、レール7に設けられた位置セグメント28に反応する。 位置セグメント28は、床、レール7又は別の好適な箇所に配置されている。 例えば、糸捕捉装置15が吸込み口部12により糸を捕捉し、且つノッタ16により糸を結び合わせることのできる糸継ぎ位置に糸継装置1が移動すると、位置センサ27及び位置セグメント28は、協働して表示部26の色を赤から緑に変える。 これにより、操作員は、糸継装置1が糸継ぎ位置にあることを知り、それに伴って操作エレメント25を操作することで、糸終端18と糸始端20とについて6つの群の糸捕捉装置15とノッタ16とにより糸継ぎ過程が行なわれる。 逆に、糸継ぎ位置から外れると、位置センサ27及び位置セグメント28は、協働して表示部26の色を緑から赤に変える。

    これら複数の糸捕捉装置15及びノッタ16は、上下方向に配置されている。 それ故、上下方向に配置されるボビン列を有するクリールにおいて、複数のボビンに対して糸継ぎを行うことができ、短い時間で多くの糸継ぎを行うことができる。

    支持体11自体、又は糸捕捉装置15及びノッタ16のいずれかの高さを変更可能に構成することができる。 これにより、ボビン位置の高さが夫々異なる様々なクリールに対しても対応することができる。 このように構成すると、様々なクリールに対して同じ糸継装置1を使用することができる。 場合によっては、高さ調整機能を自動化することもでき、自動化するために位置駆動装置が設けられる。 位置駆動装置は、様々なクリールに対して予め定められた高さ位置を記憶した記憶装置と電気的に接続しておく。 その場合、操作員は、簡単な「ボタン操作」によって、糸継装置1を各クリールに応じて高さ位置を調整することができる。

    図示した糸継装置1が有する利点として、糸継ぎ自体を操作員自身が行なうのでなく、操作員自身は補助的な役割を果しているに過ぎず、単に手動で糸を結び合わせる場合と比べて、操作員の負担が低減される。 また、複数の糸捕捉装置15とノッタ16が設けられているので、複数の糸に対して糸継ぎを同時に行うことができる。 複数の糸捕捉装置15とノッタ16とに対する制御コストは比較的少なく、安価に糸継装置1を実現することができる。 それから、複数のクリールに対して、又は二等分されたクリールに対して1つの糸継装置1しか必要がない。 これにより、クリールにおいて糸継装置1に必要な費用は、各クリールに対して1つずつ必要な完全自動化した糸継装置と比べて半分以下になる。

    また、これまで完全自動化された糸継装置であっても併走しなければならなかった操作員は、移動操作をすることができる。 つまり、操作員は、各糸継ぎ位置が配置されている所望の移動軌道に沿って走行装置2を引っ張り又は押して、糸継装置1を動かす。 一般的に、クリールは、平らな設置面上に設置されているので、糸継装置1を移動するために、大きな力が必要なく、この程度の力であれば大抵の操作員が押したり引いたりすることができる。 糸継ぎに必要な時間は、糸捕捉装置15を用いているため、操作員が手動で行う場合に比べて短く抑えられている。 これにより、クリール内の糸の交換が簡単になる。

    なお、本発明は、実施の形態に限定されず、発明の趣旨を逸脱しない範囲で追加、削除、変更が可能である。

    1 糸継装置 2 走行装置 3 ハンドル 5,6 車輪 7 レール 8,9 支持車輪 11 支持体 12 吸込みノーズ端 15 糸捕捉装置 16 ノッタ 17 吸込み装置 21 ボビン 22 バッテリー 23 充電端子 24 操作装置 26 表示部 27 位置センサ

    QQ群二维码
    意见反馈