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申请号 JP9434191 申请日 1991-11-18 公开(公告)号 JPH0740542Y2 公开(公告)日 1995-09-20
申请人 フランツ・クサフェール・ヒューマー; 发明人 フランツ・クサフェール・ヒューマー;
摘要
权利要求 【実用新案登録請求の範囲】
  • 【請求項1】 円形オサ(3)と、それぞれが、前記織機の中のヒ口を通過するように前記円形オサ(3)の内側の回りを回転可能である 複数の製織シャットル(3
    0)とから なる環状織機であって、前記製織シャットル(30)のそれぞれ は、 その頂縁及び底縁に対として配置されている多数の切頭円すい形の上方及び下方のローラ(61,62) 設けられ、 これらのローラ(6
    1,62)は、前記円形オサ(3)の上方のシャットルレース(41) および下方のシャットルレース(42)
    の対応する切頭円すい形 のローラ案内用の滑動表面(4
    3,44)に支持 され 、それらの回転軸(61′,6
    2′) は、その延長が、少なくとも、織機の主軸(8)
    ないしは織物の取り去り装置(10)の回転軸のほぼ領域内のある点において交差し、また、前記ローラ(6
    1,62)及び前記滑動表面(43,44)は、それらの切頭円すい 延長した仮想の頂点が、前記のある点と一致するように形成されている 環状織機において、 前記円形オサ(3)が、多数のシャットル案内棒
    (3′)と、これらのシャットル案内棒(3′)の間
    に、円周方向に互いに間隔を置いて配置された多数の垂
    直棒(45)とからなり、これらの垂直棒(45)が、
    前記製織シャットルが前記シャットルレース(41,4
    2)に回転可能に装着されて旋回する時に、その製織シ
    ャットルの円形径路を形成し、遠心力を受け止めるよう
    に、前記円形オサの内側で、シャットル案内棒(3′)
    の径方向前方に位置付けられていることを特徴とする環状織機。
  • 【請求項2】 記円形オサ(3)が、多数のシャットル案内棒(3′)から なりこれらのシャットル案内棒(3′)に対して平行に延びると共に これらのシャット<br>ル案内棒(3′)に対して 上記製織シャットル(30)
    を支持する垂直回転ローラ(70) が製織シャットルに
    設けられている ことを特徴とする請求項1に記載の環状織機。
  • 【請求項3】 記シャットル案内棒(3′)が、垂直に対して傾斜して配置されている ことを特徴とする請求
    項2に記載の環状織機。
  • 【請求項4】 記シャットル案内棒(3′)が、矢状であり且つその矢が前記円形オサ(3)の 円周方向を
    指していることを特徴とする請求項2に記載 環状織機。
  • 【請求項5】 記シャットル案内棒(3′)には、それらの 全長に渡って延びる、織機の 径方向内側に面している偏平部が設けられている ことを特徴とする請求項2
    に記載の環状織機。
  • 【請求項6】 記シャットル案内棒(3′)が、上記円形オサ(3)の 円周方向に凸状に湾曲されている こと
    を特徴とする請求項2に記載の環状織機。
  • 说明书全文

    【考案の詳細な説明】

    【0001】

    【産業上の利用分野】本考案は、環状織機に関し、特
    に、オサの中を多数の製織シャットルが回転し、この場合、各製シャットルは、その頂縁及び底縁に対で配置されたローラを有しており、 これらのローラは、上方のシャットルレースおよび下方のシャットルレースの対応する滑動表面に支持されている環状織機に関するものである。

    【0002】

    【従来の技術】従来公知の環状織機は、内方及び外方の部分ヘルドを有しており、それらは織機の円形オサの回りに2列に円形に配置されており、各部分ヘルドは、すべてが回りに分布された2系統のタテ糸の一部分を案内するために、多数の内方及び外方のヘルドを有しており、タテ糸は、製織ヒ口ないしは走行ヒ口を形成するために主軸によって逆方向の上下の交互運動を与えられるようになっている。 円形オサの中を回転する製織シャットルが、各ボビンから巻き戻されるヨコ糸を運搬するが、このボビンは、シャットルと一諸に走行ヒ口の中に連続的に運ばれる。

    【0003】このような織機の生産性を増加させるための努において、製織シャットルの回転速度を増加させること及びシャットルによって運搬されるヨコ糸の貯蔵容積を増加させることが企てられている。

    【0004】しかしながら、追加する重量及び遠心力の増加によって、従来の形式の円形オサの上における製織シャットルの案内は、制限を受けているが、これらの制限は、明らかに、ローラの著しい摩耗及び上方及び下方のヒ口の上を転動されるタテ糸に対する損傷の危険の増加に示されている。

    【0005】

    【考案が解決しようとする課題】それ故、従来の配置の欠陥の回避によって、織機の出力容量が、シャットルのより速い回転を介して増加され、より大きなヨコ糸の貯蔵の利用を許すようにした前述の形式の環状織機を得ることが、本考案が解決しようとする課題の一つである。

    【0006】この課題は、本考案によると、製織シャットルの上の各対の上方ローラ及び下方ローラの回転軸が、円すい形状の表面を境界しており、その頂点が、少なくともほぼ織機の回転軸ないしは織物の取り去り装置の回転軸の領域内にあり、この場合、前記ローラは切頭円すいの形状に構成され、その頂点が、前記の円すいの頂点の回転軸と一致し、また、上方ないしは下方のシャットルレースの滑動表面が、前記ローラの表面に対して等しく傾斜されている対向表面を形成するようにすることによって達成される。

    【0007】これらの手段は、遠心力が増加される時にでさえも、シャットルレースの滑動表面の上におけるローラの最善の転動運動を許し、この場合、前記表面の上の摩耗が著しく減少されるだけではなく、低速走行又は静止にある時に、オサの円形径路からの製織シャットルの脱出も防止もされる。

    【0008】これらの前述の利点は、ローラの表面が、
    シャットルレースの滑動表面の放射方向の正方形の寸法の内側を延びているので、一層増加されることができる。

    【0009】更に、シャットルの駆動のためのローラの間を糸が転動される最善の状態を作るために、製織ヒ口が完全に開口している時に、少なくとも、押圧ローラを形成しているシャットルの上のローラと、織機の板カムの上の押圧対向ローラとの間の接触線が、下方のヒ口のタテ糸と整列ないしはそれと平行に延びていることが、
    有利である。

    【0010】好適には、本考案による配置は、更に、上方のヒ口のタテ糸及び下方のヒ口のタテ糸が、走行ヒ口が完全に開口している時に、上方ないしは下方のシャットルレースの上の対向する表面の面内に広がっていると共に織物の取り出し装置の傾斜と同一の傾斜角を有するようにされることが望ましい。

    【0011】このようにして、これらの手段は、ヒ口における上方及び下方のタテ糸の理想的な通過を許し、これらのタテ糸は、この場合、織物の取り去り装置の方への径路の理想的な方向から片寄ったり、反れることもなく、このことは、糸の切損量を著しく減少させる。

    【0012】更に、シャットルの駆動装置に連結されたローラの間における可能な滑りを補償することができるように、シャットルの上の押圧対向ローラが、切頭円すい形の形状を持ち且つより大きな直径の肩を持ち、その表面が、転動する時に、板カムの上の押圧ローラの表面と係合接触するようにすると有利である。

    【0013】本考案による特徴は、円形オサが、シャットル案内棒の間に、オサの周辺方向において互いに間隔を置て配置された垂直棒から成り、前記垂直棒がオサの内側のシャットル案内棒の径方向前部に置かれ、回転する製織シャットルの遠心力を受け止め 、製織シャットルに対する円形径路を形成するようにすることにある。
    この場合、若しも、少なくとも、3個の垂直棒が、回転する製織シャットルをそれぞれ支持し、また、垂直棒が上方ないしは下方のシャットルレースの上に自由に回転可能に支持され、更に、各製織シャットルが垂直棒と相互作用をするように意図されている滑動ランナを有するならば、有利となる。

    【0014】代わりとして、増加する遠心力を直接的に織機のわくの上に、シャットル案内棒が接触されることなく且つ大きな摩擦熱を回避して伝達するために、一つの有利な配置は、製織シャットルがシャットル案内棒の上に、シャットル案内棒に対して平行に走行する回転ローラによってシャットル案内棒の上に支持されることから成り立っている。

    【0015】更に、本考案によると、回転ローラが、シャットルが回転しつつある時に、シャットル案内棒の間の空間の中に落ち込み、「たたき」を生ずることのないことを確実にするために、シャットル案内棒が円形オサの回転する周辺方向に外方に凸に曲げられること、あるいは、シャットル案内棒が垂直棒に対してある異なった傾斜に配置されること、又は、シャットル案内棒が円形オサの回転する周辺方向において矢の形状に配置されることが意図されており、この場合、その時に、若しも、
    シャットル案内棒が、円形径路の上においてそれらの全長の上を偏平にされるならば、有利となる。

    【0016】

    【実施例】以下、本考案をその実施例を示す添付図面の図1〜図9に基づいて詳細に説明する。 図1に上る環状織機は、月並みの様式で、織機台わく1の上に取付けられており、また、円形オサ3を支持している円形わくキャリヤ2と、織機に対する始動停止手段4と、ヘルド6
    を支持するための他のわく部材5とから成り立っている。 これらのヘルド6は、公知の方法で、織機の主軸8
    の回りに円形に配置されている。

    【0017】その上、図には、単に、織物引き去りローラによって示されているだけである織物の取り去り装置10のための支持体9が、織機台わく1の上に支持されている。 織物エキスパンダ14も、取り去り装置10の範囲内に配列されている。

    【0018】更に、図示された環状織機においては、右手側の上のタテ糸に対する供給ローラ15及び左手側の上のタテ糸に対する供給ローラ16を見ることも可能である。 これらのタテ糸7は、単にその径路が示されているだけであるが、2系統の糸のシートに分割され、月並みの方法で、タテ糸スプールの群によって引き出されるが、これらのタテ糸スプールは、図には、一層詳細には示されていない。

    【0019】製織ヒ口の形成のためには、これらのタテ糸7のシートの一方は、いわゆる、開口運動の交換を介して、製織平面のレベルから、持ち上げられるが、他方のタテ糸7のシートは下方に案内され、これによって、
    上方ヒ口のタテ糸のシート7′及び下方ヒ口のタテ糸のシート7″が生ずるようにする。このいわゆる走行ヒ口ないしは製織ヒ口の中に、ヨコ糸60のボビンを有しているシャットル30(図5)が、平円形径路の上を通過される。シャットル30の円形運動のために、ヨコ糸のボビン60から取り上げられたヨコ糸が、筒形織物1
    3の縁の上に移送され、これによって、このシャットル30のヨコ糸が、織物の中に織り込まれるようになる。
    筒形の織物は、それから、取り去られ、平らな筒形織物として一諸に横たえられる。

    【0020】前述のヒ口の交換を生成するために、多数のヘルド6が、織機の主軸8の回りに、円形オサ3の外表面の近くにおいて円形に配置されている。 図1において見られることができるように、各ヘルド6は、例えば、バンドの構成部分によって形成されている部分ヘルド24及び25から成り立っている。 例えば、無端のバンドが、この目的のために、わく部材5の上方部分ないしは下方部分の上に回転自在に支持された案内ローラ2
    2ないしは23のそれぞれの上を案内される。

    【0021】バンドの内方の構成部分である部分ヘルド24及び外方の構成部分である部分ヘルド25は、それぞれ、糸案内用の目を有しており、それらの目のそれぞれを経てタテ糸のシート7′又は7″の一方の系統又は他方の系統が引張られる。それから、バンドの構成部分である部分ヘルド24及び25の逆方向の上下の交互運動の生成によって、タテ糸のシート7′、7″の両方の系統の上において開口運動の前述の交換が生ずる。

    【0022】この交互運動に対して、好適には、内方の構成部分(部分ヘルド)24は、糸案内用の目26の下方において、いわゆる、シャットルスライダ29に強固に連結されているが、このシャットルスライダ29は、
    運動制御手段の上を上下に滑動可能となっている。 この垂直なシャットルスライダ29から突出して案内ローラ31があるが、これらの案内ローラ31は、織機の主軸8によって中央を回転する板カム33によって、対応する湾曲された案内輪郭32の上に支持されている。

    【0023】上述の範囲までは、この環状織機の構造は、公知の技術水準に対応しているものであり、従って、このような織機のそれ以上の説明は、不必要であると思われる。

    【0024】前述のように、このような環状織機の上において考慮に入れられるべき問題が、より重い、ないしは、より大きなタテ糸のより高い回転速度及び(又は)
    輸送を、同時に、タテ糸の上におけるひずみ、摩擦熱、
    円形オサの摩耗、回転する製織シャットルの上の摩耗の同時的な減少によって達成するように、円形オサ3の上の製織シャットル30の案内及び支持並びに駆動の手段の配置の中に存在している。

    【0025】この目的のために、一層詳細に、図2、4
    及び5に示されるように、各製織シャットル30 は、
    頂縁及び底縁の上にローラ61ないしは62の対設けられ、これらのローラ61、62の対は、円形オサ3の上方および下方のシャットルレース41および42の対応する滑動表面43および44にそれぞれ支持されている。

    【0026】特に、図5に示されるように、製織シャットル30の上におけるローラ61、62の配置は、製織シャットル30上の上方ローラ61及び下方ローラ62
    の回転軸61′及び62′が、観念的な円すい形状の表面35を境界しており、その頂点が、少なくとも、ほぼ、織機ないしは織物取り去り装置10(図1)の回転軸の領域内にあるようなものとなっており、この場合、
    ローラ61及び62は、切頭円すいの形状に構成されており、その頂点は、前述の円すいの頂点13の回転軸と一致しており、また、上方ないしは下方のシャットルレース41ないしは42の滑動表面43ないしは44は、
    ローラ61ないしは62の表面に対して、等しく傾斜されている対向表面を形成している。

    【0027】対応して、走行ヒ口が、図5に示すように、完全に開口している時には、上方ヒ口のタテ糸のシート7′及び下方ヒ口のタテ糸のシート7″は、上方シャットルレースないしは下方シャットルレース41ないしは42の上の対向する滑動表面43ないしは44の面内に広がっていると共に織物取り去り装置10(図1)
    に対する傾斜角と同じ傾斜角を有していることが、意図されている。

    【0028】ヒ口を通るシャットル30の板カム33
    (図1)による駆動のために、一つの押圧ローラ63
    が、回転するシャットル30ごとに、板カム33によって回転するシャットル30の運動方向において後方の下方のローラ62の上に横たわるように意図されている。
    シャットル30が、上方及び下方のシャットルレース4
    1及び42の滑動表面43と44との間において傾斜することなく案内されることができるために、また、ローラ駆動機構の何らかの振動を防止するために、シャットル30の上部に下方のローラ62の上部に配置された上方のローラ61か、又は、本実施例の場合におけるように、下方のローラ62それ自体が、ばね67によってたわみ可能に支持されている。 このために、下方のローラ62は、シャットル30の上に枢着されたレバー腕68
    の自由端部の上に置かれ、また、シャットル30は、図4においては、引張りばねの形状の前記ばね67によって、反時計方向に偏せられている。

    【0029】押圧ローラ63は、織機の板カム33の上のほぼL字形のブラケット69によって支持されており、この場合、押圧ローラ63の軸63′は、開放ヒ口においては、下方ヒ口のタテ糸のシート7″の延長とほぼ平行に延びており、また、押圧ローラ63の表面は、
    シャットル30の下方のローラ62の上の大直径のローラの肩64の表面に係合接触し、その上を転動するのに適するようになっている。 この場合、シャットル30の上の周速度よりも、より大きな周速度が、下方のローラ62の肩64の上に達成され、これによって、駆動の際の滑りが補正される。

    【0030】先駆するブレーキローラ66が、取付けブラケット69の上に、押圧ローラ63が取付けられるのと同じ方法で取付けられており、また、同様に、前記ブレーキローラ66の表面は、下方のローラ62の上のローラの肩64の表面に転動接触し、その上を転動するのに適しているようになっており、この場合、このブレーキローラ66は、押圧ローラ63よりも、ややより低いレベルで、下方のローラ62に接触している。 このブレーキローラ66は、シャットル30が、その慣性によって、押圧ローラ63による駆動と無関係に、回転することを阻止する。

    【0031】シャットル30の上のこの特別なローラの配置及びローラの駆動によって、単に、最善の状態を実現することが可能であるだけではなく、上方及び下方のヒ口のタテ糸が引き上げられる最善の状態も生成されるが、これは、実質的により大きな回転速度及びより大きな、ないしは、より重いヨコ糸ボビン60にもかかわらず、実質的により少ない糸の切損が期待されることができるようにする。

    【0032】増加された回転速度のために、比較的により重いシャットル30が、今や、シャットル案内棒3′
    の上に、実質的により大きな遠心力を生成し、従って、
    シャットル30は、シャットル案内棒3′の上に、単に滑動ランナ手段によって支持されるのには、もはや十分ではないようにする。

    【0033】それ故、本考案によると、各シャットル3
    0に、垂直回転ローラ70をシャットル案内棒3′と平行に設けることが、意図されているが、これらの垂直回転ローラ70は、好適には、図2に示すように、やや長いシャットル30の端部の近くに置かれることが望ましく、また、シャットル30の上に、ローラ70は、ここには更に詳細には示されていない様式で支持される。

    【0034】製織シャットル30が回転しつつある時に、垂直回転ローラ70がシャットル案内棒3′の間に
    入り込み 、これによって、「 ノッキング生じないことを確実にするために、各垂直回転ローラ70は、少なくとも1個のシャットル案内棒3′と支持接触していなければならない。 この目的のために、一層詳細には図4
    に示されるように、シャットル案内棒3′は、回転する
    円周方向に凸状に曲げられているので 、各垂直回転ローラ70は常にシャットル案内棒3′の一つに対して、
    その表面の一部によって接している。

    【0035】最善の転動状態を達成するために、シャットル案内棒3′は、その上、特に図3に示されるように、円形径路の最大の可能な表面を生成するために、偏平とされている。

    【0036】同様な良結果が、若しも、シャットル案内棒3′が、一層詳細には図6に示されるように、傾斜されて配置されるならば達成される。 また、図7に示すように、シャットル案内棒3′が、矢の形状に配置されることも可能である。

    【0037】この関係において、前述の要求を満たすために、シャットル案内棒3′の凸状の曲げないしは傾斜ないしは矢の形状を、少なくとも、2個の隣接する案内棒3′の間隔と同じ大きさか、好適には、それよりもより大きく設けることが大切である。

    【0038】上述の説明から、製織シャットルのより速い回転とより大きなヨコ糸ボビン60の使用によって
    糸の摩耗及び糸の切損の危険の増加を招くことなしに、
    織機の性能の向上を可能とする製織シャットルの案内配置及びその駆動配置とがここにもたらされる

    【0039】図8及び図9による実施例においては、各製織シャットル30も、また、それぞれ、頂縁及び底縁の上に対で配置されたローラ132ないし131を設けられており、これらは、円形オサの上方のシャットルレース41ないしは下方のシャットルレース42の上の対応する滑動表面43ないしは44の上に支持されている。

    【0040】特に、図9に示されるように、製織シャットル30の上におけるローラの配置は、シャットル30
    の上のローラの各対の上方ローラ132及び下方ローラ131の回転軸が、観念的な円すい形状の表面35を境界しており、その頂点が、少なくともほぼ織機ないしは織物取り去り装置10の回転軸36の領域内にあるようなものとなっており、この場合、ローラ131、132
    は、切頭円すい形の形状に構成されており、その頂点は、前述の円すいの頂点36の回転軸と一致し、また、
    上方ないしは下方のシャットルレース41ないしは42
    の滑動表面43ないしは44が、ローラ131ないしは132の表面に対して、等しく傾斜されている対向表面を形成している。

    【0041】更に、この場合、本考案によると、走行ヒ口が、図9に示すように、完全に開口している時に、上方ヒ口のタテ糸50及び下方ヒ口のタテ糸51が、上方ないしは下方シャットルレース41ないしは42の上の対向表面43、44の面の中に広がり且つ織物取り去り装置10の傾斜角度と同じ傾斜角度を有している。

    【0042】また、図9において見られることができるように、ローラ131、132の表面は、シャットルレース41ないしは42の滑動表面43ないしは44の放射方向の正方形の寸法の内側に延びている。

    【0043】本質的により大きな遠心力を直接的に円形オサ3の上に伝達し、そこから織機のわく2の部材(図1)に、シャットル案内棒3′に負荷をかけることなしに伝達できるようにするために、垂直棒45がシャットル案内棒3′の間に、 円形オサの円周方向に互いに間隔を置て配置されている これらの垂直棒45は、回転する製織シャットル30の遠心力を受け入れ且つ製織シャットルに対する円形径路を形成するように、 円形オサの内側のシャットル案内棒3′ の径方向で前方に置かれている。

    【0044】この場合、若しも、少なくとも3個の垂直棒45が、回転する製織シャットル30を支持するならば、有利である。 図8及び図9に示されるように、垂直棒45は、上方ないしは下方シャットルレース41ないしは42の上の対応するピボット45′によって回転自在に支持される。

    【0045】今や、製織シャットル30は、遠心力のために、シャットル本体34の各領域によって、垂直棒4
    5に対して横たわることが可能となり、又は、各シャットル30は、特別な滑動ランナ46から成り立つことも可能であるが、これらのランナは、垂直棒45と一諸に作用をすることを意図されている。

    【0046】

    【考案の効果】本考案は、上記のような構成及び作用を有しているので、製織シャットルの回転速度をより大きくすることができると同時に製織シャットルがより大きなヨコ糸ボビンを支持することができ生産能力を向
    上させることのできる環状織機を提供することが可能となる。

    【図面の簡単な説明】

    【図1】本考案による環状織機の略側面図である。

    【図2】図1の環状織機の部分断面図である。

    【図3】図2による配置のシャットル案内棒の拡大横断面図である。

    【図4】図1による環状織機の円形オサの正面図である。

    【図5】図1による環状織機の円形オサの断面図である。

    【図6】図4による環状織機のシャットル案内棒の他の構造形式を示す図である。

    【図7】図4による環状織機のシャットル案内棒の他の構造形式を示す図である。

    【図8】図1による環状織機の変形構造の略断面図である。

    【図9】図8におけるオサ及び製織シャットルの拡大略断面図である。

    【符号の説明】

    3 円形オサ 3′シャットル案内棒 7′,7″,50,51 タテ糸 30 シャットル 35 円すい形状表面 36 頂点 41,42 シャットルレース 43,44 滑動表面 45 垂直棒 61,132 上方ローラ 62,131 下方ローラ 63 押圧ローラ 64 肩 66 ブレーキローラ 70 垂直回転ローラ。

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