Warp shedding device of the circular loom |
|||||||
申请号 | JP11348889 | 申请日 | 1989-05-02 | 公开(公告)号 | JPH0684574B2 | 公开(公告)日 | 1994-10-26 |
申请人 | 株式会社鳥居鉄工所; | 发明人 | HIRAMATSU SATORU; | ||||
摘要 | |||||||
权利要求 | 【請求項1】多数のヘルドを円形状のゲートのまわりに配列し、前記各ヘルドの目にそれぞれ経糸を通し、シャトルを前記ゲートに沿って走行させるとともに、前記各ヘルドを前記シャトルと連動させ、交互に上下動させ、 前記各ヘルドの上下変位によって前記各経糸を開口するようにした円形織機において、 前記各ヘルドに沿ってその配列方向に配列され、上下動可能に案内された複数の可動部材と、 前記各可動部材を前記シャトルと連動させ、交互に上下動させる機構と、 前記各ヘルドと対応する位置において、前記各可動部材に設けられ、回転可能に案内され、順次一定角度ずつずれた回転位相をもって取り付けられ、特定の角度位置にあるとき、対応するヘルドと係合するように、織成組織に相応して配設された多数の回転爪と、 前記各可動部材が上下動する毎に、前記各回転爪をあらかじめ設定された角度ずつ回転させる機構とからなり、 前記各可動部材が上下動するとき、前記特定の角度位置にある回転爪が該爪と相対するヘルドだけを上下動させるようにしたことを特徴とする円形織機の経糸開口装置。 【請求項2】多数のヘルドを円形状のゲートのまわりに配列し、前記各ヘルドの目にそれぞれ経糸を通し、シャトルを前記ゲートに沿って走行させるとともに、前記各ヘルドを前記シャトルと連動させ、交互に上下動させ、 前記各ヘルドの上下変位によって前記各経糸を開口するようにした円形織機において、 前記各ヘルドに沿ってその配列方向に配列され、上下動可能に案内された複数の可動部材と、 前記各可動部材を前記シャトルと連動させ、交互に上下動させる機構と、 前記各ヘルドと対応する位置において、固定フレームに設けられ、回転可能に案内され、順次一定角度ずつずれた回転位相をもって取り付けられ、前記各ヘルドと接触し、特定の角度位置にあるとき、相対するヘルドと前記可動部材を係合させるように、織成組織に相応して配設された多数の板カムと、 前記各可動部材が上下動する毎に、前記各板カムをあらかじめ設定された角度ずつ回転させる機構とからなり、 前記各可動部材が上下動するとき、板カムによって前記各可動部材と係合する特定のヘルドだけを上下動させるようにしたことを特徴とする円形織機の経糸開口装置。 【請求項3】内側と外側との2列形態の多数のヘルドを円形状のゲートのまわりに配列し、前記各ヘルドの目にそれぞれ経糸を通し、シャトルを前記ゲートに沿って走行させると共に、前記各ヘルドを前記シャトルと連動させ、交互に上下動させ、前記各ヘルドの上下変位によって前記各経糸を開口するようにした円形織機において、 前記各ヘルドに沿ってその配列方向に配列され、上下動可能に案内された複数の可動部材と、前記各可動部材を前記シャトルと連動させ、交互に上下動させる機構と、 前記各ヘルドと対応する位置において、固定フレームに設けられ、回転可能に案内され、順次一定角度ずつずれた回転位相をもって取り付けられ、前記内側と外側との各ヘルド列と接触し、特定の角度位置にあるとき、相対する内外ヘルドの開口を選択するように、織成組織に相応して配設された多数の板カムと、前記各可動部材が上下動する毎に、前記各板カムをあらかじめ設定された角度ずつ回転させる機構と、各可動部材の下降及び上昇運動が内側係合爪の下降及び外側係合爪の下降を生起する機構とからなり、内側係合爪の下降が板カムによって選定された特定の内側ヘルドだけを、外側係合爪の下降が、板カムによって選定された特定の外側ヘルドだけを上下動させるようにしたことを特徴とする、円形織機の経糸開口装置。 |
||||||
说明书全文 | 【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 この発明は、円形織機の経糸開口装置に関するものである。 従来技術の構成とその問題点 円形織機では、多数のヘルドが円形状のゲートのまわりに配列され、各ヘルドの目にそれぞれ経糸が通される。 一方、普通の力織機において、いわゆる朱子織によって一重の織物が製織されている。 その代表的なものは8枚朱子と5枚朱子である、8枚朱子には5飛びの朱子織と3飛びの朱子織がある。 5枚朱子は3飛びと2飛びの朱子織である。 第4図は5飛びの8枚朱子の組織図である。 ところで、織物に斜めの裁断線を引き、織物を斜めに裁断すると、きわめて伸縮性に富んだ織物を得ることができる。 しかしながら、一重の織物を斜めに裁断すると、 円形織機で平織以外の織成を可能とした開口装置としては、例えば特公昭40-3319号があるが、この装置は組織の選択に自由度が少く、且つ機構が複雑であり、開口装置自体も重量が大な上、保守管理の困難なものであり、 発明の目的 したがって、この発明は、前記従来の要望に応じるべくなされたもので、従来の円形織機の経糸開口装置を改良し、綾組織はもとより朱子組織の筒状織物をも合理的に製織することを目的としてなされたものである。 発明の構成 この発明によれば、円形織機において、複数の可動部材が各ヘルドに沿ってその配列方向に配列され、上下動可能に案内され、可動部材はシャトルと連動し、交互に上下動する。 さらに、各ヘルドと対応する位置において、 これに代えて、各ヘルドと対応する位置において、多数の板カムを固定フレームに設け、回転可能に案内し、順次一定角度ずつずれた回転位相をもって取り付け、各ヘルドを各板カムと接触させる。 そして、各可動部材が上下動する毎に、各板カムをあらかじめ設定された角度ずつ回転させ、板カムが特定の角度位置にあるとき、その板カムと対応するヘルドが可動部材と係合し、各可動部材が上下動するとき、可動部材と係合する特定のヘルドだけが上下動するようにしてもよい。 実施例の説明 以下、この発明の実施例を説明する。 第1図はこの発明の実施例を示す。 この装置は円形織機の経糸開口装置であり、多数のヘルド1を有し、ヘルド1は円形状のゲート2のまわりに、1つのホルダー14内に多数のヘルドが保持された形態で配列されている。 そして、各ヘルド1の目3にそれぞれ経糸が通され、各経糸がゲート2に導かれ、シャトルがゲート2に沿って走行し、緯糸がシャトルから引き出される。 したがって、 この装置は複数の可動部材を有する。 可動部材はスライダ4からなる。 そして、1つのスライダ4が1つのホルダー14内のヘルド群を駆動するように、複数のスライダ4が各ヘルド1に沿ってその配列方向に配列され、織機フレームに固定されたガイドロード5によって各スライダ4が案内されており、スライダ4はガイドロッド5に沿ってスライドし、上下動することができる。 さらに、 さらに、カムドラム7がゲート2と同心に配置され、カムドラム7の外周面にカムレール8が形成され、各スライダ4に1対のローラ9が取り付けられ、スライダ4の1対のローラ9がカムドラム7のカムレール8と挾着形態で係合している。 カムドラム7はシャトルと同期し、 さらに、各ヘルド1と相対する位置において、多数の回転爪10が各スライダ4に設けられ、回転可能に案内されている。 この実施例では、各スライダ4において、ラチェット機構がケーシング11に収容され、これが各スライダ4に取り付けられている。 そして、回転ドラム12が各ケーシング11に取り付けられ、回転可能に案内され、ラチェット機構に連結され、回転爪10が回転ドラム12の外周面に取り付けられ、固定されている。 回転ドラム12は各ヘルド1に沿ってその配列方向にのびる。 回転爪10は各ヘルド1と対応する位置に配置され、順次一定角度ずつずれた回転位相をもって取り付けられている。 さらに、各スライダ4において、駆動ロッド13が各ケーシング11に取り付けられ、その先端が上方向に突出すると共に下端がラチェット機構に連結されており、各スライダ4が上昇したとき、その駆動ロッド13がシリンダ6 そして、回転爪10が特定の角度位置にあるとき、その回転爪10が相対するヘルド1と係合し、各スライダ4が上下動するとき、特定の角度位置にある回転爪10によって特定のヘルド1だけが操作され、上下動する。 この実施例では、スライダ4と対応する数のホルダ14が各ヘルド1に沿ってその配列方向に配列され、各ヘルド1が各ホルダ14内に挿入され、上下動可能に案内されており、ホルダ14はリング6に取り付けられ、固定されている。 さらに、スプリング15が各ヘルド1に連結され、スプリング15によって各ヘルド1が吊り下げられており、ヘルド1は常時は一定の高さ、即ち、基準線(開口上方経糸線)位置に支持される。 そして、各ヘルド1の下端が16 この実施例では、朱子織によって筒状の織物が製織され、例えば5飛びの8枚朱子が組織される。 そして、各回転爪10が順次225°ずつずれた回転位相をもって取り付けられており、そのずれは360°/8×5である。 したがって、隣接する8枚のヘルド1および回転爪10のうち、1枚の回転爪10だけがヘルド1側の水平位置に配置される。 そして、各スライダ4が上下動する毎に、回転ドラム12および回転爪10が45°ずつ回転する。 これは36 したがって、この装置において、各スライダ4の上昇後、各スライダ4が下降するとき、隣接する8枚のヘルド1および回転爪10のうち、1枚の回転爪10だけがヘルド1側の水平位置に配置され、対応するヘルド1と係合する。 他の7枚の回転爪10は係合しない。 したがって、 そして、スライダ4およびヘルド1の下降後、各スライダ4が上昇するとき、スプリング15によってヘルド1が引き上げられ、ヘルド1もスライダ4および回転爪10に追随し、上昇する。 ヘルド1はもとの高さ位置まで上昇し、それ以上上昇せず、回転爪10はヘルド1のフック16 したがって、駆動ロッド13によってラチェット機構が駆動され、回転ドラム12および回転爪10が45°だけ回転する。 これは360°/8である。 したがって、隣接する8枚のヘルド1および回転爪10のうち、前回の回転爪10から5枚目の回転爪10がヘルド1側の水平位置まで回転し、 そして、各スライダ4が下降するとき、その回転爪10だけが対応するヘルド1と係合し、回転爪10によって5枚目のヘルド1だけが引き下げられ、下降する。 そして、 シャトルの走行毎に、この工程が順次交互に繰り返される。 したがって、円形織機において、朱子織によって筒状の織物を製織し、5飛びの8枚朱子を組織することができる。 また、織物の組織を変更する場合は、駆動ドラム12上の回転爪10の配置形態を変更すればよく、駆動ドラムの形態及び回転爪の配置次第であたかも平型織機に於けるそれと同様の仕方で各種組織に対処出来る。 第2図は他の実施例を示す。 この実施例では、各ヘルド1と相対する位置において、多数の板カム17が固定フレームに設けられ、回転可能に案内され、板カム17は順次一定角度ずつずれた回転位相をもって取り付けられている。 そして、各ヘルド1にスロット18が形成され、ホルダ14のピン19がスロット18に挿入されており、ヘルド1 さらに、この実施例では、第1図の実施例と同様、可動部材として複数のスライダ4が使用され、カムドラム7 そして、この実施例でも、第1図の回転爪10と同様、各板カム17が順次225°ずつずれた位相をもって取り付けられており、各スライダ4が上下動する毎に、板カム17 また、織成物の組織を変更する場合は、板カム17の形状及び配設形態を変更するだけで容易に対処出来る。 第3図は更に別の実施例である。 カムドラム7は、第1図、第2図の各実施例に於けるカムドラムと同じであり、円形織機の軸心(図示せず)のまわりにゲート2と同心に配置してあり、シャトル(図示せず)と同期して軸心のまわりを回転する。 カムドラム7の外周面にはカムレールを有し、スライダ4に回転自在に取付けた上下のカムローラがカムレールを挟着している。 スライダ4は織機のフレームに固定されたガイドロッド5(第1図)によって案内されて、ガイドロッドに沿って上下動可能に設けてある。 また、織機フレームに回転自在に取付けられた5個のガイドローラにエンドレスベルト24が張設してあり、該ベルトの一部はスライダ4に固定して、スライダ4の上下動に応じてエンドレスベルト24が上下回動するように配設してあり、該ベルト24上には1対の係合爪25が固定してある。 そして、図示の状態、即ちスライダ4が下方にあるとき、内側の係合爪25は下にあり、外側の係合爪は上にある形態に配設してある。 従って、織機の運転によってカムドラム7が回転し、スライダ4が上昇を開始すれば、内側の係合爪25は上昇を始め、外側の係合爪25は下降を始め、一対の係合爪は対称的な上下動をする。 スライダ4と対応する数の各ホルダー14(第1図)が織機フレームに固定してあり、各ホルダー内に一定数のヘルド1群が保持され、ヘルド1は上部にスロットを備えており、ホルダーに固定された内外2本のピン19がスロット内に挿入してあって、内外各列のヘルド1群は共にピン19によって回動自在、且つ上下動自在に案内されている。 また、各ヘルド1は、スプリング15によって一定の高さ、即ち基準線(開口上方経糸線)に維持され、スプリング15の引張力とピン19との位置関係によって常時中間の板カム17に当接するように配置してある。 そして1つのホルダー内に内側ヘルド群と外側ヘルド群とが2 即ち、第1の経糸を外側のヘルド1の目3(第1図)に通せば、次の第2の経糸は倍側のヘルド1の目3に、第3の経糸は外側のヘルドへと、千鳥に通し、ヘルドを外側、内側と千鳥状に配列する。 そして、各ヘルド1に相対する位置に各板カム17が位置するように、即ち1つのヘルド1に1つの板カム17が対向するように、ヘルド1 従って、板カム17の凸部に接触したへルド1は、ピン19 本実施例にあっては、スライダ4が下にあるとき、内側の係合爪は下にあって、該当ヘルド1を下げて経糸が開口しており、シャトルが通過する。 同時に外側の係合爪 以上のとおり、本実施例にあっては、経糸開口時に次の開口の選択が出来、また内側の係合爪の上昇と同時に外側の係合爪が下降するので、第1図、第2図の各実施例に比べて織成速度(効率)が約2倍となる。 なお、回転爪10および板カム17の回転位相および回転角度については、前記実施例の回転位相および回転角度に限らず、5飛びの8枚朱子を組織するにあたって、回転爪10および板カム17にその他の回転位相および回転角度をもたせることも考えられる。 さらに、その回転位相および回転角度を適宜選定すると、5飛びの8枚朱子ではなく、その他の朱子織によって筒状の織物を製織することを可能である。 発明の効果 以上説明したように、この発明によれば、円形織機において、平織や綾織はもとより朱子織の筒状織物も簡単に製織することができ、1本のヘルドに1個の回転爪又は板カムが相対した構成であるため、1本毎の経糸に独自の制御が出来て、織成組織の選択は自在である。 また、従来の円形(環状)織機が、経糸の開口時には、 また、本願発明の浮組織用経糸のみを引き下げる手段では、経糸開口運動に供う上下可動部材が従来機構と比べて極端に軽量、簡素になったため、動力消費、騒音、摩耗の面で極端に改善される。 第1図はこの発明の実施例を示す斜視図、第2図および第3図は他の実施例の断面図、第4図は5飛びの8枚朱子織の組織図、第5図は筒状の織物を斜めに裁断する状態を示す説明図である。 1…ヘルド、2…ゲート、 3…目、4…スライダ、 7…カムドラム、10…回転爪、 13…駆動ロッド、17…板カム、 24…エンドレスベルト、25…係合爪。 |