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Reed and the loom for weaving pattern formation in the woven fabric using an additional pattern effect

申请号 JP2013525228 申请日 2011-08-08 公开(公告)号 JP2013538300A 公开(公告)日 2013-10-10
申请人 リンダウェル、ドルニエ、ゲゼルシャフト、ミット、ベシュレンクテル、ハフツングLindauer Dornier Gesellschaft Mit Beschrankter Haftung; 发明人 アドナン、バーホウト; ペーター、チュラ; ハラルト、アルノルト;
摘要 On a weaving machine for the production of woven fabrics with additional pattern effects, one or more effect threads (2) that are supplied substantially in the warp direction are slidingly displaced passing over neighboring warp threads (1) in the weft direction (12) above a weft thread (3) that is to be inserted, for various motion cycles of the weaving machine. During the following positioning of the effect threads (2) below the weft thread (3) to be inserted, the effect threads (2) submerge into one-sided upwardly open reed gaps (8) of a reed (4). In order to assist the submerging of the effect threads (2) into the reed gaps (8), a reed (4) is equipped with a first group of reed blades (5) which, at their upper end, comprise an insertion bevel (7) facing in the longitudinal direction of the reed (4). These are configured such that thereby the upwardly facing opening of a neighboring reed gap (8) is at least partially covered. Furthermore, a second group of reed blades (5) is present on the reed (4), which comprise no such insertion bevel (7).
权利要求
  • 複数の筬ブレード(5)を有する織機のための筬(4)であって、
    前記筬ブレード(5)は、筬バンド(6)においてそれらの下端を組み合わせることによって、筬(4)の長手方向において一列に並べられており、これによって、筬ブレード(5)の上端が、片側にだけ上方に開口した筬ギャップ(8)を形成し、
    筬ブレード(5)のグループが複数存在しており、
    第1のグループの各筬ブレード(5)は、その上端に、筬(4)の長手方向を向いている挿入ベベル(7)を有しており、前記挿入ベベル(7)は、隣接する筬ギャップ(8)における、上方を向いている開口部を、少なくとも部分的に覆うよう構成されており、
    前記挿入ベベル(7)を備えていない筬ブレード(5)からなる第2のグループが存在していることを特徴とする、筬(4)。
  • 1つまたは2つ以上の開口した筬ギャップ(8)における、上方を向いている開口部と、前記第2のグループに属する1つまたは2以上の筬ブレード(5)の上端とが、少なくとも部分的に、筬(4)の長手方向を向いている前記挿入ベベル(7)であって、前記第1のグループに属する隣接する筬ブレード(5)の前記挿入ベベル(7)によって覆われていることを特徴とする、請求項1に記載の筬(4)。
  • 前記筬ブレード(5)の第1のグループの前記挿入ベベル(7)は、鋭く先細にされたトング状の、前記筬ブレード(5)の拡張部として構成されており、
    前記筬ブレード(5)の前記拡張部には、筬(4)の長手方向において、残りの前記筬ブレード(5)とは反対の角度がつけられていることを特徴とする、請求項1または2に記載の筬(4)。
  • 第1のグループの筬ブレード(5)によって境界を決められた前記筬ギャップ(8)であって、上方を向いている開口部が挿入ベベル(7)によって覆われていない、前記筬ギャップ(8)が、挿入ベベル(7)によって覆われている前記筬ギャップ(8)よりも、筬(4)の長手方向において大きな幅を有していることを特徴とする、請求項1乃至3のいずれか一項に記載の筬(4)。
  • 第1のグループの筬ブレード(5)が、第2のグループの筬ブレード(5)よりも大きな厚みを備えていることを特徴とする、請求項1乃至4のいずれか一項に記載の筬(4)。
  • 第2のグループの1つまたは2つ以上の筬ブレード(5)が、第1のグループの2つの筬ブレード(5)の間に設けられていることを特徴とする、請求項1乃至5のいずれか一項に記載の筬(4)。
  • 筬(4)の長手方向を向いている挿入ベベル(7)を有しているおよび有していない筬ブレード(5)のグループが、互いに一列に配列されており、これによって、様々な筬ブレード(5)と、それらの間に存在する筬ギャップ(8)とからなるパターン完全組織が、筬(4)の幅にわたって繰り返すことを特徴とする、請求項1乃至6のいずれか一項に記載の筬(4)。
  • 杼口エレメント(9)であって、鉛直方向における前記杼口エレメント(9)の移動によって、経糸(1)によって境界を決められた杼口が形成され得る、杼口エレメント(9)と、
    緯糸(3)を緯糸方向(12)において杼口に挿入するためのデバイスと、
    2つの終了位置を備える筬打ち動作によって織物の端部に対する緯糸(3)の筬打ちを行うための筬デバイスと、
    エフェクト糸のためのガイド手段(10)と、
    緯糸方向(12)においてガイド手段(10)を摺動によって変位させるためのデバイス(11,15)と、
    ガイド手段(10)の鉛直方向における移動のためのデバイス(9)と、を備えた織機であって、
    経糸(1)が筬ギャップ(8)に引き込まれ得るよう、請求項1乃至7のいずれか一項に記載の筬(4)が筬デバイス上に配置されており、
    エフェクト糸(2)が、筬ブレード(5)上で筬(4)の長手方向を向いている挿入ベベル(7)によって覆われておらず上方に開口している筬ギャップ(8)の中に入ることができるまたは筬ギャップ(8)から現れることができることを特徴とする、織機。
  • ガイド手段(10)が、杼口エレメント(9)と、杼口エレメント(9)に近接する筬打ち動作の端部位置と、の間に配置されている平面において移動可能であることを特徴とする、請求項8に記載の織機。
  • 说明书全文

    本発明は、追加のパターンエフェクトを用いた織布における製織パターン形成のための筬および織機に関する。

    織機では、従来技術において、特定の追加のパターンエフェクトが得られるように、製織又はインターレースで、本質的に経糸方向に延びる追加の糸を加えることが周知である。 この目的のため、織機の各動作サイクルについて、緯糸を挿入する前に、これらのエフェクト糸が緯糸方向で異なる所定の位置に運ばれる。

    そのような追加のパターンエフェクトが生成されることを伴う織機は、1つまたは2つ以上のエフェクト糸用の少なくとも一つのガイド手段を含む。 ガイド手段は、摺動変位デバイスに連結されている。 これによって、エフェクト糸は、ガイド手段とともに、製織パターンによって指定された摺動変位行路または距離だけ、緯糸方向に摺動変位可能である。 更に、製織パターンに従ってガイド手段を鉛直方向に移動するためのデバイス、並びに筬打ち動作によって緯糸を織布の端部に対して筬打ちするための筬デバイスが、そのような織機に設けられている。 そのようなデバイスは、例えばEP0957191に示されている。 この種の織布に関して、追加の緯糸エフェクトについて言及されている。 なぜなら、追加のパターンエフェクトは、何よりもまず、本質的に経糸方向に延びるエフェクト糸が、地経糸に比べて、緯糸方向で摺動的に変位して拘束される、ということからなっているからである。

    従来技術において、筬ブレードすなわち筬羽を有する筬が知られており、筬は、片側にだけ上方に開口した筬ギャップを形成し、このため、本質的に経糸方向に延びるエフェクト糸が、鉛直方向における移動によってこれらの筬ギャップの中に沈むまたは入る、および筬ギャップから再び現れることができる。 そのような筬が、例えばEP263392に示されている。 この装置においては、しかしながら、経糸方向において延びる全ての糸、すなわち地経糸およびエフェクト糸が、筬の筬打ち動作の間、筬ギャップから現れ、および、筬ギャップの中に再び入る。

    エフェクト糸が開口した筬ギャップの中に入っている間、とりわけより粗い織糸に関する問題が生じ得る。 なぜなら、エフェクト糸は、この筬ギャップの境界を決める筬ブレードすなわち筬羽の1つで動かなくなってしまうことがあり得るからである。

    本発明の課題は、織機のための筬であって、追加のパターンエフェクトの形成において、エフェクト糸が筬の上方に開口した筬ギャップの中に沈むことまたは入ることがなめらかに進むようになる筬を提供することである。

    本出願の範囲においては、そのような製織パターンが考慮されており、ここでは、杼口のために、経糸が緯糸方向に対して直交するよう動かされる場合であっても、また筬の筬打ち動作の間であっても、地パターンのための経糸のシートが常に筬ギャップの中に入った状態のままでいるようになる。

    この目的は、独立請求項に係る筬によって実現される。

    筬は、複数の筬ブレードすなわち筬羽を備え、複数の筬ブレードは、筬バンドにおいてそれらの下端を組み合わせることによって、筬の長手方向において一列に並べられており、これによって、筬ブレードの上端が、片側にだけ(one-sided)上方に開口した筬ギャップを形成している。 本発明によれば、筬ブレードのグループが複数存在しており、第1のグループの筬ブレードは、その上端に、筬の長手方向を向いている案内ベベルすなわち挿入ベベルを有していることによって、筬が特徴づけられている。 挿入ベベルは、隣接する筬ギャップにおける、上方を向いている開口部を、少なくとも部分的に覆うよう構成されている。 さらに、そのような挿入ベベルを有していない筬ブレードからなる第2のグループが存在している。 本発明による挿入ベベルによって、エフェクト糸が所望の筬ギャップの中に沈むことまたは入ることが確実になり、一方、隣接する筬ギャップへの意図しない沈みが防がれる。

    有利な形態によれば、筬の長手方向を向いている第1グループの筬ブレードの挿入ベベルは、1つまたは2つ以上の隣接する開口した筬ギャップにおける、上方を向いている開口部と、第1のグループに属する1つまたは2以上の隣接する筬ブレードにおける上端とが、少なくとも部分的に挿入ベベルによって覆われるよう、構成されている。 これによって、エフェクト糸が、隣接する筬ブレードの上端で動かなくなってしまうことが防がれる。

    特に有利な形態によれば、筬ブレードの第1のグループの挿入ベベルは、目立ってすなわち鋭く先細にされたトング状の、筬ブレードの拡張部として構成されており、拡張部には、筬の長手方向において、残りの筬ブレードとは反対の度がつけられている。 この形態または形状は、製造および所望の機能の生成を容易にする。

    地パターンの経糸よりも著しく粗いエフェクト糸を使用する場合、挿入ベベルを有する筬ブレードによって境界を決められた筬ギャップであって、挿入ベベルによって覆われていない、筬ギャップが、挿入ベベルによって覆われている筬ギャップよりも、筬の長手方向において大きな幅を有していることが有利である。 これによって、筬への地経糸の引き込みを著しくは弱めることなく、粗いエフェクト糸が筬ギャップの中に入ることが容易化される。

    同一の理由のため、挿入ベベルを有する筬ブレードに対して、挿入ベベルを有さない筬ブレードよりも、筬の長手方向において大きな厚みを与えることが有利である。

    追加のパターンエフェクトを有する織布のパターニングをより自由にするため、挿入ベベルを有さない筬ブレードの1つまたは2つ以上の筬ブレードがそれぞれ、挿入ベベルを有する2つの筬ブレードの間に設けられるようにすることが適用可能である、または目的にかなうものである。 このことは、挿入ベベルを有する及び有さない筬ブレードのグループが筬の長手方向において一列に配列され、これによって、様々な筬ブレードおよび関連する筬ギャップから、筬の幅にわたって繰り返されるパターン完全組織が形成される場合に、特に有利である。 これによって、規則的なパターンを生成することができ、ここでは、追加のパターンエフェクトを有する及び有さない領域を交互にすることもできる。

    本発明による織機は、杼口エレメントを有しており、ここでは、鉛直方向における杼口エレメントの移動によって、経糸によって境界を決められた杼口が形成される。 さらに、緯糸を緯糸方向において杼口に挿入するためのデバイス、並びに、2つの終了位置(end positions)を備える筬打ち動作によって織物の端部に対する緯糸の筬打ちを行うための筬デバイスが存在している。 追加のパターンエフェクトの形成のため、エフェクト糸のためのガイド手段、緯糸方向においてガイド手段を摺動によって移動させるためのデバイス、並びに、ガイド手段の鉛直方向における移動のためのデバイスが設けられている。 本発明によれば、2つのグループの筬ブレードを有する筬が、上述のように設けられている。 この筬は、経糸が筬ギャップに引き込まれ得るよう、かつ、エフェクト糸が、筬ブレード上で挿入ベベルによって覆われておらず上方に開口している筬ギャップの中に入ることができるおよび筬ギャップから現れることができるよう、筬デバイス上に取り付けられている。

    本発明の織機の特に有利な形態においては、ガイド手段が、杼口エレメントと、杼口エレメントに近接して存在する筬打ち動作の終了位置と、の間に配置されている平面において、移動可能になっている。 典型的な綜絖フレームを杼口エレメントとして用いる場合、ガイド手段は、筬と綜絖フレームとの間にある。 これに関して、ガイド手段は例えば、緯糸方向において追加の綜絖フレームの正面側で摺動変位デバイスと共に摺動可能に配置された複数の針として構成されており、これによって、ガイド手段の鉛直方向における移動が、追加の綜絖フレームの鉛直方向における移動から得られるようになっていてもよい。 この形態において、複数のグループのガイド手段を、それぞれ1つの摺動変位デバイスにおいて共通にまたは互いに反対側に移動させる、ということも当然に考えられる。 このことは、これらのグループの各々のために別個の摺動変位駆動装置を用いることによって、可能になる。 異なる綜絖フレームに複数のガイド手段のグループを取り付けることも可能である。

    本発明の有利な形態は、図面の補助によって詳細に説明される。

    図1は、挿入ベベルを有する織機のための、本発明による筬の形態を、経糸方向において示す図。

    図2は、織機上での図1の形態を、緯糸方向において示す図。

    図3は、本発明による筬を有する織機を示す平面図。

    図1は、複数の筬ブレードすなわち筬羽5を有する筬4を示しており、複数の筬ブレードすなわち筬羽5は、それらの下端において筬バンド6によって組み合わされている。 そのような筬バンド6を設計または構成する方法は、当業者にとって公知であり、従ってここではさらに詳細な説明を要しない。 例示形態は、U字状の輪郭および2つのらせんコイルスプリングを有する形態を示しており、らせんコイルスプリングの巻回体には筬ブレード5が挿入されている。 筬ブレード5の上端は、自由なものとなっており、従って、上方に開口した筬ギャップ8が形成されている。 経糸1は、これらの筬ギャップ8に引き込まれる。 糸のいくつかは、上側の杼口、すなわち筬ブレード5の上端に配置されており、一方、その他の糸は、筬バンド6に近接する下側の杼口にある。 本例において、これらは各々、同一の筬ギャップ8に引き込まれる。 さらに、エフェクト糸2が示されており、エフェクト糸2は図1においては、経糸1の上方に配置されており、かつ、筬ブレード5の上端の上方に配置されている。 エフェクト糸2が各筬ギャップ8の中に入ることを容易化するため、本発明によれば、所定の筬ブレード5の上端に案内ベベルすなわち挿入ベベル7が設けられている。 これらの挿入ベベル7は、織機の中の装置において筬4の長手方向を向いており、この長手方向は、織機の緯糸方向12に一致する。 このような筬ブレード5の形状により、少なくとも、隣接する筬ギャップ8の開口が、多かれ少なかれ覆われる。 図1の例示形態において、実際、筬ギャップ8のいくつかの開口部、および、挿入ベベル7を有さない隣接する筬ブレード5の上端が覆われている。

    筬ブレード5の2つのグループが認識される。 1つのグループは、本発明による挿入ベベル7を備えており、一方、その他のグループは、筬の長手方向を向いている挿入ベベル7を備えないで形成または構成されている。 図1において、その中にエフェクト糸2が入ることによって案内される筬ギャップ8が、その中に経糸1のみが引き込まれる筬ギャップ8よりも、筬4の長手方向においてより広い開口部を有していることも認識され得る。 このことは、エフェクト糸2および経糸1における異なる厚みを処理する上で特に適している更なる形態の基礎となることである。 挿入ベベル7が向いている方向は、本発明による筬4の長手方向である。 このことは、上方から挿入ベベル7に接近するエフェクト糸2が、筬4の長手方向において、隣接する筬ギャップ8の開口部に向かって案内されることを意味している。 図1には示されていないが、第2のグループの筬ブレードの挿入ベベル7が長手方向において互いに異なる方向を向いている、ということも、もしこのことが関連する織物パターンおよびエフェクト糸2のタイプのために有用または適切であるのであれば、考えられる。 特に好ましい形態においては、挿入ベベル7は、筬4の製造の間に予め定められた角度で長手方向において角度付けられた、筬ブレード5の拡張部として、形成または構成される。 筬ブレード5と挿入ベベル7との間には、険しい移行部の代わりに、当然に原理的には、丸められた、またはその他の方法で構成された移行部も設けられ得る。

    図2は、図1による織機における、本発明による筬4の形態を、筬4の長手方向における視線方向を用いて、すなわち織機の緯糸方向12における視線方向を用いて示している。 ここでは、1つまたは2つ以上のエフェクト糸2が、緯糸方向12において並べて配置された1つまたは2つ以上のガイド手段10によって案内されていることが認められる。 ガイド手段10は、本例においては、その下端に針の目を有する針の形態を備えている。 緯糸3に結びつけるポイントを形成するため、エフェクト糸2を有する各ガイド手段10は、緯糸挿入の前に下側の杼口に到達し、このため緯糸挿入の間、エフェクト糸2が経糸1の下側のシートに平行に停止し、そしてエフェクト糸2が緯糸3によって交差されるようになる。 さらにエフェクト糸2は、互いに隣接する筬ブレード5によって形成された筬ギャップ8の中に入る。 入ることを容易化するため、2つの筬ブレード5のうちの少なくとも1つは、その上端に挿入ベベル7を備えている。 本例においては図2から、挿入ベベル7が、ある一点に向かって先細になっている筬ブレード5のトング状の突出部として構成または形成されていることが認められる。 経糸方向に向いている追加の輪郭も、挿入ベベル7上に存在している。 これらの輪郭は、筬ブレード5の鉛直方向における長手拡張部に対する経糸方向において角度付けられ得るまたは曲げられ得る。 経糸方向を向いているそのような輪郭は、筬4の長手方向を向いている挿入ベベル7を備えない筬ブレード5の第2のグループに関しても当然に考えられる。

    杼口の中への緯糸3の挿入の後、筬4の筬打ち動作によって、織物の端部に対する筬打ちがなされる。 この間、意図されている織布の製織パターンによって何が定められているかに応じて、上側から下側への経糸1の移動も起こり得る。 本例において、経糸1の移動は、鉛直方向に移動する杼口エレメント9によって実行される。 例えば、これらは、複数のヘドルまたはジャカードヘドルを有する複数の綜絖フレームであり得る。 複数のヘドルまたはジャカードヘドルは各々、図示はされていないがそれ自体は知られている杼口装置によって、パターンに依存した態様で駆動される。 エフェクト糸2は、エフェクト糸2が筬ギャップ8から経糸1の上方へ現れるまで、ガイド手段10によって持ち上げられてもよい。 ガイド手段10は、続いて挿入されるべき緯糸3に関する更なるインターレースポイントを形成するためにエフェクト糸2が異なる筬ギャップ8の中に入る前に、予め定められた分だけ、織機の緯糸方向12において摺動によって変位される。

    図3は、本発明による筬を有する織機を平面図で示している。 1つのエフェクト糸に関する部分的な図のみが示されている。 また図3においては、織機の更なる断面図が、緯糸方向における視線方向に関して示されており、これは、関連する摺動変位デバイス11を有するガイド手段10を実行するための更なる詳細を含んでいる。 図3においては、本例において、緯糸の挿入が、緯糸方向12においてグリッパーバーまたはグリッパーバンドによるグリッパーによって実行されることが認められる。 なお本発明による筬4は、エアジェット織機においても当然に利用可能である。 エアジェット織機においては、溝状の凹部が、筬ブレード5の上端と下端との間に公知の態様で設けられている。 溝状の凹部は、エアジェットを用いて挿入される緯糸3のための緯糸挿入溝を形成している。 このことは、本発明による挿入ベベル7の形態に何ら影響を及ぼさない。

    図3においては、経糸1が、グループ内で2つの杼口エレメント9によって案内されることが認められる。 さらに、エフェクト糸2のためのガイド手段10が、追加の杼口エレメント9の正面側に配置されていることが認められる。 ここで、杼口エレメント9は、摺動変位デバイス11によって、例えばプリズムガイド上のプロファイルスチールによって、案内される。 また、複数のガイド手段10が摺動変位デバイス上に配置されることも当然に可能である。 この場合、複数のガイド手段は、緯糸方向12に平行に移動する。 摺動変位デバイスの駆動は、織機の制御デバイス15に連結された摺動変位デバイス14によって実現される。 杼口エレメント9並びに杼口エレメント9に組み合わされたまたは連結されたガイド手段10における、摺動変位行路または距離A、および鉛直方向における移動が、パターンに依存した態様で、インターレースパターンドラフトによって定められることができ、また、そこから導かれた制御デバイス15のプログラミングを介して定められることができる。 上方に開口した筬ギャップ8を有する、その他のタイプの筬4もまた、そのような織機において当然に使用可能である。 粗いエフェクト糸2の処理は、しかしながら、筬4の長手方向を向いている本発明による挿入ベベル7を有する筬4を使用することによって、著しく改善される。

    1 経糸 2 エフェクト糸 3 緯糸 4 筬 5 筬ブレードまたは筬羽 6 筬バンド 7 ガイドインまたは挿入ベベル 8 筬ギャップ 9 杼口エレメント(shedding element)
    10 ガイド手段 11 摺動変位デバイス 12 緯糸方向 13 織物の端部 14 摺動変位駆動装置 15 制御デバイス

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