How to weave the floor cover

申请号 JP2006500822 申请日 2004-01-07 公开(公告)号 JP2006518423A 公开(公告)日 2006-08-10
申请人 メリダ メリディアン,インコーポレーテッド; 发明人 ヴォイアース,レスリー; カルバリョ,ジョン; サメル,ハイラム; ワイルド,セダン;
摘要 フロアカバーの製造方法であって、2つの群の糸を提供し、これらの群の糸を、第2の群の糸が横糸方向にあり、フロアカバーの視覚可能な部分の少なくとも実質的な部分を形成するように機械織りする段階を含む、前記方法。 フロアカバーは、好適な縦糸および、該縦糸に垂直な方向で織られている好適な横糸の群を含み、ここで、横糸は、フロアカバーの視覚可能な部分の少なくとも実質的な部分を形成する。 フロアカバーの製造方法であって、第1のおよび第2のフロアカバー部分の 耳 端部を切断して、対応する群の上方および下方耳部分を形成し、それぞれの下方の部分を除去し、対応する上方の耳部分を、手縫いにより接合する段階を含む、前記方法。
权利要求
  • フロアカバーの製造方法であって:
    第1の群の糸を提供すること;
    第2の群の糸を提供すること;および第1の群の糸を縦糸方向に、第2の群の糸を横糸方向に機械織りすることを含み、
    第2の群の糸は、フロアカバーの視覚可能な部分の少なくとも実質的な部分を形成する、前記方法。
  • 第2の群の糸が、第1の群の糸により形成したよりも大きいフロアカバーの視覚可能な部分を形成する、請求項1に記載の方法。
  • 第2の群の糸が、第1の群の糸により形成したよりも実質的に大きいフロアカバーの視覚可能な部分を形成する、請求項1に記載の方法。
  • 第2の群の糸が、フロアカバーの視覚可能な部分の少なくとも約75%を形成する、請求項3に記載の方法。
  • 第2の群の糸が、フロアカバーの実質的にすべての視覚可能な部分を形成する、請求項1に記載の方法。
  • 第2の群の糸が、フロアカバーの視覚可能な部分の少なくとも約95%を形成する、請求項5に記載の方法。
  • 第2の群の糸が、1ポンドあたり約288〜約1,760ヤードの重量を有する、請求項1に記載の方法。
  • 第2の群の糸が、1ポンドあたり約576〜約832ヤードの重量を有する、請求項7に記載の方法。
  • 第2の群の糸が、フロアカバーの合計重量の約85%〜約95%を構成する、請求項1に記載の方法。
  • 第2の群の糸が、フロアカバーの合計重量の約92%を構成する、請求項9に記載の方法。
  • 第1の、および第2の群の糸を、1インチあたり約75〜約100本の縦糸の密度で織る、請求項1に記載の方法。
  • 1インチあたりの縦糸の数が、約85である、請求項11に記載の方法。
  • 第1の群の糸および第2の群の糸を、1インチあたり約25〜約65本の横糸の密度で織る、請求項1に記載の方法。
  • 1インチあたりの横糸の数が、約40〜約50である、請求項13に記載の方法。
  • 第1の群の糸および第2の群の糸を、1分あたり約75〜約250本の横糸の速度で織る、請求項1に記載の方法。
  • フロアカバーが、1平方ヤードあたり約1.65ポンド〜1平方ヤードあたり約3.0ポンドの重量を有する、請求項1に記載の方法。
  • フロアカバーが、1平方ヤードあたり約2.25ポンドの重量を有する、請求項16に記載の方法。
  • 第1の群の糸が、20/2〜80/2の綿番手を有する、請求項1に記載の方法。
  • 第1の群の糸が、40/2の綿番手を有する、請求項18に記載の方法。
  • フロアカバーが、少なくとも1つの縁部を有し、さらに該少なくとも1つの縁部に縁取材を設ける段階を含む、請求項1に記載の方法。
  • フロアカバーが、少なくとも1つの表面を有し、さらに該少なくとも1つの表面に裏材料を設ける段階を含む、請求項1に記載の方法。
  • フロアカバーであって:
    フロアカバーにおいて用いるのに適する1つの群の縦糸;およびフロアカバーにおいて用いるのに適する1つの群の横糸を含み、
    該横糸は、縦糸に垂直な方向で織られており、該横糸は、フロアカバーの視覚可能な部分の少なくとも実質的な部分を形成する、前記フロアカバー。
  • 横糸が、縦糸により形成したよりも大きいフロアカバーの視覚可能な部分を形成する、請求項22に記載のフロアカバー。
  • 横糸が、1ポンドあたり約288〜約1,760ヤードの重量を有する、請求項22に記載のフロアカバー。
  • 縦糸が、20/2〜80/2の綿番手を有する、請求項22に記載のフロアカバー。
  • 糸が、1インチあたり約75〜約100本の縦糸の密度で織られている、請求項22に記載のフロアカバー。
  • フロアカバーが、1平方ヤードあたり約1.65ポンド〜1平方ヤードあたり約3ポンドの重量を有する、請求項22に記載のフロアカバー。
  • フロアカバーが、少なくとも1つの縁部を有し、さらに該少なくとも1つの縁部に隣接して位置する縁取材を含む、請求項22に記載のフロアカバー。
  • フロアカバーが、少なくとも1つの表面を有し、さらに該少なくとも1つの表面に隣接して位置する裏材料を含む、請求項22に記載のフロアカバー。
  • フロアカバーの製造方法であって:
    第1の耳端部を有するフロアカバーの第1の部分であって、横糸の群と共に織られた1つの群の縦糸を含む前記第1の部分を提供すること;
    第2の耳端部を有するフロアカバーの第2の部分であって、横糸の群と共に織られた1つの群の縦糸を含む前記第2の部分を提供すること;
    第1の耳端部を切断して、第1の最上部の部分および第1の底部の部分を形成すること;
    第2の耳端部を切断して、第2の最上部の部分および第2の底部の部分を形成すること;
    それぞれの部分の底部の部分を除去すること;および最上部の部分を、手縫いにより接合することを含む、前記方法。
  • フロアカバーの製造方法であって:
    1つの群の縦糸を提供すること;
    第1の群の横糸を提供すること;
    縦糸および第1の群の横糸を機械織りして、第1のフロアカバーまたはフロアカバー部分を形成すること;
    横糸の少なくとも1つを置き換えて、第2の群の横糸を形成すること;および縦糸および第2の群の横糸を機械織りして、第2のフロアカバーまたはフロアカバー部分を形成することを含む、前記方法。
  • 说明书全文

    発明の分野
    本発明は、フロアカバーを織る方法に関する。

    発明の背景
    慣用の織ったフロアカバー、例えばじゅうたんおよびカーペットは、織機で製造されており、ここで、該フロアカバーにこの色を付与するか、またはこのパターンを形成する糸は、縦糸方向から供給される。 数千またはさらに数万の数となり得る縦糸は、一般的に均一な横糸と共に織られて、じゅうたんまたはカーペットを形成する。 この方法の主な欠点の1つは、縦糸を変化させることが、数千ものクリールを、通常は手により変化させることを意味し得るため、フロアカバーの色またはパターンを変化させることが、極めて困難であり、多大な時間を要するものであることである。 この理由により、種々の色およびパターンを有するじゅうたんを製造することが極めて高価であり得る。 特定の色またはパターンに望まれる量が小さい場合において、縦糸を構成する費用は、パターンの形成を財政的に実行不可能にする程度に高くなり得る。

    発明の概要
    本発明の1つの観点は、フロアカバーの製造方法であって、第1の群の糸を提供し、第2の群の糸を提供し、第1の群の糸を縦糸方向に、第2の群の糸を横糸方向に機械織りし、ここで第2の群の糸が、フロアカバーの視覚可能な部分の少なくとも実質的な部分を形成する段階を含む、前記方法を提供する。

    本発明の他の観点は、フロアカバーの製造方法であって、第1の群の糸を提供し、第2の群の糸を提供し、第1の群の糸を縦糸方向に、第2の群の糸を横糸方向に機械織りし、ここで第2の群の糸が、第1の群の糸により形成したよりも大きいフロアカバーの視覚可能な部分を形成する段階を含む、前記方法を提供する。

    本発明の他の観点は、フロアカバーの製造方法であって、第1の群の糸を提供し、第2の群の糸を提供し、第1の群の糸を縦糸方向に、第2の群の糸を横糸方向に機械織りし、ここで第2の群の糸が、第1の群の糸により形成したよりも実質的に大きいフロアカバーの視覚可能な部分を形成する段階を含む、前記方法を提供する。

    本発明の他の観点は、フロアカバーの製造方法であって、第1の群の糸を提供し、第2の群の糸を提供し、第1の群の糸を縦糸方向に、第2の群の糸を横糸方向に機械織りし、ここで第2の群の糸が、フロアカバーの実質的にすべての視覚可能な部分を形成する段階を含む、前記方法を提供する。

    本発明の他の観点は、フロアカバーの製造方法であって、第1の群の糸を提供し、第2の群の糸を提供し、第1の群の糸を縦糸方向に、第2の群の糸を横糸方向に機械織りし、ここで第2の群の糸が、フロアカバーの視覚可能な部分の少なくとも実質的な部分を形成し、ここで第2の群の糸が、1ポンドあたり約288〜約1,760ヤードまたは、さらに狭く、1ポンドあたり約576〜約832ヤードの重量を有する段階を含む、前記方法を提供する。

    本発明の他の観点は、フロアカバーの製造方法であって、第1の群の糸を提供し、第2の群の糸を提供し、第1の群の糸を縦糸方向に、第2の群の糸を横糸方向に機械織りし、ここで第2の群の糸が、フロアカバーの視覚可能な部分の少なくとも実質的な部分を形成し、ここで第2の群の糸が、フロアカバーの合計重量の約85%〜約95%または、さらに狭く、フロアカバーの合計重量の約92%を構成する段階を含む、前記方法を提供する。

    本発明の他の観点は、フロアカバーの製造方法であって、第1の群の糸を提供し、第2の群の糸を提供し、第1の群の糸を縦糸方向に、第2の群の糸を横糸方向に機械織りし、ここで第2の群の糸が、フロアカバーの視覚可能な部分の少なくとも実質的な部分を形成し、ここで第1の、および第2の群の糸を、1インチあたり約75〜約100本の縦糸の密度または、さらに狭く、1インチあたり約85本の縦糸の密度で織る段階を含む、前記方法を提供する。

    本発明の他の観点は、フロアカバーの製造方法であって、第1の群の糸を提供し、第2の群の糸を提供し、第1の群の糸を縦糸方向に、第2の群の糸を横糸方向に機械織りし、ここで第2の群の糸が、フロアカバーの視覚可能な部分の少なくとも実質的な部分を形成し、ここで第1の、および第2の群の糸を、1インチあたり約25〜約65本の横糸の密度または、さらに狭く、1インチあたり約40〜約50本の横糸の密度で織る段階を含む、前記方法を提供する。

    本発明の他の観点は、フロアカバーの製造方法であって、第1の群の糸を提供し、第2の群の糸を提供し、第1の群の糸を縦糸方向に、第2の群の糸を横糸方向に機械織りし、ここで第2の群の糸が、フロアカバーの視覚可能な部分の少なくとも実質的な部分を形成し、ここで第1の、および第2の群の糸を、1分あたり約75〜約250本の横糸の速度で織る段階を含む、前記方法を提供する。

    本発明の他の観点は、フロアカバーの製造方法であって、第1の群の糸を提供し、第2の群の糸を提供し、第1の群の糸を縦糸方向に、第2の群の糸を横糸方向に機械織りし、ここで第2の群の糸が、フロアカバーの視覚可能な部分の少なくとも実質的な部分を形成し、ここでフロアカバーが、1平方ヤードあたり約1.65ポンド〜1平方ヤードあたり約3.0ポンドまたは、さらに狭く、1平方ヤードあたり約2.25ポンドの重量を有する段階を含む、前記方法を提供する。

    本発明の他の観点は、フロアカバーの製造方法であって、第1の群の糸を提供し、第2の群の糸を提供し、第1の群の糸を縦糸方向に、第2の群の糸を横糸方向に機械織りし、ここで第2の群の糸が、フロアカバーの視覚可能な部分の少なくとも実質的な部分を形成し、ここで第1の群の糸が、20/2〜80/2の綿番手を有し、または、さらに狭く、綿番手が40/2である段階を含む、前記方法を提供する。

    本発明の他の観点は、フロアカバーの製造方法であって、第1の群の糸を提供し、第2の群の糸を提供し、第1の群の糸を縦糸方向に、第2の群の糸を横糸方向に機械織りし、フロアカバーの少なくとも1つの縁部に縁取材を設け、ここで第2の群の糸が、フロアカバーの視覚可能な部分の少なくとも実質的な部分を形成する段階を含む、前記方法を提供する。

    本発明の他の観点は、フロアカバーの製造方法であって、第1の群の糸を提供し、第2の群の糸を提供し、第1の群の糸を縦糸方向に、第2の群の糸を横糸方向に機械織りし、フロアカバーの少なくとも1つの表面に裏材料を設け、ここで第2の群の糸が、フロアカバーの視覚可能な部分の少なくとも実質的な部分を形成する段階を含む、前記方法を提供する。

    本発明の尚他の観点は、フロアカバーの製造方法であって、1つの群の縦糸を提供し、第1の群の横糸を提供し、縦糸および第1の群の横糸を機械織りして、第1のフロアカバーまたはフロアカバー部分を形成し、横糸の少なくとも1つを置き換えて、第2の群の横糸を形成し、縦糸および第2の群の横糸を機械織りして、第2のフロアカバーまたはフロアカバー部分を形成する段階を含む、前記方法を提供する。

    本発明の他の観点は、フロアカバーの製造方法を提供する。 この方法は、フロアカバーの2つの部分を提供する段階を含み、各々は、横糸の群と共に織られた1つの群の縦糸を含み、各々は、端部を有する。 それぞれの耳端部を切断して、それぞれの最上部の部分および底部の部分を形成する。 次に、それぞれの底部の部分を除去し、それぞれの最上部の部分を、手縫いにより接合する。

    本発明の他の観点は、フロアカバーを提供する。 このフロアカバーは、フロアカバーにおいて用いるのに適する1つの群の縦糸および、フロアカバーにおいて用いるのに適する1つの群の横糸を含み、ここで、該横糸は、縦糸に垂直な方向で織られており、フロアカバーの視覚可能な部分の少なくとも実質的な部分を形成する。

    本発明のこれらの観点および他の観点は、以下の詳細な説明および添付した特許請求の範囲から明らかである。

    図面の簡単な説明
    添付した図面は、縮尺通りに描写されていることを意図しない。 明瞭のために、すべての成分を、すべての図面において標識し得るわけではない。 図面において:
    図1は、本発明の観点におけるフロアカバーの製造方法の1つの態様を例示する流れ図であり;
    図2は、本発明の観点において製造されたフロアカバーの1つの態様の部分の断面図であり;
    図3は、図2のフロアカバーの一部の斜視図であり;
    図4は、本発明の観点において製造されたフロアカバーの第2の態様の部分の断面図であり;
    図5は、図4のフロアカバーの一部の斜視図であり;

    図6は、本発明の観点において製造されたフロアカバーの第3の態様の部分の断面図であり;
    図7は、図6のフロアカバーの一部の斜視図であり;
    図8は、本発明の観点において製造されたフロアカバーの第4の態様の部分の断面図であり;
    図9は、図8のフロアカバーの一部の斜視図であり;
    図10は、本発明の観点におけるフロアカバーの製造方法の他の態様を例示する流れ図である。

    詳細な説明
    本発明は、以下の記載において述べるかまたは図面において例示する成分の構成および配置の詳細へのこの適用に限定されない。 本発明は、他の態様および、種々の方法で実施するかまたは行うことが可能である。 また、本明細書中で用いる語法および専門用語は、記載のみの目的のためであり、限定するものと考慮するべきではない。 「含む(including)」、「含む(comprising)」、「有する(having)」、「含む(containing)」、「伴う(involving)」およびこれらの変化形は、以降に列挙する項目および等価なもの並びに追加の項目を包含することを意味する。

    本発明は、着色されたかまたはパターンを付与されたフロアカバーを織る改善された方法に関する。 本発明の1つの態様において、フロアカバーの色またはパターンを形成する糸を、横糸方向に織る。 このような方法は、色またはパターンを構成する糸を縦糸方向から織る、機械織りの伝統的な方法とは、反対である。 横糸上の色またはパターンを有するフロアカバーを織ることの利点には、色および/またはパターンを、パターンを構成する糸が縦糸方向に通じる方法よりもはるかに容易に変化させることができることがある。 色を、慣用の方法と比較して容易かつ安価に変化させることができるという事実により、製造者が、過去に可能であったよりも広い範囲のフロアカバーが入手可能となり得る。 このような態様の他の利点には、種々の色またはパターンを有するフロアカバーの大きい、および小さいバッチの迅速な、および効率的な製造を容易にすることにより、これらがまた、大量のフロアカバーを貯蔵する必要性を減少させ得、従って在庫費用が減少し、実質的な節約をもたらし得る。

    本発明はまた、着色したかまたはパターンを付与されたフロアカバーの部分を接合する方法に関する。

    本発明の1つの態様は、着色されたかまたはパターンを付与されたフロアカバーを織る方法を提供する。 図1の段階52〜56で例示するこの方法50は、第1の群の糸を縦糸方向に、第2の群の糸をほぼ垂直な横糸方向に織って、横糸が、フロアカバーの色またはパターンの少なくとも実質的な部分を形成するようにすることを含む。 図1の段階52〜60において明らかなように、この態様により、色またはパターンを、横糸を構成する比較的少数の糸の1つまたは2つ以上を単に変化させることにより、変化させることが可能である。 縦糸は、再構成する必要はない。

    本発明の種々の態様において、横糸は、縦糸により形成したよりも大きいフロアカバーの視覚可能な部分を形成することができ、縦糸により形成したよりも実質的に大きいフロアカバーの視覚可能な部分を形成することができ、またはフロアカバーの実質的にすべての視覚可能な部分を形成することができる。 「視覚可能な部分」は、フロアカバーを床または他の平坦な表面上に配置した際に、通常の使用のように家具またはすべての他の物品により覆われていない外見を呈し得るフロアカバーの部分を意味する。 通常、視覚可能な部分は、縁取材などにより覆われた部分を除く、フロアカバーの最上部の表面である。 種々の態様において、横糸は、フロアカバーの視覚可能な部分の少なくとも約15%、25%、50%、75%または95%を構成することができ、このような百分率は、視覚可能な部分の固定された面積を選択し、視覚的、光学的、機械的、デジタルまたは他の手段により、横糸により占有された固定された面積の百分率を決定することにより、測定されるべきである。 横糸で構成される視覚可能な部分の比率を増加させることにより、フロアカバーの外見を、一層容易に変化させることが可能であることが見出された。

    横糸の群は、上記に記載したように、1種または2種以上の色であり得、変化する比率のフロアカバーの色またはパターンを含むことができる。 横糸は、フロアカバーの色またはパターンを形成する糸および、フロアカバーの他の糸または部分を一緒に結合する主な目的を有する糸を含むことができる。

    縦糸の群は、種々の糸および層を一緒に結合する作用を奏することができるバインダー糸並びに、厚さ、耐久性および重量を付与することができるスタッファー(stuffer)糸を含むことができる。 少なくとも一部が完成した製品において視覚可能であり得るバインダー糸は、いくつかの態様において、明度において中間色である色、例えばオフホワイトまたは淡い茶色であり得る。 他の態様において、バインダー糸は、明度において中間色ではない場合がある。 記載したように、バインダー糸の色が、フロアカバーの全体的な外見に寄与し得る一方、これらの寄与は、一般的に、横糸の寄与よりも小さい。 スタッファー糸の色は、これらが一般的には完成した製品において視覚可能ではないため、比較的重要ではない場合がある。

    縦糸および横糸の組成は、本発明に対しては臨界的に重要ではなく、以下に記載する態様のすべてを、例えば天然の繊維、例えば紡毛糸および綿、合成材料、例えばレーヨン、ナイロン、アクリルおよびポリエステル、および/またはすべての他の好適な材料もしくは材料の組み合わせを含む、すべての好適なタイプの糸で構成することができる。 糸は、すべての好適な、もしくは所望の色、組織または他の審美的な特性もしくは特性の組み合わせを有することができる。

    本発明のフロアカバーを、工業的な織物織機、例えばLindauer Dornier GmbH of Lindau, Germanyにより製造されているもので織ることができる。 しかし、本発明は、織機のすべての特定のブランド、タイプまたはモデルに限定されず、当業者に理解されるすべての好適な織機を用いることができる。

    材料が、縦糸上の色で慣用的に織られている1つの理由は、着色された糸が、一般的に、他の糸よりも太いことであり、その理由は、部分的に、これらが、この外見を有する材料を提供することを意図するからである。 着色された糸は、慣用の方式で横糸方向に機械的に織られた場合には、問題を生じることが予測される。 その理由は、これらの太さにより、ビートアップ(beat up)の結果縦糸および/または横糸上での大量の張が生じるからである。 いくつかの場合において、張力の量は、縦糸が、完全に隠れるのを防止するのに十分であり得、かつ/または1つまたは2つ以上の縦糸の損傷を生じ得る。

    増大した張力の問題に対する1つの解決方法は、本発明のフロアカバーを織る速度を低下させることであることが見出された。 例えば、本発明のフロアカバーを織ることができる織機を、慣用的に縦糸上の色を伴って1分あたり約400本の横糸の速度で運転することができる一方、本発明のいくつかの態様のフロアカバーを、これらの同一の織機で、しかし横糸上の色を伴って、1分あたり約75〜約250本の横糸の速度で織ることができる。 織機の速度を低下させることが、製造に、これらの織機で織られた慣用の材料についてよりも長い時間を要することを意味し得るが、上記した利点、即ち色および/またはパターンの変化における柔軟性が、すべての追加の製造時間より重要であり得る。

    本発明の1つの態様において、フロアカバーを、比較的細いバインダーおよびスタッファー縦糸が、伝統的な横糸材料よりも太い横糸と共に織られるように、織る。 材料の表面上で視覚可能なバインダー糸は、一般的に、色が均一である。 結果は、伝統的な「針編みの刺繍」材料とは異ならずに、小さい正方形または矩形の格子で構成されている外見を有するフロアカバーである。 スタッファー糸は、種々の太さおよび密度であって、適切な厚さ、耐久性および/または重量をフロアカバーに付与するようであってもよい。

    図2は、本発明の例示的な「針編みの刺繍」のタイプのフロアカバーの断面の一部を示す。 図2の断面は、横糸方向の断面であり、横糸を側面で、および縦糸を断面で示す。 図2は、縫い目耳領域108と、最上部表面104および底部表面106を含む、フロアカバーの本体102を示す。

    図2のフロアカバーは、3種のタイプの縦糸、一次バインダー170a〜c、二次バインダー180a〜cおよびスタッファー190並びに6本の横糸、つまり「横(pick)」糸、を用いる。 図2に示す特定の断面において、横糸110および140は、原則としてフロアカバーの最上部表面104上に位置し、横糸120および150は、原則としてフロアカバーの底部表面106上に位置する。 残りの横糸130および160は、示したように、縦糸を一緒に結合させる作用を奏するバインダー横糸である。 横糸は、各々、色が異なっていて、この態様のフロアカバーが、横糸上に6種の異なる色を有することを可能にすることができる。 縦糸は、一般的には無色である一方、また着色されていてもよい。 記載したように、縦糸に対して横糸に色を付与することにより、パターンのいくつかの、またはすべての色を、容易に、パターン自体を変化させることができるように、容易に変化させることができる。

    図3は、図2のフロアカバーの最上部表面の一部の斜視図であり、ここで、糸間の空間は、明瞭の目的のために拡大されている。 この図から、一次バインダー170a〜cは、フロアカバーの最上部表面上に主として位置し、二次バインダー180a〜cと組み合わされて、材料に針編みの刺繍状の外見を付与することが明らかである。 この態様および他の例示した態様において、一次および二次バインダー170、180を、スタッファー190とは異なるビームから供給することができることに注意するべきである。

    図3はまた、例えばフロアカバーに特定のパターンまたはデザインを付与するために用いることができる、種々の交錯を例示する。 この態様において、横糸110a〜160aにより定義される第1の縦糸状部分は、一次バインダー170a〜cの下を通過する箇所を除いて全体がフロアカバーの表面上に位置する、横糸110aおよび140a、並びに二次バインダー180a〜bの上を通過する箇所を除いて全体がフロアカバーの表面の下に位置する、横糸120aおよび150aを有する。 しかし、横糸110b〜160bにより定義される第2の縦糸状部分において、横糸110bおよび140bは、二次バインダー180aまたは180bの上を通過する箇所を除いて、その全体がフロアカバーの表面の下に位置し、一方横糸120bおよび150bは、一次バインダー170a〜cの下を通過する箇所を除いて、フロアカバーの表面上に位置する。 しかし、この可変の交錯パターンは、単に例示的であり、本発明は、当業者により理解されるように、可変であるかまたは一定であるすべての数の他のパターンを予期することを理解するべきである。

    図4は、8本の横糸を、一次バインダー270a〜c、二次バインダー280a〜cおよびスタッファー290と組み合わせて用いる他の「針編みの刺繍」の態様の一部を例示する。 従って、この態様のフロアカバーは、横糸上に8種の色を有することができる。 図4に示す特定の断面において、横糸210および240は、原則としてフロアカバーの最上部表面104上に位置し、横糸220および250並びに横糸264および268は、原則としてフロアカバーの底部表面106上に位置する。 残りの横糸230および260は、中立の縦糸を一緒に結合させる作用を奏するバインダー横糸である。

    図5は、図4のフロアカバーの表面の一部の斜視図であり、ここで、糸間の空間は、明瞭のために拡大されている。 この図から、図2のフロアカバーと同様に、一次バインダー270a〜cは、織物の表面上に主として位置し、二次バインダー280a〜cと組み合わせて、フロアカバーに針編みの刺繍状の外見を付与することが明らかである。 図5はまた、可変の交錯パターンを例示する。 横糸210a〜260aにより定義される第1の縦糸状の部分において、横糸210aおよび240aは、一次バインダー270a〜cの下を通過する箇所を除いて全体がフロアカバーの表面上に位置し、一方横糸220a、264a、250aおよび268aは、二次バインダー280a〜cの上を通過する箇所を除いて全体がフロアカバーの表面の下に位置する。 しかし、横糸210b〜268bにより定義される第2の縦糸状部分において、横糸210bおよび240bは、二次バインダー280a〜bの上を通過する箇所を除いて全体がフロアカバーの表面の下に位置し、一方横糸220bおよび250bは、一次バインダー270a〜cの下を通過する箇所を除いてフロアカバーの表面上に位置する。 しかし、本発明は、すべての数の他の可変であるかまたは可変ではないパターンを含むように、この可変の交錯パターンはまた、単に例示的である。

    図6のフロアカバーは、第3の代表例の「針編みの刺繍」の構造であり、これは、10本の横糸、これと組み合わせて一次バインダー370a〜c、二次バインダー380a〜cおよびスタッファー390を用いる。 従って、この態様のフロアカバーは、横糸上に10種の色を有することができる。 図6に示す特定の断面において、横糸310および340は、原則としてフロアカバーの最上部表面104上に位置し、横糸320、364、366、350、368および367は、原則としてフロアカバーの底部表面106上に位置する。 残りの横糸330および360は、中立の縦糸を一緒に結合させる作用を奏するバインダー横糸である。

    図7は、図6のフロアカバーの表面の一部の斜視図であり、ここで、糸間の空間は、明瞭のために拡大されている。 この図から、図2および4のフロアカバーと同様に、一次バインダー370a〜cは、織物の表面上に主として位置し、二次バインダー380a〜cと組み合わせて、フロアカバーに針編みの刺繍状の外見を付与することが明らかである。 図7はまた、図3および5と同様に、例示的な可変交錯パターンを示す。 横糸310a〜360aにより定義される第1の縦糸状の部分において、横糸310aおよび340aは、一次バインダー370a〜cの下を通過する箇所を除いて全体がフロアカバーの表面上に位置し、一方残りの横糸は、横糸330および360の場合において、一次バインダー370a〜cの上を、または残りの横糸の場合において、二次バインダー380a〜cの上を通過する箇所を除いて全体がフロアカバーの表面の下に位置する。 しかし、横糸310b〜360bにより定義される第2の縦糸状部分において、横糸310aは、一次バインダー370aと370cとの間で原則的にフロアカバーの表面上に位置し、横糸340bは、一次バインダー370aと370bとの間で原則的に表面上に位置するが、両方は、主として他の方法で埋められる。

    上記の図面が、最大で10種の異なる横糸状の色を示す一方、既知の現在入手可能な商業的な織機により、横糸上に12種までの異なる色が可能である。 しかし、本発明は、すべての数の色が横糸方向から付与されることを意図するため、この量にも限定されない。

    「針編みの刺繍」の態様の横糸は、1種または2種以上の色であってもよく、すべての所望の均一であるかまたは均一ではない大きさ、重量、組織または外見を有することができる。 例えば、1つの態様において、種々の太さの横糸を用いて、種々の審美的な効果を達成することができる。 「針編みの刺繍」の構造のいくつかの態様は、3/18〜1/110(ウーステッド3/1.54〜1/3.1;1ポンドあたり約288〜1,760ヤード)または4/32〜2/65(ウーステッド4/3.6〜2/3.71;1ポンドあたり約512〜1,040ヤード)または3/36〜2/55(ウーステッド3/3.09〜2/3.14;1ポンドあたり約576〜832ヤード)の範囲内のフィラデルフィア(Philadelphia)またはブラッドフォード(Bradford)計数を有する横糸を用いることができる。

    1つの好ましい態様において、フィラデルフィアまたはブラッドフォード計数は、3/42(ウーステッド3/3.6;1ポンドあたり約672ヤード)である。 他の好ましい態様において、横糸は、Nm700(ウーステッド1/0.62;1ポンドあたり348ヤード)、Tex 2000(ウーステッド1/0.44;1ポンドあたり約249ヤード)および/または4/4cc(ウーステッド4/6.0;1ポンドあたり約840ヤード)であってもよい。 これらの範囲内の、および/またはこれらのタイプの糸は、一般的に、所望の審美的な効果を付与するのに十分太く、一方同時に織機に過剰な張力を生じずに横糸方向から機械織りするのに十分細い。

    「針編みの刺繍」の態様の縦糸はまた、すべての好適な均一な、または均一でない組織または外見を有することができるが、均一な格子の外見を呈するように、一般的に色が均一な縦糸を用いるのが好ましい。 織物にこの色および組織を付与するように一般的に横糸よりも太い慣用の縦糸とは異なり、本発明のフロアカバーの表面の縦糸は細くて、可能な限り小さい外見を有し、かつ/または均一な格子の外見を呈するようであってもよい。 特に、いくつかの針編みの刺繍の態様は、20/2〜80/2(1ポンドあたり約8,400〜33,600ヤード)またはさらに狭く、30/2〜60/2(1ポンドあたり約12,600〜25,200ヤード)の範囲内の綿番手を有する縦糸を用いることができる。 1つの好ましい針編みの刺繍の態様において、縦糸は、40/2または1ポンドあたり約16,800ヤードの綿番手を有することができる。 完成した針編みの刺繍のフロアカバーにおける1インチあたりの縦糸の数は、1インチあたり約65〜約110本の範囲内またはさらに狭く、約75〜約100本の範囲内であってもよい。 1つの好ましい態様において、フロアカバーを、1インチあたり約85本の縦糸で織る。

    本発明の他の態様において、顕著な縦糸状列またはうねを特徴とする「グロースポイント」構造が得られるように、比較的細いバインダー縦糸を一層太いスタッファー縦糸と組み合わせ、比較的太い横糸と共に織るようにして、フロアカバーを織る。

    図8は、本発明の他の態様における「グロースポイント」フロアカバーの態様の一部を示す。 図8のフロアカバーは、6本の横糸を用い、従って横糸上に6種の異なる色を有することができる。 この態様は、表面糸470a〜c、裏バインダー糸480a〜cおよびスタッファー糸490を含む、3種のタイプの縦糸を含む。 このフロアカバーは、図2のフロアカバーと同一の数の着色された横糸を有するが、これは、極めて異なる外見を有する。 バインダー横糸430および460は、共に隣接する表面糸(例えば470a、470b)上を、および間にある裏バインダー(例えば480a)の下を、共に通過し、ポケット(例えば485a)を形成し、これは、スタッファー糸490で満たされた際に、縦糸方向に通じる顕著なうねを形成する。 うねの大きさは、一層軽い、または一層重いスタッファー糸490を用いることにより、制御することができる。 軽い着色された表面縦糸470を、いくつかの態様において用いて、一層暗い表面横糸とのコントラストを付与し、列の視覚的な効果を増強することができる。

    図8のフロアカバーの一部は、図9における斜視図において明らかであり、これはまた、この例示的な態様の表面が、横糸410a〜460aにより定義された一層低い部分において、横糸410aおよび440aにより支配され、一方異なるパターンの交錯により、糸420bおよび450bが、横糸410b〜460bにより定義された第2の部分における表面に誘導されることを示す。 異なる態様において、異なる色の表面縦糸を用いて、異なる効果を付与することができる。

    針編みの刺繍の構成におけるように、「グロースポイント」の態様の縦糸は、種々の大きさ、組織、外見および/または色であってもよく、種々の特徴および/または外見の縦糸を用いて、種々の審美的な、または物理的な効果を達成することができる。 「グロースポイント」の構造のいくつかの態様は、3/18〜1/110(ウーステッド3/1.54〜1/3.1;1ポンドあたり約288〜1,760ヤード)または4/32〜2/65(ウーステッド4/3.6〜2/3.71;1ポンドあたり約512〜1,040ヤード)または3/36〜2/55(ウーステッド3/3.09〜2/3.14;1ポンドあたり約576〜832ヤード)の範囲内のフィラデルフィアまたはブラッドフォード計数を有する横糸を用いることができる。

    1つの好ましい態様において、フィラデルフィアまたはブラッドフォード計数は、3/42(ウーステッド3/3.6;1ポンドあたり約672ヤード)である。 他の好ましい態様において、横糸は、Nm700(ウーステッド1/0.62;1ポンドあたり348ヤード)、Tex 2000(ウーステッド1/0.44;1ポンドあたり約249ヤード)および/または4/4cc(ウーステッド4/6.0;1ポンドあたり約840ヤード)であってもよい。 これらのタイプの、および/またはこれらの範囲内の糸は、一般的に、所望の審美的な効果を付与するのに十分太く、一方および同時に織機に過剰な張力を生じずに横糸方向から機械織りするのに十分細い。

    針編みの刺繍の配置の縦糸と同様に、グロースポイント構成において用いる表面縦糸は、可能な限り小さい外見であるように、細くてもよい。 縦糸は、4/4〜10/2(1ポンドあたり約840〜4,200ヤード)またはさらに狭く、3/2〜8/2(1ポンドあたり約1,260〜3,360ヤード)の範囲内の綿番手を有することができる。 1つの好ましい「グロースポイント」の態様において、縦糸は、8/4または1ポンドあたり約1,680ヤードの綿番手を有することができる。 完成した「グロースポイント」のフロアカバーは、1インチあたり約20〜約40本の範囲内の縦糸を有することができ、1つの特定の態様において、1インチあたり約28本の縦糸を有することができる。

    いくつかの態様の重い横糸により、同一の織機で織られた慣用の材料よりも、1インチあたり少ない横糸を有するフロアカバーを得ることができる。 例えば、針編みの刺繍およびグロースポイントの態様を、1インチあたり約25〜約65本の横糸、および好ましくは1インチあたり約40〜約50本の横糸で織ることができる。

    横糸において一層重い糸で織る結果、本発明のフロアカバーはまた、同一のタイプの織機で織られた他の材料よりも重い。 1つの態様において、例えば、本発明により織られたフロアカバーは、1平方ヤードあたり約2〜約3ポンドの重量であり、1つの特定の態様において、フロアカバーは、1平方ヤードあたり約2.4ポンドの重量である。 対照的に、典型的にこれらのタイプの織機で織られたタイプの材料は、一般的に、1平方ヤードあたり2ポンドよりも小さい範囲内の重量である。 さらに、横糸が慣用よりも重いため、本発明に従って製造されたフロアカバーはまた、横糸からの糸で構成されたこれらの合計の重量の一層大きい比率を有する。 1つの態様において、例えば、横糸は、材料の合計重量の約85〜約95%を構成し、1つの好ましい態様において、横糸は、材料の合計重量の約92%を構成する。

    本発明の他の観点において、裏材料を、フロアカバーの少なくとも一方の側に隣接させて配置することができる。 裏材料の利点は、フロアカバーに付与された特別の強度および耐久性を含み、特にここで、これは、多くの機械的応力が加えられる用途を意図する。 種々の態様において、裏材料を、すべての好適な天然の、または合成の材料で構成することができる。 1つの態様において、裏材料は、プラスチックのタイプであってもよい。 裏材料を、当業者により容易に理解されるように、すべての慣用の方式で設けることができる。

    裏材料を有するかまたは有しない、本発明のフロアカバーを、また、すべての所望の寸法または形状に切断することができる。 いくつかの態様において、フロアカバーを、広い織機で織って、広い連続的な織物のシートの製造を可能にすることができる。 この織機により製造された材料のシートを、すべての所望の寸法を有するすべての数の所望の形状に切断することができる。 このようなプロセスの使用により、フロアカバーの製造を加速することができ、かつ/またはパターンが同一であるが大きさが異なるフロアカバーについての多くの注文への製造を容易にすることができる。

    いくつかの態様において、縁取材を、フロアカバーの1つまたは2つ以上の端部の全部または一部に沿って配置して、端部をさらに強化し、ほつれの可能性を低減することができる。 フロアカバーに縫うこと、接着またはすべての他の好適な手段により接着することができる、このような縁取材は、縦糸および/または横糸のいくらかまたは全部の末端を被覆して、ほつれを防止することができ、特に布、紙、プラスチックまたは革を含むすべての好適な1種または2種以上の材料を含むことができる。 フロアカバーが円形である場合には、縁取材を、外周に沿って設けることができる。

    本発明の他の観点は、織ったフロアカバーの部分を接合する方法を提供する。 このような部分を、例えば、織機の動作的な幅よりも広いフロアカバーを製造するのが望ましい場合において、例えば壁から壁への敷物類の場合において用いる。

    図10における方法500の段階550〜560として一般的に例示した、このような造作方法の1つの態様において、少なくとも2つの部分のフロアカバー材料を提供し、各々は、縦糸方向に織られた第1の群の糸および横糸方向に織られた第2の群の糸を含む。 フロアカバーの各々の部分は、織るプロセスの副産物としての少なくとも1つの縦糸状の側に沿って通じる耳端部を有する。 2つの部分を、これらの縦糸が平行であり、接合されるべき側のそれぞれの耳端部が互いに隣接するように、配列させる。 隣接する耳端部を、これらの外側端部に沿って薄切りにし、例えば図2において明らかなように、上方の耳部109aおよび下方の耳部109bを得る。 次に、それぞれの下方の耳部109bを、フロアカバー部分の本体104の下に折って戻すか、または単に切断して除去し、次に上方の耳部109aを、慣用の方式で一緒に縫って、2つの部分を接合する。

    この造作方法の結果、本発明のフロアカバーを、織機の動作的な幅よりも大きいフロアカバーが必要である状況において用いることができ、上記で記載したように、横糸上での色で織る本発明の方法と関連する利点を、広範囲の用途、例えば壁から壁への敷物類に拡張することができる。 従って、横糸上での色で織ることと上記した造作方法との組み合わせにより、広範囲の大きい着色された、およびパターン付与されたフロアカバー、例えば壁から壁へのカーペットを、数千のクリールを変化させることに関連する費用を伴わずに、および大きい在庫を維持する費用を伴わずに、生産し、販売することが可能になり得る。

    本発明の少なくとも1つの態様のいくつかの観点が本明細書に記載されており、種々の変更、修正および改良が、当業者に容易になし得ることを理解するべきである。 このような変更、修正および改良は、この開示の一部であることを意図し、本発明の精神および範囲内であることを意図する。 従って、前述の記載および図面は、例示的のみである。

    本発明の観点におけるフロアカバーの製造方法の1つの態様を例示する流れ図である。

    本発明の観点において製造されたフロアカバーの1つの態様の部分の断面図である。

    図2のフロアカバーの一部の斜視図である。

    本発明の観点において製造されたフロアカバーの第2の態様の部分の断面図である。

    図4のフロアカバーの一部の斜視図である。

    本発明の観点において製造されたフロアカバーの第3の態様の部分の断面図である。

    図6のフロアカバーの一部の斜視図である。

    本発明の観点において製造されたフロアカバーの第4の態様の部分の断面図である。

    図8のフロアカバーの一部の斜視図である。

    本発明の観点におけるフロアカバーの製造方法の他の態様を例示する流れ図である。

    QQ群二维码
    意见反馈