Lattice-like fabric

申请号 JP2004542247 申请日 2003-04-19 公开(公告)号 JP4327093B2 公开(公告)日 2009-09-09
申请人 ヒュースカー・シンセティック・ゲーエムベーハーHuesker Synthetic GmbH; 发明人 ピンツ、ハイコ;
摘要
权利要求
  • 各々が複数本の経糸(2)からなる 複数の経糸束(3)と、 各々が複数本の緯糸(4)からなる 複数の緯糸束(5)とが交差して、網目又は格子開口部(6)を囲んでなる、 地面の補強目的のための目の粗い格子状織物(1)において、
    前記経糸束(3)と緯糸束(5)との少なくとも一方の糸束の各々の複数本の糸は、網目(6)の所で、同じ糸束(3又は5)の他方の糸よりも長くて、これらの長い方の糸(4´)は波形に延びており、網目(6)毎に、硬化されておりかつ上及び/又は下に前記格子状織物(1)の面から出っ張っている少なくとも1つの開いたループ又は膨らみ(7)を形成することを特徴とする格子状織物。
  • 前記格子状織物(1)は、格子の面から出っ張っている前記ループ(7)を含めて、高分子プラスチック(9)を用いた被覆によって、硬化されていることを特徴とする請求項1に記載の格子状織物。
  • 前記長い方の糸(4´)は、網目(6)毎に、前記緯糸束(5)の糸によって形成されていることを特徴とする請求項1又は2に記載の格子状織物。
  • 前記長い方の糸(4´)は、網目(6)毎に、同じ糸束(3,5)の前記他方の糸(4)よりも15乃至25%長いことを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1に記載の格子状織物。
  • 交点(8)では、前記緯糸束(5)の前記糸(4,4´)は前記経糸束(3)の前記糸(2)と織り折り合わされていることを特徴とする請求項1乃至4のいずれか1に記載の格子状織物。
  • 前記経糸束(3)は、第1の経糸グループ(3´)及び第2の経糸グループ(3´´)に分けられており、前記第1の経糸グループ(3´)は、網目(6)毎に、ハーフ・クロス・レノのように、前記同一の経糸束(3)の前記第2の経糸グループ(3´´)と上で交差しており、前記交点(8)で、2つの経糸グループ(3´,3´´)の前記経糸(2)は前記緯糸(4,4´)と織り合わされていることを特徴とする請求項5に記載の格子状織物。
  • 前記経糸グループ(3´,3´´)は、任意の緯糸束(5)の前記緯糸(4)の第1の部分が、すべての交点(8)で、任意の経糸束(3)の前記第1の経糸グループ(3´)の前記経糸(2)の上へ及び前記第2の経糸グループ(3´´)の前記経糸(2)の下へ延びており、前記緯糸束(5)の前記緯糸(4)の第2の部分が、前記経糸束(3)の前記第1の経糸グープ(3´)の前記経糸(2)の下へ及び前記第2の経糸グループ(3´´)の前記経糸(2)の上へ延びているように、前記緯糸(4,4´)と織り合わされていることを特徴とする請求項6に記載の格子状織物。
  • 任意の緯糸束(5)の各々の奇数の緯糸(4)は、任意の緯糸束(5)の前記緯糸の前記第1の部分に属し、各々の偶数の緯糸(4´)は前記緯糸の前記第2の部分に属していることを特徴とする請求項7に記載の格子状織物。
  • 前記織物に経糸方向に応力を加えて、ジグザグに延びている前記経糸グループ(3´,3´´)を伸ばし、前記交点(8)ではより緊密に押し束ね、このことによって、前記交点(8)では、前記緯糸(4)の第1の部分は、前記2つの経糸グループ(3´,3´´)にS字形に巻き付き、他方、前記緯糸(4)の前記第2の部分は、任意の経糸束(3)の前記2つの経糸グループ(3´,3´´)を、実質的に伸びた状態で又は真っ直ぐに通り、このことによって、前記緯糸の前記第1の部分は、前記網目(6)で、前記緯糸の前記第2の部分よりも短く、前記緯糸の前記第2の部分は、前記網目(6)で長く、開いたループ又は膨らみ(7)を形成し、前記格子状織物は前記経糸が緊張した状態で取り付けられることを特徴とする請求項7又は8に記載の格子状織物を製造する方法。
  • 前記格子状織物を、高分子プラスチック、特に塩ビプラスチゾル又はラテックス分散液を用いた含浸又は積層によって硬化することを特徴とする請求項9に記載の方法。
  • 说明书全文

    本発明は、複数本の経糸からなる経糸束と、複数本の緯糸からなる緯糸束とは、内側の網目を囲んでおり、互いに直に延びている経糸束及び緯糸束の交点では、経糸が緯糸と織り合わされている、目の粗い格子状織物に関する。

    経糸束及び緯糸束によって形成される矩形の又は正方形の格子開口部を、本明細書では、「網目」と呼んでいる。

    このタイプの格子状織物は、高分子プラスチックで含浸又は積層されているとき、特に、ビチューメンで結合された路面を補強するために、あるいはセメント又は石膏で結合されたモルタル層を補強するために、あるいは地盤用格子として地面を補強するために用いられる。 これらの格子状織物は、DE 20 00 937;31 20 661;31 36 026;41 23 055及び199 62 441から公知である。

    経糸及び緯糸が、特に、アラミド、ポリエステル等製の、高い引張り強さを有するマルチフィラメント合成糸からなることは好ましい。 グラスフィラメント糸も用いることができる。

    経糸束及び緯糸束は少なくとも4本の糸からなる。

    経糸束、緯糸束及びこれらの束の交点を覆い従ってまた格子織物を硬化し、化学的及び機械的応に対して保護する薬剤としては、用途に応じて、塩ビプラスチゾル、ラテックス分散液、あるいは、ビチューメン、アクリル酸塩又は類似の軟質合成樹脂からなる分散液並びにこれらの物質からなる混合物であってもよい。

    「格子状織物」は、経糸及び緯糸が交点で互いに織り合わされておらず、他の技術、特にラッシェル技術であるいは貼着又は接合によっても互いに結合されているこのようなスクリムをも意味する。

    本発明の課題は、製織技術によって格子状織物に比較的大きなボリュームが与えられ、地盤用格子としての使用の際に、補強されるべき地面との比較的良好な絡み合いが達成されてなる格子状織物を製造することである。

    この課題は、本発明に基づき、糸束の個々の糸が、網目毎に、網目の内法の幅よりも長く、同一の糸束の他方の糸よりも長くて、これらの長い方の糸が波形に延びており、網目毎に、少なくとも1つの開いたループ又は膨らみを形成することによって解決される。

    緯糸又は経糸の一方の部分が、網目の内法の幅の内側で、同一の糸束の緯糸又は経糸の第2の部分よりも長いことによって、これらの長い方の糸は、網目毎に、大部分格子状織物の面から上又は下に出っ張っている膨らみ又は開いたループを形成する。

    格子状織物の面から出っ張っている膨らみ又は開いたループが、格子状織物の面に引っ込まないように、格子状織物を、高分子プラスチックを用いた含浸又は積層によって硬化する。

    網目毎における緯糸又は経糸の異なる長さを、例えば熱処理の際に異なって縮んだり、異なって伸びたりする緯糸又は経糸を用いることによって、形成することができる。

    スクリムの場合、任意の経糸束の個々の経糸及び/又は任意の緯糸束の個々の緯糸は、網目毎に、格子の面から突き出されることができ、次に、スクリムは、以下の個所、すなわち、経糸がラッシェル技術、貼着又は接合によって緯糸と結合されてなる個所を通る。

    DE 199 62 441 A1に記載の格子状織物は、ジオテキスタイルにとって特に好都合である。 この格子状織物の場合、複数の経糸束は第1の経糸グループ及び第2の経糸グループに分けられており、第1の経糸グループは、網目毎に、ハーフ・クロス・レノのように、同一の経糸束の第2の経糸グループと一度交差している。 この場合、第1の経糸グループは常に上に位置しており、第2の経糸グループは常に下に位置している。 経糸と緯糸の交点では、糸は個々に又はグループ毎に互いに織り合わされている。

    経糸方向でのかなり強い引張り応力によって、任意の束の、2つの、ジグザグに延びておりかつ網目毎に一度交差している経糸グループの、その糸が、特に交点の領域で、より緊密に押し束ねられることが達成される。 このことは、格子状織物が経糸方向に余り撓まず、更に伸びることなく、大きな力を吸収することができるという結果を生み、他方では、緯糸の一方の部分が、相対して移動される経糸グループにS字形に巻き付く一方、緯糸の、対向側面に織り込まれた部分が交点を実質的に伸びた状態で通るので、網目毎における緯糸のこの部分は、短い方の糸の、これらの網目の内法の幅を規定する部分よりも長い、という結果を生む。

    織物の面から出っ張っているループを有する、本発明に記載の格子状織物は、多数の用途にとって特に好都合である。 補強されるべき地面との、比較的良い絡み合いが達成されるのみならず、本発明に係わる格子状織物は、硬化可能な化合物及び製品を、例えば叩き並びに石膏製品及びセメント製品を補強するために、あるいは、プラスチック、石膏又はセメントモルタルからなる、固まるか硬化する製品の製造の際に支持ウェブとして好都合である。 これらの製品は、支持用織物の表面に射出成形又は成形されているので、ループは硬化される製品に入り込む。 製品は、支持用織物によって互いに結合されている。 更に、飛び出しているループを有する格子マットは、ドレーンマットの支持部分を形成するために適切である。 更に、格子の面から上に、下に又は上下に出るループには、例えばフェーシアのような製品を取り付けるか、例えばスチール製補強材又は排出管のような製品をループに挿入することができる。

    最後に、本発明に係わる格子状織物は、腐蝕防止のために、滑り防止マットとして又は除けとして適切である。

    弾性的なプラスチック層で被覆されており、出っ張ったループを有する格子状織物は、非常に大きな静摩擦抵抗を有する。 斜面用壁の積み重なっている石塊の中間層として、斜面に取り付けられたこの格子を、壁を斜面と結合させることができる。

    以下の記述において、本発明の実施の形態を図面を参照して詳述する。 図1及び2に図示した目の粗い格子状織物(Gittergewebe)1は、複数本の経糸2からなる経糸束3と、複数本の緯糸4からなる緯糸束5とによって形成される。 経糸束3及び緯糸束5は矩形の又は正方形の格子開口部又は網目6を取り囲む。 緯糸4の一方の部分4´は、網目6毎に、緯糸4の他方の部分よりも長い。 それ故に、長い方の緯糸は膨らみ又は開いたループを形成する。 これらの膨らみ又は開いたループは、大部分、格子状織物1の面から上下に出っ張っている。

    緯糸4,4´は、交点8で、単独で又はグループで、経糸束の経糸2と織り合わされている。 更に、格子状織物1及びその開いたループ7は高分子プラスチックを用いた含浸又は積層によって硬化されている。

    図3には、経糸束3が例えば8本の経糸2を有し、緯糸束が8本の緯糸4,4´を有してなる面積の大きな格子状織物1が示されている。

    経糸束3は第1の経糸グループ3´及び第2の経糸グループ3´´に分けられている。 これらの2つの経糸グループ3´及び3´´は、交点8で、緯糸束5の緯糸4と織り合わされている。 2つの緯糸束5の間で、すなわち、網目6毎に、一方の経糸グループ3´は、ハーフ・クロス・レノのように、経糸束3の他方の経糸グループ3´´と交差している。

    交点8での織り込みは、任意の緯糸束5の緯糸4の第1の部分が、第1の経糸グループ3´の経糸2の上へ延びており、任意の緯糸束5の緯糸の第2の部分4´が第1の経糸グループ3´の経糸2の下へ及び第2の経糸グループ3´´の経糸2の上へ延びているように、なされる。 この場合、各々の奇数の緯糸は第1の経糸グループ3´の上へ及び第2の経糸グループ3´´の下へ延びており、他方、各々の偶数の緯糸は経糸束3の第1の経糸グループ3´の下へ次に第2の経糸グループ3´´の上へ延びている。

    経糸束3に加えられる強い引張り応力によって、ジグザグに延びている経糸グループ3´,3´´は伸ばされる。 それ故に、交点8では、緯糸の一方の部分は、図5に示すように、経糸グループにS字形に巻き付き、他方、緯糸の他方の部分は緯糸の一方の部分ほどに短くならずに交点8を通る。

    図5に示すように、経糸束3に引張り力が加えられるとき、交点8では、ジグザグに延びている経糸グループ3´及び3´´が押し束ねられる。 ここでは、経糸グループ3´及び3´´の内縁が幾らか重なり合うので、緯糸の一方の部分は、交点8で、緯糸束5の他方の部分よりも長い距離を通らなければならない。

    本発明に記載の格子状織物の平面図を示している。

    格子状織物の端面図を示している。

    本発明に記載の他の実施の形態の平面図を示している。

    格子状織物の交点の拡大断面図を示している。

    図3に示した格子状織物の交点の拡大断面図を示している。

    符号の説明

    1 格子状織物 2 経糸 3 経糸束 3´ 第1の経糸グループ 3´´ 第2の経糸グループ 4 緯糸 4´ 長い方の緯糸 5 緯糸束 6 網目、格子開口部 7 開いたループ 8 交点。

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