Ventilation system for machine

申请号 JP220495 申请日 1995-01-10 公开(公告)号 JPH07238427A 公开(公告)日 1995-09-12
申请人 Ltg Lufttech Gmbh; エルテーゲー ルフトテヒニッシェ ゲゼルシャフト ミット ベシュレンクテル ハフツング; 发明人 KURAUSU GIYUNTAA;
摘要 PURPOSE: To prevent scattering of dust and fiber waste generated by a spindle wind and obstruction to an air flow of air conditioning by providing a separation element acting as an air filter. CONSTITUTION: In a textile machine, a separation element 10 consists of a fixed separation wall made of felt-shaped or fabric-shaped materials acting as an air filter so as to cover plural spindles 3 arranged in a row on a spindle table 2 from the side of the spindle or of movable long or ring-shaped filter belt/or the like. The separation element is provided in an inner position 22 or an outer position 23 of the machine with respect to the spindle 3, and a cleaning device composed of a relatively movable suction nozzle is provided side by side in the separation element 10. The separation element filters dust of material particles, fiber waste, or the like, which is broken away from the spindle 3 and generated by the rapidly rotating spindle 3, weakens an air flow at a passage between the machines by squeezing a spindle wind and avoids obstruction to a room cleaning function by air conditioning.
权利要求 【特許請求の範囲】
  • 【請求項1】 少なくとも一つの回転部品(3)を有している機械のための空気制御装置において、 回転部品(3)によって生じる空気の運動にたいして機械を少なくとも部分的に遮蔽し、エアフィルタとして作用する少なくとも一つの仕切り要素(10)が設けられていることを特徴とする空気制御装置。
  • 【請求項2】 仕切り要素(10)は、回転部品(3)
    から離脱した材料粒子を回転部品(3)によって生じた空気の流動から濾過し、空気の流動にたいして絞り作用を及ぼすように構成されていることを特徴とする、請求項1に記載の空気制御装置。
  • 【請求項3】 仕切り要素(10)が、定置の仕切り壁として構成されていることを特徴とする、請求項1または2に記載の空気制御装置。
  • 【請求項4】 仕切り要素(10)がフィルタベルト(11)として構成され、該フィルタベルト(11)
    が、有利には機械の一端に設けられた備蓄ローラ(1
    2)から巻き戻し可能であり、有利には機械の他端に設けられた収容ローラ(14)に巻き取り可能であることを特徴とする、請求項1から3までのいずれか1つに記載の空気制御装置。
  • 【請求項5】 仕切り要素(10)が、吊輪状の閉じたフィルタベルト(15)として構成され、且つ有利には機械の両端に配置される転向ローラ(16,17)を介して案内されていることを特徴とする、請求項1から4
    までのいずれか1つに記載の空気制御装置。
  • 【請求項6】 吊輪状のフィルタベルト(15)が回転部品(3)を取り囲んでいることを特徴とする、請求項5に記載の空気制御装置。
  • 【請求項7】 仕切り要素(10)が、回転部品(3)
    に関して、機械外側のポジション(23)に配置されていることを特徴とする、請求項1から6までのいずれか1つに記載の空気制御装置。
  • 【請求項8】 仕切り要素(10)が、回転部品(3)
    に関して、機械内側のポジション(22)に配置されていることを特徴とする、請求項1から7までのいずれか1つに記載の空気制御装置。
  • 【請求項9】 仕切り要素(10)が、回転部品(3)
    の両側に配置されていることを特徴とする、請求項1から8までのいずれか1つに記載の空気制御装置。
  • 【請求項10】 列状に配置される複数個の回転部品(3)が設けられ、これらの回転部品(3)のそれぞれに一つの仕切り要素(10)が、または回転部品(3)
    の列に沿って延在する仕切り要素(10)が付設されていることを特徴とする、請求項1から9までのいずれか1つに記載の空気制御装置。
  • 【請求項11】 仕切り要素(10)をクリーニングするための装置(18,19)が設けられていることを特徴とする、請求項1から10までのいずれか1つに記載の空気制御装置。
  • 【請求項12】 クリーニング装置が、仕切り要素(1
    0)と協働する吸い込みノズルを有していることを特徴とする、請求項1から11までのいずれか1つに記載の空気制御装置。
  • 【請求項13】 クリーニング装置が、仕切り要素(1
    0)と協働する複数個の吸い込みノズル(18,19)
    を有していることを特徴とする、請求項1から12までのいずれか1つに記載の空気制御装置。
  • 【請求項14】 少なくとも一つの吸い込みノズル(1
    8,19)が、可動に配置される仕切り要素(10)にたいして位置固定して付設されていることを特徴とする、請求項1から13までのいずれか1つに記載の空気制御装置。
  • 【請求項15】 少なくとも一つの吸い込みノズル(1
    8,19)が、有利には定置の仕切り要素(10)に沿って移動可能に配置されていることを特徴とする、請求項1から13までのいずれか1つに記載の空気制御装置。
  • 【請求項16】 仕切り要素(10)が、フェルト状または織物状の材料を有していることを特徴とする、請求項1から15までのいずれか1つに記載の空気制御装置。
  • 【請求項17】 仕切り要素(10)を静電的に充電するための装置が設けられていることを特徴とする、請求項1から16までのいずれか1つに記載の空気制御装置。
  • 【請求項18】 少なくとも一つのスピンドルテーブルに配置されるスピンドルを有し、空気制御装置が付設されている繊維機械において、 スピンドル(3)を側方から蔽い、エアフィルタとして作用する少なくとも一つの仕切り要素(10)であって、有利には垂直または水平に延びる少なくとも一つの仕切り要素(10)が、スピンドルテーブル(2)から出ていることを特徴とする繊維機械。
  • 【請求項19】 スピンドル列に沿って延在し、有利には垂直に立っている仕切り要素(10)が、ほぼスピンドル(3)の上端まで、或いは上端を越えて延びていることを特徴とする、請求項18に記載の繊維機械。
  • 【請求項20】 スピンドル(3)が、繊維機械の内側において、繊維機械の構成要素によって側方から遮蔽され、且つ繊維機械の外側において、繊維機械の一つの構成要素を形成している仕切り要素(10)によって側方から遮蔽されていることを特徴とする、請求項18または19に記載の繊維機械。
  • 【請求項21】 スピンドル(3)の上方の領域は仕切り要素(10)によって遮蔽されていないことを特徴とする、請求項18から20までのいずれか1つに記載の繊維機械。
  • 【請求項22】 吊輪状の、有利には駆動可能なフィルタベルト(15)が、その往路側部分及び復路側部分によってスピンドル(3)を二重に側方から遮蔽していることを特徴とする、請求項18から21までのいずれか1つに記載の繊維機械。
  • 【請求項23】 吊輪状の、有利には駆動可能なフィルタベルト(15)は、二つのスピンドル列が繊維機械の外側において遮蔽されるように、繊維機械の片側にそれぞれ配置される二つのスピンドル列を取り囲んでいることを特徴とする、請求項18から22までのいずれか1
    つに記載の繊維機械。
  • 【請求項24】 仕切り要素(10)、特にフィルタベルト(15)が、その保持要素または駆動要素及び(または)転向要素を含めて高さ方向に変位可能であり、操作者がスピンドル(3)にたいして側方から接近可能であるように下降可能であり、或いはスピンドル(3)にたいして操作者が側方から接近可能であるように上方へ変位可能であることを特徴とする、請求項18から23
    までのいずれか1つに記載の繊維機械。
  • 【請求項25】 吊輪状の、閉じたフィルタベルト(1
    5)が、転向ローラにより、スピンドル列の長手方向において水平方向に走行可能であることを特徴とする、請求項18から24までのいずれか1つに記載の繊維機械。
  • 【請求項26】 フィルタベルト(15)下稜がスピンドルテーブル(2)に境を接し、フィルタベルト(1
    5)上稜がスピンドル(3)の上端領域まで、またはそれを越えて延びていることを特徴とする、請求項18から25までのいずれか1つに記載の繊維機械。
  • 说明书全文

    【発明の詳細な説明】

    【0001】

    【産業上の利用分野】本発明は、少なくとも一つの回転部品を有している機械のための空気制御装置に関するものである。

    【0002】

    【従来の技術】少なくとも一つの回転部品を有している機械は知られている。 例えば繊維機械の場合には、多数のスピンドルが回転部品として設けられている。 この種の機械は、作動中にかなりの空気運動を生じさせる。 この種の機械を用いて処理される材料によっては、空気の質が悪化する場合もある。

    【0003】

    【発明が解決しようとする課題】本発明の課題は、上記欠点を解消することである。

    【0004】

    【課題を解決するための手段】本発明は、上記課題を解決するため、回転部品によって生じる空気の運動にたいして機械を少なくとも部分的に遮蔽し、エアフィルタとして作用する少なくとも一つの仕切り要素が設けられていることを特徴とするものである。

    【0005】本発明によれば、回転部品によって生じる空気の運動は、機械の外側の領域において弱められる。
    即ち仕切り要素が絞り作用をもっているので、例えば繊維機械の場合には、スピンドルから出るスピンドル風がかなり弱められる。 他方仕切り要素はエアフィルタとしての作用をも持っている。 即ち仕切り要素は空気を部分的に通過させるので、空気中に含まれている粒子、例えば繊維機械の場合には処理によって生じる繊維が濾過される。 機械が例えば空調装置またはその他の空気制御装置を付設した室内に設けられている場合には、前述の通り本発明による仕切り要素が絞り作用を持っているので、空気制御装置によって生じる空気流動が、回転部品によって生じる空気の運動によって強く影響を受けることはない。

    【0006】仕切り要素は、既に述べたように、回転部品から離脱した材料粒子を回転部品によって生じた空気の流動から濾過し、空気の流動にたいして絞り作用を及ぼすように構成されている。 特に繊維機械がリングスピンドル機械として構成されている場合には、本発明によるエアフィルタにより、上記型式の大型の機械の場合、
    千本以下のスピンドルを配置できるという利点が得られる。 これらのスピンドルは1分間に12000回乃至2
    0000回の回転数で回転し、従ってスピンドルの直径に応じては、37m/s以下の周速が発生する。 よってこれらのスピンドルは乱流を生じさせる。 この現象は、
    既に述べたスピンドル風と呼ばれる。

    【0007】測定によると、スピンドル付近でのスピンドル風の流速は2.5m/s以下である。 スピンドルの間隔が0.5mとすると、スピンドル風は通常0.5m
    /sの速度を持っている。 従って、特に機械と機械の間の通路では非常に高速の空気流動が生じる。 このようなスピンドル風が問題となるのは、特に、ほとんどの紡績工場に空調装置が設けられているためである。 空調装置は、最大で0.5m/sの空気流動を前記通路において発生させる。 従って、空調装置によって所望通りに設定された空気流動がスピンドル風により阻害されるという不具合が生じる。

    【0008】さらに、高速回転するスピンドルは、その周速が大きいために、前記通路において塵埃や繊維材を飛翔させる。 これによって生じる過剰の空気負荷は、前述のように、空調装置によって設定された一様な室内清浄作用がスピンドル風によって阻害されるので、満足に解消できない。 よって、本発明による仕切り要素は、機械と機械の間の通路において空気の流動を弱めることにより、空調装置が設けられている場合には空調装置を所定どおりに作動させるばかりでなく、空気の清浄をも行うものである。

    【0009】仕切り要素を定置の仕切り壁として構成するならば、本発明による仕切り要素は簡潔に構成でき、
    且つ低コストで製造可能である。 仕切り要素をフィルタベルトとして構成することもできる。 フィルタベルトは、有利には機械の一端に設けられた備蓄ローラから巻き戻し可能であり、有利には機械の他端に設けられた収容ローラに巻き取り可能である。 この場合、フィルタベルトを一度だけ使用するかぎりにおいては、フィルタベルトを簡素な低コストの材料から構成することができる。 通常はフィルタベルトを往復動させる。 即ちフィルタベルトを備蓄ローラから巻き戻し、収容ローラによって巻き取った後、移動方向を逆転させて前回の備蓄ローラを今度は収容ローラとして使用する。 従って何度も使用可能である。

    【0010】本発明の有利な構成によれば、フィルタベルトは吊輪状の閉じたフィルタベルトとして構成される。 この場合、フィルタユニット全体はスピンドルの前方に配置される。

    【0011】フィルタベルトを吊輪状に構成すると、フィルタベルトがスピンドルを取り囲むようにすることもできる。

    【0012】さらに有利な構成は、フィルタベルトが吊輪状の閉じたフィルタベルトとして構成され、しかも機械の両端に配置される転向ローラを介して案内されることである。 この構成の場合、巻き戻し工程を行えば何度でも使用できる。 さらにこの種の仕切り要素の利点は、
    吊輪状のフィルタベルトを、回転部品を包囲するように配置できることである。

    【0013】仕切り要素が、回転部品に関して、機械外側のポジションに配置されているのが有利である。 このことは、スピンドルの回転軸線を含む仮想の面に平行な位置を仕切り要素が占めることを意味している。 その付加的な利点は、回転するスピンドルから離脱した繊維材が一つの機械から他の機械へ移るのを最小限に抑えることができる点である。 これは、機械ごとに違った材料を処理する場合に特に重要である。 ある機械で例えば綿糸を紡ぎ、隣の機械でポリエステル糸を紡ぐような場合、
    繊維材が一つの機械から他の機械へ移動して、例えば綿糸の中にポリエステル糸が紡がれるので、綿糸を染色するときに大きな問題になる。

    【0014】一方、仕切り要素を回転部品に関して機械内側のポジションに配置すること、或いは両側に配置してもよい。 このように配置すると、回転部品を設けた機械の汚染も少なくなるという別の利点が得られる。

    【0015】本発明の他の有利な構成によれば、列状に配置される複数個の回転部品が設けられている機械の場合には、これらの回転部品のそれぞれに一つの仕切り要素を付設するか、または回転部品の列に沿って延在させてもよい。

    【0016】特に、仕切り要素を再利用するためには、
    仕切り要素をクリーニングするクリーニング装置が設けられる。 クリーニング装置は、吸い込みノズルとして構成される。 複数個の吸い込みノズルを設けてもよい。 仕切り要素をクリーニングするためには、吸い込みノズルと仕切り要素とを相対運動させて、仕切り要素の全面をクリーニングすることが特に必要である。 このためには、仕切り要素が可動である場合には吸い込みノズルを位置固定して配置し、或いは仕切り要素が位置固定されている場合にはこれをクリーニングするために、走行可能または移動可能に配置される少なくとも一つの吸い込みノズルを使用する。

    【0017】仕切り要素がフェルト状または織物状の材料を有しているのが好ましい。 仕切り要素に、静電的充填装置を付設すると、繊維粒子を含んだ空気をクリーニングする上で一層効果的である。 なぜなら、静電引き付けにより粒子を仕切り要素に付着させたままにしておけるからである。

    【0018】

    【実施例】図1は、繊維機械を示している。 繊維機械は台架1を有している。 台架1は、ベルト伝動装置として構成された駆動装置を備えている。 台架1には、両側にそれぞれ一つずつスピンドルテーブル2が配置されている。 各スピンドルテーブル2には、回転部品として列状に配置されたスピンドル3が設けられている。 スピンドル3は垂直位置にあり、その際その自由端は上方へ向いている。 繊維機械が作動しているとき、スピンドル2は駆動装置からベルト伝動装置4を用いて回転せしめられる。 さらに台架1には、あらかじめ据え付けられている糸材料7を保持するための保持装置5が付設され、そして伸長装置8と糸供給装置9とが設けられている。

    【0019】列状に配置されているスピンドル3の長手方向に見て、図1の右側のスピンドル3の横には、機械内側のポジション22と、機械外側のポジション23とがある。 このことは、図1の左側のスピンドル3にたいしても適用される。 本発明によれば、各スピンドル列のスピンドル3には、仕切り要素10が付設されている。
    仕切り要素10は、スピンドル3の側方で鉛直位置にあり、より厳密には機械外側のポジション23にある。 仕切り要素10は、スピンドル3の回転軸線を通る仮想の面にたいして平行な面内にあるように構成されている。
    仕切り要素10は、図1では破線で示されている。 仕切り要素10は定置の仕切り壁を形成している。 仕切り要素10の鉛直方向のサイズはほぼスピンドル3の長さに相当している。 機械内側のポジション22の領域には仕切り要素10を設ける必要はない。 なぜなら、機械内側のポジション22の領域では、機械本体がスピンドル3
    のための遮蔽部を形成しているからである。 或いは、機械内側のポジション22の領域に仕切り要素10を1個設けてもよい(図示せず)。

    【0020】本発明によれば、仕切り要素10は、空気流を部分的に通過させ、しかしこの空気流にたいして強い緩衝作用を及ぼすように構成されている。 さらに仕切り要素10はエアフィルタとして作用する。 即ち、仕切り要素10を通過する空気流に含まれている粒子が濾過される。 この種の効果を得るため、仕切り要素10は織物材料またはフェルト材料を有しているのが好ましい。

    【0021】繊維機械の作動中にスピンドル3が高速で回転するため、いわゆるスピンドル風が発生する。 即ち、運動量を伴う空気流が発生する。 このスピンドル風は、それぞれの仕切り要素10によって強く緩衝せしめられ、その結果繊維機械からわずかな距離の地点では非常に低速な速度レベルしか存在しない。 同時に、既に述べたように、この絞り効果のほかにも、スピンドル風によって運ばれて来る繊維等の粒子がそれぞれの仕切り要素10によって濾過されるという効果も得られる。 即ちそれぞれの仕切り要素10は空気の改善を促し、これらの繊維が糸材料に達するのを防止する。 本発明による構成を、例えば複数の繊維機械が配置されている部屋に適用すると、繊維機械の運転中に、主流動方向に加算されるような強いスピンドル風は形成されず、作業者に悪い影響を与えないという効果が得られ、また室内に空調装置等が設置されている場合には、結果的に生じる空気流の強さは、室内の換気を阻害したり、或いは空調を不可能にさせるようなオーダーではない。 本発明にしたがって仕切り要素が設けられているので、スピンドル風または結果として生じる主流動は弱められて、生産はほとんど空気流動なしに、且つ設置されている空調装置を阻害することなく行うことができる。

    【0022】図2は、図1の側面図である。 図2からわかるように、それぞれ仕切り壁10'として構成された仕切り要素10は繊維機械の長手方向に延在しており、
    この場合機械外側のポジション23では、スピンドル3
    が側方から蔽われている。 仕切り壁10'の長さは、回転部品であるスピンドル3を有している領域では、繊維機械の長さにほぼ相当している。

    【0023】図3は、本発明による仕切り要素10の他の実施例を示している。 この仕切り要素10も、一列のスピンドル3を有している繊維機械に付設されている。
    図面を簡単にするため、繊維機械の詳細な構成は図3においても図4及び図5においても図示していない。 図3
    の実施例の場合、仕切り要素10のサイズに関しては図1と図2の実施例の場合と同様であるが、図3の実施例の場合、仕切り要素10は位置固定されておらず、可動である。 このため図3の仕切り要素10は、フィルタベルト11として構成されている。 フィルタベルト11
    は、備蓄ローラ12から巻き戻し可能であり、矢印13
    の方向へ搬送可能である。 フィルタベルト11はスピンドル3の側方を通過する。 その際、収容ローラ14への巻き取りが行われる。 この場合、フィルタベルト11は1個または複数個の吸い込みノズルによりクリーニングすることができる。

    【0024】上記の説明からわかるように、連続的に回転するベルトにより経済的な構成が得られる。 ベルトの回転方向は、備蓄ローラが作動してベルトが巻き戻されるときに切り替えられる。 その際ベルトは1個または複数個の定置の吸い込みノズルにより連続的にクリーニングされる。

    【0025】上記の構成は、選定可能なパラメータに基づいて、例えばある一定の時間が経過した後、ベルトをさらに巻き戻すことも可能である。

    【0026】図3の実施例の利点は、必要に応じて、スピンドル3に常時1個の仕切り要素10を無負荷状態で付設することができることである。 仕切り要素10が作動中に、濾過された粒子により閉塞すると、収容ローラ14を操作することにより製品はさらに搬送され、所望の形状のものが得られる。 このようにして、長時間の作動でもほぼ安定なパラメータを設定することができる。
    フィルタベルト11を完全に巻き戻した後にさらに使用したい場合には、フィルタベルト11に、図示していないクリーニング装置の吸い込みノズル18と19を付設してもよい。 吸い込みノズル18と19は、フィルタベルト11のスピンドル3を付設した側を吸い込む。 このためフィルタベルト11全体を巻き戻すことができる。
    その後クリーニングが行われる。 或いは、フィルタベルト11の、引き続き使用する部分を、(巻き戻し方向1
    3に応じて)対応する吸い込みノズル18または19を用いて作動させてもよい。 巻き戻し方向13は、完全に巻き戻した後、収容ローラ14から備蓄ローラ12のほうへ、そして備蓄ローラ12から収容ローラ14のほうへ行う。 即ちフィルタベルト11を再びホームポジションへ巻き戻すことができる。 図3の実施例の場合、もちろん2個の吸い込みノズル18と19ではなく、1個の吸い込みノズルだけを設けてもよい。

    【0027】図4は他の実施例を示す。 この実施例が図3の実施例と異なるのは、フィルタベルト11の長さが制限されているのではなく、フィルタベルトが吊り輪状の閉じたフィルタベルトとして構成されていることである。 この吊輪状のフィルタベルト15は、繊維機械の両端領域に配置される転向ローラ16と17に巻きつけられている。 これにより、前記実施例で説明した遮蔽機能が“無限作動”で得られる。 この実施例の特徴は、二重遮蔽が設けられていることである。 なぜなら、ベルトの往路側も復路側もそれぞれ独立に遮蔽機能をもたらすからである。 図3の実施例に対応して本実施例でも、クリーニング機能をもつ吸い込みノズル18と19を設けてもよい。

    【0028】最後に、図5に図示した仕切り要素10の実施例では、図4の実施例の場合と同様に、無端ベルトが設けられている(フィルタベルト15、転向ローラ1
    6と17)。 しかし、列状に配置されるスピンドル3
    は、吊輪状のフィルタベルト15の内部に設けられている。 これにより、スピンドル3の囲み遮蔽が得られる。
    スピンドル風によって運ばれる粒子の吸い込みを必要に応じて行うことができるように、これまで述べた実施例に対応して、1個の吸い込みノズルまたは2個の吸い込みノズル18,19を設けてもよい。

    【0029】本発明によれば、高速で回転するスピンドルが塵埃や繊維材料を室内または繊維機械と繊維機械の間の通路に吹き付けるのが阻止される。 この種の繊維機械の間の通路において強い乱気流状態にある流動は、本発明により著しく緩和される。 これにより、室内に空調装置が設置されていてもその効率が阻害されることはない。 本発明による仕切り要素のフィルタ材は、その空気透過率がスピンドル風の強度及び必要な分離効率に同調しているように選定される。

    【0030】本発明はもちろん繊維機械への適用に限定されているものではなく、回転する部品を有している機械であればどのような機械にも適用することができる。
    例えば巻き取り装置、撚糸機等に適用することができる。

    【0031】吸い込みノズルを備えた実施例に関しては、吸い込みノズルとフィルタ要素との間に相対運動を行わせる必要がある。 この種の実施例は、定置の吸い込みノズルと、移動するフィルタベルトとを有している。
    もちろん、1個または複数個の吸い込みノズルが可動に構成され、仕切り要素が定置のポジションを占めるようにしてもよい。 最後に、仕切り要素もフィルタノズルも移動するようにしてもよい。 吸い込みノズルが可動な場合には、吸い込みノズルを所定の経路に沿って移動させる適当な装置が設けられる。 この場合、仕切り要素の対応する面が吸い込まれる。

    【0032】

    【発明の効果】本発明によれば、回転部品によって生じる空気の運動は、機械の外側の領域において弱められる。 即ち仕切り要素が絞り作用をもっているので、例えば繊維機械の場合には、スピンドルから出るスピンドル風がかなり弱められる。 他方仕切り要素はエアフィルタとしての作用をも持っている。 即ち仕切り要素は空気を部分的に通過させるので、空気中に含まれている粒子、
    例えば繊維機械の場合には処理によって生じる繊維が濾過される。 機械が例えば空調装置またはその他の空気制御装置を付設した室内に設けられている場合には、前述の通り本発明による仕切り要素が絞り作用を持っているので、空気制御装置によって生じる空気流動が、回転部品によって生じる空気の運動によって強く影響を受けることはない。

    【図面の簡単な説明】

    【図1】本発明による仕切り要素を備えた繊維機械の端面図であり、図2の矢印I−I方向に見た図である。

    【図2】図1の繊維機械の側面図である。

    【図3】繊維機械のスピンドルの側方に配置された仕切り要素を示す平面図である。

    【図4】図3の実施例におけるフィルタベルトの変形例を示す平面図である。

    【図5】スピンドルを取り囲むように仕切り要素を配置した実施例の平面図である。

    【符号の説明】

    1 台架 2 スピンドルテーブル 3 スピンドル(回転部品) 10 仕切り要素 11,15 フィルタベルト 12 備蓄ローラ 14 収容ローラ 16,17 転向ローラ

    ───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl. 6識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 B01D 46/42 C 7446−4D

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