Front bottom roller cleaning device of a spinning machine

申请号 JP11988586 申请日 1986-05-23 公开(公告)号 JPH07100889B2 公开(公告)日 1995-11-01
申请人 金井 宏之; 发明人 晃一 上村; 勝美 松本;
摘要
权利要求 【特許請求の範囲】
  • 【請求項1】フロントボトムローラの軸方向に対向する矩形状突起を先端に有する弾性体シートを装着した帯状の本体の両側に、一端に軸受部を有する揺動アームを取着すると共に、該帯状の本体の略中央部に、帯状の本体に固着された長穴を有するブラケットと、合成樹脂製円板の外周部に設けた溝にゴム製タイヤを嵌め込んだカムローラから構成され、上記ブラケットの長穴に上記カムローラを位置調整可能でかつ偏芯して設けてなる往復運動機構を取り付け、更に上記揺動アームの軸受部に精紡機のローラスタンドに固定する揺動ピンをねじりばねを介して取り付けてなることを特徴とする精紡機のフロントボトムローラ清掃装置。
  • 说明书全文

    【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は精紡機のフロントボトムローラに付着する長.
    短繊維、綿塵、油剤等の付着物を自動的に除去することを目的とするフロントボトムローラの清掃方法及びその装置に関するものである。

    従来技術及びその問題点 従来、精紡機のドラフトローラ、特にフロントボトムローラ(以下ローラと称す)には、ハネデュー、油剤等の付着が激しく、長. 短繊維の巻付きの原因となつている。 更にこれが、糸毛羽の発生や糸切れの誘発等糸品質、操業上の問題を惹起し、巻付き、付着物の除去のための掃除工数が増加するなど保全上の問題が発生するなど種々の問題がある。

    特に、ウールのように繊維表面にスケールを持つ繊維を紡出する場合、脱落したスケールと油剤が集積し、第5
    図に示すようにボトムエプロン1とローラ2とコレクター3との接点に舌状の集積物4となつて垂れ下つてくる。 この大きさは、数日で巾20〜30mm、長さ20〜30mm、
    厚さ10mmにも達し、除去しなければ自然に脱落したとき、紡出中の糸に巻き込まれて糸切れの原因となり、また撚り込まれた場合には、種々の糸品質を低下させる原因となる。 そこで、かゝる問題を解消するため従来種々の装置が提案されている。 例えば、実開昭49−88016公開公報、実開昭54−48132公開公報、実開昭53−10928公開公報等がある。 しかし、従来の装置は単に平板状弾性体の先端がローラ表面の一点で圧接又は往復動しているのみであり、ローラそのものに付着する付着物の除去にある程度の効果を発揮するが、完全に除去することは困難であり、又、舌状のかたまりとなつて垂れ下つてくる付着物の除去には効果がない。

    問題点を解決するための手段 本発明は、上記従来の問題点を解消するものであり、先端にローラの軸方向に対向する鉤状突起を有する弾性体シートを装着した帯状の本体の両側に精紡機のローラスタンドに固定する揺動ピンをねじりばねを介して一端に組付けた揺動アームを固着して、上記本体の略中央部に取付けた、往復運動発生機構により、揺動ピンを中心とする揺動運動を弾性体シートに行なわせ、上記弾性体シートの鉤状突起をローラ表面の所要範囲に亘つて間欠的に往復打叩させることにより、ローラと対向する突起による引つかき打叩作用により付着物のみならず、舌状の集積物を確実に、かつ自動的に除去するように構成して、問題点を解消したものである。

    実施例 以下本発明の一実施例を図面に基づいて説明する。

    第1図. 第2図および第3図は本発明の一実施例を示す精紡機のフロントボトムローラ清掃装置の分解組立図、
    組立斜視図および部分側面図である。

    図面に示すように5は弾性体シートであり、合成ゴムたとえばネオプレンゴムで造つた厚さ約2mm、硬度約60°
    のゴム板からなる。 この弾性体シート5の先端には約2m
    mの突起6が設けられている。 該突起は弾性体シート形成時に一体的に設けてもよく、また別個に弾性体を固着して設けてもよい。 この弾性体シート5は帯状の本体7とプレート8との間に、複数のクリップ9によつて挟持され、本体7から所要長例えば約20mm突出させている。 本体7の両端には、帯鋼で形成された揺動アーム1
    0,10が固着され、この揺動アーム10は一端に軸穴11を穿設し、他端の本体に近い位置で90°にねじられ、ねじり曲げ部分12の前後にボルト穴13,14が設けられ、該ボルト穴13,14には、頭が山形の位置決めねじ15,16を夫々挿入し、ナット17,18にて固着する。

    また、上記本体7のほぼ中央部には、往復運動機構19が設けられている。 上記往復運動機構は長穴20を有するブラケット21を本体7に固着し、該ブラケット21にはカムローラ22がシャフト23、皿ばね座金24、スラスト座金2
    5、ライナー26、平座金27,28、ナット29により取付けられている。 上記カムローラ22は、合成樹脂製(例えばナイロン、ポリアセタール、高密度ポリエチレン等)の円板が用いられ、外周部の円周方向に設けた溝にはゴム製のタイヤ30が嵌め込まれている。 また、このカムローラ
    22には、シャフト貫通穴31が適宜偏芯(例えば約6mm)
    して設けられ、往復運動機構を構成している。

    また、前記揺動アーム10の先端に設けた軸受穴11には、
    ねじりばね32,33を各々挿入した揺動ピン34,35を挿入し、ねじりばねのアーム36,37の各屈曲部38,39は揺動アーム10,10の下面に引掛けられて、第3図に示す精紡機のフロントボトムローラ清掃装置を構成する。 ところで、上記揺動ピン34,35は、ローラスタンド40に取付けるための長穴を設けたブラケット41,42に固着されている。

    次に第4図は、上記清掃装置を精紡機に取付けた作動状態を示す側面図である。 第2図にも示すようにブラケット41,42はローラスタンド40にねじ止め固定する。 ねじりばね32,33の一方のアーム43,44はねじりばねのコイルを締める方向にねじられ、その屈曲部45,46をローラスタンド40に掛止することによつて装着する。

    ところで、ブラケット41,42を取付けるローラスタンドの取付面47は、通常鋳放し面の場合が殆んどであり、そのため、揺動ピン34,35はローラ48と平行度を得られないことが多く、弾性体シート5のローラ48と当接する突起6の端面49もローラ48と均一に当接しないことが多い。 この場合、位置決めねじ15のナット17を適宜締め込むと、揺動アーム10が撓んで、弾性シート5の端面49とローラ48との平行度が確保される。

    また、長さ420mmの本体7は、間隔422mmの隣り合うローラスタンド間に装着するが、揺動アーム10と本体7との直角度等が狂うと本体7の何れかの側端部はローラスタンド40に接触することになる。 この場合も、位置決めねじ17のナット18を適宜締め込むことにより、ローラスタンド40と本体7の両側端部との間隙を均等に保つことができる。

    次いで、カムローラ22をミドルボトムローラ50に当接せしめる。 カムローラ22の位置を前後に移動させて、上方に上つたとき、弾性体シート5がエプロン51に当らないように、また下つたときには、弾性体シート5がローラ
    48から完全に離れるように、カムローラ22の位置を調節する。

    また、ブラケット41,42を前後に移動させて、弾性体シート5の突起6が装置の上下往復運動の間に、ローラ48
    と平行で、かつ均一に当接するよう、ブラケットの位置を調整する。

    また、上方に上つたとき、弾性体シート5の突起6が、
    完全にローラ48から離れるようにも調整する。

    (作用) 本発明は上記の如く構成されているため、精紡機の運転に伴つてミドルボトムローラ50が回転すると、それにねじりばね32,33ので押付けられているカムローラ22は伴回りで回転する。 カムローラの回転中心は偏芯しているので、本体7は揺動ピン34,35を中心として上下に往復運動することになる。 従つて、弾性体シート5の突起6は、間欠的にローラ48に当接することになり、ローラ
    48に付着する長. 短繊維等の付着物は、弾性体シート5
    の鉤状突起6で効果的にこそげ落されて、ローラ48は常時清浄な状態を保つことができる。

    それと同時に、コレクターのところに集積してくる舌状の集積物も、ある程度大きく成長してくると、突起6が上に上つたときに引掛けられ、突起が下るに従つて、突起6とローラ48とに挾まれるごとくなり、更に突起6が下ると、ついには、コレクターのところから引離されて弾性体シート5の反対側に反転する。 次いでニューマブローの作用により、吹き飛ばされて、後方に落下することになる。

    (発明の効果) 本発明は上記のように弾性体シートの先端に矩形状突起を有しているため、ローラ48に付着する長・短繊維、ハネデュー等の付着物は、上記矩形状突起6で確実かつ効果的にこそげ落され、ローラ48は常時清浄な状態を保つことができる。

    また、コレクター部分のところにたまる舌状の集積物も効果的に除去できる。

    さらに、カムローラ22の回転中心は偏芯しているので、
    本体7は揺動ピストンを中心として上下に往復運動するが、カムローラは円板状であるため、滑らかな往復運動をし、しかも表面にゴム製タイヤを設けているので、ミドルボトムローラ50を傷付けないものである。

    このように、本発明は、紡出品質の向上、省力化等に大きな効果を発揮するものである。

    【図面の簡単な説明】

    第1図は本発明の一実施例を示す精紡機のフロントボトムローラ清掃装置の分解組立斜視図、第2図は同組立斜視図、第3図は同弾性体シート、本体の部分側面図、第4図は同精紡機に取付けた作動状態を示す側面図、第5
    図は従来例を示す精紡機のドラフトパートの側面図である。 1…エプロン、2…コレクター、3…フロントボトムローラ、4…舌状の集積物5…弾性体シート、6…突起、
    7…本体、8…プレート、9…クリップ、10…揺動アーム、11…軸穴、12…ねじり部、13,14…ボルト穴、15,16
    …位置決めねじ、17,18…ナット、19…往復運動機構、2
    0…長穴、21…ブラケット、22…カムローラ、23…シャフト、24…皿ばね座金、25,27…スラスト座金、26…ライナ、28…平座金、29…ナット、30…タイヤ、31…穴、
    32,33…ねじりばね、34,35…揺動ピン、36,37,43,44…
    アーム、38,39,45,46…屈曲部、40…ローラスタンド、4
    1,42…ブラケット、47…取付面、48…フロントボトムローラ、49…弾性体のシートの突起部の端面、50…ミドルボトムローラ、51…エプロン。

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