Foldable bathtub

申请号 JP2013534150 申请日 2011-03-11 公开(公告)号 JP2013540023A 公开(公告)日 2013-10-31
申请人 嘉▲嬰▼宝有限公司; 发明人 国林 ▲揚▼;
摘要 A foldable bath tub includes a bottom board (100), a panel (200) and a foldable circular basin wall (300) connected between the bottom board (100) and the panel (200). The bottom board (100) and the panel (200) are both formed by one-shot injection molding and the circular basin wall (300) is formed by two-shot injection molding.
权利要求
  • 底面と、上端枠と、底面と上端枠を連結する折り畳み可能な環状壁部と、を含む折り畳み可能な浴槽において、
    前記底面と前記上端枠は、プラスチックによる射出成型により形成されるものであり、前記環状壁部は、熱可塑性弾性材料による射出成型により形成されるものである、ことを特徴とする折り畳み可能な浴槽。
  • 前記環状壁部には、当該環状壁部を底面に向って折り畳むための前記底面に平行な複数の環状折り畳み線が形成されている、ことを特徴とする請求項1に記載の折り畳み可能な浴槽。
  • 前記底面は、平板部分と、前記平板部分から上側へ延びて前記環状壁部と連結する下側連結用壁とを含む、ことを特徴とする請求項2に記載の折り畳み可能な浴槽。
  • 前記下側連結用壁の上端部には、前記下側連結用壁の周面に沿って一周する成型用凹部が形成されており、射出成型により環状壁部を成型する時、前記熱可塑性弾性材料が前記成型用凹部内まで注入される、ことを特徴とする請求項3に記載の折り畳み可能な浴槽。
  • 前記成型用凹部には、複数の貫通穴が形成されており、射出成型により前記環状壁部を成型する時、前記熱可塑性弾性材料が前記貫通穴まで注入される、ことを特徴とする請求項4に記載の折り畳み可能な浴槽。
  • 前記底面には、排水口が形成されており、前記折り畳み可能な浴槽は、前記排水口に嵌挿するゴム栓も含む、ことを特徴とする請求項2に記載の折り畳み可能な浴槽。
  • 前記上端枠は、辺縁部と、前記辺縁部から下側へ延びて前記環状壁部と連結する上側連結用壁とを具備する、ことを特徴とする請求項2に記載の折り畳み可能な浴槽。
  • 前記上側連結用壁の下端部には、前記上側連結用壁の周面に沿って一周する成型用凹部が形成されており、射出成型により前記環状壁部を成型する時、前記熱可塑性弾性材料が前記成型用凹部内まで注入される、ことを特徴とする請求項6に記載の折り畳み可能な浴槽。
  • 前記成型用凹部には、複数の貫通穴が形成されており、射出成型により前記環状壁部を成型する時、前記熱可塑性弾性材料が前記貫通穴まで注入さる、ことを特徴とする請求項7に記載の折り畳み可能な浴槽。
  • 前記辺縁部には、フック部が形成されており、射出成型により前記環状壁部を成型する時、前記フック部の内周面に熱可塑性弾性材料層を形成する、ことを特徴とする請求項7に記載の折り畳み可能な浴槽。
  • 前記辺縁部の両側には、取っ手が形成されており、前記取っ手は、突出した補強構造と辺縁部に沿って形成される成型用凹部とを具備し、且つ射出成型により前記環状壁部を成型する時、前記熱可塑性弾性材が前記成型用凹部内まで注入される、ことを特徴とする請求項7に記載の折り畳み可能な浴槽。
  • 前記辺縁部の上表面には、図案状凹部が凹設されており、且つ前記図案状凹部の内に貫通穴が形成されているので、射出成型により前記環状壁部を成型する時、前記熱可塑性弾性材が前記貫通穴を通して前記図案状凹部まで注入される、ことを特徴とする請求項7に記載の折り畳み可能な浴槽。
  • 前記辺縁部の上には品物を置くための収納部が形成されている、ことを特徴とする請求項7に記載の折り畳み可能な浴槽。
  • 前記折り畳み可能な浴槽は、前記上端枠と前記底面との間に設けられている着脱可能な複数の支持棒をさらに含み、
    前記複数の支持棒は、前記環状壁部の外側に設けられており、且つ、前記折り畳み可能な浴槽を展開する際、前記複数の支持棒が前記上端枠と前記底面との間に支持され、前記折り畳み可能な浴槽を折り畳む際、前記複数の支持棒が前記底面の下側に収納される、ことを特徴とする請求項2に記載の折り畳み可能な浴槽。
  • 前記折り畳み可能な浴槽には、各々の支持棒の端部が球形に形成される支持棒が4本設けられており、
    前記上端枠の下側には、前記支持棒の第一端を収納する上側中空部と前記支持棒が回転するように前記上側中空部を切り欠いて形成した切欠部とを含む上側関節部が4個装着されており、
    前記底面の対応する位置には、前記支持棒の第二端を収納する下側中空部を含む下側関節部が4個装着されており、前記下側中空部の上端部には、外力により支持棒を着脱することができる係合部が形成されており、
    前記支持棒の第一端は、前記上側中空部の内に係合されており、前記支持棒の第二端は、前記折り畳み可能な浴槽を展開する際には前記下側中空部が係合されるが、前記折り畳み可能な浴槽を折り畳む際には前記下側中空部から脱出する、ことを特徴とする請求項14に記載の折り畳み可能な浴槽。
  • 前記ゴム栓の表面には、温度の変化により色が変わる温度表示層が形成されている、ことを特徴とする請求項6に記載の折り畳み可能な浴槽。
  • 前記折り畳み可能な浴槽は、前記辺縁部の下側に対称に設けられている2つの折り畳み型支持部をさらに含み、
    前記折り畳み可能な浴槽を展開する際には、前記支持部が展開されて前記辺縁部を支持し、前記折り畳み可能な浴槽を折り畳む際には、前記支持部が前記辺縁部の下側に収納される、ことを特徴とする請求項2に記載の折り畳み可能な浴槽。
  • 前記支持部は、2つの脚部と、2つの脚部の間に連結されている連結杆と、各々の脚部の上端に回転可能に連結されている2つのヒンジ部品と、を含み、前記ヒンジ部品は、前記上端枠の下側に固定されている、ことを特徴とする請求項17に記載の折り畳み可能な浴槽。
  • 前記脚部の上端には弾性ロック部が形成されており、前記ヒンジ部品には、前記弾性ロック部と係合する鉤部が形成されており、前記支持部を展開する際、前記弾性ロック部が前記鉤部に係合される、ことを特徴とする請求項18に記載の折り畳み可能な浴槽。
  • 前記ヒンジ部品には、U字形の当接部が形成されており、前記支持部を展開する際には、前記脚部が前記U字形の当接部の底面に当接される、ことを特徴とする請求項18に記載の折り畳み可能な浴槽。
  • 说明书全文

    本願は、浴槽に関し、特に折り畳み可能な浴槽に関する。

    一般の家族において、特に子供がいる家族において、浴槽はなくてはならない物である。 浴室にある一般の浴槽は、子供においては少し大きい。 このような浴槽は、体積が大きく、スペースを多く占用するため、使っていない浴槽を置くための場所を探し出さなければならない。 このような問題を解決するため、折り畳み可能な浴槽を発明した。 従来の折り畳み可能な浴槽は、折り畳み可能なフレームと、柔軟な材料から構成される浴槽壁部と、を含み、折り畳み可能なフレームにより浴槽壁部を展開する。 しかし、従来の折り畳み可能な浴槽は、部品が多く、展開と折り畳みの操作が不便であるという欠点を有している。 且つ、浴槽の展開と折り畳みを繰り返す場合、浴槽の折り畳み部位に破損と漏れが容易に発生する。

    本発明が解決しようとする課題は、部品が多く、展開と折り畳みの操作が不便である従来の折り畳み可能な浴槽の問題点を解決するため、部品が少なく、展開と折り畳みの操作が利便である折り畳み可能な浴槽を提供することにある。

    前述した課題を解決するため、本発明において、底面と、上端枠と、底面と上端枠を連結する折り畳み可能な環状壁部と、を含む折り畳み可能な浴槽を提供する。 前記底面と前記上端枠は、プラスチックによる射出成型により形成されるものであり、前記環状壁部は、熱可塑性弾性材料による射出成型により形成されるものである。

    本発明の前記折り畳み可能な浴槽において、前記環状壁部には環状壁部を底面に向って折り畳むための前記底面に平行な複数の環状折り畳み線が形成されている。

    本発明の前記折り畳み可能な浴槽において、前記底面は、平板部分と、前記平板部分から上側へ延びて前記環状壁部と連結する下側連結用壁と、を含む。

    本発明の前記折り畳み可能な浴槽において、前記下側連結用壁の上端部には、前記下側連結用壁の周面に沿って一周する成型用凹部が形成されている。 射出成型により環状壁部を成型する時、前記熱可塑性弾性材料が前記成型用凹部内まで注入される。

    本発明の前記折り畳み可能な浴槽において、前記成型用凹部には、複数の貫通穴が形成されており、射出成型により前記環状壁部を成型する時、前記熱可塑性弾性材料が前記貫通穴まで注入される。

    本発明の前記折り畳み可能な浴槽において、前記底面には排水口が形成されている。 前記折り畳み可能な浴槽は、前記排水口に嵌挿するゴム栓も含む。

    本発明の前記折り畳み可能な浴槽において、前記上端枠は、辺縁部と、前記辺縁部から下側へ延びて前記環状壁部と連結する上側連結用壁と、を具備する。

    本発明の前記折り畳み可能な浴槽において、前記上側連結用壁の下端部には、前記上側連結用壁の周面に沿って一周する成型用凹部が形成されている。 射出成型により前記環状壁部を成型する時、前記熱可塑性弾性材料が前記成型用凹部内まで注入される。

    本発明の前記折り畳み可能な浴槽において、前記成型用凹部には、複数の貫通穴が形成されている。 射出成型により前記環状壁部を成型する時、前記熱可塑性弾性材料が前記貫通穴まで注入さる。

    本発明の前記折り畳み可能な浴槽において、前記辺縁部には、フック部が形成されている。 射出成型により前記環状壁部を成型する時、前記フック部の内周面に熱可塑性弾性材料層を形成する。

    本発明の前記折り畳み可能な浴槽において、前記辺縁部の両側には、取っ手が形成されている。 前記取っ手は、突出した補強構造と、辺縁部に沿って形成される成型用凹部と、を具備する。 射出成型により前記環状壁部を成型する時、前記熱可塑性弾性材が前記成型用凹部内まで注入される。

    本発明の前記折り畳み可能な浴槽において、前記辺縁部の上表面には、図案状凹部が凹設されており、且つ前記図案状凹部の内に貫通穴が形成されているので、射出成型により前記環状壁部を成型する時、前記熱可塑性弾性材が前記貫通穴を通して前記図案状凹部まで注入される。

    本発明の前記折り畳み可能な浴槽において、前記辺縁部の上には品物を置くための収納部が形成されている。

    本発明の前記折り畳み可能な浴槽において、前記折り畳み可能な浴槽は、前記上端枠と前記底面との間に設けられている着脱可能な複数の支持棒をさらに含む。 前記複数の支持棒は、前記環状壁部の外側に設けられている。 前記折り畳み可能な浴槽を展開する時、前記複数の支持棒が前記上端枠と前記底面との間に支持され、前記折り畳み可能な浴槽を折り畳む時、前記複数の支持棒が前記底面の下側に収納される。

    本発明の前記折り畳み可能な浴槽には、前記支持棒が4本設けられており、各々の支持棒の端部が球形に形成されている。 前記上端枠の下側には、上側関節部が4個装着されている。 前記上側関節部は、前記支持棒の第一端を収納する上側中空部と、前記支持棒が回転するように前記上側中空部を切り欠いて形成した切欠部と、を含む。 前記底面の対応する位置には、下側関節部が4個装着されている。 前記下側関節部は、前記支持棒の第二端を収納する下側中空部を含む。 前記下側中空部の上端部には、外により支持棒を着脱することができる係合部が形成されている。 前記支持棒の第一端は、前記上側中空部の内に係合されている。 前記支持棒の第二端は、前記折り畳み可能な浴槽を展開する際には前記下側中空部が係合されるが、前記折り畳み可能な浴槽を折り畳む際には前記下側中空部から脱出する。

    本発明の前記折り畳み可能な浴槽において、前記ゴム栓の表面には、温度の変化により色が変わる温度表示層が形成されている。

    本発明の前記折り畳み可能な浴槽において、前記折り畳み可能な浴槽は、前記辺縁部の下側に対称に設けられている2つの折り畳み型支持部をさらに含む。 前記折り畳み可能な浴槽を展開する際には、前記支持部が展開されて前記辺縁部を支持し、前記折り畳み可能な浴槽を折り畳む際には、前記支持部が前記辺縁部の下側に収納される。

    本発明の前記折り畳み可能な浴槽において、前記支持部は、2つの脚部と、2つの脚部の間に連結されている連結杆と、各々の脚部の上端に回転可能に連結されている2つのヒンジ部品と、を含む。 前記ヒンジ部品は、前記上端枠の下側に固定されている。

    本発明の前記折り畳み可能な浴槽において、前記脚部の上端には、弾性ロック部が形成されている。 前記ヒンジ部品には、前記弾性ロック部と係合する鉤部が形成されている。 前記支持部を展開する際、前記弾性ロック部が前記鉤部に係合される。

    本発明の前記折り畳み可能な浴槽において、前記ヒンジ部品には、U字形の当接部が形成されており、前記支持部を展開する際には、前記脚部が前記U字形の当接部の底面に当接される。

    本発明の実施例に係る折り畳み可能な浴槽は、以下のような発明の効果を奏することができる。 本発明の折り畳み可能な浴槽は、プラスチックによる射出成型と熱可塑性弾性材料を採用した射出成型とにより成型することができる。 本発明の折り畳み可能な浴槽は、構造が簡単である利点と、展開と折り畳みを容易に行うことができる利点と、占用するスペースが少ない利点と、容易に携帯することができる利点などを有しているので、一般の家庭用と旅行に応用することができる。

    本発明の最良の実施例に係る折り畳み可能な浴槽を示す斜視図である。

    本発明の最良の実施例に係る折り畳み可能な浴槽を示す断面図である。

    図2のA部分を示す拡大図である。

    本発明の最良の実施例に係る折り畳み可能な浴槽を示す断面図である。

    本発明の最良の実施例に係る折り畳み可能な浴槽の折り畳み状態を示す表面図である。

    本発明の最良の実施例に係る折り畳み可能な浴槽の折り畳みの流れを示す図である。

    本発明の最良の実施例に係る折り畳み可能な浴槽の展開の流れを示す図である。

    本発明の第二実施例に係る折り畳み可能な浴槽の展開状態を示す斜視図である。

    本発明の第二実施例に係る折り畳み可能な浴槽を示す分解斜視図である。

    本発明の第二実施例に係る折り畳み可能な浴槽の上側関節部を示す斜視図である。

    本発明の第二実施例に係る折り畳み可能な浴槽の下側関節部を示す斜視図である。

    本発明の第二実施例に係る折り畳み可能な浴槽の折り畳み状態を示す斜視図である。

    本発明の第三実施例に係る折り畳み可能な浴槽の展開状態を示す斜視図である。

    本発明の第三実施例に係る折り畳み可能な浴槽の折り畳み状態を示す図である。

    本発明の第三実施例に係る折り畳み可能な浴槽の前部支持部を示す図である。

    本発明の第三実施例に係る折り畳み可能な浴槽の前部支持部を示す図である。

    本発明の第三実施例に係る折り畳み可能な浴槽の後部支持部を示す図である。

    本発明の第三実施例に係る折り畳み可能な浴槽の後部支持部を示す図である。

    本発明の第三実施例に係る折り畳み可能な浴槽の前部ヒンジ部品を示す図である。

    本発明の第三実施例に係る折り畳み可能な浴槽の前部ヒンジ部品を示す図である。

    本発明の第三実施例に係る折り畳み可能な浴槽の前部ヒンジ部品を示す図である。

    本発明の第三実施例に係る折り畳み可能な浴槽の前部ヒンジ部品を示す図である。

    本発明の第三実施例に係る折り畳み可能な浴槽の後部ヒンジ部品を示す図である。

    本発明の第三実施例に係る折り畳み可能な浴槽の後部ヒンジ部品を示す図である。

    本発明の第三実施例に係る折り畳み可能な浴槽の後部ヒンジ部品を示す図である。

    本発明の第三実施例に係る折り畳み可能な浴槽の後部ヒンジ部品を示す図である。

    本発明の技術的特徴、発明の目的、発明の効果をより詳しく示すため、以下、図面を参照しながら本発明の具体的な実施例について詳しく説明する。

    図1〜図5は、本発明の最良の実施例に係る折り畳み可能な浴槽を示す図である。 本実施例の折り畳み可能な浴槽は、底面100と、上端枠200と、底面100と上端枠200とを連結する折り畳み可能な環状壁部300と、を含む。 底面100と上端枠200は、プラスチックを材料とする一回目の射出成型により形成されるものである。 例えば、ポリプロピレン(Polypropylene、PPと略称)を材料とする一回目の射出成型により形成する。 射出成型して得た底面100と上端枠200を再度金型の中に入れた後、二回目の射出成型により環状壁部300を形成する。 例えば、熱可塑性エラストマ(Thermoplastic Elastomr、TPEと略称)を材料とする二回目の射出成型により環状壁部300を形成する。 前記TPE材料は、ゴムのような高弾性・高強度・高弾性復元力を有している特徴と、射出成型が可能である特徴と、無毒で安全である特徴と、硬度の範囲が広い特徴と、着色性・触感・耐環境性・耐疲労性・耐温度性・加工性がよい特徴と、加硫工程が必要でない特徴と、二回目の射出成型が可能である特徴と、PP、PE、PC、PS、ABSなどからなる構造部品と接着することができる特徴、などのような特徴を有している。 熱可塑性弾性材料を材料とする二回目の射出成型により環状壁部300を形成する際、一回目の射出成型により形成された底面100と上端枠200が一体に連結される。 環状壁部300には、底面100に平行し、且つ環状壁部300を底面に向って折り畳むための複数の環状折り畳み線301が形成されている。

    本実施例において、底面100と環状壁部300を確実に連結させるため、底面100が平板部分110と平板部分110から上側へ延びて環状壁部300と連結する下側連結用壁120とを含むようにする。 下側連結用壁120の上端部121には、下側連結用壁120の周面に沿って一周する成型用凹部が形成されている。 熱可塑性弾性材料を材料とする二回目の射出成型により環状壁部300を成型する時、熱可塑性弾性材料が成型用凹部内まで注入するようにして、環状壁部300と底面100との間の結合強度を向上させることができる。 即ち、前記成型用凹部は、下側連結用壁120の上端部121に凹設されている凹部であり、熱可塑性弾性材料とする二回目の射出成型により環状壁部300を成型する時、前記凹部により環状壁部300と下側連結用壁120との間の結合面積を増加させて、両者が確実に結合するようにすることができる。 且つ、成型用凹部に複数の貫通穴をさらに形成して、二回目の射出成型により環状壁部300を成型する時、熱可塑性弾性材料が前記貫通穴まで流入するようにして、環状壁部300と底面100との間の結合をさらに向上させることができる。 底面100の平板部分110には、排水するための排水口111が形成されている。 折り畳み可能な浴槽は、排水口111に嵌挿するゴム栓112をさらに含む。 フレキシブルな鎖を通してゴム栓112を底面100の平板部分110に連繋することができるが、連繋しなくてもよい。 水温を表示して使用者が水温を速めに判断するように、温度の変化により色が変わる材料から構成される温度表示層を底面100或いはゴム栓112の表面に形成することができる。 例えば、温度が摂氏37度を超えると温度表示層が変色するように設定して、使用者が温度表示層の色からすぐに水温を判断するようにすることができる。

    本実施例において、上端枠200と環状壁部300を確実に結合させるため、上端枠200が辺縁部210と、辺縁部210から下側へ延びて環状壁部300と繋がる上側連結用壁220と、を含むようにする。 上側連結用壁220の下端部221には、上側連結用壁220の周面に沿って一周する成型用凹部が形成されている。 二回目の射出成型により環状壁部300を成型する時、熱可塑性弾性材料が成型用凹部内まで注入するようにして、環状壁部300と上端枠200との間の結合強度を向上させることができる。 即ち、前記成型用凹部は、上側連結用壁220の下端部221に凹設されている凹部である。 熱可塑性弾性材料を二回目の射出成型により環状壁部300を成型する時、この凹部により前記凹部により環状壁部300と上側連結用壁220との間の結合面積を増加させて、両者が確実に結合するようにすることができる。 且つ、成型用凹部に複数の貫通穴をさらに形成して、二回目の射出成型により環状壁部300を成型する時、熱可塑性弾性材料が前記貫通穴まで流入するようにして、環状壁部300と底面100との間の結合強度をさらに向上させることができる。

    本実施例において、使用しない時の浴槽を片付けるため、辺縁部210にフック部211を形成することができる。 且つ、二回目の射出成型により環状壁部300を成型する時、フック部211の内周面に熱可塑性弾性材料層をさらに形成して、フック部211とフック棒との間の摩擦力を向上させることができる。 例えば、浴室に設けられるフック棒とフック部211との間の摩擦力を向上させて、フック部211がフック棒の上で勝手に滑らないようにすることができる。

    本実施例において、辺縁部210の両側には、浴槽の利便性を向上させるための取っ手213、214が形成されている。 取っ手213、214は、取っ手の周辺の強度を向上させるために凸設する補強構造を具備する。 取っ手213、214の触感を向上させるため、辺縁部210に沿う成型用凹部を形成し、且つ二回目の射出成型により環状壁部300を成型する時、熱可塑性弾性材が成型用凹部内まで注入するようにして、触感を向上させるための熱可塑性弾性材料層をさらに形成することができる。

    本実施例において、辺縁部210の上表面には図案状凹部215が凹設されている。 且つ、図案状凹部215の内に貫通穴が形成されているので、二回目の射出成型により環状壁部300を成型する時、この貫通穴を通して熱可塑性弾性材が図案状凹部215まで注入されることができる。 上端枠の色と異なる熱可塑性弾性材料を使う場合、図案状凹部により辺縁部の上表面にカラー図案を形成することができる。 前記図案は、装飾用図案或いは標識用図案であることができる。 例えば、商標或いは取り扱い説明を示す図案であることができる。 辺縁部210の上には、浴槽用品、例えば石鹸、タオルなどを置くための収納部216がさらに形成されている。

    本実施例の浴槽の断面形状が略運動場形状になっているが、このような形状に限定されるものではない。 例えば、円形或いは他の形状にしてもよい。 環状壁部300の色として、カラー或いは透明な無色にすることができる。

    図6は、本発明の折り畳み可能な浴槽を折り畳む方法を示す図である。 展開された浴槽を地面に置いた後、辺縁部210の取っ手213、214を下側へ押すと、環状壁部300が環状折り畳み線301に沿って折り畳まれ、折り畳み可能な浴槽が折り畳み状態になる。 これにより、浴槽が占用するスペースを減らすことができる。 図7は、折り畳まれた本発明の浴槽を展開する方法を示す図である。 浴槽の底面100を押したまま、辺縁部210の取っ手213、214を上側へ引くと、環状壁部300が環状折り畳み線301に沿って展開されるので、折り畳み可能な浴槽が展開状態になる。 浴槽を展開し、底面100の排水口111を詰めると、浴槽を使うことができる。

    図8、図9及び図12は、本発明の第二実施例に係る折り畳み可能な浴槽を示す図である。 本実施例は、第一実施例の折り畳み可能な浴槽に基づく改良例である。 本実施例においては、展開された折り畳み可能な浴槽の強度を向上させるとともに、使用している展開状態の折り畳み可能な浴槽が外力により折り畳まれることを防ぐため、上端枠200と底面100との間に着脱可能な複数の支持棒410を設ける。 複数の支持棒410は、環状壁部300の外側に設けられている。 折り畳み可能な浴槽を展開する場合、複数の支持棒410が上端枠200と底面100との間に支持されるので、浴槽の強度を向上させるとともに、使用している浴槽が折り畳まれることを防ぐことができる。 また、折り畳み可能な浴槽を折り畳む場合、複数の支持棒410が底面100の下側に収納されるので、スペースを節約することができる。

    図10と図11を参照すると、第二実施例の折り畳み可能な浴槽は、浴槽の両側に2つずつ設けられる4つの支持棒410を含む。 各々の支持棒410の端部は、球形に形成されている。 上端枠200の下側には、プラスチック製である4つの上側関節部420が装着されている。 上側関節部420は、支持棒410の第一端411を収納する上側中空部421と、支持棒410が回転できるように上側中空部421を切り欠いて形成した切欠部422と、を含む。 底面100の対応する位置には、同様にプラスチック製である4つの下側関節部430が装着されている。 下側関節部430は、支持棒410の第二端412を収納する下側中空部431を含む。 下側中空部431の上端部には、外力により支持棒410を着脱することができる係合部432が形成されている。 本実施例の4つの係合部432は、別々に支持棒410の第二端412を固定する。 上側中空部421に切欠部422が形成され、且つ支持棒410の端部が球形であるので、上側中空部421内に係合されている支持棒410が上端枠200に相対して回転することができる。 浴槽を展開する時、支持棒410が上端枠200に相対して回転し、支持棒410の第二端412が上端枠200から底面100へ動く。 この場合、下側関節部430の下側中空部431の上端部に形成される係合部432が支持棒410の第二端412を支持するよう第二端412を下側中空部431に係合させて、浴槽の強度を向上させることができる。 浴槽を折り畳む時、下側中空部431から支持棒410の第二端412を抜いた後、支持棒410が辺縁部210の下側に収納されるように支持棒410を回転する。 これにより、図12に示す折り畳み状態になる。

    第二実施例の上側関節部420と下側関節部430は、いずれもプラスチック部品であり、別々にネジにより上端枠200或いは底面100に装着されている。 しかし、他の実施例において、底面100の下側に形成されるU字形の係合部により装着する方法を採用してもよい。 本実施例の他の構造は、第一実施例の構造に類似しているので、ここでは再度説明しない。

    図13及び図14は、本発明の第三実施例に係る折り畳み可能な浴槽を示す図である。 本実施例は、第一実施例の折り畳み可能な浴槽に基づく改良例である。 本実施例は、折り畳み可能な浴槽の展開状態の強度を向上させるとともに、展開して使用している浴槽が外力により折り畳まれることを防ぐことを目的とする。 本実施例の折り畳み可能な浴槽は、辺縁部210の下側に設けられている2つの折り畳み型支持部500a、500bを含む。 500aは、浴槽の前部に設けられている前部支持部であり、500bは、浴槽の後部に設けられている後部支持部である。 2つの支持部500a、500bは、浴槽の前後に対称に設けられている。 折り畳み可能な浴槽を展開する場合、2つの支持部500a、500bが展開されて辺縁部210を支持するため、浴槽の強度を向上させるとともに、使用中の浴槽が外力により折り畳み状態になることを防ぐことができる。 折り畳み可能な浴槽を折り畳む場合、図14に示すとおり、2つの支持部500a、500bが辺縁部210の下側に収納されるので、浴槽が占用するスペースを節約することができる。

    本実施例の2つの支持部500a、500bの構造がほぼ同じである。 しかし、2つの支持部が設置される位置の浴槽の形状が異なり、且つ支持部の形状が浴槽の形状に従うので、2つの支持部の形状が若干違うことができる。 以下、支持部500aを例にして支持部の具体的な構造を説明する。 図15aと図15bに示すとおり、支持部500aは、2つの脚部510、520と、2つの脚部510と520との間に連結されている連結杆530と、を含む。 連結杆530が2つの脚部510、520を一体に連結するので、支持部の強度を向上させるとともに、よりよい支持効果を得ることができる。 2つの脚部510、520と連結杆530とは、射出成型により一体に成型するか、或いは別々に成型した後に一体に連結することができる。 支持部500aは、別々に2つの脚部510、520の上端に回転可能に連結されている2つのヒンジ部品540をさらに含む。 ヒンジ部品540は、上端枠200の下側に固定されている。 図17a〜図17bは、支持部500aを示す図である。 図17a〜図17bにおいて、図17aは表面図であり、図17bは正面図であり、図17cは底面図であり、図17dはA−A線に沿う断面図である。 脚部510、520とヒンジ部品540との間は、一般的な係合方式により回転可能に係合させることができる。 例えば、脚部510、520の端部には突出部を形成し、ヒンジ部品540には突出部と係合する突出部用穴部を形成することができる。 或いは、回転軸により脚部510、520の上端とヒンジ部品540とを回転可能に係合させることができる。 ヒンジ部品540の上端には、装着部541が形成されている。 ヒンジ部品540は、ネジなどにより上端枠200の下に固定されている。

    本実施例のヒンジ部品540は、U字形の当接部542をさらに含む。 支持部500aが展開された場合、脚部510、520がU字形の当接部542の底面に当接される。 且つ、U字形の当接部542に開口部が形成されているので、脚部510、520が上端枠200の下側に密接するよう脚部を折り畳むことができる。 展開された支持部500aの展開状態を維持するとともに、浴槽の安全性を向上させるため、脚部510、520に別々に弾性ロック部511、512を設けるとともに、ヒンジ部品540に別々に弾性ロック部511、512と係合する鉤部544を設けることができる。 支持部500aを展開する時、弾性ロック部511、512が鉤部544に係合されるので、支持部500aの展開状態を維持することができる。 支持部500aを折り畳む場合、弾性ロック部511、512を押す状態で、脚部510、520を回転させることにより、支持部500aを折り畳むことができる。

    図16a〜図16b、図18a〜図18bは、支持部500bの構造を示す図である。 支持部500bの構造と支持部500aの構造とが類似するので、ここでは再度説明しない。

    本発明の折り畳み可能な浴槽は、プラスチックと熱可塑性弾性材料を採用した一回目の射出成型と二回目の射出成型により成型することができる。 本発明の折り畳み可能な浴槽は、構造が簡単である利点と、展開と折り畳みを容易に行うことができる利点と、占用するスペースが少ない利点と、容易に携帯することができる利点などを有しているので、一般の家庭用と旅行に使うことができる。

    前述した内容において、図面を参考しながら本発明の複数の実施例について説明したが、前記複数の実施例により本発明を限定する意図はない。 前述した複数の実施例は、本発明を説明するための具体的な実施例であり、本発明を限定するものではない。 当業者が本発明に基づいて想到し得る容易な変更或いは修飾、即ち本発明の要旨或いは特許請求の範囲が限定した範囲に属するいろいろな変形例或いは改良例はすべて本願の特許請求の範囲が定めた範囲に属する。

    100 底面 110 平板部分 111 排水口 112 ゴム栓 120 下側連結用壁 121 上端部 200 上端枠 210 辺縁部 211 フック部 213、214 取っ手 215 図案状凹部 216 収納部 220 上側連結用壁 221 下端部 300 環状壁部 301 環状折り畳み線 410 支持棒 411 第一端 412 第二端 420 上側関節部 421 上側中空部 422 切欠部 430 下側関節部 431 下側中空部 432 係合部 500a、500b 支持部 510、520 脚部 511、512 弾性ロック部 530 連結杆 540 ヒンジ部品 541 装着部 542 U字形の当接部 544 鉤部

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