手乾燥の又は手乾燥に関する開発

申请号 JP2015516675 申请日 2012-06-14 公开(公告)号 JP6225386B2 公开(公告)日 2017-11-08
申请人 ダイソン テクノロジー リミテッド; 发明人 コートニー スティーブン ベンジャミン;
摘要
权利要求

手洗鉢を有するシンク及びシンク設備を含む構成であって、前記シンク設備は、前記シンクの前記手洗鉢の上に突出するように構成された吐出口を含み、該吐出口は、該吐出口を通じて上道に接続するように構成された水ノズルを有し、前記シンク設備は、ユーザの手の上にエアナイフを放出するための、空気源に接続された2つの細長いエアナイフ放出口をさらに含み、該エアナイフ放出口は、前記吐出口の下側に設けられると共に、前記エアナイフが前記シンクの前記手洗鉢内に向けて下向きに方向付けられるように下向きに傾斜しており、前記2つのエアナイフ放出口は、前記吐出口の長さに沿って間隔が空いている、 ことを特徴とする構成。前記水ノズルは、前記2つのエアナイフ放出口の中間に位置する、 ことを特徴とする請求項1に記載の構成。前記エアナイフ放出口は、前記吐出口内を延びる給気ダクトに接続された、前記吐出口から横方向に互いに対向するように延びる一対の分岐ダクトの各々の下側に設けられている、 ことを特徴とする請求項1に記載の構成。前記空気源は、前記エアナイフ放出口を通じて少なくとも80m/sの流出空気速度で空気流を駆動するように構成される、 ことを特徴とする請求項1から請求項3のいずれかに記載の構成。各エアナイフ放出口は、細長い放出アパーチャ又は細長い一筋の放出アパーチャを含む、 ことを特徴とする請求項1から請求項4のいずれかに記載の構成。各エアナイフ放出口は、1つの細長い空気スロット又は複数の細長い空気スロットを含む、 ことを特徴とする請求項5に記載の構成。前記1つの細長い空気スロット又は前記複数の細長い空気スロットの幅は2mm未満である、 ことを特徴とする請求項6に記載の構成。前記細長いエアナイフ放出口の長さは、少なくとも80mmである、 ことを特徴とする請求項1から請求項7のいずれかに記載の構成。

说明书全文

本発明は、一般に手乾燥の分野に関し、具体的には、エアナイフを用いて手を乾燥させる構成に関する。

商業用トイレでは、洗浄のための1又はそれ以上のシンク又は手洗器と、その後にユーザが自分の手を乾燥させるために使用することができる1又はそれ以上の別個の壁取り付け式の手乾燥機を設けることが一般的である。

市場には、「温風式」手乾燥機、「高速」手乾燥機及び「エアナイフ式」手乾燥機という3つの異なるタイプの手乾燥機がある。

温風式手乾燥機は、非常によく知られている。これらの手乾燥機は、空気を加熱して手の表面の蒸発乾燥作用を促すことに依拠する、常に低流量、低速の機械である。例としては、World Dryer社によって製造販売されているModel Aシリーズの手乾燥機が挙げられる。典型的には、単一のノズルを通じて加熱空気流が放出され、乾燥作用は「手を交互に動かす」作用であり、ユーザは、蒸発乾燥効果を促すためにノズルの下で手を擦り合わせる必要がある。

高速手乾燥機は、名前が示す通り高速空気流(>80m/s)を用いて手の表面に運動量乾燥効果をもたらす。例としては、Excel Dryer社によって製造販売されているXlerator(登録商標)手乾燥機が挙げられる。この場合も、典型的には単一の比較的大型のノズルを通じて空気流が放出され、使用モードは温風式乾燥機の「手を交互に動かす」作用に若干類似しており、ノズルの下に両手を保持し、又はカップの形にして乾燥させる。しかしながら、手の表面上の大半の分は、蒸発する代わりに高運動量の空気流によって手から追い出され、又は吹き飛ばされ、蒸発による水分除去の割合はほんのわずかである。空気流はほとんど加熱されない傾向にあるが、場合によってはモータからの廃熱を用いてある程度空気流を加熱することもできる。

第3の一般的なタイプの手乾燥機はエアナイフ式手乾燥機であり、その例としては、Dyson(ダイソン)(英国)社製のDyson Airbladeシリーズの手乾燥機、及び三菱電機製のジェットタオル手乾燥機が挙げられる。

これらの手乾燥機は、移動する空気のシート又はカーテンであるエアナイフを用いてユーザの手から水分を除去する。操作モードは、製品の表面からデブリ又は液体を除去するための、業界内のこれまでのエアナイフの使用に類似しており(例えば、欧州特許第2394123号を参照:エアナイフを用いてガラスシートからデブリを除去することが記載されている)、エアナイフが手の表面を横切って移動し、この移動時に手の表面から水分を一掃し又はこすり取る。

ダイソンエアブレード及び三菱ジェットタオルでは、いずれも2つの対向する固定されたエアナイフをユーザの手の片側に1つずつ使用している。これらのエアナイフ間に手を挿入した後に、手とエアナイフの間に必要な相対運動をもたらすようにゆっくりと引き抜く。

図1に示すダイソンの構成では、各々が幅1mm未満の狭い連続スロット(図1では後部スロットしか見えない)を通じてエアナイフが放出される。図2に示す三菱の構成では、対向する一列の個々の放出アパーチャ(図2では後列bしか見えない)を通じてエアナイフが放出され、ここで個々のジェットが組み合わさって放出アパーチャの下流にエアナイフを形成する。いずれの場合にも、エアナイフは、手の表面全体に効率的な拭き取り作用をもたらすように高速(>80m/s)で放出される。

欧州特許第2394123号明細書

本発明は、エアナイフを用いてユーザの手を乾燥させる構成に関する。

本発明によればシンク及びシンク設備を含む構成が提供され、この設備は、シンクの手洗鉢の上に突出するように構成された吐出口を含み、この吐出口は、吐出口を通じて上水道に接続するように構成された水ノズルを有し、設備は、ユーザの手の上にエアナイフを放出して手を乾燥させるためのエアナイフ放出口をさらに含み、このエアナイフ放出口は、エアナイフがシンクの手洗鉢内に向けて下向きに方向付けられるように下向きに傾斜する。

エアナイフ式乾燥機で確認される問題の1つは、廃水の処理管理についての問題である。エアナイフ式乾燥メカニズムの性質上、水分除去は蒸発によるものでなく、代わりに比較的高い運動量の空気流によって手から水分を追い出すものであるため、このことはエアナイフ式乾燥機にとって特に問題である。上述した従来のエアナイフ式乾燥機の構成では、手から除去された廃水を雫受けに集めることができるが、この雫受けは定期的に空にしなければならず、さもなければ廃水が全く集められず、乾燥機の表面又はその周囲から単純に蒸発するしかなくなる。どちらの機構も特に衛生的ではない。

本発明は、シンク用の設備上にエアナイフ式乾燥機を組み込んで、手から追い出された水がシンクの手洗鉢の標準的な排水孔を通じて単純に本管に流出できるようにすることにより、既存の本管排水システムを有利に利用して廃水をより効果的に管理するものである。

エアナイフ放出口は、シンクの手洗鉢の方を向くように下向きに傾斜する。このことは、水滴をシンクの手洗鉢内に向けるのに有利に役立つ。

各エアナイフ放出口は、細長い放出アパーチャ又は細長い一筋の放出アパーチャを含むことができる。例えば、各エアナイフ放出口は、1つの細長い空気スロット又は複数の細長い空気スロットの形をとることができる。或いは、細長い一筋の丸い空気孔を使用することもできる。スロット、すなわち空気孔は、層状の十分に定められたエアナイフを最小限のウインドシアで提供するように、2mm未満の幅とすることができる。

各細長いエアナイフ放出口の長さは、80mmよりも長いことが好ましい。これにより、典型的なユーザの手の幅にわたる良好な動作距離がもたらされる。好ましい長さは、例えば国などによって異なり得る。

同時に片手ずつ乾燥させる目的で、又は両手を同時に乾燥させる目的で単一のエアナイフ放出口を設けることもできる。後者の場合、スロットの前に手のひらを開いて保持されたユーザの両手にわたる良好な動作距離を提供するように、放出口の長さは150mmよりも長いことが好ましい。

(単複の)エアナイフ放出口は、設備の下側に設けることができるが、これは本質的特徴ではない。例えば、(単複の)エアナイフ放出口は、吐出口、又は設備の他の何らかの突出部分の下側に設けることができる。この構成は特にコンパクトである。

設備の下側に2つのエアナイフ放出口を設けることもできる。これらの放出口は、例えば一方の放出口を片手用として吐出口の長さに沿って離間させることができる。水ノズルは、2つの離間した空気出口の中間に設けることができる。この種の設備は、吐出口をシンクの手洗鉢の上に延ばしてシンクの側部に取り付けることもでき、この場合、2つのエアナイフ放出口間の中心に水ノズルが配置され、ユーザは、水ノズルの両側のそれぞれのエアナイフ放出口の下に従来通りに自分の手を置くことができる。各エアナイフ放出口は、ユーザの手の幅全体にわたって効果的な乾燥をもたらすように、吐出口の長さに沿って測定した直径を少なくとも80mmとすることができる。従って、ユーザは、空気ノズルの下で手のひらを伸ばして手を前後に動かし、手の裏側についてもこの動作を繰り返すことができる。

これとは別に、エアナイフ放出口を、吐出口又は設備の他の何らかの突出部分から横方向に延びるように構成することもできる。

エアナイフ放出口は、設備の外側部分を形成する側壁を有する空気ダクトを介して空気源に接続するように構成することができる。設備の外側部分は、吐出口の一部とすることも、又は例えば吐出口から横方向に延びる分岐ダクトなどの設備の一部とすることもできる。空気ダクトは円筒形とすることができるが、これも本質的特徴ではない。

エアナイフ放出口は、設備上の固定位置に配置されることが好ましい。このことは、一貫した乾燥性能を確実にする役に立つ。

以下、添付図面を参照しながら本発明の実施形態について説明する。

従来のエアナイフ式手乾燥機の簡略斜視図である。

従来のエアナイフ式手乾燥機の簡略斜視図である。

本発明による構成の斜視図である。

図3に示す構成の正面図である。

図3に示す構成の側断面図である。

図3の構成の、手を乾燥させる設備の使用を示す概略正面図である。

本発明による別の構成の斜視図である。

図6に対応する側面図である。

本発明による、設備をシンクの手洗鉢の側部に固定したさらに別の構成の斜視図である。

図9に示す構成に類似する構成ではあるが、2つの別個の放出口ではなく単一の放出口を含む構成の斜視図である。

図3〜図5に、シンク3と組み合わせた設備1を含む構成を示す。

シンク3自体は従来のものである。「ベルファストタイプ」のシンクを示しているが、他のタイプのシンクを使用することもできる。シンク3は、この例ではシンク3の手洗鉢3bの後壁の方に位置する標準的な排水孔3aを有する。

設備1は、雄ネジ付きの固定用中空スタッド7と係合して設備1を適所に締め付けるシンク3の下部のロックナット5を用いてシンク3の手洗鉢3bに隣接して固定される(或いは、シンクの型によっては、設備1をシンク自体ではなくシンクに隣接して固定することもできる)。

設備1は、シンク3の手洗鉢3bに隣接して位置する垂直な管状幹部9と、幹部9からシンク3の手洗鉢3bの上に水平に突出する吐出口11の形の突出部分とを含む管状構造を有する。設備1は、例えば従来の圧延処理した後で共に溶接した鋼管部分などの金属で形成される。

吐出口11の端部には、下向きの水ノズル13が設けられる。要求時には、主要供給ライン(図示せず)から幹部9及び吐出口11内を延びる給水管15を介し、水ノズル13を通じて洗浄用の水が供給される。

設備1は、洗浄位置でユーザの手を検出したことに応答して供給ラインの停止弁を自動的に開く従来のセンサ及び制御ループを用いて「ハンズフリー」操作によって給水を行うように構成される。或いは、設備を手動操作によって給水を行うように構成することもできる。

設備1は、エアナイフを用いてユーザの手から水分を機械的に一掃するタイプの手乾燥機を組み込む。使用時には、吐出口の左側のエアナイフ放出口17を通じて放出される第1のエアナイフと、吐出口の右側のエアナイフ放出口19を通じて放出される第2のエアナイフの2つのエアナイフが放出される。各エアナイフ放出口17、19は、幅が2mm未満の狭く細長いスロットの形をとる。

分岐ダクト21は、吐出口11及び幹部9内を延びる主要空気ダクト23から分岐する。この空気ダクト23は、固定用中空スタッド7を介して幹部9の内部に流体的に接続する可撓性ホース27を介して電動式ファン25の陽圧(出)側に接続される(給水管15が固定用スタッド7内で事実上給気ライン内を延びる場合、給水ラインに接続するために管15を給気ラインの外部に配管するには十分な対策を行う必要がある)。

要求時には、ファン25が、エアナイフ放出口17、19を通じて空気流を駆動してそれぞれのエアナイフを生成する。エアナイフ放出口17、19における流出空気速度は80m/sを超え、150m/sを上回ることが好ましい。これにより、いずれの場合にも、効果的な手の乾燥のために十分に定められたエアナイフがもたらされる。

手乾燥機は、(上述した自動的に給水を作動させる洗浄位置とは区別可能とすべき)乾燥位置でユーザの手を検出したことに応答してファン25のスイッチを自動的にオンにする従来のセンサ及び制御ループを用いて「ハンズフリー」操作を行うように構成される。或いは、手乾燥機を手動操作できるように構成することもできる。

ユーザは、手の乾燥動作を開始するために、自身の湿った左手の手のひらを開いて吐出口の左側のエアナイフ放出口17の前に差し出し、同様に自身の湿った右手の手のひらを開いて吐出口11の右側のエアナイフ放出口19の前に差し出す。この結果、センサ及び制御ループがファン25を作動させるように動作し、このファン25が、放出アパーチャ17、19を通じて強制的に高圧で空気を送り出し、高運動量の空気流を前方のユーザの手の上に向ける。一度に乾燥されるのは手の片側であり、ユーザは、最初に手の甲をエアナイフ放出口に向けた状態でエアナイフ放出口の前で自分の手を上下に動かす(以下「標準通過」と呼ぶ)。この動作を図6に示す。次に、ユーザは、手を裏返した後、手のひらをエアナイフ放出口に向けた状態でエアナイフ放出口の前で自分の手を上下に動かす(以下「反転通過」と呼ぶ)。必要に応じて「標準通過」と「反転通過」を各々繰り返すこともでき、またこれらはいずれの順番で行ってもよい。

本発明によれば、使用時にエアナイフがシンクの手洗鉢内に向けて下向きに方向付けられるように、エアナイフ放出口が下向きに傾斜する。図5に、このエアナイフの下向き方向を点線矢印で示している。この傾斜θは35度である。好ましい範囲は、エアナイフが確実にシンクの手洗鉢内に向けて下向きに方向付けられるようになる25度〜45度である。

図7及び図8に別の構成を示す。この構成は、標準通過中にユーザの手の両側を同時に乾燥させるように、設備10上に2対の対向するエアナイフ放出口(全部で4つの放出口:170a、170b、190a、190b)が設けられた「両面」構成であるという点で図3〜図5の構成と異なる。反転通過は不要である。

各放出口の対は、吐出口110から横方向に延びるそれぞれの分岐ダクト(全部で4つの分岐ダクト:270a、270b、290a、290bの)の対上に設けられる。

設備10は、シンク3の手洗鉢3bの上方の壁面に取り付けられる。設備10の固定には、従来の壁固定具を使用することができる。

エアナイフ放出口170a、170b、190a、190bの各々は、4つのエアナイフがシンクの手洗鉢内に向けて下向きに方向付けられるように傾斜する(図8を参照)。この場合、この傾斜角θは25度である。

図9に、設備100をシンク30の後部でなくシンク30の側部に取り付けた異なる構成を示す(設備1、10をシンク3の後部に取り付けた上述の構成を参照)。

設備100は、シンク30の手洗鉢の上の高さに側部から突出する細長い真っ直ぐな吐出口1100を組み込む。吐出口1100の下側には、一方がユーザの左手を乾燥させるためのものであり、他方がユーザの右手を乾燥させるためのものである2つのエアナイフ放出口1700、1900が設けられる。放出口1700、1900は、吐出口1100の長さに沿って離間する。各放出口1700、1900は、手のひらが伸びたユーザの手が出口1700、1900の下を前後に通過した時にユーザの手の幅に及ぶように120mmの直径を有する。

エアナイフ放出口1700、1900は、図2に示す三菱の構成に類似する細長い一列の狭いスロット(<2mmの幅)を含む。吐出口1100自体は、エアナイフ放出口1700、1900をカウンター上面31の下方に位置するモータ駆動式ファンユニット(図示せず)の形の空気源に接続する内部空気ダクトを形成する。

使用時には、放出口1700、1900によって2つのそれぞれのエアナイフが放出される。エアナイフ放出口1700、1900は、本発明によるシンク30の手洗鉢30b内に向けて下向きに方向付けられる。

吐出口1100の下側の2つのエアナイフ放出口1700、1900の中間には、水ノズル130が位置する。この水ノズル130は、図5の給水管15と同様の給水管を用いて、吐出口1100の内部を通じて上水道本管に接続される。

要求時には、給水ラインを介して水ノズル130を通じて水が送出され、吐出口1100を介してエアナイフ放出口1700、1900を通じて乾燥空気が送出される。設備100は、この場合も手動動作、半自動動作又は全自動(時限)動作のいずれかを行うように構成することができる。

図10に、同様の設備1000を示しているが、この設備は、ユーザの両手に同時に及ぶように単一の「2倍距離」エアナイフ放出口33を含む。ここでは、水ノズル1300が、放出口33の端部間のほぼ中間において吐出口1100の下側から下向きに突出する。

説明した実施形態の各々では、手の表面に効果的な運動量乾燥効果をもたらすように、放出口の流出空気速度が80m/sを上回るべきである。この流出空気速度は、150m/sを超えることが好ましい。180m/s前後の空気速度が特に効果的である。

本発明によれば、エアナイフ放出口が、スロットではなく細長い一筋の空気孔を含むこともできる。これらの孔は円形とすることができる。

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