Telescoping traverse system for the retractable windows around ornaments

申请号 JP2014525007 申请日 2012-04-13 公开(公告)号 JP2014521855A 公开(公告)日 2014-08-28
申请人 ビーイーエムイー インターナショナル エルエルシーBeme International Llc; 发明人 グレーブス、ブライアン; チエン、ペイシェン;
摘要 ドレープカーテンなどの窓まわり装飾品を平行移動可能に支持するための可変長の支持ロッド装置は、平行移動可能に係合した複数のセグメントで形成された支持部材を備え、この支持部材は、複数のセグメントどうしを互いに向かってまたは互いから離して平行移動させることにより、最小収縮長さから最大伸張長さまでの無限な構成が可能である。 連続的な可撓部材が、支持部材の第1端部と第2端部の間を走行する経路に沿って 位置 決めされている。 支持ロッドは最小長と最大長の間の任意の長さに構成でき、また、連続的な可撓性部材の固定長さを調節せずとも支持面に固定することができる。
权利要求
  • ドレープカーテンなどの窓まわり装飾品を平行移動可能に支持するための可変長の支持ロッド装置であって、
    第1端部と第2端部を有し、その第1端部と第2端部の間の距離によって画定された長さを有する支持部材を備え、
    前記支持部材は複数のセグメントで形成されており、各々のセグメントは隣接するセグメントと平行移動可能に係合しており、
    前記支持部材は、前記セグメントどうしを互いに向かって平行移動させて完全な収縮形状にすることで、前記長さを最小化するように構成され、
    前記支持部材は、前記セグメントどうしを互いから離して平行移動させて完全な伸長形状にすることで、前記長さを最大化するように構成され、
    前記支持部材の前記長さは、最小長と最大長の間で無限に可変であり、
    前記支持部材の前記第1端部と第2端部の間に走行している部材経路に沿って位置決めされた連続的な可撓性部材をさらに備え、
    前記支持部材の前記第1端部と前記第2端部との間において第1長さで延びた前記可撓性部材の第1部分をさらに備え、
    前記支持部材の第2端部と前記支持部材の中心部に配置された可動戻り部との間において第2長さで延びた前記可撓性部材の第2部分をさらに備え、
    前記可動戻り部は、以下の間、支持ロッドの前記第2端部に対して可動位置にあり、
    すなわち、前記可動位置が、前記支持ロッドの前記長さが何らかの増大をしている間に、前記可撓性部材の前記第2部分の前記第2長さを減少させると同時に、前記可撓性部材の前記第1部分の前記第1長さを増大させる手段を提供している間と、
    またすなわち、前記可動位置が、前記可撓性部材の前記第2部分の前記第2長さを増大させると同時に、前記可撓性部材の前記第1部分の前記第1長さを減少させる手段を提供している間とであり、
    前記可撓性部材の前記第1部分を平行移動させることで、前記支持ロッドによって支持されるように適合させた窓まわり装飾品を平行移動させる手段が提供され、
    これにより、前記支持ロッドを、前記支持ロッドの最小長と最大長の間の任意の長さに構成し、また、前記可撓性部材の固定長さを調節せずとも支持面に固定することができる、装置。
  • 前記部材経路は、
    略水平に配置された第1滑車であって、略垂直に配置された第1軸の周囲で回転し、また、前記支持ロッドの前記第1端部の付近で回転係合している、第1滑車と、
    前記支持ロッドの前記第2端部の付近に位置決めされた、2つの略垂直に配置された滑車であって、第1軸を横切って略水平に配置された軸の周囲で各々回転する、第2滑車と、
    前記可動戻り部と係合した戻り滑車であって、前記第1軸と実質的に交差する平面における実質的な第3軸の周囲で回転する戻り滑車と、
    前記第1滑車が回転することで前記可撓性部材が前記部材経路に沿って平行移動し、前記可撓性部材の前記平行移動は、前記可撓性部材の前記第1部分と係合するように適合された前記窓まわり装飾品に前記平行移動を提供する、請求項1に記載の装置。
  • 前記可動戻り部は、
    第1端部にて前記可動戻り部と係合した可撓性の締め紐と、
    前記支持ロッドの前記第2端部へ延びる前記セグメントとの係合点に位置決めされた取り付け部に回転係合している第4滑車と、
    前記支持ロッドの前記第1端部へ延びる前記セグメントと係合した前記締め紐の第2端部と、
    前記可動戻り部から第1方向に、前記支持ロッドの前記第1端部へと延びた締め紐経路とを備え、
    前記締め紐経路は前記第4滑車を横切り、壁と係合する前記第2端部に向けて方向を逆転させる、請求項1に記載の装置。
  • 前記可動戻り部は、
    第1端部にて前記可動戻り部と係合した可撓性の締め紐と、
    前記支持ロッドの前記第2端部へ延びる前記セグメントとの係合点に位置決めされた取り付け部に回転係合している第4滑車と、
    前記支持ロッドの前記第1端部へ延びる前記セグメントと係合した前記締め紐の第2端部と、
    前記可動戻り部から第1方向に、前記支持ロッドの前記第1端部へと延びた締め紐経路とを備え、
    前記締め紐経路は前記第4滑車を横切り、壁と係合する前記第2端部に向けて方向を逆転させる、請求項2に記載の装置。
  • 前記複数のセグメントは2に等しい、請求項1に記載の装置。
  • 前記複数のセグメントは2に等しい、請求項2に記載の装置。
  • 前記複数のセグメントは2に等しい、請求項3に記載の装置。
  • 前記複数のセグメントは2に等しい、請求項4に記載の装置。
  • 電気モータと回転係合するように構成された、前記第1滑車、前記2つの垂直配置された滑車、前記戻り滑車のうちの1つをさらに備えており、
    前記回転係合している前記電気モータの回転により、前記可撓性部材の前記第1部分に前記平行移動が付与される、請求項1に記載の装置。
  • 電気モータと回転係合するように構成された、前記第1滑車、前記2つの垂直配置された滑車、前記戻り滑車のうちの1つをさらに備えており、
    前記回転係合している前記電気モータの回転により、前記可撓性部材の前記第1部分に前記平行移動が付与される、請求項2に記載の装置。
  • 電気モータと回転係合するように構成された、前記第1滑車、前記2つの垂直配置された滑車、前記戻り滑車のうちの1つをさらに備えており、
    前記回転係合している前記電気モータの回転により、前記可撓性部材の前記第1部分に前記平行移動が付与される、請求項3に記載の装置。
  • 電気モータと回転係合するように構成された、前記第1滑車、前記2つの垂直配置された滑車、前記戻り滑車のうちの1つをさらに備えており、
    前記回転係合している前記電気モータの回転により、前記可撓性部材の前記第1部分に前記平行移動が付与される、請求項4に記載の装置。
  • 電気モータと回転係合するように構成された、前記第1滑車、前記2つの垂直配置された滑車、前記戻り滑車のうちの1つをさらに備えており、
    前記回転係合している前記電気モータの回転により、前記可撓性部材の前記第1部分に前記平行移動が付与される、請求項5に記載の装置。
  • 電気モータと回転係合するように構成された、前記第1滑車、前記2つの垂直配置された滑車、前記戻り滑車のうちの1つをさらに備えており、
    前記回転係合している前記電気モータの回転により、前記可撓性部材の前記第1部分に前記平行移動を付与される、請求項6に記載の装置。
  • 電気モータと回転係合するように構成された、前記第1滑車、前記2つの垂直配置された滑車、前記戻り滑車のうちの1つをさらに備えており、
    前記回転係合している前記電気モータの回転により、前記可撓性部材の前記第1部分に前記平行移動が付与される、請求項7に記載の装置。
  • 電気モータと回転係合するように構成された、前記第1滑車、前記2つの垂直配置された滑車、前記戻り滑車のうちの1つをさらに備えており、
    前記回転係合している前記電気モータの回転により、前記可撓性部材の前記第1部分に前記平行移動が付与される、請求項8に記載の装置。
  • 说明书全文

    本出願は、2011年8月12日に提出された米国仮出願第61/523、136号の優先権を主張し、その全内容は参照することにより本明細書中に組み込まれる。
    本発明は、概して、ドレープカーテン、垂直ブラインド、およびその他の同様の引き込み可能な窓まわり装飾品を支持するために採用されるドレープカーテンロッドに関する。 より具体的には、本装置は、電動または手動であってよい入れ子式ドレープカーテン支持ロッドまたはハウジングに関する。

    家主などの、技術に精通していない使用者が、本装置を改造することなく多様なサイズの窓幅に合わせて設置できるという点で、本装置は当該技術に優れた有用性を提供する。 設置のための幅調節は、ロッドを形成するべく係合し合っている機械部品を切断したり、あるいは別の方法で改造または変更したりすることなく容易に達成できる。 さらに、入れ子式ロッドの設置長さに関係なく、長さを固定したままで使用するケーブルまたはコードなどの可撓性部材を切断する必要もない。 本装置は、設置直後より、ドレープカーテンなどを閉鎖位置から開放位置へ平行移動するように動作可能となる。

    従来のドレープカーテンロッドは、閉鎖位置または開放位置へ滑らかに滑動できるカーテン、ブラインド、およびその他の窓まわり装飾品用のための取り付け部を提供する。 典型的な支持ロッドは円形または矩形の管であり、フックまたは支持リングが、管の形成された軌道内、または管の外側上に滑動可能に係合する。 管に係合した支持リングは、ブラインド、布製カーテンなどの各々を取り付けるために平行移動取り付け点を提供する。

    あるいは、従来の支持ロッドは、ギアおよび滑車のシステムと、蛇行路に沿って動作するように係合させたロープまたはケーブルなどの可撓性部材とを内蔵してよい。 フックまたは支持リングは可撓性部材の各部分に係合し、可撓性部材がロッド長さに沿った経路を横断すると、これと同様に動作する。 経路周辺に設けた内部ケーブルやロープのような可撓性部材の平行移動は、可撓性部材と動作可能に係合した手動または電動式の駆動車との併用によって提供される。 この方式では、可撓性部材の平行移動がフックまたは支持リングを軌道に沿って平行移動させることで、吊り下げられた窓まわり装飾品を所望の閉鎖位置または開放位置に配置させる。

    コードまたはロープで上述のように形成され、滑車と動作可能に係合した可撓性部材は、これに係合しているブラインドやカーテンに多数の移動経路を提供する。 上記のように係合し、ロッドの対向する両端に配置させたブラインドまたはカーテンは、開放位置と閉鎖位置の間の中間点に向かって、また中間点から離れて、同時に平行移動することができる。 また、ロッドの一端に配置したブラインドまたはカーテンを他端へ平行移動させることで、代替型の閉鎖位置を達成してもよい。

    上述したことからわかるように、従来、移動するケーブルまたはロープによって得られる可撓性部材は、これに係合したカーテンまたはブラインドをどちらの方向にも平行移動させる。 両方向への動作は、可撓性部材を、滑車周囲に形成された連続ループ軌道周囲の連続蛇行路において、ロッドの一端から他端まで略平に平行移動させることで得られる。 この従来の構成では、ループ軌道の両側の先端部におけるロープまたはケーブルにドレープカーテンを係合し、この係合したループまたはケーブルを駆動車の駆動により平行移動させることで、ドレープカーテンを同時に平行移動させている。

    より近年では、製造業者は需要の増加に伴い、係合したドレープカーテンやカーテンを動で平行移動させる、電動式でより高額かつ高品質なモデルのドレープカーテンロッドの提供を開始した。 従来、このような電動式の構成は非常に高額であるため、豪邸やホテルに多く見られる。

    電動式ドレープカーテンロッドの提供により、使用者はボタンを押すだけでブラインドおよびカーテンを開閉する楽な手段を得ることができる。 こうした最新の電動式バージョンは高額である一方で、各ドレープカーテンロッドが特注サイズであるので、特注生産および熟練者による設置が必要となり、追加の経費がかさむ。

    現在市場に出回っている従来の電動式ドレープカーテンロッドは設置現場以外で製造する必要があるため、こうしたカスタマイズには大きな労働力が必要であり、本来、非常に高額である。 しかし、この工程以前にも、当該技術の知識豊富な設置業者が各特定の窓の採寸や寸法取りを行う必要がある。

    特注採寸が終わり、望ましい長さがわかった後にも、さらなるカスタマイズが必要となることが多い。 これには、特注サイズのロッドが、この採寸した長さに係合した支持ロッドに動作可能に固定させた滑車、ロープ、ギアなどの機械部品を設けており、その後、これにモータを取り付ける必要がある。

    動作中、モータは基本的にロープまたは締め紐を平行移動させる機能を実行する。 従来、この機能は垂直配置したケーブルかロープを使用者が手で引っ張ることで実行されていた。 このような装置はルガー(Luger)の米国特許出願公開第2009/0283225号明細書に見ることができる。

    米国特許出願公開第2009/0283225号明細書

    しかし、窓上の設置位置におけるロッドの望ましい長さが決定された後にしか、概して装置の動作を駆動する機械部品は装置内へ固定されないという点で、上記特許文献1およびこれと類似の従来の電動式ドレープカーテン装置は広範な製造および使用を満たすことができない。 ここでも、家主の領域と力量を遥かに超えた、プロによる採寸および設置が必要となる。

    したがって、これらの望ましい電動式カーテンロッドは、サイズの異なる各窓に特注しなければならない。 これは費用を吊り上げるだけでなく、組み立てに要する時間を増やし、広範な使用を制限する。 さらに、カーテンロッドを特定の窓幅に合わない、間違った長さで誤って製造してしまった場合には、単にロッドを形成しているハウジングを伸縮させてこの不完全な長さを修正するということができず、内部機械部品一式を完全に変更しなければならない。 これは、ドレープカーテンやその他の窓まわり装飾品を動作させるために、固定した滑車の周囲に可撓性部材を採用している場合に特に当てはまる。

    その結果、電動式ドレープカーテンとカーテンロッドの製造、設置、使用には引き続き高額な費用がかかり、概して豪邸やホテルにしか設置されないことになる。 因って、設置必要条件に合うように使用者が現場で調節することが可能な調節可能な手動または電動式のトラバース型ドレープカーテンロッドシステムへの継続的で満たされない需要がある。 このような装置は、複数の異なる窓に合わせて最大サイズと最小サイズの間で伸縮できる各種サイズのトラバース型ドレープカーテンロッドの製造を考慮するべきである。 また、このような装置は、装置の動作を駆動する機械部品、ケーブル、ベルト、ロープを変更することなく、それぞれの設置ごとに容易に所望の長さに伸縮できるべきである。 因って、このような装置は、窓幅に適合させる際に現場での変更や切断が不要なため、設置が非常に簡単であり、素人および家主が難なく設置することができる。

    ここで開示および説明する装置は、従来技術の欠点への解決策を提供し、また、使用者が現場で簡単に最大長と最小長の間の様々な長さに構成できる、入れ子式の手動または電動トラバース型ドレープカーテン取り付け部を提供することにより、上述の目標を達成する。 この構成は、ロッド構成部品またはセグメント、あるいは内部で機能するベルト、ケーブル、コードなどの可撓性部材、およびその他の機械部品を変更することなく、容易に達成される。

    本装置の支持ロッドは、概して、相対入れ子式係合において平行移動する少なくとも2つの同心係合したハウジングセグメントまたは構成部品を含む。 ハウジング内に係合したさらなる機械構成部品には、動作可能に構成された滑車またはギアと、あらゆる可撓性材料から成ってよい、連続ループに形成され、ベルト、ケーブル、ロープ、締め紐、チェーンなどの蛇行路を通って移動するように適合された可撓性部材とが含まれる。

    ある好ましい態様では、可撓性部材を平行移動させて、これに支持されている窓まわり装飾品の平行移動を駆動するための、駆動車に動力供給する手段として、モータを支持ロッドの基端部と動作可能に係合させてよい。 しかし、本装置のさらなる態様では、駆動車を手動または遠隔係合させたモータによって駆動するために、縦配置した2次的なケーブル、コード、ベルト、またはロープを採用することができる。

    本装置の全ての態様において、形成された蛇行路にて動作できる連続ループ型の線形媒体または可撓性部材、例えばケーブル、コード、チェーン、ベルト、ロープ、ワイヤ、その他の可撓性部材が採用される。 この可撓性部材は、形成された蛇行路の長さに合うように長さを固定した連続ループに形成され、駆動滑車の周囲に係合している。 この係合において、形成された可撓性部材の経路は第1面においてハウジングの先端部へ、第2面において第1端部へ延び、その一方で、連続経路周囲の部材を案内するために整列した滑車に動作可能に係合している。

    入れ子式係合したロッドセグメントと、形成された部材経路に沿った可撓性部材駆動システムとを採用すれば、本装置を現場で最大長と最小長の間で容易に調節可能なものにすることができる。 ロッドの長さは、係合したセグメントどうしを互いに向かって、または互いから離して平行移動させることにより、最大長と最小長の間で無限に調節できる。 所望のロッド長さに達したら、壁への支持ロッド取り付け部または他の固定手段を使用して、支持ロッドセグメントをこの所望の最終長さにてロックあるいは別の方法で固定することができる。

    はっきりと認められるように、ドレープカーテン取り付け部を提供する支持ロッドが最大伸張長さまたは縮小長さの間のどの長さにある場合にも、内蔵された可撓性部材の長さを切断または変更する必要がないことから、優れた実用性が得られる。 単純に入れ子動作によって所望の長さに調節する以外、ドレープカーテン支持ロッド長さの切断も変更も必要ない。

    用語「ケーブル」は、本明細書では技術上知られた任意の線形媒体または可撓性部材、例えばロープ、締め紐、コード、チェーン、ワイヤ、ベルトなどを言及するものであり、したがって従来の定義に限定されると考慮されるべきでない点に留意すべきである。 開示の装置は形成されたケーブル経路に沿った方向性変更を採用しているため、また、滑らかで静かな動作が常に重要視されるため、ミシンや自動車ジェネレータの駆動に採用されているベルトが本開示の可撓性部材の特に好ましい態様である。 しかし、当業者は、本開示で述べるとおりの本発明の範囲内で採用できる可撓性部材または線形媒体を「ケーブル」として言及した場合には、単に記述を単純化する目的でそのように言及されていると理解するべきである。 したがって、当業者が本開示を読解して考え付くであろうあらゆる可撓性部材は、本特許おび請求項内にあると考慮される。

    特に本装置を容易に設置できるようにするということは、駆動ケーブルの長さが固定されて、ハウジングを長い位置と短い位置の間で平行移動させる際に調節の必要がないということである。 ケーブルは調節可能な蛇行路に沿ったその両端周囲で係合しており、これにより、モータまたは手動で動力供給される滑車が回転すると、ケーブルが駆動車および連続滑車(内部に経路を形成している)の周囲の連続ループ上で平行移動するという点において、蛇行路を相対的に「エンドレス」にしている。 このように、因習のために、モータまたは手動式に動力供給される駆動車を右回りと左回りのどちらに駆動しても、駆動車に対するケーブルの「送出」区間と「入来」区間が常に存在することになる。 したがって、これらのケーブル区間の平行移動により、動作可能に係合したブラインドまたはカーテンを開放位置から閉鎖位置へ平行移動させる手段が得られる。

    さらに、本明細書で使用の用語「ドレープカーテン」、「ブラインド」、「カーテン」は、従来と同様に可撓性部材と共に平行移動されるべくこれに係合した、技術上知られているあらゆる窓まわり装飾品も言及し得、その従来の定義によって制限されるべきではないことに留意すべきである。 当業者は、複数のこうした窓まわり装飾品を本開示で述べる本発明の範囲内で採用できることを理解する一方で、用語「ブラインド」、「カーテン」は、本発明の意図する範囲および動作を伝えるために、単に記述を単純化する目的で言及される。

    特に好ましい態様では、開放位置とは、第1組のカーテンが駆動モータ付近でケーブルの「送出」区間に係合している一方で、第2組のカーテンが先端部においてケーブルの「来入」区間に係合していることと定義される。 次に、閉鎖位置は、駆動車に動力供給してケーブルを平行移動させることで、「来入」区間が先端部にあるカーテンをモータおよび基端部に向かって平行移動し、「送出」区間が駆動車付近に位置したカーテンを基端部から離して平行移動するようになることで達成される。 最終的な閉鎖位置は、1組のカーテンが2つの端部の間の中間点で合流し、本質的にカーテンを閉鎖することで達成される。

    また別の特に好ましい態様では、本装置は、従来の左から右またはその逆の開閉構成においてカーテンを平行移動することができる。 このモードでは、開放位置を、1組のカーテンが基端部において駆動車付近のケーブル「送出」区間に係合していることと定義できる。 次に、閉鎖位置は、駆動車を係合させてケーブルを平行移動させ、これにより「送出」区間がカーテンを先端部に向かって平行移動し、本質的にカーテンを引いて窓を覆うことで達成される。 あるいは、1組のカーテンを先端部においてケーブルの「来入」区間に係合させてもよい。 この場合には、閉鎖位置は、駆動車を係合させてケーブルを平行移動させることで、「来入」区間がカーテンを基端部に向かって平行移動し、やはりカーテンを引いて閉鎖位置にて窓を覆うことで達成される。

    入れ子式セグメントと、形成された経路に沿って動作する可撓性部材またはケーブルのサイズ不変性の要件との組み合わせにより、特定の窓を事前に採寸して正確な寸法を取る必要なく、装置を窓に普遍的に採用することが可能になる。 さらに現場での駆動ケーブルの長さ調節も不要なため、本発明を採用することにより、全ての使用者が簡単にまた自信を持って、所望の窓まわり装飾品の正確なサイズ設定および設置を行えるようになる。

    このように、本装置は、単一長さのケーブルを採用し、これを調節可能なロッドを形成している入れ子式ハウジングに動作可能に係合させた状態に、出荷時に製造業者によってされている。 本装置は出荷時には、非専門家があらゆる手持ちの窓に合わせて嵌め込めるよう、入れ子式ロッドの伸縮をリアルタイムに現場で行える状態になっている。 ケーブル調節が不要なこの調節可能な支持ロッドは、装置を採用する上で熟達した職人や建築ノウハウが必要ないため優れた実用性を提供する。 さらに、手動操作、または駆動モータのコントローラとの無線あるいは有線係合による遠隔操作で操作されることは本装置の範囲内に含まれる。

    上の記述に関連して、ここで開示する本発明の少なくとも1つの好ましい実施形態を詳細に説明する前に、本発明の用途は、以降で説明する、または図面に示す構造の詳細および構成部品の配置に限定されないことを理解しなければならない。 本明細書で述べる本発明は、当業者に明白となる、その他の実施形態、および様々な方法での実践と実行が可能である。 さらに、本明細書で採用している言い回しや専門用語は説明を目的としたものであり、限定とみなされるべきでない点が理解されなければならない。

    このように当業者は、本開示が基づく概念は、本開示の装置のいくつかの目的を実行するためのその他の構造、方法、システムの考案の基礎として容易に利用できることを理解するだろう。 したがって、特許請求の範囲には、このような同等物の構造および方法が本発明の趣旨および範囲から逸脱しない範囲で含まれるものであると考えられることが重要である。

    本発明の目的は、多様な窓幅の窓および設置ポイントに合うように現場で長さを簡単に調節できる、引き込み可能な窓まわり装飾品のための入れ子式トラバースシステムを提供することである。

    本発明のさらなる目的は、伸張した支持ロッドの長さに合わせて自動調節される、不変長さのケーブルまたは他の可撓性部材をさらに採用する、引き込み可能な窓まわり装飾品のための入れ子式トラバースシステムを提供することである。

    本発明の目的は、装置の前回の展開長さから容易に伸縮させるために、入れ子式係合したハウジングセグメントを備えた、引き込み可能な窓まわり装飾品のための機械化されたシステムを提供することである。

    本発明の目的は、遠隔または有線によるモータとの係合を介して、または、手動駆動式の滑車システムによって動作される、入れ子式の機械化されたドレープカーテン取り付け部を提供することである。

    本発明のさらなる目的は、長さを減増する際に駆動ケーブルの調節が不要なため設置の容易さが最大化する、引き込み可能な窓まわり装飾品のための長さ調節可能なシステムを提供することである。

    本発明のさらなる目的は、窓のサイズに合致させる際に、ドレープカーテン取り付け部の長さの切断や他の永久的な長さ調節の必要がない、引き込み可能な窓まわり装飾品のための長さ調節可能なシステムを提供することである。 唯一必要な長さ調節は、ドレープカーテン取り付け部をサイズに合わせて単純に入れ子動作させることで達成可能であるため、設置の容易性が最大化する。

    これらおよびこれ以降で明白となる他の目的および利点は、その一部を形成する添付の図面を参照して以降でより十分に説明および請求される、引き込み可能な窓まわり装飾品のためのシステムおよび方法の詳細に含まれている。 図面全体を通して、同様の部品は同様の符号で示される。

    実質的に引き込み態様にある入れ子係合したハウジングセグメントを設けた装置の立面図を示す。 明瞭化の目的でハウジングセグメントを透明に示している。

    図1の装置の態様の側面図を示す。

    さらなる明瞭化のためにハウジングセグメントを省略した、図1の装置の態様の立面図を示す。

    実質的に伸張態様にある入れ子係合したハウジングセグメントを設けた装置の立面図を示す。 ここでも、明瞭化の目的でハウジングセグメントを透明に示している。

    図4の装置の態様の側面図を示す。

    明瞭化の目的でハウジングセグメントを省略した、図5の装置の態様の立面図を示す。

    可撓性部材用の蛇行路の2つの面と、ハウジングの長さ変化に順応するための各面の長さの相対調節の拡大図を示す。

    可撓性部材用の蛇行路の2つの面と、ハウジングの長さ変化に順応するための各面の長さの相対調節の拡大図を示す。

    装置のさらに別の好ましい態様の側面図を示す。

    明瞭化のためにハウジングセグメントを省略した、図7の装置の立面図である。

    図7〜図8の装置の透明な俯瞰透視図であり、システムの動作を示す。

    ハウジングの長さに関係なくサイズが不変のケーブルまたは他の可撓性部材を採用する手動または電動動作にも適合する装置の単純な態様を示す。

    図9の透視図である。

    ロッドを形成するハウジングを形成しているセグメントの一方を取り外し、内部係合しているサイズが固定された可撓性部材の蛇行路が見えるようにした、図10の図である。

    次に、図1〜図11の図面を参照すると、図面中、類似の構成部品は同様の参照符号で識別され、図1〜図2では装置10をそれぞれ立面斜視図と側面図で示している。 装置10は、セグメント化したハウジング12により形成された入れ子式支持部を含んで示されている。 ハウジング12として示す支持部は、図示のとおり、第1セグメント14セグメントと、これと隣接し平行移動可能に係合した第2セグメント16セグメントとを少なくとも含んだ複数のセグメントで形成されている。

    現時点では、支持ロッド12を形成する複数のセグメントを形成している2〜3個のセグメントが、製造を容易化し、使用者による設置を単純化する上で特に好ましい。 しかし、当業者は本開示を読解することで、これ以外の数、例えば4個または5個の平行移動可能に係合した複数のセグメントを採用して、支持ロッド12で形成された支持部を形成できることを理解するであろうことが想像される。

    複数のセグメントで形成された支持ロッドを、開示のループ状連続ケーブル22の形態の可撓性部材と共に採用することで、取り付けた窓まわり装飾品を動作させ、本明細書に開示の新規の使用者による設置可能な装置10をもたらす。 支持ロッド12の最大長は、各セグメントどうしが互いに離れる最大平行移動によって決定され、支持ロッド12の最小長は、全ての各セグメントの最大平行移動と、これら各々のセグメントの互いの重なり合いとによって決定される。 したがって、支持ロッド12の有効長は、支持ロッド12を形成する任意の2個のセグメントの平行移動可能な係合を簡単に調節することで、最大長と最小長の間で無限に変更できる。

    引き込まれたり伸張されたりした装置10がその状態をしっかり維持できるように、こうした隣接し合う各セグメントの平行移動可能な係合は、ほぼ無摩擦と同様に滑らかであるか、または摩擦係合要素を採用することができる。 1つの態様における使用時には、使用者は片手に持った第1セグメント14をほぼ静止状態に保ちながら、第2セグメント16を入れ子式に平行移動させて、所望の伸張状態および長さを得ることができる。 これについては、図4〜図6、および図9〜図11において簡単に説明する。 この方式では、支持ロッド12を、設置のために手元で最大長と最小長の間のどの長さにも延ばすことが可能である。

    しかし、全ての態様において、ケーブル22として示す内部可撓性部材は蛇行路を追随するために係合しており、このケーブル22の長さは、支持ロッド12の最小長と最大長の間で入れ子調節した長さに関係なく固定されたまま保たれる。 その結果、技術上既存の、支持ロッドの長さ変更時にケーブルの長さも変更する必要がある製品とは異なり、本明細書で開示の装置のケーブル22は、設置時に長さを調節する必要が全くない。 既に述べたように、これは、本明細書に記載の、可撓性部材22の動作構成と、これに関連する、蛇行路を形成している滑車またはギアとによって達成される。

    加えて、本明細書において既に述べたように、装置10は、入れ子係合した支持部12のセグメントをさらに含んでこれを達成するか、または、本発明のさらなる開示に基づいて当業者に明白となるように、最大長の増大を含むことができる。 因って、ここで述べる説明および描写は限定として考慮されるべきでない。

    さらに、いくつかの図面では、支持ロッド12内部の機械駆動構成部品をより明瞭に描出する目的で、支持ロッド12を実質的に透明化して示している点にも留意すべきである。 しかし、支持ロッド12を形成するセグメントは、プラスチックなどの不透明材料、またはアルミニウムのような軽量金属、あるいは当業者が本発明の範囲内で採用を認めるであろうその他の材料であることが好ましい。

    またさらに、装置10のその他の好ましい態様では、装置10は審美性が重視されることが非常に多い使用者の生活空間内に採用されることを目的とするため、モータ20と支持ロッド12をより審美的に快適に形成してもよい。 したがって、当業者は、本明細書で述べられた描写は、開示の装置10の意図される動作を描写しただけの最も単純なものであり、いかなる形でも限定とみなされるべきでないことを理解するだろう。

    設置後の装置の動作に関しては、モータ20を省略し、代わりに、従来タイプの滑車係合した引き紐(図示せず)などの従来の垂直配置した可撓性部材を、装置10の動作を本明細書で述べる全モードで駆動する手動手段として採用できることは本発明の範囲内にある。 これを、従来の方式で、または、ギア付きバージョンの滑車18、垂直引き紐またはロープに係合した垂直協働ギアを使用して、駆動車18に係合させる。 したがって、モータ20の代わりに、当業者は、周知の手動式引き紐または他の従来の手動駆動手段の採用における必要に応じた単純な改造を理解するだろう。 したがって、当業者が考え付くであろうケーブル22へ平行移動を連絡するこのような手段は全て、本開示およびその結果生じる特許の範囲内にあると予想される。 さらに、本明細書における様式で描写したモータ20または手動駆動手段のどちらの場所も、滑車18、26、28のいずれか、あるいは機械化された駆動システムに沿った、当業者がモータ20の回転力を配置付けするか連絡させるであろう位置に配置することができる。

    装置10の1つの好ましい態様では、支持ロッド12の基端部19にて、駆動車18が駆動モータ20と動作可能に連絡している。 さらに図面に見られるように、駆動ケーブル22は、支持ロッド12の基端部19から、第2端部16にある先端部24まで、駆動車18と摩擦係合しながら連絡している。 図1〜図6に示す、装置10の構成の特に好ましい1つの態様では、固定長さのケーブル22の蛇行路は、縦滑車26と、平行移動滑車28における反転地点と動作可能に係合することで形成され、これは図6a〜図6cに最良に見ることができる。 この滑車係合は、ケーブル22がさらに平行移動滑車28と連絡すると、ケーブル22を実質的に180度反対方向へ逆連絡させ、これによりケーブル22の連続ループ軌道を形成している。

    既に述べたように、装置10の全ての態様では、最小長から最大長までの入れ子式支持部ロッドと協働する固定長さのケーブル22を採用している。 縦滑車26と平行移動滑車28の間の距離は、第2支持ロッドセグメント16の先端部24が基端部19から入れ子式に平行移動して、なお且つ動作できる最大長を決定する。

    図面、特に図6〜図6bからわかるように、ケーブル22の2つの部分が経路に沿った2つの面を示しており、この2つの部分の長さは、支持ロッド12の長さに応じて変化する。 第2面におけるケーブル22の長さは、基端部19付近の地点と先端部24との間に延びた第1面を走行するケーブル22の長さよりも短く、また、これとの直接的な関係において変化する。

    支持ロッド12の入れ子長さの変化に順応するべく、ケーブル、コード、ベルトなどの可撓性材料で形成された締め紐32の端部34が第1セグメント14に取り付けられ、追従滑車30の周囲を連絡した後に、取り付け手段を用いて平行移動滑車28に取り付けられている。 締め紐32は、支持ロッド12が伸張または短縮されると、平行移動滑車28、縦滑車26、駆動車18に沿った第2面のケーブル22の全体長さを維持しながら、滑車28の相対位置を調節する。 これにより、平行移動滑車28が縦滑車26により接近した、または縦滑車26からより離れた際に、支持ロッド12の長さ変化への順応を行う。

    したがって、支持ロッド12を入れ子式に伸張させると、締め紐32が平行移動滑車28の相対再配置を可能にして、平行移動滑車28が縦滑車26により接近できるようになる。 締め紐32は固定された長さを持ち、セグメント14に取り付けた第1端部34と、平行移動滑車28またはその取り付け部に係合した他端部とを設けている。

    支持ロッド12を短縮させると、平行移動滑車28が締め紐32から追従滑車へ斜め方向に移動し、ケーブル22の第2面の距離を維持する。 支持ロッド12が伸長されると、締め紐32の調節用斜め部分が増大するが、これにより、ケーブル22を滑車18、26、28に沿った経路が画定する形成された経路の長さに沿って走行させ続けるための手段が提供される。

    平行移動滑車28が動作することで、支持ロッド12の入れ子の直線長さに関係なく、カーテンを横断させるために採用したケーブル22の経路長さを維持する手段が提供されるので、ケーブル22の固定長さが、支持ロッド12の最小長と最大長の間のあらゆる長さにおいて動作的に機能でき効果的である。 ケーブル22がより長い場合は、第1面での蛇行路の長さの第1部分が長くなり、第2面での第2部分が短くなる。 ケーブル22がより短い場合には、第1面に沿ったケーブル22部分が短くなり、第2面におけるその戻り部分が長くなる。 締め紐32が滑車30、28の周囲で引っ張られこれらと動作可能に係合しながら協働して調節を行うことで、ケーブル22の経路の動作面の長さを変更する手段が得られる。

    図1〜図8、および特に図6a、図6bの蛇行ケーブル経路を採用した装置10の態様では、第1端部における平行移動滑車取り付け部29との係合部から、第1セグメント14と固定係合した基端部34まで連絡している締め紐32によって、平行移動滑車28の位置調節手段が得られる。 これにより、この位置調節では、拡張または縮小した支持ロッド12の合計の長さに関係なく、連続ケーブル22の経路長さを固定したまま保つことができる。 平行移動滑車28に係合している締め紐32によって、平行移動滑車取り付け部29を再位置決めして、支持ロッド12の拡張または収縮長さの調節を相殺する手段が得られる。

    さらに、追従滑車30が、平行移動滑車28と先端部34の間における締め紐32の連絡方向の反転手段を提供する。 図2、および図6a〜図6bの側面図でより明瞭に見られるように、追従滑車30は、第2セグメント16の軸空洞内のハブによって、第2セグメント16の軸空洞内に位置決めされた取り付け板15に動作可能に係合している。

    装置10の採用の好ましい態様をより明瞭に説明するために、図3では、支持ロッド12を省略して、経路を形成している駆動ケーブル22および関連する滑車の内部動作がより明瞭に見えるようにした装置10の図が見られる。 使用時には、駆動車18またはその他の任意の滑車の回転手段、例えば従来の使用者操作タイプの引き紐、あるいはモータ20が、駆動車18を例えば第1回転方向36へ回転させる駆動力を提供する。 モータが装置の任意の滑車と動作可能に係合してこれに回転を付与することで、ケーブル22に平行移動動作を提供するため、駆動車18との係合の記述は単なる例示である点に留意すべきである。 駆動ケーブル22のループの連続性を考え、また図6に示す回転方向36に従うと、駆動車18に対するケーブルの送出部38とケーブルの来入部40の両方が見られる。 当業者は、回転方向36を反転させれば、ケーブルの部分38、40も逆になることを当然ながら理解するだろう。

    使用時には、カーテンやブラインド(図示せず)の窓まわり装飾品が、第1組として、基端部19付近のケーブル送出部38上に係合して配置され、一方、第2組(図示せず)が、先端部24近くのケーブル来入部40と動作連絡するが、これらは全て駆動車18の水平面においてなされる。 スイッチを起動してモータ20が給電されると、駆動車18が第1回転方向36へ回転する。 この回転が、基端部19および先端部24のそれぞれと動作可能に係合して位置する対向したドレープカーテンの組を平行移動させて、基端部19と先端部24の間のほぼ中程にあたる中間点に位置させる。 前述の中間点で合流すると、ドレープカーテンの閉鎖位置が達成される。

    再び、図1に見られるように、図示される支持ロッド12では、その先端部24と基端部19の間の軸長さに沿って連絡する、ほぼ中央に位置する隙間17が設けられており、動作可能に係合したドレープカーテンは、この隙間17を介して、駆動ケーブル22との動作連絡から支持ロッド12の外部まで伸長することができる。 ドレープカーテンとケーブル22との係合手段(図示せず)は、フック、リング、結び紐、面ファスナなどの技術上知られた任意の手段であってよい。

    一方向への平行移動を行うために装置10を採用したさらに別の特に好ましい態様では、装置10は、カーテン(図示せず)を従来の左から右、または右から左の開/閉構成にて平行移動させる。 この態様では、開放位置とは、1組のカーテンが、駆動モータ付近で、基端部においてケーブル22の送出区間38で係合しているものと定義できる。 次に、閉鎖位置は、駆動車18に第1方向36への動力を供給して、ケーブル22を平行移動させると、送出区間38がカーテンを先端部24に向けて平行移動させるようにすることで達成でき、本質的に、カーテンを引いて窓を覆い、装置10の長さを伸長させることで、閉鎖位置が達成される。

    あるいは、1組のカーテンを、ケーブル22の来入区間40上の先端部24にて係合させることもできる。 この場合には、閉鎖位置は、駆動車18に動力供給してケーブル22を平行移動させることで、来入区間40がカーテンを基端部19へ向けて平行移動させられるようにし、やはりカーテンを引き、従来の閉鎖位置にて窓を覆うようにすることで達成される。

    装置10で達成するドレープカーテンの解放位置と閉鎖位置は珍しいものではないが、しかし、著しい改良および実用性は、モータまたは他の駆動部と係合でき、長さが複数に異なる装置10を設置するためにケーブル22の長さの調節や、支持ロッド12の縫合あるいは切断が不要な、入れ子式に調節可能な支持ロッド12の提供を通して装置10により提供される。 従来のように、各支持ロッド12をカスタム切断し、同時に、支持ロッド12をドレープカーテンのような窓まわり装飾品と共に動作する長さにケーブル22を適合させる必要がある代わりに、装置10では、使用者が単純に入れ子式の支持ロッド12を長くまたは短くして、これを壁または支持面に固定することができる。 そのため、長さの異なる支持ロッド12は、内蔵型の機械駆動部品またはケーブル22を改造または変更する必要なく、使用者が多様な窓の長さに順応させるべく支持ロッド12を必要に応じて容易に伸張および収縮させるとこれに合わせて機能する、搭載型の単一長さのケーブル22を設けている。

    図4では、図1に示すような最小長から完全な伸張位置にある最大長まで伸長させた、実質的な伸張位置にある装置10が見られる。 既に述べたように、完全な伸張位置を達成するために、使用者が装置10の機械部品やケーブル長さ22を改造する必要が全くないので、この方式でならDIY家屋設置に理想的である。 装置10は単純に所望の長さに伸長させ、従来の技術上知られた搭載手段によって搭載することができる。

    次に、図4〜図5のそれぞれの立面図および側面図を参照すると、装置10は、支持ロッド12およびそのセグメントを設け、実質的に完全な伸長位置にて示されている。 既に述べたように、使用時には、使用者は、第2セグメント16の先端部24を基端部19から先へ入れ子式に平行移動させる間、第1セグメント14を実質的に静止状態に維持することが好ましい。 第2セグメント16の平行移動中、ケーブル22の追加長さを駆動車18の下側の水平面に連絡して伸長距離を画定することでケーブル22の経路長さを維持するために、平行移動滑車28も先端部24へ滑動する。 同時に、追従滑車30が第2セグメント16と係合した状態で平行移動する一方で、図示されるように、平行移動滑車28と追従滑車30の間の伸長が達成されるまで、締め紐32が追従滑車30の周囲で連絡を維持する。

    図6もやはり装置10の立面図を示すが、ここでは、図5の完全伸長位置にある装置10を明瞭に示すために支持ロッド12を省略している。 同図からわかるように、ケーブル22の送出部38と来入部40を平行移動させるための装置10の機械動作は、図1〜図3の収縮位置にある装置10の機械動作と同様であり、また、滑車、モータ、またはケーブルの改造あるいは変更も不要である。 さらに、図1、図4では、支持ロッド12の長手長さに沿った隙間17により、動作可能に係合したドレープカーテン(図示せず)の連絡を、ケーブル22から支持ロッド12の外部へ必要に応じて延ばすことができる。 装置10を通るケーブル22の蛇行状経路は図6b、図6cにも見ることができ、同図では、図1〜図5の構成部品で形成された経路を明瞭に示すために拡大している。

    図7の側面図に、装置10のさらに特に好ましい態様を示す。 この態様では、駆動部10は完全な実質的に伸長した位置にて示されており、基端部19に位置し、駆動車18を実質的に被覆する駆動車ハウジング13を含んでいる。 装置10にモータ20とハウジング13が係合しているので、内蔵の機械化された部品が壁またはドレープカーテン等との接触から保護される。 ここでも、内蔵された機械駆動部品をより明瞭に図示するために、装置支持ロッド12を透明に描いている。 しかし、用途を考慮すると、支持ロッドはプラスチックなどの不透明材料や、アルミニウムのような軽量金属であることが好ましい。

    別の図では、図7の装置10を図8にて立面図で示しているが、同図では、支持ロッド12を完全に省略し、組み合わせて駆動ケーブル22の経路を画定する駆動車18、縦滑車26、平行移動滑車28を十分に示している。 図8には、既述のように、駆動ケーブル22の長さを維持するためにその経路の位置決めを調節する締め紐32と追従滑車30も示されている。 さらに、この態様ではバネ引張要素27を含んでおり、このバネ引張要素27は縦滑車26に係合し、付勢力を継続的に提供することで、装置10がケーブル22の作用張力をより有利に維持できるようになっている。

    図9〜図11に装置10の別の好ましい態様を示す。 この態様では、広い範囲の設置幅に順応するために、前述の態様と同じ設置容易性および支持ロッド12の長さ適応性で、類似の実用性とを提供し、また、この装置10は他の全ての態様と同様に家主が容易に設置することが可能である。 これは、以前は労働力を要した支持ロッド12長さの調節が、単純に第1セグメント14を係合している第2セグメント16に対して平行移動させ、支持ロッド12を入れ子動作させて設置場所に合う最終的な長さに調節することで成し遂げられるために達成できる。 支持ロッド12を最小長と最大長の間で調節する際には、その経路長さが維持されるので、可撓性部材またはケーブル22を調節する必要は一切ない。

    図9〜図11に示すように、前述した態様のケーブル22および平行移動滑車28から成る平行走行型経路ではなく、ケーブル22の経路に交差を生じさせる代替的な部品形状を持った装置10のさらなる態様が提供される。

    交差モードでは、第1セグメント14が、第2セグメント16との入れ子式係合にて、支持ロッド12の最小長と最大長の間で平行移動する。 可撓性部材を形成しているケーブル22が駆動車18と係合し、複数の縦滑車25、26が第1セグメント14および第2セグメントの両方と係合している。 支持ロッド12の基端部19にある駆動車18は第1セグメント14内で係合し、2つの縦滑車26は先端部24を持つ第2セグメント16と係合している。

    図11で明瞭に見ることができるように、ケーブル22の、滑車26、18に沿った経路で画定された経路の交差型蛇行係合によって、支持ロッド12の製造時にケーブル22の長さを固定することが可能になり、これにより、支持ロッド12の長さを長くまたは短くしても、ケーブルの長さを変更する必要がなくなる。 その代わりに、2つの縦滑車26の間の距離が、支持ロッド12を延ばすべく平行移動させた場合には短くなり、長さの変化分を収容するべく支持ロッド12を入れ子式に畳んだ場合には長くなる。 駆動車18を度方向37に駆動させると、前述の態様と同様に、装置の動作時に対向方向に走行するケーブル22の送出部38および来入部40が生じる。 このようにして、ドレープカーテンまたはカーテン(図示せず)用の動作可能に係合した支持部が、セグメントで形成された支持ロッド12と共に経路に沿って平行移動する。 既述のように、固定長さの連続したケーブル22または他の適切な可撓性部材の動作は、手動式2次可撓性部材の動作可能な係合、または、駆動車18によって伝達された後にシステムを動作させる駆動力となる電力により為されるものであり得る。 さらに、上述したように、電気モータまたは手動装置からの動力が、ケーブル22として示す可撓性部材の経路に沿った任意の滑車に伝達されて、動作可能に係合した窓まわり装飾品を平行移動させるために必要なケーブル22の第1部分の平行移動が提供される。 したがって、経路上に示した任意の滑車に回転を連絡するためにケーブル22に平行移動を付与する、当業者が思い付くであろうあらゆる手段、あるいは、平行移動を誘発するその他なんらかのケーブル係合手段が、本発明の範囲内にあると考慮される。

    本明細書では、本発明の主要な特性および特徴の全てを特定の実施形態を参照しながら示し、説明してきたが、改造の許容度、様々な変更、代用は、前述した開示にて意図されたものであり、またいくつかの場合においては、本発明のいくつかの特徴を、他の特徴を関連的に使用することなく、先述の本発明の範囲から逸脱せずに採用できる。

    開示の装置10は、従来の、機械式引き込み可能な窓まわり装飾品システム、および引き込み可能な窓まわり装飾品用取り付け部を提供する機器の欠点に対して新規の解決策を提供する。 この装置により、使用者は、常にセグメントどうしを互いに対して微小量平行移動させることができ、またこれは機械駆動部品を変更あるいは改造せずに行えるため、ハウジングを支持ロッドの最大長と最小長間の無限数の所望長さに容易に伸縮させることができ有利である。 このように、装置10の設置、採用のいずれにも技術的専門知識は不要であり、これは従来技術に対して大変な利点である。

    当業者は、本発明の趣旨または範囲から逸脱することなく様々な代替、改造、応用を行えることが理解されるべきである。 したがって、こうした改造、応用、代替は全て、以降の特許請求の範囲で定義しているとおりの本発明の範囲内にある。

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