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パネル型カーテン及びその連結方法

申请号 JP2011550378 申请日 2011-06-10 公开(公告)号 JPWO2012168987A1 公开(公告)日 2015-02-23
申请人 株式会社カズマ; 发明人 國治 数馬; 國治 数馬;
摘要 【課題】カーテン材を取り付けた後であっても、カーテンレールに容易に取り付けることができ、カーテン材のスライドもスムーズに行うことができるパネル型カーテンを提供すること。【解決手段】本発明は、カーテンレール50のランナー51に支持具3を介して吊着されたパネル型カーテン100であって、支持具3を掛止可能である長尺の保持枠体10と、該保持枠体10に支持されたカーテン材1a,1bと、を備え、保持枠体10が、表側にレール部3aを有する第1連結バー2aと、裏側に該第1連結バー2aのレール部3aにスライド可能に嵌め込まれた突出したスライダー20を有する第2連結バー2bと、を有し、スライダー20とレール部3aとがバヨネット構造となっているパネル型カーテン100である。【選択図】図1
权利要求
  • カーテンレールのランナーに支持具を介して吊着されたパネル型カーテンであって、
    前記支持具を掛止可能である長尺の保持枠体と、
    該保持枠体に支持されたカーテン材と、
    を備え、
    前記保持枠体が、表側にレール部を有する第1連結バーと、裏側に該第1連結バーのレール部にスライド可能に嵌め込まれた突出したスライダーを有する第2連結バーと、を有し、
    前記スライダーと前記レール部とがバヨネット構造となっているパネル型カーテン。
  • 前記第1連結バー及び前記第2連結バーの上側端部及び下側端部にはいずれも前記支持具を掛止可能な孔が設けられている請求項1記載のパネル型カーテン。
  • 前記第2連結バーが表側にレール部を有する請求項1又は2に記載のパネル型カーテン。
  • 前記第1連結バーの裏側及び前記第2連結バーの裏側にタッチファスナが貼設されている請求項1〜3のいずれか一項に記載のパネル型カーテン。
  • 前記支持具が、側面S字状となっており、屈曲した屈曲部から先端に向かってストッパーが設けられている請求項1〜4のいずれか一項に記載のパネル型カーテン。
  • 前記スライダーが前記第2連結バーの横端部に固定されている請求項1〜5のいずれか一項に記載のパネル型カーテン。
  • 前記スライダーがベース部と、該ベース部に設けられた首部と、該首部に連結した頭部とからなり、
    前記ベース部が前記第2連結バーの横端部に固定可能となっており、
    前記首部と前記頭部とが側面視でT字状となっている請求項1〜5のいずれか一項に記載のパネル型カーテン。
  • 上記請求項1に記載のパネル型カーテンの連結方法であって、第1連結バーに対し第2連結バーを直角に配置し、その後、第1連結バーのレール部に第2連結バーのスライダーを押し込み、更にその後、第2連結バーを90度回動させることにより第1連結バーに第2連結バーをスライド可能に連結したパネル型カーテンの連結方法。
  • 说明书全文

    本発明は、パネル型カーテンに関し、更に詳しくは、少なくとも1本のカーテンレールで使用できるものであってカーテン保持部材の連結が簡単に行え、構造が複雑でなくスライドもスムーズに行えるパネル型カーテン及びその連結方法に関する。

    現在、部屋の遮蔽や部屋の仕切り、区切り等にパネル型カーテンが広く用いられている。
    一般にこのパネル型カーテンは、カーテンレールにパネル型のカーテン材(通常,編物、織物等の布地)が吊り下げられ、複数のカーテン材が一列に配置されているものである。

    例えば、2本のカーテンレールを利用した例として、2本のガイドレール(カーテンレール)を並列配置し、各スクリーン生布の上部の左右両端付近にランナーを設け、左方のランナーを第1のガイドレール、右方のランナーを第2のガイドレールに沿って走行自在としたパネルスクリーン(例えば、特許文献1参照)、パネル又はカーテン生地が遊動的に掛けられたスラットを備え、スラットの両端部がそれぞれ第1共通トラック内部及び第2共通トラック内部でガイドされたカーテン装置(例えば、特許文献2参照)、第1及び第2カーテンレールが互いに所定の間隔をあけて並列に配置され、パネルスクリーンの上縁に第1及び第2ランナーが設けられ、第1ランナーが第1カーテンレールに走行可能に設けられ、第2ランナーが第2カーテンレールに走行可能に設けられた遮蔽装置(例えば、特許文献3参照)等が知られている。

    ところが、これらのカーテンは2本のガイドレールが必要となるので、カーテンレールが1本しかない場合は、設置することができない。
    また、カーテンレールが2本ある場合であっても、設置されたカーテン材が大きく斜めに向いてしまうことになり、厚みが増す上、部屋の遮蔽や部屋の仕切り、区切り等が十分にできなくなる欠点がある。
    また2本のガイドレールである以上、両者を近づけるにしても限度がある。

    これら以外にも、パネルを取り付け可能な複数のレール部を前後方向に配置し、各レール部の両端に設けた支持部にカーテンランナーに挿嵌可能な突起を備えたパネルカーテン用レール(例えば、特許文献4参照)、また平板状のパネルを複数のハンガーレールに沿って移動可能に支持し、パネルをハンガーレールから吊下支持する吊下げ枠を回動側吊下げ枠と非回動側吊下げ枠に分割し、回動側吊下げ枠を非回動側吊下げ枠に蝶番を支点として回動可能に片持ち支持したパネルカーテン(例えば、特許文献5参照)、また板状の複数枚のパネルを、前後方向に一定間隔を隔てた状態でハンガーレールに沿って移動可能に吊下支持したパネルカーテン(例えば、特許文献6参照)等、が知られている。
    これらに対し、1本のカーテンレールを使ったパネル型カーテンも開発されている。
    例えば、カーテンレールに移動自在に設けられたスライド部に位置をずらして重なるようにカーテン支持シートを取り付け、カーテン保持部材であるカーテン支持シートに固定された複数枚の立て式のリーフが重なるように移動する立て式カーテン(例えば、特許文献7参照)がある。

    実公平1−7830号公報

    特表2006−507064号公報

    特開2007−138601号公報

    特開2005−40226号公報

    特開2007−105234号公報

    特開2007−244661号公報

    特開2006−280851号公報

    しかしながら、この立て式カーテンは、構造が複雑であり、カーテン保持部材の連結が簡単には行い難い。
    しかもカーテン保持部材の厚みも大きくなりコンパクトではない。
    またカーテン材のスライドも必ずしもスムーズとはいえない。
    更にまた、一旦、カーテン保持部材にカーテン材を取り付けた状態で、カーテンレールに取り付けることは極めて困難となる。

    本発明は、上記事情に鑑みてなされたものであり、少なくとも1本のカーテンレールで使用できるものであって、カーテン保持部材である連結バーの連結が簡単に行え、且つ構造が複雑でなくスライドもスムーズに行えるパネル型カーテンを提供することを目的とする。

    本発明者は、上記課題を解決するため鋭意検討したところ、第1連結バーのレール部と、第2連結バーのスライダーとの連結にバヨネット構造を採用することにより、上記課題を解決し得ることを見出し、本発明を完成するに至った。

    本発明は、(1)カーテンレールのランナーに支持具を介して吊着されたパネル型カーテンであって、支持具に掛止可能である長尺の保持枠体と、該保持枠体に支持されたカーテン材と、を備え、保持枠体が、表側にレール部を有する第1連結バーと、裏側に該第1連結バーのレール部にスライド可能に嵌め込まれた突出したスライダーを有する第2連結バーと、を有し、前記スライダーとレール部とがバヨネット構造となっているパネル型カーテンに存する。

    本発明は、(2)第1連結バー及び第2連結バーの上側端部及び下側端部にはいずれも支持具を掛止可能な孔が設けられている上記(1)記載のパネル型カーテンに存する。

    本発明は、(3)第2連結バーが表側にレール部を有する上記(1)又は(2)に記載のパネル型カーテンに存する。

    本発明は、(4)第1連結バーの裏側及び第2連結バーの裏側にタッチファスナが貼設されている上記(1)〜(3)のいずれか一つに記載のパネル型カーテンに存する。

    本発明は、(5)支持具が、側面S字状となっており、屈曲した屈曲部から先端に向かってストッパーが設けられている上記(1)〜(4)のいずれか一つに記載のパネル型カーテンに存する。

    本発明は、(6)スライダーが第2連結バーの横端部に固定されている請求項(1)〜(5)のいずれか一つに記載のパネル型カーテンに存する。

    本発明は、(7)スライダーがベース部と、該ベース部に設けられた首部と、該首部に連結した頭部とからなり、ベース部が第2連結バーの横端部に固定可能となっており、首部と頭部とが側面視でT字状となっている請求項(1)〜(5)のいずれか一つに記載のパネル型カーテンに存する。

    本発明は、(8)、上記(1)に記載のパネル型カーテンの連結方法であって、第1連結バーに対し第2連結バーを直に配置し、その後、第1連結バーのレール部に第2連結バーのスライダーを押し込み、更にその後、第2連結バーを90度回動させることにより第1連結バーに第2連結バーをスライド可能に連結したパネル型カーテンの連結方法に存する。

    なお、本発明の目的に添ったものであれば上記の発明を適宜組み合わせた構成も採用可能である。

    本発明のパネル型カーテンにおいては、少なくとも、1本のカーテンレールで使用できる。
    そのため厚みが少なくなり極めてコンパクトなものとなる。
    そして第1連結バーのレール部と、第2連結バーのスライダーとがバヨネット構造となっているので、「押し込み」と「回動」の単純な操作により連結バー同士の連結が極めて簡単に行える。
    しかも構造が複雑でなくスライドもスムーズに行える。
    たとえ第1連結バー及び第2連結バーにカーテン材を取り付けた状態であっても、第1連結バーに第2連結バーを容易に取り付けることができる。

    本発明のパネル型カーテンにおいては、第1連結バー及び第2連結バーの上側端部及び下側端部に支持具を掛止可能な孔が設けられている場合、保持枠体を上下逆に用いることも可能となる。
    なお、上下逆に用いた場合、カーテン材が取り付けられる面と、レール部を有する面とが逆になる。

    本発明のパネル型カーテンにおいては、第2連結バーが表側にレール部を有する場合、他の連結バーのスライダーを、第2連結バーのレール部に嵌め込むことにより、3枚のカーテン材を一列に配置することができる。
    そして、それらを互いにスムーズにスライドさせることが可能となる。
    このようにして、更に枚数の多いカーテン材を配置することができる。

    本発明のパネル型カーテンにおいては、第1連結バーの裏側及び第2連結バーの裏側にタッチファスナが貼付されていると、カーテン材を、該タッチファスナに単に押し付けるだけで、ワンタッチで簡単に取り付けることが可能となる。

    本発明のパネル型カーテンにおいては、支持具が、側面S字状となっており、屈曲した屈曲部から先端に向かってストッパーが設けられている場合、取り付けが容易であり、且つ外れにくいという利点がある。

    本発明のパネル型カーテンにおいては、スライダーが第2連結バーの横端部に固定されている場合、第2連結バーを大きく確実にスライドさせることができる。
    また、スライダーがベース部を有する場合、該ベース部を第2連結バーの横端部に嵌合させることにより、スライダーを容易に固定することができる。
    さらに、スライダーの首部と頭部とが側面視でT字状となっているので、レール部に容易に遊嵌させることができる。

    図1は、本実施形態に係るパネル型カーテンの一例を示す部分斜視図である。

    図2(a)は、本実施形態に係るパネル型カーテンの第1連結バーを示す表側図であり、図2(b)は、その裏側図であり、図2(c)は、図2(a)のA−A線で切断した断面図である。

    図3(a)は、本実施形態に係るパネル型カーテンの第2連結バーを示す表側図であり、図3(b)は、裏側図である。

    図4(a)は、本実施形態に係るパネル型カーテンに用いられるスライダーを示す上面図であり、図4(b)は、図4(a)のスライダーを右方向から見た側面図である。

    図5は、本実施形態に係るパネル型カーテンに取り付けられる支持具を示す側面図である。

    図6(a)〜図6(c)は、本実施形態に係るパネル型カーテンにおいて第1連結バーに第2連結バーを連結する方法を示す説明図である。

    図7(a)は、本実施形態に係るパネル型カーテンにおいて第1レールにスライダーを押し込んだ状態を示す概略図であり、図7(b)は、第1レールにスライダーを押し込んで回動させた状態を示す概略図である。

    図8(a)は、実施形態に係るパネル型カーテンを開いた状態を示す図であり、図8(b)は、実施形態に係るパネル型カーテンを閉じた状態を示す図である。

    以下、必要に応じて図面を参照しつつ、本発明の好適な実施形態について詳細に説明する。
    なお、図面中、同一要素には同一符号を付すこととし、重複する説明は省略する。
    また、上下左右等の位置関係は、特に断らない限り、図面に示す位置関係に基づくものとする。
    更に、図面の寸法比率は図示の比率に限られるものではない。

    図1は、本実施形態に係るパネル型カーテンの一例を示す部分斜視図である。
    図1に示すように、本実施形態に係るパネル型カーテン100は、従来のカーテンレール50のランナー51に支持具3を介することにより吊着可能となっている。
    パネル型カーテン100は、支持具3に掛止可能である長尺の保持枠体10と、該保持枠体10に支持されたカーテン材1a,カーテン材1bとを備える。

    また、保持枠体10は、第1連結バー2aと、該第1連結バー2aに対して長手方向にスライド可能な第2連結バー2bと、を有する。
    すなわち、上記パネル型カーテン100においては、カーテン材(以下便宜的に「第1カーテン材」という。)1aが第1連結バー2aに支持され、カーテン材(以下便宜的に「第2カーテン材」という。)1bが第2連結バー2bに支持された状態で、互いにスライド可能となっている。
    ここで、連結バーとカーテン材とは、後述するタッチファスナによって固定され支持状態が保たれる。

    図2(a)は、本実施形態に係るパネル型カーテンの第1連結バーを示す表側図であり、図2(b)は、その裏側図であり、図2(c)は、図2(a)のA−A線で切断した断面図である。
    図2(a)及び図2(c)に示すように、第1連結バー2aは、表側にレール部(以下便宜的に「第1レール部」という。)3aを有し、図2(b)に示すように、裏側にタッチファスナ(以下便宜的に「第1タッチファスナ」という。)5aが貼設されている。

    第1連結バー2aは、表側に第1レール部3aを有するので、これに後述する第2連結バー2bのスライダー20を嵌め込むことにより、第2連結バー2bが第1連結バー2aに対して一直線上にスライドすることが可能となる。
    また、裏側に第1タッチファスナ5aが貼設されており、図2(c)に示すようにカーテン材1aを、第1タッチファスナ5aに対して矢印方向に単に押し付けることにより簡単に取り付けることが可能となっている。
    なおカーテン材1aにも第1タッチファスナ5aに固定できるタッチファスナが取り付けられている。

    第1連結バー2aは、両端に止め具6が嵌合して固定され、該止め具6により、第2連結バー2bのスライダー20(図1参照)が第1レール部3aから離脱するのを阻止する。
    また、第1連結バー2aにおいては、第1レール部3aにネジ等で固定可能な位置決め具7が設けられており、これによって左右にスライドするスライダーを所望の位置で止めることができる。
    すなわち、止め具6から位置決め具7までの距離Lを調整することにより、スライダーの移動幅を調整することができることとなる。

    第1連結バー2aは、上側端部に支持具3(図示しない)を掛止可能な孔8aが設けられている。
    したがって、第1連結バー2aの孔8aに支持具3の一端を掛止し、支持具3の他端をカーテンレール50のライナー51に取り付けることにより、第1連結バー2aがカーテンレール50に吊着されることになる。

    第1連結バー2aは、下側端部にも支持具3(図示しない)を掛止可能な孔8bが設けられている。
    このため、第1連結バー2a(保持枠体10)を上下逆に用いることも可能となる。
    すなわち、上側端部に支持具3を取り付けることもでき、下側端部に支持具3を取り付けることもできる。

    図3の(a)は、本実施形態に係るパネル型カーテンの第2連結バーを示す表側図であり、(b)は、裏側図である。
    図3の(a)に示すように、第2連結バー2bは、表側にレール部(以下便宜的に「第2レール部」という。)3bを有し、また図3の(b)に示すように、裏側にタッチファスナ(以下便宜的に「第2タッチファスナ」という。)5bが貼設されている。

    第2連結バー2bは、表側に第2レール部3bを有するので、例えば、第2連結バー2bと同じ形状の連結バー(以下便宜的に「第3連結バー」という。)を準備し、この図示しない第3連結バーのスライダーを、第2連結バー2bの第2レール部3bに嵌め込むことにより、3枚のカーテン材を一列に配置することができ、且つ互いにスムーズにスライドさせることが可能となる。
    なお、同じ形状の連結バーを更に準備して、同様に第3連結バーに嵌め込むことにより、4枚のカーテン材を一列に配置することができ、さらに、これを繰り返すことによって、カーテン材を所望の数だけ配置することが可能となる。
    これら、各連結バーは、支持具3によりカーテンレール50のライナー51に吊り下げられていることはうまでもない。
    また、裏側には第2タッチファスナ5bが貼設されていることから、第2カーテン材1bを、第2タッチファスナ5bを利用してワンタッチ操作で簡単に取り付けることが可能となっている。

    以上のように、1本のカーテンレールを使用することにより、多数枚のカーテン材を配置することができる。
    1本のカーテンレールを使うだけなので、多数枚のカーテン材となっても、従来のものと異なって厚みが大きくならずコンパクトである。

    第2連結バー2bは、その一方の横端部にスライダー20(詳しくはスライダーの薄肉部20c2)が、他方の横端部に止め具16が嵌合され、それぞれがネジN等を使って確実に固定されている。
    なお、スライダー20は、止め具の働きも兼ねているので、更に第3連結バーを取り付けた場合、そのスライダーが第2レール部3bから離脱するのが阻止される。

    図4(a)は、本実施形態に係るパネル型カーテンに用いられるスライダーを示す上面図であり、図4(b)は、図4(a)のスライダーを右方向から見た側面図である。
    図4の(a)及び図4(b)に示すように、スライダー20は、ベース部20c(これは基部20c1と該基部20c1の側面から直角に延長された薄肉部20c2とよりなる)と、該ベース部20cの側面にそれより細く立設された首部20aと、該首部20aより拡大した頭部20bとからなる。
    このように首部20aと頭部20bとが側面視でT字状となっている。
    それより細く立設された首部20aと、該首部20aより拡大した頭部20bとからなる。
    従って、ベース部20cと頭部20bとの間には首部20aの長さに相当する空間が生じている。
    ベース部20c、詳しくはベース部20cの一部が、第2連結バー2bの横端部に嵌合することにより固定可能となっている(図3参照)。
    すなわち薄肉部20c2は第1レール部3aの内部の空隙に嵌っている。
    その際、薄肉部20c2の両側面に備わっている弾性片20b1が第1レール部3aの内壁面を押圧するので余裕をもって嵌合することができる。
    このように、スライダー20を第2連結バー2bに容易に固定することができるのである。
    なお、スライダー20は、ネジ等を使ってより確実に固定することは前述した。
    また、首部20aと頭部20bとは、側面視でT字状となっているので、首部20aを摘むことで第1レール部3aに容易に遊嵌させることができる。

    第2連結バー2bは、第1連結バー2aと同様に、上側端部に支持具3(図示しない)を掛止可能な孔18aが設けられている。 したがって、第2連結バー2bの孔18aに支持具3の一端を掛止し、他端をカーテンレール50のライナーに取り付けることにより、第2連結バー2bがカーテンレール50に吊着されることになる。

    第2連結バー2bは、第1連結バー2aと同様に、下側端部にも支持具3(図示しない)を掛止可能な孔18bが設けられている。
    このため第2連結バー2b(保持枠体10)を上下逆に用いることも可能となる。
    すなわち、上側端部に支持具3を取り付けることもでき、下側端部に支持具3を取り付けることもできる。

    図5は、この本実施形態に係るパネル型カーテンに取り付けられる支持具を示す側面図である。
    図5に示すように、この支持具3は、側面S字状となっており、屈曲した屈曲部13aから先端に向かってストッパー13bが設けられている。
    これにより、取り付けが容易であり、且つ外れにくいという利点がある。
    なお、カーテンレール側に掛止される屈曲部の曲率は大きく、カーテン材側に掛止される屈曲部の曲率は小さい。
    そしてカーテンレール側の屈曲部の先端部は外側に直線上に延びて延長部13a1が形成されている。 支持具3は、この延長部13a1を備えることにより、指を使って支持具3をカーテンレール50のランナー51に容易に掛止させることができる利点がある。

    本実施形態に係るパネル型カーテン100においては、支持具3の一方端(屈曲部)を第1連結バー2aの孔8aに挿入し、他端をカーテンレール50のランナー51に挿入して掛止することにより、第1連結バー2aが支持具3を介して、カーテンレール50のランナー51に吊着されることになる。
    同様に、別の支持具3の一端を第2連結バー2bの孔18aに挿入し、他方の先端をカーテンレール50のランナー51に挿入して掛止することにより、第2連結バー2bが支持具3を介して、カーテンレール50のランナー51に吊着されることになる。
    このとき、上述したように、支持具3は、ストッパー13bを備えているので、ランナー51や孔8a,18aから不作為に外れることが抑制される。

    次に、本実施形態に係るパネル型カーテン100において、第1連結バー2aを第2連結バー2bに嵌め込んで連結する方法について説明する。
    なお、ここでは、連結バー単独で示すが、カーテン材を取り付けた状態でも嵌め込む操作は同じである。
    図6(a)〜図6(c)は、本実施形態に係るパネル型カーテンにおいて第1連結バーに第2連結バーを嵌め込む操作を説明するための説明図である。
    また、図7(a)は、本実施形態に係るパネル型カーテンにおいて第1レールにスライダーを押し込んだ状態を示す概略図であり、図7(b)は、第1レールにスライダーを押し込んで且つ回動させた状態を示す概略図である。

    まず、図6(a)に示すように、第1連結バー2aに対し、第2連結バー2bを90度の角度に配置する。
    この時、スライダーの頭部20bの長辺の方向が垂下部P1及び起立部P2の間に沿って対向した状態となる。
    なお、第1連結バー2aは支持具3を介してカーテンレール50のランナー51に吊り下げられている。
    次にこの状態で第1レール部3aの空隙にスライダー20の頭部20bを押し込む(押し込みステップ)。

    ここで、スライダー20の頭部20bの短辺の長さL1、頭部20bの長辺の長さL2、ベース部20cの長さL5、及び、第1連結バー2aにおける第1レール部3aの垂下部P1と起立部P2の間の距離L3、第1連結バー2aにおける第1レール部3aの内部空隙の距離L4(すなわち、空隙を形成する上壁と下壁との間の距離)、の関係は、
    ・L1<L3<L2<L4
    ・L3<L5
    となっている。
    このように、頭部20bの短辺の長さL1が第1レール部3aの内部空隙の距離L3よりも小さくなっているので、図7(a)に示すように、スライダー20を押し込んで第1レール部3aに容易に嵌め込むことができる。

    そして、図6(b)、図6(c)に示すように、第1連結バー2aに対し、第2連結バー2bを90度回動させ、第1連結バー2aと第2連結バー2bとを一直線にする(回動ステップ)。

    図7(b)に示すように、頭部20bの長辺の長さL2が、第1レール部3aの内部空隙の距離L4よりも小さくなっているので回動が容易に行える。
    これで第1連結バー2aに対して第2連結バー2bがスライド可能に連結されたことになる。
    頭部20bの長辺の長さL2が、第1レール部3aの垂下部P1及び起立部P2の間の距離L3よりも大きくなっており、スライダー20をスライドさせても第1レール部3aからの離脱は阻止される。

    このように、本実施形態に係るパネル型カーテンは、スライダー20と第1レール部3aとが「押し込み」と「回動」との簡単な操作により結合される極めて便利なバヨネット構造になっている。
    このため、第1連結バー2aに第1カーテン材1aを、第2連結バー2bに第2カーテン材1bを取り付けた状態であっても、第1連結バー2aに第2連結バー2bを容易に取り付けることが可能となる。
    特に、第1カーテン材1aを取り付けた状態の第1連結バー2aをカーテンレール50に取り付けた後に、今度は、第2カーテン材1bを取り付けた状態の第2連結バー2bを第1連結バー2aに容易に取り付けることができる。
    その理由は第2連結バー2bのスライダー20を「押し込み」と「回動」の操作により、簡単に第1連結バー2aの第1レール部3aに嵌め込むことができるからである。
    このように上記パネル型カーテン100においては、カーテン材1a,1bを取り付けた後であっても、カーテンレール50に容易に取り付けることができる利点がある。
    また、上記パネル型カーテン100においては、構造がシンプルであるので、第1連結バー2aに対して、第2連結バー2bをスムーズにスライドさせることが可能となる。
    なお、好ましくは、頭部20bの下端面が第1連結バー2aの内部空隙の下壁に当接して滑ることにより、スムーズな動きとなる。

    図8は、一本のカーテンレール50に4つの連結バーに各々4枚のカーテン材を吊着したパネル型カーテンの例を示す図であり、図8(a)は、パネル型カーテンを開いた状態を示し、また図8(b)は、パネル型カーテンを閉じた状態を示す。

    以上、本発明の好適な実施形態について説明したが、本発明は上記実施形態に限定されるものではない。

    例えば、スライダーは押し込んで回動することにより連結バーに嵌め込めるものであれば、頭部の形状は直方体に曲面を付与した形でもよく、ベース部の形も多少の変更が可能である。
    またパネル型カーテン100の保持枠体10は、第1連結バー2aと第2連結バー2bの少なくとも二つの連結バー2を有しているが、更に多くの連結バーを備えることも当然可能である。

    本実施形態に係るパネル型カーテン100において、連結バーには、タッチファスナが貼設されているが、例えば、タッチファスナ以外のものでカーテン材を簡単に取り付けられるものであれば、採用可能である。

    本実施形態に係るパネル型カーテン100においては、支持具3の形状が側面S字状となっているが、これに限定されない。
    また、第1連結バー2aに対し、2つの支持具3が取り付けられ、第2連結バー2bに対し、2つの支持具3が取り付けられているが、孔8a、8b、18a、18bの数を増やして支持具の取り付け数を多くすることも可能である。
    また連結バーはアルミ等の金属で、またスライダーは合成樹脂で形成されていることが、好ましいが、必ずしも、このように限定されることはない。

    本実施形態に係るパネル型カーテン100に用いられるカーテン材1a,1bとしては、紙、布、フィルム等、公知のものが適宜用いられる。

    本発明に係るパネル型カーテン100は、部屋の遮蔽や部屋の仕切り、区切り等に好適に用いられる。 本発明に係るパネル型カーテン100によれば、カーテン材を取り付けた後であっても、カーテンレールに容易に取り付けることができ、カーテン材のスライドもスムーズに行うことができる。

    1a・・・第1カーテン材(カーテン材)
    1b・・・第2カーテン材(カーテン材)
    2a・・・第1連結バー 2b・・・第2連結バー 3・・・支持具 3a・・・第1レール部(レール部)
    3b・・・第2レール部(レール部)
    5a・・・第1タッチファスナ(タッチファスナ)
    5b・・・第2タッチファスナ(タッチファスナ)
    6・・・止め具 7・・・位置決め具 8a,8b,18a,18b・・・孔 10・・・保持枠体 13a・・・屈曲部 13a1・・・延長部 13b・・・ストッパー 20・・・スライダー 20a・・・首部 20b・・・頭部 20b1・・・弾性片 20c・・・ベース部 20c1・・・基部 20c2・・・薄肉部 50・・・カーテンレール 51・・・ランナー 100・・・パネル型カーテン L1・・・短辺の長さ L2・・・長辺の長さ L,L3,L4・・・距離 L5・・・ベース部の長さ N・・・ネジP1・・・垂下部 P2・・・起立部

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