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日射遮蔽装置のヘッドボックスカバー取付装置

申请号 JP2013148928 申请日 2013-07-17 公开(公告)号 JP2014218882A 公开(公告)日 2014-11-20
申请人 立川ブラインド工業株式会社; Tachikawa Blind Mfg Co Ltd; 发明人 ASAKA TASUKU;
摘要 【課題】ヘッドボックスに取り付けられたカバーの上下方向の 位置 調整を可能とし、カバーの施工性を向上させるものである。【解決手段】ヘッドボックスを隠すカバーを前記ヘッドボックスに取着するため日射遮蔽装置のヘッドボックスカバー取付装置であって、前記ヘッドボックスに固定されるベース部材と、前記カバーを固定可能なカバー取着面を有するカバー取付部材とを備え、前記カバー取付部材は、前記カバー取付部材に対して上方向の 力 を加えることによって上方向移動が可能な連結構造を介して、前記ベース部材に連結される、日射遮蔽装置のヘッドボックスカバー取付装置を提供する。【選択図】図1
权利要求
  • ヘッドボックスを隠すカバーを前記ヘッドボックスに取着するための日射遮蔽装置のヘッドボックスカバー取付装置であって、
    前記ヘッドボックスに固定されるベース部材と、
    前記カバーを固定可能なカバー取着面を有するカバー取付部材とを備え、
    前記カバー取付部材は、前記カバー取付部材に対して上方向の力を加えることによって上方向移動が可能な連結構造を介して、前記ベース部材に連結される、日射遮蔽装置のヘッドボックスカバー取付装置。
  • 前記連結構造は、
    前記連結構造を構成する一方の部材を他方の部材に対して一方向にスライド移動可能にするレール構造と、
    前記一方向とは逆の方向へ前記一方の部材が前記他方の部材に対してスライド移動することを規制するスライド移動規制手段を備える、請求項1に記載のヘッドボックスカバー取付装置。
  • 前記連結構造を構成する2つの部材の一方は、先端側に幅広部を有し且つ基端側に前記幅広部よりも幅が狭い幅狭部を有する雄レール部を有し、
    前記連結構造を構成する2つの部材の他方は、前記雄レール部に係合して前記雄レール部に対してスライド移動可能な雌レール部を備え、
    前記雄レール部と前記雌レール部の一方は、テーパー面と係止面とで構成される略三角状突起をスライド方向に沿って複数個備え、
    前記雄レール部と前記雌レール部の他方は、前記テーパー面に当接して弾性変形可能であり且つ前記係止面によって係止可能な係止片を備え、
    前記係止片が前記テーパー面を乗り越えることによって一方向へのスライド移動が可能であり、前記係止片が前記係止面によって係止されることによって前記一方向とは逆の方向へのスライド移動が規制される、請求項1又は2に記載のヘッドボックスカバー取付装置。
  • 前記複数の略三角状突起は、前記テーパー面及び前記係止面が連続するように設けられる、請求項3に記載のヘッドボックスカバー取付装置。
  • 前記複数の略三角状突起は、前記雄レール部の側面に設けられる、請求項4に記載のヘッドボックスカバー取付装置。
  • 前記カバー取付部材は、中間部材を介して、前記ベース部材に連結される、請求項1〜5の何れか1つに記載のヘッドボックスカバー取付装置。
  • 前記中間部材は、前記カバー取付部材に対して、水平方向に押し当てて係合可能であり、
    前記カバー取付部材は、前記連結構造を介して、前記中間部材に連結される、請求項6に記載のヘッドボックスカバー取付装置。
  • 前記カバー取付部材は、前記ベース部材に対して直接又は中間部材を介して連結される本体部と、前記本体部から下方に突出した突出片と、前記突出片に設けられ前記カバーの固定位置の位置決めを可能にするカバー固定位置決め手段とを備え、
    以下の(1)〜(2)の少なくとも1つの特徴を有する、請求項1〜7の何れか1つに記載のヘッドボックスカバー取付装置。
    (1)前記突出片は、前記カバー固定位置決め手段よりも基端側に切り込み溝を備え、前記カバー固定位置決め手段が分離可能である。
    (2)前記本体部にも前記カバーの固定位置の位置決めを可能にするカバー固定位置決め手段を備え、前記カバーの固定位置が複数の位置から選択可能である。
  • 請求項1〜8の何れか1つに記載のヘッドボックスカバー取付装置を用いた、ヘッドボックスカバー取付方法であって、
    前記ヘッドボックスに前記ベース部材を固定し、
    前記ベース部材に対して直接又は中間部材を介して前記カバー取付部材を連結し、
    前記カバー取付部材に対してヘッドボックスを隠すカバーを固定し、
    前記カバーに対して上方向の力を加えることによって前記カバーの上下位置調整を行う工程を備える、ヘッドボックスカバー取付方法。
  • ヘッドボックスを隠すカバーを前記ヘッドボックスに取着するため日射遮蔽装置のヘッドボックスカバー取付装置であって、
    前記ヘッドボックスに固定されるベース部材と、
    前記カバーを固定可能なカバー取着面を有し且つ前記ベース部材に対して直接又は中間部材を介して連結されるカバー取付部材とを備え、
    前記カバー取付部材は、前記ベース部材に連結される本体部と、前記本体部から下方に突出した突出片とを備え、
    以下の(1)〜(2)の少なくとも1つの特徴を有する、ヘッドボックスカバー取付装置。
    (1)前記突出片は、前記カバー固定位置決め手段よりも基端側に切り込み溝を備え、前記カバー固定位置決め手段が分離可能である。
    (2)前記本体部にも前記カバーの固定位置の位置決めを可能にするカバー固定位置決め手段を備え、前記カバーの固定位置が複数の位置から選択可能である。
  • 前記カバー取付部材は、さらに前後方向移動が可能な連結構造を介して、前記ベース部材に連結される請求項1〜8の何れか1つに記載のヘッドボックスカバー取付装置。
  • 说明书全文

    この発明は、横型ブラインド、プリーツカーテンあるいはたくし上げカーテン等のヘッドボックスを居住者の視界から遮るカバーの取付装置に関するものである。

    従来、横型ブラインド等のヘッドボックスにカバーを取着して、そのカバーにより室内側の視界からヘッドボックスを遮り、美観を向上させるようにしたものがある。
    特許文献1及び特許文献2には、ヘッドボックスにカバーを取着する取付装置が開示されている。

    特許第4909799号

    特許第5002328号

    特許文献1には、カバー(バランス)に固定されるブラケット本体と、ブラケット本体に対して前後方向・上下方向に相対移動可能なフック部材からなる取付装置が開示されている。 特許文献1の技術では、フック部材をヘッドボックスに固定した状態で、カバーをヘッドボックスに対して前後上下方向に相対移動させるためには、カバー裏側でネジを調節する必要があり、施工性が悪い。

    特許文献2には、ヘッドボックスに対し平方向に押し当て係合可能とした係止片を備えた取付装置が開示されている。 特許文献2の技術では、取付装置は可動部を有さないため、カバーをヘッドボックスに対して上下方向に相対移動させることができない。 カバーをヘッドボックスに対して相対移動できないため、施工性が悪い。

    本発明はこのような事情にかんがみてなされたものであり、ヘッドボックスに取り付けられたカバーの施工性を向上させるものである。

    本発明によれば、ヘッドボックスを隠すカバーを前記ヘッドボックスに取着するための日射遮蔽装置のヘッドボックスカバー取付装置であって、前記ヘッドボックスに固定されるベース部材と、前記カバーを固定可能なカバー取着面を有するカバー取付部材とを備え、前記カバー取付部材は、前記カバー取付部材に対して上方向のを加えることによって上方向移動が可能な連結構造を介して、前記ベース部材に連結される、日射遮蔽装置のヘッドボックスカバー取付装置が提供される。

    本発明では、ベース部材とカバー取付部材がヘッドボックスカバー取付装置を構成し、前記カバー取付部材は、前記カバー取付部材に対して上方向の力を加えることによって上方向移動が可能な連結構造を介して、前記ベース部材に連結される構成とした。 特許文献1のように裏側のネジを調整する必要がなく、カバーを押し上げるだけで上方向に位置調整が可能である。 よって、カバーの位置調整が容易で、施工性が良い。 また、カバー取付部材が下方向には移動しないため、カバーの位置調整の途中でカバーが落下する恐れがなく、ヘッドボックスにカバーを取り付けた後にカバーの位置調整をすることが容易である。

    以下、本発明の種々の実施形態を例示する。 以下に示す実施形態は互いに組み合わせ可能である。
    好ましくは、前記連結構造は、前記連結構造を構成する一方の部材を他方の部材に対して一方向にスライド移動可能にするレール構造と、前記一方向とは逆の方向へ前記一方の部材が前記他方の部材に対してスライド移動することを規制するスライド移動規制手段を備える。

    好ましくは、前記連結構造を構成する2つの部材の一方は、先端側に幅広部を有し且つ基端側に前記幅広部よりも幅が狭い幅狭部を有する雄レール部を有し、前記連結構造を構成する2つの部材の他方は、前記雄レール部に係合して前記雄レール部に対してスライド移動可能な雌レール部を備え、前記雄レール部と前記雌レール部の一方は、テーパー面と係止面とで構成される略三状突起をスライド方向に沿って複数個備え、前記雄レール部と前記雌レール部の他方は、前記テーパー面に当接して弾性変形可能であり且つ前記係止面によって係止可能な係止片を備え、前記係止片が前記テーパー面を乗り越えることによって一方向へのスライド移動が可能であり、前記係止片が前記係止面によって係止されることによって前記一方向とは逆の方向へのスライド移動が規制される。

    好ましくは、前記複数の略三角状突起は、前記テーパー面及び前記係止面が連続するように設けられる。
    好ましくは、前記複数の略三角状突起は、前記雄レール部の側面に設けられる。
    好ましくは、前記カバー取付部材は、中間部材を介して、前記ベース部材に連結される。
    好ましくは、前記中間部材は、前記カバー取付部材に対して、水平方向に押し当てて係合可能であり、
    前記カバー取付部材は、前記連結構造を介して、前記中間部材に連結される。

    好ましくは、前記カバー取付部材は、前記ベース部材に対して直接又は中間部材を介して連結される本体部と、前記本体部から下方に突出した突出片と、前記突出片に設けられ前記カバーの固定位置の位置決めを可能にするカバー固定位置決め手段とを備え、以下の(1)〜(2)の少なくとも1つの特徴を有する。
    (1)前記突出片は、前記カバー固定位置決め手段よりも基端側に切り込み溝を備え、前記カバー固定位置決め手段が分離可能である。
    (2)前記本体部にも前記カバーの固定位置の位置決めを可能にするカバー固定位置決め手段を備え、前記カバーの固定位置が複数の位置から選択可能である。

    好ましくは、ヘッドボックスカバー取付方法であって、前記ヘッドボックスに前記ベース部材を固定し、前記ベース部材に対して直接又は中間部材を介して前記カバー取付部材を連結し、前記カバー取付部材に対してヘッドボックスを隠すカバーを固定し、前記カバーに対して上方向の力を加えることによって前記カバーの上下位置調整を行う工程を備える。

    好ましくは、ヘッドボックスを隠すカバーを前記ヘッドボックスに取着するため日射遮蔽装置のヘッドボックスカバー取付装置であって、前記ヘッドボックスに固定されるベース部材と、前記カバーを固定可能なカバー取着面を有し且つ前記ベース部材に対して直接又は中間部材を介して連結されるカバー取付部材とを備え、前記カバー取付部材は、前記ベース部材に連結される本体部と、前記本体部から下方に突出した突出片とを備え、以下の(1)〜(2)の少なくとも1つの特徴を有する。
    (1)前記突出片は、前記カバー固定位置決め手段よりも基端側に切り込み溝を備え、前記カバー固定位置決め手段が分離可能である。
    (2)前記本体部にも前記カバーの固定位置の位置決めを可能にするカバー固定位置決め手段を備え、前記カバーの固定位置が複数の位置から選択可能である。

    本発明の第1実施形態のヘッドボックスカバー取付装置がヘッドボックスに取り付けられた横型ブラインドの全体構成を示す。

    図1のヘッドボックスカバー取付装置のカバーを取り付けた状態の斜視図を示す(図示の便宜上、ヘッドボックスを省略している)。

    図3(a)〜(b)は、本発明の一実施形態のヘッドボックスカバー取付装置の斜視図を示す。

    図4(a)〜(c)は、図3のヘッドボックスカバー取付装置のベース部材の斜視図を示す。 (a)は裏面、(b)は表面、(c)は係止面44cの断面形状である。

    図5(a)〜(b)は、図3のヘッドボックスカバー取付装置の中間部材の斜視図を示し、(a)は裏面側の斜視図であり、(b)は表面側の斜視図である。

    図6(a)〜(b)は、図3のヘッドボックスカバー取付装置のカバー取付部材の斜視図を示し、(a)は裏面、(b)は表面である。

    図7(a)〜(e)は、本発明のヘッドボックスカバー取付装置の取付手順を示す。 (a)はベース部材をヘッドボックスに取り付ける手順、(b)はベース部材を取り付けたヘッドボックスを壁に固定されたブラケットに取り付ける手順、(c)はカバーを取り付けた状態のヘッドボックスカバー取付装置を、ベース部材のリブに向かって水平に押し当てる手順、(d)はヘッドボックスカバー取付装置が取り付けられた状態、(e)はヘッドボックスカバー取付装置のカバーの位置を上方向に調整した状態である。

    本発明の第2実施形態のヘッドボックスカバー取付装置の取付手順を示す。

    本発明の第3実施形態のヘッドボックスカバー取付装置の中間部材の斜視図を示す。

    本発明の第4実施形態のヘッドボックスカバー取付装置の中間部材の斜視図を示す。

    図11(a)〜(d)は、本発明の第5実施形態のヘッドボックスカバー取付装置の、中間部材とカバー取付部材の係合面の概略図を示す。 (a)〜(d)の手順で、カバー取付部材を下方向に移動可能であることを示す。

    図12(a)〜(d)は、本発明の第6実施形態のヘッドボックスカバー取付装置の、中間部材とカバー取付部材の係合面の概略図を示す。 (a)〜(d)の手順で、カバー取付部材を下方向に移動可能であることを示す。

    本発明の第7実施形態のヘッドボックスカバー取付装置の、中間部材とカバー取付部材の係合面の概略図を示す。

    図14(a)〜(b)は、本発明の第8実施形態のヘッドボックスカバー取付装置の、中間部材とカバー取付部材の係合面の概略図を示す。

    本発明の第9実施形態のヘッドボックスカバー取付装置のカバー取付部材の斜視図を示す。

    図16は、本発明の第10実施形態のヘッドボックスカバー取付装置の斜視図を示す。

    図17(a)、(b)は、第10実施形態の第1中間部材の(a)後面斜視図、(b)前面斜視図を示す。

    図18(a)〜(d)は、第10実施形態の第2中間部材の(a)後面斜視図、(b)前面斜視図、(c)左側面図、(d)下面図を示す。

    以下、本発明の実施形態について説明する。 以下に示す実施形態中で示した各種特徴事項は、互いに組み合わせ可能である。

    1. 第一実施形態 以下、この発明を横型ブラインドに具体化した第一実施形態を図面に従って説明する。 図1に示す横型ブラインドは、ヘッドボックス1から垂下される複数本のラダーコード2に多数段のスラット3が吊り下げ支持される。 ヘッドボックス1は、取付ブラケット1aを介して、天井面あるいは壁面等の取付面に固定される。
    また、ラダーコード2の近傍でヘッドボックス1から吊下支持される昇降コード4が各スラット3に貫通され、その昇降コード4の下端にボトムレール5が吊下支持されている。

    ヘッドボックス1の一端には、無端状の操作コード(図示しない)が垂下され、その操作コードの操作により、スラット3の角度調節操作及び昇降操作が可能となっている。
    ヘッドボックス1の前方には、ヘッドボックス1の全長に亘ってカバー7が支持され、室内側の視界からヘッドボックス1を遮るようになっている。

    次に、カバー7をヘッドボックス1に支持するための取付装置の具体的構成を説明する。 図2に示すように、カバー7は、ヘッドボックス1の前面を覆う長さ及び幅で板状に形成され、その長手方向両端部の裏面には、合成樹脂で箱状に形成されたヘッドボックスカバー取付装置50のカバー取着面35(図3(a)参照)がネジで固定されている。
    カバー7は、室内側の視界からヘッドボックス1の前面を遮り、美観を向上させる。

    図3(a)〜(b)に、ヘッドボックスカバー取付装置50の斜視図を示す。 ヘッドボックスカバー取付装置50は、ベース部材40、カバー取付部材30、及び中間部材20から構成される。
    以下に、それぞれの部材について順に説明する。

    まず、ヘッドボックス1に取着されるベース部材40について説明する。
    図4(a)〜(b)に示されるように、ベース部材40は、ヘッドボックス1上面を覆う上辺部43を有す。 上辺部43の裏側は、ヘッドボックス1上面に当接する当接面45である。 上辺部43の先端部には、下方へ鉤型に屈曲された係止部41を有する。 係止部41は、ヘッドボックス1上部の開口縁1b(図1参照)に係合可能となっている。 ベース部材40の上部において、係止部41の前後方向逆側の係止部42が、ヘッドボックス1上部の前後方向逆側の開口縁1bに係合可能である。 これより、ベース部材40とヘッドボックス1が係合する。

    またベース部材40は、表側に上辺部43と一体で形成された前面部46及び中間部材20の係止片21,22と係合するためのリブ44を有する。 ベース部材40が有するリブ44の上側44aと下側44bは、それぞれ中間部材20の係止片21,22と係合可能になっている。 また、リブ44は中間部材20の係止片21,22よりも横幅が大きくなるように構成されている。
    さらに、リブ上側44aの奥側では、係止片21との係合面44cが設けられている。 係合面44cは、その表面に図4(c)に示す断面のように、略三角状突起44dが一定間隔で形成されるギザギザが構成されている。 係止片21,22がリブ44に係合した状態では、上側の係止片21がリブ上側44a、係合面44cに係合する。 係止片21の左右方向に力が加わるときは、係止片21に係合面44cの略三角状突起44dが引っかかり、横ズレが生じにくい。 このため、係止片21,22は横方向に位置調整が可能でありつつ、係止片21,22が係合された状態で意図しない横ズレが生じることは防止される。

    次に、ベース部材40に係合される中間部材20について説明する。
    図5(a)に示すように、中間部材20は、基端部27の裏側に、基端部27と一体であり、基端部27から垂直に延長する上側の係止片21と、同じく基端部27と一体であり、基端部27から垂直に延長する下側の係止片22とを有する。 これらの係止片21,22は、ベース部材40のリブ44に対して水平に押し当てて係合可能である。
    図5(b)に示すように、中間部材20の基端部27の表側は、先端側に雄レール部(幅広部)25を有し且つ基端側に雄レール部(幅広部)25よりも幅が狭い幅狭部26を有する。 雄レール部(幅広部)25は、カバー取付部材30の雌レール部31と係合し、カバー7に上向きの力を加えるとカバー7が上向きに移動する。 このような中間部材20との連結構造より、カバー取付部材30は、中間部材20に対して上方向の力を加えることによって上方向移動が可能である。

    次に、中間部材20とカバー取付部材30との連結構造について詳細に説明する。 連結構造を構成するカバー取付部材30は、中間部材20の雄レール部(幅広部)25に係合して雄レール部(幅広部)25に対してスライド移動可能な雌レール部31を備える。 雄レール部(幅広部)25の側面には、テーパー面24と係止面23とで構成される略三角状突起をスライド方向に沿って複数個備える。 雌レール部31は、テーパー面24に当接して弾性変形可能であり且つ係止面23によって係止可能な係止片33を備える。 係止片33がテーパー面24を乗り越えることによって上方向へのスライド移動が可能であり、係止片33が係止面23によって係止されることによって下方向へのスライド移動が規制される。
    本実施例では、略三角状突起は、テーパー面24及び係止面23が連続するように設けられ、さらに等間隔に設けられることでジグザグ形状を形成する。 ただし、一般的には、ジグザグ形状は必ずしもテーパー面24と係止面23のみから構成される必要はなく、これらに加えて垂直面や湾曲面が存在しても良く、またテーパー面24と係止面23は不等間隔で配置されても良い。

    図6(a)に示すように、カバー取付部材30は、基端部39の裏側に中間部材20の雄レール部(幅広部)25に係合してスライド移動可能な雌レール部31を備える。 雌レール部31は雄レール部(幅広部)25の有するジグザグ形状に係合する係止片33を有する。 係止片33はジグザグ形状の各係止面23に係合可能である。 カバー取付部材30は、中間部材20に対して上方向に段階的に相対移動可能となる。

    次に、カバー取付部材30について説明する。
    図6(b)に示すように、カバー取付部材30は、基端部39の表側にカバー7を固定可能なカバー取着面35を備える。 カバー取着面35は、ネジを挿通可能な挿通穴36を有し、カバー7はネジによってカバー取着面に固定される。 また、カバー取着面35は、カバー固定位置決め手段38を有する。 当該位置決め手段38は、カバー取着面35に存在する矩形の凸部である。 カバー固定位置決め手段38は、カバー7裏面の位置決め溝7aに係合することで、カバー取着面35に対するカバー7の位置決めを行うことが可能である。

    次に、図5,図6を用いて、中間部材20とカバー取付部材30が相対移動可能となる連結構造について説明する。 カバー取付部材30の雌レール部31は、中間部材20の雄レール部(幅広部)25とスライド可能に係合する。 雌レール部31は、係止面23と係合する少なくとも1つの係止片33を有する。
    カバー取付部材30に上向きの力が加わると、係止片33の先端がテーパー面24に当接することによって係止片33が幅を広げながら、カバー取付部材30が上方にに移動する。 カバー取付部材30が上方向に一定量移動すると、雄レール部(幅広部)25の幅が最大となる位置に係止片33の先端が到達してテーパー面24を乗り越え、テーパー面24の上側に位置する係止面23に当接して係止される。 この状態では、係止片33が係止面23によって係止されているので、カバー取付部材30に下方向の力が加わってもカバー取付部材30は、下方向に移動しない。

    カバー取付部材30にさらに上向きの力が加わると、係止片33の先端がその上側にあるテーパー面24に当接し、上記と同様の原理によって、カバー取付部材30を上方向に移動させることができる。
    このため、一度カバー7の位置を調整した場合、カバー7の自重が加わっても、カバー7が下側に移動したり、カバー7が落下したりすることはない。

    次に、図7(a)〜(e)に基づいて、ヘッドボックスカバー取付装置50の取付手順を説明する。
    図7(a)は、ヘッドボックス1にベース部材40を回動係合する手順である。 図7(a)に示すように、ヘッドボックス1は鋼板を折り曲げて形成され、ヘッドボックスの上部表側、裏側に溝部48,49が形成されている。 ベース部材40は、合成樹脂で形成され、前面部46と前面部46の上端から後方に伸びる上辺部43とが一体に形成される。
    上辺部43の先端部には、下方へ鉤形に屈曲された係止部41が形成され、図7(a)に示すように、溝部48に係合可能となっている。
    上辺部43の幅方向中央部には、前面部46の下端部から上方に延びる前側係止片42a(図4(a)、(b)参照)が形成され、その前側係止片42aには係止部41に対向する係止部42が形成されている。 そして、係止部41を溝部48に係合させた状態で、前面部46を図7に示す矢印A方向に溝部48を支点として回動させると、前側係止片42aが撓んで係止部42がヘッドボックス1の上端縁を乗り越え、その係止部42が溝部49に係合するようになっている。
    図7(b)は、天井面に固定されたブラケット1aに、ベース部材40を取り付けたヘッドボックス1を、ヘッドボックス1の上部の溝部49を支点として図中矢印B方向に回動係合する手順である。
    図7(c)は、天井面に固定されたヘッドボックス1及びベース部材40と、カバー7を取り付けたカバー取付部材30及び中間部材20を示す。 連結されたカバー取付部材30及び中間部材20を、ベース部材40に向かって、矢印Cの方向に水平に押し当てることで、ヘッドボックス1にカバー7を取り付けることが可能である。 また、中間部材20の下側の係止片22を、ベース部材40のリブ下側44bに係合させ、リブ下側44bを支点として回転係合させることによっても、中間部材20をベース部材40のリブ44に係合させることができる。
    図7(d)は、ヘッドボックス1にカバー7が取り付けられた状態を示す。 カバー7の位置は、中間部材20のレール構造の下方にあり、調整されていない。
    図7(e)は、ヘッドボックス1にカバー7が取り付けられた状態を示す。 カバー7を押し上げることで、カバー7の位置が調整されている。 本実施形態によると、カバー7を押し上げるだけで、カバー7の上下方向の位置調整を行うことが可能となり、施工性が良い。 従来技術では、カバー7を取り付けた後は、カバー7の上下方向の位置調整を行うことが困難であり、施工性が悪かった。

    以上の構成により、本実施形態は、ヘッドボックス1にカバー7を取り付けた際に、カバー7を上方向に押し上げるだけで、ヘッドボックス1に取り付けられたカバー7の上下方向の位置調整を可能とし、カバー7の施工性を向上させるものである。

    本実施形態は、中間部材20が上向きのジグザグ形状を備え、カバー取付部材30がジグザグ形状に係合する係止片33を備えるため、カバー取付部材30は中間部材20に対して段階的に上方向に移動する。 カバー7に上方向の力を加えると、係止片33の係合が外れ、係止片33が一段上側のジグザグ形状と係合することによって、カバー7はヘッドボックス1に対して上方向に段階的に移動する。 このため、微妙な調整なしにカバーの上下方向の位置調整が容易である。

    本実施形態は、ヘッドボックスカバー取付装置50は、それを構成する部材のうちベース部材40を介してヘッドボックス1に取り付けられる。 ベース部材40のリブ44は、中間部材20の係止片21,22よりも横幅が大きい。 このため、カバー7は、リブ44の横幅と係止片21,22の横幅の差分だけ横方向にも位置調整が可能である。

    中間部材20をベース部材40に向かって水平方向に押し当てることにより、中間部材20をヘッドボックス1に取着することができる。 従って、ヘッドボックス1が天井面等に取着されて、ヘッドボックス1の上縁と取付面との間隔が狭い場合にも、中間部材20をヘッドボックス1に容易に取着することができる。

    下面にリブを具備しないヘッドボックス1に対しても、ベース部材40をヘッドボックス1に予め取着することにより、中間部材20を介してカバー7をヘッドボックス1に取着することができる。

    2. 第2実施形態 図8を用いて、本発明の第2実施形態のヘッドボックスカバー取付装置50について説明する。 本実施形態のヘッドボックスカバー取付装置は、ベース部材60とカバー取付部材30の2部材から構成される。 本実施形態において、ベース部材60は、基端部67の裏側に、基端部67と一体であり、基端部67から垂直に延長する上側の係止片61と、同じく基端部67と一体であり、基端部67から垂直に延長する下側の係止片62とを有する。 係止片61,62は、ヘッドボックス1の上端部の溝部47a及びヘッドボックス1の下端部の溝部47bにそれぞれ水平に押し当てて係合可能である。
    ベース部材60の表側には、カバー取付部材30と接続するための連結構造が形成される。 カバー取付部材30は第一実施形態で説明されるものと同一である。 本実施形態によると、ヘッドボックスカバー取付装置50が2部材構成で実現される。

    3. 第3実施形態 図9を用いて、本発明の第3実施形態のヘッドボックスカバー取付装置50の中間部材20について説明する。 中間部材20は、雄レール部(幅広部)25の側面に等間隔でないジグザグ形状25aを有する。 具体的には、雄レール部(幅広部)25の中間位置においてジグザグ形状25aは小刻みになっており、端部においてジグザグ形状25aは大刻みになっている。 このため、雄レール部(幅広部)25のジグザグ形状が小刻みになっている範囲では、微妙な位置調整が可能となる。

    4. 第4実施形態 図10を用いて、本発明の第4実施形態のヘッドボックスカバー取付装置50の中間部材20について説明する。 中間部材20は、雄レール部(幅広部)25の側面ではなく、雄レール部(幅広部)25の正面28にジグザグ形状28aを有する。 対応するカバー取付部材(不図示)には、雌レール部25の対応する面に係止片が形成される。 これより、カバー取付部材(不図示)は、中間部材20に対して段階的に上方向に相対移動することが可能である。

    5. 第5実施形態 図11(a)〜(d)を用いて、本発明の第5実施形態のヘッドボックスカバー取付装置50について説明する。 図11(a)〜(d)は、中間部材20とカバー取付部材30の係合する面の概略図である。 すなわち、中間部材20の雄レール部(幅広部)25と、その雄レール部(幅広部)25に係合するカバー取付部材30の係止片33aが示される。 一点鎖線は、カバー取付部材30のカバー取着面35の位置を参考のため示すものである。 係止片33aは、カバー取付部材30の基端部と軸部34aを介して付勢される。
    図11(a)は、中間部材20の雄レール部(幅広部)25のジグザグ形状に、カバー取付部材30の係止片33aが係合している。 図11(b)は、カバー取付部材30の係止片33aを弾性変形させることにより、中間部材20との係合を解除する。 図11(c)は、カバー取付部材30を中間部材20に対して下方向に相対移動させることを示す。 係合解除された状態では、カバー取付部材30は中間部材20に対して、上下方向に相対移動可能である。 図11(d)は、カバー取付部材30の係止片33aへの弾性変形が解除されると、係止片33aは中間部材20のジグザグ形状25aに係合することを示す。

    6. 第6実施形態 図12(a)〜(d)を用いて、本発明の第6実施形態のヘッドボックスカバー取付装置50について説明する。 図12(a)〜(d)は、中間部材20とカバー取付部材30の係合面の概略図である。 すなわち、中間部材20の雄レール部(幅広部)25bと、その雄レール部(幅広部)25bに係合するカバー取付部材30の係止片33bが示される。 一点鎖線は、カバー取付部材30のカバー取着面35の位置を参考のため示すものである。 係止片33bは、カバー取付部材30の基端部と軸部34bを介して付勢される。
    図12(a)は、カバー取付部材30の係止片33bが狭まろうとする弾性応力と、係止片33bと雄レール部(幅広部)25bの摩擦力により、中間部材20の雄レール部(幅広部)25bを保持する図を示す。 図12(b)は、カバー取付部材30の係止片33bを弾性変形させることにより、中間部材20との係合を解除する。 図12(c)は、カバー取付部材30を中間部材20に対して下方向に相対移動させることを示す。 係合解除された状態では、カバー取付部材30は中間部材20に対して、上下方向に相対移動可能である。 図12(d)係止片33bへの弾性変形が解除されると、係止片33bは中間部材20の雄レール部(幅広部)25bを保持する。

    7. 第7実施形態 図13を用いて、本発明の第7実施形態のヘッドボックスカバー取付装置について説明する。 図13は、中間部材20とカバー取付部材30の係合面の概略図である。 すなわち、中間部材20の雄レール部(幅広部)25と、その雄レール部(幅広部)25に係合するカバー取付部材30の係止片33の代わりの係止歯車33cが示される。 一点鎖線は、カバー取付部材30のカバー取着面35の位置を参考のため示すものである。 係止歯車33cは中間部材20の雄レール部(幅広部)25に形成された凹凸部25cと係合する。 係止歯車33cは、軸部34cを基準として回転する2つの歯車が対になっている。 対になった係止歯車33cは、内側が下方向(矢印Dの方向)に回転するが、逆方向には回転しないように構成される。 これより、カバー取付部材30は、中間部材20に対して連続的に上方向に相対移動する。

    8. 第8実施形態 図14(a)〜(b)を用いて、本発明の第8実施形態のカバー取付部材30について説明する。 図14(a)はカバー取付部材30を示す。 カバー取付部材30は、カバー取着面35を含む本体部35aを有し、本体部35aの幅よりも狭い幅に亘って本体部下方に突出した突出片34が設けられる。 突出片34は、突出片34の先端34bを折って取り外すための切り込み溝37を突出片34の根本に有する。 突出片34の先端34bには、カバー固定位置決め手段38が設けられる。 カバー固定位置決め手段38は、カバー7の位置決め溝7a(図1参照)と係合して、カバー7をカバー取着面35に位置決めすることが可能となる。 図14(b)は、切り込み溝37で突出片34の先端34bを折って取り外した状態のカバー取付部材30を示す。 すなわち、カバー固定位置決め手段38は、分離可能である。

    9. 第9実施形態 図15は、本発明の第9実施形態のカバー取付部材30について説明する。 カバー固定位置決め手段38は、本体部35a下方に突出した突出片34だけでなく、本体部35aに設けられても良い。 また、カバー固定位置決め手段38はひとつでなく、複数設けられても良い。 すなわち、カバーの固定位置が複数の位置から選択可能である。

    10. 第10実施形態 図16〜18は、本発明の第10実施形態のヘッドボックスカバー取付装置50について説明する。 図16に示すように、本実施形態のヘッドボックスカバー取付装置50は、ベース部材40、カバー取付部材30、第1中間部材70、及び第2中間部材80から構成される。
    本実施形態のベース部材40及びカバー取付部材30は、第1実施形態のベース部材40及びカバー取付部材30とそれぞれ共通する。 本実施形態の第1中間部材70は、ベース部材40と嵌合して脱着可能であり、第2中間部材80は、カバー取付部材30が上方向に相対移動可能に取り付けられる。 第1中間部材70とベース部材40の接続構造および第2中間部材80とカバー取付部材30の接続構造は、それぞれ、中間部材20とベース部材40の接続構造および中間部材20とカバー取付部材30の接続構造と同様である。
    本実施形態では、第1中間部材70及び第2中間部材80は、前後方向にスライドして相対移動可能に接続され、ネジ81aにより締付固定されることを特徴とする。
    すなわち、本実施形態のヘッドボックスカバー取付装置50を用いる場合、第1中間部材70と第2中間部材80が前後方向の相対位置を調整可能であるため、ベース部材40に取り付けられるヘッドボックス(不図示)と、カバー取付部材30に取り付けられるカバー(不図示)との相対位置を調整可能である。

    次に、第1中間部材70及び第2中間部材80について順に説明する。 本実施形態にの説明においては第1中間部材70と第2中間部材80の接続構造について詳細に述べる。
    図17(a)、(b)を用いて第1中間部材70について説明する。 図17(a)に示すように、第1中間部材70は、上面部78、下面部76およびそれらを連結する連結部75から構成される。 上面部78の裏側(下側)には、上側係止片71が一体に形成されており、下面部76の裏側(上側)には下側係止片72が一体に形成されている。 これらの係止片は、弾性変形可能となっており、ベース部材40のリブ44(図4(b)参照)と係合可能になっている。

    上面部78は、その側壁に凹んだ雌レール部74を有する。 雌レール部74は前後方向に延長しており、雌レール部74と係合する雄レール部(不図示)が前後方向に相対移動可能となっている。 また、下面部は幅方向(本実施形態では室内側から見て左方向)に突出した突出部77を有し、突出部77にはネジ81aを締め付けるためのネジ穴73が切られている。 これらの構成によって、第1中間部材70は、次に説明する第2中間部材80と前後方向に調整可能にスライドする。

    次に、図18(a)〜(d)を用いて第2中間部材80について説明する。 図18(a)に示すように、第2中間部材80は、前面部86と、前面部の側面に形成された雄レール部(幅広部)85と、前面部の背面側に、第1中間部材70を包み込むことが可能に四角形状に形成されたリブ構造87が設けられている。 リブ構造87は、上方内側の側面部に突出した雄レール部82を有する。 雄レール部82は、前後方向に向って延長しており、第1中間部材70の雌レール部と係合して、前後方向に位置を調整可能にスライドする。

    第2中間部材80のリブ構造87の下方内側の底面部83が、幅方向(本実施形態では室内側から見て左方向)に突出した突出受け部84が形成される。 図18(d)に示すように、突出受け部84の下面には、前後方向に長い長円形状の孔部81が設けられる。 孔部81には、ネジ81aが貫通して、リブ構造87内部で第1中間部材70に形成されたネジ穴73にねじ込まれることにより、第1中間部材70と第2中間部材80の前後方向の位置関係が固定されるようになっている。

    第1中間部材70は、第2中間部材80のリブ構造87及び雄レール部82に対して前後方向にスライド可能に係合する。 さらに、リブ構造87下部の孔部81からネジ81aによって締め付けることで位置決めが可能である。

    このような構成によって、第1中間部材70及び第2中間部材80が前後方向に相対移動して位置を調節可能であるため、第1中間部材70及び第2中間部材80を介して接続されるヘッドボックス1とカバー7の前後方向の位置調整が可能となる。

    1:ヘッドボックス1a:ブラケット2:ラダーコード3:スラット4:昇降コード5:ボトムレール7:カバー20:中間部材21:係止片22:係止片25:雄レール部30:カバー取付部材31:雌レール部33:係止片35:カバー取着面35a:本体部40:ベース部材41:係止部42:係止部44:リブ50:ヘッドボックスカバー取付装置

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