Wall element and holder

申请号 JP32721396 申请日 1996-12-06 公开(公告)号 JPH09285368A 公开(公告)日 1997-11-04
申请人 Horst Muhlack; ムーラック ホルスト; 发明人 HORUSUTO MUURATSUKU;
摘要 PROBLEM TO BE SOLVED: To provide a good view of bottles by arranging each holder so that each bottle can steadily, safely and easily be picked out of the holder and so that the information stated on the bottle labels are legible.
SOLUTION: This holder provides an area for laying down a multiple number of bottles 7 on the loading surfaces 54, 56 so that the longitudinal axial lines are extended in perpendicular to a wall surface. Moreover, this holder has an accommodation space 60 to accommodate another bottle 5 so that its longitudinal axial line 62 directs nearly parallel to the wall surface.
COPYRIGHT: (C)1997,JPO
权利要求 【特許請求の範囲】
  • 【請求項1】 壁エレメントであって、互いに交差する斜めのスリットを備えた壁表面と、壁エレメントに解離可能に取り付けられかつ壁表面を超えて突出する少なくとも1つのホルダとが設けられており、該ホルダが支持のために、互いに交差する斜めのスリットのうちの少なくとも2つに係合するようになっており、かつ下方に向かって互いに接近する方向に延びる2つの載置面を備えている形式のものにおいて、 ホルダが複数の瓶(7)をそれらの長手方向軸線が壁表面(28)に対して直角に延びるように載置面(54,
    56)に寝かせるための場所を提供しており、さらに、
    別の瓶(5)をその長手方向軸線(62)が壁表面(2
    8)に対してほぼ平行に向くように収容するための収容部(60)を有していることを特徴とする、壁エレメント。
  • 【請求項2】 寝かされた瓶(7)の最下部の各1つの瓶が両載置面(54,56)に載置されるのに対して、
    前記最下部の瓶の上方に配置された瓶(7)は、両載置面(54,56)のうちの一方と、他の1つの瓶(7)
    とに載置されるか、または、他の2つの瓶(7)に載置されるようになっている、請求項1記載の壁エレメント。
  • 【請求項3】 ホルダ(4,6)に寝かせられた、壁表面(28)に底部が当て付けられた瓶(7)の首が、載置面(54,56)の前縁部(58)を超えて突出するようになっている、請求項1または2記載の壁エレメント。
  • 【請求項4】 長手方向軸線(62)が壁表面(28)
    に対してほぼ平行に向けられた瓶(5)の底部が、ホルダ(4,6)の、両載置面(54,56)のうちの一方に対して平行な支持面(66)に支持されるようになっている、請求項1から3までのいずれか1項の壁エレメント。
  • 【請求項5】 支持面(66)が、一方の載置面(5
    6)の延長部に配置されている、請求項4記載の壁エレメント。
  • 【請求項6】 支持面(66)と壁表面(28)との相互間隔が、瓶(7)の長さよりも大きい、請求項4または5記載の壁エレメント。
  • 【請求項7】 収容部(60)によって保持された瓶(5)の長手方向軸線(62)が、両載置面(54,5
    6)のうちの一方に対して平行に延びている、請求項1
    から6までのいずれか1項記載の壁エレメント。
  • 【請求項8】 収容部(60)が、壁表面(28)に対してほぼ平行に向いた長手方向軸線(62)を有する瓶(5)の胴を少なくとも部分的に取り囲むようになっている、請求項1から7までのいずれか1項記載の壁エレメント。
  • 【請求項9】 ホルダ(6)が金属線材ロッド(80,
    82)から製造されている、請求項1から8までのいずれか1項記載の壁エレメント。
  • 【請求項10】 収容部(60)が、曲げられた金属線材ロッド(80″)から成る少なくとも1つの湾曲部材(70)を有しており、該湾曲部材が、瓶(5)の胴を少なくとも部分的に取り囲むようになっている、請求項9記載の壁エレメント。
  • 【請求項11】 収容部(60)が2つの湾曲部材(7
    0)を有しており、該湾曲部材が、互いに間隔を置いて瓶(5)の胴を取り囲むようになっている、請求項10
    記載の壁エレメント。
  • 【請求項12】 支持面(66)が、互いに所定の角度を成して配置された2つの金属線材ロッド(80′,8
    2′)によって形成されている、請求項9から11までのいずれか1項記載の壁エレメント。
  • 【請求項13】 載置部(50,52)が金属線材格子体として形成されている、請求項9から12までのいずれか1項記載の壁エレメント。
  • 【請求項14】 ホルダ(6)が、載置部(50,5
    2)の前縁部(58)を超えて延長された少なくとも2
    つの金属線材ロッド(80′,80″)を有している、
    請求項9から13までのいずれか1項記載の壁エレメント。
  • 【請求項15】 金属線材ロッド(80′,80″)
    が、別の金属線材ロッド(82′)によって結合されている、請求項14記載の壁エレメント。
  • 【請求項16】 金属線材ロッド(80″)の前端部が曲げられて湾曲部材(70)を形成している、請求項1
    4または15記載の壁エレメント。
  • 【請求項17】 ホルダ(4)がプラスチック材料から成る成形部分として形成されている、請求項1から8までのいずれか1項記載の壁エレメント。
  • 【請求項18】 ホルダ(4)が、所定の角度を成して配置された2つの載置プレートを有しており、該載置プレートの上面が載置面(54,56)を形成している、
    請求項17記載の壁エレメント。
  • 【請求項19】 プラスチック材料が透明である、請求項16または17記載の壁エレメント。
  • 【請求項20】 収容部(60)がプラスチックから成る管片(68)を有しており、該管片が瓶(5)の胴を取り囲むようになっている、請求項17から19までのいずれか1項記載の壁エレメント。
  • 【請求項21】 ホルダ(4)が、載置プレートの延長部で前方に向かって突出する突出部(64)を有している、請求項18から20までのいずれか1項記載の壁エレメント。
  • 【請求項22】 突出部(64)の一部が支持面(6
    6)を形成している、請求項21記載の壁エレメント。
  • 【請求項23】 突出部の一部が管片(68)を支持している、請求項21または22記載の壁エレメント。
  • 【請求項24】 互いに平行なスリット(20)によって形成された、少なくとも2つの互いに交差するスリット群(22,24)が設けられている、請求項1から2
    3までのいずれか1項記載の壁エレメント。
  • 【請求項25】 スリット(20)の第1のスリット群(22)が、それぞれ左上から右下に向かって壁エレメント(2)全体にわたって延びており、これに対して、
    スリット(20)の第2の群(24)がそれぞれ右上から左下に向かって壁エレメント(2)全体にわたって延びている、請求項24記載の壁エレメント。
  • 【請求項26】 スリット(20)が、鉛直方向の中心線に対して対称的に、壁エレメント(2)全体にわたって延びている、請求項24または25記載の壁エレメント。
  • 【請求項27】 スリット(20)が、水平方向の中心線に対して対称的に、壁エレメント(2)全体にわたって延びている、請求項24から26までのいずれか1項記載の壁エレメント。
  • 【請求項28】 互いに交差する2つのスリット(2
    0)が成す、水平方向の縁部仕切り部(8)に向かって開く角度が120°〜60°である、請求項1から27
    までのいずれか1項記載の壁エレメント。
  • 【請求項29】 スリット(20)が、少なくとも斜め上方に向いた側縁部(38)に、長手方向の切欠きまたはアンダカット部(40)を有している、請求項1から28までのいずれか1項記載の壁エレメント。
  • 【請求項30】 スリット(20)の、それぞれ互いに対向して位置する両側縁部(38)が、長手方向の切欠きまたはアンダカット部(40)を有している、請求項1から29までのいずれか1項記載の壁エレメント。
  • 【請求項31】 スリット(20)が、ほぼT字形の横断面を有しており、T字の基部が壁エレメント(2)の表面(28)に開口しており、T字の両腕部が長手方向切欠きまたはアンダカット部(40)を形成している、
    請求項29または30記載の壁エレメント。
  • 【請求項32】 スリット(20)が多数の保持エレメント(10)を側方で仕切っており、該保持エレメントが、壁エレメント(2)の、室内に向いた側に、支持構造(8)を超えて突出している、請求項1から31までのいずれか1項記載の壁エレメント。
  • 【請求項33】 保持エレメント(10)の表面(2
    8)がそれぞれ、2つのスリット群(22;24)の2
    つのスリット(20)によって仕切られている、請求項32記載の壁エレメント。
  • 【請求項34】 保持エレメント(10)が個別に支持構造(8)に固定されている、請求項32または33記載の壁エレメント。
  • 【請求項35】 スリット(20)の底部が、支持構造(8)の表面によって仕切られている、請求項32から34までのいずれか1項記載の壁エレメント。
  • 【請求項36】 保持エレメント(10)が支持構造(8)にドエルピンによって固定されている、請求項3
    2から35までのいずれか1項記載の壁エレメント。
  • 【請求項37】 保持エレメント(10)を超えて突出する、支持構造の孔(36)内に係合する少なくとも1
    つのドエルピン(34)が設けられている、請求項32
    から36までのいずれか1項記載の壁エレメント。
  • 【請求項38】 支持構造(8)がパーティクルボードである、請求項32から37までのいずれか1項記載の壁エレメント。
  • 【請求項39】 保持エレメント(10)がプラスチックから成っている、請求項32から38までのいずれか1項記載の壁エレメント。
  • 【請求項40】 ホルダ(4,6)が、複数の保持エレメント(10)に支持されている、請求項32から39
    までのいずれか1項記載の壁エレメント。
  • 【請求項41】 ホルダ(4,6)が、隣り合う2つの保持エレメント(10)の間の少なくとも1つのスリット(20)に締め付け固定可能である、請求項32から40までのいずれか1項記載の壁エレメント。
  • 【請求項42】 ホルダ(4,6)が、複数の保持エレメント(10)の斜め上方に向いた側縁部(38)に載置されている、請求項32から40までのいずれか1項記載の壁エレメント。
  • 【請求項43】 ホルダ(4)が少なくとも、2つのスリット(20)の交差部において水平方向で対角線方向に対向して位置する2つの保持エレメント(10a,1
    0b)に支持されている、請求項32から42までのいずれか1項記載の壁エレメント。
  • 【請求項44】 ホルダ(4,6)が、保持エレメント(10)の、長手方向切欠きまたはアンダカット部(4
    0)を備えた少なくとも1つの側に、背後から係合している、請求項32から43までのいずれか1項記載の壁エレメント。
  • 【請求項45】 請求項1から44までのいずれか1項記載の壁エレメントに解離可能に取り付けるためのホルダにおいて、 壁エレメント(2)の互いに交差する斜めの2つのスリット(20)に係合する後縁領域が設けられていることを特徴とする、ホルダ。
  • 【請求項46】 請求項1から44までのいずれか1項記載のホルダの特徴を有する、請求項45記載のホルダ。
  • 说明书全文

    【発明の詳細な説明】

    【0001】

    【発明の属する技術分野】本発明は、商品のプレゼンテーションに用いられる壁エレメントであって、互いに交差する斜めのスリットを備えた壁表面と、壁エレメントに解離可能に取り付けられかつ壁表面を超えて突出する少なくとも1つのホルダとが設けられており、該ホルダが支持のために、交差する斜めのスリットのうちの少なくとも2つに係合するようになっており、かつ下方に向かって互いに接近する方向に延びる2つの載置面を備えている形式のものに関する。 さらに本発明はこのような壁エレメントのためのホルダに関する。

    【0002】

    【従来の技術】ドイツ連邦共和国特許出願公開第432
    7843号明細書に基づき、ホルダが解離可能に取り付けられた、冒頭で述べた形式の壁エレメントが既に公知である。 これらのホルダは、特に印刷製品またはブリスター包装、つまり専ら軽量の物品の収容とプレゼンテーションとのために役立つ。

    【0003】しかしながらさらに広範囲の使用分野で使用するためのこの壁エレメントを用いた実験中に、また実際の使用中に、この壁エレメントは、壁表面を超えて比較的大きく突出した重い物品のプレゼンテーションを行うのにも極めて適していて、従って基本的には瓶、例えばワインの瓶や酒類の瓶を展示するためにも使用できることが判った。 しかしながら、印刷業者製品やブリスター包装はホルダ内に順序よく積み重ねることができるので、印刷を施された前面を壁エレメントから離反する方向で前方に室内に向けて、これを容易に読み取れるようにすることができるのに対し、瓶の場合には、瓶をホルダ内に適宜に直立させて置くと、必要となる壁面積の点から見て所要スペースが著しく大きくなってしまう。
    さらに、直立した瓶は特に隣り合う瓶を取り出す時に、
    比較的転倒しやすい。 さらに、特に高価なワインのプレゼンテーション時には、ワインの瓶はホルダにおいてなるべくそのコルクが濡れないままの直立位置を取らない方がよい。

    【0004】これに対して、寝かせた状態で重ねられた瓶は、極めて高い安定性と、必要となる壁面積の点から見て小さな所要スペースとを有している。 しかしながら、上方に向いた瓶ラベルは瓶を取り出さなければ全く読み取れないか、または極めて読み取りにくい。 従ってこのような配置は販売用プレゼンテーションには不向きである。

    【0005】

    【発明が解決しようとする課題】本発明の課題は、冒頭で述べた形式の壁エレメントを改良して、瓶を見場よく提示することができ、瓶が安定的に、安全に、かつ取り出し易いように各ホルダに配置され、しかもこの場合、
    見る者にとって瓶ラベルに記載された情報が見づらいことのないような壁エレメントを提供することである。

    【0006】

    【課題を解決するための手段】この課題を解決するために本発明の構成では、ホルダが複数の瓶をそれらの長手方向軸線が壁表面に対して直に延びるように載置面に寝かせるための場所を提供しており、さらに、別の瓶をその長手方向軸線が壁表面に対してほぼ平行に向くように収容するための収容部を有しているようにした。

    【0007】

    【発明の効果】本発明は、ホルダによって収容された瓶のうちのそれぞれ1つを、そのラベルが読み取り易いように持ち上げられた位置に位置決めする一方、残りの瓶を、下方に向かって互いに接近する方向に延びる載置面に積み重ねるという考えに基づいている。 これにより、
    瓶の落下または転倒が阻止され、必要となる壁面積の点から見た所要スペースが可能な限り減じられる。

    【0008】積み重ねられた瓶へのアクセスを容易にするために、本発明の有利な構成では、載置面の深さが瓶の大きさに適合されて、瓶の首が、有利には平らな載置面の前縁部を超えて突出するようになっている。

    【0009】本発明の別の有利な構成によれば、長手方向軸線が壁表面に対してほぼ平行に向けられている瓶の底部が、ホルダの支持面に支持されており、この支持面が有利には両載置面のうちの一方の延長部に配置されており、瓶の長手方向軸線が他方の載置面に対して有利には平行に向けられている。 1つの壁エレメントの全ホルダの収容部に位置する各瓶は、有利には互いに平行に方向付けされていて、これらの瓶は1スリット部分の方向に従って所定の傾斜姿勢で提示される。 この傾斜姿勢は、ソムリエが開栓前にワインの瓶を提示する姿勢にほぼ相当する。 ただしこのホルダの場合ラベルは上方にではなく前方に向いている。

    【0010】本発明のさらに別の有利な構成によれば、
    収容部からの瓶の落下は、瓶の胴の領域が収容部によって少なくとも部分的に取り囲まれることにより阻止される。 これにより、瓶の底部は支持面に対してさほど大きな範囲で動かされることはなく、ひいては、瓶の底部が支持面に部分的にしか載置されていない場合にも、瓶の底部が支持面から滑落することはない。

    【0011】ホルダを有さない壁エレメントは、冒頭で述べたドイツ連邦共和国特許出願公開第4327843
    号明細書に記載されているように構成されている。 この明細書に既に記載されているように、横断面L字形または有利にはT字形のスリットがそれぞれ、斜めに相並んで配置された多数の保持エレメントを仕切っており、これらの保持エレメントが壁エレメントの支持構造を超えて突出しており、この場合この保持エレメントの前端面は拡大されていることにより、スリットに隣接する長手方向切欠きまたはアンダカット部を形成する。

    【0012】保持エレメントには、互いに交差するそれぞれ少なくとも2つのスリットにそれぞれ係合するホルダが支持されているので、これらのホルダは下方に向かって傾動することはない。 これらのホルダはスリットの縁部領域において、隣り合う複数の保持エレメントに載置されている。 ホルダの後縁部領域は、載置面に対して有利には直角に折り曲げられており、保持エレメントの拡大された端面の後方に形成されたアンダカット部または長手方向切欠きに係合する。 こうしてホルダの後縁部領域の背面が支持構造に当接し、ホルダはこの支持構造に支持される。

    【0013】

    【発明の実施の形態】次に本発明を、図面に示した実施の形態について説明する。

    【0014】図面に示した壁エレメント2は、例えばぶどう栽培農家やワイン醸造所やワイン店の売り場でワインの瓶のプレゼンテーションおよび展示を行うために用いられるようになっている。 壁エレメント2には複数のホルダ4,6を、図1に示した配置または別の任意の配置で互いに並んだ状態におよび/または互いに上下に重なった状態に、解離可能に取り付けることができる。 ホルダ4,6はそれぞれ複数のワインの瓶5,7を支持している。 これらの瓶には全て、例えば同じ産地や同じ生産年のワインを充填することができる。 これらの瓶5,
    7のうちのそれぞれの1つの瓶5は、見る者にとって持ち上げられた位置で、ラベルが前方に向いた状態で展示される。 これに対して、残りの瓶7はホルダ4,6に寝かされて配置されている。 寝かされた瓶の底部は壁エレメント2に向いており、有利にはこの壁エレメントに当接している。 これに対して、この瓶の首は見る者に向かって前方に向いているので、これらの瓶7は容易に掴んでホルダ4,6から取り出すことができる。

    【0015】壁エレメント2は主として、壁エレメント2の支持構造を形成する、一貫して延びる方形のパーティクルボード8と、多数の保持エレメント10とから成っている。 これらの保持エレメントは、互いに間隔を置いて、パーティクルボード8の広い幅の側の面を超えて突出している(図4)。 保持エレメント10の、支持構造とは離反した側の前端面14は、同一高さの正方形の形状を有している。 これらの正方形の縁部は、隣接する正方形の縁部とそれぞれ整合しており、これらの正方形の対角線は、壁エレメント2の平方向および鉛直方向の縁部仕切り部16,18に対して平行に延びている。
    隣り合う各保持エレメント10の対向して位置する縁部相互間には、間隙12が形成される。 これらの間隙のうち、長手方向に互いに整合する各間隙12が、それぞれ左側上方から右側下方に向かってもしくは右側上方から左側下方に向かって壁エレメント2全体にわたって延びる多数の平行なスリット20のうちの1つを形成する。

    【0016】これらのスリット20は、2つのスリット群22,24を形成する。 これらのスリット群は、90
    °の角度を成して互いに交差している。 しかしながら選択的に、スリット群22,24は別の角度を成していてもよい。 この場合、水平方向の縁部仕切り部16に向かって開いた角度と、鉛直方向の縁部仕切り部18に向かって開いた角度とは互いに異なる大きさを有しており、
    保持エレメントは菱形の形状を有している。

    【0017】プラスチックから射出成形法で製造され、
    かつ一体的に構成された保持エレメント10の正方形の前端面14は、プレート状部材26によって形成されている。 このプレート状部材は後退した正方形のウェブ3
    0を超えて全面的に突出しており、プレート状部材の前面は壁表面28を形成している。

    【0018】保持エレメント10はそれぞれ、後方に向かってウェブ30を超えて突出する4つのドエルピン3
    4を備えている。 これらのドエルピンはそれぞれウェブ30の角隅の領域に配置されており、保持エレメント1
    0を固定するために、パーティクルボード8に設けられた対応孔36に打ち込まれる。 プレート状部材26に一体成形されたウェブ30の平らな後端面32は、パーティクルボード8の前面に当て付けられている。 パーティクルボード8と保持エレメント10のプレート状部材2
    6との間の、ウェブ30によって取り囲まれた中空室4
    8は、壁エレメント2の重量を減じるために役立つ。

    【0019】保持エレメント10が前方に向かって拡大された形状を有しているので、隣り合う2つの保持エレメント相互間の間隙12、ひいてはスリット20も、T
    字形の横断面を有している。 この場合、T字形のスリット横断面の基部は、隣り合う2つのプレート状部材26
    の互いに平行な側縁部38相互間の間隙によって形成され、壁表面28に開口している。 これに対してT字形のスリット横断面の両腕部は、プレート状部材28の縁部38の背後に設けられた長手方向切欠きまたはアンダカット部40によって形成されている。 これらの長手方向切欠きまたはアンダカット部40はそれぞれ、プレート状部材26の、ウェブ30を超えて外方に向かって突出する、パーティクルプレート8に向いた仕切り面42
    と、これらの仕切り面42にそれぞれ対向して位置する、パーティクルプレート8の表面領域44と、ウェブ30の外面46とによってそれぞれ仕切られている。

    【0020】ワインの瓶を収容するために設けられたホルダ4,6はそれぞれ一体的に形成されている。 これらのホルダはそれぞれ異なる長さのほぼ方形の2つの載置部50,52を有している。 これらの載置部は互いにスリット20と同一角度を成して下方に向かって互いにV
    字形に、つまり互いに接近する方向に延びている。 これらの載置部の、斜め上方に向いた両表面は、ホルダ4,
    6に寝かされた瓶7のための平らな載置面54,56を形成している。 両載置部50,52の、売り場室内に向いた前縁部58がほぼ瓶7の胴と首との間の移行部の下方に位置して、瓶の首が前方に向かって載置部50,5
    2を超えて突出するように、載置面54,56の幅は瓶5,7の大きさに適合されている。

    【0021】瓶7は、最下部に位置する各1つの瓶が両載置面54,56に載置されるのに対し、その上方に配置される瓶が両載置面54,56のうちの一方と別の1
    つの瓶とに載置されるか、または、隣り合う2つの瓶によって支持されてこれらの両瓶の間に形成された凹部に寝かせられるように、瓶7が載置面54,56に積まれると有利である(図1)。

    【0022】さらにホルダ4,6は、高く持ち上げられた位置に位置決めされた瓶5のための収容部60を有している。 この収容部は、前方に向かって載置部50,5
    2を超えて突出しており、瓶5を保持して、この瓶の長手方向軸線62が、両スリット群22,24の一方(2
    4)のスリット20に対して平行に向けられるようになっている。 瓶5は、長い方の載置部50の載置面54に載置された瓶列のうちの最下部に位置するほぼ3つから4つの瓶7を前方に向かって全体的または部分的に遮蔽している。

    【0023】収容部60は、主として突出部64から成っている。 この突出部64は、収容部60によって保持された瓶の底部を支持するための支持面66を形成して、その前端部で、1つの管片68(図2)または2つの湾曲部材70(図1および図5〜7)を支持している。 これらの管片または湾曲部材は、このような瓶の胴を全体的または部分的に取り囲んでおり、これによりこの瓶の底部を支持面66に固持している。

    【0024】突出部64は、両載置部50,52の下端部で、つまりより正確に述べるならば両載置部50,5
    2が所定の角度を成して突き合わされた個所の両側で、
    これらの載置部を延長するように前方に向かって突出している。 突出部64の長さは瓶5,7の長さに適合されている。 この場合、収容部60に配置された瓶5の後方に全体的または部分的に遮蔽されて寝かされた瓶7の前端面が、収納部60に位置する瓶5から多少の間隔を有しているので、これらの瓶7を難なく取り出すことができる。

    【0025】形状および材料の面で見た場合の突出部6
    4の構成は、ホルダ4,6の構成に全体的に適合されていると有利である。 つまり図2に示した実施例の場合には、突出部64はホルダ4自体と同様に、透明なプラスチックから成っている。 支持面66が、短い方の載置部52に一体的に形成された部分として前方に向かって突出したプレート72の上面によって形成される一方、透明なプラスチックから成る円筒形の管片68が瓶5を保持している。 管片68は、その外周面の一部でプレート74に接着固定されている。 このプレートは、長い方の載置部50に一体的に形成された部分として前方に向かって突出していて、その下側エッジ76に沿ってプレート72の下側エッジに一体的に結合されている。 この場合プレート74の前縁部78は、プレート72の前縁部79と同一平面内に配置されている。 管片68は、プレート74の前縁部78の近くで、このプレートの上面に固定されている。 この管片は前方に向かって僅かにプレート74を超えて突出して、管片68内に導入された瓶5の底部が、支持面66に部分的にだけ載置されるようになっている。

    【0026】管片68の内径は、瓶の胴の外径よりも僅かに大きいので、瓶5は底部から先に上方から管片68
    内に差し込むことができる。 瓶の底部が支持面66に支持されると、管片68は胴と首との間の移行部の下方で、瓶5の胴を取り囲む。

    【0027】管片68の上縁部および下縁部は支持面6
    6に対して平行に延びている。 この支持面自体は、両スリット群22,24のうちの一方のスリット群22のスリット20に対して平行に向けられているのに対し、管片68の長手方向軸線は、他方のスリット群24のスリット20に対して平行に向けられている。

    【0028】これとは異なり、図3〜図7に示した実施例の場合、ホルダ6全体、ひいては突出部もが剛性の金属線材ロッド80,82から成っている。 これらの金属線材ロッドは鋼から製造され、クロムめっきまたはニッケルめっきを施されているか、またはプラスチック被覆されていると有利である。 載置部50,52の領域においては、金属線材ロッド80,82が、互いに直角を成して重なるように溶接されて、異なる長さの脚部を有する金属線材格子体をV字形に形成する。 上側の各ロッド80の上面は斜めの載置面54,56を形成している。
    収容部60を形成するために、壁表面28に対して直角な金属線材ロッド80のうちのいくつか、この実施例の場合全部で3つが前方に向かって延長されている。 これらのうちの1つの金属線材ロッド80′が短い方の載置部52を超えて突出しており、2つの金属線材ロッド8
    0″が長い方の載置部50を超えて突出している。延長されたこれらの金属線材ロッド80′,80″は補強のために、直角に曲げられた別の線材ロッド82′によって互いに結合されている。 この線材ロッドは、延長された一方の線材ロッド80′の前端部と一緒に、支持面6
    6を形成している。 延長された他方の両線材ロッド8
    0″の、線材ロッド82′を超えて突出する自由端部は、上方および後方に向かってそれぞれ円形に曲げられている。この場合、収容部60によって保持された瓶の胴の周面の大部分を、互いに間隔を置いて取り囲む両湾曲部材70が形成される。

    【0029】両ホルダ4,6は、2つのスリット20の交差部において水平方向で対角線方向に対向して位置する2つの保持エレメント10a,10bと、これらの保持エレメントの斜め上方に配置された隣り合う保持エレメント10c,10dとに支持されている(図1)。 両ホルダは、プレート状部材26の、斜め上方に向いた側縁部38に載置されている(図4)。

    【0030】ホルダ4,6の、壁エレメント2に向いた各後縁領域、つまり両載置部50,52の後縁部が、互いに交差する2つのスリット20に係合する。 下方に向かって後縁領域から突出する、場合によっては中断部を有するウェブ90(図2)、もしくは、壁表面に対して平行な金属線材ロッド82(図3および図4)のそれぞれ最後部の線材ロッド82″が、保持エレメント10の拡大された前端面14の後方のアンダカット部40内に突入し、パーティクルボード8に支持される。ホルダ4,6のV字形の形状に基づき、このホルダをスリット20内に導入したあと、このホルダが下方に向かって傾動するのが阻止される。

    【0031】不慮の持ち上がりを防止するために、ホルダ4,6をスリット20内に締め付け固定することができる。 このためには、横断面V字形の楔体(図示せず)
    を使用すると有利である。 この楔体はホルダ4,6のV
    字形の下端部の領域において両載置部50,52の上面に当て付けられた状態で、これらの上面と、スリット2
    0の交差部の上方に配置された別の保持エレメント10
    (図1においては瓶5によって遮蔽されている)との間に導入されるので、楔体は、互いに交差した両スリット20内に係合する。 締め付け固定のあと、ホルダ4,6
    は、下方から載置部50,52に向かってを加えることによってもその嵌め合いから解除することはできない。

    【図面の簡単な説明】

    【図1】複数の瓶ホルダを備えた、本発明による壁エレメントを示す正面図である。

    【図2】4つのワインの瓶を備えた瓶用のホルダを、壁エレメントから取り外した状態で示す斜視図である。

    【図3】瓶を保持していない別の瓶ホルダを、壁エレメントから取り外した状態で示す斜視図である。

    【図4】図1に示した壁エレメントの一部を、図3に対応するホルダの一部を有した状態で示す縦断面図である。

    【図5】図3の瓶用のホルダを示す正面図である。

    【図6】図5の瓶用のホルダを左側上方から斜めに見た状態で示す斜視図である。

    【図7】図5の瓶用のホルダを右側上方から斜めに見た状態で示す斜視図である。

    【符号の説明】

    2 壁エレメント、 4,6 ホルダ、 5,7 瓶、
    8 パーティクルボード、 10 保持エレメント、
    12 間隙、 14 前端面、 16,18縁部仕切り部、 20 スリット、 22,24 スリット群、
    26 プレート状部材、 28 壁表面、 30 ウェブ、 32 後端面、 34 ドエルピン、 36
    対応孔、 38 縁部、 40 アンダカット部、 4
    2 仕切り面、 44 上面領域、 46 外面、 4
    8 中空室、 50,52 載置部、 54,56 載置面、 58 前縁部、 60 収容部、 62 長手方向軸線、 64 突出部、 66 支持面、 68
    管片、 70 湾曲部材、 72,74 プレート、
    76 下縁部、 78,79 前縁部、 80,82
    金属線材ロッド、 90 ウェブ

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