【発明の詳細な説明】 【0001】 【産業上の利用分野】本発明は、商品陳列用ローラース ライダーに関するものである。 【0002】 【従来技術】従来、スチロール樹脂により形成された本体で、該本体の断面は上部開口のコの字型であり、両側の垂直壁と底部の水平壁とを有し、前記垂直壁には樹脂で形成された多数のローラーの軸を交換不能に、かつ広い間隔で取付けた商品陳列用ローラースライダーは公知である。 【0003】 【発明が解決しようとする課題】従来公知の、商品陳列用ローラースライダーは、ローラーの間隔が広いので、 商品の滑りが悪い点と、損傷したローラーの交換が、簡単にはできない点に欠点がみられる。 ローラーは、固体 差があって、なかには軸部分が僅かにいびつのものがあ り、そのローラーが広い間隔で取付けられていると、滑 りが悪くそこで止まり、商品の滑動が円滑を欠く課題が あった。 この課題は、ローラーの間隔を詰めると解決で きる。 ローラーの間隔を詰めると缶ビールとか缶ジュー スは、動きの悪いローラーを飛び越えて、動きのよいロ ーラーに移るから、全体として移動し、途中で止まって しまうと言うことはなくなる。 また、公知のものは、個 々のローラーの交換はできなかったから、スライダー全 体を交換しなければならず、費用が大変であった。 【0004】 【課題を解決するための手段】よって、本発明は、樹脂により本体1を形成し 、該本体1の断面は上部開口のコの字型とし、該本体1は両側の垂直壁2と底部の水平壁3とを有し、前記水平壁3の上面は水平面に形成され、 前記垂直壁2には前記水平壁3の上部の両側に溝9が形成されるように溝用リブ8 を熔着し 、前記溝9にポリアセタールで形成された多数のローラー4を軸着したロー ラー受け5を抜差自在に挿着し 、 前記ローラー受け5に は左右両側に終始同一高さの立上部10を形成し 、該立上部10の上面には前記ローラー4の軸7を上から係合 させる係合用の切欠部6を形成して前記ローラー4の軸7を上方より前記切欠部6に係合させて取付け、 前記ロ ーラー4は隙間なく取付け、前記ローラー受け5を前記溝9に挿入して取付けると前記立上部10 の上面は前記溝用リブ8の下側に当接係合して前記ローラー4は外れなくなり、 前記ローラー受け5を前記溝9より外すと前 記立上部10の上面は露出して前記ローラー4は交換自 在になる缶ビールとか缶ジュースを陳列する商品陳列用 ローラースライダーとしたものである。 【0005】 【実施例】本発明の一実施例を図面により説明すると、 1は商品陳列用のローラースライダーの本体で、樹脂により形成され、断面は上部開口のコの字型である。 2は 本体1の両側の垂直壁、3は底部の水平壁である。 垂直壁2には場合により模様を付けることがあり、水平壁3 には多数の透孔を設けて軽くすることがある。 【0006】前記水平壁3の上面は平いらな面に形成され、ポリアセタールで形成された多数のローラー4を取付けたローラー受け5を抜差自在に取付ける。 前記ローラー受け5は左右両側にローラー4の軸7を軸装する立 上部10を有する構成で、立上部10には切欠部6を設 け、切欠部6にローラー4の軸7を回転自在に嵌合した構造で、ローラー受け5は垂直壁2に設けた溝用リブ8 の下側に形成される溝9に挿入される。 【0007】前記切欠部6はローラー受け5の両側に形成される前記立上部10の上面に一定間隔を置いてロー ラーの間隔が殆どできないように隙間なく形成され、ローラー4は、その軸7を上方より単に切欠部6に置くだけで取付けられ、ローラー受け5を矢印のように溝9に挿入すると、立上部10は溝用リブ8の下側に係合して、溝用リブ8によりローラー4は外れなくなる。 前記ローラー受け5を前記溝9に挿入して取付けると前記立上部10 の上面は前記溝用リブ8の下側に当接係合して前記ローラー4は外れなくなり、 前記ローラー受け5を 前記溝9より外すと前記立上部10の上面は露出して前 記ローラー4は交換自在になる 。 【0008】前記ローラー4は、 前記のように殆んど隙間なく設けられ、そのため、缶ビールとか缶ジュースの滑動を円滑にする。 前記ローラー4はローラー受け5を引き出すと交換可能であり、折損したものを容易に交換できる。 【0009】 【発明の効果】従来公知の、商品陳列用ローラースライ ダーは、ローラーの間隔が広いので、商品の滑りが悪い点と、損傷したローラーの交換が、簡単にはできない点に欠点がみられる。 ローラーは、固体差があって、なか には軸部分が僅かにいびつのものがあり、そのローラー が広い間隔で取付けられていると、滑りが悪くそこで止 まり、商品の滑動が円滑を欠く課題があった。 しかるに、本発明は、樹脂により本体1を形成し 、該本体1の断面は上部開口のコの字型とし、該本体1は両側の垂直壁2と底部の水平壁3とを有し、前記水平壁3の上面は水平面に形成され、前記垂直壁2には前記水平壁3の上部の両側に溝9が形成されるように溝用リブ8 を熔着 し 、前記溝9にポリアセタールで形成された多数のロー ラー4を軸着したローラー受け5を抜差自在に挿着し 、 前記ローラー受け5には左右両側に終始同一高さの立上 部10を形成し 、該立上部10の上面には前記ローラー 4の軸7を上から係合させる係合用の切欠部6を形成し て前記ローラー4の軸7を上方より前記切欠部6に係合させて取付け、 前記ローラー4は隙間なく取付け、前記ローラー受け5を前記溝9に挿入して取付けると前記立上部10 の上面は前記溝用リブ8の下側に当接係合して前記ローラー4は外れなくなり、 前記ローラー受け5を 前記溝9より外すと前記立上部10の上面は露出して前 記ローラー4は交換自在になる缶ビールとか缶ジュースを陳列する商品陳列用ローラースライダーとしたものであるから、 (イ)樹脂により形成された本体1で、該本体1の断面は上部開口のコの字型であり、両側の垂直壁2と底部の水平壁3とを有し、前記水平壁3の上面は水平面に形成されているから、水平壁3の上面を摺動面としてローラ<br>ー受け5を摺動させることができる。 (ロ)前記垂直壁2には前記水平壁3の上部の両側に溝9が形成されるように溝用リブ8が熔着されているから、ローラー受け5を溝9に挿入すると、溝用リブ8で 簡単に支受される。 (ハ)前記溝9にポリアセタールで形成された多数のローラー4が隙間なく取付けられたローラー受け5を抜差自在に取付けたから、 ローラー4が隙間なく取付けられ ているので、仮に、動きの悪いローラーがあっても、商 品はそれを飛び越えて円滑に移動する 。 (ニ)前記ローラー受け5を前記溝9に挿入して取付けると前記立上部10 の上面は前記溝用リブ8の下側に当 接係合して前記ローラー4は外れなくなり、 前記ローラ ー受け5を前記溝9より外すと前記立上部10の上面は 露出して前記ローラー4は交換自在になるから、取付簡単、交換簡単で、不良ローラーを容易に交換できる。 【図面の簡単な説明】 【図1】全体斜視図。 【図2】ローラー受けの装着状態図。 【図3】ローラー受けとローラーの分解図。 【符号の説明】 1…本体、2…垂直壁、3…水平壁、4…ローラー、5 …ローラー受け、6…切欠部、7…軸、8…溝用リブ、 9…溝、10…立上部。 ───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl. 7 ,DB名) A47F 7/28 B65G 13/00 - 13/12 |