作動可能な蓋を備えた食品真空包装用の真空引き出し

申请号 JP2016526197 申请日 2015-10-22 公开(公告)号 JP6235709B2 公开(公告)日 2017-11-22
申请人 ミハテック ケー エス; 发明人 ボックス シュテファン; コフラー ローベルト; ヴェヴェック アレクサンダー; ハルランダー フロリアン; コプフェンシュタイナー ピーター;
摘要
权利要求

その少なくとも一部がガラス製である作動可能な蓋で密閉される真空チャンバを用いて食品を真空包装する、真空引き出しであって、 前記蓋の前記ガラス製の部分は、少なくとも部分的に互いに重なり合うように向かい合わせで配置された、2枚以上の合わせガラス板を備え、 前記2枚以上の合わせガラス板は、内側ガラス板と、該内側ガラス板よりも外側に位置し該内側ガラス板よりも表面積が大きい外側ガラス板とを有し、 前記外側ガラス板の縁部は、対応する前記内側ガラス板の縁部よりも突出しており、 前記蓋が前記真空チャンバを密閉した際、 前記内側ガラス板は、前記真空チャンバに形成されたチャンバ開口部に位置し 前記外側ガラス板は、前記チャンバ開口部の縁部に支持される ことを特徴とする、真空引き出し。前記ガラス板は、具体的には1つまたは複数のスペーサ断面部材を挿入すること、および/または、具体的には対応する厚さの両面テープを用いて前記ガラス板を接着することによって、互いに間隔をあけて配置されることを特徴とする、 請求項1に記載の真空引き出し。前記ガラス板は、面対面で、点対点で、またはその縁部の輪郭に沿って塗布された接着剤を介して、互いに接着される、 請求項1または2に記載の真空引き出し。前記ガラス板の間の少なくとも一部には、前記ガラス板を固定するための真空および/または不活性ガスが存在することを特徴とする、 請求項1〜3のいずれか1つに記載の真空引き出し。前記合わせガラス板の縁部には、具体的にはリップシールである少なくとも1つのシールを収容するための少なくとも1つの溝が設けられていることを特徴とする、 請求項1〜4のいずれか1つに記載の真空引き出し。前記溝は、前記ガラス板を間隔をあけて配置することによって形成されることを特徴とする、 請求項5に記載の真空引き出し。前記蓋は、少なくとも1つの回転ヒンジを介して、前記真空チャンバの本体に連接されることを特徴とする、 請求項1〜6のいずれか1つに記載の真空引き出し。前記少なくとも1つの回転ヒンジの固定部分は、前記真空チャンバの本体の少なくとも1つのタブによって、着脱可能に収容されることを特徴とする、 請求項7に記載の真空引き出し。前記回転ヒンジは、軸方向隙間の存在により、前記タブから回転軸の方向に取り外すことができることを特徴とする、 請求項8に記載の真空引き出し。前記軸方向隙間を少なくとも部分的に制限するために、着脱可能なスライド式インサートが、前記蓋における前記回転ヒンジの取り付け箇所に設けられることを特徴とする、 請求項9に記載の真空引き出し。回転軸と同軸方向に伸びるとともに、その端部においては少なくとも1つの回転ヒンジの受け部であって、具体的には両側に設けられる対応する回転ヒンジ受け部を有する管状断面部材が、前記合わせガラス板の縁部に取り付けられていることを特徴とする、 請求項1〜10のいずれか1つに記載の真空引き出し。前記管状断面部材は、互いに平行に突出して少なくとも1枚のガラス板の受け部を形成する2つの側面部を備えることを特徴とする、 請求項11に記載の真空引き出し。前記真空引き出しが、具体的にはキッチンキャビネットである家具に使用される、 請求項1〜12のいずれか1つに記載の真空引き出し。請求項1〜12のいずれか1つに記載の真空引き出しを備えるキッチンキャビネット。

说明书全文

本発明は、作動可能な蓋によって密閉される真空チャンバを用いて食品を真空包装する真空引き出しであって、その蓋の少なくとも一部がガラス製である、真空引き出しに関する。

真空包装機は、例えば密封袋の形状の適当な容器が入れられる真空チャンバを備えている。チャンバ内には、垂直方向に高さ調節可能な溶接棒が伸びている。真空チャンバは、食品を詰めた容器をその中に入れた後、真空ポンプを用いてチャンバ内に真空を生じさせるべく、蓋で密閉される。続いて作動される溶接棒が溶接エネルギーを供給することにより、容器を溶接する。

引き出しの中、特にキッチンのキャビネットの中での使用を目的として特別に設計された真空包装機もまた、公知である。デザイン上の理由から、特に真空引き出しをキッチンのキャビネットで使用する際は、真空包装機の蓋の少なくとも一部がガラス製であることが望ましい。しかしながら、ガラス蓋を用いれば、必然的にガラス板の破損の危険性が伴い、チャンバ内に真空が存在している時には、圧差による内破を招く可能性がある。チャンバ壁への衝撃によって、真空チャンバ内へ入り込もうとする破片が逆に飛散し、近くにいる人たちや物にとって危険物となりうる。

これまで、上記のような危険性を低減するために様々な検討がなされてきた。しかしながら、例えばプレキシガラス等のプラスチックからなる蓋を使用すると、機器のデザインに対する要求が満たされない。また、プレキシガラスを極めて肉厚にする必要があるため、使用可能な真空チャンバの容量が失われてしまうという問題もある。公知の破砕防止フィルムを用いても、十分な強度が得られない。さらに、このようなフィルムはガラスへの付着が不十分であるため、ここでもガラス板が破損した場合には危険な破砕が生じる可能性がある。

本発明は、上記のような安全性に関する要件を満たす、真空引き出しの蓋の構成の代替例を提示することを目的とする。

この目的は、請求項1の特徴に基づく真空引き出しによって解決される。本発明によれば、ガラス製の蓋、または少なくともガラス製の部分を有する蓋が用いられる。上記蓋の上記ガラス製の部分は、少なくとも部分的に互いに重なり合うように向かい合わせで配置された、2枚以上の合わせガラス板からなる。前記2枚以上の合わせガラス板は、内側ガラス板と、該内側ガラス板よりも外側に位置し該内側ガラス板よりも表面積が大きい外側ガラス板とを有し、前記外側ガラス板の縁部は、対応する前記内側ガラス板の縁部よりも突出しており、前記蓋が前記真空チャンバを密閉した際、前記内側ガラス板は、前記真空チャンバに形成されたチャンバ開口部に位置し前記外側ガラス板は、前記チャンバ開口部の縁部に支持される。上記ガラス板は、好ましくは、それぞれ無傷のままのガラス板が真空チャンバを密閉するように、あるいは空気が真空チャンバに非常にゆっくりとしか入らないように、配置される。本発明のシステムは、たとえ使用するガラス板の一方が破損しても、少なくとも1枚の無傷なガラス板によって真空状態が保持されるので、破損したガラス板の制御不可能な破砕を招きうる、危険な内破が回避されるという利点を有する。

上記蓋は、そのほぼ全体が、2枚の重なり合うガラス板で形成されることが好ましい。シール、ヒンジまたはエッジトリマー等の必要な構成要素は、それぞれ異なる材料で形成してもよい。従って、上記ガラス板の形状は、上記蓋の形状を実質的に規定する。

上記2枚以上のガラス板は、向かい合わせの状態で結合してもよく、好ましくは互いに接着してもよい。この結合、具体的には接着は、面対面、または点対点で(face to faceor point by point)行ってもよい。縁部の輪郭に沿って接着することも可能である。上記2枚のガラス板すなわち隣接するガラス板は、間隔をあけて互いに結合または固定してもよい。間隔は、隣接するガラス板の間に挿入される、1つまたは複数のスペーサ、あるいはスペーサの断面を有する部材(spacer profiles)によって設けることができる。間隔をあけて配置されたガラス板は、接着によって互いに固定してもよいし、隣接するガラス板の間に形成された空間内の真空によって互いに固定してもよい。後者の場合には、ガラス板だけが、既存の真空によって固定される。また、当然ながら、ガラス板を真空による固定と接着とを組み合わせて固定することも考えられる。また同様に、ガラス板を、具体的には厚さが少なくとも1mm、好ましくは少なくとも2mmの両面テープを用いて、互いに間隔をあけるように接着することも考えられる。

上記ガラス板が恒久的に高い透明性および透光性を保つように、上記ガラス板間の空間を、不活性ガスで充填することも可能である。

上記少なくとも2枚のガラス板を、間隔をあけて配置することは、1つまたは複数のシール、具体的にはシーリングリップを収容するのに適した溝を、縁部の少なくとも一部に設けられるという利点がある。必要なシールを蓋とチャンバとの間に施して固定する工程は、シールを収容するための溝を、経済的に好都合な方法でチャンバのトレイにミリングで形成(mill)することができなかったために、従来は複雑であり、かつ不十分であった。同様のことが、1枚のガラス板を有する従来のガラス蓋を用いる際にもいえる。少なくとも2枚のガラス板を用いることと、それらを互いに間隔をあけて配置することとにより、ミリング加工を行わずに、シールを収容するための空間が形成される。このようにして得られた縁部の溝により、リップシールの形状をした交換可能なクランプ用の断面を有する部材(clamping profile)を、容易に蓋に取り付ける準備が整う。

蓋の真空チャンバへの取り付けは、好ましくは1つまたは複数の回転ヒンジを用いて行うことができる。ある実施の形態によれば、回転ヒンジは、蓋をある位置に保持するように、またはばね力によって生じるプレテンションによって蓋を自動的に開閉するように、ばね支持される。理想的には、蓋の縁部に側方から取り付けられた回転ヒンジによって、蓋の連接(articulation)が実行される。好適には、蓋の互いに対向する側面の縁部にそれぞれ取り付けられた2つの回転ヒンジを用いる。

また、チャンバ本体に対し、少なくとも1つの回転ヒンジの固定ヒンジ部を、着脱可能(releasable)に取り付けることも好適であると分かっている。着脱可能に配置することにより、蓋を例えばクリーニングまたは修理する目的で、容易に取り外すことができる。着脱可能な結合は、回転ヒンジを回転不能に取り付けたり、必要に応じて取り外したりすることができるように、チャンバ本体に形成されたタブによって行うことが好ましい。

少なくとも1つの回転ヒンジは、軸方向の移動によって、回転ヒンジをチャンバ本体のタブから外すことで蓋を取り外すことができるように、回転軸の方向の軸方向隙間(axial clearance)によって特徴づけられることが特に好ましい。蓋の縁部に配置された両回転ヒンジがともに軸方向隙間を有することで、これらが互いに移動可能となることが特に好ましい。

蓋を本体に固定するため、ならびに蓋が誤って外れることを防止するために、上記少なくとも1つのヒンジの軸方向隙間を制限または完全に塞ぐ、少なくとも1つのスライドが設けられる。スライドは、クランプのように設計されることが好ましく、蓋の回転ヒンジの領域における回転軸に取り付けることができる。スライドを取っ手状に形成すると、スライドをヒンジ軸から引き出した後に蓋を取り外すのに好都合な取っ手として機能させることができる。軸方向隙間を設けた上記回転ヒンジの両方に、それぞれ別個のスライドを設けることが理想的である。スライドは、弾性または可撓性を有する材料で作られていてもよい。

本発明の特に好ましい態様において、蓋へのヒンジの取り付けは、蓋の回転軸に隣接するガラス板の縁部に取り付けられる管状の断面を有する部材(tubular profile)によって行うことができる。この管状断面部材の端部の開口部に、それぞれ1つの回転ヒンジが収容されるようにすることが理想的である。蓋への管状断面部材の取り付けは、互いに平行に突出する2つの側面部(flank)によって実現されることが好ましい。これにより管状断面部材の長手方向軸に沿って溝状の開口部が形成されるからである。したがって、このような断面を有する部材は、少なくとも1枚のガラス板の縁部に配置されうる。また同様に、2枚以上の重なり合うガラス板をこのような断面を有する部材で結合することも考えられる。

本発明の別の態様は、本発明による真空引き出しを、家具、具体的にはたとえばキッチンキャビネットに使用することに関する。さらに、本発明は、本発明による真空引き出しを備えたキッチンキャビネットも包含する。本発明によるそのような使用、ならびに本発明によるキッチンキャビネットの両方について、本発明による真空引出し、またはその好適な態様に関連して既に詳細に述べた利点および特性が適用される。このため、繰り返しになる説明は省略する。

本発明のさらなる利点および特性については、以下の図面に図示する例示的な実施の形態に関して詳細に説明する。

図1は、本発明による真空引き出しをさまざまな度から示す図である。

図2は、本発明による真空引き出しの蓋の詳細を示す図である。

図3は、引き出し本体に蓋部を取り付けるための管状断面部材の詳細を示す図である。

図4は、使用する回転ヒンジをそれぞれ示す図である。

図5は、回転ヒンジの軸方向隙間を制限するスライドをそれぞれ異なる角度から示す図である。

図1は、本発明による真空引き出しをそれぞれ異なる合計4つの角度から示す図である。図1aは真空引き出しの背面図、図1bは真空引き出しの上面図、図1cはその側面図、そして図1dは真空引き出しの斜視図である。この引き出しは、設置高さが約140mmであり、システムキッチンの標準的な寸法に対応することから、キッチンキャビネットでの使用に適している。

この真空引き出しは、側方のガイドレールによって、引き出し本体12内に長手方向に移動可能に案内される引き出し延長部(drawer extension)10を備える。図示した例示的な実施の形態では、フロントカバー11には取っ手がなく、その引き出し延長部は、プッシュプル式の開閉装置として構成される。引き出し延長部内には真空チャンバ20が取り付けられ、この真空引き出しの真空ポンプと流体的に(fluidically)結合されて、閉状態の真空チャンバ20をポンプで真空排気するようになっている。この真空チャンバ20は、チャンバ20に回動可能に取り付けられた蓋21によって密閉可能である。蓋21自体は、デザイン上の理由により、ガラス製である。

チャンバに入れられた袋の封止には、溶接棒22を用いる。この溶接棒22はチャンバ内で引き出しの引き出し方向に伸びる。食品を詰めた袋を、真空包装のためにチャンバ内に入れ、蓋21を密閉する。チャンバを真空排気した後、この袋を溶接棒22で封止することができる。この目的のために、封止する袋の開口部を溶接棒22上に配置することにより、真空排気の後、袋をある接点で押さえつけ、熱を加えることで封止する。溶接棒22は、蓋21に取り付けられた対圧棒または別の接触面のいずれかに対して押圧することができる。

本発明の主題は、図2a〜図2eに詳細に図示された具体的な蓋の構造にある。図2aは蓋21の上面図であり、図2bは側面図、図2cは図2aに示すD—D線による断面図、図2eは斜視側面図、そして図2dは図2cに示す部分領域Eの詳細図である。

単なるガラス板を蓋21として使用すると、真空チャンバ20内に真空が存在している状態でガラス板が破損した場合に、内破が起こる可能性があり、その結果、個々のガラス破片が真空チャンバ20から飛散し、近くにいる人たちにとって危険物となりうる。そこで、本発明による蓋21は、互いに重なり合うように向かい合わせで配置され、それぞれの表面が蓋の形状を実質的に規定する2枚のガラス板23a、23bで構成される。外側のガラス板23aの方が表面積が大きく、内側のガラス板23bのすべての側方縁部から突出していることが分かる。蓋を閉じると、外側のガラス板23aは、真空チャンバ20のチャンバ開口部の縁部に支持される。一方、内側のガラス板23bは、チャンバ開口部にぴったり嵌まるように作られているので、蓋を閉じると、内側のガラス板23bはわずかに下降してチャンバ空間内に入りうる。

両ガラス板23a、23bは、いくつかのスペーサの断面を有する部材(spacer profiles)25を介して、互いに間隔をあけた状態で、互いに重なり合うように向かい合わせで配置される。ガラス板23a、23bを向かい合わせで接着することにより、あるいはガラス板23a、23b間の真空化された空隙27により、これらを相互に結合させることができる。これら2つの結合方法を組み合わせることも当然可能である。

内側のガラス板23bの内面には、図面において参照番号26で示すように、裏打ちをさらに施してもよい。この裏打ちは、溶接棒22との接点としても機能可能であり、また同様にガラス板23bに面対面または点対点で接着してもよい。

ガラス板23a、23bを、間隔をあけて配置することにより、蓋21の縁部に溝が設けられる。この溝には、シーリングリップ24の形状を有する適当なクランプ用の断面を有する部材(clamp profile)が固定されることにより、真空チャンバ20を密閉している。シーリングリップ24は、ガラス板23a、23b間に形成された溝の中へ伸びるだけでなく、裏打ち26の縁部を被覆してもいる。

蓋21の横方向側面には、チャンバ本体20に蓋を回動可能に取り付けるための回転ヒンジ50を収容する管状断面部材(tubular profile)40が設けられる。蓋21の反対側の横方向縁部28の角部は丸められており、両ガラス板23a、23bならびに裏打ち26も同様に角部が丸められている。

管状断面部材40は、横方向縁部の全長にわたって伸び、その両端部に開口部41が設けられ、部材40の1つの開口部41につき1つの回転ヒンジ50が正確に挿入されるようになっている。図3a〜3dは部材40をそれぞれ異なる角度から示す。図3aは部材40の端面を示す図であり、図3bは取り付け可能なガラス板23a、23bの方向から見た正面図、そして図3cおよび図3dはそれぞれ上方および下方から見た斜視図である。

図示した部材40の管状構造においては、2つの側面部(flank)42がその外周面上で互いに平行に伸びており、外側ガラス板23aを収容するための溝を形成しているため、ガラス板23aの横方向縁部を、この溝にぴったりと嵌めこむことができる。ガラス板の固定はクランプ締めのみ、またはそれに加えて接着することによって行うことができる。

管状断面部材40は、回転ヒンジ50をそれぞれ右側および左側で開口部41に挿入するように、その両側が開口している。開口部41は原則として円形であるが、回転ヒンジのキャリア53用にミリング加工により形成された溝43をさらに設けてもよい。これにより、回転ヒンジ50と部材40とが回転不可に結合される。

図4aおよび図4bは、使用する回転ヒンジ50をそれぞれ異なる角度から示す。回転ヒンジ50は、シャフト51を備えるように構成され、その端部、すなわち部材40内に位置する方のシャフト端において、スリーブ52が、シャフト51に対して回転可能となるようにシャフト51に取り付けられている。スリーブ52は、開口部41のミリング加工により形成された溝43にぴったり嵌合することで、スリーブが開口部41内で回転不可に確実に支持されるようにするキャリア53を備える。一方で、シャフト51は部材40に対して回転可能のままである。反対側のシャフト端51には、縦長ウェブ(longitudinal web)56を有するヒンジヘッド55が設置されている。縦長ウェブ56により、ヒンジ50は、ヘッド55が本体に回転不可に結合するように、チャンバ本体に設置された対応するタブに取り付けることができる一方、蓋を容易に取り付けることができるように着脱可能に取り付けられる。ヒンジヘッド55は、開口部41に面する側に、ヒンジヘッド55を回転不可にシャフト51に固定する環状構造部(ring-shaped formation)57を有している。スリーブ52および構造部57は、ばね58を介して結合されており、ヒンジが動いた場合またはスリーブ52およびヒンジヘッド55が相対的に動いた場合に、ばね58のばね力は相殺されるか、または追従される(followed)。従って、回転ヒンジ50は、ばね支持される。

環状構造部57の外径は、ヘッド55が部材40の端面に当接するまで環状構造部57を開口部41に押し込むことができるように、部材40の開口径よりも小さくなっている。これにより、回転ヒンジ50が、チャンバ本体の対応するタブから容易に外側へ張り出すように、挿入された回転ヒンジ50間に軸方向隙間が設けられる。

ヒンジが不意に飛び出すことを回避するために、図5a、図5bおよび図5cに示すようなスライド60を、環状構造部57に装着することができる。スライドが環状構造部57にある時は、環状構造部57は開口部41にそれ以上押し込まれえない。部材40、ヒンジ50およびタブ間の距離は、スライド60が両側の環状構造部57に装着された時に、蓋をタブにぴったりと取り付けられることができるような寸法となっている。

図5に示すクランプ状のスライド60は、スライド60を把持しやすくするために、かつスライド60を環状構造部57から取り外しやすくするために、その背面に取っ手状の膨出部61を有する。

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