Underlay equipment for transport and display container

申请号 JP2012543412 申请日 2010-12-15 公开(公告)号 JP2013514238A 公开(公告)日 2013-04-25
申请人 ライシュ ベラトゥングス− ウント ベタイリグンクス−ゲゼルシャフト ミット ベシュレンクテル ハフツング; 发明人 ライシュ フランツ;
摘要 本発明は、果物及び/又は野菜などの食料品用の運搬及び陳列容器(12)のための下敷き装置(1)に関し、運搬及び陳列容器(12)は、底部部分(13)及び4つの側壁部分(14、14'、14''、14''')を有し、下敷き装置(1)は、運搬容器(12)の底部部分(13)を下敷きフレーム(2)又は下敷き台(16)上に配置することができるように、運搬及び陳列容器(12)の下敷きフレーム(2)としてフレームの形状において構成された4つの側壁(3、3'、3''、3''')及び/又は下敷き台(16)としての寸法を有する少なくとも3つの側壁(17、17'、17'')を有する。
权利要求
  • 果物及び/又は野菜などの食料品用の運搬及び陳列容器(12)のための下敷き装置(1)であって、運搬及び陳列容器(12)は、底部部分(13)及び4つの側壁部分(14、14'、14''、14''')を有し、
    フレームとして構成された4つの側壁(3、3'、3''、3''')を有する運搬及び陳列容器(12)の下敷きフレーム(2)及び/又は3つの側壁(17、17'、17'')を有する下敷き台(16)を有し、
    運搬及び陳列容器(12)は、底部部分(13)により、下敷きフレーム(2)又は下敷き台(16)上に配置される、ことを特徴とする下敷き装置(1)。
  • 下敷きフレーム(2)の側壁(3、3'、3''、3''')又は下敷き台(16)の側壁(17、17')は、少なくとも隅部(4)及び/又は中間部分に、関節、特に、フィルムヒンジを有しており、且つ、折り畳み可能である、ことを特徴とする請求項1に記載の下敷き装置(1)。
  • 溝(18)が下敷きフレーム(2)又は下敷き台(16)の側壁(3、3'、3''、3'''、17、17'、17'')の断面内に形成される、ことを特徴とする請求項1又は2に記載の下敷き装置(1)。
  • 下敷き台(16)の少なくとも1つの側壁(17、17'、17'')又は下敷きフレーム(2)の少なくとも1つの側壁(3、3'、3''、3''')は、搬送容器(12)の底部部分(13)に対向するその面上に、搬送容器(12)の底部部分(13)と相互作用するための少なくとも1つの突起を有する、ことを特徴とする請求項1〜3のいずれかに一項に記載の下敷き装置(1)。
  • 下敷きフレーム(2)又は下敷き台(16)の側壁(3、3'、3''、3'''、17、17'、17'')は、少なくともいくつかの部分に、少なくとも1つの補強要素(5)を有する、ことを特徴とする請求項1〜4のいずれか一項に記載の下敷き装置(1)。
  • 少なくとも1つの補強要素(5)は、複数の側壁(3、3'、3''、3'''、17、17'、17'')の間において略十字の形態で延在する、ことを特徴とする請求項5に記載の下敷き装置(1)。
  • 側壁(3、3'、3''、3'''、17、17'、17'')の内側の補強要素(5)は段差状になるように構成されている、ことを特徴とする請求項5又は6に記載の下敷き装置(1)。
  • 少なくとも1つの補強要素(5)は、少なくとも1つの持ち上げ要素(19)、特に、ピンを有する、ことを特徴とする請求項5〜7のいずれかに一項に記載の下敷き装置(1)。
  • 少なくとも1つのピン(19)は、補強要素(5)との関係において下向き及び/又は上向きに延在する、ことを特徴とする請求項8に記載の下敷き装置(1)。
  • 少なくとも1つのピン(19)は、好ましくは、その高さの全体にわたって、円錐形に形成されている、ことを特徴とする請求項8又は9に記載の下敷き装置(1)。
  • 少なくとも1つの持ち上げ要素(19)、特に、少なくとも1つのピンは、少なくともいくつかの部分において中空に形成されている、ことを特徴とする請求項8〜10のいずれかに一項に記載の下敷き装置(1)。
  • 下敷きフレーム(2)の側壁(3、3'、3''、3''')は、異なる側壁高さを有しており、2つの反対側の側壁(3、3')は円錐形の経路を辿り、1つの側壁(3)の高い端部における隣接する側壁(3'')は、1つの側壁(3)に隣接する側壁(3''')の低い端部におけるものよりも大きな高さを有する、ことを特徴とする請求項1〜11のいずれか一項に記載の下敷き装置(1)。
  • 底部部分(13)及び4つの側壁部分(14、14'、14''、14''')を有する恐らくは折り畳み可能な運搬及び陳列容器(12)を有する運搬及び陳列容器システム(11)であって、側壁(3、3'、3''、3'''、17、17'、17'')を有する下敷き装置(1)は、請求項1〜12のいずれか一項に記載のように形成され、運搬及び陳列容器(12)の底部部分(13)に対向するそのエリア上において、運搬及び陳列容器(12)を支持する、ことを特徴とする運搬及び陳列容器システム(11)。
  • 運搬及び陳列容器(12)と下敷き装置(1)の間の支持は、延在部(7)及び/又は補強要素(5)によって提供される、ことを特徴とする請求項13に記載の運搬及び陳列容器システム(11)。
  • 下敷き装置(1)は、運搬及び陳列容器(12)の側壁部分(14、14'、14''、14''')の外周を超えて突出していない、ことを特徴とする請求項13又は14に記載の運搬及び陳列容器システム(11)。
  • 補強要素(5)は、運搬及び陳列容器(12)の底部部分(13)の少なくとも1つの凹部内に結合すると共に運搬及び陳列容器(12)の底部部分(13)の領域内において運動可能な嵌め込み要素(20)と相互作用する少なくとも1つの持ち上げ要素(19)、特に、ピンを有する、ことを特徴とする請求項13〜15のいずれか一項に記載の運搬及び陳列容器システム(11)。
  • 嵌め込み要素(20)は少なくとも1つの角度(23)を有する、ことを特徴とする請求項16に記載の運搬及び陳列容器システム(11)。
  • 少なくとも1つの凹部(21)の領域内には、下敷き装置(1)の持ち上げ要素(19)のために、少なくとも1つのガイド要素(22)が配置される、ことを特徴とする請求項13〜17のいずれか一項に記載の運搬及び陳列容器システム(11)。
  • 食料品、特に、果物及び/又は野菜の運搬及び陳列のための請求項13〜18のいずれか一項に記載の運搬及び陳列容器システム(11)の使用。
  • 说明书全文

    本発明は、例えば、果物及び/又は野菜などの食料品用の運搬及び陳列容器のための下敷き装置であって、運搬及び陳列容器は、底部部分及び4つの側壁部分を有する、下敷き装置と、底部部分及び4つの側壁部分を有する折り畳み可能な又は折り畳み不能な搬送容器を有する運搬及び陳列容器システムと、これらの使用と、を開示する。

    特に、運搬と、小売りチェーンの棚上における陳列と、のための果物及び野菜などの食料品製品用の既知の折り畳み不能な及び折り畳み可能な容器は、多くの場合に、プラスチック、木材、及びダンボールから製造されている。 折り畳み可能な搬送容器は、ほとんどの場合に、側壁を搬送容器の内側基部表面に向かって運動させることが可能であり、これにより、空である際の運搬容器の容積が低減される。 更には、底部部分は、搬送容器を積層できるようにする形状又は装置を基部表面の反対側の面上に有する。 果物及び野菜などの様々な食料品製品のサイズは収穫ごとに変化するため、搬送容器のサイズも変化する。 又、例えば、果物及び野菜用の搬送容器のサイズは、製品の品種、それらのサイズ、及び充填材によっても規定される。 搬送容器の最適な充填状態を実現するために、異なるサイズの搬送容器が使用される。

    果物及び野菜の供給者は、これらの搬送容器に製品を詰め込み、且つ、これらの容器を配送センタに運ぶ。 次いで、これらの容器は、配送センタにおいて受け付けられ、且つ、店舗に配送される。

    この結果、これらの容器は、店舗において、果物及び野菜のために設けられた棚(陳列棚)上に配置される。

    搬送容器(プラスチックから製造された再使用可能な容器及びダンボール又は木材から製造された使い捨て容器)は、多くの場合に、(異なる製品ごとに)異なる高さを有していることから、棚は、結果的に不規則な外観を有する。 更には、主に、平べったい箱は、棚上において非常に低くなる。

    目的は、棚が均一で規則正しい外観を有するように、様々な高さの容器を(側壁との関係において)「1つのレベル」に調節することにある。 更なる目的は、わずかに持ち上げることによって平べったい容器を顧客の近くに移動させることにある。

    これは、現在、ほとんどの場合に、充填された容器の下部に空のプラスチック容器を配置することによって実現されている。 主には、棚の上部部分において、折り畳み可能な容器を折り畳み、且つ、果物又は野菜によって充填された容器の下部に配置している。

    このような搬送容器の「意図せぬ使用」は、これらの搬送容器を流通させている企業による大きな資金投資を伴っている。 これらの企業は、果物又は野菜の生産者であってもよく(生産者自身の容器)、或いは、倉庫業者自体であってもよく(倉庫業者の容器)、或いは、その(剛性の又は折り畳み可能な)容器がその本来の目的に使用されていない再使用可能な容器のプールの中立事業者であってもよい。

    再使用可能なプラスチック容器を製造するための費用は、一般に、特に、それらの容器が折り畳み可能な容器である場合に、非常に大きい。 高い側壁を有する容器がその本来の目的に使用されない場合には、必要とされる大量の原材料に起因し、費用が更に増大する。 従って、再使用可能な容器のプールの事業者は、いずれも、自身の本来の目的のために(所謂、商品流通手段として)使用されていない容器の数を可能な限り低く維持するように努めている。

    前述の従来技術に加えて、特許文献1及び特許文献2は、実際に高さの調節が可能な搬送容器を開示しており、この場合には、搬送容積を変更するために搬送容器の側壁の高さを変化させている。

    国際特許出願公開第WO2004/110884A1号パンフレット

    欧州特許出願公開第EP1921014A1号明細書

    従って、本発明の目的は、棚の下敷きフレームとして使用されており、且つ、その本来の目的には使用されていない高価な剛性の又は折り畳み可能なプラスチック容器を同一の又は更に改善された機能を有する廉価な解決策によって置換することにある。

    本発明の目的は、運搬及び陳列容器のための下敷き装置であって、運搬及び陳列容器の下敷きフレームとしては4つのフレーム状の側壁を有し、又は、下敷き台としては3つの側壁を有しており、且つ、搬送容器を、その底部部分により、下敷きフレーム又は下敷き台上に配置することができるような寸法を有する、下敷き装置と、搬送及び陳列容器システムであって、側壁を有する下敷き装置が、搬送容器の底部部分に対向するその面上に積層のための形状を有しており、搬送容器を下敷き装置の側壁の上面上に配置することができる、搬送及び陳列容器システムと、により、独立的に実現される。 従来技術に記述されている下敷きとしての搬送容器を本発明による下敷き装置によって置換することにより、格段に少ない資金投資により、均一な棚の外観を実現することができる。 下敷き装置上に搬送容器を積層可能であることにより、販売を促進する優れたディスプレイ特性が実現されることが有利であると判明した。 食料品、特に果物及び野菜の部門における空の搬送容器の迅速且つ非常に簡単な交換により、必要とされる時間が低減され、且つ、これにより、人件費も低減される。

    本発明による下敷き装置又は運搬及び陳列容器システムは、ISO規格に対応した任意の標準的な剛性の又は折り畳み可能な容器を積層し、且つ、これにより、固定することができる積層エッジを上面上に有するように、構成されている。 このような搬送容器は、多くの場合に、60×40cm(タイプ64xx)又は40×30cm(タイプ43xx)という基本サイズを有する。

    射出成形法、特に空気成形法又は成形法により、或いは、押出し成形品として、下敷き装置を製造することが、低廉且つ簡単な製造法である。

    更には、下敷き装置を廉価に且つ環境に優しい方法によって製造することができるように、下敷き装置を、ポリプロピレン、特に、ポリプロピレン再生材から製造することが有利であることが判明した。

    下敷き装置は、製造の後の個々の部分の組立が不要となるように、一体品として形成することができる。

    更なる実施例においては、下敷きフレーム又は下敷き台の側壁は、少なくとも隅部において、関節部により、特に、フィルムヒンジにより、相互に接続され(その他のヒンジ接続も可能である)、且つ、必要に応じて、折り畳み可能であり、これにより、下敷き装置は、折り曲げるか又は折り畳むことが可能であり、且つ、従って、使用されていない際に、わずかな空間しか占有しない。

    更には、側壁、特に短い側壁も、中間部分において、関節部を有しており、且つ、これにより、折り曲げることができるようにすることも可能である。 特に、高い側壁を有する一変形例においては、本発明による下敷き装置は、使用されていない際に空間を節約する方式によって保存されることから、島陳列(2次配置)に使用することもできる。

    下敷き装置の断面は、変化することが可能であり、且つ、略、I字、L字、C字、U字、H字、又は十字の形状になるように設計することが可能であり、これにより、負荷に応じて、好適な負荷支承能を有する下敷き装置が使用されることになろう。

    代替実施形態においては、下敷き装置の断面は、溝を有することも可能であり、且つ、例えば、下敷き装置を更に安定したものにするために、O字、B字、又はA字の形状、或いは、これらに類似したものにすることができる。

    更には、少なくとも1つの側壁は、搬送容器の底部部分に対向するその面上に、搬送容器の底部部分と相互作用するための少なくとも1つの突起を有することも可能であり、これにより、搬送容器を下敷き装置上にロックすることが可能であり、且つ、従って、搬送容器に不均一な負荷が印加された際にも、搬送容器は、下敷き装置上においてその位置に留まる。

    下敷き装置の側壁は、少なくともいくつかの部分に、補強要素を有することが可能であり、この場合に、補強要素は、下敷き装置の更に大きな剛性を実現するために使用され、且つ、この補強要素の少なくとも一部分は、搬送容器の下部に下敷きフレーム又は下敷き台を積層する際に積層支援具として使用することができる。

    本発明の更なる実施例においては、補強要素は、略十字の形態にすることが可能であり、これにより、下敷き装置の安定性が更に改善される。

    一変形実施形態においては、その長手方向の延在の全体にわたって、或いは、特に外周に沿って、側壁の外側及び内側の両方に、補強要素を形成することが可能であり、これにより、非常に高度な剛性と下敷き装置上における搬送容器の滑らない積層が可能である。

    更には、補強要素は、下敷き装置の側壁の内側と外側において1つのプレーン内に配列され、これにより、大きな捩れ剛性が補強要素によって実現されるため、例えば、下敷き装置を非常に低くなるように設計することができる。

    本発明の更なる実施例においては、下敷き装置の補強要素は、わずかに幅が広い外周ウェブの形態において段差状になるように側壁の内側に形成することが可能であり、これにより、下敷き装置の内側の内部サイズを低減することも可能であり、且つ、この結果、例えば、下敷き装置のものよりも小さい外周を有する使い捨ての箱又は木材の箱の場合のように、容器が落下することが防止される。 この外周ウェブは、使い捨ての箱又は木材の箱の適切な支持を保証するために、上向きに湾曲(オフセット)させることができる。

    更には、少なくとも1つの補強要素は、少なくとも1つの持ち上げ要素、特に、少なくとも1つのピンを有することが可能であり、これにより、棚上における陳列対象の製品が、前面に移動され、且つ、例えば、搬送容器の上部エッジの上方に突出することも可能であり、且つ、従って、顧客からのアクセスが容易になる。 棚上の物品を前面に移動させるために、多くの小売業者は、店舗内において、搬送容器から製品を取り出し(主には、再使用可能な包装の場合)、底部をカバーするそれなりの厚さの下敷きを搬送容器内に配置し、且つ、次いで、その上部に製品を配置している。 この結果、製品は、更に外側に配置され、且つ、搬送容器の上部エッジ(側壁)の上方に突出し、且つ、顧客からのアクセスが容易になる。 しかしながら、包装を解いた後に再包装するプロセスは、物品を損傷させる。 これは、過剰に行われるべきではない。 更には、これは、特に、製品がサイズの小さな物品である場合に、相当に労働集約的である。

    更には、少なくとも1つの持ち上げ要素、特に、少なくとも1つのピンは、前述の物品の更に良好な陳列を実現するために、補強要素との関係において上向きにのみ延在することも可能であり、且つ、補強要素が陳列対象の物品の重量によって押し下げられないように、上向き及び下向きの両方において延在することもできる。 これにより、棚又は陳列棚の基部上又は下敷き装置上の重量が安定的に支持される。

    少なくとも1つの持ち上げ要素、特に、少なくとも1つのピンは、空の下敷き装置が積層されると共に互いの内部において入れ子にされた際に、下向きのピンが上向きのピンと衝突しないように、好ましくは、その高さの全体にわたって、円錐形に且つ中空になるように構成することができる。

    一代替実施形態においては、少なくとも1つの持ち上げ要素、特に、少なくとも1つのピンは、少なくとも1つの補強要素に対して着脱自在に接続することが可能であり、これにより、持ち上げ要素又はピンを取り外すことができる。

    更には、少なくとも隅部に、且つ、恐らくは、側壁の中間部分にも、略三形のウェブを側壁の外側と補強要素の上面の間に形成することが可能であり、これにより、下敷き装置の安定性が改善される。

    下敷き装置の側壁は、補強部材の上方においては、延在部により、且つ、補強要素の下方においては、更なる延在部により、形成することが可能であり、これにより、その内側壁を有する上部延在部とその外側壁を有する下部延在部は、補強要素の領域内の1つのプレーン内に位置し、これにより、互いに上下におけるいくつかの下敷き装置の積層も可能となり、これにより、互いに上下におけるいくつかの下敷きフレーム又は下敷き台の複数の構成により、搬送容器の陳列に必要な望ましい陳列の高さを必要に応じて選択することができる。

    上部延在部は、補強要素の部分から始まるテーパー化した経路を辿るすることが可能であり、これにより、正確な位置決めが不要であるため、下敷き装置上への搬送容器の配置が容易になり、搬送容器は、テーパー化した経路により、安定性のために必要な望ましい位置に自動的に位置決めされる。

    1つの可能な変形実施形態においては、下敷きフレームの側壁の高さは、変化することが可能であり、これにより、例えば、下敷きフレーム上に配置された搬送容器の傾斜した位置が可能となり、且つ、これにより、ディスプレイ特性も改善される。

    更には、下敷きフレームの少なくとも隅部における側壁の高さは、下敷きフレームの側壁の中間部分におけるものよりも大きくすることが可能であり、これにより、隅部においてのみ、下敷きフレームと搬送容器の間の相互作用が存在し、且つ、従って、例えば、下敷きフレームの製造において材料を節約することができる。

    一変形実施形態において、下敷き台の側壁の1つは、矩形になるように設計することが可能であり、且つ、2つのその他の側壁は、略楔形又は台形にすることが可能であり、これにより、搬送容器の傾斜した位置が可能となり、且つ、これにより、食料品製品を陳列するために設けられた棚がそれ自体で傾斜スタンド表面を有することを要することなしに、ショールームにおいてディスプレイ特性を改善することもできる。

    下敷きフレームの側壁は、異なる側壁高さを有することが可能であり、特に、2つの反対側の側壁は、円錐形の形状を有することが可能であり、且つ、1つの側壁の高い端部における隣接する側壁は、1つの側壁の低い端部におけるものよりも高くすることが可能であり、これにより、搬送容器の前述の傾斜した位置と、これにより、更に良好なディスプレイ特性と、をも実現することできる。

    本発明による運搬及び陳列容器においては、下敷き装置の側壁は、搬送容器の底部部分の下面の対応するエリアに形状において基本的に対応した少なくともいくつかの部分においてスタンド表面を有することが可能であり、これにより、例えば、対応する構成により、搬送容器との関係において下敷き装置の安定した位置決めを実現することができる。

    更には、下敷き装置は、基本的に搬送容器の側壁部分の外周を超えて突出してはおらず、これにより、相互に隣接するいくつかの搬送容器の陳列の場合に、これらの搬送容器を相互に直接的に隣接した状態において配列することが可能であり、且つ、従って、食料品製品、特に、果物及び野菜を小売店舗において空間を節約する方式によって購入者に対して陳列することができることが有利であることが判明した。

    下敷き台の少なくとも1つの突起又は下敷きフレームの上部延在部は、少なくともいくつかの部分において、特に、搬送容器の底部部分の隅部において、係合しており、これにより、下敷き装置が傾斜した状態において配置された際にも、下敷き装置上における搬送容器の摺動が防止される。

    更には、下敷き台の少なくとも1つの突起は、側壁の長手方向の延在の全体を超えて、搬送容器の底部部分と相互作用することが可能であり、或いは、下敷きフレームの上部延在部は、搬送容器の底部部分と外周に沿って係合することが可能であり、これにより、不均一な負荷が印加された搬送容器の場合に、或いは、搬送容器に対する意図せぬ衝撃の場合に、搬送容器の摺動又は変位が防止され、且つ、従って、小売業者のショールーム内における搬送容器の再配置が不要である。

    補強要素は、少なくとも1つの持ち上げ要素、特に、ピンを有することが可能であり、これは、搬送容器の底部部分の少なくとも1つの凹部内において係合し、且つ、搬送容器の底部部分の領域内において、運動可能な嵌め込み要素と相互作用し、これにより、製品を損傷する場合があると共に特に小さなサイズの物品の場合に労働集約的である製品を保存又は搬送の後に再包装することを要することなしに、製品の陳列を更に効果的に強調することができる。

    本発明による運搬及び陳列容器は、容器の高さの規則性と棚の均一な外観によって最適な陳列が実現されるように、好ましくは、食料品製品、特に、果物及び野菜の陳列のために使用される。

    本発明による下敷き装置及び運搬及び陳列容器システムは、添付の図面においては、格段に単純化され且つ概略的な形態において示されている。

    本発明による下敷きフレームの側面図を示す。

    本発明による下敷きフレームの平面図を示す。

    本発明による下敷きフレームの可能な一変形実施形態の断面A−Aを示す。

    本発明による下敷きフレームの更なる可能な一変形実施形態の断面A−Aを示す。

    本発明による下敷きフレームの更なる可能な一代替変形実施形態の断面A−Aを示す。

    本発明による下敷きフレームの一実施例の断面A−Aを示す。

    本発明による運搬及び陳列容器システムの側面図を示す。

    本発明による下敷き台の斜視図を示す。

    段差状になるように設計された補強要素及び持ち上げ要素を有する本発明による下敷きフレームの一部分の側面図を示す。

    本発明による運搬及び陳列容器システムの底部部分の下面の一部分の平面図を示す。

    嵌め込み要素を有する本発明による運搬及び陳列容器システムの側面図を示す。

    まず最初に、様々に記述されている例示用の実施形態において、同一の部分には、同一の参照符号及び同一のコンポーネント名が付与されており、これにより、説明の全体を通じて含まれている開示内容は、同一の参照符号及び同一のコンポーネント名を有する同一の部分に適用することが可能であることに留意されたい。 又、例えば、上部、下部、側部などの説明において使用される位置に関係する詳細事項は、そのときに説明され且つ示されている図に関係したものであり、且つ、位置が変化した場合には、新しい位置に対して調節することを要する。 更には、図示及び記述される様々な例示用の実施形態の個々の特徴及び特徴の組合せは、それ自体で、独立した又は本発明の解決策を表すことができる。

    以下の説明における値の範囲に関係した詳細事項のすべては、任意の及びすべての部分的範囲を含むように規定されており、例えば、1〜10という範囲は、1という下限から始まって、上限である10までの、即ち、例えば、1〜1.7、又は3.2〜8.1、又は5.5〜10などの1以上の下限から始まると共に10以下の上限において終了する部分的範囲の全体が含まれることを意味している。

    本発明は、例えば、運搬及び陳列容器をその上部に配置することができる下敷きフレーム又は下敷き台の形態を有するものなどの下敷き装置と、運搬及び陳列容器システムと、を様々な実施形態において開示する。

    図1は、下敷き装置1の可能な一実施形態を示しており、この場合には、下敷き装置は、下敷きフレーム2として設計されている。 下敷きフレーム2は、フレームの形態において設計された4つの側壁3、3'、3''、及び3'''を有する。 図1においては、下敷きフレーム2は、一体品として設計されている。 代替実施形態においては、下敷きフレーム2を多数部品の構成として設計することも可能であり、この場合には、例えば、個々の側壁3、3'、3''、及び3'''は、関節部、特に、ヒンジにより、接続される。 これらのヒンジは、好ましくは、下敷きフレーム2の隅部4に配置される。 又、下敷きフレーム2の関節接続された構成は、例えば、隅部4における材料弱化部によって実現することも可能であり、これにより、例えば、下敷きフレーム2は、押出し成形品として、且つ、射出成形法により、製造することができる。

    下敷きフレーム2の更なる実施例においては、更なる関節部を提供することも可能であり、これらは、例えば、側壁3、3'、3''、及び3'''の長手方向の延在の領域内に配置され、これにより、下敷きフレーム2を折り畳むことができること加えて、下敷きフレーム2の側壁3、3'、3''、及び3'''を折り曲げることも可能であり、且つ、この結果、下敷きフレーム2を空間を節約する方式によって保存することが可能であり、この場合には、例えば、折り畳まれ且つ折り曲げられた下敷き装置1を互いに上下に積層された下敷き装置1の積層体として保存することができる。 又、更なる実施例においては、下敷き装置1の意図しない折り畳みを防止するために、関節部をロックするためのロック装置を設けることもできる。 これは、例えば、ショッピングカートや持ち上げトラック(lifting truck)からの意図せぬ衝撃の場合に側壁3、3'、3''、及び3'''が折り畳まれることを防止するために、例えば、2次配置などの島陳列に使用される高い側壁3、3'、3''、及び3'''を有する下敷き装置1にとって有利であろう。

    更には、側壁3、3'、3''、及び3'''の領域には、少なくとも1つの補強要素5が配置される。 この補強要素5は、下敷きフレームの側壁3、3'、3''、及び3'''の外側と、側壁3、3'、3''、及び3'''の内側の両方に配置することができる。 又、補強要素5は、側壁3、3'、3''、及び3'''の外側又は内側のみに配置することも可能であり、この場合に、側壁3、3'、3''、及び3'''の内側及び外側の補強要素5の寸法は、異なるものにすることが可能であり、且つ、例えば、補強要素5は、外向きよりも内向きに更に突出することが可能であり、且つ、これにより、搬送容器12の更に大きな捩れ剛性及びスタンド表面の可変性を提供することができる。 又、側壁3、3'、3''、及び3'''の内側の補強要素5は、上向きに湾曲するように設計することもできる。 補強要素5は、図1に示されているように、いくつかの部分においてのみ、又は外周に沿って、配置することができる。 好適な一変形実施形態においては、補強要素5は、下敷きフレーム2の側壁3の内側と外側の両方において1つのプレーン内に配置されている。 更には、補強要素5は、ほとんど十字状になるように構成することも可能であり、且つ、側壁3、3'、3''、及び3'''の間において延在することが可能であり、且つ、これにより、下敷き装置1の安定性を更に改善することができる。

    少なくとも隅部4において、且つ、恐らくは、側壁3、3'、3''、及び3'''の長手方向の延在に沿って、下敷きフレーム2の更に大きな安定性を実現するために、略三角形のウェブ6を側壁3、3'、3''、3'''の外側と補強要素5の上面の間に形成することができる。 又、ウェブ6は、側壁3、3'、3''、及び3'''の内側に配置することもできる。

    図2は、本発明による下敷きフレーム2の第1実施形態を平面図において示しており、この場合には、この示されている図において、三角形のウェブ6は、隅部4にのみ設けられており、且つ、補強要素5は、外周を取り囲むように設計されている。

    図3は、下敷きフレーム2の長手方向の側壁3の断面を示している。 側壁3は、補強要素5の上方においては、延在部7を、そして、補強要素5の下方においては、更なる延在部8を示しており、この場合に、その内側壁9を有する上部延在部7とその外側壁10を有する下部延在部8は、1つのプレーン内において補強要素5の領域内に位置している。 更には、上部延在部7は、補強要素5のエリアから始まるテーパー化した経路を辿っている。

    図3に示されている下敷きフレーム2の略十字状の断面に加えて、本発明による下敷き装置1は、例えば、図4に示されている略C字形の断面などの任意のその他の断面形態を有することもできる。 この場合に、下敷きフレーム2の側壁3は、図4に示されている形状を有することができる。 一代替実施形態においては、図4に示されている形状が下敷きフレーム2の側壁3の上部延在部7を単純に形成することもできる。

    図5は、下敷きフレーム2の断面の更に可能な実施形態を示している。 既に図4において説明したように、図5に示されている断面形態を下敷きフレーム2の側壁3の全体に適用することも可能であり、或いは、単純に下敷きフレーム2の上部延在部7を図5に従って構成することもできる。 ここでは、側壁3は、溝18を有しており、この場合に、1つの側壁3、3'、3''、及び3'''は、好ましくは空気成形法により、溝18を有するように製造される。

    図6は、本発明による下敷きフレーム2の一実施例の断面A−Aを示しており、この場合には、補強要素5は、段差状になるように設計されている。 この段差は、約90°の角度を有することが可能であり、或いは、図6に示されているように、傾斜するように構成することもできる。 更には、いくつかの段差を設けることもできる。 この結果、本発明による下敷きフレーム2上に、特に、内側補強要素5上に、異なるサイズの容器を配置することが可能であり、且つ、これにより、棚上に恐らくは配置されているダンボール又は木材容器に対して最適な支持を提供することができる。 但し、段差は、再使用可能なプラスチック容器を破壊しうるほどに高いものではない。 外周を取り囲むように補強要素5を設計する場合には、例えば、段差の領域内に集まる埃が落下することができる凹部を設けることができる。 下敷き装置1上に関節部を配置する場合には、このエリア内において補強要素5も中断される。

    当然のことながら、搬送容器12の底部部分13を下敷きフレーム2上に配置できるようにするその他の図示されてはいない実施形態及び下敷きフレーム2の側壁3、3'、3''、及び3'''の断面形状も可能である。

    本発明による下敷き装置1は、空気成形法又は水成形法に従って、且つ、押出し成形品としても、製造することができる。

    図7は、運搬及び陳列容器システム11を示している。 このシステムは、搬送容器12、特に、底部部分13及び4つの側壁部分14、14'、14''、及び14'''を有する折り畳み可能な搬送容器12を備え、把持凹部15が側壁部分14、、14''の少なくとも1つに沿って配置される。 このシステムは、前述の下敷きフレーム2と、3つの側壁17,17'、及び17''を有する下敷き台16とを有し、この場合に、下敷き装置1、即ち、下敷きフレーム2及び下敷き台16は、搬送容器12を、図7に示されているように、側壁17、17'、及び17''の上部面上に、或いは、図示されてはいないが、下敷き装置1の側壁3、3'、3''、及び3'''の上部面上に、配置することができるように、搬送容器12の底部部分13に対向するそれぞれの面上に積層のための形状を有する。 破線によって図7に示されている下敷きフレーム2は、任意選択に過ぎず、且つ、運搬及び陳列容器システム11は、単に、搬送容器12と下敷き台16又は搬送容器12と下敷きフレーム2を有することもできる。

    図8は、少なくとも3つの側壁17、17'、及び17''を有する下敷き台16が、ほとんど矩形又は正方形の側壁17を有し、且つ、2つの隣接する側壁17'、17''は、ほとんど台形又はほとんど楔形になるように構成されていることを示している。 図示されてはいない代替実施形態においては、下敷き台16は、追加の側壁17'''を有することも可能であり、この場合に、2つの反対側の側壁17、17''は、楔形又は台形になるように設計され、且つ、側壁17'、17'''は、略矩形又は正方形であり、且つ、従って、必ずしも底部部分13の全体が下敷き台16と相互作用するのではなく、搬送容器12が下敷き台16によって支持される範囲においてのみ接触が発生するように、搬送容器12の下部に配置されている。

    下敷き台16は、一体品として、或いは、複数部品の構成として、設計することが可能であり、且つ、例えば、下敷き台16の側壁17、17'、17''は、関節部、特に、フィルムヒンジより、1つに接合することが可能であり、且つ、これにより、折り畳み可能にすることができる。 複数のいくつかの折り畳まれた下敷き装置1を接続するために、下敷き装置1の摺動を防止する接続装置を設けることもできる。

    下敷き台16の側壁17、17'、17''は、搬送容器12の底部部分13に対向するそれぞれの端面に、搬送容器12の底部部分13との相互作用のための少なくとも1つの図示されてはいない突起を有することができる。 この突起は、いくつかの部分においてのみ、或いは、側壁17、17''、17'''の長手方向の延長部分の全体にわたって、設けることができる。

    下敷き台16の側壁17、17'、17''、及び、恐らくは、17'''の形状も、下敷きフレーム2と同様に、任意の断面形状を有することが可能であり、且つ、図8に示されているように、必ずしも、I字形の断面を有するわけではない。

    下敷きフレーム2又は下敷き台16の側壁3、3'、3''、3'''、17、17'、17''、17'''は、少なくともいくつかの部分において、搬送容器12の底部部分13の下面の対応するエリアと基本的に対応するスタンド表面を有することを要し、これにより、下敷き装置1上における搬送容器12の位置決めが可能となる。

    更には、図7は、下敷き装置1が搬送容器12の側壁部分14、14'、14''、14'''の外周をわずかにのみ超えて突出することが有利であることを示している。

    下敷き台16の少なくとも1つの突起又は下敷きフレーム2の上部延在部又は下敷き装置1の個々のスタンド表面が搬送容器12の底部部分13と少なくともいくつかの部分において相互作用又は係合するようにすることができる。

    例えば、特に、突起と搬送容器12の隅部4の底部部分13の相互作用が有利であることが判明した。

    運搬及び陳列容器システム11の特に高い安定性を得るために、下敷き台16の少なくとも1つの突起は、搬送容器12の底部部分13と側壁3の長手方向の延長部分の全体にわたって相互作用することが可能であり、或いは、下敷きフレーム2の上部延在部7は、搬送容器12の底部部分13と外周に沿って係合することが可能であり、或いは、下敷き装置1の任意のスタンド表面は、搬送容器12の底部部分13とその長手方向の延在の全体にわたって相互作用することができる。

    運搬及び陳列容器システムの本発明の更なる実施例においては、下敷き装置1は、従来技術において既知の固定手段により、搬送容器12に対して接続することが可能であり、特に、着脱自在に接続することができる。

    下敷き装置1の側壁3、3'、3''、3'''、17、17'、17''、17'''の高さは、変化することが可能であり、且つ、例えば、側壁3、3'、3''、3'''、17、17'、17''、17'''の中間部におけるものよりも下敷き装置1の下敷きフレームの隅部4においてのみ大きくすることが可能であり、これにより、搬送容器12の底部部分13との相互作用は、隅部4においてのみ発生する。 この結果、高さは、側壁3、3'、3''、3'''、17、17'、17''、17'''内においてのみ変化することができる。

    一代替実施形態においては、下敷きフレーム2の側壁3、3'、3''、3'''は、異なる側壁高さを有することが可能であり、これにより、特に、2つの反対側の側壁3'3'''は、ほとんど円錐形の形状を有することが可能であり、且つ、高い端部における1つの側壁3'に隣接する側壁3は、1つの側壁3'に隣接する側壁3''の低い端部におけるものよりも大きな高さを有する。

    又、側壁3、3'、3''、3'''、17、17'、17''、17'''の経路内に、材料の節約を可能にする凹部を設けることもできる。 従って、例えば、楔形又は台形の下敷き装置1の場合に、スタンド表面を棚又は基部上にのみ形成することが可能であり、或いは、搬送容器12の底部部分13に対するスタンド表面のみを完全に外周を取り囲むように設計することができる。

    従って、原則的に、傾斜角が棚の基部(陳列棚)と搬送容器12の間に形成されるように、下敷き装置1を円錐形になるように構成することもできる。

    図9は、下敷きフレーム2の更なる実施例を示しており、この場合には、少なくとも1つの持ち上げ要素19、特に、ピンが補強要素5の領域内に配置されている。 このピンは、上向きに、且つ、下向きにも、延在することができる。 ピン19は、好ましくは、円錐形に且つ中空になるように設計されており、これにより、複数の下敷きフレーム2を互いの内部において入れ子にすることが可能であり、且つ、従って、空間を節約する方式によって保存することができる。 ピン19は、搬送容器12の底部部分13の凹部21内において係合し、且つ、搬送容器12内の嵌め込み要素20と相互作用する。 延在部8の下端部とピン19の下端部は、好ましくは、同一のスタンドプレーン上において、陳列棚又はフロア上において支持されるように、1つのプレーン内に位置している。

    持ち上げ要素19は、任意の形状を有することが可能であり、且つ、例えば、断面が、略、丸形、矩形、正方形、三角形などにすることができる。 持ち上げ要素19が、例えば、略矩形になるように構成される場合には、持ち上げ要素は、搬送容器の略矩形の凹部21内において係合することが可能であり、且つ、これにより、その内部に配置された嵌め込み要素20を持ち上げることができる。 この結果、持ち上げ要素19は、部分的に平らであるか又は完全に平らなエッジとしてのみ、構成することができる。

    可能な一変形実施形態においては、例えば、補強要素5の内側隅部には、上向きの(例えば、1cmの直径を有する)ピンをそれぞれ配置することができる。 搬送容器12、特に、再使用可能な容器又はダンボールが、この地点において、ほとんど丸形の凹部21を有する場合には、前述の4つのピンは、搬送容器12の内部と係合する。 搬送容器12内の底部部分13上には、プラスチック、ダンボール、又はこれに類似したものから製造された嵌め込み要素20が存在しており、この場合に、嵌め込み要素20は、底部部分13のエリア内において搬送容器12の内側エリアのほとんど全体をカバーしており、且つ、更には、搬送容器12内に存在する陳列対象製品の重量を支持するために十分に強力であり又は厚い。 嵌め込み要素20は、搬送容器12を果物や野菜などの食料品製品によって充填する前に、搬送容器12の底部部分13上に配置され、その上部に、製品が配置される。 そして、搬送容器12が本発明による下敷き装置1上において棚内に配置された場合に、ピンは、搬送容器12の凹部21内において係合し、且つ、製品と共に嵌め込み要素20を押し上げる。 この結果、果物や野菜などの製品の包装を解くことを要することなしに、製品全体が上向きに運動する。 嵌め込み要素20は、搬送容器12がセットアップ及び充填されたら即座に、例えば、プール事業者又は果物及び野菜を包装する要員によって挿入することができる。 嵌め込み要素20には、消費者が上方から搬送容器12を覗き込んだ際に広告を認識することができるように、上面に広告を設けることが可能であり、従って、これは、主には、製品の一部が既に搬送容器12から取り出されている際に、有効である。 嵌め込み要素20は、審美的な外観を改善するために、異なる設計又は装飾要素を上面に有することができる。

    例えば、(例えば、嵌め込み要素20を過剰に厚くならないようにすることができる場合に)安定性の理由から、4つを超える数のピンを補強要素5に装着する必要がある場合には、これも可能である。 又、1つ又は複数のピンが下敷き装置1の中間部分において支持のために必要とされる場合には、下敷きフレーム2内に十字を構築することが可能であり、或いは、更なるピンを装着するために、略十字状になるように補強要素5を構成することもできる。 一代替実施形態においては、十字自体を持ち上げ要素19として構成することも可能であり、且つ、この十字は、搬送容器12の凹部21内において係合することが可能であり、且つ、これにより、嵌め込み要素20上においてその内部に配置された製品を持ち上げることができる。

    外周補強要素5又は(中央支承ピンを有する)十字が製品の重量によって押し下げられないように、ピンは、下向きの、即ち、外周補強要素5又は十字の下方に、延在部を有する。 この下向きのピンにより、結果的に、重量の全体が棚(陳列棚)の基部に加えられ、且つ、これにより、安定的に支持される。

    そして、(例えば、棚下敷き装置1が必要とされない場合に、中身のない搬送のために、又は保存のために)空の下敷き装置1を積層しなければならない場合には、下向きの持ち上げ要素19、特に、ピンは、上向きの持ち上げ要素19、特に、ピンと衝突してはならない。 この理由から、持ち上げ要素19、特に、ピンは、その高さの全体にわたって、円錐形に且つ中空になるように設計されている。 この結果、これらは、空のフレームを積層させる場合に、互いの内部において入れ子にすることができる。

    持ち上げ要素19、特に、ピンを永久的に配置しない場合には、下敷き装置の代替バージョンにおいては、それらを外周補強要素5内に又は十字内に(別個の部分として)クリップ留めするか又はねじ留め(例えば、短いねじ山によるねじ留め)することが可能であり、且つ、これにより、着脱自在となるように設計することができる。

    一代替変形実施形態においては、持ち上げ要素19、特に、ピンは、関節部により、補強要素5に接続してもよく、これにより、持ち上げ要素は、使用されていない際に変更することができる。

    更なる実施例においては、搬送容器12の凹部21内への下敷き装置1の持ち上げ要素19の結合を促進するために、下敷き装置1の持ち上げ要素19と相互作用する搬送容器12の底部部分13の下面上の凹部21の領域内に、少なくとも1つのガイド要素22を配置することができる。 図10は、凹部21及びガイド要素22を有する搬送容器12の底部部分13の下面の一部分の可能な一変形実施形態を示している。 ガイド要素22は、例えば、略楔形の挿入ウェブとして構成することができる。 これらの挿入ウェブは、例えば、持ち上げ要素19上において搬送容器12を単純に後方又は前方に摺動させることにより、搬送容器12が下敷き装置の持ち上げ要素19上において凹部21のわずかに上方又は下方に配置された場合に、持ち上げ要素19が凹部21内にガイドされると共に次いで係合する方向に搬送容器12を自動的に運動させるガイドをガイド要素22が形成するように、配置することができる。 この結果、持ち上げ要素19内において係合させるための搬送容器12を下敷き装置1上に嵌め合せる際の時間を所要するサーチプロセスを回避することができる。

    前述のガイド要素22は、それぞれの又は1つ又はいくつかの選択された持ち上げ要素19についてのみ配置することができる。

    図11は、本発明による下敷き装置1と、搬送容器12と、更には、嵌め込み要素20と、を格段に単純化された図において示している。 図示の変形実施形態においては、嵌め込み要素20は、第1の90°の角度23と、その上端部に、更なる90°の角度23と、を有する。 第1の角度23は、運搬及び陳列容器12が傾斜した棚上に配置されるか又は下敷き装置1が傾斜するように構成された際に、例えば、個々の果物25などの製品が転がり出ることを防止する。 第2の角度23も、製品が転がり出るか又は摺動することを防止する。 更には、第2の角度23上に、ディスプレイ25を設けることもできる。 製品情報をディスプレイ25に接着することも可能であり、或いは、挿入ポケットによって適用することもできる。

    本発明の一代替実施形態においては、第1の角度23のみが設けられている。

    嵌め込み要素20の更なる実施例においては、図11に示されているように、少なくとも1つの壁26を配置することができる。 壁26は、嵌め込み要素20、特に、角度23の捩れ安定性を増大させる。 壁の代わりに、壁26のように表面の全体にわたって延在しない1つのウェブのみを形成することもできる。

    好ましくは、第1の角度23は、嵌め込み要素20の基部との関係において約90°の角度を有する。 図11は、第2の角度23も約90°であることを示している。 但し、この第2の角度23は、90°とは異なる角度α、特に第1の角度23との関係において鈍角にすることもできる。

    望ましい陳列高さと、従って、搬送容器12の高さを実現するために、いくつかの下敷き装置1を累積的に互いに上下に積層することも可能であり、これにより、積層することも可能であり、且つ、従って、必要に応じて、モジュラーシステムとして機能することもできるように、下部又は上部積層エッジを有する下敷き装置1が成形される。

    下敷き装置1の壁厚さは、好ましくは、搬送対象の製品によって充填された搬送容器12を積層することができるように、選択される。

    又、1つの下敷き装置1上に、いくつかの搬送容器12を互いに隣接した状態において配置することもできる。 従って、例えば、600×400という寸法を有する下敷き装置1上に、300×400という寸法を有する2つの搬送容器12を積層又は配置することができる。 これにより、持ち上げ要素19は、600×400の搬送容器12の凹部21と2つの300×400の搬送容器12の凹部21の両方の内部において係合するように配置される。 従って、搬送容器12の底部部分13内の凹部21は、常に、要件に従って配置される。

    一代替製造法においては、本発明による下敷き装置1は、一体品として製造することも可能であり、且つ、壁形状の側壁3、3'''又は17、17''(17''')の自由端を接続することによって生成することが可能であり、且つ、従って、押出し成形品として構成することもできる。

    搬送容器12は、折り畳み可能又は折り畳み不能となるように設計することができる。 搬送容器12は、矩形の底部部分13に加えて、2つの基本的に平行な側壁部分14及び14'と、2つの基本的に平行な側壁部分14''及び14'''と、を有する。 側壁部分14、14'、14''、14'''は、搬送容器12の底部部分13の内側表面に向かって折り畳み可能である。

    補強要素5、ウェブ6、関節部、及び様々な断面に関係する下敷きフレーム2との関連において提供した以上の説明は、当然のことながら、下敷き台16に対しても適用され、且つ、突起に関係する下敷き台16との関連において以上において提供した説明は、下敷きフレーム2に対しても適用される。

    更なる実施例においては、下敷き装置1の側壁3、3'、3''、3'''、17、17'、17''、17'''の少なくとも1つは、スタンド表面に隣接したそのエリア内に凹部を有することが可能であり、これにより、担当者は、本発明による下敷き装置1上に配置される搬送容器12を充填する際に、主には、搬送容器が島陳列の形態において配置される際に、自身の足を下敷き装置1の下方に押し込むことが可能であり、且つ、従って、搬送容器12を更に容易に変更又は再充填することができるようになる。

    本発明による下敷き装置1は、好ましくは、プラスチック、特に、ポリプロピレン、好ましくは、ポリプロピレン再生材から製造され、これにより、搬送容器の製造のために従来技術において知られている別の既知のプラスチック又はダンボールや木材などの代替材料を使用することも可能である。

    下敷き装置1の寸法は、ISO規格に対応する任意の標準的な剛性の又は折り畳み可能な容器を結果的に積層及び固定することができるように、変化することができる。

    例示用の実施形態は、下敷き装置1の可能な変形実施形態を示しており、これにより、この点に鑑み、本発明は、具体的に示されている変形実施形態に制限されるものではなく、個々の変形実施形態の様々な異なる組合せも可能であり、且つ、技術的手順に関する教示内容に起因したこの可変性は、当業者の能力によって実現されることに留意されたい。 従って、図示及び説明された変形実施形態の個々の詳細を組み合わせることによって可能になるすべての想定可能な変形実施形態も保護の範囲に含まれる。

    図7及び図8は、運搬及び陳列容器システム11の下敷き装置1の更なる、且つ、必要に応じて、独立した実施形態を示しており、同一の部分については、先行する図1〜図6と同一の参照符号又はコンポーネント名が使用されている。 不必要な反復を回避するために、先行する図面の詳細な説明を参照されたい。

    最後に、形式の観点において、下敷き装置1又は運搬及び陳列容器システム11の構造について十分に理解することができるように、これら及びそのコンポーネントは、部分的に正確な縮尺で表されていないと共に/又は拡大されていると共に/又はサイズが縮小されていることに留意されたい。

    本発明による独立的な解決策によって解決される問題点については、以上の説明から理解することができる。

    主には、図3、図4、図5、図6、図7、図8に示されている個々の実施形態は、本発明による独立した解決策の主題を形成することができる。 関係する本発明の目的及び解決策については、これらの図面の詳細な説明から理解することができる。

    1 下敷き装置 2 下敷きフレーム 3、3'、3''、3''' 側壁 4 隅部 5 補強要素 6 ウェブ 7 延在部 8 延在部 9 壁 10 壁 11 運搬及び陳列容器システム 12 搬送容器 13 底部部分 14、14'、14''、14''' 側壁部分 15 把持凹部 16 下敷き台 17、17'、17''、17''' 側壁 18 溝 19 持ち上げ要素 20 嵌め込み要素 21 凹部 22 ガイド要素 23 角度 24 果物 25 ディスプレイ 26 壁

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