Rotating device and articles rotating device set of different articles

申请号 JP2013507908 申请日 2011-04-25 公开(公告)号 JP2013530102A 公开(公告)日 2013-07-25
申请人 ヴラディミロヴィッチ ブショコブスキー,エヴジェニー; 发明人 ヴラディミロヴィッチ ブショコブスキー,エヴジェニー;
摘要 【課題】本発明は消費材産業に関し、特に、異種の物品のための容器および回転支持体に関する。
【解決手段】
実施例1による物品の回転装置は、物品と一体的になっているか、物品を固定させるようになっている中央突起部を備えた基部体を含み、中央突起部の高さに対する基部体の半径の比の値は40から2000の範囲内である。 実施例2による基部体は、中央突起部よりも低い、少なくとも一つの横側突起部を備えている。 実施例3の基部体は、物品を固定できる中央突起部を備えている。 実施例4では、中央突起部はフランジ状あるいはリング状の支持面を有している。 または周囲に配置された複数の部材を有している。 実施例5と6の特徴は、中央支持領域と周辺支持領域を形成する表面を備えた基部体である。 物品の回転セットは、物品と一体的であるか、固定可能な中央突起部を備えた基部体である少なくとも一つの装置と、対応する基部体のためのフランジ状支持面を備えた複数の支持部材、あるいは、少なくとも二つの基部体のためのフランジ状支持面を備えた一つの支持面とを含む。
【選択図】 図1
权利要求
  • 物品の回転装置であって、物品と一体的に製造されているか、物品を固定可能な中央突起部を備えた基部体を含んでおり、該基部体の半径と、前記中央突起部の高さとの比の値は40から2000の範囲内であることを特徴とする装置。
  • 前記基部体は、前記中央突起部よりも低い横側突起部を少なくとも一つ備えていることを特徴とする請求項1記載の装置。
  • 物品の回転装置であって、物品と一体的に製造されているか、物品を固定可能な中央突起部を備えた基部体を含んでおり、該基部体は、前記中央突起部よりも低い横側突起部を少なくとも一つ備えていることを特徴とする装置。
  • 前記中央突起部の中心点と前記横側突起部の中心点との間の距離と、これら突起部の高さとの比の値は40から2000の範囲内であることを特徴とする請求項3記載の装置。
  • 前記横側突起体は先端が尖っていることを特徴とする請求項3記載の装置。
  • 前記横側突起部は直線部あるいは湾曲部を含んでいることを特徴とする請求項3記載の装置。
  • 前記横側突起部はリング状であることを特徴とする請求項3記載の装置。
  • 前記中央突起部、及び/又は前記横側突起部は、高さを調整可能であることを特徴とする請求項3から7のいずれかに記載の装置。
  • 前記突起部はネジ型部材であることを特徴とする請求項8記載の装置。
  • 前記突起部は加工が容易な材料により製造されていることを特徴とする請求項3から7及び9のいずれかに記載の装置。
  • 前記突起部の少なくとも一つはフランジ状の支持面を備えていることを特徴とする請求項3から7及び9のいずれかに記載の装置。
  • 前記基部体は調節式カウンタウェイトを備えていることを特徴とする請求項3から7及び9のいずれかに記載の装置。
  • 前記カウンタウェイトはネジ型部材であることを特徴とする請求項12記載の装置。
  • 前記基部体の下面は空気プロペラの羽根の形状に加工されており、及び/又は空気ダクトを形成していることを特徴とする請求項3から7、9、及び13のいずれかに記載の装置。
  • 前記基部体は重い部分を備えており、及び/又は少なくとも一つのウェイトを備えていることを特徴とする請求項3から7、9、および13のいずれかに記載の装置。
  • 前記ウェイトはリング状あるいは別個の塊であることを特徴とする請求項15記載の装置。
  • 前記基部体は空孔部を備えており、移動可能な表示要素が収容されることを特徴とする請求項3から7、9、及び13のいずれかに記載の装置。
  • 物品の回転装置であって、物品を固定可能に形成された中央突起部を備えた基部体を含んでいることを特徴とする装置。
  • 物品の回転装置であって、物品と一体的に製造されているか、物品を固定可能な中央突起部を備えた基部体を含んでおり、該中央突起部はフランジ状の支持面を有しているか、リング状であるか、あるいは周辺に配置された複数の部材を形成していることを特徴とする装置。
  • 前記基部体の下面の面積と、前記中央突起部の前記フランジ形態の支持面の面積との比の値、あるいは前記中央突起部を形成する部材によって閉じられた領域の面積との比の値は16から400の範囲内であることを特徴とする請求項19記載の装置。
  • 物品の回転装置であって、物品と一体的に製造されているか、物品を固定可能になっており、さらに、周辺支持領域の高さよりも高い最大高の中央突起部を含んだ形状が加工された下面を備えている基部体を含んでいることを特徴とする装置。
  • 前記下面は凸形状であり、該下面の中央突起支持領域の最大高よりも低い、少なくとも一つの周辺突起支持領域を形成していることを特徴とする請求項21記載の装置。
  • 前記下面は前記基部体の垂直中央回転軸を横断する波形面状であることを特徴とする請求項21記載の装置。
  • 前記下面は錐体状であることを特徴とする請求項21記載の装置。
  • 物品の回転装置であって、物品と一体的に製造されているか、物品を固定可能になっており、さらに、中央突起支持領域と、少なくとも一つの周辺突起部とを形成しているか、少なくとも一つの周辺支持領域と、中央突起部とを形成している下面を備えた基部体を含んでおり、前記中央突起支持領域は前記周辺突起部よりも広く、前記中央突起部は前記周辺支持領域よりも高いことを特徴とする装置。
  • 物品の回転セットであって、物品と一体的に製造されているか、物品を固定可能な基部体である少なくとも一つの装置を含んでおり、さらに、対応する基部体のためのフランジ状の支持面を備えた複数の支持部材か、少なくとも二つの基部体のためのフランジ状の支持面を備えた一つの支持部材を含んでいることを特徴とする回転セット。
  • 前記基部体を支持するための平坦面を備えたパッキングを含んだ装備物を含んでいることを特徴とする請求項26記載の回転セット。
  • 前記平坦面はカバーであることを特徴とする請求項27記載の回転セット。
  • 说明书全文

    本発明は異なる物品の回転支持体あるいは回転装置に関する。

    全体として物品を備えた状態で提供されている中央突起部を備えた基部体を含んだ液体容器を回転させる装置は知られている(2006年4月27日のRF特許52685参照)。

    知られている装置の弱点は、許容範囲内の回転で基部体を回転させることができないことである。 そのような機能は、液体を入れたグラスを使用する際に特に重要である。 加えて、基部体の直径と形状によって定まる回転抵抗の度合いが回転具合には重要な要素である。

    フランス特許第52685号

    本発明の技術目的は、物品を回転させる装置に複数の形態を提供することであり、本発明の装置は、基部体の部材の形状的均衡の崩れによる揺籃(swaying)を排除して回転継続時間を延長させることである。

    この装置の一実施形態では、上述の技術目的は、中央突起部の高さに対する基部体の半径の比の値を40から2000の範囲とすることによって達成される。 この場合、基部体には、中央突起部の高さよりも低い少なくとも一つの横側突起部が提供される。

    この横側突起部はベアリング形態にて提供でき、基部体を包囲する制限要素の筒状面と相互作用する可能性を有した基部体の下面に位置する。

    この装置の第二実施形態では、全体的に物品と共に製造される中央突起部を備えた基部体が提供される。 あるいは、そこに物品を固定する機能を備えた基部体が提供される。 この場合、基部体は、中央突起部のよりも低い横側突起部を少なくとも一つ備えている。 横側突起部の可能な位置は上記した。

    これら中央突起部の中心と横側突起部の中心との間の距離と、それらの高さの差との比の値は40から2000の範囲内であるべきである。

    これら横側突起部は尖っていても、丸形でも、直線状でも、リング状でもよい。

    中央突起部及び/又は横側突起部の高さは調節することができる。 例えば、加工が容易な素材から製造できるフランジ形態の支持面を備えたネジ型部材とすることができる。

    場合によっては、基部体はネジ型部材のごとき調節式カウンタウェイトを備えることができる。

    空気膜を創出するため、基部体の下面はプロペラの羽根に似た形状とすることができ、及び/又はそこに空気ダクトを形成することができる。

    レスポンス動作を遅くするため、基部体は固形物体を有して製造でき、及び/又は、例えばリング形状または別物体として少なくとも一つのウェイトを備えることができる。

    娯楽要素を加えるため、基部体は移動性を備えた表示要素が収容できる窪部を有することができる。

    この装置の第三実施形態では、技術目的は物品をその場に固定することができる中央突起部を備えた基部体により達成される。 このような基部体の構造はレスポンス動作を遅くし、利用汎用性を高める。

    この装置の第四実施形態では、全体的に物品と共に製造されている中央突起部を備えているか、物品をその場に固定する機能を備えた基部体が提供される。 本発明の目的は、リング形状である中央突起部を有することにより、あるいはフランジ形状の支持面を有することにより、あるいは周辺に配置された別々の部材を有することによって達成される。 基部体のこのような構造は、粗くて比較的に軟質である表面における基部体の使用に適している。 また、横側支持点を利用せずに安定した直立姿勢を可能にする。 ここで、基部体の下面領域と、突起部のフランジ形状である支持領域、あるいは突起部を形成する部材で包囲される領域の比の値は16から400の範囲である。

    この装置の第五実施形態では、本発明の技術目的は、全体的に物品と共に製造されている中央突起部を備えているか、あるいはそこの物品を固定できる機能を備えており、突起する中央支持領域の最大高さが周辺の支持領域よりも高く形状化された下面を備えた基部体によって達成される。

    この下面は少なくとも一つの突起する周辺支持領域を備えているか、あるいは下面の中央支持領域よりも低い横側突起体を備えているか、あるいは基部体の垂直中央軸を横断する波形平面を備えた凸体あるいは錐体の形状である。

    本発明の第六実施形態では、技術目的は、全体的に物品と共に製造されている中央突起部を備えているか、あるいは物品をその場に固定する機能を備えており、突起する中央支持領域を形成するように形状化された下面を備えており、少なくとも一つの周辺突起部を備えた基部体を含んでいる物体回転装置によって達成される。 あるいは少なくとも一つの周辺支持領域と中央突起部を形成し、突起する中央支持領域の高さが、周辺突起部よりも高く、中央突起部の高さが周辺支持領域よりも高い基部体を含んでいる物体回転装置によって達成される。

    これら技術目的の達成を確実にするため、物品の回転セットが使用される。 このセットには、全体的に物品と共に製造されている中央突起部を備えており、あるいは物品をその場に固定できる機能を備えている基部体が含まれる。 基部体にフランジ状の支持面を有した少なくとも一つの支持部材、あるいは少なくとも二つの基部体のためにフランジ状の支持面を有した一つの支持部材がさらに含まれる。

    この物品回転セットは、例えば、カバーに製造されている、基部体を支持する平面を備えたパッキングを装備することができる。

    本発明の特徴を添付の図面を使用して説明する。

    第一実施例による基部体の概略図である。

    第二実施例による物品回転用の基部体の概略図である。

    横側突起部の規則的配置を示す。

    他の実施例による突起部の配置例を示す。

    一つのリング状突起部を備えた基部体と、周辺に複数の湾曲突起部を備えた基部体とを示す。

    湾曲形状化されている突起部を備えた基部体を示す。

    フランジ形態の突起部を示す。

    基部体の下面の可能な形状例を示す。

    突起部の可能な形状例を示す。

    調整式の突起部を示す。

    カウンタウェイト部材を備えた基部体を示す。

    羽根形状の下面を備えた基部体を示す。

    空気取入口を備えた基部体を示す。

    追加のウェイト部を備えた基部体を示す。

    別例による追加のウェイト部を備えた基部体を示す。

    支持領域を備えた中央突起部を示す。

    リング状の中央突起部を示す。

    別々の部材で提供されているリング状の中央突起部を示す。

    凸状下面を備えた回転装置の基部体を示す。

    波形下面を備えた回転装置の基部体を示す。

    円錐形状面を備えた回転装置の基部体を示す。

    中央支持領域と周辺の突起部とを備えた回転装置の基部体を示す。

    周辺の支持領域と中央突起部とを備えた回転装置の基部体を示す。

    本発明の物品回転装置は、下面2を備えた基部体1を含む。 下面2の形状とサイズは、垂直軸5の周囲の平面3における物品4の回転にとって重要な要素である。 基部体は独立した物体であっても、物品4との一体型物体であってもよい。 例えば、基部体はグラス底部でも、支持物体の支持部材であってもよい。 基部体が独立した物体であるなら、物品4の基部体への固定方法は、さほど重要ではない。 物品4は任意の方法によって基部体1に固定できる。

    基部体の支持点6は中央突起部7に位置しており、第2実施例においては、基部体は横側突起部9にて横側支持点8も有する。

    突起部7の下部に存在する中央支持点の形状は、突起部の形状によって左右され、半球状、円錐状、四錐状、棒状、針状、等々である。 中央支持点6は基部体の均衡中心点(重心)10を通過する垂直軸5(回転軸)に位置する。

    横側支持点8(横側突起部9)は中央支持点6から“a”の距離に位置する。 距離“a”は基部体1の寸法により決定され、基部体1の下面2の直径よりも短くてよい。

    図1で示す第一実施例では、回転装置の特徴は、基部体の半径(R)と中央突起部の高さ(H)との比の値が40から2000の範囲に存在することである。 この特徴により、基部体は中央突起部よりも低い高さの少なくとも一つの横側突起部を備えて製造が可能である。 この比は、異なる仕上がり方の支持面3を使用した実験により、実験的および理論的に求められたものである。

    第二実施例では、回転装置の構造の特徴は、特別に開発された形状の基部体1の下面2に存在する。 横側支持点(横側突起部)の数は三以上でよい。 横側支持点は下面に規則的に配置できる。 例えば、横側支持点は、中心が中央支持点に存在する正多角形の頂点に位置することができる。 あるいは、不規則または装飾的に配置することもできる。

    基部体と一体的に設けられたリング状の横側突起部、あるいは基部体にネジ固定されたリング状の横側突起部を利用することもできる。 あるいは閉形態に形状化された横側突起部が利用できる。 横側突起部は、周辺に配置された湾曲脚形状に、あるいは装飾を意識した形状に製造できる。

    横側支持点と表面3との間の摩擦を抑えて基部体の回転を最良化させるため、円の中心を中央支持点に存在させ、実線または点線で示される周辺に沿った横側支持点の配置が望ましい。

    中央突起部と横側突起部とは、三角形状、半円形状、等々、相互に異なる形状であってもよい。

    このような場合、表面3との接触は、支持点と表面3との間の摩擦を減少させるべく分離した点において行われる。 また、突起部の先端に小さな平坦領域11を提供することができる。 この平坦領域は回転時における表面3と突起部との摩擦による磨耗を低減させ、粗くて軟質である表面3との回転抵抗を減少させる。

    中央支持点6の役割は、基部体1を回転軸5の周囲でスムーズに回転させつことである。 横側支持点の役割は、基部体に対して必要な垂直方向の安定性を提供し、横転を回避させることである。 理想的な実施形態においては、基部体1が水平面3に存在すれば、基部体は中央支持点6のみでこの表面上に支持される。 この場合には、基部体は回転軸5の周囲で最大限に効果的に回転できる(最長回転時間)。 しかしながら、均衡の中心点10は支持点6よりも高く位置しているため、一つの中央支持点で支持される基部体は不安定である。 よって、基部体は、中央支持点6に加えて水平面で支持されるように、あるいは追加的に横側支持点8で支持されるように、または基部体の端部で支持されるように、いずれかの側に傾斜することにより安定状態になろうとする。

    基部体が全体的に均衡し、回転軸5の周囲を表面3で回転すると、基部体は、中央支持点と横側支持点を連続的に利用して、水平面により支持される姿勢となる。

    サイズ(h)(図2)は基部体の構造にとって重要である。 サイズ(h)は、横側支持点との位置関係で中央支持点を含む中央突起部7を規定する。 この中央突起部によって、基部体は水平面3にて垂直軸5の周囲で回転できる。 h=0の場合には、中央支持点と横側支持点とは同一平面上に存在する。 この場合には基部体の回転は不可能である。 もしこの“h”の値が大きすぎると、基部体は大きく揺籃する(垂直軸5から傾斜する)。 基部体のこのような揺籃は回転継続時間を大きく短縮させる。 基部体の揺籃は回転装置の外見の魅を大きく損ねる。 最良の“h”はh=0.05〜0.15mmである。 この“h”の範囲は、サイズ“a”(図2)が20から100mmの範囲内であるときに推奨されるであろう。 この場合には、無視できるような表面祖度(粗さ)を有した水平平坦面での基部体の使用が想定される。 このような表面は、テーブル面、窓枠、家具、等々の製造のための一般的な表面全てを含むであろう。 異なる硬質プラスチック、木材、人工石および天然石、等々が、このような表面の材料となり得る。 h=0.02〜0.05mmの範囲は、サイズa=5〜5mmの範囲の場合に最良であろう。 また、基部体がガラス、磨石、等々である非常に滑らかな表面に使用される場合にも最良であろう。 h=0.1〜1mmの範囲が、a=100〜500mmの範囲の回転装置に対して推奨される。 また、基部体が、非常に粗いか、大きな湾曲した(高さ相違)表面で使用される場合も同様にも推奨される。 対応して大きな値の“a”であれば、さらに大きな値の“h”の基部体が可能である。 また、湾曲面でのその使用も同様に可能である。

    基部体の構造のために“h1”(図2)の値も重要である。 サイズ(h1)は横側突起部9の高さと、基部体の下面2と水平面3との間の距離を規定する。 横側突起部9は以下の理由により必要である。 横側突起部が存在しないと(h1=0)、基部体の下面2は平面となる(図2)。 基部体の下面が平坦である場合には“h”の推奨値が小さすぎるため、その大きな部分は表面3と接触する。 例えば、接触面のこの部分を領域(X)(図1)とする。 領域(X)で基部体を回転させると、基部体1の下面2と表面3との間に大きな摩擦が発生する。 さらに、異種の異物である微粒体(埃、細砂、食品屑、等々)が表面3に存在するかも知れず、それらは基部体の回転の大きな抵抗因子となるかも知れない。 これら基部体の回転に抵抗する要因を排除するため、h1=hを超える条件の適用が推奨される。 さらに、本発明の第一実施例と第二実施例の上述パラメータの比の適用が推奨される。 基部体を製造するとき、美的考慮(美的感覚)に基づいて、あるいは技術的必要性に基づいて、“h1”の最大値が規定されなければならない。 また、“h1”の最大値は、このような形状の下面が基部体の回転を向上させる場合には、さらに複雑な形状の下面2に基づいて規定される。

    美的考察に基づいて、基部体にさらに複雑な形状を付与することができる。 中央突起部7、横側突起部9および下面2は異なる形状とすることができる(図8)。

    中央突起部7と横側突起部9は、柱状、球状、脚状、梁状、等々とすることができる。 下面2は弓形、アーチ形および他の複雑な形状とすることができる(図9)。

    中央突起部7と横側突起部9の高さは調節式とすることができる。 この場合、“h”の値は必要とされる値に調節できる(例えば、基部体1の回転面3の粗度程度により決定)。 この目的で中央突起部7と横側突起部9は、ネジ型棒体12として基部体とは別々に製造でき、ネジ式接続によって基部体と接続させることができる(図10)

    均衡の中心(重心)10(図2)が回転軸5に存在すること、または可能な限り回転軸5に接近していることが非常に重要である。 このような場合、横側支持点8によって最小の圧力が水平面3にかけられる。 そのため、水平面での基部体の回転中の横側支持点8と水平面3との摩擦は最小になる。

    しかし、基部体と物品4の組み合わせた形状が複雑となり、回転軸5に対する中央支持点6の正確な位置の計算が複雑となれば、回転軸5と均衡の中心10とが一致しない可能性も生じる。

    均衡の中心10と回転軸5とを可能な限り接近させるため、基部体の構造には調節式のカウンタウェイト(バランサ)を備えさせることができ、基部体の均衡の中心の移動はカウンタウェイトを調節することで可能になる。 これらカウンタウェイトはネジ部材13(図11)として製造できる。

    基部体の下面は扇風機の羽根またはタービンの羽根のような形状で製造できる(図12)。

    基部体の回転時に、このような羽根はいくらかの上昇力を発生し、基部体の回転表面に対する横側支持点の圧力を減少させる。 この構成により、横側支持点と表面3との間の摩擦は減少し、基部体の回転継続時間は増加する。

    基部体の下面に空気取入口としての溝を設けることができる(好適には羽根と組み合わせた状態)(図13)。 基部体の回転時に、これらの溝(空気取入口)は、横側支持点の方向に向けられた幾分かの空気流(ジェット流)を発生させる。 この空気流によって横側支持点と基部体の回転表面との間にはエアクッション効果が提供される。 これで、横側支持点と基部体の回転表面との間の摩擦は減少し、基部体の回転継続時間は増加する。

    基部体の回転継続時間を増加させるため、慣性力(フライホイールの原理)が増強される。 この増強は、基部体に高密度材料を使用することで達成される。 この増強は、基部体の重量の大部分を、その横側周辺部(周囲)に均等に配分させる形状の設計によって達成されることも可能である(図14)。

    もし基部体が低密度材料で製造されたなら、その慣性力は横側周辺(周囲)(図15)に沿って追加されたカウンタウェイトの均等な配分によって増加させることができる。 そのようなカウンタウェイトは、高密度材料で成る複数の部材14、または連続リング体15としても提供できる。

    中央突起部はフランジ式支持面(領域)16(図16)を有するか、リング形態17(図17)とすることができ、あるいは、周囲に配置された複数の部材(図18)とすることもできる。 このような場合には、基部体の下面と中央突起部のフランジ式支持面の面積あるいは突起部の部材によって区切られる面積との比の値は16から400の範囲である。

    この設計によって基部体が水平面で姿勢を均衡にすると、基部体は領域16によって支持されるのみであり、すなわち回転軸5の周囲で回転し、領域16によってのみ支持される。 これにより、横側支持点8を利用せずとも基部体の垂直安定姿勢が得られる。 よって、基部体の回転に横側支持点8と表面3との間の摩擦作用が介在しなくなる。

    基部体のこの実施例では、領域15内、またはリング17内、あるいは部材18で成るリング内に位置する垂直回転軸5に存在する均衡の中心10が非常に重要である。

    本発明の第二実施例による基部体の追加的改良は、全てその変形態様に関係する。

    発明装置の利用形態 上述のように、この装置は、物品4と一体的、あるいは物品4を固定する形態で物品4とは別体として物品4と組み合わせて利用される。

    基部体と物品とが一体化されている装置の実施形態においては、基部体と一体化した装置は次の方法で製造される:
    (1)成形工程(材料:プラスチック、ポリマー、ガラス、クリスタル、セラミック、金属);
    (2)成形プレス工程(プレス成形)(材料:プラスチック、ポリマー、ガラス、金属);
    (3)加工工程(材料:プラスチック、ポリマー、ガラス、クリスタル、セラミック、金属、人工石および天然石、木材)。

    利用の汎用性は、基部体を別々に製造する実施例の特殊な形態である。 しかし、この場合、装置に物品を固定する何らかの機構の必要性によって追加の複雑性が出現する。

    中央支持点6を含んだ中央突起部の支持領域19または中央突起部20を備えた形状加工された表面と、その形状加工された表面によって形成されている横側突起部9あるいは周辺支持領域(部分)21に提供された横側支持点8とを備えた基部体1は、第五実施例および第六実施例の特殊な形態を有する。

    中央支持点6の形状は球状または円錐状でよい。 中央支持点6は基部体の均衡の中心10を通過する垂直回転軸5に存在する。

    横側支持点8(横側突起部9または周辺支持領域(部分)21)は中央支持点6から距離“a”の位置に存在する。 距離“a”は基部体1の寸法で規制され、基部体1の下面2の直径よりも短くてよい。

    上記パラメータ“h”と“h1”は、周辺支持領域21と中央突起部の支持領域19とに適用できる(図19〜図23)。

    実施例とは関係なく、基部体の物品には多数の異種形態物品が含まれる。 物品は、以下のごとき中空容器あるいは中空箱でよい:
    小型品目を収容する容器(例:小物入れ、筆入れプラスチックカップ、嵩張物入れ、灰皿、プレート、等々);
    液体容器(例:グラス)、花瓶、シェーカ、化学器具、等々)。

    あるいは、物品は、以下のごとき一体的な物品(monolithic item)でよい:
    インテリアデコレーション(例:彫像、蝋燭立て、燭台、等々);
    褒章用装飾物(例:ペナント、ゴブレット、オベリスク、等々)。

    あるいは、物品は、以下のごとき複雑な構造物でよい:
    屋外広告用器具(例:表示装置、店舗または展示会にける宣伝商品の実演用支持台)。

    本発明装置は遊戯用であってもよい。 この場合には、基部体は中空であり、その中空部内にボール等の移動可能な表示物が配置される。 基部体を回転させると内部の表示物が独立的に移動し、基部体が停止されると、表示物が勝者または敗者を示す。

    オイルクロス(油布、カバー)で覆われたテーブル等の支持面は、必ずしも全てが必要とされる程度の回転を提供しない。 どのような支持面においても確実に基部体を回転させるため、物品と一体的に製造されている中央突起部を備えた基部体あるいは物品を固定することができる少なくとも一つの基部体と、対応する基部体のフランジ式支持面を備えた別体の支持部材、あるいは少なくとも二つの基部体のフランジ式支持面を備えた支持部材を含んだ物品回転セットが使用できる。

    よって、このセットは、いくつかの基部体と、相当数のフランジ式支持面を備えた支持部材とを含むか、あるいは、例えばトレーである一つの汎用支持部材とを備えている。

    支持部材として、本発明装置を包む容器カバーが利用できる。

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