Showcase

申请号 JP2000015931 申请日 2000-01-25 公开(公告)号 JP2001204600A 公开(公告)日 2001-07-31
申请人 Sanyo Electric Co Ltd; 三洋電機株式会社; 发明人 HAYASE KOJI; ISHIZAKA YOSHIRO; IURA SHINJI;
摘要 PROBLEM TO BE SOLVED: To prevent a price card from being contaminated with dust or the like or being lost, prevent merchandise from dropping off a rack, and contribute to increase in sales by promoting customer interest by enhancing the illumination of the merchandise by means of flat fluorescent lamps provided on the rack.
SOLUTION: This showcase has a rack 91a disposed inside a storage room 13 for placing the merchandise V thereon. An upstanding flange 92a for regulating forward movement of the merchandise is formed at the front of the rack and a price rail 93a is attached to the upstanding flange. The price rail is integrally constructed of a locked part 98a locked to the upstanding flange, an insertion part 97a disposed in front of the locking part for inserting the price card therein, and an abutting part 99a disposed on the upper portion of the insertion part for regulating movement of the merchandise above the upstanding flange.
COPYRIGHT: (C)2001,JPO
权利要求 【特許請求の範囲】
  • 【請求項1】 貯蔵室内に商品を載置する棚を設けると共に、この棚の前部に前記商品の前方への移動を規制する立上りフランジを設け、この立上がりフランジにプライスレールを取り付けたショーケースにおいて、前記プライスレールは、前記立上りフランジに係止される係止部と、この係止部の前方に設けられてプライスカードを挿入するための挿入部と、この挿入部の上部に設けられて前記立上りフランジの上方で前記商品の移動を規制する当接部とを一体に形成したことを特徴とするショーケース。
  • 【請求項2】 貯蔵室内に商品を載置する棚を設けると共に、この棚の前部に前記商品の前方への移動を規制する立上りフランジを設け、この立上がりフランジにプライスレールを取り付けたショーケースにおいて、前記プライスレールは、前記立上りフランジに係止される係止部と、この係止部の前方に設けられてプライスカードを挿入するための挿入部と、この挿入部の上部に設けられて前記立上りフランジの上方で前記商品の移動を規制する当接部とを一体に形成し、前記棚の前部には、平面蛍光ランプが設けられていることを特徴とするショーケース。
  • 【請求項3】 貯蔵室内に商品を載置する透明又は半透明の樹脂から形成された棚を設けると共に、この棚の前部に前記商品の前方への移動を規制する立上りフランジを設け、この立上がりフランジにプライスレールを取り付けたショーケースにおいて、前記プライスレールは、
    前記立上りフランジに係止される係止部と、この係止部の前方に設けられてプライスカードを挿入するための挿入部と、この挿入部の上部に設けられて前記立上りフランジの後方で前記商品の移動を規制する当接部とを一体に形成し、前記棚の前方下部には、平面蛍光ランプが設けられていることを特徴とするショーケース。
  • 【請求項4】 前記平面蛍光ランプは、外周縁部に半透明部を有する透明樹脂から成る被覆部材により被覆されていることを特徴とする請求項2又は請求項3記載のショーケース。
  • 说明书全文

    【発明の詳細な説明】

    【0001】

    【発明の属する技術分野】本発明は、商品の品名や価格等を表示する表示具(プライスカード)を保持するためのプライスレールを備えたショーケースに関するものである。

    【0002】

    【従来の技術】従来よりこの種ショーケースは、例えば実用新案登録第3009147号公報に示される如く、
    商品の品名・価格等を表示する表示具(プライスカード)と、棚の前部に沿って配設され、前記表示具(プライスカード)の下端を係止する係止部を前面に形成したプライスレールと、該プライスレールと棚の隙間に配設され上端がプライスレールの上端よりも上方に位置するガードとを備え、該ガードは表示具(プライスカード)
    の上端を保持する保持部を有しているものがある。

    【0003】

    【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述の従来例の表示具(プライスカード)は、表示具(プライスカード)の表示部分自体のほとんどの部分は露出しており、塵埃等により汚染され易いため、例えば紙等により製作された表示具(プライスカード)である場合には短期間で使用できなくなるという問題があった。 また、
    この表示具(プライスカード)は、ガードの保持部によりその上端が、プライスレールの係止部により下端が、
    それぞれ保持又は係止されているものであるので、容易に外れてしまうため、紛失する等の問題があった。 また、鋼板製の棚では光を透過しないため、その下にある蛍光灯の照明はその棚に載置されている商品を下方から直接照射しないため、商品の照度が向上せず、顧客の購買意欲を促進することができなかった。

    【0004】本発明は、係る従来の技術的課題を解決するために成されたものであり、塵埃等による表示具(プライスカード)の汚染を防止することにより、例えば紙等により製作されたプライスカードの場合でも長期間の使用を可能にし、また、表示具(プライスカード)の紛失を回避し、棚からの商品の転落を防止すると共に、さらに、棚に設けられた平面蛍光ランプによって商品の照度が向上することにより顧客の購買意欲を促進し、売上向上に寄与するショーケースを提供することを目的とするものである。

    【0005】

    【課題を解決するための手段】本発明の請求項1のショーケースは、貯蔵室内に商品を載置する棚を設けると共に、この棚の前部に前記商品の前方への移動を規制する立上りフランジを設け、この立上がりフランジにプライスレールを取り付けたショーケースにおいて、前記プライスレールは、前記立上りフランジに係止される係止部と、この係止部の前方に設けられてプライスカードを挿入するための挿入部と、この挿入部の上部に設けられて前記立上りフランジの上方で前記商品の移動を規制する当接部とを一体に形成したものである。

    【0006】請求項1の発明によれば、プライスカードが塵埃等により汚染され難いため例えば紙等により製作されたプライスカードである場合でも長期間使用できると共に、挿入部に挿入されているため外れ難くなっており紛失することがない。 また、商品と当接する当接部が棚の立上りフランジより高いため、商品が棚から転落することを防止できる。

    【0007】請求項2の発明のショーケースは、貯蔵室内に商品を載置する棚を設けると共に、この棚の前部に前記商品の前方への移動を規制する立上りフランジを設け、この立上がりフランジにプライスレールを取り付けたショーケースにおいて、前記プライスレールは、前記立上りフランジに係止される係止部と、この係止部の前方に設けられてプライスカードを挿入するための挿入部と、この挿入部の上部に設けられて前記立上りフランジの上方で前記商品の移動を規制する当接部とを一体に形成し、前記棚の前部には、平面蛍光ランプが設けられているものである。

    【0008】請求項2の発明によれば、平面蛍光ランプからその上方及び下方に同時に照射されるため、平面蛍光ランプが設けられている棚に載置されている商品とその下段の棚に載置されている商品との照度がそれぞれ向上し、商品に対する顧客の購買意欲を促進し、売上向上に寄与することが可能となるものである。 そして、この平面蛍光ランプは薄く取付スペースが小さいため、通常使用する蛍光ランプと異なり、載置できる商品量にほとんど影響しない。 また、平面蛍光ランプは低温特性が優れているため、、温度により照度が低下する問題を解消できる。 しかも、請求項1の発明と同様に、プライスカードが塵埃等により汚染され難いため例えば紙等により製作されたプライスカードである場合でも長期間使用できると共に、紛失することもない。 また、商品と当接する当接部が棚の立上りフランジより高いため、商品が棚から転落することを防止できる。

    【0009】請求項3の発明のショーケースは、貯蔵室内に商品を載置する透明又は半透明の樹脂から形成された棚を設けると共に、この棚の前部に前記商品の前方への移動を規制する立上りフランジを設け、この立上がりフランジにプライスレールを取り付けたショーケースにおいて、前記プライスレールは、前記立上りフランジに係止される係止部と、この係止部の前方に設けられてプライスカードを挿入するための挿入部と、この挿入部の上部に設けられて前記立上りフランジの後方で前記商品の移動を規制する当接部とを一体に形成し、前記棚の前方下部には、平面蛍光ランプが設けられているものである。

    【0010】請求項3の発明によれば、棚が透明又は半透明の樹脂から形成されているため、この棚の下部の前部に位置する平面蛍光ランプから上方に照射される光により、平面蛍光ランプが設けられている棚に載置されている商品の前面側が照明される。 しかも、前記プライスカードの当接部は前記棚の立上りフランジより後方で商品を規制するため、この当接部より前方に商品を移動させないので、商品の前面は立上りフランジより所定の距離だけ後方に位置することになる。 そのため、蛍光ランプが近距離に位置することと相俟って、商品の前面側がさらに高い照度で照らされるため、請求項2の発明に比べてさらに顧客の購買意欲を促進し、売り上げ向上に寄与することができる。 しかも、請求項1の発明と同様に、プライスカードが塵埃等により汚染され難いため例えば紙等により製作されたプライスカードである場合でも長期間使用できると共に、紛失することもない。 また、商品と当接する当接部が棚の立上りフランジより高いため、商品が棚から転落することを防止できる。

    【0011】請求項4の発明のショーケースは、請求項2又は請求項3において、前記平面蛍光ランプは、外周縁部に半透明部を有する透明樹脂から成る被覆部材により被覆されているものである。

    【0012】請求項4の発明によれば、平面蛍光ランプの外周縁部が、被覆部材の半透明部により被覆されているため、この平面蛍光ランプ自体の内部に存する電極等が見えなくなるので、見苦しくなくなり外観意匠が向上するものである。

    【0013】

    【発明の実施の形態】以下、図面に基づき本発明の実施の形態を詳述する。 図1は本発明を適用した実施例としてのショーケース1の正面図、図2はショーケース1の側面図、図3はショーケース1の背面図、図4は後パネル2を外した状態のショーケース1の背面図、図5はショーケース1の縦断側面図をそれぞれ示している。

    【0014】ショーケース1は、例えばコンビニエンスストアのレジカウンタC(図15)上に載せて設置される卓上ショーケースであり、底部のユニットベース3上に取り付けられた断熱壁4と、この断熱壁4の上側に取り付けられた硬質樹脂製の底板6と、ユニットベース3
    の左右に立設された側板7、7と、これら側板7、7の上端間に架設された天板8と、これら底板6、側板7、
    7及び天板8の後縁で囲繞される後面の開口9を開閉自在に閉塞する扉11などから構成され、これら扉11、
    天板8、側板7、7及び底板6で囲繞される空間を前方に開口12した陳列室13としている。

    【0015】そして、前記断熱壁4の下側のユニットベース3内空間を機械室14としている。 また、16はユニットベース3の左右に取り付けられた補強用のアングルである。

    【0016】前記断熱壁4は前部が低く後部が高い階段形状を呈しており、それによって前部に低位部4Aが、
    後部に高位部4Bが構成されている。 この低位部4Aは後方に低く緩やかに傾斜しており、高位部4Bは前方に低く緩やかに傾斜している。 また、これら高位部4Bと低位部4Aを結ぶ縦壁部4Cは上部が少許後退した傾斜壁とされている。

    【0017】そして、底板6は係る断熱壁4の低位部4
    A、高位部4B及び縦壁部4Cと間隔を存して当該断熱壁4及びユニットベース3に被さるように取り付けられており、これによって同様の前部の低位部6A、後部の高位部6B及びそれらの間の縦壁部6Cとが構成されている。 そして、係る底板6と断熱壁4間に前下部から後上部に渡る冷却室17が構成され、高位部4B上の冷却室17内に冷却装置Rの冷凍サイクルを構成する冷却器18が横設されると共に、縦壁部4Cの前側中央の冷却室17内に送風機19が設けられている。

    【0018】また、冷却室17内には冷却器18の上面から縦壁部6Cの上部に渡る冷却器仕切板21が取り付けられており、この冷却器仕切板21と底板6間には間隔が形成されている。 底板6の縦壁部6Cの上端には商品落下防止用のガード6Dが一体に立設されており、その下側には下部吐出口22が形成されている。 そして、
    前記冷却器仕切板21はこの下部吐出口22の下縁に連続し、これによって、冷却器仕切板21と底板6間に、
    冷却器18の後方から下部吐出口22に渡る下部吐出ダクト23が構成されている。 尚、24は送風機19の周囲に取り付けられたファンケースである。

    【0019】更に、底板6の縦壁部6Cも上部が少許後退した傾斜壁とされているが、その前面には下部吐出口22を隠蔽する吐出ガイド26が取り付けられ、下方に開放しており、また、下部吐出口22の下方には突起2
    7が一体に形成されている。 底板6の低位部6Aも後方に緩やかに低く傾斜しているが、その前部は斜め前下方に屈曲され、そこに吸込口29が形成されている(図6)。 そして、この吸込口29の前側には後述する平面蛍光ランプ31が立設され、陳列室13の開口12の下縁に位置している。 この平面蛍光ランプ31は前後方向に光を照射すると共に、その前面には所定の広告表示が施されている。

    【0020】また、底板6の高位部6Bも後方に高くなるよう緩やかに傾斜しているが、その後端部は階段状に降下しており、冷却器18の後側に位置する後壁部33
    には連通孔32が形成されている。 尚、この連通孔32
    が形成された底板6の後壁部33は上部が前側となる傾斜面とされている。

    【0021】一方、扉11は硬質樹脂製の外面板36と内面板37間に断熱材38を装填して構成され、例えば後から見て右側の上下をヒンジ39にて天板8と底板6
    に回動自在に枢支されている。 また、断熱材38と内面板37間には間隔が構成され、そこに上下に渡る後部ダクト41が形成されており、この後部ダクト41の上端と下端に位置する内面板37の上面37A、下面37B
    には連通孔42、43がそれぞれ形成されている。 そして、下側の連通孔43は扉11を閉じたときに底板6の連通孔32に合致する。

    【0022】この場合、連通孔43周囲の内面板37の下面37Bは、上部が前側となる傾斜面とされ、扉11
    を閉じたときに底板6の後壁部33に密接する形状とされている。 これにより、連通孔32と43は略キッチリと合致することになると共に、扉11の開閉にも支障が生じなくなる(図7)。 尚、47は内面板37の周囲に取り付けられたガスケットである。

    【0023】他方、天板8の内側にも断熱材48が取り付けられており、この断熱材48の下側には間隔を存して内面板49が取り付けられ、この内面板49と断熱材48間に天部ダクト51を構成している。 内面板49の後部は降下した後、上方向に折り返された形状を呈しており、この天部ダクト51の後下端に位置する内面板4
    9の後下面49Aには連通孔53が形成されている。 そして、扉11の上側の連通孔42は扉11を閉じたときに内面板49の連通孔53に合致する。

    【0024】この場合、連通孔53周囲の内面板49の後下面49Aは、後部が上側となる傾斜面とされ、扉1
    1を閉じたときに扉11の上面37Aに密接する形状とされている。 これにより、連通孔42と53は略キッチリと合致することになると共に、扉11の開閉にも支障が生じなくなる(図8)。 尚、ガスケット47は扉11
    で後面の開口9を閉じた状態で天板8、底板6及び側板7、7に密着してシールする。

    【0025】また、天部ダクト51の前端は前下方に向けて開放し、そこに上部吐出口61が形成されている。
    これにより、扉11を閉じた状態では、下部の吸込口2
    9から冷却室17に至り、冷却室17から後部ダクト4
    1及び天部ダクト51に渡って上部吐出口61に至る一連の冷気循環ダクトが構成されることになる。

    【0026】次に、機械室14内の構成を説明する。 ユニットベース3の前面及び左右側面にはスリット状の排気口3Aが複数段形成されており、後面は開口されている。 そして、この開口を前記後パネル2にて開閉自在に閉塞している。

    【0027】係るユニットベース3内に構成された機械室14内には、前記冷却器18と共に冷却装置Rの冷凍サイクルを構成する圧縮機63、凝縮器64、キャピラリチューブ(減圧装置)66が設置され、更に、制御基板などを収納する電装箱67や蒸発皿68、凝縮器用送風機69なども設置されている。

    【0028】この場合、図9に示す如く圧縮機63は機械室14内の向かって右奥部に設置されており、凝縮器64は向かって左奥部に設置され、凝縮器用送風機69
    はその前側に対向して設けられている。 尚、63Dは圧縮機63の吐出配管、63Sは吸込配管である。 前述の如く断熱壁4は前部に低位部4Aを、また、後部に高位部4Bを備えているので、機械室14の高さは前部が低く、後部が高い寸法となる。 従って、この高さの高い部分を利用して寸法の嵩む圧縮機63と凝縮器64が並設されている。

    【0029】また、凝縮器64と凝縮器用送風機69は略門型の取付板72によってユニットベース3の底面から浮かせて取り付けられており、蒸発皿68はこれら凝縮器64と凝縮器用送風機69の下側に後面の開口から挿脱自在に挿入されている。 尚、73は蒸発皿68内に収納された蒸発板であり、吸性の部材から構成され、
    後述するドレン水の蒸発を促進させるものである。

    【0030】更に、後パネル2の凝縮器64に対応する部分(後から見て右側)にはフィルタ74が取り付けられた吸気口2Aが形成されている。 また、前記送風機1
    9を駆動するモータ19Mは断熱壁4の縦壁部4Cの後側の機械室14内に取り付けられ、圧縮機63と凝縮器64の間に配置されている。 そして、モータ19Mの回転軸は縦壁部4Cを貫通して送風機19に連結されている。

    【0031】更にまた、断熱壁4の高位部4Bの前部向かって左側には排水口76が形成されており、この排水口76からはドレンホース77が断熱壁4を貫通して垂下し、その下端は蒸発皿68上に開口されている。 冷却器18から滴下するドレン水(除霜水や露)は高位部4
    B上を伝って流下し、排水口76に流入する。 そして、
    排水口76からドレンホース77に流入し、蒸発皿68
    内に排出されるものである。

    【0032】このように、圧縮機63、凝縮器64、凝縮器用送風機69、蒸発皿68、電装箱67、モータ1
    9Mなどを配置しているので、狭い機械室14内に支障無く整理して各機器を設置することができる。

    【0033】次に、図10〜図14を参照して側板7の構造を説明する。 この場合、図12は向かって左側の側板7を示し、それ以外は右側の側板7を示している。
    尚、左右の側板7は左右対称形状で基本的には同一の構造である。 側板7は上下方向の補強板81と、透明な硬質合成樹脂製の外側板82及び内側板83とから構成されている。

    【0034】前記外側板82及び内側板83の下縁はユニットベース3の上面形状に略合致しており、前面は天板8から前下方のユニットベース3前部に向かって緩やかに湾曲しながら降下する形状を呈し、それによって陳列室13の側面をカバーする。 そして、補強板81はユニットベース3の両側後部の切欠3Bを貫通して機械室14内に入り、ユニットベース3及び又はアングル16
    後部に螺子止めされると共に、補強板81、81の上端間に天板8は連結される。

    【0035】この場合、外側板82と内側板83はそれらの後部で補強板81を挟むかたちで相互に重合され、
    周縁部では相互に固着されると共に、補強板81には螺子止めされる。 このとき、外側板82と内側板83間には空気層Gが形成され、断熱性を向上させている。

    【0036】また、外側板82及び内側板83の補強板81に被さる部分には、上下に渡って外側に張り出した張出部82A、83Aがそれぞれ形成されており、外側板82の張出部82Aと補強板81間には上下に渡る排気ダクト86が形成される。 この排気ダクト86の下端は機械室14内に連通しており、上端は天板8が被さって閉塞されている。 また、排気ダクト86の前面となる張出部82Aの前面82Bには上下に渡って複数の排気吐出口87・・・が穿設されている。

    【0037】尚、内側板83には空気層G内の曇りを防止するためのアスピレータ88が数カ所穿設されている。 また、天板8を取り付ける前の補強板81と外側板82間の排気ダクト86は図10に示す如く上方に開放しているので、そこから張出部82Aと補強板81間に着色した短冊状の板や広告表示を施した短冊状パネルを挿入することによって外観や販売効果の向上を図ることが可能となる。

    【0038】また、内側板83の張出部83Aには図1
    2に示す如く前下方に少許傾斜した棚受け89・・・が実施例では上下に四段一体に形成されている。 この棚受け89・・・は対向する側板7方向及び後方に開放しており、後面の開口9から透明硬質樹脂製の棚91を差し込む。 これにより、図5に示す如く棚91が陳列室13
    内に架設されている。

    【0039】ここで、図21を参照して平面蛍光ランプ31について詳述する。 平面蛍光ランプ31は、成形ガラス141及び板ガラス142によりガラス容器を形成し、このガラス容器の底面及び天面の内側には蛍光体1
    43、143が配され構成されている。 さらにガラス容器内の相対向する一対の側面には放電電極144、14
    4が配設され、この放電電極144、144には図示しない電極リードが接続される。 また、ガラス容器内はほぼ真空とされ、微量の水銀蒸気(Hg)や例えばアルゴン(Ar)などの微量の希ガスが封入される。

    【0040】そして、前記電極リードに図示しない配線によって交流電源を接続し、放電電極144、144間は放電させると、加速された電子146が水銀(Hg)
    やアルゴン(Ar)分子に衝突し、エネルギー準位が基底状態から励起状態に変化する。 この励起された分子又は原子が基底状態に戻るときに、各分子特有の紫外線が放射され、この紫外線が前記蛍光体143、143に当たる際に可視光として板ガラス142表面より放出される。 これにより、平面蛍光ランプ31の表面から例えば乳白色の所定の照度を得ることができる。 また、この平面蛍光ランプ31は、例えば縦寸法が50mm、横寸法が300mm、厚さ寸法が約10mmのものであり、配設場所に応じて複数枚並設される。 しかしながら、平面蛍光ランプ31の強度を考慮しないのであれば、どのような大きさでも可能である。

    【0041】上述の如き平面蛍光ランプ31は、厚さ寸法が約10mmと薄いため、従来の如く、蛍光灯を取り付けるスペースを要することなく設けることができるようになるため、陳列室13の拡大を図ることが可能となる。

    【0042】また、平面蛍光ランプ31は、表面より乳白色の光を放出するため、特にシェードを前面に設ける必要が無く、コストの軽減を図ることができる。 尚、平面蛍光ランプ31の前面に文字や好みの色のシェードを取り付ける装飾を行い商品の展示販売効果を向上させることもでき顧客の購買意欲を促進させることができるようになる。

    【0043】更に、平面蛍光ランプ31は、従来の如き蛍光灯と比較して低温特性が優れているため、低温ショーケースの如く、比較的低温の環境で使用しても、照度の低下を未然に回避することができる。

    【0044】更にまた、平面蛍光ランプ31は、表面に熱を持たないため、顧客等が手指で触れた場合にも、火傷などの損傷を負う問題が無く、安全性に優れていると共に、熱負荷とならないため、冷却効率の向上を図ることができると共に、点灯時と消灯時との温度差がないので、表面に結露が発生することを未然に防止することができるようになる。 そのため、従来の如く、結露防止のために発熱体としてのヒータを取り付ける必要がなくなり、コストの低減を図ることができるようになる。

    【0045】また、平面蛍光ランプ31は、蛍光灯と比較して著しく耐用年数が長いため、点灯不良による蛍光灯の交換等のメンテナンスを行う煩雑な作業を回避することができるようになる。

    【0046】次に、図5及び図16を参照して第1の実施例として、棚91aの立上りフランジ92aに係止されるプライスレール93aについて説明する。 棚91a
    は、PS(ポリスチレン)樹脂を射出成形して形成された箱状のものであり、前面に商品の落下を規制する立上りフランジ92aを有し、この立上りフランジ92aの前面側上部に半円状の突起部94aが形成されている。
    プライスレール93aは、透明のABS樹脂を押出し成形により成形されたもので、前面の湾曲した表示部95
    aと、この表示部の裏側に近接してプライスカード96
    aを表示部95aとで挟持するための支持部106aによって挿入部97aが形成され、この挿入部97aの後方には、棚91aの立上りフランジ92aを前後から挟持し、棚91aに係止される係止部98aが形成されている。 また、表示部95aの上端は、棚91aの立上りフランジ92aの上方に位置する当接部99aとなっている。 尚、係止部98aには前述の棚91aの突起部9
    4aに対応した位置にこれもやはり湾曲した凹部100
    aが形成されている。

    【0047】ここで、プライスレール93aを棚91a
    に取り付ける手順は、次のように行う。 プライスカード96aは紙や樹脂のシートに価格や商品名が印刷されたものである。 まず、プライスレール93aの挿入部97
    aの支持部106aより少許縦方向寸法の長いものを用意し、プライスレール93aの挿入部97aに差し込でおく。 次に、プライスレール93aを棚91aの上方から差し込むことにより、棚91aの突起部94aにプライスレール93aの凹部100aが勘合し、立上り部9
    2aが挟持されるため、プライスレール93aは棚91
    aから外れなくなる。

    【0048】尚、プライスカード96aは、挿入部97
    aの支持部106aより少許長いため、この支持部10
    6aより少許上方に出ている部分を、当接部99aの後方から手指で押しつつ引上げるようにしながら外すことにより、他の商品や価格が印刷された希望のプライスカード96aに交換することができる。

    【0049】以上の構成のショーケース1は図15に示す如くコンビニエンスストアのレジカウンタC上に載置される。 そして、陳列室13内にはドリンク剤や缶飲料などの商品Vを収納し、陳列する。 この場合、底板6の縦壁部6C前側の低位部6A上には前面の開口12から図5の如く商品Vを並べる。 これにより、低位部6A上は最下段の陳列面となる。 このとき、低位部6Aは後方に少許低く傾斜しているので、商品Vは前側に倒れること無く後側の突起27や吐出ガイド26に寄りかかるかたちとなる。

    【0050】一方、中段(棚91を架設しない場合には最上段となる)の陳列面となる底板6の高位部6Bや最上段の陳列面となる棚91上には後面の扉11を開いて開口9から商品Vを収納する。 このとき、高位部6Bや棚91は前側に低く少許傾斜しているので、商品Vは後方から順次円滑に収納できる。 また、高位部6Bや棚9
    1は前部が低くなっていることから顧客は商品Vを見やすくなると共に、顧客が最前列の商品Vを取り出した場合には自動的にその後の商品Vが最前列に移動するようになる。

    【0051】そして、電源を投入して運転を開始すると、先ず平面蛍光ランプ31が点灯して前方に広告文字などを浮き上がらせ、且つ、後方の陳列室13内を照明する。 また、圧縮機63、送風機19(のモータ19
    M)、凝縮器用送風機69が運転されると、圧縮機63
    の吐出配管63Dから吐出された高温高圧のガス冷媒は凝縮器64に流入し、そこで凝縮器用送風機69によって通風される外気によって凝縮液化される。 凝縮された液冷媒はキャピラリチューブ66で減圧された後、冷却器18に流入して蒸発する。

    【0052】このときに冷却室17内の空気から熱を奪って冷却効果を発揮する。 冷却器18から出た冷媒は吸込配管63Sから圧縮機63に吸い込まれ、再び圧縮される。 そして、送風機19が運転されると、図5〜図8
    に矢印で示す如く、吸込口29側から空気を吸引して冷却器18方向に吐出する。 前述の如く冷却器18と熱交換して冷却された冷却室17内の冷気は、連通孔32から出て連通孔43から後部ダクト41内に入る。 そして、後部ダクト41内を上昇し、連通孔42、53を経て天部ダクト51に入って前方に移動した後、吐出口6
    1から陳列室13の前面開口12に向けて吐出される。

    【0053】吐出口61から吐出された冷気は開口12
    にエアーカーテンを形成しながら吸込口29に向かい、
    平面蛍光ランプ31に案内されて送風機19の吸引により吸込口29に吸い込まれる。 そして、エアーカーテンの一部が陳列室13内に循環されて陳列室13内は所定温度に冷却される。 また、冷却器18から出た冷気の一部は下部吐出ダクト23に入り、そこを前方に移動して下部吐出口22から縦壁部6C前方に吐出される。

    【0054】尚、プライスレール93aは、前面の表示部95aが湾曲しているので、開口12に形成される前述のエアカーテンの流れが阻害されずに、円滑に吸込口29に向かうことができる。

    【0055】次に、吐出口61からの距離が遠くなる最下段の陳列面の低位部6A上は冷却効果が低下し勝ちとなるが、前述の如く下部吐出口22から直接冷気を供給するため、係る冷却不足は解消される。 また、下部吐出口22には吐出ガイド26が設けられ、その下方には突起27が形成されているので、下部吐出口22からの冷気吐出や冷気循環が低位部6A上の商品Vで阻害されることも無い。

    【0056】ここで、ショーケース1のユニットベース3の底面、即ち設置面から天板8の上面までの高さ寸法L1は700mm〜750mm(実施例では715m
    m)に設定され、最下段の陳列面(低位部6A)までの高さ寸法L2は100mm以上200mm以下の範囲(実施例では149mm)に設定されている。 また、設置面から平面蛍光ランプ31上端までの高さ寸法L3は200mm〜210mm(実施例では205mm)に設定され、設置面から中段の陳列面(高位部6B)までの高さ寸法L4は300mm以上400mm以下の範囲(実施例では304mm)に設定されている。

    【0057】更に、設置面から最上段の陳列面(棚9
    1)までの高さ寸法L5は400mm以上700mm以下の範囲(実施例では489mm)に設定され、設置面から天板8前端までの高さ寸法L6は650mm〜70
    0mm(実施例では668mm)に設定されている。 また、ショーケース1の前後寸法L7は450mm以上5
    50mm以下(実施例では490mm)に設定されている。

    【0058】ここで、コンビニエンスストアに設けられるレジカウンタCの高さは通常800mm〜1000m
    mであり、その奥行き550mm程である。 従って、本発明のショーケース1によれば、安定してレジカウンタC上に設置し、陳列室13内において商品Vを冷却しながら陳列することができるようになる。 これにより、特にレジカウンタCの近傍で販売したいドリンク剤や缶飲料などの商品Vの購買意欲を促進し、売上向上に寄与することが可能となる。

    【0059】また、ショーケース1をレジカウンタC上に設置した場合、床から最下段の陳列面(低位部6A)
    までの高さは900mm〜1200mmの範囲の高さとなる。 これにより、最下段の陳列面(低位部6A)の高さは顧客の略腰から胸にかけての範囲となり、最下段の商品Vの視認性が向上すると共に、取り出しやすくなる。

    【0060】更に、中段の陳列面(高位部6B)から最上段の陳列面(棚91。棚91を架設しない場合には高位部6Bとなる)の高さは設置面から300mm以上7
    00mm以下の範囲となるので、同様にショーケース1
    をレジカウンタC上に設置した場合、床から最上段の陳列面(棚91或いは高位部6B)までの高さは1100
    mm〜1700mmの範囲の高さとなる。 これにより、
    最上段の陳列面の高さは顧客の略腹から顔にかけての範囲となり、最上段の商品Vの視認性も向上すると共に、
    取り出しやすくなる。

    【0061】また、前述の如く断熱壁4の階段形状によって機械室14の高さは前部が低く後部が高くなるよう構成されているので、最下段の陳列面(低位部6A)を低く設定しながら、圧縮機63や凝縮器64などの寸法の嵩む機器を機械室14内後部に据え付けることが可能となる。

    【0062】他方、凝縮器用送風機69が運転されると、後パネル2の吸気口2Aから外気が吸引され、凝縮器64に通風した後、前方の蒸発皿68に吹き付けられる。 これによって、蒸発皿68内のドレン水は蒸発される。 また、凝縮器64を空冷して温度上昇した暖気や圧縮機63から生じる暖気は、一部はユニットベース3周囲の排気口3Aから外部に流出するが、残りはユニットベース3の両側後部の切欠3B部分に至り、残りのうちの一部は当該切欠3Bから外部に流出すると共に、残りのうちのその他は側板7、7の排気ダクト86内に流入する(図10)。

    【0063】切欠3Bから流出した暖気は側板7下部の外側板82外面に流れて吸込口29付近で結露しやすい部分を暖め、結露を防止する。 また、排気ダクト86内に流入した暖気は、図10に示す如くそこを上昇してやがて前面の排気吐出口87・・・から前方の外側板82
    外面に向けて流出する。 これにより、陳列室13内の温度によって結露し易い外側板82の外面を暖め、結露を防止若しくは解消することができるようになる。

    【0064】ここで、排気ダクト86の上端は天板8により閉塞されているので、排気ダクト86上部の圧力(静圧)は上昇し、それにより、上方の排気吐出口87
    程、流出する暖気量は多くなる。 従って、吐出口61の近傍で最も結露しやすくなる外側板82外面上部に暖気を優先的に供給し、結露を効果的に解消することが可能となる。

    【0065】次に、係るショーケース1の棚91aに商品を載置すると、プライスレール93aの表示部95a
    の上端となる当接部99aは、棚91aの立上りフランジ92aの上方に位置するため、商品Vの前面がこの当接部99aに当接する。 したがって、棚91aの立上りフランジ92aより上方で商品を支持するため、商品が棚91aから転落し難くなる。 そして、棚91aが前下がりに傾斜している場合にはこの棚91aを商品Vがすべり下りて前方に倒れかけても当接部99aで後方へ戻すためより効果的に商品の転落を防止できる。 さらに、
    プライスレール93aの表示部95aは湾曲して下端が立上がりフランジ92aの下端に当接しているため、商品Vが勢い良く当接部99aに当たっても表示部95a
    の変形を小さくさせられより商品Vの前方への転落を防止できるようにしている。 また、プライスカード96a
    は、プライスレール93aの挿入部97aに挿入されているためほとんど露出しておらず、しかも、プライスレール93aの上端部がプライスカード96aの上方を覆っているので、塵埃等により汚染され難く、例えば紙等により製作されたプライスカード96aである場合でも長期間の使用に耐えることができる。

    【0066】図17は、本発明の第2の実施例である。
    棚91bは、PS(ポリスチレン)樹脂を射出成形して形成された箱状のものであり、前面に立上りフランジ9
    2bを有し、この立上りフランジ92bの前面側上部に半円状の突起部94bが形成されている。 棚91bの前部には矩形状の孔102bが穿孔されており、この矩形状の孔102bに対応させて平面蛍光ランプ101が設けられている。 尚、平面蛍光ランプ101は、前述の平面蛍光ランプ31と同様の構成のものである。 また、平面蛍光ランプ101は、透明な樹脂から射出成形された固定部材103bにより囲まれている。 この固定部材1
    03bは、上面及び下面の外周の縁部から内側へ約10
    mmは透明であり、この部分以外はシボ模様を付けて半透明部104b(図では破線で示す)とされており、平面蛍光ランプ101の内部の放電電極144等が外部から見えないようにされている。 そして、この平面蛍光ランプ101をネジ105により棚91bに固定すると、
    棚91bの載置面に延在して平面蛍光ランプ101の固定部材103bの上面が棚91bの底面と同一の面を形成する。 プライスレール93bは、透明のABS樹脂を押出し成形により成形されたもので、前面の湾曲した表示部95bと、この表示部の裏側に近接してプライスカード96bを表示部95bとで挟持するための支持部1
    06bによって挿入部97bが形成され、この挿入部9
    7bの後方には、棚91bの立上りフランジ92bを前後から挟持し、棚91bに係止される係止部98bが形成されている。 また、表示部95bの上端は、棚91b
    の立上りフランジ92bの上方に位置する当接部99b
    となっており、第1の実施例と同様のものである。 尚、
    係止部98bには前述の棚91bの突起部94bに対応した位置にこれもやはり湾曲した凹部100bが形成されている。

    【0067】このような構成とすることにより、平面蛍光ランプ101の固定部材103bの上面も棚91bの底面と同一面となって、商品を載置できる。 そして、平面蛍光ランプ101からその上方及び下方に同時に光が照射され、しかも商品に近いため、平面蛍光ランプ10
    1が設けられている棚91bに載置されている商品とその下段の底板6に載置されている商品との照度がそれぞれ向上し、商品に対する顧客の購買意欲を促進し、売上向上に寄与することができる。 また、第1の実施例と同様に、棚91bの立上りフランジ92bより上方となるプライスレール93bの当接部99bによって商品を支持するため、商品が棚91bから転落し難くなる。 そして、棚91bが前下がりに傾斜している場合にはより効果的に商品の転落を防止できる。 さらに、プライスカード96bは、プライスレール93bの挿入部97bに挿入されているためほとんど露出しておらず、しかも、プライスレール93bの上端部がプライスカード96bの上方を覆っているので、塵埃等により汚染され難く、長期間の使用に耐えることができる。 また、棚91bは表示部95bで前面を被うことで立上がりフランジ92b
    や平面蛍光ランプ101を見えなくさせられるようにされている。

    【0068】図18及び図19は、本発明の第3の実施例である。 棚91cは、透明または半透明のPS(ポリスチレン)樹脂を射出成形して形成された箱状のものであり、前面に立上りフランジ92cを有し、この立上りフランジ92cの前面側上部に半円状の突起部94cが形成されている。 棚91cの前面下部には前述と同様の平面蛍光ランプ101が設けられている。 また、平面蛍光ランプ101は、透明な樹脂から射出成形された固定部材103cにより囲まれている。 この固定部材103
    cは、上面及び下面の外周の縁部から内側へ約10mm
    は透明であり、この部分以外はシボ模様を付けて半透明部104c(図では破線で示す)とされており、平面蛍光ランプ101の内部の放電電極144等が外部から見えないようにされている。 そして、この平面蛍光ランプ101はネジ105により棚91cの前面下部に固定される。 プライスレール93cは、透明のABS樹脂を押出し成形により成形されたもので、前面の湾曲した表示部95cと、この表示部の裏側に近接してプライスカード96cを表示部95cとで挟持するための支持部10
    6cによって挿入部97cが形成され、この挿入部97
    cの後方には、棚91cの立上りフランジ92cを前後から挟持し、棚91cに係止される係止部98cが形成されている。 また、表示部95cの上端の当接部99c
    は、第1の実施例等と異なり、棚91cの立上りフランジ92cより後方に位置している。 尚、係止部98cには前述の棚91cの突起部94cに対応した位置にこれもやはり湾曲した凹部100cが形成されている。

    【0069】このような構成とすることにより、棚91
    cの立上りフランジ92cより上方となるプライスレール93cの当接部99cによって商品Vを支持するため、この商品が棚91cから転落し難くなる。 しかも、
    プライスカード96cの当接部99cは、棚91cの立上りフランジ92cより後方にあるので、商品Vの前面の位置が後方に位置する。 したがって、平面蛍光ランプ101の前部から商品Vの前面へ光が照射されるため、
    商品Vの前面や表示(商品ラベル)の照度が向上し、商品に対する顧客の購買意欲を促進し、売上向上に寄与する。 さらに、前記の第2の実施例と同様に、平面蛍光ランプ101の光は棚91cの上方及び下方に同時に光が照射され、しかも商品Vに近いため平面蛍光ランプ10
    1が設けられている棚91cに載置されている商品とその下段の底板6に載置されている商品の照度をそれぞれ向上させている。 また、第1の実施例と同様に、棚91
    cの立上りフランジ92cより上方となるプライスレール93cの当接部99cによって商品Vを支持するため、商品が棚91cから転落し難くなる。 そして、棚9
    1cが前下がりに傾斜している場合にはより効果的に商品の転落を防止できる。 さらに、プライスカード96c
    は、プライスレール93cの挿入部97cに挿入されているためほとんど露出しておらず、しかも、プライスレール93cの上端部がプライスカード96cの上方を覆っているので、塵埃等により汚染され難く、長期間の使用に耐えることができる。

    【0070】次に、図20は、前記第2の実施例(図1
    7)からプライスレール93bを削除したものである。

    【0071】この場合、平面蛍光ランプ101の固定部材103bの上面は、第2の実施例と同様に棚91bの底面と同一面となって、商品を載置できる。 そして、平面蛍光ランプ101からその上方及び下方に同時に光が照射され、しかも、商品Vに近いため、平面蛍光ランプ101が設けられている棚91bに載置されている商品とその下段の底板6に載置されている商品の照度がそれぞれ向上し、商品Vに対する顧客の購買意欲を促進し、
    売上向上に寄与することができる。

    【0072】

    【発明の効果】以上詳述した如く本発明によれば、塵埃等によるプライスカードの汚染を防止することにより、
    例えば紙等により製作されたプライスカードの場合でも長期間の使用を可能にし、また、プライスカードの紛失を回避し、棚からの商品の転落を防止すると共に、さらに、棚に設けられた平面蛍光ランプにより商品の照度が向上することにより顧客の購買意欲を促進し、売上向上に寄与することができる。

    【図面の簡単な説明】

    【図1】本発明のショーケースの正面図である。

    【図2】本発明のショーケースの側面図である。

    【図3】本発明のショーケースの背面図である。

    【図4】本発明のショーケースの後パネルを除く背面図である。

    【図5】本発明のショーケースの縦断側面図である。

    【図6】本発明のショーケースの断熱壁前部の拡大縦断側面図である。

    【図7】本発明のショーケースの断熱壁後部の拡大縦断側面図である。

    【図8】本発明のショーケースの天板後部の拡大縦断側面図である。

    【図9】本発明のショーケースの機械室部分の平断面図である。

    【図10】本発明のショーケースの向かって右側の側板の斜視図である。

    【図11】図10の側板の側面図である。

    【図12】本発明のショーケースの向かって左側の側板の側面図である。

    【図13】図10の側板の正面図である。

    【図14】図10の側板の平断面図である。

    【図15】本発明のショーケースをレジカウンタ上に設置した状態の側面図である。

    【図16】本発明のショーケースの第1の実施例に係るプライスレールを棚に設けた状態を示す詳細図である。

    【図17】本発明のショーケースの第2の実施例に係るプライスレールと平面蛍光ランプを棚に設けた状態を示す詳細図である。

    【図18】本発明のショーケースの第3の実施例に係るプライスレールと平面蛍光ランプを棚に設け、第1の実施例に係るプライスレールを底板に設けた状態を示す縦断側面図である。

    【図19】本発明のショーケースの第3の実施例に係るプライスレールと平面蛍光ランプを棚に設けた状態を示す詳細図である。

    【図20】本発明のショーケースの第2の実施例におけるプライスレールを削除した状態を示す詳細図である。

    【図21】平面蛍光ランプの構造説明図である。

    【符号の説明】

    1 ショーケース 3 ユニットベース 4 断熱壁 6 底板 6A 低位部(最下段の陳列面) 6B 高位部(中段若しくは最上段の陳列面) 7 側板 8 天板 9、12 開口 11 扉 13 陳列室 14 機械室 17 冷却室 18 冷却器 19 送風機 22 下部吐出口 29 吸込口 31、101 平面蛍光ランプ 41 後部ダクト 51 天部ダクト 61 吸込口 91、91a、91b、91c 棚(最上段の陳列面) 92a、92b、92c 立上りフランジ 93a、93b、93c プライスレール 95a、95b、95c 表示部 96a、96b、96c プライスカード 97a、97b、97c 挿入部 98a、98b、98c 係止部 99a、99b、99c 当接部 102b 矩形状の孔 103b、103c 固定部材 104b、104c 半透明部 144 放電電極 C レジカウンタ

    フロントページの続き (72)発明者 井浦 真二 大阪府守口市京阪本通2丁目5番5号 三 洋電機株式会社内 Fターム(参考) 3B110 AA12 BA05 BA10 CA07 CA11 CA16 DA08 3B118 AA12 BA19 BB04 BB12 FA15 FA22 FA26 3L045 AA04 AA07 BA01 CA02 DA02 EA01 KA08 PA04

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