懸吊装置

申请号 JP2015524567 申请日 2013-07-22 公开(公告)号 JP6125010B2 公开(公告)日 2017-05-10
申请人 マム ベービーアーティケル ゲゼルシャフト ミット ベシュレンクテル ハフツング; MAM Babyartikel Gesellschaft m.b.H.; 发明人 ペーター レーリヒ;
摘要
权利要求

商品(2)用の懸吊装置(1)であって、該懸吊装置(1)を懸吊するための懸吊開口(4)と、前記商品(2)を支持する支持開口(6)を備えた1つの底面部分(5)と、前記支持開口(6)から突出する前記商品(2)の部分を収容する空所(11)を、前記底面部分(5)と共に取り囲む複数の側方部分(8;8´,8´´)とを有した、懸吊装置(1)において、 前記空所(11)内に、製品情報若しくは販売情報を示す挿入部分(13)が交換可能に配置されていて、前記側方部分(8;8´,8´´)は1つの突き合わせ縁部(9)を起点として互いに傾けられて配置されており、前記挿入部分(13)は少なくとも所定の部分で、前記側方部分(8;8´,8´´)の間の前記突き合わせ縁部(9)に接触していることを特徴とする、懸吊装置。前記商品(2)は飲料ボトル(2´)である、請求項1記載の懸吊装置。前記挿入部分(13)として、前記製品情報若しくは販売情報が印刷された紙片が設けられている、請求項1又は2記載の懸吊装置。前記製品情報若しくは販売情報が印刷された紙片は折り畳み紙片である、請求項3記載の懸吊装置。折り畳み紙片は紙材料から成る、請求項4記載の懸吊装置。前記挿入部分(13)は少なくとも所定の部分で、前記側方部分(8;8´,8´´)のうちの1つの側方部分の内面に接触している、請求項1から5までのいずれか1項記載の懸吊装置。前記挿入部分(13)は、前記側方部分(8;8´,8´´)のうち少なくとも1つの側方部分のほぼ全高さにわたって及び/又はほぼ全幅にわたって延在している、請求項1から6までのいずれか1項記載の懸吊装置。前記挿入部分(13)は、前記支持開口(6)から突出する前記商品(2)の部分と、前記側方部分(8;8´,8´´)のうちの少なくとも1つの側方部分との間で所定の位置で位置固定されている、請求項1から7までのいずれか1項の懸吊装置。前記底面部分(5)と前記側方部分(8)とは、折り畳み可能な材料から裁断された部材によって形成されていて、この裁断された部材は折り線(10)に沿って折られている、請求項1から8までのいずれか1項の懸吊装置。前記折り畳み可能な材料から裁断された部材は一体の部材である、請求項9記載の懸吊装置。前記折り畳み可能な材料として、プラスチックフィルムが設けられている、請求項9又は10記載の懸吊装置。前記プラスチックフィルムはポリプロピレンから成る、請求項11記載の懸吊装置。前記挿入部分(13)は、保持部分(21)によって貫通される保持開口(20)を有している、請求項1から12までのいずれか1項の懸吊装置。前記挿入部分(13)の前記保持開口(20)は、前記挿入部分(13)の1つの折り線に沿って延在している、請求項13記載の懸吊装置。前記挿入部分(13)の前記保持開口(20)に通される、前記保持部分(21)の端部領域用に受容開口(22)が設けられている、請求項13又は14記載の懸吊装置。前記側方部分(8;8´,8´´)のうちの1つの側方部分に、該側方部分の主平面から旋回可能な舌片部分(14)が設けられている、請求項1から14までのいずれか1項の懸吊装置。前記側方部分(8;8´,8´´)に、前記舌片部分(14)の旋回状態で、前記支持開口(6)から突出する前記商品(2)の部分を露出させる穴(16)が形成される、請求項16記載の懸吊装置。前記舌片部分(14)は、前記保持開口(20)に結合する保持部分(21)として形成されている、請求項16又は17記載の懸吊装置。前記舌片部分(14)は、裁断縁(15)によって前記側方部分(8)から切り出されている、請求項16から18までのいずれか1項の懸吊装置。前記商品(2)は飲料ボトル(2´)であり、前記支持開口(6)は、前記飲料ボトル(2´)のボトルネック(7)を保持するためにほぼ円形である、請求項1から19までのいずれか1項の懸吊装置。

说明书全文

本発明は、商品、特に飲料ボトル用の懸吊装置であって、該懸吊装置を懸吊するための懸吊開口と、商品を支持する支持開口を備えた底面部分と、前記支持開口から突出する商品の部分を収容する空所を、前記底面部分と共に取り囲む側方部分とを備えた、懸吊装置に関する。

このような形式の懸吊装置は、懸吊カードと言われることも多く、様々な実施形態が公知であり、セルフサービス店で商品を見易く配置することができる。このために複数の懸吊装置を、1つの棒状のホルダに掛けることができ、ここから取り外すことができる。

一方では、紙製の懸吊カードが公知であり、この懸吊カードには簡単に商品の詳細を印刷することができる。しかしながら欠点としては、このような懸吊カードは耐久性が弱く、重たい商品を保持するには殆ど適していない。さらに欠点であるのは、商品詳細の変更を考慮すべき場合には、製品を懸吊カードに適合させなければならないことである。結果的に、印刷された懸吊カードには僅かな情報しか記載することができないという欠点がある。

他方では、先行技術においてプラスチック製の懸吊カードが公知であり、この懸吊カードは比較的大きな荷重容量の点で優れている。しかしながらプラスチック製の懸吊カードに商品詳細を印刷するのは手間がかかるという欠点がある。さらに、FR2655021号明細書にはポリプロピレン製の懸吊装置が開示されており、この懸吊装置には単数又は複数の接着剤付きのラベルによって詳細を記載するようになっている。しかしながらこのラベルは、商品説明のために僅かなスペースしか提供していないという欠点がある。さらなる欠点は、ラベル除去の際には接着剤残留物が生じることである。従って、ラベル上の記載を変更したい場合には、懸吊装置を取り替える必要が生じることが多い。

米国特許第4706804号明細書により既に公知の懸吊装置は、隣接する平行な面によって形成される平らな主要部分と、該主要部分に対して直に配置されている支持部分とから成っている。しかしながらこのような懸吊装置によっては、多様な製品情報・販売情報を可変的に示すことはできない。

米国特許第1910168号明細書により公知の紙製又は厚紙製のカップホルダは、ホルダ底面を形成する中央部分と、該中央部分に中間部分を介して結合されていて、カップを保持する三角形の開口部を取り囲んでいる側方部分とを有している。しかしながらこのようなカップホルダによっても、多様な製品情報・販売情報を可変的に示すことはできない。

米国特許第2248234号明細書には、同様に不透明の厚紙片から成る乳瓶用の折り畳み保持装置が示されている。厚紙の平らな中央部分には、牛乳瓶ネックを収容するほぼ楕円形の開口が設けられている。

欧州特許第1136971号明細書によりさらに、差し込まれた商品を取り付けるための開口を有した懸吊プレートが公知である。この場合、開口を突出する商品部分は自由に接触することができる。この懸吊プレートには広範囲の指示書が収容されている、若しくはその側方部分に接着剤で貼り付けられている。従ってこのような懸吊プレートによっても、多様な製品情報・販売情報を可変的に示すことはできない。

別の形式のパッケージ装置が例えば特開2003−341718号明細書により公知である。この明細書には、複数の飲料缶用のパッケージボール箱が開示されている。この箱は、飲料缶を包み込むカバープレートを有していて、このカバープレートは、把持開口と、側面部分と、底板とを有している。従って、外側の缶だけをパッケージの短い端部に設けられた開口から見ることができ、触ることができる。このような別の形式のパッケージでは、カバープレートと缶の上面との間に広告プレートを挿入することができ、パッケージに取り付けることができる。

最後に、WO2011/020084号明細書により公知の懸吊装置は、側面部分を有していて、この側面部分にはそれぞれ、フックに掛けるための開口が設けられている。この側面部分には、支持開口を有した開口プレートが続いていて、この支持開口内にボトルの一部を導入することができる。ボトルに関する情報表示のためには、側面部分の外面しか設けられていないので、この場合も、製品情報・販売情報のためには限られたスペースしかない。

そこで本発明の課題は、構造的に単純な手段によって、冒頭で述べた形式の耐久性のある懸吊装置であって、多様な製品情報・販売情報を可変的に示すことができるような懸吊装置を提供することである。

本発明によれば、製品情報若しくは販売情報を示すための挿入部分は空所内に交換可能に配置されている。

空所の内側に、挿入部分がルーズに若しくは取り外し可能に配置されていることにより、本発明による懸吊装置において様々な挿入部分を簡単に配置することができる。このことは特に、同じものを国際的に販売する場合に有利である。何故ならばこのような場合には、製品情報若しくは販売情報を様々な言語で記載しなければならないからである。従って、本発明による懸吊装置により簡単かつ安価に、多言語の挿入部分を、他の部分は同様に形成された各懸吊装置に収容することができ、これにより著しくコスト削減することができる。さらに、製品情報若しくは販売情報が変更された場合や、同じ懸吊装置を様々な商品のために使用する場合には、好適には、挿入部分は必要時に取り替えることもできる。この場合、空所における挿入部分の保持は特に、摩擦接続的又は形状接続的に行われる。従って、懸吊カード自体に印刷されている、又はラベルが備えられている先行技術とは異なり、懸吊装置のその他の構成部分は様々な目的に使用することができるので、様々な商品のために使用可能な特に可変的な構成が得られる。さらに、この懸吊装置は簡単かつ低コストに製造することができる。さらに好適には挿入部分は支持機能を担う必要はないので、挿入部分に対する強度及び耐久性に関する要求は比較的僅かで良い。従って、挿入部分は、例えば販売製品の形式やモデル、使用上の注意等のような情報を表示するのに最適化することができる。ゆえに、挿入部分を介して特に広範囲にわたる製品情報若しくは販売情報を伝えることができる。さらに挿入部分の材料は、視覚的に効果的な情報の表示を基準に選択することができる。

挿入部分として、製品情報若しくは販売情報が印刷された紙片、特に折り畳み紙片、好適には紙材料から成る紙片が設けられているならば、様々な形式の若しくは多言語の製品情報若しくは販売情報を示すのに特に好適である。従って、必要時に取り出し、場合によっては別の挿入部分と交換することができる安価な挿入部分が提供される。挿入部分に紙材料を使用する場合、好適には特に簡単な印刷技術を用いることができる。折り畳み紙片は、広範囲の製品情報若しくは販売情報を示すのに特に良好に適している。

挿入部分が少なくとも部分的に、側方部分のうち1つの側方部分の内面に接触するならば、接触面間に摩擦接続的な結合が生じ、これにより好適には滑り落ち防止効果が得られる。従って、所定の位置からの挿入部分の意図に反した滑脱は少なくとも困難にすることができる。他方、挿入部分と側方部分との間の接触面は接着層ではないので、挿入部分の除去の際には残留物は残らない。

挿入部分は、側方部分のうち少なくとも1つの側方部分のほぼ全高さにわたって及び/又はほぼ全幅にわたって延在しているならば有利である。これにより有利には、製品情報若しくは販売情報を示すために特に大きな面積が提供され得る。この場合、挿入部分が所定の位置で、ほぼ全幅にわたって、かつ/又はほぼ全高さにわたって、所属の側方部分に接触するならば、これにより、接触面の間の滑り落ちを防止する摩擦接続が強化される。

好適な構成によれば、側方部分は1つの突き合わせ縁部を起点として互いに傾けられて配置されている。この場合、両側方部分は、懸吊装置が懸吊された状態ではほぼ平に配置される底面部分の互いに向かい合って位置する側縁から所定の角度を成して上方に延びていて良い。好適には、両側方部分と底面部分とは、(水平に置いた状態で)底面としてほぼ二等辺三角形を有している1つの角柱を形成する。

挿入部分が少なくとも所定の部分で、両側方部分間の突き合わせ縁部に接触していると、空所内における挿入部分の固定には好適である。好適には、挿入部分の外縁は、突き合わせ縁部に沿って方向付けられているので、挿入部分は所定の位置に保持される。好適には側方部分の別個の長手方向縁が、突き合わせ縁部で特に互いに鋭角的に突き合わせられる。しかしながら側方部分は突き合わせ縁部で互いに一体に結合されていても良い。

挿入部分は、支持開口から突出する商品の部分と、側方部分のうちの少なくとも1つの側方部分との間の所定の位置で位置固定されているならば、空所からの挿入部分の不都合な滑脱を防止するのに有利である。従って、挿入部分は商品と側方部分との間で規定された位置に挟み込まれている。

底面部分と側方部分とは、折り畳み可能な材料から裁断された好適には一体の部材によって形成されていて、この裁断された部材は折り線に沿って折られているならば、懸吊装置の安価な製造という点で有利である。製造する際には、もともと扁平な材料板から裁断部材を形成し、この裁断部材を折り畳んで完成した懸吊装置となるように成形する。この場合、裁断部材は好適には打ち抜き部分として構成されている。従って、懸吊装置は好適には特に簡単かつ安価に、金属薄板から製造することができる。

折り畳み可能な材料として、プラスチックフィルム、好適にはポリプロピレンから成るプラスチックフィルムが設けられているならば、特に耐久性のある構成を得るのに有利である。プラスチックフィルムは有利には高い負荷に耐えることができ、従って懸吊装置の損傷を確実に回避することができる。プラスチックフィルムが透明であるならば、製品情報若しくは販売情報が懸吊装置を通して見ることができる。

空所内での所定の位置に挿入部分を位置固定するために、挿入部分が保持部分によって貫通される保持開口を有しているならばさらに有利である。挿入部分は保持開口を介して保持部分に取り外し可能に結合可能である。結合状態では挿入部分と保持部分とは互いに形状接続的に結合されている。好適には、これにより挿入部分は、懸吊装置の位置にかかわらず、例えば懸吊装置が逆さまになっていたとしても、意図に反して空所から外れてしまうことを確実に防止することができる。保持部分は好適には懸吊装置の構成部分である。しかしながら有利な構成というわけではないが、挿入部分の保持開口には、懸吊装置に固定される外部の取付け手段が設けられていても良い。

挿入部分の保持開口が挿入部分の1つの折り線に沿って延在しているならば、保持開口を形成するのに有利には、挿入部分に対して僅かに加工を施すだけで良い。これにより好適には、挿入部分の見た目のイメージは殆ど損なわれない。さらに、折り縁における保持開口は、情報表示のために必要なスペースとしては求められない。さらには、折り線における保持開口の形成は特に簡単に製造される。好適には、折り畳み用紙として形成された挿入部分の2つの頁の間に折り線が延在している。

挿入部分の保持開口に通される、保持部分の端部領域用に受容開口が設けられているならば、懸吊装置に挿入部分を保持するのに特に好適である。挿入部分を所定の位置に位置固定するためには、保持部分の自由端部領域は、挿入部分の保持開口に通され、受容開口で位置固定されている。受容開口は、好適には、懸吊開口を有するハンガー部分に延在している。好適な構成というわけではないが、受容開口は省くことができる。この場合、保持部分の自由端部領域は摩擦接続的に、保持開口を画定する、挿入部分の開口縁で位置固定されている。受容開口は好適には、保持部分の端部領域に相応に成形されている切り口として形成されている。

特に好適な構成では、側方部分のうちの1つの側方部分に、該側方部分の主平面から旋回可能な舌片部分が設けられている。

側方部分に、舌片部分の旋回状態で、支持開口から突出する商品の部分を露出させる穴が形成されるならば、商品の配置のために十分なスペースが提供されるので有利である。舌片部分は、側方部分の主平面に位置し、空所を遮断する位置と、この位置に対して旋回した、空所を解放する位置との間で移動可能である。舌片部分の旋回位置では、商品の支持開口を突出した部分は穴を通って外に向かって延在することができる。好適にはこれにより、懸吊装置の内部容積を小さく維持することができ、これにより一方では材料を節約でき、さらに複数の懸吊装置を省スペースに相前後して配置することができる。

簡単な手段により挿入部分を取り外し可能に懸吊装置に位置固定するために、舌片部分が保持開口に接続するための保持部分として形成されていると有利である。従って所定の位置において挿入部分を位置固定するためには、舌片部分を旋回位置にもたらし、舌片部分を挿入部分の保持開口に通してガイドするだけで良い。好適には、舌片部分の自由端部領域は受容開口において位置固定されている。

製造技術的な理由により、舌片部分が裁断縁によって側方部分から切り出されて形成されるならば有利である。従って舌片部分は側方部分と一体に形成されている。製造の際に、舌片部分は側方部分から切り出される。

支持開口がほぼ円形に形成されているならば、飲料ボトルのボトルネックを支持するために特に好適である。使用時には、飲料ボトルは好適には形状接続的に支持開口に取り付けられている。飲料ボトルが雄ねじ山を有しているならば、雄ねじ山を介して飲料ボトルを支持開口内にねじ込むことができる。しかしながら勿論、商品が、支持開口に隣接する底面部分の区分の延伸により支持開口で位置固定されることも考えられる。

次に本発明を図示した特に好適な実施例につきさらに説明するが、本発明はこれに限定されるものではない。

製品情報若しくは販売情報を表示する挿入部分を備えた、飲料ボトル用の本発明による懸吊装置を概略的に示した図である。

飲料ボトルを収容するトンネル状の空所の方向で見た図1の懸吊装置を、ここに懸吊された飲料ボトルと共に示した図である。

旋回可能な舌片部分を有した第1の側方部分が見えている、図1及び図2に示した懸吊装置を、ここに懸吊された飲料ボトルと共に示した図である。

第2の側方部分に取り外し可能に保持された取付け舌片が見えている、図1〜図3に示した懸吊装置を示した図である。

図1〜図4に示した懸吊装置を示す展開図である。

製品情報若しくは販売情報を表示する挿入部分を示した図である。

図1〜図5には、商品2用の懸吊装置1が示されていて、この懸吊装置1は図示の実施形態では飲料ボトル2´を懸吊するために使用されている。このために懸吊装置1はハンガー部分3を有しており、このハンガー部分3には懸吊開口4が設けられている。この懸吊開口4を介して懸吊装置1は販売スタンド(図示せず)の棒に押し込むことができ、ここから再び取り外すことができる。

図1〜図5によりさらに判るように、懸吊装置1は、懸吊装置1の使用時にほぼ水平に配置される底面部分5を有していて、この底面部分5には商品2を支持する支持開口6が設けられている。図示した実施態様では、飲料ボトル2´のボトルネック7若しくはカバーキャップが、底面部分5の支持開口6を画定する部分によって下方から把持されるので、飲料ボトル2´は形状接続的に支持開口6に保持されている。ボトルネック7を収容するために支持開口6は円形に形成されている。

図1〜図5によりさらに判るように、懸吊装置1はさらに2つの側方部分8を有しており、これらの側方部分8は、側方部分8の互いに当接する縁部の間に形成された1つの突き合わせ縁部9を起点として互いに傾けられている。底面部分5と側方部分8とはこの場合、プラスチック材料、好適にはポリプロピレンから裁断された一体的な部分として形成されている。側方部分8と底面部分5とを形成するために、この裁断物は折り線10に沿って折られている。折り線10は、底面部分5の互いに向かい合って位置する縦縁10´を有している。図1〜図4には懸吊装置1が折り畳み状態で示されていて、図5には展開状態で示されている。

図1〜図5によりさらに判るように、懸吊装置1はさらに取付け舌片17を有しており、この取付け舌片17は、突き合わせ縁部9に沿った折り線10´´で折り曲げられている。取付け舌片17はスリット17´(図5参照)を有しており、このスリット17´を通してハンガー部分3がガイドされる。取付け舌片17は、係合手段18を介して一方の側方部分8´に取り付けられている。係合手段18は、該側方部分8´に2つの取付け開口18´を有しており、これらの取付け開口18´は結合状態(図4参照)では、取付け舌片17の主平面から旋回可能な舌片18´´と、取付け舌片17の自由端部領域とによって後方から係合されている。従って、取付け舌片17は、2つの結合個所で解離可能に側方部分8´に取り付けられている。

図1〜図5によりさらに判るように、側方部分8と底面部分5とは、その主平面に対して垂直方向で見て、二等辺三角形の形で配置されており、その二等辺は側方部分8によって形成されており、その底辺は底面部分5によって形成されている。しかしながら、裁断のために柔軟なプラスチックフィルムを使用することにより、懸吊装置1は使用時、多様に変形させることができる。

図1〜図5によりさらに判るように、側方部分8と底面部分5との間には空所11が画定されていて、この空所11内には、支持開口6に位置固定された飲料ボトル2´が突入している。この空所11は、図示の実施態様では、懸吊装置1の両端面に開口12を有しており、これらの開口12は、側方部分8の全高さにわたって、及び底面部分5の全幅にわたって延在している。

図1〜図5によりさらに判るように、空所11には、製品情報若しくは販売情報を示す挿入部分13がルーズに配置されているので、簡単に特に多言語の挿入部分を挿入することができ、若しくは挿入部分13を必要時に取り替えることができる。図示の実施態様では、挿入部分13として、紙材料から成る折り畳み紙片が設けられており、この折り畳み紙片は、製品情報若しくは販売情報が印刷された複数の頁を有している(図6参照)。挿入部分13は開口12から、懸吊装置1の空所11内に押し込むことができる。

図1〜図5によりさらに判るように、挿入部分13は、一方の側方部分8´の内面に接触した状態で、この側方部分8´の全高さにわたって及び全幅にわたって延在している。これにより、挿入部分13と側方部分8´との間に摩擦接続が得られ、この摩擦接続により、挿入部分13の滑脱が阻止される。挿入部分13の外縁は、この場合、両側方部分8の間の突き合わせ縁部9に沿って延在しており、これにより挿入部分13の外縁は両側方部分8の間でガイドされ、若しくは保持されている。図示した実施態様では、挿入部分13はさらに、支持開口6を通って空所11内に突入する商品2の部分と側方部分8´との間で位置固定されている。

図1〜図5によりさらに明らかであるように、一方の側方部分8´´には舌片部分14が設けられていて、この舌片部分14は該側方部分8´´から裁断縁15によって切り出されている。舌片部分14は、側方部分8の主平面に延在する旋回軸14´を中心として旋回可能である。旋回位置では、側方部分8´´に穴16が開放され、この穴16に飲料ボトル2´の閉鎖キャップ2´´を通すことができる。さらに裁断縁15によって、支持開口6が延在している底面部分5の縦縁10´を越えて延在する、図示の実施態様では半円形の拡大部5´が形成されている。

図1〜図5によりさらに判るように、挿入部分13はさらに形状接続的に懸吊装置1に保持されている。このために、舌片部分14はさらに保持部分21として形成されており、この保持部分21は旋回位置で、図6に示された挿入部分13の保持開口20に通されている。舌片部分14の自由端部領域は受容開口22内に位置固定されており、これにより、舌片部分14が不都合に、挿入部分13の保持開口20から滑り落ちることが阻止される。挿入部分13の保持開口20は図示の実施態様では、懸吊開口4と、側方部分8´の上縁との間のハンガー部分3に形成されている。

図5にはさらに、底面部分5の縦縁10´の間の真ん中に延在している折り畳み線10´´´が示されている。これにより、折り畳み状態で懸吊装置1を平らに配置することが可能になる。

図6には挿入部分13が示されていて、この挿入部分13は図示の実施態様では、縁部側の折り線に沿って接合された複数の頁13´から成る折り畳み用紙として形成されている。さらに、懸吊装置1の使用位置で側方部分8´´に当接する端部区分13´´が設けられている。この端部区分13´´は、舌片部分14の輪郭に相応に形成されている。この場合、折り畳み用紙の頁13´若しくは端部区分13´´は、製品情報若しくは販売情報が印刷された(図6に概略的に示された)領域19を有している。

図6によりさらにわかるように、舌片部分14と結合可能な、挿入部分13の保持開口20は、挿入部分13の端部区分13´´と、これに隣接する頁13´の間の折り線に沿って延在している。

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