装飾部品用のコネクタ

申请号 JP2017519566 申请日 2014-10-07 公开(公告)号 JP2017534375A 公开(公告)日 2017-11-24
申请人 デー・スワロフスキー・コマンディットゲゼルシャフトD. Swarovski KG; デー・スワロフスキー・コマンディットゲゼルシャフトD. Swarovski KG; 发明人 クリストフ・ガップ; フロリアン・レヒターラー;
摘要 【課題】設備である構造に装飾部品を取り付けることが簡単にできるようにする。【解決手段】装飾部品(2)を構造(3)に取り付けるためのコネクタ(1)であって、挿入ガイド(4)、装飾部品(2)のためのサポート領域(5)、および保持構造(10)を含む。挿入ガイド(4)は、2つの実質的に平行な脚部のうちの第1脚部(6)から所定の 角 度で突出していることを特徴とするコネクタを提供する。
权利要求

装飾部品(2)を構造(3)に取り付けるためのコネクタ(1)であって、挿入ガイド(4)、装飾部品(2)のためのサポート領域(5)、および保持構造(10)を含み、挿入ガイド(4)は、2つの実質的に平行な脚部のうちの第1脚部(6)から所定の度で突出していることを特徴とするコネクタ。保持構造(10)は、構造(3)に取り付けるための少なくとも2つの保持領域(8,9)を有する、請求項1に記載のコネクタ。前記保持構造(10)、サポート領域(5)及び複数の実質的に平行な脚部(6,7)により実質的に閉鎖領域(F)を形成し、前記挿入ガイド(4)はその閉鎖領域(F)から外に突出するように構成されている、請求項1または2に記載のコネクタ。前記2つの実質的に平行な脚部のうちの一方である第1脚部(6)から離れるように傾斜した非湾曲部(41)を有し、その傾斜角は10°から80°、好ましくは20°から70°、さらに好ましくは30°から60°の範囲である、請求項1から3のいずれかに記載のコネクタ。前記実質的に平行な脚部のうちの他方である第2脚部(7)が第1保持領域(8)の方向に延在する、請求項1から4のいずれかに記載のコネクタ。前記第1保持領域(8)は、少なくとも第1湾曲部(81)および第2湾曲部(82)を有し、第1、第2湾曲部の湾曲方向は反対方向である、請求項1から5のいずれかに記載のコネクタ。前記第1湾曲部(81)と前記第2湾曲部(82)との間に、非湾曲部(83)が配置され、非湾曲部(83)は、実質的に平行な脚部(6,7)と実質的に平行に配置される、請求項6に記載のコネクタ。前記第1保持領域(8)の第1湾曲部(81)は、サポート領域(5)の曲率半径と実質的に等しい曲率半径を有し、実質的に180°の回転角を有する、請求項6または7のいずれかに記載のコネクタ。前記第1保持領域(8)の第2湾曲部(82)は、第1湾曲部(81)の曲率半径よりも小さい曲率半径を有し、実質的に180°の回転角を有する、請求項6から8のいずれかに記載のコネクタ。前記サポート領域(5)および少なくとも前記第1保持領域(8)の前記第1湾曲領域(81)は実質的に共通平面(E)に含まれる、請求項6から9のいずれかに記載のコネクタ。前記第2保持領域(9)は、共通平面(E)から外側に出ている自由端(11)を有する、請求項10に記載のコネクタ。前記第2保持領域(9)の湾曲部分(91)は、非湾曲部(92)を介して第1保持領域(8)と連結する、請求項1から11のいずれかに記載のコネクタ。前記第2保持領域(9)は自由端(11)を有し、該自由端(11)は第1保持領域(8)に対して弾性的に支持されている、請求項1から12のいずれかに記載のコネクタ。前記第2保持領域(9)の湾曲部(91)は、第1保持領域(8)の第2湾曲部分(82)の曲率半径よりも小さい曲率半径を有し、90°から180°の間の回転角を有する、請求項12または13に記載のコネクタ。前記挿入ガイド(4)の端部(42)であって、実質的に平行な脚部(6)の側に配置された端部は、第1保持領域(8)に対して弾性的に支持されている、請求項1から14のいずれかに記載のコネクタ。コネクタは、弾性材料、好ましくは金属で作られている、請求項1から15のいずれかに記載のコネクタ。請求項1から16のいずれかに記載のコネクタ(1)と装飾部品(2)、好ましくは宝石、とを含むセット。前記装飾部品(2)は、前記装飾部品(2)を前記コネクタ(1)に取り付けるための貫通孔を有する、請求項17に記載のセット。請求項17および18のいずれかに記載のセットが少なくとも1つ取り付けられた金網を含む設備。

说明书全文

本発明は、請求項1の特徴を有する、構造体に装飾部品を取り付けるためのコネクタに関する。セットは、コネクタおよび装飾部品、好ましくは宝石、を含む。本発明はまた、貫通孔を有する装飾部品と、少なくとも1つのセットが取り付けられた金網を含む設備とを備えるセットに関する。

例えば、米国特許第5,320,535号に示されているような両面で使用できるペーパークリップ、および例えば米国特許第 4,300,268号に示されているように、2枚の紙を同時に保持する事ができるペーパークリップは、知られている。このようなクリップが、装飾部品を構造体に取り付けるためのコネクタとして使用されたとしても、本願の発明概念に従わない方法で使用することとなる。このようにして使用されるクリップに装飾部品を付けること、およびクリップを構造体に保持させることは、多くの問題を伴い、多大な時間と労を費やして行うこととなる。米国特許第4,658,479号には、例えば紙を一緒に挟み込んだり、例えばキーを保持するためのクリップが示されている。装飾部品を構造体に取り付けるために、このような本願発明の概念に従わないクリップを使用すれば、非常に複雑な取り扱いおよび多大な労力と時間を必要とする。更に、この様なクリップは装飾部品を構造物に適切な機械的強度で固定することを保証することはできない。

本発明の目的は、装飾部品を構造体に取り付けるための従来技術よりも改善されたコネクタを提供することである。又、本発明の目的は、このようなコネクタと装飾部品、好ましくは宝石、とを含むセットを提供することであり、特にそのようなセットを複数個、構造体に取り付けるのに適した構成を提供する。

その目的は、請求項1に記載の特徴を有するコネクタと、このようなコネクタと装飾部品とを含むセットによって達成される。本発明の好ましい構成は、添付の特許請求の範囲に規定されている。

本発明は、次の構成を有する。挿入ガイドは、2つの実質的に平行な脚部のうちの第1脚部から所定の度で突出する。二重機能を有する挿入ガイドは、コネクタを構造物に素早く取り付けるための簡単な方法で実施することができ、機械的に強固に固定される。特別なツールを使用することなく、重みのある物をつり下げることができる。また、装飾部品を機械的に安全でかつ損傷を受けない方法で、ツールを用いること無く、簡単かつ迅速にコネクタに取り付けることができる。その所定の角度は、10°〜80°、好ましくは20°〜70°、さらに好ましくは30°〜60°である。このように選択された角度により、挿入ガイドを提供することができる。挿入ガイドにより、装飾部品をコネクタに吊り下げた状態で嵌め込むことが容易に達成できるという、特徴を有する。また、コネクタを構造体に取り付けることも同様に容易に達成できる。

コネクタは弾性的に変形可能な材料、例えば適切に成形された金属、またはバネ性の鋼やワイヤ、その他、適切なプラスチックで構成できる。本発明によるコネクタの機能は、適切な材料の選択によって保証することができる。その場合の装飾部品は、宝石、自然の又は人工のガラス体または晶とすることができる。装飾部品は、貫通孔を有することが好ましく、その形状は支持体の形状に適合させることもできる。あるいは、装飾部品は、それをコネクタに取り付けるためのリング状の物を取り付けておくこともできる。コネクタが保持される構造体は、例えば一次元に延びるワイヤとすることができるし、または、二次元、三次元方向に延びる網状のものであっても良い。更に、ケーブルまたは、2つの隣接する穴の間に芯が通っている構造体であっても良い。好ましくは、この構造体は、複数のコネクタを掛けることができる物である。これにより、大きな表面積を占める設置物体、例えば約500,000~1,000,000のコネクタを構造体に掛けて構成される設置物体を仕上げる場合、時間を節約して仕上げることができる。構造体や設置物体は野外や建物の内側に配置することができる。屋外で使用する場合、風やその他の気象の影響を受けても、本発明に係るコネクタを用いれば、構造体へのコネクタの取り付けを確実にすると共に、コネクタへの装飾部品の取り付けを確実にすることげできる。構造体として他の取り付け手段を有するものであっても良い。

隣接した2本の平行な脚部がコネクタのサポート領域を特定しているので、サポート領域は実質的に180°の回転角で形成されることを保証する。この場合、サポート領域は一定の曲率を有することができるが、非一定の曲率を含む構成であっても良い。サポート領域と、それに連続する実質的に平行な2本の脚部との関係は、サポート領域の仮想的な端部に、コネクタの直線部分のそれぞれの端部が連結されているとも言える。

保持構造を設けることにより、コネクタの構造体に対する懸架状態から望ましくない離脱が起こらないことを確実にすることができる。このようにすることにより、例えば構造体が受ける風や振動の作用により、コネクタに取り付けられた物の状態が逆になることを防止することができる。

コネクタのより良好な機械的な保持、更には構造体に懸架されているコネクタに取り付けられた装飾部品の保持に加えて、保持構造の構成が複数の、好ましくは2つの保持領域を有するので、装飾部品が支持されたコネクタの盗難を防止することができる。この場合、例えば保持構造は2つの保持領域を有しているので、コネクタを構造体から外すことが困難となり、更にはコネクタ内の装飾部品を外すことをより困難にする。

コネクタが占める面積の約半分が保持構造によって占有される。また、好ましくは、コネクタは一体構成である。

保持構造、サポート領域および実質的に平行な脚部が実質的に閉鎖領域を画定しており、この点が有利である。また、挿入ガイドはその閉鎖領域から突出する。ここで、閉領域は、コネクタを平面に投影することによって定義される領域である解釈することができる。また、仮想的に実質的に閉じられた境界線によって囲まれた領域は、コネクタの正面の内側領域として解釈され得る。したがって、投影された領域から外側に突出する構造は、その正面から突出していると解釈することができる。このような構成の挿入ガイドは、構造体へのコネクタの吊り下げ及びコネクタへの装飾部品の吊り下げを大幅に簡略化し、大規模の設置の場合には、その構築の際に莫大な時間を節約する。

挿入ガイドは、コネクタの一端に連結された、湾曲していない直線部分を有する。直線部分は、実質的に平行な2本の脚部のうちの一方から100°から80°、好ましくは20°から70°、さらに好ましくは30°から60°の角度で傾斜している。挿入ガイドがコネクタの一端に設けられているので、コネクタの製造が簡単になる。ここで、一端の意味は、実質的にコネクタワイヤの終点を意味するものであっても良いし、別の言い方をすれば、曲げられて構成されたワイヤ構造の一端を意味する物であっても良い。2本の実質的に平行な脚部のうちの一方の脚部に挿入ガイドを設けることにより、コネクタが構造体に取り付けられたとき、または装飾部品がコネクタに取り付けられるとき、サポート領域に隣接する直線部分が広がり、コネクタが開く。開かれたコネクタは、材料の弾性によって再び閉じられる。挿入ガイドは、10°から80°、好ましくは20°から70°、さらに好ましくは30°から60°の範囲の角度で傾斜している直線部分を有しているので、挿入ガイドを簡単で効果的な形態で提供できる。直線部分の寸法は、装飾部品またはその貫通孔に適合する寸法であればよい。直線部分は、2本の実質的に平行な脚部の一方である第1脚部から10°から80°、好ましくは20°から70°、さらに好ましくは30°から60°の角度をなすので、挿入ガイドの特に効果的な構成を提供することができる。

2本の実質的に平行な脚部の他方である第2脚部が第1保持領域に繋がるように構成することが有利である。これにより、コネクタをコンパクトな構造にすることが可能になる。第1保持領域の適切な構成により、構造体にコネクタを取り付ける際に、コネクタを通って突出している構造体の部分をサポート領域を通過して移動させることができる。これにより、装飾部品が取り付けられたコネクタを容易に取り付けることができる。

好ましい実施形態では、第1保持領域は、少なくとも第1湾曲部分と、該第1湾曲部分とは反対の関係にある第2湾曲部分を有する。このような第1保持領域の構成は、コネクタのサポート領域の部分が保持構造の部分から空間的に分離されることを可能にし、閉じられた保持構造の提供を可能にする。これにより、高度の機械的安全性を有する保持構造の製造が簡単に提供することができる。2つの湾曲部分が反対方向に湾曲しているので、コネクタに閉じられた部分を提供することができる。これにより、第2湾曲部分の湾曲によって保持構造を吊具に吊り下げることを容易にする。

第1保持領域の第1湾曲部分と第2湾曲部分との間に湾曲していない部分が配置され、実質的に平行な脚に平行に配置されていると有利である。これにより、サポート領域と連結し且つ互いに長さの異なる平行な脚部により、閉じた形状を有するコネクタを提供することが可能になる。そして、第1保持領域を持つ保持構造を任意の所望の寸法で作ることが可能になる。

第1保持領域の第1湾曲部が、サポート領域の曲率半径と等しい曲率半径を有し、実質的に180°の回転角を有する湾曲であることが有利である。サポート領域および第1保持領域の第1湾曲部の寸法、特に曲率半径を同じにすることは、閉じられたコネクタ形状、特に螺旋形状のない閉じられたコネクタ形状を提供することを可能にする。これにより、サポート領域の頂点および第1湾曲部分の頂点が、2本の平行な脚部と実質的に平行な直線の上に位置することが可能になり、本発明に係るコネクタにかかる力の分配を有利にすることができる。実質的に180°の回転角は、コネクタの好ましい構成を達成することを可能にする。

第1保持領域の第2湾曲部は、第1湾曲部の曲率半径よりも小さい曲率半径を有し、実質的に180°の回転角を有する。第2湾曲部の曲率半径をより小さくすることにより、第1保持領域を平坦な構成にすることができ、特に、実質的に平坦な螺旋形状の第1保持領域を設けることができる。回転角を実質的に180°とすることにより、コネクタの他の部分に対して閉鎖された領域を提供することができる。

サポート領域および第1保持領域の少なくとも第1湾曲領域が実質的に1つの平面内にあることが特に有利である。すなわち、サポート領域が含まれる面と第1湾曲領域が含まれる面が同一平面にある。それにより、境界上の仮想線で閉じられた平坦な形状をのコネクタを設計することが可能になる。好ましくは、挿入ガイドである傾斜した直線部分は、サポート領域および少なくとも第1保持領域の第1湾曲領域とは同一平面内に配置される。

特に有利な点は、第2保持領域が上記同一平面から外れる方向に伸びる自由端を有する点である。すなわち、サポート領域と第1保持領域の第1湾曲領域との共通の接触面において、第2保持領域の自由端は、0°から180°へと曲がる領域を含む。このように保持構造が少なくとも部分的に平坦構成から外れた構成を有するという事実により、コネクタを構造体に吊り下げるためのプロセスを複雑にすることなく、機械的に外れにくい構成を簡単に提供することが可能になる。

第2保持領域の湾曲部分が非湾曲部分を介して第1保持領域と連結している構成は有利である。このようにして、簡単な方法で、第1保持領域とは別の領域を提供することができる。さらに、第2保持領域への挿入は、湾曲部分を設けることによって簡単にすることができる。第1保持領域と第2保持領域との間に非湾曲部分を設けることにより、湾曲部分を互いに接近させることが可能となる。この構造により、保持構造は機械的により安定した構造となり、保持構造によって占有されるコネクタの領域のより良い利用を提供する。そのようにして、保持構造体の構成を、例えば製造現場で構造体に適合させることも可能である。

好ましい実施形態では、第2保持領域は、第1保持領域に対して弾力的に支持される第1端部を有する。これにより、保持構造の機械的な閉鎖を確実にすることができる。

第2保持領域の湾曲部分が、第1保持領域の第2湾曲部の曲率半径よりも小さい曲率を有し、90°と180°との間の回転角で回り込む部分を有する。より小さな曲率半径にすることより、第2保持領域の湾曲部分を第1保持領域内に配置することができ、所望であれば、第2保持領域を平坦な形状にすることも可能である。その場合、他のすべての湾曲部分と同様に成るように、曲率半径を一定にしてもよい。しかし、湾曲部分の曲率半径が一定ではないということも除外されるべきではない。さらに、より小さい曲率半径にすることにより、第2保持領域の湾曲部分の湾曲の頂点が、サポート領域の頂点および第1保持領域の第1湾曲部分の頂点を結ぶ直線上に位置することを可能にすることができる。これにより、取り付けられたコネクタに作用する引っ張り強度の分布を有利な分布にすることができる。したがって、90°と180°との間の回転角で回り込む部分により、曲率半径との組み合わせにおいて、閉鎖領域の確保を可能にする。

実質的に平行な脚部に連結された挿入ガイドの端部が、好ましくは第1保持領域に対して弾力的に支持されている。挿入ガイドの端部とは、その自由端と反対側に位置し、実質的に平行な脚部の一方に連結されている端部を意味し、具体的には、2本の脚部のうちの第1脚部から角度を付けて連結されている非湾曲部(直線部)の端部を意味する。弾性接触は、平行な脚部の一方である第1の直線部と、第1保持領域の第1湾曲部と第2湾曲部の間に配置された直線部との間で行われ、すなわち、向き合って配置され、圧着された関係にある、広がりのある部分で行われる。この弾性接触は、コネクタの開口部に対向して作用することができ、閉じる方向に作用するおかげで、装飾部品をコネクタに確実に取り付けることを可能にする。

本発明によるコネクタと、装飾部品、好ましくは宝石とを含むセットについても保護の対象とされる。このようなセットにより、コネクタおよび装飾部品の予め組み立てられたユニットが得られる。このユニットは、ツールを用いること無く、構造に対して、特に簡単で迅速かつ機械的に安全に固定することを可能にする。従って、本発明によるコネクタのは、製造が容易で安価で、安全で耐候性のあるセットを提供することができる。

コネクタに容易に取り付けるため、装飾部品に貫通孔が形成されている。装飾部品をコネクタに固定する場合に、特に有利である。この場合、貫通孔の形状は、挿入ガイドおよび/または支持領域に適合させることができる。貫通孔は、例えば装飾部品自体に設けることができる。代わりに、装飾部品に目(開口)を有する適切な取付具を設け、それによりコネクタに固定できる。

保護は、設備、好ましくは、少なくとも1つのセットが取り付けられた金網を含む設備についても求められる。このような装置には、コネクタを取り付けるための構造が含まれる。この構造は、例えば、2次元または3次元のワイヤメッシュの形態とすることができる。装飾部品を含むコネクタのセットを多数用い、少量の作業と少量の時間を伴う簡単なやり方で、ワイヤメッシュに吊り下げるだけで、設置を行うことができる。

本発明の更なる詳細及び利点は、図面に例示された実施例を参照して具体的な説明により以下により詳細に説明される。

コネクタの正面図。

コネクタの側面図。

コネクタの上面図。

コネクタの別の正面図。

コネクタと装飾部品とのセットの正面図。

コネクタと装飾部品とのセットの斜視図。

セットが構造物にマウントされた状態の正面図。

セットが構造物にマウントされた状態の斜視図。

図1aはコネクタ1の正面図を示す。この場合のコネクタ1にあっては、保持構造10が、コネクタ1の表面領域F(図1dにおいて示す一点鎖線で囲まれた表面領域F)の上半分を実質的に占めるように構成されている。この構成はまた、マウントされた状態においても同様である。この実施の形態において、挿入ガイド4は、非湾曲部41の形態で提供され、非湾曲部41は、第1脚部6から実質45°の角度で外向けに傾斜している。この場合、非湾曲部41は、コネクタ1を形成するワイヤの自由端に位置する。非湾曲部41の自由端から離れた他端42は、保持構造10の第1保持領域8の第2湾曲部分82に対して弾性的に圧着されている。

挿入ガイド4から始まる第1脚部6は、サポート領域5に繋がっている。サポート領域5は、この実施形態では湾曲部51で形成され、湾曲部51は、実質的に一定の曲率半径を有し、180°の旋回角を有する。サポート領域5は、例えば図2aに示すように、装飾部品2をマウントする働きをする。湾曲部51は、装飾部品の貫通孔12に作用する装填作業を最小限に抑える働きをする。

挿入ガイド4の非湾曲部分41の構成は、装飾部品2の構成、またはその貫通孔12の構成に適合させることができる。これにより工具を使用することなく、装飾部品2をコネクタ1に素早く損傷なしに適用することができる。

更に、サポート領域5に連結する平行第2脚部7が保持構造10の第1保持領域8の方向に延びる。ここで、第1保持領域8は、第1湾曲部分81と、非湾曲部83を介して連結する第2湾曲部82とを有する。図示の実施形態では、第1湾曲部81は、サポート領域5の湾曲部51と同じ曲率半径を有する。これにより、第1湾曲部分81および湾曲部51のそれぞれの頂点を結ぶ線が、実質的に平行な脚部6,7と実質的に平行になる。したがって、コネクタ1に作用する長手方向の力を均一に振り分けることができる。湾曲部81,82の間に配置された非湾曲部83により、第1保持領域8は、コネクタ1の表面領域(図1dの領域F参照)のほぼ半分を占める。

ここで示されるコネクタ1の実施形態では、湾曲部51および第1湾曲部81で囲まれる平面は、1つの平面内で同一平面上にある。直線部6,83と直線部7との長さ関係を考慮すると、第1脚部6又は挿入ガイド4の他端42が第1保持領域8の第2湾曲部82に対して弾力的に支持されていることが理解でき、コネクタ1の閉鎖する保護手段を提供することができる。

保持構造10の第2保持領域9は、非湾曲部92を介して第2湾曲部82に連結する部分91と、部分91に連結する自由端11とによって構成される。この場合、非湾曲部92の長さは、湾曲部81および91ができるだけ近接して位置させることができる長さとし、かつ、コネクタを構造3に取り付けることができるような長さを選択する。この実施形態では、湾曲部91は一定の曲率半径を有し、約165°の回転角を有する。第1保持領域8の第2湾曲部82の曲率半径は、第1湾曲部分81の曲率半径よりも小さいので、保持構造10の第2保持領域9は、第1保持領域8内に略螺旋状に巻回する。第2湾曲部91の頂点が、湾曲部51の頂点と第1湾曲部81の頂点とを結ぶ線上に位置するように、第2湾曲部91の曲率半径を選択する。これにより、取り付けられた状態でのコネクタ1に作用する縦方向の力の分布を望ましい分布にすることができる。

第2湾曲部91の回転角度を180°未満にすることにより、第2保持領域9の自由端11を第1保持領域8に対して弾性的に支持させることができる。図示した実施形態では、この場合の自由端11は、コネクタ平面(図1bの平面E参照)から角度αで外側に傾斜している。図1cに、仮想平面Eと仮想平面Sとの間の角度αによって示されており、これらの仮想平面は図面の紙面から垂直に延びている。第2保持領域9の自由端11が平面Eから外れた状態に有り、第1保持領域8に対して弾性的に支持されているので、このようにして設けられた保持構造10は、高度の機械的閉鎖状態を保護することができ、コネクタ1を構造3から離脱することを防止している。図示するように、自由端11は、湾曲部分91に連結する非湾曲部で形成され、対応する長さを有する。

コネクタ1を構造3に取り付ける手順を説明すれば、コネクタ1の構成の利点が明確になるであろう。挿入ガイド4の傾斜した非湾曲部41と第1保持領域8の非湾曲部83とによって特定される開口部に一次元方向に延びる構造3の部分を案内すると、第1脚部6が弾性的なピボット開口運動を行い、コネクタ1の開放がもたらされる。コネクタ1またはコネクタ1および装飾部品2を含むセットを構造物3に下方から装着するとき、挿入ガイド4を構造体3に単に押し付けることによって、または挿入ガイド4を構造体3に対して押すことによって達成することができる。第1保持領域8の第2湾曲部分82と第2脚部7とで構成される部分は、保持構造10の一部で有り、コネクタ1を貫通する構造3の部分によって広げられ、構造3は、第1保持領域8の第1湾曲部81にもたらされる。構造3にコネクタ1を下方から取り付けるための上述した動作は、簡単な引っ張り動作に相当する。コネクタ1を貫通する構造体3の第2保持領域9への挿入は、同様の方法で行われるが、この場合、押し込み動作または押圧の動作が必要である。第2保持領域9の自由端11が第1保持領域8に対して弾性的に支持されているため、第2保持領域9には、コネクタ1が構造3から容易に離脱させてしまうような構成を有していない。むしろ、図示された構成により保持構造10は、コネクタ1が構造体3にしっかりと留まることを保証する。

図1bは、コネクタ1の側面図を示しており、特に、挿入ガイド4の方から見た側面図が示されている。この図から分かるように、サポート領域5、第1湾曲領域81、第2湾曲領域82、第1、第2脚部6,7、非湾曲部83,92及び挿入ガイド4の非湾曲部41は全て平面Eに含まれる。言い換えれば、湾曲部51が含まれる面、第1湾曲部81が含まれる面、および第2湾曲部82が含まれる面は全て共通の平面Eに含まれる。

図1cは、上方からコネクタを見た図であり、具体的には、上から第1湾曲部81の方向に見た図を示している。ここでもまた、この実施形態では、挿入ガイド4の非湾曲部41が平面Eにあることが分かる。ここでは、第2保持領域9の湾曲部91が含まれる面を平面Sで示されている。湾曲部91と連結する自由端11も平面Sに含まれる。図1cから容易に分かるように、平面Eは、平面Sと角度αで交わる。湾曲部91と連結する自由端11は、平面Eから外側に出ている。この場合、第2保持領域9の自由端11が第1保持領域8に当接するように角度αが選択される。

図1dは、コネクタ1の正面図を示し、クリップによって囲まれる領域は、領域Fとして示され、破線で概略的に示されている。この場合、挿入ガイド4は、領域Fから外向きに突出している。

図2aは、コネクタ1および装飾部品2を含むセットを示す。装飾部品2は、コネクタ1に係合され、サポート領域5にサポートされている。

図2bは、コネクタ1および装飾部品2を含むセットの斜視図を示す。この斜視図は、コネクタ1が装飾部品の貫通孔12を通りサポート領域5に支持されている様子を示す。サポート領域5の湾曲した構成は、装飾部品2の貫通孔12に加わる負荷を最小にする。

図2cは、構造3に固定されたコネクタの正面図を示し、装飾部品2がそれによって収容されている。コネクタ1を貫通する構造3の部分は、コネクタ1の保持構造10の第2保持領域9に挿入されており、断面で示されている。原理的には、構造3を第1保持領域8に挿入することも可能である。

図2dは、構造3に取り付けられたセットの斜視図を示し、そのセットはコネクタ1と装飾部品2とを有する。

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