店舗システム、電子棚札、店舗システムの処理方法及びプログラム

申请号 JP2017070084 申请日 2017-03-31 公开(公告)号 JP6323586B1 公开(公告)日 2018-05-16
申请人 日本電気株式会社; 发明人 土持 和記;
摘要 【課題】本発明は、商品陳列棚に陳列された商品に関連する情報を顧客に提供する手段を提供することを課題とする。 【解決手段】本発明によれば、商品陳列棚に複数の商品各々に対応して設置された複数の情報取得部11と、第1の情報取得部11を介して顧客識別情報が入 力 されると、第1の情報取得部11に対応した商品に顧客識別情報を対応付けて通知リストに登録する登録部12と、通知リストに登録されている顧客識別情報に対応した送信先に、顧客識別情報各々に対応付けられている商品の関連情報を送信する送信部13と、を有する店舗システム10が提供される。 【選択図】図2
权利要求

商品陳列棚に複数の商品各々に対応して設置された複数のボタンと、 前記商品陳列棚に前記複数の商品各々に対応して設置された複数のディスプレイと、 前記ボタンの1回目の押下に応じて、前記ボタンを押された前記商品の在庫確認を行う確認手段と、 前記在庫確認の結果を、前記ボタンを押された前記商品に対応する前記ディスプレイに表示させる表示制御手段と、 前記在庫確認の結果が前記ディスプレイに表示されている状態での前記ボタンの押下、又は、直前の前記ボタンの押下から所定時間経過前になされた前記ボタンの押下である2回目の押下に応じて、店員に通知する通知手段と、 を有し、 前記ボタンの1回目の押下は、前記在庫確認の結果が前記ディスプレイに表示されていない状態での前記ボタンの押下、又は、直前の前記ボタンの押下から前記所定時間経過後になされた前記ボタンの押下である店舗システム。商品陳列棚に商品に対応して設置されたボタンと、 前記商品陳列棚に前記商品に対応して設置されたディスプレイと、 前記ボタンの1回目の押下に応じて、前記商品の在庫確認を行わせる信号をサーバに送信し、前記在庫確認の結果が前記ディスプレイに表示されている状態での前記ボタンの押下、又は、直前の前記ボタンの押下から所定時間経過前になされた前記ボタンの押下である2回目の押下に応じて、店員に通知させる信号を前記サーバに送信する送信手段と、 を有し、 前記ボタンの1回目の押下は、前記在庫確認の結果が前記ディスプレイに表示されていない状態での前記ボタンの押下、又は、直前の前記ボタンの押下から前記所定時間経過後になされた前記ボタンの押下である電子棚札。商品陳列棚に複数の商品各々に対応して設置された複数のボタンと、 前記商品陳列棚に前記複数の商品各々に対応して設置された複数のディスプレイと、 を有する店舗システムのコンピュータが、 前記ボタンの1回目の押下に応じて、前記ボタンを押された前記商品の在庫確認を行う確認工程と、 前記在庫確認の結果を、前記ボタンを押された前記商品に対応する前記ディスプレイに表示させる表示制御工程と、 前記在庫確認の結果が前記ディスプレイに表示されている状態での前記ボタンの押下、又は、直前の前記ボタンの押下から所定時間経過前になされた前記ボタンの押下である2回目の押下に応じて、店員に通知する通知工程と、 を有し、 前記ボタンの1回目の押下は、前記在庫確認の結果が前記ディスプレイに表示されていない状態での前記ボタンの押下、又は、直前の前記ボタンの押下から前記所定時間経過後になされた前記ボタンの押下である店舗システムの処理方法。商品陳列棚に複数の商品各々に対応して設置された複数のボタンと、 前記商品陳列棚に前記複数の商品各々に対応して設置された複数のディスプレイと、 を有する店舗システムのコンピュータを、 前記ボタンの1回目の押下に応じて、前記ボタンを押された前記商品の在庫確認を行う確認手段、 前記在庫確認の結果を、前記ボタンを押された前記商品に対応する前記ディスプレイに表示させる表示制御手段、 前記在庫確認の結果が前記ディスプレイに表示されている状態での前記ボタンの押下、又は、直前の前記ボタンの押下から所定時間経過前になされた前記ボタンの押下である2回目の押下に応じて、店員に通知する通知手段、 として機能させ、 前記ボタンの1回目の押下は、前記在庫確認の結果が前記ディスプレイに表示されていない状態での前記ボタンの押下、又は、直前の前記ボタンの押下から前記所定時間経過後になされた前記ボタンの押下であるプログラム。

说明书全文

本発明は、店舗システム、電子棚札、店舗システムの処理方法及びプログラムに関する。

特許文献1には、電子棚札に在庫などの情報問い合わせ機能を持たせた在庫確認システムが開示されている。電子棚札は、所定の入を検知した場合に商品の在庫情報を要求する要求部と、在庫情報を受信する受信部と、受信された在庫情報を記憶する記憶部と、記憶されている在庫情報を表示する表示部とを有する。

在庫がある場合、表示部は、「間もなく陳列いたします。しばらくお待ちください。」等の情報を表示する。一方、在庫がない場合、表示部は、「現在欠品中です。次回は2月1日に入荷予定です。」等の情報を表示する。

特開2016−177744号公報

特許文献1に記載の技術は、在庫の有無や、次回入荷予定等のあらゆる情報を、電子棚札の表示部に表示させている。この場合、顧客は、所望の情報が表示部に表示されるまで電子棚札のある場所で待ち続けなければいけない。このため、比較的短い時間で確認し、出力できる情報しか顧客に提供できないとう問題が生じる。本発明は、上記問題を解決することを課題とする。

本発明によれば、 商品陳列棚に複数の商品各々に対応して設置された複数の情報取得手段と、 第1の前記情報取得手段を介して顧客識別情報が入力されると、前記第1の情報取得手段に対応した前記商品に前記顧客識別情報を対応付けて通知リストに登録する登録手段と、 前記通知リストに登録されている前記顧客識別情報に対応した送信先に、前記顧客識別情報各々に対応付けられている前記商品の関連情報を送信する送信手段と、 を有する店舗システムが提供される。

また、本発明によれば、 商品陳列棚に複数の商品各々に対応して設置された複数のボタンと、 前記商品陳列棚に前記複数の商品各々に対応して設置された複数のディスプレイと、 前記ボタンの1回目の押下に応じて、前記ボタンを押された前記商品の在庫確認を行う確認手段と、 前記在庫確認の結果を、前記ボタンを押された前記商品に対応する前記ディスプレイに表示させる表示制御手段と、 前記在庫確認の結果が前記ディスプレイに表示されている状態での前記ボタンの押下、又は、直前の前記ボタンの押下から所定時間経過前になされた前記ボタンの押下である2回目の押下に応じて、店員に通知する通知手段と、 を有し、 前記ボタンの1回目の押下は、前記在庫確認の結果が前記ディスプレイに表示されていない状態での前記ボタンの押下、又は、直前の前記ボタンの押下から前記所定時間経過後になされた前記ボタンの押下である店舗システムが提供される。

また、本発明によれば、 商品陳列棚に商品に対応して設置されたボタンと、 前記商品陳列棚に前記商品に対応して設置されたディスプレイと、 前記ボタンの1回目の押下に応じて、前記商品の在庫確認を行わせる信号をサーバに送信し、前記在庫確認の結果が前記ディスプレイに表示されている状態での前記ボタンの押下、又は、直前の前記ボタンの押下から所定時間経過前になされた前記ボタンの押下である2回目の押下に応じて、店員に通知させる信号を前記サーバに送信する送信手段と、 を有し、 前記ボタンの1回目の押下は、前記在庫確認の結果が前記ディスプレイに表示されていない状態での前記ボタンの押下、又は、直前の前記ボタンの押下から前記所定時間経過後になされた前記ボタンの押下である電子棚札が提供される。

また、本発明によれば、 商品陳列棚に複数の商品各々に対応して設置された複数の情報取得手段を有する店舗システムのコンピュータが、 第1の前記情報取得手段を介して顧客識別情報が入力されると、前記第1の情報取得手段に対応した前記商品に前記顧客識別情報を対応付けて通知リストに登録する登録工程と、 前記通知リストに登録されている前記顧客識別情報に対応した送信先に、前記顧客識別情報各々に対応付けられている前記商品の関連情報を送信する送信工程と、 を実行する店舗システムの処理方法が提供される。

また、本発明によれば、 商品陳列棚に複数の商品各々に対応して設置された複数の情報取得手段を有する店舗システムのコンピュータを、 第1の前記情報取得手段を介して顧客識別情報が入力されると、前記第1の情報取得手段に対応した前記商品に前記顧客識別情報を対応付けて通知リストに登録する登録手段、 前記通知リストに登録されている前記顧客識別情報に対応した送信先に、前記顧客識別情報各々に対応付けられている前記商品の関連情報を送信する送信手段、 として機能させるプログラムが提供される。

また、本発明によれば、 商品陳列棚に複数の商品各々に対応して設置された複数のボタンと、 前記商品陳列棚に前記複数の商品各々に対応して設置された複数のディスプレイと、 を有する店舗システムのコンピュータが、 前記ボタンの1回目の押下に応じて、前記ボタンを押された前記商品の在庫確認を行う確認工程と、 前記在庫確認の結果を、前記ボタンを押された前記商品に対応する前記ディスプレイに表示させる表示制御工程と、 前記在庫確認の結果が前記ディスプレイに表示されている状態での前記ボタンの押下、又は、直前の前記ボタンの押下から所定時間経過前になされた前記ボタンの押下である2回目の押下に応じて、店員に通知する通知工程と、 を有し、 前記ボタンの1回目の押下は、前記在庫確認の結果が前記ディスプレイに表示されていない状態での前記ボタンの押下、又は、直前の前記ボタンの押下から前記所定時間経過後になされた前記ボタンの押下である店舗システムの処理方法が提供される。

また、本発明によれば、 商品陳列棚に複数の商品各々に対応して設置された複数のボタンと、 前記商品陳列棚に前記複数の商品各々に対応して設置された複数のディスプレイと、 を有する店舗システムのコンピュータを、 前記ボタンの1回目の押下に応じて、前記ボタンを押された前記商品の在庫確認を行う確認手段、 前記在庫確認の結果を、前記ボタンを押された前記商品に対応する前記ディスプレイに表示させる表示制御手段、 前記在庫確認の結果が前記ディスプレイに表示されている状態での前記ボタンの押下、又は、直前の前記ボタンの押下から所定時間経過前になされた前記ボタンの押下である2回目の押下に応じて、店員に通知する通知手段、 として機能させ、 前記ボタンの1回目の押下は、前記在庫確認の結果が前記ディスプレイに表示されていない状態での前記ボタンの押下、又は、直前の前記ボタンの押下から前記所定時間経過後になされた前記ボタンの押下であるプログラムが提供される。

本発明によれば、商品陳列棚に陳列された商品に関連する情報を顧客に提供する新たな技術が実現される。

本実施形態の店舗システムのハードウエア構成の一例を概念的に示す図である。

本実施形態の店舗システムの機能ブロック図の一例である。

本実施形態の商品陳列棚の一例を模式的に示す図である。

本実施形態の店舗システムで処理されるデータの一例を模式的に示す図である。

本実施形態の店舗システムで処理されるデータの一例を模式的に示す図である。

本実施形態の店舗システムで処理されるデータの一例を模式的に示す図である。

本実施形態の店舗システムの処理の流れの一例を示すフローチャートである。

本実施形態の店舗システムの処理の流れの一例を示すフローチャートである。

本実施形態の店舗システムの機能ブロック図の一例である。

本実施形態の商品陳列棚の一例を模式的に示す図である。

本実施形態の店舗システムの処理の流れの一例を示すフローチャートである。

本実施形態の店舗システムの機能ブロック図の一例である。

本実施形態の商品陳列棚の一例を模式的に示す図である。

本実施形態の店舗システムの処理の流れの一例を示すフローチャートである。

本実施形態の店舗システムで表示される情報の一例を模式的に示す図である。

本実施形態の電子棚札の機能ブロック図の一例である。

<第1の実施形態> まず、本実施形態の店舗システムの概要を説明する。店舗システムは、複数の情報取得手段と、登録手段と、送信手段とを有する。

複数の情報取得手段各々は、商品陳列棚に、複数の商品各々に対応して設置される。情報取得手段は、顧客識別情報を記憶した電子カード、電子タグ、携帯端末等から顧客識別情報を取得する。

登録手段は、複数の情報取得手段の中の任意の1つ(第1の情報取得手段)を介して顧客識別情報が入力されると、第1の情報取得手段に対応した商品に当該顧客識別情報を対応付けて通知リストに登録する。

送信手段は、通知リストに登録されている顧客識別情報に対応した送信先に、通知リストにおいて顧客識別情報各々に対応付けられている商品の関連情報を送信する。例えば、送信手段は、商品の次回入荷予定日、商品の次回入荷日(確定した次回の入荷日。以下同様。)、商品が実際に入荷された後に行われる商品の入荷通知及びURLの中の少なくとも1つを含む関連情報を送信する。送信手段は、電子メールの送信や、アプリのプッシュ通知等を用いて、所定の送信先に関連情報を送信することができる。

このような店舗システムによれば、顧客は、店舗において興味を持った商品に対応する情報取得手段に自身の顧客識別情報を読み取らせるという「単純な作業」を行うだけで、以降、自身の送信先に送付させる形で、当該商品の関連情報を取得することができる。そして、顧客は、任意のタイミングで任意の場所で受信した関連情報を確認することができる。かかる場合、顧客に提供する情報において、「比較的短い時間で確認し、出力できる情報」という縛りがかからない。このため、あらゆる情報を顧客に提供できる。

次に、店舗システムの構成を詳細に説明する。まず、店舗システムのハードウエア構成の一例について説明する。店舗システムは、任意のコンピュータのCPU(Central Processing Unit)、メモリ、メモリにロードされるプログラム、そのプログラムを格納するハードディスク等の記憶ユニット(あらかじめ装置を出荷する段階から格納されているプログラムのほか、CD(Compact Disc)等の記憶媒体やインターネット上のサーバ等からダウンロードされたプログラムをも格納できる)、ネットワーク接続用インターフェイスを中心にハードウエアとソフトウエアの任意の組合せによって実現される。そして、その実現方法、装置にはいろいろな変形例があることは、当業者には理解されるところである。

図1は、店舗システムのハードウエア構成を例示するブロック図である。図1に示すように、店舗システムは、プロセッサ1A、メモリ2A、入出力インターフェイス3A、周辺回路4A、バス5Aを有する。周辺回路4Aには、様々なモジュールが含まれる。

バス5Aは、プロセッサ1A、メモリ2A、周辺回路4A及び入出力インターフェイス3Aが相互にデータを送受信するためのデータ伝送路である。プロセッサ1Aは、例えばCPU(Central Processing Unit) やGPU(Graphics Processing Unit)などの演算処理装置である。メモリ2Aは、例えばRAM(Random Access Memory)やROM(Read Only Memory)などのメモリである。入出力インターフェイス3Aは、入力装置(例:キーボード、マウス、マイク、物理キー、タッチパネルディスプレイ、リーダ等)、外部装置、外部サーバ、外部センサ等から情報を取得するためのインターフェイスや、出力装置(例:ディスプレイ、スピーカ、プリンター、メーラー等)、外部装置、外部サーバ等に情報を出力するためのインターフェイスなどを含む。プロセッサ1Aは、各モジュールに指令を出し、それらの演算結果をもとに演算を行うことができる。

店舗システムは、物理的及び/又は論理的に一体となった1つの装置で構成されてもよいし、物理的及び/又は論理的に分かれた複数の装置で構成されてもよい。複数の装置で構成される場合、複数の装置は互いに情報の送受信を行うよう構成され、複数の装置が協働して解析システムの機能を実現する。

図2に、店舗システム10の機能ブロック図の一例を示す。図示するように、店舗システム10は、複数の情報取得部11−1乃至11−N(Nは2以上の整数)と、登録部12と、送信部13とを有する。

複数の情報取得部11−1乃至11−Nは、互いに物理的に分離したN個の装置である。そして、登録部12及び送信部13は、複数の情報取得部11−1乃至11−Nと物理的に分離したサーバに備えられる。以下、登録部12及び送信部13を有するサーバを、単に「サーバ」という。複数の情報取得部11−1乃至11−N各々とサーバとは、通信可能に構成される。

情報取得部11−1乃至11−Nは、顧客識別情報(顧客ID(identifier))を取得する。情報取得部11−1乃至11−Nは、例えば、接触又は非接触で、電子カード(例:IC(integrated circuit)カード)、電子タグ(例:ICタグ)、携帯端末(例:スマートフォン、携帯電話等)等と通信し、これらに記憶されている顧客IDを取得するリーダであってもよい。その他、情報取得部11−1乃至11−Nは、物理キーやタッチパネルディスプレイであり、これらを介して顧客IDの直接入力を受付けてもよい。その他、情報取得部11−1乃至11−Nは、カメラ、指紋センサ、マイク等であり、顔画像、虹彩、指紋、声紋等の生体情報を取得してもよい。この場合、予め、顧客IDに対応付けて各顧客の生体の特徴量が登録されており、当該登録情報と情報取得部11−1乃至11−Nを介して入力された生体情報とを用いて、所定の顧客IDが抽出される。

情報取得部11−1乃至11−N各々は、商品陳列棚に複数の商品各々に対応して設置される。情報取得部11−1乃至11−N各々は、例えば、対応する商品を識別する情報と、取得した顧客IDとを対応付けてサーバに送信する。この場合、情報取得部11−1乃至11−N各々は、予め、対応する商品を識別する情報を記憶しておく。その他、情報取得部11−1乃至11−N各々は、自端末(例:リーダ)を識別する情報と、取得した顧客IDとを対応付けてサーバに送信してもよい。この場合、情報取得部11−1乃至11−N各々は、予め、自端末を識別する情報を記憶しておく。また、サーバは、情報取得部11−1乃至11−N各々と、各々に対応する商品とを対応付けた対応情報を保持しておく。

図3に、商品陳列棚100の一例を模式的に示す。図では、5段の商品陳列棚100が表示されている。当該商品陳列棚100には、5種類の商品(不図示)が陳列される。5種類の商品各々に、1つの段が割り当てられている。そして、各段に対応して、情報取得部11−1乃至11−5が設置されている。図では、情報取得部11−1乃至11−Nの一例であるリーダを表示している。

図2に戻り、登録部12は、情報取得部11−1乃至11−Nの中の任意の1つである第1の情報取得部11−A(Aは1以上N以下の整数)を介して顧客IDが入力されると、第1の情報取得部11−Aに対応した商品に当該顧客IDを対応付けて通知リストに登録する。

図4に、通知リストの一例を模式的に示す。図示する通知リストでは、顧客IDと、商品IDと、登録日とが互いに対応付けられている。顧客IDは、複数の顧客を互いに識別する情報である。商品IDは、複数の商品を互いに識別する情報である。登録日は、通知リストに登録された日である。

図2に戻り、送信部13は、通知リストに登録されている顧客IDに対応した送信先に、通知リストにおいて顧客ID各々に対応付けられている商品の関連情報を送信する。

例えば、図5に示すように、予め、複数の顧客ID各々に対応付けて、メールアドレス(送信先)が登録されていてもよい。そして、送信部13は、当該登録情報を用いて、関連情報の送信を実現してもよい。

その他、顧客は、自身の端末(例:スマートフォン、タブレット、携帯電話等)に、関連情報を受信するための専用のアプリをインストールし、自身の顧客IDを登録しておいてもよい。そして、送信部13は、アプリのプッシュ通知機能を利用して、当該端末(送信先)に関連情報を送信してもよい。

関連情報は、商品の次回入荷予定日、商品の次回入荷日、商品が実際に入荷された後に行われる商品の入荷通知、及び、URLの中の少なくとも1つを含む。

ここで、商品の次回入荷予定日、商品の次回入荷日、及び、商品が実際に入荷されたことを確認する手段の一例を説明する。なお、送信部13は、その他の手段でこれらを確認し、その結果を関連情報として顧客に送信してもよい。

例えば、店舗システム10又はその他の装置が、図6に示すような発注履歴を管理しておく。そして、送信部13は、当該発注履歴に基づき、上述のような関連情報を取得する。図6に示す発注履歴は、発注済みの複数の商品各々に対応付けて、入荷予定日、商品の入荷日、及び、商品が入荷済みか否かを示す入荷状況が登録されている。発注履歴の各値の登録作業は、店員による手作業で実現されてもよいし、コンピュータによる処理で実現されてもよい。

例えば、各店舗からメーカや本部に向けて発注された商品各々が、発注履歴に登録される。そして、発注において指定された納入希望日が、各商品の入荷予定日として登録される。コンピュータを介して発注作業がなされる場合、コンピュータによる処理で上記登録作業が実現される。

また、例えば、発注に対するメーカや本部からの回答を得られた場合、当該回答に含まれる各商品の納入日(確定日)が、商品の入荷日として登録される。コンピュータを介して当該回答の送受信がなされる場合、コンピュータによる処理で上記登録作業が実現される。

その他、例えば、発注した商品の納入日(確定日)の通知が商品を配送する配送業者から得られた場合、当該通知に含まれる納入日が、商品の入荷日として登録される。コンピュータを介して当該通知の送受信がなされる場合、コンピュータによる処理で上記登録作業が実現される。

また、例えば、発注した商品が店舗に納入された場合、当該商品に対応する「入荷状況」の欄に入荷済みである旨が登録される。例えば、店員がPOS(point of sale)端末を用いて納入された商品の検品作業を行うことで、POSシステムに、各商品を納入された旨が登録される。当該情報を利用することで、コンピュータによる処理で上記登録作業が実現される。

送信部13は、入荷前のある商品(第1の商品)に対応付けて登録されている入荷予定日を「次回入荷予定日」として、通知リストにおいて第1の商品に対応付けられている1人又は複数の顧客の送信先に送信することができる。

例えば、第1の顧客が第1の商品に対応付けて通知リストに登録された際に、図6に示す発注履歴において、入荷前、かつ、入荷予定日が決定している第1の商品の登録がある場合、送信部13は、通知リストへの登録に応じて、第1の商品の次回入荷予定日を第1の顧客に通知してもよい。その他、第1の顧客が第1の商品に対応付けて通知リストに登録された際に、図6に示す発注履歴において、入荷前、かつ、入荷予定日が決定している第1の商品の登録がない場合、その後に、図6に示す発注履歴において入荷前、かつ、入荷予定日が決定している第1の商品が現れると、送信部13は、それに応じて、第1の商品の次回入荷予定日を第1の顧客に通知してもよい。

また、送信部13は、入荷前の第1の商品に対応付けて登録されている入荷日を「次回入荷日」として、通知リストにおいて第1の商品に対応付けられている1人又は複数の顧客の送信先に送信することができる。

例えば、第1の顧客が第1の商品に対応付けて通知リストに登録された際に、図6に示す発注履歴において、入荷前、かつ、入荷日が決定している第1の商品の登録がある場合、送信部13は、通知リストへの登録に応じて、第1の商品の次回入荷日を第1の顧客に通知してもよい。その他、第1の顧客が第1の商品に対応付けて通知リストに登録された際に、図6に示す発注履歴において、入荷前、かつ、入荷日が決定している第1の商品の登録がない場合、その後に、図6に示す発注履歴において、入荷前、かつ、入荷日が決定している第1の商品が現れると、送信部13は、それに応じて、第1の商品の次回入荷日を第1の顧客に通知してもよい。

また、送信部13は、入荷前の第1の商品に対応付けて登録されている入荷状況が「入荷されたことを示す値」に更新された場合、第1の商品に対応付けられている1人又は複数の顧客の送信先にその旨を示す情報を送信してもよい。

次に、関連情報に含めることができるURLについて説明する。送信部13は、任意のタイミングで、以下で説明するようなURLを所定の送信先に送信する。

URLは、商品を取り置きするか否かを指定するためのウェブサイトのURLであってもよい。ウェブサイトの構成は設計的事項である。顧客は、関連情報として受け取った各種情報(例:商品の次回入荷予定日、次回入荷日、入荷通知)に基づき、その商品をその店舗で購入するか否かを判断する。そして、購入すると判断した場合、顧客は任意の通信端末を操作して、当該URLで特定される所定のウェブサイトにアクセスし、「その商品の取り置き依頼」を行う。店舗は、顧客からの取り置き依頼に基づき、所定の商品を所定の顧客向けに取り置きする。

その他、URLは、商品の決済手続きを行うためのウェブサイトのURLであってもよい。ウェブサイトの構成は設計的事項である。顧客は、関連情報として受け取った各種情報(例:商品の次回入荷予定日、次回入荷日、入荷通知)に基づき、その商品をその店舗で購入するか否かを判断する。そして、購入すると判断した場合、顧客は任意の通信端末を操作して、当該URLで特定される所定のウェブサイトにアクセスし、「その商品の決済手続き」を行う。すなわち、顧客は、ウェブサイト上で商品の代金の支払いなどを行い、商品を購入する。

この場合、当該ウェブサイトは、商品の受け取り方法の指定を受付けてもよい。商品の受け取り方法として、店舗での受け取り、及び、指定した住所への配送の少なくとも一方を指定可能であってもよい。前者の場合、当該ウェブサイトは、受け取る店舗の指定ができてもよい。また、後者の場合、当該ウェブサイトは、配送先の住所の指定ができてもよい。店舗は、顧客によりウェブ上での処理に基づき、決済済みの商品を所定の顧客向けに取り置きしたり、決済済みの商品を所定の顧客向けに配送する準備をしたりする。

なお、店舗システム10は、各種関連情報を送信済みの顧客を、通知リストから削除したり、通知済みである旨を登録したりしてもよい。以降、これらの処理をなされた顧客に対する関連情報の送信はなされなくなる。

次に、図7及び図8のフローチャートを用いて、本実施形態の店舗システム10の処理の流れの一例を説明する。

図7は、通知リストに登録する処理、及び、関連情報を顧客に送信する処理のフローを示す。店舗システム10は、複数の情報取得部11−1乃至11−Nを介した顧客IDの入力待ち状態となっている(S10)。処理を終了する入力がない間(S14のNo)、店舗システム10は当該待ち状態を継続する。

任意の第1の情報取得部11−Aが顧客IDを取得すると(S10のYes)、店舗システム10の登録部12は、その顧客IDを、第1の情報取得部11−Aに対応する商品(第1の商品)に対応付けて、通知リストに登録する(S11)。

その後、店舗システム10の送信部13は、新たに登録された顧客に通知する関連情報がその時点で存在するか確認する(S12)。

例えば、送信部13は、図6に示す発注履歴において、入荷前、かつ、入荷予定日や入荷日が決定している第1の商品の登録があるか確認する。そして、登録がある場合、顧客に通知する関連情報が存在すると判断する(S12のYes)。そして、送信部13は、その商品の次回入荷予定日や次回入荷日等を、顧客に送信する(S13)。

また、送信部13は、任意のタイミングで、所定のURLを顧客に送信することができる。例えば、送信部13は、次回入荷予定日や次回入荷日等と共に、所定のURLを顧客に送信する。所定のURLは上述の通りである。以降、処理を終了する入力がない間(S14のNo)、店舗システム10は同様の処理を繰り返す。

図8は、関連情報を顧客に送信する処理のフローを示す。店舗システム10は、新規情報(新たな関連情報)の待ち状態となっている(S20)。処理を終了する入力がない間(S23のNo)、店舗システム10は当該待ち状態を継続する。

新規情報を取得(例:図6の発注履歴が更新)すると(S20のYes)、送信部13は、新規情報がいずれの商品に関する情報か特定した後、特定した商品に通知リストにおいて対応付けられている顧客を、通知相手として抽出する(S21)。そして、送信部13は、抽出した顧客に向けて新規情報を送信する(S22)。以降、処理を終了する入力がない間(S23のNo)、店舗システム10は同様の処理を繰り返す。

以上説明した本実施形態の店舗システム10によれば、顧客は、店舗において興味を持った商品に対応する情報取得部11−1乃至11−Nに自身の顧客識別情報を読み取らせるという「単純な作業」を行うだけで、以降、自身の送信先に送付させる形で、当該商品の関連情報を取得することができる。かかる場合、顧客に提供する情報において、「比較的短い時間で確認し、出力できる情報」という縛りがかからない。このため、あらゆる情報を顧客に提供できる。

例えば、購入希望商品が品切れ状態の場合、また、陳列されている商品の数が購入希望数に満たない場合等に、顧客は、その商品に対応する情報取得部11−1乃至—Nに自身の顧客識別情報を読み取らせることができる。すると、以降、自身の送信先に、その商品の次回入荷予定日、次回入荷日、入荷通知等が送信されてくる。顧客は、任意のタイミングで任意の場所で送信されてきたメッセージを確認することで、それらの関連情報を閲覧できる。そして、顧客は、このような有益な情報に基づき、その商品をその店舗で購入するか否か等を判断することができる。

また、店舗システム10は、商品を取り置きするか否かを指定するためのウェブサイトのURLを、関連情報として顧客に提供することができる。顧客は、関連情報として受け取った各種情報(例:商品の次回入荷予定日、次回入荷日、入荷通知)に基づき、その商品をその店舗で購入すると判断した場合、当該URLで特定される所定のウェブサイトにアクセスし、「その商品の取り置き依頼」を行うことができる。このため、顧客は、店舗に行った際に、入荷を確認した商品がすべて売れてしまい、品切れであるという不都合を回避できる。

また、店舗システム10は、商品の決済手続きを行うためのウェブサイトのURLを、関連情報として顧客に提供することができる。顧客は、関連情報として受け取った各種情報(例:商品の次回入荷予定日、次回入荷日、入荷通知)に基づき、その商品をその店舗で購入すると判断した場合、当該URLで特定される所定のウェブサイトにアクセスし、「その商品の決済手続き」を行うことができる。このため、顧客は、その商品を購入できないという不都合を回避できる。また、商品の受け取り方法として指定した住所への配送を選択することで、再度店舗に行くという面倒な作業を回避できる。

また、店側は、各種関連情報を顧客に提供することで、販売機会を逃す不都合を軽減し、売上を大きくすることができる。

<第2の実施形態> 本実施形態の店舗システム10は、第1の実施形態で説明した構成に加えて、複数の商品各々の在庫確認の要求を受付ける手段、及び、その結果を顧客に提供する手段等を有する。以下、説明する。

店舗システム10のハードウエア構成の一例は、第1の実施形態と同様である。

図9に、店舗システム10の機能ブロック図の一例を示す。図示するように、店舗システム10は、複数の情報取得部11−1乃至11−N(Nは2以上の整数)と、登録部12と、送信部13と、複数のボタン14−1乃至14−Nと、複数のディスプレイ15−1乃至15−Nと、確認部16と、表示制御部17とを有する。確認部16はサーバに備えられる。複数のディスプレイ15−1乃至15−Nは、互いに物理的に分離したN個の装置(電子棚札)各々に備えられる。表示制御部17は、サーバに備えられてもよいし、複数のディスプレイ15−1乃至15−N各々を備えるN個の装置(電子棚札)各々に備えられてもよい。

情報取得部11−1乃至11−N(Nは2以上の整数)、登録部12及び送信部13の構成は、第1の実施形態と同様である。

ボタン14−1乃至14−N各々は、商品陳列棚に複数の商品各々に対応して設置される。複数のボタン14−1乃至14−Nは、物理ボタンであってもよいし、ディスプレイ15−1乃至15−Nがタッチパネルディスプレイである場合、タッチパネルディスプレイに表示されたボタン等であってもよい。

ディスプレイ15−1乃至15−N各々は、商品陳列棚に複数の商品各々に対応して設置される。

図10に、本実施形態の商品陳列棚100の一例を模式的に示す。図では、5段の商品陳列棚100が表示されている。当該商品陳列棚100には、5種類の商品(不図示)が陳列される。5種類の商品各々に、1つの段が割り当てられている。そして、各段に対応して、情報取得部11−1乃至11−5、ボタン14−1乃至14−N、及び、ディスプレイ15−1乃至15−5が設置されている。図では、情報取得部11−1乃至11−Nの一例であるリーダを表示している。

図9に戻り、確認部16は、複数のボタン14−1乃至14−Nの中の任意のボタン14−B(Bは1以上N以下の整数)が押されると、ボタン14−Bに対応した商品の在庫確認を行う。すなわち、複数のボタン14−1乃至14−Nの中のいずれかが押されると、その旨が確認部16に通知される。

ここでの在庫は、商品陳列棚100に陳列されておらず、かつ、店舗に保管されている商品の在庫である。

在庫を確認する手段は特段制限されないが、以下一例を説明する。例えば、予め、在庫がある商品を登録した在庫リストが作成されていてもよい。そして、確認部16は、当該在庫リストを確認することで、各商品の在庫の有無を判断してもよい。

在庫リストの作成方法は特段制限されない。例えば、店員による手入力で作成されてもよい。

その他、コンピュータによる処理で、在庫リストが生成されてもよい。例えば、コンピュータには、在庫商品を撮影した画像ファイルが入力されてもよい。そして、当該画像ファイルと、予め登録さている複数の商品各々の外観の特徴量とを用いた照合処理により、コンピュータは、在庫のある商品を特定し、特定結果に基づき在庫リストを作成してもよい。

例えば、在庫商品をまとめて保管する場所を撮影することで、複数の在庫商品を含む画像ファイルが生成されてもよい。店員がカメラを手に持ち撮影してもよいし、固定カメラで撮影してもよい。

表示制御部17は、在庫確認の結果を、任意のボタン14−Bを押された商品に対応したディスプレイ15−Bに表示させる。例えば、表示制御部17は、在庫の有無を、ディスプレイ15−Bに表示させる。

表示制御部17は、その他の情報をディスプレイ15−Bに表示してもよい。なお、表示させる情報は、確認及び出力に時間をあまり要さないものとするのが好ましい。このようにすると、情報の表示待ちで、顧客をディスプレイ15−Bの前に拘束する時間を小さくできる。例えば、ボタン14−Bを押された時点で、図6に示す発注履歴において、ボタン14−Bに対応した商品が、入荷前、かつ、入荷予定日や入荷日が決定している状態で登録されている場合、表示制御部17は、その商品の次回入荷予定日や次回入荷日等をディスプレイ15−Bに表示してもよい。

次に、図11のフローチャートを用いて、本実施形態の店舗システム10の処理の流れの一例を説明する。なお、店舗システム10は、当該処理に加えて、第1の実施形態で説明した図7及び図8のフローチャートで示される処理を実行できる。例えば、実際の買物シーンでは、顧客は、在庫確認を行った後に、関連情報を取得するための操作を行うことが考えられる。在庫確認は、以下で説明する図11のフローで実現される。関連情報の取得は、図7や図8のフローで実現される。

店舗システム10は、複数のボタン14−1乃至14−Nの押下待ち状態となっている(S30)。処理を終了する入力がない間(S33のNo)、店舗システム10は当該待ち状態を継続する。

任意のボタン14−Bが押されると(S30のYes)、店舗システム10の確認部16は、ボタン14−Bに対応した商品の在庫確認を行う(S31)。そして、店舗システム10の表示制御部17は、在庫確認の結果を、その商品に対応したディスプレイ15−Bに表示させる(S32)。以降、処理を終了する入力がない間(S33のNo)、店舗システム10は同様の処理を繰り返す。

以上、説明した本実施形態の店舗システム10によれば、第1の実施形態と同様の作用効果を実現できる。

また、本実施形態の店舗システム10によれば、在庫確認の結果等の確認及び出力に時間をあまり要さない情報を、商品陳列棚100に設置されたディスプレイ15−1乃至15−Nに表示させることができる。顧客は、在庫確認の結果等を、その場で迅速に把握することができる。

<第3の実施形態> 本実施形態の店舗システム20は、第2の実施形態で説明した複数のボタン14−1乃至14−N、及び、複数のディスプレイ15−1乃至15−Nを有する。そして、店舗システム20は、任意のボタン14−Bを押されると(1回目の押下)、在庫確認の結果をディスプレイ15−Bに表示し、ボタン14−Bを再度押されると(2回目の押下)、その旨を店員に通知する。以下、説明する。

店舗システム20のハードウエア構成の一例は、第1の実施形態及び第2の実施形態の店舗システム10と同様である。

図12に、店舗システム20の機能ブロック図の一例を示す。図示するように、店舗システム20は、複数のボタン14−1乃至14−N(Nは2以上の整数)と、複数のディスプレイ15−1乃至15−Nと、確認部16と、表示制御部17と、通知部18とを有する。図示しないが、店舗システム20は、さらに、複数の情報取得部11−1乃至11−Nと、登録部12と、送信部13とを有してもよい。通知部18はサーバに備えられる。

複数の情報取得部11−1乃至11−N、登録部12、送信部13、複数のボタン14−1乃至14−N及び複数のディスプレイ15−1乃至15−Nの構成は、第1及び第2の実施形態と同様である。

確認部16は、ボタン14−Bの1回目の押下に応じて、ボタン14−Bに対応した商品の在庫確認を行う。ボタン14−Bの1回目の押下は、在庫確認の結果がディスプレイ15−Bに表示されていない状態でのボタン14−Bの押下、又は、直前のボタン14−Bの押下から所定時間(設計的事項)経過後になされたボタン14−Bの押下である。なお、確認部16による在庫確認処理は、第2の実施形態と同様である。

表示制御部17は、確認部16による在庫確認の結果を、ボタン14−Bに対応したディスプレイ14−Bに所定時間(設計的事項)の間、表示させる。すなわち、在庫確認の結果の表示開始時点から所定時間経過すると、ディスプレイ15−Bにおける在庫確認の結果の表示は終了する。表示制御部17のその他の構成は、第2の実施形態と同様である。

通知部18は、ボタン14−Bの2回目の押下に応じて、その旨を店員に通知する。ボタン14−Bの2回目の押下は、在庫確認の結果がディスプレイ15−Bに表示されている状態でのボタン14−Bの押下、又は、直前のボタン14−Bの押下から所定時間(設計的事項)経過前になされたボタン14−Bの押下である。通知内容は、例えば、陳列商品の補充を要求するための通知や、店員を顧客のもとに呼び出すための通知である。

ここで、図13に、本実施形態の商品陳列棚100の一例を模式的に示す。図では、5段の商品陳列棚100が表示されている。当該商品陳列棚100には、5種類の商品(不図示)が陳列される。5種類の商品各々に、1つの段が割り当てられている。そして、各段に対応して、ボタン14−1乃至14−N、及び、ディスプレイ15−1乃至15−5が設置されている。なお、さらに、格段に対応して、情報取得部11−1乃至11−Nが設置されてもよい。

なお、表示制御部17は、在庫確認の結果の表示とともに、店員を呼ぶか否かの選択を顧客にさせるための情報をディスプレイ15−Bに表示させることもできる。図15に、ディスプレイ15−Bに表示させる情報の一例を示す。この例においては、通知部18は、顧客により店員を呼ぶことを選択された場合、その旨を店員に通知する。

ところで、上述のように本実施形態の店舗システム10は、ボタン14−Bを押下されると、その都度、当該押下を「1回目の押下」及び「2回目の押下」のいずれかに分類する。ボタン14−Bの累積押下回数や、同じ人物による連続押下回数に関わらず、店舗システム10は、各押下を「1回目の押下」及び「2回目の押下」のいずれかに分類する。

本実施形態の店舗システム10は、ボタン14−Bが押下された際に、当該押下が「1回目の押下」及び「2回目の押下」のいずれであるかを判断する必要がある。当該判断は、サーバが行ってもよいし、ボタン14−Bやディスプレイ15−Bを含む電子棚札が行ってもよい。

ここで、図16に、上記判断を行う電子棚札30の機能ブロック図の一例を示す。本実施形態の店舗システム20は、複数の電子棚札30を有する。複数の電子棚札30各々は、商品陳列棚100に各商品に対応して設置される。

図16に示すように、各電子棚札30は、ボタン14と、ディスプレイ15と、送信部31と、判断部33とを有する。

ボタン14及びディスプレイ15は、商品陳列棚に商品に対応して設置される。ボタン14は、上述したボタン14−1乃至14−Nの中の1つである。ディスプレイ15は、上述したディスプレイ15−1乃至15−Nの中の1つである。

判断部33は、ボタン14が押下された際に、それが1回目の押下及び2回目の押下のいずれであるかを判断する。ボタン14の1回目の押下は、在庫確認の結果がディスプレイ15に表示されていない状態でのボタン14の押下、又は、直前のボタン14の押下から所定時間経過後になされたボタン14の押下である。ボタン14の2回目の押下は、在庫確認の結果がディスプレイ15に表示されている状態でのボタン14の押下、又は、直前のボタン14の押下から所定時間経過前になされたボタン14の押下である。

送信部31は、ボタン14の1回目の押下に応じて、商品の在庫確認を行わせる信号(第1の信号)をサーバに送信する。そして、送信部31は、ボタン14の2回目の押下に応じて、店員に通知させるための信号(第2の信号)をサーバに送信する。

次に、図14のフローチャートを用いて、本実施形態の店舗システム20の処理の流れの一例を説明する。なお、店舗システム20は、当該処理に加えて、第1の実施形態で説明した図7及び図8のフローチャートで示される処理を実行してもよい。

店舗システム20は、複数のボタン14−1乃至14−Nの押下待ち状態となっている(S40)。処理を終了する入力がない間(S45のNo)、店舗システム20は当該待ち状態を継続する。

任意のボタン14−Bに対する押下がなされると(S40のYes)、判断部33は何回目の押下か判断する(S41)。1回目の押下の場合、確認部16は、ボタン14−Bに対応した商品の在庫確認を行う(S42)。そして、表示制御部17は、在庫確認の結果を、その商品に対応したディスプレイ15−Bに表示させる(S43)。以降、処理を終了する入力がない間(S45のNo)、店舗システム20は同様の処理を繰り返す。

一方、2回目の押下の場合、通知部18は、その旨を店員に通知する(S44)。以降、処理を終了する入力がない間(S45のNo)、店舗システム20は同様の処理を繰り返す。

以上、説明した本実施形態の店舗システム20によれば、第1及び第2の実施形態と同様の作用効果を実現できる。

また、本実施形態の店舗システム20によれば、ボタン14−1乃至14−N各々に、「在庫確認の依頼」と「店員の呼び出し」という2つの機能を備えさせることができる。結果、設備装置の負担を軽減しつつ、必要な機能を店舗システム20に備えさせることができる。また、顧客は、在庫確認の結果を閲覧することで、店員を呼び出す必要がなくなる場合がある。「在庫確認の結果を表示した後に店員を呼び出す」という構成にすることで、不必要に店員を呼び出す不都合を軽減できる。また、顧客によっては、在庫確認や店員呼出しの意図がなくても、興味本位でボタンを押下することも想定される。これに対し、「在庫確認の結果を表示した後に店員を呼び出す」という構成にすることで、1回目の押下で顧客に在庫状況を確認させ、例えば、2回目の押下で顧客の購入意思を確認したうえで店員を呼び出すことができる。この結果、興味本位でボタンが押下されて、陳列商品があるにも関わらず店員に陳列要求の通知がなされたり、不必要に店員が呼び出されたりするという不都合を解消することができる。

以下、参考形態の例を付記する。 1. 商品陳列棚に複数の商品各々に対応して設置された複数の情報取得手段と、 第1の前記情報取得手段を介して顧客識別情報が入力されると、前記第1の情報取得手段に対応した前記商品に前記顧客識別情報を対応付けて通知リストに登録する登録手段と、 前記通知リストに登録されている前記顧客識別情報に対応した送信先に、前記顧客識別情報各々に対応付けられている前記商品の関連情報を送信する送信手段と、 を有する店舗システム。 2. 1に記載の店舗システムにおいて、 前記関連情報は、前記商品の次回入荷予定日、前記商品の次回入荷日、前記商品の入荷通知及びURLの中の少なくとも1つを含む店舗システム。 3. 2に記載の店舗システムにおいて、 前記URLは、前記商品を取り置きするか否かを指定するためのウェブサイトのURLである店舗システム。 4. 2に記載の店舗システムにおいて、 前記URLは、前記商品の決済手続きを行うためのウェブサイトのURLである店舗システム。 5. 4に記載の店舗システムにおいて、 前記ウェブサイトは、前記商品の受け取り方法の指定を受付ける店舗システム。 6. 5に記載の店舗システムにおいて、 前記商品の受け取り方法として、店舗での受け取り、及び、指定した住所への配送の少なくとも一方を指定可能である店舗システム。 7. 1から6のいずれかに記載の店舗システムにおいて、 前記商品陳列棚に前記複数の商品各々に対応して設置された複数のボタンと、 前記商品陳列棚に前記複数の商品各々に対応して設置された複数のディスプレイと、 前記ボタンが押されると、前記ボタンを押された前記商品の在庫確認を行う確認手段と、 前記在庫確認の結果を、前記ボタンを押された前記商品に対応する前記ディスプレイに表示させる表示制御手段と、 をさらに有する店舗システム。 8. 商品陳列棚に複数の商品各々に対応して設置された複数のボタンと、 前記商品陳列棚に前記複数の商品各々に対応して設置された複数のディスプレイと、 前記ボタンの1回目の押下に応じて、前記ボタンを押された前記商品の在庫確認を行う確認手段と、 前記在庫確認の結果を、前記ボタンを押された前記商品に対応する前記ディスプレイに表示させる表示制御手段と、 前記在庫確認の結果が前記ディスプレイに表示されている状態での前記ボタンの押下、又は、直前の前記ボタンの押下から所定時間経過前になされた前記ボタンの押下である2回目の押下に応じて、店員に通知する通知手段と、 を有し、 前記ボタンの1回目の押下は、前記在庫確認の結果が前記ディスプレイに表示されていない状態での前記ボタンの押下、又は、直前の前記ボタンの押下から前記所定時間経過後になされた前記ボタンの押下である店舗システム。 9. 商品陳列棚に商品に対応して設置されたボタンと、 前記商品陳列棚に前記商品に対応して設置されたディスプレイと、 前記ボタンの1回目の押下に応じて、前記商品の在庫確認を行わせる信号をサーバに送信し、前記在庫確認の結果が前記ディスプレイに表示されている状態での前記ボタンの押下、又は、直前の前記ボタンの押下から所定時間経過前になされた前記ボタンの押下である2回目の押下に応じて、店員に通知させる信号を前記サーバに送信する送信手段と、 を有し、 前記ボタンの1回目の押下は、前記在庫確認の結果が前記ディスプレイに表示されていない状態での前記ボタンの押下、又は、直前の前記ボタンの押下から前記所定時間経過後になされた前記ボタンの押下である電子棚札。 10. 商品陳列棚に複数の商品各々に対応して設置された複数の情報取得手段を有する店舗システムのコンピュータが、 第1の前記情報取得手段を介して顧客識別情報が入力されると、前記第1の情報取得手段に対応した前記商品に前記顧客識別情報を対応付けて通知リストに登録する登録工程と、 前記通知リストに登録されている前記顧客識別情報に対応した送信先に、前記顧客識別情報各々に対応付けられている前記商品の関連情報を送信する送信工程と、 を実行する店舗システムの処理方法。 11. 商品陳列棚に複数の商品各々に対応して設置された複数の情報取得手段を有する店舗システムのコンピュータを、 第1の前記情報取得手段を介して顧客識別情報が入力されると、前記第1の情報取得手段に対応した前記商品に前記顧客識別情報を対応付けて通知リストに登録する登録手段、 前記通知リストに登録されている前記顧客識別情報に対応した送信先に、前記顧客識別情報各々に対応付けられている前記商品の関連情報を送信する送信手段、 として機能させるプログラム。 12. 商品陳列棚に複数の商品各々に対応して設置された複数のボタンと、 前記商品陳列棚に前記複数の商品各々に対応して設置された複数のディスプレイと、 を有する店舗システムのコンピュータが、 前記ボタンの1回目の押下に応じて、前記ボタンを押された前記商品の在庫確認を行う確認工程と、 前記在庫確認の結果を、前記ボタンを押された前記商品に対応する前記ディスプレイに表示させる表示制御工程と、 前記在庫確認の結果が前記ディスプレイに表示されている状態での前記ボタンの押下、又は、直前の前記ボタンの押下から所定時間経過前になされた前記ボタンの押下である2回目の押下に応じて、店員に通知する通知工程と、 を有し、 前記ボタンの1回目の押下は、前記在庫確認の結果が前記ディスプレイに表示されていない状態での前記ボタンの押下、又は、直前の前記ボタンの押下から前記所定時間経過後になされた前記ボタンの押下である店舗システムの処理方法。 13. 商品陳列棚に複数の商品各々に対応して設置された複数のボタンと、 前記商品陳列棚に前記複数の商品各々に対応して設置された複数のディスプレイと、 を有する店舗システムのコンピュータを、 前記ボタンの1回目の押下に応じて、前記ボタンを押された前記商品の在庫確認を行う確認手段、 前記在庫確認の結果を、前記ボタンを押された前記商品に対応する前記ディスプレイに表示させる表示制御手段、 前記在庫確認の結果が前記ディスプレイに表示されている状態での前記ボタンの押下、又は、直前の前記ボタンの押下から所定時間経過前になされた前記ボタンの押下である2回目の押下に応じて、店員に通知する通知手段、 として機能させ、 前記ボタンの1回目の押下は、前記在庫確認の結果が前記ディスプレイに表示されていない状態での前記ボタンの押下、又は、直前の前記ボタンの押下から前記所定時間経過後になされた前記ボタンの押下であるプログラム。

1A プロセッサ 2A メモリ 3A 入出力I/F 4A 周辺回路 5A バス 10 店舗システム 11−1乃至11−N 情報取得部 12 登録部 13 送信部 14 ボタン 14−1乃至14−N ボタン 15 ディスプレイ 15−1乃至15−N ディスプレイ 30 電子棚札 31 送信部 33 判断部 16 確認部 17 表示制御部 18 通知部 20 店舗システム 100 商品陳列棚

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