Freely winding safety device

申请号 JP51968297 申请日 1996-05-06 公开(公告)号 JP3953516B2 公开(公告)日 2007-08-08
申请人 アルファ・エンタープライジーズ・インコーポレイテッド; 发明人 アルフォード,ウィリアム・ジィ; イエイガー,ローレンス・アール; ギャラガー,クリストファー・ジィ; マーシリオ,ロナルド・エム; ワイズバーン,ジェイムズ・ティ;
摘要
权利要求
  • 物体のまわりに配置して前記物体が開放されないようにする安全装置であって、前記装置は、
    物体のまわりに設けられて固定される第1および第2のケーブルを含むケーブル手段と、
    ケーブル手段に接続されケーブル手段を物体のまわりで締めるためのラチェット手段と、
    ベースおよびベースに解放可能にスナップばめされるファスナを含む2部分からなるロック部材とを含み、前記部分の各々は、ケーブル手段に接続され、前記ケーブル手段を物体のまわりで解放可能にロックするために互いに解放可能に係合し、
    前記第1のケーブルはラチェット手段とロック部材のベースとの間に延在しかつラチェット手段とロック部材のベースとに接続され、第2のケーブルはラチェット手段とロック部材のファスナとの間に延在しかつラチェット手段とロック部材のファスナとに接続される、安全装置。
  • ファスナはロックタブを含み、ベースはファスナのロックタブと協働してファスナを前記ベースに解放可能に固定する金属歯を含む、請求項1に記載の安全装置。
  • 金属歯をファスナから外すためのロック解除用具を含み、前記用具は前記金属歯をロックタブから外す磁石を含む、請求項2に記載の安全装置。
  • ロック解除用具は、ベースと、ベースに間隔をおいた関係で載置される1対の永久磁石と、ロック部材を間隔をおかれた磁石間で位置決めして金属歯をロックタブから解放するための位置決め手段とを含む、請求項3に記載の安全装置。
  • 位置決め手段は、ベースに載置され間隔をおかれた磁石間に延在するリブである、請求項4に記載の安全装置。
  • ベースは金属歯をベース内に隠すカバープレートを含む、請求項2に記載の安全装置。
  • ガイドリブがロック部材のベースに載置され、ファスナと滑動可能に係合してファスナをベースに解放可能に固定する補助をする、請求項2に記載の安全装置。
  • ラチェット手段は、ハウジングと、前記ハウジング内に回転可能に載置されケーブル手段を支持するためのリールと、リールと作動的に係合しリールを固定位置でラッチしてケーブル手段を物体のまわりで締め続ける歯止めとを含む、請求項1に記載の安全装置。
  • リールは、ハブ 、軸受部材およびギアを含み、前記ギアの外端部のまわりには複数の歯が形成された 、請求項8に記載の安全装置。
  • 複数の開口部がケーブル手段の拡大された端部を受入れるためにハブに形成されて前記ケーブル手段をハブに固定する、請求項9に記載の安全装置。
  • 第1および第2のケーブル のそれぞれは2つの端部を備え、
    2つの前記端部は、前記ハブに形成された前記開口部に受入れ保持され、
    前記端部のそれぞれは、隣接する前記開口部に対し直角の角度で配向されて対向する、ハウジングに形成された開口部を通して延在する 、請求項9に記載の安全装置。
  • 装置はラチェット用具を含み、歯止めはラチェット用具の多側面の第1の部分と係合して前記歯止めを前記リールとの作動的係合から外れるように移動させるための多側面のボアを有する開口部とともに形成される 、請求項 に記載の安全装置。
  • ラチェット用具は多側面の第2の部分を含み、ハブはラチェット用具の第2の部分と係合してリールを回転させケーブル手段を物体のまわりで締めるための多側面のボアとともに形成される 、請求項1 に記載の安全装置。
  • 物体のまわりに配置して前記物体が開放されないようにする安全装置であって、前記装置は、
    物体のまわりに設けられて固定されるケーブル手段と、
    ケーブル手段に接続されケーブル手段を物体のまわりで締めるためのラチェット手段と、
    ベースおよびベースに解放可能にスナップばめされるファスナを含む2部分からなるロック部材とを含み、前記ロック部材の各部分はケーブル手段に接続され、前記部分は前記ケーブル手段を物体のまわりで解放可能にロックするために互いに解放可能に係合し、前記ファスナはロックタブを含み、ベースはファスナのロックタブと協働してファスナを解放可能に前記ベースに固定する金属歯を含み、前記装置はさらに、
    金属歯をファスナのロックタブから外すための磁石を有するロック解除用具を含む、安全装置。
  • 说明书全文

    発明の背景
    技術分野
    本発明は安全装置に関する。 より具体的には、本発明は種々の大きさの箱、書物またはその他類似の構造の品物のまわりに巻付けられこれらを閉位置で固定する調節可能な安全装置に関する。 さらに具体的には、本発明は、品物のまわりに巻付けられラチェット部材とロック部材との間に延在する複数のワイヤまたはケーブルを含む、自在巻付け安全装置に関する。 ラチェット部材およびロック部材はともに操作するのに特別の道具が必要である。
    背景情報
    小売店は、種々の高価な商品の入った箱、書物およびその他類似の構造のパッケージまたは物が開放されたり、その中身が店員の許可なしで持ち去られたり陳列中に損傷を受けたりすることから守るのに苦労している。 消費者は包装された高額な品物を購入しようと決断する前に目で見て点検することを望むことが多い。 店は、こうした高額な品物を販売のために陳列している間にいかにして盗難から守るかという問題に直面している。
    こうしたパッケージおよびその中に入っている品物を守るために用いられる1つの方法は、小売店のカウンターの後ろからのみ近づくことができる透明なガラスの陳列ケース内にその品物を入れることである。 消費者はガラスを通して品物を見ることができるが、販売員がその品物をケースから取出さない限り、品物に手を触れたり、箱に印刷されているかもしれない品物についての情報を読んだりすることができない。 しかしながら、大規模な小売店では、消費者が商品を購入することを希望し選択された商品を消費者に運ぶ際にその商品を盗難の危険にさらすことなく運ぶという問題が生じる。 あるやり方は、高価な品物または商品を含む箱を、消費者が精算担当の店員に持っていく前に消費者に渡したり消費者が受取ったりするのをごく近くで行なうことである。 しかしながらこうすると箱が盗難に遭いやすくなる。
    小売店が用いる他の方法は、品物をカタログに列挙して消費者にカタログから商品の注文をさせることである。 品物は裏手の保管領域から運ばれ、消費者が商品の受取りおよび支払いを同時に同じ場所で行なわねばならないようにし、消費者が無許可で店から商品を持ち出さないようにすることである。 消費者が購入前に品物を点検しないので、もし満足できなければ返金を求めて返品するという混乱に耐えねばならない。
    箱および箱状の構造もまた輸送機関による配送中に許可なしで開放される。 こうした品物は、従来の態様で包装されテープで閉じられているときには、受取人または発送人に知られずに、容易に開放および再封止可能である。 発送するパッケージをロック機構を備える安全容器の中に閉じ込めることはできるが、そのような容器は購入するには高額であり、パッケージのサイズおよび重量が増して、輸送により費用がかかるようになる。 窃盗を働こうとする者はまた、ロック機構を「こじ開ける」ことにより、またはできるならばダイヤル(組合せ)錠の組合せを推測することによって容器の中身に許可なしで近づくことができる。
    パッケージまたは物を、小売店で陳列されているときまたはある場所から別の場所へと輸送されているときに閉位置で固定するという問題を適切に解決したロック装置についての先行技術はほとんどない。 先行技術による安全装置には、品物のまわりに巻かれある種のロック機構により固定されるワイヤを含むものがある。 たとえば、特許第3,611,760号は、ハウジング内に設けられた格納式ケーブルを利用するロック装置を開示しており、このロック装置ではケーブルは物体のまわりで輪にして巻かれて固定されダイヤル錠によってハウジング内で固定される。
    特許第4,756,171号は、物体のまわりに延在して固定されるケーブルを、ロック部材内のクランクハンドルによりケーブルを締めるためにロック部材内に設けられた巻取りリールとともに有するロック装置を開示している。
    特許第4,896,517号は、ラチェットおよび歯止めロック機構を有するリールのまわりに巻かれるロックヘッドを備えたケーブルを有するロック装置を開示する。 ロックヘッドはロック機構と係合してケーブルをロックされた位置で固定する。
    特許第5,156,028号は、ロックケーブルが接続される、ラチェット状の巻上げリールを用いた持ち運び可能なロック装置を開示している。
    その他の先行技術の安全装置は、種々の品物を固定するための他の方法を提示している。 特許第3,831,407号は、物体のまわりに延在して固定される複数の可撓性ワイヤ状部材からなるロック装置を開示しており、チェーンの開放端部はロックにより固定される。
    特許第4,418,551号は、自動販売機のような矩形の物体のまわりに設けられる安全装置を開示する。 この装置は、矩形の物体のいくつかの部分のまわりで延在するストラップ構造と、開放および閉鎖位置間で移動可能なドアと、ドアを閉位置でロックするロック機構とを含む。
    特許第4,930,324号は、クラスプ(留め金)部材をハウジングにロックする、ロックハウジング内に回転可能に設けられたタンブラを有する、ロック可能なバックル(締め金)を開示する。
    これらの先行技術の装置は意図された目的については適切であるが、これら先行技術の装置の中には、複数のケーブルまたはケーブルの部分を種々の大きさの箱状構造のまわりで締めるために道具を用いるラチェット部材を有し、かつ2部分からなるロック部材を有する、持ち運び可能な軽量の装置を含むものはない。 上記2部分からなるロック部材はスナップばめされ、箱内に含まれる品物をその場所から移動させる前に磁石アームを備えるロック解除具またはキーを用いてこの2部分からなるロック部材を解除する。
    したがって、ラチェット部材とロック部材とを含み、装置を動作させるのに2つの別個の道具を用い、パッケージの6つの側面すべてを囲み、装置がパッケージから取り去られた後にのみ解放可能な1方向ラチェットを含み、無限に再使用でき、パッケージのサイズまたは重量を大幅に増大させず、種々の大きさの箱に対し容易に調節できる、自在安全装置に対する需要がある。 我々が知っており、上記のような効果を達成するような安全装置はない。
    発明の概要
    本発明の安全装置は、箱、パッケージ、書物またはその他類似の構造の6側面すべてを取囲みロックする複数のワイヤまたはケーブルを含む。 ケーブルは、複数の歯を備えるギアおよびその歯と係合する1方向の歯止めを含むラチェット部材と、ベースにスナップばめされロック解除のためにロック解除具を必要とするロック部材との間に延在する。 1方向ラチェットはまた、保護されるパッケージのまわりでケーブルを締めるための道具と、装置がパッケージから取外された後にラチェット部材の後側からのみラチェットの歯から外されることができる歯止めとを必要とする。
    それゆえに、上記に従うと、本発明の目的は、ラチェット部材と、ロック部材と、上記部材間でかつ物体のまわりで延在し閉位置で固定される複数のケーブルとを含む安全装置を提供することを含む。
    本発明の他の目的は、装置のロックおよびロック解除、ならびに装置によって保護されている品物のまわりでケーブルを締めるために2つの別個の道具を必要とする、安全装置を提供することである。
    本発明のさらに他の目的は、物体またはパッケージの6つの側面すべてを囲む安全装置を提供することである。
    本発明のさらに他の目的は、装置がパッケージから取除かれた後にのみ解放されることができる1方向ラチェットを含む安全装置を提供することである。
    本発明の他の目的は、無限に再使用可能であり、パッケージのサイズまたは重量を大幅に増大させることなく、化学薬品および分による影響を容易に受けない強度の高いプラスチック材料から形成することができる安全装置を提供することである。
    上記の目的および利点は、本発明の安全装置によって得られ、この装置の包括的な性質は、物体のまわりに設けて固定されるケーブル手段と、ケーブル手段に接続されケーブル手段を物体のまわりで締めるためのラチェット手段と、2部分からなるロック部材とを含むものとして述べることができ、上記2部分の各部分はケーブル手段に接続され、上記2部分は上記ケーブル手段を物体のまわりで解放可能にロックするために互いに解放可能に係合している。
    【図面の簡単な説明】
    出願人が原理の適用を意図するベストモードを示す本発明の好ましい実施例については、以下の記載で説明され、図面において示され、添付の請求の範囲において特定的にかつ明確に指摘および説明される。
    図1は、パッケージに載置および固定される本発明の自在安全巻付けを示す斜視図であり、部分的に除去されている。
    図2は、ロック解除位置にある安全装置のロック部材の分解斜視図である。
    図3は図2と同様の斜視図であるが、ロック金属歯がベース内に設けられている。
    図4は、図2および3のロック部材の斜視図であるが、ファスナがベースにロック位置でスナップばめされカバーは取除かれていることを示す。
    図5は、図2−4のロック部材が完全に組立てられたものの斜視図である。
    図6は、完全に組立てられた本発明の安全装置のラチェット部材の底部斜視図であり、ケーブルの一部が外向きに延在している。
    図7は、図6のラチェット部材の分解斜視図である。
    図8は、図7のラチェットギアを裏返した位置で示した斜視図である。
    図9は、図7のラチェット部材の分解断面図である。
    図10は、図13の線10−10に沿うラチェット部材の断面図である。
    図11は、図13の線11−11に沿うラチェット部材の断面図である。
    図12は、ギアから外されたラチェット歯止めを示す、図6のラチェット部材の上面断面図である。
    図13は、図6のラチェット部材の底面立面図であり、底面の一部が除去されている。
    図14は、ラチェット具の斜視図である。
    図15は、ロック部材のためのロック解除具の斜視図である。
    図面において同様の数字は同様の部分を指すものとする。
    好ましい実施例の説明
    本発明の自在巻付け安全装置は図1において包括的に1で示され、パッケージ2に固定されて示されている。 安全装置1は、ロック部材3と、ラチェット部材4と、複数の接続ケーブル5とを含む。 ロック部材3は2つの主要な構成要素を含み、ファスナ7(図2−5)は楕円形状のベース8に挿入されてロックされる。 ファスナ7は形状のラグ11と一体的に形成されラグ11から延在する脚10(図2および3)を有する。 脚10は、2つの間隔がおかれた総体的に並列するタング15および16の中間の矩形状の中央ポスト13を含む。 U形状の溝14がポスト13の後側に形成される。 各タング15および16の一方端の度はポスト13に向かって内側に付けられており、ポスト13ならびにタング15および16は自由端17で一体的に接続される。 端部17は、タング15および16の内側に向かって角度が付けられた部分を超えて延在し平坦なロックタブ19を形成する丸いエッジ18を有する。
    円形の開口部22がラグ11内に形成され、ケーブル5が通過することを可能にする。 1対のノッチ23がラグ11の各側の平らな側面に形成され、以下で更に詳細に説明するように、ファスナ7をベース8内へ案内する補助をしそこでファスナ7を中央部で安定させる。
    ベース8は、底部材26の周囲に部分的に延在する直立の湾曲した側壁27と、壁27の対向する端部から内向きに延在する1対の端壁28とを含む。 1対の先細りの尖鋭部29が内向きに垂直に各端壁28の端部から延在する。 1対のタブ30が内向きに尖鋭部29の先細りにされた端縁に並列して延在し、さらに外側の壁27と尖鋭部29との間で端壁28から延在する。 1対の実質的にL形状の金属歯35が尖鋭部29とタブ30との間に挿入されそこで固定され、内向きの角度で延在して第2の端壁39の近くで終端をなす(図3および4)。
    壁39は端壁28から間隔がおかれ端壁28に並列し、第3の端壁40は第2の端壁39から外に向かい間隔がおかれ第2の端壁39と並列し、その間でチャネル42を形成し、このチャネルを通してケーブル5の他の部分が延在する。 長くされたリブ34は壁39と垂直をなし、内向きに部分的にベース8の底部材26の長手方向の長さに延在し、図4および5に示すようにロック部材3がロック位置にあるときファスナ7の溝14に受入れられる。 総体的に底部材26とほぼ同じ大きさの楕円形状のカバー44(図2−5)はベース8を囲み、側壁26の内側に形成され側壁26に沿って延在する総体的に楕円形状のショルダ45上に置かれる。
    本発明の特徴の1つに従うと、ファスナ7の脚10は、矢印A(図4)の方向に圧がファスナ7に加えられたとき尖鋭部29の間に滑り込み、脚10の溝14が受入れるリブ34によって案内される。 端部17の丸くされたエッジ18は、ファスナ7がベース8に挿入されるときに歯35を外向きに反らせる。 ファスナ7が完全にベース8に挿入されると、ラグ11は底部材26の開放領域36(図2および3)を占め、端壁28に当接する。 ノッチ23は、壁27の各端部に形成される1対のショルダ37を受入れ、金属歯35の弾性によりタング15および16の角度の付けられた外側部分近くのロック位置にスナップばめされる。 歯35は脚10のタブ19と協動し、ファスナ7がベース8から外れないようにする。
    好ましくは、ロック部材3は金属歯35を除き、比較的さびず、晒されるであろう化学薬品および厳しい環境による影響を受けない、軽量で強度の高いプラスチック材料から形成され、ベース8およびカバープレート44は一続きの部材として成形され、その後接着剤、超音波溶接、または他の種類の固定手段によって固定される。
    ラチェット部材4は、組立てられたものが図6において示され、解体されたものが図7において示される。 ラチェット部材4は、仕切り壁55により分割されて総体的に円形のコンパートメント51とより小さな隣接するコンパートメント53とにされるハウジング50を含む。 円形状の軸受部材54および円形状のギア56はコンパートメント51内に収容され、歯止め52はコンパートメント53内に収容される。 どちらのコンパートメント51および53も、ならびにそれらの中身も底プレート58により収められる。 円形開口60がハウジング50の前壁62に形成され、環状の溝または軸受表面64は円形開口60のまわりに形成される。 ハウジング50の側壁65は前壁62から垂直上向きに延在し、外向きに延在するリップまたはショルダ66を含み、底プレート58はハウジング50に固定されたときにこのリップまたはショルダ66上に載せられる。
    4つのU形状開口部68が正方形状の配置で側壁65に形成され、4つのケーブル部分がその中を通ることができるようにし、各ケーブル部は一般的に隣接する2つのケーブル部に垂直である。 底プレート58は、U形状の開口部68と整列しこれと協動して間に円形状の開口部70を形成する(図6)、弓形状の底部を備える4つのフランジ49を含む。
    別の円形開口73が軸受部材54の中央に形成され(図7)、軸受表面64に対応し軸受表面64が受入れる環状の節75(図9)が軸受部材54の底表面に形成される。 4つの可撓性突起部76(図7および9)は、外向きに延在するラッチタブ77を含み、軸受部材54と直交して延在し、正方形状に配置される。
    ギア56は図7および8において具体的に示され、図10および11に示すようにラチェット部材4が組立てられたときに軸受部材54に解放可能にラッチする。 複数の歯80がギア56の外側端縁部のまわりに延在する。 ギア56はさらに、ディスク形状のプレート82と、プレート82から垂直に延在する中央ハブ84とを含む。 4つの開口部85が、図12に示すようにケーブル5の各部の拡大された端部88を受入れ保持するためにハブ84に形成される。 4つの不規則形状の孔90がハブ84の一部を通して形成され、孔90と連通する4つの矩形状の孔91がギア56全体を通して形成される(図12)。 孔91は軸受部材54の突起部76を受入れ、ラッチタブ77が軸受部材54をギア56に固定してケーブル受入れリール100を形成できるようにする。
    ボア94がギア56の中央部を通して形成され、ボア94はギア56の中央部を通して形成され、ハブ84に形成される7面の面95を含み、小さな円形開口部96が7面の面95と同心でかつこれに隣接して環状のプレート99に形成され(図7、8、9および12)、大きな円形部97は円形開口部96および環状のプレート99と同心でかつこれらに隣接してプレート82に形成される。 環状の節101がギア56のプレート82の上面に、ボア94と同心で形成され、ラチェット部材4が図9および10に示すように組立てられたときに底プレート58に形成された軸受面71によって受入れられる。
    歯止め52は、円筒形ベース105(図7)と、5面の中央開口部107を有するより小さな円筒部106と、円筒形部105の側壁から延在する弾性ばね108と、歯止めキャッチ110とを含む。 歯止め52はコンパートメント53に設けられ、壁62に形成された円形のボス103の上に置かれる(図11)。 円筒形部106は、ハウジング50内で歯止め52を固定する、底プレート58に形成された相補形状の孔59を通して延在する(図6および7)。 弾性ばね108は側壁65の内側に圧力を加え、キャッチ110が仕切り壁55に形成された矩形状の開口部57を通して延在するように強制し、キャッチ110がギア56の歯80に選択的に接触するようにさせる(図13)。
    ギア56、軸受部材54およびハブ84は、スナップばめされたときにリール100を形成し(図10)、ラチェット部材4が以下のように動作を行なうときにケーブル5がリール100のまわりに巻かれたりそこから解かれたりする。 軸受部材54は前壁62上で円形のコンパートメント51内にあり、環状の節75は軸受面64にある。 2本のケーブル5がギア56のハブ84に挿入され、ケーブルの拡大された端部88各々は対向する開口部85で固定され、ケーブルの各端部は隣接する開口部に関し90°の角度で配向された対向する開口部70を通して延在する。 ギア56は上記のように軸受部材54にラッチされ、ハブ84の開放端部を囲みケーブルをその中でロックする。 歯止め52はコンパートメント53に配置され、底プレート58はリップ66に載置されてハウジング50に固定されコンパートメント51および53を閉じる。 ギア56の環状の節101は底プレート58の軸受面71にあり、環状の節75および軸受面64とともに、ギア56および軸受部材54が、ケーブル5がリール100から解放されるまたは回収されたときに回転できるようにする。
    動作の際、ラチェット部材4はボア94が露出してラチェット具115の7面の部分117を受入れるように(図1および13)パッケージ2(図1)の側面に対して配置される。 ファスナ7およびベース8はスナップばめされ(図4の矢印A)、ロック部材3をロック位置で固定し、自在巻付け1をパッケージ2のまわりで固定する。 ラチェット具115の面117は多面の面95に挿入され、ラチェット具115を回転させてギア56および軸受部材54を矢印Bの方向(図13)に回す。 歯止め52のキャッチ110はギア56が回転する際にギア56の歯80に受止められ、リール100が矢印Bと反対方向に回転しないようにする。
    ケーブル5はパッケージ2のまわりで締められ、ラチェット具115が矢印Bの方向に回転させられる際にリール100に回収される。 ラチェット具115は、ケーブル5、ロック部材3およびラチェット部材4がパッケージ2のまわりで強固に固定されるまで回転させられ、パッケージから安全装置1が外されないようにし、パッケージが許可なくして開放されないようにする。
    自在巻付け1は、図15の破線で示されるように、キーまたはロック解除具120をロック部材3に近接して配置することによって除去される。 ロック解除具120は、1対の角度を付けられた磁石サポートアーム121を備えるベース122を含み、サポートアーム121の上には永久磁石123が配置される。 サポートリブ124が、ロック部材3を磁石123間の位置に適切に位置決めし案内するためにベース122に形成され、ベース122から上向きに延在し、アーム121間に延在する。 磁石123の磁界により、金属歯35は端部17および特にファスナ7のロックタブ19がその間を通過するのに十分な距離だけ外向きに移動し、ファスナ7をベース8とのラッチ状態から手動で移動させるようにする。 一旦ロック部材3がロックを解除され、分離されると、ケーブル5は装置1をパッケージ2から取外せるぐらい十分に緩む。
    ラチェット具115の5面の部分118(図14)は、パッケージから取外された後の歯止め52の5面の開口部107に挿入されることができ、矢印Cの方向(図12)に回転させられ、ばね108を側壁65に対して押付けることによってキャッチ110を歯80から解放し、リール100が矢印Dで示すように自由に回転できるようにする。 キャッチ110が歯80から外れると、底プレート58とは別個の部材としてまたは底プレート58の一部として形成することができるロックアウトタブ61が、ばね108の傾斜した端部109により外向きに押圧される。 図11および図12に示すように、タブ61は、ばね108の傾斜した端部109と係合した際にばね108の外側端縁部109aと係合して図10の点線で示すように側壁65の周縁端部67の上方に延在した位置へとタブ61を動かす複数の傾斜を備える底部分を有するであろう。 こうして、ケーブル5を他のパッケージのまわりに配置するために自由に解くことができ、その後ラチェット具115の多面部分117を用いてリール100を回転させケーブル5を別のパッケージのまわりで締める。
    部材3をパッケージに押し当てることによりタブ61を内側に押してタブとばね108との係合を解除して、ロックアウトタブ61をばね108の傾斜した端部109から自動的に解放することにより、ばね108が図10、11および13の実線で示す作動位置へと戻ることができ、かつキャッチ110を歯80と係合できるように動かすことができる。 こうして自在巻付けを、上記のようにパッケージのまわりで固定することができる。
    このように、安全装置1はパッケージ2のまわりに巻かれて固定されパッケージが開放されないようにする。 ケーブル5はロック部材3のファスナ7とベースとを通して延在し、ファスナおよびベースはスナップばめされる。 金属歯35はロックタブ19の下でロックしファスナ7をベース8に固定する。 環状の節75および101はそれぞれ軸受面64および71にあり、軸受リール100がハウジング50内で自由に回転できるようにする。 歯止め52のキャッチ110もギア56の歯80で受止められ、リールが1方向のみに回転できるようにする。 さらに、ラチェット具115の7面のキー117によりリールを回転させてケーブル5を締めて固定し、自在巻付け1をパッケージ2のまわりで締めて固定する。 さらに、ロック解除具120の磁石123により金属歯5は外向きに反らされ、ファスナ7をベース8から解放することができ、さらに安全装置1をパッケージ2から取除くことができる。 ラチェット具115を用いて歯止め52を歯80から解放したり、ケーブル5を物体のまわりで締めたりする。 ロックアウト装置61によってもまた、ケーブル5を、安全装置を今後使用するために、リールに巻いて保存することができる。
    ケーブル5をプラスチック、鎖、繊維および類似の材料から形成し、上記説明で用いた“ケーブル”という用語がこれらを包含することは容易に理解される。 さらに、ロック部材3は、金属歯35を除き強度の高いプラスチック材料から形成され、水分、化学薬品および使用する際に置かれ得る他の厳しい環境の影響を受けないようにし、取付ける物体に損傷を与えないようにする。 同様に、ラチェット部材4も同様の強度の高いプラスチック材料から構成され、ロック部材3について先に延べたのと同様の利点をもたらす。
    電子品物監視タグ(EAS)112を、図1に示すようにロック部材3の後面に、またはラチェット部材4の後面に、パッケージを許可なしで持ち去ることができないようにするために、出口でEAS安全システムを備える小売店で用いる際に設けることができる。 このようにして、安全装置1を用いてパッケージまたは物体を閉位置で安全に保持し、このようなEAS安全システムを備える小売店から持ち去られないようにすることができる。
    たとえ窃盗を働こうとする者がハブの開口部94に物体を挿入したとしても、ロック歯止めを解放するのに使用されるロック部材3の開口部107はパッケージに押し当てられているために近づくことができないので、パッケージのケーブルを緩めるのではなくケーブルを締めるだけに終わってしまうであろう。
    このようにして、改良された安全装置は、簡略化され、列挙したすべての目的を達成し、先行技術による装置の難点を取除き、当該技術における問題を解決し新しい結果を得る効果的、安全、低コストかつ効率的な装置を提供する。
    上記の説明では、いくつかの用語は、簡潔、明確かつ理解を容易にするために用いているが、こうした用語は説明を目的として用いられており大きな範囲で解釈されることが意図されているため、先行技術の要求を超えた不必要な制限が含意されているものではない。
    さらに、この発明の説明および図示は例として挙げたものであり、本発明の範囲は示されたまたは説明された詳細な点に限定されるものではない。
    本発明の特徴、発見、および原理について述べてきたが、改良された安全装置が構成され使用される態様、構成の特徴、得られる有利、新規かつ有用な結果、新規かつ有用な構造、装置、構成要素、配置、部分、ならびに組合せについては添付の請求の範囲において述べられている。

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